株譜
AI 銘柄分析 · 資本財・サービス · 試作

アクソン・エンタープライズ AXON

時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)181.89 ドル150 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)414.6 ドル342 億ドル差 −56.1%
10 年後から見ると 割高 価値 181.89 ドル150 億ドル · 差 −56.1% · 期待の年率 −0.5%
期待の年率リターン(10 年)−0.5%資本コスト比 −8.5 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アクソン(Axon Enterprise)は、電気ショック銃のテーザーとボディカメラ、証拠管理・記録のクラウド、AI の報告書作成(Draft One)、911 通報(カービン、プリペアード)、対ドローン(デドローン)を警察・公共安全機関へ束ねて売る会社である。2025 年の売上は 27.8 億ドル(+33%)、GAAP の営業利益は −0.6 億ドル、純利益 1.2 億ドル。会社が示す調整後 EBITDA 率 25.5% は株式報酬(2025 年に 6.3 億ドル、売上の 23%)を戻した数字で、GAAP では利益がほとんど残らない。2026 年 4〜6 月期は売上 9.04 億ドル(+35%)、年間経常収益(ARR)16.4 億ドル(+39%)、純収益維持率 126%、将来の契約済み受注 151 億ドル(+41%)と勢いは強い。

伸びの源は、警察官などの利用者数(席)× 席シェア × 1 席あたり年額の 3 つ。年額は、テーザー・カメラ・クラウド・AI を束ねるほど上がる。競合はモトローラ・ソリューションズ(映像部門は +12%)で、受注の伸びはアクソンが上回る。

バリュー投資の観点では、事業の質(5 年の長期契約、解約の少なさ、切り替えの費用)は高いが、値段が先に走っている。株式報酬を費用にした純利益で見ると、時価総額 317 億ドルは 2025 年の純利益の 268 倍。セグメントごとに積み上げた 2035 年の中立の純利益は 22 億ドルで、利益ベースの上限 17.8 倍の 9 割の 16.0 倍を掛けて資本コスト 8% で割り引くと、今の値段に届かない。確率で加重した本質価値は今より 5 割ほど低く、楽観の筋書きでも期待の年率は資本コストに届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家なら、まず 10 年後も事業が存在し、今より強いかを問う。ある。警察は映像の記録・証拠・AI の支援を必要とし、機器と記録が一体の契約は、切り替えにくい。堀は、記録の積み上げ・長期契約・テーザーの独占に根ざし、広がっている。

次にオーナー利益。株主のものになる利益は、株式報酬を費用にした GAAP の利益に近い。2025 年の純利益は 1.2 億ドルで、時価総額は 268 倍。調整後の利益(株式報酬を戻した 2025 年の調整後 EBITDA 約 7 億ドル)で見ても割高だが、戻す前の数字を使う限り、利回りは国債 5% の足元にも及ばない。中立の筋書きで 2035 年の純利益 22 億ドル(時価総額の約 7%)に育って初めて、利回りが国債に近づく。

資本配分は、買収(カービン・プリペアード・デドローン)が事業と一体で、評価できる。ただし、株式報酬が重く、転換社債で資金を足すため、持ち分は薄まる。安全域:中立の筋書きの 10 年の収益は年 1% 前後で、資本コスト 8% に届かない。事業の予測のしやすさ(契約済み受注)は高いが、5 年後の競合(モトローラ・フロック)と利益率は読みにくく、確信度は中程度。値段に見合う安全域は無く、強気の筋書きの大半が実現して初めて今の値段を正当化できる。事業の予測のしやすさ(契約済み受注)は高いが、5 年後の競合(モトローラ・フロック)と利益率は読みにくく、確信度は中程度。値段に見合う安全域は無く、強気の筋書きの大半が実現して初めて今の値段を正当化できる。

何で稼ぐ会社か

ソフトウェア・サービス部門(2025 年の売上 約 12.6 億ドル、Q2 2026 は 3.98 億ドルで +36%)は、証拠管理・記録のクラウド(アクソン・エビデンス)、AI の報告書作成(Draft One)、リアルタイムの犯罪情報(フュージョン)、911 通報(カービン)などの年額課金。粗利は GAAP で 71%。5 年の長期契約(アクソン・アシュアランス)が中心で、契約済みの将来受注 151 億ドルのうち 20〜25% が 12 か月以内に売上になる。

コネクテッド・デバイス部門(同 約 15.2 億ドル、Q2 は 5.07 億ドルで +35%)は、テーザー(TASER 10 が主力)、ボディカメラ(アクソン・ボディ 4)、車載カメラ、ドローン、対ドローン機器(デドローン)。粗利は GAAP で 52%。警察が 5 年ごとに機器を更新する周期で売れ、機器を売るほどクラウドの席が増える関係にある。

売上は「警察官などの席の数 × アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額」で組み立てる。世界の対象は、米国の警察官・保安官・矯正職員・救急職員などと、同盟国の同種の職員で、合わせて約 400 万席(推定)。ソフトウェア部門の席シェアは約 25%、デバイス部門は約 38%(席に自社の機器がある割合)と置いた。1 席あたりの年額は、ソフトウェア 約 0.126 万ドル、デバイス 約 0.100 万ドル。

M&A は、2026 年 2 月のカービン(911 通報ソフト、現金 約 5.5 億ドル)、2025 年末のプリペアード、2024 年のデドローンと、通報から捜査・証拠までの川上を足す方向。顧客は米国の約 1.8 万の警察機関と、英国・カナダ・豪州・欧州。

優良さと弱いところ

堀は 3 つ。第一に、切り替えの費用。ボディカメラの映像と証拠は何年分もクラウドに積まれ、裁判の手続きにも組み込まれるため、機関は別の会社に乗り換えにくい。純収益維持率 126% は、既存の顧客の支払いが 1 年で 26% 増えていることを示す。第二に、テーザーの事実上の独占(推定で米国の警察の 9 割前後)。機器を売る入口が、クラウドと AI の束ね売りの入口になる。第三に、5 年の長期契約で、将来の契約済み受注 151 億ドル(売上の約 4 年分)が見える。

弱い点は、利益の質と資本の使い方。GAAP の営業利益率は 2025 年に −2.2%。株式報酬が売上の 23%(2026 年は約 16%)と重く、CEO への業績連動報酬が 2026 年に約 2.8 億ドルの費用になる。調整後 EBITDA・非 GAAP の利益はこれを戻すので安く見えるが、株主のものになる利益は GAAP 側である。ROE は 2025 年に 3.8%。買収を重ね、のれんが 2026 年上期に 13.7 億ドルから 19.0 億ドルへ増えた。第二に、価格を決める力は強いが、予算は自治体のもので、不況では新規の契約が先に止まる。第三に、顧客の信頼(映像の扱い・AI 報告書の誤り・使用の是非)が堀でもあり、傷になりうる。

経営は CEO が長く率い、長期目標を示して外す・達成する実績が両方ある。2028 年に売上 60 億ドル・調整後 EBITDA 率 28% が会社の目標。経営の方向は明確だが、株式報酬の大きさは株主への負担である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

公共安全の技術は、警察の人員確保・訴訟の備え・説明責任の要請から、ボディカメラ・記録・AI 支援が標準装備になる方向にある。米国の警察・公共安全の技術市場は推定 100 億ドル規模(業界ノート)で、アクソンは売上 28 億ドルとすでにその大きな部分を占める。市場は「席の数」の伸びより、1 席あたりの支出(機器から、クラウド・AI・911・ドローンへ広がる)の伸びが大きい。

競合は、モトローラ・ソリューションズ(映像・入退室部門 Q2 2026 は 5.84 億ドルで +12%、全社は +13%)が最大。無線機・指令・911・ボディカメラ・固定カメラ(アヴィジロン)を一つの契約にまとめる力があり、受注の伸び(約 11%)はアクソンの契約済み受注の伸び(41%)より低いが、規模は 4 倍近い。フロック・セーフティ(Flock Safety。ナンバープレート読み取りと固定カメラ)は自治体向けに急拡大する非上場の新興で、固定カメラ・読み取りの領域でアクソンのフュージョンと競う。単純なボディカメラは中国メーカーや小規模各社が低価格で競い、価格競争で機器の利益率は 52% の粗利から下がりうる。

景気と政策も効く。米国の警察予算は自治体の税収に結び付き、リーマン級の不況では新規契約が 3 割ほど止まる(既存契約は更新が多く、売上の落ちは 1 割ほど)。2025〜2026 年は関税(機器の部品)が費用に効き、2026 年 Q2 は関税の還付 0.47 億ドルが利益率を押し上げた。AI の報告書作成は警察官の事務時間を減らす実利が強く、使われ方の規制(記録の公開・AI の透明性)が普及の速さを決める。

資本政策と M&A

資本政策は、成長への再投資と買収が優先で、配当・自社株買いはない。2025 年の FCF は 0.8 億ドル、株式報酬 6.3 億ドルは従業員への株で、株は毎年約 3% 増える(2025 年)。この希釈は費用として純利益に入れて見る。

借り入れは 2025 年 3 月の 6.125% のシニア債(2030 年、10 億ドル)など。0.50% の転換社債(2027 年満期)は 2026 年 2 月に償還・転換で消え、2026 年 9 月に 0% の転換社債(2031 年満期、10 億ドル。追加 1.5 億ドルのオプション)を出した。転換価格は今の株価の約 1.7 倍で、キャップ付きコール(上限は発行時の株価の 2.4 倍)で希釈を抑える。これは株数と負債の両方では数えず、負債(元本)として一度だけ数える。2026 年 6 月末の現金等 6.9 億ドルに対しシニア債 17.5 億ドル、純負債 10.6 億ドル(2025 年末は 1.1 億ドル)で、新しい 0% の転換社債の分だけ現金も増えるので純負債は変わらない。

M&A は、2026 年 2 月のカービン(約 5.5 億ドル)の後も、通報・捜査・証拠の川上で小さな買収が続く見込み。大型の買収は置かず、他社に買われる可能性も無い(時価総額が大きく、CEO が経営に残る)。バリュー投資の観点では、売上の 16% の株式報酬で社員に払い、資金は転換社債で足すやり方は、株主の持ち分を静かに薄める点で注意が要る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

契約済みの将来受注 151 億ドル(+41%)は、売上の約 4 年分で、そのうち 20〜25% が 12 か月以内に売上になる。純収益維持率 126%(既存顧客の支払いが 1 年で 26% 増える)は、機器の更新・クラウドの席の追加・AI(Draft One)・911(カービン)・ドローンで 1 席あたりの年額が伸び続ける証拠。席のシェアは、ソフトウェアで米国外の警察(英国・欧州・豪州)に広がり、2035 年に 5 割を超える。2026 年の売上成長の見通しは 30〜32% から 32〜34% に引き上げられた。

利益率は規模で上がる。ソフトウェアの粗利 71%(GAAP)は 75% 超へ、機器の粗利も 52% から改善し、デバイスの価格が物価を超えて通る。株式報酬は売上の 16% から 6% 台へ下がる(CEO への業績連動報酬は 2026〜2028 年で費用が山を越える)。2028 年には会社の目標どおり売上 60 億ドル超・調整後 EBITDA 率 28% が達成され、GAAP の営業利益率は 17%、2035 年は 27% に届く。

競合は、モトローラの受注の伸び(約 11%)がアクソンの 41% の半分以下で、映像で追いつけていない。フロック・セーフティは固定カメラでは強いが、記録・証拠・テーザーの束ねとは別の領域。純利益は 2028 年に 7.9 億ドル、2035 年に 37 億ドル。倍率も利益ベースの上限の内側で 18 倍前後が付く。

慎重な見方

時価総額 317 億ドルは、GAAP の純利益の 268 倍で、株式報酬を戻した調整後の利益でも 100 倍を超える。2026 年 4〜6 月期の GAAP 営業利益は 0.47 億ドル(売上の 5%)、FCF は −0.01 億ドル。株式報酬は 1 四半期で 1.44 億ドルあり、売上が +35% 伸びても GAAP の利益は動かない。2026 年の 2.8 億ドルの CEO への業績連動報酬は、株主の持ち分を減らす。

5 年契約の受注残 151 億ドルは自治体の予算の範囲内の約束で、リーマン級の不況では新規契約が 3 割止まり、機器の更新も遅れる。株価はリーマンで −75%、2022 年の利上げ局面で −48% 下がった。モトローラ・ソリューションズは無線機・指令・911・カメラを一つの契約にまとめ、受注残も大きい。フロック・セーフティはナンバープレート読み取り・固定カメラで自治体の予算を取る。単純なボディカメラは中国メーカーが低価格で入り、機器の粗利 52% は下がる。

AI の報告書作成(Draft One)は、誤りや証拠としての扱いをめぐる訴訟・規制で普及が遅れうる。買収で、のれんが 13.7 億ドルから 19.0 億ドルへ半年で増えた。成長が鈍れば、買収した事業の減損が出る。純利益は 2028 年でも 5 億ドル前後で、時価総額はその 60 倍以上を織り込んでいる。

どちらに重みを置いたか

事業の質と受注の厚さは強気の見方が強く、需要が消えるという悲観は薄い。ただし値段と利益の質は慎重な見方が強い。GAAP の純利益で見ると、中立の筋書きでは 10 年後の時価総額は約 359 億ドルで今より 1 割ほど上回るだけ(利益ベースの倍率 16.0 倍)で、年の収益は 1% 前後にとどまり、資本コスト 8% に届かない。確率は 10 年で中立 34%・やや悲観 24%・悲観 14%(悲観側 計 38%)、楽観・やや楽観 計 28%。GAAP の利益がまだ薄く将来の伸びに頼る会社なので、悲観側を厚めに置いた。結論は「優れた事業だが、今の値段は成功の大半を織り込み、割高」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 392.68 ドル323 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 0.00 ドル0 億ドル)。 今の値に割り戻すと 181.89 ドル150 億ドル、今との差 −56.1%、 期待の年率 −0.5%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 787.18 ドル648 億ドル 0.00 ドル0 億ドル +89.9% +6.6% 62.97 ドル52 億ドル
やや楽観 20% 609.81 ドル502 億ドル 0.00 ドル0 億ドル +47.1% +3.9% 121.96 ドル100 億ドル
中立 34% 435.96 ドル359 億ドル 0.00 ドル0 億ドル +5.2% +0.5% 148.23 ドル122 億ドル
やや悲観 24% 210.88 ドル174 億ドル 0.00 ドル0 億ドル −49.1% −6.5% 50.61 ドル42 億ドル
悲観 14% 63.62 ドル52 億ドル 0.00 ドル0 億ドル −84.7% −17.1% 8.91 ドル7 億ドル
加重平均100% 392.68 ドル323 億ドル0.00 ドル0 億ドル −5.3% −0.5% 392.68 ドル323 億ドル

今の株価時価総額 414.60 ドル342 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% 楽観:席シェアが 5 割を超え、束ね売りの年額が実質 1.9 倍になり、GAAP の営業利益率が 27% 利益 37 億ドル · PER 17.6 倍 · 株価時価総額 787.18 ドル648 億ドル

2035 年、世界の対象は 500 万席(米国外で増加)、席シェアはソフトウェア 56%・デバイス 60%。1 席あたりの年額はソフトウェア 0.346 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.95 倍)、デバイス 0.204 万ドル。AI の報告書・911・ドローン・対ドローンで 1 席あたりの支出が 10 年で名目 2.7 倍になる。売上は 158.3 億ドル(2025 年の 5.7 倍、年 +19%)、ソフトウェア 97.0 億ドル(利益率 38%)、デバイス 61.3 億ドル(20%)、共通費 −6.0 億ドルで営業利益 43.1 億ドル(27%)、純利益 36.8 億ドル。株式報酬は売上の 5% 台へ下がる。競合と照らすと、モトローラは束ね売りで警察の無線・指令を握るが、記録・証拠・AI ではアクソンが標準。純現金は 92 億ドルまで積み上がり、転換社債は元本の負債として数える。10 年目の利益はなお年 13% 伸びる。

  • ソフトウェア・サービス:数量 500(公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員))× 価格 1,940(アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ))→ 売上 97 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場 500 万席 × シェア 56.0% × 年額 0.346 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.95 倍)
  • コネクテッド・デバイス:数量 500(公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場))× 価格 1,227(アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル))→ 売上 61 億ドル・営業利益 12 億ドル。市場 500 万席 × シェア 60.0% × 年額 0.204 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.45 倍)

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 19.2%(この筋書きの純利益 36.8 ÷ 自己資本 191 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 8.0%(基本 8.0% + quality +0.0%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 15.5%(堀は強:テーザーの独占、5 年の長期契約、証拠データを他社へ移す手間と法廷での証拠の連続性の要件(残る割合 2/3))。g は 4.0%(g は 4.5%(構造的な成長。内訳=警察などの席(市場)の実質伸び + シェア + 価格 3.5%))。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=18.5 倍に対し、95% の 17.6 倍に置いた(席シェアが 5 割を超え、1 席あたり年額が実質 1.9 倍になる筋書きなので上限の近く)。時価総額=純利益 36.8 億ドル × 17.6 倍=648 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:席シェアが 5 割を超え、AI・911・ドローンの追加で年額が実質 1.9 倍になる展開。10 年続けて高成長を保つ会社は少なく、1 割未満の 8% とした。

やや楽観 20% やや楽観:席シェアは 5 割強、GAAP の営業利益率は 25% 利益 30 億ドル · PER 17.0 倍 · 株価時価総額 609.81 ドル502 億ドル

2035 年、市場は 494 万席、席シェアはソフトウェア 52%・デバイス 57%。1 席あたりの年額はソフトウェア 0.329 万ドル(実質 1.85 倍)、デバイス 0.197 万ドル。売上は 140.0 億ドル(年 +17.5%)、ソフトウェア 84.4 億ドル(利益率 36%)、デバイス 55.6 億ドル(18.5%)、共通費 −6.0 億ドルで営業利益 34.7 億ドル(25%)、純利益 29.6 億ドル。2028 年に 58 億ドルへ届いた後も年 +13% で伸び続け、10 年目も +11%。競合と照らすと、モトローラとは 911・映像で併存し、アクソンは証拠・AI で差をつける。フロック・セーフティの固定カメラは別の領域で取りこぼす。

  • ソフトウェア・サービス:数量 494(公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員))× 価格 1,709(アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ))→ 売上 84 億ドル・営業利益 30 億ドル。市場 494 万席 × シェア 52.0% × 年額 0.329 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.85 倍)
  • コネクテッド・デバイス:数量 494(公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場))× 価格 1,125(アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル))→ 売上 56 億ドル・営業利益 10 億ドル。市場 494 万席 × シェア 57.0% × 年額 0.197 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.40 倍)

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 18.2%(この筋書きの純利益 29.6 ÷ 自己資本 162 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 8.0%(基本 8.0% + quality +0.0%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 14.8%(堀は強:テーザーの独占、5 年の長期契約、証拠データを他社へ移す手間と法廷での証拠の連続性の要件(残る割合 2/3))。g は 4.0%(g は 4.5%(構造的な成長。内訳=警察などの席(市場)の実質伸び + シェア + 価格 3.5%))。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=18.3 倍に対し、93% の 17.0 倍に置いた(席シェア 5 割強・営業利益率 25% まで育つ筋書き)。時価総額=純利益 29.6 億ドル × 17.0 倍=502 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:席シェア 5 割強・営業利益率 25% まで育つ展開。受注の厚さと切り替えの費用の高さが 10 年効く場合で、2 割。

中立 34% 中立:席シェアは 5 割弱、GAAP の営業利益率は 22%、売上は 121 億ドル 利益 22 億ドル · PER 16.0 倍 · 株価時価総額 435.96 ドル359 億ドル

2035 年、市場は 488 万席(年 +2%)、席シェアはソフトウェア 48%・デバイス 54%。1 席あたりの年額はソフトウェア 0.306 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.72 倍。AI・911 の追加は続くが、純収益維持率は 126% から下がる)、デバイス 0.188 万ドル(実質 1.33 倍)。売上は 121.0 億ドル(年 +15.8%。2028→2035 は年 +12%)、ソフトウェア 71.6 億ドル(利益率 34%)、デバイス 49.4 億ドル(16%)、共通費・買収の償却で −6.0 億ドル、営業利益 26.2 億ドル(22%)、純利益 22.4 億ドル(2028 年の約 4.4 倍)。株式報酬は売上の 6% 台へ下がるが GAAP の利益には費用として入っている。競合と照らすと、モトローラ(営業利益率は GAAP で 2 割前後と推定)と並ぶ水準まで利益率が育つが、規模は半分以下。純現金は 58 億ドル。10 年目の利益の伸びは 9%。

  • ソフトウェア・サービス:数量 488(公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員))× 価格 1,467(アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ))→ 売上 72 億ドル・営業利益 24 億ドル。市場 488 万席 × シェア 48.0% × 年額 0.306 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.72 倍)
  • コネクテッド・デバイス:数量 488(公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場))× 価格 1,013(アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル))→ 売上 49 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 488 万席 × シェア 54.0% × 年額 0.188 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.33 倍)

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 16.9%(この筋書きの純利益 22.4 ÷ 自己資本 133 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 8.0%(基本 8.0% + quality +0.0%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 13.9%(堀は強:テーザーの独占、5 年の長期契約、証拠データを他社へ移す手間と法廷での証拠の連続性の要件(残る割合 2/3))。g は 4.0%(g は 4.5%(構造的な成長。内訳=警察などの席(市場)の実質伸び + シェア + 価格 3.5%))。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=17.8 倍に対し、90% の 16.0 倍に置いた(堀が強く純収益維持率が高い質を認めるが、株式報酬の重さと転換社債による希釈があるので 10 割にはしない)。時価総額=純利益 22.4 億ドル × 16.0 倍=359 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:席シェアは 5 割弱まで伸び、利益率は規模と株式報酬の低下で 22% まで育つ、市場の中位の展開。確率は最も厚く 34%。

やや悲観 24% やや悲観:席シェアが 4 割台で止まり、価格競争で GAAP の営業利益率は 17% 利益 13 億ドル · PER 13.6 倍 · 株価時価総額 210.88 ドル174 億ドル

2035 年、市場は 475 万席、席シェアはソフトウェア 40%・デバイス 48%(モトローラの束ね売りと中国メーカーの低価格に取られる)。1 席あたりの年額はソフトウェア 0.266 万ドル(実質 1.50 倍)、デバイス 0.169 万ドル(実質 1.20 倍)。売上は 89.2 億ドル(年 +12.4%)、ソフトウェア 50.6 億ドル(利益率 31%)、デバイス 38.6 億ドル(14.5%)、共通費 −6.0 億ドルで営業利益 15.3 億ドル(17%)、純利益 12.8 億ドル。競合と照らすと、モトローラとの差が縮み、機器は価格競争で粗利が下がる。ここまで負けても、ソフトウェアの記録・証拠は切り替えにくく、利益は残る。純現金 26 億ドル。10 年目の利益の伸びは 6%。

  • ソフトウェア・サービス:数量 475(公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員))× 価格 1,066(アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ))→ 売上 51 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 475 万席 × シェア 40.0% × 年額 0.266 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.50 倍)
  • コネクテッド・デバイス:数量 475(公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場))× 価格 812(アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル))→ 売上 39 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場 475 万席 × シェア 48.0% × 年額 0.169 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.20 倍)

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 14.7%(この筋書きの純利益 12.8 ÷ 自己資本 87 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 8.0%(基本 8.0% + quality +0.0%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 12.4%(堀は強:テーザーの独占、5 年の長期契約、証拠データを他社へ移す手間と法廷での証拠の連続性の要件(残る割合 2/3))。g は 4.0%(g は 4.5%(構造的な成長。内訳=警察などの席(市場)の実質伸び + シェア + 価格 3.5%))。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=17.0 倍に対し、80% の 13.6 倍に置いた(競合(モトローラ)に席を削られ、株式報酬が重いまま利益率が育たない筋書き)。時価総額=純利益 12.8 億ドル × 13.6 倍=174 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:モトローラの束ね売り・機器の価格競争・AI の規制で、席シェアが 4 割台で止まる展開。公共安全の予算は 10 年の間に必ず揺れるので、4 分の 1 弱。

悲観 14% 悲観:束ね売りの優位が崩れ、機器と記録が競合に置き換わり優良ではなくなる 利益 5 億ドル · PER 10.9 倍 · 株価時価総額 63.62 ドル52 億ドル

2035 年、市場は 440 万席にとどまり、席シェアはソフトウェア 30%・デバイス 40%まで落ちる。モトローラが警察の無線・指令・911・カメラを一つの契約にまとめて価格で取り、フロック・セーフティが固定カメラ・読み取りを押さえ、中国メーカーが低価格のボディカメラを広げる。1 席あたりの年額はソフトウェア 0.222 万ドル(実質 1.25 倍)、デバイス 0.141 万ドル(実質 1.00 倍。機器の価格が物価に追いつかない)。売上は 54.1 億ドル(年 +6.9%)、ソフトウェア 29.3 億ドル(26%)、デバイス 24.8 億ドル(9%)、共通費 −4.0 億ドルで営業利益 5.9 億ドル(11%)、純利益 4.8 億ドル。買収ののれん(19 億ドル超)に減損が出うる。ここまで負けると、成長するソフト会社ではなく、景気に揺れる機器の会社になる。10 年目の利益の伸びは 4%。

  • ソフトウェア・サービス:数量 440(公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員))× 価格 666(アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ))→ 売上 29 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 440 万席 × シェア 30.0% × 年額 0.222 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.25 倍)
  • コネクテッド・デバイス:数量 440(公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場))× 価格 564(アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル))→ 売上 25 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場 440 万席 × シェア 40.0% × 年額 0.141 万ドル(物価 1.41 倍 × 実質 1.00 倍)

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 9.2%(この筋書きの純利益 4.8 ÷ 自己資本 52 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 8.0%(基本 8.0% + quality +0.0%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 8.8%(堀は強:テーザーの独占、5 年の長期契約、証拠データを他社へ移す手間と法廷での証拠の連続性の要件(残る割合 2/3))。g は 4.0%(g は 4.5%(構造的な成長。内訳=警察などの席(市場)の実質伸び + シェア + 価格 3.5%))。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=13.6 倍に対し、80% の 10.9 倍に置いた(シェアを失い ROE が 9% に下がる構造的な負け)。時価総額=純利益 4.8 億ドル × 10.9 倍=52 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:束ね売りの優位が崩れ、機器と記録が競合に置き換わる構造的な負け。10 年は長く、新興(フロック)・大手(モトローラ)・中国勢が同時に動く可能性と、今の高い期待が剥がれる影響を考え、1 割強の 14%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

ソフトウェア・サービス

証拠管理・記録のクラウド、AI の報告書(Draft One)、リアルタイム犯罪情報、911 通報(カービン)などの年額課金。5 年契約が中心。

数量公共安全の職員の席数(万席。米国の警察官・保安官・矯正・救急と同盟国の同種の職員)価格アクソンの席シェア × 1 席あたりの年額(万ドル。2025 年は 0.126 万ドルで、物価指数と実質の上乗せ)売上営業利益
今 2025/12 400 315 13 3
10 年後 中立 488 1,467 72 24

取り方:対象の席 400 万席(米国 約 100 万+同盟国 約 300 万。推定)× 席シェア 25%(クラウドに載る席。推定)× 1 席あたり年額 0.126 万ドル = 売上 12.6 億ドル(2025 年のソフトウェア・サービスの売上の推定。会社全体 27.8 億ドルのうち、残りをデバイス 15.2 億ドルと置いた)。営業利益はセグメントの GAAP 粗利 71%・営業利益率 25% の推定で 3.2 億ドル。共通費・CEO への業績連動報酬・買収の償却は全社の調整(−5.7 億ドル)に入れ、全社の GAAP 営業利益 −0.6 億ドルに合わせた。売上 = 市場(席数)× シェア × 価格(物価 10 年 1.41 倍が基本)。競合はモトローラ・ソリューションズ(映像・入退室は Q2 2026 に 5.84 億ドル・+12%)とフロック・セーフティ。

コネクテッド・デバイス

テーザー(TASER 10)、ボディカメラ(アクソン・ボディ 4)、車載カメラ、ドローン、対ドローン機器(デドローン)。5 年の更新周期で売れる。

数量公共安全の職員の席数(万席。ソフトウェアと同じ市場)価格アクソンの席シェア(自社機器がある席)× 1 席あたりの機器の年換算の売上(万ドル。2025 年は 0.100 万ドル)売上営業利益
今 2025/12 400 380 15 2
10 年後 中立 488 1,013 49 8

取り方:同じ 400 万席 × 席シェア 38%(自社の機器がある席。推定)× 1 席あたり年換算の機器売上 0.100 万ドル = 売上 15.2 億ドル(会社全体 27.8 億ドルからソフトウェアを引いた推定)。営業利益は GAAP 粗利 52%・営業利益率 12.5% の推定で 1.9 億ドル。売上 = 市場 × シェア × 価格。競合はモトローラ(APX・ボディカメラ)、中国メーカー、小規模各社。機器の価格は物価並みが基本で、AI や新機種で実質の上乗せがある。

リスクと懸念

株式報酬の重さと CEO への業績連動報酬

2025 年の株式報酬は 6.3 億ドル(売上の 23%)、2026 年も 5.9〜6.2 億ドル(うち約 2.8 億ドルは CEO の業績連動報酬と従業員 XSP)。調整後の利益で見ると安く見えるが、株主の持ち分を毎年約 3% 薄める費用で、GAAP の利益は 2025 年に 1.2 億ドルしか残らない。株式報酬が売上の 10% 超に居座れば、中立の 2035 年の利益率は置いた値より低くなる。

モトローラ・ソリューションズの束ね売り

無線機・指令・911・固定カメラ・ボディカメラを一つの契約にまとめられる会社で、映像・入退室の売上は Q2 に 5.84 億ドル(+12%)。アクソンのテーザー・カメラ・クラウドの席を、価格を下げた束ねで奪えば、席シェアが置いた値(2035 年 ソフト 48%)に届かず、利益率も下がる。

自治体の予算と景気

警察の予算は自治体の税収に結び付き、リーマン級の不況では新規契約が 3 割ほど止まる(既存は更新が多く、売上は 1 割ほど減る)。5 年契約の将来受注 151 億ドルは自治体が打ち切れない約束ではなく、予算の範囲内。2028 年までに不況が来れば、機器の更新が遅れ、GAAP の利益が赤字に戻る。

機器の価格競争と関税

単純なボディカメラは中国メーカー・小規模各社が低価格で入り、機器の粗利 52%(GAAP)は下がりうる。2025〜2026 年は関税で部品の費用が増え、Q2 2026 は関税の還付 0.47 億ドルが利益率を押し上げた。還付が無くなる・新たな関税が課されると、機器の利益率の置き方(2035 年 16%)が崩れる。

AI の報告書・映像の扱いをめぐる訴訟と規制

Draft One は警察官の事務時間を減らす実利が大きいが、誤りの混入・証拠としての扱い・記録の公開をめぐり、州法や裁判で制限が出うる。ボディカメラ映像とクラウドへの信頼が傷つけば、5 年契約の更新率(純収益維持率 126%)が落ち、ソフトウェアの 1 席あたりの年額の伸びが止まる。

買収ののれんと統合

2026 年上半期にカービン(約 5.5 億ドル)などでのれんが 13.7 億ドルから 19.0 億ドルへ増えた。買収した事業の売上が見込みを下回れば減損になり、GAAP の純利益を押し下げる。911・捜査支援・ドローンと領域が広がるほど、本業との統合の難しさも増す。

借入の増加と転換社債

純負債は 2025 年末の 1.1 億ドルから 2026 年 6 月末に 10.6 億ドル。2030 年満期の 6.125% のシニア債が高い金利で残り、2031 年の 0% の転換社債(転換価格は今の株価の約 1.7 倍)が加わる。株価が転換価格を超えて高くなる筋書きでは、キャップ付きコールの上限(発行時の株価の約 2.4 倍)を超える希釈が出る。

今後の分かれ目

ARR の伸びが 35% 前後を保ち、純収益維持率が 120% を超え続けたら
ソフトウェアの席シェア・年額の伸びの置き方が裏付けられ、楽観・やや楽観の確率を上げる。2028 年の売上は会社の目標 60 億ドルに近づく。
GAAP の営業利益率が 2027 年に 8% 台、2028 年に 13% 台へ上がったら
株式報酬の山(CEO の業績連動報酬)が過ぎて規模の利益が出た証拠で、中立の 2035 年の利益率 21〜22% へ向かう道が確かになる。中立の確率を楽観側へ寄せる。
モトローラ・ソリューションズが映像・無線・911 の束ねでアクソンの大型契約を奪う例が重なったら
席シェアの置き方(2035 年 ソフト 48%・デバイス 54%)を 5〜8 ポイント下げ、やや悲観の確率を上げる。
警察予算が縮み、新規契約が前年を大きく下回ったら
2028 年に利益が赤字へ戻る筋書き(悲観)の確率を上げる。既存契約の更新率と売上の維持を確かめる。
Draft One など AI 機能に州の規制や裁判の制限が出たら
ソフトウェアの 1 席あたりの年額の伸び(実質)を下げ、やや悲観の確率を上げる。
株価が下がり、時価総額が 170 億ドル前後(中立の筋書きの 10 年後の時価総額 359 億ドルを資本コスト 8% で割り引いた値)まで来て、GAAP の営業利益率が改善していたら
中立の筋書きでも年 8% の収益になる水準で、利益ベースの倍率(16 倍前後)と利益の裏付けがそろい、安全域が出る。

見ておくもの

  • ARR(Q2 2026 は 16.4 億ドル・+39%)と純収益維持率(126%)、将来の契約済み受注(151 億ドル)の伸び
  • GAAP の営業利益率(Q2 2026 は 5%)と株式報酬の額(2026 年 5.9〜6.2 億ドル、売上比)
  • モトローラ・ソリューションズの映像部門の伸び(+12%)と大型契約の勝敗、フロック・セーフティの自治体での拡大
  • 警察予算・新規契約の動き、米国外(英国・欧州・豪州)での契約
  • Draft One・911(カービン・プリペアード)の採用数と、AI に関する州の規制・裁判
  • 純負債(10.6 億ドル)、転換社債の動き、買収の追加と、のれん(19.0 億ドル)の減損

倍率と資本コストの決め方

今の PER(GAAP で 268 倍)や調整後の予想 PER を見る前に、警察などの席の数 × 席シェア × 1 席あたりの年額で、セグメントごとに 2028 年・2035 年の売上を積み、GAAP の営業利益率(株式報酬を費用にした)を置いて純利益を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER((1−g÷RONIC)÷(k−g)、k 8.0%=基本 8.0% + quality 0%、g 4.5%、RONIC=k+2/3×(ROE−k))の上限の内側:10 年の中立は上限 17.8 倍の 9 割の 16.0 倍(堀は強い。moat_why)。楽観でも上限の 9.5 割までとし、悲観側は ROE が下がる分だけ上限が下がり、その 8 割に置いた。調整後 EBITDA・非 GAAP の利益は使わず、株式報酬を戻す倍率の上乗せもしていない。転換社債は負債として一度だけ数えた。結果は 5 割の割高。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β 1.32 × 5%。k=基本 8.0% + quality 0% = 8.0%。契約の積み上げと切り替えの費用による安定を −0.25%、技術・規制の変化の速さを +0.25% とし、差し引き 0。競合の束ね売り・自治体予算・株式報酬の重さの個別のリスクは k に足さず、やや悲観・悲観の確率と悲観の深さで表した。純負債は小さく借金の上乗せは置かない。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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  2. アクソン 2025 年通期決算と 2028 年目標(8-K・SEC)
  3. アクソン 10-Q(2026 年 6 月期・SEC)
  4. アクソン 10-Q(2026 年 3 月期・カービン買収・SEC)
  5. アクソン 0% 転換社債 2031 年の発行価格決定(2026-09-16)
  6. モトローラ・ソリューションズ 2026 年 4〜6 月期決算
  7. TheStreet:アクソンの契約済み受注とモトローラの受注残の比較
  8. Fintool:アクソン 2025 年 Q4 の決算まとめ

分析日 2026-10-16