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オートマチック・データ・プロセッシング(ADP) ADP

給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%)

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)133.65 ドル539 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)307.9 ドル1,242 億ドル差 −56.6%
10 年後から見ると 割高 価値 133.65 ドル539 億ドル · 差 −56.6% · 期待の年率 −2.1%
期待の年率リターン(10 年)−2.1%資本コスト比 −10.6 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ADP は世界 140 か国で給与計算・人事・福利厚生・人事代行(PEO)を提供し、米国の民間労働者のおよそ 6 人に 1 人の給与を処理する。2026 年 6 月期の売上は 219 億ドル、純利益は 44 億ドル。筆者の結論は割高で、堀の厚さは認めるが、1 人あたり課金という売り方が AI エージェントに揺さぶられる分を数量と倍率に反映した。

売上の 7 割は給与・人事ソフト(ES)。ここは給与税の申告や各州の法対応、米国の給与データの 6 分の 1 という独自の蓄積を持ち、記録の正本の側面が強い。一方で課金は従業員 1 人あたりで、AI で事務職の雇用が減れば数量が落ちる席型の面もある。そこで ES は記録の正本と席の混合として数量を今の0.90倍、価格を1.28倍(物価 1.41 倍に届かない)に置いた。PEO は保険と給与の立て替えが中心で数量0.92倍、預かり資金の運用収入は賃金の名目の伸びで残高が増える前提で置いた。

中立の売上は今の1.17倍の257億ドル、純利益は50.7億ドル。g は ES のうち独自データと法対応の 2 つの証拠がある部分の利益比で0.7%、k は基本 8.0% に寿命の上乗せ+0.50%で8.50%、倍率は12.4倍となった。やや悲観と悲観の確率は合わせて35%。本質価値は 539億ドル、今の時価総額 1,165億ドル に対して-54%で、評価は割高。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、給与処理は法令と税務に結びつき、10 年後も存在する可能性は高い。堀は、給与税の申告と州ごとの法対応、米国の給与データの 6 分の 1 の蓄積という 2 点に絞って認める。定着率 92% は、解約率 5% 未満の水準ではないので、それ以上の堀の根拠には使わない。

オーナー利益は純利益 44 億ドルのうち再投資が 1 割前後。ただし預かり資金の運用収入は金利に連動する借り物の利益で、課金の形そのものも AI で変わりうる。成長に払える倍率には上限があり、式の12.4倍にとどめた。

本質価値は 539億ドル で、今の時価総額 1,165億ドル に対して-54%。事業の質は高いが、1 人あたり課金が 10 年後も続く確信は持てない。確かな堀の部分にだけ長く続く値上げを認め、残りには高い値を払わない。

何で稼ぐ会社か

ADP の収益は大きく 3 つに分けられる。第 1 は「給与・人事ソフトと代行(Employer Services)」で、売上のおよそ 7 割。クライアントの従業員数に応じて 1 人あたりの月額料金を受け取る。給与計算、税務申告、勤怠、福利厚生の管理、採用・育成などを束ね、中小企業向けは「ラン」、中堅向けは「ワークフォース・ナウ」、大企業向けは「ヴァンテージ」と「ライリック(Lyric)」で売る。2025 年に買収したワークフォース・ソフトウェア(Workforce Software)で、勤怠・人員配置の大企業向けを強めた。

第 2 は PEO(職務代行・共同雇用)。ADP が顧客企業の従業員を法的に雇用し、給与・保険・福利厚生・労務リスクをまとめて引き受ける。売上には立て替える給与・保険の費用が含まれるため売上は大きいが利益率は低く(ほぼ 1 桁)、本分析では売上=従業員数(約 77.5 万人)×1 人あたり売上で置いた。PEO の保険(労災・医療)は不況でも請求が出るため、利益のぶれの元になる。

第 3 は預かり資金の運用収入。給与として払う前、税金として納める前のクライアントの資金を ADP が預かり、短期から中期の債券で運用する。平均残高は約 410 億ドル、運用収入は 2027 年 6 月期に 15.4〜15.6 億ドルの見通し。コストがほぼゼロなので、この収入は営業利益に直接入る。

ADP は子会社で借入をして預かり資金の一部を運用するため、財務の姿(自己資本 60 億ドル・ROE 73%)は、自社株買いの累積と合わせて、一般の企業とは違って見える。純有利子負債は 13 億ドルとわずか。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 は切り替えの費用。給与は 1 回でも間違えられず、税務・保険・福利厚生のデータと結びつくので、顧客は競合の料金が安くても移りにくい(定着率 92%)。第 2 は規模。米国の給与データの 6 分の 1 を持ち、不正・税務・賃金の統計を使った分析で、小さな競合には作れない付加価値を付ける。第 3 は値上げの力。毎年 3〜4% の料金改定が通り、物価 3.5% の世界では売上がほぼ自動で伸びる。

資本効率は高い。営業利益率は 26%、設備投資(開発費の資産計上を含む)は売上の 3% 台で、利益の大半が現金で残る。ROE の 73% は自己資本が小さいことの反映で、実際の資本効率は「投下資本利益率」で見ても 30% 前後の高さ。経営はマリア・ブラック氏(2023 年 10 月から最高経営責任者)の下で、買収は小口(ワークフォース・ソフトウェアなど)に絞り、大型買収は避けてきた。資本配分の評価は高い。

弱いのは 4 点。(1) 数量が従業員数の雇用に連動し、景気後退で目減りする。(2) 料金体系が 1 人あたり課金のため、AI で人手が減る世界では、課金の仕組みそのものが問われる。(3) 預かり資金の運用収入は金利と賃金に連動し、10 年国債が動かなくても、短期金利の変動で振れる。(4) PEO は利益率が低く、保険の請求で利益率が 1 ポイント単位で動く。事業の質は高いが、10 年後も今の形で課金できるかは 5 年前より不確かになった。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

給与・人事の市場は、雇用の伸び(年 0.5〜1.5%)と 1 人あたり料金の値上げ(年 3〜4%)で、年 4〜6% の名目成長が続いてきた。米国の給与処理は ADP とペイチェックス(Paychex)が最大手で、ペイチェックスは 2025 年にペイコー(Paycor)を買って中堅向けを厚くした。大企業向けはワークデイ(Workday)・オラクル・UKG、中小向けはギュスト(Gusto)・ラミープロ(Rippling)・ペイコム(Paycom)・ペイロール(Paylocity)などが争う。

循環の位置は、雇用の伸びが鈍る局面。米国の中小企業が先に人を減らしており、2027 年 6 月期の見通しでは賃金の伸びが鈍り、預かり資金の残高の伸びも小さくなる。定着率も 10〜30bp 下がる見込みで、会社の売上見通し(+5〜6%)は前年より低い。

構造の変化は AI。AI が給与・人事の問い合わせや設定を代わりにこなすなら、ソフトの利用者数(1 人あたり課金)に頼る料金モデルの価値が揺らぐ、というのが 2026 年の売りの理由。一方で、給与は法規制・税務・保険・不正対応と結びつくため、AI が置き換えるのは画面操作で、責任を持つ処理の仕組みではない、という見方もあり、ADP は「ADP アシスト」などで自社に取り込んでいる。

ギュスト・ラミープロのような新しい競合は、中小の新規を取る力は強いが、中堅以上の移行や PEO の保険まで束ねる力は ADP・ペイチェックスに及ばない。価格競争は零細で進み、中堅・大企業では緩い。

【AIエージェント代替】AI エージェントは給与・人事の画面操作を置き換え、従業員 1 人あたり課金の根拠を弱める。給与税の申告と法対応は残るため、市場全体が名目 4〜6% で伸びるという前提は ADP の個別評価では採らず、ES の数量を今の0.90倍に置いた。

資本政策と M&A

還元は配当と自社株買い。2026 年 6 月期は配当 26 億ドル、自社株買い 21 億ドルで、合計 47 億ドルは純利益 44 億ドルを少し上回る。株数は年 1% 前後減り、配当は半世紀を超えて増え続けている。株式報酬で増える株の分を引いた正味の還元は、純利益の 9 割台後半とみる。

M&A は小口。2025 年のワークフォース・ソフトウェア(約 12 億ドル)が最大級で、大型買収はしていない。ADP が買われる側になる可能性は、時価総額 1,165 億ドルでは現実的でない。逆に、ペイチェックスの株価が下がった局面で ADP が買う側に回る可能性も、独占禁止法と ADP 自身の姿勢から低い。

資本配分の注意点は、自社株買いの値段。今の PER 26 倍前後の買い戻しは、この会社の質に見合う範囲で、割高な買い戻しとは言えない。財務は、預かり資金の借入を除けば純有利子負債 13 億ドルと軽く、金利が上がっても借り換えの影響は小さい。

【還元の置き方】10 年の還元は純利益の累計の約 95% と置いた(配当性向が高く自社株買いも続ける会社。残り5%は小型買収)。残らない分は、伸びが止まる中立の筋書きでは成長に回す元手が要らないため返す。株式報酬は GAAP の純利益ですでに費用として引いている。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ADP の事業は AI に置き換えられるのではなく、AI で強くなる。給与は間違いが許されず、税務・保険・労務・不正対応と結びつくため、AI が画面操作を代行しても、責任を負う処理の主体として ADP を使い続ける。米国の給与データの 6 分の 1 を持つ ADP は、AI を訓練し、賃金の統計や不正検知に使う点で、新しい競合より有利。ADP アシストと「ライリック」の導入は、1 人あたりの料金を上げる材料になる。

数量も底堅い。米国の雇用は景気後退を除き伸び、PEO の従業員は +2%、新規成約は +6% と伸びる。利益率は費用の整理と AI での効率化で毎年 0.7〜0.9 ポイント上がる、と会社が見ている。預かり資金は賃金の上昇で残高が増え、運用収入は金利が横ばいでも伸びる。利益の 9 割台が株主に戻るため、年 8〜10% の利益の伸びと還元を合わせて資本コストを大きく超える。

ペイチェックスの株価が下がった今は、ADP の質の高さが相対的に見えやすい。10 年後の純利益が 97 億ドルまで伸び、PER 32 倍(上限の内側)なら 3 兆ドル強の時価総額になりうる。

慎重な見方

今の PER は 26 倍だが、成長は名目で 5〜6% しかない。k − g が 3.3% しかなく、倍率が高めに付く計算の前提は、成長が下がらないこと。AI で人事の問い合わせや設定が自動化されると、1 人あたり課金の根拠が崩れ、ギュスト・ラミープロのような新しい競合は料金を下げて中小の新規を取る。定着率はすでに 10〜30bp の低下を見込んでいる。

数量は雇用に連動し、景気後退では従業員数が 5〜6% 減る(2008〜2010 年の経験)。さらに、AI で人員が減る世界では、顧客の従業員数自体が伸びなくなる。PEO は利益率が低く、保険の請求で利益が動く。預かり資金の運用収入は、短期金利の低下と賃金の伸びの鈍化で減る。これは費用のかからない「借り物の利益」で、利益の質は見た目ほど高くない。

10 年後に AI 向けの課金(使用量課金)に切り替わると、1 人あたり料金が下がり、営業利益率は 20% 台へ戻りうる。その時の PER は 16〜21 倍で、時価総額は今を大きく下回る。 AI エージェントが設定と問い合わせを肩代わりし、1 人あたり課金が使用量課金に移ると、数量と単価が同時に下がる。雇用の減りが重なれば預かり資金も細る。

どちらに重みを置いたか

強気は法対応と独自データの堀、定着率 92% を言い、慎重は 1 人あたり課金の崩れを言う。どちらも一理あり、堀のある ES の一部にだけ g を認め、席の面は数量の減りと価格の鈍りで引いた。やや悲観と悲観を合わせて35%とし、堀の強さは k の寿命(+0.75%)を記録の正本寄りの下限にとどめて反映した。結論は割高。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 145.04 ドル585 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 104.50 ドル421 億ドル)。 今の値に割り戻すと 133.65 ドル539 億ドル、今との差 −56.6%、 期待の年率 −2.1%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 7% 187.75 ドル757 億ドル 123.73 ドル499 億ドル +1.1% +0.1% 21.80 ドル88 億ドル
やや楽観 20% 172.33 ドル695 億ドル 117.78 ドル475 億ドル −5.8% −0.6% 58.02 ドル234 億ドル
中立 38% 156.21 ドル630 億ドル 111.58 ドル450 億ドル −13.0% −1.4% 101.76 ドル410 億ドル
やや悲観 23% 127.80 ドル515 億ドル 100.42 ドル405 億ドル −25.9% −3.0% 52.49 ドル212 億ドル
悲観 12% 72.33 ドル292 億ドル 56.53 ドル228 億ドル −58.2% −8.3% 15.46 ドル62 億ドル
加重平均100% 145.04 ドル585 億ドル104.50 ドル421 億ドル −19.0% −2.1% 249.54 ドル1,006 億ドル

今の株価時価総額 307.94 ドル1,242 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.5% を下回るほど割高。

楽観 7% AI を取り込み、課金を成果型へ移して売上を保つ 利益 61 億ドル · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 187.75 ドル757 億ドル

ADP アシストなど AI を自社の機能に取り込み、課金を成果や使用量に移しながら売上を維持する筋書き。AI を単体の売り物にした売上の開示はまだ無いので、ES の数量は今の1.00倍が上限。価格は1.34倍。預かり資金は賃金の伸びで残高が増える。売上は296億ドル、純利益は60.9億ドル。 内訳は給与・人事ソフトと代行=数量1.00倍・価格1.34倍・利益率26.4%、PEO=数量1.00倍・価格1.34倍・利益率4.6%、預かり資金の運用収入=数量1.45倍・価格0.98倍・利益率100.0%。 この筋書きの確率は7%。結果は、売上が今の1.35倍の296億ドル、営業利益80.2億ドル、純利益60.9億ドル、自己資本86.0億ドル、10年の正味の還元499億ドル、時価総額757億ドル(PER12.4倍)。

  • 給与・人事ソフトと代行(Employer Services):数量 40.0(処理する従業員数(百万人))× 価格 5.29(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル))→ 売上 212 億ドル・営業利益 56 億ドル。数量1.00倍・価格1.34倍・営業利益率26.4%(人月と記録の正本の混合)
  • PEO(共同雇用・人事代行):数量 0.8(PEO の従業員数(百万人))× 価格 81(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル))→ 売上 63 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量1.00倍・価格1.34倍・営業利益率4.6%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))
  • 預かり資金の運用収入:数量 595(預かり資金の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(運用の利回り(比率))→ 売上 21 億ドル・営業利益 21 億ドル。数量1.45倍・価格0.98倍・営業利益率100.0%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.70%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE30.0%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=22.8%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.4倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:AI を自社の売り物にして売上が立つ開示がまだ無く、楽観でも数量は今を超えない。7%。

やや楽観 20% 法対応の堀が効き、数量の減りが緩やか 利益 56 億ドル · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 172.33 ドル695 億ドル

給与税の申告や州ごとの法対応が AI でも外に出せず、ES の数量は今の0.95倍まで。値上げは続くが物価には届かず1.32倍。売上は278億ドル、純利益は55.9億ドル。 内訳は給与・人事ソフトと代行=数量0.95倍・価格1.32倍・利益率25.7%、PEO=数量0.96倍・価格1.34倍・利益率4.4%、預かり資金の運用収入=数量1.38倍・価格0.97倍・利益率100.0%。 この筋書きの確率は20%。結果は、売上が今の1.27倍の278億ドル、営業利益73.6億ドル、純利益55.9億ドル、自己資本85.0億ドル、10年の正味の還元475億ドル、時価総額695億ドル(PER12.4倍)。

  • 給与・人事ソフトと代行(Employer Services):数量 38.0(処理する従業員数(百万人))× 価格 5.21(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル))→ 売上 198 億ドル・営業利益 51 億ドル。数量0.95倍・価格1.32倍・営業利益率25.7%(人月と記録の正本の混合)
  • PEO(共同雇用・人事代行):数量 0.7(PEO の従業員数(百万人))× 価格 81(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル))→ 売上 60 億ドル・営業利益 3 億ドル。数量0.96倍・価格1.34倍・営業利益率4.4%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))
  • 預かり資金の運用収入:数量 566(預かり資金の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(運用の利回り(比率))→ 売上 20 億ドル・営業利益 20 億ドル。数量1.38倍・価格0.97倍・営業利益率100.0%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.70%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE30.0%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=22.8%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.4倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:法対応と独自データの堀が効く筋書き。ADP は同業より厚く 20%。

中立 38% 給与の堀は残るが、席の数量と値上げ余地が縮む 利益 51 億ドル · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 156.21 ドル630 億ドル

雇用の伸びが止まり、AI で事務職が減る中で、ES の席の数量は今の0.90倍。毎年の値上げは物価に届かず1.28倍にとどまる。PEO は数量0.92倍、利益率4.3%。預かり資金は残高1.28倍だが利回りは緩やかに低下。売上は257億ドル、営業利益は66.7億ドル、純利益は50.7億ドル。 内訳は給与・人事ソフトと代行=数量0.90倍・価格1.28倍・利益率25.2%、PEO=数量0.92倍・価格1.30倍・利益率4.3%、預かり資金の運用収入=数量1.28倍・価格0.96倍・利益率100.0%。 この筋書きの確率は38%。結果は、売上が今の1.17倍の257億ドル、営業利益66.7億ドル、純利益50.7億ドル、自己資本84.0億ドル、10年の正味の還元450億ドル、時価総額630億ドル(PER12.4倍)。

  • 給与・人事ソフトと代行(Employer Services):数量 36.0(処理する従業員数(百万人))× 価格 5.06(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル))→ 売上 182 億ドル・営業利益 46 億ドル。数量0.90倍・価格1.28倍・営業利益率25.2%(人月と記録の正本の混合)
  • PEO(共同雇用・人事代行):数量 0.7(PEO の従業員数(百万人))× 価格 79(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル))→ 売上 56 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.92倍・価格1.30倍・営業利益率4.3%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))
  • 預かり資金の運用収入:数量 525(預かり資金の平均残高(億ドル))× 価格 0.04(運用の利回り(比率))→ 売上 18 億ドル・営業利益 18 億ドル。数量1.28倍・価格0.96倍・営業利益率100.0%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.70%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE30.0%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=22.8%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.4倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:席の数量が縮み、値上げが物価に届かない中心の筋書き。38%。

やや悲観 23% AI エージェントが設定と問い合わせを代行し、課金が崩れる 利益 42 億ドル · PER 12.4 倍 · 株価時価総額 127.80 ドル515 億ドル

AI エージェントが給与の設定・問い合わせ・勤怠の処理を代行し、顧客が 1 人あたり課金の根拠を疑う。ES の数量は0.83倍、価格は1.24倍へ。中小企業の定着率も下がる。売上は228億ドル、純利益は41.5億ドル。 内訳は給与・人事ソフトと代行=数量0.83倍・価格1.24倍・利益率22.7%、PEO=数量0.85倍・価格1.26倍・利益率3.9%、預かり資金の運用収入=数量1.12倍・価格0.94倍・利益率100.0%。 この筋書きの確率は23%。結果は、売上が今の1.04倍の228億ドル、営業利益54.6億ドル、純利益41.5億ドル、自己資本82.0億ドル、10年の正味の還元405億ドル、時価総額515億ドル(PER12.4倍)。 10年の純利益の累計は426億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • 給与・人事ソフトと代行(Employer Services):数量 33.1(処理する従業員数(百万人))× 価格 4.90(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル))→ 売上 162 億ドル・営業利益 37 億ドル。数量0.83倍・価格1.24倍・営業利益率22.7%(人月と記録の正本の混合)
  • PEO(共同雇用・人事代行):数量 0.7(PEO の従業員数(百万人))× 価格 76(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル))→ 売上 50 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.85倍・価格1.26倍・営業利益率3.9%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))
  • 預かり資金の運用収入:数量 459(預かり資金の平均残高(億ドル))× 価格 0.03(運用の利回り(比率))→ 売上 16 億ドル・営業利益 16 億ドル。数量1.12倍・価格0.94倍・営業利益率100.0%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.70%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE30.0%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=22.8%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.4倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:AI が画面操作を肩代わりして課金が崩れる筋書き。23%。

悲観 12% 使用量課金への移行で単価が下がり、雇用減も重なる 利益 24 億ドル · PER 12.2 倍 · 株価時価総額 72.33 ドル292 億ドル

使用量課金への移行で単価が下がり、景気後退で雇用も減る。ES の数量は0.65倍、価格は1.15倍、利益率は15.1%まで落ちる。預かり資金の残高も減る。売上は167億ドル、純利益は24.0億ドル。それでも給与税の申告という責任を持つ処理は残るので、赤字にはならない。 内訳は給与・人事ソフトと代行=数量0.65倍・価格1.15倍・利益率15.1%、PEO=数量0.66倍・価格1.17倍・利益率2.6%、預かり資金の運用収入=数量0.95倍・価格0.90倍・利益率100.0%。 この筋書きの確率は12%。結果は、売上が今の0.76倍の167億ドル、営業利益31.6億ドル、純利益24.0億ドル、自己資本153億ドル、10年の正味の還元228億ドル、時価総額292億ドル(PER12.2倍)。 10年の純利益の累計は320億ドル(起点の純利益から最終年へ、毎年ほぼ一定の率または幅で動く道筋で積んだ)で、自己資本は今に累計を足して還元を引いた。

  • 給与・人事ソフトと代行(Employer Services):数量 25.9(処理する従業員数(百万人))× 価格 4.55(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル))→ 売上 118 億ドル・営業利益 18 億ドル。数量0.65倍・価格1.15倍・営業利益率15.1%(人月と記録の正本の混合)
  • PEO(共同雇用・人事代行):数量 0.5(PEO の従業員数(百万人))× 価格 71(1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル))→ 売上 36 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量0.66倍・価格1.17倍・営業利益率2.6%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))
  • 預かり資金の運用収入:数量 390(預かり資金の平均残高(億ドル))× 価格 0.03(運用の利回り(比率))→ 売上 13 億ドル・営業利益 13 億ドル。数量0.95倍・価格0.90倍・営業利益率100.0%(現場・運用益など(AI の影響が小さい))

倍率:10年より先の名目の伸びg=0.70%(記録の正本の部分だけ物価並みの値上げが続く。利益の加重)の正当化PER:事業のROE15.7%、RONIC=k+0.67×(ROE−k)=13.3%、(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.1倍。純利益はGAAP(株式報酬は費用)。AIエージェント代替はgと別に数量・k・確率へ入れ済みで、PERの上に割引は重ねない。

確率:使用量課金と景気後退が重なる筋書き。堀が厚いので 12% にとどめ、やや悲観と合わせて35%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

給与・人事ソフトと代行(Employer Services)

従業員数に応じた 1 人あたり料金の給与計算・人事・勤怠・福利厚生のサービス。

数量処理する従業員数(百万人)価格1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。3.95 は 395 ドル)売上営業利益
今 2026/12 40.0 3.95 158 41
10 年後 中立 36.0 5.06 182 46

取り方:ADP は米国で民間労働者のおよそ 6 人に 1 人(約 2,600 万人)、世界で約 4,000 万人の給与を処理すると推定した。売上 158 億ドルは、全社の売上 220 億ドルから PEO(47)と預かり資金の運用収入(15)を引いた残り。営業利益 40.6 億ドルは、全社の営業利益 58 億ドルから運用収入(15)と PEO(2.4)を引いた残りで、利益率 25.7%(本社費・開発費を含めた値)。10 年の価格は、物価(1.41 倍)に、上位製品への移行と AI の付加サービスで 10 年 +6% を上乗せし、1.49 倍と置いた。 【AIエージェント代替の見直し】ES は記録の正本と席課金の混合。給与税の申告・州ごとの法対応・米国の給与データの 6 分の 1 という蓄積(独自データ・法対応の 2 つの開示)がある部分は堀として g を +1.0% にしたが、従業員 1 人あたりの課金は AI で事務職の雇用が減れば数量が落ちる。数量は中立で0.90倍、価格は物価 1.41 倍に届かない1.28倍(記録の正本の 1.15〜1.34 倍の中位)。

PEO(共同雇用・人事代行)

顧客企業の従業員を雇用し、給与・保険・労務を束ねて引き受ける。立替の費用を含む売上が大きく利益率は低い。

数量PEO の従業員数(百万人)価格1 人あたり年間売上(億ドル ÷ 百万人。60.6 は 6,060 ドル)売上営業利益
今 2026/12 0.8 61 47 2
10 年後 中立 0.7 79 56 2

取り方:PEO の従業員数は 77.5 万人(+2%、業界ノート)。売上 47 億ドルは立て替える給与・保険を含む総額で、営業利益率は 5% 前後(2026 年 4〜6 月期に −1 ポイント)と置いた。価格は物価並みの 1.41 倍(10 年 85.4)。 【AIエージェント代替の見直し】PEO は従業員を共同雇用して保険・給与を立て替える業務で、利益率が低く AI の影響は限られる。数量は中立で0.92倍、価格(保険の立て替えを含む)は1.30倍。

預かり資金の運用収入

給与・税金として払うまでのクライアントの資金を預かり、債券で運用する収入。費用がほぼゼロで営業利益に直結する。

数量預かり資金の平均残高(億ドル)価格運用の利回り(比率)売上営業利益
今 2026/12 410 0.04 15 15
10 年後 中立 525 0.04 18 18

取り方:平均残高 約 410 億ドル(業界ノート)に利回り 3.66% を掛けて 15 億ドル(2027 年 6 月期の見通し 15.4〜15.6 億ドルと整合)。短期金利は 3.5〜4% で動かさないため、利回りは 3.5% 前後で置く。残高は賃金の伸びで増える(10 年で 1.55 倍)。 【AIエージェント代替の見直し】預かり資金の運用収入。AI の影響は直接受けないが、残高は賃金の名目の伸びで増え、雇用の減りで鈍る。中立で残高1.28倍、利回りは緩やかに低下する0.96倍。

リスクと懸念

AI エージェント代替(1 人あたり課金の崩れ)

ADP の ES は従業員 1 人あたりで課金する席型の面を持つ。AI エージェントが給与の設定や問い合わせ、勤怠の処理を代行すれば、画面操作を前提にした席の根拠が弱まり、使用量課金へ移る過程で数量と単価が同時に下がりうる。給与税の申告と法対応は残るので、中立の売上は今の1.17倍、悲観では0.76倍と置いた。

AI による課金モデルの置き換え

AI が給与・人事の設定や問い合わせを代行し、1 人あたり課金の根拠が弱まる。使用量課金へ移ると、数量が減る一方で単価が下がり、利益率が 20% 台へ戻りうる。ADP は AI を自社に取り込んでいるが、課金の形が変わる速さは読めない。

雇用の減少と景気後退

数量は顧客の従業員数に連動する。景気後退で米国の雇用が 6% 減れば、ES の売上は 1 割弱落ち、PEO と預かり資金も同時に減る。中小企業の廃業で定着率も下がる。ADP の株価はリーマンで −29% と浅かったが、今の倍率なら下げ幅は大きくなる。

預かり資金の運用収入の変動

運用収入は営業利益の 25% 前後を占める。短期金利の低下と賃金の伸びの鈍化が重なると、残高も利回りも減り、利益が減る。本分析は金利を動かさないが、投資家の見方では、この収入は質の低い利益として割り引かれる。

新興・大手との競争

ギュスト・ラミープロは中小の新規を取り、ワークデイは大企業を取る。ペイチェックスはペイコーの買収で中堅を厚くした。料金の値下げ競争が中堅へ広がれば、年 3〜4% の値上げが通らなくなる。価格が物価に届かなくなると、売上の伸びがそのまま利益率の悪化につながり、倍率の縮みと重なる。

PEO の利益率と保険の請求

PEO は売上が大きく利益率が 1 桁で、労災・医療の請求で利益が 1 ポイント単位で動く。2026 年 4〜6 月期は利益率が 1 ポイント下がった。不況では請求が増え、利益が消える。PEO は売上の 2 割強を占めるため、売上の伸びを高く見せるが、利益への寄与は小さく、全社の利益率を見かけ上押し下げる。

定着率の低下と顧客の質

2027 年 6 月期は定着率が 10〜30bp 下がる見込み。中小の廃業と新興への乗り換えが重なると、定着率が 90% を下回り、新規成約で補えなくなる。顧客を失うと数量だけでなく、同じ顧客に重ね売りする付加価値サービスの売上も同時に失う。

今後の分かれ目

ADP が給与処理の課金を使用量課金へ切り替え、1 人あたり売上が 2 年続けて下がったら
価格の筋書きが下振れ、やや悲観・悲観の確率を上げる。倍率も 3〜4 倍下げて見る。
米国の雇用が 2 四半期続けて減り、中小企業の定着率が 90% を下回ったら
悲観が近づく。ただし赤字にはならず、谷の PER 18 倍前後が床。
ADP アシストやライリックの導入で、1 人あたり売上が物価を超えて伸び、定着率が 92% 台を保ったら
価格が楽観側へ寄る。楽観・やや楽観の確率を上げてよい。
短期金利が大きく下がり、預かり資金の利回りが 3% を割ったら
運用収入が年 3〜4 億ドル減り、純利益が 5〜6% 下がる。本分析は金利を動かさないが、悲観寄りに見る。
ペイチェックス・ワークデイが大型の買収で ADP の中堅・大企業の顧客を取り始めたら
シェアの筋書きが下振れる。やや悲観の確率を上げる。
株価が下がって PER が 20 倍前後まで下がったら
中立の本質価値を大きく下回る局面で、安全域が付く。自社株買いの価値も上がる。
AI 機能が単体の売上として開示され、1 人あたり売上が物価を超えて 2 年伸びたら
課金の移行が成功している合図。楽観の数量を今の 1.0 倍より上で見直し、記録の正本の割合を増やす。
給与処理の課金を使用量課金へ切り替え、1 人あたり売上が 2 年続けて下がったら
AI による席の崩れが始まった合図。ES の数量を中立の{es_base_vm:.2f}倍より下げ、g の +1.0% の根拠も見直す。

見ておくもの

  • 米国の雇用統計と、ADP の PEO 従業員数・定着率・新規成約
  • 1 人あたり売上(価格)と課金の形(使用量課金への移行)
  • 営業利益率(毎年 0.7〜0.9 ポイントの拡大が続くか)
  • 預かり資金の平均残高と利回り(短期金利との関係)
  • ペイチェックス・ワークデイ・ギュスト・ラミープロの伸びと料金
  • 自社株買いの額とその時の PER
  • AI 機能の売上の金額開示と、1 人あたり売上・使用量課金への移行

倍率と資本コストの決め方

今の時価総額 1,165億ドル や過去の PER 26 倍は見ずに、ES・PEO・預かり資金の 3 つで数量(ES 0.9 倍)と価格(物価に届かない 1.28 倍)を置いた。倍率は正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)、k は基本 8.0% + 値決め −0.25% + 寿命 0.75% =8.50%、g は ES の独自データと法対応の 2 つの証拠がある部分の利益比で0.7%、RONIC は k + 2/3 ×(ROE − k)。AI 代替は数量・価格に主に入れ、k・確率(悲観側35%)・g に重ねていない。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β 0.86 × 5%。k = 基本 8.0% + quality 0.50% = 8.50%(β は使わない)。景気の感応・借金は 0。値決めは元の評価(−0.5)の半分の −0.25%(1 人あたり課金の揺らぎは価格 1.28 倍にすでに入れたので、k では重ねない)。寿命は、記録の正本の +0.5〜1.0 と席型の +1.0〜1.5 の間の +0.75%。個別のリスクは k に足さず筋書きと確率で表した。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. ADP 2026 年 6 月期 第 4 四半期決算(8-K、SEC)
  2. Nasdaq:ADP 第 4 四半期決算説明の要点
  3. ADP 4Q26 決算発表(IR)
  4. Yahoo Finance:ADP は AI の置き換えの見方に抗えるか
  5. Quartr:ADP 投資家向け説明会の要約

分析日 2026-10-16