株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

サンテック 1960

純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,613 円248 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,610 円247 億円差 +0.2%
10 年後から見ると 適正 価値 1,613 円248 億円 · 差 +0.2% · 期待の年率 +6.9%
期待の年率リターン(10 年)+6.9%資本コスト比 −1.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

サンテックは、ビルや工場の電気設備、送配電の電力工事、空調・給排水を手がける独立系の設備工事会社だ。旧社名は山陽電気工事。筆者の結論は「やや割高」。財務は強いが、請け負う仕事の利益率が薄く、稼ぐ力が資本コストに届かないからだ。

2026年3月期の売上高は611億円で、前期より10%減ったが、営業利益は30億円と4割増えた。工事の採算が改善し、売上原価率は3.4ポイント下がった。現金は131億円、有利子負債は37億円しかなく、純現金は94億円。自己資本比率は55%と厚い。

海外が売上の43%を占める。最大の取引先はマレーシアの建設会社で、売上の16%を握る。足元の受注は、電力工事が2.3倍、空調・給排水が1.9倍と伸びた。ただし営業利益率は5%にも届かず、新しい中計も営業利益30億円を横ばいで見る。

筆者は、10年で売上が4割増えても、利益率が元に戻って純利益は33億円前後と見る。ROEは6%台で、資本コスト8%に届かない。純現金は支えだが、工事会社の現金は支払いの時差を埋める運転資金の性格が強い。一方、株主の双栄興業が11%まで買い増し、変化の火種も残る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で見ると、この会社は「財務は優等生、事業は並」という姿だ。純現金と自己資本比率の高さは、安心して持てる土台になる。しかし、稼ぐ力が資本コストに届かないため、持ち続けても価値は大きく増えにくい。

オーナー利益、つまり株主のものになるお金は、純利益の大部分に近い。投資が少ないので、再投資の負担が軽いからだ。ただし利益そのものが、工事の採算と受注の波で大きく振れる。過去10年で4年が赤字に近い水準だったことは、無視できない。

資本配分は穏当だが、積極的ではない。余った現金が積み上がる構造のまま、ROEは低いまま推移する。双栄興業のような株主が、資本効率の改善を迫る可能性は、価値を押し上げる側の材料だ。

安全域は、財務の厚さに助けられている。悲観の筋書きでも、現金と不動産が株主の取り分を支える。筆者は、価値を計算より少し高く見る余地を認めつつ、利益率の持続性には慎重に構える。

何で稼ぐ会社か

売上は大きく4つに分かれる。2026年3月期は、内線工事(ビル・工場の電気設備)438億円、電力工事118億円、空調給排水工事50億円、機器製作6億円だった。

内線工事が中心だ。ビルや工場の受変電、照明、情報設備を設計・施工する。顧客はゼネコンや製造業で、日系メーカーの海外工場向けが厚い。海外売上は261億円、売上の43%にあたり、連結従業員1,483人のうち698人が海外の社員だ。

電力工事は、送配電の工事だ。個別では東北電力ネットワークが最大の顧客で、売上の12%にあたる。電力会社の設備更新は、景気に左右されにくい。前期の受注は118億円と2.3倍に増えた。

空調給排水工事は、受注が90億円と2倍近くに伸びた。データセンターや半導体工場の空調需要の追い風を、小さな規模で受ける。機器製作は売上の1%にとどまる。

不動産も持つ。千代田区の貸事務所4か所など、賃貸の地代家賃収入が年5億円ある。費用を引いて3億円強が本業の外の利益に積み上がり、営業外収益を支えている。機器製作と不動産は小さいが、工事の波をならす役目を持つ。

従業員の約半数が海外の社員という点も、この会社の特徴だ。海外の現地法人が施工を担い、日本人の技術者が品質を管理する形が基本になる。

優良さと弱いところ

強みは財務の厚さと、顧客との長い取引だ。純現金94億円、自己資本比率55%で、受注に伴う資金の波を自分で吸収できる。電力会社向けは仕事の波が小さく、利益の下支えになる。

一方、堀は強くない。電気設備の工事は、ゼネコンの下請けが多く、価格は入札と競り合いで決まる。有価証券報告書も、競合による受注価格の低下と、資材費・労務費の上昇を最初のリスクに挙げる。

利益率の低さが最大の弱点だ。営業利益率は過去10年で、赤字(2021年3月期から2024年3月期まで連続)から4.9%の間を行き来した。前期の4.9%は過去の最高水準に近く、続くとは限らない。ROEの過去10年の中央値は2.7%で、資本コストをはるかに下回ってきた。

経営は創業の流れをくむ財団が15%、投資会社の双栄興業が11%を持つ構造だ。会社自身も、2023年12月の開示で、ROEが株主資本コストを下回ってきたことを認めている。配当は性向30%を目途にDOE(自己資本に対する配当の率)2%以上を守る方針で、還元は穏当だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

設備工事の世界は、需要は強いが人手が足りない。データセンター、半導体工場、電力網の更新、ビルの省エネ改修が重なり、仕事は増えている。ただし技能者の不足が重く、2024年の残業規制もあり、取れる仕事を選ぶ時代に入った。業界全体で、工事の値段を上げる動きが定着しつつある。

同じ空調・設備工事を行う上場サブコン群(高砂熱学工業、ダイダン、三機工業など)は、完成工事高が名目で年4〜7%伸びる前提で置かれている。サンテックは電気設備が主体で、空調は小さい。データセンターの追い風は、電気設備の海外案件を通じて受ける。

競争相手は、きんでんや関電工などの大手電気工事会社と、地場の電気工事会社だ。サンテックは中堅で、価格の決定力は弱い。規模で勝る相手が、大型案件を取りやすい。

海外は、日系製造業の東南アジア進出と、データセンターの建設が牽引する。ただし現地の景気と為替、顧客の投資計画に左右される。国内の電力工事は、送配電網の更新が長く続くため、安定した下支えになる。

建設業全体の分かれ目は、技能者の確保と、資材高の価格転嫁だ。物価3%の世界では、労務費が上がるため、値上げを通せるかどうかが利益率を決める。

資本政策と M&A

還元は、配当性向30%を目途に、DOE2%以上を確保する方針だ。前期の配当は総額約10億円で、性向は36%だった。今期は配当を減らす予想だ。自己株式の取得は2023年に行い、株主還元と資本効率の向上を理由に挙げている。

現金131億円に対し、有利子負債は37億円しかなく、財務は大きく余裕がある。それでも、工事会社の現金は、協力会社への支払いと客先からの前受金の時差を埋めるために要る。ROEが資本コストを下回る以上、余った現金は自社株買いか増配で戻すのが筋だ。

株主の変化は注目点だ。双栄興業は、2024年7月の大量保有報告書で、保有目的を企業価値向上のための建設的な対話と書いた。持株比率は7%台から11%に増えている。公益財団法人の八幡記念育英奨学会が15%を持つ。この二つで経営への影響力が決まる。TOBや再編の可能性も残る。

政策保有株は上場13銘柄で約19億円と小さい。不動産賃貸は事業の一部で、収益は利益に入っている。売却して株主に戻す計画は確認できない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

受注が勢いを増している。前期の連結受注は717億円と8%増え、電力工事が2.3倍、空調給排水が1.9倍になった。個別の手持工事は442億円と厚く、売上の約1.4年分ある。データセンターや半導体工場の建設ラッシュの中で、電気設備の仕事は当分切れない。

売上原価率は3.4ポイント下がり、営業利益は4割増えた。価格転嫁が定着し、利益率の改善が続けば、4.9%を超える水準も見えてくる。中計は営業利益30億円と慎重だが、前期の実績が示すのは、会社が控えめに計画を出す傾向だ。

海外は日系企業の工場移転とデータセンターで増え続ける。マレーシアの大手顧客との結びつきも深い。

財務は、純現金94億円と自己資本比率55%で、投資余力は大きい。双栄興業が11%まで買い増し、資本効率の改善を促している。配当を増やしたり、自社株買いに踏み切ったりすれば、ROEは9%を超え、評価は大きく変わる。

国内でも電力網の更新が10年単位で続くため、電力工事は景気に左右されにくい柱になる。空調・給排水の受注も2倍近くに伸びており、売上の構成が厚みを増している。

慎重な見方

営業利益率は、過去10年のほとんどで3%未満、4年は赤字だった。前期の4.9%は例外に近く、続く保証はない。今期の予想は経常利益で15%の減益と、すでに勢いが落ちている。受注の内線工事も、前期は10%減った。

海外は売上の43%を占めるのに、最大顧客のマレーシアの会社に16%を依存する。顧客の投資計画が一つ変われば、売上が大きく動く。現地の景気、為替、政治の不確実性もある。

電気設備の工事は、入札と競り合いで値段が決まる。資材費と労務費が上がっても、受注価格に転嫁できなければ、利益は削られる。技能者の確保も難しい。中計の営業利益30億円は、5年前の2倍だが、売上700億円に対して4%台でしかない。

現金131億円は、工事未払いと前受けの見合いで、余りではない。ROEが資本コストに届かないまま、現金が積み上がれば、価値は目減りする。株主の入れ替わりで会社が動いても、方向が良いとは限らない。

加えて、受注の波に合わせて人員を増減させにくい。固定費としての人件費が重く、売上が落ちると利益は急速に細る。過去の赤字局面でも、この固定費の重さが傷を深くした。

どちらに重みを置いたか

受注の厚さと財務の強さは、強気の見方に分がある。一方、利益率の薄さと過去の赤字、海外の顧客集中は、慎重な見方が正しい。強気の見方が描く利益率の定着は、価格転嫁が続くことが前提なので、楽観は7%にとどめた。悪い側はやや悲観26%、悲観12%と置き、赤字に沈んだ過去を確率で表した。純現金と不動産が株主の取り分を支えるため、悲観でも深く沈まない。結果、10年の価値は今の時価総額をやや下回り、結論はやや割高とした。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 2,391 円367 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 743 円114 億円)。 今の値に割り戻すと 1,613 円248 億円、今との差 +0.2%、 期待の年率 +6.9%(資本コスト 8.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 3,932 円604 億円 1,075 円165 億円 +211.0% +12.0% 350 円54 億円
やや楽観 20% 3,159 円485 億円 944 円145 億円 +154.8% +9.8% 821 円126 億円
中立 35% 2,791 円429 億円 879 円135 億円 +128.0% +8.6% 1,285 円197 億円
やや悲観 26% 1,575 円242 億円 554 円85 億円 +32.2% +2.8% 553 円85 億円
悲観 12% 812 円125 億円 228 円35 億円 −35.4% −4.3% 125 円19 億円
加重平均100% 2,391 円367 億円743 円114 億円 +94.7% +6.9% 3,134 円481 億円

今の株価時価総額 1,610 円247 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 7% 海外のデータセンター・工場需要を取り込み、利益率が5%に乗る 利益 47 億円 · PER 12.8 倍 · 株価時価総額 3,932 円604 億円

日系企業の東南アジア進出とデータセンターの建設ラッシュが続き、海外の完成工事高は1.7倍に伸びる。国内も電力網の更新と省エネ改修で堅調に増える。価格転嫁が定着し、営業利益率は5%に乗る。マレーシアの大手顧客に加え、取引先が広がり、1社依存が薄まる。双栄興業の働きかけもあり、会社は配当を増やし、自社株買いにも踏み切る。ROEは9%近くまで改善する。純現金は厚いまま、受注に伴う運転資金も自力でまかなう。中計の営業利益30億円は、前倒しで超えられる。従業員の採用と教育に投資する余力もあり、技能者の確保でも他社に差をつける。海外の現地法人は人材が育ち、現地の仕事を日本人技術者の手を離れて回せるようになる。

  • 国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器):数量 864(従業員数(人、国内))× 価格 0.61(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 523 億円・営業利益 26 億円。従業員+10%・1人当たり売上+36%
  • 海外の設備工事(東南アジアなど):数量 1,187(従業員数(人、海外))× 価格 0.50(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 595 億円・営業利益 30 億円。従業員+70%・1人当たり売上+34%

倍率:事業の純利益 47 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 8.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 12.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.8 倍。全体の PER 12.82 倍、時価総額 604 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:受注の伸びが続き、価格転嫁が定着して利益率が5%に乗る必要があり、条件が重いので低く置く。

やや楽観 20% 受注の厚みが売上に変わり、利益率が改善を保つ 利益 39 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 3,159 円485 億円

前期の受注の厚みが売上に変わり、海外は1.4倍、国内は3%増える。営業利益率は4%台半ばを保つ。価格転嫁が定着し、労務費の上昇を受注価格に乗せられる。電力工事は電力網の更新を背景に着実に積み上がる。1社依存は残るが、取引先が少しずつ増える。純現金はほぼ維持され、配当は性向30%程度を保つ。ROEは7%台まで改善するが、資本コストにはまだ届かない。株主の動きで、資本政策に前向きな変化が出る。電力工事の受注残が積み上がり、売上の下支えになる。技能者の確保は引き続き課題だが、外注の活用で何とか工期を守る。

  • 国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器):数量 809(従業員数(人、国内))× 価格 0.60(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 486 億円・営業利益 22 億円。従業員+3%・1人当たり売上+35%
  • 海外の設備工事(東南アジアなど):数量 1,012(従業員数(人、海外))× 価格 0.49(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 500 億円・営業利益 23 億円。従業員+45%・1人当たり売上+32%

倍率:事業の純利益 39 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 485 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:前期の受注の厚みが売上に変わる姿。現実味があるので相応に置く。

中立 35% 売上は伸びるが、利益率は元の水準に戻る 利益 33 億円 · PER 12.5 倍 · 株価時価総額 2,791 円429 億円

売上は10年で4割増えるが、利益率は元の水準に戻る。国内は技能者不足で人数が増えず、単価の上昇が増収を支える。海外は日系企業の進出に伴い、完成工事高が1.25倍に増える。営業利益率は4%台前半で、前期の4.9%は例外だったと落ち着く。営業外では、賃貸の地代家賃と、現金の受取利息が積み上がる。純利益は33億円前後で、前期の28億円からわずかに増える。ROEは6%台にとどまる。配当は性向30%を保ち、現金は積み上がる。電力工事は電力網の更新を背景に安定し、売上の底を支える。海外は最大顧客への依存が続き、1社の動向に利益が左右される構造は変わらない。

  • 国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器):数量 761(従業員数(人、国内))× 価格 0.60(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 454 億円・営業利益 20 億円。従業員-3%・1人当たり売上+34%
  • 海外の設備工事(東南アジアなど):数量 873(従業員数(人、海外))× 価格 0.49(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 425 億円・営業利益 18 億円。従業員+25%・1人当たり売上+30%

倍率:事業の純利益 33 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.7% が k 8.00% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.5 倍。全体の PER 12.5 倍、時価総額 411 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:売上は伸びるが、利益率は過去平均へ戻る姿が最もありうるので中心に置く。

やや悲観 26% 海外が伸びず、利益率が薄いまま低迷する 利益 21 億円 · PER 8.2 倍 · 株価時価総額 1,575 円242 億円

海外の最大顧客の投資が一巡し、海外の完成工事高は横ばいにとどまる。国内は技能者不足で人数が1割減り、受注の選別を迫られる。営業利益率は3%台前半に落ち、20億円前後の営業利益が続く。賃貸の収入は残るが、純利益は20億円ほどで伸びない。配当は最低限のDOE2%を保ち、増配はない。現金は積み上がり、ROEは4%台にとどまる。株主からの圧力が強まるが、会社の動きは遅い。賃貸の収入は安定しているが、事業の利益を補うほど大きくはない。海外は最大顧客の発注が減り、現地法人の稼働率が下がって固定費が重くなる。

  • 国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器):数量 707(従業員数(人、国内))× 価格 0.56(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 393 億円・営業利益 13 億円。従業員-10%・1人当たり売上+25%
  • 海外の設備工事(東南アジアなど):数量 663(従業員数(人、海外))× 価格 0.46(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 303 億円・営業利益 9 億円。従業員-5%・1人当たり売上+22%

倍率:事業の ROE 4.2% は資本コスト 8% を大きく下回る。稼ぐ力(純利益÷k)で測り、PER は 1÷k=11.8 倍の 7 割、8.2 倍。

確率:過去の赤字、海外の顧客集中、今期の減益予想を踏まえ、やや厚めに置く。

悲観 12% 顧客の投資縮小と価格競争で、海外が赤字に沈む 利益 −4 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 812 円125 億円

顧客の投資計画の変更と価格競争で、海外が赤字に沈む。海外の完成工事高は4割減り、利益率はマイナスになる。国内も人手不足と資材高の転嫁の遅れで、利益率が1%を割る。営業利益は赤字になり、過去の2021〜2024年の再来になる。賃貸の収入だけが利益を支え、純利益は小幅の赤字になる。配当は大きく減る。現金は取り崩され、自己資本比率は下がる。会社は海外の縮小と国内への回帰を余儀なくされ、再建に入る。賃貸不動産の売却や、政策保有株の売却で現金を確保し、配当は最低限に絞る。株主が経営に介入する局面も出て、体制の見直しが進む。

  • 国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器):数量 589(従業員数(人、国内))× 価格 0.49(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 288 億円・営業利益 −1 億円。従業員-25%・1人当たり売上+10%
  • 海外の設備工事(東南アジアなど):数量 419(従業員数(人、海外))× 価格 0.41(1人当たり完成工事高(億円))→ 売上 172 億円・営業利益 −6 億円。従業員-40%・1人当たり売上+10%(赤字)

倍率:赤字で稼ぐ力は 0 とみる。株主に残るのは、賃貸不動産と自社の土地建物、純現金の半分から負債の後始末を引いたもの。今の自己資本 337 億円に掛ける PBR 0.37 倍で約 125 億円(床の内訳は floor_assets_why)。

確率:過去10年に4年あった赤字局面と、海外の顧客集中が重なる姿。財務の厚さを考え、12%にとどめる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

国内の設備工事(電気・電力・空調給排水・機器)

ビル・工場の電気設備、送配電の電力工事、空調給排水、機器製作の国内分。

数量従業員数(人、国内)価格1人当たり完成工事高(億円)売上営業利益
今 2026/03 785 0.45 350 17
10 年後 中立 761 0.60 454 20

取り方:国内の売上は、連結611億円から海外261億円を引いた349.5億円。従業員は連結1,483人から海外698人を引いた785人(提出会社790人と整合)。1人当たり0.445億円(約4,450万円。協力会社への外注を含む)。営業利益は国内・海外とも率4.9%の等率で配分した推定(開示なし)。単価は賃金・資材・外注費の上昇を乗せて、中立で物価並みの10年1.34倍。

海外の設備工事(東南アジアなど)

日系企業の海外工場、データセンターなどの電気・空調設備。マレーシアなどの現地法人が担う。

数量従業員数(人、海外)価格1人当たり完成工事高(億円)売上営業利益
今 2026/03 698 0.37 261 13
10 年後 中立 873 0.49 425 18

取り方:海外売上高261.26億円(開示、売上の42.8%)を、海外の従業員698人(開示)で割った1人当たり0.374億円(約3,740万円)。営業利益は国内と同率の推定配分。海外は現地の賃金上昇が物価よりやや緩いとみて、中立は10年1.30倍(円ドルは150円で一定)。

リスクと懸念

利益率の薄さと過去の赤字

営業利益率は2021年3月期から2024年3月期まで赤字で、前期の4.9%が過去10年の最高に近い。今期の経常利益予想は15%の減益。工事の採算は案件ごとの波が大きく、赤字案件が一つ出ると年間の利益が消える。

海外の顧客集中

海外売上は43%で、最大顧客のマレーシアの建設会社が連結売上の16%を占める。顧客の投資計画の変更、現地の景気、為替、政治の変化が、売上と利益を大きく動かす。

技能者不足と労務費の上昇

国内は技能者の確保が難しく、残業規制で稼働が制限される。労務費の上昇を受注価格に転嫁できなければ、利益率が落ちる。協力会社の経営難や人手不足が、工期の遅れにつながる。

競争による受注価格の低下

電気設備の工事は入札が多く、大手電気工事会社との競争で値段が下がりやすい。有価証券報告書も、競合による受注価格の低下をリスクの筆頭に挙げる。

資本効率の低さと現金の積み上がり

ROEは過去10年の中央値で2.7%、前期でも8.3%で、資本コストを下回る。純現金94億円を使わず積み上げれば、価値は目減りする。2023年12月の開示で、会社自身もROEが株主資本コストを下回ることを認めている。

株主の動きとガバナンス

財団が15%、投資会社の双栄興業が11%を持つ。双栄興業は建設的な対話を目的に買い増している。経営方針をめぐる対立や、TOB・再編の動きが起きる可能性があり、方向は読みにくい。

賃貸不動産と政策保有株の時価変動

千代田区の貸事務所4か所など、賃貸不動産と上場13銘柄の政策保有株を持つ。市況が悪化すれば、評価損と賃料収入の減少が営業外収益を細らせる。

今後の分かれ目

2027年3月期の営業利益が会社予想の30億円を超える
前期の利益率改善が続いていることを示し、本質価値は中立から楽観寄りに近づく。
双栄興業が持株を15%超に増やし、株主提案や取締役の派遣に動く
資本政策の見直しが進み、自社株買いや増配で、評価が上がる。
マレーシアの最大顧客の発注が大きく減る
海外売上が3分の1以上減り、慎重な筋書きに近づく。
電力工事の受注が高水準を保つ
電力網の更新で安定した下支えが続き、利益の波が小さくなる。
売上総利益率が14.5%の目標を下回る
価格転嫁が止まったことを示し、利益率の薄い姿が続く。
自社株買いや増配を含む資本政策の見直しが発表される
資本効率の改善が進み、倍率の上限に近い評価へ近づく。

見ておくもの

  • 受注高・手持工事高と、電力工事・空調給排水の受注
  • 売上総利益率と営業利益率(会社の目標は14.5%・約4%)
  • マレーシアなど海外の売上と最大顧客の依存度
  • 双栄興業の持株比率と保有目的の変更(大量保有報告書)
  • 配当・自社株買いなど資本政策の発表

倍率と資本コストの決め方

今の株価や PER から筋書きを作らず、国内と海外を従業員数(実質)× 1人当たり完成工事高(物価3%込みの名目)で積んだ。営業利益率は過去12年の山(4.9%)以下の4%台前半に置き、前期の水準が続くとは見ていない。営業外では賃貸の地代家賃と受取利息を入れた。倍率は資本コスト 8%(基本 7.5% + 循環0.5・値決め0.25・寿命0.25)と弱い堀から出し、ROE が k を下回るため PER は 1÷k まで、中立は上限の 8.5 割に置いた。悲観は賃貸不動産と純現金の半分から出し、過去の PBR の底は使っていない。今の時価総額は最後に比べただけだ。新リース会計基準の影響は、賃借が少ないため小さい。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.82 倍・やや楽観 PER 10.5→12.5 倍・中立 PER 10→12.5 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k は基本 7.5% に quality +1.0%(循環+0.5・値決め+0.25・寿命+0.25)を足した 8.5%。株主構成の変化や海外の顧客集中は k に足さず、筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. サンテック 有価証券報告書(2026年3月期)テキスト
  2. サンテック 大株主・株主構成
  3. 双栄興業のサンテック株式の大量保有報告書

分析日 2026-10-16