株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

植木組 1867

柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,912 円192 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,710 円178 億円差 +7.5%
10 年後から見ると 適正 価値 2,912 円192 億円 · 差 +7.5% · 期待の年率 +7.3%
期待の年率リターン(10 年)+7.3%資本コスト比 −0.2 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

植木組は、新潟県柏崎市に本社を置く創業 1885 年のゼネコンだ。道路や河川の土木が売上の半分、ビルや工場の建築が約 4 割を占める。筆者の結論は「やや割高」。足元の利益は過去最高圏だが、10 年で見ると今の値段を支える稼ぎが見えない。

直近の決算は絶好調だった。売上は 633 億円で前の期より 25% 増え、営業利益率は 5.9% と 1996 年以降で最高になった。ただ、この数字は景気と工事の巡り合わせが重なった山だ。会社自身が、次の期は増収でも営業利益が 14% 減ると見ている。

強みは財務の厚さだ。自己資本比率は 56% あり、時価総額も純資産の 6 割に満たない。弱みは手持ち工事の薄さである。単体の繰越工事は約 650 億円と、売上の 1 年分しかない。大手のような 3 年先まで見える安心感はない。

さらに、稼ぎが資本に見合わない。ROE は 7% 台で、株主が求める 8.5% に届かない。配当性向は 30% 台で、利益の 7 割近くは社内に残り、ROE を押し下げる。中立の筋書きでも、10 年後の営業利益は 37 億円前後と今と同じだ。物価で 3 割増える分を、地方の工事量の減りが消す。

純資産が厚くても、その中身が稼ぎを生まなければ、株主にとっての価値は帳簿より小さい。筆者は、今の値段にその割引が十分織り込まれていないと見る。

配当は性向 30% 以上を続ける方針で、直近は増配した。ただ、今期は減配の予想だ。利益の波が、そのまま配当の波になる会社だと考えておくべきだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ゼネコンは資本が軽く、現金を生みやすい事業に見える。だが実際は、毎年新しい工事を取り直す商売で、利益は景気と人手の巡り合わせに左右される。

株主が自由に使える利益、つまり再投資を引いた利益は、純利益の 8 割ほどと見る。工場を増やす必要はなく、土地の仕入れも小さい。ただ工事が増える年は、売上債権と未成工事の立て替えで現金が出ていく。直近の営業キャッシュフローの赤字がその例だ。

経営者に求めたいのは、資本の使い方である。自己資本が 317 億円あるのに、稼ぎは 20 億円台だ。ためた利益に十分な稼ぎが付いていない。この資本を自社株買いや増配で戻せば、1 株あたりの価値は上がる。だが今の方針は配当性向 30% 台で、その動きは鈍い。

安全域の面では、時価総額が純資産の 6 割に満たない点は魅力に見える。しかし、ROE が資本コストに届かない会社の純資産は、帳簿どおりの価値にならない。しかも繰越工事が薄く、利益の持続性が読みにくい。筆者は、楽観の筋書きでも今の値段を大きく上回らない点を重く見る。

最後に、経営者への評価を添える。外部の目に左右されず、地元で 140 年続けてきた会社で、無理な拡大をしないことは美点である。ただ、資本の使い方に緊張感が薄く、株主の取り分を増やす意思が見えにくい。筆者は、そこが変わらない限り、割安に見える数字を額面どおりには受け取らない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は建設事業で、連結売上の約 9 割を占める。その中身は二つに分かれる。

一つ目は土木だ。道路、トンネル、河川、ダムなど、国や県が発注する工事が中心である。直近の売上は 329 億円で全体の半分強を占め、北陸地方整備局が主な発注者に挙がる。公共工事は入札で決まるため、値段は自分で決められない。

二つ目は建築で、売上は 241 億円。前の期から 5 割増えた。工場、倉庫、事務所などを請け負う。有価証券報告書には、主な完成工事として重松製作所、大和証券リアルティ、東京都財務局が並ぶ。本社は柏崎だが、東日本が商圏で、首都圏の案件も手がける。

建設のほかに、不動産事業がある。不動産の売買、賃貸、開発を手がけ、直近の売上は 24 億円、利益は 2 億円と規模は小さい。首都圏のマンション販売を増やす計画だ。建材の製造販売と、その他の子会社群を合わせても売上は 38 億円ほどで、全体を左右しない。

従業員は連結で約 1,000 人、単体で 587 人だ。人手が売上の上限を決める事業であり、平均年収は 704 万円と前年比で 3% 上がった。顧客に売上の 1 割を超える先はなく、特定の客に頼る事業ではない。

受注と繰越の動きも押さえておく。直近の連結受注は約 655 億円で、売上とほぼ並ぶ。ただ単体の繰越工事は約 650 億円で、うち土木が 276 億円、建築が 374 億円だ。建築の繰越が厚く、土木が薄い。次の期は建築が支え、土木が重しになる形である。

子会社は 11 社あり、建材の製造販売などを担う。売上への寄与は小さい。

優良さと弱いところ

優良さを一言でいえば、「地域に根を張った、手堅いが平凡なゼネコン」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは深くない。

強みは三つある。一つ目は 140 年の歴史と、地元の官庁・企業との信用。二つ目は、土木と建築の両方を自社で施工できる幅だ。三つ目は、自己資本比率 56% の財務で、不況でも資金繰りに困りにくい。

弱みも三つある。一つ目は値決め力の弱さだ。公共工事は入札で、民間も相見積りで競う。二つ目は規模の小ささで、大型の工事を単独で取りにくい。三つ目は、利益が景気の波で大きく振れる点だ。2009 年 3 月期には赤字を経験した。

資本の使い方は、控えめだ。配当性向 30% 以上を続ける方針だが、自社株買いで資本を減らす姿勢は前面に出ていない。ROE の目標は 7% で、資本コストの手前にとどまる。政策保有株は上場分で 35 億円ほどと小さく、持ち合いが資本効率を縛る会社ではない。

筆者が気にしているのは、直近の営業キャッシュフローだ。売上債権が膨らみ、37 億円の支出になった。工事を増やしても現金が回収できなければ、借入が増える。会社は今期から回収が進むと説明しているが、確かめるべき点である。

財務の質は高い。自己資本は 317 億円で、有利子負債が重い会社ではない。ただし、直近は工事を増やした分だけ運転資金がふくらみ、短期借入が 36 億円増えた。財務の厚さは、工事が増える局面で借入に頼ることで、少しずつ削られる性質のものだ。

人材面では、単体の平均年齢が 44 歳、平均勤続が 19 年弱と、定着している。技術者の高齢化が進む業界では、これは強みである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の建設市場は、量が増えない成熟市場だ。人口が減り、特に地方では民間の建築が細る。それでも今は「作れば儲かる」局面にある。2024 年 4 月に残業の上限規制が始まり、技能者が足りなくなった。受け手のゼネコンが仕事を選べるようになり、資材高の値上げも通っている。

上場ゼネコンの受注は 2025 年度に 16 兆円台と過去最高になり、繰越も積み上がった。ただこの恩恵は、大型再開発や半導体工場を取れる大手に厚い。地方の準大手・中堅は、公共工事と地元の民間工事が中心で、受注の伸びは限られる。

追い風は国土強靱化だ。2026 年度から 5 年で 20 兆円強の計画があり、老朽化した橋や上下水道、道路の更新が続く。新潟県は豪雪と地震への備えが要る土地で、土木の需要は底堅い。

向かい風は人手不足である。人が足りなければ工事を受けても施工できず、労務費は上がり続ける。新潟県内には福田組など地場のゼネコンも多く、公共工事の入札では競り合いが続く。

10 年先を見ると、再開発や工場投資の波は一巡し、国内の工事量は実質で横ばいから緩やかな縮小に向かう。地方の中堅では、売上を伸ばす力より、採算を守る力と、資金を効率よく使う力が差になる。再編も進みやすく、事業承継型の買収や中堅同士の統合が現実味を帯びる。

価格の面では、資材と労務費の上昇が物価を上回って続いてきた。発注者が値上げを受け入れる間は、利益率は守られる。公共工事は積算の単価が毎年見直され、労務費の上昇が予定価格に反映される仕組みがある。この仕組みが、準大手の利益率を下支えする。

数量の面では、国内の建設投資は実質で横ばいから緩やかな縮小に向かう。新潟県を含む北陸は人口減が速く、民間の建築の量は細りやすい。土木は更新の需要があるが、人手が足りず、取れる量には上限がある。

資本政策と M&A

資本政策は、安全運転だ。第 15 次中期経営計画(2025〜2027 年度)は、2027 年 3 月期に売上 650 億円、ROE 7% 以上、配当性向 30% 以上を掲げる。直近の配当性向は 33% で、前の期より配当を増やしたが、今期は減らす予想だ。

利益の 7 割近くは社内に残る。自己資本比率は 56% と高く、事業に必要な以上に資本を抱えていると筆者は見る。ROE を上げる意思は、目標が 7% と低いことに表れている。

大株主は分散している。ウエキエージェンシーと第四北越銀行がそれぞれ 5% 弱で並び、共栄会や持株会も上位にいる。支配株主はおらず、第四北越銀行の保有は政策投資の目的だ。

大型の買収の実績は確認できていない。株主優待にクオカードを出しているが、規模は小さく年 1 億円に届かないと推定する。費用は利益から引かれており、還元として数えても価値の差は 1 ポイントに満たない。

外部からの買収は、可能性として残る。時価総額は純資産の 6 割に満たず、地方の同業からは割安に映る。ただ、地元に根を張る会社であり、友好的な再編が現実的だ。

優待は、年 1 回、9 月末の株主にクオカードを贈る。保有期間が長いほど額が増える仕組みで、長期保有を促す狙いがうかがえる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

建設業の構造が変わった。受け手が仕事を選べる時代になり、採算の悪い工事を取らなくてよい。植木組は、土木も建築も期初の計画を上回った。営業利益率 5.9% は 1996 年以降で最高で、選別受注の成果が出ている。

財務が厚く、倒産の心配がほぼない。自己資本比率は 56% で、不況でも工事を取り続けられる。大手が地方の小さな工事を取りにくい中、この会社は柏崎・新潟の官庁と企業に根を張る。国土強靱化の予算が 5 年で 20 兆円強あり、豪雪や地震に備える土木の需要は続く。

資産面の安全域もある。時価総額は純資産の 6 割に満たず、ROE が 7% に近づくだけで、今の値段は割安に見える。配当性向 30% 超を続ける方針は変わらず、利益が増えれば配当も増える。

首都圏では、大和証券リアルティや東京都の工事を手がけ、実績を積み上げた。マンション販売も増える計画で、不動産事業が育てば、利益の波は和らぐ。地方の中堅でも、選別と値上げを続ければ、利益率 5% 前後を保つことは十分にありうる。

さらに、会社の計画は保守的だ。次の期の営業利益 32 億円は、直近の 37 億円を下回る水準で、上振れの余地がある。コスト上昇を値上げに転嫁できる局面が続けば、計画を超える利益が出ても不思議はない。

慎重な見方

好調は景気の山の利益だ。営業利益率 5.9% は 1996 年以降で最高で、直近 12 年の平均は 4% 台にすぎない。次の期の営業利益は、会社自身が 14% の減益を見込む。資材高と労務費の上昇に、値上げが追いつかない構図がすでに始まっている。

繰越工事は単体で約 650 億円と、売上の 1 年分しかない。土木系は今期の減収を見込む。建築は直近で 5 割増えたが、大型工事が一巡すれば、反動で落ちる。しかも工事を増やした分の売上債権が膨らみ、営業キャッシュフローは 37 億円の支出になった。短期借入も増えた。

資本の質にも問題がある。自己資本は 317 億円あるのに、純利益は 20 億円台だ。ROE は資本コストの手前にとどまる。配当性向が 30% 台では、利益の大半が社内に残り、ROE はさらに下がっていく。

地方の建設需要は、人口減で縮む。新潟県を地盤とする以上、民間の建築は細り、公共工事の予算にも限りがある。県内の地場ゼネコンとの入札競争も続く。10 年後に、今の営業利益を保てる保証はない。

最後に、単一の地域に偏る危うさがある。柏崎・新潟の景気が崩れれば、公共も民間も同時に細る。大手の参入や、県内の同業の値引きが重なれば、採算は急に悪くなる。10 年は、この危うさが表に出るのに十分な長さだ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が強い。選別受注と財務の厚さは本物だが、10 年の値付けを決めるのは、資本コストを上回る稼ぎが続くかどうかだ。そこでは、繰越の薄さと、配当性向の低さからくる ROE の低さが効く。確率は、中立に 4 割弱を置き、残りを慎重側に厚くした。悲観を 1 割強にしたのは、2009 年 3 月期の赤字と、単一地域への依存を無視できないからだ。強気の見方が強調する財務の厚さは、悲観の床を支えるが、上の筋書きの利益を増やすものではない。

強気の見方が示す財務の厚さと選別の成果は、悲観の床と中立の利益に反映した。一方、繰越の薄さと資本効率の低さは、確率を悲観側に寄せる理由として残した。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,297 円283 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,188 円78 億円)。 今の値に割り戻すと 2,912 円192 億円、今との差 +7.5%、 期待の年率 +7.3%(資本コスト 7.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 6,883 円453 億円 1,686 円111 億円 +216.2% +12.2% 514 円34 億円
やや楽観 16% 6,107 円402 億円 1,473 円97 億円 +179.7% +10.8% 1,213 円80 億円
中立 37% 5,385 円355 億円 1,276 円84 億円 +145.8% +9.4% 2,464 円162 億円
やや悲観 28% 2,485 円164 億円 1,093 円72 億円 +32.0% +2.8% 1,002 円66 億円
悲観 13% 1,684 円111 億円 562 円37 億円 −17.1% −1.9% 292 円19 億円
加重平均100% 4,297 円283 億円1,188 円78 億円 +102.4% +7.3% 5,485 円361 億円

今の株価時価総額 2,710 円178 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 6% 選別受注と更新需要で稼ぎが定着 利益 34 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 6,883 円453 億円

10 年間、採算の悪い工事を断り続ける。土木は国土強靱化の予算が続き、橋や河川の更新で量を保つ。建築は首都圏の工場や物流の案件を取り、利益率は 5% 台半ばを守る。不動産はマンション販売が軌道に乗り、利益の波を和らげる。

営業利益は 50 億円台に伸びる。物価の分だけ価格が上がり、人手不足でも値上げが通る形だ。配当性向は 4 割まで上がり、自社株買いも加わって ROE は 7% に近づく。資本の使い方に変化が出る筋書きでもある。

国内の量が実質で増えない点は変わらない。それでも、地域の信用と財務の厚さが、選別の力として働く最良の姿だ。

不動産と首都圏の建築が育てば、利益の波は和らぐ。財務の厚さを背景に、会社は還元を増やしつつ、地域の更新需要を取り切る。

  • 土木系:数量 41.1(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 454 億円・営業利益 25 億円。41.14 万人日 × 1 人日あたり 11.04 万円、利益率 5.5%
  • 建築:数量 28.7(施工量(万人日、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 317 億円・営業利益 17 億円。28.67 万人日 × 1 人日あたり 11.04 万円、利益率 5.5%
  • 不動産:数量 170(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.33(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 55 億円・営業利益 6 億円。残高 170.0 億円 × 回転 0.3251、利益率 10.0%
  • 建材・その他:数量 5.2(業務量(万人日換算、実質。推定))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 56 億円・営業利益 3 億円。5.243 万人日換算 × 1 人日あたり 10.72 万円、利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.0% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 453 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:選別受注を 10 年続け、土木の更新需要と首都圏の建築も重なる筋書き。繰越が薄く、連続して当たる必要があるので低く置いた。

やや楽観 16% 値上げが通り、利益率が高めに残る 利益 30 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 6,107 円402 億円

値上げは物価並みに通り、建築と土木の利益率は 5% 台前半を保つ。民間の建築は実質で 1 割ほど減るが、土木が支える。不動産は首都圏のマンションで少しずつ伸びる。

営業利益は 40 億円台半ばになる。配当性向は 38% 前後に上がり、ROE は 6% 台に乗る。それでも資本コストには届かず、価値を押し上げる力は限られる。

国土強靱化の予算は続くが、人手が足りず、受注を増やすことは難しい。会社は量より採算を守る道を選び、堅実に利益を積む。

地元の信用で民間の建築も一定は取り続け、首都圏の案件が土木の波を補う。ただ、物価で増える人件費と資材費を価格に乗せ切る力は、中立ほど強くない。

首都圏の建築が受注の穴を埋め、売上債権の回収も落ち着く。自己資本は 470 億円ほどに積み上がり、配当は増えるが、資本の重さは残る。

  • 土木系:数量 39.5(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 430 億円・営業利益 22 億円。39.49 万人日 × 1 人日あたり 10.88 万円、利益率 5.2%
  • 建築:数量 27.2(施工量(万人日、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 296 億円・営業利益 15 億円。27.16 万人日 × 1 人日あたり 10.88 万円、利益率 5.2%
  • 不動産:数量 140(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.33(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 46 億円・営業利益 4 億円。残高 140.0 億円 × 回転 0.3251、利益率 9.0%
  • 建材・その他:数量 5.0(業務量(万人日換算、実質。推定))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 54 億円・営業利益 3 億円。5.004 万人日換算 × 1 人日あたり 10.72 万円、利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.4% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 397 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが物価並みに通り、利益率が過去の山の手前で定着する筋書き。国土強靱化の予算が支えるが、地方の量は戻らない。

中立 37% 量は細り、価格だけが上がる成熟 利益 25 億円 · PER 13.3 倍 · 株価時価総額 5,385 円355 億円

土木の量は実質で 1 割弱減り、建築は直近の山から 15% ほど減る。価格は物価並みに上がる。営業利益率は 4% 台後半に落ち着き、営業利益は 37 億円前後と、今とほぼ同じになる。

物価で売上が 2 割ほど増えても、量の減りと利益率の低下がそれを消す。配当性向は 36% 前後で、利益の大半が社内に残る。自己資本は 470 億円ほどに膨らみ、ROE は 5% 台と資本コストを大きく下回る。

堅実だが、株主にとっては物足りない 10 年である。大きな失敗も、大きな成功もない。人手不足の中で、採算を守る力が会社の差になる。

不動産は首都圏のマンション販売が少しずつ伸び、利益は 3〜4 億円に育つ。ただ、全体を変えるほどの規模にはならない。

  • 土木系:数量 37.9(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 406 億円・営業利益 19 億円。37.85 万人日 × 1 人日あたり 10.72 万円、利益率 4.6%
  • 建築:数量 25.7(施工量(万人日、実質))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 275 億円・営業利益 13 億円。25.65 万人日 × 1 人日あたり 10.72 万円、利益率 4.6%
  • 不動産:数量 130(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.33(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 42 億円・営業利益 4 億円。残高 130.0 億円 × 回転 0.3251、利益率 8.5%
  • 建材・その他:数量 4.8(業務量(万人日換算、実質。推定))× 価格 11(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 51 億円・営業利益 3 億円。4.766 万人日換算 × 1 人日あたり 10.72 万円、利益率 4.8%

倍率:事業の純利益 25 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.7% が k 7.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 13.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.3 倍。全体の PER 13.33 倍、時価総額 333 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:量は実質で少し減り、価格は物価並み。会社の 2027 年 3 月期の利益率(約 5%)の近くに落ち着く、最も標準的な姿。

やや悲観 28% 地方の縮小と人手不足で採算が細る 利益 16 億円 · PER 7.3 倍 · 株価時価総額 2,485 円164 億円

地方の人口減と、公共工事の予算の伸び悩みで、量が実質で 2 割前後減る。価格転嫁は止まり、人件費の上昇だけが重くのしかかる。建築も土木も、利益率は 3% 台まで落ちる。

営業利益は 25 億円前後になる。会社は配当を守ろうとし、性向は 4 割近くに上がるが、ROE は 4% を割る。自己資本は積み上がるのに稼ぎが伴わない。

県内の同業との入札競争が続き、選別受注を貫けない。売上債権の回収にも時間がかかり、借入が増える。地域に根を張る強みが、縮む市場の中で重荷にもなる。

首都圏の建築で穴を埋めようとしても、大手や中堅との競争が厳しく、利益率の低い工事が増える。不動産の販売も金利の上昇で伸びにくい。

首都圏の建築に出ても、大手や中堅との競争に勝てず、利益の穴を埋められない。会社は減配を避けようとするが、利益が細れば、いずれ維持は難しくなる。

  • 土木系:数量 35.0(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 364 億円・営業利益 13 億円。34.97 万人日 × 1 人日あたり 10.4 万円、利益率 3.6%
  • 建築:数量 21.7(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 226 億円・営業利益 8 億円。21.73 万人日 × 1 人日あたり 10.4 万円、利益率 3.6%
  • 不動産:数量 90.0(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.32(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 28 億円・営業利益 2 億円。残高 90.0 億円 × 回転 0.3154、利益率 6.0%
  • 建材・その他:数量 4.3(業務量(万人日換算、実質。推定))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 45 億円・営業利益 2 億円。4.289 万人日換算 × 1 人日あたり 10.4 万円、利益率 3.5%

倍率:ROE 3.73%。RONIC = 8.5% + 1/2 ×(ROE − 8.5%)= 6.12%、g 4% から正当化 PER = 7.7 倍。地方の縮小で稼ぎが資本に見合わない局面で、悲観側は式の値の 9 割 5 分の 7.3 倍に置いた。

確率:地方の人口減と人手不足が重なり、値上げが止まる。繰越の薄さと単一地域への依存から、中立に近い厚みで置いた。

悲観 13% 構造的に負け、低採算の工事に頼る 利益 6 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 1,684 円111 億円

構造的に負ける。地方の建設市場が縮み、人手不足の中でも受注を選べなくなる。低採算の工事を取らざるを得ず、土木・建築とも利益率は 2% 前後に沈む。

不動産事業でも評価損が出て、減損で自己資本が 25 億円ほど減る。営業利益は 10 億円に届かず、赤字の年も混じる。配当は維持しようとするが、利益の 4 割台を割いても額は小さい。

財務の体力は残るが、稼ぐ力の回復は見えない。優良なゼネコンとは見られなくなり、友好的な再編の対象になる可能性が高い。この筋書きは、10 年かけてじわじわ表に出る。

純資産は残るが、少数株主が資産を現金にする手段は限られる。配当は細り、株価は資産の割引で長く低迷する。単一の地域に偏った弱さが、最も悪い形で出る姿だ。

自己資本が厚いため、倒産には至らない。ただ、配当は大きく削られ、株式市場は純資産に大きな割引をつけ続ける。

  • 土木系:数量 29.6(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.76(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 289 億円・営業利益 6 億円。29.62 万人日 × 1 人日あたり 9.76 万円、利益率 2.0%
  • 建築:数量 16.6(施工量(万人日、実質))× 価格 9.76(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 162 億円・営業利益 2 億円。16.6 万人日 × 1 人日あたり 9.76 万円、利益率 1.5%
  • 不動産:数量 50.0(開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.30(残高1億円あたりの年間売上(億円・名目))→ 売上 15 億円・営業利益 0 億円。残高 50.0 億円 × 回転 0.296、利益率 0.0%
  • 建材・その他:数量 3.3(業務量(万人日換算、実質。推定))× 価格 9.76(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 33 億円・営業利益 0 億円。3.336 万人日換算 × 1 人日あたり 9.76 万円、利益率 1.0%

倍率:構造的に優良でなくなった姿。谷の年の純利益は小さく、稼ぐ力(純利益 ÷ k)は 65 億円ほどにしかならない。売れる資産の税後で測ると、総資産 563 億円の 7 割を回収し、負債 246 億円を払って残る約 150 億円。少数株主は清算を決められず、戻り方を 0.75 と見て、今の自己資本 317 億円に PBR 0.35 倍(約 111 億円)を掛けた。営業利益は小さく、EV ÷ 営業利益は参考にならない。

確率:地方市場の縮小と価格競争で構造的に優良でなくなる筋書き。2009 年 3 月期の赤字と、単一地域に依存する点から 1 割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

土木系

道路・河川・トンネル・ダムなど、国や県が発注する土木工事。売上の半分強を占め、国土強靱化の予算が支える。

数量施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 41.1 8.00 329 18
10 年後 中立 37.9 11 406 19

取り方:土木系の売上 329.1 億円(補足資料)。営業利益は開示がなく、建設事業の利益 32.57 億円を、土木 18.0 億円(利益率 5.5%)と建築 14.57 億円(同 6.0%)に分けたのは筆者の推定。数量は、技能者の労務費を売上の約 3 割、日当を 2.4 万円と置き、約 41 万人日と推定した。売上を労務量で割った 1 人日あたり売上(8.0 万円)が価格で、物価の分は価格に入る。

建築

工場・倉庫・事務所・マンションなどを請け負って建てる。直近は前の期から 5 割増えた。

数量施工量(万人日、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 30.2 8.00 241 15
10 年後 中立 25.7 11 275 13

取り方:建築の売上 241.4 億円。数量は土木と同じ要領で約 30 万人日、1 人日あたり売上は 8.0 万円と推定した。利益は上の分け方どおり 14.57 億円。直近は大型工事で売上が 5 割増えた山の年で、数量は平常時より大きい。

不動産

不動産の売買・賃貸・開発。首都圏のマンション販売を増やす計画で、規模は小さい。

数量開発・保有する不動産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定)価格残高1億円あたりの年間売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 100 0.24 24 2
10 年後 中立 130 0.33 42 4

取り方:不動産事業の売上 24.26 億円・利益 2.27 億円(開示)。残高は開示がなく、売上の約 25% 回転と見て 100 億円と推定した。数量は実物(残高)で、増やすのは会社の販売計画による。名目の伸びを数量に置いたのではなく、物価は価格の 1.34 倍で見る。

建材・その他

建材の製造販売と、その他の子会社群(売上 38 億円)。本社費などの調整を含む。

数量業務量(万人日換算、実質。推定)価格1人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 4.8 8.00 38 2
10 年後 中立 4.8 11 51 3

取り方:建材製造販売(売上 6.81 億円)とその他(31.32 億円)の合計 38.13 億円。営業利益は両者の 3.64 億円から全社調整 1.27 億円を引いた 2.37 億円(連結営業利益 37.21 億円と合う)。労務中心の業務量を同じ要領で約 4.8 万人日に換算した。

リスクと懸念

景気の谷で受注と採算が崩れる

ゼネコンの利益は景気の山と谷で大きく振れる。植木組も 2009 年 3 月期に赤字を経験した。今の営業利益率 5.9% は 1996 年以降で最高で、民間の建築投資が一巡すれば、先に崩れるのは新規受注と採算だ。会社自身が、次の期の営業利益を 14% の減益と見込む。

繰越工事が薄く、売上の見通しが短い

単体の繰越工事は約 650 億円で、売上の 1 年分にとどまる。大手のように 3 年先まで売上が見える形ではない。土木系は今期の減収が見込まれ、建築も直近の 5 割増が大型工事の山だった可能性がある。受注が一度途切れると、翌年の売上に直撃する。

売上債権の膨張と運転資金の悪化

直近の営業キャッシュフローは 37 億円の支出で、売上債権の増加が主因だった。短期借入も 36 億円増え、純有利子負債は 33 億円に転じた。回収が予定どおり進まなければ、借入が増えて利払いが重くなり、金利が上がる局面では利益を削る。

人手不足で施工量が頭打ちになる

従業員は単体で 587 人と少なく、人手が売上の上限を決める。技能者の確保が難しくなれば、受注があっても施工できない。平均年収は前年比で 3% 上がったが、賃金競争は続く。採算の悪い工事を断れる局面が終われば、利益率は先に削られる。

地方の人口減で市場が縮む

新潟県を地盤とする以上、民間の建築は人口減で細る。公共工事も予算に限りがあり、県内の地場ゼネコンとの入札競争が続く。単一の地域に依存する度合いが高く、広い商圏を持つ会社より、地域の景気の悪化に弱い。

資本の効率が上がらない

自己資本は 317 億円あるのに、純利益は 20 億円台にとどまる。配当性向が 30% 台では、利益の大半が社内に残り、ROE は下がっていく。自社株買いなどで資本を戻さなければ、帳簿の厚さが株主の価値にならない。

今後の分かれ目

次の期の営業利益が会社予想の 32 億円を下回ったら
値上げの余地が尽きたと見て、やや悲観・悲観の確率を上げる。
営業キャッシュフローが黒字に戻り、売上債権が減ったら
運転資金の悪化が一時的だったと確かめられ、悲観の確率を少し下げる。
配当性向を 50% 以上へ引き上げる、または自社株買いを始めたら
資本の使い方の評価を上げ、ROE の改善を織り込んで上の筋書きの確率を増やす。
単体の繰越工事が売上の 1.5 年分を超えたら
利益の見通しが延びたと見て、中立の営業利益を上方に直す。
県内の同業や第四北越銀行を巻き込んだ再編・TOB が出たら
買収価格が純資産の割引を埋めるなら価値を押し上げる。統合後の資本効率次第で評価は分かれる。
土木の受注が 2 期続けて減ったら
国土強靱化の恩恵が地方に届いていないと見て、土木の利益率を 4% 台へ下げる。

見ておくもの

  • 単体の受注高と繰越工事高(土木・建築別)
  • 建築・土木の完成工事総利益率
  • 営業キャッシュフローと売上債権の推移
  • 短期借入金と純有利子負債
  • 配当性向と自社株買いの有無
  • 第四北越銀行などの大株主の動き

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 7.5%(基本 7.5% + quality 1.0%)に届かない前提で、式の正当化 PER に 9〜9.5 割を掛けて置いた。悲観は谷の利益でなく、総資産の 7 割回収・負債全額払いで残る売れる資産(約 150 億円)に戻り方を掛けて測り、谷の PBR は使っていない。今の株価や PER、同業の倍率を見てから決めたわけではない。純利益は直近の 24 億円をそのまま使い、特殊な一過性の益は含まれていない。純有利子負債は 33 億円で純現金ではないため、余った現金は分けていない。政策保有株は上場分で 35 億円ほどと小さく、含み益も開示で確かめられないため、価値には足していない。償却費は設備投資から年 8 億円前後と推定し、物価では増やさず取得時の値段のまま置いて、新しい投資の分だけ増える形で利益率に織り込んだ。株主優待は年 1 億円に届かないと推定し、還元に数えていない。2028 年 3 月期からの新リース会計基準で BS の形は変わるが、事務所と機械のリースは小さく、数字は今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。理由は quality_why。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 7.50%。

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+8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 植木組 有価証券報告書(FY2026)テキスト
  2. 植木組 2026年3月期 決算補足説明資料
  3. 植木組 大株主・株主構成

分析日 2026-10-19