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ダイコム・インダストリーズ DY

光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)157.17 ドル46 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)227.7 ドル67 億ドル差 −31.0%
10 年後から見ると 割高 価値 157.17 ドル46 億ドル · 差 −31.0% · 期待の年率 +5.0%
期待の年率リターン(10 年)+5.0%資本コスト比 −4.5 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.2%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ダイコム・インダストリーズは、米国の光ファイバー網を敷設・保守し、データセンターの電気設備も造る専門工事会社である。事業は10年後も必要とされるが、現在の評価には安全域が乏しく、割高と判断する。通信網の更新は終わらないものの、光回線の新規敷設はいつか普及の山を越える。そこに大型買収で広げたデータセンター建設の景気変動が重なるためだ。

添付台帳の2025年度は売上55.5億ドル、営業利益4.4億ドル、純利益2.8億ドルだった。2026年8月発表の直近四半期は売上20.06億ドル、前年同期比45.6%増、うち既存事業の伸びが16.7%だった。受注残は122.42億ドルに達した。2027年1月期の売上見通しも74.8〜76.6億ドルへ引き上げられた。ただし増収の一部は買収の連結期間が延びた効果であり、受注残のすべてが取り消し不能な発注ではない。

最も頼れるのは通信網の保守・接続・探索業務である。2026年1月期の通信事業売上の過半を占め、設置した設備が増えるほど仕事が残る。一方、買収した建物設備事業は成長余地こそ広いが、技能者不足と工期の遅れで利益が振れる。米国の光ファイバー敷設は2025年に過去最高だったが、永久に同じ速さで増える市場ではない。

2035年末の中立像は、全社売上約142億ドル、純利益7.9億ドル、時価総額83.7億ドルである。期中の正味還元22億ドルを含めても、9.5%の資本コストで現在へ戻した価値は十分ではない。五つの筋書きの加重価値は45.7億ドルで、台帳時価総額66.1億ドルを約31%下回る。需要が強いことと、株主が今の値段で十分な報酬を得ることは別である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、十年後にこの会社がなくなる可能性より、稼ぐ仕事の組み合わせが変わる可能性のほうが大きい。光回線や電力設備はAIが進んでも物理的に必要だ。地中にケーブルを通す作業や安全管理は、画面を操作するソフトに置き換わらない。全国に人と機材を配置し、通信事業者から繰り返し発注を受ける力には、確かに長く残る価値がある。

ただし、所有者に残る利益は売上でも受注残でもない。施工車両の更新、運転資金、技能者の育成、買収先の利益を得るための追加投資を差し引いた現金が必要だ。2025年度のフリーキャッシュフローは約4億ドルで純利益を上回ったが、契約債権の回収時期で動く。今後も毎年同じ割合が株主に戻るとみなすのは危うい。しかも無形資産の償却を足し戻した調整後利益で株価を測れば、買収に払った金額が消えてしまう。

最大の問いは20億ドル超の買収が値段に見合うかどうかだ。データセンター工事は新しい顧客と技能者を得られる反面、需要の一巡と工期遅延を抱える。2026年の好決算だけでは、十年を通じて高い増分投下資本利益率が得られる証明にはならない。保守収入が下支えする一方、新設工事は景気の山谷で収益性が大きく変わる。

買ってから長く持つなら、受注が増えるだけでなく、借金が減り、資本コスト以上で再投資でき、過大な株式報酬を差し引いても還元が残ることを確かめたい。現在の時価総額には好循環の持続が相応に織り込まれている。筆者はよい施工能力を評価するが、十分な安全域を見いだせない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、通信会社が保有する設備を現場で造り、つなぎ、直す仕事である。地下配管、光ケーブルの敷設、宅内引き込み、無線基地局、既設設備の探査を請け負う。顧客はエーティー・アンド・ティー(AT&T)、ベライゾン、ルーメン、コムキャストなどだ。顧客が工事を発注し、完了した作業単位や工事の進み具合に応じて料金を受け取る。自社で通信回線を保有して利用料を集める会社ではない。

2026年1月期の正式な報告区分は通信事業54.50億ドル、建物設備事業0.96億ドルだった。通信を需要の違いでさらに分けると、新設・増強工事を約25.0億ドル、保守・接続・地下探索を約29.5億ドルと推計できる。会社は後者を通信売上の過半と説明する。保守は景気の谷を和らげるが、契約の更新と現場単価はなお競争にさらされる。日々の仕事量が顧客予算で決まり、長期契約の看板だけで売上が保証されるわけではない。

新しい柱はパワー・ソリューションズである。2025年12月の買収により、データセンターの配電、エネルギー管理、火災安全などを請け負う建物設備事業が生まれた。2026年7月には弱電・施設内配線のナショナル・テクノロジー・インテグレーターズも取得した。この事業の2025年度売上0.96億ドルは買収後わずか数週間の数字だ。2027年1月期の会社予想は15.8〜16.5億ドルであり、見た目の十数倍増を有機的な成長と取り違えてはならない。

建物設備では、工事を完成させることが商品である。高い専門性と短い工期への対応が利益の源だが、建物や機器の所有権は顧客に渡るため、継続課金の仕組みは弱い。施工後の保守まで取り込めれば、通信事業と同じく収益を安定させられる。

優良さと弱いところ

他社が簡単にまねできない強みは、全国の施工班、車両、各地域の地中設備情報、作業の安全管理をまとめて動かす力だ。電話会社は設備停止や工事事故を嫌い、実績のある施工会社へ仕事を集めやすい。2026年1月期の売上の92.2%は複数年の基本契約などに基づく。通信事業の過半が保守であることも、景気の山谷をならす。ただし基本契約は発注量を保証せず、顧客都合の解除も可能である。独占的な価格決定力とは異なる。

利益率には改善の跡がある。添付の営業利益率は2021年度の2.6%から2025年度の8.0%へ上がり、株主資本利益率も15.1%となった。とはいえ、2015年度からの投下資本増加額を自己資本と純負債で測ると約31億ドル、同期間の税引後営業増益は概算2.2億ドルにとどまる。単純な増分利回りは約7%で、資本コストの9.5%に届かない。大買収の対価が2025年度末に先行して載り、利益は数週間分しかないため、この数字だけで買収を断罪できない。だからこそ今後の実測が必要だ。

2026年8月の建物設備事業は四半期売上3.98億ドル、調整後EBITDA利益率24.5%と好調だった。しかし、調整後利益には買収で生じた無形資産の償却が十分に反映されない。GAAP純利益へ戻すと稼ぐ力は小さくなる。競争相手のマステックの通信部門は2025年に売上33.4億ドル、EBITDA利益率9.3%で、ダイコムの通信部門の13.3%を下回った。規模と実行力の差は本物だが、買収後も高い利回りで再投資できるという証拠はまだ足りない。堀は強固な独占ではなく、現場能力に根ざす普通の堀と見る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

通信の建設市場には二つの時間軸がある。米国の通信事業者が2025年に投じた設備資金は926億ドルで、光ファイバーの新設が大きな割合を占める。光回線業界団体によると同年の敷設は1,180万戸分、重複敷設を含む累計は9,830万戸分に達した。未整備地域と二社目の敷設にはなお余地があるが、最初の敷設が一巡すれば新設件数は鈍る。既存設備の保守とデータセンターを結ぶ幹線は、その後も残る需要である。

通信工事の主な競争相手はマステック、クアンタ・サービシーズ、および地域の専門業者だ。マステックの2025年通信部門売上は33.4億ドルで、ダイコムの54.5億ドルより小さい。ただし両社とも建設以外の保守を含み、部門売上を足して市場占有率と呼ぶのは誤りだ。分析上は新設工事の市場を300億ドル、保守・接続・探索を270億ドルと仮定する。ダイコムの取り分はそれぞれ約8%と約11%と見積もるが、公表された市場シェアではない。十年後は新設の伸びより保守市場の実質拡大を重く見る。

建物設備の仕事は、クラウドとAI向けのデータセンター新設から来る。米国のデータセンター建設着工額は直近一年で約1,037億ドルとの民間調査があり、電気・弱電・安全設備への配分を約3割と仮定すれば、2025年価格の対象市場は約300億ドルとなる。パワー・ソリューションズの競争相手はロゼンディン、エムコア、地元の電気工事会社だ。エムコアの米国電気工事部門の2025年営業利益率は12.1%で、優良案件でも施工業者の取り分に限界があることを示す。

通信は普及期の後半、データセンターは増設の加速期にある。どちらも労働力と許認可が供給を縛り、単価上昇を助ける半面、追加人員や外注費が先行する。政策補助金の遅れ、大口顧客による工事の内製化、無線と固定回線の技術競争が長期の分かれ目になる。業界ノートの通信・電力設備工事の数量成長は参考にするが、住宅への光回線新設が十年間同じ速度で伸びるとは扱わない。

資本政策と M&A

資本配分は、還元より買収と施工能力の増強が主役になった。2025年12月にパワー・ソリューションズを約20.1億ドルで取得し、現金と約101万株の新株で支払った。2026年7月にはナショナル・テクノロジー・インテグレーターズを約2.7億ドルで取得し、現金と約9.6万株を使った。建物設備へ進出した判断は事業上は筋が通るが、のれんと顧客関係の無形資産が厚く、投資利回りが資本コストを上回るかはこれからの試験である。

配当は1982年以来なく、現時点も再開の約束はない。2026年8月には今後18か月を対象とする1.5億ドルの自社株買い枠が承認された。ただし購入額の約束ではなく、十年間の総還元目標も公表していない。株式報酬と買収のために渡した新株の価値を引いた正味の還元だけを株主への受取額として評価する。

添付の2025年度末は現金7.1億ドルに対して借入金29.9億ドル、純負債は22.8億ドルで、EBITDAの約3.2倍だった。2026年8月時点の現金は3.4億ドルまで減り、買収資金と運転資金の拘束が増している。借り換えは5.75%程度を前提とし、借入返済と成長投資を還元より優先する年もある。公表された長期の利益・還元の数値目標はない。支配株主による少数株主の取り分の切り下げより、買収の値付けと株式報酬の希薄化を警戒する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

光ファイバーはAI時代の通信量を運ぶ土台であり、米国では今なお未整備地域が残る。2025年の光回線敷設は過去最高の1,180万戸分に達し、二社目の回線を引く競争も強い。ダイコムは全国の施工班を抱え、実績と安全管理の点で顧客から選ばれる。基本契約に基づく売上の比率は高く、通信保守だけで通信事業の過半を占める。新しい線路を一度敷設すれば、その後の障害修理、接続変更、設備調査が続く。通信会社が幾つか合併しても、全国で同じ品質の工事を頼める業者は少ない。むしろ大口発注先を絞る動きが規模の優位を強める可能性がある。

2026年8月には四半期売上が45.6%伸び、受注残は122.42億ドルまで増えた。契約を実行する能力が需要の制約になっていることの証拠だ。さらにパワー・ソリューションズと弱電工事会社の買収で、データセンターの外の光回線から建物内部の配電・配線まで仕事を広げた。2027年1月期の建物設備売上見通しは16億ドル前後で、前年に記録されたわずか一か月分との差は大きい。AI需要が想定より長く続けば、高付加価値の施工案件と保守が積み上がる。

競合のマステックは通信部門の利益率で後れを取り、エムコアの電気工事部門が示す利益率にも改善の余地がある。取得した技能者の教育と横展開に成功すれば、買収の投下資本を正当化できる。無理な新規買収を控え、営業現金を借金返済と自社株買いに回す余地も増える。こうして新設と保守の双方でシェアを伸ばせば、会社は単なる土木工事業者から重要なデジタル基盤の施工・運用パートナーへ変わる。

慎重な見方

光ファイバーが普及するほど、新規敷設の余地は減る。2025年末に米国の住宅の六割超はすでに光回線を利用でき、重複敷設も増えている。最初の回線を引く際の土木工事と、毎年の保守は単価も需要も違う。前者の大きな山を越えた後、保守の増収だけで現在の成長率を維持できる保証はない。固定無線アクセスが低価格帯を取れば、二社目の光回線工事の採算も悪化する。規模で優位でも、通信会社が発注を競わせれば施工単価は下がる。長期の基本契約は発注量の約束ではなく、顧客都合で切られる余地がある。

大口顧客への依存はとりわけ重い。2026年1月期はエーティー・アンド・ティー、ベライゾン、ルーメンの三社で売上の約半分を占めた。エーティー・アンド・ティーはルーメンの個人向け光回線事業を、ベライゾンはフロンティアを取得した。顧客の統合は受注先の集中にもなり、工事の内製化や年次予算の見直しが起きれば交渉力は顧客側へ傾く。2026年8月の通信部門は有機的に伸びたのに、調整後EBITDA利益率が前年より下がった。燃料高と無線案件の延期に施工能力の増強費用が重なったためである。

約20億ドルで買ったパワー・ソリューションズには、多額ののれんと償却すべき顧客関係が付いている。データセンター建設は急増しても、計画の延期や元請けとの価格交渉で粗利は減り得る。ロゼンディンやエムコアとの競争も激しい。通信が成熟する頃に設備工事が景気後退に入れば、二つの成長源は同時に弱る。純負債はすでにEBITDAの約3.2倍で、買収時に増えた借金の金利が利益を削る。会計上の調整後利益では見えにくい買収償却、株式報酬、契約債権の滞留まで考えると、所有者の現金収益は見た目ほど厚くない。

どちらに重みを置いたか

建設現場を動かす力と保守収入には長く残る価値がある。直近の受注残と有機成長も強く、楽観とやや楽観を合わせて33%を配分する。ただし、契約残は発注の取り消しを排除せず、光回線の普及一巡、大口顧客の統合、買収後の借金という三つの弱点がある。やや悲観と悲観には合わせて35%を配分し、上振れ側より重くした。中立は32%とする。現在の受注を十年先の利益へ直線で延ばさず、保守の下支えと建設の循環を分けて考えると、加重価値は時価総額を約31%下回る。現時点の結論は割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 284.31 ドル84 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 66.82 ドル20 億ドル)。 今の値に割り戻すと 157.17 ドル46 億ドル、今との差 −31.0%、 期待の年率 +5.0%(資本コスト 9.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 651.76 ドル192 億ドル 135.95 ドル40 億ドル +245.9% +15.1% 86.65 ドル25 億ドル
やや楽観 22% 423.81 ドル125 億ドル 101.96 ドル30 億ドル +130.9% +9.9% 115.67 ドル34 億ドル
中立 32% 284.60 ドル84 億ドル 74.77 ドル22 億ドル +57.8% +5.3% 115.00 ドル34 億ドル
やや悲観 23% 111.10 ドル33 億ドル 20.39 ドル6 億ドル −42.3% −5.7% 30.24 ドル9 億ドル
悲観 12% 22.94 ドル7 億ドル 6.80 ドル2 億ドル −86.9% −19.8% 3.57 ドル1 億ドル
加重平均100% 284.31 ドル84 億ドル66.82 ドル20 億ドル +54.2% +5.0% 351.13 ドル103 億ドル

今の株価時価総額 227.70 ドル67 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 楽観:保守網が拡大し、データセンター内部の電気工事も全国へ展開 利益 15 億ドル · PER 12.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 651.76 ドル192 億ドル

通信新設工事の実質市場は2025年の300億ドルから470億ドルへ広がり、全国施工能力が案件獲得を助けてシェアは8.3%から10.5%へ上がる。保守市場も430億ドルとなり、シェア12.0%を得る。工事単価は十年でおおむね1.46倍だ。マステックやクアンタと競いながら、地域拠点と既設網の知識が値引きを防ぐ。新設が伸びるだけでなく、稼働済み設備の保守が太くなるため、通信事業の好況だけに依存しない。

買収したパワー・ソリューションズは大西洋岸の大規模データセンターを起点に全国へ広がる。電気・弱電工事の実質市場は650億ドル、ダイコムの取り分は6.5%となる。ロゼンディン、エムコアの施工能力に対抗しつつ、顧客の追加工事と保守も取る。建物設備の営業利益率は16%まで高まるが、GAAPの買収償却は利益から差し引く。全社純利益は15.1億ドルとなる。十年間の純利益累計96.6億ドルから、株式報酬と買収対価の新株発行を差し引いた正味還元40億ドルを引くと、自己資本は75.2億ドルとなる。無理な買収を重ねず、増分投資の利回りが資本コストを上回った状態だ。

  • 通信網の新設・高度化:数量 49.4(米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 146.0%(同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 72 億ドル・営業利益 7 億ドル。新設市場470億ドル×シェア10.5%、価格指数1.46
  • 通信保守・接続・地中設備探索:数量 51.6(米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量)× 価格 146.0%(保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 75 億ドル・営業利益 9 億ドル。保守市場430億ドル×シェア12.0%、価格指数1.46
  • データセンター・重要施設の電気・建物設備:数量 42.3(米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 145.0%(同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 61 億ドル・営業利益 10 億ドル。建物市場650億ドル×シェア6.5%、価格指数1.45

倍率:事業ROEは15.1÷75.2=20.1%。k9.5%、堀は普通(残る超過利回り1/2)なのでRONIC14.8%。長期g4%は通信新設の実質伸び0%前後、保守・建物工事の実質1〜2%、シェア小幅増、単価年3.5%からの加重値で、k−g5.5%。正当化PER上限は(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)=約13.8倍。需要が長く続いても電気工事の競争が残るため上限の約92%の12.7倍を採用。純利益はSBCと買収償却を含むGAAP。

確率:全国の通信設備の保守・新設を一括して任される利点が拡大し、データセンター向けの工事が2030年代にも続く可能性を評価する。ただし、新たな技能者を安定して集め、買収した二社の技術を全米へ移植するという難しい条件が重なるため11%とした。

やや楽観 22% やや楽観:光回線保守の継続性が強まり、電気工事が順調に地域を広げる 利益 11 億ドル · PER 11.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 423.81 ドル125 億ドル

光回線の新設市場は十年で420億ドル、保守・接続は410億ドルへ増える。通信設備を持つ会社による工事会社の選別でダイコムの新設シェアは9.5%、保守は11.5%となる。単価は物価にほぼ沿って1.43倍に上がる。固定無線アクセスが一部の地方で普及しても、幹線と既設回線の更新が仕事を残す。マステックや地元施工業者とは競争するが、事故の少なさと現場網によって収益を守れる。

電気・弱電の建物市場は560億ドルへ伸び、買収によって得た顧客網を全国の大口案件へ広げる。ロゼンディンとエムコアに仕事を譲る場面はあっても、シェアは6.0%を確保する。建物設備の営業利益率は13%で、買収後の償却費もGAAP上で負担する。全社では売上約173億ドル、営業利益17.31億ドル、純利益10.75億ドルとなる。十年の純利益累計77.35億ドルから正味還元30億ドルを出し、自己資本は65.95億ドルへ増える。買収は追加の大型案件を前提とせず、既存の二社の能力を生かす。

  • 通信網の新設・高度化:数量 39.9(米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 143.0%(同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 57 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場420億ドル×シェア9.5%、価格1.43倍
  • 通信保守・接続・地中設備探索:数量 47.2(米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量)× 価格 143.0%(保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 67 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場410億ドル×シェア11.5%、価格1.43倍
  • データセンター・重要施設の電気・建物設備:数量 33.6(米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 143.0%(同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 48 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場560億ドル×シェア6.0%、価格1.43倍

倍率:ROE=10.75÷65.95=16.3%。k9.5%と普通の堀(残る割合1/2)からRONIC12.9%。長期g4%は通信新設の実質横ばい、保守の実質年1%程度、建物事業の実質年1〜2%と単価の名目3.5%を加重したもの。正当化PER上限は翌期利益基準を1+gで補正して約13.0倍。顧客集中と現場工事の競争を割り引き、約89%の11.6倍。GAAP純利益を使いSBCと買収償却は戻さない。

確率:直近の高い受注残のうち相当部分が消化され、通信設備の保守が積み上がる展開。建物設備の利益率はピークから下がるが、買収先が顧客を維持するという一段現実的な成長像として22%を配分する。

中立 32% 中立:新設の勢いは落ち着き、通信保守と建物設備が安定成長を支える 利益 8 億ドル · PER 10.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 284.60 ドル84 億ドル

通信新設の実質市場は300億ドルから360億ドルに増え、普及の進展で施工案件の量的な伸びは減速する。ダイコムは全国の拠点を使い、新設シェア8.5%をおおむね維持する。保守市場は385億ドルへ広がり、シェアは11.0%にとどまる。双方の単価は物価3.5%の十年分で約1.41倍となる。マステックやクアンタ、地域企業との入札は続き、価格に大幅な上乗せはできない。

建物設備の実質市場は500億ドル、買収後のシェアは5.5%とする。2025年度の売上0.96億ドルは連結開始が年末だったためであり、2027年1月期予想の約16億ドルを出発点として成長をならす。エムコアの米国電気工事部門の営業利益率12.1%を参考に、ダイコムの建物設備は11%とする。通信の保守も含め全社営業利益率は約9%、純利益は7.9億ドルとなる。2026年度は買収後の増益で4.6億ドル程度に進むが、十年の後半は伸びが落ち着き、累計純利益は63.9億ドル。正味還元22億ドルを引いた2035年末の自己資本は60.5億ドルとなる。

  • 通信網の新設・高度化:数量 30.6(米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 141.0%(同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 43 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場360億ドル×シェア8.5%、価格1.41倍
  • 通信保守・接続・地中設備探索:数量 42.4(米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量)× 価格 141.0%(保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 60 億ドル・営業利益 6 億ドル。市場385億ドル×シェア11.0%、価格1.41倍
  • データセンター・重要施設の電気・建物設備:数量 27.5(米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 141.0%(同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 39 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場500億ドル×シェア5.5%、価格1.41倍

倍率:2035年のROE=7.9÷60.5=13.1%。事業の成長に要る自己資本から測り、余剰現金もなければ買収で伸びる事業ののれんも除かない。k9.5%、普通の堀(残る割合1/2)からRONIC11.28%。長期g4.0%は通信新設の実質横ばい、通信保守の実質年約1%、建物設備の実質年約1〜2%、単価年3.5%の加重値。正当化PER上限12.2倍に対し、入札・施工循環と大型買収の質を考慮し約87%の10.6倍。今の純負債は時価総額の約35%で、今のEV÷営業利益は約20.2倍だが、これを倍率の根拠にしていない。全社純利益はGAAPで、調整後利益やSBC・買収償却の戻しを使わない。

確率:既設回線の保守は続くが新設の成長率は鈍り、データセンターの電気工事は高成長から普通の設備投資へ戻ると考える。直近の受注残を十年間そのまま延長しない妥協点であり、最大の32%を配分する。

やや悲観 23% やや悲観:光回線新設が鈍り、買収後のデータセンター工事で競争が強まる 利益 3 億ドル · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 111.10 ドル33 億ドル

光回線の一巡と固定無線アクセスの競争で、新設市場は2025年の300億ドルを下回る290億ドルとなる。大口顧客が発注先を競わせ、ダイコムの新設シェアは7.2%へ低下する。保守・地中探索は既設設備があるため市場325億ドルへ伸びるが、競合のマステックや地域業者に一部を奪われ、シェアは10.0%へ下がる。工事単価の上昇は物価を下回り、新設1.34倍、保守1.36倍にとどまる。

建物設備ではAI向けの先行投資が一服し、ロゼンディンやエムコアが全国の案件を奪い合う。実質市場は365億ドル、ダイコムのシェアは4.3%、単価は1.30倍までしか上がらない。施工班を抱える固定費と買収償却が重く、建物事業の営業利益率は6%となる。全社純利益は3.15億ドルで、2026年度の一時的な買収増益から下がる。十年の累計純利益31.25億ドルから正味還元6億ドルを引き、自己資本は43.85億ドルとなる。大型の追加買収はせず借金の返済を優先する。

  • 通信網の新設・高度化:数量 20.9(米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 134.0%(同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 28 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場290億ドル×シェア7.2%、価格1.34倍
  • 通信保守・接続・地中設備探索:数量 32.5(米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量)× 価格 136.0%(保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 44 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場325億ドル×シェア10%、価格1.36倍
  • データセンター・重要施設の電気・建物設備:数量 15.7(米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 130.0%(同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 20 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場365億ドル×シェア4.3%、価格1.30倍

倍率:ROE=3.15÷43.85=7.2%でk9.5%を下回り、新たに留保する利益が資本コストほど稼がない。長期g2.0%は新設数量の実質減少を保守の小幅増と物価に沿わない請負単価が補う姿。普通の堀として算式上RONIC8.34%だが、ROEがk以下のため利益倍率の上限は1÷k=10.53倍。契約解除、施工能力の余剰、競争で上限より低い8.5倍。純資産の簿価を床としておらず、GAAP純利益を用いる。

確率:既存の保守収入は守られても、光回線の新設市場が縮み、データセンター工事が採算の厳しい入札へ戻る展開。顧客集中と借金が利益率低下を増幅するため、直近の成長率だけから考えるより起こりやすく、23%とした。

悲観 12% 悲観:通信会社から工事を失い、データセンター買収でも投資価値を損なう 利益 1 億ドル · PER 7.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 22.94 ドル7 億ドル

光回線の主要な敷設は普及の山を越え、通信会社が大型契約を少数業者へ再入札する。マステックと地域業者への失注が続き、新設工事の実質市場は230億ドル、ダイコムのシェアは5%へ低下する。通信保守も設備の内製化と第三者施工への切り替えでシェア8.8%に落ちる。保守市場そのものは290億ドルで残るが、価格は十年で1.28倍にとどまる。通信の新設は価格指数1.23倍で、資材・人件費への転嫁が追いつかない。

データセンター建設の過剰投資が反転し、電気工事の実質市場は300億ドルで横ばいとなる。ロゼンディンやエムコアへの発注集中でダイコムのシェアは2.6%へ下がり、建物設備の営業利益率は2%まで沈む。買収した顧客関係と事業ののれんのうち7億ドルを2032年度に減損し、同年のGAAP損益は約4.8億ドルの赤字になる。2026年度の利益約4.4億ドルから2035年度の0.9億ドルへ下がり、十年間の減損を含む純利益累計は15.7億ドル。自社株買いを絞り正味還元2億ドル、自己資本は32.3億ドルで終える。余剰運転資金の回収と減配ではなく買い戻しの停止で借金を圧縮し、事業を存続させるが、かつての高成長企業ではない。

  • 通信網の新設・高度化:数量 11.5(米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 123.0%(同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 14 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場230億ドル×シェア5.0%、価格1.23倍
  • 通信保守・接続・地中設備探索:数量 25.5(米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量)× 価格 128.0%(保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 33 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場290億ドル×シェア8.8%、価格1.28倍
  • データセンター・重要施設の電気・建物設備:数量 7.8(米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量)× 価格 125.0%(同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない))→ 売上 10 億ドル・営業利益 0 億ドル。市場300億ドル×シェア2.6%、価格1.25倍

倍率:ROE=0.9÷32.3=2.8%でk9.5%を大きく下回る。長期g0%は新設実質需要の減少と単価転嫁不足が続く構造的な敗北。普通の堀の式ではRONIC約6.1%だが、ROEがk以下なので上限は1÷k=10.53倍。事業存続の収益力0.9億ドルに慎重な7.5倍を掛け、時価総額6.75億ドル。稼ぐ力のk還元値9.47億ドル以下で、売却資産の税後床0億ドル以上。のれん減損7億ドルは期間累計利益から引き、倍率で再加算しない。

確率:既設回線の保守まで競争にさらされ、通信顧客の内製化とデータセンター投資の失速が同時に起こる深刻な負け筋。のれん減損と借金返済の難しさが重なるため確率は12%としたが、破綻を必然とはしていない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

通信網の新設・高度化

FTTHの宅外・地下敷設、幹線・中継網、無線設備の増強とデータセンター接続用の新設工事。通信事業のうち新規投資の予算に連動する部分。

数量米国の新設・増強通信工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量価格同じ仕様の工事一件当たり請負単価指数(2025年=1、シェアを含まない)売上営業利益
今 2025/12 25.0 100.0% 25 2
10 年後 中立 30.6 141.0% 43 3

取り方:会社の正式通信売上は54.50億ドル。年次報告で保守・サービスが過半と説明されるため、新設側を25億ドルとした分析上の分解で、会社開示の別セグメントではない。全米FTTHは2025年1,180万戸分(FBA)、一戸当たり工事代1,300ドルを仮定すると約153億ドル。中継線・無線・都市土木など約147億ドルを加え市場を実質300億ドルと推計した。したがって市場に対するダイコムのシェアは約8.3%。競合マステックの2025年通信部門売上33.4億ドルには保守も含まれ、同一定義の競合シェアは非開示。指数の基準は1、実測の戸数別単価は非開示。出典:https://fiberbroadband.org/2025/12/16/fiber-broadband-association-reports-historic-fiber-deployment-highs/

通信保守・接続・地中設備探索

既設光回線の保守、切断・災害修理、顧客宅の引き込み、埋設物の位置確認、電気・ガス向け保守。工事後も続く現場サービス。

数量米国の通信保守・接続・探索業務市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質作業量価格保守・接続・探索の標準作業単価指数(2025年=1、シェアを含まない)売上営業利益
今 2025/12 29.5 100.0% 30 3
10 年後 中立 42.4 141.0% 60 6

取り方:正式な通信売上54.50億ドルの50%超がサービス・保守(FY2026年次報告と2026年9月の経営陣説明)。この開示に沿い29.5億ドル、約54%を配賦。件数・平均請負単価の開示はないため、全米の通信運用委託、接続工事、地中位置確認の対象支出を実質270億ドルと独自推計し、シェア約10.9%と算定した。これは設備投資926億ドルと別勘定の保守費用を含み、合算はしない。マステック、クアンタの専門工事部門と地域業者が競合し、その領域別シェアは非開示。価格は2025年を1とする。

データセンター・重要施設の電気・建物設備

パワー・ソリューションズとナショナル・テクノロジー・インテグレーターズの配電、制御、火災防護、施設内配線、セキュリティ工事。

数量米国のDC・重要施設の電気・弱電・防災工事市場(2025年価格)×当社受注シェア、億ドル相当の実質工事量価格同等規模の電気・弱電・防災工事の契約単価指数(2025年=1、シェアを含まない)売上営業利益
今 2025/12 1.0 100.0% 1 0
10 年後 中立 27.5 141.0% 39 4

取り方:2026年1月期の新報告区分Building Systemsの実績は0.9584億ドルで、2025年12月23日買収のPower Solutionsが約5週間しか連結されていない。大型買収の無形資産償却を含む利益は当初赤字だった。民間調査の直近12か月の米国データセンター建設着工約1,037億ドルに電気・弱電・防火工事比率約29%を仮定し、2025年の施工市場300億ドルを試算。報告上シェア0.32%は連結開始時期で低く見える。2027年1月期の会社売上予想15.8〜16.5億ドルからみた買収後の年換算シェアは約5.3%。2025年10月以降の独立した作業件数・平均単価は非開示。競合ロゼンディン、エムコアなどの個別シェアは非開示。出典:https://www.ajg.com/-/media/files/gallagher/us/news-and-insights/2026/apr/data-center-construction-managing-risk.pdf

リスクと懸念

光回線の新設需要が一巡する

2025年は米国の光回線敷設が過去最高だったが、利用可能な住宅はすでに六割を超える。重複敷設が採算に合わなくなれば新規案件の量が減り、先に増員した施工班の稼働率が落ちる。既設回線の保守は残っても、新設工事の利益率を埋め合わせるとは限らない。固定無線アクセスの品質向上も追加敷設の採算を圧迫する。

大口顧客の統合と発注の取り消し

2026年1月期の売上はAT&T、ベライゾン、ルーメンの三社が約半分を占めた。AT&Tによるルーメンの個人向け回線取得、ベライゾンによるフロンティア取得で発注権限がさらに集中する。複数年の基本契約には数量保証がない場合が多く、122億ドルの受注残が永久に守られるわけではない。顧客が工事を内製化した場合もシェアが失われる。

大型買収の投下資本利益率と減損

約20億ドルのパワー・ソリューションズ買収でのれんと顧客関係の無形資産が大きく増えた。取得当初の連結期間は短く、資本コストを上回る増分利益を長期に得られるかは未証明である。2026年の調整後EBITDA利益率が高くても、GAAPには償却と買収費用が残る。データセンター投資が鈍れば減損が自己資本を削る。

技能者・燃料・固定価格契約の費用

熟練した電気工事士と光回線施工班を集めるには時間がかかる。競合のマステックやエムコアも採用を増やし、人件費と外注費を押し上げる。2026年8月の通信部門は増収でも調整後EBITDA利益率が前年から低下した。工期遅延、燃料高、入札時の固定単価が重なると、受注が増えてもオーナー利益が減り得る。

借入返済と運転資金の拘束

添付の純負債22.8億ドルは2025年度のEBITDAの約3.2倍に当たる。現場工事は売上を計上してから代金を回収するまで時間がかかり、2026年1月期の売掛債権は約17億ドルに達した。金利5.75%前後での借り換えと工事代金の遅れが重なると、自社株買いより借入返済を優先せざるを得ない。家賃と車両リースも固定の支払いとして残る。

受注残と調整後利益の読み違い

基本契約には仕事量の確約がないことが多く、受注残の増加率を十年先の売上成長率に直結させるのは危険だ。買収無形資産の償却、株式報酬、工事の見積原価修正は、調整後EBITDAとGAAP利益の差を広げる。2026年8月の建物設備の高い調整後利益率だけを長期の基準にすると、資本配分の失敗を見逃す。

AIエージェント代替と業務設計の変化

主力は現場で光ケーブルを敷き、電気をつなぎ、事故を防ぐ仕事であり、人月型のIT受託や席課金ソフトの置き換え規則を全社に当てはめる事業ではない。施工管理、図面作成、見積もりなどの事務工数にはAIエージェント代替が及び得る。ただし独立した売上比率の開示はなく、数量の大幅減を二重計上せず、競合がAIで設計費を下げて入札価格を引き下げるリスクとして扱う。

今後の分かれ目

2028年まで米国の光回線敷設が年1,100万戸分以上を保ち、ダイコムの通信新設が市場を上回る
新設市場の数量と当社シェアを上方修正し、やや楽観の確率を増やす。工事単価より施工件数と保守への移行率を重視する。
通信保守・接続の売上が通信部門の55%以上を維持し、営業利益率が二桁に定着する
保守の実質市場と価格交渉力を上方評価する。普通の堀が強い堀に変わるかを契約更新と実際の利益で再検証する。
2027年1月期の建物設備売上が16億ドル前後に達し、その後のGAAP営業利益率が12%超を継続する
大型買収の投下資本利益率が改善したとみなし、中立・やや楽観の建物設備利益を引き上げる。ただし調整後EBITDAだけでは判定しない。
AT&Tとベライゾンが光回線工事の発注先を減らし、ダイコムの受注残が2四半期続けて減る
通信新設のシェアと施工班の稼働率を下げ、やや悲観と悲観の確率を増やす。基本契約の長さでは防げない。
純有利子負債がEBITDAの2倍以下へ低下し、株式報酬控除後の還元が継続する
買収後の資本配分の質を上げ、想定する正味の還元を増やす。単なる借り入れによる自社株買いなら評価は変えない。
2030年以降データセンター建設の着工が減り、建物設備のGAAP営業利益率が5%未満になる
買収のれんの回収可能性を見直し、建物設備の数量と利益率を悲観側に寄せる。簿価は株主価値の床に使わない。
AIによる図面・見積もりの効率化で発注単価が賃金上昇より継続的に低くなる
現場施工量はそのままでも単価指数と施工利益率を下げる。ただし現場の物理作業までAIが消すという前提にはしない。

見ておくもの

  • FBAの年間FTTH敷設戸数(2025年1,180万戸)と重複敷設の比率
  • 通信新設と保守の構成比(FY2026の通信売上の過半が保守)
  • 2026年8月時点の受注残122.42億ドルの消化率と新規受注/売上の比
  • AT&T・ベライゾン・ルーメンを通じた顧客売上集中度と契約更新
  • 建物設備のGAAP利益率、買収関連償却、受注先の地域分散
  • マステック通信部門とエムコア電気工事部門の売上・利益率との差
  • 純負債/EBITDAの推移、契約債権の回収日数、設備更新投資
  • 2026年8月承認の自社株買い枠の実行額と株式報酬の純増分
  • 連邦・州の通信補助金の執行とデータセンター建設着工の減速

倍率と資本コストの決め方

まず施工の実質需要を米国の新設通信300億ドル、保守270億ドル、データセンター設備300億ドルの市場と実際の会社売上から分け、2025年の各シェアを算出した。十年後の市場・シェアと単価を分け、買収した建物設備の2025年売上が数週間分である特殊性を補正した。中立はGAAP純利益7.9億ドル、帳簿の自己資本60.5億ドルからROE約13.1%。k9.5%、g4%、普通の堀のRONIC11.28%により正当化PER上限12.2倍、利益の質によって10.6倍とした。今の株価・過去や同業のPERから逆算せず、受注残の強さにも過度に寄せなかった。純現金はなく、借金の多さはkの品質と悲観の深さに反映した。米国のASC842で賃借設備は既に負債計上されており、リースの固定支払いは悲観でも残す。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国基本8.0%+事業品質1.5%=9.5%。PWRの9.0%、MTZの9.2%より高いのは大口通信顧客と大型買収に伴う純負債の高さ、入札単価への依存が重なるため。個別の買収失敗の可能性は倍率と筋書きの確率で扱い、存続困難ではないため上乗せ0。βは用いない。

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割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. ダイコム・インダストリーズ 2026年1月期 Form 10-K(セグメント・顧客・買収・契約・財務)
  2. ダイコム・インダストリーズ 2027年1月期第2四半期 Form 10-Q(2026年8月1日終了)
  3. ダイコム・インダストリーズ 2026年8月26日決算・通期見通し

分析日 2026-10-23