株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

第一建設工業 1799

JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,298 円584 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,395 円601 億円差 −2.9%
10 年後から見ると 適正 価値 3,298 円584 億円 · 差 −2.9% · 期待の年率 +6.0%
期待の年率リターン(10 年)+6.0%資本コスト比 −2.0 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

第一建設工業は、JR東日本の線路と土木工事を請け負う鉄道工事会社だ。売上の7割強をJR東日本1社が占める。建築と不動産は脇役にとどまる。

筆者の結論は「適正」だ。堅い会社だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、10年後の価値は今の値段をわずかに下回る。

強みは、競争のない特命工事だ。土木の受注の95%は相手を決めた契約で、JR東日本は筆頭株主でもある。借金はゼロで、自己資本比率は86%を超える。

弱みは、客が1社しかないことだ。JR東日本が発注の形や価格を変えれば、稼ぎは一度に動く。しかも2026年3月期の営業利益率11.5%は、過去10年でも高い方にある。

10年の見立てでは、人手が増えない国で数量は伸びず、単価だけが物価並みに上がる。2031年度からの新幹線大規模改修は追い風だ。ただ、機械化が進めば人の数は要らなくなる。

還元は厚い。配当は5年で4倍になり、DOE3.5%以上と配当性向50%以上を掲げる。それでも利益の半分は社内に残り、自己資本が積み上がってROEを押し下げる。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、第一建設は「鉄道会社の子会社に近い、堅実な預金」のような会社だ。借金がなく、配当は増え続ける。事業が消える心配は小さい。ただ、預金より増える見込みが大きいわけではない。

10年後も、線路は敷かれ、直され続ける。しかし堀は広がらない。顧客は1社で、価格も量も相手が握る。強くなる材料は、新幹線の大規模改修と機械化の技術に限られる。

利益の半分は会社に残る。残った分は自己資本になり、ROEを押し下げる。大型の保線機械を除けば大きな設備投資が要らず、利益の大半が現金になる点は好ましい。

気になるのは、利益が山にあることだ。営業利益率は11%台で、会社の予想でも今期は営業利益が1割以上減る。

安全域は、今の値段にほとんどない。純現金が時価総額の4分の1あるのは心強い。だが、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない。筆者は、今の値段を割安とも割高とも言い切れない、適正の範囲と見る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は、JR東日本の線路を直し、新しく敷く仕事だ。線路の保守と更新、橋やトンネルなどの土木工事がこれにあたる。2026年3月期の完成工事高は、土木が約396億円、建築が約193億円だ。不動産は11億円ほどにとどまる。

顧客は事実上1社だ。JR東日本向けの売上は433億円で、全体の72%を占める。土木の受注の95%は特命、つまり相手を決めた契約だ。入札で戦う仕事ではない。

建築は別の顔をしている。受注の6割が競争入札で、民間のビルや学校、住宅が中心になる。利益の内訳は開示されないが、競争で受ける分、利益率は土木より低いとみる。鉄道の仕事で稼ぎ、建築で現場の人を遊ばせない役回りだ。

不動産は売上の2%の賃貸事業だ。中期計画は、遊休地の活用で広げるとしている。

社員は約1,000人で、事業所は40ある。借入金はゼロだ。工事は人手がすべてで、売上は「人の数×1人当たりの工事高」でほぼ決まる。この構造が、人手不足の時代に会社の伸びを縛る。

そのぶん、仕事の質は高い。線路の工事は、列車を止められない夜間の短い時間に行う。安全を守りながら決まった時刻までに終える段取りは、一朝一夕に身につかない。会社の財産は、この現場の力と人にある。

優良さと弱いところ

この会社の優良さは、堀というより「指定席」にある。堀とは、他社がまねできない強みのことだ。線路の保守は安全が命で、長年の取引と技術の蓄積がものをいう。JR東日本が発注先を替えるのは簡単でない。

ただ、その席は借り物だ。決めるのは発注者で、会社ではない。売上の7割強が1社に依存し、価格も量もJR東日本の方針に従う。同じ客を取り合う東鉄工業や鉄建建設に対して、技術で圧倒的な差があるとは言いにくい。

資本の使い方は無難だ。借金はなく、自己資本比率は86%を超える。大型の保線機械への投資は要るが、利益の大半が現金になる。配当は5年で4倍に増えた。

弱いのは稼ぐ力だ。ROEは7%で、資本コストを下回る。無借金で現金を抱える分、自己資本が膨らみ、利益率が高くても資本効率は上がらない。

筆者が好むのは、競争が緩く、再投資の要らない会社だ。第一建設はこの条件を半分だけ満たす。競争は緩いが、客が1人しかいない。この1点が、安全域を厚く求める理由になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

鉄道の線路工事は、需要が安定した成熟市場だ。列車が走る限り、線路はすり減り、橋や設備は傷む。保守と更新の仕事は、景気に左右されにくい。

構造の変化は2つある。ひとつは人手の減少だ。JR東日本は、軌道工事に携わる人が10年で約2割減ったと明らかにした。作業は終電後の限られた時間に行うため、機械化も一筋縄ではいかない。もうひとつはインフラの老朽化だ。東北・上越新幹線は開業から40年を超え、2031年度から10年、総額約1兆円の大規模改修に入る。

この改修は追い風だが、恩恵の大きさは読みにくい。JR東日本は機械化と工程管理の技術を磨き、少ない人手で進める方針を示している。工事量が増えても、元請けの売上は人の数で頭打ちになりやすい。

競争の相手は、同じJR東日本の持分法適用会社である東鉄工業と鉄建建設だ。JR東日本は3社の株を同じ時期に取得した。発注先を並べて競わせる力を、手放さない姿勢とも読める。

民間鉄道は別の市場だ。中期計画は首都圏の私鉄からの受注を増やす方針を掲げる。ただJR東日本の特命と違い、価格競争が待っている。

数量は人手に縛られ、価格だけが物価並みに上がる。それがこの市場の基本形だ。

資本政策と M&A

還元は厚い方だ。2026年5月に発表した中期計画「変革2030」は、DOE3.5%以上と配当性向50%以上を掲げる。DOEとは、自己資本に対する配当の割合のことだ。配当は減らさず維持か増やす累進配当で、自社株買いは機動的に行う。配当は2022年3月期から2026年3月期にかけて、4倍に増えた。

前の計画は、総還元性向100%以上と、5年で50億円以上の自社株買いを掲げていた。新しい計画は自社株買いの数字を示さない。還元が配当中心に傾く可能性がある。

投資は5年で270億円だ。成長投資が160億円で、M&Aと不動産開発、デジタル化に充てる。事業基盤が110億円で、大型の保線機械などの更新にあたる。M&Aは市場シェアの拡大が狙いとされ、具体的な相手は示されていない。

資本関係では、JR東日本が筆頭株主だ。2022年に買い増して持分法適用会社とした。持株比率は集計の時点によって17%台から20%台とされる。10年以内のTOBは、kabufuの推計で約19%と出るが、JR東日本が完全子会社にする理由は薄いと筆者は見る。

政策保有株の額は、今回は確かめられなかった。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

新幹線の大規模改修が、この会社の10年を変える。東北・上越新幹線の改修は2031年度から10年、総額約1兆円だ。線路と土木の特命工事を握る第一建設に、仕事が流れ込む。JR東日本は、改修を支える工事会社を確実に確保したいはずだ。

人手不足は、むしろ価格を押し上げる。軌道工事の担い手は10年で約2割減った。工事ができる会社が少なければ、単価は物価を上回って上がる。特命のため、値引きを迫られる場面も少ない。

資本政策にも余地がある。純現金は148億円で、時価総額の4分の1にあたる。ROE9%以上の目標を掲げ、DOEの下限も導入した。方針が徹底されれば、自社株買いで自己資本の膨らみが抑えられ、ROEは目標に届く。

不動産とM&Aも伸びしろだ。成長投資160億円で地方の軌道会社や建築会社を買い、シェアを広げれば、人員が増え、売上の天井が上がる。営業利益率が12%台で定着すれば、純利益は80億円を超え、倍率も評価される。

慎重な見方

今の利益は、すでに山の上にある。営業利益率11.5%は、過去10年でも最高水準だ。会社自身が、今期は営業利益が1割以上減ると見ている。大型工事の一巡と、工事コストの上昇が重なるためだ。

顧客が1社しかないことが、最大の弱点だ。売上の72%がJR東日本で、価格も量も相手が決める。JR東日本は機械化を進め、少ない人手で工事を進める方針だ。人が要らなくなれば、請け負う側の売上も減る。

競合も同じJR東日本の持分法適用会社だ。東鉄工業と鉄建建設を並べて競わせる力は、発注者の手にある。新幹線の大規模改修でも、特命が競争に変わる可能性は否定できない。

資本効率も低い。ROEは7%で、資本コストを下回る。現金を抱えたまま自己資本が積み上がる。成長を買うM&Aは、高く買えばROEをさらに下げる。

人手が増えない以上、売上は単価だけで伸びる。単価の上昇は人件費の上昇に食われ、高い利益率が続く理由は見当たらない。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。新幹線の改修は本物の追い風で、無借金と還元の厚みは安全域になる。ただ、客が1社で、数量は人手に縛られ、10年後のROEも資本コストに届かない。この弱みのほうが、価値への影響は大きい。

確率は中立に厚く置き、悲観側をやや厚くした。特命の安定と、客1社のもろさが釣り合うため、結論は適正の範囲に収まった。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 3,907 円692 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,186 円387 億円)。 今の値に割り戻すと 3,298 円584 億円、今との差 −2.9%、 期待の年率 +6.0%(資本コスト 8.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 6,450 円1,142 億円 3,236 円573 億円 +185.3% +11.1% 969 円172 億円
やや楽観 22% 5,013 円888 億円 2,722 円482 億円 +127.8% +8.6% 1,702 円301 億円
中立 35% 4,236 円750 億円 2,287 円405 億円 +92.1% +6.7% 2,283 円404 億円
やや悲観 22% 2,084 円369 億円 1,711 円303 億円 +11.8% +1.1% 835 円148 億円
悲観 11% 1,983 円351 億円 791 円140 億円 −18.3% −2.0% 305 円54 億円
加重平均100% 3,907 円692 億円2,186 円387 億円 +79.5% +6.0% 6,093 円1,079 億円

今の株価時価総額 3,395 円601 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 10% 新幹線改修を追い風に特命の受け皿として伸びる 利益 83 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 6,450 円1,142 億円

JR東日本の新幹線大規模改修が計画どおりに動き、第一建設は特命工事の受け皿として存在感を増す。土木の数量は今より5%増え、1人当たりの工事高も機械化と付加価値の高い仕事で、物価を上回って伸びる。

首都圏の私鉄の工事を取り込み、M&Aで地域の軌道会社も加える。人員は増え、売上は900億円を超える。営業利益率は11%台で定着する。

還元は厚いまま続き、自社株買いが自己資本の膨らみを抑える。ROEは10%近くまで上がる。JR東日本にとって、第一建設は欠かせない軌道工事のパートナーになる。

不動産は遊休地の開発で広がり、利益の下支えになる。ただ、人手が足りない中で数量をここまで伸ばすには、採用・育成と機械化が噛み合う必要がある。起こりにくい姿だ。

  • 土木(線路を含む):数量 682(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 91(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 623 億円・営業利益 81 億円。土木(線路を含む)
  • 建築:数量 330(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 82(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 269 億円・営業利益 24 億円。建築
  • 不動産:数量 40.0(担当人員(人、推定))× 価格 62(1 人当たり売上(百万円))→ 売上 25 億円・営業利益 2 億円。不動産

倍率:事業の純利益 83 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.8% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍。全体の PER 13.76 倍、時価総額 1,142 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気の筋書き。新幹線改修と機械化がうまく噛み合い、人手の壁を越える必要があるため、1割に置いた。

やや楽観 22% 人員を増やさず単価を物価以上に上げる 利益 71 億円 · PER 12.6 倍 · 株価時価総額 5,013 円888 億円

新幹線改修の需要が緩やかに立ち上がり、会社は人員を増やさずに単価を物価以上に上げる。土木の数量は横ばいで、1人当たりの工事高が機械化と付加価値の高い仕事で8%上乗せされる。

建築は民間工事の競争で数量が少し減るが、採算のよい案件に絞る。不動産は遊休地の活用で4割増える。売上は850億円ほどで、営業利益率は10%台後半に定着する。

還元は純利益の8割に近く、ROEは8%台に上がる。中期計画の目標9%には届かないが、資本コストを少し上回る水準だ。

JR東日本との関係は今のまま続き、特命の比率も大きく変わらない。派手さはないが、稼ぎの堅さが評価される10年だ。

  • 土木(線路を含む):数量 650(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 88(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 573 億円・営業利益 69 億円。土木(線路を含む)
  • 建築:数量 320(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 80(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 256 億円・営業利益 21 億円。建築
  • 不動産:数量 34.0(担当人員(人、推定))× 価格 62(1 人当たり売上(百万円))→ 売上 21 億円・営業利益 2 億円。不動産

倍率:事業の純利益 70 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.1% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.6 倍。全体の PER 12.59 倍、時価総額 888 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新幹線改修の追い風と特命の安定が続く筋書き。起こりやすさは2割強と見る。

中立 35% 数量は人手に縛られ、単価で伸びる成熟した会社 利益 60 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 4,236 円750 億円

数量は人手に縛られて少し減り、単価が物価並みに上がる、成熟した会社になる。土木の人員は5%減り、機械化で1人当たりの工事高が物価の上乗せを6%ほど得る。建築は人口減で数量が5%減る。

新幹線改修は追い風だが、機械化と工程管理で必要な人手が減り、売上の天井は変わらない。売上は800億円で、中期計画の2031年度700億円は達成し、その後も物価並みに伸びる。

営業利益率は10%を割る水準に戻る。今の11%台は山で、会社自身も今期は8%台を見込む。純利益は60億円で、還元は純利益の75%に当たる。

ROEは7%を割る水準にとどまる。稼ぎは堅いが、増えない10年だ。JR東日本の発注構造は変わらず、特命の比率も保たれる。

  • 土木(線路を含む):数量 618(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 87(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 535 億円・営業利益 59 億円。土木(線路を含む)
  • 建築:数量 314(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 78(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 246 億円・営業利益 18 億円。建築
  • 不動産:数量 31.0(担当人員(人、推定))× 価格 62(1 人当たり売上(百万円))→ 売上 19 億円・営業利益 2 億円。不動産

倍率:事業の純利益 60 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.8% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 750 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量は横ばい、利益率は山から平均へ戻るというのがもっとも起こりやすい。確率は3割台半ばに置いた。

やや悲観 22% 特命が絞られ、利益率が7%台に戻る 利益 41 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 2,084 円369 億円

JR東日本が特命を絞り、競争入札を増やす。土木の数量は1割減り、競争で単価の上昇も物価に届かない。軌道工事で他社と値を競う場面が増え、営業利益率は7%台に戻る。

建築は競争で数量が15%減り、採算が悪化する。不動産は小さく、全体を支えるには足りない。売上は700億円を割る水準で、営業利益は55億円前後に下がる。

人件費は上がり続ける。還元は続くが増配の余地はなく、ROEは5%を割る。成長を買うM&Aに失敗すれば、さらに悪化する。

新幹線改修の仕事が来ても、機械化で人手が減り、第一建設の取り分は小さくなる。安定は残るが、稼ぐ力の弱い会社に戻る。

  • 土木(線路を含む):数量 585(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 79(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 463 億円・営業利益 42 億円。土木(線路を含む)
  • 建築:数量 280(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 76(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 213 億円・営業利益 12 億円。建築
  • 不動産:数量 26.0(担当人員(人、推定))× 価格 62(1 人当たり売上(百万円))→ 売上 16 億円・営業利益 1 億円。不動産

倍率:ROE 4.7%(純利益 41 億円 ÷ 自己資本 877 億円)。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 8% + 残る割合 1/2 ×(ROE 4.7% − k)= 6.21%、長期の成長率 g 4% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 9.5 倍。ROE が k を下回るが、特命が一部残り稼ぎは続くため、上限の 9 割強の 9.0 倍に置いた。

確率:発注者が1社なので、方針が少し変わるだけで利益率が動く。やや悲観は2割強に置いた。

悲観 11% 内製化と機械化で特命が崩れる 利益 18 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 1,983 円351 億円

JR東日本が軌道工事の機械化と内製化を進め、特命を大きく減らす。第一建設の土木の数量は3割減り、競争入札では単価も物価に追いつかない。営業利益率は5%を割る。

建築は民間の競争が激しく、利益はほぼなくなる。不動産で補えるほどの規模はない。売上は500億円台に縮み、営業利益は25億円前後になる。

技術を取り込む段階が終わり、JR東日本の発注の絞り込みが始まる。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストをはるかに下回る。機械や不動産の一部は減損の対象になる。

配当は大きく削られ、時価総額は売れる資産の水準まで下がる。優良会社ではなくなる筋書きだ。

  • 土木(線路を含む):数量 455(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 73(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 334 億円・営業利益 18 億円。土木(線路を含む)
  • 建築:数量 231(施工に当たる社員数(人、推定))× 価格 72(1 人当たり完成工事高(百万円))→ 売上 167 億円・営業利益 5 億円。建築
  • 不動産:数量 24.0(担当人員(人、推定))× 価格 62(1 人当たり売上(百万円))→ 売上 15 億円・営業利益 1 億円。不動産

倍率:JR東日本の内製化・機械化で特命が崩れ、営業利益率が 5% を割る構造的な負け筋。純利益は 18 億円で、稼ぐ力は ÷k 8% で約 235 億円。売れる資産は総資産 864 億円のうち現金は全額・残りは 45% で回収し、負債 117 億円を引いて約 353 億円。大きい方の約 353 億円を、今の自己資本 747 億円に対する PBR 0.47 倍(時価総額 約 351 億円)に置いた。

確率:客が1社で、発注方式の転換に弱い構造的なリスク。JR東日本が筆頭株主で関係は深いため、1割強にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

土木(線路を含む)

JR 東日本の線路の保守・更新、橋・トンネルなどの土木工事。受注の約 95% が特命。

数量施工に当たる社員数(人、推定)価格1 人当たり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 650 61 396 51
10 年後 中立 618 87 535 59

取り方:土木(線路を含む)の完成工事高は約 396 億円(建設事業 588.85 億円の約 67%)。人員は社員 1,004 人を売上に比例して土木 650・建築 330・不動産 24 に割り振った推定で、1 人当たり完成工事高は約 60.9 百万円。セグメント利益は建設事業の合計 68.25 億円しか開示されず、土木 12.8%・建築 9.1% は契約形態(土木は特命、建築は競争)を踏まえた推定。数量は実質、1 人当たり工事高は名目で物価並みに上がる想定。

建築

民間のビル・学校・住宅などの建築工事。受注の約 6 割が競争入札。

数量施工に当たる社員数(人、推定)価格1 人当たり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 330 58 193 18
10 年後 中立 314 78 246 18

取り方:建築の完成工事高は約 193 億円(建設事業の約 33%)。人員は社員の按分による推定で 330 人、1 人当たり約 58.5 百万円。利益は建設事業の合計から土木の推定を引いた 17.55 億円(利益率 9.1%、推定)。数量は実質、1 人当たり工事高は名目。

不動産

賃貸用不動産の運営と遊休地の開発。売上の約 2%。

数量担当人員(人、推定)価格1 人当たり売上(百万円)売上営業利益
今 2026/03 24.0 47 11 1
10 年後 中立 31.0 62 19 2

取り方:不動産事業の売上 11.18 億円・セグメント利益 0.87 億円(開示値)。物件数や床面積の開示がないため、担当人員 24 人を推定で置いた。数量は実質、1 人当たり売上は名目。

リスクと懸念

JR東日本1社への依存

売上の72%、完成工事高の74%がJR東日本向けだ。土木の受注の95%は特命で、価格も量も発注者が決める。JR東日本が発注方式を競争に変えたり、内製化を進めたりすれば、利益は一度に動く。分散の効かない構造的なリスクで、安定と引き換えの弱みだ。

今の利益が山にある

2026年3月期の営業利益率11.5%は、過去10年でも高い水準にある。会社の予想でも、2027年3月期は営業利益が1割以上減る。大型工事の一巡と工事コストの上昇が重なる。平均の利益率は9%前後で、今は平均を2ポイントほど上回っている。

人手不足と機械化

軌道工事の担い手は10年で約2割減った。人が足りなければ、受注があっても施工できない。JR東日本は機械化で少ない人手で進める方針で、工事が増えても元請けの売上の天井は上がりにくい。人件費の上昇も続き、単価の転嫁が追いつかない年が出る。

特命から競争への転換

同じJR東日本の持分法適用会社である東鉄工業、鉄建建設との間で、発注先を競わせる流れが強まる恐れがある。新幹線の大規模改修のような大型案件ほど、価格競争の対象になりやすい。特命が競争に変われば、土木の利益率は一段と下がる。

建築・不動産の採算

建築は受注の6割が競争入札で、民間の景気や資材高の影響を受ける。利益率は土木より低いと見られ、採算を崩すと全体の足を引く。不動産は売上の2%で、中期計画が広げるとする遊休地の開発は、需要と価格の読み違いのリスクを伴う。

M&Aと資本効率

成長投資160億円の枠でM&Aを使う方針だが、相手は示されていない。高く買えば、ただでさえ資本コストを下回るROEがさらに下がる。買わなければ、現金が積み上がり、資本効率を問う声が強まる。規律ある買収ができるかが、10年のROEを左右する。

新リース会計基準

2028年3月期から、賃借の資産と負債が貸借対照表に載りうる。第一建設は事務所や社宅、機械の一部を借りる程度と見られ、影響は小さい。営業の稼ぎは変わらず、自己資本比率の見え方が少し変わるだけだ。10年後の数字は、今と同じ形でそろえて置いた。

今後の分かれ目

JR東日本が軌道工事の内製化や特命の削減を打ち出した時
土木の数量と利益率が同時に落ち、10年の悲観の筋書きに近づく。時価総額は売れる資産の水準を目安に評価される。
新幹線の大規模改修の発注が、特命のまま第一建設に十分に流れた時
土木の数量と単価が上がり、強気の筋書きに近づく。営業利益率が12%台で定着すれば、倍率の評価も上がる。
営業利益率が今期予想どおり8%台まで下がり、その後も戻らない時
今の利益が山だったことが確かめられ、中立よりやや悲観の筋書きに寄る。倍率も10倍を割る方向に動く。
大型M&Aを高い価格で決めた時
ROEが下がり、資本効率の面で評価が落ちる。のれんの償却が利益を削り、中立の水準を下回る恐れがある。
自社株買いを大きく増やし、自己資本の積み上がりを止めた時
ROEが上がり、1株当たりの価値は増える。ただ事業の稼ぎは変わらず、倍率が大きく上がることはない。
JR東日本がTOB(公開買い付け)で完全子会社にした時
買い付け価格は今の時価総額に上乗せされるのが普通で、上振れ要因になる。ただ可能性は低いと見て、確率には織り込んでいない。

見ておくもの

  • JR東日本の設備投資計画と、東北・上越新幹線の大規模改修の発注方式(特命か競争か)
  • 営業利益率の推移(8%台に下がるか、10%台を保つか)
  • JR東日本向け売上の比率(72%から上がるか下がるか)
  • 土木の受注高と人員・1人当たり工事高(人手の確保と機械化の効果)
  • 配当・自社株買いの規模と、ROE9%の目標への近づき方
  • JR東日本の持株比率の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE約5〜10%と成長率4%から正当化PERを出し、上限の8割〜9割弱に置いた。今のPER11倍台は基準にしていない。中立のROEは7%を割り、資本コストを下回るため、PERは 1÷k に ROE÷k(0.91)と 9 割を掛けた 10.5 倍とした。資本コストは基本7.5%にquality+0.25%(循環−0.25%・値決め+0.25%・寿命+0.25%)を足した7.75%で、同じJR東日本向けの東鉄工業と同じ型にそろえた。悲観は、現金は全額・他の資産は45%で回収し、負債を引いた約353億円(売れる資産)で測り、谷のPBRは使っていない。純現金148億円は時価総額の約25%あるが、売上600億円の工事を回す運転資金・工事未払金・5年110億円の保線機械投資に当たるため、余った現金は分けていない。新リース会計基準は2028年3月期から適用されうるが、借りる資産は小さいとみて、10年後の数字は家賃を営業費用に入れた今と同じ形で置いた。株価に寄せて動かした数字はない。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。今の株価から逆算した値ではない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.25% = 7.75%。理由は quality_why。個別のリスク(JR 東日本への依存・M&A の実行など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.75% → 8.00%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. 中期経営計画 変革2030(第一建設工業、2026年5月)
  2. 第一建設工業の事業内容・セグメント・JR東日本向け売上(キタイシホン)
  3. JR東日本 新幹線大規模改修に関する発表(2025年11月)

分析日 2026-10-16