株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

高砂熱学工業 1969

空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,809 円4,986 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)4,127 円5,402 億円差 −7.7%
10 年後から見ると 適正 価値 3,809 円4,986 億円 · 差 −7.7% · 期待の年率 +5.6%
期待の年率リターン(10 年)+5.6%資本コスト比 −1.9 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

高砂熱学工業は、ビルや工場の空調設備を設計・施工する国内最大手だ。半導体工場やデータセンターの空調に強く、2026 年 3 月期は売上・利益・受注がいずれも過去最高だった。

筆者の結論は、今の値段はやや高いというものだ。会社の実力に疑いはない。ただ営業利益率は 11% 台まで上がり、過去 20 年の中心である 2〜6% を大きく超えている。この高さが 10 年続くとは置きにくい。

稼ぎの源は単純だ。顧客の工場やビルが新しく建つか、古い空調を替えるたびに工事が受注できる。国内の工事量は人手不足で頭打ちだが、大型案件は技術力のある上位数社に集まる。高砂熱学は、その先頭にいる。

財務は強い。実質的に無借金で、自己資本比率は 55% ある。利益率が今より落ちても、会社が傷む心配は小さい。配当は 40% を目途に毎年増やす方針で、自社株買いも使う。

工事会社は店舗や工場を持たず、人と技術で稼ぐ。だから大きな設備投資が要らず、稼いだ利益の多くを株主に返せる。筆者はこの点を評価している。

安全域の面で見ると、強気の見方に分がある部分は今の受注と利益率の高さ、慎重な見方に分がある部分は 10 年先の利益率だ。中立の筋書きは利益率が 12% から 10% へ戻る姿で、そのとき会社は「特別に儲かる会社」から「普通に強い設備工事会社」へ評価が移る。

バリュー投資の観点から

事業の本質は、他人の建物に入る専門工事だ。自社で土地や設備を持たず、受注した仕事を人の腕で仕上げる。だから大きな設備投資が要らず、利益の多くを株主に返せる。この点は、バリュー投資の観点では好ましい。

一方で、10 年先の姿は読みにくい。受注は景気と顧客の投資判断に左右され、工事ごとの採算にもばらつきがある。「ここは 10 年後も変わらず儲かる」と言い切れる事業ではない。

ここ 3 年で利益は 3 倍近くになった。この変化の半分は一時の追い風で、半分は会社の努力だと筆者は見る。受注の選別と施工の標準化は、本物の改善だ。しかし、需要が落ち着けば、同業の値引きが戻る。

経営の質を測る材料は、数字の上では堅実という一点に尽きる。派手な拡大を追わず、利益率の改善に取り組んだ。この地味さを、筆者は好ましいと考える。

資本配分は堅実だ。大型の買収で損をした過去がなく、配当を毎年増やし、持ち合い株も減らしている。経営の規律には安心感がある。

払う値段については、中立の筋書きでも今の時価総額を下回る。本質価値が今より低めに出る以上、安全域は薄い。持ち続けたい会社だが、今の値段では、買う理由が弱いと見る。

何で稼ぐ会社か

収益の柱は空調設備工事だ。オフィス・商業施設向けの一般空調と、半導体工場・データセンター・電池工場・製薬工場向けの産業空調に分かれる。産業空調は温度と湿度を細かく管理するため、設計の難しさが高く、価格も取りやすい。

顧客の多くは建物を建てるゼネコンと、半導体や製薬などの工場を持つメーカーだ。ゼネコンから下請けとして受ける形が多く、受注は景気と設備投資の波を受ける。一方で、高砂熱学は工場の発注者から直接受ける案件も持つ。ラピダスの工場計画への参画も報じられている。

売上の 1 割台は海外だ。シンガポール、タイ、ベトナム、中国、インドなどに拠点を置き、現地の日系工場を主な顧客として伸ばしてきた。海外売上は推定で 700 億円規模で、国内より利益率が低い。

工事の売上は、受注してから完成するまで 1〜2 年かかる。だから受注高は先行指標になる。2026 年 3 月期の受注高は過去最高の 4,600 億円で、受注残の厚みが今後の売上を支える。

産業空調の受注は、顧客の投資計画と同じ時期に動く。半導体のラインが立ち上がる 1 年ほど前に設計が始まり、受注が決まる。顧客の投資の話を早くつかむ営業力が、そのまま受注の差になる。

ほかに、省エネ改修や、水素を作る水電解装置などの環境事業を育てている。まだ小さいが、会社は「長期ビジョン 2040」の中で収益の柱に育てる考えだ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、大型の産業空調を安全に仕上げる技術と実績だ。半導体のクリーンルームは、空気の汚れ一つが製品の歩留まりを落とす。発注者は安さより、失敗しない相手を選ぶ。このため、実績のある上位数社に案件が集まる。

もう一つの強みは売上の規模だ。同業の売上は、大気社が約 2,900 億円、ダイダンと三機工業が約 2,500 億円台、新日本空調が約 1,500 億円。高砂熱学の約 4,200 億円は、この上位 5 社の売上の約 3 割にあたる。人手不足の時代に、技術者と協力会社を確保しやすい規模は強い。

資本効率も上がった。ROE は 2018 年ごろの約 10% から、直近は約 18% になった。大型案件の採算を受注時に選ぶ方針と、施工の標準化が効いている。

経営の姿勢にも触れておく。会社は 2023 年に掲げた経常利益の目標を、2 年のうちに 2 度引き上げた。実績が計画を先行する構図で、当初の目標が低かったとも読める。

弱い点は 3 つある。ゼネコン下請けでは価格を決める力に限りがあること。工事ごとに採算が違い、一つの大型案件の失敗が利益を傷めること。そして、いまの利益率が過去に比べて異例に高いことだ。筆者がいちばん気にしているのは、この 3 つ目である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の空調工事は、需要が人口では増えない成熟市場だ。新築のオフィスは東京など一部に偏り、地方は減る。だが需要の質が変わってきた。

一つは産業用だ。半導体工場とデータセンターは、空調の量も難度も大きい。ラピダスや TSMC の熊本工場のような国内投資が、ここ数年の受注を押し上げた。もう一つは更新と省エネだ。1990 年代までに建った多くのビルが、空調の入れ替え時期を迎えている。脱炭素の流れで、電気代を下げる改修の需要も増える。

ただし、産業用の投資は景気と顧客の判断で止まりやすい。データセンターは米国や中東への投資が目立ち、国内に十分な量が来るかは分からない。半導体も、世界の設備投資の波に左右される。

同業は 8 社ほどあり、大気社、ダイダン、三機工業、新日本空調、日比谷総合設備などが並ぶ。大型案件は上位数社に集まるが、小さな案件では価格競争が起きる。いまは各社とも利益率が改善しているが、需要が落ち着けば受注の取り合いが戻る。

脱炭素の面では、ビルの空調は消費電力の大きな部分を占める。省エネ性能の高い機器への入れ替えは、顧客にとって電気代の節約になり、投資を回収しやすい。この需要は、景気の波が相対的に小さい。

人手不足は最大の制約だ。技能者の確保が工事量を決めるので、売上を伸ばす力は、人を集める力と工事の効率で決まる。

資本政策と M&A

還元の方針は「配当性向 40% を目途にした累進配当」で、自社株買いは機動的に行う。2025 年 4〜6 月には 80 億円を買い付けた。2025 年 10 月には 1 株を 2 株にする株式分割を行った。

中期経営計画 2026 の目標は、2025 年 5 月に大きく引き上げられた。経常利益は 400 億円(もとは 300 億円)、ROE は 15% 程度、4 年間の還元は 500 億円以上、成長投資は 900 億円以上だ。実績の経常利益は 506 億円で、目標を先に超えた。

一点だけ気になるのは、利益が増える局面で還元を増やす姿勢が、谷でも保てるかだ。累進配当は、減配しにくい約束でもある。谷の年は、配当を守るために自社株買いを止める選択になるだろう。

持ち合い株、つまり取引先の株を持つ保有は、純資産の 15% 以下に減らす方針で、売った資金は成長投資に回す。格付けは A を保つと明言している。

資本の使い方では、大型の買収で価値を壊した記録はない。タイなど海外で現地企業を買う動きはあるが、規模は小さい。次の中期計画は 2027 年から始まる「成長実現の 4 年間」で、海外建設と環境事業の収益化が柱になる。筆者は、買収を急がず、還元と成長投資を並べて進める今の姿勢を、堅実だと見ている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

高砂熱学の利益率は、一時の追い風だけで上がったわけではない。会社が受注の時点で採算を選び、工事の進め方を標準化したからだ。この改善は、需要が落ち着いても残る。

需要の質も変わった。半導体工場とデータセンターは、空調の難度が高く、価格を取りやすい。老朽化したビルの空調更新と、電気代を下げる省エネ改修は、新築の波とは別に続く。人手不足の時代に、技術者と協力会社を集められる大手は、受注で有利になる。

財務は実質的に無借金で、自己資本比率は 55% ある。利益率が数ポイント下がっても、会社は傷まない。配当は 40% を目途に毎年増え、自社株買いも加わる。持ち合い株を売った資金は、成長と還元に回る。

海外は東南アジアとインドで伸びている。国内の頭打ちを補う余地がある。会社は経常利益 400 億円の目標を前倒しで超え、次の計画でさらに上を狙う。利益率の高さは、一過性でなく、構造の変化として続く可能性が十分にある。

会社が掲げた経常利益の目標が、200 億円から 300 億円、400 億円へと引き上げられてきたことも、需要の強さを物語る。

慎重な見方

過去 20 年の営業利益率は 2〜6% が中心だった。今の 11% は、その倍に近い。景気や顧客の投資が一巡すれば、同業は受注を取り合い、ゼネコンも工事費を抑えにかかる。下請け構造では、価格を決める力に限りがある。

半導体とデータセンターの投資は、ここ数年の大きな追い風だった。ただし、データセンターは米国や中東への投資が目立ち、国内に十分な量が来るとは限らない。半導体も、世界の設備投資の波で止まる。受注残が厚いのは、足元の話にすぎない。

国内の工事量は、人手不足で増やしにくい。売上の伸びは、物価の転嫁に頼る部分が大きい。物価の上昇を超えて値上げができなくなれば、利益の伸びは止まる。

利益が 3 倍になったあとの会社は、市場にも期待が先に織り込まれている。2009 年の谷で営業利益率は 3.6%、PBR は 0.51 倍まで下がった。今の利益を前提に置くことの危うさは、この実例が示している。

目標が引き上げられるたびに実績が先行してきたのは、当初の計画が低すぎたということでもある。引き上げた分だけ、ここから先の達成は難しくなる。

どちらに重みを置いたか

会社の実力と財務は強気の見方が優勢だが、利益率が 10 年続く点は慎重な見方に分がある。筆者は、中立の筋書きを、利益率が 12% から 10% へ戻る姿に置いた。

確率は、やや悲観に厚く寄せた。強気の筋書きは 8%、やや強気は 20%、中立は 35% だ。残りの 37% を、やや悲観の 25% と悲観の 12% に分けた。利益率が倍になった直後の会社は、平常に戻る確率のほうが高いと見るからだ。

会社の質を高く評価することと、今の値段を高いと見ることは、矛盾しない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 5,392 円7,057 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,713 円2,243 億円)。 今の値に割り戻すと 3,809 円4,986 億円、今との差 −7.7%、 期待の年率 +5.6%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 10,179 円1.33 兆円 2,276 円2,979 億円 +201.8% +11.7% 996 円1,304 億円
やや楽観 20% 8,127 円1.06 兆円 2,031 円2,659 億円 +146.2% +9.4% 2,032 円2,659 億円
中立 35% 6,325 円8,278 億円 1,811 円2,370 億円 +97.1% +7.0% 2,847 円3,727 億円
やや悲観 25% 2,584 円3,382 億円 1,473 円1,928 億円 −1.7% −0.2% 1,014 円1,327 億円
悲観 12% 768 円1,006 億円 1,025 円1,342 億円 −56.5% −8.0% 215 円282 億円
加重平均100% 5,392 円7,057 億円1,713 円2,243 億円 +72.2% +5.6% 7,105 円9,300 億円

今の株価時価総額 4,127 円5,402 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 8% 半導体・DC・脱炭素が長く続く 利益 713 億円 · PER 18.7 倍 · 株価時価総額 10,179 円1.33 兆円

半導体工場とデータセンターの空調が国内で増え続け、ビルの空調更新も脱炭素の流れで途切れない。高砂熱学は大型案件の取り合いに勝ち続け、施工を標準化して人手の壁を超える。値上げは物価を超えて通り、利益率は今の高さをほぼ保つ。海外は東南アジアとインドで現地の会社を取り込み、売上が 4 倍近くに伸びる。水電解装置などの環境事業も少しずつ収益になる。強い堀と高い資本効率を保ったまま、自己資本を積み増して還元も厚くできる、理想に近い 10 年である。ライバルが人手不足で受注を絞る中、高砂熱学は採用と育成に先に投資した分だけ、案件を選び続けられる。

  • 国内の空調設備工事:数量 8,200(施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.72(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 5,888 億円・営業利益 707 億円。工事量 8,200(今の 1.17 倍)× 0.718 億円(今の 1.42 倍)、営業利益率 12%
  • 海外の空調設備工事:数量 4,200(施工量(人年・実質))× 価格 0.59(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 2,459 億円・営業利益 221 億円。工事量 4,200(今の 2.6 倍)× 0.5854 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 9%

倍率:事業の純利益 713 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.7 倍。全体の PER 18.68 倍、時価総額 13,323 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の設備需要が 10 年とぎれず、利益率も高いまま続く条件が必要。人手不足で工事量を増やしにくいことも考えると、実現のハードルは高い。

やや楽観 20% 産業空調に支えられて着実に成長 利益 595 億円 · PER 17.9 倍 · 株価時価総額 8,127 円1.06 兆円

産業空調は一段落しても、ビルの空調更新と省エネ改修が、新築の落ち込みを埋める。高砂熱学は大型案件の採算を選ぶ姿勢を続け、利益率は今よりやや低い水準で落ち着く。海外は東南アジアで着実に伸び、全体の 2 割弱を占めるまでになる。協力会社の確保には苦労するが、工事の標準化で施工量を増やす。還元は配当性向 40% の累進配当に自社株買いを足す形で、資本効率は高めのまま続く。海外ではタイやインドの現地企業を取り込み、売上の 2 割弱を稼ぐ。国内では更新工事の比率が上がり、景気の波は少し和らぐ。ただし国内の工事量は、人口の減少と人手不足で大きくは伸びない。成長の多くは、単価の上昇と海外が担う。

  • 国内の空調設備工事:数量 7,800(施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.71(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 5,522 億円・営業利益 607 億円。工事量 7,800(今の 1.11 倍)× 0.708 億円(今の 1.40 倍)、営業利益率 11%
  • 海外の空調設備工事:数量 3,600(施工量(人年・実質))× 価格 0.59(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 2,107 億円・営業利益 169 億円。工事量 3,600(今の 2.25 倍)× 0.5854 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 8%

倍率:事業の純利益 595 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.9 倍。全体の PER 17.87 倍、時価総額 10,638 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:データセンターと半導体の投資が一巡後も一定の高さを保ち、更新需要が支えとなる想定。多くの業界見通しの上位レンジに当たる。

中立 35% 利益率は平常へ戻り、普通に強い会社に 利益 489 億円 · PER 16.9 倍 · 株価時価総額 6,325 円8,278 億円

新築の空調は人口の減少で伸びず、データセンターと半導体の投資も一時の勢いを失う。それでも古いビルの空調更新と省エネ改修が、需要の下支えになる。高砂熱学は施工量を 6% ほど増やすが、利益率は今の 12% から 10% へ戻る。ゼネコンや同業との競争で、値上げの余地が縮むためだ。海外は東南アジアとインドで伸び、売上全体の 2 割台になる。10 年後には、特別な超過利益が消えた、地味だが堅実な設備工事の優良会社になる。配当は利益とともに増え、還元は 10 年を通じて純利益の半分あまりに達する。自己資本の積み上がりは緩やかで、ROE は 12% 前後に落ち着く。

  • 国内の空調設備工事:数量 7,400(施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.70(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 5,165 億円・営業利益 516 億円。工事量 7,400(今の 1.06 倍)× 0.698 億円(今の 1.38 倍)、営業利益率 10%
  • 海外の空調設備工事:数量 3,000(施工量(人年・実質))× 価格 0.59(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 1,756 億円・営業利益 123 億円。工事量 3,000(今の 1.9 倍)× 0.5854 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 7%

倍率:事業の純利益 489 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.9 倍。全体の PER 16.92 倍、時価総額 8,267 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内空調の需要は人口で増えないが、更新・省エネ・産業用で底堅い。利益率は過去最高から平常に戻り、会社の強みは残るという中心の筋書き。

やや悲観 25% 競争が戻り、利益率が昔に近づく 利益 326 億円 · PER 9.9 倍 · 株価時価総額 2,584 円3,382 億円

好況の間に同業が人員と設備を増やし、需要が落ち着いた後に受注の奪い合いが始まる。ゼネコンも工事費を抑えにかかり、価格転嫁の力が弱まる。利益率は 7% 台まで下がり、10 年前よりは高いが、今よりかなり低い。国内の工事量は人手不足と需要の頭打ちで伸びない。海外は競争が厳しく、伸びても利益は薄い。堀が崩れたわけではないが、「今は特別に儲かる会社」という評価は外れる。ゼネコン側も、工事費の抑制を強める。高砂熱学は選別受注を続けるが、受注額の確保のために一部で採算を譲る。還元は利益とともに細り、自己資本の伸びも緩やかになる。ROE は 10% を割り込み、資本コストをわずかに上回る程度に下がる。

  • 国内の空調設備工事:数量 7,000(施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.67(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 4,690 億円・営業利益 352 億円。工事量 7,000(今と同じ)× 0.67 億円(今の 1.32 倍)、営業利益率 7.5%
  • 海外の空調設備工事:数量 2,400(施工量(人年・実質))× 価格 0.59(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 1,404 億円・営業利益 70 億円。工事量 2,400(今の 1.5 倍)× 0.585 億円(今の 1.34 倍)、営業利益率 5%

倍率:ROE 8.87%(純利益 326 億円 ÷ 自己資本 3,676 億円)。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC = k 7.5% + 残る割合 1/2 ×(ROE 8.87% − k)= 8.43%、長期の成長率 g 4% から正当化 PER = (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 13.1 倍。ROE が資本コストをわずかに上回るだけで、伸びも堀の持ちも低く見て、上限の 7 割 5 分 の 9.9 倍に置いた。

確率:過去 20 年の利益率は 2〜6% が中心。今の高さが 10 年続く保証はなく、下請け構造では利益率が昔に近づく可能性が高いと見る。

悲観 12% 国内の成長の柱を失い、優良さが消える 利益 113 億円 · PER 8.9 倍 · 株価時価総額 768 円1,006 億円

半導体とデータセンターの大型投資が米国や中東へ移り、国内の新規工事が細る。残るのは既存ビルの更新と、価格だけで競う仕事になる。同業との値引き競争で利益率は 3% 台に落ち、大型案件の採算悪化も重なる。海外は進出先の競争に負けて伸びない。会社は存続し、配当も払うが、かつて掲げた高い資本効率は戻らない。投資家は高砂熱学を、景気に翻弄される普通の下請けとして扱う。新しい工場や大型のデータセンターが国内で立たず、ライバルも同じ仕事を奪い合うので、値下がりは続く。人員の維持費だけが重く残る。ROE は 3% 台に落ちる。それでも実質無借金で、会社が傷むことはない。配当を保つために、自社株買いは止まる。

  • 国内の空調設備工事:数量 6,200(施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量))× 価格 0.62(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 3,844 億円・営業利益 135 億円。工事量 6,200(今の 0.89 倍)× 0.62 億円(今の 1.23 倍)、営業利益率 3.5%
  • 海外の空調設備工事:数量 1,800(施工量(人年・実質))× 価格 0.55(1 人年あたり完成工事高(億円・名目))→ 売上 990 億円・営業利益 10 億円。工事量 1,800 × 0.55 億円(今の 1.26 倍)、営業利益率 1%

倍率:半導体・データセンターの大型投資が海外へ移り、値引き競争で営業利益率が 3% 台に落ちた構造的な負け筋で、純利益は 113 億円まで細る。ROE が k 7.5% 以下なので上限は 1÷k = 12.5 倍。悲観は、やや悲観よりさらに構造的に負けた姿なので、倍率をやや悲観(9.9 倍)より高くせず、その 9 割の 8.9 倍に置いた。時価総額 1006 億円(全体の PER に直して 8.9 倍)。

確率:半導体・データセンターの投資が海外に移り、国内は価格競争だけが残る構造的な負け筋。加えて、不祥事や大型案件の採算悪化といった下請けの典型的な失敗も入る。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内の空調設備工事

オフィス・工場・データセンター・半導体工場の空調を設計し、施工する本業。売上の 8 割以上を占める。

数量施工量(人年。技能者と技術者の稼働を今の値段で測った実質の工事量)価格1 人年あたり完成工事高(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 7,000 0.51 3,540 435
10 年後 中立 7,400 0.70 5,165 516

取り方:国内の売上を 3,540 億円、営業利益を 435 億円(利益率 12.3%)と推定した。開示は国内・海外の内訳が細かくないため、海外の売上を 700 億円規模とみて残りを国内とした。工事は人手が制約になるので、数量は施工に携わる人の稼働(人年)で置き、1 人あたり約 5,000 万円の完成工事高とした。物価の上昇分は、価格(1 人年あたりの完成工事高)に入れる。

海外の空調設備工事

東南アジア・中国・インドなどで、日系を中心とした工場やビルの空調を施工する。

数量施工量(人年・実質)価格1 人年あたり完成工事高(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 1,600 0.44 699 42
10 年後 中立 3,000 0.59 1,756 123

取り方:海外売上は集計サイトの 715 億円(年度は未確認)を目安に、全体 4,239 億円から国内を引いた 699 億円とした。現地の人件費が低いため、1 人あたりの完成工事高は国内の約 85%、利益率は 6% と推定した。数量は実物(施工量の人年)で、東南アジア・インドの拠点・人員の拡大による増加。名目の市場の伸びは置いていない。価格は物価並みの 1.34 倍までとした(楽観側も同じ)。

リスクと懸念

利益率が平常に戻る

営業利益率は 11% 台と、過去 20 年の中心(2〜6%)を大きく超えている。同業の値引きやゼネコンの工事費抑制が戻れば、売上が伸びても利益は伸びない。いちばん大きな不確実性だ。 2009 年の谷では 3% 台まで落ちた実例があり、戻る方向の力は常にある。利益の半分が薄れれば、本質価値の見方も大きく変わる。

半導体とデータセンターの投資の波

ここ数年の受注を押し上げた産業向けは、顧客の判断と世界の設備投資で止まりやすい。データセンターが米国や中東に偏れば、国内の大型案件は思ったほど増えない。 受注残が厚くても、新しい大型案件の数が減れば、2 年ほど先の売上に響く。顧客が投資を先送りすれば、受注の見通しは 1 年で変わる。

人手不足で工事量が増えない

技能者の確保が工事量の上限を決める。賃金の上昇を価格に転嫁できなければ、利益を削る。採用と協力会社の維持に失敗すると、受注があっても施工できない。 人を増やすには時間がかかり、採用の競争は同業だけでなく他の建設職種とも続く。施工管理の標準化は進めているが、人の数を超える効率化には限りがある。

大型案件の採算悪化

工事は一つひとつが大きく、工期の遅れや資材高、設計変更で赤字になる案件が出る。一件で利益が傷む構造は、業界に共通する。 利益が一度に消える案件が出れば、年間の利益を数割押し下げることもある。会社は大型案件の採算を受注時に選ぶ方針だが、選別が完全に当たるとは限らない。

ゼネコン下請けの立場

多くの案件でゼネコンの下に入るため、価格を決める力に限りがある。ゼネコンが工事費を抑えにかかる局面では、採算の守り方が試される。 協力会社への発注単価の上昇も、元請けとして吸収する場面が出てくる。地方や中小の案件では、特に値引きの圧力を受けやすい。

海外事業の伸び悩み

海外は利益率が低く、現地の競争も激しい。進出先の景気や政治で工事が延期される例もある。国内の頭打ちを補う役目を果たせないと、成長の筋書きが細る。 為替や進出先の規制も影響するため、海外の利益は国内より読みにくい。日本の会社が海外で伸びる時は、現地の人材と顧客の確保が壁になる。

今後の分かれ目

受注高が 2 期連続で前年を下回ったら
やや悲観の筋書きに確率を寄せる。受注残が薄くなり、利益率の戻りが早まる。
営業利益率が 12% を超えて保たれたら
強気側の確率を上げてよい。ただし、同業も同じ水準に追いつくかを確かめる。
データセンターの国内案件で、大型の受注を続けて取ったら
やや強気の筋書きの確率を上げる。産業向けの追い風が続く証拠になる。
大型案件で数十億円規模の損失が出たら
利益の質を見直す。受注時の採算を選ぶ方針が崩れた兆しかを確認する。
海外の売上が 1,500 億円を超え、利益率が国内に近づいたら
10 年の筋書きの利益を引き上げる。国内の頭打ちを補う道ができる。
景気が急に冷え、企業の設備投資が凍結されたら
10 年の悲観の筋書きが近い。ただし財務が強いので、床は自己資本で見る。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高と受注残、受注時の利益率
  • 営業利益率の推移(11% 台を保てるか)
  • データセンター・半導体向けの大型案件の受注の有無
  • 海外の売上と利益率、現地企業の買収
  • 次の中期経営計画(2027 年度から)の数値目標と還元方針

倍率と資本コストの決め方

売上は『施工量 × 1 人年あたり完成工事高』で積み、物価 3% は価格に入れた。国内の工事量は人手不足と人口で頭打ちとし、中立の 10 年で 1.06 倍とした。倍率は k 7.5%(基本 7.5% + quality 0.5%)・g 4% 以内の正当化 PER の上限の約 9 割に置き、ROE が k を上回るので 1÷k の床(12.5 倍)を割らせない。悲観は稼ぐ力(PER 上限 1÷k)を上限に、やや悲観より高くしない倍率で測り、谷の PBR は使っていない。中立は 12.5 倍で、今の 14.6 倍には寄せていない。純現金は 1 億円と小さく、余った現金は分けていない。工事会社で店舗や倉庫の賃借が小さいので、新リース会計基準(2028/03 期)の影響は小さい。数字は、家賃を営業費用に入れた今の形でそろえてある。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.6→18.68 倍・やや楽観 PER 14→17.87 倍・中立 PER 13.3→16.92 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.5% = 8%。理由は quality_why。個別のリスク(不祥事・M&A の実行など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.50%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 高砂熱学工業 中期経営計画 2026 の概要(見直し後の目標・還元・政策保有株)
  2. 高砂熱学工業 2026 年 3 月期決算の報道(売上・営業利益・受注・ラピダス案件)

分析日 2026-10-16