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ファーガソン・エンタープライズ・インク FERG

上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)203.22 ドル405 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)238.7 ドル475 億ドル差 −14.9%
10 年後から見ると やや割高 価値 203.22 ドル405 億ドル · 差 −14.9% · 期待の年率 +6.0%
期待の年率リターン(10 年)+6.0%資本コスト比 −2.0 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約0.9%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ファーガソンは北米の水道管、住宅設備、空調機器を職人や建築会社へ届ける専門商社の最大手である。筆者の結論はやや割高だ。全国の在庫と専門知識は簡単にまねできないが、今の時価総額は向こう10年の成長をすでに相当織り込んでいる。

利益を支えるのは景気に左右されにくい修理と更新で、売上のおよそ3分の2を占める。自治体の老朽水道管更新、商業施設の機械設備、住宅の空調更新に同じ物流網を使える点も強い。FY2025の売上は添付台帳で308億ドル、営業利益27億ドル、純利益19億ドルである。直近の2026年4~6月期は売上が前年同期比4.6%伸び、非住宅の強さが続いた。

2026年8月には産業用バルブのFloWorksを取得した。買収によって顧客の工場やデータセンターに届ける製品は広がり、対象市場の会社推計も3400億ドルから4000億ドルに増えた。ただし、買収で増える売上は株主の利益が同じ割合で増えることを意味しない。のれん、借金、現場の統合費用も考えなければならない。

10年後は水インフラと商業設備が数量を増やし、取引価格が物価にほぼ追いつく中立を中心とする。株主への正味の現金還元を含めても、資本コストに見合う十分な安全域は見いだせない。流通網の価値を認めつつ、景気の悪い時期に営業利益率が大きく落ちる現実を忘れない評価である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、10年後も水が流れ、建物が空調を要する限り、この商売の役目は消えにくい。小口で種類の多い部品を各地に蓄え、工事の進行に合わせて届ける仕事は、取引画面が便利になるだけでは代替できない。全国の物流網と現場の専門家を持つ企業には、長い時間をかけて築いた価値がある。

ただし、よい商売にも値段の限界がある。2025年の営業利益率は9%弱で、景気が悪かった2010年には1%程度まで落ちた。2026年の大口工場案件が好調でも、すべての年がその水準になるわけではない。オーナーが受け取れる利益は、純利益から在庫を増やすための資金と支店の更新投資を差し引いた残りである。自社株買いも株式報酬の穴埋めを控除しなければならない。

長期に成長する資金を高い利回りで再投資できるなら、保有し続ける理由はある。水インフラと高機能産業用品への進出はその候補だ。しかし買収にはのれんが付き、経営者の技量に依存する。買収額が大きいほど、見かけの利益成長と株主の実質的な利益成長を分けて見る必要がある。

筆者が重く見るのは競争が激しい住宅や施設用品まで、上下水道と同じ強さで評価しないことだ。十年の中立では利益の増加と正味の還元は期待できるが、不況と流通の価格競争に対する安全域は薄い。事業の寿命には納得する一方、今の持ち分を取得する値段には慎重である。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は、仕入れた製品を保管し、現場が必要とする順番と納期で届けることだ。配管や空調機を単に右から左へ売るのではない。仕様に合う部材の選定、配管の事前加工、見積もり、工程調整と配送まで束ね、工事が止まる損失を減らすことで粗利を得る。2025年末には約1729の支店、約6200台の車両、約3万7000の仕入れ先を抱え、単独の顧客が売上の1%を超えない。

正式な報告セグメントは米国とカナダの二つである。しかし価値の源を理解するには、米国の八つの顧客群を別々に考えたい。上下水道は自治体とインフラ業者に管材と計量器を届ける。住宅ではファーガソン・ホームが水栓や照明を売り、住宅工事業者向けの配管材は職人が何度も訪れる支店の棚に強みがある。空調は更新用機器や部品を扱う。

非住宅では、商業用機械設備が病院やデータセンターの管材をまとめ、産業流通が高機能バルブを扱う。防火配管は現場での加工工程を減らし、施設保全は完成した建物の修繕需要に応える。カナダではウォルスリーがほぼ同じ仕事を担う。商品の個数や平均単価は会社が開示しないため、顧客群ごとの固定価格の市場規模とシェアを数量の代理として使う。

2025年の公式資料では住宅と非住宅がほぼ半分ずつで、新設より修理・保守・改修の比重が大きい。買収後も自社で設備機器を大量に製造する会社にはならない。専門家の知識と地域の在庫、全国の調達力を組み合わせて施工業者の仕事を速くする会社である。

優良さと弱いところ

堀、つまり競争相手が簡単に崩せない強みは全国の供給網にある。支店は顧客の近くにあり、必要な部材をその日か翌日に揃えられる。工事現場では数十ドルの部品が欠けるだけで大勢が作業を止める。調達と配送の信頼は、単なる最安値以上の意味を持つ。複数の顧客群を同じ現場に提供できるため、仕入れや配車も厚くなる。

もう一つの強みは規模を生かした仕入れと自社ブランドである。2026年の戦略説明では自社ブランドが売上の約1割を占める。2025暦年の粗利益率は31%に達し、前年より改善した。長年の資本効率も高いが、それは仕入れ・在庫・買掛金をうまく回し、還元で自己資本を増やし過ぎていない結果でもある。利益率が改善した事実だけで将来の価格支配力を決めつけない。

弱点は流通の多くが競争入札で、顧客が他社へ注文を分けられることだ。上下水道ではコア・アンド・メイン、空調ではワツコ、住宅ではホーム・デポやウィンサプライが強い。地域によっては地場卸の方が近く、仕入れ先が直販を増やせば利益の取り分も減る。したがって全社の堀は強固な独占ではなく、長持ちするが補修を要する規模の優位と判断する。

物流システムや顧客との取引履歴は切り替えの手間を高めるが、解約不能の契約ではない。AIによる設計支援や発注の自動化は、同社の作業効率を上げる半面、デジタル調達を得意とする競合にも同じ武器を与える。現物の配送そのものがAIエージェントに置き換わる事業ではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

北米の専門流通市場は大きいが、勝者が独占した市場ではない。会社が2026年2月に示した八つの対象市場の合計は約3400億ドルで、上下水道350億ドル、空調800億ドル、住宅仕上げ材600億ドルなどに分かれる。8月に成立したFloWorks買収で、会社が掲げる対応可能な市場は4000億ドルへ拡張した。これは実際の受注が600億ドル増えた数字ではなく、扱える産業用品の範囲が広がった意味である。

上下水道には長い更新の波がある。米国の飲料水と下水・雨水の設備更新には、政府機関の推計で今後20年間に巨額の資金が要る。老朽管の交換は景気後退でも消えないが、自治体の予算編成と補助金によって工事着手は遅れる。非住宅ではデータセンターや半導体工場が配管・バルブの需要を広げる一方、巨大案件の投資が一巡すれば注文も急に細る。

住宅は別の循環にある。住宅ローン金利が高く、新築と小規模改修は鈍い。住宅の不足と老朽化は中長期の需要を支えるが、人口や移民の動き次第で着工戸数は伸び悩む。空調も省エネ規制や暑熱で更新が進むが、卸の取り分はワツコや新規参入のホーム・デポ系との競争で決まる。

地域別に競合を見れば、コア・アンド・メインは水インフラ売上で約76億ドルを持ち、ワツコは空調関連で約72億ドルを売る。両社の開示市場はファーガソンの定義と完全には同じでないため、単純なシェア合算は避ける。10年の数量成長は水インフラと商業設備に厚く、住宅・施設用品はより慎重に見る。

資本政策と M&A

資本配分の腕は概して堅実だが、買収価格の検証は欠かせない。2025暦年には小型買収8件に約2.8億ドルを投じ、配当と自社株買いの合計で約16億ドルを株主へ渡した。2026年5月には最大20億ドルの新たな自社株買い枠を設定した。額は承認の上限であり、実際に買い切る約束ではない。株式報酬による持ち分の増加は、還元額から控除して考える。

最大の変化は2026年8月末に現金で取得したFloWorksである。企業価値約16億ドル、2025年売上約10億ドルの事業を取り込み、産業用バルブと流体制御に広げた。公表された買収倍率は期待する相乗効果を含む調整後EBITDAの約10倍で、実現しなければ割高な買い物になる。財務方針は純負債を調整後EBITDAの1~2倍に抑えることだ。

2026年4~6月期の会社見通しは通年売上の1桁台半ばの伸び、調整後営業利益率9.5~9.8%、設備投資3.75~4.25億ドルである。中期的には売上400億ドル超、調整後営業利益40億ドル超を掲げるが、GAAP純利益を同じ比率で伸ばす約束ではない。2026年7月の上場廃止はロンドンの第二上場だけで、NYSEは維持し、8月にS&P500へ採用された。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

水インフラの需要は短期の住宅着工とは異なる。自治体は老朽管の取り替えを先送りし続けられず、ファーガソンは管材だけでなく計量、雨水対策、処理設備まで束ねられる。地域の支店網と技術者の蓄積があるので、単独の値引き業者に大口案件を奪われにくい。コア・アンド・メインと競いながらも、両社が分散した地場業者からシェアを取る余地は大きい。

商業・機械設備の品揃えは、データセンターと先端工場の工事現場で威力を発揮する。複数の顧客群をまたいで発注でき、配管の事前加工や現場配送まで任せられるなら、施工会社は完成までの時間を短くできる。2026年の非住宅売上は四半期で8%伸びており、もともとの顧客関係が市場シェア拡大に結び付いている。

FloWorksの技術的な弁と流体制御は、建設後も交換や補修が必要だ。買収した専門知識と全国の拠点をつなげれば、これまで接点の少なかった製薬、半導体、発電所で追加の取引が生まれる。中期売上400億ドル超は通過点になり、会社が説明する年6~11%の成長にも理由がある。

自社ブランドは仕入れ利益の一部を社内に残し、配車と在庫の自動化は資本の回転を速める。新築が弱い間も修理・更新が売上の約3分の2を支える。事業の伸びが安定すれば、営業利益率と配当原資はさらに増えるという見方には十分な根拠がある。

慎重な見方

配管材の専門卸は消費者向けブランドほど価格を決められない。職人は在庫がある店で買い、設備業者は大口の見積もりを競わせる。ホーム・デポはSRSとGMSに続き空調卸も取り込み、建築業者の購買をまとめに来ている。既存の地域卸が強い都市では、全国網は自動的に高い利益率を生まない。

住宅の不足が続いても、住宅購入者の所得が追いつかなければ着工も改修も伸びない。売上の約半分が住宅に関係し、新築の比率は約3分の1だ。値上げで名目売上が増えても、人件費と配送費が同じように上がる。2010年には営業利益率が1%程度まで下がった事実を、今の株主は忘れてはならない。

大型案件も一方向に増えるわけではない。データセンター建設が先行し、設備の増設が止まれば配管材や産業用品の新規注文は同時に失速する。FloWorksを取得したことで取引先の幅は広がったが、現金16億ドルの買収代金を取り戻すには高い利益率と相乗効果が必要だ。思惑が外れた場合、のれんの減損と借り換え費用が株主の利益を削る。

さらに顧客の自動発注とメーカー直販が進めば、卸売の手数料部分は透明になる。現場配送の仕事自体は残っても、デジタル経由の注文を低い粗利で取り合うことになる。成長の鈍化と利益率の低下が同時に起こると、たとえ会社が存続しても現在の株主の取り分は大きく減る。

どちらに重みを置いたか

継続的な更新需要と全国の物流網は、極端な悲観を中心に置かない理由になる。一方、住宅と大規模工事の二重の循環、そして2026年に拡大した買収負担を考えると、強気側へ大きく確率を寄せることもできない。中立を35%、上側を30%、下側を35%とし、下振れの幅を大きめにした。

利益と事業を一つずつ積み上げた結果、確率加重の現在価値は台帳の時価総額を約1割下回った。従って結論はやや割高である。景気回復を待つだけではなく、買収に使った資本がどれだけ株主利益を生むかを追い続けたい。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 309.10 ドル616 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 88.23 ドル176 億ドル)。 今の値に割り戻すと 203.22 ドル405 億ドル、今との差 −14.9%、 期待の年率 +6.0%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 667.12 ドル1,329 億ドル 143.07 ドル285 億ドル +239.4% +14.8% 64.82 ドル129 億ドル
やや楽観 22% 507.08 ドル1,010 億ドル 122.99 ドル245 億ドル +164.0% +11.7% 138.62 ドル276 億ドル
中立 35% 342.50 ドル682 億ドル 95.38 ドル190 億ドル +83.5% +7.2% 153.26 ドル305 億ドル
やや悲観 24% 94.72 ドル189 億ドル 57.73 ドル115 億ドル −36.1% −5.3% 36.59 ドル73 億ドル
悲観 11% 14.25 ドル28 億ドル 22.59 ドル45 億ドル −84.6% −21.6% 4.05 ドル8 億ドル
加重平均100% 309.10 ドル616 億ドル88.23 ドル176 億ドル +66.5% +6.0% 397.33 ドル791 億ドル

今の株価時価総額 238.68 ドル475 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:水インフラと高度な工場設備のシェアを拡大 利益 69 億ドル · PER 19.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 667.12 ドル1,329 億ドル

米国の上下水道更新は自治体の工事を超えて計量・処理設備へ広がり、上下水道関連の実質市場は2025年の1.6倍強となる。ファーガソンは仕様の提案と全国の配送網で市場シェアを24%近くまで高める。商業設備は先端工場とデータセンターで伸び、複数顧客群を同じ工事に納める力が生きる。

2026年に取得したFloWorksは技術者と特注弁の事業を失わず、既存支店への製品横展開で産業流通の取り分を大きくする。住宅の改修と空調更新も市場を上回り、自社ブランドと事前加工が粗利を押し上げる。ホーム・デポ系SRSやコア・アンド・メインの追撃を受けても、重要部材の納期で選ばれる。

営業利益率は11%台に上がり、利益の現金化を保ったまま再投資と配当・自社株買いを両立する。2035年末には急成長が平準化し、次の10年は物価と緩やかな実質拡大の速度に落ち着く。高度な案件の受注が多いぶん、不況期の投資延期にはなお注意が要る。

  • 上下水道・雨水管理:数量 567(米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格))× 価格 34.9%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 198 億ドル・営業利益 24 億ドル。水道更新市場1.62倍、シェア23.6%、価格1.48倍
  • ファーガソン・ホーム:数量 762(米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 16.8%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 128 億ドル・営業利益 11 億ドル。住宅改修市場1.27倍、シェア11.3%、価格1.49倍
  • 商業用機械設備:数量 549(米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 24.9%(同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1))→ 売上 137 億ドル・営業利益 17 億ドル。商業設備市場1.83倍、シェア16.6%、価格1.50倍
  • 住宅工事業者向け配管材:数量 405(米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 24.6%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 100 億ドル・営業利益 10 億ドル。住宅配管市場1.35倍、シェア16.6%、価格1.48倍
  • 空調機器・交換部品の卸:数量 1,240(米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 9.0%(同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1))→ 売上 112 億ドル・営業利益 12 億ドル。空調市場1.55倍、シェア6.1%、価格1.48倍
  • 産業用配管・流体制御:数量 1,570(産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格))× 価格 6.2%(拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1))→ 売上 97 億ドル・営業利益 13 億ドル。市場1.57倍、FloWorks取得後のシェア4.1%、価格1.51倍
  • 施設保全用品:数量 858(米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 4.4%(同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1))→ 売上 38 億ドル・営業利益 4 億ドル。施設用品市場1.43倍、シェア3.0%、価格1.47倍
  • 防火配管・事前加工:数量 59.2(米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 39.0%(同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1))→ 売上 23 億ドル・営業利益 3 億ドル。防火設備市場1.48倍、シェア26.0%、価格1.50倍
  • カナダ・ウォルスリー:数量 476(カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定))× 価格 7.6%(同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1))→ 売上 36 億ドル・営業利益 3 億ドル。カナダ市場1.36倍、シェア5.2%、価格1.46倍

倍率:GAAP純利益を使用し、調整後利益や買収償却の足し戻しはしない。資本コストk=8.0%、2035年の純利益68.5億ドル÷自己資本198.3億ドルでROE=34.5%。堀は普通(残る割合1/2)なので、RONIC=k+1/2×(ROE−k)=21.3%。長期g=4.0%は物価3.5%に、成長する市場の実質数量と緩やかなシェア増を合わせた持続成長の上限4.0%を適用した。正当化PER=(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)=21.1倍。業界の循環と価格競争のため上限の92%で19.4倍とした。

確率:水道管更新と先端工場の大型案件が持続する上、FloWorksとの製品横展開にも成功する必要がある。会社の掲げる売上成長上限に近い状況が10年続くため8%に限る。

やや楽観 22% やや楽観:更新需要と買収の相乗効果が順調 利益 56 億ドル · PER 18.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 507.08 ドル1,010 億ドル

水インフラと商業用機械設備は実質市場の伸びが続き、2025年より大きな取り分を確保する。住宅は新築の高成長には戻らないが、古い配管と空調機の更新が堅調になる。現場の必要部品を一括で届ける物流網の利点は残り、値上げは物価にほぼ沿って通る。

FloWorksの統合は計画どおり進み、特殊バルブの販路が全国へ広がる。買収した専門人材が定着し、工場の保守・修繕にも継続的な注文が入る。コア・アンド・メインやワツコとの競争で価格の一方的な引き上げはできないが、品揃えと在庫の厚さで大きな値崩れを防ぐ。

物流の自動化と自社ブランドの拡大が固定費を薄め、会社全体の営業利益率は10%を超える。10年間の利益を積み重ねた後も、余剰資金を正味で約245億ドル返す。成熟後は成長率が落ち着くため、強い会社だからといって利益に無制限の価値を与える展開ではない。

  • 上下水道・雨水管理:数量 525(米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格))× 価格 32.6%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 171 億ドル・営業利益 19 億ドル。水道市場1.50倍、シェア22.5%、価格1.45倍
  • ファーガソン・ホーム:数量 720(米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 15.8%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 114 億ドル・営業利益 9 億ドル。住宅改修市場1.20倍、シェア10.9%、価格1.45倍
  • 商業用機械設備:数量 507(米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 23.7%(同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1))→ 売上 120 億ドル・営業利益 14 億ドル。商業市場1.69倍、シェア16.2%、価格1.46倍
  • 住宅工事業者向け配管材:数量 384(米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 22.6%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 87 億ドル・営業利益 8 億ドル。住宅配管市場1.28倍、シェア15.7%、価格1.44倍
  • 空調機器・交換部品の卸:数量 1,144(米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 8.4%(同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1))→ 売上 96 億ドル・営業利益 10 億ドル。空調市場1.43倍、シェア5.8%、価格1.45倍
  • 産業用配管・流体制御:数量 1,500(産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格))× 価格 5.9%(拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1))→ 売上 88 億ドル・営業利益 11 億ドル。市場1.50倍、買収後シェア4.0%、価格1.47倍
  • 施設保全用品:数量 810(米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 4.0%(同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1))→ 売上 33 億ドル・営業利益 3 億ドル。施設市場1.35倍、シェア2.8%、価格1.44倍
  • 防火配管・事前加工:数量 56.0(米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 36.0%(同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1))→ 売上 20 億ドル・営業利益 2 億ドル。防火市場1.40倍、シェア24.5%、価格1.47倍
  • カナダ・ウォルスリー:数量 448(カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定))× 価格 7.2%(同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1))→ 売上 32 億ドル・営業利益 2 億ドル。カナダ市場1.28倍、シェア5.0%、価格1.44倍

倍率:GAAP純利益を使用し、調整後利益や買収償却の足し戻しはしない。資本コストk=8.0%、2035年の純利益55.5億ドル÷自己資本178.3億ドルでROE=31.1%。堀は普通(残る割合1/2)なので、RONIC=k+1/2×(ROE−k)=19.6%。長期g=4.0%は物価3.5%に、成長する市場の実質数量と緩やかなシェア増を合わせた持続成長の上限4.0%を適用した。正当化PER=(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)=20.7倍。業界の循環と価格競争のため上限の88%で18.2倍とした。

確率:水インフラと商業設備が強く、住宅更新もほどほどに回復する。足元で市場を上回る実績があり、買収成功の条件も過度ではないため22%。

中立 35% 中立:実質市場成長と穏やかなシェア上昇 利益 41 億ドル · PER 16.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 342.50 ドル682 億ドル

上下水道の実質市場は10年で約4割、商業用機械設備は約5割広がる。公共管路の更新と先端工場の新設が市場の数量を増やし、ファーガソンも地場卸から少しずつ取引を奪う。一方、住宅の新築は金利と所得の制約が残るため、仕上げ材・配管の数量は年率1%程度の伸びにとどまる。全顧客群の価格は平均して物価に沿って上がる。

FloWorksは2026年以降の売上に加わり、産業流通の市場を広げる。ただし買収先の利益率が会社全体を急変させるとは見ない。コア・アンド・メインの上下水道、ワツコの空調、ホーム・デポ系SRSの専門流通に対し、地理的な近さと現場サービスでシェアを維持・微増する。

2025年の営業利益率8%台後半から、2035年は9%台前半へ穏やかに改善する。借金は10年で順次借り換えられるため、新しい金利水準の負担を純利益に含めた。純利益は40億ドル余となり、その間の利益累計から正味還元を差し引いて自己資本も積み上がる。成長はROEから逆算せず、各市場の数量と価格から生まれる。

  • 上下水道・雨水管理:数量 483(米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格))× 価格 29.6%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 143 億ドル・営業利益 15 億ドル。水道市場1.38倍、シェア21.0%、価格1.41倍
  • ファーガソン・ホーム:数量 672(米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 14.9%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 100 億ドル・営業利益 7 億ドル。住宅改修市場1.12倍、シェア10.6%、価格1.41倍
  • 商業用機械設備:数量 450(米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 21.2%(同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1))→ 売上 95 億ドル・営業利益 10 億ドル。商業市場1.50倍、シェア15.0%、価格1.41倍
  • 住宅工事業者向け配管材:数量 348(米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 21.3%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 74 億ドル・営業利益 6 億ドル。住宅配管市場1.16倍、シェア15.1%、価格1.41倍
  • 空調機器・交換部品の卸:数量 1,072(米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 7.0%(同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1))→ 売上 76 億ドル・営業利益 7 億ドル。空調市場1.34倍、シェア5.0%、価格1.41倍
  • 産業用配管・流体制御:数量 1,380(産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格))× 価格 4.7%(拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1))→ 売上 64 億ドル・営業利益 7 億ドル。市場1.38倍、FloWorks後シェア3.3%、価格1.41倍
  • 施設保全用品:数量 720(米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 3.5%(同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1))→ 売上 25 億ドル・営業利益 2 億ドル。施設市場1.20倍、シェア2.5%、価格1.41倍
  • 防火配管・事前加工:数量 52.0(米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 32.4%(同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1))→ 売上 17 億ドル・営業利益 2 億ドル。防火市場1.30倍、シェア23.0%、価格1.41倍
  • カナダ・ウォルスリー:数量 406(カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定))× 価格 6.3%(同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1))→ 売上 26 億ドル・営業利益 1 億ドル。カナダ市場1.16倍、シェア4.5%、価格1.41倍

倍率:GAAP純利益を使用し、調整後利益や買収償却の足し戻しはしない。資本コストk=8.0%、2035年の純利益40.8億ドル÷自己資本165.3億ドルでROE=24.7%。堀は普通(残る割合1/2)なので、RONIC=k+1/2×(ROE−k)=16.3%。長期g=4.0%は物価3.5%に、成長する市場の実質数量と緩やかなシェア増を合わせた持続成長の上限4.0%を適用した。正当化PER=(1−g/RONIC)÷(k−g)×(1+g)=19.6倍。業界の循環と価格競争のため上限の84%で16.5倍とした。

確率:水インフラと商業設備に重点を置く一方、住宅と空調の競争を打ち消し切れない。業界共通の実質成長と名目価格上昇に最も近い展開なので35%。

やや悲観 24% やや悲観:住宅低迷と専門卸の価格競争 利益 16 億ドル · PER 10.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 94.72 ドル189 億ドル

米国住宅の新築が長く鈍り、改修用の配管材とファーガソン・ホームは実質数量を減らす。上下水道工事は残るが、補助金の遅れとコア・アンド・メインの攻勢で市場シェアが落ちる。商業設備はデータセンターの建設計画が一巡し、地場卸も入札を取り返す。値段は一部の商品で物価に追いつかない。

FloWorksは買収後の顧客維持には成功するものの、期待した販路の横展開は進まない。ホーム・デポ系SRSは空調と建材卸の連携を進め、ファーガソンの小口客を奪う。固定の倉庫賃料と配達網を十分に薄められず、営業利益率は6%台半ばへ低下する。利益の縮小に合わせて自社株買いも抑える。

純利益は約16億ドルまで減り、成長向け資金を置いて残る正味還元は約115億ドルとなる。10年間の純利益累計は約170億ドルで、自己資本は約113億ドルへ増えるが、その利益率は資本コストを大きく上回らない。経営破綻ではなく、優位が少しずつ侵食される筋書きである。

  • 上下水道・雨水管理:数量 392(米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格))× 価格 24.3%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 95 億ドル・営業利益 8 億ドル。水道市場1.12倍だがシェア18.3%、価格1.33倍
  • ファーガソン・ホーム:数量 564(米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 11.7%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 66 億ドル・営業利益 4 億ドル。住宅市場0.94倍、シェア9.0%、価格1.30倍
  • 商業用機械設備:数量 336(米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 16.5%(同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1))→ 売上 55 億ドル・営業利益 4 億ドル。商業市場1.12倍、シェア12.4%、価格1.33倍
  • 住宅工事業者向け配管材:数量 282(米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 16.4%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 46 億ドル・営業利益 3 億ドル。住宅配管市場0.94倍、シェア12.6%、価格1.30倍
  • 空調機器・交換部品の卸:数量 856(米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 5.0%(同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1))→ 売上 43 億ドル・営業利益 3 億ドル。空調市場1.07倍、シェア3.9%、価格1.29倍
  • 産業用配管・流体制御:数量 1,100(産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格))× 価格 3.3%(拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1))→ 売上 36 億ドル・営業利益 3 億ドル。市場1.10倍、買収後シェア2.5%、価格1.30倍
  • 施設保全用品:数量 618(米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 2.8%(同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1))→ 売上 18 億ドル・営業利益 1 億ドル。施設市場1.03倍、シェア2.2%、価格1.29倍
  • 防火配管・事前加工:数量 43.2(米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 26.2%(同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1))→ 売上 11 億ドル・営業利益 1 億ドル。防火市場1.08倍、シェア20.5%、価格1.28倍
  • カナダ・ウォルスリー:数量 361(カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定))× 価格 5.4%(同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1))→ 売上 20 億ドル・営業利益 0 億ドル。カナダ市場1.03倍、シェア4.1%、価格1.32倍

倍率:GAAP純利益を基準とする。ROE=14.1%、k=8.0%、堀は普通でRONIC=11.1%。長期g=2.5%は、物価上昇は残るが市場の実質伸びとシェアが弱くなることを反映。式に(1+g)を掛けた正当化PER上限は14.4倍だが、構造的な値引きと買収効果の不足で10.6倍とした。稼ぐ力の上限は純利益16.0/k=200.0億ドルであり、時価総額169.6億ドルは超えない。

確率:住宅の長期低迷、SRS拡大、FloWorksの相乗効果不足のうち複数が同時に起こる。流通業は顧客の購買先変更が比較的容易なので24%。

悲観 11% 悲観:流通の取り分が構造的に減少 利益 3 億ドル · PER 8.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 14.25 ドル28 億ドル

流通の構造そのものが変わる。ホーム・デポ系SRSと大手設備メーカーの直販が増え、発注のデジタル化で値引きが常態化する。住宅の修繕工事は消えないが、専門卸を通す比率が下がる。自治体の上下水道工事も続くものの、コア・アンド・メインと地場卸に重要案件を奪われる。実質の対象市場と同社シェアが同時に縮む。

データセンター建設の投資一巡と景気後退が重なり、商業設備と産業流通の注文が減る。FloWorksの買収時に期待した相乗効果は実現せず、期間の中ほどでのれん減損や事業整理が起こる。2027~2030年にはまだ利益を稼ぐが、その後の注文減と評価損で10年のGAAP純利益累計は約90億ドルにとどまる。

倉庫賃料と配送費は簡単に減らせないため、2035年の営業利益率は3%弱になる。純利益は約3億ドルまで低下するが、倒産はせず小規模な専門卸として存続する。株主還元は約45億ドルに削られ、事業の収益力だけでは高い企業価値を支えられない。売れる資産も、のれんと在庫の値引き、借金を差し引くと厚い床にはならない。

  • 上下水道・雨水管理:数量 333(米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格))× 価格 17.8%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 59 億ドル・営業利益 2 億ドル。水道市場0.95倍、シェア14.2%、価格1.25倍
  • ファーガソン・ホーム:数量 468(米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 8.9%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 1 億ドル。住宅市場0.78倍、シェア7.3%、価格1.22倍
  • 商業用機械設備:数量 270(米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 13.0%(同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1))→ 売上 35 億ドル・営業利益 2 億ドル。商業市場0.90倍、シェア10.5%、価格1.24倍
  • 住宅工事業者向け配管材:数量 225(米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 14.0%(同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1))→ 売上 32 億ドル・営業利益 1 億ドル。住宅配管市場0.75倍、シェア11.5%、価格1.22倍
  • 空調機器・交換部品の卸:数量 720(米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 3.6%(同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1))→ 売上 26 億ドル・営業利益 1 億ドル。空調市場0.90倍、シェア3.0%、価格1.20倍
  • 産業用配管・流体制御:数量 900(産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格))× 価格 2.6%(拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1))→ 売上 24 億ドル・営業利益 1 億ドル。市場0.90倍、買収後シェア2.2%、価格1.20倍
  • 施設保全用品:数量 540(米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格))× 価格 2.1%(同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1))→ 売上 11 億ドル・営業利益 0 億ドル。施設市場0.90倍、シェア1.7%、価格1.22倍
  • 防火配管・事前加工:数量 36.0(米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格))× 価格 21.3%(同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。防火市場0.90倍、シェア17.5%、価格1.22倍
  • カナダ・ウォルスリー:数量 315(カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定))× 価格 4.6%(同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1))→ 売上 14 億ドル・営業利益 0 億ドル。カナダ市場0.90倍、シェア3.7%、価格1.23倍

倍率:GAAP純利益を用いる。ROE=3.2%は資本コスト8.0%を下回るため、利益が伸びても高い再投資価値を認めず、PERの上限は1/k=12.5倍。長期gは市場の横ばいとシェア低下、物価の一部転嫁を合わせて1%に抑え、事業悪化の不確実性から8.6倍とした。株価の過去の谷やPBRは使わない。純利益/kは41.2億ドルである。

確率:全国の物流網が残ってもメーカー直販とデジタル購買で粗利が削られ、のれんの評価損まで重なる。事業の寿命は長いため破綻ではないが、極端な負け筋に11%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

上下水道・雨水管理

水道管、弁、消火水、雨水排水、計量器。自治体、工事業者、上下水道設備の更新と新設に供給する。

数量米国の上下水道・雨水管理関連市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 350 19.2% 67 6
10 年後 中立 483 29.6% 143 15

取り方:会社2026年戦略説明資料は対象市場350億ドル・自社年商約75億ドルを開示する。当分析の基準年は別の2025年7月期なので、基準の米国売上292.22億ドルに公式顧客群比率23%を掛け67.21億ドルを得た。市場350億ドル×シェア19.20%×価格指数1。コア・アンド・メインは2025年度売上約76億ドル、対象市場440億ドルと開示し、異なる市場定義で約17%に相当する。実際の管本数・工事件数は非開示であり、市場金額を固定価格の実質数量の代用とした。

ファーガソン・ホーム

住宅の浴室・台所の水栓、衛生陶器、照明、家電。ショールームと電子商取引で建築会社や改修業者に販売する。

数量米国住宅設備・改装用仕上げ材市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 600 10.2% 61 4
10 年後 中立 672 14.9% 100 7

取り方:会社2026年資料は住宅仕上げ材の市場600億ドルと年商約60億ドルを開示する。2025年7月期の米国売上に公式構成比21%を掛け61.37億ドル、当該市場への浸透率10.23%を基準とした。ショールーム、旧Build.com由来の通販を含む。ホーム・デポ、ロウズ、専門ショールームが競争相手だが、各社のこの細目での売上は非開示なので競合シェアは断定しない。水栓の個数や客単価も開示されず、固定価格市場×シェア×単価指数で代用する。

商業用機械設備

病院、工場、データセンター、商業ビル向けの配管、バルブ、機械設備と現場での事前加工。

数量米国商業用機械設備流通市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×機器・工事材料の単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 300 13.6% 41 4
10 年後 中立 450 21.2% 95 10

取り方:会社2026年資料の市場300億ドル・年商約50億ドル(丸め値)を使用。基準2025年7月期は米国売上の14%=40.91億ドルで、対象市場シェア13.64%。暦年2025の構成比15%とは対象期間が違う。ファーガソンは現場加工・工程管理も行うが、顧客に請求する主対象は設備・管材であり、人月売上とは区別した。ウィンサプライ、地域設備卸、メーカー直販が競合し、後二者のシェアは非開示。

住宅工事業者向け配管材

住宅の新築・改修に使う給排水管、継手、給湯器と工具。職人への迅速な現場配送が主な役目である。

数量米国住宅工事業者向け配管材市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×商品単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 300 14.6% 44 4
10 年後 中立 348 21.3% 74 6

取り方:会社2026年資料の市場300億ドル、年商約50億ドルを参照。基準2025年7月期米国売上の15%=43.83億ドル、市場シェア14.61%。リースUSA、ウィンサプライ、ハジョカと地域の配管卸が競争相手。リースUSAの公開売上約51億ドルは他分野も含むため、そのまま配管市場シェアにはしない。件数と平均伝票単価は公表されず、市場金額を2025年固定価格の数量とした。

空調機器・交換部品の卸

住宅・商業施設向け空調機、ヒートポンプ、冷媒関連の交換部品。施工業者と複数のメーカーをつなぐ。

数量米国空調・冷凍機器の流通市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×空調設備の単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 800 4.4% 35 3
10 年後 中立 1,072 7.0% 76 7

取り方:会社2026年資料の市場800億ドル・自社売上約40億ドルを基礎とする。2025年7月期の公式構成比12%を米国売上に掛け35.07億ドル、シェア4.38%とした。競合ワツコは2025年全社売上約72億ドルで、この市場を粗い分母にすれば約9%だが地域・品目が異なる。ホーム・デポ傘下SRSも2026年に空調卸を買収した。出荷台数の自社開示がないので実質の市場金額を数量代理とする。

産業用配管・流体制御

石油化学、半導体、発電、製薬工場向けの弁、配管、ポンプと流体制御。2026年に取得したFloWorksの専門流通を含める。

数量産業流通400億ドル+FloWorksで開拓する追加600億ドルの市場(億ドル、2025年価格)価格拡大後の市場への獲得シェア×機器単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 1,000 2.0% 20 2
10 年後 中立 1,380 4.7% 64 7

取り方:基準2025年7月期の米国売上の7%=20.46億ドルが既存産業流通の売上である。2026年説明資料の既存対象市場400億ドルに、8月31日買収成立のFloWorksで拡大した600億ドルの対象市場を足して1000億ドルを固定価格の基準市場とする。したがって買収前の浸透率2.05%は既存市場だけの競争シェア5.11%とは異なる。FloWorksの2025年約10億ドルは基準期に足さず、将来のシェア上昇で初めて織り込む。エムエスシー・インダストリアルやアプライド・インダストリアル、各種バルブ専門卸と競う。

施設保全用品

ビルや集合住宅の管理会社・産業施設に、配管部品、消耗品、補修材料を供給する。

数量米国施設維持管理用資材市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×補修材単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 600 2.4% 15 1
10 年後 中立 720 3.5% 25 2

取り方:会社資料の市場600億ドル・年商約10億ドルは丸め値。基準2025年7月期では米国売上の5%=14.61億ドルで、市場シェア2.44%と計算した。工場・施設の補修部品は多品種小口のため販売数量が公表されず、需要金額を固定価格の数量とする。グレインジャー、ファスナル、MSC、アマゾンビジネスが競合し、対象範囲が異なるため正確な各社の市場シェアは得られない。

防火配管・事前加工

スプリンクラー、防火用管材、継手と現場向けの切断・溶接済み配管を専門業者に納める。

数量米国防火設備向け流通市場(億ドル、2025年価格)価格同社獲得シェア×防火材・加工品の単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 40.0 21.9% 9 1
10 年後 中立 52.0 32.4% 17 2

取り方:会社2026年資料は対象市場40億ドル、売上約10億ドルと開示する。基準2025年7月期の米国売上3%=8.77億ドルで、シェア21.92%となる。スプリンクラーの配管点数、加工点数と実際の販売単価は非公開のため、市場金額を固定価格の数量とする。バイキング・サプライネット、ウィンサプライ、地場の防火管材卸が競合する。

カナダ・ウォルスリー

ウォルスリー・カナダの支店網を通じ、給排水、空調、上下水道と産業用管材を現地施工業者に供給する。

数量カナダの対象専門流通市場(億ドル、2025年価格、当方推定)価格同社獲得シェア×カナダの取引単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 350 4.4% 15 1
10 年後 中立 406 6.3% 26 1

取り方:SEC移行年報で2025年7月期カナダは全社売上の5%と確認できるので15.38億ドルを使う。カナダのこの品目横断の市場規模は会社開示なしのため350億ドルを控えめな作業仮説とし、見かけの浸透率4.39%を算出した。米国8顧客群の市場合計4000億ドルにはこの補助推定を足さない。地域大手エムコ、レシュー等との比較可能なシェアは非開示である。

リスクと懸念

住宅市場の長期停滞

売上の約半分が住宅に関係し、配管材とショールーム商品は高い住宅ローン金利に弱い。米国の住宅不足が残っても、新築が減ったままでは業者の発注は戻らない。住宅向け価格が物価ほど上がらなければ、在庫回転と支店採算を同時に悪化させる。

上下水道工事の発注遅延

老朽管の更新需要は消えにくいが、自治体の財政、地方債利回り、連邦補助金の配分で工期は動く。コア・アンド・メインや地場卸との公共工事入札も厳しい。更新需要の総額が大きいことを、そのまま毎年の注文増と考えるべきではない。

FloWorks買収と負債

2026年に成立した企業価値約16億ドルの買収は、流体制御の技術を取り込む反面、のれんと借り換え金利を負担する。公表された約10倍の買収倍率には予定された相乗効果が含まれる。事業統合が遅れれば投下資本の利回りは資本コストに届かない。

競争激化と直販・電子調達

ワツコ、コア・アンド・メイン、ウィンサプライに加え、ホーム・デポ傘下SRSが品揃えを拡大している。顧客の電子購買やメーカー直販が進めば、相見積もりと値引きが増える。AIによる自動発注は配送を不要にしないが、卸の粗利を削る方向には働きうる。

大型設備投資の反転

データセンター、半導体工場、電力・製薬設備の建設が集中すると、商業用機械設備と産業用品の売上は同時に伸びる。しかし計画延期も同時に起こる。専門機器の在庫と買収した支店の固定費が残ると、景気後退時に営業利益率は売上以上の速さで下がる。

商品価格・運転資金・リース

銅管や鋼製配管の値下がりは名目売上と在庫の評価を押し下げる。高値の在庫を長く抱えれば値下げ損も出る。会社は倉庫・支店の賃借契約を多数持ち、米国会計で負債が計上済みだが、不況になっても家賃は直ちに消えない。

過剰な自社株買いと株式報酬

経営陣は大きな自社株買い枠を持つが、高い値段で自社株を買えば継続株主の価値が減る。株式報酬で渡す株の分を差し引いた実質還元を追う必要がある。急いで株数を減らすより、良い買収か配当を選ぶ規律が大切である。

今後の分かれ目

水道・下水道工事向けの受注が住宅不況中も年5%以上増え、同社のシェアが継続して上昇する
上下水道の数量を上方修正し、商業用設備との複合提案が効いているなら、やや楽観・楽観の可能性を高める。
FloWorksの売上と営業利益が想定を上回り、取得後3~5年で投下資本利益率が資本コストを明確に超える
産業用流体制御のシェア上昇と全社の利益率改善を認め、買収を成長の源として評価する。
住宅工事業者向け配管材とホーム事業が複数年にわたり実質で縮み、支店統廃合が増える
住宅関連の数量と粗利を引き下げ、やや悲観へ重みを移す。物価上昇による名目増収では打ち消さない。
ホーム・デポ傘下SRSやワツコの増店で空調卸のシェアが低下し、値引きが常態化する
空調のシェアと価格指数を下げ、営業利益率低下が全社へ及ぶかを検討する。
売上が増えても運転資金の増加で営業キャッシュフローが純利益を3期連続で大幅に下回る
利益の現金化に疑問が生じるため、正味の株主還元と買収可能額を下方修正する。
データセンターの大型案件が相次ぎ延期され、商業設備と産業用流体制御の受注残が同時に落ちる
景気循環の悪い側が現実化したとみなし、利益率だけでなく実質数量の10年成長も弱める。
住宅の更新・改修が持ち直し、全国の自社ブランド取扱高が売上の15%を超える
商品構成による粗利改善を認め、住宅関連でも利益を守れる見方に近づける。

見ておくもの

  • 米国8顧客群別の売上構成と、上下水道・商業設備の実質成長
  • 住宅/非住宅と新設/修理改修の売上構成(約50/50、約1/3対2/3)
  • 既存店の売上増を数量と価格に分けた内訳、対市場成長差
  • 2026年取得FloWorksの売上・粗利・相乗効果と投下資本利益率
  • GAAP営業利益率と調整後営業利益率の差、のれん償却や統合費用
  • 正味の配当・株式買戻し・株式報酬と純負債/EBITDA
  • 営業キャッシュフロー・在庫・売掛金と運転資金の増加
  • 賃借倉庫・支店の固定費と支店閉鎖の件数
  • 競合のコア・アンド・メイン、ワツコ、ホーム・デポ系の増収とシェア

倍率と資本コストの決め方

現在のPERや株価を使わず、八つの米国顧客群とカナダについて2025年固定価格市場×シェア×単価指数で2035年の売上を求めた。長期の数量成長は水道インフラ、商業用設備、住宅、空調で別々にした。倍率は資本コスト8.0%、10年目のROE、堀は普通、成熟後のgを用いた正当化PERの内側で決め、来期利益に対する式には1+gを掛けた。純利益は株式報酬と買収償却を費用に含むGAAP相当とし、現金は純負債なので別加算しない。2025年は7月期が基準で、2026年から12月決算へ変更された。リース負債は米国会計ですでに計上されており、同じ会計形で10年を見た。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に、循環+0.5%、値決め0%、負債0%、寿命−0.5%を加えて8.0%。βや市場のPERを用いない。FloWorksの統合と建設景気の下振れは割引率の上乗せではなく数量・利益率・確率に反映した。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. ファーガソン 2025年末移行報告書(SEC Form 10-KT、2026年2月27日)
  2. ファーガソン 2026年2月 市場機会・戦略説明資料(顧客群市場規模と中期目標)
  3. ファーガソン 2026年8月公表の第2四半期決算と通期見通し

分析日 2026-10-23