株譜
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東洋エンジニアリング 6330

肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)761 円446 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)2,155 円1,263 億円差 −64.7%
10 年後から見ると 割高 価値 761 円446 億円 · 差 −64.7% · 期待の年率 −3.1%
期待の年率リターン(10 年)−3.1%資本コスト比 −11.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

東洋エンジニアリングは、肥料や石油化学、洋上の石油生産設備(FPSO)、発電所を丸ごと請け負う会社だ。海外が中心で、肥料プラントの技術には定評がある。結論から言えば、筆者は今の値段を大きく割高と見る。一番の理由は、利益がほとんど出ない請負業なのに、自己資本が薄いことだ。

2026 年 3 月期は営業損失が 190 億円、純損失が 149 億円だった。ブラジルのガス火力発電所の案件で、発注者からの代金の回収に疑いが出て、工事の遅れで費用もふくらんだ。この損失で、自己資本は 600 億円から 435 億円へ縮んだ。

会社は 2027 年 3 月期の黒字回復と復配を掲げる。だが、直近 10 年の営業利益率は最高でも 2.6% だ。12 年で赤字が 4 回ある。計画の 2030 年度の純利益 100 億円は、過去の最高水準のさらに上にある。

中立の筋書きでも、10 年後の時価総額は今の半分に届かない。最も強い筋書きで今と同じ程度だ。一方で、最も弱い筋書きでは 2 割に満たない。上は薄く、下は深い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社は「持ち続けたい事業」には遠い。10 年後も事業は残るだろう。だが、稼ぎは案件の当たり外れに左右され、稼いだ利益を残す力が弱い。過去 10 年の純利益を全部足しても、ブラジルの 1 件の損失を埋められない。

安全域がない。自己資本は 435 億円と薄く、時価総額は 1,331 億円と、帳簿の 3 倍にあたる。利益を生む力は計画の 60 億円で測っても、時価総額の 4% しかない。市場は、会社の計画が全部うまくいくことを前提にしているように見える。

オーナー利益の目で見れば、再投資はほとんど要らない。事業の資本は軽いのだ。問題は、その利益が「残る」かだ。案件の損失は、利益だけでなく自己資本も削る。

筆者は、10 年の確率を慎重な側に寄せた。技術と運転の力は評価するが、払う値段に見合う余裕は、今の値段にはない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は EPC だ。設計・資材の調達・建設を一括で請け負う。顧客は海外の国営企業や資源会社、化学会社で、案件は 1 件が数百億円から千億円を超える。2026 年 3 月期の受注は 4,200 億円と大きいが、売上は 1,829 億円に縮んだ。受注から売上になるまで 2〜3 年かかるからだ。

得意は肥料だ。尿素など窒素肥料のプラントは、東洋の技術で世界各地に建っている。ほかに FPSO、石油化学、発電、インドや中央アジアのプラントを手がける。技術を持つ分、価格だけで競う純粋な下請けではない。

もう 1 つの柱が非 EPC だ。既設プラントの運転・保守を請け負う O&M、技術のライセンス、地熱、ファインケミカルなどである。2025 年 3 月期には粗利の 43% を稼いだ。会社は 2030 年度に、これを 60% に高めると掲げる。

会社は、この流れを「波のある EPC」と「積み上がる非 EPC」の二軸と呼ぶ。筆者は方向を正しいと見る。ただ、非 EPC は規模がまだ小さく、EPC の損失を打ち消せるほどではない。

優良さと弱いところ

優良さは、技術に偏った質だ。肥料プラントの技術、FPSO の遂行実績、インドでの長い仕事の歴史が強みである。だが堀、つまり他社がまねできない強みは、価格を決める力までは届いていない。大型案件は入札で、相手は日揮、千代田化工建設、韓国のサムスン E&A や現代建設、欧米のテクニップ・エナジーなどだ。

経営の最大の弱点は、案件の損失を繰り返すことだ。2015 年にブラジルの FPSO などで巨額の損失を出し、再建計画を立てた。2018 年にも赤字になり、2026 年にまたブラジルで損失が出た。受注が苦しい時期に無理な案件を取り、契約の条件も甘かった、という反省が会社自身の資料にある。

財務は弱い。自己資本比率は 17% で、日揮の 51% に遠く及ばない。純現金は 268 億円あるが、工事の前受金と支払いが大半で、自由に使える貯金ではない。2019 年に入れたインテグラル系の優先株(150 億円)は、転換が進めば株数が増える。株主の取り分より先に払うお金だからだ。

資本効率は低い。ROE の過去 10 年の中央値は 3% ほどで、資本コストを大きく下回る。前中計の ROE10% の目標は外れた。会社が新しく置いた審査の仕組みは、証明がこれからだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

プラント EPC は、世界の資源・化学・電力の投資に乗る産業だ。需要の波は、案件の最終投資決定(FID)が出るかどうかで決まり、大型案件が少数に集まる。ここ数年は、LNG と電力の投資が堅い。東洋が得意な肥料も、食料の安全保障を理由に新設が続く。

日本勢は日揮、千代田化工建設、東洋の 3 社が中心で、規模と信用では日揮が抜けている。千代田は財務の再建の途上だ。東洋は 3 社のうち最も規模が小さく、1 件の損失の影響が大きい。韓国勢は価格で、欧米勢は技術で攻めてくる。

契約の形が採算を決める。一括請負は、資材高と工期の遅れを請負側が背負う。発注者は強く、請負側が条件を選べる場面は少ない。2015 年のブラジル、2026 年のブラジルのような損失は、この構造からも来る。

成長の道は 2 つある。1 つは、インド・中央アジア・アフリカなど、日本勢が強い地域の案件を取ることだ。もう 1 つは、O&M や地熱、ファインケミカル、重要鉱物といった、景気に左右されにくい事業を足すことだ。世界の対象市場を実質で年 300 億ドルほどと推定し、東洋の取れるシェアを 3〜5% と置く。

資本政策と M&A

資本政策は、立て直しの途中にある。2026 年 3 月期は無配だった。新しい中計では、2027 年 3 月期に 復配(配当総額は 15 億円ほど)を掲げる。2030 年度に純利益 100 億円を狙うが、自社株買いの話は出ていない。

株主構成が特殊だ。筆頭は三井物産で、約 15% を持つ。インテグラル系のファンドは、2019 年に 150 億円の A 種優先株を引き受けた。2026 年 2〜3 月にその一部を普通株に転換した。この優先株は、配当が普通株と同順位・同額で、償還の条項はなく、1 株が普通株 1 株に転換できる。優先配当も現金での償還もないので、取り分が減る道は転換による株数の増加だけだ。2026 年 3 月末で転換は 14,030,100 株、残りは約 624 万株。今の株数 58,597,429 株は、残りが全部転換した後の数で、時価総額も価値の比較もこの株数で揃えた。残りが転換されれば、普通株は増える。

買収の動きは、今は見えない。純現金は前受金などで色が付いている。支配株主もいない。kabufu の推計では、10 年内の TOB・買収の確率は 16% だ。三井物産などが再編を仕掛ける可能性は残る。ただ、買い手が欲しがる質の稼ぎは、まだ見えにくい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最悪期は過ぎた。ブラジルの案件は 2026 年 8 月に完工する見込みで、損失の元が消える。2027 年 3 月期は純利益 60 億円の黒字、復配も決まった。受注は 4,200 億円と高く、これから 2〜3 年は売上が戻る。

新しい中計は、非 EPC を粗利の 6 割に高める。O&M、ライセンス、地熱、ファインケミカルは、景気や案件の波が小さく、利益率も高い。肥料の技術は世界でも指折りで、食料需要が続く限り仕事がある。インドでの長い関係も、他社にない資産だ。

プロジェクト管理本部を置き、受注の前に案件のリスクを審査する仕組みもできた。2015 年の反省を、2026 年の損失を経てさらに強めた。三井物産という安定した大株主もいる。

計画どおりに 2030 年度に純利益 100 億円を稼げば、物価の分だけでも会社はまるで別物になる。市場が今の値段をつけるのは、この変化への期待だ。

足元の数字も戻り始めた。2027 年 3 月期の第 1 四半期の決算でも、会社は通期の黒字予想を保った。非 EPC の積み上げと受注残の厚みがあれば、2〜3 年は売上が確実に戻る。

慎重な見方

東洋エンジニアリングの歴史は、損失の歴史でもある。2015 年、2018 年、2019 年、2026 年と、12 年で 4 回の赤字を出した。そのたびに「審査を強める」と言ってきたが、また同じ型の損失が出た。

前の中計は、ROE10%、純利益の平均 50 億円、復配のどれも達成できなかった。今回の目標である純利益 100 億円は、その前の目標より高い。過去 10 年の純利益の中央値は 16 億円だ。

自己資本は 435 億円、自己資本比率は 17% しかない。大型案件の損失を 1〜2 件受ければ、銀行や発注者が求める保証枠に響く。優先株は残る分も(約 46 億円)残余財産の優先権を持ち、清算に近い場面では普通株より先に取る。

非 EPC は大きくない。O&M は稼働中のプラントの運転で、すぐに数百億円規模になるものではない。技術で差を付けても、価格は入札で決まる。10 年かけて黒字が戻っても、帳簿を大きく上回る価値は説明しにくい。

さらに、ブラジルのような新興国の発注者は、完工しても払う力に疑いがある。東洋が戦う地域はまさに、そうした危うい地域だ。計画の純利益が出るのは、運が良かった年だけになりやすい。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうが強い。理由は 3 つある。12 年で 4 回の赤字、前の中計の目標の未達、17% という薄い自己資本は、数字に出ている事実だ。強気の見方の中心は、これから効くという見込みだ。ただ、非 EPC の成長と、審査の仕組みの効果は、どちらも方向としては本物だと思う。そのため、悲観側の確率は、やや悲観 26% と悲観 16% の合計 42% と、日揮よりさらに重くした。楽観側は 22% にとどめた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,282 円751 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 292 円171 億円)。 今の値に割り戻すと 761 円446 億円、今との差 −64.7%、 期待の年率 −3.1%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 3,357 円1,967 億円 597 円350 億円 +83.5% +6.3% 237 円139 億円
やや楽観 16% 2,245 円1,316 億円 461 円270 億円 +25.6% +2.3% 433 円254 億円
中立 36% 1,465 円859 億円 341 円200 億円 −16.2% −1.7% 650 円381 億円
やや悲観 26% 506 円296 億円 188 円110 億円 −67.8% −10.7% 180 円106 億円
悲観 16% 393 円230 億円 68 円40 億円 −78.6% −14.3% 74 円43 億円
加重平均100% 1,282 円751 億円292 円171 億円 −26.9% −3.1% 1,575 円923 億円

今の株価時価総額 2,155 円1,263 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 6% 計画を超えて走る:非 EPC が稼ぎの半分を担う 利益 141 億円 · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 3,357 円1,967 億円

肥料・FPSO・発電の大型案件を、インドと中東・アフリカで続けて取る。ブラジルのような回収の難しい案件を避ける審査が定着し、損失が出ない年が 10 年続く。

O&M(プラントの運転・保守の請負)、ライセンス、地熱、ファインケミカルといった非 EPC が育つ。景気に左右されにくい稼ぎが増え、利益の質が変わる。

売上は 4,300 億円台、営業利益は 200 億円を超える。配当は毎年積み上がり、自己資本は 1,000 億円を超える。

この姿になれば、東洋エンジニアリングは「波の大きい請負業」から「技術と運転で稼ぐ会社」へ変わったと言える。ただ、そこまで行くには会社が 20 年変えられなかった体質を変える必要がある。

  • EPC(肥料・FPSO・発電・石化):数量 17.7(東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア)× 価格 201(1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 3,558 億円・営業利益 121 億円。対象市場 × シェア、利益率 3.4%
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス):数量 28.0(受託業務量(千人月・推定))× 価格 2.75(1 人月あたりの売上(百万円・名目))→ 売上 770 億円・営業利益 85 億円。受託量 × 単価、利益率 11%

倍率:事業の純利益 141 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.0% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.0 倍。全体の PER 13.95 倍、時価総額 1,967 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:新中計の目標(2030 年度の純利益 100 億円)を物価の分まで含めて上回る姿。前中計は目標を全部外しており、実現は 1 割に満たないと見て 6% に置いた。

やや楽観 16% 黒字が定着し、純利益は 100 億円規模へ 利益 102 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 2,245 円1,316 億円

ブラジル案件が完工し、受注選別の仕組みが働く。大きな追加損失は 10 年に 1 度あるかないかに減る。

EPC は肥料と FPSO を軸に年 15 億ドル前後を消化し、利益率は 2% 台後半。非 EPC は O&M の積み上がりで営業利益 70 億円近くになる。

営業利益は 150 億円ほど。純利益は 100 億円規模に届き、計画の 2030 年度の姿が 10 年後まで保たれる。

配当は 復配を起点に少しずつ増える。三井物産が株主にとどまり、優先株の転換も終わって、資本の構成は落ち着く。

肥料の技術は新設の波に乗り、インドの仕事も続く。非 EPC は O&M の契約が積み上がり、売上の 2 割ほどを占める。市場の驚きにはならないが、請負業としては堅実な 10 年になる。

  • EPC(肥料・FPSO・発電・石化):数量 14.7(東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア)× 価格 201(1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 2,955 億円・営業利益 80 億円。対象市場 × シェア、利益率 2.7%
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス):数量 25.0(受託業務量(千人月・推定))× 価格 2.68(1 人月あたりの売上(百万円・名目))→ 売上 670 億円・営業利益 67 億円。受託量 × 単価、利益率 10%

倍率:事業の純利益 102 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.6% が k 8.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍。全体の PER 12.9 倍、時価総額 1,316 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:計画どおりに黒字が戻り、損失が数年に 1 度に減る姿。中計の復活の筋書きに近く、過去の失敗の多さを考えて 16% に置いた。

中立 36% 黒字は戻るが、利益率は 2% 台の請負業のまま 利益 73 億円 · PER 11.8 倍 · 株価時価総額 1,465 円859 億円

今の売上は 1,800 億円台と、2 年前の 3 分の 2 に縮んだ。10 年かけて受注が戻り、実質の工事量は今の 1.2 倍に回復する。物価の分だけ売上は膨らむ。

EPC の利益率は 2% ほどで、価格を決める力は弱いまま。非 EPC は O&M を中心に少しずつ伸び、利益の半分近くを稼ぐ。

営業利益は 100 億円ほど。1 件の案件で数十億円が動く規模なので、赤字の年が 10 年に 1〜2 回は混じる。

配当は復配の水準から微増。自己資本は 900 億円近くまで戻るが、薄い自己資本の事情は大きくは変わらない。

  • EPC(肥料・FPSO・発電・石化):数量 12.6(東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア)× 価格 201(1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 2,533 億円・営業利益 51 億円。対象市場 × シェア、利益率 2.0%
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス):数量 22.5(受託業務量(千人月・推定))× 価格 2.68(1 人月あたりの売上(百万円・名目))→ 売上 603 億円・営業利益 54 億円。受託量 × 単価、利益率 9%

倍率:事業の純利益 73 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.2% が k 8.50% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.8 倍。全体の PER 11.76 倍、時価総額 858 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:直近 10 年の営業利益率は最高でも 2.6% で、構造を変えるには時間がかかる。数量は今より増えるが、利益率は過去の延長に近いと置き、最も重い 36% にした。

やや悲観 26% 価格競争と案件損失で、利益が出たり消えたりする 利益 39 億円 · PER 7.6 倍 · 株価時価総額 506 円296 億円

インドや中東の発注者は強く、韓国勢・中国勢が価格で迫る。東洋エンジニアリングは採算の薄い案件を取らざるを得ない。

数量は今の 1 割増にとどまり、EPC の利益率は 1% ほど。追加費用の請求が通らず、数年おきに 50 億円規模の損失が出る。

非 EPC は堅調でも、会社全体の営業利益は 55 億円ほどにとどまる。配当は最低限で、自己資本は伸びない。

発注者の質が悪い新興国の案件に頼らざるをえず、代金の回収の遅れも続く。会社は生き残るが、投資家は損失がまた出ることを前提に、低い評価をつけ続ける。

借入と薄い自己資本で、新しい案件の保証枠を取りにくくなる。受注を絞るため、さらに数量が伸びない悪循環に入る。

  • EPC(肥料・FPSO・発電・石化):数量 10.1(東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア)× 価格 198(1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 2,000 億円・営業利益 20 億円。対象市場 × シェア、利益率 1.0%
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス):数量 19.0(受託業務量(千人月・推定))× 価格 2.62(1 人月あたりの売上(百万円・名目))→ 売上 498 億円・営業利益 35 億円。受託量 × 単価、利益率 7%

倍率:事業の純利益 39 億円・自己資本 775 億円・ROE 5.03%。ROE が k 8.5% 以下なので、正当化 PER は 1÷k = 10.8 倍。事業の ROE が資本コストを大きく下回り、PER の上限は 1÷k。損失が続く局面で利益の質が低いため上限の 7 割に置いた。 純利益 39 億円 × 7.6 倍で時価総額 296 億円。

確率:過去 12 年で赤字が 4 回あり、案件の損失は構造から来る。大型損失が数年おきに続く姿を、重い 26% で置いた。

悲観 16% 構造的に負ける:大型案件の損失で信用を失う 利益 −20 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 393 円230 億円

巨額の追加損失が重なり、自己資本が急に薄くなる。発注者や銀行が保証の枠を絞り、新しい案件を受けられなくなる。

EPC の数量は今の 3 分の 2 に縮み、残る案件も赤字だ。非 EPC の O&M は残るが、全体を支える規模にはならない。

配当は止まり、株主は追加損失をまともに被る。資産の売却と人員の縮小が続く。

10 年後には、請負の大手ではなく、特定の技術と運転の事業だけが残った小さな会社になっている。

三井物産やファンドが持ち株を整理し、買い手のつかない株になる。肥料の技術や O&M の人材を売却して、返済に充てる場面も出る。

  • EPC(肥料・FPSO・発電・石化):数量 7.0(東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア)× 価格 190(1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍))→ 売上 1,330 億円・営業利益 −27 億円。対象市場 × シェア、利益率 -2.0%
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス):数量 14.0(受託業務量(千人月・推定))× 価格 2.50(1 人月あたりの売上(百万円・名目))→ 売上 350 億円・営業利益 10 億円。受託量 × 単価、利益率 3%

倍率:構造的な負けで稼ぐ力が無く、床は売れる資産で測る。純現金 268 億円をもとに、案件の追加損失で目減りした後の残りを 230 億円とし、今の自己資本 435 億円に対する PBR 0.53 倍に置いた。

確率:大型の一括請負で損失が重なり、保証枠と受注を失う姿。12 年で赤字 4 回の実績と、自己資本比率 17% の薄さから、1 割強の 16% を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

EPC(肥料・FPSO・発電・石化)

肥料・石油化学・FPSO・発電プラントの設計・調達・建設を請け負う主力。大型案件の一括請負が中心。

数量東洋が消化する工事量(億ドル・今の値段で測った実質)=対象市場 × シェア価格1 ドル分の工事あたり売上(円)=為替 150 円 × 物価の倍率(10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/03 10.0 150 1,500 −215
10 年後 中立 12.6 201 2,533 51

取り方:EPC と非 EPC の売上区分は開示を確認できていない。26/3 期の売上 1,829 億円のうち非 EPC を 329 億円と推定し(25/3 期に粗利の 43% を非 EPC が稼いだ事実から)、残りを EPC とした。1,500 億円を 150 円で割ると約 10 億ドル。肥料・FPSO・化学など東洋が戦う対象市場を実質で年 300 億ドルほどと置くと、直近のシェアは約 3% で、過去の 2,000 億円台後半の売上期(約 5%)より低い。営業利益 −215 億円は、全社の −190 億円に本社費を配った推定で、ブラジルの損失を含む。

非 EPC(O&M・ライセンス・技術サービス)

既設プラントの運転・保守、技術のライセンス、技術サービス、地熱・ファインケミカルなど。中計で成長の柱に置く。

数量受託業務量(千人月・推定)価格1 人月あたりの売上(百万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 16.5 2.00 329 25
10 年後 中立 22.5 2.68 603 54

取り方:開示は無く、売上 329 億円を 1 人月 200 万円(技術者の人件費に利益を乗せた水準)で割った推定。業務量は約 1.6 万人月(人員 1,400 人相当)。営業利益 25 億円は本社費を配った後の推定(利益率 7.6%)。

リスクと懸念

大型案件の追加損失

固定金額の契約では、資材高や工期の遅れを請負側が背負う。ブラジルの案件はその典型で、自己資本の 4 分の 1 が消えた。自己資本が薄いので、同じ規模の損失をもう 1 件出せば、保証枠や借入にも響く。審査の仕組みが効いたかの確認には、数年かかる。

発注者の支払い

ブラジル案件では、発注者からの代金の回収に疑いが出た。新興国の案件は、為替・政情・発注者の財務で、完成後も代金が入らない危険がある。インドや中東・アフリカ中心の今の営業の方向は、この危険と表裏一体だ。回収の遅れは、現金の薄い会社にとって重い。

薄い自己資本と優先株の転換

自己資本比率は 17% で、有利子負債は 602 億円。2019 年に入れた A 種優先株は、配当が普通株と同額、償還もない。違いは清算時の優先権(残りで約 46 億円)だけだ。転換で普通株が増える分は、今の株数にすでに入れてある。残高や条件は、筆者は確認できていない。

受注の波と縮小

売上は 2025 年 3 月期の 2,781 億円から 1,829 億円へ縮んだ。受注は 4,200 億円と大きいが、売上になるまで時間がかかる。大型案件の最終投資決定が遅れると、売上が急に細る。固定費が重いので、売上が減ると赤字になりやすい。

価格競争

韓国・中国・欧米の競合と毎回競る。価格を決める力は弱く、利益率は 2〜3% が上限になりやすい。肥料やインドなど得意な分野でも、新しい競合の参入が続く。値下げ競争で採算が崩れる危険は常にある。

中計の目標が高い

2030 年度の純利益 100 億円は、過去 10 年で最も多かった年(98 億円)に並ぶ水準だ。それを毎年続ける計画になる。非 EPC を粗利の 6 割にする目標も、まだ規模は小さい。計画が外れたとき、市場の期待が先に剥がれる。前の中計は全部の目標を外している。

今後の分かれ目

ブラジル案件が完工し、追加の損失なしに決算が終わったら
最大の不確実性が消える。やや悲観・悲観の確率を少し下げ、中立側に寄せる。
新しい案件の契約が、一括請負からコストプラスや分割請負に移ったら
利益率の前提を上に直す。EPC の利益率 3% 超が定着するなら、楽観側の確率を上げる。
非 EPC の営業利益が 60 億円を超えて定着したら
利益の振れが小さくなる。倍率を上限の側に近づけてよい。
自己資本が 600 億円台まで戻り、優先株の転換が全部終わったら
財務の薄さの懸念が薄れる。借金の項を下げて k を見直す余地が出る。
新しい大型案件で、また追加の予算や請求が出たら
悲観側の確率を上げる。2015 年や 2026 年に似た動きかを確かめる。
三井物産や他社が、保有や出資の形を変えたら
TOB や再編の可能性を見直す。買値は資産や稼ぐ力の範囲に収まる点に注意する。

見ておくもの

  • ブラジル案件の完工と、追加費用・債権回収の結果(四半期決算)
  • 受注高・受注残と、案件の契約形態(一括請負かコストプラスか)
  • 非 EPC(O&M・ライセンス・地熱)の売上と営業利益
  • 自己資本比率と、A 種優先株の残り(約 624 万株、2026 年 3 月末)の転換の状況
  • 復配の実施と配当の水準

倍率と資本コストの決め方

数量は対象市場(実質年 300 億ドルの推定)× シェア、価格は為替 150 円と物価の倍率で置いた。市場とシェア、EPC と非 EPC の売上の区分は推定。倍率は利益ベースで、事業の ROE と資本コスト 8.5%(基本 7.5% + quality 1.75%)から出し、今の PER(計画で 22 倍)や過去の倍率には寄せていない。今の時価総額は黒字回復の計画を織り込んだ値付けに見えるが、それは価値の置き方に使っていない。純現金 268 億円は前受金などで分けず、余った現金は立てなかった。悲観は売れる資産ではなく純現金を起点に 230 億円とし、谷の PBR は使っていない。A 種優先株は配当が普通株と同額・償還なし・1 対 1 で転換できるため、残りも全部転換した株数(58,597,429 株)で時価総額を見ている。中立の自己資本には優先株の分も含めた。新リース会計は今と同じ形でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→13.95 倍・やや楽観 PER 10.9→12.9 倍・中立 PER 8.77→11.76 倍)。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.75% = 9.25%。日揮(1.25%)より薄い自己資本と規模の小ささの分だけ借金の項を上げた。個別のリスクは k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.25% → 8.50%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 東洋エンジニアリング 中期経営計画(EDINET DB の要約)
  2. 東洋エンジニアリング 2026 年 3 月期 決算説明(JPX)

分析日 2026-10-16