株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

藤田エンジニアリング 1770

無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,719 円250 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,900 円175 億円差 +43.1%
10 年後から見ると 割安 価値 2,719 円250 億円 · 差 +43.1% · 期待の年率 +10.2%
期待の年率リターン(10 年)+10.2%資本コスト比 +3.2 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

藤田エンジニアリングは、群馬県高崎市に本社を置く設備工事会社だ。ビルや工場の空調・衛生設備を施工し、できあがった設備の保守でも稼ぐ。2026 年 6 月に創業 100 年を迎えた。筆者の結論は「適正」。今の値段は、時価総額の 4 割強にあたる純現金と、堅実な事業の両方をほぼ織り込んでいる。

利益は安定している。営業利益率は 2025 年 3 月期に 9.0%、2026 年 3 月期に 8.8% と過去の最高水準で、ROE は 9% 前後。無借金で、自己資本比率は 65% にのぼる。

弱点は、会社が現金を使わないことだ。純現金は 10 年で約 40 億円から 76 億円へ増えた。総還元性向の目標は 30% 以上で、7 割は社内に残る。社長の藤田実氏が大株主で、短期の圧力は小さい。現金が増えても、株主の取り分に回る速さは遅い。

中期経営計画(2025〜2027 年度)は、売上 350 億円・経常利益 30 億円・ROE 8% 以上を掲げる。2026 年 3 月期は売上 298 億円、経常利益 28 億円。計画の達成は届く範囲にある。

10 年後の中立は、売上 440 億円、営業利益 36 億円、純利益 26 億円。物価並みの値上げが入り、利益率は過去の山を超えない 8% 台に置いた。余った現金は半分だけ株主の取り分に数えている。確率で重みを付けた本質価値は、今の時価総額を 4% ほど上回るだけで、安全域は厚くない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の目で見ると、この会社は「事業は良く、資本の使い方が課題」だ。メンテナンスの積み上げがある設備工事で、無借金、利益率は業界の上位に近い。土台は固い。

問題は、利益の約 3 割を超える現金が、事業の外で寝ていることだ。時価総額の 4 割強が純現金で、会社はこれを使わない。社長が大株主なので、物言う株主に動かされることも少ない。稼いだ利益のうち、毎年 7 割が会社に残り、それが現金の山になる。

それでも、筆者は現金を捨てて評価はしない。ただし満額でも数えない。10 年の間に買収で価値を壊す危険も、いつまでも使われない危険もあるので、半分の値打ちで足す。

事業の価値は、利益の約 12 倍で測る。資本コスト 7% に対して事業の ROE が 9〜10% なので、資本コストを少し上回る。この余りは、10 年先には競争で薄まる。

今の値段は、事業を利益の 7〜8 倍、現金を 4 割引いて見ている水準だ。安全域は、同じ領域の他社に比べれば厚いが、本質価値との差は小さい。差を広げるのは、会社が現金を使うか戻すかの判断だ。それを待つ覚悟が要る。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は 4 つの事業に分かれる。2026 年 3 月期の売上(グループ内の取引を除く)は、建設が約 46%、機器販売・情報システムが約 25%、メンテナンスが約 24%、電子部品製造が約 4%。

建設事業は、ビル設備・産業設備・環境設備の工事だ。ビルの空調や給排水、工場の空調・ユーティリティ、水処理などを請け負う。ゼネコンや施主から受け、工事ごとに売上が立つ。2026 年 3 月期は受注が 222 億円と前の期より 3 割強増えたが、工事の進み具合で売上は 2 割ほど減った。受注の積み上がりは次の年度の売上になる。

機器販売・情報システムは子会社の藤田ソリューションパートナーズが担う。産業用機器の販売、情報通信機器の施工と販売、ソフトの開発だ。売上は伸びているが、利益率は 5% 台と薄い。

メンテナンスは子会社の藤田テクノが、空調設備などの保守・修理・据付を請け負う。設備を納めたあとも続く収入で、利益率は 10% 台と全事業で最も高い。利益全体の 3 分の 1 をここで稼ぐ。景気で売上が振れにくく、会社の土台になっている。

電子部品製造は、子会社の藤田デバイスが半導体関連の検査・選別・組立を受託する。売上は小さく、半導体の受注に左右される。前の期には減損を出した。

買収は小さな地場企業が中心だ。2025 年 5 月、建築・外壁工事の群工(売上約 12 億円)を完全子会社にした。海外はシンガポールとマレーシアに小さな子会社があるが、売上への寄与はわずかだ。売上の 1 割を超える顧客は無く、顧客の偏りは小さい。

優良さと弱いところ

優良さは「普通より少し良い」と見る。強みは 3 つある。まず、メンテナンスの積み上げだ。納めた設備の保守が長く続き、全体の利益の 3 分の 1 を占める。次に、財務の厚さ。無借金で自己資本比率が 65%、営業利益は支払利息の 200 倍を超える。最後に、利益率の高さ。2025〜2026 年度は営業利益率が 9% に迫り、同じ領域の高砂熱学工業や三機工業の水準と並ぶ。

弱みは規模だ。売上 300 億円は、空調サブコンの上位に比べて小さい。大型のデータセンターや半導体工場の案件は、上位数社に集まりやすい。藤田エンジニアリングは地元群馬と関東の中堅案件が中心で、受注の質は安定しても大きくは伸びにくい。

もう 1 つの弱みが、資本の使い方だ。純現金が時価総額の 4 割を超えているのに、買収は小さく、還元は 30% 前後。ROE が 9% 前後にとどまるのは、現金を積み上げているからだ。事業だけで見た ROE は 10% 台に乗る。

利益率は過去 12 年の山が 9.0% で、中立はこれを超えない。2 年続けて高い水準を保っているのは、価格転嫁が定着した結果だ。筆者は、これが本物の底上げか、ゼネコンの発注が強い時期の一時的な好調か、あと 1〜2 年の実績で見極めたい。

経営は創業 100 年の安定感がある。社長が大株主で、社員と取引先の持株会も大きな株主に並ぶ。変化は遅いが、無理な拡大もしない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

空調・設備工事は、需要の追い風が続く領域だ。国内の空調工事の市場は 2024 年度で約 5,000 億円、2030 年度には約 5,700 億円へ伸びる見通し。伸びを引っ張るのは、データセンターと半導体工場の新設、そして古い既存ビルの空調の更新や省エネ化(ZEB 化)だ。

価格の面でも、追い風がある。鋼材や設備機器、労務費が物価を上回って上がり、上場のサブコンの多くが、価格の転嫁を定着させている。人手不足で、取れる仕事を選ぶ会社が増え、安値の受注が減った。

藤田エンジニアリングは、この波の端にいる。大型の案件は上位の高砂熱学工業、ダイダン、三機工業などに集まるが、群馬を中心にした地元の工場・病院・ビルの更新では、地場の強みを発揮できる。2026 年 3 月期に産業設備の受注が大きく伸びたのは、その表れだ。

競争では、ゼネコンの下請けに回る構造が弱点になる。ゼネコンの発注が絞られる局面では、価格の押し込みを受けやすい。ここは、メンテナンスという自前の顧客を持つ点で、純粋な工事会社より安定する。

リスクは 2 つ。1 つは、データセンターや半導体の投資が海外にシフトして、国内の大型案件が減ること。もう 1 つは、2024 年問題以降の人手不足で、受注があっても施工できず、売上が先送りされることだ。2026 年 3 月期の売上減は、後者の影響が出た例といえる。

資本政策と M&A

還元の方針は、総還元性向 30% 以上だ。配当は 2024 年 3 月期と 2025 年 3 月期が同じ水準で、目立った増減は無い。自己株式の買い入れは、直近の大きな実績が見つからない。一方で純現金は、10 年で約 40 億円から 76 億円に増えた。

M&A の姿勢は慎重だ。2025 年 5 月に取得した群工は、売上約 12 億円・従業員約 15 人の地場の建築会社で、後継者不在の企業を引き受ける形だった。取得額は数億円とみられ、純現金の 1 割にも届かない。中期経営計画は「外部リソースの活用による事業領域の拡大」を掲げるが、大型の買収を示してはいない。

電子部品製造の藤田デバイスでは、前の期に約 3.9 億円の減損を出した。多角化の一部が足を引っ張った例だ。

資本政策では、PBR や ROE を意識した追加の還元は、公表されていない。ROE の目標は 8% 以上で、実績 9% 前後はすでに超えている。目標が低めなので、現金を抱えたままでも達成できてしまう。

株主は、社長の藤田実氏、取引先持株会、日東興産、社員持株会が上位に並ぶ(古い開示ベース)。外部からの買収提案が通りにくい構造で、TOB の可能性は小さいと筆者は見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方はこうだ。藤田エンジニアリングの利益は、業界の追い風にまだ十分に乗っていない。産業設備の受注が前の期に 3 割強増え、積み上がった受注残が、売上に変わるのはこれからだ。2027 年 3 月期の会社予想は売上 310 億円、営業利益 27 億円、中期計画の 350 億円・経常利益 30 億円の達成も見えている。

メンテナンスは、納めた設備が増えれば増えるほど、保守の件数が積み上がる。既存ビルの空調更新や省エネ工事が増えれば、更新の受注が保守の顧客から出る。利益率の高い事業の比重が上がり、全体の営業利益率は 9% を超える。

現金の使い方も変わりうる。創業 100 年の節目で、資本効率への目が向いた。ROE の目標が 8% 以上と低いのは、むしろ上げる余地を残している。総還元性向を 50% まで引き上げれば、純現金の 76 億円は大きな原資になる。

地場の後継者不在の企業を買う機会も増える。群工のような買収を繰り返せば、売上の底上げと人材の確保の両方が進む。物価の上昇で、受注単価と保守料金はともに上がり、利益は名目で積み上がる。

慎重な見方

慎重な見方はこうだ。まず、今の利益率は山にいる。営業利益率 8.8% は、過去 12 年の最高水準に近い。ゼネコンの発注が落ち、サブコンへの価格圧力が戻れば、7% 台に戻りうる。過去の谷では 2% 台まで落ちた。

会社の売上は 2026 年 3 月期に 9% 減った。受注が増えたといっても、人手不足で工事が進まず、売上にならない。2024 年問題以降、この構造は続く。計画の売上 350 億円・経常利益 30 億円は、2027 年度の目標だが、会社予想はそこまでの途中でとどまる。

大型案件は、上位サブコンが取る。データセンターや半導体の大型案件は、技術と実績の壁があって、藤田エンジニアリングは入りにくい。中堅の案件で価格競争が起きれば、利益は薄くなる。

現金は多いが、使い道が示されていない。資本政策が変わらなければ、ROE は 9% を割り込む。買収は慎重な反面、電子部品製造の減損のように、多角化は成功していない。

さらに、データセンターの建設が海外に移れば、国内の大型案件が減る。そのとき、中堅の設備工事会社は一緒に落ちる。

どちらに重みを置いたか

強気の言い分は、受注残と現金の多さに裏づけがある。ただ、利益率が山にあること、売上が人手不足で伸びにくいこと、現金が使われてこなかった実績を考えると、確率は中立に厚く置くのが妥当と判断した。

確率は、楽観を 7%、やや楽観を 20%、中立を 37%、やや悲観を 25%、悲観を 11% とした。同じ領域の 1777 川崎設備工業などと同じ水準で、純現金が悲観の床を支える点だけを考えて、悲観は 1 割に置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 4,253 円391 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 781 円72 億円)。 今の値に割り戻すと 2,719 円250 億円、今との差 +43.1%、 期待の年率 +10.2%(資本コスト 7.0%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 7,525 円692 億円 1,196 円110 億円 +359.0% +16.5% 610 円56 億円
やや楽観 20% 6,183 円569 億円 979 円90 億円 +276.9% +14.2% 1,432 円132 億円
中立 37% 5,227 円481 億円 816 円75 億円 +218.0% +12.3% 2,236 円206 億円
やや悲観 25% 1,873 円172 億円 631 円58 億円 +31.8% +2.8% 626 円58 億円
悲観 11% 799 円74 億円 381 円35 億円 −37.9% −4.7% 130 円12 億円
加重平均100% 4,253 円391 億円781 円72 億円 +165.0% +10.2% 5,034 円463 億円

今の株価時価総額 1,900 円175 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 受注残が売上に変わり、現金も使われ始める 利益 36 億円 · PER 17.8 倍 · 株価時価総額 7,525 円692 億円

産業設備とビル設備の受注残が売上に変わり、メンテナンスは更新工事と一体で伸びる。建設の施工量は 2 割増え、価格も物価を少し上回る。営業利益率は 9% 台前半に乗る。

機器販売・情報システムでは、製造業の自動化投資を取り込んで 2 割増え、利益率も 6% 台に上がる。メンテナンスは件数が 4 割増、利益率は 12% 台。

会社は純現金を使い始め、総還元性向を 40% 台に引き上げる。ROE は事業だけで 11% に近づく。余った現金は積み上がらず、10 年で約 90 億円にとどまる。

この筋書きが成り立つには、データセンターや半導体工場の国内投資が続き、人手不足でも施工員を確保できることが条件になる。群工のような地場の買収も、人材の確保に効く。物価の上昇は受注単価と保守料金の両方を押し上げ、利益は名目で積み上がる。

  • 建設事業(ビル・産業・環境設備、群工):数量 24.0(施工人工換算(万人日、推定))× 価格 9.54(万円/人日(資材込みの請負単価))→ 売上 229 億円・営業利益 20 億円。数量 1.20 倍・価格 1.38 倍(名目)・営業利益率 8.8%
  • 機器販売・情報システム:数量 3,600(案件数(件、推定))× 価格 341(万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価))→ 売上 123 億円・営業利益 8 億円。数量 1.20 倍・価格 1.36 倍(名目)・営業利益率 6.5%
  • 機器のメンテナンス:数量 25,200(保守・修理の件数(件、推定))× 価格 55(万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価))→ 売上 138 億円・営業利益 17 億円。数量 1.40 倍・価格 1.37 倍(名目)・営業利益率 12.5%
  • 電子部品製造:数量 130(処理個数(百万個、推定))× 価格 16(円/個(受託加工の単価))→ 売上 21 億円・営業利益 2 億円。数量 1.30 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 8.0%

倍率:事業の純利益 35 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)68 億円。全体の PER 17.77 倍、時価総額 692 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:受注残の消化、メンテナンスの拡大、還元の強化が同時に当たる必要がある。利益率が山にいる今、さらに上がる確率は低く、7% とした。

やや楽観 20% 中計目標を達成し、利益率は山を超える 利益 31 億円 · PER 17.0 倍 · 株価時価総額 6,183 円569 億円

中期計画の売上 350 億円を 2028 年ごろに達成し、その後も物価並みに伸びる。建設の施工量は 14% 増、メンテナンスは 3 割増。営業利益率は 8% 台後半で、過去の山を超える。

この水準が続くには、価格転嫁の定着と、人手不足下の施工体制の確保が条件になる。会社は総還元性向を 35% 台に引き上げ、現金は約 90 億円で落ち着く。

電子部品製造は半導体の受託が戻り、小さな黒字を保つ。機器販売・情報システムは薄利のまま伸びるが、全体の利益率を押し下げるほどではない。メンテナンスの積み上げが、利益率の高止まりを支える。

  • 建設事業(ビル・産業・環境設備、群工):数量 22.8(施工人工換算(万人日、推定))× 価格 9.40(万円/人日(資材込みの請負単価))→ 売上 214 億円・営業利益 18 億円。数量 1.14 倍・価格 1.36 倍(名目)・営業利益率 8.2%
  • 機器販売・情報システム:数量 3,450(案件数(件、推定))× 価格 339(万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価))→ 売上 117 億円・営業利益 7 億円。数量 1.15 倍・価格 1.35 倍(名目)・営業利益率 6.2%
  • 機器のメンテナンス:数量 23,400(保守・修理の件数(件、推定))× 価格 54(万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価))→ 売上 126 億円・営業利益 15 億円。数量 1.30 倍・価格 1.35 倍(名目)・営業利益率 11.8%
  • 電子部品製造:数量 115(処理個数(百万個、推定))× 価格 15(円/個(受託加工の単価))→ 売上 18 億円・営業利益 1 億円。数量 1.15 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 30 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.2% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.6%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)68 億円。全体の PER 16.96 倍、時価総額 568 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中計の目標どおりに進み、利益率が山を少し超える筋書き。受注は増えているが、人手不足で売上が遅れており、20% に置いた。

中立 37% 物価並みに伸び、利益率は山を超えない 利益 26 億円 · PER 16.4 倍 · 株価時価総額 5,227 円481 億円

物価並みの値上げが進み、施工量は 1 割弱、メンテナンスは 2 割増える。売上は 440 億円、営業利益は 36 億円、営業利益率は 8% 台前半。過去の山(9.0%)を超えない。

人件費と資材の上昇は価格に転嫁できる。設備工事は資産が軽く、減価償却は年 3 億円前後(推定)。既存の設備の償却は取得時の値段のまま増えず、建て替えの投資は建築費の上昇で膨らむが、全体への影響は小さい。

純利益は 26 億円。還元は総還元性向 35% 前後の約 75 億円で、純現金は約 100 億円の余りまで積み上がる。ROE は事業だけで 9〜10%。

  • 建設事業(ビル・産業・環境設備、群工):数量 21.6(施工人工換算(万人日、推定))× 価格 9.26(万円/人日(資材込みの請負単価))→ 売上 200 億円・営業利益 15 億円。数量 1.08 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 7.6%
  • 機器販売・情報システム:数量 3,300(案件数(件、推定))× 価格 336(万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価))→ 売上 111 億円・営業利益 6 億円。数量 1.10 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 5.8%
  • 機器のメンテナンス:数量 21,600(保守・修理の件数(件、推定))× 価格 54(万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価))→ 売上 116 億円・営業利益 13 億円。数量 1.20 倍・価格 1.34 倍(名目)・営業利益率 11.0%
  • 電子部品製造:数量 100(処理個数(百万個、推定))× 価格 15(円/個(受託加工の単価))→ 売上 15 億円・営業利益 1 億円。数量 1.00 倍・価格 1.20 倍(名目)・営業利益率 6.0%

倍率:事業の純利益 25 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.4 倍 + 余った現金(戻り方込み)75 億円。全体の PER 16.42 倍、時価総額 481 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:価格転嫁と人件費が釣り合い、利益率が過去の山を超えない筋書き。最も重く 37% とした。

やや悲観 25% ゼネコンの価格圧力が戻り、利益率が下がる 利益 17 億円 · PER 8.5 倍 · 株価時価総額 1,873 円172 億円

ゼネコンの発注が弱まり、サブコンへの価格圧力が戻る。施工量は 2% 減り、価格の転嫁は物価に届かない。営業利益率は 6% 台に下がる。

機器販売・情報システムは薄利のまま、電子部品製造は半導体の受託が減り、利益が薄くなる。メンテナンスは堅調だが、全体を支えきれない。

純利益は 17 億円で横ばい。還元は約 58 億円。現金は使い道がなく、余りは約 40 億円にとどまる。

この筋書きでは、発注者の力が強まる局面が数年続く。人件費は上がるのに、受注の値段は上げにくい。メンテナンスの比重が高い分、悲観ほどは崩れないが、10 年かけて利益が細る形になる。

  • 建設事業(ビル・産業・環境設備、群工):数量 19.6(施工人工換算(万人日、推定))× 価格 8.98(万円/人日(資材込みの請負単価))→ 売上 176 億円・営業利益 10 億円。数量 0.98 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 5.8%
  • 機器販売・情報システム:数量 3,000(案件数(件、推定))× 価格 326(万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価))→ 売上 98 億円・営業利益 4 億円。数量 1.00 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 4.5%
  • 機器のメンテナンス:数量 19,440(保守・修理の件数(件、推定))× 価格 52(万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価))→ 売上 101 億円・営業利益 9 億円。数量 1.08 倍・価格 1.30 倍(名目)・営業利益率 9.0%
  • 電子部品製造:数量 85.0(処理個数(百万個、推定))× 価格 13(円/個(受託加工の単価))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。数量 0.85 倍・価格 1.10 倍(名目)・営業利益率 3.0%

倍率:事業の ROE は 6% 前後で資本コスト 7% を下回る。PER の上限は 1÷k=12.1 倍。利益が薄れる局面なので、上限の約 7 割の 8.5 倍に置いた。

確率:ゼネコンの価格圧力が戻り、利益率が谷に向かって下がる筋書き。過去に何度も谷を経験した業界なので 25% に置いた。

悲観 11% 大型投資が海外に移り、国内の工事が細る 利益 7 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 799 円74 億円

データセンターと半導体の投資が海外に移り、国内の大型案件が減る。人手不足で施工も進まず、施工量は 15% 減る。価格競争が戻り、営業利益率は 3% 台に落ちる。

電子部品製造は赤字になり、機器販売・情報システムも伸びない。メンテナンスだけが利益を支える。

純利益は 7 億円。会社は存続するが、還元は約 35 億円に絞る。現金は戻りが遅く、一部は使われずに残る。

ただし、純現金と無借金の財務は残る。事業の稼ぐ力が細っても会社が行き詰まる形は考えにくく、保守の顧客を持つ分、売上は完全には消えない。値打ちは、細った稼ぐ力に現金の半分を足した水準になる。

  • 建設事業(ビル・産業・環境設備、群工):数量 17.0(施工人工換算(万人日、推定))× 価格 8.64(万円/人日(資材込みの請負単価))→ 売上 147 億円・営業利益 4 億円。数量 0.85 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 2.5%
  • 機器販売・情報システム:数量 2,700(案件数(件、推定))× 価格 314(万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価))→ 売上 85 億円・営業利益 2 億円。数量 0.90 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 2.5%
  • 機器のメンテナンス:数量 17,100(保守・修理の件数(件、推定))× 価格 50(万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価))→ 売上 86 億円・営業利益 5 億円。数量 0.95 倍・価格 1.25 倍(名目)・営業利益率 6.0%
  • 電子部品製造:数量 60.0(処理個数(百万個、推定))× 価格 12(円/個(受託加工の単価))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。数量 0.60 倍・価格 1.00 倍(名目)・営業利益率 -5.0%

倍率:事業の ROE は 3% 前後で資本コストを大きく下回る。PER の上限は 12.1 倍。利益が構造的に細るため、上限の約 6.6 割の 8.0 倍に置いた。余った現金は戻りが遅いので 0.5 の係数で足している。

確率:大型投資の海外移転と価格競争が重なる複合の筋書き。無借金で純現金が厚く、自己資本比率 65% が床になるので、1 割強の 11% とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建設事業(ビル・産業・環境設備、群工)

ビルの空調・給排水、工場の設備、環境設備の工事。2025 年 5 月に買収した群工の建築・外壁工事を含む。

数量施工人工換算(万人日、推定)価格万円/人日(資材込みの請負単価)売上営業利益
今 2026/03 20.0 6.91 138 11
10 年後 中立 21.6 9.26 200 15

取り方:建設事業の売上(グループ内を除く推定 138 億円)を、施工人工換算 20 万人日(推定。開示は無い)で割った資材込みの単価。利益は決算の建設事業の利益 10.7 億円。数量は受注残の消化と群工で増え、単価は人件費と資材に連れて物価並みに上がる。

機器販売・情報システム

産業用機器の販売、情報通信機器の施工と販売、ソフトの開発。子会社の藤田ソリューションパートナーズが担う。

数量案件数(件、推定)価格万円/件(機器・施工・ソフトの混合単価)売上営業利益
今 2026/03 3,000 251 75 5
10 年後 中立 3,300 336 111 6

取り方:売上(グループ内を除く推定 75 億円)を、案件数 3,000 件(推定)で割った単価。利益は決算の 4.7 億円。数量は製造業の設備投資に連れて増え、単価は物価並みに上がる。

機器のメンテナンス

空調設備などの保守・修理・据付。子会社の藤田テクノとマレーシア子会社が担う。

数量保守・修理の件数(件、推定)価格万円/件(保守・修理・小口の更新を合わせた単価)売上営業利益
今 2026/03 18,000 40 72 8
10 年後 中立 21,600 54 116 13

取り方:売上(グループ内を除く推定 72 億円)を、保守・修理 18,000 件(推定)で割った単価。利益は決算の 8.3 億円(利益率 10.8%)。納めた設備が増えるほど件数が積み上がり、単価は人件費に連れて物価並みに上がる。

電子部品製造

半導体関連の検査・選別・組立の受託と、装置の開発。子会社の藤田デバイスが担う。

数量処理個数(百万個、推定)価格円/個(受託加工の単価)売上営業利益
今 2026/03 100 12 12 1
10 年後 中立 100 15 15 1

取り方:売上(グループ内を除く推定 12 億円)を、処理個数 100 百万個(推定)で割った単価。利益は決算の 1.0 億円。受託加工は価格競争があり、単価は 10 年で 1.2 倍とした。半導体の受託加工は発注元に価格を決められ、物価の 1.34 倍に届かないと見たため。

リスクと懸念

利益率が山を越えて戻る

営業利益率は 2 年続けて 9% 近い。過去の谷では 2% 台まで落ちた。ゼネコンの発注が弱まり、価格圧力が戻れば、この水準は守れない。

人手不足で工事が進まず、売上が先送りされる

2026 年 3 月期は受注が増えたのに売上が 9% 減った。施工員の不足が続けば、受注を売上に変える速さが落ち、人件費も上がる。

大型案件が上位社に集まる

データセンターや半導体工場の大型の空調工事は、高砂熱学工業などの上位社に集中する。地場の中堅は、受注の量で追いつけない。

現金が使われない

純現金が時価総額の 4 割を超えるのに、還元は総還元性向 30% 前後。買収や投資で使われず、資本効率が上がらないまま積み上がる可能性がある。

多角化の失敗

電子部品製造の藤田デバイスは前の期に約 3.9 億円の減損を出した。半導体の受託加工は受注が振れ、売上が 26% 減った。

買収が重荷になる

後継者不在の地場企業を引き受けるのが中心。小さな案件だが、のれんや人材の統合に失敗すれば、利益を押し下げる。

物価と償却のずれ

設備工事は資産が軽く、減価償却は小さい。ただ、本社や営業所の建て替えなどは建築費の上昇で膨らむ。更新の費用は現金に出る。

今後の分かれ目

2027 年度に売上 350 億円・経常利益 30 億円の中計目標を達成する
価格転嫁と受注残の積み上げが本物と確認できる。確率を楽観側に寄せる。
総還元性向を 50% 以上に引き上げ、純現金を使い始める
余った現金の戻り方を 0.5 から引き上げる。本質価値は現金の分だけ上がる。
営業利益率が 7% 台に戻る
価格圧力の復活のサイン。中立の利益率を 8% から 7% 台に下げて見直す。
メンテナンスの売上が毎年 5% 以上伸び続ける
ストックの積み上げが効いている証拠。全体の利益率が構造的に上がり、倍率の見方が上向く。
大型の M&A を発表する
買収額が純現金の半分を超えるなら、のれんと統合の失敗リスクを織り込む。現金の戻りを 0.5 より下げる。
データセンター・半導体の国内投資が減速する
産業設備の受注が落ちる。悲観の筋書きに近づく。

見ておくもの

  • 受注高と受注残(建設事業)
  • 営業利益率(セグメント別、特にメンテナンス)
  • 総還元性向と純現金の増減
  • 2027 年度の中期経営計画の達成度(売上 350 億円、経常利益 30 億円)
  • 群工など買収先の業績
  • 電子部品製造の稼働と減損の有無

倍率と資本コストの決め方

今の株価や PER から筋書きを作らず、4 つの事業の数量と名目の単価から利益を積み、倍率は利益ベースで置いた。事業の ROE が資本コスト 7% を少し上回る中立は、式の PER の約 9.6 割(12.5 倍)。純現金 76 億円のうち、未成工事受入金や預り金などの顧客のお金(推定で約 20 億円)を除いた約 55 億円を余った現金として分けた。戻り方は 0.5。10 年の筋書きでは、還元が総還元性向 35% 前後で、現金が積み上がる分を base で 100 億円の余りとした。設備工事は資産が軽く、減価償却は年 3 億円前後(推定)。今ある設備の償却は取得時の値段のまま増やさず、建て替えは建築費の上昇で膨らむと考えたが、全体への影響は小さい。同じ領域の川崎設備工業と同じ資本コスト 7% に揃えた。リース負債は小さく、新リース会計の影響は軽い。結論は適正。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.5→17.77 倍・やや楽観 PER 12.8→16.96 倍・中立 PER 12.5→16.42 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +0.75% を足した 8.25%。事業は傾いていないので extra は置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.00%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 藤田エンジニアリング 経営戦略・中期経営計画(有価証券報告書の抜粋)
  2. 藤田エンジニアリングの事業内容・セグメント別業績(キタイシホン)
  3. 藤田エンジニアリング、建築工事などの群工を買収(日本M&Aセンター)

分析日 2026-10-19