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クラリベート CLVT

学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1.43 ドル9 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)1.6 ドル11 億ドル差 −13.5%
10 年後から見ると やや割高 価値 1.43 ドル9 億ドル · 差 −13.5% · 期待の年率 +7.1%
期待の年率リターン(10 年)+7.1%資本コスト比 −1.6 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.8%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

クラリベートは、大学の研究情報、図書館の業務基盤、企業の特許・商標管理を支える情報サービス会社である。筆者の結論はやや割高だ。引用情報や知財の記録には長く残る価値があるが、買収で抱えた負債と無形資産が大きく、普通株主の利益になるまでには時間がかかる。

2026年10月、ライフサイエンス・ヘルスケア事業の売却を完了した。売却総額は6億ドルで、現金受取分を主として負債返済に回す。残る事業の2025年売上は約20.65億ドルで、学術・政府向けが約6割を占める。学術引用データのWeb of Science、図書館基盤のAlma、特許情報のDerwentは、長い年月をかけて蓄積された情報と顧客の業務への組み込みが強みである。

ただし、情報を探し、整理し、報告書を作る仕事はAIエージェントに置き換わりやすい。2025年の契約更新率は92.5%で、十分な継続性はあるものの、値上げを無条件に通せる独占ではない。2026年前半の有機的な契約額の伸びも小さく、情報サービス全体が順調に拡大するという前提は採りにくい。

中立では、2035年の売上を21.55億ドル、営業利益を3.58億ドル、GAAP純利益を1.70億ドルと見る。買収無形資産の償却減少と負債返済は利益の追い風になるが、実際の顧客数量は減る。悲観側の確率を40%とし、10年後の時価総額と正味還元を割り引いた本質価値は約8.96億ドルとなる。現在の時価総額約11.96億ドルに対して約25%低く、既に大きく下落した株式でも十分な安全域があるとは言えない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で最初に確かめたいのは、この会社が10年後も顧客から必要とされるかである。その答えは一様ではない。大学が研究の影響を評価するための引用情報、図書館の蔵書管理、特許権の期限と更新履歴は、AIが高度になっても正確な記録が必要だ。この部分は長く残る資産である。

しかし、良い事業を持つことと、良い値段でその事業を買ったことは別である。大型買収によって増えた顧客とソフトには価値がある一方、買収代金の回収は進んでいない。GAAPの赤字、減損、利払いを見ず、調整後EBITDAだけで利益を評価すると株主が負う負担を軽く見てしまう。

筆者が重視するオーナー利益は、事業を維持する研究開発・データ更新費、必要な設備投資、借入返済を済ませた後に残る現金である。2025年のFCFは約3.7億ドルあるが、そのすべてを長期に再現できるとは限らない。売却後の事業規模は小さくなり、AIが顧客の操作や調査を代行すれば、データの価値が残っても契約料金は下がりうる。

長期保有の魅力は、Web of ScienceとDerwentという代替しにくい記録資産にある。一方、会社全体の追加投資が資本コストを上回る収益率を上げる証拠は乏しい。大きな借金と過去の買収の失敗を抱えた会社では、株価の下落率そのものを安全域と呼ぶことはできない。純負債の圧縮とGAAP利益の定着を確認できるまで、高い確信を持って長期価値を評価するのは難しい。

何で稼ぐ会社か

クラリベートの現在の中核は、学術・政府向け情報サービスと知的財産サービスの2つである。2025年まではライフサイエンス・ヘルスケアも報告セグメントだったが、2026年10月6日にアルタリスへの売却が完了した。2035年の継続事業には、売却した事業の売上も利益も含めない。

学術・政府向け事業は、研究者と大学図書館が主な顧客である。Web of ScienceとInCitesは論文、引用、研究成果の評価に使われ、ProQuestは学術文献や電子資料を提供する。Ex LibrisのAlmaは図書館の蔵書や電子資料を管理する基盤であり、導入後は資料データの移行や職員の再教育が必要になる。2025年の売上は12.66億ドルで、主として機関契約と利用権の対価を得る。

知的財産事業では、Derwentの特許データ、CompuMarkの商標調査、IPfolioやFoundationIPの権利管理ソフトを提供する。さらに特許の更新、事務処理、調査を人が支えるサービスも持つ。2025年の売上は7.99億ドルで、情報データベースの利用料と、権利の維持・手続きに伴う継続的な料金が中心となる。40を超える特許庁がDerwentの特許情報を使い、1600を超える企業・法律事務所が知財管理ソフトを利用している。

事業の経済性は見かけの利益率だけでは分からない。2025年の全社調整後EBITDAは約10億ドルだったが、買収無形資産の償却、株式報酬、再編費用、利息を負担したGAAP純利益は赤字である。取得した顧客関係やデータベースの会計上の償却は現金流出を伴わない一方、情報を更新し、ソフトを開発し、顧客を維持する費用は実際に必要となる。2025年のフリーキャッシュフロー約3.7億ドルをすべて株主に配れる利益と扱うことはできない。

優良さと弱いところ

最も確かな堀は、長期に蓄積された独自データと顧客の業務への組み込みである。Web of Scienceの引用網は研究評価に使われ、Derwentの整理済み特許情報は先行技術調査の基盤になっている。Almaは図書館業務の記録を保有し、他社への移行には資料、契約、利用者、運用手順の移し替えが必要だ。これらはAIが検索画面を置き換えても、情報の供給元として残りうる。

堀の強さは事業によって違う。Almaの2025年末の導入館数は2835で、同じ図書館基盤のOCLCのWorldShareは817、EBSCOが提供するFOLIOは343だった。主要製品の導入基盤では優位だが、学術検索全体ではエルゼビアのScopus、Digital ScienceのDimensions、無料のOpenAlexが競争相手になる。情報の独占と、情報を使う画面の独占は同じではない。

価格決定力にも限界がある。2025年の全社年間契約更新率は92.5%で、前年より改善したものの、約7.5%相当の更新対象契約価値は維持されていない。2025年の有機的な年間契約額の伸びは1.8%で、主な要因は価格改善だった。2026年前半も有機的な契約額の伸びは小さく、新規顧客と利用量の増加が十分に強いとは言えない。

資本効率の評価は厳しい。CPA GlobalとProQuestの大型買収は品ぞろえと顧客基盤を拡大したが、巨額ののれん減損と借入負担を残した。2025年の自己資本48.4億ドルの相当部分は取得した無形資産に支えられており、現金として回収できる資産とは違う。2035年にGAAP黒字へ転じても、帳簿ROEが資本コストを十分超えるとは見ていない。堀は部分的には強いが、会社全体を強い堀の企業とは評価しない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

学術情報市場の需要は、研究論文、研究費、大学の数、図書館予算で決まる。世界の科学・技術・医学分野の情報出版市場には、書籍・雑誌だけで年間130億〜140億ドル、関連するデータベースや専門情報も含めると約257億ドルという過去の業界推計がある。ただし、出版料金とクラリベートの分析・図書館サービスでは対象範囲が違うため、この市場全体に対する正確な売上シェアは算出できない。

図書館業務ソフトではAlmaの導入館数が主要競合を大きく上回る。2025年の主要4製品の開示導入数だけを比べれば、Almaは約70%を占めるが、これは世界の図書館市場全体のシェアではない。研究情報ではエルゼビアのScopus、EBSCOの学術データベース、Dimensions、OpenAlexが競う。AIによる要約と検索が普及すれば、引用データの品質は重要でも、検索席や利用画面に支払う料金は減りやすい。

知的財産市場には、長期的な数量の支えがある。WIPOによれば2024年の世界の特許出願は約372.5万件、商標出願は区分数で約1522.8万件だった。権利の維持と期限管理はなくならないが、調査、分類、書類作成はAIで自動化される。クラリベートはレクシスネクシス、クエステル、アナクアなどと競い、無料の公的特許データとも競争する。知財管理全市場の正確な売上シェアは開示されていない。

2026年の変化は、AI代替だけでなく、顧客が情報の購入方法を変えていることだ。第2四半期の有機的な継続収入は0.5%増だったが、取引型収入は15.7%減った。単発の検索や調査を購読契約へ移す動きもあるため、減少のすべてが需要喪失ではない。それでもAIエージェントが研究者や知財担当者の代わりに複数のデータベースを横断する世界では、データの権利を持つ会社と画面の操作を売る会社の価値は分かれる。

筆者は今後10年の市場数量を、学術の基幹データと図書館管理では比較的安定、調査・検索・人手を使う知財サービスでは縮小と見る。市場の潜在需要が増えても、クラリベート自身の契約換算数量は減る可能性がある。物価が年3.5%上がる世界でも、顧客が支払う実質単価を維持できるとは限らない。

資本政策と M&A

過去10年の資本配分は、大型買収を中心に進んできた。2020年のCPA Global統合は公表時の企業価値が約68億ドル、2021年に完了したProQuest買収は約53億ドルだった。どちらも独自データや継続契約を獲得したが、借金と株式発行を伴い、その後の減損も大きかった。2022年には巨額ののれん減損を計上しており、買収で支払った価格に見合う株主利益を生んだとは評価しにくい。

現在の方針は事業の整理と負債圧縮である。2024年にはValipatとScholarOneを売却し、2026年10月にはライフサイエンス・ヘルスケア事業を総額6億ドルで売却した。うち約4.884億ドルの現金を受け取り、売却代金は主として負債返済に向けられる。2026年10月の売却後試算では、長期借入は約36.34億ドルとなる。現金・短期の債務を含めた最終的な純負債は今後の決算で確かめる必要がある。

2024年12月には2025〜2026年を対象とする最大5億ドルの自社株買い枠を設定した。2026年6月末の残枠は約2.574億ドルだが、実行義務はない。2026年前半の自社株買いは約0.181億ドルにとどまり、負債返済が優先されている。普通株への継続配当や、10年先までの定量的な総還元の約束はない。

2026年7月時点の会社見通しは、売却事業を含む通期フリーキャッシュフロー3.65億〜4.35億ドル、有機的な年間契約額の伸び2〜3%だった。売却を反映した更新見通しは11月3日の第3四半期決算で公表予定であり、10月28日時点では未公表である。筆者は当面の現金余力を借金の返済と基幹商品の維持開発に優先配分し、株主への正味還元は後半に限ると見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

クラリベートが持つ情報資産は、AIの普及でむしろ重要になる可能性がある。AIが論文や特許を調べる場合、存在しない出典を作らず、正確な引用と権利の状態を示すことが必要になる。Web of Scienceの引用情報、Derwentの整理された特許データ、Almaが管理する図書館の記録は、そうしたAIの基礎資料になる。研究者の操作画面が減っても、正本となるデータの提供料を受け取れる可能性は高い。

図書館ソフトの顧客は乗り換えにくい。Almaは2025年に85館の新規契約を獲得し、導入館数は2835となった。同じ主要カテゴリーのWorldShareとFOLIOの導入館数を大きく上回る。特許情報でも40を超える特許庁がDerwentを使い、世界的な企業や法律事務所との取引を持つ。既存データの精度と更新実績を武器に、AI検索を自社サービスへ取り込めれば、料金の急落を防げる。

負債返済も大きな改善材料である。2026年のライフサイエンス事業売却は売上を減らすが、借入負担と経営上の複雑さを減らす。過去の買収無形資産の償却が先細りになり、不要な商品や費用を整理できれば、売上が伸びなくてもGAAP純利益は改善する。得られた現金を追加の大型買収に使わず返済に充てれば、利払いの減少が普通株主の利益へ移る。

2035年には残る二事業の合計売上が27.68億ドルとなり、営業利益は6.68億ドルに届きうる。これはAI機能の独立売上を仮定せず、顧客基盤の維持と名目単価の上昇を中心とする筋書きである。実現すれば、会社は借金主導の買収企業から、データを長く利用してもらう情報サービス企業へ変わる。

慎重な見方

クラリベートの過去の成長には、買収によって売上と顧客を積み上げた部分が大きい。2021年のProQuest買収では大きな現金支出と株式発行を行ったが、取得資産の会計上の価値はその後の減損で大きく減った。買収による売上の増加は、普通株主の持ち分に帰属する価値の増加と同じではなかった。今後も追加投資や再編に資金が必要となれば、借入返済は想定ほど進まない。

AIエージェントは、この会社の情報を必ずしも従来の画面で使う必要がない。研究者はOpenAlexやScopusなどを横断検索し、知財担当者は公的特許データと社内情報を自動で組み合わせられる。データの正確性が必要な仕事は残るとしても、そのデータの利用料を誰が受け取るかは別の問題だ。顧客の研究予算や知財部門の人員が減れば、利用者数と契約単価の両方が圧迫される。

特許調査や権利管理の一部には、専門家の時間や事務工数で売る業務が含まれる。AIによって調査時間が短くなると、固定費を抱えたサービス部門は売上だけでなく利益率も失う。顧客が自動化で節約した費用の大半を自社に残し、クラリベートには低いデータ利用料しか払わない可能性がある。

最も厄介なのは、収益の減少と負債が同時に残ることである。買収無形資産の償却が減れば会計利益は改善するが、現金収入が減る局面では借入元本の返済能力は強くならない。2035年の売上が13.60億ドルまで細り、営業利益が約0.97億ドルに落ちれば、利払いで純利益は赤字となる。帳簿の自己資本が残っても、その全額が株主へ戻るとは考えられない。

どちらに重みを置いたか

独自データと図書館の基幹ソフトには、競争相手が短期間で再現しにくい価値がある。ただし、知財の事務サービスと検索・調査画面の収益はAIエージェントに置き換えられやすく、過去の成長をそのまま延長できない。既存の堀の強さを認めながら、中立では契約換算数量を減らした。

確率は楽観側27%、中立33%、悲観側40%とする。悲観側を厚くした主因は、大型買収後の負債と資本配分に対する不確実性であり、AIの影響を数量・価格に織り込んだうえで同じ理由を確率に重ねてはいない。得られた本質価値は現在の時価総額を約25%下回るため、結論はやや割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 2.97 ドル19 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 0.22 ドル1 億ドル)。 今の値に割り戻すと 1.43 ドル9 億ドル、今との差 −13.5%、 期待の年率 +7.1%(資本コスト 8.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 7.84 ドル50 億ドル 1.09 ドル7 億ドル +441.6% +20.5% 0.80 ドル5 億ドル
やや楽観 18% 6.11 ドル39 億ドル 0.47 ドル3 億ドル +298.9% +15.7% 1.18 ドル8 億ドル
中立 33% 2.88 ドル18 億ドル 0.23 ドル2 億ドル +88.6% +6.9% 1.03 ドル7 億ドル
やや悲観 25% 0.63 ドル4 億ドル −0.08 ドル−1 億ドル −66.7% −9.9% 0.14 ドル1 億ドル
悲観 15% 0.39 ドル3 億ドル −0.16 ドル−1 億ドル −85.8% −15.1% 0.04 ドル0 億ドル
加重平均100% 2.97 ドル19 億ドル0.22 ドル1 億ドル +93.2% +7.1% 3.19 ドル20 億ドル

今の株価時価総額 1.65 ドル11 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 独自データがAI時代の基盤として残り、負債圧縮が進む 利益 4 億ドル · PER 11.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 7.84 ドル50 億ドル

研究情報の正確さと特許の権利管理は、AIが発達しても必要とされる。クラリベートはAI検索を既存のデータベースに組み込み、大学や知財部門に対して情報の正確さと責任ある更新を提供し続ける。Almaは複雑な図書館の基幹業務を支え、OCLCやFOLIOとの競争でも導入基盤を守る。

学術・政府向けの契約換算数量は現在と同じ水準を維持し、価格は10年で1.34倍となる。知財事業もDerwentの整理済み情報と権利管理の重要性が残り、数量を維持する。価格は1.34倍まで伸びるが、これは既存サービスの価格改善であり、未確認のAI新規売上を加えていない。人的サービスの効率化が営業利益率を改善させる。

ライフサイエンス事業の売却代金と、その後のフリーキャッシュフローは主として負債返済に向かう。追加の大型買収は行わず、2035年の純負債は約9億ドルまで減る。2035年のGAAP純利益は4.40億ドルとなり、2026年からの回復過程を含めた10年累計は20億ドルとする。正味還元7億ドルは、後半の自社株買いから株式報酬による希薄化を差し引いた額である。取得無形資産の償却は減るが、完全消滅とは仮定しない。

  • 学術・政府向け情報と図書館サービス:数量 26,000(サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関))× 価格 0.00(1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない))→ 売上 17 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量1.00倍、価格1.34倍。引用情報と図書館の記録基盤が残り、GAAP償却負担と費用の整理で利益率25%。
  • 特許・商標データ、権利管理と知財サービス:数量 1,600(知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織))× 価格 0.01(1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均))→ 売上 11 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量1.00倍、価格1.34倍。特許・商標情報の堀が残り、知財事務を自動化して利益率26%。
  • ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み):数量 0.0(売却対象の事業一式(件))× 価格 3.90(事業一式あたりの年間売上(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。2026年10月に売却完了。2035年は連結対象外。

倍率:資本コストk8.75%、2035年以降の名目成長g1.0%。自己資本61.4億ドルに対するGAAP純利益4.4億ドルからROE7.17%。会社全体の堀は通常として残存割合1/2、RONIC=8.75%+0.5×(7.17%−8.75%)=7.96%。正当化PERの式(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)から11.395倍。ROEがkを下回るため1/kの上限内。純利益はGAAPで株式報酬と買収償却を費用として含む。2035年純負債約9億ドルを加えたEVは営業利益の約8.9倍。

確率:Alma、Web of Science、Derwentの独自データがAI時代にも正本として利用され、既存顧客を維持する筋書き。ただしAI機能の独立した売上が十分に開示されていないため、数量は2025年の1.0倍を上限として9%。

やや楽観 18% 記録の正本が優位を保ち、会計利益が正常化する 利益 3 億ドル · PER 11.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6.11 ドル39 億ドル

大学の研究評価や図書館の資料管理は長く続き、独自データと基幹ソフトの契約が維持される。エルゼビアのScopus、EBSCO、FOLIOとの競争で一部の顧客は流出するものの、既存データの移行費用が急な解約を抑える。Web of ScienceはAIに情報を供給する側として残る。

学術・政府向けの数量は現在の0.96倍となり、価格は1.30倍へ上がる。知財事業ではAIが事務作業を減らすが、Derwentの情報と権利期限管理は残る。数量は0.92倍、価格は1.25倍となる。会社は大型買収を再開せず、残る事業の費用削減と契約の維持に集中する。

売却後の現金収入を負債返済に使い、2035年の純負債は約16億ドルまで減る。過去の買収で生じた無形資産の償却は減少するが、ソフト開発とデータ更新は続ける。2035年のGAAP純利益は3.30億ドル、10年累計は14億ドルとなる。自社株買いを再開するのは財務改善後で、株式報酬と払い込みを差し引いた正味還元は3億ドルにとどまる。

  • 学術・政府向け情報と図書館サービス:数量 24,960(サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関))× 価格 0.00(1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない))→ 売上 16 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量0.96倍、価格1.30倍。基幹情報の契約が残り、償却の減少で営業利益率21.5%。
  • 特許・商標データ、権利管理と知財サービス:数量 1,472(知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織))× 価格 0.01(1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均))→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.92倍、価格1.25倍。知財事務の自動化で工数収入は減るが、独自データと権利管理が利益を支える。
  • ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み):数量 0.0(売却対象の事業一式(件))× 価格 3.90(事業一式あたりの年間売上(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。売却済みで、将来の売上と利益には含めない。

倍率:k8.75%、g1.0%。GAAP純利益3.30億ドル÷自己資本59.4億ドルでROE5.56%。通常の堀の残存割合1/2からRONIC7.15%。(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)による正当化PER11.21倍を適用する。AI代替の影響は数量・価格とgに含み、倍率を追加で引かない。純利益には買収償却と株式報酬が残る。

確率:学術情報と特許データの正本性は残るが、AIと競合に一部契約を奪われる。買収償却の縮小と負債返済はかなり確度があるため、楽観より厚い18%。

中立 33% 基幹データは残るが、AIによって契約数量が減る 利益 2 億ドル · PER 10.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2.88 ドル18 億ドル

研究者や知財担当者はAIエージェントを使い、複数のデータベースをまとめて検索するようになる。Web of ScienceとDerwentは信頼できるデータの供給元として残るが、顧客は従来と同じ人数分の利用契約を必要としなくなる。Almaの図書館管理は維持されても、EBSCOやOCLC、無料の情報基盤との競争で値上げ余地は抑えられる。

学術・政府向けの契約換算数量は0.88倍、価格は1.24倍となる。知財では調査と事務をAIが代行し、数量は0.82倍、価格は1.18倍となる。特許出願市場そのものは伸びても、その利益がクラリベートへ流れるとは限らない。ライフサイエンス事業の売上は既に売却済みとして含めない。

過去の大型買収に伴う無形資産の償却が徐々に減り、負債返済で利息負担も軽くなる。2035年の純負債は約22億ドル、営業利益は3.58億ドル、GAAP純利益は1.70億ドルとなる。2026〜2027年は赤字が残り、2028〜2030年に小幅黒字へ移り、2031年以降に利益が増えると考える。10年累計の純利益は9億ドルで、正味の自社株買い還元1.5億ドルを引くと自己資本は55.9億ドルになる。会計利益は回復するが、ROEは資本コストを下回る。

  • 学術・政府向け情報と図書館サービス:数量 22,880(サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関))× 価格 0.00(1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない))→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.88倍、価格1.24倍。記録の正本と席型の混合であり、AIによる利用契約の削減を織り込む。営業利益率18%。
  • 特許・商標データ、権利管理と知財サービス:数量 1,312(知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織))× 価格 0.01(1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量0.82倍、価格1.18倍。独自特許データは残るが、人的調査と事務工数の売上が減る。営業利益率18%。
  • ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み):数量 0.0(売却対象の事業一式(件))× 価格 3.90(事業一式あたりの年間売上(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。2026年10月の事業売却後、連結収益には寄与しない。

倍率:k8.75%、長期g1.0%。自己資本55.9億ドルとGAAP純利益1.70億ドルからROE3.04%。通常の堀の残存割合1/2を使うとRONICは5.90%。正当化PER=(1−1.0%/5.90%)/(8.75%−1.0%)×1.01=約10.822倍となる。ROEが資本コストに達しないため、1/k=11.43倍を下回る。過去の市場PERや調整後EPSは使わず、買収償却・株式報酬は費用に含む。将来純負債約22億ドルを加えたEVは営業利益の約11.3倍で、20倍以下である。

確率:独自データの価値は残る一方、検索画面・調査・事務作業の売上が減る。実際の更新率と2026年の低い有機成長、負債返済の進展を両方反映した中心の筋書きとして33%。

やや悲観 25% 学術検索と知財事務の価格競争が進み、利益回復が弱い 利益 1 億ドル · PER 7.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 0.63 ドル4 億ドル

大学の研究予算が伸びず、引用情報の検索ではOpenAlexやScopus、Dimensionsへの移行が進む。Almaの基幹契約は相当部分残るが、大学は複数商品の契約をまとめて見直し、ProQuestなどの利用範囲を削る。学術・政府向けの数量は0.76倍、価格は1.17倍となる。

知財事業では企業がAIを使って特許の調査、分類、期限管理を内製化する。レクシスネクシスとクエステル、アナクアが価格競争を強め、クラリベートの数量は0.68倍、価格は1.10倍となる。人手を使う更新業務の単価が下がり、営業利益率は15%へ低下する。基幹データは残るものの、情報の値上げだけでは固定費を十分吸収できない。

2035年の純負債は約28億ドルと高止まりする。買収償却は減るが、利益の回復が弱いためGAAP純利益は0.55億ドルにとどまる。前半の営業赤字や追加減損を含む10年累計の純利益はマイナス7億ドルとなる。株式報酬による希薄化が自社株買いを上回り、正味の還元はマイナス0.5億ドルと見る。帳簿の自己資本は残るが、追加投資が資本コストを稼がないため普通株の価値は小さい。

  • 学術・政府向け情報と図書館サービス:数量 19,760(サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関))× 価格 0.00(1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない))→ 売上 11 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.76倍、価格1.17倍。無料の研究情報とAI検索に奪われる割合が増え、利益率14%。
  • 特許・商標データ、権利管理と知財サービス:数量 1,088(知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織))× 価格 0.01(1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量0.68倍、価格1.10倍。特許調査・事務の内製化と競合の値下げが進む。
  • ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み):数量 0.0(売却対象の事業一式(件))× 価格 3.90(事業一式あたりの年間売上(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。売却済みで事業収益には含めない。

倍率:k8.75%、2035年ROEは0.55÷41.9=約1.31%で資本コストを大きく下回る。通常の堀を仮定しても正当化PERの上限は約10.45倍となるが、残る利益の多くが償却減少と借入返済に依存し、再投資の収益力が乏しいため7.30倍とする。過去の谷の市場倍率を使ったものではない。事業純利益÷kは約6.29億ドルで、時価総額4.015億ドルはこれを下回る。売れる資産の床3.0億ドルも上回る。

確率:AIが画面と調査作業を置き換え、競合と無料データが値上げを妨げる。大型買収の資産価値と負債返済能力にも不安があるため25%。中立のAI数量減少だけを再度確率で引いたものではない。

悲観 15% AI代替と財務負担が重なり、情報資産の売却価値だけが残る 利益 −1 億ドル · PBR 0.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 0.39 ドル3 億ドル

研究評価は安価な公開データへ移り、大学はWeb of ScienceやProQuestの契約を大幅に減らす。図書館管理のAlmaは基幹顧客を守るが、EBSCOやOCLC、オープンソースのFOLIOへ新規需要が移り、価格を上げにくくなる。学術・政府向けの数量は0.62倍、価格は1.15倍にとどまる。

企業の知財部門では、AIエージェントが調査と事務作業の大部分を引き受ける。Derwentの独自データは必要とされるものの、顧客は情報の利用権だけを安く買い、人手のサービスを減らす。知財事業の数量は0.54倍、価格は1.06倍となる。売上は13.60億ドルへ減り、営業利益は約0.97億ドルにとどまる。買収償却の減少だけでは費用と利払いを吸収できない。

2035年のGAAP純利益は約1億ドルの赤字とする。2026年以降の損失累計と追加の無形資産減損を合わせ、10年累計の純利益はマイナス30億ドルと想定する。負債の返済は鈍く、自社株買いを止めても株式報酬による希薄化が正味1億ドル生じる。継続企業の価値を高く見積もらず、独自データと顧客契約を分割売却した場合の税後回収額から債権者への返済を引いた2.5億ドルを普通株の残余価値とする。追加の資金調達条件がさらに悪化すれば、この資産床も守れない。

  • 学術・政府向け情報と図書館サービス:数量 16,120(サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関))× 価格 0.00(1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量0.62倍、価格1.15倍。研究情報の無料化と顧客流出が進み、営業利益率9%。
  • 特許・商標データ、権利管理と知財サービス:数量 864(知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織))× 価格 0.01(1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.54倍、価格1.06倍。知財サービスの工数課金が縮み、独自データの利用料だけが中心になる。
  • ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み):数量 0.0(売却対象の事業一式(件))× 価格 3.90(事業一式あたりの年間売上(億ドル))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。2026年に売却済み。追加の売却代金を二重計上しない。

倍率:最終年のGAAP純利益が赤字のためPERは用いない。現時点の自己資本48.4億ドルに対して約0.05165倍の資産処分価値を対応させ、時価総額2.5億ドルとする。2035年に積み上がった自己資本19.4億ドルへ過去の市場PBRを掛けた評価ではない。事業の稼ぐ力は赤字なので正の資本還元価値を持たず、純現金と売れる資産の税後残余2.5億ドルを上限かつ床として扱う。

確率:大型買収による重い負債を抱えたまま、AI代替と顧客の内製化が進む。事業売却で存続可能性は改善したが、普通株主の取り分を失う構造的な負け筋として15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

学術・政府向け情報と図書館サービス

Web of Science、ProQuest、Almaなどを大学、研究機関、図書館、政府へ提供する。学術情報の利用権、引用分析、図書館業務ソフトが収益源である。

数量サービスを利用する学術図書館の契約換算機関数(機関)価格1機関換算あたり年間売上(億ドル。複数製品を含む分析上の平均で、会社公表の契約単価ではない)売上営業利益
今 2025/12 26,000 0.00 13 1
10 年後 中立 22,880 0.00 14 2

取り方:2025年売上12.660億ドルは10-KのA&G開示を使用。会社が開示する受益学術図書館数26000超を数量の尺度にした。実際には政府や研究機関も含むため、26000は厳密な有料契約件数ではない。Almaの2025年導入2835館、競合WorldShare817館、EBSCOのFOLIO343館、Index DataのFOLIO41館を独立した数量検証に使った。主要4製品の導入館数に限ればAlmaの比率は約70.2%だが、世界市場全体のシェアではない。2026年のLibrary Systems Reportによる。https://librarytechnology.org/document/32505/library-systems-report-2026 。営業利益0.9億ドルはfactsの全社営業利益1.8億ドルを基準にした推計配賦で、会社が報告したセグメントGAAP営業利益ではない。AIエージェント代替では、引用データと図書館の記録基盤を『記録の正本』、検索画面と席・利用者課金を『席型SaaS・情報サービス』とする。売上構成は非開示なので前者約65%、後者約35%と推定する。前者には独自データと業務移行の困難という二つの証拠がある。中立の数量は0.88倍、価格は1.24倍とする。2025年の契約更新率92.5%は全社値であり、このセグメント固有の解約率とは扱わない。

特許・商標データ、権利管理と知財サービス

Derwent、CompuMark、IPfolio、FoundationIPなどを企業や法律事務所へ提供する。特許情報の分析、商標調査、期限管理、更新事務を含む。

数量知的財産管理ソフト利用企業・法律事務所の契約組織換算数(組織)価格1組織換算あたり年間売上(億ドル。調査・更新サービスを含む換算平均)売上営業利益
今 2025/12 1,600 0.00 8 1
10 年後 中立 1,312 0.01 8 1

取り方:2025年売上7.994億ドルは10-KのIP開示を使用。1600超のソフト利用企業・法律事務所を契約量の尺度とし、知財事務サービスも含めた組織換算単価を推定した。実際の特許更新件数・製品別顧客数・請求単価は非開示であり、この平均は実際のソフト価格ではない。独立した市場の数量検証にはWIPOの2024年特許出願372.5万件、商標出願1522.8万区分、存続特許約1970万件を使用する。市場全体の売上シェアは算出不能である。https://www.wipo.int/en/ipfactsandfigures/ 。40を超える特許庁でのDerwent採用と、世界的な有力ブランド企業での利用は浸透の証拠であって、市場全体のシェアではない。営業利益0.7億ドルはfactsの全社営業利益に合わせた推計配賦。AIエージェント代替では独自特許データ約45%を『記録の正本』、権利管理画面約25%を『席型SaaS』、調査・更新・事務サービス約30%を『人月・工数型』と推定する。実際の製品別売上構成は非開示である。中立の数量は0.82倍、価格は1.18倍とする。特許市場の数量が伸びても、AIによる顧客内製化と工数削減によってクラリベートの契約換算数量は減りうる。

ライフサイエンス・ヘルスケア(2026年10月売却済み)

Cortellisなどの医薬品情報、医療技術、市場アクセス、専門調査サービスを提供していた。2026年10月6日にアルタリスへの売却が完了した。

数量売却対象の事業一式(件)価格事業一式あたりの年間売上(億ドル)売上営業利益
今 2025/12 1.0 3.90 4 0
10 年後 中立 0.0 3.90 0 0

取り方:2025年のLS&H売上3.898億ドルは10-Kに基づく。契約件数と顧客単価が公表されていないため、売却した事業一式を1単位とする。営業利益0.2億ドルは全社factsの営業利益1.8億ドルを三事業に便宜配賦した推計である。なおSECの2025年GAAP営業利益0.715億ドルとfactsの1.8億ドルには定義差があり、完全な照合はできない。2035年の営業利益と純利益は、買収償却・本社費・金融費用を改めて織り込む。2026年10月の売却額は6億ドルで、現金約4.884億ドル、売り手融資0.75億ドル、繰延受取0.25億ドルなどから成る。事業売却済みのため将来の数量と売上は0とし、売却代金は別途負債返済に反映する。AIの型は医薬情報の記録と専門調査の混合だったが、将来のクラリベートの継続事業には含めない。

リスクと懸念

AIエージェント代替と情報の価格低下

研究者や知財担当者が使う検索画面、レポート作成、調査、期限管理の事務作業はAIエージェントで代替されうる。正確なデータそのものが残っても、画面や人の工数に払っていた料金は残らない。中立の数量を学術0.88倍、知財0.82倍に縮め、長期成長も名目1%に抑えた。AI利用量の増加がそのままクラリベートの売上増になるとは考えない。

高い負債と借り換え

2026年の事業売却後でも借入負担は大きい。2025年には年約2.65億ドルの純利息費用を負担しており、会社全体の会計利益を圧迫した。2035年までの借り換え金利を約5.75%以上として、現金創出が弱い筋書きでは利息負担が長く残る。借入契約の条件悪化や追加担保要求が生じれば、普通株主が将来受け取れる金額はさらに減る。

大型買収で生じた資産価値の毀損

CPA GlobalとProQuestの買収では、多くの現金と株式を使った。取得した顧客関係やデータには価値があるが、過去の減損は支払価格を回収できなかった証拠でもある。帳簿の自己資本をそのまま売却可能額と見ると、普通株主の安全域を大きく見誤る。将来の需要が想定より弱ければ、残る無形資産にも追加減損が発生しうる。

大学予算と学術情報の競争

大学図書館の予算は公的資金や授業料収入の影響を受ける。エルゼビア、EBSCO、OCLCのほか、OpenAlexやFOLIOなどの安価な情報・ソフトウェア基盤が普及すると、既存の購読契約の内容が見直される。Almaの移行費用は堀だが、新規導入や周辺商品の販売では競争が続く。大学側が契約をまとめて削れば、解約率だけでなく顧客当たり売上も下がる。

知的財産サービスの内製化

特許出願と権利更新の需要は残っても、企業の知財部門はAIを使って調査や分類を内製化できる。レクシスネクシス、クエステル、アナクアとの競争もある。Derwentの独自データは守れても、人的な調査や手続きを含む売上が減れば、固定費負担が残る。特許・商標の世界全体の出願件数だけから、クラリベートの成長を推定することは危険である。

資本政策、株式報酬、少数株主の取り分

会社は過去の買収で株式を発行し、普通株の持ち分を希薄化させた。2025年の株式報酬費用は約0.63億ドルで、株式報酬を相殺するための自社株買いは本当の株主還元とは分けて考える必要がある。負債返済を優先する局面でも株式報酬が続けば、普通株主の取り分は薄まる。将来の大型買収や資金調達が株式発行を伴う場合には、正味の還元をさらに下げる。

今後の分かれ目

継続事業の有機的な年間契約額が2年以上連続して3%以上成長し、更新率が95%を超えたら
独自データへの需要と値上げの定着が確認できる。学術・知財両事業の数量をやや楽観側へ寄せ、長期成長率の引き上げを検討する。
学術情報と知財事業で、AI関連の独立した有料売上が開示され、継続契約の減少を補う規模になったら
AIを自社の売り物にする証拠となる。楽観の数量上限を見直す余地が生まれるが、既存契約からの単なる付け替えなら二重計上しない。
Almaの新規導入が減り、WorldShareやFOLIOへの既存顧客の移行が複数年にわたり増えたら
図書館の記録基盤の切替費用が弱まったと判断する。学術事業の数量と利益率を下げ、記録の正本として認める長期成長の割合を縮める。
継続事業の年間フリーキャッシュフローが2億ドルを下回り、負債返済が止まったら
利払い負担が長期化する。中立の純利益を下方修正し、やや悲観・悲観の資産処分価値と資本政策を再検証する。
純負債が15億ドル程度まで減り、GAAP純利益が2年以上連続して黒字となったら
大型買収の後遺症が薄れた証拠となる。負債による品質調整を見直し、実際に返還された現金に応じて正味還元を増やす。
大型買収を再開し、負債や新株発行で取得資金を賄う方針へ転換したら
過去の資本配分の失敗が繰り返される恐れがある。取得先の利益を成立前から足さず、将来の借金、無形資産、増資の払い込みを再評価して悲観側の確率を引き上げる。

見ておくもの

  • 2026年11月3日の第3四半期決算で示される事業売却後の通期ガイダンス
  • 継続事業の有機的な年間契約額成長率と契約更新率
  • A&GとIPの有機売上成長率、特に取引型収入と継続収入の違い
  • Web of ScienceとDerwentの独自データ利用量、AI関連の有料売上
  • Almaの新規導入館数と導入総数、WorldShare・FOLIOとの比較
  • 知財管理ソフトの契約組織数と特許事務サービスの処理量
  • 無形資産償却費、追加減損、GAAP営業利益と純利益
  • 売却代金の借入返済への充当額と、借り換え後の実際の利息費用
  • フリーキャッシュフローから借入元本返済と株式報酬を差し引いた株主還元
  • 大型買収や増資の再開、負債契約条件と資金調達余力

倍率と資本コストの決め方

2026年10月23日の時価総額約11.96億ドルを先に目標値とはせず、2025年に存在したA&GとIPの数量・価格から2035年の売上を組み立てた。2026年10月に成立したLS&H売却は将来売上を0とし、現金収入を負債返済に一度だけ反映した。中立の数量は学術0.88倍、知財0.82倍で、価格はそれぞれ1.24倍と1.18倍である。AIエージェント代替は数量・価格と長期gに反映し、kの寿命に重ねていない。

倍率は資本コスト8.75%、名目長期成長1.0%、GAAP純利益から得るROE、通常の堀の残存割合1/2によるRONICから算出した。2025年の調整後EBITDAとGAAP純利益を混同せず、買収償却を純利益へ戻していない。営業利益の2025年facts値とSEC開示のGAAP営業利益には定義差があるため、当初のセグメント配賦は推定と明記した。悲観のPBRは過去の市場倍率を使わず、現時点の自己資本を分母とする資産処分価値である。結果として現在価値は約8.96億ドルとなり、現在の時価総額との差は約マイナス25%である。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本資本コスト8.0%+品質調整0.75%=8.75%。βと市場倍率は使わない。負債負担はdebtに反映し、AI代替と大型買収の問題は将来の数量・利益率・確率へ反映する。2026年時点でフリーキャッシュフローは黒字で、売却による負債返済も完了しているため、継続企業としての存続危機に対する追加上乗せはしない。同領域のベリスクやADPより借金負担は重いが、エクイファックスなどと同じく8%台後半の資本コストで比較する。

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割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT 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中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Clarivate Plc 2025 Form 10-K:事業別売上、契約更新率、買収無形資産、負債、還元方針
  2. Clarivate 2026年7月29日第2四半期決算:有機成長、減損、負債返済、通期見通し
  3. Clarivate 2026年10月13日 Form 8-K/A:ライフサイエンス事業売却後の継続事業と負債の試算

分析日 2026-10-23