株譜
AI 銘柄分析 · 資本財・サービス · 試作

GEエアロスペース GE

民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)260.51 ドル2,782 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)293.5 ドル3,135 億ドル差 −11.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 260.51 ドル2,782 億ドル · 差 −11.3% · 期待の年率 +5.4%
期待の年率リターン(10 年)+5.4%資本コスト比 −2.3 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

GEエアロスペースは、世界の狭胴機の約 3 分の 2 に載るエンジン LEAP(CFM インターナショナルとの合弁)、ワイドボディ機向け GE90・GEnx・GE9X、軍用エンジン(F-35・F-16・F-15EX・ヘリ用 T700)を作る、航空エンジンの純粋な専業会社である。2025 年は売上 459 億ドル、営業利益 83 億ドル(営業利益率 18%)、純利益 87 億ドル。2026 年 4〜6 月期も売上 +21%、受注残は 2,100 億ドルを超え、通年の営業利益見通しは 105.5〜107.5 億ドルへ引き上げられた。

エンジンは新品を赤字に近い値で売り、20〜30 年にわたり部品と整備で稼ぐ構造で、利益の大半は稼働中のエンジンの整備から出る。稼働する LEAP は 2030 年にかけて約 3 倍になるため、整備需要は今後 10 年、右肩上がりになる。堀は規制認証と数十年の設計蓄積で、世界でも最上級に属する。

バリュー投資の観点では、事業の質に疑いはない。問題は値段で、時価総額 3,352 億ドルは純利益の 39 倍、自己資本の 18 倍、2026 年の FCF 見通し(約 90 億ドル)の 37 倍にあたる。市場 × シェア × 価格で積み上げ、資本コスト 7.75% で割り引くと、10 年後の中立の筋書きでは利益は今の 2.2 倍になる。倍率は利益ベースの正当化 PER(g 4%・堀は strong で RONIC 約 47%・事業の ROE 約 66%)の上限 24.4 倍に対して 21.2 倍(上限の 8.7 割)に置いた。10 年後の中立の時価総額は 4,134 億ドルで今の 1.2 倍、還元を加えて資本コスト 7.75% で割り引くと今の値段の約 8 割の価値で、計算上はやや割高になる。今の値段を正当化できるのは、整備の山が 2030 年代へ厚く続く楽観側の筋書きがそろった場合に限られる。優良な会社と、よい投資対象は別だという結論である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家なら、まず「10 年後もあるか」を問う。答えは、ある。民間機は 20〜30 年飛び続け、その間エンジンを整備する権利は GE が握る。航空需要は景気に揺れるが、長期では世界の座席が増え続ける。堀は広がる方向にあり、これは疑いにくい。

次にオーナー利益を見る。純利益 87 億ドルに対し、株式報酬の影響は小さく、設備投資も売上の 3 〜 4% と軽いため、オーナー利益は純利益に近く、2026 年の FCF は約 90 億ドル、時価総額の 2.7% にあたる。この利回りは、5% の無リスク金利を下回る。高い成長が 10 年続いても、払う値段が高ければリターンは事業の質を超えない。

安全域の議論では、楽観の筋書きで 10 年後の時価総額と還元の合計が今の 2.4 倍、中立で 1.6 倍、悲観で 0.4 倍で、確率で加重した年率の期待は 4% 台後半と資本コスト 7.75% に届かない。わかりやすい事業という点では最上位だが、整備需要の山が 2027〜2028 年に来るか、新型エンジンの耐久問題が起きるかという「読みにくい部分」が残る。事業の確信度は高いが、値段への確信は持てない。わかりやすい事業という点では最上位だが、整備需要の山が 2027〜2028 年に来るか、新型エンジンの耐久問題が起きるかという「読みにくい部分」が残る。事業の確信度は高いが、値段への確信は持てない。

何で稼ぐ会社か

売上の 4 分の 3 を占める「民間エンジン・サービス(CES)」は、LEAP(エアバス A320neo とボーイング 737 MAX の唯一または主力の搭載エンジン。フランスのサフラン(Safran)との折半合弁 CFM が製造)、GEnx、GE9X(777X 用)、CF6 などの新品エンジンと、整備・部品・修理の長期契約から成る。新品は売上の比較的小さな部分だが、損益では整備が大半を占め、2026 年 4〜6 月期のサービスの伸びは +26% に達した。整備のうち工場に入れる大がかりな「ショップビジット」が約 6 割を占め、LEAP の入庫は前年の 5 割増で伸びている。

「防衛・推進技術(DPT)」は、F-35 の F110・F404 系エンジン、F-15EX・F-16・B-1・B-2 のエンジン、ブラックホークなど T700 系ヘリエンジンと、海軍の推進装置、次世代戦闘機用エンジンの開発を担う。米国防予算の増加と中東情勢による軍用機の稼働増が追い風で、整備需要も付く。

2023 年 1 月に GE ヘルスケア、2024 年 4 月に GE ベルノバ(電力)を分離し、純粋な航空エンジン会社になった。残る課題は、GE9X の量産初期の損失(2026 年に倍増し 2028 年ごろにピーク)、部品の供給不足による納期遅れ、新品エンジンの納入が整備需要を呼ぶまでの時間差である。

優良さと弱いところ

堀は 4 層ある。第 1 は設計・認証で、エンジンは数十年の開発と FAA の型式証明が必要で、新規参入は事実上ない。第 2 は搭載機の独占で、LEAP はエアバスとボーイングの狭胴機の大半に載り、その後 30 年の整備を一社が決める。第 3 は価格を決める力で、部品と修理の単価は物価以上に毎年上げられ、2026 年も値上げと稼働増の両方が効いている。第 4 は規模で、稼働する数万基の保有が整備ノウハウと部品の供給網を支える。

資本効率は極めて高いが、見かけほどではない。ROE 46.5% は長年の自社株買いで自己資本が 187 億ドルまで縮んだ結果で、事業の資本利益率が 46% あるわけではない。純負債は 92 億ドルと軽い。経営はローレンス・カルプ氏が 2018 年から再建を主導し、事業の分離、LEAP の整備能力増強、価格の規律を成功させ、資本配分も高く評価できる。

弱点は、部品の供給網(鋳造品・単結晶ブレード)が制約で成長の天井になっていること、LEAP の耐久(高温部の劣化)を改良キットで抑える必要があること、航空会社が価格の上昇に反発し中古再生部品(PMA)や独立系整備に流れる可能性、そして整備の山が 2027〜2028 年ごろに来て伸びが鈍る見方である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

民間航空は、受注残が世界で約 18,100 機と稼働機の約 6 割に達し、納入の枠は 2033 年ごろまで埋まる。制約は需要でなく供給(エンジン・部品・整備士)で、IATA は不均衡が 2031〜34 年まで続くと見る。2026 年の納入は約 1,690 機で 2018 年の 1,753 機にまだ届かず、10 年の中立の見通しは年 +4.5% を使う。エンジンのアフターマーケットは 600〜700 億ドルで、10 年で名目約 2.2 倍になる。

競争は、エンジンでは GE・CFM(GE とサフラン)、RTX(プラット・アンド・ホイットニー)、ロールス・ロイスの寡占で、新型機にどのエンジンが載るかが 30 年の部品収益を決める。RTX の GTF は粉末金属の欠陥で数千基の点検が必要になり、GE の LEAP は相対的に有利な位置を得た。部品では TDG(トランスダイム)、HWM(ハウメット)、ハネウェル エアロスペース(HONA)が別の層を担う。

循環では、2026 年に入り中東の戦闘(2 月 28 日〜)で航空会社の燃料費が上がり、IATA の純利益見通しが 410 億ドルから 230 億ドルへ下方修正された。世界の出発の見通しは横ばい〜低い 1 桁へ下がったが、CFM56 の退役が 1% 未満にとどまり(想定は約 2%)、古いエンジンが長く飛ぶため整備の需要はむしろ強い。分かれ目は、航空会社の収益悪化が整備の先送りと機体退役の増加につながるかである。防衛側は、2027 年度の米国防費要求が 1.5 兆ドルと大きく、軍用エンジンの需要は堅い。

資本政策と M&A

還元は積極的で、2025 年は配当 15 億ドルと自社株買い 76 億ドル、2026 年上半期は自社株買い 42 億ドルと配当 8.7 億ドル、2025 年 12 月に 200 億ドルの買い枠、2026 年 2 月に配当を約 31% 増配した。株数は 2025 年に 2.2% 減った。FCF は 2026 年に 89〜92 億ドルの見通しで、ほぼ全額が還元される。ただし、時価総額が純利益の 39 倍の水準での自社株買いは、収益率(利益利回り 2.6%)が 5% の無リスク金利を下回り、バリュー投資の観点では価値を毀損する資本配分に近い。

M&A は小さく、GE ヘルスケア・ベルノバの分離(2023〜2024 年)で純粋化した。今後は LEAP・GE9X の整備能力と部品供給網の強化への投資が中心で、大型 M&A を行う意図は薄い。買われる側になる可能性は時価総額 3,352 億ドルでは現実的でない。

純負債は 92 億ドルで財務は軽く、借り換えで金利が上がっても利払いの変化は 3 年で約 1 億ドル、10 年で約 2 億ドルと小さい。鍵は、割高な局面で自社株買いを続けないか、GE9X の損失の山を越えた後に還元が増えるかである。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

エンジンは売った後に稼ぐ事業で、その入口が今、史上最大の規模で積み上がっている。LEAP の納入は 2025 年に大きく伸び、2026 年も高い十%台で伸び、稼働する LEAP は 2030 年にかけて約 3 倍になる。整備に入る LEAP は今は若く、本格的な整備の山は 2030 年代に来る。受注残は 2,100 億ドルを超え、部品の売上の 95% 以上が受注残に入っている。値上げも通り、整備単価は物価以上に毎年上がる。

さらに、供給が追いつかない限り、航空会社に代替の整備先はなく、GE の価格交渉力は強い。防衛は 2027 年度の米国防費要求 1.5 兆ドルで需要が上向き、F-35 や次世代戦闘機のエンジンで長期の収益が積まれる。GE9X の損失が 2028 年に山を越えれば、利益率は 2028 年以降に拡大する。FCF は 2028 年に 110 億ドルを超え、自社株買いで 1 株の利益はさらに伸びる。10 年後の純利益は 2.5 倍以上になりうる。

慎重な見方

株価は、成長・利益率・倍率のすべてが続くことを前提にしている。PER 39 倍は、高い成長が 10 年続いても倍率が縮めば資本コスト 7.75% を回収できない水準で、整備需要の山は 2027〜2028 年に来るという見方もある。2026 年 4〜6 月期の営業利益率は 21.7% と前年から 1.3 ポイント下がり、GE9X の損失は 2026 年に倍増する。部品の納期遅れは前期比 +20% と悪化している。

LEAP は高温部の耐久が課題で、改良キットで補うが、整備の頻度が下がると想定した整備収益は縮む。航空会社は燃料高で収益が下方修正され、整備単価の上昇に反発して中古再生部品(PMA)や独立系整備へ流れる。ボーイングの 777X の遅れは GE9X の損失を長引かせる。ロールス・ロイスや RTX が新型エンジン(ULTRAFAN・GTF の改良)で追い、LEAP の次の世代で GE が主導権を保てる保証もない。自社株買いは割高な株価で行われ、1 株あたりの価値を下げている。

どちらに重みを置いたか

事業の質と整備の成長は強気の見方が強く、確率は楽観側に寄せた(楽観とやや楽観で 4 割)。一方、値段では慎重な見方が強い。資本コスト 7.75% で割り引くと中立でも今の値段に届かず、確率で加重した年率の期待は 4% 台後半にとどまる。中立を最大にしつつ、悲観は 10%(耐久・価格反発・不況の重なり)に置いた。結論は「世界で最も優れた事業の 1 つだが、やや割高」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 384.15 ドル4,103 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 113.88 ドル1,216 億ドル)。 今の値に割り戻すと 260.51 ドル2,782 億ドル、今との差 −11.3%、 期待の年率 +5.4%(資本コスト 7.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 14% 598.23 ドル6,389 億ドル 149.81 ドル1,600 億ドル +154.8% +9.8% 104.73 ドル1,118 億ドル
やや楽観 26% 479.72 ドル5,123 億ドル 132.96 ドル1,420 億ドル +108.7% +7.6% 159.30 ドル1,701 億ドル
中立 32% 387.08 ドル4,134 億ドル 117.04 ドル1,250 億ドル +71.7% +5.6% 161.32 ドル1,723 億ドル
やや悲観 18% 241.02 ドル2,574 億ドル 88.95 ドル950 億ドル +12.4% +1.2% 59.39 ドル634 億ドル
悲観 10% 84.18 ドル899 億ドル 48.69 ドル520 億ドル −54.7% −7.6% 13.29 ドル142 億ドル
加重平均100% 384.15 ドル4,103 億ドル113.88 ドル1,216 億ドル +69.7% +5.4% 498.02 ドル5,319 億ドル

今の株価時価総額 293.54 ドル3,135 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 14% 楽観:LEAP の整備が 2030 年代に厚く積み上がり、防衛も広がって利益が 3 倍に 利益 265 億ドル · PER 24.1 倍 · 株価時価総額 598.23 ドル6,389 億ドル

2035 年、民間機の納入は年 +6% の約 3,000 機に届き、稼働機も年 3.5% 以上で増える。民間エンジン(新品+整備)の世界市場は名目 2,700 億ドル(年 +10%)、GE のシェアは LEAP の成熟と GE9X の採用で 38% に上がる。価格は物価並み(10 年で 1.41 倍)、整備単価はそれ以上。CES の利益率は GE9X の損失が終わり、整備の比率が上がって 30.5%。防衛は市場が名目 1,700 億ドルに広がり、次世代戦闘機のエンジンを取って DPT のシェアは 16%、利益率は 19%。

  • 民間エンジン・サービス:数量 1,915(民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 53.6%(GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 1,026 億ドル・営業利益 313 億ドル。市場 1,915 億ドル × シェア 38.0% × 価格 1.41 倍
  • 防衛・推進技術:数量 1,206(軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 22.6%(GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 272 億ドル・営業利益 52 億ドル。市場 1,206 億ドル × シェア 16.0% × 価格 1.41 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 84.4%(この筋書きの純利益 265.0 ÷ 自己資本 314 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 7.8%(基本 8.0% + quality -0.2%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 58.8%(堀は強:据え付け基盤の整備権・FAA の型式証明・LEAP の寡占(残る割合 2/3)。ROE は帳簿が 40% を超えるが、のれん込みの ROIC 式で出した値も同水準で、小さい方を使った)。g は 4.0%(g は 4.0%(上限)。内訳の目安=民間航空の座席・飛行時間の実質伸び 3〜4% + 整備・部品単価の物価 3.5%。倍率の g は上限の 4% で止める)。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=24.9 倍に対し、97% の 24.1 倍に置いた(整備の山が後ろへずれて供給制約も解け、据え付け基盤の収入が最も厚くなる筋書きなので上限の近く)。時価総額=純利益 265.0 億ドル × 24.1 倍=6389 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:稼働する LEAP が 3 倍に増え、整備単価が物価以上に上がり続け、防衛エンジンも世代交代で取る展開。大型の事業で 10 年これが続く確率は 1〜2 割。

やや楽観 26% やや楽観:整備は堅調に伸び、利益は年 10% 台で積み上がる 利益 226 億ドル · PER 22.7 倍 · 株価時価総額 479.72 ドル5,123 億ドル

2035 年、民間エンジン市場は名目 2,500 億ドル(年 +9.6%)、GE のシェアは 37%。LEAP の整備は厚く積み上がるが、GE9X の損失の後始末と航空会社の価格の反発で、CES の利益率は 29.5% にとどまる。防衛は市場 1,500 億ドル・シェア 15.5%・利益率 18% で、F-35 と次世代戦闘機の整備が支える。純利益は 226 億ドルで 2025 年の 2.6 倍、株数は年 1.5% ずつ減る。LEAP の整備は据え付け基盤の増加とともに厚く積み上がり、株数が減る分だけ 1 株の利益は純利益より速く伸びる。

  • 民間エンジン・サービス:数量 1,773(民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 52.2%(GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 925 億ドル・営業利益 273 億ドル。市場 1,773 億ドル × シェア 37.0% × 価格 1.41 倍
  • 防衛・推進技術:数量 1,064(軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 21.9%(GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 232 億ドル・営業利益 42 億ドル。市場 1,064 億ドル × シェア 15.5% × 価格 1.41 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 75.3%(この筋書きの純利益 226.0 ÷ 自己資本 300 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 7.8%(基本 8.0% + quality -0.2%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 52.8%(堀は強:据え付け基盤の整備権・FAA の型式証明・LEAP の寡占(残る割合 2/3)。ROE は帳簿が 40% を超えるが、のれん込みの ROIC 式で出した値も同水準で、小さい方を使った)。g は 4.0%(g は 4.0%(上限)。内訳の目安=民間航空の座席・飛行時間の実質伸び 3〜4% + 整備・部品単価の物価 3.5%。倍率の g は上限の 4% で止める)。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=24.6 倍に対し、92% の 22.7 倍に置いた(整備は伸びるが GE9X の損失と部品不足で利益率が抑えられる筋書き)。時価総額=純利益 226.0 億ドル × 22.7 倍=5123 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:整備と部品の質は保たれ、寡占の構造が続き、価格の上昇もほぼ物価以上。ただし航空会社の反発で上昇率が少し落ちる。

中立 32% 中立:優良な成熟企業として年 8% 台の成長、倍率は平常化 利益 195 億ドル · PER 21.2 倍 · 株価時価総額 387.08 ドル4,134 億ドル

2035 年、民間エンジン市場は名目 2,300 億ドル(年 +8.7%)、GE のシェアは 36%。CES の売上は 828 億ドル、GE9X の損失が終わって利益率は 29%。防衛は市場 1,400 億ドル・シェア 15%・利益率 17.5%。全社の営業利益は 237 億ドル、純利益は 195 億ドル(FY2025 の 2.2 倍、年 +8.4%)。10 年間の借り換えで利払いは 2 億ドル減る程度。整備の価格は物価並みに上がり、稼働する LEAP が増えて整備の入庫が積み上がる。純利益の約 9 割は自社株買いと配当で株主に返る。

  • 民間エンジン・サービス:数量 1,631(民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 50.8%(GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 828 億ドル・営業利益 240 億ドル。市場 1,631 億ドル × シェア 36.0% × 価格 1.41 倍
  • 防衛・推進技術:数量 993(軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 21.2%(GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 210 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場 993 億ドル × シェア 15.0% × 価格 1.41 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 65.9%(この筋書きの純利益 195.0 ÷ 自己資本 296 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 7.8%(基本 8.0% + quality -0.2%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 46.5%(堀は強:据え付け基盤の整備権・FAA の型式証明・LEAP の寡占(残る割合 2/3)。ROE は帳簿が 40% を超えるが、のれん込みの ROIC 式で出した値も同水準で、小さい方を使った)。g は 4.0%(g は 4.0%(上限)。内訳の目安=民間航空の座席・飛行時間の実質伸び 3〜4% + 整備・部品単価の物価 3.5%。倍率の g は上限の 4% で止める)。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=24.4 倍に対し、87% の 21.2 倍に置いた(堀は強いが、航空の循環と整備の山の時期が読めないので上限すれすれには置かない)。時価総額=純利益 195.0 億ドル × 21.2 倍=4134 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:業界の中立(市場 年 +8%・価格は物価並み)に沿う。GE のシェアは 34% から 36% へ上がる。

やや悲観 18% やや悲観:価格の反発と中古再生部品の拡大で、整備の利益率が下がる 利益 134 億ドル · PER 19.2 倍 · 株価時価総額 241.02 ドル2,574 億ドル

2035 年、整備の独立系・PMA への流出と、新型エンジン(ロールス・ロイスの ULTRAFAN、RTX の GTF 改良)の台頭で、GE のシェアは 34% に止まる。市場は名目 2,000 億ドルまでしか伸びず、CES の利益率は 26%。GE9X の損失が 2030 年代前半まで長引く。防衛は予算の抑制でシェア 14.5%・利益率 15.5%。純利益は 134 億ドルと 2025 年の 1.5 倍。LEAP の稼働台数が増えても、価格を決める力が落ちた会社としての評価になる。 10 年(2026〜2035 年)の純利益の累計は約 1,010 億ドル(2026 年 90 億ドルから 2028 年の 79 億ドルまで下がり、そこから 2035 年の 134 億ドルへ戻る道筋。GE9X の損失は各年の利益に含む)。

  • 民間エンジン・サービス:数量 1,418(民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 47.9%(GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 680 億ドル・営業利益 177 億ドル。市場 1,418 億ドル × シェア 34.0% × 価格 1.41 倍
  • 防衛・推進技術:数量 851(軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 20.4%(GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 174 億ドル・営業利益 27 億ドル。市場 851 億ドル × シェア 14.5% × 価格 1.41 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 56.3%(この筋書きの純利益 134.0 ÷ 自己資本 238 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 7.8%(基本 8.0% + quality -0.2%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 40.1%(堀は強:据え付け基盤の整備権・FAA の型式証明・LEAP の寡占(残る割合 2/3)。ROE は帳簿が 40% を超えるが、のれん込みの ROIC 式で出した値も同水準で、小さい方を使った)。g は 4.0%(g は 4.0%(上限)。内訳の目安=民間航空の座席・飛行時間の実質伸び 3〜4% + 整備・部品単価の物価 3.5%。倍率の g は上限の 4% で止める)。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=24.0 倍に対し、80% の 19.2 倍に置いた(燃料高で航空会社の収益が悪化し、整備の先送りと価格の反発が出る筋書き)。時価総額=純利益 134.0 億ドル × 19.2 倍=2574 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:航空会社の収益悪化と整備単価の反発が重なる展開。起きても不思議はない。

悲観 10% 悲観:構造的な負け(耐久問題・価格反発・不況)で優良企業でなくなる 利益 58 億ドル · PER 15.5 倍 · 株価時価総額 84.18 ドル899 億ドル

2035 年、LEAP の高温部の耐久が想定を下回り、GE が整備費を負担する契約が増える。航空会社は整備契約を競争入札に切り替え、PMA と独立系が部品の 2〜3 割を取る。次世代の狭胴機用エンジンで RTX・ロールス・ロイスに採用を取られる。景気後退も重なり、市場は名目 1,600 億ドル(年 +4.8%)、GE のシェアは 31%、価格の上昇も物価に届かない(10 年で 1.27 倍)。CES の利益率は 20%、DPT は 12%。純利益は 58 億ドルまで下がる(2025 年の 7 割弱)。 10 年(2026〜2035 年)の純利益の累計は約 546 億ドル。2026 年 92 億ドル・2027 年 66 億ドルのあと、景気後退の底の 2028 年に 40 億ドルまで落ち、そこから 2035 年の 58 億ドルへ戻る道筋で足した(LEAP の改修費用は各年の利益に含む)。自己資本は 今 187 億ドル + 累計 546 億ドル − 還元 520 億ドル ≒ 213 億ドル。

  • 民間エンジン・サービス:数量 1,260(民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 39.4%(GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 496 億ドル・営業利益 99 億ドル。市場 1,260 億ドル × シェア 31.0% × 価格 1.27 倍
  • 防衛・推進技術:数量 787(軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質))× 価格 16.5%(GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 130 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 787 億ドル × シェア 13.0% × 価格 1.27 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER(SCHEMA §1-1)。事業の ROE 27.2%(この筋書きの純利益 58.0 ÷ 自己資本 213 億ドル。帳簿の値)は先で薄れ、RONIC=k 7.8%(基本 8.0% + quality -0.2%)+ 残る割合 0.67 ×(ROE − k)= 20.7%(堀は強:据え付け基盤の整備権・FAA の型式証明・LEAP の寡占(残る割合 2/3)。ROE は帳簿が 40% を超えるが、のれん込みの ROIC 式で出した値も同水準で、小さい方を使った)。g は 4.0%(g は 4.0%(上限)。内訳の目安=民間航空の座席・飛行時間の実質伸び 3〜4% + 整備・部品単価の物価 3.5%。倍率の g は上限の 4% で止める)。正当化 PER=(1 − g ÷ RONIC) ÷ (k − g)=21.5 倍に対し、72% の 15.5 倍に置いた(耐久問題・価格反発・不況が重なり優良さが崩れる筋書き)。時価総額=純利益 58.0 億ドル × 15.5 倍=899 億ドル。純利益は GAAP(株式報酬は費用)。

確率:リーマン級の景気後退に、10 年の間の構造的な負け(LEAP の耐久問題による大規模な改修費用、整備の独立系への流出、次世代エンジンでの敗北、規制)が重なる。確率は 1 割。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

民間エンジン・サービス

LEAP・GEnx・GE9X などの新品と、整備・部品・修理の長期契約。利益の大半は整備。

数量民間エンジン(新品+整備)の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質)価格GE(CFM を含む)のシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 1,000 34.0% 340 91
10 年後 中立 1,631 50.8% 828 240

取り方:新品エンジンの納入額(約 350 億ドル)と整備・部品(約 650 億ドル)を合わせた市場約 1,000 億ドル(業界ノートから推定)に、GE・CFM のシェア 34% を置いた。利益率は 2026 年第 1 四半期の 26.4% 前後を使った。売上 = 市場 × シェア × 価格(価格指数は中立で 3 年 1.11 倍・10 年 1.41 倍)。競合と照らすと、民間エンジンは GE・CFM、RTX(プラット・アンド・ホイットニー)、ロールス・ロイスの 3 陣営の寡占で、狭胴機の約 3 分の 2 に LEAP・CFM56 が載る。整備では独立系(ルフトハンザ・テクニーク等)も取るため、新品と整備を合わせた市場で 34% と置いた。

防衛・推進技術

軍用戦闘機・ヘリのエンジンと整備、海軍の推進装置、次世代戦闘機用エンジンの開発。

数量軍用エンジン・推進装置の世界市場(億ドル。2025 年の価格に換算した実質)価格GE のシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 800 14.9% 119 20
10 年後 中立 993 21.2% 210 37

取り方:米国防総省の航空機・推進関連の調達と整備、同盟国の購入を合わせた約 800 億ドル(推定)に、シェア約 15%。利益率は 17% 前後(防衛エンジンは民間より低い)。売上 = 市場 × シェア × 価格。軍用エンジンは GE と RTX(プラット・アンド・ホイットニー。F-35 の F135)が米国の二強で、ロールス・ロイス・サフランが欧州の機体を持つ。GE は F-16・F-15EX・ヘリの T700 で厚く、F-35 は持たないため 15% と置いた。

リスクと懸念

LEAP の耐久と整備コスト

LEAP は高温部の劣化が想定より早く、改良キットで時間当たりの飛行を延ばしている。耐久がさらに下回ると、GE が負担する保証・改修費が増え、整備契約の利益率が下がる。LEAP の稼働台数が 3 倍になる 2030 年にかけて、この問題が最も大きくなる。

GE9X と 777X の遅れ

GE9X の損失は 2026 年に倍増し 2028 年ごろに山を越える計画だが、ボーイング 777X の就航が 2027 年初めからさらに遅れると損失は長引く。試験機でシール部分の耐久問題も見つかり、改修を進めている。1,000 基超の受注があり、2026 年下半期に納入が偏るため、認証と量産の工程が少しでも崩れると損失の山が高く、長くなる。

部品の供給網

鋳造品・単結晶ブレードの供給が成長の天井で、部品の納期遅れは 2026 年 4〜6 月期に前期比 +20% と悪化した。整備の需要が強くても売上に出ず、航空会社の不満が高まると、再生部品や他社の整備へ流れる。

航空需要の循環と燃料高

2026 年の中東の戦闘で原油・ジェット燃料が上がり、IATA の純利益見通しは 410 億ドルから 230 億ドルへ下がった。景気後退が重なると飛行時間が減り、整備の先送りと新品の受け取り遅れが同時に出る。コロナでは GE は -51%、リーマンでは -78% 下げた。

価格の反発と独立系・PMA

整備単価は物価以上に毎年上がり、航空会社の反発を招いている。FAA 承認の再生部品(PMA)と独立系整備が部品の一部を取り、競争入札が増えると、価格を決める力が落ちる。整備の価格の上げ幅が物価を下回る年が続けば、利益の伸びは数量の伸びだけになり、倍率にも響く。

割高な自社株買い

時価総額が純利益の 39 倍の水準で、毎年 70 億ドル超の自社株買いを続けている。利益利回り 2.6% は無リスク金利 5% を下回り、1 株あたりの価値を高めるとは言いにくい。株価が下がれば買い戻しの効率は上がるが、それまでは還元の質が落ちる。

防衛予算と調達の遅れ

2027 年度の国防費要求 1.5 兆ドルのうち、調整予算 3,500 億ドルは別の法案で、成立するかは未定。つなぎ予算になると、F-35 や次世代戦闘機のエンジンの調達が先送りになる。防衛は GE の利益の約 2 割にとどまるが、整備の需要は稼働が増える今の局面で堅く、予算の遅れは数量より時期のずれとして効く。

今後の分かれ目

LEAP の部品供給が 2027 年までに正常化し、整備の入庫が年 20% 台を保ったら
整備売上が楽観側に寄る。ただし倍率は成長の減速を先に映すため、時価総額が追いつく保証はない。
LEAP の高温部の耐久がさらに下回り、GE が整備費を負担する契約が広がったら
CES の利益率が数ポイント下がる。やや悲観・悲観の確率を上げ、倍率も 2〜3 倍下げて見る。
ボーイングの 777X の就航がさらに 2028 年以降へ遅れたら
GE9X の損失が長引き、2028 年の利益率の回復が遅れる。中立の利益を 5% 前後下げる。
航空会社の収益悪化で整備の先送りと機体退役が増えたら
整備の入庫が数割減り、利益が 1〜2 年遅れる。ただし受注残が厚いため、悲観の深さは限られる。
PMA・独立系整備が部品の 2 割を取る、または整備契約が競争入札に切り替わったら
価格を決める力が落ち、整備単価の上昇が物価を下回る。10 年の中立の確率を悲観側に動かす。
株価が下がり、純利益の 20 倍以下で自社株買いを続けられる局面になったら
同じ還元額でも 1 株あたりの価値の増え方が大きくなり、資本配分の評価が上がる。倍率の見方も 2〜3 倍上げてよい。

見ておくもの

  • LEAP の納入数と整備の入庫数(四半期)、サービス売上の伸び率
  • 部品の納期遅れ(デリンクエンシー)の残高と整備日数(約 100 日)
  • GE9X の損失額と 777X の就航時期
  • LEAP の耐久(高温部)の改良キットの効果と保証費用
  • 航空会社の収益(IATA の見通し)と世界の出発数
  • 国防費の調整予算の成立と、F-35・次世代戦闘機のエンジン調達
  • FCF と、株式報酬を差し引いた正味の株主還元

倍率と資本コストの決め方

今の PER 39 倍を見る前に、セグメントごとに市場規模(実質)× シェア × 物価指数で売上を積み上げ、利益率を置いて純利益を出した。倍率は利益ベースの正当化 PER((1−g÷RONIC)÷(k−g)、k 7.75%=基本 8.0% + quality −0.25%、g 4%、RONIC=k+2/3×(事業の ROE−k)、moat=strong)の内側に、筋書きごとに上限の 7〜9.7 割で置いた(10 年の中立は上限 24.4 倍の 8.7 割で 21.2 倍)。堀は強い(据え付け基盤の整備権・FAA 認証・LEAP の寡占)が、航空の循環と整備の山の時期が読めないので上限すれすれには置かない。帳簿の ROE は自社株買いで 40% を超えるため、ROIC 式でも出して小さい方を使った。今の 39 倍にも過去の PER にも寄せていない。結果は中立で今の時価総額に届かないやや割高で、倍率を今の株価に合わせて調整してはいない。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 5% + β 1.29 × 5%。k=基本 8.0% + quality −0.25% = 7.75%。整備の権利と価格決定力による安定を −0.5% で認め、航空需要の循環を +0.25% で戻した。GE9X の損失・LEAP の耐久・部品の供給不足の個別のリスクは k に足さず、悲観・やや悲観の確率と筋書きの数量・利益率で表した。純負債は小さく上乗せは置かない。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. GE Aerospace 2026 年 4〜6 月期決算(プレスリリース)
  2. GE Aerospace Form 8-K(2026 年 4〜6 月期決算資料・SEC)
  3. Leeham News:GE 2026 年 1〜3 月期決算(中東情勢・GE9X)
  4. Nasdaq:GE 2026 年 4〜6 月期の決算説明のまとめ
  5. Nasdaq:GE の株主還元
  6. ePlane AI:LEAP 納入 2028 年 2,500 基の見通し

分析日 2026-10-16