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アメリカン・エアーラインズ・グループ AAL

北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正)

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)13.08 ドル86 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)12.6 ドル83 億ドル差 +3.8%
10 年後から見ると 適正 価値 13.08 ドル86 億ドル · 差 +3.8% · 期待の年率 +10.4%
期待の年率リターン(10 年)+10.4%資本コスト比 +0.4 pt
推定の資本コスト10.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 10.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

アメリカン航空は、米国内と欧州・中南米を結ぶ大手ネットワーク航空会社である。株主としての結論は適正圏だが、長期保有に必要な安全域は乏しい。路線網とマイル会員の価値より、機材更新と債務返済に利益を吸い取られる構造を重く見ている。

2025年の売上は546億ドル、営業利益は16億ドル、純利益は1億ドルにすぎなかった。純有利子負債は294億ドル、自己資本はマイナス37億ドルである。2026年7〜9月期は売上が前年同期比19%伸びたが、燃料費は約19億ドル増え、最終損益は約3億ドルの赤字となった。10月22日の会社予想も通年の調整後赤字を示し、燃料高は一時的な雑音とは言い切れない。

それでも米国の空の移動は10年後も必要で、ダラス・フォートワースやシャーロットの乗継網はまねしにくい。シティとの10年契約で支えるAAdvantageは、旅客数を増やさず稼げる数少ない資産だ。一方、デルタ航空やユナイテッド航空ほどプレミアム運賃と利益を取り切れていない。競争により増収が増益へ結び付かない可能性が大きい。

2035年の中立は売上約958億ドル、営業利益約55億ドル、純利益28億ドルである。10年の途中は返済を優先し、正味の株主還元はごくわずかにとどまる。燃料・人件費・債務で再び苦しくなる二つの下振れを計46%と重くした。確率を掛けた10年の価値を年10%で割り戻すと約87億ドルとなり、2026年10月23日の台帳時価総額約80億ドルを8%ほど上回るだけだ。数字以上に、下振れで株主の取り分が消えやすい点を忘れてはならない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、航空需要が10年後に残ることと、航空株が10年間よい投資になることは別である。アメリカンの便を必要とする人は多い。ダラス、シャーロット、マイアミを通る網は競合が短期間で模倣できず、AAdvantageの会員には乗り換える不便もある。だが空席は翌日に売れない。需要が落ちた日にも賃金、リース、借入利息は止まらず、株主が受け取る利益は最後の薄い部分になる。

2025年の営業キャッシュフローは31億ドルだったが、設備投資を引いた自由なお金は約7億ドルのマイナスだった。航空機の更新を無視して償却費を利益へ足すのは、事業の維持費を無かったことにする誤りだ。巨額の設備投資から生まれる増分の利益率が10%の資本コストを超えない限り、売上を増やしても株主価値が同じ勢いで増えるわけではない。

もっとも望ましい資本配分は、会員収益で安定した現金を得て、まず高い借入を返すことだ。運賃の値上げだけでなく、飛行機を増やさず得る提携収入と、空港での乗継密度が利益率を上げるかを見たい。2010年代の巨額の自社株買いが、その後の危機に備える余力を減らした歴史は重い。

中立で利益が大きく回復しても、今の時価総額に対する期待価値の上積みはわずかである。悲観で残るのは帳簿上の資産ではなく、債務を返したあとに株主へ届く現金だけだ。今後の運航利益よりも、負債の減り方と維持投資後の現金を確認できるまでは、単に値段が低く見えるという理由で長く保有する会社にはしにくい。

何で稼ぐ会社か

売り物は飛行機の座席であり、数量は有償旅客マイル、価格は1マイル当たり運賃である。2025年の旅客収入496億ドルのうち、国内線が352億ドルを占める。中南米64億ドル、大西洋66億ドル、太平洋14億ドルと続く。国際線ではロンドンなどの乗継網をワンワールド陣営と組み立て、国内線ではダラス・フォートワース、シャーロット、マイアミなどの拠点から地方都市をつなぐ。

米国内では短距離の小型機をアメリカン・イーグルが担う。大型機だけでは埋まらない地方路線を運び、ハブへの集客を高めるためだ。2025年の旅客輸送量は2,503億有償旅客マイル、搭乗率は83.6%だった。機材を飛ばしていない時間も整備費やリース料がかかり、需要が落ちると座席1単位当たりの費用が急増する。

AAdvantageの提携クレジットカードは航空券と異なる収益の入口である。シティなどから受け取る現金は2025年に62億ドルに達した。このうちブランドや会員への販促に相当する収益35億ドルは「その他」に計上され、マイル交換による搭乗分約40億ドルは既に地域別の旅客収入に含まれる。ここを二重計上してはいけない。シティは2026年から米国のカード発行を独占し、マスターカードも長期の決済網を提供する。

貨物輸送は2025年に8億ドル強で、旅客機の貨物室と限られた専用設備を使う。残るその他の収入は6億ドル強である。会社は地域ごとの営業利益を開示しないため、営業利益の分解は路線の燃料・乗務員・整備負担と、会員事業の高い増分利益を踏まえた推計にすぎない。最後に共通のIT、空港、本社費を差し引く構造だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合がすぐに奪えない強みは、国内ハブの発着枠と乗継便の密度である。ダラス・フォートワースとシャーロットでは運航便の集積が大きく、地方都市の利用者は直行便がなくてもこの網から目的地を選べる。マイアミから中南米への便、ワンワールドの国際提携、法人契約にも乗換えの手間が生まれる。しかし旅行者は運賃と所要時間で比較できるため、網の強さがそのまま値上げの権利にはならない。

会員事業のほうが守りは厚い。AAdvantageのマイル残高、上級会員資格、シティのカード利用は顧客をつなぎとめる。2026年7〜9月期の新規会員登録は27%増、提携カードの決済額は約10%増だった。プレミアム席は座席のおよそ3割で航空券収入のほぼ半分を稼ぐ。機内通信とラウンジへの投資がサービスの差を縮めれば、デルタ航空に流れる高単価客を取り戻す余地がある。

弱さは株主が支払う資本の重さにある。航空機、エンジン、乗務員、整備基地には巨額の資金を継続して投じなければならない。2025年の営業利益率は3%で、同じ旅客輸送領域のデルタ航空やユナイテッド航空が長期中立で目指せる9%前後に遠い。2026年の運賃上昇さえ燃料費の上昇を吸収できず、増分投資が資本コストに勝つ証拠はまだ薄い。

したがって会社全体を強い堀とは認めない。国内の乗継網は残っても、新規の機材投資には航空各社が同じ条件で挑む。利益率の回復が数年続くまでは、自己資本の薄さによる見かけの高ROEに惑わされないことが大切だ。AIエージェントによる事務・SaaSの代替が中心の事業ではなく、予約や運航調整の自動化は主に費用削減の機会となる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国の空の移動は必要性が高く、長期の利用量は人口、旅行、国際交流で少しずつ増える。ただし2026年は中東紛争による燃料高が業界の損益を変えた。世界の航空輸送量は同年8月に前年同月比0.8%減となり、米国国内線も需要の伸びが鈍い。供給する座席を一度増やすと撤収に時間がかかり、値上げだけでは採算を守れない。

米運輸統計局の2025年8月〜2026年7月の国内有償旅客マイルでは、デルタ航空17.9%、アメリカン航空17.7%、ユナイテッド航空17.2%、サウスウエスト航空17.1%だった。首位4社はほぼ互角で、全国的な独占ではない。国内の市場規模を2025年価格の年間約8,000億有償旅客マイルとみるが、これは航空会社の地域別輸送量と統計局の本体会社別シェアを突き合わせた概算で、厳密な統一定義の実数ではない。

中南米はアメリカンがマイアミの拠点で強いが、デルタ航空とLATAM、ユナイテッド航空、コパ航空が競う。北大西洋ではデルタ航空とエールフランス・KLM、ユナイテッド航空とルフトハンザ陣営が広い網を持つ。太平洋ではユナイテッド航空に加えアジアの航空会社が有力で、アメリカンの存在感は相対的に小さい。地域別の市場規模とシェアは比較対象となる発着地の定義で変わるため、将来数量の根拠には同社の実績マイルと競合の増便を優先した。

2035年までの中立では米国の市場輸送量は約25%増、国際線は3〜5割増を見込む。一方、アメリカンの地域航空を含む国内シェアは概算21%から20%程度へ少し下がる。価格は10年間の物価上昇約41%が軸であり、2026年の運賃急騰をさらに毎年繰り返すとは考えない。デルタ航空のアメックス提携現金82億ドルに対し、アメリカンの提携現金は62億ドルで、収益力の差を縮められるかが航空券以外の勝負になる。

資本政策と M&A

資本配分の成績は厳しい。2013年のUSエアウェイズとの統合で世界有数の路線網を得たが、2015〜2019年には自社株買いに約119億ドルを使った。その間も負債は増え、2019年末の純有利子負債は約295億ドルだった。2020年の感染症危機で巨額赤字となり、以降の増資・株式報酬が過去の買戻しの効果を薄めた。

配当は2020年に停止し、現在も再開の額や時期は約束していない。2025年には負債総額を約21億ドル減らし、2026年も一部の高金利債を前倒しで償還した。会社の中期的な目標は純負債をEBITDARの3倍に抑えることであり、数値の約束があるのはこの財務目標と費用改善計画である。2026年末までに年間約10億ドルの効率化効果と、約9億ドルの運転資金改善を見込む。新しい大規模な還元枠は確認できない。

2026年9月末の利用可能な流動性は118億ドルだが、そのうち35億ドルは未使用の与信枠で現金ではない。発注済みの航空機は365機に上り、更新投資も続く。2026年7〜9月期にはリパブリック・ホールディングス持ち分の評価減約0.8億ドルも計上した。投資先の評価損を含め、株主に戻せる現金は会計利益より狭い。

現時点で合意済みの非公開化や上場廃止予定は確認されず、普通株はナスダック上場を継続している。支配株主や特別な議決権による少数株主の不利益より、債権者が株主に先んじて回収する財務構造こそが問題だ。買収に頼った上振れは数字に入れず、黒字転換後も返済を先に考える。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アメリカンの国内ハブと中南米の路線網は、世界で最も交通量の多い市場の一角を握る資産である。ダラス・フォートワースでは便の接続を組み直した効果が出ており、乗り継ぎの失敗を減らしながら高い運賃を取れる。シャーロットとマイアミの優位も失われにくい。航空会社を新たに作ることはできても、主要空港で同じ発着枠と便数をそろえることは難しい。

2026年7〜9月期にはプレミアム収入が約23%伸び、法人需要の収入も約28%増えた。プレミアム座席は全体の3割なのに航空券収入のほぼ半分を生み、国内小型機でも4割へ広げる計画がある。無料の高速Wi-Fi、座席画面、ラウンジ、予約の自動化が定着すれば、デルタ航空とユナイテッド航空に奪われた収益性の高い客を取り戻せる。

AAdvantageは座席を大量に増やさず収入が伸びる。シティの独占提携とマスターカードの10年契約により、カードの決済が積み上がるほどブランド使用料が入る。2025年の提携現金62億ドルが2035年に実質で大きく伸び、会員向け営業利益も増える。燃料価格が正常化するなか、長年かけて整えた路線と機材に運賃改善が乗れば、2035年の営業利益率は7%台へ戻る。

この道では債務を減らしながら正味50億ドルを株主に戻せる。設備投資は続くが、利払いが下がれば純利益は60億ドルに達する。最近の燃料ショックを恒久的な採算悪化と誤認してはいけない。需要と会員が伸びる世界では、巨額の固定費が逆に利益の伸びを速める。

慎重な見方

乗継網が大きくても、自由に運賃を決められるとは限らない。米国の国内線は4社のシェアが17〜18%前後で並び、客は検索画面で値段を比べる。デルタ航空は高収益のブランドとアメックス提携、ユナイテッド航空は国際長距離の便数、サウスウエスト航空は新しい座席指定と収益管理で攻めてくる。高単価客を争えば、アメリカンがネットワークに払う機材・人員の費用だけが残る。

2026年の現実がその危険を示している。7〜9月期の収入は約19%増えても、燃料費は約19億ドル増えて最終赤字だった。10〜12月期には燃料単価が1ガロン4.70ドル前後と見込まれる。航空会社には燃料を十分にヘッジする仕組みもなく、乗客が高い運賃を拒めば利益を守れない。賃金と航空機整備の費用は下げにくく、燃料の高値が長引けば返済を進められない。

自己資本は2025年末にマイナス37億ドルで、純有利子負債は294億ドル。使用中の航空機は資産であっても、その売却は路線網を壊す。AAdvantageにも既に担保設定があり、会員価値を株主のためだけに売れるわけではない。2026年の利用可能な流動性には借入枠が含まれ、自由に配当に回せる現金とは異なる。

もし割高な機材更新と運賃競争が重なれば、2035年に売上が2025年とほとんど変わらず、利息を払うと純利益は2億ドルにも届かない。追加の資本調達が必要になり、既存株主の取り分は大きく削られる。AAdvantageの成長だけで債務を相殺できるという見方は、実際の維持投資を軽く見すぎている。

どちらに重みを置いたか

路線網とカード提携には確かな経済的価値がある。ただし2026年の大幅な増収が赤字を防げなかった事実は、値上げの力より費用の重さを示している。2025年末のマイナスの自己資本と2026年の燃料ショックを重く見て、楽観・やや楽観の合計を24%、中立30%、やや悲観・悲観を46%とした。

同じ領域のデルタ航空やユナイテッド航空より負債の余裕が薄く、サウスウエスト航空より路線の国際的な幅はある。その違いを資本コスト、利益率、下振れの確率に反映した。期待価値は約87億ドルと現在の約80億ドルに近く、分類は適正だ。大きな割安さより、破局時に持ち分を失う非対称性が目立つ。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 32.71 ドル216 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 0.76 ドル5 億ドル)。 今の値に割り戻すと 13.08 ドル86 億ドル、今との差 +3.8%、 期待の年率 +10.4%(資本コスト 10.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 99.75 ドル659 億ドル 7.56 ドル50 億ドル +751.7% +25.6% 7.51 ドル50 億ドル
やや楽観 17% 68.36 ドル452 億ドル 3.03 ドル20 億ドル +466.6% +19.7% 12.14 ドル80 億ドル
中立 30% 42.48 ドル281 億ドル 0.91 ドル6 億ドル +244.4% +13.4% 13.02 ドル86 億ドル
やや悲観 29% 3.93 ドル26 億ドル −1.21 ドル−8 億ドル −78.4% −12.5% 0.79 ドル5 億ドル
悲観 17% 1.29 ドル9 億ドル −1.21 ドル−8 億ドル −99.4% −22.8% 0.01 ドル0 億ドル
加重平均100% 32.71 ドル216 億ドル0.76 ドル5 億ドル +165.6% +10.4% 33.47 ドル221 億ドル

今の株価時価総額 12.60 ドル83 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 楽観:ハブとプレミアムが再評価され、会員収益で債務を返す 利益 60 億ドル · PER 11.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 99.75 ドル659 億ドル

国内の実質輸送量は約34%増える。米国全体の輸送市場が約28%拡大するなか、ダラス・フォートワースとシャーロットの増便で地域航空を含む国内シェアが約21%から約22%に上がる。単価も2025年比で約5割上がる。2026年の運賃急騰が毎年続く想定ではなく、上質な座席への販売構成の変化が物価を少し上回るからだ。

中南米ではマイアミを使った接続需要が伸び、デルタ航空・LATAM陣営との競争に勝つ。大西洋ではブリティッシュ・エアウェイズとの提携とプレミアム席がユナイテッド航空に対抗する。太平洋も便数が増えるが、業界最大にはならない。AAdvantageの提携先からの実質受取量は約85%増え、航空券以外の売上が利益を厚くする。

機材更新と高速Wi-Fiへの投資が遅延や乗継失敗を減らし、2028年以降の利益率は持続して改善する。10年間の純利益は2026年の約9億ドルの赤字から回復し、2028年18億、2031年36億、2035年60億ドルへ積み上がる。累計308億ドルから正味50億ドルを還元し、自己資本は約221億ドルに戻る。大型買収より返済と更新を優先する筋書きだ。

  • 米国国内旅客:数量 2,234(億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル))× 価格 0.32(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む))→ 売上 708 億ドル・営業利益 55 億ドル。国内市場1.28倍・地域航空込みシェア21.8%程度、価格1.50倍
  • 中南米・カリブ旅客:数量 578(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.27(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 157 億ドル・営業利益 14 億ドル。中南米市場1.62倍・シェアほぼ維持、運賃1.48倍
  • 大西洋横断旅客:数量 627(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.27(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 168 億ドル・営業利益 15 億ドル。大西洋市場1.55倍・シェア上昇、プレミアム構成で1.58倍
  • 太平洋横断旅客:数量 182(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.23(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 41 億ドル・営業利益 2 億ドル。太平洋市場1.80倍・シェア少し上昇、運賃1.57倍
  • 航空貨物:数量 32.6(億有償貨物トンマイル(CTM))× 価格 0.57(1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル))→ 売上 19 億ドル・営業利益 1 億ドル。世界貨物量約1.55倍・価格1.43倍、腹積み貨物の稼働改善
  • AAdvantage提携・マーケティング:数量 115(2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用))× 価格 0.83(提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル))→ 売上 95 億ドル・営業利益 43 億ドル。提携受取の実質件数代理1.85倍・認識単価1.47倍
  • その他の付帯サービス:数量 3.2(年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標))× 価格 4.29(搭乗客1人当たりその他収入(ドル))→ 売上 14 億ドル・営業利益 1 億ドル。搭乗客1.45倍・付帯単価1.50倍

倍率:事業ROE=純利益60÷2035年自己資本220.7=27.2%。k10.0%、弱い堀で超過ROEの残存割合1/3ゆえRONIC=15.7%。長期g4.0%は米国と国際市場の実質需要増約1.5〜2%+安定したシェア+運賃物価3.5%の合計を、会社共通の上限4%に制限した値。正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=12.93倍。燃料・労務費の循環と追加の機材更新を見て、その85%の10.99倍とした。市場のPERを参照せず、純利益はGAAPで株式報酬を戻していない。

確率:7%。2010年代の高い利益率ほどではなくても、燃料価格の正常化とプレミアム・AAdvantage拡大を同時に達成する展開。2026年の赤字、巨額の更新投資、デルタ・ユナイテッドとの競争を考えると成立条件が多く少数派とする。

やや楽観 17% やや楽観:プレミアム客を取り戻し、利払い負担が緩む 利益 42 億ドル · PER 10.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 68.36 ドル452 億ドル

米国内の航空需要は2025年から約25%増えるが、アメリカンの地域航空を含む国内シェアは約21%から21%台への小幅上昇にとどまる。それでもハブへの接続を磨き、プレミアム席を増やすことで運賃は物価を少し上回って上がる。デルタ航空との差を完全には埋めず、サウスウエスト航空の新しい商品とも運賃を争う。

中南米ではマイアミの集客を維持する。大西洋はワンワールドの共同販売が機能するが、ユナイテッド航空とルフトハンザ陣営の路線網には届かない。太平洋は小さい基盤から増える。AAdvantageの提携現金はシティの契約によって安定して伸びるが、2026年の契約更新時の一時金を恒常利益には含めない。

燃料が過去の急騰から落ち着き、整備・乗務員費用の上昇は運賃でおおむね吸収できる。2035年の売上は約1,081億ドル、営業利益は約68億ドルである。2026年の約10億ドルの赤字から、2028年10億ドル、2032年30億ドル、2035年42億ドルの純利益へ戻る。累計利益207億ドルのうち正味20億ドルを株主へ還元するが、主眼は負債削減と機材更新にある。

  • 米国国内旅客:数量 2,134(億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル))× 価格 0.31(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む))→ 売上 653 億ドル・営業利益 43 億ドル。国内市場1.25倍・地域航空込みシェア21.3%程度、価格1.45倍
  • 中南米・カリブ旅客:数量 515(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.27(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 137 億ドル・営業利益 11 億ドル。中南米市場1.50倍・シェアやや低下、価格1.45倍
  • 大西洋横断旅客:数量 561(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.25(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 142 億ドル・営業利益 11 億ドル。大西洋市場1.47倍・シェアほぼ維持、価格1.49倍
  • 太平洋横断旅客:数量 164(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.22(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 35 億ドル・営業利益 2 億ドル。太平洋市場1.70倍・シェアほぼ維持、価格1.50倍
  • 航空貨物:数量 30.1(億有償貨物トンマイル(CTM))× 価格 0.56(1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル))→ 売上 17 億ドル・営業利益 1 億ドル。貨物実質1.43倍、単価1.41倍
  • AAdvantage提携・マーケティング:数量 104(2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用))× 価格 0.80(提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル))→ 売上 84 億ドル・営業利益 36 億ドル。提携先の実質取引代理1.68倍、認識単価1.42倍
  • その他の付帯サービス:数量 3.0(年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標))× 価格 4.15(搭乗客1人当たりその他収入(ドル))→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。搭乗客1.34倍、付帯単価1.45倍

倍率:事業ROE=42÷149.7=28.1%。k10.0%、弱い堀の残存割合1/3からRONIC=16.0%。長期g3.7%は成熟後の実質の航空需要約1.5%増+シェア緩やかな低下約1%減+単価物価約3.5%という数量と価格の道筋。正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=12.66倍に対し、航空の循環と維持投資で85%の10.76倍とした。GAAP純利益を使用。

確率:17%。プレミアム・カード提携の強化と費用改革は公表済みだが、航空各社の増便で値上げが一部相殺される。成功の一部だけ実現する可能性が十分ある。

中立 30% 中立:旅客は伸びるが、負債のため株主に残る果実は限られる 利益 28 億ドル · PER 10.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 42.48 ドル281 億ドル

米国内の市場輸送量は実質25%増えるが、アメリカンはデルタ航空とユナイテッド航空の高単価サービス競争に押され、地域航空込みのシェアが約20%に下がる。国内の実際の輸送量は20%増となる。運賃は物価よりやや低い39%上昇にとどまり、プレミアムの伸びが格安運賃の競争と相殺される。2026年の急な運賃上昇が永久に続くとは見ない。

中南米はマイアミが支えとなり輸送量が32%増える。大西洋は30%増、太平洋は45%増を見込むが、競合との共同運航の力関係は変わらない。貨物は旅客機の貨物室を活用して小幅に伸びる。AAdvantageでは提携受取の実質量が55%増え、収益認識も物価に沿って増える。ただしデルタ航空のカード提携と同じ利益水準に届くとは考えない。

燃料価格の正常化には時間がかかり、2026年は約11億ドルの赤字、2027年は小幅な黒字となる。2028年5億、2031年16億、2035年28億ドルへ利益が回復し、10年の累計純利益は128億ドルとなる。正味還元は6億ドルにとどまり、残りは機材維持と借金返済を通じて自己資本のマイナスを解消する。営業利益率は6%弱で、同業の優良会社には届かない。

  • 米国国内旅客:数量 2,001(億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル))× 価格 0.29(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む))→ 売上 587 億ドル・営業利益 31 億ドル。米国内市場1.25倍・地域航空込みシェア20.8%→20.0%程度、単価1.39倍
  • 中南米・カリブ旅客:数量 462(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.26(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 119 億ドル・営業利益 8 億ドル。中南米市場約1.40倍・シェア緩やかに低下、単価1.40倍
  • 大西洋横断旅客:数量 503(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.24(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 121 億ドル・営業利益 8 億ドル。大西洋市場約1.35倍・シェア約16%→15.4%、単価1.41倍
  • 太平洋横断旅客:数量 143(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.20(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 29 億ドル・営業利益 1 億ドル。太平洋市場約1.55倍・シェア4.1%→3.8%、単価1.42倍
  • 航空貨物:数量 26.9(億有償貨物トンマイル(CTM))× 価格 0.56(1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル))→ 売上 15 億ドル・営業利益 1 億ドル。貨物量1.28倍、単価1.40倍
  • AAdvantage提携・マーケティング:数量 96.1(2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用))× 価格 0.79(提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル))→ 売上 76 億ドル・営業利益 30 億ドル。カード提携受取の実質量1.55倍、認識単価1.40倍
  • その他の付帯サービス:数量 2.7(年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標))× 価格 4.01(搭乗客1人当たりその他収入(ドル))→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。搭乗客1.20倍、付帯単価1.40倍

倍率:事業ROE=28÷84.7=33.1%(FY2025のマイナス資本に10年の利益128億ドルを蓄積した後の帳簿ROE。40%未満であり帳簿値を使う)。k10.0%、弱い堀で残る割合1/3ゆえRONIC=17.7%。10年後以降のg3.3%は米国市場の実質数量1%強増+同社シェア微減約1%+価格の物価上昇3.5%を合算し、2025〜2035年の成長率より鈍化させた。正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=12.54倍で、利益率の不安定さと更新投資を反映して80%の10.03倍。事業ROEが高く見えても機材の増分ROICが同じだけ高いとは断定しない。

確率:30%。旅行の必要性と米国内ハブを認めながら、国内シェアのわずかな低下、運賃の長期的な物価への回帰、継続的な機材更新を両立する中心筋書き。2026年の燃料高による赤字からの回復は段階的とした。

やや悲観 29% やや悲観:燃料と賃金の転嫁に失敗し、負債が残る 利益 4 億ドル · PER 6.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3.93 ドル26 億ドル

米国内の航空輸送市場は2025年より約16%広がるが、アメリカンは機材更新を遅らせ、地域航空込みの国内シェアが19%程度へ落ちる。実際の輸送量の増加は6%にとどまる。デルタ航空の高単価サービスとユナイテッド航空の便数に客を奪われ、国内運賃は10年で32%しか上がらない。物価約41%より低いため、賃金と燃料の上昇を吸収しにくい。

大西洋では共同運航の利益が薄くなり、太平洋は規模の小ささが不利に働く。中南米もLCCと競争し、数量は伸びても営業利益率が落ちる。AAdvantageの提携現金は増えるが、プレミアム会員の一部が他社へ移り、提携売上の収益率が下がる。大型買収には踏み込まないが、保有する航空機を安く売れないため固定費は残る。

2035年に売上は約780億ドルまで増えても、営業利益は約26億ドルにとどまる。2026年は約13億ドル、2027年は6億ドルの赤字で、その後の回復も鈍い。10年間の累計純損失は約7億ドル、配当や買戻しはなく、株式報酬による希薄化相当の正味8億ドルを株主側の持ち出しとみる。2035年の純利益4億ドルは借入返済に回り、自己資本はなおマイナスとなる。

  • 米国国内旅客:数量 1,768(億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル))× 価格 0.28(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む))→ 売上 493 億ドル・営業利益 20 億ドル。国内市場1.16倍・地域航空込みシェア20.8%→19.0%程度、単価1.32倍
  • 中南米・カリブ旅客:数量 392(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.24(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 95 億ドル・営業利益 5 億ドル。中南米市場1.25倍・シェア低下、運賃1.31倍
  • 大西洋横断旅客:数量 426(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.22(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 94 億ドル・営業利益 4 億ドル。大西洋市場1.20倍・シェア低下、運賃1.30倍
  • 太平洋横断旅客:数量 118(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.19(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 23 億ドル・営業利益 0 億ドル。太平洋市場1.40倍・シェア低下、運賃1.33倍
  • 航空貨物:数量 23.1(億有償貨物トンマイル(CTM))× 価格 0.52(1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル))→ 売上 12 億ドル・営業利益 0 億ドル。貨物量1.10倍、単価1.31倍
  • AAdvantage提携・マーケティング:数量 74.4(2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用))× 価格 0.74(提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル))→ 売上 55 億ドル・営業利益 20 億ドル。提携受取の実質量1.20倍、認識単価1.30倍
  • その他の付帯サービス:数量 2.4(年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標))× 価格 3.75(搭乗客1人当たりその他収入(ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。搭乗客1.07倍、付帯単価1.31倍

倍率:2035年に自己資本がなおマイナス36.3億ドルで帳簿ROEとPBRは意味がない。営業利益26.06億ドルから借換後の利息・その他約21億ドルを払い、法人税を控除してGAAP純利益4億ドルだけが残る。新規投資のROICはk10%に届かないと見て、稼ぐ力の上限1/k=10倍より十分低い6.5倍とした。長期gは市場実質伸び約1%+シェア減と弱い運賃約1%で計1.5%程度。過去の谷の倍率や簿価で床を作らない。

確率:29%。2026年7〜9月期には運賃が伸びても燃料高で最終赤字となった。燃料高・組合賃金・航空機不足が一つだけ長引いても成り立ち、負債の厚さから通常の航空会社より確率を高くした。

悲観 17% 悲観:競争と固定費で資本が失われ、再資本化に迫られる 利益 2 億ドル · PER 5.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1.29 ドル9 億ドル

国内の市場輸送量が約10%伸びるなか、アメリカンの地域航空込みの国内シェアは17%程度へ下がる。売る輸送量は2025年の9割に縮み、運賃上昇も18%にとどまる。デルタ航空、ユナイテッド航空、再編された格安会社が高単価客と価格重視の客を別々に奪う。中南米のマイアミの優位も弱まり、太平洋・大西洋の不採算便を撤退する。

燃料の高止まり、整備士・パイロットの賃上げ、古い機材の整備費が重なる。AAdvantageのカード契約は続くが、搭乗客と高単価会員が減り、提携取引の実質量は14%下がる。会社は便数と本社費を大きく削り、営業利益をかろうじて約20億ドル残すものの、借換後の利息にほぼ消える。2035年の純利益は1.7億ドルにすぎない。

2026年から数年間は赤字が続き、10年間で純損失約63億ドルになる。株主への還元はゼロで、株式報酬と少額増資の正味8億ドルを追加で株主が負担する。自己資本は約93億ドルのマイナスで、救済増資や債務再編によって旧株主の取り分が著しく希薄化する恐れがある。路線の運航は続いても、株主価値はほぼ消えてしまうという筋書きだ。倒産に至らず路線を維持する場合にも、株主価値の床は借金の後ろに置かれる。

  • 米国国内旅客:数量 1,501(億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル))× 価格 0.25(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む))→ 売上 374 億ドル・営業利益 15 億ドル。国内市場1.10倍・地域航空込みシェア20.8%→17.0%程度、運賃1.18倍
  • 中南米・カリブ旅客:数量 308(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.22(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 68 億ドル・営業利益 3 億ドル。中南米市場1.15倍・シェア急落、単価1.20倍
  • 大西洋横断旅客:数量 302(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.21(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 62 億ドル・営業利益 2 億ドル。大西洋市場1.10倍・シェア急落、単価1.21倍
  • 太平洋横断旅客:数量 93.4(億有償旅客マイル(RPM))× 価格 0.17(1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル))→ 売上 16 億ドル・営業利益 0 億ドル。太平洋市場1.30倍・シェア低下、単価1.19倍
  • 航空貨物:数量 19.3(億有償貨物トンマイル(CTM))× 価格 0.47(1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。貨物量0.92倍、単価1.17倍
  • AAdvantage提携・マーケティング:数量 53.3(2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用))× 価格 0.67(提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル))→ 売上 36 億ドル・営業利益 11 億ドル。提携受取の実質量0.86倍、認識単価1.19倍
  • その他の付帯サービス:数量 2.0(年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標))× 価格 3.38(搭乗客1人当たりその他収入(ドル))→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。搭乗客0.90倍、付帯単価1.18倍

倍率:自己資本はマイナス92.6億ドルでPBRは使わない。2035年の営業利益約19.74億ドルが借換後の利息等にほぼ充当され、GAAP純利益は1.7億ドルだけ残る。ROICはk10%を大幅に下回り、稼ぐ力の上限1/k=10倍より十分低い5.0倍を用いた。長期gは需要の実質微増が市場シェアの継続低下と運賃の物価未満の伸びで相殺され約0%。倒産・再資本化の可能性を含めるが、時価総額は正の小額を残す。

確率:17%。永久的な燃料・賃金負担増、国内シェアの大幅減、航空機投資の失敗が重なった構造的な負け。通常時には強い路線網があるため最多にはしないが、マイナス自己資本と多額の担保付借入から無視できない確率とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

米国国内旅客

米国内の幹線・地方都市からハブへの旅客。アメリカン・イーグルを含む。

数量億有償旅客マイル(RPM。1人が1マイル飛べば1マイル)価格1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル、運賃と手荷物などを含む)売上営業利益
今 2025/12 1,668 0.21 352 14
10 年後 中立 2,001 0.29 587 31

取り方:2025年通期業績の地域別表:国内RPM166,753百万マイルを1,667.53億へ換算、国内旅客売上35,201百万ドルを352.01億へ換算。単価は売上÷RPM=21.11セント。国内市場はBTSの2025年8月〜2026年7月のアメリカン本体輸送1,412.7億RPM・シェア17.7%から約8,000億RPMと概算。開示するグループ国内RPM1,667.53億には地域航空が含まれるため、グループのシェアは20.8%ほどになり、BTSの本体シェアとは別。地域営業利益の開示はないので、ハブ便の運航採算を推計。

中南米・カリブ旅客

マイアミを中心とする中南米・カリブ・メキシコ方面の旅客と接続便。

数量億有償旅客マイル(RPM)価格1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 350 0.18 64 4
10 年後 中立 462 0.26 119 8

取り方:2025年通期の中南米RPM35,014百万マイル、売上6,444百万ドルから単価18.40セント。地域全社で比較できる市場規模の公式値がなく、米国発着中南米市場約1,520億RPM・同社シェア約23%は概算として扱う。マイアミの集客力とデルタ航空・LATAM・ユナイテッド航空との競争を数量へ反映。採算は推計。

大西洋横断旅客

英国・欧州を中心とした大西洋横断路線。ワンワールド提携を活用。

数量億有償旅客マイル(RPM)価格1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 387 0.17 66 2
10 年後 中立 503 0.24 121 8

取り方:2025年通期の大西洋RPM38,699百万マイル、旅客売上6,583百万ドルから単価17.01セント。米国発着大西洋旅客市場を約2,420億RPM、同社シェア約16%とするのは路線範囲を限定した推計であり公式シェアではない。デルタ航空・エールフランスKLM連合、ユナイテッド航空・ルフトハンザ陣営との競争が中心。採算は推計。

太平洋横断旅客

アジアと米国を結ぶ長距離便。日本航空などとの国際提携を含む。

数量億有償旅客マイル(RPM)価格1有償旅客マイル当たり旅客収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 98.3 0.14 14 0
10 年後 中立 143 0.20 29 1

取り方:2025年通期の太平洋RPM9,828百万マイル、旅客売上1,415百万ドルから単価14.40セント。米国発着太平洋の市場を約2,400億RPM・同社シェア約4.1%とするのは対象路線の幅に依存する粗い推定で、ユナイテッド航空とアジア各社が強い。採算は推計。

航空貨物

旅客機の貨物室を中心に、書類・部品・商業貨物を輸送する。

数量億有償貨物トンマイル(CTM)価格1貨物トンマイル当たり貨物収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 21.0 0.40 8 0
10 年後 中立 26.9 0.56 15 1

取り方:2025年の貨物トンマイル2,102百万と貨物収入839百万ドルから単価39.91セント。世界の貨物市場は2025年に約1,800〜1,900億トンマイル規模と概算し、アメリカンの輸送量シェアは約1%にすぎない。貨物専用機を多く持つ大手と異なり旅客便の空きスペースを生かす。採算は推計。

AAdvantage提携・マーケティング

提携カードと会員プログラムのブランド、顧客向け販促・データ活用の権利。特典航空券の売上は旅客4地域に含める。

数量2025年価格に直したカード等提携先からの年間現金受領(億ドル、取引量の代用)価格提携受取金に対するマーケティング収益の認識割合(ドル/2025年価格の受領ドル)売上営業利益
今 2025/12 62.0 0.57 35 18
10 年後 中立 96.1 0.79 76 30

取り方:2025年10-Kの提携先現金受領約62億ドルと、その他に認識したマイルのマーケティングサービス売上35.11億ドルから、認識率35.11÷62=56.6%。実際の販売マイル件数は未開示のため、2025年価格に直したカード提携先の受領金額を実質の取引量の代理指標にした。国内外の全市場シェアの同一定義は不明で、デルタ航空のアメックス受領82億ドルを規模の比較に使う。交換航空券による約40.36億ドルは地域旅客収入に内包され、ここへ加えない。採算は推計。

その他の付帯サービス

ラウンジ、外部提供サービスなど提携マーケティング以外のその他収入。

数量年間搭乗客数(億人、その他収入の数量を推計する代理指標)価格搭乗客1人当たりその他収入(ドル)売上営業利益
今 2025/12 2.2 2.86 6 1
10 年後 中立 2.7 4.01 11 1

取り方:2025年の搭乗客223.54百万人=2.2354億人と、10-Kにあるその他収益6.40億ドルから1人当たり約2.86ドルと推計。各商品別の数量・単価は未開示であり、搭乗客数との比例は代理仮定にすぎない。2025年の報告売上546.33億ドルに地域旅客496.43、貨物8.39、提携マーケティング35.11、その他6.40を合算して整合させる。

リスクと懸念

燃料高の転嫁不能

2026年7〜9月期は燃料費が前年同期より約19億ドル増え、運賃が大幅に伸びても赤字となった。会社は燃料を原則として長期ヘッジしておらず、10〜12月期の想定単価は1ガロン4.70ドルである。燃料費の上昇が運賃値上げを追い越すと、売上高が過去最高でも株主利益が消える。景気後退で搭乗率まで下がれば損失は非線形に広がる。

自己資本マイナスと借換え

2025年末の純有利子負債は294億ドルで、自己資本はマイナス37億ドル。2026年9月末には利用可能な流動性118億ドルを持つが、うち35億ドルは未使用の借入枠だ。借換え金利が約5.75%へ収れんすれば利払いは増えやすい。利益が出ない期間が延びると担保差入れや増資が必要となり、営業を続けても旧株主が得る価値は失われうる。

プレミアム席での競争

デルタ航空は運航品質とカード提携で高単価客を握り、ユナイテッド航空は国際長距離便を強化している。アメリカンはプレミアム席を増やすが、機内設備とラウンジの投資が競合への追随だけに終われば運賃は上がらない。国内のシェアは大手4社がほぼ並び、検索画面での運賃比較も容易だ。値上げの失敗は数量だけでなく1席当たり利益を削る。

航空機・エンジン納入と設備投資

2026年9月末の確定発注済み航空機は365機に上る。納入遅延は古い機材の整備費を増やし、逆に計画通り大量納入されても需要が弱ければ稼働率が下がる。維持更新の設備投資を止めると、安全性や運航品質を損なうため削減しにくい。2025年の自由なお金は赤字であり、償却費を全額自由な利益とみなすことはできない。

会員・カード提携収益の集中

AAdvantageは重要な収益源だが、2026年以降の米国内提携カード発行はシティに集中する。マイルの発行・償還の条件が変わったり、顧客がデルタ航空やユナイテッド航空の会員へ移ったりすれば、マーケティング収益は予想より少なくなる。2026年9か月の提携現金には契約延長に伴う一時金が含まれるため、その伸び率を10年続く基準にしてはならない。

労務・運航規制と地政学

操縦士と整備士の労働契約、航空機とエンジンの認証、国際線の二国間航空協定に業務が左右される。航空燃料の供給障害や中東の紛争だけでなく、感染症、空域閉鎖、自然災害も座席の価値を一夜で消す。AIによる予約・運航調整の省力化には恩恵があるが、乗務員と整備士を機械の事務作業のように置き換えられるわけではない。

過去の買戻しと今後の増資

2015〜2019年には約119億ドルの自社株買いを行ったが、その後の危機で希薄化が生じ、自己資本もマイナスとなった。負債返済より早く買戻しを再開すれば、安全余力が再び削られる。やや悲観・悲観では配当も買戻しもなく、株式報酬や資本調達による正味の持ち出しを還元額のマイナスとして織り込む。追加の株が生まれても会社全体の価値は株主間に薄く分配される。

今後の分かれ目

四半期の旅客単位収入の伸びが燃料を含む単位費用の伸びを複数四半期上回り、営業利益率が6%を超えたら
プレミアム・運賃改善が持続する根拠が増す。中立からやや楽観への移行を検討し、同時に設備投資後の現金が増えるか確かめる。
純有利子負債が250億ドルを下回り、会社定義の純負債/EBITDARが3倍以下になったら
借換えと株主の取り分の危険が小さくなる。資本コストの負債部分は改めて見直せるが、利益率改善とは別に二重計上しない。
2027年以降も燃料単価が1ガロン4ドル超に長くとどまり、運賃転嫁が追い付かなければ
やや悲観・悲観の確率が上がる。中立の黒字回復の時期を遅らせ、借入増加と増資の必要性を評価する。
地域航空込みの国内有償旅客マイルのシェアが2年間にわたり18%を下回ったら
ハブ網の優位の縮小と見なし、2035年の国内数量をやや悲観へ寄せる。値上げ可能性と搭乗率も同時に点検する。
AAdvantage提携先からの通常の現金受領が一時金を除いて年率8%以上伸び続けたら
航空券以外の増分利益が強まる。提携マーケティング売上の数量を上方修正するが、特典航空券分の二重計上は避ける。
営業キャッシュフローから機材更新投資を引いた自由資金が3年続けて年間20億ドルを超えたら
負債返済後の株主還元の余地が現実になる。買戻しの額そのものでなく、株式報酬を差し引いた正味の還元を見直す。
担保差入れや高利の社債で資金繰りをつなぎ、公開増資・債務再編が発表されたら
路線網が存続しても現在の株主価値の床はないため悲観へ移る。新株発行で調達する資金を正味還元のマイナスに反映する。

見ておくもの

  • 米国内・中南米・大西洋・太平洋のRPMとイールド(運賃収入/RPM)、搭乗率、国内シェア
  • 燃料1ガロン当たり価格、TRASM・PRASMとCASM-exの差、年間燃料ヘッジの有無
  • AAdvantage提携カードの一時金を除く現金受領、登録会員・特典交換件数、マーケティング認識額
  • GAAP営業利益率と純利益、営業CFから航空機更新を引いたFCF、2026年の会社予想の修正
  • 純有利子負債・現預金・社債償還期限、会社定義の純負債/EBITDAR、担保余力
  • 航空機365機の納入予定と実際の更新投資、整備・賃金コスト、欠航・遅延率
  • 配当再開の条件、自社株買いの純額、株式報酬による希薄化、増資・資本再編の可能性

倍率と資本コストの決め方

出発点は2025年の地域別有償旅客マイルと同じ地域の実際の旅客単価で、AAdvantageと貨物も二重計上なく分けた。数量は市場の実質成長とアメリカンのシェア、価格は基本的に10年の物価1.41倍から組み立てた。2026年の急激な運賃上昇は永久には続かない。営業利益に資本費用と税を通し、2026年の赤字を含む期間利益で自己資本を繰り越した。k=10%、弱い堀のRONICを用いた正当化PERの7〜10割の範囲で上側を評価し、マイナス自己資本の悲観にはPBRを使わない。市場の過去倍率、現行株価、同業の市場評価から末値を逆算していない。リースは米国基準で既に負債計上されており、過去との比較でも固定の契約義務として扱った。

資本コスト 10.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%+事業の質の調整2.0%=10.0%。現状は赤字と負債に注意を要するが、2026年9月の流動性118億ドルと財務継続が確認できるので存続危機の特別上乗せは0。燃料高の継続や増資による株主の損失は低い筋書きと確率に反映し、同じ理由で何重にも割り引かない。デルタ航空9.0%、ユナイテッド航空9.5%より0.5〜1.0ポイント高い。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. アメリカン航空 2025年通期・第4四半期業績(2026年1月27日、地域別RPM・収入・貨物・提携)
  2. アメリカン航空 2026年第3四半期業績(2026年10月22日、燃料・費用・借入・見通し)
  3. 米運輸統計局 BTS TranStats、2025年8月〜2026年7月国内市場シェア

分析日 2026-10-28