株譜
AI 銘柄分析 · 建設業 · 試作

ナカボーテック 1787

港湾の防食で首位級の専業。株主が替わり資本が軽くなった今の値は、利益の質に見合う水準より低い

割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)7,769 円168 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,500 円119 億円差 +41.3%
10 年後から見ると 割安 価値 7,769 円168 億円 · 差 +41.3% · 期待の年率 +9.8%
期待の年率リターン(10 年)+9.8%資本コスト比 +2.6 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ナカボーテックは、港や橋、パイプラインなどの鉄とコンクリートを腐食から守る防食工事の専業会社である。海の構造物に微弱な電気を流してさびを止める「電気防食」を祖業に持ち、売上の約6割を港湾が占める。筆者の結論は、今の時価総額は中立の見通しより低く、やや割安というものだ。

稼ぎの源は、老朽化する港湾施設の補修と、民間の発電所・タンク・地中配管の防食である。国の港湾の係留施設は2040年に7割が建設後50年を超える。需要は途切れにくい。一方で物価が年3%上がる世界では、売上を200億円に載せる2035年の目標も、数量はほぼ横ばいの計画でしかない。伸びを見込みすぎない。

2026年8月に株主が入れ替わった。筆頭株主の三井金属が持株を手放し、ヒューリックが約2割を取得した。会社も同時に約17億円で自社株を買い、自己資本は約94億円から約69億円へ縮んだ。配当性向70%の方針と合わせると、資本が小さくなる分、ROEは13%前後へ上がる。

中立では10年後に売上約200億円、営業利益約17億円、純利益約12億円。倍率は13倍台と置き、余った現金と10年の還元を足して、今の時価総額122億円を上回る。ただし公共工事への依存と、数量の伸びの乏しさは割り引いて見る必要がある。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、これは「小さいが、仕事の質が確かな会社」である。防食は、止められない仕事だ。港湾の鋼管杭は放っておけばさびて、数十年で使えなくなる。その手当てを75年のデータで正確に行えることが、顧客に選ばれる理由になる。

オーナー利益、つまり株主に自由に残る利益は、純利益に近い。設備投資は年1.7億円と軽く、工事は協力会社に任せるので資産も重くならない。無借金で、現金は事業に要る以上にある。利益の大半を配当と自社株買いに回しており、資本の配り方に迷いは見えない。

気になるのは、成長の質だ。会社は売上を2035年に200億円、2051年に300億円に伸ばすと掲げるが、物価が年3%上がる世界では、200億円は数量が増えない計画に近い。筆者は、「成長」より「今の稼ぎを守りながら余った現金を返す会社」と見る。そう見れば、今の値段は安全域が薄くない。

主要株主の入れ替わりも見ておきたい。三井金属が手を引き、ヒューリックが入った。目的が受注の連携にとどまるのか、将来の子会社化まで視野にあるのかで、少数株主の取り分は変わる。

何で稼ぐ会社か

ナカボーテックの仕事は、鋼構造物とコンクリート構造物の「さび止め」である。設計から施工、維持管理までを一貫して請け負い、防食の材料や装置も自社で作って売る。事業は対象の施設別に、港湾、地中、陸上、その他の4つに分かれる。

港湾は2026年3月期の売上の約59%、88億円を稼ぐ主力だ。岸壁や桟橋、護岸の鋼管杭にアルミ合金の陽極を取り付け、海水中で電流を流してさびを抑える。発注者は国や港湾管理者が中心で、元請けのゼネコンから受ける仕事もある。完成工事高のうち官公庁向けは54.7%、民間向けは45.3%で、10%を超える単独の取引先はない。

地中は、ガス管や水道管などの埋設管の防食で、売上は約31億円。新設は減っており、調査・点検と更新が中心になった。陸上は発電所やタンクなどで約10億円と小さい。その他は約20億円で、橋梁などコンクリート構造物の電気防食(RC電気防食)、防食材料の販売、洋上風力向けが入る。

従業員は282人と少ない。施工の多くは協力会社に任せ、自社は設計・診断・施工管理・材料に集中する。受注残は34億円で、売上のおよそ2か月半分。仕事は年度末の3月に完成が集中し、4〜6月期は赤字になりやすい(2025年・2026年とも赤字)。第1四半期の赤字は季節要因で、通期の判断には使えない。

優良さと弱いところ

この会社の強みは、75年分の防食の実測データと、港湾の電気防食で積み上げた実績である。防食は「やって当たり前、失敗すれば大事故」の仕事で、発注者は新規の業者に任せにくい。コンクリート構造物の電気防食では1986年に土木研究所と実証を始め、国内の先駆けで、シェアも首位という。ここが堀、つまり他社がまねしにくい強みだ。

数字にも出ている。営業利益率は直近12年で8〜10%に収まり、無借金で自己資本比率も7割台と高い。受注の山谷が小さく、赤字の期は過去に見当たらない。ROEは10年の中央値で10%、直近は12.7%だった。

弱みも書いておく。第一に市場が小さい。電気防食の市場の規模は開示がなく、同業の日本防蝕工業などとシェアを分け合う小さな専業だ。第二に、官公庁の予算に左右される。第三に、技能者が足りない。平均年間給与が前年比9%上がったことは、人件費の重さを示す。第四に、鋼構造物が他の素材に置き換わる長期のリスクもある。

経営は、工事の売り切りから、データを使った点検・予測・長期保証に軸足を移す方針だ。筆者は方向として正しいと見る。ただ収益構造が変わるのは時間がかかる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

防食工事の需要は、老朽化した社会資本の補修から出る。国土交通省によれば、港湾の係留施設は2040年に7割が建設後50年を超える。橋の4割以上もすでに50年を超えた。壊れてから直す事後保全から、傷む前に手当てする予防保全へ政策が動いており、防食の出番は増える。

ただし数量の伸びは小さい。港湾の維持管理は予算と人手に縛られ、2026年4月には国が点検頻度を緩める指針を改めた。施工できる技能者が足りず、「受けたくても受けられない」状態もある。筆者は、港湾の数量は10年で数%の増にとどまると見る。

新しい需要の芽は2つある。1つは洋上風力で、水中部分の防食と保守に電気防食が使える。中期経営計画は、洋上風力関連で3年後に7.5億円の増収を見込む。もう1つは国策・防衛の港湾整備で2億円の増収。いずれも国の政策次第で、遅れやすい。

地中は、埋設管の新設工事が減っているので、調査・点検の省人化で収益を守る分野だ。競合は日本防蝕工業をはじめとする防食専業と、ゼネコン系の防食部門、海外からの防食材料である。値決めの力は強くなく、人件費と材料費の上昇を転嫁できるかが勝負になる。業種ノートに電気防食の節はなく、市場の数量は会社の開示と国の統計で置いた。

資本政策と M&A

還元は配当が中心で、配当性向70%の方針が続く。2026年3月期の配当総額は約8.2億円。2027年3月期は純利益9.2億円の予想に対して配当性向69%を見込み、新しい中期経営計画では「安定配当と機動的な自社株買い」とされた。

2026年8月3日に大きな動きがあった。筆頭株主だった三井金属が持株の約30%を全部手放し、資本技術提携を解消した。20.06%をヒューリックが取得し、会社自身も290,500株を約17.2億円で自社株買いした。ヒューリックは保有する建設会社とのつながりで受注を広げたい意向とされる。取得価格は開示されていない。

自社株買いで自己資本は約17億円減った。2026年3月末の約94億円から、6月に払った配当の約8億円と合わせて、約69億円が今の流れの起点になる。取得した自己株式を消却するかどうかは、開示から確認できなかった。

三井金属が抜けた後の防食材料(陽極)の調達や、技術面の影響は、開示からは読み取れなかった。TOBの可能性は、ヒューリックが22.8%を持つことから、一定程度あるとみる(kabufuの参考値は10年以内17.9%)。ただし価格や意図が不明なので、価値の計算には入れていない。株主優待は実施していない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

防食は止められない仕事で、国の政策も追い風だ。港湾の係留施設は2040年に7割が建設後50年を超え、国は国土強靱化の実施中期計画で補修に20兆円超を投じる。電気防食の技術と75年分のデータを持つ会社は、新規の参入が難しい。

新しい中期経営計画は、洋上風力で3年後に7.5億円、国策・防衛の港湾整備で2億円の増収を見込む。洋上風力は水中の防食と保守が長期の収益になりうる。工事の売り切りから、診断・予測・30年の長期保証へ変われば、売上は積み上がり、営業利益率は10%を超える。会社の目標どおり、2028年に売上165億円、営業利益16.5億円になる。

資本の面でも追い風だ。ヒューリックという事業会社が株主に入り、建設会社の網を通じて受注を取れる。自社株買いで資本は軽くなり、ROEは13%を超える。配当性向70%に自社株買いが乗れば、10年の還元の合計は今の時価総額の7割に迫る。会社が目標に掲げるPER20倍台に近づけば、値は大きく動く。

慎重な見方

売上の伸びが物価に追いつかない。2015年3月期の売上は111億円、2026年3月期は149億円で、11年で34%の増にとどまる。この間に物価が上がった分を考えると、実質の数量は伸びていない。新しい中計の200億円も、物価を載せれば横ばいの計画だ。

港湾は官公庁の予算で動き、国は点検の頻度を緩める方向にある。技能者は足りず、平均給与は前年比9%も上がった。官公庁の入札は価格で決まりやすく、材料と人件費の上昇を全部は転嫁できない。人件費の上昇を転嫁できなければ、営業利益率は8%台から落ちる。洋上風力は遅れやすく、中計の7.5億円の増収は政策次第で消える。

株主の入れ替わりにも不確かさが残る。三井金属は技術提携を解消した。陽極材の調達や技術の支えがどうなるかは開示がない。さらに、2026年8月の自社株買いで自己資本は約17億円減り、財務の余裕は薄くなった。第1四半期は営業赤字で、季節要因とはいえ、公共工事に収益を頼る構造は変わらない。小さな会社が、国の方針転換ひとつで受注を失う怖さも消えていない。

どちらに重みを置いたか

港湾の防食という仕事の質については強い見方に分がある。数量の伸びの乏しさ、公共予算への依存、人件費の上昇については慎重な見方が当たっている。そこで確率は、中立に4割を置き、やや楽観とやや悲観をほぼ同じ重さにした。楽観は洋上風力と長期保証が実を結ぶ道筋に8%、悲観は価格競争と予算の削減に10%を置いた。倍率は式の上限より引き、事業の小ささと公共依存を反映している。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 10,235 円222 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,812 円83 億円)。 今の値に割り戻すと 7,769 円168 億円、今との差 +41.3%、 期待の年率 +9.8%(資本コスト 7.2%)→ 割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 22,004 円476 億円 5,727 円124 億円 +404.2% +17.6% 2,219 円48 億円
やや楽観 22% 14,706 円318 億円 4,582 円99 億円 +250.7% +13.4% 4,243 円92 億円
中立 40% 11,034 円239 億円 3,991 円86 億円 +173.2% +10.6% 6,010 円130 億円
やや悲観 20% 3,644 円79 億円 2,822 円61 億円 +17.6% +1.6% 1,293 円28 億円
悲観 10% 970 円21 億円 1,848 円40 億円 −48.8% −6.5% 282 円6 億円
加重平均100% 10,235 円222 億円3,812 円83 億円 +155.4% +9.8% 14,047 円304 億円

今の株価時価総額 5,500 円119 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 知識集約型への転換が実る 利益 22 億円 · PER 21.8 倍 · 株価時価総額 22,004 円476 億円

洋上風力の水中防食と保守が長期契約になり、中計の「工事の売り切り」から「診断・予測・長期保証」への転換が実を結ぶ。港湾でも国策・防衛の拠点整備を受注し、港湾の施工量は今より2割増える。その他の分野は洋上風力、RC電気防食、海外(東南アジアのODA案件)が重なって施工量が2倍強になる。人件費の上昇は協力会社網とROV(遠隔操作の水中ロボット)の活用で吸収し、営業利益率は11%台まで上がる。ヒューリックの建設会社網も受注に効く。ただし単価は物価を少し上回る程度にとどまり、官公庁の入札の価格条件は変わらない。還元は配当性向70%に機動的な自社株買いが乗り、純利益の約8割を株主に返す。

  • 港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC):数量 420(防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡))× 価格 0.36(1千㎡当たり売上(億円))→ 売上 152 億円・営業利益 24 億円。営業利益率16%
  • 地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食):数量 1,000(工事・点検の件数(件))× 価格 0.06(1件当たり売上(億円))→ 売上 56 億円・営業利益 6 億円。営業利益率10%
  • その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売):数量 700(施工・販売の案件数(件))× 価格 0.08(1件当たり売上(億円))→ 売上 59 億円・営業利益 8 億円。営業利益率14%

倍率:事業の純利益 21 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 24.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.8 倍 + 余った現金(戻り方込み)12 億円。全体の PER 21.77 倍、時価総額 476 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:洋上風力の長期契約化と工事の売り切りからの転換が同時に実を結ぶ筋書きで、公共依存の事業では実現の確度が高くない。

やや楽観 22% 中計の目標に近い成長 利益 15 億円 · PER 20.3 倍 · 株価時価総額 14,706 円318 億円

中計の目標(2028年に売上165億円、営業利益率10%)に近い形で進む。洋上風力は遅れながらも立ち上がり、国策・防衛の港湾案件が積み上がる。港湾の施工量は4%増にとどまるが、予防保全のデータを使った提案で単価は物価をやや上回り、営業利益率は15%に届く。港湾は老朽化した岸壁の補修が増え、工事の規模も大きくなる。その他は施工量が6割増え、洋上風力・RC防食・新製品が貢献する。地中・陸上は点検の省人化で採算を守る。全社の営業利益率は9.5%前後で、本社費の物価上昇を吸収しても会社の目標の10%には届かない。株主還元は純利益の約8割で、配当と自社株買いが続く。

  • 港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC):数量 375(防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡))× 価格 0.35(1千㎡当たり売上(億円))→ 売上 129 億円・営業利益 19 億円。営業利益率15%
  • 地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食):数量 960(工事・点検の件数(件))× 価格 0.05(1件当たり売上(億円))→ 売上 51 億円・営業利益 4 億円。営業利益率8.5%
  • その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売):数量 520(施工・販売の案件数(件))× 価格 0.08(1件当たり売上(億円))→ 売上 42 億円・営業利益 5 億円。営業利益率12.5%

倍率:事業の純利益 15 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 18.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.2 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.2 倍 + 余った現金(戻り方込み)12 億円。全体の PER 20.25 倍、時価総額 318 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:26中計の目標に近い道筋。老朽化需要は確かで、実現の確度は中程度。

中立 40% 中立:数量は横ばい、物価は価格に載る 利益 12 億円 · PER 19.0 倍 · 株価時価総額 11,034 円239 億円

売上は2036年3月期に約200億円と、会社の2035年目標とほぼ同じになる。物価の上昇を価格に載せられても、数量はほぼ横ばいで、港湾は予算と人手の制約で2〜3%の増、地中・陸上は埋設管の新設減で1割ほど減り、その他だけが3割増える。営業利益率は直近12年の山(10%)に届かず、8%台前半に収まる。本社費や研究開発費も物価で増えるためだ。純利益は約12億円。還元は配当性向70%に自社株買いが少し乗り、純利益の約8割。ヒューリックは受注の連携にとどまり、少数株主の取り分を損なう動きはない。第1四半期の赤字が続く季節性は変わらず、工事の完成は3月に集中する。10年の間に新しい中期経営計画が2回改まり、売上200億円の目標は達成されるが、利益率は目標の10%に届かない。

  • 港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC):数量 360(防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡))× 価格 0.34(1千㎡当たり売上(億円))→ 売上 121 億円・営業利益 17 億円。営業利益率14%
  • 地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食):数量 930(工事・点検の件数(件))× 価格 0.05(1件当たり売上(億円))→ 売上 48 億円・営業利益 4 億円。営業利益率8%
  • その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売):数量 430(施工・販売の案件数(件))× 価格 0.08(1件当たり売上(億円))→ 売上 34 億円・営業利益 4 億円。営業利益率11%

倍率:事業の純利益 12 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.0 倍 + 余った現金(戻り方込み)12 億円。全体の PER 19.02 倍、時価総額 239 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:数量は横ばいで物価を価格に載せる、最も自然な道筋。会社自身の2035年目標とも近い。

やや悲観 20% 官公庁予算の先送りと人件費高 利益 7 億円 · PER 9.4 倍 · 株価時価総額 3,644 円79 億円

官公庁の補修予算が先送りされ、港湾の施工量は今を下回る。人件費の上昇を価格に載せきれず、単価は物価を下回る上がり方になる。洋上風力は2030年代まで遅れ、中計の増収は実現しない。異業種の参入や海外製の防食材料との競争も強まり、営業利益率は5%台まで下がる。それでも無借金で現金が厚く、赤字にはならない。配当は利益に連動して細り、純利益の75%ほどを返す。自己資本は配当と利益のバランスでほぼ積み上がらず、資本の効率はこれ以上高まらない。港湾の工事は大型化せず、地中・陸上の件数も減るため、固定費の本社費が重くなる。

  • 港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC):数量 335(防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡))× 価格 0.31(1千㎡当たり売上(億円))→ 売上 104 億円・営業利益 13 億円。営業利益率12%
  • 地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食):数量 840(工事・点検の件数(件))× 価格 0.05(1件当たり売上(億円))→ 売上 40 億円・営業利益 2 億円。営業利益率6%
  • その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売):数量 360(施工・販売の案件数(件))× 価格 0.07(1件当たり売上(億円))→ 売上 25 億円・営業利益 2 億円。営業利益率8%

倍率:ROE 7.6% は k 7.25% とほぼ同じで、正当化 PER は 13.4 倍。新しく投じる資本の稼ぎが k を超えない筋書きで、官公庁予算の先送りと値崩れが重なるので、上限の 7 割の 9.4 倍に置いた。余った現金は戻り方 1.0 の 0.75 倍(谷で食う分を引く)。

確率:官公庁予算の先送りと人件費の転嫁の失敗は、過去の数量の停滞を見ると十分ありうる。

悲観 10% 構造的に優良さを失う 利益 0 億円 · PBR 0.3 倍 · 株価時価総額 970 円21 億円

構造的に負ける筋書きである。洋上風力が国の方針転換で大きく縮み、港湾でも点検頻度の緩和と予算の削減で補修が先送りされる。海外製の安い防食材料と異業種の参入で値崩れが起き、単価は物価に追いつかず今と同水準にとどまる。技能者を確保できず施工量が3割落ち、固定費の本社費は残って営業利益はほぼゼロになる。三井金属の提携解消で技術・材料の支えも細る。それでも無借金で純現金があり、倒産には至らない。事業の稼ぐ力はほぼなく、価値は純現金のかなりの部分に近い床で測る。自己資本は損失と減損で積み上がらず、配当も数年で止まる。10年の還元の合計は、中立の半分以下にとどまる。それでも会社が消えるわけではなく、港湾の老朽化は進むので、需要は一定程度残る。

  • 港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC):数量 290(防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡))× 価格 0.26(1千㎡当たり売上(億円))→ 売上 75 億円・営業利益 5 億円。営業利益率7%
  • 地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食):数量 650(工事・点検の件数(件))× 価格 0.04(1件当たり売上(億円))→ 売上 26 億円・営業利益 1 億円。営業利益率3%
  • その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売):数量 200(施工・販売の案件数(件))× 価格 0.06(1件当たり売上(億円))→ 売上 12 億円・営業利益 0 億円。営業利益率3%

倍率:稼ぐ力はほぼゼロ(純利益 0.3 億円)で、価値は純現金の床で測る。今の自己資本 69 億円ではなく、純現金約 22 億円から預り金・未成工事受入金などの約 2 億円を引いた約 20 億円を床とし、自己資本 70 億円に PBR 0.30 を掛けて約 21 億円に置いた。

確率:洋上風力の縮小と値崩れが重なる構造的な負けは起こりにくいが、小さな専業にとって無視できない確率として置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

港湾(電気防食・被覆防食・港湾RC)

岸壁・桟橋・護岸の鋼管杭などに電気防食や被覆防食を施工する主力。国や港湾管理者、ゼネコンから受注する。

数量防食した構造物の面積に相当する施工量(千㎡)価格1千㎡当たり売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 351 0.25 88 13
10 年後 中立 360 0.34 121 17

取り方:2026年3月期の港湾の売上87.7億円を、電気防食の平均的な施工単価の推定(1㎡あたり約2.5万円)で割って施工量を逆算した推定値。面積の開示はない。価格は人件費・材料費の上昇を転嫁できる範囲で、中立は物価並みの1.34倍。営業利益は港湾の採算を14.5%と推定(開示は4区分の売上のみ)。

地中・陸上(埋設管・発電所・タンクの防食)

ガス管・水道管など埋設管と、発電所・タンク等の防食の調査・点検・更新。新設は減り、点検と更新が中心。

数量工事・点検の件数(件)価格1件当たり売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 1,040 0.04 42 4
10 年後 中立 930 0.05 48 4

取り方:地中31.2億円と陸上10.4億円を合算し、1件約400万円と推定して件数を逆算した。件数の開示はない。埋設管の新設減に対し調査・点検が増えるが、件数は10年で1割ほど減るとみる。価格は競争と予算の制約で物価をやや下回る1.30倍。営業利益率は9%と推定。

その他(RC電気防食・洋上風力・防食材料の販売)

橋梁などコンクリート構造物の電気防食(国内首位)、洋上風力向けの防食、防食材料・装置の販売、海外。

数量施工・販売の案件数(件)価格1件当たり売上(億円)売上営業利益
今 2026/03 330 0.06 20 2
10 年後 中立 430 0.08 34 4

取り方:その他19.8億円を1件約600万円と推定して案件数を逆算した推定値。26中計は洋上風力関連で+7.5億円、装置更新の掘り起こしで+2.5億円、新商品で+1.0億円の増収を見込むので、中立は10年で1.3倍の案件増、価格は1.30倍。営業利益率は12%と推定。

リスクと懸念

公共予算への依存

売上の約55%は官公庁向けで、港湾の維持管理費は国や自治体の予算に縛られる。国土強靱化の計画があっても、他の政策に予算が回れば補修は先送りになる。点検の頻度を緩める国の指針の改定は、防食の需要を薄くする方向にも働く。

技能者不足と人件費

従業員は282人と少なく、施工は協力会社に頼る。平均年間給与は前年比9%上がった。働き手が足りなければ、仕事があっても受けられず、人件費の上昇を価格に転嫁できなければ営業利益率が下がる。

洋上風力の遅れ

中期経営計画は洋上風力関連で3年後に7.5億円の増収を置く。国の洋上風力の入札や建設が遅れれば、この伸びは先送りになる。成長の中心を政策に頼る点が弱みだ。

株主の入れ替わりと提携の解消

三井金属との資本技術提携が解消された。防食材料の調達や技術面への影響は開示から読めない。ヒューリックの取得価格と将来の意図も不明で、少数株主にとって追加の取得や子会社化のどちらもありうる。

競争と材料の高騰

防食専業の同業、ゼネコン系の防食部門、海外から入る防食材料との競争がある。アルミ地金など原材料の高騰を価格に転嫁できないと利益が減る。鋼構造物が他の素材に置き換わると、長期の需要が細る。

自己資本の縮小

2026年8月の自社株買いで自己資本は約17億円減った。事業は無借金で現金も厚いが、公共工事の入金は年度末に偏る。工事の失敗や貸倒れ、不祥事があれば、薄くなった資本でのダメージは大きい。

今後の分かれ目

洋上風力関連の受注が中計どおり立ち上がったら
やや楽観・楽観の確率を上げる。工事の売り切りから長期保証へ転換できているかが目印になる。
官公庁の防食予算が削られ、港湾の受注残が減り続けたら
やや悲観に重みを移す。数量の伸びがなく、価格転嫁も止まる筋書きに近づく。
ヒューリックが持株を増やす、または公開買付けを示したら
価格と条件を見て判断する。価格次第では少数株主の取り分が本質価値を下回る可能性がある。
営業利益率が10%を超える年が続いたら
知識集約型への転換が実を結んだと見て、中立の営業利益率を上げ、倍率の位置も見直す。
自社株買いや増配など、追加の還元が出たら
余った現金の戻り方の前提が確かめられる。還元が続くなら、現金の扱いをより厚く見てよい。
三井金属の提携解消で材料の調達コストが上がったら
営業利益率の前提を下げる。港湾の価格転嫁の力が試される局面になる。

見ておくもの

  • 26中計の進捗(売上165億円・営業利益率10%超)
  • 受注残高と官公庁向けの比率
  • 洋上風力・国策防衛案件の受注開示
  • ヒューリックの持株比率と提携の中身
  • 平均給与と施工の協力会社の体制
  • 自社株買いと配当の追加

倍率と資本コストの決め方

港湾・地中陸上・その他の3つに分け、実質の施工量(面積や件数の推定)×名目の単価で10年を積み上げた。単価は中立で物価並み(港湾1.34倍、地中陸上・その他1.30倍)に置き、数量は中計の売上200億円の目標とほぼ同じになるよう、実質の伸びをほぼ横ばいに抑えた。自己資本は、自社株買い後の69億円から純利益の合計を足し、還元を引いて流した。倍率は正当化PERの7〜8.5割で、今の株価や同業の値付けは見ていない。悲観は純現金に近い床で置いた。店や事務所は賃借と見られるが、リースの約束額は開示から確認できなかった。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17.6→21.77 倍・やや楽観 PER 15.2→20.25 倍・中立 PER 13.4→19.02 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality 0 を足した 7.5%。傾いた事業ではなく上乗せは置かない。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.50% → 7.25%。

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割安 TANAKEN1450 解体の元請に特化した無借金の高収益会社。人手が成長の天井だが、今の値段は割安側に傾く 本質価値との差 +117.3% · 10 年 割安(年 +14.8%) 割安 住友林業1911 米国最大M&Aで戸数は全米5位級、のれん償却と米金利の重荷が晴れれば今の安値は行き過ぎと見る 本質価値との差 +73.1% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 守谷商会1798 長野の中堅ゼネコン。純利益は史上最高の山で、10年の稼ぐ力に戻して測っても純現金の厚さで割安が残る 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 大東建託1878 相続税対策の建築と136万戸の一括借上げ管理という資産を使わず稼ぐ二本柱で、着工減・空室・金利の逆風を確率で織り込んでも今の値段はやや割安に見える 本質価値との差 +68.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 東建コーポレーション1766 国内の賃貸アパート一本。厚い現金は創業家支配の下で戻る保証がなく半分だけ数えるが、10年の中立で今の値段はやや割安 本質価値との差 +68.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 美樹工業1718 姫路の地場ゼネコンにセキスイハイムの販売を併せ持つ。ならした利益で見ても今の値段にはやや安全域がある 本質価値との差 +63.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 新日本建設1879 千葉の建設と分譲マンションで稼ぐ堅い会社。開発の高利益は続かず、厚い現金も株主に戻る保証が弱く、今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +62.3% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 徳倉建設1892 名古屋の中堅ゼネコン。厚い現金は安全域だが利益は山の高さにあり、値段は適正圏 本質価値との差 +61.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 長谷工コーポレーション1808 首都圏シェア3割超の「特命受注」で稼ぐマンション専業最大手。国内縮小の重石はあるが、今の値段は本質価値を 1 割半ほど下回る。 本質価値との差 +60.0% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 大和ハウス工業1925 国内の縮小を米国とデータセンター・物流で埋め、ROE10%前後を保てば、利益の倍率でも借金を足したEVでも今の値段はやや割安。米国の金利と不祥事は確率で織り込んだ 本質価値との差 +59.7% · 10 年 割安(年 +11.9%) 割安 積水ハウス1928 国内の縮小を賃貸・都市再開発の含み資産とMDC買収後の米国で埋める構図。今のPBR1.03倍は中立ROE10%前後に対して割安寄り 本質価値との差 +59.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 南海辰村建設1850 親会社の鉄道・商業施設の工事に支えられる小粒のゼネコン。現金が厚く、稼ぐ力に比べて値段は低い 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 ソネック1768 東播磨の地場ゼネコン。今期は大型の完成が重なった山で、ならした稼ぐ力から見ると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +57.0% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 千代田化工建設6366 最高益は一過性。優先株を返し終えてからが普通株主の本番で、稼ぐ力は年 200 億円台と見る 本質価値との差 +54.9% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 田辺工業1828 プラント保全の安定した稼ぎと厚い純現金が支えだが、最大顧客への依存と利益率の山が重なり、10年の価値は今の時価総額とほぼ同じ 本質価値との差 +52.2% · 10 年 割安(年 +11.1%) 割安 サイタホールディングス1999 砕石と生コンで稼ぐ福岡の土木会社。現金が時価総額に迫る割安さは本物だが、受注の薄さと還元の乏しさが重しになる 本質価値との差 +45.4% · 10 年 割安(年 +11.5%) 割安 三晃金属工業1972 金属屋根の専業で、実質無借金。現預金が時価総額の6割あるが、利益は薄く、新築の縮みが重い 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 第一カッター興業1716 コンクリート切断・穿孔の最大手。利益率は谷から戻りかけ、時価総額の半分強が現金という会社 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 川崎設備工業1777 関電工が5割を握る設備工事会社。利益率13%は山で、10年で測ると今の値段はおおむね適正 本質価値との差 +43.7% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 藤田エンジニアリング1770 無借金で純現金が時価総額の 4 割強。事業は堅実だが現金の使い方が課題。10 年の見立ては適正 本質価値との差 +43.1% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 協和日成1981 東京ガス向けのガス管・給湯工事が売上の半分強。利益は薄いが、時価総額に近い金融資産を抱える 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 太洋基礎工業1758 名古屋の基礎工事の専門会社。現金は時価総額の8割に迫るが、筆頭株主の下で眠ったまま。今の値段はほぼ適正で、割安とは言えない 本質価値との差 +35.2% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 暁飯島工業1997 茨城の設備工事の老舗。改修の波で稼ぎは山にあるが、厚い現金を引くと事業の値段は控えめ 本質価値との差 +34.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 ライト工業1926 地盤と斜面の専業は堅実だが、利益率は山の上にある。10年でならすと、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +8.7%) 割安 ショーボンドホールディングス1414 補修に絞った高収益の会社。利益は山に近いが、10年でならしても今の値段には少し余裕がある 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +8.8%) 割安 NITTOH1738 名古屋の地味な改修・防除会社。無借金で現金も厚く、利益の安定に対して値段はやや安い 本質価値との差 +32.4% · 10 年 割安(年 +10.2%) やや割安 三東工業社1788 公共土木に支えられた滋賀の小さなゼネコン。現金は厚いが、利益は景気と受注で大きく揺れる 本質価値との差 +29.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 テノックス1905 杭と地盤改良の専門工事会社。自社の工法を設計に織り込む力はあるが、下請けの宿命で利益は薄く、中立で今の値段並み 本質価値との差 +26.4% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 セレコーポレーション5078 東京のアパートを建てて管理し続ける会社。厚い現金の戻りを半分とみて、価値は今の時価総額並みと見る。 本質価値との差 +25.9% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 明星工業1976 保温・保冷工事の専門会社。利益の安定と厚い現金は本物で、残る問いはその現金を株主に返すかどうかだ 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 錢高組1811 資産は厚いが稼ぐ力が薄く、株主に届かない資産では今の値段は少し高い 本質価値との差 +24.8% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 北野建設1866 長野と首都圏で民間建築を請け負う中堅ゼネコン。時価総額の半分近い純現金が価値の支えだが、受注の急減が先行きの影を落とす 本質価値との差 +24.7% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 東亜建設工業1885 港と防衛工事で過去最高益をつかんだ海洋土木の二番手。利益率の山を10年でならすと、今の値段はほぼ適正とみる 本質価値との差 +24.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 岐阜造園1438 積水ハウスと組んで伸びる造園の専業。利益率は上がったが、値段はその先をほぼ映している 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ヤマウラ1780 長野の工場建築で強い地方ゼネコン。厚い現金と高めの利益率が、十年続くかが分かれ目 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 JESCOホールディングス1434 再エネ・通信・電気設備を一括で請け負う工事会社。需要の追い風と堅い財務があり、今の値段はやや割安とみる 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 大末建設1814 記録的な利益の山にいる中堅ゼネコン。10年の価値は今の値段と近い 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 高橋カーテンウォール工業1994 ビルの外壁のコンクリート板で首位の小さな専門メーカー。利益は細ったが、受注残は膨らみ、正味の流動資産だけで時価総額を上回る 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 フィル・カンパニー3267 駐車場の上に店を建てる独自の商品を持つが、建築費と金利の波に弱く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +18.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ファーストコーポレーション1430 首都圏マンションの専門ゼネコン。造注方式で不動産へ踏み込み、利益は過去最高だが借入が膨らんだ 本質価値との差 +17.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 五洋建設1893 海洋土木の雄は過去最高益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は利益の高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +16.6% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 オーテック1736 空調の自動制御工事で利益率が急上昇した小型のサブコン。利益の山と管工機材の赤字を考えると、確率の加重では今の値段を 2 割強下回る、やや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 日本乾溜工業1771 九州の道路のガードレールと法面を守る小さな工事会社。麻生の傘下に入り、厚い現金は戻りにくい。値段はやや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 キャンディル1446 建物の傷を直す職人の会社。人手不足で単価は上がるが、参入の壁は低く、のれんが自己資本の6割を占める 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 新日本空調1952 空調工事の準大手。利益率が過去最高に乗った今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鉄建建設1815 鉄道に強い堀はあるが、資本コストを稼げない薄利の会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 北陸電気工事1930 北陸の配電と内線工事に根を張る堅実な会社。厚い現金は安全域だが、親会社の弱り方と利益率の天井が重い 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 大成建設1801 施工不良・談合の傷から回復し過去最高益だが、ROE17.9%は山。中立にならせば本質価値はほぼ今の値段に並ぶ 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 佐田建設1826 群馬の老舗ゼネコン。利益の大半を株主へ戻す方針と厚い純現金が値の支え 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 名工建設1869 JR東海の線路を守る安定の会社だが、資本が太って稼ぐ力は資本コストの手前にとどまる 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 オリエンタル白石1786 橋とケーソンで稼ぐ小粒の技術屋。利益は山を過ぎ、10年でならすと今の値段はほぼ見合う 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 鹿島建設1812 業界最大手の規模と開発事業は本物だが、今のROE12.5%は建設ブームの山で、ならせば9%弱。今のPBR1.5倍はやや割高 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 日特建設1929 法面工事の老舗は、能登の復旧特需の山に立つ。堅い財務は魅力だが、親会社が支配し、割安とまでは言えない 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) 適正 朝日工業社1975 空調工事の準大手。工場とデータセンター向けの稼ぎは本物だが、利益率は異例の山にあり、今の値段はそれを織り込んでいる 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 矢作建設工業1870 稼ぎは本物だが、今の利益は山の高さ。資本を厚くするほど株主の取り分は細る 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日本アクア1429 戸建の断熱で首位級、ROEは高いが、住宅の縮みと価格競争、親会社の存在が重い 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 日本リーテック1938 JR東日本の線路の電気設備を握る専門工事会社。稼ぐ力は本物だが、ためた現金と株が株主に戻ってこない 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 クラフティア1959 旧九電工。首都圏に広がる設備工事の稼ぎ頭だが、過去最高益の山が高く、中立なら本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ナカノフドー建設1827 現金は厚いが稼ぎの波が大きい中堅ゼネコン。海外の山を除くと、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 植木組1867 柏崎の老舗ゼネコン。好況の利益は厚いが、10年先の稼ぎは今を超えにくい 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ベステラ1433 プラント解体の専業。利益率は戻りつつあるが、死亡事故と借入の増加が重く、今の値段は適正圏 本質価値との差 +6.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 森組1853 大阪の中堅ゼネコン。時価総額の 6 割が手元の現金で、事業は物価に追いつくだけの薄利 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 中外炉工業1964 工業炉の国内最大手。本業の稼ぎは堅いが、直近の利益は株の売却益で膨らみ、数量の伸びも乏しい 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 奥村組1833 土木に強い堅実な準大手。山の利益を映す今の値段には、まだ安全域が足りない 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 技研ホールディングス1443 病院の放射線を防ぐ工事と消波ブロックの型枠貸しで稼ぐ小さな建設会社。本業は堅いが、時価総額の2倍近い株を抱え、株主には返さない 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大林組1802 2026年3月期の過去最高益は政策保有株売却益込みで実力より高く見え、実力の営業利益率は5%台半ば。今のPBR1.56倍はやや割高 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 株式会社 熊谷組1861 利益は戻ったが山の水準。資本コストに届かない準大手に今の値段は少し高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 松井建設1810 社寺で440年続く堅実な建築会社。財務は厚いが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し高い 本質価値との差 +4.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 トーエネック1946 中部電力系の設備工事会社。利益は過去最高の山にあり、10年の中立でも本質価値は今の時価総額をやや下回る適正圏 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 関電工1942 東京電力への依存が小さい電気設備工事の大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +3.3% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 ピーエス・コンストラクション1871 橋の専門ゼネコンは利益の山に立つ。10年でならすと、今の値段は高止まりをほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 イチケン1847 稼ぐ力は過去最高だが、資本をためるだけでは今の値段を支えきれない 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 清水建設1803 上場来初の営業赤字から採算回復が進むが、建築比率が高く開発・海外の多角化は鹿島・大林より薄い。今のPBR1.4倍はやや割高 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 日揮ホールディングス1963 LNG プラントの名門だが、稼ぎの波が大きい請負業。厚い現金は見かけほど自由ではない 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 巴コーポレーション1921 資産は厚いが、株主に戻るのは遅い。鉄構の本業は細る市場にあり、今の値段は資産の解放をかなり織り込んでいる 本質価値との差 +1.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 きんでん1944 配電の安定と民間工事の稼ぎを併せ持つ電気工事の最大手。利益率が過去最高の今は、山を割り引いて見たい 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 安藤・間1719 トンネルと原子力に強い質の良いゼネコン。ただ景気の山の利益と見て、今の値段は少し高い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 サンテック1960 純現金と受注の厚みはあるが、利益率は薄く資本コストに届かない。10年の価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社ミライト・ワン1417 NTT 系の通信工事に建設と測量を足した会社。利益率の改善は本物だが、稼ぐ力に対して今の値段は先を行く 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 高田工業所1966 製鉄所と化学工場の修理を請け負う。受注は厚いが利益率は3%台で、10年先の価値は今の時価総額を下回ると見る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 北海電工1832 北電グループの配電・設備工事会社。利益は過去最高だが、親会社に預けた現金は株主に戻りにくい 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ヤマト1967 群馬の設備工事会社。工場で加工する力は本物だが、利益率が過去最高の今は戻りを見ておきたい 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 工藤建設1764 横浜のマンション建築と介護の会社。今期は建設の利益が山で、10年をならすと稼ぐ力は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 −2.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 第一建設工業1799 JR東日本の線路を守る鉄道工事会社。無借金で堅いが、売上の7割強を1社に頼り、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 淺沼組1852 選別受注で稼ぐ力は上向いた。ただ小さな建築専業で波も大きく、今の値段は少し高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 大気社1979 空調と自動車塗装ラインの二本柱。財務は厚いが、利益率が過去最高の今は高く見すぎない 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 インターライフホールディングス1418 人手不足で内装と舞台設備の工事の値段が上がり、利益率は過去の数倍に。追い風が10年続くとは限らず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 若築建設1888 港湾土木に強い老舗に親会社が付いた。ただ稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 福田組1899 新潟の堅実な建設会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は少し先を行き過ぎている 本質価値との差 −5.2% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 日本国土開発1887 純資産に比べ株価は安く見えるが、稼ぐ力が資本コストに届かず、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 タマホーム1419 注文住宅の受注減と赤字を、不動産の利益が覆い隠している。10年で利益は戻るが倍率は上がらず、今の値段には届かない 本質価値との差 −6.5% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ユアテック1934 東北電力系の電気工事会社。首都圏と海外の拡大は評価できるが、4 割を預ける東北電力の設備投資次第で価値は大きく振れる 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 高砂熱学工業1969 空調工事の最大手。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東鉄工業1835 JR東日本の線路を直す、鉄道保守の専業。堅い一方で 1 社頼みと談合の疑いが重い 本質価値との差 −7.8% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 エクシオグループ1951 通信工事で国内最大。データセンターとシステムの採算改善は本物だが、その成果をすでに今の値段が先取りしている 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 シンクレイヤ1724 地方のケーブルテレビ局の光回線化を支える工事と機器の会社。光化の山を越えた後の仕事の量が細り、今の値段でもやや割高と見る 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 コムシスホールディングス1721 NTT系の通信工事を束ねる堅実な会社。稼ぎは安定しているが、今の値段は成長の分まで先に織り込んでいる 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +5.1%) 適正 戸田建設1860 稼ぐ力は戻ったが、資本コストを上回れない会社に今の値段は少し高い 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 マサル1795 大手ゼネコンの現場で建物のすき間を埋める職人集団。堅実だが稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 ノバック5079 姫路の中堅ゼネコン。受注残は厚いが利益は大型案件の山で、今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 日比谷総合設備1982 NTT 系の安定した顧客に支えられた設備工事の中堅。利益率が過去最高の今は、平常へ戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +5.3%) 適正 株式会社日本ハウスホールディングス1873 檜の注文住宅とホテルの二本柱。自己資本の半分の値段だが、稼ぐ力は薄く、10 年の中立では適正をやや下回る 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) やや割高 大豊建設1822 地下工事の専業は、親会社が株の半分を握る。10年でならすと、利益の戻りは資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイダン1980 空調工事の準大手。利益率が倍以上に跳ねた今は、元に戻る力を見ておきたい。純現金は強み 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 中電工1941 中国電力系の電気工事会社。利益率が過去最高の今、資本効率は資本コストに届かず、10 年の本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 太平電業1968 発電所の保守で稼ぐ堅実な会社。原子力の追い風は織り込み済みで、値段はやや割高 本質価値との差 −10.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 世紀東急工業1898 道路舗装の老舗は財務が堅い一方、利益は10年ほとんど伸びていない。今の値段はやや高く、安全域がない 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 西松建設1820 稼ぐ力は戻ったが、借金の重さと景気の振れが重く、今の値段は少し高い 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レイズネクスト6379 石油・化学設備の保全に強い堅実な会社。ただし親会社グループへの依存と国内石油の縮小が重く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社髙松コンストラクショングループ1762 請負の質は上がったが、ROEは資本コストにまだ届かない。利益が実質で横ばいなら今の値段は少し高く、川上・川下の育ち次第で評価が動く 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 東急建設1720 建築の採算は改善したが、稼ぐ力は資本コストの手前にとどまり、今の値段には安全域が足りない 本質価値との差 −12.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 佐藤渡辺1807 道路舗装と合材の中堅。無借金で現金は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かず、式どおりの価値は時価をやや下回る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 不動テトラ1813 地盤改良が稼ぐ小さな土木会社。直近は山の利益で、10年でならすと今の値段には余白がない 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 株式会社東京エネシス1945 電力設備の保修で稼ぐ東京電力系の中堅。利益は戻ったが、資本の稼ぎはまだ資本コストに届かない 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 テクノ菱和1965 産業空調に強い中堅の工事会社。利益率が過去最高の今は戻りを見るが、厚い自己資本と積み上がる現金が下値を支える 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 日本基礎技術1914 法面・アンカー・地盤注入の専門工事会社。技術で値段を守るが、米国の大型案件は2028年度で一区切り。自己資本の6割の値段でも、価値はそれをやや下回る 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本電設工業1950 JR東日本の電気工事を支える堅い会社。ただ今の利益は一般電気の特需で山にあり、値段はその山を前提にしている 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 四電工1939 売上の約半分を四国電力に頼る小さな電気工事会社。首都圏への拡大は途上で、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 サンヨーホームズ1420 大阪の分譲マンションが稼ぎの柱の中堅住宅会社。最高益はマンションの山で、ROEは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 日本電技1723 ビルの空調を自動で動かす制御工事の専業。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去の倍の今は、戻る余地を厚く見る 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 神田通信機1992 企業の電話とネットワークの老舗工事会社。本業は縮む側にあり、厚い現金を足しても値段に届かない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 東亜道路工業1882 利益が10年動かなかった舗装会社。還元は利益いっぱいまで出すが、今の値段は事業の価値を先取りしている 本質価値との差 −23.7% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ウエストホールディングス1407 太陽光の施工から蓄電所の開発へ軸足を移す広島の再エネ企業。利益の山と薄い自己資本を考えると、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −25.1% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) 割高 金下建設1897 京都北部の公共工事を担う地場ゼネコン。現金と株は時価総額の倍あるが、本業はほぼ稼がず、その資産も株主に戻る道が細い 本質価値との差 −30.8% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 三機工業1961 空調・衛生・電気をまとめて請ける設備工事の中堅。稼ぐ力は本物だが、利益率が過去最高の今は、戻る余地を見ておきたい 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 大本組1793 財務は堅いが稼ぐ力が資本コストに遠く、利益の回復を織り込んだ今の値段は高い 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 大盛工業1844 東京都の下水道の更新という長い需要を持つ中堅の土木会社。入札の仕事で値決め力は弱く、ROEは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −39.4% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 富士ピー・エス1848 PC橋の専門ゼネコン。技術は確かだが、利幅が薄く借入も重い。今の値段は割高 本質価値との差 −40.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 土屋ホールディングス1840 北海道の注文住宅の老舗だが、30 年近く利益率 3% を超えたことがなく、帳簿の資産ほどの価値は生まない 本質価値との差 −41.8% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 テスホールディングス5074 蓄電池の工事と自社発電を柱にする再エネ企業。借入が重く、金利上昇で利益が削られるため、本質価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.8%) 割高 東洋エンジニアリング6330 肥料・FPSO の技術を持つ老舗だが、薄い自己資本で案件損失を背負う。今の値段は黒字回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −64.7% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 FUJIジャパン1449 北海道発の外壁リフォーム会社。本業は 4 期連続で営業赤字、2025 年の黒字は本社の土地を売った益で、事業の稼ぐ力は立て直しの途中 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 SDSホールディングス1711 省エネ工事の専業だが、18 期赤字の薄い利益を利息が食い、株主の取り分が見えない 本質価値との差 −85.2% · 10 年 割高(年 −9.4%)

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読んだ資料

  1. ナカボーテック 26中計(2026年5月11日)
  2. ナカボーテック 有価証券報告書(FY2026)
  3. ヒューリック、ナカボーテックに20%出資(日本経済新聞)

分析日 2026-10-20