株譜
AI 銘柄分析 · 資本財・サービス · 試作

パーカー・ハネフィン PH

航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)562.24 ドル720 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)893.2 ドル1,144 億ドル差 −37.1%
10 年後から見ると 割高 価値 562.24 ドル720 億ドル · 差 −37.1% · 期待の年率 +2.1%
期待の年率リターン(10 年)+2.1%資本コスト比 −6.2 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

パーカー・ハネフィン(Parker Hannifin)は、油圧・空圧・流体の制御・ろ過・密封・電気機器などの動き・流れの制御部品(モーション&コントロール)の世界最大手である。2026 年 6 月期は売上 215 億ドル(オーガニック +6.6%)、営業利益率は調整後のセグメントで 27.3%、純利益 36.5 億ドル(GAAP)。売上は北米産業 84 億、国際産業 60 億、航空 71 億ドルの 3 本柱で、受注残は過去最高の 128 億ドル、うち航空が 85 億ドルである。

利益率は 2015 年 6 月期の営業利益率 11.6% から 2026 年 6 月期の 21.9% へ、10 年で約 10 ポイント切り上がった。航空の増収(旅客機の部品・整備、防衛)と、全社の経営の仕組み(ウィン・ストラテジー)、買収した事業の統合が効いている。会社は 2031 年 6 月期に調整後のセグメント営業利益率 30% を目標に掲げた。ただし景気で需要が動く産業向けが 7 割で、2009 年のリーマン不況では営業利益率が 8.6%、株価は山から谷で 60% 下げた。

バリュー投資の観点では、事業は優良で、交換・保守で稼ぐ割合が高く、資本配分も 70 期連続の増配に表れる規律がある。問題は値段で、時価総額 1,234 億ドルは純利益の約 34 倍、自己資本の 8 倍に当たる。数量 × 価格で 10 年を積み上げ、倍率は利益ベースの正当化 PER で置く。上限は 17.6 倍(RONIC 約 16%・g 4%・k 8.25%)で、中立はその 8 割の 14.0 倍。10 年後は純利益 74 億ドルで時価総額は約 1,040 億ドル、今の約 0.85 倍にとどまる。割り引くと今の値段を 4 割強下回る。今を上回るのは楽観(今の約 1.3 倍)とやや楽観の筋書きだけで、事業の質は評価しつつ、値段の余白はない。未成立の大型買収(フィルトレーション・グループ 92.5 億ドル、CIRCOR 航空 25.5 億ドル)は入れず、今の会社だけで評価した。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、パーカー・ハネフィンは「10 年後も存在し、今より強いか」と聞かれれば強い側にある。航空の認証と交換部品の囲い込み、約 4 割に及ぶアフターマーケット、顧客が価格より稼働を優先する産業の部品という性格は、10 年では損なわれにくい。電動化は油圧部品を減らすが、電動・熱管理で埋められる余地もある。

オーナー利益(成長のための再投資を引いた株主のもの)は大きく、事業そのものの ROE が 40% 前後と高いため、利益の伸びに必要な投資は小さい。2026 年 6 月期の純利益 36.5 億ドルに対し、営業キャッシュフローは 43.6 億ドルで、利益の質も良い。ただし産業向けの景気の山谷(2009 年の営業利益率 8.6%)と、買収で成長を買う癖は見る必要がある。買収倍率が 19.6 倍の案件を重ねると、のれんが積み上がり、収益率が資本コストに近づく。

今の値段は時価総額 1,234 億ドルで、純利益の約 34 倍。利益ベースの上限(PER 約 18 倍)と比べても、利益の伸びと航空の好調の両方を先取りしている。資本コスト 8.25% で割り引いた本質価値は今の値段を 4 割強下回る。事業は高く評価できるが、安全域は無い。確信度は、航空と産業の混合で見通しやすいため中程度から高めとした。

何で稼ぐ会社か

売上は 3 つの事業から成る。北米産業(2026 年 6 月期 84 億ドル)は、建設・農業機械、工作機械、半導体装置、食品・飲料、エネルギーなどの装置向けに、油圧ポンプ・バルブ・ホース・継手・ろ過・空圧機器を、専門の販売店網を通して売る。国際産業(60 億ドル)は欧州・アジアの同種の事業で、現地の機械メーカー向けが中心。航空(71 億ドル)は、旅客機・軍用機・ヘリ向けの飛行制御、油圧、燃料、エンジン系統、車輪・ブレーキ、センサーなどで、メギット(2022 年に約 88 億ドルで買収)を取り込んで厚くなった。

収益の特徴は 3 つある。第 1 に、1 つの機械に使う部品点数が多く、1 点ずつの単価は小さいが機械が止まると損失が大きいので、顧客は価格より納期と品質を優先する。第 2 に、売上の約 4 割は交換・保守・消耗品のアフターマーケット(推定)で、景気が悪くても機械の稼働台数が下支えになる。航空は特に、機体の稼働時間が増えるほど交換部品が売れ、新品より利益率の高いアフターが、航空の売上の約半分を占める。第 3 に、多数の事業単位に権限を渡し、改善(ウィン・ストラテジー)で利益率を競わせる分権の経営で、買収した会社の利益率を数年で引き上げてきた。

課題は、産業向けが景気の影響を大きく受けること(製造業の ISM 指数、農業・自動車の弱さ)、買収の償却費で GAAP の利益が調整後より約 15% 低いこと、そして航空が全社利益の 3 割強を占めるため民間機の生産・整備の遅れがそのまま効くことである。

優良さと弱いところ

堀は 3 つある。第 1 に、専門販売店網と部品の互換性・認証である。航空の部品は機体ごとに認証を取っており、一度採用されると 30 年以上、交換部品も同じ会社から買う。第 2 に、4 つの技術(油圧・空圧・電気機械・ろ過・密封)の幅で、顧客は 1 社から 1 つの装置に必要な動き・流れの部品をまとめて買える。第 3 に、ウィン・ストラテジーによる分権経営で、買った会社の営業利益率を 20% 台に引き上げる実績がある(クラーコー・LORD・メギット)。

資本効率は高い。ROE は 2024 年 6 月期 23.6%、2025 年 6 月期 25.8%、2026 年 6 月期 23.7%。買収で積み上がったのれん・無形資産を除けば、事業そのものの ROE は 40% 前後と推定する。営業キャッシュフローは売上の約 20%(43.6 億ドル)と純利益を上回る。配当は 70 期連続で増え、2026 年は 11% 増配した。

弱い所もある。産業向けは細分化した市場で競合が多く(ボッシュ・レックスロス、ダンフォス、ドナルドソン、ダナハー傘下のポール、エマソン、ムーグ、ウッドワード、コリンズ・エアロスペース、サフラン、ハネウェル)、価格を決める力は部品ごとに差がある。買収で成長を買う戦略は、買収倍率が高い局面(フィルトレーション・グループは償却前利益の 19.6 倍)では、投資の収益率が資本コストを下回るおそれがある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

事業環境は二極化している。航空は 2026 年に民間機の増産(ボーイング・エアバスの受注残は数年分以上)と防衛予算の増加(2027 会計年度の要求は 1.5 兆ドル)が重なり、同社の航空部門はオーガニック成長 13%、利益率 29.8% に達した。受注残は 85 億ドルで、整備需要(機体の高稼働と老朽化)も強い。一方、産業は北米で 2026 年に入って回復に転じた(ISM 製造業指数は 9 月に 54.5、1 月に 2022 年 2 月以来の高さ)が、農業機械と自動車は弱く、住宅向けも金利 5% の下で鈍い。

構造の変化は 3 つある。第 1 に、データセンター・半導体・エネルギー向けの冷却・流体・ろ過の需要で、液冷システムや高純度の流体制御は同社の成長の芽である。第 2 に、電動化により油圧・内燃機関向けの部品が減る一方、電動アクチュエーターや熱管理の需要が増える。第 3 に、中国・インドのメーカーが標準品で値下げを続け、国際産業の標準部品の価格を押さえる。

競争の形は、油圧は同社・ダンフォス・ボッシュ・レックスロス・イートン(油圧事業はダンフォスへ売却)・ドーバーなどで細分化、ろ過はドナルドソン・ダナハー(ポール)・マン+フンメル・フィルトレーション・グループ、航空は同社・コリンズ・サフラン・ハネウェル・ムーグ・ウッドワードが並ぶ。業界ノートの置き方(中立:10 年数量 年 +2%・価格 年 +3.5%、航空は数量 年 +4〜5%)に沿い、会社固有の差は航空の厚みと買収余地で出した。

資本政策と M&A

資本配分は規律が高い。2026 年 6 月期は配当 9.4 億ドルと自社株買い 12.6 億ドルで約 22 億ドルを還元し、買収に純額 10.1 億ドル(カーティス・インスツルメンツ)を使った。営業キャッシュフロー 43.6 億ドルの約半分を還元に回し、残りで債務を返しながら買収に備える形である。70 期連続の増配で、2026 年は 11% 増やした。

M&A は成長の中心で、クラーコー(2017 年・約 43 億ドル)、LORD(2019 年・約 37 億ドル)、メギット(2022 年・約 88 億ドル)と大型案件を続け、統合後に利益率を引き上げた。今は未成立の 2 件がある。フィルトレーション・グループ(92.5 億ドル、2025 暦年売上 約 20 億ドル・アフターが 85%・償却前利益の 19.6 倍)と CIRCOR 航空(25.5 億ドル、2026 暦年売上 約 2.7 億ドル・利益率 40% 超)で、成立すれば純負債が約 110〜120 億ドル増える。資料は完了の有無で割れる(会社の決算書類は保留扱い)。今の時価総額は今の株数で測るため、今の会社だけで書き、成立した時の得失は文章と確率で触れる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

航空は受注残が過去最高の 85 億ドルで、民間機の増産(ボーイング・エアバスの受注残は数年分以上)、防衛予算の増加、機体の高稼働による整備需要が重なる。同社の航空の利益率は 29.8%(調整後)で、アフターが約半分と高い収益を支える。メギットを取り込んだことで、車輪・ブレーキや防衛・宇宙の部品を取り込め、2030 年代にかけて高い 1 桁の成長が続く。

産業は、2026 年に北米と国際で回復が戻り、ISM 指数が拡大側に入った。データセンターの冷却、半導体装置、エネルギーの設備投資が重なり、ろ過の拡大(フィルトレーション・グループが成立すれば、アフター 85% の事業が加わる)が価値を上積みする。ウィン・ストラテジーで買収した会社の利益率を引き上げる実績があり、会社が掲げた 2031 年 6 月期の調整後セグメント営業利益率 30%(従来 27%)は、航空の 30% 台と産業の 27〜28% の合計で届く。

配当は 70 期連続で増え、自社株買いも続く。事業の ROE が 40% 前後と高く、成長に必要な再投資が小さいので、利益のほぼ全額を株主に返せる。10 年で純利益が 2.7 倍(約 98 億ドル)になれば、上限に近い PER 16.8 倍で時価総額は約 1,640 億ドル(今の約 1.3 倍)に達する。これが強気の見方で、楽観の筋書きの下敷きである。

慎重な見方

今の純利益は景気と航空の山に当たる。産業向けは 7 割を占め、リーマンでは営業利益率が 8.6%、株価は山から谷で 60% 下げた。2026 年 6 月期の売上のオーガニック成長 +6.6% は価格の上昇が大きく、数量の戻りは農業・自動車・住宅で弱い。金利 5% の世界で、設備投資が冷えれば油圧・空圧の受注は落ちやすい。

航空は全社利益の 3 割強で、民間機の増産が供給網(エンジン・座席・部品)の遅れで進まない、あるいは防衛予算が議会で削られると、受注残の消化が遅れる。メギットの買収で得た無形資産の償却が大きく、GAAP の利益は調整後より約 15% 低い。さらに、買収で成長を買う戦略は、フィルトレーション・グループ(償却前利益の 19.6 倍)のような高い倍率の案件で、資本コストを下回る収益率になるおそれがある。

電動化で油圧部品が減り、中国・インドの標準品が値下げを続け、競合のダンフォス・ボッシュ・レックスロスも技術を磨く。PER 34 倍は過去 20 期の中央値 20.6 倍の 1.6 倍で、利益ベースの PER(14〜18 倍)に戻れば時価総額は 4 割以上減る。これが慎重な見方で、事業の質ではなく値段が論点である。

どちらに重みを置いたか

強気の見方は航空の質と受注残、利益率の切り上げの実績で説得力がある。慎重な見方は倍率の回帰と産業の循環で強い。確率は 楽観 10%・やや楽観 22%・中立 38%・やや悲観 20%・悲観 10% と、循環産業として悲観をやや厚めに置いた。悲観には構造的な負け筋(電動化・標準品の値下げ・買収の失敗)を 10% 置いた。今の時価総額を上回るのは楽観・やや楽観だけ(確率の合計 32%)。中立の倍率は上限 17.6 倍の 8 割に置いた。確率の加重平均で割り引くと今の値段を 4 割強下回り、結論は割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 805.83 ドル1,032 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 293.60 ドル376 億ドル)。 今の値に割り戻すと 562.24 ドル720 億ドル、今との差 −37.1%、 期待の年率 +2.1%(資本コスト 8.3%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 1,280 ドル1,639 億ドル 380.17 ドル487 億ドル +85.8% +6.4% 166.00 ドル213 億ドル
やや楽観 22% 1,036 ドル1,327 億ドル 340.36 ドル436 億ドル +54.1% +4.4% 302.74 ドル388 億ドル
中立 38% 814.36 ドル1,043 億ドル 301.33 ドル386 億ドル +24.9% +2.2% 423.96 ドル543 億ドル
やや悲観 20% 550.43 ドル705 億ドル 245.90 ドル315 億ドル −10.8% −1.1% 159.27 ドル204 億ドル
悲観 10% 304.37 ドル390 億ドル 170.18 ドル218 億ドル −46.9% −6.1% 47.46 ドル61 億ドル
加重平均100% 805.83 ドル1,032 億ドル293.60 ドル376 億ドル +23.1% +2.1% 1,099 ドル1,408 億ドル

今の株価時価総額 893.21 ドル1,144 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:航空が 2030 年代も伸び続け、産業のアフターが厚くなり、調整後利益率が 31% 台に届く 利益 98 億ドル · PER 16.8 倍 · 株価時価総額 1,280 ドル1,639 億ドル

2036 年 6 月期、航空の市場は 2026 年比 年 +5%(1.63 倍)、価格も物価を上回って(1.45 倍)、売上は 175 億ドル、利益率 31.5%。北米産業は数量 年 +3.2%、国際産業は +3.4%、シェアも各 5% 上がり、2 つの産業で売上 295 億ドル、利益率 28〜29%。全社売上は 470 億ドル(10 年で 2.2 倍、年 +8.1%)、営業利益 126 億ドル、純利益は 98 億ドルで 2026 年の 2.7 倍。調整後のセグメント利益率 31% 台は、会社の目標 30% をやや超えるが、買収した会社の改善の積み上げと航空のアフターの厚みで説明できる。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 18.7 倍(g 4.0%・RONIC 19.4%・k 8.25%)の 9.0 割で PER 16.8 倍、時価総額は 1,639 億ドル。 還元は純利益の約 8 割に達する。

  • 北米産業:数量 1,151(北米の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 14.8%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 170 億ドル・営業利益 49 億ドル。市場 1,151 億ドル × シェア 10.5% × 価格 1.41 倍
  • 国際産業:数量 2,096(北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 6.0%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 125 億ドル・営業利益 35 億ドル。市場 2,096 億ドル × シェア 4.2% × 価格 1.41 倍
  • 航空システム:数量 1,010(航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 17.3%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 175 億ドル・営業利益 55 億ドル。市場 1,010 億ドル × シェア 12.0% × 価格 1.45 倍

倍率:正当化 PER 18.7 倍(g 4.0%・RONIC 19.4%=k 8.25%+残る割合×(事業の ROE 30.5%−k)・moat=normal)に対して 16.8 倍(上限の 9.0 割)に置いた。航空の増産と産業の回復が重なり利益率が 2031 年の目標を前倒しで満たす最良の筋書き。ただし買収の倍率が高く収益が k に近づくので上限の 9.0 割にとどめた。

確率:航空の長期の増産・防衛・整備が続き、産業の買収と統合も成功し、シェアも上がる必要がある。大型の構造変化が味方する筋書きで 1 割。

やや楽観 22% やや楽観:航空は 2030 年代前半に成長が緩み、産業は名目成長で、調整後の利益率は 30% 前後 利益 86 億ドル · PER 15.4 倍 · 株価時価総額 1,036 ドル1,327 億ドル

2036 年 6 月期、航空の市場は 2026 年比 年 +4.8%(1.60 倍)、シェアは小幅に上がり、価格は物価並み。北米産業は年 +2.2%、国際産業は +2.5% で、売上は全社で 427 億ドル(年 +7.1%)。営業利益は 111 億ドル、純利益 86 億ドル(2026 年の 2.4 倍)。電動化で油圧部品は減るが、電動アクチュエーターと熱管理で補い、データセンターの冷却も加わる。PER 15.4 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 18.2 倍の 8.5 割。g 4.0%・RONIC 17.5%・moat=normal・k 8.25%)。買収はこの筋書きに含めず、会社の自力成長だけで描く。

  • 北米産業:数量 1,046(北米の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 14.4%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 150 億ドル・営業利益 42 億ドル。市場 1,046 億ドル × シェア 10.2% × 価格 1.41 倍
  • 国際産業:数量 1,920(北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 5.8%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 111 億ドル・営業利益 30 億ドル。市場 1,920 億ドル × シェア 4.1% × 価格 1.41 倍
  • 航空システム:数量 992(航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 16.7%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 165 億ドル・営業利益 51 億ドル。市場 992 億ドル × シェア 11.7% × 価格 1.42 倍

倍率:正当化 PER 18.2 倍(g 4.0%・RONIC 17.5%=k 8.25%+残る割合×(事業の ROE 26.8%−k)・moat=normal)に対して 15.4 倍(上限の 8.5 割)に置いた。航空は堅調で産業が緩やかに回復する筋書き。

確率:航空の長期成長は続くが中国・欧州の追い上げで価格はわずかに弱く、産業は標準品の値下げを受ける展開。強気の見方に近い。

中立 38% 中立:航空は 2030 年代に高い 1 桁、産業は物価並みで、利益率は営業利益率 25% 前後 利益 74 億ドル · PER 14.0 倍 · 株価時価総額 814.36 ドル1,043 億ドル

2036 年 6 月期、航空の対象市場は 2026 年比 年 +3.8%(1.45 倍)、価格は物価並みで 144 億ドル、利益率 30%。北米産業は数量 年 +1.5%(1.16 倍)・価格 1.41 倍で 137 億ドル、国際産業は 102 億ドル。全社売上は 384 億ドル(年 +5.9%。会社の長期目標 オーガニック 4〜6% に買収以外の価格の上昇を含む)、営業利益 96 億ドル(利益率 25%)、純利益 74 億ドル(2026 年の 2 倍)。調整後のセグメント利益率は 29% 前後で、会社の目標 30% は届かないとみる。借り換えの利払い増は純利益に反映。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限 17.6 倍(g 4.0%・RONIC 15.8%・k 8.25%)の 8.0 割で PER 14.0 倍、時価総額は 1,043 億ドル。

  • 北米産業:数量 974(北米の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 14.1%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 137 億ドル・営業利益 37 億ドル。市場 974 億ドル × シェア 10.0% × 価格 1.41 倍
  • 国際産業:数量 1,792(北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 5.7%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 102 億ドル・営業利益 27 億ドル。市場 1,792 億ドル × シェア 4.0% × 価格 1.41 倍
  • 航空システム:数量 899(航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 16.1%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 144 億ドル・営業利益 43 億ドル。市場 899 億ドル × シェア 11.4% × 価格 1.41 倍

倍率:正当化 PER 17.6 倍(g 4.0%・RONIC 15.8%=k 8.25%+残る割合×(事業の ROE 23.3%−k)・moat=normal)に対して 14.0 倍(上限の 8.0 割)に置いた。航空の認証と交換部品の囲い込み、約 4 割のアフターで質は高く、ROE も高い。ただし産業が 7 割で景気に振れ、買収倍率が高く買収の収益が k に近づくので上限の 8.0 割。

確率:業界ノートの中立(数量 年 +2%・価格 年 +3.5%、航空は数量 +4%)に、利益ベースの上限 18.1 倍の 8 割の PER 14.5 倍を当てた。

やや悲観 20% やや悲観:標準品の値下げと電動化で産業の価格が弱まり、利益率が 22% 台に戻る 利益 59 億ドル · PER 11.9 倍 · 株価時価総額 550.43 ドル705 億ドル

2036 年 6 月期、国際産業のシェアが中国・インドの標準品で 3% 落ち、北米産業は数量 年 +0.8%・価格 1.38 倍にとどまる。航空は数量 年 +2.8%、民間機のサイクルの谷で利益率 27.5%。全社売上は 342 億ドル(年 +4.7%)、営業利益 77 億ドル(利益率 22%)、純利益 59 億ドル(2026 年の 1.6 倍)。買収した会社の統合の益は一巡し、償却と買収倍率の高さで事業の ROE が約 33% に下がる。PER 11.9 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 16.5 倍の 7.2 割。g 4.0%・RONIC 13.4%・moat=normal・k 8.25%)。還元は純利益の約 7 割で、純負債は解消して純現金へ移る。

  • 北米産業:数量 910(北米の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 13.8%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 125 億ドル・営業利益 31 億ドル。市場 910 億ドル × シェア 10.0% × 価格 1.38 倍
  • 国際産業:数量 1,650(北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 5.4%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 89 億ドル・営業利益 21 億ドル。市場 1,650 億ドル × シェア 3.9% × 価格 1.38 倍
  • 航空システム:数量 812(航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 15.7%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 127 億ドル・営業利益 35 億ドル。市場 812 億ドル × シェア 11.3% × 価格 1.39 倍

倍率:正当化 PER 16.5 倍(g 4.0%・RONIC 13.4%=k 8.25%+残る割合×(事業の ROE 18.5%−k)・moat=normal)に対して 11.9 倍(上限の 7.2 割)に置いた。産業の景気が鈍り航空の増産も遅れる筋書きなので上限の 7.2 割。

確率:電動化と中国・インドの低価格が重なる展開。航空も民間機のサイクルの谷を 1 回挟む。起きても不思議でない。

悲観 10% 悲観:構造的に負ける(電動化・標準品の値下げ・買収の失敗)うえに、景気の谷が重なる 利益 41 億ドル · PER 9.6 倍 · 株価時価総額 304.37 ドル390 億ドル

2036 年 6 月期、北米産業と国際産業はシェアを 8〜10% 落とし、数量は横ばい、価格は物価を下回る(1.30 倍)。航空は数量 年 +2.2%・シェアは 3% 落ち、価格 1.35 倍。全社売上は 287 億ドル(年 +3.0%)、営業利益 53 億ドル(利益率 19%)、純利益 41 億ドル(2026 年の 1.1 倍)。買収した事業の統合の益が剥がれ、のれんの減損と人員整理の費用が続く。PER 9.6 倍(利益ベースの正当化 PER の上限 14.5 倍の 6.6 割。g 4.0%・RONIC 10.4%・moat=normal・k 8.25%)。2008〜09 年のような急な谷は来ないが、長い停滞で自社株買いは大きく縮み、純負債は純現金に移る。バリュー投資家の目では、優良企業としての評価はもう受けられない。

  • 北米産業:数量 840(北米の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 11.9%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 100 億ドル・営業利益 20 億ドル。市場 840 億ドル × シェア 9.2% × 価格 1.30 倍
  • 国際産業:数量 1,500(北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 4.7%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 71 億ドル・営業利益 13 億ドル。市場 1,500 億ドル × シェア 3.6% × 価格 1.30 倍
  • 航空システム:数量 775(航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格))× 価格 14.9%(パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1))→ 売上 116 億ドル・営業利益 28 億ドル。市場 775 億ドル × シェア 11.0% × 価格 1.35 倍

倍率:正当化 PER 14.5 倍(g 4.0%・RONIC 10.4%=k 8.25%+残る割合×(事業の ROE 12.6%−k)・moat=normal)に対して 9.6 倍(上限の 6.6 割)に置いた。電動化と標準品の値下げで構造的に負ける筋書き。成長の弱さ・優良さの崩れは g と ROE に入れ、式の外では引かない。

確率:電動化で油圧部品が大きく減り、中国メーカーが標準品を奪い、買収した会社がのれんの減損を出す展開。もう優良ではなくなっている姿。1 割に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

北米産業

北米の機械・装置メーカー向けの油圧・空圧・流体制御・ろ過・密封の部品と、販売店経由の交換・保守品。

数量北米の対象市場(億ドル、2026 年価格)価格パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1)売上営業利益
今 2026/12 840 10.0% 84 20
10 年後 中立 974 14.1% 137 37

取り方:北米の動き・流れの制御部品(油圧・空圧・流体・ろ過・密封・電気機器)の対象市場を約 840 億ドル(2026 年価格・推定)、パーカーのシェアを約 10% と置いた。売上 83.9 億ドル、セグメント営業利益は GAAP で 20.4 億ドル(利益率 24.3%、調整後 26.3%)。売上 = 市場 × シェア × 価格(価格指数は 2026 年 = 1、中立で 10 年 1.41 倍)。競合と照らすと、ろ過はドナルドソン・ダナハー(ポール)、油圧はイートン(油圧事業はダンフォスへ)・ボッシュ・レックスロス・ドーバー、流体はエマソン・スワゲロックなど細分化していて、1 社で 1 割の持ち分は妥当な水準。

国際産業

欧州・アジア・その他の機械・装置メーカー向けの同種の部品と保守品。

数量北米以外の対象市場(億ドル、2026 年価格)価格パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1)売上営業利益
今 2026/12 1,500 4.0% 60 14
10 年後 中立 1,792 5.7% 102 27

取り方:北米以外の同種の市場を約 1,500 億ドル(推定)、パーカーのシェアを約 4% と置いた。売上 60.5 億ドル、セグメント営業利益は GAAP で 14.0 億ドル(利益率 23.1%、調整後 25.8%)。売上 = 市場 × シェア × 価格。競合はボッシュ・レックスロス、ダンフォス、フェスト、SMC、ハイダックのほか、中国・インドの地場メーカーが多く、シェアは 1 桁にとどまる。標準品の値下げ圧力は悲観側の価格・シェアで表した。

航空システム

旅客機・軍用機・ヘリ向けの飛行制御・油圧・燃料・エンジン系統・車輪・ブレーキ・センサー。アフターが約半分。

数量航空向けの対象市場(億ドル、2026 年価格)価格パーカーのシェア × 価格指数(2026 年 = 1)売上営業利益
今 2026/12 620 11.4% 71 18
10 年後 中立 899 16.1% 144 43

取り方:航空機の飛行制御・油圧・燃料・エンジン系統・車輪・ブレーキ・センサー・流体搬送の対象市場を約 620 億ドル(推定)、パーカーのシェアを約 11.4% と置いた。売上 70.6 億ドル、セグメント営業利益は GAAP で 18.3 億ドル(利益率 26.0%、調整後 29.9%)。売上 = 市場 × シェア × 価格。コリンズ・エアロスペース(RTX)・サフラン・ハネウェルが大手で、ムーグ・ウッドワード・イートンが続く。パーカーは油圧・燃料・車輪とブレーキで上位に入り、メギットの取り込みで厚くなった。シェア 11% は妥当と見る。

リスクと懸念

産業向けの景気の循環

売上の 7 割は産業向けで、リーマンでは営業利益率が 8.6%、株価は山から谷で 60% 下がった。製造業の設備投資が冷えると、油圧・空圧の受注は早く落ちる。景気の山で受けた受注を、将来も続くものと見ないことが大切である。農業・自動車・住宅は 2026 年も弱い。

航空への依存

航空は全社利益の 3 割強(調整後 21.1 億ドル)を稼ぐ。民間機の増産が供給網の遅れで進まない、防衛予算が議会で削られる、機体の整備の遅れで需要が後ろにずれると、成長の主役が崩れる。受注残 85 億ドルの消化の時期も読みにくい。

買収の倍率と統合

フィルトレーション・グループ(92.5 億ドル、償却前利益の 19.6 倍)と CIRCOR 航空(25.5 億ドル、22.7 倍)は高い倍率で、シナジーが計画どおり出ても収益率が資本コストを大きく上回らない可能性がある。成立すれば純負債は約 110〜120 億ドル増え、利払いも増える。今回は成立前なので入れていない。

電動化と油圧部品の減少

建設・農業・トラックの電動化で、油圧ポンプ・バルブ・ホースの点数が減る。電動アクチュエーター・熱管理で補えるかが論点で、競合のダンフォス・ボッシュ・レックスロスも同じ分野を狙う。移行期に利益率が落ちるおそれがある。

標準品の値下げ

中国・インドのメーカーが汎用の流体・継手で値下げを続け、国際産業の標準品の価格を押さえる。アフターで囲い込める分は守れるが、新品の OEM 向けで価格を決める力は部品ごとに差がある。値下げが広がると国際産業の利益率が先に下がり、売上の伸びにも響くため、標準品の比率を見ておく必要がある。

関税と為替

鉄鋼・アルミの関税は残り、原材料のコストが上がる。価格転嫁が遅れる、または需要が冷える場合は利益率の下押しになる。為替は筋書きでは動かさないが、売上の 4 割近くが北米外で、実際には海外の通貨の変動が利益に出る。

償却と調整後の見かけ

メギットなどの無形資産の償却で、GAAP の純利益は調整後より約 15% 低い。調整後の利益率(27.3%)だけを見ると、本当の収益力より高く見える。本評価は GAAP で書き、償却が減る効果は利益の伸びに入れた。

今後の分かれ目

製造業の ISM 指数が 2027 年に 50 を割り、北米産業の新規受注が前年比で 1 割以上減る
北米・国際の産業の数量が谷へ向かう信号で、やや悲観・悲観の確率を上げる。倍率は 13 倍前後に近づく。
航空の受注残が 100 億ドルを超え、オーガニック成長が高い 1 桁(8% 以上)を 2 年続ける
航空の長期成長が確認され、楽観・やや楽観の確率を上げる。ただし倍率の上限は 17〜18 倍で変わらない。
調整後のセグメント営業利益率が景気の山でも 30% を 2028 年までに超える
会社の 2031 年目標の前倒しで、利益率の構造的な切り上げが確認される。楽観の確率を上げる。
フィルトレーション・グループの買収が成立し、償却前利益の 14 倍(シナジー込み)で統合が進む
純負債が増えても利益の質(アフター 85%)が加わり、価値は中立。統合が遅れれば、投資収益が資本コストを下回り、10 年のやや悲観の確率を上げる。
中国・インドの標準品が欧州・東南アジアで 1〜2 割の値下げを続け、国際産業のシェアが落ちる
価格を決める力の低下で、国際産業の利益率を 2〜3 ポイント下げる。10 年のやや悲観・悲観の確率を上げる。
株価が下がり、自社株買いを PER 14 倍以下の水準で続けられるようになる
1 株の価値を守る買いになり、還元の質が上がる。

見ておくもの

  • 航空の受注残(85 億ドル)とオーガニック成長
  • ISM 製造業指数と北米産業の新規受注(12 か月の移動平均)
  • 調整後セグメント営業利益率(2031 年 6 月期の 30% 目標)
  • フィルトレーション・グループ・CIRCOR 航空の成立と純負債
  • 農業・自動車向けの回復と標準品の価格
  • 営業キャッシュフロー(売上の 20%)と還元(配当 70 期連続増)

倍率と資本コストの決め方

今の PER 34 倍や 2027 年 6 月期のガイダンス基準の PER(調整後で約 28 倍・GAAP で約 32 倍)を見る前に、3 つの事業ごとに市場 × シェア × 物価(10 年 1.41 倍)で売上を積み、利益率を置いた。倍率は利益ベースの正当化 PER の上限(k 8.25%・g は上限の 4%・RONIC = k + 1/2 ×(事業の ROE − k))に対して置いた。10 年の中立は上限 17.6 倍の 8 割の 14.0 倍で、k は景気の振れと純負債(EBITDA の 1.5 倍)の少し重い分(cycle +0.5%・debt +0.25%)から、値段の守り(pricing −0.5%)を引いて quality +0.25%。過去中央値 20.6 倍より低い。買収倍率が高く収益が k に近づくので 9 割には置かない。業界ノートの PER 18〜21 倍(k 10〜12%)は使わなかった。純負債は期末の値を 1 ドルで数え、純利益は GAAP(償却を足し戻さない)。結果は確率の加重平均で今の値段を 4 割強下回り、割高が出たが、帳尻は合わせていない。未成立の買収は入れず、今の会社だけで書いた。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。k = 基本 8.0% + quality +0.25%。景気の振れと借金の少し重い分に、値段の守りやすさの割引を足した。個別のリスク(買収の統合・航空宇宙の山・産業の景気)は k に足さず、筋書きの数量・利益率と確率で表した。存続を疑う要素はなく上乗せは 0。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −46.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. パーカー 2026 年 6 月期の決算(8-K 別紙)
  2. パーカー 決算の発表と FY31 の目標(finviz)
  3. フィルトレーション・グループ買収の発表
  4. CIRCOR 民間・防衛航空の買収の発表
  5. Q4 決算説明会の要約(MarketBeat)
  6. パーカーの時価総額(Bullfincher)

分析日 2026-10-16