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スターリング・インフラストラクチャー STRL

データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)174.68 ドル54 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)345.9 ドル107 億ドル差 −49.5%
10 年後から見ると 割高 価値 174.68 ドル54 億ドル · 差 −49.5% · 期待の年率 +1.1%
期待の年率リターン(10 年)+1.1%資本コスト比 −7.9 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約4.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

スターリング・インフラストラクチャーは、データセンターや半導体工場の造成工事、電気設備、道路、住宅基礎工事を請け負う米国の建設会社である。筆者の結論は割高だ。事業の質は過去10年で著しく改善したが、現在の時価総額には、高い利益率が続き、施工能力をさらに広げられるという期待が相当含まれている。

2016年以降、採算の悪い道路工事を減らし、難易度の高い民間設備投資へ人員と資本を移してきた。2025年の売上は24.9億ドル、営業利益は4.1億ドル、純利益は2.9億ドルだった。2026年4〜6月期には売上が前年同期比90%増となり、会社は通年売上を40.0〜41.5億ドル、GAAP純利益を5.36〜5.55億ドルへ引き上げた。CECとストーンリッジの買収に加え、既存の造成事業も大きく伸びている。

同社の強みは、工期を守る施工能力と、高度な現場を短期間で立ち上げる技術者の集団である。大口顧客は価格だけでなく、工事が遅れた際の損失を重視する。とはいえ、一度完成した設備から毎年保守料が入る事業ではない。次の案件でも選ばれる必要があり、データセンター投資が一巡すれば受注と利益率は同時に下がりうる。

2035年の中立では、CECの通年寄与と施工地域の拡大が定着し、売上は74.5億ドル、純利益は8.4億ドルまで伸びる。しかし、競争のある建設事業として資本効率と成長率を成熟した水準で評価すると、10年後の時価総額は約97億ドルにとどまる。5つの筋書きと正味の還元を考慮した現在の本質価値は約52億ドルで、台帳の時価総額約110億ドルを約53%下回る。事業が成長することと、現在の株主が十分な投資利回りを得ることは別の問題である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社には魅力的な変化がある。かつては安値で公共工事を受注し、工事の遅れや原価の超過で利益を失いやすかった。現在は、工期の確実性が顧客にとって大切な工事を選び、技術者と設備を配置して高い利益を稼ぐ。経営陣が自社の弱い仕事を減らし、強い仕事へ資本を移した判断は株主の利益になった。

ただし、建設業は同じ顧客から毎年同じ利益が約束される商売ではない。データセンターを一つ完成させれば、その現場の収入は終わる。次の建設計画が止まったときに、余った重機と人員をどれだけ柔軟に動かせるかでオーナー利益は変わる。営業利益率が20%を超える造成事業を、安定した手数料収入と同じ価値で扱うべきではない。

2025年のフリーキャッシュフローは3.6億ドルで、GAAP純利益2.9億ドルを上回った。しかし工事の前受金や運転資金の動きが大きく、1年の現金収入をそのまま永続的なオーナー利益とは呼べない。維持に必要な重機投資、技術者の育成、安全管理、買収後の統合費用を負担した後に残る現金が、本当に株主の取り分である。

最大の論点は値段だ。現在の利益は2026年にも大きく伸びる見通しだが、その伸びを何十年も延長できる根拠はまだない。2035年の中立では売上も利益も今より大きい。それでも、高収益が普通の建設競争へ近づくことと、将来の利益を現在価値に戻すことを考えれば、安全域は十分ではない。筆者は施工能力と資本配分を評価するが、予測が難しい設備投資循環に対して高い値段を払わない。

何で稼ぐ会社か

同社の収益源は、建物そのものより、その建物が機能するための基盤工事にある。2025年の開示上の事業はEインフラ、交通インフラ、建築の3部門である。Eインフラの売上は14.67億ドルで全社の59%を占め、営業利益率は23.6%と最も高い。以下では、その中を造成工事と電気・機械設備工事に分けて考える。

造成工事は、データセンター、半導体工場、物流施設、発電所などの土地を整え、掘削、盛土、排水、地下配管、基礎の準備を行う。プラトー、ペティロ、RLWなどの子会社が担う。2025年の造成売上は、Eインフラの売上からCECの買収後寄与を除いた約12.96億ドルと推定できる。設備が巨大になるほど施工計画と工程管理が難しくなり、遅延を避けたい顧客から高い対価を得られる。

電気・機械設備は、2025年9月に買収したCECが中核である。高密度の電力供給、配線、機械設備などを担当し、造成の次の工程まで同じ顧客を支える。2025年に連結された売上は1.70億ドルだが、これは約4か月分であり、年間の実力を表さない。2026年4〜6月期にはCECの売上が買収前の前年同期から140%増えた。造成と設備を一体で受注できることが買収の狙いである。

交通インフラは2025年に6.41億ドルを売り上げた。州政府や交通当局から道路、橋、空港、鉄道などの工事を受ける。かつての安値入札中心から、設計施工一括方式や難しい工事へ移り、営業利益率は12.1%に上がった。建築部門は3.83億ドルの売上で、テキサスやアリゾナを中心に住宅のコンクリート基礎、配管、測量、商業施設の床版などを施工する。住宅着工に左右されるため、2025年の営業利益率は10.2%へ低下した。

売上の基本は工事量と請負単価の掛け算である。工事量は対象市場の設備投資と受注シェアで決まり、単価には労務費、資材、施工難易度が反映される。受注から完成まで数か月から数年を要する。なお、売り物の中心は物理的な施工であり、人月販売のITサービスや席課金ソフトのようなAIエージェント代替の対象には当たらない。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社が簡単にはまねできない強みは、時間どおりに難しい工事を完成させる能力にある。巨大なデータセンターでは、設備の稼働が遅れる損失は造成工事の値引き額よりはるかに大きくなりうる。重機、熟練工、現場監督、安全管理、地域の許認可への対応をまとめて提供できる会社は限られる。スターリングはこの仕事を選び、実行実績を積み上げてきた。

改善は数字にも表れている。2018年の全社営業利益率は4.3%だったが、2025年には16.6%へ上昇した。道路の低採算工事から撤退し、顧客が工期の確実性に対価を払う案件へ移った結果である。2025年末のEインフラ受注残の84%はデータセンターなどの重要施設で、2026年6月末には92%まで高まった。単純な建設数量の増加だけでは説明できない利益率の改善がある。

一方、この堀を長期の独占力と呼ぶことはできない。設置後に独占的な保守契約が残るわけではなく、競合の造成会社や電気工事会社も技術者を採用し、重機を増やせる。顧客は次の建設計画で施工会社を選び直せる。2025年のEインフラの上位4顧客は同部門売上の27%を占め、需要の集中も残る。高い営業利益率には施工の質だけでなく、供給能力が不足した局面の利益も含まれる。

資本効率は優れているが、再投資の利回りを過去の実績から直線的に伸ばすべきではない。2022年から2025年までの営業利益の増分は大きく、投下資本の増加を上回っている。ただし、前受金で工事が進むことや、RHBの連結除外、買収の影響で見かけの増分ROICは膨らむ。今後の買収にも同じ高収益が得られるとは限らない。強い実行能力を持つが、事業全体の堀は普通と判断する。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の建設需要は、住宅と一般商業施設が弱い一方、データセンター、電力、先端製造が強い二極化の状態にある。米国国勢調査局の建設支出統計を集計すると、2025年のデータセンター建設支出は約497億ドル、コンピューター・電子関連工場は約971億ドルだった。いずれも建物や設備全体の支出であり、スターリングが受け取る造成・電気工事の金額とは異なる。それでも巨大な対象市場があることは確かだ。

Eインフラの市場は一つの公式分類では測れない。造成の対象工事を2025年価格で年間約500億ドル、重要施設向け電気・機械施工を約600億ドルと推定する。スターリングの2025年の見かけのシェアは造成で約2.6%、CECを含む設備工事では約0.3%だが、後者は連結4か月分しかない。造成ではエイムズ・コンストラクションやW・T・バイラーなどと、設備工事ではエムコア、コンフォート・システムズ、ロゼンディンなどと競う。大手の売上には別種の工事が混在するため、各社の厳密な市場シェアは未開示である。

交通分野では米国の道路・街路建設支出が年間約1480億ドルで推移している。スターリングの交通売上はこの市場の約0.4%に相当するが、空港や鉄道も含むため厳密な道路シェアではない。グラナイト・コンストラクション、コンストラクション・パートナーズ、キウィットなどが競合である。今後は老朽化した道路と橋の更新が続く一方、州予算と施工労働力が数量の制約になる。

住宅は2025年の米国戸建て着工が約94万戸で、金利と住宅価格の重さから伸び悩んでいる。基礎・配管の仕事そのものはなくならないが、住宅会社の発注数は景気次第で大きく動く。ベーカー・コンクリート、リスコ、各地の基礎工事会社との競争があり、地域別のシェアは公開されていない。

2035年までの中立では、データセンターと製造施設の工事は現在ほどの勢いを保てなくても、電力需要と設備更新に支えられる。建設単価は物価に沿って約1.41倍となる。ただし、電気工事の労働者不足、鉄鋼や銅の価格上昇、固定価格契約での採算悪化は常に残る。大型工事を選別する規律を維持できるかが、業界全体の成長以上に重要になる。

資本政策と M&A

資本配分の歴史は、経営陣を評価できる部分である。2016年以降、低採算の公共工事から撤退し、プラトー、ペティロなどの買収で民間の高度な造成工事に進出した。2024年末には道路会社RHBの連結を外し、2025年にはCECを買収して電気・機械工事へ広げた。2026年6月にはストーンリッジを取得し、太平洋岸北西部での施工能力を増やした。売上規模だけでなく、事業の利益率を引き上げた点に成果がある。

CECの取得対価は約5.62億ドルで、現金約4.43億ドルと株式約0.79億ドルなどを含む。ストーンリッジは約1.78億ドルで、現金約1.40億ドルと株式約0.27億ドルなどを使った。両社とも追加の業績連動対価がある。買収先の経営者を残し、地理と施工範囲を広げる手法は合理的だが、データセンター建設の好況時に支払った取得額を回収できるかは今後の利益で決まる。

2025年11月には24か月で最大4億ドルの自社株買い枠を設定した。2025年の買い戻しは約0.74億ドルで、株式報酬約0.24億ドルを引いた正味の還元は約0.50億ドルである。定期配当は実施していない。2026年上期の買い戻しは約0.35億ドルにとどまり、成長投資を優先している。将来の還元は買収に伴う新株と株式報酬を差し引いて評価する。

2026年の会社予想は売上40.0〜41.5億ドル、GAAP純利益5.36〜5.55億ドルである。2030年以降の確定した数値目標や長期の配当性向の約束はない。2026年7月には信用枠を15億ドルへ拡大したが、枠の大きさそのものは利益ではない。2026年7〜9月期の決算は米国時間10月28日の市場終了後に発表予定で、本分析には未反映である。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

この会社の価値を従来の道路建設会社として測れば、本質を見誤る。顧客が買っているのは土を掘る労働力だけではない。巨大なデータセンターや半導体工場を、予定どおり稼働させるための施工能力である。工事の遅延は顧客に大きな機会損失を与えるため、実績のある施工会社には価格を守る力が生まれる。

数字はその変化を裏付ける。2026年4〜6月期のEインフラの売上は前年同期の約2.9倍となり、既存造成事業だけでも111%増えた。CECの電気設備も買収前の前年同期から140%増加した。契約済み受注残は2026年6月末に43.3億ドル、未契約の受注内示を含むと56.2億ドルに達し、既存現場の将来工程も含めた案件の広がりは70億ドルを超える。しかも契約済み受注残は買収分を除いても前年同期比50%増えている。

CECの取得には特別な意味がある。造成が終われば電気工事会社に仕事が移るが、その次の工程も同じ企業集団が担当できれば、顧客は日程調整の手間を減らせる。ストーンリッジの取得は、もともと強かった南部と東部に太平洋岸北西部を加える。各地で施工経験と顧客関係が増えるにつれ、さらに大型案件を任される可能性がある。

技術者の不足が続くなら、設備と熟練者を抱える会社の価値は上がる。データセンターに加えて、半導体、電力、産業施設の更新が10年続けば、収益源を分散しながら成長できる。造成の高い利益率が保たれ、電気・機械部門の利益率も改善すれば、現在の純利益は将来の一段高い利益への出発点にすぎない。

慎重な見方

いちばん警戒すべきなのは、現在の利益率を競争にさらされない恒久的なものと見なすことである。2025年の造成事業は極めて高い採算を得たが、建設契約には完成後の継続収入がない。主要顧客が発注を減らせば受注残は減り、競合は次の案件を得るために価格を下げる。多くの仕事が固定単価や一括請負であるため、賃金や資材価格が上がっても即座には転嫁できない。

需要の集中はさらに大きい。2026年6月末のEインフラ受注残の92%はデータセンター、製造、半導体などの重要施設に関連する。AI向け設備投資が過剰になり、顧客が新設計画を延ばせば、造成、電気工事、関連する新規買収先の業績が同時に悪化する。未契約の内示や将来工程の可能性は、すでに確定した売上ではない。既存契約でさえ中途解約や変更がありうる。

買収は成長だけでなくリスクも増やした。CECは大型電気工事で実績があるものの、2025年の連結期間は短く、今の急拡大が長期の平常値か判断しにくい。ストーンリッジは買収時点でEBITDA利益率が10%台半ばの会社であり、造成部門全体の高い採算を当然に得られるわけではない。のれんと買収無形資産は多く、成長が止まれば減損の対象になる。

過去の経験も忘れてはならない。2013年には全社営業利益率がマイナス13%まで悪化した。経営はその後に事業を変えたが、工事の見積り違い、現場事故、労働者不足、顧客の資金難という業界の危険は消えていない。住宅向けはすでに弱く、交通工事も利益を優先するため売上を縮めている。データセンターの活況が終わった後の利益を十分に確かめず、今の成長だけを信じるのは危険である。

どちらに重みを置いたか

施工能力の向上と経営の資本配分には確かな実績がある。2026年の買収を除いた受注増も大きく、成長をすべて一時的なものとして切り捨てることはできない。一方、建設市場で20%台の部門利益率が長期に続くという証拠は、まだ十分ではない。将来の契約を更新し続ける必要もある。

確率は楽観側33%、中立31%、悲観側36%とし、わずかに慎重な側へ寄せた。AI設備投資の拡大とCECの通年寄与は上振れを支えるが、需要集中、工期リスク、買収後の利益率の不確実性が残るためである。中立でも10年後の時価総額は現在を下回り、還元を含めて資本コストで割り引くと十分な価値が残らない。総合の差は約マイナス53%で、結論は割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 323.45 ドル100 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 58.55 ドル18 億ドル)。 今の値に割り戻すと 174.68 ドル54 億ドル、今との差 −49.5%、 期待の年率 +1.1%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 736.70 ドル228 億ドル 116.33 ドル36 億ドル +146.6% +10.4% 93.83 ドル29 億ドル
やや楽観 22% 477.14 ドル148 億ドル 103.40 ドル32 億ドル +67.8% +5.9% 127.72 ドル40 億ドル
中立 31% 344.73 ドル107 億ドル 64.63 ドル20 億ドル +18.3% +1.9% 126.90 ドル39 億ドル
やや悲観 23% 114.89 ドル36 億ドル 12.93 ドル4 億ドル −63.0% −9.9% 29.40 ドル9 億ドル
悲観 13% 31.93 ドル10 億ドル 0.00 ドル0 億ドル −90.8% −21.2% 4.15 ドル1 億ドル
加重平均100% 323.45 ドル100 億ドル58.55 ドル18 億ドル +10.4% +1.1% 382.00 ドル118 億ドル

今の株価時価総額 345.91 ドル107 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 楽観:重要施設の建設が長く続き、造成と電気設備の一体施工が全米に広がる 利益 16 億ドル · PER 14.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 736.70 ドル228 億ドル

データセンターと先端製造への投資が2030年代にも続く。AIの計算能力の拡張だけでなく、工場の国内回帰、電力設備の新設、既存施設の更新が造成工事を支える。造成の対象市場は2025年価格で500億ドルから1050億ドルへ拡大し、スターリングのシェアは約2.6%から4.5%へ上がる。難しい地盤と厳しい工期に対応できる会社として、新しい地域でも大型案件を受注する。

CECの電気・機械工事は造成に続く工程を取り込み、同じ顧客への受注を増やす。対象市場は約1260億ドルへ広がり、自社シェアも約2.1%となる。2025年のCECの売上は約4か月分しかないため、初期の拡大には通年寄与が含まれる。価格は物価上昇と施工難易度の上昇で造成1.47倍、電気1.49倍となる。施工を選別する規律が続き、造成の利益率は23.5%、電気設備は18%を確保する。

道路では低採算入札からの撤退を終え、空港と設計施工一括の案件を増やす。住宅は南部と西部で持ち直す。2026年の純利益約5.45億ドルから徐々に成長し、2030年に約10.6億ドル、2035年に16億ドルに達する。10年間の純利益累計は約109.8億ドルとなり、正味36億ドルを還元する。施工技術と顧客関係は維持されるが、完成後の継続課金がないため、2035年以降は市場の成熟とともに成長率が名目4%へ落ち着く。

  • Eインフラ・大型造成工事:数量 47.6(米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.47(造成工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 70 億ドル・営業利益 16 億ドル。実質対象市場1050億ドル、シェア約4.54%、価格1.47倍。造成と大型案件でシェアを拡大する。
  • Eインフラ・電気機械設備工事:数量 26.8(米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.49(電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 40 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質対象市場1260億ドル、シェア約2.13%。CECの通年寄与と施工範囲・地域の拡大を含む。
  • 交通インフラ建設:数量 7.0(米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当)× 価格 1.43(交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 10 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質道路市場1900億ドル、相当シェア約0.37%。高難度工事の選別で利益を確保する。
  • 住宅・商業用基礎工事:数量 6.4(米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.44(基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場330億ドル、シェア約1.94%。住宅着工回復と営業地域拡大を含む。

倍率:k9.0%、2035年のROEは16.0÷84.9=18.8%。伸びに要る自己資本を分母とし、買収で成長しているため過去ののれんを除外しない。moatは普通で残存割合1/2、RONICは13.9%。長期gは重要施設市場の実質成長約1%、シェア横ばい、施工単価約3%を合わせた4.0%。正当化PERは(1−0.04÷0.139)÷(0.09−0.04)×1.04で約14.8倍。高い施工利益率を保つ条件が重なるため上限の約94%の14.0倍。GAAP純利益16.0億ドルを使い、株式報酬も買収償却も戻していない。

確率:契約済み受注残の急増と造成・CECの両方の有機的成長は確かな強材料である。ただし重要施設の実質市場が10年で約2倍となり、シェアも大きく伸びる必要があるため、楽観を11%とする。

やや楽観 22% やや楽観:設備投資が落ち着いた後も、CECとの一体施工で受注シェアを高める 利益 12 億ドル · PER 12.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 477.14 ドル148 億ドル

データセンターの投資は2030年前後に高成長期を過ぎるものの、半導体、製造、電力関連の建設が続く。造成の市場は2025年の約1.8倍となり、スターリングの受注シェアは約4.2%まで伸びる。ストーンリッジの施工地域が既存顧客の新しい現場と重なり、買収を大きな失敗なく統合できる。

CECは電気・機械工事の市場が広がる中、顧客との接点を増やす。2025年の部分連結から通年稼働へ移り、さらに受注地域を広げることで売上を28億ドルまで拡大する。造成の営業利益率は22%、電気工事は17%となる。いずれも2026年の好況をそのまま永続させたものではなく、大型案件での実行力を残しながら競争が少し強まる姿である。

交通工事は採算を重視し、住宅と商業用基礎は緩やかに回復する。全社の純利益は2026年の約5.45億ドルから2029年に9億ドル前後へ伸び、その後は成熟して2035年に11.5億ドルとなる。10年間の純利益累計は約93.6億ドルで、株式報酬と買収新株を差し引いた正味32億ドルを還元する。高収益事業への転換は成功するが、完成した工事から繰り返し収入が入るわけではないため、超過利益の一部は長期に薄れる。

  • Eインフラ・大型造成工事:数量 37.5(米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.44(造成工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 54 億ドル・営業利益 12 億ドル。実質市場900億ドル、シェア約4.17%。価格1.44倍で、施工能力の地域拡大が続く。
  • Eインフラ・電気機械設備工事:数量 19.3(米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.45(電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 28 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場1100億ドル、シェア約1.76%。CECの顧客を他地域へ広げる。
  • 交通インフラ建設:数量 6.4(米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当)× 価格 1.41(交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場1800億ドル、シェア相当約0.35%。交通工事の量より採算を重視する。
  • 住宅・商業用基礎工事:数量 5.7(米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.41(基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場310億ドル、シェア約1.83%。住宅市場が緩やかに持ち直す。

倍率:k9.0%、ROEは11.5÷72.65=15.8%。moatは普通で残存割合1/2、RONICは12.4%。長期gは市場の実質成長約0.7%、シェアの微増約0.3%、施工単価約3%で4.0%。正当化PERは約14.1倍。造成と電気工事の競争が残るため上限の約90%の12.7倍とした。成長に必要な買収ののれんをROEの分母から除外せず、GAAP純利益を使う。

確率:既存造成事業とCECの受注増が大きく、買収した施工能力が複数地域で定着する可能性は十分にある。ただし造成の利益率を20%台に保ち続ける必要があり、確率は22%とする。

中立 31% 中立:データセンターの勢いは正常化するが、施工地域と電気設備事業が拡大する 利益 8 億ドル · PER 11.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 344.73 ドル107 億ドル

2026年の急成長の後、データセンター建設の数量は正常化していく。対象となる造成工事の実質市場は2025年の500億ドルから750億ドルへ拡大し、スターリングは施工地域の拡大によってシェアを約3.8%まで高める。価格は物価に沿って1.41倍となる。大型工事での評判は残るが、競合も人員と重機を増やし、造成の営業利益率は21%へ落ち着く。

CECの通年寄与が定着し、電気・機械工事の市場シェアは約1.6%まで伸びる。市場の実質的な拡大と既存顧客への追加受注によって、同部門の売上は20億ドルとなる。ただし熟練者の採用と複雑な工事の管理には費用がかかり、利益率は16%である。2025年の部分連結による低い比較基準を、毎年繰り返される成長とは扱わない。

交通インフラは公共投資の増加を受けるものの、低採算の道路工事から撤退するため実質シェアは少し下がる。住宅基礎は南部と西部の着工回復で緩やかに成長する。全社の売上は74.5億ドル、営業利益は12.04億ドルとなる。税金、少数株主持分、金融収支を引いたGAAP純利益は8.4億ドルである。2026年の純利益約5.45億ドルから2035年までの累計は約68.65億ドルとなり、正味の還元20億ドルを引いた自己資本は約59.75億ドルになる。

2035年以降の長期成長は、対象工事市場の実質増加約1%、シェア横ばい、単価上昇約3%を合わせた名目4%に落ち着く。造成人材の質は守られるが、建設の景気循環がなくなるわけではない。

  • Eインフラ・大型造成工事:数量 28.4(米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.41(造成工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 40 億ドル・営業利益 8 億ドル。2025年価格の対象市場750億ドル×シェア約3.78%。価格は物価に沿って1.41倍。
  • Eインフラ・電気機械設備工事:数量 14.2(米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.41(電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 20 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場900億ドル、シェア約1.58%。CECの通年寄与と追加受注を含む。
  • 交通インフラ建設:数量 5.7(米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当)× 価格 1.40(交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質道路市場1700億ドル、シェア相当約0.34%。2025年から実質シェアは低下する。
  • 住宅・商業用基礎工事:数量 4.6(米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.41(基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場275億ドル、シェア約1.68%。住宅着工は緩やかに回復する。

倍率:k9.0%、ROEは8.4÷59.75=14.1%。成長に要る自己資本には買収ののれんを含める。moatは普通で残存割合1/2、RONICは11.5%。長期gは対象市場の実質数量成長約1%、シェア横ばい、施工単価約3%から4.0%。正当化PERは(1−0.04÷0.115)÷(0.09−0.04)×1.04で約13.6倍。案件ごとの競争と建設景気の振れを踏まえ、上限の約85%の11.6倍とした。ROEがkを超えるため1÷kの11.1倍を下回らない。純利益はGAAPであり、買収償却と株式報酬は費用のままとする。

確率:2026年の好調な受注と買収先の通年寄与を認めつつ、2030年代には建設の供給能力が増えて価格競争も戻ると考える。造成の利益率は現在より低下するが、事業転換の成果は残るため、中立を31%とする。

やや悲観 23% やや悲観:データセンター建設が減速し、大型工事の利益率が下がる 利益 3 億ドル · PER 8.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 114.89 ドル36 億ドル

2030年前後にデータセンターの設備投資が大きく減速する。先行投資した施設の稼働率が伸びず、顧客は計画を延ばす。スターリングの造成工事の実質市場は2025年の1.4倍まで拡大するものの、自社シェアは約2.8%にとどまる。2026年までに増やした施工能力を十分に使えず、工事単価は10年で1.32倍と物価上昇に届かない。

CECの電気・機械設備工事は通年寄与によって2025年より売上が大きいが、建設計画の延期と値下げ競争で2035年には11億ドルにとどまる。電気工事の利益率は9.5%、造成も15%まで低下する。ストーンリッジの新地域での案件獲得は想定ほど進まず、買収で得た設備と人員の一部が余る。エムコアや地域の専門施工会社が大型案件の入札を奪う。

道路では高採算案件が減り、住宅建設は人口増加の鈍化と高い住宅取得費用で弱いままとなる。全社の営業利益は4.93億ドル、純利益は3.2億ドルとなる。2026年には会社予想に近い利益を出すが、その後は2027年約5億ドル、2029年約3.5億ドルへ減少し、2032年には約2.4億ドルとなる。2035年までの純利益累計は約34.85億ドルで、正味還元4億ドルを引いた自己資本は41.95億ドルである。

堀は完全には消えないが、顧客が工期の確実性に高い対価を払う状況は弱まる。資本利益率は資本コストを下回り、再投資による価値創造が難しくなる。

  • Eインフラ・大型造成工事:数量 19.7(米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.32(造成工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 26 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場700億ドル、シェア約2.81%。設備投資の一巡で価格と稼働率が弱まる。
  • Eインフラ・電気機械設備工事:数量 8.5(米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.30(電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場850億ドル、シェア約1.00%。CECの通年寄与後に競争が強まる。
  • 交通インフラ建設:数量 4.4(米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当)× 価格 1.35(交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場1600億ドル、シェア相当約0.28%。高採算案件の獲得が鈍る。
  • 住宅・商業用基礎工事:数量 3.4(米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.31(基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場250億ドル、シェア約1.34%。住宅需要は横ばいで価格転嫁が遅れる。

倍率:ROEは3.2÷41.95=7.6%でk9.0%を下回る。市場の実質数量はほぼ横ばい、シェアは少し低下、施工単価の伸びも物価を下回るため長期gは3.0%。残存割合1/2のRONICは約8.3%で正当化PERは約11.0倍だが、ROEがk以下なので稼ぐ力の上限は純利益÷k=約35.6億ドル。再投資が価値を生みにくい建設事業としてPER8.0倍、時価総額25.6億ドルとする。過去の谷の市場倍率は使わない。

確率:2026年の受注の集中度と大型案件の固定価格リスクから、需要の一巡と競合の供給増加は十分起こりうる。全面的な経営破綻ではなく、成長投資の収益率が下がる展開として23%を与える。

悲観 13% 悲観:重要施設の建設競争で構造的に負け、買収した能力が余剰になる 利益 1 億ドル · PER 7.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 31.93 ドル10 億ドル

2028年以降にデータセンター投資が大きく減少し、完成済み施設の利用率が上がらないため新規計画が長期間止まる。造成業者は重機と技術者を抱えたまま仕事を探し、工期の確実性より請負価格が重視される。造成の対象市場は2025年比で2割増えても、自社シェアは約2.0%へ下がる。施工単価は10年で1.17倍しか上がらず、人件費と重機の維持費を十分に回収できない。

CECは取得時に見込んだ複数工程の受注を増やせず、電気・機械施工で競合にシェアを奪われる。2025年の連結4か月分との比較では売上が増えるが、2035年には4.5億ドルにとどまる。造成の営業利益率は12%、電気工事は6%まで落ち、会社は高収益の重要施設建設会社という評価を失う。

州の公共予算も伸び悩み、採算のよい道路工事が少なくなる。住宅基礎は着工の弱さに加え、地域の施工会社との価格競争で利益率4%となる。2026年の利益は会社予想に近い水準で始まるが、2027年に約3.8億ドル、2029年に約1.7億ドルへ減り、2032年には工事損失や減損によって約0.5億ドルの最終赤字となる。その後も回復は鈍く、2035年の純利益は1.3億ドルにすぎない。

10年間の純利益累計は損失を含めて約16.55億ドルで、株式報酬と買収に伴う新株の影響を差し引くと正味還元はほぼ残らない。自己資本は27.65億ドルとなるが、回収しにくい買収無形資産や工事運転資金を多く含むため、その帳簿額を価値の床にはできない。稼ぐ力と資本利益率の両方が衰えた企業として評価する。

  • Eインフラ・大型造成工事:数量 12.0(米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.17(造成工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 14 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場600億ドル、シェア約1.99%。市場の伸びに取り残され、価格転嫁も不十分。
  • Eインフラ・電気機械設備工事:数量 3.9(米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.15(電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場750億ドル、シェア約0.52%。CECの年間稼働が低下し、取得時の期待を実現できない。
  • 交通インフラ建設:数量 3.5(米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当)× 価格 1.24(交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場1550億ドル、シェア相当約0.22%。公共工事の選別が困難になる。
  • 住宅・商業用基礎工事:数量 2.7(米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア)× 価格 1.20(基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場220億ドル、シェア約1.21%。住宅・商業とも弱く、価格競争が続く。

倍率:ROEは1.3÷27.65=4.7%でk9.0%を大幅に下回る。2035年以降の市場数量はほぼ横ばいでも、シェアと実質施工単価が縮むため長期gは名目1.0%。残存割合1/2のRONICは約6.9%で、正当化PERは約10.8倍だが、ROEがkを下回るため事業の稼ぐ力の上限は1.3÷0.09=約14.4億ドル。工事契約が更新されにくく再投資による価値創造も期待できないため、PER7.6倍、時価総額9.88億ドルとする。自己資本27.65億ドルをPBRで評価して床を膨らませることはしない。

確率:データセンター投資の失速に加え、施工競争の激化、CECとストーンリッジの収益悪化、住宅市場の停滞が重なる。単なる景気の谷ではなく強みが削られる長期の負け筋として13%を与える。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

Eインフラ・大型造成工事

データセンター、半導体工場、先端製造施設、物流拠点、発電施設の大規模造成、掘削、排水、地下インフラ整備。プラトー、ペティロ、RLWなどが担う。

数量米国の重要施設向け造成・敷地整備市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア価格造成工事の施工単価指数(2025年=1.00)売上営業利益
今 2025/12 13.0 1.00 13 3
10 年後 中立 28.4 1.41 40 8

取り方:2025年のEインフラ売上14.66777億ドルから、2025年9月に買収したCECの連結寄与1.704億ドルを控除して造成工事を12.96377億ドルと推定。Eインフラ営業利益3.46041億ドルからCEC寄与約0.194億ドルを控除。米国国勢調査局の2025年データセンター建設支出約497億ドルと電子関連工場約971億ドルを基に、造成に該当する工事費をおおむね2〜2.5割と仮定し、その他製造、倉庫、発電施設の造成を加えて対象市場を約500億ドルと推定した。したがって自社の推定シェアは2.59%。これは統計上確定した市場シェアではない。競合にはエイムズ・コンストラクション、W・T・バイラー、インディペンデンス・エクスカベーティングなどがある。競合の共通定義によるシェアは未開示。造成の物理的工事量は土量・敷地面積・案件数によるが、会社はそれを通期で統一開示していないため、2025年価格換算の対象工事額を数量の代理変数とした。出典はSterling 2025 Form 10-K、https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/874238/000087423826000024/strl-20251231.htm および国勢調査局C30の集計 https://stackpath.ie/us/data-centre-construction 。市場規模とシェアは分析上の推計である。

Eインフラ・電気機械設備工事

CECを中心とするデータセンター、半導体工場、重要施設の配電、配線、電気・機械設備の施工。造成後の工程を引き受ける。

数量米国の重要施設向け電気・機械設備施工市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア価格電気・機械設備工事の施工単価指数(2025年=1.00)売上営業利益
今 2025/12 1.7 1.00 2 0
10 年後 中立 14.2 1.41 20 3

取り方:2025年10-Kが示す買収後の電気・機械事業の寄与は売上1.704億ドル、営業利益約0.194億ドル。対象市場は、データセンター497億ドルと電子関連工場971億ドルの建設支出に対し、電気・機械施工に相当する割合を約3〜3.5割と仮定し、その他の産業施設工事を加えて約600億ドルと推定した。2025年の見かけのシェアは0.284%だが、連結されたのは約4か月である。年率換算した事業規模では約0.85%が比較の出発点となり、同じ期間の成長を機械的に10年延ばさない。競合はエムコア、コンフォート・システムズ、ロゼンディン、ヘリックス・エレクトリックなどで、重要施設向け電気施工に限った各社シェアは公表されていない。会社は配線延長や工事人数を統一開示しないため、対象工事額を数量の代理変数とする。出典はSterling 2025 Form 10-Kおよび2026年4〜6月期決算。市場規模とシェアは推計であり、造成工事とは別の施工工程として数える。

交通インフラ建設

州政府・交通当局向けの道路、橋、空港、鉄道、排水工事。低採算の安値入札を減らし、難易度が高く利益率のよい工事に移る。

数量米国の道路・街路建設市場(2025年価格換算の億ドル)×自社受注シェア相当価格交通インフラ工事の施工単価指数(2025年=1.00)売上営業利益
今 2025/12 6.4 1.00 6 1
10 年後 中立 5.7 1.40 8 1

取り方:2025年の交通部門売上6.40674億ドル、営業利益0.77810億ドルは会社のセグメント開示。米国国勢調査局の道路・街路建設支出は2025年に約1480億ドルの年率で推移し、同社の売上はその約0.43%に相当する。ただし自社売上には空港、鉄道、排水も含むため、これは共通市場の厳密なシェアではなく規模の代理値である。競合にはグラナイト・コンストラクション、コンストラクション・パートナーズ、キウィット、地域の道路会社があり、個別工事の入札で競争する。数量には道路の施工延長、舗装面積、橋梁工事量などがあるが、一貫した会社全体の数量開示がない。出典はSterling 2025 Form 10-Kと米国国勢調査局系列を掲載するFRED https://fred.stlouisfed.org/series/TLHWYCONS 。

住宅・商業用基礎工事

テキサス、アリゾナなどで戸建て・集合住宅のコンクリート基礎、配管、測量、商業施設の床版を施工する。

数量米国の住宅基礎・配管と商業用コンクリート工事市場(2025年価格換算の億ドル)×推定受注シェア価格基礎・配管・床版工事の施工単価指数(2025年=1.00)売上営業利益
今 2025/12 3.8 1.00 4 0
10 年後 中立 4.6 1.41 7 1

取り方:2025年の建築部門売上3.82598億ドル、営業利益0.39067億ドルは会社開示。米国の2025年戸建て着工約94万戸に対し、1棟当たりの基礎・関連配管の受注額を平均約2万ドルと仮定すると、対象工事は約188億ドル。これに集合住宅・駐車場・商業用床版の対象工事約62億ドルを加え、比較用の市場を250億ドルと推定した。この単価と商業用工事額は分析上の仮定で、会社や国勢調査局の公式市場分類ではない。全国比較の推定シェアは約1.53%となるが、実際の営業地域はダラス、ヒューストン、フェニックスなどに集中しており、営業地域内のシェアはこれより高い可能性がある。競合はベーカー・コンクリート、リスコ、地域の基礎工事会社などで、共通市場のシェアは非開示。戸建て着工の出典は米国国勢調査局 https://www.census.gov/construction/nrc/data/series.html 。

リスクと懸念

データセンター設備投資の反転

2026年6月末のEインフラ受注残の92%はデータセンター、製造、半導体などの重要施設向けである。AI計算能力への投資が過剰になれば、顧客は次の建設計画を延期する。すでに保有する重機と人員の稼働率が落ち、受注数量の減少と施工利益率の低下が同時に起こる。

固定価格契約と施工原価の超過

同社の受注残の大部分は固定単価または一括請負であり、資材、労務、燃料の値上がりを契約後に完全転嫁できない。熟練者不足や工期遅延が一つの大型案件で発生するだけでも利益は大きく削られる。施工規模が大きくなった現在は、単一案件の見積り違いが全社業績に及ぼす影響を慎重に見る必要がある。

CECとストーンリッジの買収統合

CECとストーンリッジには合計で大きな買収対価を支払い、業績連動の追加対価も設定されている。買収時の需要が続かず、顧客の相互紹介や技術者の確保が期待を下回れば、投下資本の利回りは落ちる。のれんや無形資産の減損だけでなく、将来の現金創出力そのものが損なわれる。

顧客集中と受注残の過大評価

2025年のEインフラ上位4顧客は部門売上の27%を占める。2026年6月末の契約済み受注残43.3億ドルに、未契約の内示を足すと56.2億ドルとなるが、内示は確定契約ではない。さらに将来工程の機会を含めた70億ドル超の案件を、そのまま確定売上と考えてはならない。

高い利益率への競合の参入

造成で20%を超える営業利益率が続けば、他の大型土木会社や地域の造成会社は施工能力を増やす。電気工事でもエムコア、コンフォート・システムズ、民間の専門施工会社が技術者を確保し、重要施設向けの仕事を取りに来る。競争の結果として高い施工単価が維持できなければ、売上が増えても利益は伸びない。

住宅着工と公共工事の停滞

住宅基礎はダラス、ヒューストン、フェニックスなどの住宅着工に依存する。住宅ローン負担や土地・建築費が高止まりすると、施工数量は減りやすい。交通インフラは州政府の財政と公共予算が制約となる。低採算工事からの撤退は正しいが、その後に十分な高採算案件を受注できなければ、余った人員と設備の費用が残る。

現金の自由度と株主還元の質

2025年末の現金約3.9億ドルは有利子負債約3.5億ドルとほぼ相殺される。工事前受金や顧客資金に対応する契約負債も大きいため、現金全額を株主への余剰資産とは扱えない。自社株買いが続いても、株式報酬と買収対価として発行する株式を差し引くと正味の還元は小さくなる。高値での買い戻しは投資効率を悪化させる。

今後の分かれ目

2026年後半から2027年にかけて、買収分を除いたEインフラ受注残が引き続き年20%以上増える
造成と電気設備の成長が買収による見かけだけではないと確認できる。やや楽観と楽観の可能性を高め、対象市場に対する自社シェアの伸びを上方修正する。
Eインフラの営業利益率がデータセンター受注の正常化後も20%を超えて維持される
工期管理と施工能力が価格を決める力として残っている証拠となる。中立の造成利益率と投下資本の利回りを上方修正する。
データセンターの新規建設計画が減少し、Eインフラの受注倍率が1倍を下回る状態が続く
既存受注の消化後に売上が減り始める可能性が高くなる。造成と電気設備の数量を引き下げ、やや悲観・悲観の確率を高める。
CECの買収後成長が失速し、電気・機械設備の営業利益率が10%を下回る
造成後の工程を取り込む戦略の成果が弱いと判断する。買収の増分ROICを引き下げ、将来の買収拡大にも慎重な評価を適用する。
住宅着工が回復し、建築部門の営業利益率が12%以上へ戻る
建築部門の利益と現金創出力が中立より改善する。ただし全社の主要な価値はEインフラにあるため、この回復だけで全社の結論を大きく変えることはない。
新たな大型買収が続く一方、買収後の資本利益率が9%を継続して下回る
資本配分が株主価値を生んでいない可能性が強まる。買収で増えた売上を高く評価せず、利益率と正味還元の見通しを引き下げる。
買収を抑えて現金創出を増やし、株式報酬と新株発行を上回る自社株買いが継続する
正味の株主還元が増え、本質価値は改善する。ただし、成長投資を削りすぎて施工能力や技術者の確保を損なわないことが条件となる。

見ておくもの

  • 2026年10月28日米国市場終了後に発表予定の2026年第3四半期決算と通年GAAP利益予想の変更
  • Eインフラの契約済み受注残33.1億ドルからの増減と、重要施設向け比率92%の推移
  • 全社契約済み受注残43.3億ドルと未契約内示を含む56.2億ドルの差、受注倍率
  • 買収を除いた造成工事の売上成長率とCECの有機的な売上成長率
  • EインフラのGAAP営業利益率が20%台を維持できるか
  • CECとストーンリッジの統合後の利益率、追加対価、のれんの減損
  • 米国データセンター建設支出、半導体工場建設支出、主要顧客の新設計画
  • 米国の道路・街路建設支出と、低採算の道路工事から高採算案件への移行
  • テキサス・アリゾナの住宅着工と建築部門の施工利益率
  • 営業キャッシュフローと純利益の差、契約資産・契約負債、運転資金の変動
  • 自社株買い、株式報酬、買収対価の新株発行を差し引いた正味還元

倍率と資本コストの決め方

現在の台帳時価総額約110億ドルを将来の利益目標として使わず、造成、電気・機械、交通、建築の各事業を2025年の数量と施工価格から組み立てた。2025年のCECは4か月分だけであり、2026年の買収後成長を10年間そのまま延ばしていない。倍率はk9.0%、各筋書きのROE、長期g、普通の堀に対応するRONICから算出し、中立の正当化上限約13.6倍に対して11.6倍とした。過去や現在の市場PERは倍率の根拠にしていない。自己資本は2025年末の11.1億ドルに累計GAAP純利益を加え、株式報酬と増資を調整した正味還元を控除している。悲観側の資産床ではのれんや買収無形資産を清算価値に含めず、現金と工事前受金の制約も考慮した。ASC842によるリース負債は既に計上されており、家賃・賃借負担を悲観の固定費から消していない。結果が割高となっても、現在の株価に合わせて倍率や確率を調整していない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に事業の質による1.0%を加え、資本コストを9.0%とする。βや市場のPERは使わない。エムコアとクアンタも同じ領域で9.0%だが、スターリングは財務が軽い半面、データセンター向け新設工事と案件選別への依存が高い。コンフォート・システムズの9.2%よりわずかに低いのは、現時点の財務負担が小さく、道路の低採算工事を大幅に削減してきたためである。個別の買収失敗や顧客集中はkに上乗せせず、数量、利益率、確率に反映する。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Sterling Infrastructure 2025 Form 10-K:事業構成、セグメント業績、買収、契約条件、財務と資本政策
  2. Sterling 2026年4〜6月期決算:最新業績、受注残、CEC・ストーンリッジ、2026年GAAPガイダンス
  3. 米国国勢調査局 Construction Spending Historical Data:道路・データセンター・製造施設等の建設市場規模の基礎統計

分析日 2026-10-23