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プリモリス・サービシズ PRIM

送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)54.83 ドル30 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)72.8 ドル40 億ドル差 −24.7%
10 年後から見ると やや割高 価値 54.83 ドル30 億ドル · 差 −24.7% · 期待の年率 +6.1%
期待の年率リターン(10 年)+6.1%資本コスト比 −3.4 pt
推定の資本コスト9.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約6.4%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

プリモリス・サービシズは、米国の送配電網やガス管を直し、太陽光発電所や産業設備を建設する請負会社である。筆者の結論は、10年保有の価値から見るとやや割高である。生活に必要な設備を扱う強さと、請負損失が一気に利益を消す弱さを、分けて考えたい。

2025年は売上75.7億ドル、営業利益4.1億ドル、純利益2.7億ドルに達した。ところが2026年4〜6月期は、再生可能エネルギーの大型案件6件で原価が膨らみ、0.24億ドルの純損失を計上した。通年のGAAP純利益見通しも0.71〜1.01億ドルに下がった。受注残は同年6月末に138.6億ドルまで増えており、受注と利益は別物だという教訓が鮮明になった。

希望は電力需要の増加と老朽送電網の更新にある。大手電力会社との長期的な工事枠が仕事の出発点となり、2026年5月に取得したペインクレストはデータセンター向け電気工事を補う。ただし工事枠は最低発注を保証しないことが多く、現場管理で勝ち続けなければ高い利益率は残らない。9月には問題案件6件中5件が機械的完成に達したが、最終精算まで安心はできない。

中立では2035年の売上を約146億ドル、純利益を5.25億ドルとみる。強い受注を利益に変える楽観もある一方、再発を伴う構造的な敗北にも無視できない重みを持たせた。資本コスト9.5%で10年の価値と正味の還元を引き直すと、適正な会社全体の価値は約28.1億ドルとなる。今の時価総額約35.6億ドルに対して、安全域はまだ薄い。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、10年後もこの会社の仕事そのものは残る。電気とガスの供給を止めずに配管や送電線を更新する作業は、ソフトウエアに置き換わらない。顧客は安全と納期の実績を選び、一度信頼を得た請負会社には次の仕事が来る。特にユーティリティーズの継続工事は、将来の現金創出力の核になる。

だが、必要とされる仕事と、株主の利益が守られる事業は同じではない。太陽光工事は一つの工程変更で利益を失い、契約資産は現金化するまで価値が確定しない。2026年の損失を単なる一時費用として消してしまうのは危うい。現場の見積り能力と統制こそ経営が繰り返し証明すべき力であり、ここでは強い堀の持ち主とは呼べない。

株主が使える利益は、純利益から新しい工事を取るための機械更新と運転資金を補い、借入の安全性を確保した後に残る部分である。2024〜2025年の現金創出は良かったものの、2026年上期は運転資金流出と買収が重なった。営業利益をそのまま配当可能額と考えるべきではない。買収の規模よりも、買収後に資本コストを超える利益を出せたかで経営を評価したい。

先が読める範囲は公益設備の補修で、読みにくい範囲は大型発電所の一括請負である。両者を一つの成長率に丸めず、悪い工事を断れる経営かどうかを見守る。2026年の受注と株価の調整だけで割安と判断するには早い。安全域が広がるのは、再生可能エネルギー事業で見積り損失が止まり、完工後の現金回収が確認された時である。

何で稼ぐ会社か

仕事は「工事量×請負単価」で売上が決まり、完成までの実際の原価を引いた残りが利益となる。決算上は公益設備の「ユーティリティーズ」と、発電所や大型産業設備を扱う「エネルギー」の2区分である。将来の読み違いを避けるため、後者を太陽光などの再生可能エネルギー工事と、それ以外の発電・工業・パイプライン工事に分けて考える。

ユーティリティーズでは、電力線の新設・修復、変電設備、都市ガス配管、通信網の敷設を引き受ける。電力・ガス会社は安全と停止時間を重視し、同じ技能者を使い続ける誘因がある。2025年の報告セグメント売上は26.9億ドルで、その約8割が複数年の基本サービス契約(MSA)による仕事だった。社内取引消去後の分析上の売上は約25.6億ドルである。

再生可能エネルギーでは、太陽光発電所の造成・架台・電気工事を一括して請ける。2025年の売上は約30億ドルに達し、業界の施工実績調査には年間約3.22ギガワットの関与容量が載る。しかし2026年は複数案件の設計変更や天候、地中条件、作業順序の乱れが重なり、売上見通しが約21億ドルに落ちた。請負単価が大きくても追加原価を回収できなければ、売上の成長は株主の利益にならない。

残るエネルギー事業はガス火力発電、工場の電気設備、製油・化学、パイプライン、土木である。2025年は約20億ドルの売上を担い、データセンター向けの電気工事にも進出した。顧客にはエクセル・エナジー、デューク・エナジー、PG&E、センプラ、エンタージーなどがいる。2025年の売上の53%は上位10顧客から生まれ、1社だけで12%を占めた。発注元が変わるだけで収益の姿も大きく変わる。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社に奪われにくい強みは、熟練作業員を動員する力と安全記録、地域の工事許可、電力会社との継続取引にある。送電線の障害復旧や稼働中のガス管更新は、単に安い入札者へ任せにくい。2025年のユーティリティーズの営業利益率は約6.8%まで上がり、MSAの実際の売上は約21.3億ドルとなった。ただし基本契約に発注義務がないことも多く、この継続性は独占ではない。

2025年の営業利益を税引き後に直し、自己資本と純有利子負債の合計で割ったROICは概算14%で、要求収益率を上回る。2024年の同じ概算は11%前後だった。経営が成長分野へ資本を振り向けた成果は見えるが、増分ROICが恒常的に高いとまでは言えない。受注増に応じて運転資金と工事機械も要り、利益が現金になる時期は安定しない。

弱点は明快だ。大規模工事では見積り時の地盤・設計・工程の誤りを後から取り返しにくい。2026年の太陽光6案件の損失は、許認可や実績があっても価格を一方的に上げられない証拠である。2025年に全社の営業利益率が5.5%近くあっても、一部の失敗で四半期は赤字へ転じた。大手顧客は発注先を比較でき、価格改定を継続して通した客観的な実績も開示されていない。

2021年のフューチャー・インフラストラクチャー取得、2022年のPLHグループ取得はサービス地域と電力工事の人員を広げた。しかし、2026年のペインクレスト取得は借入負担を増した直後に既存事業の損失が重なった。堀は「強い」ではなく「普通」とみる。工事会社にとって最も大切な信用は、受注残の大きさではなく、完工後に約束した利益を残せることである。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の送配電は更新投資の長い波にある。電力業界団体EEIによると、投資家保有電力会社の2025年送電投資見込みは約399億ドル、2024年の配電投資は602億ドルに上った。データセンターによる電力需要の増加に、山火事や暴風への耐性強化が重なる。人手を確保できる専門工事会社の仕事は2030年代も必要だろう。一方、設備投資額がすべて外注工事費になるわけではない。

ユーティリティーズが狙える米国の電力・ガス・通信の外注施工市場を、2025年価格で約1,000億ドルと概算した。これは送配電・ガス投資と通信網の請負部分から、機器代と電力会社の内製分を除いた試算である。プリモリスの取り分は約2.6%で、市場全体を支配していない。クアンタ・サービシーズ、マステック、ダイコム、MYRグループに加え、地方の専門業者が競う。競合が同じ外注施工範囲の売上を公表しないため、厳密な相互シェアは断定できない。

太陽光は数量面の勝負がはっきりしている。米国太陽光産業協会SEIAによると、2025年の大規模太陽光新設は約34.7ギガワットだった。施工業界の2026年版順位では、2025年の施工関与容量がクアンタ約6.11、モス約4.23、マッカーシー約3.65、プリモリス約3.22ギガワットである。総新設容量に対する目安は順に約18%、12%、11%、9%となるが、下請け重複や完成年の違いがあるので、厳密な売上シェアではない。

産業・発電工事は、天然ガス火力や工場の建設、既設設備の保全が需要を支える。受注先ではキウィット、PCL、フルーア、クアンタが競う。北米の外注可能な発電・工場・パイプライン施工市場を約1,200億ドルと推定すると、同社の2025年の取り分は約1.7%にすぎない。2026年6月末の全社受注残138.6億ドルは追い風だが、MSAの将来発注見積りも含む。太陽光税制や関税が変われば、工事の開始時期と採算は同時に揺れる。

資本政策と M&A

経営は設備と人員への投資、隣接工事会社の買収、借金の削減、株主還元を使い分けてきた。2021年には通信・ガス工事のフューチャー・インフラストラクチャーを約6.2億ドルで、2022年には電力工事のPLHを約4.7億ドルで取得した。2025年には純負債が4.1億ドルまで減ったが、2026年5月に電気工事会社ペインクレストを取得して再び借入が増えた。買収対価は取得現金控除後で約4.05億ドルである。

2026年6月末の現金は約2.18億ドル、有利子負債は約7.97億ドルで、純負債は約5.8億ドルになった。資金繰りを圧迫するのは借入だけではない。工事の未請求債権と契約資産が大きく、問題案件の回収が遅れれば営業キャッシュフローは減る。6月までの半年は営業キャッシュフローが約1.31億ドルのマイナスだった。

2026年の会社見通しはGAAP純利益0.71〜1.01億ドル、調整後EBITDA2.75〜3.25億ドルで、2月時点の見込みを大きく下回る。設備投資は通年で約1.2〜1.4億ドルを見込む。配当は四半期ごとの現金支払いを続けたが、積極的な増配の数字の約束はない。2026年7〜9月期には約1.0億ドルの自社株買いを行い、上限1.5億ドルの既存枠を使い切った。新しい承認枠は確認できない。

長期目標としてかつて有機成長や利益率改善を掲げたが、2035年までの利益と還元額の確約はない。自社株買いは株式報酬による持ち分増加を差し引いた正味で測る。2026年の工事損失が解消するまで、追加の大型買収よりも契約審査と借金の抑制を優先してほしい。議決権を極端に偏らせる複数種類株の仕組みは確認されない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

電力網の更新は単発の流行ではない。米国では老朽設備の交換と耐災害対策に、データセンターの新しい需要が加わっている。電力会社は規制下でも設備を動かす必要があり、熟練した現場作業員と安全資格を持つ会社は長期の仕事を得やすい。2026年6月末のユーティリティーズ受注残は約76.7億ドルとなり、その多くはMSA関連である。

太陽光でも需要が消えたわけではない。SEIAは米国全体の太陽光設置容量が2036年に大きく増えると見通している。プリモリスは2025年に大規模太陽光の施工で約3.22ギガワットに関与し、クアンタやモスと並ぶ大手に入った。2026年に赤字を出した6案件は、9月末までに5件が機械的完成へ進んだ。新しい再生可能エネルギー部門長のもとで入札審査を改めれば、損失を再発させずに受注を取り続けられる。

さらにペインクレストの取得で、天然ガス発電や先端工場、データセンターへの電気工事能力が加わった。大型案件の需要が増える時期に、既存の配管・土木と組み合わせて一括受注できる可能性がある。2026年のエネルギー部門には火力・産業・電気工事の新規契約が入り、受注残は増えた。現場の生産性が戻れば、売上をほぼ3倍に伸ばす強気の道も、工事能力の面では想像できる。

この世界では大口の失敗案件を選別し、現金化まで責任を持つ経営が育つ。設備と人員への増分投資は資本コストを超え、株主への正味の還元も増える。

慎重な見方

建設請負は、受注残の額より約束した原価を守れるかが勝負だ。2026年4〜6月期に再生可能エネルギー工事6件で発生した追加原価は、前年同期に稼いだ純利益を上回る規模の四半期損失につながった。会社は設計変更、工程の入れ替え、労務生産性、地中の問題、天候を挙げた。これらは例外的な事故というより、大型工事に繰り返し現れうる危険である。

受注残約138.6億ドルのうち約81.5億ドルはMSAの想定発注額で、顧客に最低発注義務がない契約も含まれる。長い見積り期間に原価や資材価格が上がっても、値上げ交渉が通らなければ利益は残らない。上位10顧客への売上集中は2025年に53%へ高まり、特定の発注先や太陽光開発会社の資金調達が遅れると、人員と機械の費用だけが先に出る。

競争にも厳しさがある。クアンタは電力網と再生可能エネルギーの両方で規模が大きく、モス、マッカーシー、SOLVエナジーが太陽光の大型案件を争う。キウィットやPCLはガス火力と工場で受注を競う。入札で値上げを強行するよりも契約を取り続けたい誘惑が働けば、シェアが縮まるうえ利益率も下がる。太陽光税制の変更、関税、労働者不足はその圧力を強める。

ペインクレストの買収で負債が増え、契約の追加損失が出た局面では還元も絞られる。2026年の自社株買いは業績下方修正と同時期だったため、資本配分の優先順位にも疑問が残る。工事の失敗が一巡しても、見積り能力が組織に定着しなければ同じ問題が何度でも起こる。

どちらに重みを置いたか

需要の継続には強い根拠があるが、それが高い株主利益へ変わるかは別問題である。2026年の工事損失は既に起きた事実であり、単なる想像上のリスクではない。そこで、やや悲観と悲観を合わせて44%とし、楽観側は28%、中立は28%とした。

同じ建設領域のクアンタやマステックと比べても、再生可能エネルギーの施工収益が大きく崩れた点を重く見る。一方、株価が既に下がったことだけを理由に企業価値を引き上げない。10年の確率加重価値は約28.1億ドルで、時価総額を約21%下回るため、結論はやや割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 106.01 ドル58 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 18.97 ドル10 億ドル)。 今の値に割り戻すと 54.83 ドル30 億ドル、今との差 −24.7%、 期待の年率 +6.1%(資本コスト 9.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 277.38 ドル152 億ドル 40.15 ドル22 億ドル +336.3% +17.6% 28.58 ドル16 億ドル
やや楽観 19% 171.85 ドル94 億ドル 31.02 ドル17 億ドル +178.8% +12.0% 38.55 ドル21 億ドル
中立 28% 117.83 ドル65 億ドル 22.99 ドル13 億ドル +93.5% +7.6% 39.43 ドル22 億ドル
やや悲観 27% 50.46 ドル28 億ドル 9.12 ドル5 億ドル −18.1% −2.1% 16.09 ドル9 億ドル
悲観 17% 10.47 ドル6 億ドル 3.28 ドル2 億ドル −81.1% −16.6% 2.34 ドル1 億ドル
加重平均100% 106.01 ドル58 億ドル18.97 ドル10 億ドル +71.7% +6.1% 124.98 ドル68 億ドル

今の株価時価総額 72.77 ドル40 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:公益設備の継続工事と再エネ再建、産業電気の統合がそろう 利益 11 億ドル · PER 13.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 277.38 ドル152 億ドル

電力網の実質投資が年6%近く伸び、公益設備工事は2025年比で市場規模が8割増となる。クアンタと競っても、地域の安全資格と技能者を確保し、シェアは2.6%から約2.8%へ上がる。太陽光では6.1GWの施工に関与し、クアンタやモスに近づく。再エネ部門長の契約選別が定着して、工事の手戻りと未回収が減る。ペインクレストが工場とデータセンターに定着し、天然ガス発電も伸びる。

現場の実績が顧客からの次の発注に結び付き、全社売上は約230億ドルとなる。2026年の大幅減益から回復した後も不採算工事を避け、全社の営業利益率は約7%台へ改善する。大型買収による無理な拡大をせず、税引き後の収益を工事機械と作業員に再投資する。10年の累計純利益は63億ドル、SBCと増資を差し引いた正味の還元は22億ドルとなり、自己資本は57.8億ドルへ増える。

受注残が実際の現金と利益に変わり、施工能力の伸びが競争に勝つ筋書きである。ただし2026年に起きた失敗を完全に克服する必要がある。

  • 公益設備の送配電・ガス・通信工事:数量 1,800(北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 4.1%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 74 億ドル・営業利益 6 億ドル。外注市場1800億ドル×シェア2.8%×単価指数1.47
  • 大規模太陽光・蓄電池の建設:数量 6.1(自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年))× 価格 14(施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準))→ 売上 84 億ドル・営業利益 6 億ドル。施工関与6.1GW×1GW当たり13.8億ドル
  • ガス火力・産業電気・パイプライン等:数量 2,200(北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 3.3%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 72 億ドル・営業利益 6 億ドル。外注可能市場2200億ドル×シェア約2.18%×単価1.50

倍率:10年後ROE19.2%、k9.5%、堀は普通(超過収益の残存1/2)なのでRONIC14.35%。長期g4.0%は市場の実質伸び約1.0%とシェア・工種の改善約0.0〜0.5%、価格約3.0%の合成。翌期利益ベースの正当化PERに(1+g)を掛けた上限は約13.64倍。GAAP純利益への適用は13.2倍で上限の約97%。現場統制を完全に立て直す楽観でも競争入札の弱さが残り、上限そのものにはしない。

確率:2026年の6案件の損失を完全に克服し、太陽光施工量をほぼ倍増させ、データセンター工事の新規能力も使い切る必要がある。大型請負の実績が弱いので9%。

やや楽観 19% やや楽観:不採算案件の整理に成功し、発電・電気工事を拡大 利益 7 億ドル · PER 12.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 171.85 ドル94 億ドル

問題の6案件は2026年に実質的に片付き、2027年以降は契約審査が厳しくなる。電力・ガス・通信の外注施工市場は10年で6割拡大し、ユーティリティーズはMSA顧客を守って市場の2.66%を取る。太陽光は2025年の約3.22GWから4.9GWに増える。クアンタやマッカーシーが競っても、入札を無理に追わず受注の質を高める。

ガス火力と工場の電気工事はペインクレストとの連携で地域を広げ、従来の配管・土木と一緒に受注する。全社売上は約177億ドルとなり、全社の営業利益率は6%台へ上がる。2026年の回復は遅れても、2030年以降の利益の伸びは落ち着く。

期間の純利益累計45億ドルのうち17億ドルを正味で還元し、自己資本は44.8億ドルになる。高い技能を持つ作業員への投資が増分ROICを押し上げるが、工事の入札価格を独占的に決められるわけではない。

  • 公益設備の送配電・ガス・通信工事:数量 1,600(北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 3.8%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 61 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場1600億ドル×シェア約2.66%×単価1.43
  • 大規模太陽光・蓄電池の建設:数量 4.9(自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年))× 価格 13(施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準))→ 売上 65 億ドル・営業利益 4 億ドル。施工関与4.9GW×単価13.25億ドル
  • ガス火力・産業電気・パイプライン等:数量 1,800(北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 2.8%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 51 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場1800億ドル×シェア約1.95%×単価1.45

倍率:10年後ROE16.5%、k9.5%、堀は普通(残存1/2)でRONIC約13.0%。長期g3.8%は価格の物価3.5%と実質工事市場約0.8%、シェアの微減約0.5%を合成する。翌期利益式の10年目適用上限は約12.9倍。GAAP利益に掛けるPER12.1倍は約94%で、買収統合の成功を評価しつつ入札の振れを割り引く。

確率:契約審査の改善が定着し、2026年の損失を繰り返さずにペインクレストが補完的に働く道。公益設備の需要は強いが完全な信用回復には時間がかかるため19%。

中立 28% 中立:公益設備は伸び、太陽光は正常化するが利益率に天井 利益 5 億ドル · PER 11.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 117.83 ドル65 億ドル

送配電更新やデータセンターの増設が続く一方、太陽光の優遇税制と建設資材の調達は不安定なままである。外注公益工事市場は2025年の約1,000億ドルから実質約1,420億ドルへ増え、プリモリスの取り分は約2.55%とほぼ横ばいになる。クアンタとマステックの規模に押されても、MSA顧客の維持で仕事は残る。

太陽光施工関与容量は4.0GWで、米国新設容量の増加より遅い。競争で施工容量シェアはおよそ9%から8%台へ薄まるが、見積り能力は回復する。ペインクレストの買収効果でガス火力、工業、電気工事のシェアは約1.7%から1.9%へ上がる。会社全体の営業利益率は5%台半ばで落ち着き、2025年の水準から大幅な拡大は期待しない。

2026年の純利益は会社見通しの低水準にとどまり、2027年1.8億ドル、2028年2.7億ドルと段階的に戻る。その後2035年に5.25億ドルへ伸び、10年の累計は35.6億ドルとなる。正味の配当と自社株買い12.6億ドルを差し引くと自己資本は39.8億ドルとなる。受注残の拡大をすべて利益に変えるわけではないが、必要な施工能力を維持できる。

  • 公益設備の送配電・ガス・通信工事:数量 1,420(北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 3.6%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 51 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場1420億ドル×シェア2.55%×単価1.41
  • 大規模太陽光・蓄電池の建設:数量 4.0(自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年))× 価格 13(施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準))→ 売上 53 億ドル・営業利益 3 億ドル。施工関与4.0GW×単価13.14億ドル
  • ガス火力・産業電気・パイプライン等:数量 1,580(北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 2.7%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 4 億ドル。市場1580億ドル×シェア1.89%×単価1.41

倍率:10年後ROE13.2%=GAAP純利益5.25億ドル÷自己資本39.8億ドル。k9.5%、堀は普通(残存1/2)でRONIC約11.35%。長期g3.6%は工事市場の実質+1.0%、シェア・事業構成の実質約-0.9%、請負単価約+3.5%の合成。翌期利益の式(1−g÷RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた上限は約11.99倍。中立は上限の約93%の11.1倍。純利益はSBC・償却後のGAAPで、調整後利益を使わない。

確率:電力設備投資とMSAが支える反面、太陽光が以前の高い売上へ戻っても競争入札で利幅が抑えられる。再発と完全成功の中間として28%。

やや悲観 27% やや悲観:受注は残るが原価競争が続き、太陽光の利益を取り逃す 利益 2 億ドル · PER 9.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 50.46 ドル28 億ドル

2026年の工事損失は一度終わるが、複雑な太陽光発電所の入札で小さな手戻りが繰り返される。太陽光施工は2.75GWに減り、クアンタ、モス、マッカーシーに案件を奪われる。単価は物価より低い伸びにとどまり、薄利の仕事を選ぶ時間が増える。市場全体が伸びても同社の取り分は小さくなる。

公益設備工事は米国の更新需要に守られるが、顧客は再入札で値引きを求める。市場シェアは2.4%に落ちる。工場と発電工事でもペインクレストの統合効果は限定的で、請負の人員と機械を十分に使い切れない。売上は約101億ドルあっても、全社の営業利益は約3.6億ドルへ縮む。

2026年の減益後も回復は鈍く、10年累計純利益は20億ドルにとどまる。正味還元を5億ドルに抑えて自己資本は31.8億ドルとなり、ROEは資本コストを下回る。収益力からみた価値が優先され、買収ののれんは床の資産価値として数えない。

  • 公益設備の送配電・ガス・通信工事:数量 1,240(北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 3.2%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 40 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場1240億ドル×シェア2.40%×単価1.34
  • 大規模太陽光・蓄電池の建設:数量 2.8(自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年))× 価格 12(施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準))→ 売上 33 億ドル・営業利益 1 億ドル。施工関与2.75GW×単価11.95億ドル
  • ガス火力・産業電気・パイプライン等:数量 1,360(北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 2.1%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 29 億ドル・営業利益 2 億ドル。市場1360億ドル×シェア約1.58%×単価1.33

倍率:ROEは2.25÷31.8=7.1%でk9.5%を下回り、長期g2.5%は市場の実質微増とシェア喪失、価格上昇約3%弱を合わせた値。超過収益は残らないのでPER上限は1÷k=10.53倍。再び低採算の工事が積み上がる利益の質を考えて9.6倍に抑える。mcapは2.25×9.6=21.6億ドル。

確率:2026年の失敗は既に起きており、見積り統制の再建が遅れる可能性は大きい。強い最終需要だけでは利益を守れないため27%。

悲観 17% 悲観:太陽光で構造的に負け、公共工事の信用まで傷つく 利益 1 億ドル · PER 8.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 10.47 ドル6 億ドル

大型太陽光で再度の原価超過が起き、顧客は安全確実な施工を重視してクアンタ、モス、SOLVエナジーへ発注を移す。プリモリスの施工関与容量は1.7GWに落ち、価格改定もコストを埋められない。太陽光売上は約17.5億ドルに縮み、設備と人員の稼働率が低下する。

公益設備の修理は不可欠でも、地域の施工不良や入札敗北によって取り分は2.1%まで下がる。ペインクレストの買収は十分な収益を生まず、追加ののれん減損も起きうる。ガス火力と工場の市場は残るが、大口顧客の一部を競合に奪われる。全社売上は約69億ドルと2025年を下回り、営業利益率は2%台前半へ沈む。

2029〜2030年には工事の追加損失で小幅な赤字となり、ほかの年の利益を消す。10年累計のGAAP純利益は約4.5億ドル、正味の還元は1.8億ドルに縮む。自己資本は19.5億ドルに残るが、そこには換金しにくいのれんが多い。2035年の純利益は0.7億ドルにとどまり、利益の再成長を当てにできない会社へ変わっている。

  • 公益設備の送配電・ガス・通信工事:数量 1,100(北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 2.7%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 29 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場1100億ドル×シェア約2.10%×単価1.26
  • 大規模太陽光・蓄電池の建設:数量 1.7(自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年))× 価格 10(施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準))→ 売上 18 億ドル・営業利益 0 億ドル。施工関与1.70GW×単価10.3億ドル
  • ガス火力・産業電気・パイプライン等:数量 1,220(北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル))× 価格 1.8%(同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1))→ 売上 22 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場1220億ドル×シェア約1.44%×単価1.26

倍率:ROEは0.7÷19.5=3.6%でk9.5%未満。10年後以降のg1.5%は公益更新の実質量減少、シェア喪失と物価未満の契約単価上昇を合わせた値で、PERの上限は1÷k=10.53倍。構造的な負けのため8.2倍とし、0.7×8.2=5.74億ドル。FY2026の買収で増えた借金と、のれんの換金不能性は悲観の現金価値に考慮する。

確率:大型工事で再失敗し、競合へ顧客と施工人員が移る構造悪化の道。公益工事が残るため破綻を既定にはしないが、失敗の実績と負債増を踏まえて17%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

公益設備の送配電・ガス・通信工事

電力線・変電設備の設置と補修、ガス管の更新、通信網の施工。電力会社とのMSAと個別工事を含み、報告上はUtilities。

数量北米の電力・ガス・通信の外注可能工事市場(2025年価格、億ドル)価格同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 1,000 2.6% 26 2
10 年後 中立 1,420 3.6% 51 4

取り方:2025年10-KのUtilities売上26.917億ドルからグループ内取引消去1.352億ドルを差し引き、実質外販売上25.6億ドルとした。うちMSA売上は報告上21.317億ドル。EEIの送電投資399億ドル(2025年見込)、配電602億ドル(2024年実績)、ガス関連投資約285億ドル(2025年予測)に通信工事を足し、機器代と内製分を除いて外注施工市場約1000億ドルと推定。シェア2.56%、請負単価指数1。競合クアンタ、MYR、マステック、ダイコムの同一定義の分母は非開示で、競合シェアは算定不能。原価・販管費配賦後の営業利益1.83億ドルは10-KのUtilities報告利益1.825億ドルと一致する。

大規模太陽光・蓄電池の建設

大規模太陽光発電所のEPC施工を主力とし、蓄電池設備工事も扱う。報告上はEnergyの一部で、2026年に不採算案件の影響が集中した。

数量自社が施工に関与した太陽光発電所の容量(GWdc、年)価格施工関与容量1GW当たりの売上認識額(億ドル、2025年を基準)売上営業利益
今 2025/12 3.2 9.32 30 2
10 年後 中立 4.0 13 53 3

取り方:会社は2025年Renewables売上が約30億ドルを超えたと開示。Solar Power Worldの2026年Top Solar Contractors(https://www.solarpowerworldonline.com/2026-top-solar-contractors/)ではプリモリスの2025年施工関与容量3.219GWdc、クアンタ6.114GW、モス4.234GW、マッカーシー3.649GW。売上30÷3.219=1GW当たり9.32億ドルを暫定単価とした。売上計上と完工容量は同じ案件群・期間とは限らず単価は実測契約単価ではない。SEIAによる米国大規模太陽光新設34.7GWに対する施工関与容量率は約9.3%で、重複請負を含み厳密なシェアではない。Energy営業利益3.41億ドルから非再エネ部分を推定配分し、当部門の営業利益を約1.75億ドルとした。

ガス火力・産業電気・パイプライン等

ガス火力発電所、データセンター電気設備、化学・製油・工場、パイプライン、土木工事。2026年に買収したペインクレストを将来の能力増強として含む。

数量北米の発電・工業・パイプライン外注可能工事市場(2025年価格、億ドル)価格同社の市場シェア×請負単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 1,200 1.7% 20 2
10 年後 中立 1,580 2.7% 42 4

取り方:2025年10-KのEnergy売上50.186億ドルから会社が示したRenewables約30億ドルを控除し、その他の発電・産業・パイプライン工事は約20.1億ドルと推定。米国の発電新設投資、製造工場・精製設備・パイプラインの外注施工可能額を合わせ約1200億ドルと試算したが、共通の公式TAM統計は存在しない。会社取り分は約1.68%。競合のキウィット、PCL、フルーア、クアンタは同一範囲を区分開示しておらず定量シェアは不明。Energy営業利益報告3.41億ドルから再エネ推定1.75億ドルを引き1.66億ドルとした。2026年5月取得のペインクレストは2025年の単体基準には混ぜず将来の受注増で扱う。

リスクと懸念

太陽光EPCの見積りと工期の再失敗

2026年の6案件は設計のやり直し、地中障害、作業順序、天候によって損失が拡大した。厳格な入札審査を導入しても、工事の現場条件は毎回違う。大型案件が重なる年には売上が伸びても営業利益が消え、契約資産の回収遅延が借入需要を増やす。

受注残とMSAの実際の発注額

2026年6月末の受注残約138.6億ドルのうち約81.5億ドルはMSAの将来取引見積りである。多くの契約で顧客は発注額を約束しておらず、予算変更や工期延期で予定が外れる。受注残の増加を翌年の売上や利益へ機械的に読み替えると、見通しを過大評価する。

買収資金と運転資金による財務圧迫

2026年5月のペインクレスト取得は約4.05億ドルの現金支出で、同年6月末の純負債は約5.8億ドルに増えた。工事代金の入金が遅れれば、未請求債権と機械代を借入で賄うことになる。金利5.75%程度で借り換える環境では、再度の大型損失と借入増が重なる事態に注意が必要だ。

太陽光の政策・関税・競争

米国の税額控除の着工期限、外国由来部材への規制、鋼材や電設資材の関税が投資採算と工期に影響する。クアンタ、モス、マッカーシー、SOLVエナジーなどの施工大手は同じ発電案件を争う。遅れた案件を安値で奪い合えば、太陽光施工量の減少と採算の悪化が同時に起こりうる。

熟練工不足と価格転嫁の遅れ

送配電工事では有資格者や高所作業の安全教育に時間がかかる。人手不足は既存会社への追い風である反面、賃金が先に上がると固定価格契約が不利になる。元請けと下請けの工程調整に失敗すると、現場が待機していても原価が積み上がり、売上総利益率の薄い会社には重い。

データセンター・ガス火力投資の循環

AI向け電力需要が投資を押し上げ、ガス火力や大型電気設備の受注が増えている。しかしハイパースケーラーの資本支出が鈍れば、工場や電源設備の計画が遅れる。2026年買収したペインクレストの取得価値も、受注が増えるだけでなく完工後に十分な利益を残すことが前提となる。

AIエージェント代替の限定的な作用

この会社の売り物は現場施工、配線、配管、安全管理であり、人月型の事務受託や席課金ソフトではない。AIエージェントによる直接の代替には当たらない。ただし設計補助、工程見積り、購買と請求管理は自動化しうるため、事務効率化を利益率の永続的な上乗せと決めつけない。

今後の分かれ目

2026年末までに問題の太陽光6案件が全て実質完工し、翌期の追加損失が小さい
契約審査と原価見積りの回復を確認できる。中立とやや楽観の確率を引き上げ、太陽光の営業利益率が5〜6%へ戻る道を重く見る。
完工後にも変更契約の未回収や損失引当てが続き、エネルギー部門の粗利益率が低迷する
不採算工事が構造的と判断し、太陽光の数量と利益率を下げ、やや悲観と悲観の確率を高める。
ユーティリティーズのMSA受注残が増え、実際の発注売上と現金回収も同じ方向に伸びる
継続工事が本当の下支えとなる。市場取り分の維持を確認し、中立の公益設備工事の数量を高めに見直す。
データセンター・ガス火力の大型工事でペインクレスト取得後の利益が積み上がる
買収が新しい専門工事の入り口となる。産業・発電事業のシェアと増分ROICを引き上げ、楽観側へ確率を移す。
新しい大型買収に踏み切り、純負債が営業現金創出力に比べ大きく膨らむ
過去の買収成長をそのまま評価せず、追加利払いを純利益に反映して還元を下げる。将来の買収価値は成立するまで足さない。
大規模太陽光でクアンタやモスとの競争が激化し、施工関与容量が2GWを割る
市場シェアの喪失が明確になり、太陽光の悲観に近づける。名目の受注額よりも工事容量と完工粗利益で判断する。
工事の収益回復前に新たな自社株買い枠が大きく増え、現金残高が減る
短期の還元より負債と運転資金の安全域を重視する。株式報酬を差し引いた正味の還元だけを所有者の利益として評価する。

見ておくもの

  • 2026年11月3日発表予定の第3四半期決算と、太陽光6案件の最終損失見積り
  • ユーティリティーズのMSA実現売上と受注残、2026年6月末のMSA残高81.5億ドルの消化率
  • エネルギーの固定受注残と太陽光施工関与容量(2025年約3.22GW)
  • 2026年に落ち込んだエネルギー部門粗利益率と、受注時見積りとの差
  • 契約資産・売掛金の回転、営業キャッシュフローと現金化されない利益
  • ペインクレスト取得後の産業・データセンター向け受注の粗利益
  • 純有利子負債・借り換え金利、SBC控除後の正味の株主還元
  • 米国の太陽光税制、送配電設備投資とデータセンター投資計画

倍率と資本コストの決め方

2025年の売上と2026年の赤字・新規受注を区別し、工事市場の実質量、市場シェア、工事単価を先に積み上げた。PERは現在や過去の取引倍率、同業の市場評価から逆算していない。基本資本コスト8%と品質調整1.5%、2035年以降の事業のg、自己資本ROEをもとにRONICを薄め、2025年末の純利益に対してではなく2035年のGAAP純利益に掛ける倍率を出した。リース負債は米国会計では既に載るため、借入とは区別して固定の約束として見た。受注残を利益と取り違えていない。

資本コスト 9.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国の基本8.0%にquality1.5%を足した9.5%。市場ベータは使わない。損失案件の再発や買収統合は確率と利益率で扱い、存続危機の上乗せは付けない。

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適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Primoris 2025年Form 10-K(事業、MSA、財務、顧客集中)
  2. Primoris 2026年8月4日第2四半期決算(損失、買収、受注残、ガイダンス)
  3. Primoris 2026年9月28日事業更新(問題案件の完成、自社株買い)

分析日 2026-10-23