株譜
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ノーフォーク・サザン NSC

東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)242.28 ドル546 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)338.2 ドル762 億ドル差 −28.4%
10 年後から見ると やや割高 価値 242.28 ドル546 億ドル · 差 −28.4% · 期待の年率 +2.8%
期待の年率リターン(10 年)+2.8%資本コスト比 −4.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ノーフォーク・サザン(NSC)は米東部 22 州に約 2 万マイル弱の線路を持つ貨物鉄道で、2025 年は営業収益 122 億ドル、鉄道事業の営業比率 64.2%(会社の定義。kabufu の営業利益は 39.5 億ドルで営業利益率 32%)、純利益 29 億ドルだった。2026 年 4〜6 月期は営業収益が過去最高の約 35 億ドル(+11%、燃料サーチャージが 6 ポイント分)、数量 +4%、調整後の営業比率 65.5% と、数量は戻ってきたが、燃料の高騰で通期の費用見通しが 82〜84 億ドルから 88〜89 億ドルへ上がり、利益は 2025 年とほぼ同じ水準にとどまる見込みである。

論点は 3 つ。第 1 に、ユニオン・パシフィック(UNP)との合併(株式交換と現金、規制当局の判断は 2027 年 8 月が期限)の成否。第 2 に、審理中に他社へ移ったインターモーダルの荷主(約 3 ポイント分)をどこまで取り戻せるか。第 3 に、4〜5 億ドルの燃料費増と賃金上昇を、3 年で累計 6.5 億ドル以上の費用削減で吸収できるか。

バリュー投資の観点では、事業は参入できない東部の寡占線路で優良だが、今の時価総額 737 億ドルは 2025 年の純利益の 26 倍にあたる。成立していない合併は数字に入れず NSC 単体で書き、10 年の中立(純利益 49 億ドル・倍率 17.1 倍。正当化 PER の上限 21.4 倍の 8 割)で割り引いた価値は今の時価総額を 2 割台半ば下回る。合併が成立すれば UNP 株と現金(約 200 億ドル)を受け取る形で、UNP の今の株価で換算した受け取りは約 850 億ドルと今の値段より 15% ほど上だが、その価値は UNP 株の値段次第で、不成立ならこの上乗せは消える。単体の利益ベースの価値は今の時価総額を 26% 下回り、総合はやや割高である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、NSC は「10 年後も存在し、今より強いか」と聞かれれば、存在し、費用削減の分だけ今よりやや強い事業である。東部の線路という代替のない資産、物価並みに上げられる料金、2022 年に会社の営業比率が 60% まで下がった実績は、小売やテクノロジーでは得にくい堀である。ただし東部は貨物の密度が高い反面、旅客列車との共用、橋・トンネル、災害、2023 年の脱線事故のような事故の費用で、運行が乱れやすい。

問題は値段である。今の時価総額 737 億ドルは 2025 年の純利益の 26 倍で、2026 年の見込み利益(約 29 億ドル)の 25 倍。この値段は、合併が成立した場合に受け取る UNP 株と現金(今の UNP の株価で約 850 億ドル)を、成立の確率で割り引いた値段に近い。単体で見ると、10 年後に利益が 2025 年の約 1.7 倍になる中立の筋書きでも、割り引いた価値は今の値段の 7 割台半ばにとどまる。

オーナー利益(再投資を引いた後の利益)は、線路の保守・更新に年 19〜22 億ドルの設備投資が要るので、純利益の 7〜8 割。事業の確信度は高いが、合併の成否で値段が大きく動くため、安全域を測りにくい。単体の価値に近い値段(2025 年の純利益の 19 倍、時価総額 550 億ドル前後)まで下がれば、優良な寡占を妥当な値段で持てる。

何で稼ぐ会社か

売上は貨物の種類で 3 つに分かれる。一般貨物(2025 年 約 76 億ドル、230 万車、売上の約 63%)は、化学品・自動車・農産物と食品・金属と建材・紙と林産物などを運ぶ。東部の工場・港・製鉄所と専用線で結ばれた荷主が多く、価格の交渉力は強い。インターモーダル(コンテナ輸送、約 31 億ドル、410 万 unit、約 25%)は、港と内陸の都市をつなぎ、トラックと争う。石炭(約 15 億ドル、7,800 万トン、約 12%)は、国内の電力向けと、ノーフォークなどの港からの製鉄用・輸出の石炭からなり、価格が海上の市況で振れる。

収益の構造は、線路・駅・機関車という固定の資産を持ち、運賃を物価並みに上げながら、運行の効率(営業比率)を改善して利益を出す形である。営業比率は 2022 年の 60.3% から 2023 年に 70% 台へ悪化した(会社の説明では 2023 年のオハイオ州東部の脱線事故の費用が大きい)後、2025 年に 64.2% まで戻した。2025 年の費用削減は 2.15 億ドルを超え、3 年で累計 6.5 億ドル以上の目標になっている。

2026 年は、数量が +4%(一般貨物 +2%、インターモーダル +5%、石炭 +3%)と戻り、産業開発(新しい工場・物流拠点の誘致)の案件が前年のほぼ 2 倍で動き出している。課題は、燃料の高騰(費用が 4〜5 億ドル増える)、賃金の約 4% 上昇、合併の審理中に失った荷主、運転・乗務員の離職(年 8%)である。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 に線路そのもので、東部の人口密集地に長距離の線路を新たに引くことは用地・環境・費用の面で不可能で、東部の競合は CSX の 1 社しかいない。第 2 に料金で、荷主が鉄道に頼る度合いの高い一般貨物は、規制の上限(STB)の範囲で物価並みの値上げが続いてきた(2026 年 4〜6 月期の一般貨物の 1 車あたり収入は燃料を除いて +3%)。第 3 にネットワークの密度で、一度専用線でつながった荷主は切り替えにくい。

資本効率は、営業利益率が 2014 年 31% から 2022 年 37% まで上がり、2023 年に 23% まで落ち、2025 年に 32% へ戻った。ROE は 18.5%(自己資本 156 億ドル)で、純負債は 163 億ドル(時価総額の 22%)。東部の線路は旅客列車との共用・古い橋とトンネル・山岳地帯の災害で運行が乱れやすい面があり、2023 年の脱線事故(オハイオ州東部)では多額の費用と信頼の低下を招いた。

弱い所は、数量が伸びないことと、審理中の荷主離れである。売上は 2014 年 116 億ドルから 2025 年 122 億ドルと 11 年で 5% しか増えていない。インターモーダルは 2025 年第 4 四半期に数量が -7% と落ち、会社と市場の見方では約 3 ポイント分が審理を理由に他社へ移った。経営は費用削減で実績を出しており(2025 年は目標超え)、立て直しの途上にある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の貨物鉄道は大手 7 社の寡占で、東部は NSC と CSX、西部は UNP と BNSF(バークシャー・ハサウェイ傘下)、カナダのカナディアン・ナショナル(CN)とカナディアン・パシフィック・カンザスシティ(CPKC)が南北をつなぐ。料金は規制の上限と競合するトラックの間で決まり、数量は経済全体の貨物量にほぼ連動して年 +1% 前後と低いが、価格は物価並み以上に上がる。

景気の位置は回復の途中である。2023〜2025 年の貨物のリセッションの後、2026 年はトラックの契約拒否率が約 15%、フラットベッドが約 40% と逼迫し、トラックの運賃が戻りつつある。会社は国内インターモーダルに強気(国際は関税で弱い)で、契約運賃がトラックの運賃の上昇に追いつくのは数四半期後と見る。一方、石炭は電力向けの発電所の閉鎖で長期に減り、海上の石炭市況は弱い。

構造の変化は 3 つ。第 1 に UNP と NSC の合併で、成立すれば 5 万マイル超・43 州の初の大陸横断鉄道になり、長距離のトラック貨物を取りにいく。CN は 2026 年 7 月に UNP と拘束力のある覚書を結び、反対しない代わりに St. Louis・カンザスシティ周辺の線路の使用権を得る。荷主・労組・競合の反対は続く。第 2 に CSX が 2026 年 5 月に東海岸北部の二段積みの容量を広げたことで、東部のインターモーダルの競争が強まる。第 3 に自動運転トラックで、2030 年代に長距離の運賃を下げる可能性がある。

今後 10 年の中立は、業界全体で数量 年 +1%・価格 年 +3.5%(営業比率が 60% 前後へ改善)で、NSC は一般貨物の市場が年 +0.6%、石炭が年 -3%、インターモーダルが年 +2% の置き方にした。

資本政策と M&A

還元は 2025 年に配当 12.2 億ドル、自社株買い 5.3 億ドルで、2018〜2022 年の自社株買い(年 20〜30 億ドル)からは大きく縮んだ。審理の決着まで大きくは戻らないと見て、数字では 2027 年末から再開する置き方にした(楽観は早く、悲観は再開が遅れる)。設備投資は 2026 年に約 19 億ドル(2025 年は物件の増加が約 22 億ドル)、純負債は 163 億ドルで、借り換えで金利は約 5.75% になり、利払いは 10 年で約 3 億ドル増える。

合併は、NSC の 1 株を UNP の 1 株と現金に替える株式交換と現金の組み合わせ(現金は合計で約 200 億ドル)で、全体の価値は 715〜850 億ドルと報じられる。STB は 2026 年 5 月 28 日に申請を受理し、8 月 18 日に審理の日程を決めた(意見・反対の提出は 11 月 18 日、反論は 2027 年 2 月、最終の準備書面は 5 月 28 日、法定の決定期限は 2027 年 8 月 28 日)。UNP は 2027 年の第 3〜4 四半期の完了を見込む。規制を理由に不成立となった場合は、報道では UNP が 25 億ドルの解約金を NSC に払う(10-K は条件付きとだけ記載)。

この分析は、未成立の合併の条件を使わず、NSC 単体で書いている。成立した場合は UNP 株と現金を受け取る形になり、その価値は UNP の分析で見るべきものとして文章で扱い、不成立の場合は筋書きのやや悲観・悲観(審理中に失った荷主が戻らない展開)と確率で扱った。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026 年 4〜6 月期は営業収益が過去最高で、数量は +4%(一般貨物 +2%、インターモーダル +5%、石炭 +3%)と、2025 年の落ち込みから戻っている。調整後の営業利益は +5%、調整後の利益は +7%。費用削減は 2025 年に 2.15 億ドルを超え、3 年累計の目標は 5.5 億ドルから 6.5 億ドル以上に引き上げられた。事故の後処理の費用は小さくなり、運行の定時率(到着)は 1 か月で 2 割改善し、鉄道の事故率も約 25% 下がった。

数量にも追い風がある。トラックの契約拒否率が約 15% と逼迫し、国内インターモーダルの 1 unit あたり収入が上向き始めた(+1%)。産業開発の案件は 2026 年に前年のほぼ 2 倍で動き出す。東部の線路は新しく引けないので、CSX との 2 社の競争の中で、物価並みの値上げが続く。合併は、成立すれば UNP の株と現金(約 200 億ドル)という上乗せが付き、不成立でも 25 億ドルの解約金が入る(報道)。10 年で価格要因が 1.41 倍、数量が年 +1% 前後、営業比率が 56〜58% まで改善する楽観の筋書きは、2025 年の実績(64.2%)の延長線として無理がない。

慎重な見方

2026 年の利益は燃料の高騰で伸びない。通期の費用見通しは 82〜84 億ドルから 88〜89 億ドルへ 6 億ドル近く上がり、営業利益は 2025 年とほぼ同じ。営業比率は 2022 年の 60% から 2023 年に 70% 台へ 10 ポイント以上悪化した実績があり、運行の乱れや事故で再び悪化しうる。2025 年 9 月から審理を理由に荷主が他社へ移り、インターモーダルの数量は 2025 年第 4 四半期に -7%、会社自身も失ったシェア(約 3 ポイント分)の一部しか戻らないと述べた。

売上は 2014 年から 2025 年で 5% しか増えておらず、成長は値上げが担ってきた。石炭は発電所の閉鎖で長期に減り、海上の市況も弱い。合併は荷主・労組・競合の反対があり、条件付き承認でも強制開放や料金の制約が付きうる。不成立なら、審理の期間に失ったものが残り、合併の上乗せは消える。

値段も重い。時価総額は 2025 年の純利益の 26 倍、2026 年の見込みの 25 倍で、10 年の中立の 17.1 倍(利益ベースの正当化 PER の上限の 8 割)より 5 割ほど高い。利益率が戻っても、倍率が下がるだけで今の値段を割る。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は、数量の回復と費用削減の実績で説得力があるが、中立の筋書きでも倍率 17 倍前後(正当化 PER の上限の 8 割)では今の値段に届かない。慎重な見方は、審理中のシェア流出と今の倍率の高さで強い。確率は、回復が続く筋書き(楽観・やや楽観・中立)に 56%、回復が止まる筋書き(やや悲観)に 27%、構造的な負けの悲観に 17% を置いた。合併の上乗せは数字に入れていないので、成立すれば結論が変わりうる点は、文章で補った。結論はやや割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 322.62 ドル727 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 123.11 ドル277 億ドル)。 今の値に割り戻すと 242.28 ドル546 億ドル、今との差 −28.4%、 期待の年率 +2.8%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 6% 629.03 ドル1,417 億ドル 182.87 ドル412 億ドル +140.0% +9.2% 48.71 ドル110 億ドル
やや楽観 20% 490.24 ドル1,105 億ドル 158.46 ドル357 億ドル +91.8% +6.7% 129.74 ドル292 億ドル
中立 30% 369.29 ドル832 億ドル 132.71 ドル299 億ドル +48.4% +4.0% 150.60 ドル339 億ドル
やや悲観 27% 222.02 ドル500 億ドル 102.97 ドル232 億ドル −3.9% −0.4% 87.75 ドル198 億ドル
悲観 17% 94.72 ドル213 億ドル 75.45 ドル170 億ドル −49.7% −6.6% 28.93 ドル65 億ドル
加重平均100% 322.62 ドル727 億ドル123.11 ドル277 億ドル +31.8% +2.8% 445.73 ドル1,004 億ドル

今の株価時価総額 338.23 ドル762 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 6% 楽観:運行の安定と東部のシェア回復で、営業比率 56% 台、西部の UNP に並ぶ 利益 68 億ドル · PER 20.8 倍 · 株価時価総額 629.03 ドル1,417 億ドル

2035 年、NSC は運行の安定と費用削減(3 年の目標を超える)で営業比率(鉄道事業)が 56% 前後(営業利益率 44%)に下がり、2022 年の最良(60.3%)を超える。一般貨物の市場は年 +1.4%(産業開発と製造業の国内回帰)で、シェアは 14.3% から 15.2% へ、価格は 1.46 倍。インターモーダルは市場が年 +3.3%、東部のトラックからの転換と港(ノーフォーク)の取り込みでシェアは 11.5%、価格は 1.40 倍。石炭は市場が 15% 縮むが製鉄用で守る。営業利益は 91.9 億ドル、純利益は 68.2 億ドルと 2025 年の約 2.4 倍。PER 20.8 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 23.1 倍の 9.0 割。g 4.0%・RONIC 21.0%・moat=strong・k 7.50%)。配当と自社株買いは 10 年で約 412 億ドル。

  • 一般貨物:数量 610(米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 22.2%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 135 億ドル・営業利益 62 億ドル。市場 610 億ドル × シェア 15.2% × 価格 1.46 倍
  • 石炭:数量 94.0(米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 18.8%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 18 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場 94 億ドル × シェア 13.6% × 価格 1.38 倍
  • インターモーダル:数量 414(米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 16.1%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 67 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場 414 億ドル × シェア 11.5% × 価格 1.40 倍

倍率:正当化 PER 23.1 倍(g 4.0%・RONIC 21.0%=k 7.50%+残る割合×(事業の ROE 27.7%−k)・moat=strong)に対して 20.8 倍(上限の 9.0 割)に置いた。運行の安定で営業比率が 56% 台まで下がる最良の筋書き。堀の強さと利益の質が最も高く出る。

確率:運行の安定が 10 年続き、インターモーダルでシェアを 10.3% から 11.5% に上げる必要がある。上位の展開として 6%。

やや楽観 20% やや楽観:営業利益率 42%、利益は年 7% 前後 利益 58 億ドル · PER 19.0 倍 · 株価時価総額 490.24 ドル1,105 億ドル

2035 年、営業比率(鉄道事業)は 58% 前後(営業利益率 42%)。一般貨物の市場は年 +1.0%、シェアは 14.8%、価格は 1.43 倍。インターモーダルはシェアが 10.8%、価格は 1.38 倍。石炭は市場が 20% 縮む。営業利益は 79.0 億ドル、純利益は 58.1 億ドルと 2025 年の約 2 倍。東部の線路の密度と、CSX との 2 社だけの競争(合併が不成立の場合)で、料金を物価並みに上げ続ける。PER 19.0 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 22.3 倍の 8.5 割。g 4.0%・RONIC 18.3%・moat=strong・k 7.50%)。10 年の還元は約 357 億ドル。

  • 一般貨物:数量 583(米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 21.2%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 123 億ドル・営業利益 54 億ドル。市場 583 億ドル × シェア 14.8% × 価格 1.43 倍
  • 石炭:数量 88.0(米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 18.5%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 16 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 88 億ドル × シェア 13.6% × 価格 1.36 倍
  • インターモーダル:数量 390(米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 14.9%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 58 億ドル・営業利益 17 億ドル。市場 390 億ドル × シェア 10.8% × 価格 1.38 倍

倍率:正当化 PER 22.3 倍(g 4.0%・RONIC 18.3%=k 7.50%+残る割合×(事業の ROE 23.7%−k)・moat=strong)に対して 19.0 倍(上限の 8.5 割)に置いた。費用削減が計画どおり進み、営業比率が 2022 年の水準を超える筋書き。

確率:数量が年 +1.0% で伸び、価格は物価並み、運行の安定で営業利益率が 2022 年の水準(37%)を超える筋書き。20%。

中立 30% 中立:名目の成長、営業比率 60% 前後、倍率は成熟した優良株 利益 49 億ドル · PER 17.1 倍 · 株価時価総額 369.29 ドル832 億ドル

2035 年、一般貨物の市場は年 +0.6%、シェアは 14.3% を保ち、価格は 1.41 倍。インターモーダルは市場が年 +2%、シェアは 9.8%(審理中に失った分の一部だけ戻る)、価格は 1.35 倍(トラックとの競争で物価を下回る)。石炭は市場が 25% 縮み、価格は 1.33 倍。営業比率(鉄道事業)は 60% 前後(営業利益率 40%)で、営業利益は 66.8 億ドル、純利益は 48.6 億ドル(2025 年の約 1.7 倍、年 5%)。UNP との合併の成否は数字に入れず、NSC 単体の線路の価値だけで書く。PER 17.1 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 21.4 倍の 8.0 割。g 4.0%・RONIC 16.0%・moat=strong・k 7.50%)。配当と自社株買いは 10 年で約 299 億ドル(株式報酬の分を差し引いた正味)。

  • 一般貨物:数量 563(米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 20.2%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 114 億ドル・営業利益 47 億ドル。市場 563 億ドル × シェア 14.3% × 価格 1.41 倍
  • 石炭:数量 82.0(米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 18.1%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 15 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場 82 億ドル × シェア 13.6% × 価格 1.33 倍
  • インターモーダル:数量 366(米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 13.2%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 48 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 366 億ドル × シェア 9.8% × 価格 1.35 倍

倍率:正当化 PER 21.4 倍(g 4.0%・RONIC 16.0%=k 7.50%+残る割合×(事業の ROE 20.2%−k)・moat=strong)に対して 17.1 倍(上限の 8.0 割)に置いた。東部の線路の堀は強いが、運行の質が UNP・CSX に劣り、燃料と審理中のシェア流出で利益が伸びきらない会社の普通の質として評価した。

確率:議論の落としどころ。数量は一般貨物が年 +0.6%、インターモーダルが年 +2%、石炭は縮む。営業利益率は 40% 前後。30%。

やや悲観 27% やや悲観:東部で押され、営業利益率は 35% 前後で止まる 利益 37 億ドル · PER 13.5 倍 · 株価時価総額 222.02 ドル500 億ドル

2035 年、合併は不成立か条件付きで決着し、NSC は荷主を一部失ったまま、他社の連合・CSX に東部で押される。一般貨物のシェアは 13.6%、インターモーダルは 8.8% に縮む。価格は物価を下回る 1.37 倍(インターモーダルは 1.30 倍)。運行の乱れと賃金で営業比率(鉄道事業)は 64% 前後。営業利益 52.4 億ドル、純利益 37.0 億ドルと 2025 年の約 1.3 倍にとどまる。優良さは保たれるが成長が弱く ROE 15.9% に下がり、PER 13.5 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 19.8 倍の 6.8 割。g 4.0%・RONIC 13.1%・moat=strong・k 7.50%)。10 年の還元は 232 億ドル。

  • 一般貨物:数量 546(米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 18.6%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 102 億ドル・営業利益 38 億ドル。市場 546 億ドル × シェア 13.6% × 価格 1.37 倍
  • 石炭:数量 77.0(米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 16.6%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 13 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 77 億ドル × シェア 13.0% × 価格 1.28 倍
  • インターモーダル:数量 345(米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 11.4%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 40 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 345 億ドル × シェア 8.8% × 価格 1.30 倍

倍率:正当化 PER 19.8 倍(g 4.0%・RONIC 13.1%=k 7.50%+残る割合×(事業の ROE 15.9%−k)・moat=strong)に対して 13.5 倍(上限の 6.8 割)に置いた。運行の乱れが続きシェアが戻らない筋書きなので、上限の 6.8 割まで下げた。

確率:合併後の連合・BNSF の東部への進出で荷主が分散し、運行の乱れも繰り返す展開。2023〜2025 年の振れの実績を踏まえて 27%。

悲観 17% 悲観:自動運転トラックと石炭の急減で構造的に負ける 利益 21 億ドル · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 94.72 ドル213 億ドル

2035 年、構造的に負けている。自動運転トラックが長距離のインターモーダル運賃を下げ、石炭は市場が 45% 縮み、東部の荷主は連合と CSX に分散する。一般貨物の市場は 5% 減り、シェアは 12.5% へ、インターモーダルは 7.5% へ。価格は物価を下回る 1.28 倍(インターモーダルは 1.18 倍)。営業比率(鉄道事業)は 71% 前後。営業利益 31.3 億ドル(再編・減損の一時費用 2 億ドルを含む)、純利益 20.5 億ドルと 2026 年より大きく減る。もう優良とは言えず ROE 10.6%・g 3.0% に下がり、PER 10.4 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 16.6 倍の 6.3 割。g 4.0%・RONIC 9.6%・moat=strong・k 7.50%)。10 年の還元は 170 億ドル。

  • 一般貨物:数量 503(米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 16.0%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 81 億ドル・営業利益 27 億ドル。市場 503 億ドル × シェア 12.5% × 価格 1.28 倍
  • 石炭:数量 60.0(米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格))× 価格 13.8%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 60 億ドル × シェア 12.0% × 価格 1.15 倍
  • インターモーダル:数量 300(米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格))× 価格 8.9%(NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 27 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場 300 億ドル × シェア 7.5% × 価格 1.18 倍

倍率:正当化 PER 16.6 倍(g 4.0%・RONIC 9.6%=k 7.50%+残る割合×(事業の ROE 10.6%−k)・moat=strong)に対して 10.4 倍(上限の 6.3 割)に置いた。構造的な利益の落ち込みで ROE が k に近づく筋書き。成長の弱さ・優良さの崩れは g と ROE に入れ、式の外では引かない(上限の 6.3 割)。

確率:自動運転トラック・石炭の急減・東部の連合で、東部の優位が崩れる筋書き。10 年で優良さが崩れる確率として 17%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

一般貨物

化学品・自動車・農産物・金属と建材・紙と林産物などの貨車貨物。東部の工場・港・製鉄所と専用線で結ばれる。

数量米国の大手鉄道の一般貨物(石炭・コンテナを除く)の収入のプール(億ドル、2025 年価格)価格NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 530 14.3% 76 27
10 年後 中立 563 20.2% 114 47

取り方:米国の大手鉄道(7 社)の一般貨物の収入のプールを約 530 億ドル(CSX の分析と同じ置き方)、NSC のシェアを約 14.3% と置いた(推定)。売上 76 億ドルは 2025 年の一般貨物(230 万車、売上の約 63%)の収入。営業利益率は約 36%(開示から按分した推定)。売上 = 市場 × シェア × 価格(価格指数は 2025 年 = 1、中立で 10 年 1.41 倍)。競合と照らすと、東部は CSX(シェア約 16.6%・同規模の線路網)と争い、西部は UNP・BNSF、南北はカナダの 2 社。NSC は南東部の工場・港と、ピッツバーグ周辺の製鉄・化学に強い。

石炭

国内の電力向けと、ノーフォークなど東海岸の港からの製鉄用(原料炭)・輸出の石炭。

数量米国の鉄道の石炭収入のプール(億ドル、2025 年価格)価格NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 110 13.6% 15 6
10 年後 中立 82.0 18.1% 15 7

取り方:米国の鉄道の石炭収入のプールを約 110 億ドル、NSC のシェアを約 13.6% と置いた(推定)。売上 15 億ドル(2025 年は 78.0 百万トン・約 70 万車)は 2025 年の石炭収入、営業利益率は約 40%(長期契約と高い単価。按分した推定)。売上 = 市場 × シェア × 価格。国内の電力向けは発電所の閉鎖で減る一方、2026 年は新しい製鉄用の輸出の顧客で数量が +3%。2025 年第 4 四半期は海上の石炭市況の弱さで 1 トンあたり収入が 12% 下がった。価格は市況が不安定で物価に届かないと置く。競合は CSX(17.3%)、UNP・BNSF(西部)。

インターモーダル

港と内陸都市をつなぐコンテナ・トレーラー輸送。トラックと争う。

数量米国の鉄道とトラックが争うコンテナ・トレーラー貨物の対象市場(億ドル、2025 年価格)価格NSC のシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 300 10.3% 31 7
10 年後 中立 366 13.2% 48 14

取り方:米国の鉄道とトラックが争うインターモーダルの対象市場を約 300 億ドル、NSC のシェアを約 10.3% と置いた(推定)。売上 31 億ドル(410 万 unit、売上の約 25%)は 2025 年のインターモーダル収入、営業利益率は約 23%(他の事業より低い。按分した推定)。売上 = 市場 × シェア × 価格。競合は BNSF(最大)、UNP、CSX(シェア約 7%)、そしてトラック。2025 年第 4 四半期は数量が -7% と落ち、合併の審理中に荷主が他社へ分散して約 3 ポイント分を失った。2026 年 4〜6 月期は数量 +5%・1 unit あたり収入 +1% と戻りつつある。価格はトラック運賃との競争のため物価よりやや低めに置く。

リスクと懸念

UNP との合併の成否が値段を大きく動かす

成立すれば UNP 株と現金(約 200 億ドル)を受け取り、今の値段に上乗せがつく。不成立(STB の否認・強い条件)なら、上乗せが消えて単体の価値(今の時価総額を 4 割強下回る)に寄る。STB の決定期限は 2027 年 8 月 28 日で、荷主・労組・競合の反対が続いている。

審理中に失った荷主が戻らない

2025 年 9 月から、合併の審理を理由に荷主が他社へ移り、インターモーダルの伸びのうち約 3 ポイントが失われた。2026 年第 4 四半期で前年の水準に並ぶが、会社は一部しか取り戻せないと述べた。決着が遅れるほど、戻りは小さくなる。

燃料の高騰と賃金の上昇

2026 年の費用見通しは燃料で 4〜5 億ドル上がった(82〜84 億ドル → 88〜89 億ドル)。燃料サーチャージは収入を膨らませるが、営業比率は約 1.1 ポイント押し下げられる。7 月から賃金が約 4% 上がり、乗務員の離職は年 8%。原油が 110〜120 ドルで長く続くと消費の需要も落ちる。

運行の乱れと事故

2023 年のオハイオ州東部の脱線事故は、会社の営業比率を 60% から 70% 台へ悪化させた主因のひとつ。2026 年 4〜6 月期も事故の後処理で 1.5 億ドルの費用が出た。東部は旅客列車との共用・古い橋・山岳で運行が乱れやすい。

石炭の長期の減少と海上の市況

国内の電力向けは発電所の閉鎖で減り、輸出の製鉄用も市況に左右される(2025 年第 4 四半期は 1 トンあたり収入 -12%)。石炭は利益率が高い(約 40%)ので、減ると全社の利益に効く。2026 年は新しい製鉄用の輸出の顧客で数量が +3% と戻ったが、1 つの顧客に頼る面がある。

料金の規制と荷主の反発

STB は料金の上限と競争の確保の権限を持つ。荷主団体は合併の審理で、料金の上限や線路の強制開放を求めている。物価並みの値上げの力(価格 1.41 倍)が削られると、営業利益率の回復が止まる。合併が不成立でも、この規制の目は NSC の料金に残る。

今の倍率と合併の織り込み

PER 26 倍(2025 年の利益)・25 倍(2026 年の見込み)は、10 年の中立の 17.1 倍(利益ベースの正当化 PER の上限の 8 割)を 5 割ほど上回る。合併の成立確率が下がるニュースが出るだけで、倍率が下がって値段が動く。

今後の分かれ目

STB が UNP と NSC の合併を条件付きで承認する(2027 年)
NSC の株主は UNP 株と現金を受け取る。受け取りの価値は UNP の株価と条件で決まり、NSC 単体の価値との差が合併の上乗せになる。単体の数字(今の筋書き)はこの時点で使えなくなり、UNP の分析に統合して見る。
STB が合併を却下する、または強い条件で UNP が降りる
合併の上乗せが消えて、NSC は単体の価値に寄る。報道では UNP が 25 億ドルの解約金を払う(時価総額の 3% 台)が、審理中に失った荷主は一部しか戻らない。やや悲観の確率が上がる。
インターモーダルの数量が 2026 年第 4 四半期(審理の影響の剥落後)に前年比 +8% 以上で続く
審理中に失った荷主が戻っているサインで、インターモーダルのシェア 10〜11% の筋書き(楽観・やや楽観)の確率を上げる。
営業比率(調整後)が 2027 年に 63% 台前半を保つ
費用削減の 3 年累計 6.5 億ドルが燃料・賃金の上昇を上回っていることを意味し、営業比率 61〜63% の筋書き(やや楽観・中立)の確率を上げる。
営業比率が 66% を超えて悪化する、または大きな事故が起きる
やや悲観に近づく。2023 年のような 10 ポイント級の悪化が再発したことを意味し、10 年の営業利益率 35% の筋書きの確率を上げる。
原油が 110〜120 ドルで長く続く
燃料費の増加で営業利益が伸びず、さらに消費の需要が落ちて数量も弱まる。数年内の利益の回復が遅れる。
自動運転トラックが 2030 年前に長距離の運賃を下げ始める
10 年の悲観(構造的な負け)の確率を上げ、インターモーダルの価格・シェアを下げる。

見ておくもの

  • 2026 年第 3 四半期の決算(10 月下旬)と第 4 四半期の営業比率・インターモーダルの数量(審理の影響が前年と並ぶ時期)
  • STB の合併審理:2026 年 11 月 18 日の意見・反対・条件の提出、2027 年 2 月の反論、公聴会、5 月 28 日の最終書面、8 月 28 日の決定期限
  • UNP の株価と UNP・NSC の合併の完了時期の見通し(受け取りの価値が決まる)
  • 燃料(原油)の価格と燃料サーチャージ、2026 年の費用見通し(88〜89 億ドル)の見直し
  • 費用削減の進み具合(2026 年に 1.5 億ドル以上、3 年累計 6.5 億ドル以上)と運行の定時率・事故率
  • 純負債・格付けと自社株買いの再開時期、産業開発の案件(2026 年は前年の約 2 倍)の稼働

倍率と資本コストの決め方

今の PER 26 倍(2025 年)・25 倍(2026 年の見込み)を見る前に、3 つのセグメントで市場 × シェア × 価格を積み、先に営業利益と純利益を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g) の上限(k 7.5%・g は上限の 4%・RONIC = k + 残る割合 2/3(moat=strong。東部の線路・規制・ネットワークは 10 年先も続く)×(事業の ROE − k))に対し、中立の 10 年は上限 21.4 倍の 8 割の 17.1 倍に置いた(運行の質が UNP・CSX に劣りシェアも流出した質を 8 割に反映。過去の倍率には寄せていない)。k は景気の振れ(cycle +0.25%)、値上げの強さ(pricing −0.5%)、借金(debt +0.25%)、寿命(life −0.5%)で quality を −0.5% とした(強い堀の下げの上限)。今の値段には合併の上乗せが入っているが、成立前の合併の条件は数字に使わず、単体の価値を先に出し、合併の成否は文章と確率の注記で扱った。確率は業界と会社の見方から決め、帳尻合わせはしていない。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k = 基本 8.0% + quality −0.5%(強い堀の下げの上限)。借金は quality の debt で見た。ユニオン・パシフィックとの合併は未成立のため数字に入れず、k にも足さない。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. NSC 2026 年 4〜6 月期決算(8-K の発表資料)
  2. NSC 2026 年 4〜6 月期の決算説明の書き起こし(フール)
  3. NSC 2025 年通期の発表資料
  4. NSC 2025 年 10-K(事業の概要・合併の条件)
  5. STB の合併審理の日程(トンプソン・ハイン)
  6. CN と UP の覚書(2026 年 7 月)
  7. UP の NSC 合併の完了見通し(ヤフー・ファイナンス)
  8. NSC の時価総額(CNN Markets)

分析日 2026-10-16