株譜
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北陸電気工事 1930

北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,674 円460 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,479 円407 億円差 +13.2%
10 年後から見ると やや割安 価値 1,674 円460 億円 · 差 +13.2% · 期待の年率 +8.2%
期待の年率リターン(10 年)+8.2%資本コスト比 +0.4 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

北陸電気工事は、北陸電力グループの電気工事会社だ。内線・空調管の設備工事が売上の柱で、北陸電力送配電から配電線の工事も受ける。筆者の結論は、今の値段はやや高い、というものだ。事業の質は良いが、稼ぐ力は資本コストをわずかに上回る程度にとどまる。

2026 年 3 月期の営業利益率は 8.4% だった。過去 10 年の最高は 10.6% で、今は山の手前にある。人手不足で単価が通り、受注残も過去最高水準にある。ただ、同業の大手が 10〜12% を出す中で、この会社は 10% 前後が天井とみる。

財務は厚い。自己資本比率は 74% で、純現金は時価総額の 4 割ある。ただ、配当は自己資本の 3% を目安にし、現金はたまる一方だ。安全域にはなるが、株主に戻る額は限られる。

気になるのは親会社だ。北陸電力は 2027 年 3 月期の営業利益が半分以下になる見込みで、系列の発注が細る芽がある。関東への進出と買収は種まきだが、成果はこれからだ。

10 年後の価値は、今の値段を 1 割ほど下回る。ここまで株価が上がれば、安全域を取る余地は小さい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業は悪くない。地元で信用を積んだ電気工事会社で、配電の保守は止められない。財務が厚く、有利子負債がほとんどない点は、安全域として評価する。

一方で、稼ぐ力は並みだ。事業の資本利益率は、資本コストをわずかに上回る程度にとどまる。現金がたまるほど ROE は薄まり、ためた利益は、額面どおりの価値にならない。

経営の資本の使い方は、堅実だ。無理な大型買収は避け、小さな会社を重ねている。ただ、現金の使い道が限られる中で、自社株買いなどの株主還元は控えめである。オーナーとして持ち続けたい会社かと問われれば、答えは慎重になる。

払う値段に安全域があるかを問うと、厚い純現金は支えだが、利益率の天井は低い。今の値段は、中計の達成をおおむね織り込んでいる。大きな割安は見えない。割安と呼べるのは、現金が株主へ戻る道筋が見えた時だろう。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの源は、建物と電力設備の電気工事だ。本社は富山市で、地盤は富山・石川・福井の越前地域と岐阜の一部にある。

中心は内線・空調管工事で、単体の完成工事高の 3 分の 2 を占める。ビルや工場、病院などの電気、空調、給排水の設備を請け負う。民間の再開発や、北陸新幹線の敦賀延伸後の街づくりが需要になる。

次が配電線工事と送変電・土木工事で、合わせて単体の約 3 分の 1 だ。北陸電力送配電からの受注は完成工事高の約 3 割で、配電線の大半を占める。地域の停電復旧や設備更新を担う、止められない仕事である。

関東と関西の大都市圏にも出ている。2023 年に横浜の設備工事会社、日建を買い、福井のスカルトや新潟の蒲原設備工業も傘下に入れた。

2025 年 8 月に、北陸電力の議決権比率が 49.5% に下がり、持分法適用会社になった。従業員向けの株式給付信託を導入するため、自己株式を処分した結果だ。

中計は、内線・空調管・送変電は大都市圏、配電は北陸を重点の地域と定める。内線と空調管を一括で受ける営業も進める。2024 年の能登半島地震では、被災地の復旧にいち早く動いた。技能者の確保が、受注を増やせるかどうかを左右する。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、地元の信用と電力設備の施工力だ。北陸電力送配電の仕事は、設備を知る地元の工事会社でなければ回らない。災害時の復旧にも、すぐ動ける。

もう一つの強みは、財務の厚さだ。自己資本比率は 74% で、有利子負債は僅少だ。研修施設や技能五輪への投資を続け、人を育てる仕組みも持つ。人手が制約の業界では、これが武器になる。

弱みは 3 つある。第一に、規模が小さい。売上は 600 億円台で、関電工やきんでんなど電力系の大手の数分の一だ。大都市圏では、規模で戦いにくい。

第二に、値段を自分で決めきれない。民間工事は入札と相見積りが多く、利益率は同業の大手に届かない。第三に、親会社の影響だ。北陸電力の設備投資が弱まれば、系列の発注も縮む。資本の面でも、親会社の方針に左右される。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の電気工事の受注は、2023 年度で約 3.4 兆円ある。再エネの接続、データセンターと半導体工場の受電設備、EV 充電器など、新しい需要が積み上がっている。

制約は人手だ。2024 年の残業上限規制の後、技能者の高齢化と不足が構造になった。業界は仕事を選び、単価を上げる方向に動いた。北陸電気工事も、罰則付き上限規制の違反ゼロを達成している。

電力系の電気工事は、各地域に 1 社ずつある準寡占の構造だ。きんでん、関電工、中電工、トーエネック、ユアテック、四電工、クラフティアが並ぶ。北陸電気工事はその中で、売上が最も小さい部類に入る。同じ電力系の仕組みで、地域の発注という下支えを持つ点は変わらない。

10 年後を考える。配電設備は高経年化が進み、更新は続く。一方で、北陸の人口は減る。民間の新設は実質で伸びにくく、大都市圏への出方が成否を分ける。親会社の北陸電力が、設備投資の計画をどう変えるかも、大きな分かれ目になる。

競争の軸は、再エネとデータセンターの工事の取り合いに移りつつある。大都市圏へ出る北陸電気工事は、そこで規模の大きい同業と直接ぶつかる。地元の信用だけでは勝てない場面が増える。

資本政策と M&A

還元の方針は、2025 年に変わった。配当性向 30% の目安を改め、連結株主資本配当率、つまり自己資本に対する配当の割合を 3.0% にするとした。2026 年 3 月期の配当は増配で、2027 年 3 月期も同額を予想する。

中計の 3 年間では、営業キャッシュフローの約 135 億円のうち、成長投資に約 65 億円、配当に約 40 億円、残りは手元に置く計画だ。成長投資は買収と人への投資にあてる。

問題は、現金が積み上がることだ。純現金は 173 億円ある。自己資本に連動する配当は、利益が増えても現金を使い切れない。自社株買いの方針は、今のところ示されていない。

買収は小ぶりに重ね、3 年間で売上 30 億円超を見込む。親会社の北陸電力は、議決権の 49.5% を持つ。2015 年に公開買付けで子会社にした経緯がある。今は持分法適用会社で、将来の資本関係は動きうる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

北陸電気工事は、北陸電力送配電の仕事を土台に、民間で伸びる。配電線の更新は設備の高経年化で長く続き、能登半島の復旧や北陸新幹線の延伸後の再開発も需要になる。受注残は過去最高の水準にある。

中計は、前の計画を上回る形で終わった。2024 年度の経常利益は目標の 35 億円に対し 46 億円で、2027 年度の目標は 60 億円だ。同じ計画で、買収による売上の上乗せも見込んでいる。

人手が足りない業界で、教育に投資する会社は有利だ。研修施設を持ち、技能五輪でも成果を出している。人員が増えれば、受注も増やせる。

財務は堅い。自己資本比率は 74% で、純現金は時価総額の 4 割ある。大型の買収にも、配当の増額にも動ける。DOE の導入で、還元の姿勢も明確になった。大都市圏での買収が成功すれば、評価は大きく変わる。

電力系の工事会社は、親会社の発注という下支えを持つ。景気が悪くなっても、止められない保守の仕事が残る。谷が浅い会社は、長く持つほど有利になる。

慎重な見方

営業利益率は 8.4% で、過去最高ではないが、同業の大手より低い。関電工、きんでんなどが 10% を超える中で、規模の小さい北陸電気工事が追いつく理由は乏しい。

親会社の北陸電力は、2027 年 3 月期の営業利益が半分以下になる見込みだ。電力会社が設備投資を絞れば、系列の発注という下支えは細る。持分法適用会社になった今、親会社の支えが弱まる面もある。

北陸の人口は減る。民間の新設は実質で伸びず、大都市圏では大手と競うことになる。買収した会社の統合にも、時間と費用がかかる。

現金が積み上がる構造も問題だ。DOE 3.0% の配当では、利益が増えても現金は使い切れない。ROE は 8% 前後にとどまり、資本コストをわずかに上回る程度だ。ためた現金は、株主のもとに戻るとは限らない。

今の値段は、すでに中計の達成を織り込んでいるとも読める。

買収で関東に出ても、既存の大手が地盤を固めている。小さな会社が受注を取るには、値引きに頼る場面が増えるだろう。

どちらに重みを置いたか

配電の保守という下支えと、厚い財務は本物だ。ただ、稼ぐ力が資本コストに近く、利益率には天井がある。10 年後の価値は、今の値段を 1 割ほど下回る。

筆者は、親会社の弱り方を重く見て、悲観側にやや多く確率を置いた。楽観を 10%、悲観を 12% にし、やや悲観に 23% を置いた。一方で、買収の種まきと厚い財務は、下値を支える。結果として、やや割高という見立てになった。厚い財務が、割高の度合いを小さくしている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,599 円715 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 642 円177 億円)。 今の値に割り戻すと 1,674 円460 億円、今との差 +13.2%、 期待の年率 +8.2%(資本コスト 7.8%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 4,006 円1,102 億円 854 円235 億円 +228.6% +12.6% 486 円134 億円
やや楽観 22% 3,405 円937 億円 782 円215 億円 +183.1% +11.0% 921 円253 億円
中立 33% 2,924 円804 億円 673 円185 億円 +143.1% +9.3% 1,187 円326 億円
やや悲観 23% 1,581 円435 億円 545 円150 億円 +43.8% +3.7% 489 円135 億円
悲観 12% 1,006 円277 億円 309 円85 億円 −11.1% −1.2% 158 円43 億円
加重平均100% 2,599 円715 億円642 円177 億円 +119.1% +8.2% 3,241 円891 億円

今の株価時価総額 1,479 円407 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:電力の更新と大都市圏の買収が、そろって実る 利益 72 億円 · PER 14.7 倍 · 株価時価総額 4,006 円1,102 億円

北陸新幹線の延伸後の再開発と、能登の復旧・復興が続く。系統用の蓄電池や再エネの接続工事も増え、配電と送変電の仕事が厚くなる。

関東と関西で内線・空調管の受注を広げ、日建のような買収を重ねる。人手不足で、値段は物価を少し上回って通る。

営業利益率は 10% 前後まで上がり、過去の山の 10.6% に並ぶ。中計の 2030 年の目標である売上 750 億円も、早く超える。

地方の電力系の工事会社が、全国で戦える設備会社へ変わる。評価も、その分だけ上がる。配当は自己資本とともに増え、現金の使い道も広がる。

  • 電力系工事(配電線・送変電・土木):数量 450(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 55(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 250 億円・営業利益 28 億円。系統接続・蓄電池・送配電の更新が重なり、人も増やせる
  • 設備工事(内線・空調管・子会社):数量 1,000(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 70(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 705 億円・営業利益 67 億円。大都市圏と買収で施工量が伸び、人手不足を単価に乗せる

倍率:事業の純利益 71 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.1% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)60 億円。全体の PER 14.72 倍、時価総額 1,102 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:再エネ接続の波、北陸電力の発注の維持、関東の買収の根づきが同時に要る。重なる条件が多いので 10% にとどめた。

やや楽観 22% やや楽観:北陸の仕事が底堅く、買収が上乗せになる 利益 62 億円 · PER 14.2 倍 · 株価時価総額 3,405 円937 億円

北陸電力送配電からの更新工事が着実に続き、民間も再開発や工場の需要で堅調に推移する。買収で入った関東の会社が営業網を広げ、人員が増える。

人手の確保には苦労するが、教育への投資で現場を回せる。単価は物価並みに通り、利益率は 9% 台に乗る。

配当は DOE 3.0% の方針どおりに増え、自己資本も厚く積み上がる。

会社は大きく変わらないまま、中計の延長線で堅実に伸びる。北陸の地盤は崩れず、関東の拠点が少しずつ収益に加わる。

人の確保では、教育への投資が実る。若手が早く戦力になり、協力会社の開拓も進んで、受注を断る場面が減る。単価の交渉も、適時に通せるようになる。

  • 電力系工事(配電線・送変電・土木):数量 440(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 55(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 241 億円・営業利益 24 億円。更新工事が着実に増える
  • 設備工事(内線・空調管・子会社):数量 950(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 68(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 651 億円・営業利益 57 億円。関東の買収先が根づき、北陸の再開発も続く

倍率:事業の純利益 61 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.3% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)60 億円。全体の PER 14.17 倍、時価総額 926 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電力の更新と買収の上乗せは、中計の延長で実現しやすい。ただ、民間の利益率が山を保つ前提は置きにくい。

中立 33% 中立:北陸の堅い仕事を土台に、利益率は今の延長にとどまる 利益 54 億円 · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 2,924 円804 億円

北陸電力送配電の工事は、設備の高経年化を背景に底堅い。民間の内線・空調管は、再開発や工場の需要を拾うが、新設は人口減で実質では伸びにくい。

買収で入った会社の分だけ人員が増え、数量は 2% ほど増える。値段は物価並みに上がる。

営業利益率は 8.4% 前後で、今の水準とほぼ同じだ。会社が 2027 年度に置く 8.5% と変わらない。

配当は DOE 3.0% に沿って増えるが、現金は使い切れず、ROE は 8% 前後にとどまる。10 年後も、堅実で目立たない会社である。

追い風が消えても、地元の信用と配電の保守が、利益の底を支える。大きく伸びはしないが、崩れもしない。中計の目標である売上 700 億円の次の 750 億円も、ゆっくりと見えてくる。

  • 電力系工事(配電線・送変電・土木):数量 430(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 54(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 232 億円・営業利益 22 億円。人員は微減、単価は物価並み
  • 設備工事(内線・空調管・子会社):数量 900(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 67(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 607 億円・営業利益 49 億円。買収分の人員が増え、新設は人口減で伸びない

倍率:事業の純利益 52 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)60 億円。全体の PER 13.6 倍、時価総額 772 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:配電の更新が下支えとなり、民間は人口減で新設が伸びない。中計の目標が達成されて止まる姿で、最も重い筋書き。

やや悲観 23% やや悲観:北陸電力の発注が絞られ、民間の競争も厳しくなる 利益 38 億円 · PER 9.0 倍 · 株価時価総額 1,581 円435 億円

北陸電力の収益が弱り、設備投資を絞る。配電や送変電の工事は更新を先送りされ、人員も減る。

民間は、地方の新設が細り、大都市圏では関電工やきんでんなど大手との競争が続く。買収の効果も思ったほど出ず、単価は物価に届かない。

営業利益率は 7% 前後に落ちる。固定費の重い現場の人員を抱えたまま、受注の質が落ちるためだ。

赤字には落ちず、配当も続く。ただ、成長の物語は弱まる。会社は存続し、現金も厚いが、買収で広げた先の採算が足を引っ張る。

人員は減らしにくく、教育への投資も続ける。費用は固定的に残り、売上が縮むと利益はそれ以上に減る。株主への配当は守るが、現金の積み上がりは止まる。

  • 電力系工事(配電線・送変電・土木):数量 415(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 51(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 214 億円・営業利益 18 億円。北陸電力の発注が絞られ人員が減る
  • 設備工事(内線・空調管・子会社):数量 800(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 63(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 504 億円・営業利益 31 億円。競争で単価が物価に届かず、利益率が落ちる

倍率:余った現金 60 億円を分けると、事業の純利益 37 億円(現金の利息を除く)・事業の自己資本 614 億円・事業の ROE 6.0%。事業の ROE が資本コスト k 7.75% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER は 1÷k = 12.1 倍。事業の ROE が k を下回るので、正当化 PER は 1÷k が上限になる。さらに売上の縮みと採算の悪化を見て、上限の 7 割に置いた。 事業 37 億円 × 9.0 倍 + 余り 30 億円(帳簿 60 億円 × 戻り方 0.5)で時価総額 375 億円。

確率:北陸電力は 2027 年 3 月期の営業利益が半分以下に落ちる見込みで、系列の発注が細る芽がある。人口減と合わせて 23% を置いた。

悲観 12% 悲観:系列の発注が細り、地方の工事が構造的に縮む 利益 12 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 1,006 円277 億円

北陸電力が設備投資を大きく絞り、系列発注という土台が細る。北陸の人口減で、再開発も民間の新設も縮む。

関東への進出も実らず、買収した会社ののれんは減損を迫られる。大手との値下げ競争に巻き込まれ、単価は物価に追いつかない。

人員を減らしても固定費が残り、営業利益率は 2〜3% まで落ちる。利益の稼ぐ力は小さく、会社の価値は持つ資産で支えられる。

厚い現金を、配当と事業の維持に使う 10 年になる。優良な会社とは、もう呼べない。

配電の保守という最後の下支えは残る。それでも、利益の大半は消え、評価は資産の価値まで下がる。地方の電力系という安心感が、かえって変化への対応を遅らせる。

  • 電力系工事(配電線・送変電・土木):数量 360(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 46(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 166 億円・営業利益 7 億円。発注の縮小と競争で、単価も下がる
  • 設備工事(内線・空調管・子会社):数量 650(この区分の従事者数(人、推定))× 価格 53(1 人あたり完成工事高(百万円))→ 売上 344 億円・営業利益 7 億円。地方の新設が細り、固定費が残って利益が消える

倍率:構造的に採算が崩れた姿で、純利益は 11 億円ほどしか残らず、稼ぐ力では床を測れない。床は売れる資産で測る。総資産 620 億円(自己資本 461 億円 ÷ 自己資本比率 74.3%)を、強制売却で 70% の 434 億円しか回収できないとし、負債 159 億円は全額払うとして残る約 275 億円を、今の自己資本 461 億円に対する PBR 0.60 倍(時価総額 277 億円)に置いた。

確率:北陸電力の発注の縮小、人口減、買収の失敗が重なる深い負け筋。電力系の保守という下支えがあるので、10% 台にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

電力系工事(配電線・送変電・土木)

北陸電力送配電から受ける配電線の建設・保守・更新と、送変電設備の工事、土木工事。災害時の復旧も担う。

数量この区分の従事者数(人、推定)価格1 人あたり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 440 40 177 17
10 年後 中立 430 54 232 22

取り方:単体の完成工事高のうち配電線工事 135 億円と送変電・土木工事 42 億円を合わせ、177 億円とした。従事者数は、単体の従業員数が約 1,140 人(第三者サイトの集計で年度不明)に子会社を加えた全社で 1,300 人前後と推定し、売上の比で 440 人に割った。利益率は開示がなく、民間より少し高い 9.6% とした。数量(人数)は実質、価格は物価で上がる名目。

設備工事(内線・空調管・子会社)

ビル・工場・病院などの内線、空調管、給排水の設備工事と、買収した子会社(日建、スカルトなど)の工事、その他の売上。

数量この区分の従事者数(人、推定)価格1 人あたり完成工事高(百万円)売上営業利益
今 2026/03 860 50 433 34
10 年後 中立 900 67 607 49

取り方:全社の売上 610 億円から電力系工事を除いた 433 億円で、単体の内線・空調管工事 353 億円と、子会社・その他の売上を含む。従事者数は全社の推定 1,300 人から電力系を引いた 860 人。営業利益は全社 51.2 億円から電力系の推定分を引いた残り。数量(人数)は実質、価格は物価で上がる名目。

リスクと懸念

親会社・北陸電力の弱り

北陸電力は 2027 年 3 月期の営業利益が半分以下になる見込みで、設備投資の見直しが続けば、配電や送変電の発注が細る。持分法適用会社になった今は、親会社の支えが以前より弱い面もある。

利益率の天井

営業利益率は 8.4% で、過去 10 年の最高は 10.6% だ。同業の大手は 10% を超えており、規模の小さい会社が追いつく理由は乏しい。人手不足の追い風が弱まれば、単価の伸びも止まる。

北陸の人口減

地盤の北陸は人口が減っており、民間の新設工事は実質で伸びにくい。北陸新幹線の延伸後の再開発は追い風だが、一巡すれば需要の層が薄くなる。大都市圏へ出る成否が分かれ目になる。

買収の実行

関東や関西の買収を重ねる方針だが、統合には時間と費用がかかる。買った会社ののれんは、期待した受注が出なければ減損の対象になる。小さな規模で、買収を続ける体力が試される。

技能者の確保

人手不足は業界の構造だ。人が足りなければ、値上げでは補えず、受注を絞ることになる。採用と育成の費用も重くなる。研修への投資が成果を出せるかが問われる。

現金がたまる構造

配当は自己資本に連動する DOE 3.0% が目安で、利益が増えても現金は使い切れない。純現金は安全域だが、株主へ戻らなければ価値としては割り引く。自社株買いの方針は示されていない。

資本関係の変化

北陸電力は議決権の 49.5% を持ち、持分法適用会社になった。将来、親会社が持ち分を動かせば、上場の形や株主構成が変わりうる。方針は示されておらず、読みにくい点である。

今後の分かれ目

北陸電力が配電設備の更新計画を縮小すると発表したら
やや悲観側へ重みを移す。系列発注という下支えが細る証拠になる。
営業利益率が 10% を超えて安定したら
楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。単価の定着が確かめられ、利益率の天井を上げる必要が出る。
関東・関西の買収先で受注が伸び、売上が計画を上回ったら
楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。大都市圏への進出が実を結んだ証拠になる。
買収先ののれんの減損が出たら
やや悲観側へ重みを移す。資本の使い方への評価を下げる。
自社株買いや配当の方針の見直しで、現金が株主に戻り始めたら
余った現金の戻り方を上げてよい。価値の見積りが、その分だけ上がる。
北陸電力が持ち分を売却する、または完全子会社化する動きが出たら
再編の可能性を評価に入れ直す。条件によって、確率の置き方が変わる。

見ておくもの

  • 完成工事高・営業利益率の推移(配電線・内線空調管の区分別)
  • 受注高・繰越工事高の推移
  • 北陸電力の設備投資計画と、送配電の工事発注
  • 関東・関西の買収先の売上と、のれんの状況
  • 自己資本に対する配当(DOE)と、純現金の推移

倍率と資本コストの決め方

数量は区分ごとの従事者数(実質)、価格は 1 人あたり完成工事高(物価 3% を含む名目)で積んだ。従事者数は第三者サイトの従業員数に子会社を加えた推定で、区分の利益率は開示がなく推定である。中立の価格は両区分とも物価並みの 1.34 倍で、民間の競争は利益率で表した。利益率は、今の 8.4% と中計の 8.5% の線を中立に置き、過去の最高 10.6% は楽観の上限にした。同じ領域のきんでん(12%)・関電工・中電工(10%)より低く置き、規模と入札の多さを理由にした。倍率は k 7.75%・g 4% の正当化 PER の 86% に置き、事業の ROE が k 近辺なので 1÷k を上限にした。悲観は稼ぐ力でなく、総資産の 70% 回収・負債全額払いで残る売れる資産で測った。新リース会計基準で数字の形が変わるが、10 年後の数字は家賃を営業費用に入れた今の形でそろえた。今の株価と PER は、最後に比べただけで、倍率の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11.9→14.72 倍・やや楽観 PER 11.2→14.17 倍・中立 PER 10.4→13.6 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 0.75% = 8.25%。理由は quality_why。親会社の弱りや買収の実行などの個別リスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.75%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 北陸電気工事 中期経営計画 Action Plan 2027
  2. 北陸電気工事、北陸電力の持ち分法適用会社に(日本経済新聞)
  3. 北陸電気工事 企業情報(日本経済新聞)

分析日 2026-10-16