株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

東急建設 1720

建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,045 円1,111 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,191 円1,266 億円差 −12.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,045 円1,111 億円 · 差 −12.3% · 期待の年率 +5.4%
期待の年率リターン(10 年)+5.4%資本コスト比 −2.6 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

東急建設は、ビル・工場・駅を建てる建築と、トンネル・鉄道・道路を造る土木を柱とする準大手ゼネコンだ。東急グループの建設部門でもある。筆者の結論は「やや割高」。稼ぐ力は戻ったが、株主が求める水準にはまだ届かない。

建築の採算改善は、本物に近い。繰越工事は厚く、資材高の転嫁も進んだ。直近の営業利益は163億円と、前の期の1.8倍だ。ただし土木の上振れが大きい。会社自身が、次の期は土木の工事利益率が16.8%から11%台へ戻ると見ている。

弱みは三つある。国内の工事量は、人口減で実質では増えない。量を決めるのは人手だ。そして利益の山と谷が深く、過去20年に赤字が3回ある。

資本の面では、政策保有株が純資産の1割を切り、戸田建設のような「眠る資産」は小さい。純現金も、工事の前受けを含むため、見かけほど自由には使えない。

中立の筋書きでは、営業利益は10年後に170億円台だ。会社が掲げる2030年度の220億円には届かない。ROE(自己資本利益率)は7%台で、資本コストの手前になる。この水準の会社に払う値段として、今は少し高い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で、まず問うのは「10年後も同じ稼ぎが続くか」だ。東急建設の答えは「続くが、増えにくい」になる。

建設は、人が減り量が伸びない国内で、値段と採算で稼ぐ商売だ。値段は物価並みに上がるが、人件費も同じだけ上がる。差を作るのは、堀と資本の使い方だ。堀は浅い。資本の使い方は、まだ資本コストを超えて見せていない。

株主に残る利益は、純利益から、運転資金と設備を維持する分を引いたものだ。建設は大きな設備を要らないので、この目減りは小さい。そこは良い点だ。ただ、利益が高く見える年ほど、谷の深さを忘れやすい。

安全域は薄い。純現金は工事の前受金を含みうるので、自由には使えない。政策保有株の含み益も、他社ほど厚くない。払う値段が稼ぐ力にほぼ見合う水準では、バリュー投資家は待つ。筆者は、現場の規律の問題が片づき、ROEが資本コストを超える兆しが出るまで、割安とは言いにくいと考える。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は建築だ。オフィス、商業施設、工場、物流施設、マンションなどを、デベロッパーや製造業から請け負って建てる。直近の売上の4分の3がここにある。渋谷スクランブルスクエアや渋谷ヒカリエなど、東急グループの渋谷再開発で実績が厚い。

土木は売上の2割強だが、利益の質が違う。鉄道・道路・トンネル・治水など、鉄道会社と公共の工事が主で、直近のセグメント利益は建築の6割に達した。東京メトロ銀座線の渋谷駅改良のような、駅や線路に近い難しい工事の実績がある。ただし直近の高採算は例外的で、会社は次の期に利益率が下がると見ている。

三つ目は不動産事業等だ。賃貸と、物件を磨いて売る事業で、売上は76億円と小さい。長期経営計画は、不動産を「戦略事業」と位置づけて育てる方針だ。

四つ目は海外だ。フィリピンやバングラデシュの鉄道、ジャカルタの都市高速鉄道など、アジアの鉄道工事を受ける。次の期の売上は135億円の見込みで、大型の政府開発援助(ODA)案件は2年に1件ほどのペースだ。

本社の経費(全社費用)は年に90億円ほどかかる。各セグメントの利益から差し引いて、営業利益になる。

優良さと弱いところ

優良さは、普通の準大手に、東急グループの後ろ盾を足した程度だ。他社がまねできない強み、つまり堀は、スーパーゼネコンほど深くない。

強みは三つある。一つ目は東急グループの仕事で、渋谷の再開発や沿線の工事が、グループの内側から出る。二つ目は、鉄道と駅まわりの土木・建築を一体で扱える技術だ。三つ目は財務の軽さで、純現金のため利払いの負担は小さい。

弱みも三つある。一つ目は、価格を決める力の弱さだ。発注者は入札と相見積りで競わせる。二つ目は、グループの外で受注を取る力が試される点だ。三つ目は現場の管理で、2025年に新東名のトンネル工事で岩盤崩落の事故が起きたあと、発注者に無断で爆薬の量を変えて施工し、半年報告しなかったと報じられた。公共工事の信用に響きうる問題だ。筆者は、利益より先に現場の規律を点検したい会社だと見る。

資本の使い方は、まだ守りだ。配当は自己資本に対する比率(DOE)4%以上を基本とする。ただ、ROEの目標は10%どまりで、資本コストを大きく超えるとは言っていない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

業界の構図は、需要は強いが量は伸びない、というものだ。

追い風は三つある。2024年から続く人手不足で、受注する側が工事を選べるようになった。資材高を値段に転嫁する動きも定着した。国土強靱化の約20兆円も、土木を下支えする。

一方で、量は増えない。国内の建設は人口減で、実質では横ばいから微減が普通だ。地方ほど厳しい。施工量を決めるのは技能者の数で、人が増えなければ、売上は物価の分しか伸びない。

競争は分散している。スーパーゼネコン4社が大型を取り、戸田建設・安藤・間・熊谷組・西松建設・奥村組と東急建設が、準大手・中堅を競う。東急建設は売上3,400億円で、この中では小さい側だ。規模で勝てない分、グループの仕事と得意の土木で差をつける必要がある。

再編は起きやすい。人手と受注の規模を求めて、準大手どうしの統合や地場ゼネコンの買収が進みうる。東急建設は東急が1割台半ばを持つ関連会社で、親会社の判断で再編の対象になる可能性もある。

循環の位置は、山の途中だ。直近の営業利益率は4.8%で、2016〜2020年の6〜7%台にはまだ戻っていない。ただ、その時期は人手不足も価格転嫁もなかった。先を決めるのは、転嫁が続くかどうかだ。

資本政策と M&A

資本政策は、守りから攻めへ移る途中だ。

配当は自己資本に対して4%以上(DOE)を基本とし、増配が続く。政策保有株は純資産の9.4%まで減り、会社が掲げた10%以下の目標を前倒しで達成した。売却の余地はもう大きくなく、これからの還元の原資は本業の利益になる。

投資は、2021〜2030年度の10年で総額1,870億円を配分する計画だ。人材とデジタルに740億円を充て、国際・不動産・新規事業を「戦略事業」として育てる。

買収で規模を積む動きは、開示からは確認できない。むしろ、東急が1割台半ばを持つ関連会社という立場から、グループ内の再編の対象になる可能性のほうが目立つ。TOB(株式公開買付け)が出れば、事業を続ける前提の価値がまず問われる。

筆者が注目するのは、自己資本の積み上がる速度だ。配当性向が3割台のままなら、ROEは自己資本の増加に押されて下がる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

採算の回復は、まだ途中だ。営業利益率は2016〜2019年に6〜7%台だった。今の4.8%は、その高さに戻っていない。受注する側が仕事を選べる時代で、建築の完工総利益率は8.3%から11.2%へ上がる計画だ。目標の12%以上が実現すれば、利益は大きく増える。

受注も厚い。建築の受注は初めて3,000億円を超え、繰越工事は2027年3月期末に5,700億円へ増える見込みだ。渋谷の再開発という、グループ内の安定した仕事もある。都市型データセンターの実証や、アジアの鉄道ODAなど、次の芽もある。

資本にも余裕がある。純現金で、政策保有株の整理は終わりに近い。DOE4%以上の配当を守りながら、利益が伸びれば還元は自然に増える。会社が掲げる2030年度の営業利益220億円は、今の約1.35倍にすぎない。人手不足の中で選別受注が続けば、届いても不思議はない。

もう一つ見落とされているのは、東急グループという顧客の強さだ。渋谷駅周辺の再開発は、規模も期間も長く、グループ外の競争に左右されにくい。工事の量が安定すれば、人を計画的に育てられ、採算の良い現場に配置できる。これは他の準大手にない、静かな強みだ。

慎重な見方

今の利益は、山の上の数字だ。土木の工事利益率16.8%は例外的に高く、会社自身が次の期に11%台へ戻ると見ている。2027年3月期の営業利益は、売上が減る中で165億円とほぼ横ばいの計画で、増収増益の勢いは止まっている。

国内の工事量は、人口減で実質では伸びない。施工を決めるのは人手だ。受注が積み上がっても、現場の人が足りなければ売上にならない。しかも過去20年に、赤字が3回ある。山の次には谷が来る。

資本の質は強くない。政策保有株は純資産の1割を切り、売っても事業の稼ぎは増えない。配当を厚くするのは、成長の投資先が見つからないことの裏返しにも見える。

現場の管理も気がかりだ。トンネル工事での無断の施工変更は、公共工事の受注に響きかねない。会社が掲げるROE10%も、資本コストを大きく超える水準ではない。

グループの顧客は、強みであると同時に、足かせでもある。渋谷の再開発が一巡すれば、同じ量の仕事をグループの外で取り直さなければならない。規模の小さな会社が、価格で大手と競るのは分が悪い。東急が持分を見直す動きが出れば、株主の前提も変わる。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方が少し強い。建築の採算改善は本物に近く、強気の見方に分がある。だが値段を決めるのは、稼ぐ力が資本コストを超えるかどうかだ。中立の営業利益は170億円台で、会社の目標には届かない。確率は中立に4割弱を置き、慎重側を厚くした。悲観を1割強にしたのは、赤字が20年で3回あることと、現場の管理の問題を無視できないからだ。繰越の厚さは数年の利益を守るが、10年先までは守らない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,493 円1,588 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 519 円552 億円)。 今の値に割り戻すと 1,045 円1,111 億円、今との差 −12.3%、 期待の年率 +5.4%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 3,071 円3,265 億円 828 円880 億円 +227.3% +12.6% 273 円290 億円
やや楽観 17% 2,301 円2,447 億円 658 円700 億円 +148.5% +9.5% 503 円535 億円
中立 38% 1,698 円1,805 億円 545 円580 億円 +88.3% +6.5% 852 円906 億円
やや悲観 26% 718 円763 億円 442 円470 億円 −2.6% −0.3% 301 円321 億円
悲観 12% 461 円490 億円 226 円240 億円 −42.3% −5.4% 82 円88 億円
加重平均100% 1,493 円1,588 億円519 円552 億円 +69.0% +5.4% 2,012 円2,140 億円

今の株価時価総額 1,191 円1,266 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 採算を選び続け、不動産と海外も育つ 利益 214 億円 · PER 14.6 倍 · 株価時価総額 3,071 円3,265 億円

建築は選別受注が定着し、利益率は7%を保つ。会社が目標にする完工総利益率12%が現実になり、渋谷の再開発、データセンター、工場の更新が量を支える。土木は強靱化と鉄道の改良で、利益率は10%の水準を守る。アジアの鉄道ODAは、2年に1件のペースで取れる。不動産は残高が倍以上に育ち、物件を磨いて売る事業が、安定した稼ぎの柱の一つになる。営業利益は280億円台で、会社の2030年度の目標を超える。還元はDOE4%を超えて少し厚くなり、ROEは11%に届く。10年を通じて、現場の管理でも大きな問題は出ない。国内の量は、実質で横ばいに近い形を保つ。最もうまくいった姿だが、いくつもの好条件が連続する必要がある。

  • 建築:数量 385(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.85(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 3,793 億円・営業利益 266 億円。385万人日換算 × 1人日あたり 9.85万円、利益率 7.0%
  • 土木:数量 105(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 1,090 億円・営業利益 109 億円。105万人日換算 × 1人日あたり 10.38万円、利益率 10.0%
  • 不動産事業等:数量 900(賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.28(残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転))→ 売上 248 億円・営業利益 30 億円。残高 900億円 × 回転 0.276、利益率 12.0%

倍率:事業の純利益 214 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.2% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.6 倍。全体の PER 14.6 倍、時価総額 3,124 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年を通じて採算を選び続け、不動産と海外も育つ筋書き。好条件が連続する必要があり、確率は低く置く。

やや楽観 17% 価格転嫁が続き、資本コストを超える 利益 172 億円 · PER 13.4 倍 · 株価時価総額 2,301 円2,447 億円

建築は利益率6%台半ばを保ち、土木も9%近くを維持する。民間工事の量は実質で少し減るが、値上げが物価並みに通る。渋谷の再開発が一巡したあとも、工場更新と物流が仕事をつなぐ。海外は鉄道のODAで小さく伸び、不動産の残高も倍近くになる。営業利益は220億円台で、会社の目標をわずかに超える。還元はDOE4%を守り、ROEは9%まで上がる。ただ、国内の量が増えない制約は最後まで残る。堅実に採算を守る会社として評価され、資本コストをようやく超える。土木の高採算はやや薄れるが、建築が補う。大きな失敗もなく、小さな成功が積み上がる10年になる。

  • 建築:数量 372(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.71(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 3,612 億円・営業利益 235 億円。372万人日換算 × 1人日あたり 9.71万円、利益率 6.5%
  • 土木:数量 100(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 1,023 億円・営業利益 90 億円。100万人日換算 × 1人日あたり 10.23万円、利益率 8.8%
  • 不動産事業等:数量 700(賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.27(残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転))→ 売上 190 億円・営業利益 19 億円。残高 700億円 × 回転 0.272、利益率 10.0%

倍率:事業の純利益 172 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.2% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.4 倍。全体の PER 13.36 倍、時価総額 2,298 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:値上げが物価並みに通り、建築の採算が上向く姿。ROEが資本コストに届く、やや良い筋書きとして置く。

中立 38% 量は小幅に減り、価格だけ上がる成熟 利益 132 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 1,698 円1,805 億円

建築の工事量は、実質で5%ほど減る。価格だけが物価並みに上がり、利益率は6%を保つ。土木は強靱化の工事で量をほぼ保つが、直近の高採算は薄れ、利益率は8%に落ち着く。不動産は残高が5割ほど増えるが、利益は小さい。営業利益は170億円台で、会社の目標の220億円には届かない。人件費の上昇が、値上げの効果を食う。還元はDOE4%を守るが、自己資本は積み上がり、ROEは7%台にとどまる。持ち合い株の整理は終わっているので、売却益は期待できない。堅実だが、株主にとって物足りない10年になる。人手不足の中で、採算を守る力が会社の差になる。

  • 建築:数量 345(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.57(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 3,301 億円・営業利益 198 億円。345万人日換算 × 1人日あたり 9.57万円、利益率 6.0%
  • 土木:数量 94.0(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 947 億円・営業利益 76 億円。94万人日換算 × 1人日あたり 10.08万円、利益率 8.0%
  • 不動産事業等:数量 550(賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.27(残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転))→ 売上 147 億円・営業利益 12 億円。残高 550億円 × 回転 0.268、利益率 8.0%

倍率:事業の純利益 132 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 1,650 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:量は実質で小幅に減り、価格は物価並み。会社の計画が、一部しか実現しない最も標準的な姿。

やや悲観 26% 民間投資の一巡と人手不足で採算が細る 利益 72 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 718 円763 億円

民間の大型工事が一巡し、建築の工事量は実質で1割ほど減る。値上げは止まり、人件費の上昇だけが重く残る。建築の利益率は5%を割る。土木は強靱化の予算が付いても、競争が激しく利益率は6%まで落ちる。不動産は金利の上昇で売却益が細り、残高も伸びない。営業利益は90億円台まで下がる。それでも配当は守り、ROEは4〜5%にとどまる。グループ外の受注が弱く、規模の小ささが響く。選別受注を貫けず、採算の悪い工事を抱え込む年が増える。2013年3月期ほどの深い谷ではないが、稼ぐ力が長く資本コストを下回る姿だ。再開発の一巡後に、グループの外で量を補う手が見つからず、人員の配置も崩れる。

  • 建築:数量 326(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.28(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 3,026 億円・営業利益 145 億円。326万人日換算 × 1人日あたり 9.28万円、利益率 4.8%
  • 土木:数量 85.0(施工量(万人日、実質))× 価格 9.78(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 831 億円・営業利益 50 億円。85万人日換算 × 1人日あたり 9.78万円、利益率 6.0%
  • 不動産事業等:数量 420(賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.26(残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転))→ 売上 109 億円・営業利益 5 億円。残高 420億円 × 回転 0.260、利益率 5.0%

倍率:ROE 4.5%(純利益 72 億円 ÷ 自己資本 1,604 億円)。事業の ROE が資本コスト k 8% 以下なので、伸びても価値は増えず、正当化 PER の上限は 1÷k = 11.8 倍。稼ぐ力が資本コストを大きく下回り、先に利益が削られる局面なので、上限の 68% の 8.0 倍に置いた。

確率:民間投資の一巡と人手不足で採算が細る姿。過去に赤字が3回あり、準大手の中でも規模が小さいため、中立に近い厚みで置く。

悲観 12% 構造的に負け、低採算工事に頼る 利益 10 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 461 円490 億円

構造的に負ける。グループの再開発が一巡し、グループ外の受注も取れず、建築の工事量が3割近く減る。低採算の工事に頼り、建築の利益率は3.5%まで落ちる。土木も公共の競争で採算が悪化する。トンネル工事の施工管理をめぐる問題のような不祥事が重なり、指名停止や評価損が出る。不動産は評価損で赤字になる。営業利益は20億円ほどに縮み、純利益はほぼゼロになる。配当は減らしても維持し、純利益ではまかなえない分は手元の現金と資産の売却で払うため、自己資本は減損とあわせて目減りする。優良な会社とは見られなくなり、東急グループ内の再編や、統合の対象にもなりやすい。需要の縮みは10年かけてじわじわ効き、どこかの年に急に表へ出る。

  • 建築:数量 290(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 8.57(1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 2,485 億円・営業利益 87 億円。290万人日換算 × 1人日あたり 8.57万円、利益率 3.5%
  • 土木:数量 70.0(施工量(万人日、実質))× 価格 9.02(1人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 632 億円・営業利益 22 億円。70万人日換算 × 1人日あたり 9.02万円、利益率 3.5%
  • 不動産事業等:数量 250(賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定))× 価格 0.24(残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転))→ 売上 60 億円・営業利益 −3 億円。残高 250億円 × 回転 0.240、利益率 -5.0%

倍率:構造的に優良でなくなり、不動産の評価損と減損も出た姿。営業利益は 21 億円と小さく、稼ぐ力は 120 億円ほどにしかならないので、床は売れる資産で測る。総資産 約 3,100 億円を強制売却で 8 割しか回収できず、負債 約 1,990 億円は全額払うとして残る約 490 億円(持ち合い株と土地を含む)を、今の自己資本 1,114 億円に対する PBR 0.44 倍に置いた。

確率:地方と民間の需要が構造的に縮み、現場の管理の問題も重なって、優良ではなくなる筋書き。20年で赤字が3回あることを踏まえ、1割強に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建築

オフィス・商業施設・工場・物流施設・マンションなどを請け負って建てる。渋谷の再開発など東急グループの仕事が厚い。売上の約 4 分の 3。

数量施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 363 7.14 2,592 155
10 年後 中立 345 9.57 3,301 198

取り方:建築セグメントの売上 2,592 億円・セグメント利益 155 億円(決算短信)を、現場の労務量で割った。労務量は開示が無く、技能者の労務費を売上の約 35%、日当を約 2.5 万円と置いて約 363 万人日と推定した。売上を労務量で割った 1 人日あたり売上が価格に当たり、物価の分は価格に入る。

土木

鉄道・道路・トンネル・治水など、鉄道会社と公共の工事が主体。国内と、アジアの鉄道 ODA の海外工事を含む。

数量施工量(万人日、実質)価格1人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 98.8 7.52 743 97
10 年後 中立 94.0 10 947 76

取り方:土木セグメントの売上 743 億円・セグメント利益 97 億円。建築と同じ要領で約 99 万人日と推定した。土木は機械・材料の割合がやや高いので、1 人日あたり売上は建築よりやや高い。直近の利益率は例外的に高い(会社は次の期に工事利益率が下がると見る)。

不動産事業等

賃貸と、物件を磨いて売るバリューアッド型の開発。長期経営計画で育てる戦略事業。

数量賃貸・開発に投じた資産の残高(億円、今の値段で測った実質。推定)価格残高 1 億円あたりの年間売上(億円・名目。賃貸と売却の回転)売上営業利益
今 2026/03 380 0.20 76 5
10 年後 中立 550 0.27 147 12

取り方:不動産事業等の売上 76 億円。利益は開示を確認できず 5 億円前後と推定した(第 3 四半期累計は 3 億円台)。賃貸・開発に投じた資産の残高を約 380 億円と置いたのも筆者の推定で、回転(残高 1 億円あたり売上)は 0.2 になる。

リスクと懸念

景気の谷で受注と採算が崩れる

ゼネコンの利益は景気の山と谷で大きく振れる。東急建設は過去20年に赤字が3回あり、2022年3月期は営業赤字だった。直近の利益率は需給が締まった局面のもので、民間の再開発や工場投資が一巡すれば、先に崩れるのは新規受注と採算だ。繰越工事の厚みは数年の利益を守るが、10年先は守らない。

土木の高採算が例外で終わる

直近の土木の工事利益率16.8%は、会社自身が次の期に11%台へ戻ると見ている。セグメント利益はこの1年で倍になっており、利益の上振れのかなりの部分が土木の一時的な高さに由来する。これが標準に戻れば、営業利益は数十億円単位で減る。

人手不足で施工量が頭打ちになる

2024年問題以降、技能者の確保が最大の制約になった。人が足りなければ、受注があっても売上に変えられず、労務費の上昇は利益率を削る。会社の2027年3月期の計画も、売上は減り、営業利益はほぼ横ばいだ。増収が増益に結びつきにくい構図が、すでに見える。

現場の管理と公共工事の信用

2025年に新東名のトンネル工事で岩盤崩落の事故が起き、東急建設が発注者に無断で爆薬の量などを計画書と変えて施工し、半年報告していなかったと報じられた。同様の問題が重なれば、指名停止や受注の抑制につながりうる。建設会社の価値は、現場の規律に支えられている。

グループへの依存と再編の可能性

渋谷の再開発など、東急グループの仕事は大きな支えだ。反面、グループの投資が一巡すれば、同じ規模の受注を外で取り直す必要がある。東急が1割台半ばを持つ関連会社という立場は、再編や持分の見直しの可能性も意味する。株主にとっては、上にも下にも振れる材料だ。

金利上昇で不動産の採算が悪化する

不動産事業は、物件を磨いて売る事業だ。金利が上がれば、物件の評価が下がり、売却益が細る。規模は小さいが、会社が戦略事業として育てる分野なので、失敗すれば成長の物語が崩れる。純現金は工事の前受金を含みうるため、見かけほど余裕がない点にも注意が要る。

今後の分かれ目

建築の完工総利益率が、目標の12%に向けて2期続けて上がったら
価格転嫁の定着を確かめたと見て、中立の営業利益を上方に直し、楽観側の確率を増やす。
土木の工事利益率が、2期続けて11%を割ったら
高採算が例外だったと判断し、中立の土木の利益率を下げて、営業利益を数十億円削る。
現場の管理をめぐる問題で、公共工事の指名停止や受注の制限が出たら
受注の減少と信用の毀損を見込み、やや悲観・悲観の確率を上げる。
配当を厚くするだけでなく、データセンターや鉄道ODAなどの成長投資で、資本コストを超える稼ぎを示したら
ROEが資本コストを超える姿を織り込み、中立の倍率を上限に近づける。
東急による持分の見直しや、準大手どうしの統合の動きが出たら
統合後の資本効率次第。事業を続ける前提の価値が問われ、買収価格が稼ぐ力を上回るかが分かれ目になる。
2030年度の営業利益220億円という目標が、早い年に実現したら
会社計画が保守的だったと確かめられ、中立の利益を上方に直す。

見ておくもの

  • 建築・土木の完工総利益率と、受注高・繰越工事高の推移
  • 土木の工事利益率が11%台に戻るか
  • 現場の管理をめぐる問題と、指名停止などの処分の有無
  • 渋谷の再開発など東急グループの発注の見通し
  • アジアの鉄道ODA案件の受注
  • DOE4%を超える還元の有無と、ROEの推移

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROEが資本コスト k 8%(基本 7.5% + quality 1.0%)に届くかどうかと、式の上限(1÷k = 約 11.8 倍)から置いた。中立は上限の 8 割、やや悲観はそれより低い。今の株価や今の PER(約 9 倍)、同業の倍率を見てから決めていない。悲観は谷の PBR ではなく、総資産の 8 割回収・負債全額払いで残る売れる資産(約 490 億円)で測った。純現金 135 億円は、時価総額の 1 割をわずかに超えるが、工事の前受金などを含みうるため分けていない(excess_cash_none_why)。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。純利益は営業利益の 0.76 倍とし、過去の中央値 0.75 に合わせた。数量は人日で推定した値で、数量と価格の分け方には誤差がある。2028 年 3 月期から新リース会計基準で BS の形が変わるが、数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。持ち合い株の評価差額金は配当が純利益に入っているので余り資産に足していない(二重を消した)。今の株価から逆算した値ではない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.0% = 8.5%。理由は quality_why。個別のリスク(現場管理の問題・M&A の実行など)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 東急建設 2026年3月期決算説明(ログミーファイナンス)
  2. 新東名トンネルの掘削事故、東急建設が爆薬量など無断変更(日本経済新聞)
  3. 東急建設 長期経営計画

分析日 2026-10-16