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XPO INC XPO

全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)55.97 ドル67 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)189.6 ドル226 億ドル差 −70.5%
10 年後から見ると 割高 価値 55.97 ドル67 億ドル · 差 −70.5% · 期待の年率 −4.6%
期待の年率リターン(10 年)−4.6%資本コスト比 −13.6 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約10.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

XPOは米国の小口混載貨物(LTL)と欧州の陸運・物流を営む輸送会社である。筆者の結論は割高だ。全米規模のターミナル網と値上げの力は本物に近いが、好調な事業だけを買えるわけではなく、欧州の薄い利益と借金も引き受ける必要がある。

2025年の全社売上は約82億ドル、純利益は3.2億ドルだった。北米LTLは売上約48億ドルの稼ぎ頭で、2026年4〜6月期には出荷件数が2.8%増え、燃料を除く単価も4.4%上がった。営業利益は前年同期より43%増え、サービス品質と設備投資の効果が数字に出始めた。ただし同年7〜9月期の決算発表は10月29日予定であり、まだ確定情報に混ぜていない。

2035年の中立では、LTLの荷物量が実質で約2割増え、単価は物価並みに上がる。北米の営業利益率が21%台になっても、欧州は2%程度しか稼げず、全社純利益は10.8億ドルほどと見る。期末時価総額は約133億ドル、10年の正味還元は30億ドルで、現在の約218億ドルを十分に正当化しない。五つの筋書きの価値を年9%で割り戻すと約60億ドルとなり、差は約マイナス73%である。

欧州事業の売却は取締役会が認めているものの、成立した取引ではない。したがって売却代金を先取りせず、現在の会社全体を評価した。悲観では荷主の内製化やアマゾンの参入、拠点網の固定費が重なり、値上げの堀が壊れる。良い運送会社であることと、今の時価総額で長く持ちたいことは別である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず2035年にも小口の荷物をまとめて運ぶ必要があるかを問う。答えは明らかにある。工場、卸売業者、小売店は荷物をまとめて毎日違う場所へ送る。配送の約束を守るには、土地を持ち、運転手とターミナルを束ねる現場の組織が必要であり、画面上のAIだけでは代替できない。

次に、その仕事から株主がいくら引き出せるかを考える。北米の利益率改善は信頼できる兆しだが、欧州の薄い利益、営業所の固定費、車両更新、借金の返済が控える。2025年は純利益に近い自由現金が残ったものの、2023年には拠点取得のため大きな資金流出があった。今後も投資が止まる会社ではないため、営業利益をそのまま株主の財布と考えてはいけない。

小口混載の全国網は価値のある資産だが、線路の地域独占ではない。2026年の値上げが恒久的に続くとは限らず、よりサービスの良い同業に奪われる荷主もいる。欧州を高値で売れる可能性は選択肢として残るが、買い手と価格が決まるまでは評価益にしない。

筆者が払える値段は、旺盛な再投資に見合う利益と、景気後退時でも保てる荷主の取り分から決まる。中立の10年後の利益は今より大きいが、現在の評価にはそれを先取りした部分が多い。事業には魅力を感じても、長く持つ株主に必要な安全域はまだ見えない。

何で稼ぐ会社か

利益の核は、トラック一台を埋めるほどではない貨物を集荷し、地域のターミナルで積み替えて届ける北米LTLである。全国規模の網は2026年半ばに299拠点を持ち、米国の郵便番号の99%を対象にする。2025年には約1,200万件、重量で約160億ポンドを扱い、売上は48.3億ドルだった。荷物の件数が数量、燃料加算を含む一件当たりの運賃が価格となる。

荷主は製造業、建材、流通、小売などに分散し、最大顧客への依存は小さい。高い定時率と破損率の低さが売り物で、荷主の在庫計画に組み込まれるほど乗り換えの手間は増える。2025年の燃料を除く100ポンド当たり運賃は25.39ドルで、前年より6%高かった。2026年4〜6月期も4.4%上がり、単なる燃料高の転嫁とは区別できる。

もう一つの柱は欧州輸送で、フランスのパレット網や大型トラック仲介、英国の専用輸送・倉庫、イベリア半島の混載などを提供する。2025年の売上33.2億ドルのうち、フランスが約13億ドル、英国が約11億ドルを占める。取扱件数や単価はまとめて開示されないため、欧州の輸送市場と同社の推定シェアを数量側に、名目運賃の指数を価格側に使う。この事業は運送の手配・倉庫・自社車両が混在し、営業利益を生む力は北米よりかなり弱い。

買収で組み立てた旧来の総合物流会社から、ジーエックスオーの分離とRXOの分離を経て、主役は資産を持つLTLに移った。北米は設備、運転手、整備、ITが欠かせず、欧州は外部運送会社への支払いが重い。AIは配車と価格設定を助けるが、荷物そのものを運ぶ契約を置き換えるわけではない。

優良さと弱いところ

堀、すなわち競争相手が簡単には越せない壁は、広い拠点網と運行の密度である。米国全土を覆うターミナル網は土地の取得、許可、人員の採用、荷物を集める営業力に時間と金がかかる。2023年には破綻したイエローの旧拠点を28か所取得し、都市部の希少な土地を押さえた。2026年半ばには余裕のある積替え能力を3割以上持ち、需要の回復時に増分の利益を取りやすい。

値上げの証拠もある。2025年は北米の重量が6%減ったのに、燃料を除く運賃は6%上がった。2026年第2四半期には貨物の重量が1%増、運賃は4.4%増となり、北米の営業利益率は約20%へ上がった。破損に関する費用率も2021年末から大幅に低下した。改善が続けば、資本を投じたターミナルで同じ人員がより多くの荷物を運べる。

とはいえ堀は鉄道の線路ほど強くない。オールド・ドミニオンはより高い利益率とサービスの評判を持ち、サイアは全国網を広げ、アマゾンも外部荷主にLTLを開放した。欧州には道路運送や仲介の参入障壁が低い部分が多い。全社を強い堀とまでは呼べず、競争で新たな投資の超過収益が薄れると見る。

増分の資本利益率はまだ断定しにくい。2025年には約6.6億ドルの設備を購入し、営業キャッシュフローは約9.9億ドルだったが、先に取得した拠点の稼働率は発展途上だ。今の高い会計上のROEを成長率と取り違えず、利益率と実際の正味現金還元を分けて検証したい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のLTLは、荷物を寄せ集めるための拠点密度がものをいう寡占市場である。XPOの2026年投資家資料では2025年の市場規模は約520億ドル、同社のシェアは約9%とされる。輸送業界誌の2025年売上順位ではフェデックス・フレイトが約87億ドルで首位、オールド・ドミニオンが約55億ドル、エステスが約50億ドル、XPOが約48億ドルの順だ。サイアも約32億ドルあり、複数社が競うため市場全体を自由に値付けできるわけではない。

需要は製造業と在庫の循環に左右され、2023〜25年は貨物不況が長引いた。2026年は運賃が先に戻り、出荷量がようやく持ち直している。北米市場の実質荷動きは10年で約2割増を中立にし、XPOのシェアは9%前後を維持すると見る。運賃は物価3.5%の10年累積におおむね沿うが、競争の勝ち負けは実質単価と利益率に表れる。

上振れはイエローの拠点の稼働、営業網の強化、荷物一件当たりの密度向上から生まれる。XPOがシェアを1割以上増やせば、オールド・ドミニオンに近い採算も視野に入る。下振れではサイアとアマゾンに荷主を奪われ、自動運転トラックの効率改善が幹線運賃に波及する。トラックはなくならないが、保有する施設が余り始めると固定費が逆回転する。

欧州の道路貨物市場は2025年に約4,400億ユーロという外部推計がある。しかしXPOの欧州売上には倉庫や仲介も含まれ、単純なシェア比較は粗い。欧州の物量は米国のLTLほど強く伸びず、燃料・労務・規制の負担もある。売却が成立するかどうかより、残した場合に利益を出せるかが企業全体の価値を左右する。

資本政策と M&A

かつては買収を繰り返して規模を大きくしたが、近年は事業を切り離して収益性を磨く方針へ移った。2021年のジーエックスオー、2022年のRXOの分離で、現在のXPOは北米LTLを中心とする輸送会社である。2023年のイエロー旧拠点28か所の取得には約9.2億ドルの対価を投じた。競合が欲しがる立地を押さえた反面、建物と車両を動かすまで現金が出ていく。

2026年7月の投資家説明資料では、2021〜27年の北米LTL売上を年6〜8%、調整後EBITDAを年11〜13%増やす目標を示す。2026年の全社設備投資は5〜6億ドル、支払利息は約2.05〜2.15億ドルを見込む。配当の数字の約束はない。2025年に設定した自社株買い枠は7.5億ドルで、同年は約1.25億ドルを買い、年末の残枠は6.25億ドルだった。

ただし株式報酬は2025年に約0.8億ドルあり、見かけの買戻し額を丸ごと株主還元には数えない。10年の還元は株式報酬による株式発行相当額を差し引いた正味で測る。欧州事業の売却は取締役会の承認があるが、契約と代金は未確定である。売却を大きな臨時収入として先取りせず、成立すれば代金の借金返済への配分を改めて点検する。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

北米の拠点網には、新規参入者が簡単には買えない土地と時間が埋まっている。イエローの閉鎖で空いた需要を取り込み、2026年半ばでも積み替え施設の余力は3割以上ある。繁忙期に施設を増やさず荷物を増やせれば、一件ごとの追加利益は大きい。サービスが改善したため、荷主は最も安い運賃ではなく破損率と納期を重視し始めた。2025年の6%の値上げと2026年第2四半期の運賃上昇は、その変化の現れである。

全国網を作り直すには大きな設備投資が必要だ。地域密度の弱いサイアが施設を増やす間に、XPOは買った拠点を埋め、フェデックス・フレイトやオールド・ドミニオンから貨物を取れる。北米の年間出荷件数が1,800万件へ増え、運賃が物価を上回れば、営業利益率は26%へ近づく。オールド・ドミニオンほどではないが、業界上位の収益性に届く数字である。

欧州でもフランスのパレット網と英国の倉庫を整理し、赤字契約を減らせば利益率4%は狙える。実際に売却できれば借金を減らして北米への投資を早められる。ただし売却代金をまだ確定利益とは考えない。AIによる配車や運賃計算は、賃金が高い環境で生産性を助ける。こうした改善が積み重なれば、10年で全社の純利益は現在の数倍に育ち、還元余力も大きくなる。

慎重な見方

拠点は堀であると同時に、荷物が減っても逃げない費用でもある。XPOは高水準の設備投資でターミナルを増やしたため、製造業の長い不況や荷主の移動に弱い。2025年には燃料を除く値上げが6%通ったが、同時に重量は6%減った。単価だけを伸ばすと、やがて荷主が小口便を集約したり、他社へ切り替えたりする。値上げの実績を将来の独占力の証明とは言えない。

オールド・ドミニオンはXPOより利益率が高く、サイアは拠点の整備を進めている。さらにアマゾンは2026年6月、一般荷主にもLTLサービスを開いた。大手荷主が自前の輸送網を開放すれば、従来の運送会社は価格交渉力を失う。自動運転や配車の自動化はXPOにも益があるが、競争相手の費用も下げる。技術は堀を必ず強めるとは限らない。

欧州売上は大きいのに利益がほとんど残らず、売却は認可されても成立していない。混載網の買い手が想定より少なければ、退出費用を払うか、赤字事業を抱え続けることになる。約38億ドルの純負債と、拠点・車両リースの約束もある。北米が景気の谷に落ちる時に重なると、利益より債権者への支払いが先になる。過去ののれんを含む自己資本は、そのまま売却できる現金ではない。

どちらに重みを置いたか

北米の値上げと運行改善には具体的な証拠があり、弱い運送会社と同じ扱いにはしない。ただし、質の高いオールド・ドミニオンにはまだ届かず、欧州の売却価格も決まっていない。設備の稼働率と借金の固定負担を重く見て、楽観とやや楽観を合わせて26%、中立33%、やや悲観と悲観で41%にした。

業界の需要そのものが消えるとは考えないが、会社が取り分を失う余地は大きい。中立の値上げと利益率改善が実現しても現在の時価総額に届かず、安全域のない割高という結論を優先する。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 103.74 ドル123 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 18.70 ドル22 億ドル)。 今の値に割り戻すと 55.97 ドル67 億ドル、今との差 −70.5%、 期待の年率 −4.6%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 260.76 ドル310 億ドル 47.06 ドル56 億ドル +62.4% +5.4% 21.55 ドル26 億ドル
やや楽観 19% 175.45 ドル209 億ドル 36.97 ドル44 億ドル +12.1% +1.3% 40.36 ドル48 億ドル
中立 33% 130.81 ドル156 億ドル 25.21 ドル30 億ドル −17.7% −2.1% 51.49 ドル61 億ドル
やや悲観 26% 30.90 ドル37 億ドル 1.68 ドル2 億ドル −82.8% −16.4% 8.47 ドル10 億ドル
悲観 15% 6.35 ドル8 億ドル −2.52 ドル−3 億ドル −98.0% −29.3% 0.57 ドル1 億ドル
加重平均100% 103.74 ドル123 億ドル18.70 ドル22 億ドル −35.4% −4.6% 122.44 ドル146 億ドル

今の株価時価総額 189.57 ドル226 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 楽観:全米拠点の稼働率が上がり上位の利益率へ 利益 19 億ドル · PER 15.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 260.76 ドル310 億ドル

2035年、イエローから買った拠点と自社製トレーラーが十分に稼働し、北米LTLの年間出荷件数は約1,800万件に達する。米国市場の実質の荷動きが3割増えるだけでなく、XPOもシェアを約15%相対的に増やす。運賃は2025年から約1.50倍となり、荷主が多少高くても納期と破損の少なさを選ぶ。北米の営業利益率は26%で、オールド・ドミニオンにかなり近づく。

欧州はフランスと英国の低採算契約を削り、仲介の生産性を上げる。実質業務量は約4割増え、営業利益率は4%に改善する。取締役会は欧州の売却も認めているが、今は未成立なので代金を先取りしない。売却が成立した後には北米への追加投資と借金の削減に振り向ける余地がある。

全社営業利益は約29.6億ドル、利払いと税を引くと純利益は18.9億ドルとなる。利益の伸びは前半の新拠点の立ち上がりに偏り、2035年に向けて一桁成長へ落ち着く。10年の純利益累計は110.5億ドル、株式報酬と増資の影響を引いた正味還元は56億ドルで、自己資本は73.1億ドルへ増える。競争に勝っても設備の更新が必要で、還元できる額には限りがある。

  • 北米LTL(小口混載):数量 18.0(年間LTL出荷件数(百万件))× 価格 603(1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む))→ 売上 109 億ドル・営業利益 28 億ドル。米国LTL市場の実質数量1.30倍×シェア1.15倍に相当。運賃は約1.50倍、営業利益率26%。
  • 欧州輸送・倉庫・仲介:数量 47.5(対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量))× 価格 1.46(欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1))→ 売上 69 億ドル・営業利益 3 億ドル。欧州市場の実質1.25倍×XPOシェア約1.14倍で業務量約1.43倍。運賃指数1.46倍。

倍率:自己資本ROE18.9÷73.1=25.9%を、伸びに必要な自己資本の利回りに使う(40%以下なのでROIC置換は不要)。k9.0%、普通の堀でRONIC=9.0%+1/2×(25.9%−9.0%)=17.4%。2035年以降のgは米国LTL市場実質0.7%+シェア0.2%+価格3.1%で4.0%とし、来期利益倍率へ直すと正当化PERは約16.03倍。実行好調でも景気の谷があるため上限の94%の15.06倍を採る。2035年時点では成長率を年10%未満へ落とし、初期の拠点立上げによる高成長を永続させない。GAAP純利益を使い調整後償却は足し戻さない。

確率:2026年の運賃と品質の改善が長く続き、競合からシェアを取り、欧州の採算も立て直す重なりが必要である。イエロー旧拠点の余力は実在するが、実現の条件が厳しいため7%とする。

やや楽観 19% やや楽観:値上げと稼働率改善が安定して続く 利益 14 億ドル · PER 14.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 175.45 ドル209 億ドル

2035年、北米の荷物は約1,600万件へ増える。市場そのものの物量が約4分の1広がり、XPOはイエロー旧拠点の立地と地元営業を生かしてシェアを小幅に伸ばす。運賃は10年で約1.46倍になり、サービスの改善に見合う値上げを無理なく通す。北米営業利益率は23.5%へ上がるが、オールド・ドミニオンの利益率にはなお及ばない。

欧州も契約の採算を見直し、売上の量と運賃が伸びる。営業利益率は3%になり、北米に頼り切る構図が少し和らぐ。欧州売却は契約未成立なので数値には入れないが、保有を続けた場合でも小さな黒字が定着する。サイアの施設網の拡大とアマゾンの参入には、対応する投資を継続して競う。

全社営業利益は約22.7億ドル、純利益は13.5億ドルに増える。10年累計の利益83.5億ドルのうち44億ドルを正味で還元し、自己資本は58.1億ドルとなる。前半の新施設立上げ期には利益が大きく伸びるが、その後は成長が落ち着くため、2035年以降に同じ速度で増えることを当てにはしない。

  • 北米LTL(小口混載):数量 16.0(年間LTL出荷件数(百万件))× 価格 588(1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む))→ 売上 94 億ドル・営業利益 22 億ドル。市場実質1.25倍×シェア約1.067倍で出荷1,600万件、運賃1.46倍。
  • 欧州輸送・倉庫・仲介:数量 41.0(対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量))× 価格 1.41(欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1))→ 売上 58 億ドル・営業利益 2 億ドル。欧州市場1.16倍×シェア約1.064倍で業務量1.23倍、価格1.41倍。

倍率:自己資本ROE13.5÷58.1=23.2%、k9.0%、普通の堀でRONIC=16.1%。10年目以降のgは市場の実質約0.7%、シェア約0.1%、価格3.2%で4.0%。来期利益から10年目利益への補正1+gを掛けた正当化PERは約15.64倍。値上げと採算改善がある一方、欧州の確信度が低いため上限の90%の14.07倍を選ぶ。GAAP純利益で、SBCと償却の足し戻しはしない。

確率:ネットワークの稼働率改善は2026年の利益にすでに表れている。値上げが物価を上回り、サイアとの競争にも勝つ条件を加えると上振れは現実的だが確実ではなく19%。

中立 33% 中立:米国LTLは成長するが欧州が足を引っ張る 利益 11 億ドル · PER 12.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 130.81 ドル156 億ドル

2035年も、北米で小口貨物をまとめて運ぶ必要は変わらない。米国LTL市場の実質荷動きは10年で約2割増え、XPOのシェアは約9%を維持する。年間出荷件数は約1,470万件へ増え、運賃は物価3.5%を年々転嫁して約1.41倍となる。サイアが拠点を広げても、品質の改善したXPOは大きく荷主を失わない。

北米の営業利益率は21.5%へ改善し、2026年第2四半期の約20%の利益率が景気を通じて定着する。オールド・ドミニオンの28%前後には届かず、業界最良の効率を当然視しない。欧州は実質業務量が約1割増え、運賃は物価並みに上がるが、外注費と賃金の圧力で営業利益率は2%にとどまる。未成立の欧州売却は数字に入れない。

全社営業利益は約17.8億ドル、借り換えによる利払い増を含めたGAAP純利益は10.8億ドルになる。10年の純利益累計は70億ドルで、正味還元30億ドルを差し引くと自己資本は58.6億ドルへ増える。成長に必要な元手を残すため還元は利益の半分未満となる。値上げと数量が揃っても、欧州と固定費を含む会社全体の稼ぐ力には限界がある。

  • 北米LTL(小口混載):数量 14.7(年間LTL出荷件数(百万件))× 価格 568(1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む))→ 売上 83 億ドル・営業利益 18 億ドル。米国市場実質1.22倍×シェアほぼ横ばいで出荷1,470万件。運賃1.41倍、営業利益率21.5%。
  • 欧州輸送・倉庫・仲介:数量 36.9(対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量))× 価格 1.41(欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1))→ 売上 52 億ドル・営業利益 1 億ドル。欧州市場の実質数量1.11倍、シェア不変。運賃指数は物価並みの1.41倍。

倍率:2035年GAAP純利益10.8億ドル÷自己資本58.6億ドル=ROE18.4%。k9.0%、普通の堀なのでRONIC=9.0%+1/2×(18.4%−9.0%)=13.7%。2035年以降のgは市場の実質0.4%、シェア0%、運賃3.3%の合計3.7%。来期利益倍率に1+gを掛けた正当化PER約14.29倍の86%で12.29倍。北米の拠点網は残るが、欧州の低収益性と荷動きの循環で上限満額にしない。負債に対する利息はnet_okuで控除し、GAAPの株式報酬も費用に含む。

確率:LTL市場の実質成長と物価並みの運賃上昇は最も考えやすい。2026年の良い四半期を将来の毎年の上振れとはせず、欧州は小幅改善にとどめるため33%。

やや悲観 26% やや悲観:荷主を失い、稼ぐ力が痩せる 利益 3 億ドル · PER 8.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 30.90 ドル37 億ドル

2035年、LTL市場全体では貨物が増えたのに、XPOの出荷件数はほぼ増えていない。サイアのターミナル増設とアマゾンの外部向け物流が荷主を取り、XPOのシェアは約9%から7%台に落ちる。値上げは物価に届かず、1件当たりの収入は10年で約1.29倍にとどまる。空いた拠点の費用と賃金が残り、北米の営業利益率は13.5%まで低下する。

欧州では価格を上げても利益が残らず、事業全体の営業損益はわずかな赤字となる。取締役会が認めた売却が進まなくても、北米の価値を守るため安値の売却を強行できない。景気循環を超えてシェアを失い、以前ほどの値決め力を持たない会社になっている。

全社営業利益は約6.6億ドルで、借金の利払いを引いた純利益は2.6億ドルしか残らない。10年累計の利益は29億ドルと見るが、株式報酬の新株を差し引くと還元は2億ドルにとどまるため、自己資本は45.6億ドルへ増える。帳簿上の元手が増えても、その稼ぐ利回りは資本コスト以下であり、資産をためたこと自体は株主価値を保証しない。

  • 北米LTL(小口混載):数量 11.6(年間LTL出荷件数(百万件))× 価格 520(1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む))→ 売上 60 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場実質1.15倍でもシェア相対約16%低下して出荷約1,160万件。運賃指数約1.29倍。
  • 欧州輸送・倉庫・仲介:数量 32.5(対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量))× 価格 1.30(欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 0 億ドル。欧州市場の実質1.06倍でもシェア相対約8%低下、価格1.30倍。採算割れの契約が残る。

倍率:ROEは2.6÷45.6=5.7%でk9.0%を下回る。留保利益が十分な超過収益を生まないため、利益還元の上限1÷k=11.11倍より厳しい8.50倍のPERを使う。gは市場実質が弱く、シェア減少を相殺できないため名目2.5%程度を目安とする。中立の12.29倍より低い。資本の蓄積にPBRの床を掛けず、2035年の低い稼ぐ力に対する倍率とする。

確率:北米の網は残るが、サイアとアマゾンの攻勢で市場ほど件数が伸びない可能性は相応にある。欧州の赤字化と借金負担の組み合わせも勘案して26%。

悲観 15% 悲観:LTLの荷主離れで債権者が優先する 利益 −3 億ドル · PBR 0.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6.35 ドル8 億ドル

2035年、XPOは荷主の信頼を失い、米国LTLの年間出荷件数は約880万件へ落ちる。市場全体の実質荷物量は縮んでいないが、シェアは約9%から6%台へ低下した。アマゾンやサイアの安い便に対抗して値上げを抑え、単価は10年で約1.08倍しか上がらない。幹線の自動化で運送費が下がる恩恵より、施設の余りと人件費の固定負担が重く、北米の営業利益率は5.5%となる。

欧州の売却交渉は条件が折り合わず、赤字の契約と施設を抱え続ける。欧州の営業利益率はマイナス4%となり、全社営業損益も赤字に転落する。純負債の返済を優先して自社株買いを止めても、利払い後の年間純損失は3.1億ドルに達する。資本効率の高い全国網という従来の評価は失われた。

期間の純利益の道筋は2026年から順に4、2、1、マイナス1、マイナス2、マイナス2、マイナス2.5、マイナス2.6、マイナス2.8、マイナス3.1億ドルで、合計マイナス9億ドルとなる。配当と買戻しを停止し、株式報酬による持ち分の希薄化相当を差し引くと正味還元はマイナス3億ドルとなり、自己資本は12.6億ドルに減る。借入先に優先権があるため、帳簿の自己資本18.6億ドルをそのまま株主の床にはできない。

  • 北米LTL(小口混載):数量 8.8(年間LTL出荷件数(百万件))× 価格 435(1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む))→ 売上 38 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場実質1.15倍に対してシェアは約36%相対低下。出荷880万件、名目運賃は1.08倍しか上がらない。
  • 欧州輸送・倉庫・仲介:数量 28.0(対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量))× 価格 1.15(欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1))→ 売上 32 億ドル・営業利益 −1 億ドル。市場は実質1.05倍でもXPOの取り分は約20%減り、単価指数1.15倍。欧州は赤字が定着。

倍率:2035年のGAAP純損失3.1億ドルはPERでは評価できない。期間の累計損失と株式報酬控除後の正味還元を引き継いだ自己資本12.6億ドル(今の18.6億ドル以下)に、収益力の喪失と借入先の優先権を反映したPBR0.60を掛けて7.56億ドル。過去の市場の谷PBRから決めていない。現時点ののれん約15.5億ドルは換金できず、2035年の売却可能純資産の推計7.5億ドルが実質的な床となる。倒産に近い状態であり帳簿の1倍は守れない。

確率:物量縮小・外販物流・自動化の競争が同時に進み、賃借と借金の固定費が吸収できなくなる構造的な敗北である。全国網の価値はあるので15%にとどめるが、単なる一時不況とは区別する。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

北米LTL(小口混載)

工場・卸売・小売のパレットなどを複数荷主から集荷して、拠点で混載し北米各地へ届ける。数量は年間出荷件数、価格は燃料加算を含む一件当たりの実収入。

数量年間LTL出荷件数(百万件)価格1出荷当たり売上(ドル、燃料加算を含む)売上営業利益
今 2025/12 12.0 403 48 8
10 年後 中立 14.7 568 83 18

取り方:2025年の北米LTL収入48.32億ドルは決算の独立開示。会社の2026年7月投資家資料にある2025年約1200万出荷と、2025年10-Kの1日平均4万9420件、重量約160億ポンドから、年間件数を約1200万件とした。運賃は売上を件数で割り約403ドル/件(燃料加算を含む)。燃料を除く100ポンド当たり収入は2025年25.39ドル、2026年第2四半期は26.09ドル。LTLの調整後EBITDA11.42億ドルから償却3.81億ドルを差し引くと約7.6億ドルとなるため、事業の営業利益の近似に用いる。市場規模2025年約520億ドル、XPO約9%(会社の2026年投資家資料)。競合の売上比較はTransport Topics 2026年版 https://www.ttnews.com/for-hire/ltl/2026 。

欧州輸送・倉庫・仲介

フランスのパレット混載や大型車仲介、英国の専用輸送・倉庫、イベリアのLTLなど。数量の独立開示がないため、実質輸送市場の大きさと当社の取り分で近似する。

数量対象欧州市場(2025年価格)×XPOの取り分(億ドル、実質売上相当の業務量)価格欧州運賃・サービス単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 33.2 1.00 33 0
10 年後 中立 36.9 1.41 52 1

取り方:2025年10-Kの欧州売上33.24億ドル(フランス13.05億、英国11.42億、その他8.77億)を使う。欧州の道路貨物市場はTi Insightの2026年6月公表で2025年約4404億ユーロ、1ユーロ約1.2ドルとしてドル換算の参考値は約5280億ドルで、XPOの売上を割ると粗いシェア0.63%。国・倉庫・仲介の定義が一致しないので、公表された厳密なシェアではない。数量33.24は市場5280×推定シェア0.00630に相当し、将来は市場の実質増減×シェア増減で動かす。出典 https://ti-insight.com/press_releases/european-road-freight-market-returns-to-growth-projected-to-reach-e483bn-by-2030/ 。欧州の調整後EBITDA1.47億ドル−償却1.36億ドル=営業利益約0.1億ドルと近似。

リスクと懸念

値上げの反動と貨物循環

2025年は燃料を除く運賃が6%上がった一方、重量は6%減った。荷主が一度に運ぶ量を増やしLTL便を減らすと、単価上昇だけでは支えきれない。製造業の在庫圧縮が長引けば、ターミナル・運転手・車両の固定費が残って営業利益率が急に縮む。値上げと数量が同時に増えるかを確認する必要がある。

オールド・ドミニオンとサイアの追撃

北米のLTLは規模が必要でも独占ではない。オールド・ドミニオンはより高い利益率で定時運行を競い、サイアは拠点投資を通じて新しい路線を取りにくる。XPOが割安な運賃で空き拠点を埋める方向へ戻れば、数量の伸びは利益に結び付かない。サービス品質が改善したという実績が、顧客の契約更新にも残るかが肝心だ。

アマゾンの外販と荷主の内製化

アマゾンは2026年6月から一般企業向けにLTLを開いた。自社の膨大な物流投資を外部荷主にも売ることで、既存の小口混載会社から荷物を奪う可能性がある。大手小売やメーカーが自前の幹線便に貨物をまとめる動きも、XPOの取り分を削る。運賃への圧力は景気悪化がない年にも続き得る。

欧州事業の売却不成立と低採算

欧州は売上の約4割を占めるが、利益は北米ほど残らない。取締役会が売却を承認していても、買い手も価格も確定していない。売却を急げば安値や撤退費用を負担し、保有を続ければ賃金・燃料・外注費の上昇で利益率が圧迫される。米国の値上げで生んだ利益を欧州の構造改革に費やす危険がある。

借金の借り換えと設備の更新

2025年末の純有利子負債は約38億ドルで、EBITDAの約3倍ある。借り換えで調達金利が5%台後半になると、年の利払いは最終的に約1億ドル増える見込みだ。ターミナルと車両の設備投資も続くため、会計利益の増加をそのまま株主還元に回せない。景気が谷の時に資金調達が厳しくなる危険を軽く見てはいけない。

リースと労働・安全規制の固定負担

米国会計では既に使用権資産とリース負債が載るが、2025年末のオペレーティングリース負債だけでも約7.8億ドルある。拠点賃借と車両を維持する負担は、貨物量が落ちても急には消えない。運転手不足、賃金交渉、保険料、安全規制や事故の責任が重なると、採算改善が逆戻りする。純負債だけで財務の安全性を判断しない。

AIによる競争の低コスト化

XPOの収益の中心は実物貨物の輸送であり、席課金のソフトや人月契約と違ってAIエージェント代替の直接対象ではない。しかしAIによる自動配車・運賃見積もりは競合や仲介業者にも利用され、欧州の仲介手数料を下げる可能性がある。自動運転車の普及は幹線輸送の費用を下げる一方、既存の施設や人員への投資の価値も揺らす。

今後の分かれ目

北米LTLの燃料除き運賃が年4%以上伸び、日当たり出荷件数も2年以上増え続ける
荷主に選ばれた値上げと実質のシェア増が両立するため、やや楽観以上の比率を高める。営業利益率が24%へ向かう道筋を点検する。
LTLの営業比率が通年で78%を下回り、競合とのサービス品質差も縮まる
固定網への投資が高い限界利益を生む証拠になる。中立の北米利益率21.5%を引き上げ、再投資の利回りを見直す。
アマゾンとサイアに荷物を奪われ、XPOの北米LTL売上シェアが7%台へ落ちる
数量が需要全体に届かない構造的な負けとして、やや悲観の確率を高める。値引きと空き拠点による利益率低下を加える。
欧州事業の売却契約が成立し、代金と債務移転条件が確定する
売却した売上と利益を除外し、純受取代金から費用・税を引いて負債削減を反映する。契約確定前の想定額は加えない。
純負債がEBITDAの2倍を下回り、設備投資後の自由現金が継続的に増える
借り換えの資金繰り懸念が弱まり、株式報酬を差し引いた正味の還元が増える。財務のqualityを改善できるか点検する。
北米の出荷重量が長期低下に転じ、営業比率が90%台に戻る
積替え拠点が余剰資産になるため悲観の確率を上げる。のれんの減損と負債の優先弁済を織り込んだ資産床を見直す。

見ておくもの

  • 北米LTLの1日当たり出荷件数・重量、燃料サーチャージ除き100ポンド当たり運賃の四半期推移
  • 北米LTLのGAAP営業比率と調整後営業比率、破損・納期に関する定量指標
  • オールド・ドミニオン、サイア、フェデックス・フレイトのLTL数量・単価・拠点数
  • アマゾン・フレイトの外部顧客向けLTL網の稼働とXPOのシェア(約9%)
  • 欧州事業の売却契約・譲渡対価・撤退費用、欧州のGAAP利益率
  • 純負債÷EBITDA、支払利息、年次の粗設備投資、株式報酬控除後の自社株買い
  • 2026年10月29日に公表予定の第3四半期決算と2027年目標の達成率

倍率と資本コストの決め方

将来の売上は、北米LTLの出荷件数と運賃、欧州の実質市場×シェアと価格指数に分けて先に決めた。次に、ターミナル稼働率や欧州の競争から営業利益を積み上げ、借入金利を織り込んだGAAP純利益を出した。現在の株価や過去のPER、競合の取引倍率は、正当化PERの材料にしていない。2025年の部門利益は調整後EBITDAから減価償却を引いた近似であり、全社の台帳値との差は本社費等として認識した。

米国の資本コスト9.0%、普通の堀に対応する超過収益の残存割合2分の1、2035年以降の市場・シェア・価格からみるgを使った。中立はROE18.4%、RONIC13.7%、g3.7%から求めた正当化PER約14.3倍の86%に当たる12.29倍である。利益は株式報酬と償却を費用とするGAAPの考え方にそろえ、調整後利益を二重に足し戻していない。同領域の分析値であるフェデックス・フレイト12.0倍に近く、オールド・ドミニオン17.3倍より低いのは、欧州事業の質と借金の違いによる。欧州の未成立売却を現金に数えず、借金とリースの約束も消していない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality+1.0%を加え、資本コスト9.0%。財務には余裕が薄いが、支払不能に近い現在の状態ではないのでdistress上乗せはしない。欧州事業の売却不確実性は倍率の外の確率と利益に入れる。オールド・ドミニオンの8.0%より高く、フェデックスなどの9.0%と同水準なのは、欧州の低採算と負債が残るためである。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT 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中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. XPO 2025年Form 10-K(セグメント、数量・単価、財務、リース、欧州売却の承認状況)
  2. XPO 2026年第2四半期決算、2026年7月30日
  3. XPO 2026年7月投資家資料(市場・競合、設備投資と2027年目標、2026年ガイダンス)

分析日 2026-10-23