株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

南海辰村建設 1850

親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)646 円181 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)408 円114 億円差 +58.2%
10 年後から見ると 割安 価値 646 円181 億円 · 差 +58.2% · 期待の年率 +12.3%
期待の年率リターン(10 年)+12.3%資本コスト比 +4.1 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

南海辰村建設は、南海電気鉄道(2026 年 4 月に鉄道事業を分社して NANKAI へ社名変更)が 6 割強を持つ中堅ゼネコンだ。筆者の結論は「やや割安」。稼ぐ力に比べて値段が低く、時価総額の半分近くが現金で支えられているからだ。

事業は建築が柱で、土木と電気工事が続く。直近の営業利益は 28 億円、利益率は 6.2% と過去 10 年でも高い。ただ会社は 2027 年 3 月期に営業利益 25 億円へ戻ると見ており、好調は一服する。繰越工事は 860 億円と売上の 2 年近くあり、数年先までの仕事は見えている。

不安は二つある。一つは親会社への依存だ。完成工事高の 3 割強が親会社向けで、売掛金も同社に偏る。もう一つは還元の薄さだ。配当性向は 1 割台にとどまり、積み上がる自己資本に対して株主に戻る額が小さい。

中立の筋書きでは、営業利益は 10 年後に 30 億円台前半へ伸びる。それでも利益率は 5% 台で、過去の山を超えない。資本コスト 8.25% で割り引いても、価値は今の時価総額を 3 割近く上回る。安全域は厚くないが、現金と手持ち工事が下値を支える点を筆者は評価する。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、この会社は「わかりやすいが、割り引くべき点がはっきりした」事業だ。工場も店も要らず、資本は軽い。稼いだ利益のほとんどが株主のものになる。ここは評価できる。

一方で、毎年新しい工事を取り直さなければならず、利益は景気と親会社の投資計画に左右される。直近の利益率 6.2% は過去 10 年の上位で、続くとは限らない。会社自身が 2027 年 3 月期に営業利益の減少を見込んでいる。

資本の置き場所に注文がある。自己資本比率は 56% に上がり、純現金は時価総額の半分にあたる。ただ、この現金は工事代金の入りと払いのずれで生じており、すべてが余剰ではない。過去 5 期の期末の純現金は、平均すると 25 億円ほどだった。筆者は、この平均を超える分は運転資金とみて数えない。

安全域は十分にある。中立の筋書きで今の値段を 3 割近く上回り、悲観の筋書きでも現金と売掛金が底を支える。ただし、親会社が支配する以上、少数株主に価値が届くかは親会社の姿勢次第だ。オーナーとして持ち続けたい会社ではなく、値段が安いから持てる会社だと筆者は考える。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は建築だ。連結の完成工事高 456 億円のうち、建築が 327 億円と 7 割強を占める。受注は競争入札や相見積りが 7 割を超え、残りが親会社などからの特命だ。

土木は 85 億円。官公庁の比率は完成工事高で 1 割未満だが、期末の繰越工事では 16% まで上がった。電気工事と連結子会社の工事は合わせて 44 億円ほどある。不動産は賃貸収入が 2 億円弱の小さな部門で、利益への寄与はほとんどない。

親会社との関係は深い。当社は南海電鉄グループで唯一の上場会社であり、鉄道関連施設や商業施設の建設を請け負う。親会社から 11 名が出向し、うち 7 名は技術部門だ。鉄道工事の技術者を借りられる点は、同規模の他社にない強みになる。その一方で、親会社向けは完成工事高の 33% に達し、前の期の 19% から急に上がった。

特徴は資産の軽さだ。有形固定資産は 7 億円にすぎず、工場も大きな機械も持たない。元請けとして工事を取り、下請けに任せて管理する。資金の動きの中心は工事代金の入りと払いで、売掛金と契約資産が 226 億円、工事未払金と電子記録債務が計 100 億円ある。年末の現金はこの時期のずれで毎年大きく振れ、前の期末は純負債だった。

会社の 3 カ年計画(2025〜27 年度)は、2028 年 3 月期に売上 565 億円、営業利益 26 億円、ROE 8% 以上を掲げる。売上を伸ばしても営業利益は横ばいという内容で、増収が増益に結びつきにくい構図は他のゼネコンと変わらない。

優良さと弱いところ

優良さを一言でいえば「親会社に守られた普通の中堅」だ。堀、つまり他社がまねできない強みは深くない。

強みは三つある。一つ目は、親会社の鉄道・商業施設の工事を特命で受けられること。仕事の量と技術者の出向の両方で支えられる。二つ目は、無借金に近い財務で、下請けへの支払いに困らないこと。三つ目は、手持ち工事の厚さで、期末の繰越は 860 億円、直近四半期の時点では 1,000 億円を超えた。

弱みも三つある。一つ目は、価格を決める力の弱さだ。建築の 7 割強は競争で取る。二つ目は、顧客の偏りだ。親会社向けが 3 割強を占め、売掛金も親会社に 80 億円ほど集まる。親会社の投資が一巡すれば、その分の仕事が抜ける。三つ目は、規模の小ささだ。従業員は連結で 500 人ほどで、大型工事の受注力も、人手不足で技能者を囲い込む力も大手に劣る。

資本効率は合格点だ。直近の ROE は 10.6% で、資本コストを上回った。ただし利益の波は荒く、過去 20 年に赤字の期が 2 回ある。2019 年 3 月期には 12 億円の赤字を出した。経営は慎重だが、株主に戻す姿勢は弱い。配当性向は 1 割台で、現金が積み上がるままになっている。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の建設市場は、量が増えない成熟市場だ。人口が減り、地方の工事は先細る。それでも今は「作れば儲かる」局面にある。2024 年 4 月に残業の上限規制が始まり、技能者が足りなくなった。受け手のゼネコンが仕事を選べるようになり、資材高の転嫁も通る。上場ゼネコンの利益率は過去最高の水準にある。

準大手・中堅は、スーパーゼネコンより価格を決める力が弱い。顧客は中堅デベロッパーや鉄道会社、官公庁に広がり、入札で競う場面が多い。当社の競合は、地域で重なる中堅ゼネコンのほか、鉄道工事を得意とする鉄建建設や、地場の中小業者だ。

追い風は二つある。国土強靱化は 2026 年度から 5 年で 20 兆円強の計画があり、橋や上下水道の更新が続く。もう一つは親会社の設備投資で、鉄道関連施設や商業施設の工事がそのまま当社の受注になる。

10 年先は、そうした投資が一巡する。国内の建設は実質で横ばいか緩やかな縮小に向かうと筆者は見る。人手が足りない業界では、売上を伸ばす力より、採算の悪い工事を断る力が会社の差になる。再編も進みやすく、小粒の上場ゼネコンは、親会社や同業に取り込まれる選択肢も視野に入る。

資本政策と M&A

資本政策は「安定配当と機動的な自社株買い」と会社が説明している。数値の目標は ROE 8% 以上だけで、配当性向や総還元性向の目標はない。

実績は控えめだが、変化はある。配当は前の期から 3 割強増やした。それでも配当性向は 11% だ。2026 年 4 月には自己株式 80 万株を 3.7 億円で取得し、60 万株を消却した。これは自己資本の 2% に満たない規模で、積み上がる現金に比べると小さい。

買収は行っていない。借入は 8 億円ほどで、無借金に近い。資金は工事代金の入りと払いで循環しており、現金の使い道は事実上、還元か運転資金に限られる。

最大の論点は親会社の動きだ。親会社は議決権の 62% を持ち、当社を「グループ唯一の上場会社」と位置づける。持株比率はすでに高く、完全子会社化の可能性は常にある。ただ、今のところ公開買付けの発表も観測もない。筆者はこれを織り込まず、親会社の支配下に置かれたまま少数株主が現金を引き出しにくい点を、現金の戻り方で割り引く。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

建設の需給は構造的に締まった。技能者が足りず、受け手の中堅ゼネコンが仕事を選べる。当社は繰越が 860 億円、直近の四半期では 1,000 億円を超え、売上の 2 年分に近い。利益率は 6.2% まで上がり、会社計画の 4% 台後半を大きく上回る。

親会社の存在は、この局面で最大の強みになる。鉄道関連施設や商業施設の工事が特命で入り、技術者の出向も受けられる。親会社の投資が続く間、仕事の質と量は他の中堅より安定する。親会社向けが完成工事高の 3 割強に上がったのも、需要が太い証拠だ。

財務も強い。実質無借金で、自己資本比率は 6 割に迫る。自社株買いと消却を始め、増配も続けた。ROE 8% の目標を守るには、積み上がる現金を戻すしかない。2026 年 4 月の取得は、その第一歩だ。

価値は今の値段をはるかに上回る。利益の 6 倍弱という値段は、利益が半分に落ちることを織り込んでいる。親会社が完全子会社化に動けば、上乗せの買い取り価格で報われる展開もありうる。

慎重な見方

今の利益は景気の山だ。利益率 6.2% は過去 10 年で 2 番目に高く、会社自身が 2027 年 3 月期に 25 億円への減益を見込む。資材高の転嫁も、需給が締まっている間しか通らない。2019 年 3 月期には 12 億円の赤字を出した。小さな会社は一つの工事の失敗で利益が吹き飛ぶ。

売上の 3 割強を親会社に頼るのも危うい。前の期は 19% だったものが 33% に跳ね、売掛金も親会社に 80 億円ほど偏る。親会社の投資が一巡すれば、その分の仕事が消える。特命が減れば、競争入札で取る比率が上がり、利益率は下がる。

現金は見かけほど自由ではない。前の期末は純現金 59 億円だが、その前の期末は 20 億円の純負債だった。工事代金の入りと払いのずれで、現金は毎年大きく振れる。しかも親会社が 6 割強を握る以上、現金の使い道は少数株主に決められない。配当性向が 1 割台にとどまるのも、その表れだ。

人手不足で売上は伸びにくく、国内の建設は人口減で縮む。増収でも増益にならない構図は、すでに会社計画に出ている。価格を決める力が弱い中堅は、需給が緩めば真っ先に採算が崩れる。

どちらに重みを置いたか

事業の質は中の上、値段は安い、というのが筆者の見立てだ。強気の見方の通り、需給は当面追い風で、手持ち工事も厚い。しかし慎重な見方が指摘する顧客の偏りと現金の戻りにくさは、10 年という期間では無視できない。

確率は、中立に 4 割弱を置いた。悲観を 1 割強にしたのは、小粒の会社が過去に赤字を経験し、親会社の投資が細る可能性を消せないためだ。やや悲観にも 3 割近くを置き、利益率が 4% を割る谷を厚めに見た。それでも現金と利益の水準が高いので、全体としては今の値段を上回る。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,060 円297 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 246 円69 億円)。 今の値に割り戻すと 646 円181 億円、今との差 +58.2%、 期待の年率 +12.3%(資本コスト 8.3%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 2,000 円560 億円 371 円104 億円 +481.0% +19.2% 166 円47 億円
やや楽観 17% 1,596 円447 億円 307 円86 億円 +366.4% +16.6% 323 円91 億円
中立 37% 1,238 円347 億円 268 円75 億円 +268.9% +13.9% 557 円156 億円
やや悲観 27% 583 円163 億円 221 円62 億円 +97.0% +7.0% 217 円61 億円
悲観 12% 281 円79 億円 78 円22 億円 −11.9% −1.3% 43 円12 億円
加重平均100% 1,060 円297 億円246 円69 億円 +220.2% +12.3% 1,307 円366 億円

今の株価時価総額 408 円114 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 7% 採算を選び続け、親会社の投資も続く 利益 36 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 2,000 円560 億円

採算を選ぶ受注と、親会社の鉄道・商業施設の投資が 10 年続く姿だ。人手不足で価格転嫁が定着し、建築の利益率は 6.8% と過去の山(2017 年 3 月期の 6.6%)をわずかに超える。土木は国土強靱化の執行が進み、官公庁の繰越が積み上がる。

売上は 750 億円近くまで伸び、営業利益は 50 億円規模になる。財務は引き続き強く、自社株買いを継続的に実行して ROE は 10% に届く。ただし、山を超える利益率が 10 年続くのは、これまで一度もなかったことだ。会社が掲げる ROE 8% の目標も、この筋書きなら無理なく超える。その分だけ、確率は低く置く。

  • 建築:数量 55.0(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 10.00(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 549 億円・営業利益 37 億円。建築:数量 54.96 × 単価 10.00、利益率 6.8%
  • 土木:数量 12.4(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 129 億円・営業利益 9 億円。土木:数量 12.45 × 単価 10.35、利益率 7.0%
  • 電気工事・子会社:数量 6.5(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 66 億円・営業利益 3 億円。電気・子会社:数量 6.49 × 単価 10.20、利益率 5.0%
  • 不動産賃貸:数量 0.6(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 5.85(1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。不動産:数量 0.58 × 単価 5.85、利益率 20.0%

倍率:事業の純利益 35 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.7% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.5%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.5 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 14.52 倍、時価総額 534 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:工事の採算を選び続け、親会社の投資も途切れず、さらに人手不足で価格が通り続ける。連続して当たる必要があり、確率は低い。

やや楽観 17% 需給が締まったまま、利益率が高めに定着 利益 29 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 1,596 円447 億円

人手不足と国土強靱化の追い風が続き、価格転嫁も定着する。建築の利益率は 6%、土木は 6% 強で、営業利益は 40 億円ほどになる。繰越の厚さが売上を支え、親会社の投資も途切れない。土木では官公庁の工事が増え、顧客の偏りが少しずつ和らぐ。

還元は少しずつ厚くなる。配当性向は 3〜4 割に上がり、自社株買いも続く。ROE は 8〜9% で資本コストにわずかに届かない。現金が増えても、事業の稼ぎが資本の膨らみに追いつかないためだ。会社の姿は今より少し強い程度で、評価が劇的に変わる筋書きではない。親会社との関係も今のまま続き、完全子会社化の話は出ない。

  • 建築:数量 51.3(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.78(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 502 億円・営業利益 30 億円。建築:数量 51.30 × 単価 9.78、利益率 6.0%
  • 土木:数量 11.8(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 119 億円・営業利益 7 億円。土木:数量 11.77 × 単価 10.12、利益率 6.2%
  • 電気工事・子会社:数量 6.1(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 62 億円・営業利益 3 億円。電気・子会社:数量 6.14 × 単価 10.05、利益率 4.8%
  • 不動産賃貸:数量 0.5(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 5.60(1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 3 億円・営業利益 1 億円。不動産:数量 0.49 × 単価 5.60、利益率 18.0%

倍率:事業の純利益 29 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.1% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 13.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 13.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 13.8 倍、時価総額 416 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:追い風が続くが、山の利益率が丸ごと残るほどではない。構造的な追い風と景気の波を半々に見た。

中立 37% 計画並みの利益で、物価の分だけ伸びる 利益 23 億円 · PER 12.9 倍 · 株価時価総額 1,238 円347 億円

足元の好調は一服し、利益率は 5% 強に落ち着く。会社の 3 カ年計画(営業利益 26 億円、売上 565 億円)の水準から、物価の分だけ名目で伸びる。建築の施工量は 5% ほど増え、土木と電気は横ばいだ。価格は物価並みの 1.34 倍になる。

10 年後の売上は 630 億円、営業利益は 33 億円。親会社の投資が一巡する分は、他の民間・官公庁の仕事が埋める。還元は配当性向 4 割弱まで上がるが、利益の増え方に比べて自己資本は厚くなり、ROE は 7% 台にとどまる。堅実だが、株主にとっては物足りない 10 年になる。

  • 建築:数量 48.1(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.57(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 460 億円・営業利益 24 億円。建築:数量 48.09 × 単価 9.57、利益率 5.2%
  • 土木:数量 11.1(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 111 億円・営業利益 6 億円。土木:数量 11.09 × 単価 10.05、利益率 5.2%
  • 電気工事・子会社:数量 5.9(施工量(万人日、実質))× 価格 10(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 59 億円・営業利益 2 億円。電気・子会社:数量 5.90 × 単価 10.05、利益率 4.2%
  • 不動産賃貸:数量 0.5(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 5.60(1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 3 億円・営業利益 0 億円。不動産:数量 0.45 × 単価 5.60、利益率 17.0%

倍率:事業の純利益 23 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.5% が k 8.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)19 億円。全体の PER 12.91 倍、時価総額 314 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:現在の利益水準が一服し、物価の分だけ名目で伸びる姿。強気の見方と慎重な見方のちょうど間で、最も確率が高い。

やや悲観 27% 親会社の投資が細り、利益率が 4% を割る 利益 15 億円 · PER 8.3 倍 · 株価時価総額 583 円163 億円

親会社の投資が一巡し、当社の特命が減る。穴は競争入札で埋めるが、利益率は 4% を割る。建築の施工量は 1 割ほど減り、物価転嫁も 1.30 倍にとどまる。営業利益は 20 億円前後まで下がり、売上は 540 億円ほどで伸び悩む。

会社は配当を守り、自社株買いは止める。売掛金の回収は順調で現金は厚いが、事業の稼ぎは小さい。ROE は 5% 前後で、資本コストに届かない。再編の対象にはなりやすく、親会社が完全子会社化に動くかどうかが評価の分かれ目になる。土木の官公庁工事で穴を埋める余地は残るが、採算は民間より薄い。

  • 建築:数量 42.1(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 9.28(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 391 億円・営業利益 15 億円。建築:数量 42.14 × 単価 9.28、利益率 3.8%
  • 土木:数量 10.0(施工量(万人日、実質))× 価格 9.75(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 97 億円・営業利益 4 億円。土木:数量 9.96 × 単価 9.75、利益率 3.8%
  • 電気工事・子会社:数量 5.3(施工量(万人日、実質))× 価格 9.75(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 52 億円・営業利益 2 億円。電気・子会社:数量 5.31 × 単価 9.75、利益率 3.2%
  • 不動産賃貸:数量 0.4(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 5.23(1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。不動産:数量 0.43 × 単価 5.22、利益率 15.0%

倍率:ROE 5.1%(純利益 15 億円 ÷ 自己資本 286 億円)。k 8.25% 以下なので PER の上限は 11.1 倍。利益が小さく ROE が k の 6 割に届かない局面で、上限の 7 割半ばの 8.3 倍に置いた。余った現金は谷で食われる想定で 0.75 倍の 18.75 億円とし、そこに戻り方 0.75 を掛けた。

確率:親会社向けの仕事が減り、競争入札の比率が上がる。人手不足でも価格が通らなくなる。確率はやや厚めに置いた。

悲観 12% 構造的に負け、親会社の仕事も抜ける 利益 5 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 281 円79 億円

構造的に負ける。親会社向けの特命が大きく減り、人手不足でも価格が通らず、競争入札で薄い利益の工事を取り続ける。建築の利益率は 2% を割り、営業利益は 7 億円ほどになる。大型工事の不採算で減損や引当も出て、自己資本は目減りする。

売上は 400 億円ほどに縮み、技能者の確保でも後れを取る。配当は維持しても、優良な会社とは見られなくなる。事業の稼ぐ力は小さいので、価値は売れる資産で測る。現金と売掛金は残るが、清算を決めるのは親会社であり、少数株主が全額を取り戻せる保証はない。配当も減らされ、現金は工事代金の払いに食われていく。

  • 建築:数量 33.9(施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質))× 価格 8.57(1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価))→ 売上 290 億円・営業利益 5 億円。建築:数量 33.89 × 単価 8.57、利益率 1.8%
  • 土木:数量 7.9(施工量(万人日、実質))× 価格 9.00(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 71 億円・営業利益 1 億円。土木:数量 7.92 × 単価 9.00、利益率 1.8%
  • 電気工事・子会社:数量 4.1(施工量(万人日、実質))× 価格 9.00(1 人日あたり売上(万円・名目))→ 売上 37 億円・営業利益 1 億円。電気・子会社:数量 4.13 × 単価 9.00、利益率 1.5%
  • 不動産賃貸:数量 0.4(賃貸面積(万㎡、推定))× 価格 4.81(1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目))→ 売上 2 億円・営業利益 0 億円。不動産:数量 0.36 × 単価 4.81、利益率 10.0%

倍率:構造的に優良でなくなり、純利益は 5 億円ほどで稼ぐ力は 60 億円に届かない。床は売れる資産で測る。資産を売って負債を払うと約 100 億円が残るが、親会社が支配しているため少数株主に届くのはその 8 割として 80 億円に置いた。今の自己資本 197 億円に対する PBR は 0.40 倍にあたる。

確率:親会社の投資が細り、地場の中小との競争で採算が崩れる。過去に 2 回の赤字があり、小さな会社が一つの工事で躓く可能性も含め、1 割強に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

建築

商業施設・事務所・集合住宅などを請け負って建てる。完成工事高の約 7 割を占める主力。

数量施工量(万人日。技能者の延べ作業日数、実質)価格1 人日あたり売上(万円・名目。材料・外注を含む請負単価)売上営業利益
今 2026/03 45.8 7.14 327 21
10 年後 中立 48.1 9.57 460 24

取り方:個別の完成工事高のうち建築 327 億円(2026/03 期有価証券報告書)。セグメントごとの利益は開示が無いため、連結営業利益 28.4 億円を完成工事高で配分し、建築を 6.3%(20.6 億円)と推定した。施工量は開示が無い。同じ領域で済んだ戸田建設の置き方に合わせ、1 人日あたり売上 7.14 万円で割って約 46 万人日と推定した。

土木

道路・河川・鉄道関連などの土木工事。官公庁の比率は繰越工事で上がっている。

数量施工量(万人日、実質)価格1 人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 11.3 7.50 85 6
10 年後 中立 11.1 10 111 6

取り方:個別の完成工事高のうち土木 85 億円。利益は公共工事の比率が高い分だけ建築よりやや高い 6.5%(5.5 億円)と推定した。施工量は 1 人日あたり売上 7.5 万円で割って約 11 万人日と推定した。推定であり誤差が大きい。

電気工事・子会社

電気設備工事と連結子会社の工事。連結の建設事業から建築・土木を引いた残り。

数量施工量(万人日、実質)価格1 人日あたり売上(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 5.9 7.50 44 2
10 年後 中立 5.9 10 59 2

取り方:連結の建設事業 456 億円から建築と土木を引いた残り 44 億円。個別の電気工事 27 億円と連結子会社の工事を含む。利益率は販管費の配分を重くみて 4.5%(2.0 億円)と推定した。施工量は 1 人日あたり売上 7.5 万円で割って約 5.9 万人日と推定した。

不動産賃貸

保有する賃貸物件の収入。規模は小さい。

数量賃貸面積(万㎡、推定)価格1 ㎡あたり年間賃料(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 0.5 4.18 2 0
10 年後 中立 0.5 5.60 3 0

取り方:不動産事業の売上 1.88 億円、セグメント利益 0.31 億円(2026/03 期)。賃貸面積は開示が無く、1 ㎡あたり年賃料を 4.2 万円と置いて約 0.45 万㎡と推定した。規模が小さく、全体への影響は小さい。

リスクと懸念

親会社への依存が高まっている

完成工事高の 33% が親会社向けで、前の期の 19% から急に上がった。売掛金と契約資産も親会社に 100 億円ほど集まる。親会社の投資が一巡すれば、その分の仕事が抜け、特命が競争入札に置き換わる。親会社の信用は高いが、集中度の高さそのものがリスクだ。

景気の谷で受注と採算が崩れる

建設の利益は景気の山と谷で大きく振れる。当社は過去 20 年に赤字が 2 回あり、2019 年 3 月期は 12 億円の赤字を出した。今の利益率 6.2% は過去 10 年で 2 番目に高く、会社自身も 2027 年 3 月期に営業利益の減少を見込む。

人手不足で売上が伸びない

施工量を決めるのは技能者の数だ。人が足りなければ受注があっても売上に変えられない。従業員が 500 人ほどの小さな会社は、大手のように技能者を囲い込めず、労務費の上昇も直撃する。会社計画も増収・営業利益ほぼ横ばいの形になっている。

現金の変動と戻りにくさ

期末の現金は工事代金の入りと払いで毎年大きく動く。前の期末は純現金 59 億円だが、その前は 20 億円の純負債だった。親会社が議決権の 6 割強を持つため、余った現金の使い道は少数株主に決められず、還元が薄いままになるおそれがある。

工事の不採算・契約不適合責任

小さな会社は一つの大型工事の失敗が利益を吹き飛ばす。資材や労務費が着工後に上がっても請負金額に反映しにくい。完成後の契約不適合責任や重大事故が出れば、損失は数年分の利益に及びうる。

完全子会社化の価格と時期

親会社は当社を「グループ唯一の上場会社」と位置づける。持株比率はすでに高く、完全子会社化はいつでもありうる。買い取りの価格が本質価値を下回って提示されれば、少数株主は割安な価格で手放すことになる。今のところ公開買付けの発表も観測もない。

今後の分かれ目

親会社の鉄道・商業施設の特命が 2 期続けて減ったら
顧客の偏りが解けるどころか、仕事の量そのものが減る合図とみて、やや悲観・悲観の確率を上げる。
建築の完成工事利益率が 2 期続けて 10% を割ったら
価格転嫁の局面が終わったと見て、中立の利益率を 5% から 4% 台へ引き下げる。
総還元性向の目標を示し、配当と自社株買いを利益の 4 割以上に引き上げたら
現金の戻り方を 0.75 から 1.0 へ上げ、余った現金の評価を増やす。
親会社が公開買付けで完全子会社化を発表したら
価格が本質価値を上回るか下回るかで評価が変わる。本質価値を下回る価格なら、少数株主に不利な取引になる。
期末の純現金が 2 期続けて 20 億円を下回ったら
余った現金の見積もり 25 億円を引き下げる。工事代金の入りが遅れている可能性を確かめる。
官公庁の繰越工事が 150 億円を超えて積み上がったら
親会社以外の安定した収益源が育っているとみて、中立の利益の底を上げる。

見ておくもの

  • 四半期ごとの受注高と繰越工事、特に親会社向けの比率
  • 建築・土木の完成工事総利益率
  • 期末の現金と工事未払金の水準(純現金の振れ)
  • 自社株買いと配当の規模、総還元性向の目標の有無
  • 親会社(NANKAI)の投資計画と持株比率の変化
  • 官公庁の繰越工事と国土強靱化の執行

倍率と資本コストの決め方

倍率は、ROE が資本コスト k 8.25%(基本 7.5% + quality 1.5%)を超える楽観だけ式の正当化 PER(11.7 倍)から置き、中立以下は上限の 1÷k(11.1 倍)に、ROE÷k と利益の質を見て 7〜9 割を掛けた。今の株価や今の PER を見てから決めたわけではない。純現金は期末ごとに大きく振れるため、過去 5 期末の平均 25 億円だけを余った現金とし、戻り方は親会社が 6 割強を握る点を見て 0.75 にした。悲観の床は売れる資産の 8 割(約 80 億円)で、過去の PBR の底は使っていない。自社株買いは 2026 年 4 月に実行済みなので、株数(2,803 万株)と自己資本の起点(193.3 億円)の両方に反映した。数量は施工量を推定したもので、数量と価格の分け方には誤差がある。2028 年 3 月期からの新リース会計基準は、賃借が事務所の借り入れ程度と小さく影響は小さいが、10 年後の数字は今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k = 基本 7.5% + quality 1.5% = 9.0%。個別のリスク(親会社への依存・小規模)は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 9.00% → 8.25%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. 決算短信 2026年3月期(南海辰村建設)
  2. 支配株主等に関する事項について(2026年6月16日)
  3. 3カ年経営計画(2025〜2027)

分析日 2026-10-20