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グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステ ASR

空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)303.67 ドル91 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)250.9 ドル75 億ドル差 +21.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 303.67 ドル91 億ドル · 差 +21.1% · 期待の年率 +11.0%
期待の年率リターン(10 年)+11.0%資本コスト比 +2.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約4.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ASURはメキシコのカンクンを中心に、米州の空港を運営する企業である。筆者の結論はやや割安だが、空港という優良な事業と、株主にとって優良な買収とは分けて評価すべきだというものだ。空港は地域ごとに参入障壁が高い。しかし、運営権には期限があり、旅客が増えるほど設備投資の義務も増える。

2025年の売上は19.4億ドル、営業利益は8.9億ドル、純利益は5.5億ドルだった。2026年9月にはブラジルなど20空港の運営会社CPCの取得を完了し、従来の16空港から36空港へ事業を広げた。前年の売上だけを見ると現在の稼ぐ力を過小評価する一方、取得した空港の利益を借入負担なしで足せば過大評価する。2026年9月末の純負債は約27.6億ドルに増え、純負債倍率はEBITDAの2.6倍になった。

さらに、見逃せないのがコロンビアのAirplanである。既存の規制料金を受け取る権利は2027年に上限へ達する見通しで、残る商業収入の権益にも2032年の期限がある。中立では2035年までの更新を当然視せず、この事業の収益を外した。新たに取得したキュラソーの権益も2033年で切れるため、空港数の増加がそのまま恒久的な収益増加を意味しない。

メキシコでの値上げには規制があるが、商業施設の収入は旅客の増加と購買額の上昇を取り込める。カンクンの設備拡張、ブラジルの国内航空市場、プエルトリコの基幹空港は10年後にも必要とされるだろう。他方、2026年第3四半期にはメキシコの旅客が4.6%減り、買収で売上が伸びても利益率は低下した。規模を広げるだけでなく、投じた資本に見合う利益を出せるかを問いたい。

5つの筋書きの確率を加重し、資本コスト8.5%で現在価値に戻すと、株主価値は約86.6億ドルとなる。台帳の時価総額74.5億ドルとの差は約16%で、判定はやや割安だ。ただし安全域は厚くない。ブラジルの買収利益、メキシコの料金規制、コロンビアの権益更新を見誤れば、この差は容易に消える。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、空港ほど分かりやすい需要のある資産は少ない。観光客や航空会社が数十年後も空港を必要とすることは、かなり高い確度で見通せる。カンクンが観光地であり続け、メキシコの空港運営権が維持されれば、旅客に伴う航空料金と商業収入は着実に生じる。代替施設を容易に造れないという意味で、事業の堀は強い。

だが、永遠に必要な空港と、永遠に利益を受け取れる株主は違う。政府が所有するインフラの運営権には期限と投資義務がある。コロンビアの収益権が期限を迎える問題は、その違いを端的に示している。利益が多く出る年に高いROEを示しても、期限が近づく権利を維持するために巨額の追加投資が必要なら、株主のものになる利益は小さくなる。

もう一つは買収の価格だ。CPCの空港は地理的には魅力的だが、取得価格、引き継いだ負債、将来の義務を合算して初めて投資利回りが分かる。取得前のCPCは、2025年の営業利益が約1.7億ドル相当だった。買収対象全体の企業価値は約25億ドルを超える規模であり、単純な税後営業利益利回りは資本コスト8.5%に届きにくい。空港が立派でも、高く買えば株主の利益を減らす。

筆者が評価するのは、資本効率が悪化した場合にも事業を売り買いして規模を追わず、借入を抑え、投資を終えた後の現金を株主に返す経営である。中立では10年間の純利益累計75億ドルのうち49億ドルを還元し、残りを事業に残す。今の時価総額にはある程度の安全域があるものの、負債と運営権の期限を考えれば、確信を持って大きな安全域と呼べるほどではない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は滑走路そのものではなく、空港を長く運営する権利である。航空会社と乗客から施設使用料、着陸料、保安関連料金を受け取る。その一方で、免税店、飲食店、駐車場、レンタカー、広告、ホテルなどから賃料や販売収入を得る。飛行機を保有する航空会社と異なり、運賃や燃料費を直接負担しない。ただし設備の拡張と保守には多額の資金が必要だ。

2025年のメキシコ9空港の旅客は約4060万人だった。うちカンクンが約2935万人と7割強を占める。メキシコの航空関連収入は約7.44億ドル、非航空関連収入は約3.72億ドルであり、残る約3.42億ドルは主として空港建設に伴う会計上の売上だ。建設収入は対応する費用がほぼ同額生じるため、売上の増加を利益の成長と取り違えてはいけない。

プエルトリコでは、子会社アエロスターがサンフアンのルイス・ムニョス・マリン国際空港を運営する。2025年の旅客は約1364万人で、ASURの持ち分は60%だ。コロンビアのAirplanはメデジン周辺など6空港を運営し、同年の旅客は約1732万人だった。連結売上には子会社の全額が入るが、株主に帰属する利益からは少数株主の取り分を差し引く必要がある。

2026年に取得したCPCは、ブラジル17空港とエクアドル、コスタリカ、キュラソーの3空港を束ねる。2025年の独立した実績では約4800万人を扱い、売上は約5.0億ドル、営業利益は約1.7億ドル相当だった。ベロオリゾンテ、クリチバ、キト、サンホセなど、各地域の主要な玄関口を押さえる。ASURはCPCの株式を取得したが、傘下の個別空港には外部の共同出資者が残るため、連結利益のすべてがASUR株主のものになるわけではない。

2025年12月には米国の空港商業事業も取得した。ニューヨークのJFK、ロサンゼルスのLAX、シカゴのオヘアで商業施設を運営するが、空港全体の運営権を取得したわけではない。2026年第3四半期の商業事業収入を年換算すると約1.0億ドルになる。航空料金を取る既存空港とは利益率も契約リスクも異なるため、独立して評価する。

優良さと弱いところ

最も強い堀、つまり競争相手が容易に越えられない壁は、地域ごとに与えられた空港運営権だ。同じ都市に同規模の滑走路とターミナルを新設するには、土地、許認可、巨額の資金が要る。旅客は航空会社の路線に従って空港を使い、航空会社も旅客需要と接続便が集まる空港から簡単には離れられない。カンクンやサンフアンでは、この集積が商業施設の収益も支えている。

ただし独占と自由な値上げは同じではない。メキシコの航空料金には認可された上限があり、2023年には料金規制の仕組みが政府主導で変更された。2026年から2028年のカンクンの規制料金上限も、同一の物価基準では年々下がる設定だ。物価上昇に追随しやすいのは商業施設の賃料や旅客1人当たりの購買収入であり、滑走路の使用料は規制当局との関係に左右される。

資本効率は高い。2025年のROEは24.9%、過去10年の中央値も19.6%ある。しかし、この数字をそのまま再投資利回りと呼ぶことはできない。既存の空港権益から生じる利益率と、新しい空港を買い、滑走路を増やすために追加投入する資本の利回りは別物だからだ。CPCの取得価格に引き継いだ負債を含めた企業価値は大きく、取得前の営業利益だけを使うと増分の税後利回りは資本コストを下回るおそれがある。

2026年第3四半期のEBITDAは前年同期比1.7%増にとどまり、建設収入を除く調整後EBITDA利益率は66.7%から60.3%へ低下した。米国の商業施設の賃借負担、買収関連費用、既存メキシコ空港の旅客減が重なる。規模の拡大が堀を地理的には広げた一方、資本効率まで改善した証拠はまだ弱い。

空港運営は物理的な設備と規制上の権利が中心だ。人月で売るコンサルティング、席課金ソフト、画面操作の代行とは異なり、指定されたAIエージェント代替の対象事業ではない。AIによる運営効率化は可能だが、航空機が離着陸する場所の価値を直接置き換えるものではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

航空旅客の長期需要は所得、観光、人口、航空会社の供給能力で決まる。2025年のメキシコの航空旅客市場は、航空会社の搭乗者統計で約1億2270万人だった。一方、空港運営会社のシェアは各空港の発着旅客を基準に計算するため、両者の分母は一致しない。空港側の比較では、ASURのメキシコでのシェアは2023年の約23.9%から2025年には約22.2%へ低下した。太平洋側のGAPは約31.4%、中北部のOMAは約15.7%を占める。

ただし、GAPやOMAは通常、カンクンの滑走路を直接奪いに来る競争相手ではない。旅行者がメキシコのどの都市へ向かうかという観光需要の競争である。より直接的な脅威は、カンクン近郊に開港した政府運営のトゥルム空港、カリブ海の他の観光地、そして航空会社による便数の振り替えだ。2025年のカンクンの旅客は前年比3.5%減った。2026年第3四半期にはメキシコ全体の国際旅客が11.8%減り、米国の航空会社の供給制約が利益の回復を遅らせている。

ブラジルの航空旅客は2025年に約1億2960万人と過去最高となった。CPCの20空港合計約4800万人から、キトの約530万人、サンホセの約640万人、キュラソーの約240万人を除くと、ブラジル17空港は約3400万人となる。統計の口径差を伴う概算だが、ブラジル市場の4分の1程度に相当する。主要な競争相手にはアエナ、ヴィンシ・エアポーツ、コーポラシオン・アメリカ・エアポーツなどがいる。これらも個々の空港では運営権を持つため、競争は新たな入札と航空路線の誘致を通じて起きる。

ブラジル事業の問題は市場が伸びるかだけではない。取得した運営権には2033年のキュラソー、2036年のコスタリカという期限がある。ブラジルの主要な権益は2044年から2052年まで残るが、設備投資の約束も大きい。第6次と第7次のブラジル空港入札に由来する投資約束は、契約期間全体で合計約231億レアルに達する。これは将来の残額だけを示した数字ではないが、買収価格とは別に資金を要することを表す。

コロンビアでは、2025年の全国旅客約5750万人に対し、Airplanの6空港は約1732万人を扱った。ただしボゴタのエルドラド空港などとの競争以上に、規制料金を受け取れる期限が迫っている。規制収入の上限到達が2027年に見込まれ、商業収入の残る権利も2032年を一つの終点とする。延長には追加工事と当局の合意が必要だ。10年後の市場全体が成長しても、同じ会社がその収益を受け取れるとは限らない。

資本政策と M&A

資本配分には二つの顔がある。長年、ASURは利益を配当で返しながらカンクンを育ててきた。2022年から2024年の高い利益率と自由現金収支は、その成果を示す。しかし2025年には配当が12.5億ドルに達し、同年の純利益5.5億ドル、自由現金収支2.4億ドルを大きく上回った。平常時の配当政策を示す水準ではなく、特別還元と借入・現金の変化を切り分ける必要がある。自社株買いによる株数減少は下調べでは確認できない。

2025年12月の米国空港商業事業の取得価格は調整後約3.08億ドル。続く2026年9月のCPC取得価格は約9.92億ドルで、既存の傘下企業の負債も連結された。2026年9月末の純負債は約27.6億ドルで、前年同期から急増した。10月8日にはカンクン空港子会社が合計18億ドルの社債を発行した。9億ドルは2031年満期で金利6.711%、残り9億ドルは2036年満期で7.491%だ。これは主として買収つなぎ融資の借り換えであり、既存の純負債に18億ドルを再び足してはいけない。

会社は2027年の設備投資を約110億ペソと説明した。メキシコのターミナル拡張だけでなく、ブラジルの滑走路、コスタリカのターミナル、プエルトリコにも資金を振り向ける。各地域の営業現金で大部分を賄う方針だが、長期の売上・利益成長率や総還元率について固定的な数字の約束はない。2026年11月と12月には普通株当たり各10ペソの特別配当が承認されている。

2026年8月には、関連当事者であるITAの技術支援事業を取り込む合併案も株主承認を得た。2025年の外部委託料は約4.01億ペソで、内製化すればその一部を節約できる。ただし純増で約725万普通株、発行済み株数の約2.4%に相当する新株が予定され、少数株主には希薄化が生じる。2026年10月の決算説明時点では税務当局などの手続きが残っているため、成立済みのCPC買収と区別し、未完了のITA合併相手の利益や新株を現在の基準には加えていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

空港の価値は、旅客が増えるたびに一から顧客を獲得し直す必要がないことにある。航空会社はカンクン、サンフアン、キト、ベロオリゾンテといった都市への路線を継続して設定する。旅客が増えれば、同じターミナルで航空料金だけでなく駐車場、飲食、広告、免税店の売上も増える。固定費を吸収した後の増分利益率は高い。空港の許認可は長く、同じ都市での代替空港建設には大きな制約がある。

メキシコでは2026年の旅客減少は航空会社の便数不足と観光需要の一時的な偏りにすぎない。カンクンのターミナル1再整備とターミナル4拡張によって混雑が改善すれば、乗り継ぎと新路線を呼び戻せる。メキシコ国内の旅客市場でASURのシェアは2025年に22.2%だったが、観光地としての魅力が回復すれば再び高まる。商業施設では客単価も物価を上回って伸びる。

2026年に取得したCPCは、ブラジルの主要空港と周辺国の玄関口を一度に手に入れた買収だ。ブラジルでは2025年の航空旅客が約9%増えた。クリチバの第2滑走路やベロオリゾンテの設備改善が進めば、新規路線と旅客処理能力の増加が同時に起きる。施設の運営改善を同じ企業集団で進めることで、買収時には低かった利益率を引き上げられる。

コロンビアの権益も2032年にすべて失われるとは限らない。追加工事に応じた契約延長の制度があり、当局と合理的な条件で合意できれば、主要空港で再び料金収入を得る余地がある。ITAの技術支援を内製化すれば毎年の委託料も減る。これらがそろえば、株主帰属利益は2035年に16億ドルへ伸び、還元を続けながら地域独占の利益を享受できる。既存の空港網の堀は、規模を広げることでむしろ厚くなる。

慎重な見方

空港という言葉に安心してはいけない。政府が持つインフラの運営権は、独占であると同時に規制対象である。メキシコ政府は2023年、空港料金の規制条件を一方的に変更した。航空料金の上限は必ずしも物価上昇と同じ速度で増えない。旅客数が伸び悩むと、ターミナル拡張のために投じた資金だけが先に残る。

カンクンではすでに旅客が減っている。政府が整備したトゥルム空港が同じ観光地域の需要を取り込み、航空会社は燃料高や機材不足を理由に収益性の高い路線へ機材を振り向ける。2026年第3四半期にメキシコの国際旅客が約12%減った事実を、単なる景気循環と片付けるべきではない。空港の地域独占は、地域間の観光需要の競争までは防がない。

経営の資本配分にも疑問がある。CPCは約9.92億ドルの買収代金だけでなく、既存の空港運営会社の借入と設備投資義務を伴った。2026年9月末の純負債は約27.6億ドルで、調整後の利益率も前年を下回る。10月に発行した社債の金利は約7%に達し、低金利で借りていたころより株主に残る現金が少なくなる。米国の空港商業事業には賃借料と新規店舗開発の費用があり、空港の使用料事業と同じ利益率にはならない。

決定的なのは契約期限だ。コロンビアの規制収入は2027年に上限に達する見通しで、残る商業収入の権益も2032年に期限を迎える。キュラソーは2033年、コスタリカは2036年だ。将来の更新を確約された売上として積み上げれば、利益を過大評価する。ブラジルでも地理的な独占を保ちながら、設備投資義務と資金調達費用のために株主利益が増えない可能性がある。強い事業でも高い価格で買えば、株主が受け取る利益は貧しくなる。

どちらに重みを置いたか

空港が10年後も必要とされる確度は高く、メキシコとブラジルの主要な運営権が残る点では強い見方に分がある。しかし、コロンビアの2027年と2032年の権益上の節目は実際の開示で確認できる。買収後の借入もすでに発生している。したがってコロンビアの延長を中立には含めず、楽観側32%、中立36%、悲観側32%とした。悲観側を航空会社ほど極端には厚くしないのは、滑走路の地域独占と長期運営権が残るためだ。逆に、優良な空港なら何でも高く評価してよいとは考えない。この違いから、現在価値は時価総額を約16%上回るものの、結論はやや割安にとどまる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 462.16 ドル139 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 149.27 ドル45 億ドル)。 今の値に割り戻すと 303.67 ドル91 億ドル、今との差 +21.1%、 期待の年率 +11.0%(資本コスト 8.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 942.09 ドル283 億ドル 226.67 ドル68 億ドル +365.9% +19.5% 116.88 ドル35 億ドル
やや楽観 22% 698.54 ドル210 億ドル 183.33 ドル55 億ドル +251.5% +15.7% 194.01 ドル58 億ドル
中立 36% 475.72 ドル143 億ドル 163.33 ドル49 億ドル +154.7% +11.7% 230.06 ドル69 億ドル
やや悲観 21% 185.52 ドル56 億ドル 113.33 ドル34 億ドル +19.1% +2.2% 62.76 ドル19 億ドル
悲観 11% 36.83 ドル11 億ドル 33.33 ドル10 億ドル −72.0% −14.6% 7.72 ドル2 億ドル
加重平均100% 462.16 ドル139 億ドル149.27 ドル45 億ドル +143.7% +11.0% 611.42 ドル183 億ドル

今の株価時価総額 250.86 ドル75 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 楽観:カンクンが回復し、ブラジル買収とコロンビアの契約更新が成功 利益 16 億ドル · PER 17.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 942.09 ドル283 億ドル

カンクンのターミナル1と4の拡張が順調に進み、航空会社の便数が回復する。メキシコの空港旅客市場が10年間に実質約1.35倍へ成長する中、ASURは観光地での路線誘致でシェアを約22%から24%台へ伸ばす。メキシコ9空港の旅客は6000万人となり、商業施設の客単価は物価以上に伸びる。GAPの太平洋側空港との観光競争にも十分対抗できる。

CPCではブラジルの滑走路拡張、キトの国際線、コスタリカのターミナル改善が実を結ぶ。キュラソーや将来満了する契約は有利な条件で更新され、20空港の旅客は8000万人に増える。ブラジル事業の営業利益率は38%へ改善する。米国商業事業も新しい拠点を獲得し、店舗運営の効率を上げる。

コロンビアでは追加投資と当局の合意によって2032年以降も主要空港を運営でき、規制収入を含む事業が残る。取得した会社の少数株主持分と約7%の借入金利を差し引いた後も、親会社帰属純利益は16億ドルとなる。10年間の純利益累計を110億ドル、正味の還元を68億ドルとし、自己資本は64億ドルに増える。増分投資の利益率が資本コストを十分に上回り、空港の地域独占が利益の成長に結びつく筋書きだ。

  • メキシコ9空港・航空料金:数量 60.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる)× 価格 0.29(旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算)→ 売上 17 億ドル・営業利益 12 億ドル。メキシコ市場の実質成長約35%、空港シェア24%台へ拡大。料金単価は規制改定と施設投資で約1.58倍。
  • メキシコ9空港・商業施設:数量 60.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤)× 価格 0.15(旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル)→ 売上 9 億ドル・営業利益 6 億ドル。同じ旅客数に、店舗構成改善と高単価商品の増加で旅客当たり売上約1.68倍。
  • メキシコ・建設会計上の収入:数量 1.2(各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする)× 価格 4.75(2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル)→ 売上 6 億ドル・営業利益 0 億ドル。ターミナル拡張工事が続くが、IFRIC12の収入と費用は同額で利益は生まない。
  • プエルトリコ・サンフアン空港:数量 19.0(サンフアン空港の年間旅客数、百万人)× 価格 0.32(旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル)→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。観光と米本土路線が回復し、サンフアンの主要玄関口としての地位を維持。少数株主持分は純利益で控除。
  • コロンビア・Airplan6空港:数量 26.0(Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める)× 価格 0.19(旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ)→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。2032年以降の運営権を更新し、規制収入を含む事業を継続できた場合に限る。追加工事も必要。
  • ブラジルなど20空港・CPC:数量 80.0(取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く)× 価格 0.17(旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理)→ 売上 14 億ドル・営業利益 5 億ドル。ブラジル17空港の路線拡大、商業収益改善、キュラソーなどの権益更新が成功。
  • 米国3空港の商業施設:数量 6.0(収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点)× 価格 0.50(主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル)→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。既存の3空港に加えて主要拠点を3つ取得し、店舗開発が利益を生む。新規取得には相応の投資を要する。

倍率:2035年のROEは16.0÷64.0=25.0%。空港の地域独占を強い堀とし、残る割合2/3を採用するため、RONIC=8.5%+2/3×(25.0%−8.5%)=19.5%。長期gは4.0%で、旅客市場の実質成長約1.0~1.5%、シェア・商業客単価の実質改善と名目料金上昇を合わせ、長期上限の4%に抑える。翌年利益に対する正当化PER=(1−4.0%÷19.5%)÷(8.5%−4.0%)=17.66倍。2035年利益への倍率は1.04を掛けて18.37倍。この上限の約94%に当たる17.2倍を採用する。好条件でも規制変更と契約期限が残るため満額にはしない。GAAP相当の純利益16.0億ドルに対する価値は275.2億ドルで、純現金の別建て加算はない。

確率:メキシコの市場シェア拡大、商業施設の実質客単価上昇、ブラジルの高い投資採算、コロンビアの規制収入を含む契約延長という複数の条件が必要。成功すれば強いが、確度は1割とした。

やや楽観 22% やや楽観:ブラジルが成長し、コロンビアの契約も条件付きで延長 利益 12 億ドル · PER 16.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 698.54 ドル210 億ドル

カンクンは航空会社の便数不足から徐々に回復し、メキシコ9空港の旅客は5500万人となる。メキシコの空港市場全体が約28%伸びるのに対し、ASURのシェアは23%台半ばへやや上昇する。航空料金は規制によって物価上昇を全額は転嫁できないが、商業施設の店舗拡張と駐車場の利用増が収入を補う。GAPの観光地域との競争は続くが、カンクンの国際線網は維持される。

CPCの旅客は7000万人へ増える。ブラジルで滑走路とターミナルの整備が進み、買収時より営業利益率が改善する。ただし全空港で思いどおりに単価が上がるわけではない。米国の商業事業は既存3空港から一部の追加拠点へ広がるが、賃借費用を引いた利益率は15%にとどまる。

コロンビアでは、追加工事の対価として主要運営権が2032年以降も更新される。規制料金の条件は以前より厳しく、利益率は楽観ほど高くない。親会社帰属純利益は12.4億ドル、10年間の累計は90億ドルとなる。設備投資と借入返済を優先しながら55億ドルを正味還元し、自己資本を57億ドルまで積み上げる。独占の強みは残るが、新しい投資が生む超過利益は次第に薄れる。

  • メキシコ9空港・航空料金:数量 55.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる)× 価格 0.26(旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算)→ 売上 14 億ドル・営業利益 9 億ドル。旅客市場の実質成長約28%、シェア23%台半ば。料金は物価より緩やかな伸び。
  • メキシコ9空港・商業施設:数量 55.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤)× 価格 0.14(旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル)→ 売上 8 億ドル・営業利益 5 億ドル。旅客当たり商業収入約1.5倍。店舗構成の改善が進む。
  • メキシコ・建設会計上の収入:数量 1.1(各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする)× 価格 4.60(2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル)→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。予定された維持・拡張工事を実施し、建設会計上の売上は利益に寄与しない。
  • プエルトリコ・サンフアン空港:数量 17.3(サンフアン空港の年間旅客数、百万人)× 価格 0.30(旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル)→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。米本土便が回復し、物価並みの単価上昇を概ね確保。
  • コロンビア・Airplan6空港:数量 23.0(Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める)× 価格 0.17(旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ)→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。契約延長が成立するが、追加工事と料金条件の見直しで楽観より低い収益性。
  • ブラジルなど20空港・CPC:数量 70.0(取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く)× 価格 0.16(旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理)→ 売上 11 億ドル・営業利益 4 億ドル。ブラジル国内線の成長と商業事業改善が進み、短期に満了する海外権益も更新される。
  • 米国3空港の商業施設:数量 5.0(収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点)× 価格 0.45(主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル)→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。米国で追加の2拠点を獲得する。新店舗開業で賃借負担を吸収。

倍率:ROE=12.4÷57.0=21.75%、強い堀の残存率2/3からRONIC=17.33%。長期gは3.8%。旅客市場の実質伸び約1%、物価約3.5%、料金上限による実質単価低下と商業収益の改善を合算した。正当化PER=(1−3.8%÷17.33%)÷(8.5%−3.8%)×1.038=約17.24倍。上限の約93%に相当する16.0倍を採用する。GAAP相当の純利益12.4億ドルに掛けると時価総額は198.4億ドル。純現金の別建て加算なし。

確率:カンクンとブラジルの投資が実を結ぶ可能性は十分あるが、Airplanの更新条件と投資利回りには不確実性が残る。全条件がそろう楽観より高い22%とした。

中立 36% 中立:主要空港は成長するが、Airplanは満了し買収利益は緩やか 利益 9 億ドル · PER 14.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 475.72 ドル143 億ドル

メキシコの航空旅客市場は10年間に実質約22%伸びる。ASURのシェアは2025年の約22.2%から21%台半ばへやや下がるが、カンクンとメリダなどの設備拡張で旅客は4800万人になる。航空料金は政府の上限により物価上昇を十分には転嫁できない。商業収入は客単価と旅客増で伸び、メキシコの利益率は高い水準を保つ。GAPの他地域の空港に観光需要を奪われる分も見込む。

ブラジルなどの取得済み20空港では、ブラジルの航空需要の実質成長を取り込み、2035年の対象旅客数は6100万人となる。キュラソーの2033年満了を織り込み、コスタリカは2035年末まで運営する。利益率は30%と、買収前の2025年の水準をやや下回る。拡張工事による建設会計の売上は増えるが、対応費用を差し引くため利益の柱にはならない。

コロンビアは契約延長が未確定のままなら2035年にはAirplanの航空料金も商業収入も受け取れない。したがって、同事業の売上と営業利益をゼロにする。プエルトリコは路線需要の成長が緩やかに続き、米国の商業施設では新規出店による利益率の改善が限定的に進む。親会社帰属純利益は9.3億ドルとなる。

10年間の純利益累計は75億ドル、正味還元は49億ドルとする。利益の道筋は2026年の買収直後に伸びた後、2027年のコロンビア料金権利終了で伸びが鈍り、2032年の権益満了を経て2035年の9.3億ドルに至る。残った26億ドルを事業と負債削減に用い、自己資本は48億ドルとなる。新たな資本の利回りは資本コストをわずかに上回る程度で、成長の価値を過大には認めない。

  • メキシコ9空港・航空料金:数量 48.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる)× 価格 0.23(旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算)→ 売上 11 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場実質約1.22倍、ASURシェア約21.5%。規制料金は10年で約1.26倍と物価上昇率を下回る。
  • メキシコ9空港・商業施設:数量 48.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤)× 価格 0.12(旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル)→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。旅客1人当たり収入は約1.35倍。店舗の競争と旅客構成を考慮して物価並みより少し低い。
  • メキシコ・建設会計上の収入:数量 0.9(各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする)× 価格 4.80(2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル)→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。建設投資が一定の水準で続く。売上と原価が対応し営業利益への寄与はない。
  • プエルトリコ・サンフアン空港:数量 15.5(サンフアン空港の年間旅客数、百万人)× 価格 0.28(旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル)→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。米本土・カリブ海路線が緩やかに増える。価格はほぼ物価に沿う。
  • コロンビア・Airplan6空港:数量 0.0(Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める)× 価格 0.15(旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。2027年の規制収入上限到達と2032年の残余権益満了を採用。価格は契約が残ればという参考指数で、数量がゼロのため売上もゼロ。
  • ブラジルなど20空港・CPC:数量 61.0(取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く)× 価格 0.14(旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理)→ 売上 9 億ドル・営業利益 3 億ドル。ブラジル市場の実質成長に沿う。キュラソーの権益満了を控除し、コスタリカの2036年期限を長期成長率に反映。
  • 米国3空港の商業施設:数量 3.0(収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点)× 価格 0.47(主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。同じ3空港を維持し、1拠点当たり売上は物価並み約1.41倍。店舗開発費・賃料の負担が残る。

倍率:ROE=9.3÷48.0=19.38%。これは2025年の24.9%や過去10年の中央値19.6%から、買収後に蓄積する自己資本と投資の採算を考慮して自然に得られる値。強い堀の残存率2/3からRONIC=8.5%+2/3×(19.38%−8.5%)=15.75%。長期gは3.2%。航空旅客の実質成長約1%、商業客単価の実質改善、名目物価3.5%に対し、規制料金の効率化係数と2036年に期限を迎えるコスタリカ権益を差し引く。正当化PER=(1−3.2%÷15.75%)÷(8.5%−3.2%)×1.032=15.52倍。上限の約90%に当たる13.96倍を採用し、権益更新が不確実な成長には満額を払わない。2035年の時価総額=9.3×13.96=129.828億ドル。純現金の別建て加算なし。

確率:メキシコとブラジルの主要空港の旅客が実質で緩やかに増える一方、コロンビアとキュラソーの権益満了をそのまま反映する。最も少ない条件で成立する筋書きとして36%を配分した。

やや悲観 21% やや悲観:カンクンのシェア低下とブラジルの低収益が長引く 利益 5 億ドル · PER 9.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 185.52 ドル56 億ドル

カンクンではトゥルム空港と他のカリブ海の観光地への路線分散が進み、米国の航空会社が機材を収益性の高い市場へ振り向ける。メキシコの空港旅客市場自体は実質で約10%増えるが、ASURのシェアは18%前後へ低下する。メキシコ9空港の旅客は3600万人に減り、規制料金の値上げも物価に追いつかない。固定的な保安費用やターミナル運営費が残り、航空・商業の両事業で営業利益率が低下する。

ブラジルのCPCは重要な路線を持つが、政府に約束した設備投資と運営費が先に増える。ブラジルの旅客市場の伸びが鈍り、他社が運営するサンパウロなどのハブへ接続便が集まる。CPCの旅客は取得前と同じ4800万人程度にとどまり、営業利益率は20%に落ちる。米国の空港商業事業でも賃料と人件費が重く、利益率は6%に縮む。

コロンビアでは2027年に航空料金権利が尽き、2032年の契約更新も得られない。プエルトリコは利用者が減るが空港そのものは存続する。全社の営業利益は7.85億ドル、親会社帰属純利益は4.7億ドルに落ちる。10年間の純利益累計は53億ドルとする。利益は2026年以降数年間高止まりしてから空港利用の減少と契約満了に伴い低下し、2035年の水準に至る。正味還元34億ドル、自己資本41億ドルで、増分投資が株主の利益を増やせない会社になる。

  • メキシコ9空港・航空料金:数量 36.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる)× 価格 0.21(旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算)→ 売上 8 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場実質約1.1倍でもシェア約18%に低下。料金上限と航空会社の交渉力で価格上昇は約1.16倍。
  • メキシコ9空港・商業施設:数量 36.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤)× 価格 0.12(旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル)→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。旅客減と物価以下の客単価上昇に対し、空港商業施設の固定費が残る。
  • メキシコ・建設会計上の収入:数量 0.7(各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする)× 価格 4.50(2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル)→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。新規拡張が鈍るが規制上の維持工事は残る。建設会計売上に利益はない。
  • プエルトリコ・サンフアン空港:数量 12.8(サンフアン空港の年間旅客数、百万人)× 価格 0.26(旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル)→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。航空会社の便数縮小が長引き、賃金と保守費用の負担が残る。
  • コロンビア・Airplan6空港:数量 0.0(Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める)× 価格 0.15(旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。規制収入は2027年、残余権益は2032年に終了。更新なし。
  • ブラジルなど20空港・CPC:数量 48.0(取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く)× 価格 0.13(旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理)→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。航空旅客は実質横ばい。既存の建設義務、金利、低採算拠点が利益率を下げる。
  • 米国3空港の商業施設:数量 3.0(収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点)× 価格 0.36(主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。3空港の商業契約は残るが、店舗売上が伸びず賃借料と開業費用を吸収しきれない。

倍率:ROE=4.7÷41.0=11.46%、k=8.5%、強い堀の残存率2/3からRONIC=10.47%。市場の実質数量の伸びが弱く、単価は規制と競争で抑えられるため、長期gは1.5%。正当化PERの参考上限は(1−1.5%÷10.47%)÷(8.5%−1.5%)×1.015=約12.42倍だが、更新権益を失い設備投資の利回りが落ちるため9.5倍とする。時価総額は4.7×9.5=44.65億ドルで、床の処分可能資産19億ドルと、稼ぐ力4.7÷8.5%=55.3億ドルの双方の上限を超えない。中立の倍率より低い。

確率:メキシコで観光客の目的地が分散し、買収空港の設備投資と金利が利益を圧迫する筋書き。権益満了は中立でも織り込んだため、同じ理由では二重に大きく減らさず21%。

悲観 11% 悲観:観光路線の構造的な減少と買収の失敗で利益が細る 利益 1 億ドル · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 36.83 ドル11 億ドル

カンクンでは米国を中心とする観光路線の減少とトゥルムへの旅客流出が構造化する。メキシコの市場全体も実質で小幅に縮み、ASURのシェアは17%前後まで下がる。メキシコ9空港の旅客は2900万人となり、航空料金も商業施設の客単価も名目でほぼ伸びない。政府は料金を厳しく抑え、会社は必要な設備投資を続けなければならない。空港は残るが、優良だった利益構造は失われる。

ブラジルのCPCは買収後の滑走路整備と施設更新に資金を使う一方、旅客の増加が止まる。キュラソーの契約は2033年に満了し、収益性の低い拠点では損失が続く。ブラジルなどの対象旅客は3700万人まで減り、CPC全体の営業利益率は12%に低下する。追加買収による拡大は止まり、米国の商業施設にも新規契約を獲得できない。サンフアンでは航空会社の供給削減で利用者が減る。

コロンビアのAirplanは契約を更新できず、2032年に収益が消える。利益の下落は2030年前後から強まり、保有権益の減損と一時的な費用増を伴う。2035年の営業利益は3.43億ドル、親会社帰属純利益は1.3億ドルとなる。10年間の純利益累計は減損を含む27億ドル、正味還元は10億ドルとする。2026年に予定された特別配当を含め、その後の分配は大幅に縮小する。自己資本は39億ドル残るが、大部分は売却自由な現金ではなく期限付きの運営権だ。会社は存続しても、再投資利回りが資本コストを下回る。

  • メキシコ9空港・航空料金:数量 29.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる)× 価格 0.18(旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算)→ 売上 5 億ドル・営業利益 2 億ドル。メキシコ市場は実質微減、ASURシェア約17%。料金規制により単価は名目でほぼ据え置き。
  • メキシコ9空港・商業施設:数量 29.0(メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤)× 価格 0.09(旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル)→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。旅客減と売店売上の低下で実質客単価が大きく減る。賃借・人件費は残る。
  • メキシコ・建設会計上の収入:数量 0.4(各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする)× 価格 4.40(2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル)→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。新規拡張は削減するが法定の維持工事は続き、建設会計収入に利益はない。
  • プエルトリコ・サンフアン空港:数量 10.5(サンフアン空港の年間旅客数、百万人)× 価格 0.23(旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル)→ 売上 2 億ドル・営業利益 1 億ドル。米本土との便数が減り、規制と航空会社の交渉で実質単価が低下する。
  • コロンビア・Airplan6空港:数量 0.0(Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める)× 価格 0.14(旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。2027年に航空料金の権利が尽き、2032年に残余権益が満了。更新なし。
  • ブラジルなど20空港・CPC:数量 37.0(取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く)× 価格 0.11(旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理)→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。設備投資の回収に失敗し、ブラジルの競合空港に乗り継ぎ需要を奪われる。期限切れの海外権益は更新しない。
  • 米国3空港の商業施設:数量 2.0(収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点)× 価格 0.27(主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル)→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。米国3空港のうち一部契約を失い、残る商業施設も賃料負担で利益が出ない。

倍率:ROE=1.3÷39.0=3.33%で、資本コスト8.5%を大きく下回る。したがって利益を内部留保しても額面どおりの価値を作れず、PERの上限は1÷8.5%=11.76倍。権益の満了、価格規制、重い保守負担のため長期gは0%。利益の質が低いことから上限を下回る8.5倍を採用する。2035年の時価総額は1.3×8.5=11.05億ドル。売却可能な資産の税後床10.0億ドルを上回り、利益から見た上限15.3億ドルも超えない。会社は存続するため時価総額をゼロにはしない。過去の谷のPBRからは導いていない。

確率:地域独占の空港権益が複数残るため完全な事業消滅は想定しない。一方、長期間にわたる観光路線の減少、政府の料金抑制、CPCの低採算化が同時に生じる確率を11%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

メキシコ9空港・航空料金

カンクンを中心とする9空港で、旅客施設使用料、着陸料、駐機料、保安関連料金を受け取る。料金には政府の認可上限がある。

数量メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。市場全体の旅客数とASURの空港シェアで決まる価格旅客100万人当たりの航空関連収入、億ドル。着陸料なども旅客当たりに換算売上営業利益
今 2025/12 40.6 0.18 7 5
10 年後 中立 48.0 0.23 11 7

取り方:2025年20-Fのメキシコ航空関連収入142億7325万ペソを、同年の売上から逆算した概算換算率約19.2ペソ/ドルで7.44億ドルとする。年間旅客4059.6万人で割った単位収入が0.18325億ドル/百万人。メキシコ空港旅客の運営会社別シェアはASUR約22.2%、GAP約31.4%、OMA約15.7%。営業利益5.1億ドルはメキシコ事業の営業利益を料金・商業収入に配賦した分析上の推定で、会社の独立開示額ではない。

メキシコ9空港・商業施設

免税店、飲食、レンタカー、広告、駐車場、ホテル、店舗直営などの収入。滑走路の規制料金とは異なり、店舗構成と客単価改善が効く。

数量メキシコ9空港の年間旅客数、百万人。航空料金と共通の旅客基盤価格旅客100万人当たりの非航空関連収入、億ドル売上営業利益
今 2025/12 40.6 0.09 4 2
10 年後 中立 48.0 0.12 6 3

取り方:2025年20-Fのメキシコ非航空関連収入71億5383万ペソをドル換算して3.72億ドル。旅客4059.6万人で割り、旅客1人当たり約9.16ドルに相当する。内訳には駐車場や直接販売も含まれる。営業利益2.15億ドルは会社の費用科目と商業施設の性質から配賦した推定で、航空料金5.1億ドルとの合計をメキシコの実績営業利益に合わせている。

メキシコ・建設会計上の収入

空港運営権に伴う建設・拡張工事をIFRIC12により収益と費用の両方に計上する。原則として営業利益を生まない通過勘定として扱う。

数量各年度の建設工事量指数。2025年の工事量を1.0とする価格2025年の工事量指数1当たりの建設収入、億ドル売上営業利益
今 2025/12 1.0 3.42 3 0
10 年後 中立 0.9 4.80 4 0

取り方:2025年20-Fのメキシコ建設収入65億6113万ペソから3.42億ドルに換算。工事ごとの物理的数量は連続して公表されないため、2025年の実施工事を指数1.0とし、将来はマスターデベロップメント計画の工事量と物価指数で推定する。IFRIC12の対応費用を同額計上し、利益率はゼロ。収益性の高い通常事業に混ぜない。

プエルトリコ・サンフアン空港

ルイス・ムニョス・マリン国際空港の運営会社アエロスターを連結する。ASUR持ち分は60%で、残りの株主の利益を純利益から差し引く。

数量サンフアン空港の年間旅客数、百万人価格旅客100万人当たりの航空・商業・建設収入の合計、億ドル売上営業利益
今 2025/12 13.6 0.21 3 1
10 年後 中立 15.5 0.28 4 2

取り方:2025年の旅客1364.4万人とプエルトリコ売上約54億ペソから、売上を2.83億ドルとした。空港は地域の主要な玄関口で、他の大規模空港との直接競争より、航空会社の運航能力が数量を決める。営業利益は2025年の地域別収支をもとにした概算。60%持ち分は連結売上・営業利益には掛けず、親会社帰属純利益の算定で反映する。

コロンビア・Airplan6空港

メデジン周辺など6空港の航空料金と商業施設収入。規制収入の権利は2027年に上限に達する見込みで、残る商業収入の権益にも2032年の期限がある。

数量Airplan6空港の年間旅客数、百万人。2032年以降は契約更新の有無も数量に含める価格旅客100万人当たりの収入、億ドル。権益が消滅した場合の価格は参考値であり、売上はゼロ売上営業利益
今 2025/12 17.3 0.12 2 1
10 年後 中立 0.0 0.15 0 0

取り方:2025年旅客1732.0万人、コロンビア売上約38億ペソから2.0億ドルに換算。コロンビア全体の航空旅客約5752万人に対して取扱旅客が約30%に当たるが、発着旅客と航空会社の搭乗者数の口径差には注意が必要。2025年20-Fには規制収入の予定額が2027年に尽きる見込みと、非規制収入の権益が2032年までという説明がある。営業利益0.6億ドルは連結地域の費用と償却を勘案した分析上の概算。

ブラジルなど20空港・CPC

2026年9月に買収を完了したCPCの20空港。ブラジル17空港に加え、キト、コスタリカのサンホセ、キュラソーを含む。航空料金と商業収入のほかIFRIC12の建設売上も含める。

数量取得した20空港の年間旅客数、百万人。期限切れの運営権に係る旅客は除く価格旅客100万人当たりの連結収入、億ドル。建設会計上の収入を含むため利益率を別に管理売上営業利益
今 2025/12 48.0 0.10 5 2
10 年後 中立 61.0 0.14 9 3

取り方:2026年9月に提出されたCPC取得後のプロフォーマ資料から、CPC単体の2025年売上96億3799万ペソ、営業費用控除後の営業利益約31億8940万ペソを採用。概算ドル換算で売上5.0億ドル、営業利益1.66億ドル。2025年の20空港の旅客は約4800万人。うちブラジル17空港は、キト約530万人、サンホセ約640万人、キュラソー約240万人を除いて約3400万人と推定する。ブラジル航空市場約1億2960万人との比較では4分の1程度。CPCの2025年実績はASURの2025年連結決算にはまだ含まれないため、取得済み事業の参考基準として別表示する。CPCの建設収入約0.8億ドル相当には対応する費用があり、利益率を押し下げる。

米国3空港の商業施設

JFK、LAX、オヘアの一部ターミナルで店舗や飲食施設などを運営する。空港全体の運営権ではなく、施設の賃料と出店投資を伴う契約事業。

数量収入を生む主要空港拠点数。現在はJFK、LAX、オヘアの3拠点価格主要拠点1カ所当たりの年間商業事業収入、億ドル売上営業利益
今 2026/09 3.0 0.33 1 0
10 年後 中立 3.0 0.47 1 0

取り方:2025年12月11日取得のため、FY2025の実績は約20日間しかない。2026年第3四半期の商業事業売上4億5640万ペソを、同四半期のドル換算基準で年換算して約1.0億ドルとした。各ターミナルを利用する旅客数や店舗別客単価は一律に開示されないため、実際に契約を持つ3空港を数量とし、1拠点当たり売上に分解した。営業利益0.05億ドルは、第3四半期EBITDA約4900万ペソと賃借・償却負担から慎重に推定したもので、実績の営業利益とは区別する。

リスクと懸念

コロンビアの2027年・2032年の収益権の終了

Airplanの規制料金に関する期待収入は2027年に上限へ達すると会社が見込んでいる。残る非規制商業収入も2032年までを現在の収益権の期間としている。追加工事と規制当局の承認による延長は可能性であって既得権ではない。中立と悲観側では2035年の収益をゼロとし、楽観側にのみ更新成功を含めた。今後の契約条件の変更は企業価値を大きく動かす。

メキシコ政府による航空料金規制

メキシコ政府は2023年に空港の規制料金の計算条件を変更した。カンクンの上限料金も2026~2028年には同一物価基準で少しずつ低下する。利用者が増えても物価分の値上げを必ず転嫁できるわけではない。2029年以降のマスターデベロップメント計画と料金上限の再設定で、空港の超過利益が政府や旅客へ移るおそれがある。

カンクンの旅客集中とトゥルムとの競争

2025年のメキシコ事業ではカンクンが旅客の約72%を占める。政府運営のトゥルム空港との需要の分散、航空会社の機材不足、観光地の選好の変化は、カンクンの便数に直接響く。2026年第3四半期のメキシコの国際旅客は前年同期比11.8%減った。地域内では独占的であっても、旅行先の地域間競争まで防げるわけではない。

CPC買収後の資本効率と負債

CPCの取得価格は約9.92億ドルで、傘下企業の借入と多額の設備投資義務も付いてきた。2026年9月末の純負債は約27.6億ドル、純負債倍率は2.6倍となり、10月には6.711%と7.491%の長期社債を発行した。買収先の営業利益が伸びなければ、高い利払いと償却が株主帰属利益を削る。買収した空港の数より、税引き後の投下資本利益率が8.5%を超えるかを重視する。

運営権期限と巨額の建設投資

取得した空港にはキュラソーの2033年、コスタリカの2036年という期限がある。ブラジルの主要な空港権益は2044年以降まで続くが、契約期間を通じた多額の設備投資義務がある。建設に伴う会計上の売上は原価と対応して利益を生まない。更新のための追加工事を要求された場合、運営を続けられても株主への分配が少なくなることがある。

少数株主持分・ITA合併と資本配分

プエルトリコやCPC傘下の一部空港には外部の共同出資者がいる。連結営業利益の増加をそのままASURの株主利益とはみなせない。またITAの技術支援事業の内製化では、約2.4%の新株増加が予定される。委託料削減の便益と希薄化の価値を比べる必要がある。支配株主や経営陣が事業規模の拡大を優先し、投資利回りを損ねるリスクも残る。

航空会社の経営悪化と外部ショック

ASURは航空機の燃料を直接買わないが、燃料高や機材不足が航空会社の減便につながれば旅客が減る。2026年は米国航空会社の供給制約がカンクンとサンフアンを圧迫した。感染症、ハリケーン、米国の景気後退、観光地の治安悪化などが重なると、保安、清掃、施設維持、賃料などの固定費を十分に削れない。2020年には営業利益率が約25%まで低下している。

今後の分かれ目

カンクンを含むメキシコ9空港の国際旅客が2年連続で減り、全国空港旅客シェアが20%を割ったら
単なる短期の航空会社の供給制約ではなく、観光地域の構造的な競争力低下を疑う。メキシコの数量をやや悲観側へ下げ、商業収益の固定費負担も増やして評価する。
Airplanについて2032年以降の収益権延長が当局と正式に成立し、2027年以降の航空料金の条件も開示されたら
中立でゼロとしている2035年のコロンビア売上を見直す。更新の対価となる追加工事と料金上限を調べ、増分の税後利益が資本コストを上回る部分だけ価値に加える。
CPCの建設収入を除いた営業利益率が35%を超え、純負債倍率も2倍を下回ったら
ブラジルの統合が利益を生み、借入負担も軽くなった証拠とする。やや楽観・楽観の確率を上げ、再投資の質を評価する。
CPCの建設収入を除いた利益率が低下し、追加投資後も純負債倍率が3倍を超えたら
投資義務の回収が遅れていると判断する。将来の配当を減らし、やや悲観・悲観の確率を厚くする。資本コストだけを機械的に上げることはしない。
メキシコの2029年以降の料金上限が物価に概ね連動し、カンクンの拡張後も旅客当たり商業収入が増えたら
長期の値付け力と増分投資の採算が確認される。メキシコの価格と営業利益率を楽観寄りへ修正する。
ITAの内製化が完了し、純増約725万普通株の条件と年間の費用削減額が確定したら
実際の持ち分希薄化を既存株主の価値に反映する。技術支援費用の削減後の利益と新株発行の対価を両建てで確認し、便益を二重計上しない。
2027~2028年の設備投資の山を越えた後、自由現金収支が純利益に近づき、負債を減らしながら通常配当を維持できたら
買収で増えた利益が実際に株主へ戻る証拠となる。長期の正味還元を上方修正するが、一時的な特別配当を毎年続く還元とはみなさない。

見ておくもの

  • カンクンの年間旅客数、国際線の便数、トゥルム空港への需要分散、メキシコ9空港の全国市場シェア
  • メキシコの規制料金上限と2029年以降のマスターデベロップメント計画
  • 旅客1人当たりの商業収入、商業施設の直営比率、航空収入と非航空収入の成長率
  • コロンビアAirplanの2027年以降の規制収入と2032年以降の契約更新に関する正式な開示
  • CPC20空港の旅客数、建設会計を除いた利益率、少数株主持分、残存する設備投資義務
  • 2026年に拡大した純負債の減少速度、純負債倍率、2031年・2036年満期の社債利息
  • 2027年の約110億ペソの設備投資計画に対する実績と、設備投資後の自由現金収支
  • ITA合併の完了時期、最終新株発行数、技術支援費用の削減実績、特別配当後の通常還元方針

倍率と資本コストの決め方

価値の算定では現在の市場PERや過去の安値PBRを使っていない。まず2025年のメキシコ航空料金、商業施設、建設会計、サンフアン、コロンビアを分けた。続いて2026年9月に取得済みのCPCを2025年の独立実績から加え、米国商業施設は2026年第3四半期の年換算を用いた。2025年の実績と取得済み事業の参考数値は計上期間が異なるため、無理に同じ連結売上へ合わせていない。中立ではコロンビア権益の更新を織り込まない。倍率は資本コスト8.5%、長期g3.2%、事業ROE19.38%、強い堀の残存率2/3から導いた正当化PER上限15.52倍の約90%とした。悲観の床も期限付き権益の税後処分価値であり、帳簿や過去の市場倍率ではない。2026年の買収負債と社債借り換えを二重に計上せず、未完了のITA合併は成立済み買収として扱わない。結果として本質価値が現在の時価総額を上回ったが、差を目標にして数量や利益率を調整していない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に事業の質による0.5%を加え、資本コストを8.5%とする。比較対象のデルタ航空は9.0%、ユナイテッド航空とサウスウエスト航空は9.5%、ウーバーは8.5%だが、ASURは輸送機材や運転手の競争を負う会社ではない。地域独占は航空会社より強い一方、規制料金と設備投資、買収負債は重いため、8.5%を採用した。2026年に発行したドル建て社債の金利6.711~7.491%も考慮している。個別の権益更新と買収失敗を重ねてkに足さず、数量、利益率、確率で表す。βは使用しない。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. ASUR 2025 Form 20-F:空港別実績、航空・非航空・建設収入、運営権、料金規制、設備投資
  2. ASUR 2026年第3四半期決算:CPC取得後の旅客数、売上、利益率、現金、負債
  3. ASUR 2026年9月28日Form 6-K:CPC取得の条件、プロフォーマ財務、個別空港の権益期限、設備投資義務

分析日 2026-10-23