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ワッコ WSO

北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)241.07 ドル91 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)303.6 ドル115 億ドル差 −20.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 241.07 ドル91 億ドル · 差 −20.6% · 期待の年率 +5.3%
期待の年率リターン(10 年)+5.3%資本コスト比 −3.0 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ワッコは北米最大の空調・暖房・冷凍設備の卸売会社である。筆者の結論は、長期保有に値する事業基盤を持つものの、現在の時価総額には十分な安全域がなく、やや割高というものだ。空調設備は生活や事業活動に不可欠であり、設置済み設備が古くなるたびに更新需要が生まれる。その需要に地域の倉庫網と部品供給力で応える仕組みは、10年後も必要とされる可能性が高い。

2025年の売上は72.4億ドル、営業利益は6.9億ドル、親会社帰属純利益は4.6億ドルだった。2021~2022年に冷暖房設備の価格上昇と更新需要で利益が伸びた後、2025年には冷媒切り替えに伴う混乱と住宅市場の弱さで売上が減った。ただし粗利益率は28.0%と高水準で、単なる安売りの卸売業ではないことも示した。

2026年10月27日に発表した第3四半期は、売上が前年同期比7%増の22.2億ドルだった一方、営業利益は4%減った。住宅用設備の数量は5%増えて需要回復の兆しが見えるが、粗利益率は前年同期の27.5%から26.4%へ低下した。価格改善と数量回復が、そのまま利益成長につながるとは限らない。さらに2026年にはジャクソン・サプライとグラナイト・グループの買収を完了し、合計で年7.3億ドル程度の売上を加える基盤を得た。

最大の強みは、地域密着の供給網と13万社以上の施工業者との関係である。電子商取引も年間売上の37%に達し、顧客の離脱を防ぐ仕組みになり始めた。しかし最大仕入先キャリアへの依存は重く、2025年には仕入額の62%を占めた。製品を作る会社が取引条件を変えれば、卸売会社の取り分は容易に圧迫される。

10年後の中立では売上136億ドル、親会社帰属純利益8.7億ドルを見込む。買収と既存顧客への部品販売拡大が支える成長だが、その後は成熟した卸売業に近づく。5つの筋書きの確率加重価値を資本コスト8.25%で現在に戻すと約91億ドルとなり、添付の時価総額122億ドルを約25%下回る。事業の持続性と、投資時点の価格の魅力は分けて考えたい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ワッコの価値は毎年新しい空調機器を大量に売れることだけではない。過去に設置された膨大な設備が、故障し、古くなり、より効率の高い機器へ置き換わる。その過程で必要となる機器や部品を、近くの倉庫から施工業者へ確実に届ける。これが利益の源泉であり、10年後にも仕事が存在する理由である。

事業の理解は比較的容易だ。売上は施工業者への販売数量と単価で決まり、利益は仕入れ価格、粗利、店舗費用、在庫回転で決まる。地域ごとの供給密度は強みで、電子商取引の仕組みが注文を習慣に変える効果も期待できる。2025年のフリーキャッシュフローは約5.4億ドルと親会社帰属純利益を上回ったが、卸売業の運転資金は季節で大きく動く。毎年この差を自由に使える現金と見るのは危険である。

筆者が最も気にするのは、規模の拡大が本当に株主の利益を増やすかだ。キャリアからの仕入れが6割を超え、キャリアとの合弁会社には少数株主がいる。規模が大きくなっても、メーカーへの交渉力が十分に増えなければ利益率は上がらない。グラナイトのような買収も、売上が増えた事実と、投じた資金が資本コスト以上で回収されることは別問題である。

2014年からの利益成長と長期配当の実績は評価できる。しかし2025年の売上減少と2026年の粗利益率低下は、価格決定力に限界があることを示している。メーカーの値上げ、住宅需要の回復、部品の販売比率上昇をすべて好都合に考えるのは避けたい。

優良な流通網には価値があるが、優良な株をどんな値段でも買ってよいわけではない。10年後の利益がほぼ倍になる中立の展開でも、現在の価値に引き直すと安全域は不足する。大きな損失を避けながら長く保有するという観点では、事業の質への評価を保ちつつ、投資価格には慎重でありたい。

何で稼ぐ会社か

ワッコは空調機器を製造しない。キャリア、リーム、ダイキン、三菱電機、レノックスなどから機器を仕入れ、地域の空調施工会社に販売する。施工会社は住宅や店舗で設備を取り付け、故障時には交換部品を必要とする。ワッコは機器、部品、工具、冷媒を倉庫に備え、近隣店舗での受け取りや配送を通じて、その日の仕事を止めない価値を提供する。

2025年末の店舗数は695、活動中の施工業者顧客は13万社以上だった。売上の約9割は米国で、特にフロリダ州とテキサス州を中心とするサンベルト地域が重要である。高温地域では冷房設備の使用時間が長く、交換周期が短い。住宅設備の寿命は地域や使用状況によっておよそ8~20年で、故障に伴う更新は住宅新築よりも底堅い。米国の住宅用空調機器の販売数量は、約8~9割が更新向けと会社は推定している。

商品別には、住宅用・商業用の空調機器が売上の67%、交換部品や施工資材などが29%、商業用冷凍設備関連が4%を占める。会社は会計上、空調関連流通を単一の事業セグメントとして報告している。この分析では数量と値決めの違いを明らかにするため、住宅用機器、商業用機器、部品・施工資材、冷凍関連の4つに分けている。商品別の営業利益は開示されないため、各分野の利益率は全社実績と事業特性からの推定である。

住宅用機器は米国のエアコン・ヒートポンプの出荷台数が需要の基準となる。2025年の業界出荷は約775万台で、ワッコが扱う換算台数は約90万台と推定した。商業用機器はビルや店舗の更新・建設に左右される。部品・施工資材は既存設備の修理に加え、新設時に必要な配管や冷媒、工具などを販売し、顧客1社当たりの購入金額を増やせる。冷凍関連は食品小売、飲食店、倉庫の冷凍設備を支える。

買収後も地域の社名や経営者を残し、資本、仕入条件、物流、技術基盤を共有する方式が特徴である。2026年に買収したジャクソン・サプライは南部25拠点、グラナイト・グループは北東部82拠点を持ち、後者は配管資材にも強い。これにより会社の供給網は804拠点へ拡大した。買収によって売上を足すだけでなく、設備販売後の部品や配管資材を継続して販売できるかが、10年の価値を左右する。

優良さと弱いところ

ワッコの競争上の堀、つまり競合が簡単にはまねできない強みは、全国規模の調達能力と地域ごとの在庫密度の組み合わせにある。空調施工会社にとって、修理に必要な圧縮機や部品が当日手に入ることは、数%の値引きより大切な場合が多い。豊富な在庫を店舗に配置するには資金と経験が要り、施工業者との信頼関係も時間をかけて築く必要がある。

規模の証拠として、北米の空調関連卸売市場約740億ドルに対し、同社は約1割の売上規模を持つ。市場は2100社以上の事業者に分かれており、地域企業を買収して供給網を広げる余地がある。2026年には7万3000人以上の施工業者・技術者がデジタル基盤を利用し、直近12か月の電子商取引売上は27.5億ドルに達した。価格や在庫の照会、技術資料、再注文を同じ仕組みで扱えるため、利用が増えるほど日常業務に入り込む。

値決め力にも実績がある。2025年の投資家説明会では、2019年を基準とする取引単位の粗利改善が約2ポイントに達したと説明した。2025年には住宅用の主要機器で販売数量が18%減った一方、平均販売単価は8%上昇した。ただし2026年第3四半期には数量回復と同時に粗利益率が低下した。価格を常に自由に決められるわけではなく、製造会社の値上げと顧客構成に影響される。

最大の弱点は仕入先への依存である。2025年の仕入れの62%がキャリア、8%がリームだった。キャリアとの合弁会社が連結売上の53%を占め、合弁先の少数株主持分も存在する。売上の全額がワッコの株主に帰属するわけではない。施工会社には別の卸売業者へ乗り換える余地があり、メーカーが流通経路を変更する危険もある。

したがって堀は強固な独占ではなく、規模と地域密度で守られた中程度の堀と判断する。過去10年のROE中央値16.7%は資本コストを上回るが、買収に必要なのれんと運転資金を含めて考える必要がある。既存事業の在庫回転と部品販売の改善は魅力的な再投資先であり、高値の買収を重ねるより経済性を確かめやすい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

北米の空調機器卸売市場は成熟しているが、設置済み設備の更新が続く成長市場でもある。会社が引用する米国の市場規模は約740億ドルで、卸売業者は2100社以上に分かれる。施工業者の売上まで含めた住宅用空調市場は約1560億ドルとされるが、これは卸売市場とは異なる。ワッコの売上と比較する際には、施工費を含まない卸売段階の市場を使う。

住宅用の数量は、人口や世帯数の増加だけでは決まらない。既存設備が大量にあるうえ、故障時の更新が販売の大半を占めるためだ。2025年には米国の中央空調・空気熱源ヒートポンプの出荷台数が約775万台となり、前年比20%減少した。冷媒のA2L規格への切り替え前に旧型機の販売が集中した反動に加え、住宅市場と消費者支出が弱かった。2026年第3四半期にはワッコの住宅用機器数量が5%増え、在庫調整が一巡し始めたことを示している。

競争相手は流通会社とメーカーの両方にいる。ジョンストン・サプライは売上45億ドル以上とされ、740億ドル市場に対する単純比では6%以上の規模を持つ。ファーガソンは空調関連市場で約5%のシェアを示しており、ウィンサプライ、R.E.ミシェル、地域の独立系卸売業者も競争相手である。ただし各社の商品構成と市場の定義が異なるため、これらは厳密な同一市場シェアではない。メーカー側ではキャリア、ダイキン、トレイン、レノックス、リームなどが設備のブランド力を持ち、卸売業者の利益配分に影響する。

2026年の住宅建設は金利負担が重く、住宅着工は年135万戸程度にとどまる。中立の10年では住宅用機器市場の実質台数は年1~1.5%程度の増加と考え、部品・施工資材は設置設備の累積と配管商材への拡張でそれを上回ると見る。商業用は建物の省エネ改修と通常の設備更新が中心であり、データセンター向けの急成長を卸売会社全体にそのまま当てはめない。

構造的な変化にはヒートポンプ化、冷媒規制、メーカー直販の拡大、施工会社の統合がある。高効率設備の普及は単価を上げるが、複雑な施工と新規格への移行は短期の販売数量を乱す。施工会社が大手に集約されると、まとめ買いの値引き交渉も強くなる。反対に全国規模の納品と請求を求める大口顧客には、ワッコの広い店舗網と新たな法人向け調達基盤が有利に働く。

AIエージェントは価格照会や発注事務を自動化できるが、機器の在庫、輸送、故障対応そのものを消すわけではない。ワッコの売上は実物商品の卸売であり、人月販売、席課金ソフト、広告運用、情報販売のAI代替分類には該当しない。ただし自動発注が一般化すれば、顧客との関係を保てない卸売業者は価格比較によって取り分を失う。

資本政策と M&A

資本配分の中心は、配当、地域卸売会社の買収、販売・物流技術への投資である。2014年から2025年に売上は約39億ドルから72億ドルへ増え、親会社帰属純利益も約1億ドル台から4億ドル台へ拡大した。これまでに74社の流通企業を取得してきた実績は、地域企業の経営を残しながら規模を広げる方法が機能してきた証拠である。一方、成長の全てが既存店の成果ではなく、買収資本を必要としてきた点も忘れてはならない。

2025年の配当総額は約4.7億ドルで、純利益の大部分を還元した。2026年4月には配当を10%増やし、連続配当年数は52年となった。自社株買いは継続的な中心施策ではなく、2025年には実施額がゼロだった。1999年に承認された買い戻し枠には2025年末時点で約113万株が残るが、実施時期や買い戻し額の約束はない。株式報酬による希薄化もあるため、実質的な還元は配当額だけで判断しない。

2026年6月には年商約2.3億ドルのジャクソン・サプライを、10月には年商約5億ドルのグラナイト・グループを取得した。グラナイトの買収対価は約5.05億ドルで、約8割を現金、約2割を新株で賄い、普通株338176株を発行した。北東部の配管資材への進出は市場を広げるが、買収対価に見合う利益を得るには時間がかかる。将来の正味還元額からは、株式報酬と増資による払い込みを差し引いている。

2025年末は現金・短期運用資産が約7.3億ドルあり、添付の純現金は約2.5億ドルだった。ただし負債側には店舗賃借に伴うリース負債が含まれ、在庫と売掛金にも多額の資金が必要である。2026年10月には7.5億ドルの5年物信用枠を設けた。2025年12月の投資家説明会で示した目標は売上100億ドル、粗利益率30%、在庫回転5回であり、達成期限を確約した予想ではない。2026年第3四半期にも経営陣はこの長期目標を維持した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

北米の空調設備は既存の設置台数が大きく、故障更新を先送りできる期間には限界がある。住宅が建たなくても、真夏に冷房が故障すれば交換が必要だ。ワッコの顧客は施工業者であり、在庫、配送、技術支援を毎日の仕事に組み込んでいる。2100社以上に分かれた市場で最大手が店舗密度を高めれば、取引を集約する余地はまだ大きい。

電子商取引は既に直近12か月で27.5億ドルに達し、年間売上の37%を占める。これは試験的なソフト開発ではなく、実際の商品販売に結びついた仕組みだ。2025年の投資家説明会によれば、価格最適化によって取引単位の利益率は5年で約2ポイント改善している。さらに2026年のグラナイト買収により、配管資材と北東部の施工業者への接点が広がった。施工業者が空調、配管、消耗品を同じ仕入先から購入するようになれば、注文額と在庫回転を同時に改善できる。

2026年第3四半期の住宅用機器は、数量が前年同期比5%増、販売単価も2%上昇した。冷媒切り替えの反動が一巡し、通常の更新需要に戻る兆しである。物価が年3.5%上がる環境では、効率的な仕入れと価格設定を持つ大手は名目売上を伸ばしやすい。住宅用の実質数量と市場シェアがともに増え、部品販売が設備販売より速く育てば、10年後の利益は現在の3倍を超える可能性がある。

買収先の経営者を残す文化も見逃せない。地域の顧客関係を壊さず、全国規模の仕入れや技術を後から加えられるからだ。現金を保有し、景気が悪い時にも買収できる財務姿勢は長期の競争力となる。売上100億ドル、粗利益率30%、在庫回転5回という目標が十分に実現すれば、さらに大きな成長余地が生まれる。

慎重な見方

空調機器は不可欠でも、卸売会社が高い利益を守れるとは限らない。ワッコの仕入れの62%はキャリアに集中する。メーカーはブランドと製品仕様を握っており、卸売会社はその製品を欠かすと施工業者との関係を維持しにくい。キャリアが直接販売を広げたり、競合卸売会社へ販売地域を割り当て直したりすれば、ワッコの規模は十分な防御にならない。

2025年には住宅用の主要機器の販売台数が18%減り、平均単価の上昇によっても売上減を補えなかった。2026年第3四半期も住宅の数量は改善したが、粗利益率は1ポイント以上下がった。販売増加の恩恵を大口顧客への値引きや販売費用が吸収する形である。卸売業は在庫を先に確保するため、新冷媒への移行や需要予測の失敗が資金効率を大きく悪化させる。

買収にも危険がある。グラナイトの取得対価は年商にほぼ相当する約5億ドルで、その大半は現金で支払われた。買収先の売上がすぐに連結されても、在庫、店舗、人件費、のれんを含めた資本利益率が上がる保証はない。新株発行は既存株主の取り分を薄める。またナーマド家は過半の議決権を握り、一般株主が経営や買収方針を変える力は限られる。

住宅用設備の販売は価格と数量の両方が動く。競合するジョンストン・サプライ、ファーガソン、ウィンサプライは規模を持ち、地域会社の買収でも競り合う。施工会社の統合が進めば大口顧客からの値下げ圧力も強まる。デジタル発注によって同じ部品の価格が比較しやすくなり、従来の店舗密度だけでは粗利を守れなくなる恐れもある。

景気後退とメーカーによる販路変更が重なれば、利益率は2009年に近い水準まで低下しうる。配当を維持するために借入や株式発行を増やすようになれば、これまでの優良な財務体質も弱くなる。高い売上成長を期待するより、既存顧客を失わないことを確かめるべきだ。

どちらに重みを置いたか

更新需要の大きさ、施工業者との日常的な取引、電子商取引の普及は、事業の長寿命を裏付ける。したがって中立を38%と最も厚くし、楽観側にも30%を配分した。一方、キャリアへの仕入れ集中と2026年の利益率低下は無視できず、やや悲観と悲観を合計32%とした。設備が必要であり続けることと、卸売会社の取り分が守られることは違う。

資本コストを超える再投資利回りは維持できると考えるが、買収の拡大だけで高い評価を続ける根拠にはしない。成熟後の利益の質から求める価値は、確率加重で現在の時価総額を約25%下回る。結論はやや割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 339.12 ドル129 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 130.19 ドル49 億ドル)。 今の値に割り戻すと 241.07 ドル91 億ドル、今との差 −20.6%、 期待の年率 +5.3%(資本コスト 8.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 688.00 ドル261 億ドル 184.70 ドル70 億ドル +187.5% +13.0% 78.54 ドル30 億ドル
やや楽観 21% 516.84 ドル196 億ドル 158.31 ドル60 億ドル +122.4% +9.7% 141.78 ドル54 億ドル
中立 38% 355.81 ドル135 億ドル 131.93 ドル50 億ドル +60.7% +5.7% 185.34 ドル70 億ドル
やや悲観 22% 130.45 ドル49 億ドル 110.82 ドル42 億ドル −20.5% −2.9% 53.08 ドル20 億ドル
悲観 10% 47.60 ドル18 億ドル 58.05 ドル22 億ドル −65.2% −12.8% 10.56 ドル4 億ドル
加重平均100% 339.12 ドル129 億ドル130.19 ドル49 億ドル +54.6% +5.3% 469.31 ドル178 億ドル

今の株価時価総額 303.56 ドル115 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:住宅更新と配管商材でシェアを拡大し、物流・価格最適化が利益率を押し上げる 利益 15 億ドル · PER 17.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 688.00 ドル261 億ドル

2035年、米国住宅用の機器出荷は約990万台となり、ワッコの換算販売台数は135万台に達する。シェアは2025年の約11.6%から13.6%へ広がる。サンベルトでの店舗密度に加え、2026年のジャクソン買収とその後の地域企業取得が取引先を増やす。設備の高効率化で平均単価は2025年の約1.52倍になり、物価上昇に若干の製品高度化が加わる。

商業用機器市場は実質280億ドルまで広がり、当社シェアは10%に近づく。部品・配管用品市場は350億ドルへ拡大し、ワッコのシェアは12%に達する。グラナイトを含む配管商材の広がりと共同仕入れにより、店舗当たりの販売額が増える。冷凍関連の市場でもシェアが約6.5%へ上がる。競合のファーガソンやジョンストン・サプライは残るが、全国調達と地域配送を一体にした仕組みが優位を保つ。

粗利益率は会社の長期目標である30%前後に達し、営業利益率は約11.8%となる。2025年の水準を上回るが、卸売業として極端な高収益化までは期待しない。2033年以降は大型買収の増勢が落ち着き、利益成長は年7%程度に減速する。配当を中心に正味70億ドルを還元し、なお自己資本が積み上がる。

  • 住宅用空調・暖房機器:数量 1.4(住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定))× 価格 60(100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価))→ 売上 81 億ドル・営業利益 9 億ドル。米国市場990万台×シェア13.6%で135万台。平均単価は2025年比1.52倍。
  • 商業用空調・暖房機器:数量 28.0(商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.50(商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場280億ドル×シェア10.0%。価格指数1.50。
  • 交換部品・施工資材・隣接配管用品:数量 42.0(部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.55(部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 65 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質市場350億ドル×シェア12.0%。配管用品と付帯販売が増加。
  • 商業用冷凍・冷蔵関連:数量 6.5(商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.48(商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場100億ドル×シェア6.5%。価格指数1.48。

倍率:資本コストk=8.25%。10年後のROEは14.9÷55.3=26.9%。過去の買収ののれんも将来の成長に必要な資本とみなし、自己資本から除かない。堀は普通で残存率1/2、RONIC=8.25%+0.5×(26.9%-8.25%)=約17.6%。長期gは名目4.0%で、市場の実質数量増約0.7%、シェア拡大約0.3%、価格上昇約3.0%を合わせた成熟後の伸びであり、ROEから求めない。来年利益に対する正当化PERを計算し、10年目利益に対して(1+g)を掛けた上限は約18.9倍。買収と粗利改善が成功しても仕入先集中と住宅循環は残るため、上限の約93%となる17.5倍。純利益は株式報酬と買収償却を費用に含めたGAAP親会社帰属利益で、余った現金を別途上乗せしない。

確率:地域企業の買収、施工業者の電子商取引定着、部品・配管用品への販売拡張が同時に成功する筋書き。市場は分散しており可能性はあるが、キャリアへの仕入れ依存と買収資本の負担が残るため9%。

やや楽観 21% やや楽観:既存設備の更新が堅調で、部品と配管の販売拡大が続く 利益 12 億ドル · PER 16.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 516.84 ドル196 億ドル

2035年、住宅用機器の業界出荷は約955万台となり、ワッコの販売数量は123万台へ増える。市場シェアは約12.9%となり、価格は物価上昇を少し上回る。高効率ヒートポンプへの切り替えと更新需要が売上を支えるが、販売価格には競争による制約が残る。

商業用機器の実質市場は260億ドルに拡大し、当社シェアは約8.7%となる。部品・配管用品は326億ドルの市場から約11.3%を取る。グラナイトとジャクソンの顧客基盤が定着し、その後も小型買収と既存店の品揃え拡張が続く。電子商取引の比率が高まり、施工業者の注文頻度が増える一方、ファーガソンなどにも規模の強みがあるため、一方的なシェア獲得までは想定しない。

粗利益率は29%前後となり、営業利益率は約11%に近づく。部品販売比率と価格最適化が経費上昇を上回り、純利益は11.8億ドルに伸びる。配当を重視する資本政策を維持しながら、小型の買収資金を確保する。株式報酬とグラナイト取得時の株式発行などを差し引いた正味還元は60億ドルとなる。

  • 住宅用空調・暖房機器:数量 1.2(住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定))× 価格 57(100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価))→ 売上 70 億ドル・営業利益 7 億ドル。米国市場955万台×シェア12.9%。価格は2025年比約1.45倍。
  • 商業用空調・暖房機器:数量 22.7(商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.46(商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 33 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場260億ドル×シェア8.7%。価格指数1.46。
  • 交換部品・施工資材・隣接配管用品:数量 37.0(部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.48(部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 55 億ドル・営業利益 8 億ドル。実質市場326億ドル×シェア11.3%。配管用品が寄与。
  • 商業用冷凍・冷蔵関連:数量 5.2(商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.45(商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場85億ドル×シェア6.1%。価格指数1.45。

倍率:10年後のROEは11.8÷49.8=23.7%。k=8.25%、普通の堀の残存率1/2からRONICは約15.97%。長期g=4.0%は住宅・商業・部品の実質市場拡大約0.6%、シェアの増加約0.3%、成熟後の平均単価の上昇約3.1%による。正当化PERに(1+g)を掛けた10年目利益基準の上限は約18.3倍。既存店の販売効率と買収統合は成功するが、仕入先と顧客の交渉力が残るため上限の約91%である16.6倍を使用する。純利益はGAAPで、株式報酬や無形資産償却を二重に調整しない。

確率:大型の市場構造転換がなくても、既存の店舗網、電子商取引、2026年の買収効果が積み重なる姿である。ただし全国大手との競争とメーカーによる価格交渉を考え、21%とした。

中立 38% 中立:更新需要と買収が売上を伸ばし、営業利益率は10%前後に落ち着く 利益 9 億ドル · PER 15.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 355.81 ドル135 億ドル

2035年、米国の住宅用空調機器出荷は約895万台となる。ワッコは既存店の深耕と地域買収で市場シェアを約12.0%へ上げ、換算販売台数は107.5万台になる。2025年比の数量増は約19%であり、売上の伸びの大部分は物価と製品価格の上昇が担う。平均単価は10年間で約1.41倍となる。

商業用機器の実質市場は240億ドルに成長し、当社シェアは約7.7%になる。部品・配管用品の市場は300億ドル、当社シェアは約10.5%となる。ジャクソンとグラナイトの取得効果は数量とシェアの増加に含めており、両社の売上を別途上乗せしない。ファーガソンやジョンストン・サプライも増店を続けるため、シェアの伸びは緩やかである。冷凍関連も更新需要に沿って市場を拡大する。

売上は136億ドル、営業利益は13.6億ドルとなり、営業利益率は約10%で落ち着く。2022年のような値上げ環境が常に続くとは考えず、2026年の販売費用と粗利益率への圧力も織り込む。親会社に帰属する純利益は8.7億ドルで、キャリア合弁の少数株主持分を控除した後の利益である。配当を中心とした正味還元は10年間で50億ドルとなり、自己資本は44.3億ドルへ増える。

  • 住宅用空調・暖房機器:数量 1.1(住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定))× 価格 56(100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価))→ 売上 60 億ドル・営業利益 6 億ドル。米国市場895万台×シェア12.0%。価格は物価に沿って約1.41倍。
  • 商業用空調・暖房機器:数量 18.5(商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.41(商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 26 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場240億ドル×シェア7.7%。価格指数1.41。
  • 交換部品・施工資材・隣接配管用品:数量 31.5(部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.41(部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 44 億ドル・営業利益 6 億ドル。実質市場300億ドル×シェア10.5%。買収済み配管事業の成長を含む。
  • 商業用冷凍・冷蔵関連:数量 4.1(商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.41(商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場82億ドル×シェア5.0%。価格指数1.41。

倍率:10年後のROEは8.7÷44.3=19.6%。kは8.25%、堀は普通で残存率1/2とし、RONIC=8.25%+0.5×(19.6%-8.25%)=約13.95%。長期g=4.0%は設備更新市場の実質数量増約0.5%、シェア・隣接商材の増加約0.3%、価格上昇約3.2%の合計であり、ROEから成長率を逆算しない。正当化PER=(1-4.0%÷13.95%)÷(8.25%-4.0%)に10年目利益基準への(1+g)を掛けた上限は約17.45倍。卸売規模と地域配送には価値があるが、メーカー依存と景気循環で超過利益が一部薄れるため、上限の約89%の15.5倍を使用する。純利益はGAAPの親会社帰属利益で、少数株主利益、株式報酬、償却を控除済み。

確率:更新需要が長く続く一方、2026年の粗利益率低下が示すように卸売の交渉力には限界がある。既存店の小幅成長と買収済み事業の定着を最も自然な展開と考え、38%を配分した。

やや悲観 22% やや悲観:市場は名目成長しても、卸売競争とメーカーの交渉力で利益が伸びない 利益 5 億ドル · PER 10.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 130.45 ドル49 億ドル

2035年、住宅用空調機器の米国市場は約800万台で停滞する。ワッコのシェアは11.0%へ下がり、販売数量は88万台と2025年をやや下回る。冷媒切り替え後も設備価格への抵抗感が強く、単価は10年で約1.32倍にとどまる。物価に満たない値上げしか通せないため、実質的な取り分は縮む。

商業用機器の実質市場は205億ドルに拡大するが、ファーガソンや地域卸売業者との競争でシェアは約6.3%になる。部品・配管用品は市場の拡大を取り込むものの、顧客の大口化と価格比較で利益率は10%台前半へ低下する。2026年に取得したグラナイトの売上は残るが、在庫と店舗費用が重く、期待した買収利回りを得られない。冷凍関連も専門卸との競争が強まる。

売上は約102億ドルとなり、名目売上の増加にもかかわらず営業利益は7.6億ドルにとどまる。親会社帰属純利益は4.8億ドルで、2025年からほとんど伸びない。経営陣は配当を大幅には増やせず、株式報酬と買収時の増資を差し引いた正味還元は42億ドルにとどまる。会社は存続するが、以前ほど優良な成長企業とは評価されない。

  • 住宅用空調・暖房機器:数量 0.9(住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定))× 価格 52(100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価))→ 売上 46 億ドル・営業利益 3 億ドル。米国市場800万台×シェア11.0%。価格上昇は物価を下回る。
  • 商業用空調・暖房機器:数量 13.0(商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.32(商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 17 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場205億ドル×シェア6.3%。価格指数1.32。
  • 交換部品・施工資材・隣接配管用品:数量 26.0(部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.34(部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 35 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場280億ドル×シェア9.3%。大口値引きで利益率低下。
  • 商業用冷凍・冷蔵関連:数量 3.2(商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.32(商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場73億ドル×シェア4.4%。価格指数1.32。

倍率:10年後のROEは4.8÷32.8=14.6%。k=8.25%、堀は普通でRONICは約11.44%。成熟後のgは2.5%とし、実質市場の小幅増約0.4%、シェア流出による約-0.9%、価格上昇約3.0%を反映する。正当化PERの10年目利益基準上限は約13.9倍だが、仕入先と大口顧客の価格交渉が強まり、持続的な超過利益を十分には認められないため10.3倍。時価総額49.44億ドルは純利益4.8億ドル÷k8.25%の約58.2億ドルを下回る。資産の処分価値8.5億ドルよりは高く、過去の谷のPBRを床として使用していない。

確率:施工会社の統合、メーカー直販、買収後の固定費増加が重なれば、売上が増えても利益を守れない。直近の粗利益率低下はこの危険を示しており、22%を配分する。

悲観 10% 悲観:キャリアの販路変更と競争激化でシェアを失い、更新需要があっても稼げなくなる 利益 2 億ドル · PER 8.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 47.60 ドル18 億ドル

2035年、キャリアが直販と他の流通網を拡大し、ワッコが扱える重要製品と販売地域が減る。住宅用の米国市場は700万台へ縮小し、当社シェアは9.0%へ低下する。販売換算台数は63万台となり、2025年から約3割減る。値上げは10年間で約1.24倍にとどまり、物価上昇による費用増加を十分に転嫁できない。

商業用市場は175億ドルの実質規模にとどまり、当社シェアは約5.3%へ下がる。部品・配管用品でもファーガソン、ジョンストン・サプライ、地域の専門卸売企業に顧客を奪われる。2026年に取得したグラナイトの店舗網は残るが、買収ののれんに見合う収益を得られず、途中で在庫の評価損や買収資産の減損が発生する。店舗の賃借料と配送費は販売数量ほど減らない。

10年後の売上は約70億ドルで、営業利益率は約4.6%まで落ちる。これは2009年の営業利益率4.0%に近いが、過去の底に機械的に合わせたのではなく、販路喪失、販売単価の低迷、固定費の残存から生じる結果である。親会社帰属純利益は2.05億ドルになる。

期間の純利益は2026年の約4.3億ドルから、2029年に約3.0億ドル、2032年に約1.8億ドルへ低下し、その後も低迷する。途中の減損を含む10年累計を27億ドルとする。配当削減後の正味還元は22億ドルに減り、自己資本は32.8億ドルとなる。会社は存続してもROEは資本コストを下回り、成長企業としての価値は失われる。

  • 住宅用空調・暖房機器:数量 0.6(住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定))× 価格 49(100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価))→ 売上 31 億ドル・営業利益 2 億ドル。米国市場700万台×シェア9.0%。価格上昇は約1.24倍。
  • 商業用空調・暖房機器:数量 9.2(商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.23(商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場175億ドル×シェア5.3%。販路喪失で利益率悪化。
  • 交換部品・施工資材・隣接配管用品:数量 19.5(部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.26(部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 25 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場260億ドル×シェア7.5%。仕入条件悪化と値引きが重なる。
  • 商業用冷凍・冷蔵関連:数量 2.5(商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア))× 価格 1.27(商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場70億ドル×シェア3.6%。専門卸へ顧客が流出。

倍率:10年後のROEは2.05÷32.8=6.25%で、資本コスト8.25%を下回る。普通の堀の残存率1/2を用いるとRONICは約7.25%、長期gは市場数量の縮小とシェア低下を価格上昇が一部補う名目1.5%である。正当化PERの10年目利益基準は約11.9倍だが、ROEがk未満であるため上限1÷k=約12.1倍も確認する。販路喪失と低い再投資利回りが続くため、稼ぐ力から8.8倍を使用する。時価総額18.04億ドルは純利益2.05億ドル÷k8.25%=約24.85億ドル以下であり、売れる資産の税後処分価値7.8億ドル以上でもある。将来の自己資本に過去のPBRを掛けた床ではない。

確率:空調の需要そのものは消えないため倒産を中心の筋書きにはしない。ただしキャリアへの仕入れ依存が大きく、販路変更と買収失敗が重なれば企業価値を大幅に毀損する。低頻度だが深い損失として10%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

住宅用空調・暖房機器

住宅向けのエアコン、ヒートポンプ、炉、室内機などを施工業者へ販売する。故障や老朽化に伴う更新が主な需要で、冷媒規制と住宅建設の影響も受ける。

数量住宅用空調機器の卸売換算販売台数(100万台、推定)価格100万台当たり卸売売上(億ドル、室内機などを含む換算単価)売上営業利益
今 2025/12 0.9 39 36 3
10 年後 中立 1.1 56 60 6

取り方:2025年の米国AHRI統計による中央空調機と空気熱源ヒートポンプの出荷約775万台を市場数量とした。ワッコの住宅用機器売上は単独開示されないため、2025年の機器売上48.5億ドルを住宅用約35.5億ドルと商業用約13.0億ドルに分ける推定を採用する。住宅用の卸売換算台数を90万台とすると米国出荷に対する数量シェアは約11.6%、平均売上は約3944ドル/台になる。室内機、暖房機、関連機器の売上を含むため、単一の屋外機の販売単価ではない。市場規模は775万台×約4000ドルで約310億ドルと照合できる。ワッコの2025年10-Kによれば住宅用の主要機器は台数18%減、平均単価8%上昇だった。競合はジョンストン・サプライ、ファーガソン、ウィンサプライ、メーカー系の卸売網で、個別の住宅用市場シェアは非開示。営業利益率8.8%は全社9.6%より低い推定値であり、会社開示の部門利益ではない。

商業用空調・暖房機器

店舗、オフィス、工場、病院、集合住宅向けの空調・暖房設備を販売する。既設設備の更新に加え、非住宅建設と設備投資に左右される。

数量商業用空調機器の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア)価格商業用機器の名目平均販売単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 13.0 1.00 13 1
10 年後 中立 18.5 1.41 26 3

取り方:米国のHVAC卸売市場740億ドル、ワッコの機器売上構成比67%、住宅用のAHRI出荷規模を照合し、北米中心の商業用機器卸売市場を2025年価格で約185億ドルと推定する。このうちワッコの取り分を約7.0%とし、2025年価格換算の販売量13億ドルを求めた。大型ビル設備と軽商用機器の数量単位は異なるため、実質数量を2025年の卸売売上相当額で統一し、将来の物価上昇は価格指数にのみ入れる。2025年10-Kでは商業用売上も前年比7%減少した。競合は独立卸のジョンストン・サプライ、ファーガソン、地域流通会社、およびキャリアやトレインなどのメーカー系網である。営業利益率8.6%は非住宅案件の大口値引きと固定費負担を反映した推定。

交換部品・施工資材・隣接配管用品

圧縮機、モーター、冷媒、配管、断熱材、工具、温度調節器などを販売する。既存設備の修理と施工時の付帯販売が中心で、2026年のグラナイト買収により配管用品の成長余地も広がった。

数量部品・施工資材・隣接配管用品の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア)価格部品・施工資材の名目平均販売単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 21.0 1.00 21 2
10 年後 中立 31.5 1.41 44 6

取り方:2025年10-Kのその他HVAC製品29%を72.4億ドルに適用し、約21億ドルとした。対象市場は740億ドルのHVAC卸売市場のうち部品・施工資材に相当する約215億ドルに、空調施工業者との重複が大きい隣接配管用品約20億ドルを加えた235億ドルと推定する。市場の実質規模と当社の約8.9%のシェアを数量側にまとめ、価格は2025年=1の指数とした。配管分の市場規模は推定であり、ワッコの2025年配管売上が20億ドルという意味ではない。2026年のグラナイト買収で追加される配管事業は将来の数量・シェアに含め、2025年売上に加算しない。競合はファーガソン、ウィンサプライ、ジョンストン・サプライ、地域の配管卸売企業である。交換部品と消耗品は機器本体より取扱メーカーが分散し、価格比較が難しい商品も多いため、営業利益率を推定11.4%とした。

商業用冷凍・冷蔵関連

食品小売、飲食店、冷凍倉庫などのために、圧縮機、冷媒、凝縮機、蒸発器、冷凍設備の関連部品を流通させる。

数量商業用冷凍関連の2025年価格換算販売量(億ドル、市場規模×当社シェア)価格商業用冷凍関連商品の名目平均販売単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 2.9 1.00 3 0
10 年後 中立 4.1 1.41 6 1

取り方:2025年10-Kの商業用冷凍関連4%から売上約2.9億ドルを得た。米国の商業用冷凍設備市場には2025年で約97~122億ドルという調査推計があるが、完成品を含む最終市場と卸売部品市場は同じではない。この分析ではワッコが扱う設備・交換部品に対応する卸売可能市場を約65億ドルと保守的に推定し、シェア約4.5%に相当するとみる。市場定義の不確実性は住宅用機器より大きい。競合はコープランド関連流通網、ユナイテッド・リフリジェレーション、地域の冷凍設備卸売業者などであり、営業利益率11.4%は修理関連の品揃えを反映した推定値である。

リスクと懸念

キャリアへの仕入れ集中と販路変更

2025年の仕入れの62%がキャリアに集中し、キャリアとの合弁会社が売上の53%を占める。メーカーが販売地域や取引条件を変更すれば、ワッコは商品供給だけでなく顧客関係を失う可能性がある。キャリアは合弁会社の少数株主でもあり、製造側と流通側の利益配分が長期にどう変化するかを見なければならない。

冷媒切り替えと住宅需要の変動

2025年には新しいA2L冷媒機器への移行によって旧型製品の前倒し購入と新型製品の在庫調整が発生し、住宅用の主要機器の販売台数が18%減った。製品価格が上昇しても需要が先送りされれば売上は減る。今後の規制変更や消費者の負担増加でも同様の混乱が起こり得る。

粗利益率改善の持続性

2025年の粗利益率28.0%は価格最適化と機器単価上昇に支えられたが、2026年第3四半期には26.4%へ低下した。大口施工会社への値引き、メーカーの価格改定幅の縮小、機器と部品の販売構成の変化によって利益は揺れる。会社の長期目標30%を達成できるかは未確定であり、達成を中立の必須条件にはしていない。

買収の利回りと新株発行

2026年のグラナイト取得対価は約5.05億ドルで、約1億ドル相当の株式発行を伴った。買収した会社の売上は連結時点から増えるが、のれん、在庫、店舗、統合費用を含めた投下資本が増える。利益率の低い買収を重ねると売上は伸びても増分ROICが資本コストを下回る。正味の株主還元から新株の払い込みを控除する必要がある。

施工会社の統合とデジタル価格比較

施工会社が大きな企業グループに集約されると、仕入条件を一括交渉する力が強くなる。電子商取引はワッコにとって顧客の利便性を高める半面、競合の在庫と販売価格を比較しやすくする。AIエージェントによる発注自動化も実物流通そのものを代替しないが、顧客接点を失った会社の粗利益率を削る可能性がある。

リースと運転資金の固定負担

倉庫と店舗を借りて運営するため、需要が減っても賃借料、人件費、配送網を急には縮められない。2025年末の現金は多く見えるが、在庫と売掛金の資金需要、リース負債、買収対価を考慮すると全額が自由な現金ではない。2026年9月末にも在庫は約18.4億ドルあり、過剰在庫と仕入れの資金負担が収益を圧迫し得る。

創業家支配と少数株主の影響力

議決権の強いクラスB株によって、2026年の株主総会基準日にはナーマド家が議決権の約53.9%を支配していた。経営文化の継続は長所だが、買収の是非や後継者の選定について一般株主が方針を変更させる力は限られる。長期の配当実績を評価しつつ、親会社帰属利益と少数株主持分の推移を確認する必要がある。

今後の分かれ目

2027~2028年に住宅用機器の数量が年5%以上増え、価格も物価並みに上昇する
2025年の冷媒移行による混乱が一巡した証拠になる。住宅用の数量見通しを上げ、中立からやや楽観への確率移動を検討する。ただし利益率が同時に回復することを確認する。
2027年以降も粗利益率が27%未満で推移し、既存店の販売増加が営業利益増加につながらない
価格最適化の競争優位が弱まったと判断し、やや悲観の確率を上げる。部品・施工資材の利益率と中立の営業利益見通しを下げる。
部品・配管用品の販売構成比が35%に近づき、在庫回転が5回へ改善する
仕入先の分散と低資本の付帯販売が進んだ証拠となる。営業利益率と増分ROICの改善を認め、やや楽観側の可能性が高まる。
キャリアからの仕入比率が50%を下回り、代替メーカーの販売も伸びる
最大の集中リスクが弱まる。仕入先変更が既存顧客の流出を伴わなければ、事業の堀の評価を引き上げる余地が生じる。
グラナイト買収後の利益成長が鈍く、追加買収でも資本コストを下回る収益しか得られない
売上の規模拡大を株主価値の増加とみなさず、買収による数量増加の前提を下げる。減損と追加の資金需要を悲観側に反映する。
電子商取引の売上構成比が50%を超え、顧客離脱率が低下し続ける
地域密着の在庫供給とデジタル発注を一体にした堀が強まったと判断する。ただし顧客数だけでなく、粗利益率、注文単価、配送費を合わせて確認する。
連続配当を維持するために借入や増資が常態化し、正味還元が縮小する
表面上の配当成長よりもオーナー利益の悪化を重く見る。10年間のpayoutを減らし、財務基盤の弱体化をやや悲観・悲観の筋書きに反映する。

見ておくもの

  • 住宅用ダクト式空調機器の販売台数と平均販売単価、A2L移行後の正常化
  • 四半期の既存店売上成長率と粗利益率、特に2026年第3四半期の26.4%からの回復
  • 住宅用と商業用の数量の違い、住宅更新需要と非住宅設備投資の回復速度
  • 交換部品・施工資材・配管用品の構成比と、設備販売時の付帯販売率
  • 電子商取引売上比率37%からの拡大、OnCallAirの利用と顧客離脱
  • キャリアへの仕入集中62%と、他のメーカーとの新規取引拡大
  • 2026年のジャクソン・グラナイト買収による増分利益と、取得対価に対するROIC
  • 会社目標の売上100億ドル、粗利益率30%、在庫回転5回への進捗
  • 年間営業キャッシュフローと純利益の比率、在庫残高と店舗リース負債
  • 配当、株式報酬、新株発行を差し引いた正味の株主還元と、クラスB株の支配構造

倍率と資本コストの決め方

評価の基準は2025年の添付財務とし、2026年10月27日の最新決算と成立済みの買収を数量・利益率の見通しに織り込んだ。市場のPERや過去の谷のPBRから価値を逆算していない。住宅用はAHRIの台数と当社の推定数量シェア、商業用と部品・冷凍関連は2025年価格の市場規模とシェアを使い、物価上昇は価格の側に分けた。中立の終点ROE19.6%とk8.25%、普通の堀のRONIC13.95%、長期g4.0%から10年目利益に対する正当化PER上限約17.45倍を求め、利益の質を考慮して15.5倍とした。現金は運転資金、リース負債、2026年の現金買収を考慮し、余剰現金として二重に加えない。悲観は稼ぐ力と税後の換金可能資産の双方から点検した。確率は9/21/38/22/10で、現在の時価総額に合わせて調整していない。米国会計ではリース負債は既に計上されており、家賃相当の費用は営業利益に反映されている。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality+0.25%を加えた8.25%。βや市場のPERを用いない。営業基盤と更新需要は持続的だが、住宅循環と仕入先への依存があり、強い独占企業より高い資本コストとする。財務の存続に危機はないためdistressによる上乗せは0%。

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割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. ワッコ2025年度Form 10-K:事業構造、商品構成、業界規模、仕入先、合弁会社
  2. ワッコ2026年第3四半期決算発表:最新の数量・価格・利益率、買収、財務、資本政策
  3. ワッコ2025年12月Investor Day:売上・粗利益率・在庫回転の長期目標、価格最適化、デジタル戦略

分析日 2026-10-28