株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

徳倉建設 1892

名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)12,897 円271 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)8,000 円168 億円差 +61.2%
10 年後から見ると 割安 価値 12,897 円271 億円 · 差 +61.2% · 期待の年率 +11.8%
期待の年率リターン(10 年)+11.8%資本コスト比 +4.5 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

徳倉建設は、名古屋に本社を置く中堅ゼネコンだ。工場や店舗などの建築と、港湾・道路などの土木で稼ぐ。筆者の結論は「適正圏」。財務は軽く、足元の利益も過去最高圏にある。ただ、その利益は景気と人手不足が生んだ山の高さだ。

強みは財務の軽さにある。手元の現金は有利子負債を80億円ほど上回り、自己資本比率は4割を超えた。純現金は時価総額の半分近い。ただ、建設は工事代金の入りと払いで現金が年に数十億円動く。手元の現金の大半は運転資金で、自由に使える余りは小さい。

利益は山にいる。直近の営業利益率は4.3%で、過去12年の最高4.7%に近い。土木の粗利率は前年の2倍以上に跳ねた。10年の標準の姿では、これを3.9%まで戻して見る。国内の工事量は実質で減るが、価格は物価並みに上がる。

還元の薄さも気になる。配当性向は2割前後で、稼ぎの多くは内部にたまる。ためた現金が事業にも株主にも回らなければ、ROEは資本コストを下回る。割安と言えるのは、会社が還元を厚くした時だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、徳倉建設は「財務は魅力的、事業は普通」の会社だ。ゼネコンは工場も店も要らず、資本は少なくて済む。ただ、毎年新しい工事を取り直さなければならず、利益は景気の山と谷で大きく振れる。過去20年にも、赤字になった年が2回ある。

株主が自由に使える利益は、純利益の7割ほどだと筆者は見る。ただ、実際に株主へ戻るのは2割前後だ。残りは現金として積み上がる。この現金が妥当な値段で事業に回るなら歓迎だが、回らなければ株主にとっての価値は目減りする。

最大の論点は、純現金80億円の中身だ。建設は、工事代金を受け取ってから下請けに払う。現金の大半は、この回転に必要な運転資金だ。筆者は、そのうち自由に使える分を23億円ほどに絞って見た。

安全域は、楽観でも悲観でも測る。楽観では今の値段を大きく上回るが、悲観では半分に割れる。確率を加えると、今の値段は妥当圏に収まる。取らない選択も含め、判断を急ぐ必要はない。

何で稼ぐ会社か

徳倉建設は、1947年創業の総合建設会社だ。名古屋を地盤に、東京・大阪・三河・九州・東北に支店を置く。連結従業員は約800人。直近の売上は682億円で、建築が約3分の2、土木が約3分の1、不動産とその他は2%ほどだ。

稼ぎの柱は建築だ。工場や店舗などの民間の建物を、発注者から請け負って建てる(受注先の内訳は開示を確かめられなかった)。粗利は直近で約44億円。ただし受注は波が大きい。2026年3月期の第3四半期までの建築受注は、前年より18%減った。

土木は、港湾・海洋工事から出発した事業だ。今は道路、河川、橋などの官公庁工事が中心になる。第3四半期までの受注は34%増え、粗利は前年の約2.6倍の28億円に跳ねた。国土強靱化の予算が追い風だが、この粗利率は過去5期の平均を大きく上回る。

海外は小さいが、会社の個性がある。途上国への政府開発援助(ODA)の港湾・道路工事から始まり、グアテマラの国道改良などの実績を持つ。近年は日系企業の海外工場の建築にも広げた。ブラジルとインドネシアには2012年に現地法人を置いた。

不動産は賃貸と売却で、売上は6億円ほどだ。規模が小さく、全体の利益を動かす力はない。公民連携(PPP・PFI)にいち早く取り組んだ点は、官公庁との接点として生きている。

優良さと弱いところ

優良さを一言で言えば「財務は堅いが、堀は浅い普通のゼネコン」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは、大手のようには深くない。

強みは三つある。一つ目は財務だ。有利子負債を1年で59億円から35億円へ減らし、自己資本比率は37%から43%へ上がった。二つ目は港湾・海洋土木の専門性で、地場の同業との差になりうる。三つ目は海外のODA工事で培った、途上国での施工の経験だ。

弱みも三つある。一つ目は価格を決める力の弱さだ。建築は入札や相見積もりで競り合い、資材高の転嫁も顧客との交渉次第になる。二つ目は利益の振れの大きさだ。営業利益は2022年3月期の26億円から翌年に6億円へ落ちた。三つ目は人手だ。施工量を決めるのは技能者の数で、確保できなければ売上を伸ばせない。

資本の使い方は、守りに偏る。ROEは直近で10%に届いたが、配当性向は2割前後と低い。投資ファンドや光通信系の組合が大株主に並ぶのは、この余力の大きさを見ているからだと筆者は考える。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の建設市場は、量が増えない成熟市場だ。人口が減り、地方の工事は先細る。それでも今は「作れば儲かる」局面にある。2024年4月に残業の上限規制が始まり、技能者が足りなくなった。受け手が仕事を選べるようになり、資材高の値上げも通りやすい。上場ゼネコン50社の2025年度の受注は16兆円台で、利益率も集計以来の最高水準だった。

徳倉建設は準大手より一回り小さい中堅で、競争相手は地場のゼネコンだ。同じ愛知県の矢作建設工業のほか、東海圏の各社がいる。民間の大型案件では、スーパーゼネコンの名古屋支店とも競る。市場は分散していて、価格を決める力は大手より弱い。

追い風は二つある。一つは国土強靱化だ。2026年度から5年で20兆円強の計画があり、橋、上下水道、港湾の更新が続く。もう一つは民間の工場・物流の建て替えだ。

10年先は、この波が一巡する。その後は、実質で横ばいか緩やかな縮小に向かうと筆者は見る。人手が足りない業界では、売上の伸びより採算を守る力が会社の差になる。地場ゼネコンの後継者難を背景に、事業承継型の再編も進みやすい。小さい会社には、買う側にも買われる側にもなる可能性がある。

資本政策と M&A

資本政策の特徴は、還元の薄さと現金の厚さだ。2026年3月期の配当性向は2割に届かず、2027年3月期は通常配当を増やし、創立80周年の記念配当を足す計画だ。それでも性向は2割強にとどまる。自社株買いは2024年に1億円余りで、自己株の比率は4%ほどだ。

有利子負債は1年で24億円減った。借入返済を優先し、手元の現金は100億円台を保つ。ただ、2023年3月期から2026年3月期までの純利益の合計は約55億円で、自己資本は約60億円増えた。稼ぎの大半は内部にたまっている。

株主は、持株会が約10%で筆頭、光通信系の投資組合が約6%、三徳物産が約6%、UHパートナーズ2の投資組合が約6%だ。上位4者で約28%を占め、投資家からの還元要求が強まる素地はある。

買収は目立たない。過去は2006年に坂田建設、2017年に九州建設を連結子会社にした程度で、大きな買収で価値を壊す会社ではない。逆に、外から買われる可能性は、株主構成を見るとゼロではない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

建設業は、構造が変わった。技能者が足りず、受け手が仕事を選べる。徳倉建設は採算の悪い工事を断れる側に立ち、直近の営業利益は前年の1.9倍になった。会社の2027年3月期の計画も、増収増益で過去最高益を見込む。

財務は、安全域だ。有利子負債を1年で40%減らし、自己資本比率は43%になった。実質無借金で、金利が上がっても利払いは増えず、受取利息が増える。景気が悪くなっても、この現金が会社を支える。

株主構成も追い風だ。投資ファンドや光通信系の組合が大株主に並び、現金を積み上げたまま放置する経営は許されにくい。配当性向は2割と低いから、引き上げの余地は大きい。還元が3割、4割へ進めば、資本の効率は上がる。

土木は国土強靱化の予算に守られる。港湾・海洋という専門分野を持つ会社は少ない。海外のODA工事で培った経験は、日系企業の海外工場の需要にも使える。10年後も、地味でも堅実に稼ぐ会社として残る。

慎重な見方

今の利益は山の高さだ。営業利益率4.3%は、過去12年の最高4.7%に近い。土木の粗利率は前年の5%から13%へ跳ねたが、これは一時的な設計変更や追加工事の可能性が高い。2023年3月期には、営業利益が26億円から6億円へ落ちた。同じことは、また起こる。

受注の質にも不安がある。直近の建築受注は、第3四半期までで前年比18%減だった。土木が補ったが、公共工事の波は読みにくい。人手不足は採算を守る一方で、売上の伸びを縛る。

現金は、見かけほど自由ではない。2025年3月期は営業キャッシュフローが62億円の赤字になり、翌期は23億円の黒字に戻った。年に数十億円も動く現金の大半は、運転資金だ。純現金を時価総額の半分と見るのは、数字だけの見方になる。

還元は薄いままだろう。持株会が筆頭株主で、経営の安定が優先されやすい。投資組合が大株主でも、会社が動く保証はない。現金が積み上がるだけなら、ROEは資本コストを下回り、PBRは1倍割れで放置される。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が少し強い。強気の見方が言う財務の安全域は本物だが、現金の大半が運転資金だという指摘に反論がしにくい。利益の山の高さも、土木の粗利率を見ればごまかせない。確率は、中立に4割弱、やや悲観に25%、悲観に12%を置いた。強気の見方の中心である還元の増加は、楽観・やや楽観の筋書きに入れたが、確率は低くとどめた。結果として、今の値段は中立の価値にほぼ等しい。ここに安全域はあるが、割安とまでは言えない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 20,345 円427 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,963 円83 億円)。 今の値に割り戻すと 12,897 円271 億円、今との差 +61.2%、 期待の年率 +11.8%(資本コスト 7.2%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 40,000 円840 億円 6,996 円147 億円 +487.4% +19.4% 3,290 円69 億円
やや楽観 18% 30,761 円646 億円 5,378 円113 億円 +351.7% +16.3% 6,505 円137 億円
中立 38% 24,254 円510 億円 4,188 円88 億円 +255.5% +13.5% 10,808 円227 億円
やや悲観 25% 9,345 円196 億円 2,856 円60 億円 +52.5% +4.3% 3,050 円64 億円
悲観 12% 3,798 円80 億円 1,666 円35 億円 −31.7% −3.7% 656 円14 億円
加重平均100% 20,345 円427 億円3,963 円83 億円 +203.9% +11.8% 24,308 円511 億円

今の株価時価総額 8,000 円168 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 7% 採算を守り、還元も厚くなる 利益 43 億円 · PER 18.4 倍 · 株価時価総額 40,000 円840 億円

10年間、建築は採算の合う工事だけを選び、営業利益率は4%台前半を保つ。工場の建て替えと物流施設の需要が、実質の工事量を今並みに支える。人手が足りない世界では受け手が強く、価格の転嫁は物価を少し上回って通る。土木は国土強靱化の予算に乗り、港湾・海洋の専門性で受注を伸ばして、利益率は5%台後半に届く。営業利益は50億円台に乗る。会社は投資家からの求めに応え、配当性向を4割台へ引き上げる。現金は積み上がらず、ROEは資本コストを上回る。海外は日系企業の工場建築で小さな黒字を重ねる。国内の工事量が増えない点は変わらないが、価格と採算でそれを補う、最も良い姿だ。土木で稼いだ現金は、港湾の機械や人材への投資に回り、受注の質をさらに高める。名古屋圏の大型工事でも、品質を理由に指名を受ける場面が増える。筆者は、この姿を実現するには会社の姿勢の変化が要ると考える。

  • 建築:数量 62.8(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 629 億円・営業利益 26 億円。63 万人日換算 × 1 人日あたり 10.01 万円、営業利益率 4.2%
  • 土木:数量 32.1(施工量(万人日、実質。推定))× 価格 11(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 340 億円・営業利益 20 億円。32 万人日換算 × 1 人日あたり 10.60 万円、営業利益率 5.8%
  • 不動産・その他:数量 2.0(事業量(万人日換算、実質。推定))× 価格 10(1 人日換算あたり売上(万円・名目))→ 売上 20 億円・営業利益 6 億円。2.0 万人日換算 × 1 人日あたり 10.02 万円、営業利益率 32%

倍率:事業の純利益 42 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.8% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)17 億円。全体の PER 18.41 倍、時価総額 797 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年を通じて採算の良い工事を選び続け、会社が還元も増やす二つが重なる必要がある。連続して当たる筋書きなので、確率は低く置いた。

やや楽観 18% 価格転嫁が続き、還元が少し増える 利益 34 億円 · PER 17.2 倍 · 株価時価総額 30,761 円646 億円

建築の工事量は実質で4%ほど減るが、価格は物価に近く上がる。営業利益率は3.5%まで戻り、土木は5%を保つ。強靱化の予算は続き、港湾・海洋の受注が土木を支える。海外は小さな黒字にとどまる。営業利益は40億円強で、直近の山よりやや高い水準を保つ。会社は、株主からの求めを受けて配当性向を4割へ引き上げる。現金は積み上がり過ぎず、ROEは9%近くまで上がって資本コストをわずかに上回る。市場は、財務の堅い堅実な会社として今より高く評価する。ただ、国内の工事量が増えない制約は最後まで残る。2030年代半ばには、土木の更新工事が建築の波の一巡を和らげる。海外の日系工場の建築は、為替が安定すれば小さな黒字を積む。投資組合など大株主の目が厳しいので、現金の使い道は説明を求められ、還元は少しずつ前進する。

  • 建築:数量 60.3(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定))× 価格 9.72(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 586 億円・営業利益 21 億円。60 万人日換算 × 1 人日あたり 9.72 万円、営業利益率 3.5%
  • 土木:数量 30.4(施工量(万人日、実質。推定))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 313 億円・営業利益 16 億円。30 万人日換算 × 1 人日あたり 10.29 万円、営業利益率 5.0%
  • 不動産・その他:数量 1.9(事業量(万人日換算、実質。推定))× 価格 9.74(1 人日換算あたり売上(万円・名目))→ 売上 19 億円・営業利益 6 億円。1.9 万人日換算 × 1 人日あたり 9.74 万円、営業利益率 32%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.7% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)17 億円。全体の PER 17.24 倍、時価総額 596 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが物価並みに通り、会社が還元を少し増やす姿。人手不足と国土強靱化が続く限り十分ありうるので、中立に次ぐ厚みで置いた。

中立 38% 量は減り、価格は物価並み。利益は山から戻る 利益 28 億円 · PER 16.0 倍 · 株価時価総額 24,254 円510 億円

建築の工事量は実質で8%ほど減り、価格だけが物価並みに上がる。営業利益率は今の4.3%から3.9%まで戻り、営業利益は34億円ほどになる。建築は3%、土木は4%台前半だ。土木の粗利率は直近の13%から、過去5期の平均に近い水準へ下がる。会社は人手不足の中で採算を守るが、売上は伸びない。還元は性向3割台半ばへ少しずつ上がるが、自己資本が厚くなる分、ROEは7%台にとどまる。海外と不動産は小さな黒字を保つ。大きな失敗も大きな成功もない、平らな10年だ。財務の堅さは変わらず、悲観の時は会社を支える。受注残は、直近で1年分を超える水準が続き、数年先までの売上は大きくは崩れない。ただ、人件費と資材費の上昇を吸収できるかは、工事ごとの値決めの巧さで決まる。

  • 建築:数量 57.8(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定))× 価格 9.58(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 554 億円・営業利益 17 億円。58 万人日換算 × 1 人日あたり 9.58 万円、営業利益率 3.0%
  • 土木:数量 29.2(施工量(万人日、実質。推定))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 296 億円・営業利益 12 億円。29 万人日換算 × 1 人日あたり 10.14 万円、営業利益率 4.2%
  • 不動産・その他:数量 1.7(事業量(万人日換算、実質。推定))× 価格 9.59(1 人日換算あたり売上(万円・名目))→ 売上 16 億円・営業利益 5 億円。1.7 万人日換算 × 1 人日あたり 9.59 万円、営業利益率 30%

倍率:事業の純利益 27 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.9% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)17 億円。全体の PER 16.04 倍、時価総額 453 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:量は実質で減り、価格だけが物価並みに上がり、利益率は山から平均の方へ戻る標準の姿。会社の改善が部分的に効く程度なので、最も厚く置いた。

やや悲観 25% 地方の縮小と人手不足で採算が細る 利益 17 億円 · PER 7.5 倍 · 株価時価総額 9,345 円196 億円

地方の人口減と人手不足で、工事量が実質で1割以上減る。価格の転嫁は止まり、人件費の上昇だけが重くなる。建築の営業利益率は2%まで落ち、土木も入札の競り合いで3%に下がる。営業利益は20億円ほどで、2023年3月期の谷に近い水準へ戻る。会社は配当を守るが、増やす余力はなく、還元は3割にとどまる。現金は運転資金に食われ、余った現金は減る。海外は小さな赤字を出す年もある。市場からは「資本コストを稼げない会社」と見られ、倍率は低いままだ。会社は選別受注を貫けず、人手不足の中で採算の悪い工事を抱え込む。受注は、土木の公共工事が頼りになるが、予算の執行が遅れる年は穴があく。資材の値上がりを顧客に転嫁できず、粗利が薄い年が続く。

  • 建築:数量 52.8(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定))× 価格 9.30(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 491 億円・営業利益 10 億円。53 万人日換算 × 1 人日あたり 9.29 万円、営業利益率 2.0%
  • 土木:数量 26.9(施工量(万人日、実質。推定))× 価格 9.69(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 261 億円・営業利益 8 億円。27 万人日換算 × 1 人日あたり 9.69 万円、営業利益率 3.0%
  • 不動産・その他:数量 1.5(事業量(万人日換算、実質。推定))× 価格 8.95(1 人日換算あたり売上(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 3 億円。1.5 万人日換算 × 1 人日あたり 8.95 万円、営業利益率 25%

倍率:事業の ROE は純利益 17.0 億円(現金の利息を除く)÷自己資本(余った現金を除く)351 億円で 4.9%。k 7.25% を大きく下回るので、ためた利益は額面より低い価値で、PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。利益が谷に近く、資本の稼ぎも細る筋書きなので、ROE÷k(0.57)に応じて 7.5 倍に置いた。余った現金は谷で運転資金に食われて 0.75 倍とみた。

確率:地方の人口減と人手不足は、小さな会社に特に重い。値上げ疲れで利益率が平均へ戻る展開を、中立に近い厚みで置いた。

悲観 12% 構造的に負け、低採算工事に頼る 利益 5 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 3,798 円80 億円

構造的に負ける。地方の建設市場が縮み、人手不足の中でも受注を選べなくなる。低採算の工事を受けざるをえず、建築の営業利益率は0.5%まで落ち、土木も1%台前半にとどまる。海外では支払い遅れや為替の損失が出て、不動産の評価も下がる。営業利益は5億円台で、ほぼ稼げない。配当は維持しても、優良な会社とは見られなくなる。現金は運転資金と赤字の穴埋めに食われ、余った現金は半分に減る。財務の体力は残るので倒産は遠いが、稼ぐ力の回復は見えず、再編の対象にもなりやすい。地方の需要の縮みは10年かけてじわじわ効き、どこかの年に急に表に出る。海外は撤退か縮小に追い込まれ、現地の事業の整理で損失が出る。名古屋圏の民間工事も、大手の価格攻勢に押されて取りこぼす。

  • 建築:数量 44.0(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定))× 価格 8.58(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 378 億円・営業利益 2 億円。44 万人日換算 × 1 人日あたり 8.58 万円、営業利益率 0.5%
  • 土木:数量 23.4(施工量(万人日、実質。推定))× 価格 9.08(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 213 億円・営業利益 3 億円。23 万人日換算 × 1 人日あたり 9.08 万円、営業利益率 1.2%
  • 不動産・その他:数量 1.2(事業量(万人日換算、実質。推定))× 価格 8.23(1 人日換算あたり売上(万円・名目))→ 売上 10 億円・営業利益 1 億円。1.2 万人日換算 × 1 人日あたり 8.23 万円、営業利益率 12%

倍率:構造的に優良でなくなり、稼ぐ力は細る姿。この筋書きの純利益は 5.2 億円で、稼ぐ力は純利益 5.0 億円 ÷ k 7.25% ≒ 59 億円に余った現金を足した約 65 億円にしかならない。他方で清算の側から見ても、純現金 80 億円は未成工事受入金・工事未払金を払う運転資金に消え、全額は株主に回らない。そこで今の自己資本 228 億円に対する PBR 0.35 倍(時価総額 約 80 億円)を、純現金の上限として置いた。

確率:地方市場の縮小と受注の失敗が重なり、優良ではなくなる筋書き。2回の赤字の経験と営業利益の急落の実績を踏まえ、1割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建築

工場・店舗・倉庫・集合住宅などを請け負って建てる。売上の約 3 分の 2 を占める稼ぎ頭。

数量施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質。推定)価格1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 62.8 7.15 449 12
10 年後 中立 57.8 9.58 554 17

取り方:建築の売上 449 億円(IR の開示を集めた irbank のセグメント表)。営業利益はセグメントの開示が無いので、売上総利益 44.1 億円から、全社の販売費及び一般管理費 48.5 億円(売上総利益 77.5 億円 − 営業利益 29.1 億円)を売上比で配って 12.3 億円とした。施工量は開示が無く、技能者の労務費を売上の約 35%、日当を約 2.5 万円と置いて 62.8 万人日と推定した。売上を施工量で割った 1 人日あたり売上が価格に当たり、物価の分は価格に入る。

土木

港湾・海洋、道路、河川、橋などの官公庁工事が中心。国土強靱化の恩恵を受ける。

数量施工量(万人日、実質。推定)価格1 人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 29.2 7.57 221 13
10 年後 中立 29.2 10 296 12

取り方:土木の売上 221 億円・売上総利益 28.4 億円。直近期の粗利率は 12.9% と前年(5.2%)の 2 倍以上で、過去 5 期の平均 8.8% を大きく上回る山の値。営業利益は建築と同じく販管費を売上比で配って 12.9 億円とした。土木は機械・材料の割合が建築よりやや高いので労務費を売上の約 33% と置き、29.2 万人日と推定した。

不動産・その他

不動産の賃貸・売却と、建設資材などの周辺事業。規模は小さい。

数量事業量(万人日換算、実質。推定)価格1 人日換算あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 1.7 7.16 12 4
10 年後 中立 1.7 9.59 16 5

取り方:不動産の売上 6.2 億円とその他 5.9 億円の合計 12.1 億円。売上総利益は 4.7 億円で、販管費を売上比で配って営業利益を 3.85 億円とした(全社の営業利益 29.05 億円に合わせる残り)。数量は他の二つと同じ要領の換算で、1.69 万人日と推定した。

リスクと懸念

利益率の山が崩れる

直近の営業利益率は4.3%で、過去12年の最高4.7%に近い。土木の粗利率は前年の5%台から13%へ跳ねたが、追加工事や設計変更の一時要因を含む可能性がある。2023年3月期のように、資材高や工事の採算悪化で営業利益が1年で4分の1へ落ちる谷は、また来る。

受注の波と人手不足

2026年3月期は、第3四半期までの建築受注が前年比18%減った。土木が補ったが、公共工事の波は読みにくい。技能者が足りなければ、受注があっても施工できず、人件費の上昇は粗利を削る。徳倉建設は規模が小さく、人材の確保で大手に劣る。

現金が運転資金に消える

純現金は約80億円だが、営業キャッシュフローは2025年3月期に62億円の赤字、翌期に23億円の黒字と、年に数十億円も動く。工事代金の入りと払いの時期がずれるためで、手元の現金の大半は運転資金だ。純現金を余りと見ると、安全域を過大に見る。

還元が増えず現金がたまる

配当性向は2割前後で、自己資本は4年で約60億円増えた。持株会が筆頭株主で、経営は安定を優先しやすい。投資組合が株主に並んでも、会社が動く保証はない。現金が積み上がるほどROEは下がり、資本コストを下回る期間が長引く。

海外事業の不確実さ

ブラジル・インドネシアなど新興国で事業を営む。為替、政情、現地の支払い遅れが、日本の会社より大きな損失を生みうる。規模は小さく全体を揺らす力は限られるが、受注の失敗が重なれば、小さな会社の利益には響く。

地方の人口減と公共工事の縮小

国土強靱化の予算は5年で20兆円強とされるが、その先は不透明だ。人口が減る地方では、公共の更新需要そのものが縮む。官公庁工事は入札で競り合い、価格を決める力が弱いため、需要が細ると低採算の工事を取らざるをえなくなる。

今後の分かれ目

営業利益率が2期続けて3%を割ったら
利益の山が終わったと見て、やや悲観・悲観の確率を上げ、中立の営業利益率を下げる。
配当性向を3割以上へ引き上げ、または自社株買いを大きく増やしたら
余った現金の戻り方を0.5から1.0へ上げ、楽観側の確率を増やす。
営業キャッシュフローの赤字が2期続いたら
手元の現金が運転資金に消えたとみて、余った現金の額を下げる。
土木の粗利率が10%を割り、8%台へ戻ったら
直近の13%は一時的な山だったと確認でき、中立の利益水準を数億円下げる。
投資組合や光通信系の組合が持株比率を高め、経営に提案を出したら
還元の引き上げか再編に動きうるので、楽観側の確率を少し増やす。
同じ東海圏のゼネコンとの統合や、外部資本による買収の話が出たら
統合後の資本効率と価格次第。純現金の厚い会社なので、買う側に回る場合は価値を壊さない使い方かを見る。

見ておくもの

  • 四半期ごとの建築・土木の受注高と繰越工事高
  • 建築・土木の完成工事総利益率(粗利率)
  • 営業キャッシュフローと手元の現金の増減
  • 配当性向と自社株買いの有無
  • 大株主(投資組合・光通信系)の持株比率の変化
  • 国土強靱化予算の執行と土木の受注

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 7.25%(基本 7.5% + quality 1.0%)を下回る前提で、正当化 PER の上限 1÷k(約 11.8 倍)に ROE÷k と 9 割を掛けて置いた。悲観は過去の PBR の底からでなく、悲観の稼ぐ力と純現金で測った。今の株価や PER を見てから決めたわけではない。余った現金は、純現金 80 億円から運転資金(月商の約 1 か月分 57 億円)を引いた 23 億円とし、戻り方は 0.5 にした。営業キャッシュフローが年に数十億円動くため、これ以上は余りと見なさなかった。減価償却は物価で増やさず、今の約 4 億円(有報で確かめられず推定)に新しい設備の分を足して 10 年後に約 6 億円とみて、利益率に織り込んだ。更新投資は建築費の上昇で膨らむが、年 8 億円規模と小さく、現金の細りは数億円にとどまる。投資有価証券・賃貸不動産の含み益は、内訳を確かめられず足していない。リースは建設業で重くなく、新リース会計基準(2028 年 3 月期)の影響は小さいと見て、今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.25%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. irbank 徳倉建設(概要・財務)
  2. irbank 徳倉建設 セグメント別売上・売上総利益
  3. 東京商工リサーチ 上場ゼネコン 2025 年度の受注・利益

分析日 2026-10-19