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サービス・コーポレーション・インターナショナル SCI

北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)87.10 ドル120 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)76.4 ドル105 億ドル差 +14.1%
10 年後から見ると やや割安 価値 87.10 ドル120 億ドル · 差 +14.1% · 期待の年率 +9.2%
期待の年率リターン(10 年)+9.2%資本コスト比 +1.7 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.0%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

サービス・コーポレーション・インターナショナルは、北米最大の葬儀・火葬・墓地サービス会社である。筆者の結論は、長期保有に値する強みを持つが、現在の時価総額には十分な安全域がなく、評価は適正というものだ。人が亡くなるという需要はなくならず、墓地の立地、地域で築いた信用、生前契約の蓄積は簡単には模倣できない。ただし、葬儀の必需性と、従来型の葬儀に高い料金を払う需要とは別である。

2025年の売上は43.1億ドル、営業利益は9.7億ドル、純利益は5.4億ドルだった。葬儀場1485か所と墓地500か所を持ち、売上で見た北米市場のシェアは会社推定で約18%に達する。生前に葬儀や墓地を契約する仕組みが大きな強みで、未履行契約に対応する将来売上の残高は170億ドルに達した。ただし、この残高を自由に使える現金と考えてはいけない。信託や保険契約で裏付けられる一方、将来のサービス提供義務も伴う。

成長を支えるのは高齢化と小規模事業者の買収である。反対に、2025年の米国の火葬率は約63%に達し、低価格の直接火葬が従来の葬儀から需要を奪っている。SCI自身の既存事業では、葬儀施行件数が伸び悩む一方、単価の引き上げが売上を支えている。2026年上半期も葬儀件数は前年を下回ったが、墓地の生前販売が好調で、会社は営業キャッシュフローの見通しを引き上げた。

財務では、純有利子負債約50億ドルが最大の注意点となる。高いROEの一部は自己資本を小さく保つ自社株買いと借金の結果であり、利益のすべてを株主に返せるわけではない。墓地の開発、施設の維持、将来の契約履行にも資金が要る。

10年後の中立では、葬儀件数が約41万件へ増え、墓地の販売・サービスも拡大すると考える。純利益は9.1億ドル、時価総額は194.7億ドル、期間中の正味還元は58億ドルとなる。5つの筋書きを資本コスト7.5%で割り引いた現在価値は約118.6億ドルで、基準時点の114.6億ドルを約3.5%上回る。事業の寿命は長いが、現在の価格に大きな余裕はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、SCIは長く理解して保有できる事業に近い。10年後も人は亡くなり、葬儀や火葬を行う施設、遺骨を納める場所は必要とされる。技術が進歩しても、土地の立地、遺体の取り扱い、地域に根付いた信用はデジタルサービスに置き換わらない。葬儀場と墓地を組み合わせ、生前契約で将来の顧客を確保する仕組みには、本物の堀がある。

しかし、長く必要とされる事業が、必ずしも長く同じ利益率で稼げるわけではない。火葬は従来の葬儀より安価で、オンラインで必要なサービスだけを選ぶ顧客も増える。SCIは低価格の火葬にも対応しているが、商品構成の変化は平均単価を押し下げる。墓地についても、利用者が減る伝統的な墓所と、伸びる納骨堂や火葬記念施設を分けて考える必要がある。

オーナー利益を考えると、報告純利益だけでなく、墓地の造成、施設の修繕、契約済みサービスを将来提供するための費用が大切になる。SCIは現金をよく生むが、2025年のフリーキャッシュフローは約4.8億ドルで、同年の正味株主還元を下回った。高いROEだけを見て、資本をほとんど必要としない会社と評価することはできない。

経営の資本配分は、これまで概ね成功してきた。地域事業者の買収と生前契約の蓄積が収益を押し上げ、長期の増分資本利益率も資本コストを上回った可能性が高い。ただし、今後の買収価格が上がれば同じ成果を繰り返せるとは限らない。自社株買いも、株価が本質価値を超えた局面では価値を壊す。

筆者が最も重視するのは、墓地の堀が火葬への移行を吸収し、負債を増やさずに利益と配当を成長させられるかである。この二つが確認できれば、長期保有の確信は高まる。現在はその可能性を認めつつ、予想外の競争悪化に備えるための安全域が十分とは言えない。

何で稼ぐ会社か

SCIの事業は、葬儀と墓地の二本柱である。葬儀事業は2025年売上24.1億ドルで、遺体の搬送・処置、葬儀の企画と運営、棺や骨壺の販売、火葬、追悼式などを提供する。顧客は亡くなった人の家族だが、生前契約を通じて将来の顧客とも早くから関係を作る。2025年の施行件数は約35.9万件で、葬儀部門全体の売上を件数で割った平均は約6708ドルだった。会社が開示する通常の比較可能な葬儀平均単価は5818ドルであり、両者の差は保険代理店手数料やその他の収入による。

墓地事業は売上19.0億ドルを生み、売上全体の約44%を占める。墓所、納骨堂、霊廟、火葬後の遺骨を納める区画などの使用権に加え、墓石、記念商品、埋葬作業、墓地の維持に関係するサービスを販売する。土地を所有し、必要な許認可を得て開発した区画を販売できる点が、葬儀場との大きな違いである。2025年の墓地部門の粗利益率は33.8%と、葬儀部門の20.6%を上回った。

収入の発生時期には重要な違いがある。葬儀の生前契約は通常、死亡後のサービス提供時に売上となる。一方、墓所の使用権は、開発済みで利用可能な区画を顧客に引き渡せば、生前販売でも売上を認識できる。墓地の販売額と会計上の売上が四半期ごとに一致しないのはこのためである。2025年の墓地生前販売額は14.21億ドルだったが、その一部は将来の売上に繰り延べられた。

経済的な強みは、両部門を一体で運営できることにある。SCIは312か所で葬儀場と墓地を併設し、施設、従業員、販売員を共有している。ディグニティ・メモリアルの全国ブランドを使いながら、買収した地域の葬儀場の名前と信用を残す。家族が葬儀場と墓地を別々に探す負担を減らせるため、価格だけの競争になりにくい。

生前契約の営業員は約3800人で、営業活動そのものが将来の売上を確保する役割を持つ。2026年第2四半期には葬儀の比較可能な生前販売額が7%、墓地が8%増えた。ただし、売上の先取りではなく、将来のサービス費用や信託資産の運用結果まで見なければ、その価値は測れない。AIエージェント代替の指定対象である人月・席課金・情報販売型事業には当たらず、現物のサービスと墓地権益が収益の中心である。

優良さと弱いところ

SCIの堀、つまり競争相手が容易には崩せない強みは、墓地の希少性と地域の信用、生前契約の三つから成る。墓地は土地を買えばすぐに開業できる事業ではない。用途地域、環境規制、住民の同意、開発資金が必要で、既存の墓地には立地上の優位がある。葬儀場は比較的参入しやすいが、長年使われてきた地域の屋号と紹介による信用が集客力を支える。

生前契約はさらに強い。顧客が将来の葬儀や墓所を予約すると、その契約は長期にわたりSCIとの関係を維持する。家族の事情による変更や解約はあり得るものの、同じ地域で競争する独立葬儀場が短期間に再現できる仕組みではない。170億ドルの生前契約残高は、競争上の強みと将来履行の約束が表裏一体になったものだ。

利益率の改善にも一定の実績がある。2015年の営業利益率は約18%だったが、2025年には22.6%へ上がった。2015年から2025年の税引後営業利益の増分を、自己資本と純有利子負債の増分で割ると、概算の増分投下資本利益率は約13%になる。資本コスト7.5%を上回り、買収や設備投資が全体として価値を生んできた可能性を示す。ただし、買収時期や死亡件数の変動が混ざるため、毎年の新規投資が同じ利回りで回る証拠ではない。

最も注意すべきなのはROEの解釈である。2025年のROEは33.1%だが、自己資本比率は8.8%しかない。過去の利益を自社株買いで払い出し、負債を増やしてきたことが分母を縮めている。事業の質は高いものの、負債を使わずにROE33%を維持できる会社ではない。

値上げの力も部門で異なる。2025年の比較可能な葬儀平均単価は2.9%上がり、2026年第2四半期も約3%上がった。しかし火葬への移行は販売商品の構成を変え、伝統的な葬儀の単価を押し下げる。墓地の優良な区画には強い値決め力がある一方、安価な火葬と納骨方法が広がる部分では、その力が弱まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

北米の葬祭産業は、需要の発生自体は非常に安定しているが、顧客が購入する商品の構成は大きく変わりつつある。米国葬祭ディレクター協会によれば、2025年の米国火葬率は63.4%、埋葬率は31.6%と推計される。2045年には火葬率が82.3%に達する見通しである。今後10年もこの変化は続き、従来の棺や墓所を伴う葬儀より、簡素な火葬や小規模な追悼式が増えるだろう。

一方、死亡件数は高齢化を背景に長期的に増える見通しだ。感染症流行時の一時的な死亡増加が落ち着いた後も、高齢者人口が増えること自体は変わらない。筆者は北米の年間死亡件数を2025年の約340万件から2035年には約385万件へ増えると推計する。ただし、死亡件数の増加をそのまま葬儀売上の増加と考えてはいけない。顧客が選ぶサービスの単価と、地域ごとのシェアが同時に変わるためである。

市場規模には定義の差がある。業界団体は米国の葬儀場売上を約163億ドル、墓地・火葬関連施設を約43億ドルと紹介している。一方、SCIは北米の葬儀・墓地売上市場における自社シェアを約18%と推定する。SCIの売上から逆算した広義の北米市場は約240億ドルとなる。国の範囲、生前の墓所販売、信託収益、関連サービスの扱いが異なるため、これらは単純には一致しない。

競争相手は、キャリッジ・サービシズ(Carriage Services)、パーク・ローン、ファウンデーション・パートナーズなどの事業者と、多数の地域独立葬儀場である。SCIの推定市場シェア18%に対し、キャリッジの2025年売上は約4億ドルで、広義の北米市場に対する割合は約2%にとどまる。残りの大半を非上場企業や地域事業者が占める。規模でSCIに並ぶ会社は少ないが、個々の地域では独立事業者の信用が強く、全国ブランドだけで顧客を奪えるわけではない。

墓地市場は葬儀場より参入障壁が高い。都市の周辺にある好立地の墓地では、土地の制約と開発許可が供給を制限する。生前販売の営業力を持つ会社が有利である反面、墓所の売買には将来の維持費と信託管理の責任が伴う。火葬後の遺骨を納める小区画や記念施設を販売できる会社が、従来の埋葬需要の減少を補うと考える。

長期の市場成長は、死亡件数の実質増加が年1%前後、価格が物価に近い年3.5%という姿を基本とする。ただし、SCIの葬儀平均単価は簡素化の影響で物価をやや下回ると見る。景気後退よりも、消費者の選択が恒久的に安価な方向へ動くことが、この業界の大きな構造変化である。

資本政策と M&A

経営陣は、買収と新規施設開発、配当、自社株買いを組み合わせて株主価値を高める方針を取っている。2025年には約1.01億ドルを投じ、葬儀場22か所と墓地2か所を取得した。地域の既存ブランドを引き継ぎ、施設の共同利用や営業網の効率化で投資額を回収する手法である。2015年から2025年までに営業利益とフリーキャッシュフローは増え、長期の株主総利回りも良好だった。

2025年の配当は1.8億ドル、自社株買いは4.6億ドルだった。株式報酬約0.2億ドルを差し引いた正味の還元は約6.2億ドルとなり、純利益5.4億ドルを上回る。これは永続的に繰り返せる還元率ではない。実際、純有利子負債は2015年の約30億ドルから2025年には約50億ドルへ増えた。買収と株主還元の両方を借金で支える期間があったと見るべきだ。

会社は調整後利益に対する配当性向を30〜40%とする方針を示し、自社株買いは投資機会と財務余力に応じて実施する。2026年6月には自社株買いの利用可能枠を6億ドルへ引き上げた。2026年上半期の配当と買い戻しは合計約3.63億ドルだった。2026年の調整後営業キャッシュフロー見通しは10.55〜11.15億ドルへ引き上げられ、既存施設の維持、墓地開発、デジタル投資に約3.35億ドルを予定する。

会社が示す長期の調整後1株利益成長の目安は年8〜12%であり、事業成長に資本配分の効果を加えた目標である。ただし、自社株買いによる株数減少も含まれるため、全社純利益が同じ速度で増えるとは考えない。2035年の評価では、買収による営業利益の増加と、それに必要な投資を別々に考えている。

借金は重要な制約となる。2025年末の財務制限条項に基づくレバレッジ倍率は約3.67倍で、上限5倍を下回るが余裕は無限ではない。2025年に2030年満期の新たな銀行融資契約を結び、短期的な借り換えリスクは緩和された。2035年までには借金の相当部分が高い金利で借り換わると考える。大規模買収や非公開化の合意済み案件は、確認した直近の会社開示には見当たらない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

SCIの最大の強みは、死亡件数という需要の確実性を、墓地と生前契約によって長期の売上に変えられることである。葬儀場1485か所、墓地500か所という規模を持つ競争相手は北米にほとんど存在しない。地域の屋号を残しながら、全国の営業網、広告、購買、管理業務を共有できる。小規模事業者を買収するたびに、この効率が高まる。

墓地は特に魅力的だ。好立地の新規開発は土地と許認可の制約を受け、既存の墓地には簡単には奪えない顧客基盤がある。生前に墓所を購入する顧客は将来の葬儀にもつながる。2025年の生前契約残高170億ドルは、今後の人口高齢化とともに積み上がる可能性がある。2026年第2四半期には墓地の比較可能な生前販売額が8%増え、将来の高利益率の売上が積み増されている。

火葬率の上昇も、必ずしもSCIにとって悪いだけではない。ネプチューン・ソサエティなどの火葬関連ブランドを持ち、簡素な火葬から高級な記念施設まで対応できる。従来の埋葬需要が減っても、納骨堂、家族向け記念施設、火葬記念商品への転換が進めば、顧客一人当たりの生涯売上を保てる。高級な墓所の販売では土地の希少性が価格決定力をさらに高める。

経営は過去10年に利益率を改善させ、葬儀場や墓地を買収して規模を拡大してきた。増分投下資本利益率が資本コストを上回るなら、成長投資は利益を生む。死亡件数の増加、買収によるシェア拡大、生前販売の伸びが重なれば、2035年の利益は現在の2倍を大きく超え得る。

2026年上半期には墓地の売上と営業キャッシュフローが堅調だった。販売済みで未認識の墓所売上が将来に計上されれば、利益率の改善も期待できる。現在の負債は重いが、毎年の営業キャッシュフローが安定しており、急激な業績悪化がなければ借り換えと配当を両立できる。成熟した時点でも地域で強い事業者として残り、利益成長と株主還元の両方を享受できるという見方には説得力がある。

慎重な見方

需要がなくならないことと、株主利益が伸びることを混同してはいけない。人が亡くなる数は増えても、消費者は葬儀に使う金額を減らし始めている。米国ではすでに火葬が主流であり、2045年には8割を超える見通しだ。従来の棺、葬儀会場、墓石、埋葬サービスの販売が減れば、死亡件数の増加だけでは補えない。

葬儀場の参入障壁は墓地ほど高くない。地域の独立葬儀場や低価格の直接火葬会社は、施設を最小限にして安い料金を提示できる。オンライン検索と価格比較が一般化すれば、家族は地域の有名ブランドに高い追加料金を払わなくなる。AIが事務作業を効率化することはSCIにも有利だが、価格比較と手配を簡単にすることで低価格業者への乗り換えも促す。

墓地には土地と許認可の堀がある。しかし、火葬した遺骨を自宅に置く、散骨する、簡素な施設に納めるといった選択が増えれば、好立地の墓地を保有するだけでは売上を維持できない。生前販売が伸びても、高額商品を売るための営業員報酬、造成費、将来の維持管理費が重くなる。会計上の売上や生前契約残高が増えても、株主に自由に使える現金が同じだけ増える保証はない。

財務はより深刻な問題を抱える。2025年の純負債は約50億ドルで、営業利益の5倍を超える。自己資本は約16億ドルしかなく、買収と自社株買いによる資本配分が負債への依存を高めた。金利が高いまま借金を借り換えれば、営業利益が伸びても純利益の増加は鈍る。業績が落ちる局面では自社株買いを止め、配当も見直す必要が生じる。

さらに、生前契約には履行義務がある。170億ドルの残高は顧客から受け取る利益ではなく、将来提供する商品とサービスの総額である。信託の投資成果が悪化し、費用が想定以上に上がれば収益を圧迫する。墓地の未開発地も、許認可や造成費の条件が悪化すれば帳簿の額どおりには現金化できない。借金が多い会社で利益率が崩れれば、安定した需要を持つ事業でも株主の取り分は大きく減る。

どちらに重みを置いたか

事業の存続と墓地の参入障壁では強気の見方が優勢である。SCIが10年後に不要になる可能性は低く、生前契約と地域ブランドも残る公算が大きい。しかし、成長率と株主への現金還元については慎重な見方が勝る。火葬の普及が単価を押し下げる一方、約50億ドルの純負債が資本配分の余地を狭めるためだ。

確率は楽観9%、やや楽観20%、中立36%、やや悲観24%、悲観11%とした。やや悲観と悲観の合計を35%とし、同領域のウェイスト・マネジメントやリパブリック・サービシズより厚くしている。理由は需要そのものの危険ではなく、商品構成の変化と負債の大きさである。

この配分で測った期待価値は約118.6億ドルとなり、現在の時価総額114.6億ドルを約3.5%上回る。上側にも下側にも十分な可能性があるが、現時点では適正という判断に落ち着く。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 124.87 ドル172 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 38.07 ドル52 億ドル)。 今の値に割り戻すと 87.10 ドル120 億ドル、今との差 +14.1%、 期待の年率 +9.2%(資本コスト 7.5%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 248.98 ドル342 億ドル 54.54 ドル75 億ドル +297.4% +17.1% 27.32 ドル38 億ドル
やや楽観 20% 181.15 ドル249 億ドル 48.72 ドル67 億ドル +201.0% +13.6% 45.97 ドル63 億ドル
中立 36% 143.45 ドル197 億ドル 42.18 ドル58 億ドル +143.1% +10.9% 66.83 ドル92 億ドル
やや悲観 24% 54.81 ドル75 億ドル 27.63 ドル38 億ドル +7.9% +0.9% 19.79 ドル27 億ドル
悲観 11% 13.09 ドル18 億ドル 14.54 ドル20 億ドル −63.8% −12.3% 3.04 ドル4 億ドル
加重平均100% 124.87 ドル172 億ドル38.07 ドル52 億ドル +113.4% +9.2% 162.94 ドル224 億ドル

今の株価時価総額 76.37 ドル105 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:高齢化と買収でシェアを広げ、墓地の高付加価値化が成功する 利益 15 億ドル · PER 23.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 248.98 ドル342 億ドル

2035年には北米の死亡件数が約400万件へ増え、SCIの葬儀施行件数は48万件に達する。会社の施行件数シェアは現在の約10.5%から12%程度へ上がる。買収した地域事業者をディグニティ・メモリアルの販売網に組み込み、施行1件当たりの売上換算額は1万ドルまで高まる。火葬の増加を追悼式や記念商品の販売で補い、葬儀部門の営業貢献利益率は25%となる。

墓地では生前販売が拡大し、火葬後の納骨堂、家族向けの記念施設、高級墓所の販売が成功する。販売・認識取引数は38.75万件、換算単価は11760ドルに達する。墓地部門の売上は45.6億ドルとなり、営業貢献利益率は38%まで上昇する。好立地の墓地は新規供給が難しく、価格を物価以上に引き上げる力が保たれる。

新規施設と地域の小規模買収では、既存網との共同利用によって高い投資収益を確保する。負債の比率を大幅に増やすことなく拡大し、株主還元も続ける。全社売上は約93.6億ドル、営業利益は約25.9億ドル、純利益は14.8億ドルとなる。10年間の純利益累計101億ドルから、株式報酬を控除した正味還元75億ドルを行い、自己資本は42.4億ドルまで増える。堀が広がり、価格決定力と買収能力の両方が長く続く姿である。

  • 葬儀・火葬サービス:数量 480,000(年間葬儀施行件数(件、火葬を含む))× 価格 10,000(施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 48 億ドル・営業利益 12 億ドル。北米死亡件数約400万件×SCI施行シェア約12%。数量は2025年比1.34倍、総売上換算単価は1.49倍。高付加価値の葬儀・追悼サービスが火葬による単価低下を補う。
  • 墓地・墓所権益・記念サービス:数量 387,500(墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計))× 価格 11,760(取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 46 億ドル・営業利益 17 億ドル。取引換算数量は1.55倍。高級墓所、納骨堂、火葬記念施設の普及と買収によるシェア拡大を反映。換算単価は1.54倍で物価上昇を上回る。

倍率:資本コストk=7.5%。2035年の帳簿ROEは14.8÷42.4=34.9%で、40%を超えないため帳簿ROEを使用する。強い堀の残存割合2/3からRONIC=7.5%+2/3×(34.9%−7.5%)=25.8%。長期gは4.0%。死亡件数の実質増加と市場シェアの拡大に価格上昇を加えると名目4%を超えるが、式では上限4%に抑える。正当化PERは(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)=約25.1倍。その約92%に当たる23.0倍とする。利益はGAAPで株式報酬費用を含み、借り換え後の利払い増加も反映。時価総額は14.8×23.0=340.4億ドル。

確率:北米の死亡件数の増加に加え、買収で葬儀施行シェアが拡大し、墓地の高級商品と火葬記念施設がともに伸びる必要がある。土地の希少性と生前契約の蓄積は有利だが、火葬への移行が進む中で高単価を保ち続けるには条件が多いため9%。

やや楽観 20% やや楽観:墓地の生前販売が伸び、葬儀の価格決定力も保たれる 利益 11 億ドル · PER 22.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 181.15 ドル249 億ドル

高齢化により北米の死亡件数が増え、SCIは毎年の小規模買収と新規開業で葬儀施行件数を44万件まで増やす。市場での施行件数シェアは11%程度へ上昇し、地域の有力な葬儀場を取り込む戦略が成果を上げる。火葬は増えるものの、家族向けの追悼式や記念商品を販売でき、葬儀の総売上換算単価は9600ドルとなる。

墓地では生前契約と火葬記念施設の開発が進み、年間の販売・認識換算取引数は32.5万件へ増える。換算単価は10880ドルとなり、墓地売上は35.4億ドルに達する。高級な区画だけに依存せず、複数の価格帯を用意して販売件数を増やすため、営業貢献利益率は36%とする。

買収価格は上がるが、既存施設の共同利用と営業網の拡大で投資利回りを維持する。負債を過度に増やさず、フリーキャッシュフローを配当と自社株買いに回せる。全社の売上は77.6億ドル、営業利益は約19.7億ドル、純利益は11.3億ドルとなる。10年間の純利益累計83.5億ドルから正味67億ドルを還元し、自己資本は32.9億ドルとなる。堀は強いままで、成長が安定して続く姿である。

  • 葬儀・火葬サービス:数量 440,000(年間葬儀施行件数(件、火葬を含む))× 価格 9,600(施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 42 億ドル・営業利益 10 億ドル。数量は2025年比1.23倍、換算単価は1.43倍。死亡件数の増加に加えて小規模買収でシェアを伸ばし、火葬の単価低下を記念商品の販売で補う。
  • 墓地・墓所権益・記念サービス:数量 325,000(墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計))× 価格 10,880(取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 35 億ドル・営業利益 13 億ドル。取引換算数量1.30倍、価格1.43倍。生前販売と火葬記念施設への転換が進み、価格も概ね物価に追随する。

倍率:2035年のROEは11.3÷32.9=34.3%。k7.5%、強い堀の残存割合2/3からRONICは約25.4%。長期gは4.0%で、死亡件数の増加、シェアの緩やかな上昇、物価並みの価格上昇を根拠とする。10年目の利益に対する正当化PERは約25.0倍であり、その約88%の22.0倍とする。成長には墓地開発と小規模買収が必要であり、上限いっぱいにはしない。純利益はGAAPであり、借り換え後の利息負担も控除済み。時価総額は11.3×22.0=248.6億ドル。

確率:2026年の墓地生前販売の好調と、過去の小規模買収・利益率改善が無理なく続く筋書きである。楽観ほどのシェア拡大は不要だが、火葬による単価下落をほぼ吸収する必要があるため20%。

中立 36% 中立:死亡件数の増加を取り込みつつ、火葬による単価の重しが残る 利益 9 億ドル · PER 21.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 143.45 ドル197 億ドル

2035年の北米死亡件数は約385万件となり、SCIの葬儀施行件数は41万件へ増える。施行件数のシェアは約10.6%で、現在からほぼ横ばいである。地域の小規模買収による増分は、低価格の直接火葬業者への流出を補う程度にとどまる。葬儀の総売上換算単価は9060ドルとなるが、2025年比1.35倍で物価上昇の1.41倍をやや下回る。火葬への移行により、顧客が選ぶ商品の構成が安価な方向へ変わるためだ。

墓地では生前販売と火葬後の記念施設が伸び、年間の販売・認識換算取引数は30万件となる。価格は9920ドルで、従来の高額な埋葬区画から小さな納骨区画への構成変化を織り込む。墓地売上は29.8億ドルとなり、営業貢献利益率34.5%を維持する。参入障壁は残るが、利益率の大幅な改善は期待しない。

2026年に確認された生前販売の伸びは、長期的な契約残高と将来売上を支える。ただし、契約残高の増加をそのまま純利益には結びつけない。維持投資と墓地造成を続け、負債を管理可能な範囲に保つ。全社売上は66.9億ドル、営業利益は15.8億ドル、純利益は9.1億ドルとなる。借り換えによる金利上昇の影響は純利益に反映済みである。

10年間の純利益累計72.5億ドルから、株式報酬を控除した正味58億ドルを配当と自社株買いで返す。自己資本は30.9億ドルとなり、ROEは約29.4%となる。現在より利益は増えるが、利益率や資本効率が際限なく高まるわけではない。成熟した優良な葬祭会社として存続する筋書きである。

  • 葬儀・火葬サービス:数量 410,000(年間葬儀施行件数(件、火葬を含む))× 価格 9,060(施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 37 億ドル・営業利益 8 億ドル。北米死亡件数約385万件×SCI施行件数シェア約10.6%。数量は1.14倍、価格は1.35倍。火葬の構成比上昇による実質単価の低下を含む。
  • 墓地・墓所権益・記念サービス:数量 300,000(墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計))× 価格 9,920(取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 30 億ドル・営業利益 10 億ドル。販売・認識換算数量1.20倍、価格1.30倍。高齢化と生前販売の普及で取引数は伸びるが、墓所から火葬記念施設への構成変化で平均価格は物価上昇を下回る。

倍率:中立の2035年ROEは9.1÷30.9=29.4%。40%以下なので帳簿ROEを採用し、過去ののれんや墓地開発に必要な資産を除外しない。k7.5%、moat strongの残存割合2/3からRONIC=7.5%+2/3×(29.4%−7.5%)=約22.1%。長期gは4.0%。市場の死亡件数増加が年約1%、シェアがほぼ横ばい、価格が年3%台で上がるという事業の構造に基づき、式の上限4%を使用する。正当化PER=(1−4.0%÷22.1%)÷(7.5%−4.0%)×1.04=約24.3倍。この約88%に相当する21.4倍を採用する。火葬への移行と負債による資本配分制約を考慮して上限いっぱいにはしない。純利益9.1億ドルはGAAPであり、株式報酬を費用として控除。借り換えによる利払いの税前約1億ドル増加を期間末の利益に含める。時価総額は9.1×21.4=194.74億ドル。

確率:死亡件数の増加と小規模買収を背景に数量は増えるが、火葬の普及で平均単価は物価よりやや遅れて伸びると見る。2025年までの利益率と2026年の販売動向を両立する姿であり、最も可能性が高い36%。

やや悲観 24% やや悲観:低価格火葬の普及で葬儀単価が伸びず、墓地の販売も停滞する 利益 5 億ドル · PER 14.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 54.81 ドル75 億ドル

北米の死亡件数は増えるが、SCIの葬儀施行件数は35万件へ減少する。地域の独立葬儀場や低価格火葬業者に顧客を奪われ、施行件数シェアは9%程度まで下がる。従来型の葬儀から直接火葬への移行が進み、総売上換算単価は8500ドルにとどまる。名目では値上がりしているが、10年間の物価上昇に追いつかない。

墓地事業も、伝統的な墓所への需要減少を納骨堂や火葬記念施設で十分に埋められない。年間の販売・認識換算取引数は25万件で横ばいとなり、換算単価は8960ドルにとどまる。生前販売は続くが、営業員の報酬、造成費、墓地の維持費が利益を圧迫する。好立地の墓地という強みは残るものの、価格を自分で決められる範囲は狭まる。

会社は買収を減らし、借金の増加を抑える。自社株買いも縮小して、配当と債務管理を優先する。葬儀場の固定費は簡単には削れず、営業利益率は低下する。全社売上52.2億ドル、営業利益9.9億ドル、純利益4.8億ドルとなる。10年間の純利益累計51億ドルに対し、正味還元は38億ドルへ減り、自己資本は29.4億ドルとなる。

事業そのものは存続し、墓地の立地と地域ブランドも消えない。しかし、増分の投資利回りは低下し、株主が期待していた成長企業としての性格は失われる。高齢化による数量増加を競争で取り逃がす筋書きである。

  • 葬儀・火葬サービス:数量 350,000(年間葬儀施行件数(件、火葬を含む))× 価格 8,500(施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 30 億ドル・営業利益 6 億ドル。数量は2025年比0.98倍、単価は1.27倍。北米全体の死亡件数は増えるが、SCIのシェアが低下し、直接火葬の普及で価格上昇が物価を下回る。
  • 墓地・墓所権益・記念サービス:数量 250,000(墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計))× 価格 8,960(取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 22 億ドル・営業利益 7 億ドル。取引換算数量は横ばい、価格は1.18倍。伝統的な墓所の販売減少と低価格の火葬記念施設への移行で価格と利益率が圧迫される。

倍率:2035年ROEは4.8÷29.4=16.3%。k7.5%、堀がなお部分的に残る場合の残存割合2/3からRONICは約13.4%。長期gは2.5%で、死亡件数の増加約1%、SCIのシェアの年1%台の低下、価格の年3%弱の上昇を合成したもの。正当化PERは10年目利益に対して約16.7倍。その約88%に相当する14.6倍を採用する。価格決定力の弱まりと買収投資の収益性低下を反映し、中立より低い倍率とする。純利益は金利負担とGAAP費用を反映。時価総額は4.8×14.6=70.08億ドル。

確率:火葬への移行は既に進んでおり、低価格業者が地域ごとにシェアを奪う可能性がある。墓地の販売が想定ほど伸びなければ、負債と固定費が重くなる。全面的な事業崩壊は不要なため、現実的な下側として24%。

悲観 11% 悲観:直接火葬が従来型サービスを侵食し、負債が株主利益を削る 利益 2 億ドル · PER 10.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 13.09 ドル18 億ドル

2035年には、葬儀の多くが低価格の直接火葬へ移り、従来の葬儀場が提供する高額商品への需要が大幅に減っている。SCIの施行件数は32万件に減り、北米の死亡件数に対するシェアは8%台まで低下する。総売上換算単価は7600ドルにとどまり、物価上昇を大きく下回る。会社が維持する多数の葬儀場は固定費負担となり、閉鎖や統合による損失も発生する。

墓地では、墓所や霊廟を買わず、散骨や自宅での遺骨保管を選ぶ家族が増える。納骨堂や火葬記念施設の販売でも失った利益を補えず、年間の販売・認識換算取引数は20万件へ減少する。換算単価は8000ドルで、10年間ほぼ物価上昇を転嫁できない。墓地部門の営業貢献利益率は24.5%へ低下する。

買収した施設の一部ではのれんの減損が生じ、生前契約の販売にも解約や運用収益の悪化が重なる。新規の買収を停止し、施設統合と借金の返済を優先する。株主還元は配当にほぼ限定され、買い戻しは長期間停止する。全社売上は40.3億ドル、営業利益は5.1億ドル、純利益は1.8億ドルとなる。

利益は2026〜2027年に合計約10億ドル、その後4年間で約12億ドル、2032〜2035年で約8億ドルとなり、期間累計は30億ドルにとどまる。正味の株主還元は20億ドル、自己資本は26.4億ドルとなる。墓地の不動産と最低限の葬儀需要は残るが、ROEは資本コストを下回る。高い利益率を持つ優良企業ではなくなり、稼ぐ力だけで評価される会社へ変わっている。

  • 葬儀・火葬サービス:数量 320,000(年間葬儀施行件数(件、火葬を含む))× 価格 7,600(施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 24 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量は2025年比0.89倍、価格は1.13倍。低価格火葬業者にシェアを奪われ、物価上昇をほとんど転嫁できず、固定費が利益率を圧迫する。
  • 墓地・墓所権益・記念サービス:数量 200,000(墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計))× 価格 8,000(取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件))→ 売上 16 億ドル・営業利益 4 億ドル。取引換算数量は0.80倍、価格は1.05倍。従来型墓所の販売が減り、安価な火葬関連商品の普及で実質単価が大幅に下がる。

倍率:2035年ROEは1.8÷26.4=6.8%で、資本コスト7.5%を下回る。成長に再投資しても資本コストを稼げないため、PERの上限は1÷k=約13.3倍である。長期gは1%とし、死亡件数の実質増加をシェア喪失と低価格化がほぼ打ち消す構造を反映する。収益の質と負債負担を考慮し、利益還元力の弱い事業として10.0倍を使用する。市場の過去の谷の倍率は使用しない。時価総額は1.8×10.0=18.0億ドルで、現在の自己資本16.4億ドルを参考にした床を下回らない。

確率:死亡件数が増える中でも、低価格火葬への流出、墓地権益の需要縮小、借り換え負担の増加が同時に起これば、事業価値は大きく損なわれる。墓地と地域ブランドが残るため倒産を中心には考えないが、負債が重いので構造的な負けの確率を11%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

葬儀・火葬サービス

葬儀場での葬儀・火葬・追悼式の提供、棺・骨壺などの販売、生前契約の満期による売上、保険販売代理店手数料を含む事業。

数量年間葬儀施行件数(件、火葬を含む)価格施行1件当たりの葬儀部門総売上換算額(米ドル/件)売上営業利益
今 2025/12 358,621 6,708 24 5
10 年後 中立 410,000 9,060 37 8

取り方:2025年10-Kの葬儀施行件数358621件と葬儀部門売上24.055億ドルを使用。24.055億ドル÷358621件=約6708ドルで、保険代理店手数料なども含む部門総売上の換算単価である。会社開示の比較可能な通常葬儀平均単価5818ドルとは定義が異なる。営業利益の積み上げには、会社が開示する部門粗利益4.958億ドルを営業貢献利益の代理値として使用し、本社費用は全社調整で引く。米国の葬儀場市場約163億ドルというNFDAの統計にカナダ等を加え、北米市場を約170億ドルと推定すると、SCIの葬儀売上シェアは約14%。施行件数では、北米死亡件数約340万件に対して約10.5%。競合はキャリッジ・サービシズ、地域独立葬儀場、低価格火葬業者。北米市場全体に占める会社推定18%という数字は葬儀と墓地の合算であり、葬儀単独の正式なシェアではない。

墓地・墓所権益・記念サービス

墓所・納骨堂・霊廟・火葬記念区画の使用権、墓石や記念商品、埋葬サービス、生前販売契約および墓地信託から認識される収益。

数量墓所権益・記念サービスの年間認識売上換算取引数(件、推計)価格取引1件当たりの墓地部門総売上換算額(米ドル/件)売上営業利益
今 2025/12 250,000 7,615 19 6
10 年後 中立 300,000 9,920 30 10

取り方:SCIは墓地の権益販売件数を全社合計では開示していないため、250000件は推計である。競合キャリッジ・サービシズの2025年10-Kでは、墓地28か所で生前墓所権益14407件を販売しており、1墓地当たり約514件となる。SCIの墓地500か所に、地域差と販売方法の差を考慮した約500件を適用し、約25万件を基準とした。SCIの2025年墓地売上19.037億ドルを割り、認識売上換算単価を約7615ドルとした。これは実際の墓所権益単価ではなく、当日需要、生前販売、商品、信託収益を含む便宜的な値である。部門の営業貢献利益は開示粗利益6.443億ドルを使用する。北米の広義の墓地・火葬記念市場を約70億ドルと推定すると、SCIの売上シェアは約27%。この市場規模はNFDAの米国墓地・火葬施設の統計にカナダ、生前墓所権益、関連商品の定義差を加味した推計であり、正式な個別市場統計ではない。競合のキャリッジは墓地部門の規模が小さく、主な競争は地域独立墓地と民間統合事業者である。

リスクと懸念

直接火葬の普及と商品構成の変化

2025年の米国火葬率は約63.4%で、2045年には82.3%に達する見通しである。火葬は従来の埋葬より価格が低く、棺や大型の葬儀、墓所販売を伴わないケースも多い。SCIはネプチューン・ソサエティなどの火葬事業を持つが、数量を維持できても平均単価が物価を下回れば利益率は低下する。死亡件数の増加だけを根拠に売上成長を期待することが、最大の分析上の誤りとなる。

純負債と借り換え金利

2025年末の純有利子負債は約49.7億ドルで、EBITDAの約3.8倍に相当する。財務制限条項の上限5倍には余裕があるものの、墓地開発や施設維持のための支出は減らせない。2030年満期の銀行融資契約を含め、2035年までに多くの借金を借り換える必要がある。金利が5%前後の世界では、利払い増加が利益成長を削り、自社株買いの余地を狭める。

生前契約残高と信託資産の誤認

2025年末の生前契約残高170億ドルは、将来認識する売上の総額であって自由な現金ではない。信託資産や保険契約は顧客への履行義務を裏付けるものであり、契約解約、費用のインフレ、信託運用の損失によって利益が変わる。墓地の生前販売では売上認識と現金回収の時期も異なる。契約残高の伸びだけを評価せず、将来の履行費用と実際の営業キャッシュフローを確かめる必要がある。

墓地の開発費と将来の維持管理義務

墓地の土地は希少な資産だが、未開発地を販売可能な区画に変えるには造成、道路、排水設備、霊廟などの投資が必要である。販売した後も墓地の維持管理は長期に続く。2026年の会社計画では、墓地開発に約1.7億ドルを投じる。高級墓所の販売が伸びなかった場合、資本が土地と設備に固定され、帳簿の資産価値ほどの現金を株主に返せなくなる。

地域独立事業者とオンライン価格競争

葬儀場は地域の信用が大切であり、大企業が全国ブランドを持つだけで優位になるわけではない。小規模な独立葬儀場や直接火葬専門業者は、施設と人件費を抑えて安価なサービスを提供できる。AIによる案内やオンライン価格比較が普及すると、消費者は必要なサービスだけを選びやすくなる。SCIの本業はAIエージェントに直接代替されないが、低価格事業者への顧客流出を促す間接的な影響はある。

買収価格と資本配分の悪化

SCIは地域の葬儀場と墓地を買収して規模を広げてきた。買収はシェアを獲得する有効な手段だが、人口高齢化を見込んで競合も買収を進めれば取得価格が上がる。既存のブランドや営業員が買収後に失われる場合、計画した利益が出ないこともある。さらに自社株買いを利益より多く続ければ、純負債が増える。投下資本利益率と自社株買いの取得価格を分けて点検する必要がある。

法規制と顧客の信頼

葬儀・火葬・墓地事業は州ごとの許認可、消費者保護規制、生前契約の資金管理、墓地の維持管理義務に従う。墓地におけるサービス不備や信託資産の管理問題は、訴訟費用だけでなく地域の信用を傷つける。新たな土地開発や火葬施設の許認可が厳しくなれば供給が制限され、既存施設の価値を高める可能性もあるが、費用負担が増す面もある。競争上の堀と規制負担を同じものとして評価してはいけない。

今後の分かれ目

比較可能な葬儀施行件数が2年以上連続して年2%以上増え、平均単価も年3%以上上がる
高齢化による需要増を競合に奪われず取り込めている証拠となる。中立よりもやや楽観の可能性を高め、葬儀部門の数量と価格の両方を上方修正する。
葬儀施行件数が減り続け、平均単価の伸びも年2%を下回る
低価格火葬への移行が売上の質を弱めていると判断する。営業利益率の悪化が始まれば、やや悲観と悲観の確率を増やし、長期の成長率を引き下げる。
墓地の比較可能な生前販売額が年5%以上伸び、認識売上と営業キャッシュフローも継続して増える
生前販売が会計上の契約増加だけでなく実際の現金と利益を生んでいる証拠となる。墓地事業の強い堀を再確認し、楽観側の確率を高める。
墓地の生前販売は伸びるが、開発費と営業員報酬が増えて現金収支が悪化する
契約残高の増加を価値創造と見なさず、墓地の増分投下資本利益率を再計算する。資本コスト7.5%を下回る投資が続くなら、利益率と長期の価値を引き下げる。
純負債÷EBITDAが3倍以下に下がり、配当と設備投資を営業キャッシュフローで賄える
財務の安全性が改善し、自社株買いを借金に依存せず実施できる。借り換えの影響を軽く見直し、中立からやや楽観の可能性を高める。
純負債÷EBITDAが4.5倍を超え、財務制限条項の上限5倍に近づく
配当と自社株買いの継続性を再点検し、悲観側の確率を大きく引き上げる。墓地の土地を保有していても短期に現金化できるとは限らず、事業の継続価値から負債負担を慎重に測る。
会社が大規模な葬祭事業者の買収を発表し、取得価額が買収対象の営業キャッシュフローに対して高くなる
買収後の施設数だけではなく、取得価格、追加の負債、統合費用と増分利益を比較する。投資利回りが資本コストを下回るなら、シェア拡大を楽観材料とせず価値を下方修正する。

見ておくもの

  • 比較可能な葬儀施行件数と平均単価の伸び率を毎四半期確認する
  • 通常の埋葬と火葬の構成比、直接火葬の利用率、記念商品の付帯率
  • 墓地の生前販売額、認識済み墓所売上、繰延売上の増減
  • 生前契約残高170億ドルの増減と信託資産の運用収益
  • 墓地造成費と施設維持投資を差し引いた営業キャッシュフロー
  • 純有利子負債÷EBITDA、財務制限条項の余裕、借り換え金利
  • 小規模買収に使った金額と取得施設の売上・利益の改善
  • 配当と自社株買いから株式報酬・増資を控除した正味還元
  • キャリッジ・サービシズおよび地域独立事業者との価格・件数の比較
  • 2026年10月28日米国時間に公表予定の第3四半期決算と、通期見通しの変更

倍率と資本コストの決め方

現在の株価や市場PER、同業他社のPERを使って10年後の倍率を決めていない。葬儀は施行件数と総売上換算単価、墓地は競合の権益販売件数を基に推定した認識売上換算取引数と単価で売上を求めた。墓地の数量は会社の直接開示ではなく推計であり、ここが最も不確実な入力である。営業利益は各部門の2025年粗利益を営業貢献利益の起点とし、全社の費用を差し引いた。純利益はGAAPを使用し、株式報酬を戻さない。

中立のROE29.4%、k7.5%、g4.0%、強い堀の残存割合2/3からRONIC22.1%となる。10年目の利益に対する正当化PER上限は約24.3倍であり、中立21.4倍はその約88%。楽観23.0倍、やや楽観22.0倍も各筋書きの正当化上限内である。悲観ではROEが資本コストを下回るため、PERを10.0倍まで引き下げた。倍率の選択は利益の質によるもので、現在の市場評価に寄せたものではない。

自己資本は各筋書きで現在の16.4億ドルに10年間のGAAP純利益累計を足し、株式報酬などを控除した正味還元を差し引いている。悲観の時価総額18億ドルは現在自己資本16.4億ドルの参考床を上回り、悲観の時価総額と還元の合計38億ドルも現在時価総額114.6億ドルを下回る。

確率9%、20%、36%、24%、11%の加重平均を資本コスト7.5%で割り引き、還元は期間中央で受け取るとすると、現在の適正価値は約118.6億ドル、差は約+3.5%となる。2026年10月28日の米国市場終了後に予定されている第3四半期決算は、基準時点で未反映である。米国会計基準ではリース債務が既に計上されており、将来も同じ会計の考え方で比較する。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality−0.5%を加え、資本コストを7.5%とする。βや市場のPERは使用しない。負債の重さはqualityのdebtに反映済みで、事業の存続そのものが危うい状態ではないためdistress上乗せは設けない。火葬への移行、買収の失敗、信託収益の変動などは数量・利益率・確率で表す。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Service Corporation International 2025 Form 10-K:事業、葬儀件数、墓地売上、生前契約、財務、資本配分、競争
  2. Service Corporation International 2026年第2四半期決算:葬儀・墓地の数量と価格、2026年見通し、キャッシュフロー
  3. National Funeral Directors Association:2025年火葬・埋葬見通し、葬祭市場規模、葬儀場数

分析日 2026-10-23