株譜
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ショーボンドホールディングス 1414

補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,668 円3,345 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,248 円2,503 億円差 +33.7%
10 年後から見ると 割安 価値 1,668 円3,345 億円 · 差 +33.7% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +2.1 pt
推定の資本コスト6.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 6.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ショーボンドホールディングスは、橋やトンネルなどコンクリート構造物の補修・補強を専業とする会社だ。高速道路会社の仕事が売上の6割を占め、営業利益率は23%と建設業では異例に高い。

筆者の結論は、今の値段にはやや余裕がある、というものだ。10年先の本質価値は、時価総額を2割ほど上回る。大きな割安ではない。利益率が山の近くにあり、高速道路会社の発注に偏るからだ。

強みは、新設ではなく補修に絞ったことにある。工事は小口で、現場ごとに条件が違う。大手ゼネコンには手間のわりに旨みが薄い。この会社は工法も材料も自前で持ち、全国の拠点でその小口を高い採算でこなしてきた。自己資本比率は8割を超え、現金も厚い。財務の安全度は、建設業の中でも突出している。

弱みも見えている。今期は12期ぶりの減収になった。高速道路会社の発注が細り、受注残は1割減った。補修の需要は老朽化で長く続くが、施工量は技能者の数で頭打ちになる。

株主への還元は利益の9割を超える。配当と自社株買いで現金を返す姿勢は一貫している。10年後の姿は、施工量がわずかに増え、値段が物価並みに上がる地味な成長だ。派手さはない。安く買えば報われるタイプの会社である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「よい事業を、公正な値段で持つ」会社に近い。割安な掘り出し物ではない。

まず利益の質を見る。補修は需要が景気で消えない。橋は傷み続けるからだ。しかも新しい設備が要らず、稼いだお金のほとんどを株主に返せる。「オーナー利益」、つまり事業を維持したうえで自由に使える利益は、純利益に近い。

次に堀を見る。工法と材料を自前で持ち、施工まで一貫して請け負う補修専業は、まねしにくい。ただ入札で値段が決まるので、価格支配力は強くない。堀は広いが深くはない、というのが筆者の見立てだ。

経営の資本配分は合格だ。ためこまず、現金を返してきた。

最後に安全域を見る。今の利益率は過去最高に近く、高速道路会社の発注に偏る。中立の筋書きでは、工事の営業利益率が21%まで落ちる。それでも本質価値は今の値段を上回る。差は2割ほどで、大きな安全域とは言えない。待てるなら、悪くない持ち物である。ただし、利益率が戻らない場合に備え、買う値段には慎重でありたい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は、補修・補強の工事だ。売上892億円のうち、工事が803億円、工事材料が89億円を占める。

工事の中身は、橋の床版(路面を支える板)の補強、鋼の橋桁の接着補強、コンクリートのひび割れや剥がれの補修、耐震補強などだ。発注者は高速道路会社が工事売上の6割強、自治体が2割、国が1割余りになる。高速道路会社はNEXCO東日本・中日本・西日本の3社で、老朽化した橋を計画的に直す大型の工事が続いてきた。

工事は元請として受ける。診断から工法の選定、施工までを一貫して請け負う。小さな工事を数多くこなす仕組みが、ほかの建設会社と違う。

工事材料は、補修に使う接着剤や樹脂、耐震用の材料、水道管をつなぐカップリング材などだ。自社の工場で作り、自社の工事で使い、外部にも売る。2025年12月にヤシオ工場が完成し、生産力を上げた。償却費は増えたが、材料は水道管や耐震の需要で伸びている。

海外は、香港・タイ・北米で黒字になった。金額はまだ小さく、利益の柱になるには時間がかかる。国内の補修で培った工法を、橋の老朽化が進む国へ持ち出す構想だ。インドでは、経済産業省の補助金事業に採択され、橋を長持ちさせる事業を進める予定だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、補修の現場を一貫して握っている点にある。

補修は新設と違い、橋ごとに傷み方が違う。診断、工法の選び方、材料、施工の腕が全部そろって初めて採算が出る。この会社は工法も材料も自前で持ち、施工まで一貫して請け負う。小口の仕事を数多くこなすので、大手ゼネコンは参入しても手間に見合いにくい。補修の実績がそのまま次の受注の信用になる点も、後発に不利だ。工事の粗利率は29%と高く、設計変更を取りにいく力も落ちていない。

値段を決める力は、限られる。高速道路会社も国も入札で値段を決める。強いのは、技術提案が点数になる案件で、競合が簡単にはまねできない工法を出せることだ。競合のピーエス三菱は床版の取り替え、オリエンタル白石は橋脚や床版の補修と、得意が重なる部分もある。

資本の使い方は、いまのところ模範的だ。自己資本比率は8割を超え、純現金を持ちながら、総還元性向は9割を超える。ためこまず、返している。

弱いのは、発注者の偏りだ。高速道路会社が6割を占めるため、その発注の波がそのまま受注を揺らす。今期はNEXCO東日本向けの受注が90億円ほど減った。経営の目標を達成しきれず、中期経営計画の最終年度の目標は下回る見込みだ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

補修の需要は、橋の高齢化という動かせない事実の上にある。

全国の道路橋は約73万橋ある。建設後50年を超える橋は、2025年の42%から2035年には65%に増える。2014年から点検が義務になり、傷みが見つかるたびに措置が必要になる。国は2026年度から5年で、20兆円強の国土強靱化の事業を見込む。需要の土台は10年先まで消えない。

一方で、予算の伸びは物価に追いつかない可能性がある。維持管理の予算は2023年度の約6兆円前後から、2038年度に6兆円台半ばへの緩やかな増加が見込まれる程度だ。名目で小さく増えるだけなら、実質では横ばいから微減になる。

高速道路の分野では、潮目が変わりつつある。2015年に始まった約3兆円の大規模更新は、計画の4割超が進み、大型の新規発注が落ち着いてきた。2023年にはNEXCO3社が約1兆円の追加更新を決めたが、中心は床版の取り替えと桁の架け替えで、床版取替に強い会社に有利な内容だ。補修専業の取り分は読みにくい。

自治体では、橋の数が多いのに、予算と技術者が足りない。小さな補修を束ねて頼める専業会社への需要は強い。ただ、自治体の工事は小口で利益率は高くない。国では、耐震補強や防災の予算が追い風になる。

制約は人だ。技能者が高齢化し、2024年から残業の上限規制も始まった。需要が増えても、施工量はすぐには増やせない。この制約は、値段を守る力にもなる。

資本政策と M&A

資本政策は、返すことを徹底している。

2026年6月期は、配当性向が60%、自社株買い50億円で、総還元性向は92%だった。中期経営計画2027は総還元性向90%を掲げ、2026年8月にも上限50億円・440万株の自社株買いを決めた。増配も長く続けている。

成長の投資は、ヤシオ工場などの設備と、海外の小さな拠点が中心だ。大型の買収に動いた形跡は確認できていない。派手な買収で価値を壊す心配は小さい。

大株主は、信託銀行などの機関投資家と、上田記念財団(約11%)、三菱UFJ銀行、第一生命などだ。親子上場や持ち合いが厚い構造ではなく、少数株主の利益と経営がぶつかる場面は見えない。

買収される側になる可能性は、ゼロではない。補修専業の大手として、ゼネコンや商社が手を挙げる想定はできる。ただ、大株主の財団は約11%を持つ。筆者は、筋書きに織り込むほど高い確率とは見ていない。

手元の現金は純現金で372億円ある。ただし運転資金の波があるので、全額が余りではない。

還元の置き方:中計2027は総還元性向90%。10年の中立は純利益の合計の86%で、方針の内側。余った現金180億円は時価総額側で足している。

点検済み(2026-10-19):営業利益率 22% は直近の山(23%)以下で過去 12 年平均より高いが、粗利率の構造的な上昇を悲観側の確率で受けている。余り現金 180 億の数え方も 1 回だけで、穴なし。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

補修は、10年単位で需要が確実な数少ない建設の仕事だ。橋は毎年古くなる。50年を超える橋は、10年で4割から6割台に増える。点検が義務になり、傷みが見つかれば措置が要る。この流れは、予算の事情で緩むことはあっても、止まらない。

ショーボンドは、その中心にいる。工法も材料も自前で、小口の仕事を高い採算でこなす。大手ゼネコンが入りにくい分野で、工事の粗利率は29%と高い。技能者が足りない時代には、施工力を持つ会社の値段交渉力は上がる。

追い風も多い。NEXCO3社は約1兆円の追加更新を決めた。国は5年で20兆円強の強靱化を見込む。耐震補強の発注が増えれば、NEXCO東日本の谷は戻る。材料事業は水道管の更新と耐震で伸び、ヤシオ工場が供給力を支える。海外も香港・タイ・北米が黒字になった。

資本の使い方は文句がない。利益の9割を返しても、自己資本比率は8割ある。施工量が1割増え、値段が物価並みに上がるだけで、利益は10年で4割以上増える。利益率が少し落ちても、この計算は崩れにくい。

慎重な見方

今の利益は、山の近くにある。営業利益率は23%と、過去最高の水準にある。2008年ごろは7%まで落ちた。高い利益率は、競合が見逃してくれる間だけ続く。ピーエス三菱やオリエンタル白石、大手ゼネコンが補修に力を入れれば、入札で値段が下がる。

需要の主役である高速道路は、潮目が変わっている。大規模更新は4割超が済み、新規の大型発注が落ち着いた。追加の1兆円も、中心は床版の取り替えで、補修専業の取り分は読めない。実際、今期は受注残が1割減り、12期ぶりの減収になった。

予算は物価に追いつかない。維持管理の予算が名目で小さく増えるだけなら、実質では横ばいから微減だ。人手も足りず、需要があっても施工量を増やせない。

会社の目標も外れている。中期経営計画2027の最終年度の目標は、売上1,000億円を見ていたが、実績は892億円にとどまる。発注者の偏りも重い。高速道路会社6割の依存は、一社の発注方針の転換で受注が大きく揺れる。

還元が9割を超えるのは、成長の投資先が乏しいことの裏返しでもある。利益が山を越えれば、市場が払う倍率も縮みかねない。海外やインドは、まだ数字で語れる段階にない。

どちらに重みを置いたか

強気の主張は、需要の長さと自前の工法・材料という事実に支えられている。慎重な主張は、利益率の山と発注者の偏りという、足元の事実に支えられている。どちらも当たっている。

決め手は、利益率がどこまで落ちるかだ。慎重な見方の通りに落ちても、利益は今の水準を保ち、現金も厚い。傷は浅い。逆に強気が当たれば、値上がりは大きい。

このため確率は中立に4割近く置き、やや楽観をやや悲観より少し厚くした。悲観は、構造的に負ける筋書きを1割弱だけ置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/06 期)

確率で加重した株価時価総額 2,141 円4,294 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 767 円1,539 億円)。 今の値に割り戻すと 1,668 円3,345 億円、今との差 +33.7%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 6.8%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 3,490 円6,998 億円 947 円1,900 億円 +255.6% +13.5% 444 円890 億円
やや楽観 24% 2,800 円5,615 億円 863 円1,730 億円 +193.5% +11.4% 879 円1,763 億円
中立 36% 2,328 円4,668 億円 788 円1,580 億円 +149.6% +9.6% 1,122 円2,249 億円
やや悲観 22% 1,145 円2,297 億円 673 円1,350 億円 +45.7% +3.8% 400 円802 億円
悲観 8% 382 円767 億円 424 円850 億円 −35.4% −4.3% 65 円129 億円
加重平均100% 2,141 円4,294 億円767 円1,539 億円 +133.1% +8.8% 2,909 円5,833 億円

今の株価時価総額 1,248 円2,503 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 6.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 国の補修予算が厚くなり、施工量が伸びる 利益 300 億円 · PER 22.9 倍 · 株価時価総額 3,490 円6,998 億円

国土強靱化の予算が前倒しで厚くなり、NEXCO3社の追加更新も本格的に動く。耐震補強の発注が戻り、高速道路会社の谷は短く終わる。施工量は10年で1.25倍に増える。

工法と材料を自前で持つので、技術提案が点を取る案件では値段を守れる。値段は物価をやや上回る1.40倍で、工事の営業利益率は24%に乗る。

材料事業は、水道管の更新と耐震の需要で1.6倍に出荷が増える。ヤシオ工場の稼働率が上がり、採算も良くなる。海外は黒字の拠点を足がかりに、インドの橋梁事業が育つ。

還元は利益の9割近くを保ち、自己資本の積み上がりは小さい。純利益は今の約2倍になり、ROEは20%を超える。

  • 補修・補強工事:数量 100(標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア))× 価格 14(標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 1,405 億円・営業利益 337 億円。施工量 1.25 倍・値段 1.40 倍・営業利益率 24%
  • 工事材料:数量 285(標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る))× 価格 0.70(標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 199 億円・営業利益 64 億円。出荷 1.60 倍・値段 1.40 倍・営業利益率 32%

倍率:事業の純利益 297 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 26.1% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 16.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)180 億円。全体の PER 22.92 倍、時価総額 6,998 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:補修需要の長さは確かだが、技能者の数が施工量を縛る。施工量が1.25倍まで伸びるのは、予算の拡大と人員の確保が両方そろった時だけなので1割にとどめた。

やや楽観 24% 補修需要を着実に取り込み、利益率も高く保つ 利益 250 億円 · PER 22.0 倍 · 株価時価総額 2,800 円5,615 億円

橋の高齢化が進み、自治体と国の補修発注が着実に増える。高速道路会社は追加更新で一定の発注を保つ。施工量は10年で1.15倍になる。

値段は物価並みの1.36倍をやや上回る。人件費や材料費の上昇を、設計変更や技術提案で転嫁できる。工事の営業利益率は22.5%と、今の水準をほぼ保つ。

材料事業は耐震と水道管の需要で1.3倍に伸びる。海外は黒字の小さな拠点が積み上がるが、利益への寄与は限られる。ヤシオ工場の償却が重い時期は過ぎ、材料の採算も改善する。

還元は利益の9割弱を保つ。純利益は今の約6割増しで、ROEは18%台になる。高速道路会社の比率は6割から5割台へ下がり、発注の偏りも和らぐ。

  • 補修・補強工事:数量 92.3(標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア))× 価格 14(標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 1,256 億円・営業利益 283 億円。施工量 1.15 倍・値段 1.36 倍・営業利益率 22%
  • 工事材料:数量 231(標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る))× 価格 0.68(標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 157 億円・営業利益 49 億円。出荷 1.30 倍・値段 1.36 倍・営業利益率 31%

倍率:事業の純利益 247 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.3% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)180 億円。全体の PER 21.96 倍、時価総額 5,615 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:需要の土台は確かで、会社は今も選別受注で高い粗利率を保っている。強気の主張が慎重な主張よりやや強いので、やや楽観に2割台半ばを置いた。

中立 36% 施工量は小さく増え、値段は物価並みに上がる 利益 215 億円 · PER 21.1 倍 · 株価時価総額 2,328 円4,668 億円

施工量はわずかに増え、値段は物価並みに上がる。会社は大きく変わらず、地味に伸びる。

老朽化した橋の補修需要は10年を通じて続く。高速道路会社の追加更新や国土強靱化が下支えになる。ただ施工量は技能者の数に縛られ、10年で1.08倍にとどまる。値段は人件費や材料費と一緒に、物価並みの1.34倍で上がる。

工事の営業利益率は、今の22%台から21%に落ち着く。設計変更で採算を取る力は残る。だが競合の参入と大型案件の混在で、山の水準は保てない。材料は耐震と水道管の需要で、工事より速く伸びる。

還元は利益の8割台を保ち、自己資本はゆっくり積み上がる。10年後の純利益は今の4割増しで、年3%台の成長だ。

  • 補修・補強工事:数量 86.7(標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア))× 価格 13(標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 1,162 億円・営業利益 244 億円。施工量 1.08 倍・値段 1.34 倍・営業利益率 21%
  • 工事材料:数量 205(標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る))× 価格 0.67(標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 137 億円・営業利益 41 億円。出荷 1.15 倍・値段 1.34 倍・営業利益率 30%

倍率:事業の純利益 212 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.2% が k 6.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.2% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)180 億円。全体の PER 21.12 倍、時価総額 4,668 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:強気の主張(需要の長さ・自前の工法と材料)と慎重な主張(利益率の山・発注者の偏り)の落としどころで、いちばん起きやすい。4割近くに置いた。

やや悲観 22% 高速道路会社の発注が細り、利益率が下がる 利益 151 億円 · PER 14.5 倍 · 株価時価総額 1,145 円2,297 億円

高速道路会社の大型の更新が一巡し、追加の1兆円は床版取替が中心で、補修専業の取り分は小さい。施工量は10年で0.93倍に細る。

自治体と国の仕事で穴を埋めようとするが、小口で利益率が低い。入札では、ピーエス三菱やオリエンタル白石、大手ゼネコンとの競争が強まり、値段は物価に追いつかず1.30倍にとどまる。人件費は物価並みに上がるので、工事の営業利益率は17%まで下がる。

材料は水道管と耐震で出荷を保つが、伸びない。還元は利益の9割弱を続けるが、金額は減る。

純利益は今とほぼ同じ水準で横ばいになる。堀が痩せ、成長も鈍るため、倍率も下がる。

  • 補修・補強工事:数量 74.7(標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア))× 価格 13(標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 971 億円・営業利益 165 億円。施工量 0.93 倍・値段 1.30 倍・営業利益率 17%
  • 工事材料:数量 178(標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る))× 価格 0.65(標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 116 億円・営業利益 31 億円。出荷 1.00 倍・値段 1.30 倍・営業利益率 27%

倍率:ROE 約 13%、k 6.75%。堀が痩せて残る割合は 1/3 に下がり、g は 3% に鈍る。長く続く稼ぎ ≒ 9.3%、そこから出る PER は約 17 倍。ここでは利益が先細りと見て、約 14.5 倍に置いた(中立の 7 割へ引き上げない)。

確率:足元でNEXCO東日本の発注が減り、受注残も1割減っている。慎重な主張の根拠は事実なので、やや悲観に2割強を置いた。

悲観 8% 補修が先送りされ、競争で値段も崩れる 利益 69 億円 · PER 10.0 倍 · 株価時価総額 382 円767 億円

公共予算が社会保障や防衛に回り、点検はするが補修は先送りされる運用が定着する。施工量は10年で0.75倍まで落ちる。

高速道路会社は更新を床版取替中心に絞り、補修専業への発注が減る。大手ゼネコンとPS系が小口にも入り、入札では値下げ競争になる。値段は1.15倍と物価にまったく追いつかない。技能者の賃金は上がるので、工事の営業利益率は10%まで下がる。

材料も水道管や耐震の需要が伸びず、値段が下がる。還元は維持できず、利益の8割台に落とす。

純利益は今の4割強まで縮む。稼ぐ力が資本コストを下回り、ためた利益も額面を下回る価値でしか見られなくなる。

  • 補修・補強工事:数量 60.2(標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア))× 価格 12(標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 693 億円・営業利益 69 億円。施工量 0.75 倍・値段 1.15 倍・営業利益率 10%
  • 工事材料:数量 151(標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る))× 価格 0.58(標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目))→ 売上 87 億円・営業利益 17 億円。出荷 0.85 倍・値段 1.15 倍・営業利益率 20%

倍率:ROE 約 6% で k 6.75% に届かない。ためた利益は額面を下回る価値なので PER の上限は 1÷k ≒ 14.3 倍。縮む事業の稼ぎには更に低い 10 倍を置いた。

確率:補修需要は老朽化の事実に支えられ、消えにくい。それでも予算の制約と競争の激化が重なる構造的な負けは起こりうる。1割弱を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

補修・補強工事

橋・トンネルなどコンクリート構造物の補修・補強。高速道路会社・国・自治体が発注者で、工法と材料は自前。

数量標準工事の数(10 億円相当・2026/06 期の値段で測る。補修補強の市場 × シェア)価格標準工事 1 件あたりの値段(億円・名目)売上営業利益
今 2026/06 80.3 10 803 180
10 年後 中立 86.7 13 1,162 244

取り方:国内で専業・中堅が競える補修補強工事の市場を約 6,000 億円(実質)と推定し、シェア約 13% で 803 億円(標準工事 80.3 件分・1 件 10 億円)。市場は維持管理予算約 6 兆円のうちコンクリート構造物の補修補強が 2 割弱(約 1 兆円)、そのうち専業が取れる分を 6 割とみた。幅の大きい推定。営業利益は全社の営業利益 208 億円から材料の分を引き、販管費を売上比で配分して約 180 億円。

工事材料

補修用の接着剤・耐震材料・水道管用カップリング材などの製造販売。自社のヤシオ工場(2025/12 完成)で作る。

数量標準出荷の数(0.5 億円相当・2026/06 期の値段で測る)価格標準出荷 1 件あたりの値段(億円・名目)売上営業利益
今 2026/06 178 0.50 89 28
10 年後 中立 205 0.67 137 41

取り方:工事材料売上 89 億円。全社の売上総利益 267 億円から工事の粗利(803 億円×29.0%)を引いた約 34 億円が材料の粗利。販管費を配分して営業利益を約 28 億円と推定。

リスクと懸念

高速道路会社の発注の波

工事売上の6割強が高速道路会社に偏る。今期はNEXCO東日本向けの受注が90億円ほど減り、受注残も1割減った。大規模更新が計画の4割超まで進み、大型の新規発注は落ち着いてきた。一社の発注方針が変われば、受注は大きく揺れる。分散の途上にあるが、すぐには変わらない。

利益率が山にある

営業利益率は23%と過去最高圏にある。工事の粗利率は選別受注と設計変更の獲得で29%に乗った。競合が補修に本腰を入れたり、採算の低い大型案件が混ざったりすれば、10年で数ポイント下がる。2008年ごろは7%まで落ちたことがある。今の水準を前提にした見方は危うい。

技能者の不足と施工量の頭打ち

補修の需要が増えても、現場に入れる施工班の数が上限になる。高齢化に加え、2024年から残業の上限規制が始まった。人を増やせば固定費が重くなる。需要を取りこぼすことが、数量の伸びを縛る。採用と育成には年単位の時間がかかる。

公共予算が物価に追いつかない

維持管理の予算は、名目では緩やかに増える見通しだが、物価3%の世界では実質で横ばいから微減になりうる。国の関心が防衛や社会保障に移れば、補修は先送りされる。需要の土台は確かでも、予算化の速度は読めない。補修が先送りされる年が続けば、会社の受注残が痩せる。

床版取替に強い競合の台頭

NEXCO3社の追加更新約1兆円は、中心が床版の取り替えと桁の架け替えだ。この分野はピーエス三菱やオリエンタル白石が強い。補修専業が取れるのは、傷みの小さい橋の補強や耐震に寄る。大型の取り分は読めない。補修専業の強みが活きる小口と、取り合いになる大型を分けて見る必要がある。

中期経営計画の未達と海外の遅れ

中期経営計画2027の最終年度の目標は、売上1,000億円、営業利益220億円だった。会社の見通しは、売上900億円、営業利益210億円と下回る。海外は香港・タイ・北米で黒字になったが、金額はまだ小さい。成長の柱として期待しすぎるのは危うい。

工事の品質事故と施工の責任

補修は人の通る橋やトンネルの安全に直結する。施工の不備が事故につながれば、指名停止や補償で受注と利益が大きく傷む。これまで大きな不祥事はないが、現場が多く、起きる確率はゼロではない。品質管理の費用は今後も増える。

今後の分かれ目

NEXCO東日本の耐震補強などの発注が戻り、受注残が計画の775億円へ積み上がる
高速道路会社の谷は短く終わる。やや楽観の筋書きに確率を移してよい。会社の来期の見通し(営業利益210億円)が達成できる。
高速道路の追加更新で、補修専業向けの発注が目立って増える
床版取替中心という見立てが外れる。施工量は強気の水準に近づき、楽観の筋書きの確率が上がる。
工事の粗利率が28%を割り込み、営業利益率が20%を下回る
利益率が山を越えた合図だ。やや悲観の筋書きに確率を寄せ、10年の価値を見直す。
自治体や国の補修予算が、防衛や社会保障に押されて削られる
補修の先送りが始まる。施工量が減り、悲観の筋書きの確率が上がる。
総還元性向が9割を割り、買収や設備投資で現金を使い出す
資本配分が変わる合図だ。投資先の稼ぎが資本コストを上回るかを確かめる。上回らなければ、余った現金の価値を割り引く。
大手ゼネコンやPS系が補修専業を買収する、またはTOBの話が出る
支配株主が現れる局面になる。財団など大株主の動きを見る。価格が本質価値を下回るなら、会社には手を打つ余地がある。

見ておくもの

  • 高速道路会社別の受注高と受注残(とくにNEXCO東日本の耐震補強)
  • 工事の粗利率と営業利益率(28%・20%が分かれ目)
  • 自治体・国の補修予算の動き(強靱化の実施中期計画の執行速度)
  • 総還元性向と自社株買いの実績
  • ヤシオ工場の稼働と工事材料の売上、海外の黒字の積み上がり

倍率と資本コストの決め方

倍率は、事業のROE・資本コスト(7.0%)・成長(3.5%)から式で出し、今の株価や同業の倍率は見ていない。中立は式の上限の約8割に置き、床に合わせていない。施工量は、需要の土台と技能者の制約から10年で1.08倍とし、値段は物価並みの1.34倍を基本にした。市場の大きさは公的な数字が無く、約6,000億円・シェア約13%は推定で、幅が大きい。余った現金は運転資金の波を引いて180億円とした。純現金のまま足すと価値を過大にみる。リースは事務所・車両中心で小さく、新リース会計基準での数字の形の変化は、10年後の数字を家賃を費用に入れた今の形でそろえて避けた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 21→22.92 倍・やや楽観 PER 18.5→21.96 倍・中立 PER 17→21.12 倍)。

資本コスト 6.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(建設業)の AI 分析

割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 ナカボーテック1787 港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い 本質価値との差 +41.3% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

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  3. NEXCO3社が1兆円の新たな更新計画(日経クロステック)

分析日 2026-10-19