株譜
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ファスナル FAST

大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)28.30 ドル326 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)52.7 ドル607 億ドル差 −46.3%
10 年後から見ると 割高 価値 28.30 ドル326 億ドル · 差 −46.3% · 期待の年率 +0.2%
期待の年率リターン(10 年)+0.2%資本コスト比 −7.6 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ファスナル(Fastenal)は、ねじ・工具・安全用品などの産業用品を製造業・建設の現場へ届ける北米最大級の流通会社。2025 年 12 月期の売上は 82 億ドル、営業利益率 20.2%、GAAP の純利益 12.6 億ドル、自己資本利益率(ROE)32%。借金は 1 億ドルしかない。

2026 年は予想以上に強い。7〜9 月期の日次売上は +15.5%(契約顧客 +18.8%、重工業 +20.2%)、営業利益率 21.5%、純利益 +19.7%。値上げの寄与は 1〜3 月期の約 3.5pt から 2.4pt へ落ち、残りは数量とシェアの獲得。ただし粗利益率は顧客構成の大口化で 44.8% まで下がっており、販管費率の低下(−1.3pt)が補っている構図である。

バリュー投資の観点では事業の質は高い。現場に常駐するオンサイトと自販機は顧客の切り替えを難しくし、大口契約ほどファスナルに集まる。一方で値段は、製造業の景気循環の山で買う危うさと、成熟後の倍率(式で約 32 倍)の差が大きい。

倍率は利益ベースの正当化 PER = (1 − g/RONIC)/(k − g)(k 7.75%・g 4.0%・事業の ROE 33%・堀は普通)で 10 年の中立の上限は 21.4 倍。その 85 割の 18.2 倍に置いた(オンサイト(大口顧客の敷地内の自販機・在庫)で切り替えが難しく、ROE 30% 台・景気の振れが小さい。上限の 8.5 割)。総合は今の時価総額に対し -45%で「割高」。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、ファスナルは「10 年後も存在し、今より強いか」と問えば存在する。ねじ・工具・安全用品は製造業と建設が動く限り使われ続け、現場に常駐するオンサイトと自販機は顧客との結びつきを深めている。堀は物流・密度・切り替えの費用で、10 年で広がりはしないが、狭まる兆しも今はない。

稼ぐ力はオーナー利益で見ても高い。純利益のほぼ全部(約 8 割以上)が現金になって配当と自社株買いで株主に返り、成長に要る元手は小さい(設備投資が売上の 3% 台)。経営は有機的な成長と還元に徹し、買収で価値を壊さない。借金がなく、景気が落ちても配当を守れる。ただし値段は別。今の GAAP の PER は約 47 倍で、これは成熟後の姿(g 4.0%・k 7.75%・ROE 33% の式で約 21 倍)を 2 倍以上上回り、2026 年の景気の山と関税による値上げが先に織り込まれている。

安全域は薄い。楽観の筋書きでも 10 年で今の値段の約 1.25 倍にとどまり、悲観は 0.27 倍まで下がる。事業の質は確かだが、確信度は景気循環の読みにくさから「高い」止まりで、値段に見合うとは言いにくい。

何で稼ぐ会社か

ファスナルは 1967 年にミネソタ州ウィノナで創業した産業用品の流通会社で、約 3,600 の店舗(拠点)、約 17,000 人の営業担当、物流網(配送センターと自社トラック)を持つ。売上の中身は、ねじ・ボルトなどの締結部品が 3 割前後、安全用品が約 2 割、残りが工具・電動工具・清掃用品・電気用品など(推定)で、顧客は製造業が半分強、残りが非住宅建設・保守・政府など。

収益の核は「顧客の現場に入り込む」仕組み。オンサイトは顧客の工場の中に専任の担当者と在庫を置く方式で、月商 5 万ドル超の拠点は 2026 年 9 月に 3,288(前年 2,771)、売上の 59% を占める。自販機(FASTVend)と現場の部品棚(FASTBin)は 143,878 台分(MEU)が設置済みで、顧客が使った分を自動で補充し、顧客の在庫管理の手間を肩代わりする。契約顧客の日次売上は +18.8%、デジタル(自販機・ウェブ・システム連携)経由の売上は 61.4%。

価格は商品の値上げと契約更新で決まる。関税で上がった輸入ねじ類の仕入れ値の転嫁(値上げの寄与は 1〜3 月期約 3.5pt、4〜6 月期約 2.9pt、7〜9 月期約 2.4pt と鈍化中)が 2025〜2026 年の追い風だった。利益は粗利益率 44.8%(顧客構成の大口化で低下)から販管費率 23.3% を引いた営業利益率 21.5%。設備投資は売上の 3% 台(2026 年は 3.1〜3.3 億ドル)で、利益の約 105% が現金になる。

優良さと弱いところ

堀は 4 つ。第 1 は切り替えの費用で、オンサイトと自販機は顧客の現場に人・在庫・システムを置くので、仕入れ先を変えると在庫管理ごとやり直しになる。第 2 は物流と密度で、約 3,600 拠点と自社配送が「今日欲しい部品を今日届ける」を支え、これはアマゾン・ビジネスのような通販が最も苦手とする点。第 3 は規模の調達力で、ねじ類は品目が数十万点あり、大量仕入れの値で小口にも売れる。第 4 は文化で、拠点の責任者に大きな裁量を与え、営業担当を増やし続ける仕組みが 50 年以上続いている。

資本効率は高い。自己資本利益率は 30% 前後を 10 年以上保ち、営業利益率は 20% 前後(過去 20 年の幅は 15.4%〜21.5%)で安定している。競合のグレインジャー(営業利益率 15% 前後・推定)や MSC インダストリアル(1 桁後半〜10% 前後・推定)を上回る。

弱い点は 3 つ。(1) 粗利益率が低下中で、これは大口顧客ほど価格交渉力が強いこと。(2) 契約顧客への依存が高まる分、更新時の価格交渉の影響が大きくなること。(3) 2026 年の好調には関税による値上げと景気の山(重工業 +20%)が混ざり、実力の見分けが難しいこと。売上債権が +19.9% と棚卸資産 +3.1% を大きく上回って増えている点も、大口向けの支払い条件の緩みを映す可能性がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

産業用品(MRO=保守・修理・消耗品)の北米市場は、会社の推定で 1,400 億ドル超、業界ノートと同じ領域のグレインジャーの担当は 1,900 億ドルと置く(この分析はグレインジャーと物差しを揃えて 1,900 億ドルを使う)。どの会社も大きな割合を持たない分散市場で、ファスナルの売上 82 億ドルは約 4.3%、グレインジャーは約 7%(推定)。需要は製造業の稼働と非住宅建設の工事量に連動し、数量の伸びは長期で実質 +1.5% 前後(グレインジャーの担当と同じ)、景気の波が大きい。

今の位置は景気の山に近い。2026 年 7〜9 月期は重工業 +20.2%、他の製造業 +13.2%、非住宅建設 +12.0% と全部が強く、ISM 製造業指数も 54.5 と 2022 年以来の高さ。ただし価格指数も急騰しており、関税による値上げが売上を押し上げている。景気が反転すれば、2009 年(ファスナルの売上 −17.5%、営業利益率 19.2%→15.4%)のような落ち込みがありうる。

構造の変化は 3 つ。第 1 は大口顧客の仕入れ先の統合で、少数の供給業者に集約する流れが、契約と現場在庫を持つファスナルとグレインジャーに有利。第 2 は通販の拡大で、小口の単純な注文はアマゾン・ビジネスや MSC のウェブへ流れる。第 3 は調達の自動化で、システムが自動で発注・比較する時代になると、現場の人の付加価値が価格の差に変わりにくくなる。グレインジャーは「エンドポイント」(高い在庫と当日配送)で大口を守りつつ、ゾロとモノタロウで小口を取りに行く。

資本政策と M&A

資本政策は還元が中心で、財務は極めて保守的。借金は 1.0 億ドル(総資本の 2.4%)、現金は 2.1 億ドルでほぼ純現金のゼロ。純利益の約 8 割を配当と自社株買いで返す方針で、2026 年 1〜9 月は配当 8.5 億ドル、自社株買い 0.8 億ドル(純利益の 83%)。株式報酬は年 0.1 億ドルほどで、株数の変化は小さい(2014 年以降の年平均 −0.3% 程度)。

成長の投資は自前で、設備投資は年 3 億ドル強(自販機・物流・拠点)。大型の買収は歴史的に行わず、経営は「営業担当を増やし拠点を増やす」有機的な成長を続けてきた。買収で価値を壊す心配が小さい点は、資本配分の良い面。TOB・再編の可能性も、時価総額が 580 億ドルあり、可能性は低い。

ガバナンスは長期で一貫している。金利の影響は小さく、借金が少ないため金利が上がった分の利払いの増加はほぼない(brief.py の推定で 3 年・10 年とも 0)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

強気の見方は、いま起きていることが実力だという点にある。契約顧客の日次売上は +18.8%、月商 5 万ドル超の拠点は 3,288 と前年から +19%、これはオンサイトと自販機という仕組みが顧客を増やし続けている証拠で、景気の山だけでは説明できない。値上げの寄与が 3.5pt から 2.4pt へ鈍っても、売上の伸びは 15.5% を保った。

粗利益率は顧客構成の大口化で下がるが、販管費率が 130bp 下がり営業利益率は 21.5% まで上がった。これは規模の経済そのもので、大口を取るほど拠点あたりの固定費が薄まる。競合と比べると、グレインジャーは営業利益率 15% 前後、MSC は 1 桁後半から 10% 前後で、ファスナルは利益率で 5〜10pt 上回る。大口顧客が仕入れ先を統合する流れは続き、オンサイトの顧客 1 社あたりの売上も伸びる。市場の数量が実質 +2% でも、シェアが毎年 +0.15〜0.3pt(オンサイト・自販機で 4.7% から 6.3〜7.5%)上がれば売上は年 6〜7% 伸び、営業利益率が 22% 台に乗れば 10 年後の純利益は 2.2 倍になり、楽観の筋書きでは 35 億ドルに届く。

慎重な見方

慎重な見方は、時点と値段を突く。第 1 に、いまの数字は景気の山で、重工業 +20.2% や ISM 54.5 は長続きしない。2009 年にファスナルの売上は −17.5%、営業利益率は 19.2% から 15.4% へ落ちた。第 2 に、値上げは関税の転嫁の面が強く、寄与は 3.5pt→2.9pt→2.4pt と確実に鈍っており、関税が緩めば価格の戻りもありうる。オンサイトの新規目標も 28,000〜30,000 から 27,000〜29,000 MEU に下がり、設置の伸びは鈍っている。第 3 に、売上債権が +19.9% と棚卸資産 +3.1% を大きく上回って増えており、大口の支払い条件が緩んでいるおそれがある。

第 4 に、粗利益率は 40bp〜50bp ずつ下がり続け、大口に寄るほど価格交渉力は顧客の側に移る。グレインジャーは当日配送と在庫の厚さで大口を守り、アマゾン・ビジネスは小口を削る。調達が自動化されれば、現場の人の付加価値は価格に反映されにくくなる。何より値段が、GAAP の PER 47 倍と、利益ベースの正当化 PER(21.4 倍)・置いた中立(18.2 倍)を大きく上回る。良い会社でも、買う値段しだいで 10 年のリターンは物価と同じ程度にしかならない。

どちらに重みを置いたか

強気の事実(契約顧客の伸び・拠点数・営業利益率)は確定した数字で、10 年は、シェアの獲得が続く(楽観側 33%)か、頭打ちと構造的な負け(悲観側 32%)かでほぼ拮抗させた。事業の質は強気の言い分が正しく、値段は慎重な見方の言い分が正しい。倍率は利益ベースの正当化 PER の内側(中立は 8.5 割)に置いた結果、総合は今の時価総額に対し -45%で「割高」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 40.02 ドル460 億ドル(+ 配当配当と自社株買いの合計 13.55 ドル156 億ドル)。 今の値に割り戻すと 28.30 ドル326 億ドル、今との差 −46.3%、 期待の年率 +0.2%(資本コスト 7.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 10% 63.92 ドル735 億ドル 16.00 ドル184 億ドル +51.6% +4.2% 7.99 ドル92 億ドル
やや楽観 23% 52.91 ドル609 億ドル 14.91 ドル172 億ドル +28.6% +2.5% 15.60 ドル179 億ドル
中立 35% 40.60 ドル467 億ドル 13.74 ドル158 億ドル +3.0% +0.3% 19.02 ドル219 億ドル
やや悲観 20% 27.84 ドル320 億ドル 12.31 ドル142 億ドル −23.9% −2.7% 8.03 ドル92 億ドル
悲観 12% 13.99 ドル161 億ドル 10.46 ドル120 億ドル −53.6% −7.4% 2.93 ドル34 億ドル
加重平均100% 40.02 ドル460 億ドル13.55 ドル156 億ドル +1.6% +0.2% 53.57 ドル616 億ドル

今の株価時価総額 52.73 ドル607 億ドル(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 10% 楽観:オンサイト・自販機が産業の標準になり、利益率が 24% へ 利益 35 億ドル · PER 21.0 倍 · 株価時価総額 63.92 ドル735 億ドル

2035 年までに米国の産業用品の市場は数量 +21.9%(再工業化、非住宅・電力インフラ、設備の更新)。ファスナルはオンサイトと自販機を顧客の工場に張りめぐらせ、大口契約でのシェアを 4.7% から 7.5% へ上げ、グレインジャーや MSC の大口顧客を奪い続ける。値上げは物価を少し上回る 1.45 倍。デジタルの注文が 7 割を超えて販管費率が下がり、粗利益率の低下(顧客構成の大口化)を補って営業利益率は 24.0%。小口・非契約もデジタルの一括発注に取り込まれシェアは 3.9% で保つ。2035 年の売上は 193 億ドル、営業利益 46 億ドル、純利益 35 億ドル。10 年間の還元の合計は約 184 億ドル。

  • 大口契約・オンサイト・自販機:数量 1,158(大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 10.9%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 127 億ドル・営業利益 30 億ドル。市場 1158 億ドル × シェア 7.5% × 価格 1.450 倍
  • 小口・非契約(店舗・通販):数量 1,158(小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 5.7%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 66 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 1158 億ドル × シェア 3.9% × 価格 1.450 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER:事業の ROE 38.4%(純利益 ÷ 自己資本)、k 7.75%、堀は普通(残る割合 0.50)で RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 23.1%。長期の g 4.0% で (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 上限 22.0 倍。オンサイト・自販機が産業の標準になる姿でも、10 年先は確証がなく堀は普通なので、上限の 9.5 割の 20.9 倍に置いた。純利益は GAAP。

確率:楽観の 10%。シェアを 7.5% まで上げるには、大口顧客の仕入れ先の統合がファスナルに集まり続ける必要があり、その確証は 10 年先にはない。

やや楽観 23% やや楽観:シェアは年 +0.2pt ずつ上がり、利益率は 23% 利益 30 億ドル · PER 20.0 倍 · 株価時価総額 52.91 ドル609 億ドル

市場の数量は +18.9%、オンサイト・自販機のシェアは 7.0% へ。値上げは 1.43 倍、粗利益率は顧客構成で下がるが販管費率の改善で営業利益率は 23.0%。小口・非契約は契約と通販に押されシェア 3.8%。2035 年の売上は 174 億ドル、営業利益 40 億ドル、純利益 30.4 億ドル。2026 年のような需要の山はないが、毎年コツコツとシェアを積み上げる過去 10 年の姿(売上の年平均 +7%)の延長線にある。10 年間の還元の合計は約 172 億ドル。競合のグレインジャーが自社の高い在庫と当日配送で大口の一部を守り、アマゾン・ビジネスが小口を削る中でも、ファスナルは現場に常駐する人と自販機で大口の仕入れ先の統合を取り込み続ける。

  • 大口契約・オンサイト・自販機:数量 1,130(大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 10.0%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 113 億ドル・営業利益 26 億ドル。市場 1130 億ドル × シェア 7.0% × 価格 1.430 倍
  • 小口・非契約(店舗・通販):数量 1,130(小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 5.4%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 61 億ドル・営業利益 14 億ドル。市場 1130 億ドル × シェア 3.8% × 価格 1.430 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER:事業の ROE 35.8%(純利益 ÷ 自己資本)、k 7.75%、堀は普通(残る割合 0.50)で RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 21.8%。長期の g 4.0% で (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 上限 21.8 倍。シェアが年 +0.2pt ずつ上がる過去の延長の姿でも、堀は普通なので、上限の 9.2 割の 20.0 倍に置いた。純利益は GAAP。

確率:過去 10 年の延長線にある筋書きなので 23%。

中立 35% 中立:市場の数量は年 +1.5%、契約側のシェアは 6.3%、価格は物価並み 利益 26 億ドル · PER 18.2 倍 · 株価時価総額 40.60 ドル467 億ドル

市場の数量は 10 年で +16%(年 1.5%。グレインジャーの担当と同じ置き方)、価格は物価並みの 1.41 倍。オンサイト・自販機のシェアは 4.7% から 6.3% へ上がるが、小口・非契約は契約への移行と通販(アマゾン・ビジネス)への流出で 3.9% から 3.6% へ下がる。粗利益率は大口顧客の構成が進んで下がるが、販管費率が下がり営業利益率は 22.0%(過去 20 年の最高は 2012 年の 21.5%、2026 年は約 21%)。2035 年の売上は 154 億ドル(年 6.5% 増)、営業利益 34 億ドル、純利益 25.7 億ドル。10 年間の還元は約 158 億ドル。グレインジャーは自社の高い在庫と当日配送で守り、MSC は苦戦、アマゾン・ビジネスは小口で伸びる、という分担が続く。

  • 大口契約・オンサイト・自販機:数量 1,102(大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 8.9%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 98 億ドル・営業利益 22 億ドル。市場 1102 億ドル × シェア 6.3% × 価格 1.410 倍
  • 小口・非契約(店舗・通販):数量 1,102(小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 5.1%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 56 億ドル・営業利益 12 億ドル。市場 1102 億ドル × シェア 3.6% × 価格 1.410 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER:事業の ROE 32.6%(純利益 ÷ 自己資本)、k 7.75%、堀は普通(残る割合 0.50)で RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 20.2%。長期の g 4.0% で (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 上限 21.4 倍。シェア獲得の勢いが少し鈍りながら続くが、堀は普通で今の値段は式を大きく超えているので、上限の 8.5 割の 18.2 倍に置いた。純利益は GAAP。

確率:中立の 35%。過去 10 年のシェア獲得の勢いが、やや鈍りながら続く筋書き。

やや悲観 20% やや悲観:シェアは頭打ち、値下げ圧力で利益率が 19.5% へ 利益 19 億ドル · PER 16.7 倍 · 株価時価総額 27.84 ドル320 億ドル

市場の数量は +10.5%、オンサイトの浸透が一巡しシェアは 5.6% で頭打ち。大口顧客は仕入れ先を絞り、ファスナルの値上げを受け入れなくなる(価格は 1.38 倍で物価を下回る)。小口・非契約は 3.3% へ下がる。粗利益率は顧客構成と価格交渉で大きく下がり、販管費の改善では埋まらず営業利益率は 19.5%。2035 年の売上は 129 億ドル、営業利益 25 億ドル、純利益 19.2 億ドル。ファスナルは良い会社のまま、「並みの優良な流通会社」に戻る。10 年間の還元の合計は約 142 億ドル。

  • 大口契約・オンサイト・自販機:数量 1,050(大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 7.7%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 81 億ドル・営業利益 16 億ドル。市場 1050 億ドル × シェア 5.6% × 価格 1.380 倍
  • 小口・非契約(店舗・通販):数量 1,050(小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 4.6%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 48 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 1050 億ドル × シェア 3.3% × 価格 1.380 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER:事業の ROE 28.9%(純利益 ÷ 自己資本)、k 7.75%、堀は普通(残る割合 0.50)で RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 18.3%。長期の g 4.0% で (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 上限 20.8 倍。シェアが頭打ちになり値下げ圧力で利益率が下がる姿なので、上限の 8.0 割の 16.7 倍に置いた。純利益は GAAP。

確率:シェアの伸びが頭打ちになり、利益率が 2009 年・2015 年の水準に近づく筋書きは、10 年の幅では 2 割程度ありうる。

悲観 12% 悲観:構造的に負ける(デジタル調達の標準化と大口顧客の統合) 利益 11 億ドル · PER 14.9 倍 · 株価時価総額 13.99 ドル161 億ドル

調達の自動化とアマゾン・ビジネス、グレインジャーのデジタル在庫管理が標準になり、ファスナルの強み(現場の人と自販機)が価格の差にならなくなる。大口顧客は仕入れ先を入札で選び、価格は物価を大きく下回る 1.30 倍。オンサイトの設置は一巡し、シェアは大口で 4.6%(今とほぼ同じ)、小口で 2.8% へ下がる(アマゾン・ビジネス、MSC、地域の流通に奪われる)。営業利益率は 15.5%(2009 年の底 15.4%)。2035 年の売上は 92 億ドル、営業利益 14 億ドル、純利益 10.8 億ドル。拠点を整理して配当は維持するが、成長への再投資が要らなくなり還元率は 95%(10 年間の還元の合計 約 120 億ドル)。

  • 大口契約・オンサイト・自販機:数量 950(大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 6.0%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 57 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場 950 億ドル × シェア 4.6% × 価格 1.300 倍
  • 小口・非契約(店舗・通販):数量 950(小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア)× 価格 3.6%(ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1))→ 売上 35 億ドル・営業利益 5 億ドル。市場 950 億ドル × シェア 2.8% × 価格 1.300 倍

倍率:利益ベースの正当化 PER:事業の ROE 23.6%(純利益 ÷ 自己資本)、k 7.75%、堀は普通(残る割合 0.50)で RONIC = k + 残る割合 ×(ROE − k)= 15.7%。長期の g 4.0% で (1 − g÷RONIC)÷(k − g) = 上限 19.9 倍。調達のデジタル化と大口顧客の価格交渉力で構造的に負ける姿なので、稼ぐ力(純利益÷k)の内側に、上限の 7.5 割の 14.9 倍に置いた。純利益は GAAP。

確率:構造的な負け筋(調達のデジタル化・大口顧客の価格交渉力・関税後の価格の戻り)は、製造業の景気循環に重ねて 12%(グレインジャーの担当の 11% よりわずかに厚い。ファスナルは粗利益率の低下が先に進んでいるため)。景気循環の悲観とは別の、10 年の構造の悲観。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

大口契約・オンサイト・自販機

月商 5 万ドル超の拠点(オンサイトを含む)、自販機・FASTBin による現場在庫、全国契約の大口顧客向けの産業用品の供給。契約顧客は日次売上 +18.8%(2026 年 7〜9 月期)で全体より速く伸びる。

数量大口契約・常駐型で取れる産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア価格ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 950 4.7% 45 9
10 年後 中立 1,102 8.9% 98 22

取り方:市場 × シェア × 価格指数。北米の産業用品市場(同じ領域のグレインジャーの担当と同じ 1,900 億ドル。会社の 10-K の推定は 1,400 億ドル超、業界ノートは約 2,000 億ドル)の半分(950 億ドル)を大口契約・常駐型で取れる市場と置く(推定)。売上 45 億ドル(月商 5 万ドル超の拠点の売上が 2026 年 7〜9 月期で売上の 59%、2025 年は 55% 台と推定)÷ 市場 = シェア 4.7%。営業利益率は 20.0%(大口は粗利益率が低いが販管費率も低い)。競合はグレインジャーのエンドポイント、MSC のベンディング、アプライド・インダストリアルなど。

小口・非契約(店舗・通販)

店舗(約 3,600 の拠点)での小口・単発の注文と通販・ウェブの非契約顧客。契約顧客に移る流れとアマゾン・ビジネスなど通販への流出で、シェアは伸びにくい。

数量小口・非契約の産業用品の市場(億ドル、2025 年の値段)× シェア価格ファスナルのシェア × 価格指数(2025 年 = 1)売上営業利益
今 2025/12 950 3.9% 37 8
10 年後 中立 1,102 5.1% 56 12

取り方:市場 × シェア × 価格指数。市場の残り半分(950 億ドル)を小口・非契約と置く(推定)。売上 37 億ドル(2025 年 82 億ドルから大口分を引いた値)÷ 市場 = シェア 3.9%。営業利益率は 20.5%(粗利益率は高いが店舗の人件費が重い)。競合はアマゾン・ビジネス、MSC のウェブ、グレインジャーのゾロ、地域の流通。

リスクと懸念

製造業の景気循環(リーマン級の不況)

重工業 +20%、ISM 54.5 と景気の山に近い。2009 年はファスナルの売上が −17.5%、営業利益率が 19.2%→15.4%、株価は 2008-08 から 2009-02 に −41%。10 年の悲観・やや悲観は、景気の谷の年(売上 −17% 前後・営業利益率 16.5%)を含む置き方にした。拠点と人員の固定費が先行して利益率が落ちる。

関税による値上げの剥落

値上げの寄与は 1〜3 月期約 3.5pt、4〜6 月期約 2.9pt、7〜9 月期約 2.4pt と鈍化中。関税が緩むか、顧客との交渉で転嫁が止まれば、価格の寄与が消え売上の伸びが下がる。粗利益率は輸入ねじ類の仕入れ値の変動にも影響を受ける。

大口顧客の価格交渉力と粗利益率の低下

大口契約ほど価格交渉力が顧客に移り、粗利益率は 2026 年 7〜9 月期に 44.8%(−50bp、うち顧客構成で −50bp)。販管費率の低下で営業利益率は保たれたが、販管費の改善余地が尽きると利益率は下がる。やや悲観の筋書きでは営業利益率 19.5%。

調達のデジタル化・通販への置き換え

アマゾン・ビジネス、グレインジャーのゾロ、MSC のウェブが小口の単純な注文を取り、調達が自動で発注先を比べる時代になると、現場の人と自販機の付加価値が価格に反映されにくくなる。10 年の悲観(12%)は、この構造変化でシェアが 4.6% / 2.8% へ下がり、価格も物価を下回る筋書き。

オンサイトの伸びの鈍化と運転資本の悪化

2026 年の自販機・部品棚(FASTBin/FASTVend)の新規目標が 28,000〜30,000 から 27,000〜29,000 MEU に下がり、売上債権は +19.9% と棚卸資産 +3.1% を大きく上回る。大口向けの支払い条件の緩みや回収の遅れが出れば、現金への転換率(約 105%)が下がる。

今の値段が成熟後の倍率を大きく上回る

GAAP の PER は約 47 倍、PBR は 14.9 倍。利益ベースの正当化 PER は 21.4 倍前後(置いた中立は 18.2 倍)で、今の値段は景気の山の利益とシェア獲得の継続を先に織り込む。事業が計画どおりでも、倍率が縮めば 10 年のリターンは物価並みにとどまる。

今後の分かれ目

2027 年に製造業の日次売上の伸びが 0% 近くまで落ちる
10 年のやや悲観〜悲観に寄る。営業利益率が 19.5% 以下へ下がり、谷の年の純利益は 10〜14 億ドル。式の倍率も下がり(成長の鈍化)、時価総額は今を大きく下回る水準へ。
値上げの寄与が 1pt 未満に落ちても、契約顧客の日次売上が +10% 以上を保つ
価格でなくシェアと数量で伸びている証拠となり、中立〜やや楽観の確率を上げる。粗利益率の低下が止まれば営業利益率 22% 台が見える。
オンサイトの新規と設置(MEU)の伸びが年 +5% を下回る
大口でのシェア獲得が頭打ちになった兆しで、10 年の中立のシェア 6.3% が 5.6% 付近(やや悲観)へ下がる。純利益は 25.7 億ドルから 19 億ドルへ。
大口の契約更新で値下げを求められ、粗利益率が 42% 台へ落ちる
販管費の改善では埋まらず営業利益率が 19〜20% へ。10 年の悲観の筋書き(構造的な負け)の確率を上げる。
アマゾン・ビジネスや調達ソフトが大口の自動発注で標準になる
現場の人と自販機の差が価格に出なくなり、価格は物価を下回る(1.30〜1.38 倍)。大口のシェアは 4.5〜5.5% で頭打ち、悲観・やや悲観の合計が 4 割へ。
製造業の再工業化・電力・データセンター向けの工事が長引き、重工業の伸びが 10% 台で続く
市場の数量が実質 +2% 以上で推移し、楽観の確率が上がる。シェア 7% 台・営業利益率 23〜24% で純利益は 30〜35 億ドル。

見ておくもの

  • 毎月の売上(日次売上の伸び、契約顧客と非契約の差)と ISM 製造業指数
  • 粗利益率(顧客構成の寄与と値上げの寄与)と販管費率、営業利益率
  • オンサイトの拠点数(月商 5 万ドル超)と自販機・部品棚の新規・設置台数、2026 年の目標の達成
  • 売上債権の伸びと棚卸資産の伸び(運転資本の悪化の有無)
  • 関税の動き(鉄鋼・アルミ・輸入ねじ類)と値上げの寄与の推移
  • グレインジャー・MSC・アマゾン・ビジネスの大口契約の動き(調達のデジタル化)

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価を見る前に、数量 × 価格で積んだ利益から利益ベースの正当化 PER((1−g/RONIC)/(k−g)、RONIC=k+残る割合×(事業の ROE−k))で出した。10 年の中立は正当化 PER の上限 21.4 倍(k 7.75%・g 4.0%・ROE 33%・堀は普通)の 85 割 = 18.2 倍。オンサイト(大口顧客の敷地内の自販機・在庫)で切り替えが難しく、ROE 30% 台・景気の振れが小さい。 悲観側は構造的な負けの筋書きとして上限の内側に置いた。今の株価や過去の倍率に寄せて選んだ値ではなく、全筋書きが検査の上限(正当化 PER × 事業の純利益の 1.1 倍)の内側に収まっている。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 5% + β 0.77 × 5%。k = 基本 8.0% + quality −0.25% = 7.75%。産業用品の流通だが消耗品が過半で営業利益率は 2009 年の底でも 15% 台と振れが小さく循環は 0、オンサイトと自販機で顧客の切り替えが難しく値決めに −0.25%、純負債は時価総額の約 0.3% で借金は 0、寿命は 0。景気の山と関税の値上げの剥落は k に足さず、筋書きの確率と悲観の深さで表した。上乗せは 0。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +10.3%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +22.4% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) 適正 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 +6.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 0.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −1.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −8.5% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −9.8% · 10 年 適正(年 +5.3%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −12.7% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −14.2% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −16.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −19.2% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −23.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −26.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −28.1% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.4% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +2.8%) やや割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −29.1% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −30.4% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −32.6% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −34.5% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.1% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −41.1% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −41.4% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −42.6% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −42.7% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −46.4% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −47.1% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −47.2% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −47.8% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −48.1% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −50.4% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −52.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.4% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −56.1% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −56.4% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −57.6% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −60.5% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −61.5% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −4.2%)

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読んだ資料

  1. Fastenal 2026 年 7〜9 月期 決算発表(SEC 8-K 添付)
  2. Fastenal 2026 年 7〜9 月期 決算発表(会社 IR・PDF)
  3. Fastenal 2026 年 9 月の月次売上
  4. Fastenal 年次報告書 FY2024(市場規模 1,400 億ドル超の推定)
  5. Modern Distribution Management:ファスナル 7〜9 月期 売上 +15.5%、値上げの鈍化
  6. Finviz:Fastenal 2026 年 7〜9 月期 決算発表

分析日 2026-10-16