株譜
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エベラス・コンストラクション・グループ ECG

受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)66.99 ドル34 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)102.6 ドル52 億ドル差 −34.7%
10 年後から見ると 割高 価値 66.99 ドル34 億ドル · 差 −34.7% · 期待の年率 +4.2%
期待の年率リターン(10 年)+4.2%資本コスト比 −4.8 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約17.7%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

エベラスは、データセンターや工場の電気・機械設備と、送配電網の建設を請け負う米国の専門工事会社である。筆者の結論は割高だ。現場の施工能力は貴重だが、成長を受注残だけで保証できず、株主に返せる現金もまだ十分に実証されていない。

2025年の売上は37.5億ドル、純利益は2.0億ドルだった。2026年4~6月期の売上は前年同期比34%増の12.3億ドル、純利益は0.84億ドルに伸び、6月末の受注残は45.5億ドルに達した。2026年には医薬・産業工事のSE&Mと、建物設備の工場製作に強いイプシロンを取得している。工事を早く正確に仕上げられる技術者を束ねる力が、今の競争力である。

しかし2025年には一顧客が全社売上の16.5%を占め、受注残の大部分はデータセンターに近い電気・機械部門に偏る。固定価格契約で労務費や納期が狂えば、売上が伸びても利益が残らない。2024年に独立したばかりで、上場後の還元実績も薄い。

2035年の中立では、電気・機械工事と送配電工事が実質数量と物価の両面で伸び、純利益は5.1億ドルになると見る。ただし買収と運転資金に利益を再投資すると、増分の資本収益率は過去の高いROEほどにはならない。五つの筋書きを資本コスト9.0%で割り引いた価値は約28.2億ドルで、基準時点の約48.5億ドルに安全域はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点で買うのは、工事の流行ではなく、現場を動かし続ける仕組みである。エベラスには熟練工の確保、電力工事の経験、安全品質の管理という実体があり、10年後も電気設備が要ることには確信が持てる。データセンターや医薬工場の難しい仕事を任される実績は、全国規模の請負会社が少ないという利点を生む。

それでも、取引先が他社を選べないほどの堀はまだ見えない。受注残は売上の約一年分あるが、案件の中止も工事原価の改定も起こりうる。売上が増えて利益率が上がった年の会計利益を、自由に引き出せる現金と同じに扱うべきではない。2025年は純利益2.0億ドルに対してフリーキャッシュフロー0.9億ドルだった。

オーナーとして重視したいのは、蓄積した利益が次の案件と買収で何を生むかである。中立では10年間の純利益累計を約35.5億ドルと見込むが、成長のため資本が残り、正味還元は6億ドルにとどまる。末期の利益を自己資本で割るとROEは14%程度で、過去の32%より低い。これは急成長した建設会社の高いROEが永久には続かないという慎重な見方だ。

強い工事会社を持つことと、どんな価格でも株を買うことは違う。受注残の熱気を離れ、業界の工事量、取り分、価格転嫁、資本の戻り方をつなげて考える。買収の投下資本利益率が改善し、前受金を除いた余剰現金を株主へ戻せると確認できるまでは、広い安全域が必要だ。

何で稼ぐ会社か

会社の収入は、建物の電気・機械設備工事を担うE&Mと、電力・ガスの送配電工事を担うT&Dから生まれる。E&Mは配線、弱電、消火設備、機械配管、再生可能エネルギー設備を施工する。T&Dは架空線・地中線、変電、ガス・通信設備に加え、線路敷設用の機材を製造・貸与する。2025年には約4,000顧客から延べ約44,000件の工事を手掛けた。

E&Mのうち商業施設向けは約20.7億ドルで、データセンターと宿泊・娯楽施設が大きい。ただし会社はデータセンターだけの売上を公開していないため、商業全体を一つの収益源として扱う。残るE&Mの約8.4億ドルは医療・教育・産業施設、保守、再生可能エネルギー向けである。T&Dは約8.4億ドルで、電力会社の更新工事が中心だ。

専門工事は一件の受注額より、人材を確保して工程どおりに施工できるかで採算が決まる。E&Mの2025年契約額には固定価格約15.3億ドル、実費精算型約13.5億ドルが含まれる。実費精算には材料高を吸収する余地があるが、固定価格では見積もりの誤りを自社が負う。T&Dには単価契約も多く、更新需要の一方で競争入札を避けられない。

2026年4月のSE&M買収は医薬・医療関連の高度な配管と電気施工を補い、9月のイプシロン買収は建物設備を工場で組み立てて現場へ運ぶ力を加えた。現場の人手を完全には減らせないが、工場製作で工期を短縮できれば採算は上がる。逆に設備投資の急減と買収先の稼働率低下が重なると、固定費が利益を削る。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合が簡単に奪えない強みは、熟練の電気工・配管工と安全管理、複数地域の施工実績、そして発注者との信頼にある。2025年には専門請負会社の業界番付で全米12位、電気工事会社では5位だった。規模があるため大きなデータセンターを同時に動かせるが、設計仕様を満たす業者が複数残る以上、独占ではない。

2025年の営業利益率は約7.2%で、2022年の6.1%から改善した。ROEは32%だが、自己資本が薄く、工事の前受・未収金や有利子負債を伴うため、その数字をそのまま将来の再投資利回りに使わない。2025年の純利益2.0億ドルに対し、フリーキャッシュフローは0.9億ドルにとどまった。工事量が急増すると、買掛金と未収工事代金の動きが現金を大きく揺らす。

最も心配なのは顧客と案件の集中である。2025年は一社で全社売上の16.5%、E&Mでは上位二社がそれぞれ部門売上の21.1%と10.4%を占めた。固定価格の大型工事で追加費用が出ても、顧客へすぐ値上げできるとは限らない。したがって堀は普通と評価し、施工難度の高さだけを理由に強い堀とはしない。

独立後の会社に支配株主の二重議決権があるとの根拠は確認できない。ただし独立上場は2024年末で、長期にわたる買収の成否や株主還元の検証期間は短い。2026年の二件の買収で収益力が増えても、のれんや負債を含む投下資本に見合う追加利益が残るかを追う必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

電力とデータ処理の設備工事は2030年代にも必要とされる。サーバーを省電力化できても、新しい計算拠点には変電、配線、冷却配管、防災設備の工事が欠かせない。米電力会社の送配電設備も老朽化し、エジソン電気協会によれば民間電力会社の送電投資は2024年に326億ドル、2025年は399億ドルを見込んでいた。これは工事請負だけの額ではないが、T&Dの需要が単なる一時流行ではない根拠になる。

一方、専門工事は極めて分散した市場である。業界誌ENRの2026年版では上位600社の2025年専門工事売上が合計2,751億ドルに達した。エベラスの売上37.5億ドルはこの母集団の約1.4%に相当するが、全米市場の厳密な占有率ではない。競うのはエムコア、コンフォート・システムズUSA、クアンタ・サービシーズ、マイアール・グループ、ロゼンディンなどである。上位600社の売上を分母にすると、クアンタ約10.4%、エムコア約6.2%、コンフォート約2.9%に相当する。対象分野の違う各社を同じ母集団で比較した参考値であり、電気工事だけの厳密なシェアではない。

競合の採算を比べると、エムコアの営業利益率は8%台、コンフォート・システムズは11%台、クアンタは7%程度という物差しがある。エベラスがデータセンターの施工技術や工場製作で差を広げられれば、現在の7%台を持続的に上回れる。反対に労働者の奪い合いと入札価格の競争で、増収でも低採算のままになる。

数量の中立は商業向け電気・機械工事で年約4.7%、その他E&Mで約3.5%、T&Dで約4.2%の実質市場拡大を見込む。価格は長期の物価3.5%を基本とするが、技能者不足や契約条件で上回る年も下回る年もある。AIエージェント代替は事務・見積もりの部分には効くが、現場で施工し検査を通す収益の中心を直接置き換えるものではない。

資本政策と M&A

2024年10月にMDUリソーシズから独立したため、独立上場企業としての資本配分を10年間さかのぼって評価することはできない。2025年には配当・自社株買いの目立った実績がなく、株式報酬を費用として引いた後も、利益は成長の元手に残された。経営方針は内部投資、選択的な買収、健全な財務を優先し、株主還元は将来の選択肢としている。確定した年間還元額や買い戻し枠の数字の約束はない。

2026年4月のSE&M買収額は約1.58億ドルで、同社の2025年売上は約1.09億ドルだった。9月にはイプシロンを現金と借入で約2.95億ドルで買い、同社の2026年売上見込みは約2.5億ドルだった。両社の買収額は合計約4.53億ドルで、2025年の自己資本6.3億ドルに対して小さくない。のれんの償却や将来の減損を無視せず、買収先の営業利益で回収できるかを確かめたい。

8月時点の会社の2026年売上見通しは45~47億ドル、EBITDAは4.10~4.25億ドルで、イプシロン取得前の数字である。6月末の純負債は約1.2億ドルと軽かったが、9月の買収借入で増えうる。中立の10年間の正味還元は6億ドルという予測にとどめ、配当と買い戻しの開始を会社の約束と混同しない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

電力の消費場所は変わっても、電力を安全に届ける仕事はなくならない。データセンターの高圧配線、変電設備、機械配管は高度な技能を要し、設備が完成するまで何年も施工管理が続く。エベラスは2026年6月末に45.5億ドルもの受注残を抱え、前年同月比で5割以上増やした。電気・機械部門の4~6月期売上は42%増、買収分を除いても37%増であり、成長が単なる買収の足し算ではないことが分かる。

技術者の不足は賃金上昇を招くが、信用を持つ施工会社には強みも生む。大手顧客は、低い入札価格だけではなく、工程の遅延を避けられる人数と安全管理を重視する。2025年には全米の専門工事会社で12位、電気工事では5位の実績がある。大手のエムコアやコンフォート・システムズが高い利益率を生むことは、施工の選び方と現場の生産性で収益力をさらに高められる証拠でもある。

SE&Mは医薬・先端産業の施工に地理と技術の幅をもたらし、イプシロンの工場製作は現場の人手不足を補う。設計支援からモジュール組立、現場据付まで扱えれば、案件の取り分が広がる。景気のよい年に固定価格契約をむやみに追わず、採算重視の受注を続ければ、商業部門の利益率は二桁に乗る。電力会社の送配電更新も別の需要源になる。

長期保有で価値が生まれるのは、この施工能力に新しい仕事と人材を重ねられたときだ。10年間の資本の大半を高い利回りで再投資できれば、配当が少なくても営業利益と純利益が伸び、工場製作の比率拡大が工事会社特有の利益の不安定さを和らげる。

慎重な見方

最も危ないのは、受注残の大きさを堀の大きさと取り違えることだ。2025年には一顧客が全社売上の16.5%を占め、E&Mでは二顧客で部門売上の3割を超えた。データセンターの建設予定が縮小すれば、発注者は工事を遅らせ、他社と再入札し、利益の厚い仕事から消えていく。工事の受注残には変更や取り消しがあり、完工時の利益を保証しない。

エムコア、コンフォート・システムズ、クアンタ、地場の電気工事業者が同じ技能者と案件を競う。2025年のエベラスの営業利益率は7%台にすぎず、工事の一部が赤字になれば全社利益を簡単に削る。実際、2025年の売上には契約原価見積もりの更新による上振れもあり、計算上の粗利を現金として受け取れるとは限らない。技能者不足が厳しいときに固定価格契約を増やせば、人件費を事後的に転嫁できない。

2026年の買収額約4.53億ドルも軽くない。医薬工場とデータセンター向け設備を買うことは成長余地を広げるが、同時に好況時の収益力に高い対価を払う危険を生む。イプシロンには工場や工程の固定費があり、受注が落ちると利益率が悪化する。上場後の配当・買い戻しの歴史は浅く、買収の投下資本利益率を長期検証できない。

電気工事そのものは残っても、同じ会社が今の価格と利益率を保つとは限らない。技術の標準化、顧客の工事方式変更、競争入札で商業部門のシェアが下がり、資本を留保しても利益が増えない事態がありうる。見かけのROEの高さより、設備と未収債権を引いた本当の所有者利益の低さを警戒すべきである。

どちらに重みを置いたか

現場工事の必要性と足元の受注の勢いでは上向きの根拠が強い。しかし継続契約の比率が低く、大口顧客とデータセンター建設の循環、買収の資本効率に読みにくさが残る。上向き二筋の確率を32%、下向き二筋を38%として慎重側に少し寄せた。

中立でも2035年の売上は2025年の約2.2倍、純利益は約2.6倍と成長を認めている。それでも資本を取り崩さず事業に戻す必要があり、今の時価総額に届く現在価値を作れない。確率加重の本質価値は約28.2億ドル、基準時点比で約42%低い。強い会社になる余地はあるが、現在の価格には安全域がない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 137.76 ドル70 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 13.54 ドル7 億ドル)。 今の値に割り戻すと 66.99 ドル34 億ドル、今との差 −34.7%、 期待の年率 +4.2%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 289.09 ドル148 億ドル 31.30 ドル16 億ドル +212.2% +12.9% 35.24 ドル18 億ドル
やや楽観 21% 205.00 ドル105 億ドル 19.56 ドル10 億ドル +118.8% +8.6% 47.16 ドル24 億ドル
中立 30% 150.27 ドル77 億ドル 11.74 ドル6 億ドル +57.9% +4.9% 48.60 ドル25 億ドル
やや悲観 25% 66.61 ドル34 億ドル 7.82 ドル4 億ドル −27.5% −3.3% 18.61 ドル10 億ドル
悲観 13% 9.05 ドル5 億ドル 3.91 ドル2 億ドル −87.4% −20.5% 1.69 ドル1 億ドル
加重平均100% 137.76 ドル70 億ドル13.54 ドル7 億ドル +47.4% +4.2% 151.30 ドル77 億ドル

今の株価時価総額 102.63 ドル52 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 楽観:データセンターと電力網の増設が続き、工場製作の利益率が上がる 利益 9 億ドル · PER 14.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 289.09 ドル148 億ドル

データセンター建設が2030年代まで続き、商業設備工事の実質市場は2025年の約2.16倍となる。熟練工を集めた大手に発注が集中し、エベラスは商業市場での取り分を約2.18%から2.50%へ高める。物価を反映した工事単価は1.41倍になる。エムコアやコンフォート・システムズが競っても、施工の遅れを防ぐ能力が評価される。

SE&Mの医薬工場向けとイプシロンの工場製作が、商業以外の工事と大型設備の両方で採算を押し上げる。T&Dでは電力会社の更新と新規変電投資が続き、クアンタに対しても地域の施工を取り戻す。営業利益率は全社で約10%となり、2025年の7%台から明確に改善する。

買収先を高値で買い続けず、利益から成長投資と正味還元を両立させる。10年間の利益をおおむね54.8億ドルとし、株式報酬を差し引いた還元は16億ドルに達する。2035年にも需要の実質成長は続くが、初期の爆発的な受注増からは既に減速している。

  • E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等):数量 2,050(米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 3.5%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 72 億ドル・営業利益 8 億ドル。商業市場約2.16倍、シェア2.50%、工事単価1.41倍。
  • E&M・産業・公共・保守・再エネ:数量 920(米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.5%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 23 億ドル・営業利益 2 億ドル。非商業市場約1.67倍、シェア1.75%、単価1.41倍。
  • T&D・送配電・通信・ガス・交通設備:数量 850(米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 3.0%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 26 億ドル・営業利益 3 億ドル。送配電市場約1.89倍、シェア2.15%、単価1.41倍。

倍率:事業のROE=8.95÷45.05=19.9%、k9.0%、堀は普通で残る割合1/2、RONIC約14.4%。2035年以降のg4.0%は工事需要の実質増加約0.5%と価格3.5%から導いた。正当化PERの上限は来期利益基準の式に(1+g)を掛けた約15.1倍で、その約95%の14.30倍。GAAP利益に株式報酬と償却費の足し戻しはしていない。

確率:大手施工会社に案件が集まり、イプシロンの工場製作が利益率を上げる条件が重なる。持続的な競争優位としてはまだ実証途上なので11%。

やや楽観 21% やや楽観:高水準の工事投資が続き、買収先の採算も保たれる 利益 7 億ドル · PER 12.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 205.00 ドル105 億ドル

商業向けの電気・機械工事は2030年前後に急成長の山を越えるが、設備更新と大型工場の建設が続く。市場の実質工事量は2025年の約1.79倍で、エベラスのシェアは約2.35%へ上がる。工事単価も物価に沿って上がり、E&Mの施工班を新しい地域へ配置できる。

SE&Mとイプシロンは計画した案件をこなし、医療・先端製造分野でも一定の利益率を保つ。エムコアやコンフォート・システムズほど広い事業基盤にはまだ届かないものの、稼ぎの中心である商業工事の営業利益率は10%台となる。送配電部門はクアンタとの競争の中でシェアをやや伸ばす。

経営は追加買収を選別し、設備と運転資金を増やしながら、後半には小規模な株主還元を開始する。10年間の純利益累計は約43.3億ドル、株式報酬分を控除した還元は10億ドルにとどまる。事業は強くなっても、借入と買収を使う施工会社の景気循環までは消えない。

  • E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等):数量 1,700(米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 3.3%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 56 億ドル・営業利益 6 億ドル。商業市場約1.79倍、シェア2.35%、単価1.41倍。
  • E&M・産業・公共・保守・再エネ:数量 850(米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.3%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 20 億ドル・営業利益 2 億ドル。非商業市場約1.55倍、シェア1.65%、単価1.41倍。
  • T&D・送配電・通信・ガス・交通設備:数量 750(米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.8%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 21 億ドル・営業利益 2 億ドル。送配電市場約1.67倍、シェア2.00%、単価1.41倍。

倍率:事業のROE=6.65÷39.55=16.8%、k9.0%、堀は普通で残る割合1/2、RONIC約12.9%。長期g3.75%は実質市場の伸び約0.25%と名目工事単価3.5%の合成。来期利益基準の式×(1+g)による上限は約14.0倍。工事利益の景気変動と買収の投資負担を勘案し、上限の約92%の12.90倍。純利益はGAAPベース。

確率:大手顧客の設備投資が緩やかに正常化し、現場採算は高止まりする。既存受注残と買収能力は支えるが、資本収益には不確実さがあり21%。

中立 30% 中立:データセンターの特需は平常化し、設備更新が成長を支える 利益 5 億ドル · PER 11.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 150.27 ドル77 億ドル

商業向け工事の市場は2025年から実質で約1.58倍に増える。投資家が期待するデータセンター建設の加速は2020年代末に落ち着くが、建物の電気化と工場・病院の更新が工事量を支える。エベラスは商業市場のシェアを約2.2%に保ち、価格は物価に沿って約1.41倍に上げる。相手はエムコア、コンフォート・システムズ、地場の工事会社である。

SE&Mとイプシロンの能力が加わり、工場製作と医薬向けの比率が上がる。商業E&Mの利益率は9%程度へ改善するが、T&Dはクアンタなどの入札競争を受けて11%台にとどまる。全社売上は約82億ドル、営業利益は約6.9億ドルとなり、好況時の異常な粗利率は続くと仮定しない。

10年間の純利益累計は約35.5億ドルになるが、買収代金、未収金、設備と人材に資本を残し、正味還元は6億ドルにとどめる。自己資本は増え、2035年のROEは約14%へ落ち着く。値決め力は一部にあるが、工事の再入札を避けられるほどの堀にはならない。

  • E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等):数量 1,500(米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 3.1%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 47 億ドル・営業利益 4 億ドル。商業市場約1.58倍、シェア2.20%、単価1.41倍。
  • E&M・産業・公共・保守・再エネ:数量 780(米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.2%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 17 億ドル・営業利益 1 億ドル。非商業市場約1.42倍、シェア1.58%、単価1.41倍。
  • T&D・送配電・通信・ガス・交通設備:数量 680(米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.7%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 18 億ドル・営業利益 2 億ドル。送配電市場約1.51倍、シェア1.90%、単価1.41倍。

倍率:事業のROE=5.10÷35.80=14.2%、k9.0%。普通の堀で超過収益が1/2残るためRONIC約11.6%。2035年以降のg3.5%は工事量の実質増加が成熟しておおむね0%、平均工事単価が物価並みに3.5%上昇する構造に基づく。式のPER×(1+g)による上限は約13.2倍。運転資金と固定価格請負の利益の質を考慮して約87%の11.44倍とし、ROEがkを超える場合の1/k=11.11倍も上回る。GAAP純利益を使う。

確率:受注残の消化と電力網更新は見込みやすいが、データセンターの高成長と高いROEは続かないと判断する。最も起こりやすい道筋として30%。

やや悲観 25% やや悲観:データセンター投資が減速し、主力工事のシェアが低下する 利益 3 億ドル · PER 9.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 66.61 ドル34 億ドル

データセンター向けの新規建設が早く鈍化し、契約条件の厳格化と競争入札が進む。商業向け設備工事の実質市場は10年間で約11%しか増えず、エベラスのシェアは約2.18%から1.90%へ縮む。名目単価も一般物価の1.41倍まで届かず、賃金の上昇を顧客へ十分に転嫁できない。

エムコアやコンフォート・システムズが難度の高い案件を取るなか、エベラスは利益の薄い仕事も引き受ける。イプシロンの工場製作は案件量が少なく稼働率が下がり、SE&Mは医薬工場向けで一定の仕事を守る。T&Dの公益需要は続くものの、クアンタとの競争で利益率の伸びが止まる。

全社売上は約53億ドルへ増えるが、営業利益は約3.5億ドルにとどまる。利益のかなりの部分を借入返済と運転資金に向け、株主への正味還元は累計4億ドルと小さい。2025年から10年間の純利益累計を約22.8億ドルと見込み、残った自己資本に対するROEは約10%まで下がる。

  • E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等):数量 1,050(米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.5%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 27 億ドル・営業利益 2 億ドル。商業市場約1.11倍、シェア1.90%、単価1.33倍。
  • E&M・産業・公共・保守・再エネ:数量 660(米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 1.9%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 13 億ドル・営業利益 1 億ドル。非商業市場約1.20倍、シェア1.45%、単価1.33倍。
  • T&D・送配電・通信・ガス・交通設備:数量 570(米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 2.4%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 14 億ドル・営業利益 1 億ドル。送配電市場約1.27倍、シェア1.75%、単価1.36倍。

倍率:事業のROE=2.55÷25.05=10.2%、k9.0%、普通の堀でRONIC約9.6%。先のg2.5%は実質工事量の鈍化と失ったシェア、価格転嫁の弱さを合成した。PERの上限は(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)で約11.7倍だが、工事の損失と薄い現金回収を考慮して9.21倍まで低くする。中立の11.44倍を下回り、GAAP利益以外の上乗せはない。

確率:主力の電気・機械受注残と大口発注者の集中を踏まえると、再入札・人件費上昇による採算悪化は珍しくない。25%と比較的重くする。

悲観 13% 悲観:大口顧客を失い、建設の標準化と買収の不振で構造的に負ける 利益 1 億ドル · PER 8.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 9.05 ドル5 億ドル

データセンター向け大型契約が縮小し、顧客は設備のモジュール化や他社の一括請負へ切り替える。商業向け工事の実質市場は2025年の約8割に落ち、エベラスのシェアは約1.5%へ下がる。名目工事単価も10年間で1.20倍にとどまり、技能者の賃金上昇を吸収できなくなる。エムコアやコンフォート・システムズへの顧客流出が定着する。

SE&Mとイプシロンの買収は十分に回収できず、のれんの減損や設備売却の損失が途中で生じる。送配電工事そのものは残るが、クアンタや地域施工会社との競争で利益率が8%へ下がる。全社売上は約30億ドル、営業利益は約0.8億ドルとなり、かつての優良な収益力を失う。

2026年前半の強い利益の後、2029年から採算悪化が続くとし、10年間の純利益累計は減損を含めて約12.5億ドルと見込む。正味還元はわずか2億ドルで、自己資本は16.8億ドルへ積み上がるが、のれんと回収難の工事債権には額面の価値がない。資産処分の保守的な床と、残った稼ぐ力の双方を確かめる。

  • E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等):数量 750(米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 1.8%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 14 億ドル・営業利益 0 億ドル。商業市場約0.79倍、シェア1.50%、単価1.20倍。
  • E&M・産業・公共・保守・再エネ:数量 550(米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 1.4%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 8 億ドル・営業利益 0 億ドル。非商業市場横ばい、シェア1.20%、単価1.20倍。
  • T&D・送配電・通信・ガス・交通設備:数量 470(米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定))× 価格 1.8%(エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数)→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。送配電市場約1.04倍、シェア1.50%、単価1.20倍。

倍率:事業のROE=0.52÷16.8=3.1%とk9.0%を下回る。堀は普通でもRONIC約6.1%、先のg1.5%は実質シェア減を物価上昇が一部補う程度。正当化PERの式×(1+g)の上限は約10.2倍だが、資本が利益を生まなくなるため8.90倍に引き下げる。事業の純利益÷k=約5.78億ドルと、税後売却可能資産の床4.5億ドルの大きい方を超えない。GAAP利益、純現金の上乗せなし。

確率:単なる景気後退ではなく、データセンター工事の収益源が失われ、買収した工場能力も過剰になる深い失敗を想定する。物理工事は消えないため13%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

E&M・商業施設(データセンター・宿泊施設等)

電気・弱電配線、機械配管、防災設備などの商業工事。データセンターの金額は単独で非開示のため、会社が開示する商業顧客向けを使用する。

数量米国の商業向け電気・機械専門工事の受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定)価格エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数売上営業利益
今 2025/12 950 2.2% 21 2
10 年後 中立 1,500 3.1% 47 4

取り方:2025年10-KのE&M商業向け契約売上20.7458億ドルから内部取引消去を按分して20.7億ドル。独立した工事件数と平均単価は非開示。ENRの上位600社専門工事売上2751億ドル(https://www.enr.com/toplists/2026-Top-600-Specialty-Contractors-Preview)を物差しに、商業向けの電気・機械請負を約950億ドルと推定しシェア約2.18%を逆算した。独立した市場統計ではなく推計であり、競合エムコアやコンフォートの事業領域とも完全一致しない。原価・顧客の複雑さから営業利益率約8.2%を仮定し、E&Mの公式営業利益2.183億ドル内で調整。固定価格契約の比率が高い。

E&M・産業・公共・保守・再エネ

工場や医療・教育施設の設備工事、保守、小型更新、再生可能エネルギー。2026年のSE&M取得が医薬系の施工を補強する。

数量米国の非商業向け電気・機械設備工事と改修市場(2025年価格の億ドル、推定)価格エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数売上営業利益
今 2025/12 550 1.5% 8 0
10 年後 中立 780 2.2% 17 1

取り方:2025年10-Kの機関向け3.5267、産業3.1658、保守等1.1421、再エネ0.6264億ドルを合計し内部取引を按分して約8.4億ドル。ENRの専門工事母集団のうち、商業向けとは重ならない病院・工場・改修を約550億ドルの受注可能市場と推定しシェア約1.53%。特定の件数・単価は開示されず市場×シェア×値付け指数で代用。部門別営業利益は非開示なので営業利益0.49億ドルは仕事の種類から推定し、商業向けと合計で公式E&M利益約2.18億ドルに合わせる。

T&D・送配電・通信・ガス・交通設備

架空線・地中線、変電、ガス・通信線と道路照明の新設・維持、敷設機材の販売とレンタル。

数量米国の電力・ガス等の送配電施工サービス受注可能市場(2025年価格の億ドル、推定)価格エベラスの市場シェア×2025年=1の工事単価指数売上営業利益
今 2025/12 450 1.9% 8 1
10 年後 中立 680 2.7% 18 2

取り方:2025年10-Kの公益顧客契約7.4950億ドルと交通0.9902億ドルの合計8.4852から内部取引消去を按分して約8.4億ドル。EEI(https://www.eei.org/en/resources-and-media/industry-data)の2024年送電326億ドル・配電602億ドルは設備投資総額で工事会社の売上ではない。対象の電力・ガス・通信の外部施工発注を約450億ドルと推計し、シェア約1.87%とした。競合はクアンタ、マイアール、プリモリスと地域請負業者。営業利益は公式T&D約0.897億ドルに合わせ0.90億ドル。

リスクと懸念

データセンター案件への集中

2025年は特定顧客が全社売上の16.5%を占め、6月末の受注残45.5億ドルのうち電気・機械工事が41.6億ドルだった。計算拠点の建設延期や投資削減が起きると、新規受注と既存案件の利益率が同時に悪化する。受注残はキャンセル不能な債券ではない。

固定価格契約と技能者不足

E&Mの2025年契約額の過半は固定価格であり、見積もった技能者数や材料費が外れたときは請負会社が損失を負う。移民政策や電工の不足で賃金が急騰し、工期も延びれば、売上が伸びた年でも採算が低下しうる。品質事故は受注資格と賠償負担にも響き、次の入札も難しくなる。

買収代金と財務の再拡大

SE&Mとイプシロンの取得額は合計約4.53億ドルである。イプシロンの代金は現金と借入で支払い、6月末に軽かった純負債が再び増える。好況の利益を前提に工場設備やのれんへ高値を払えば、次の不況で減損と金利負担が重なる。増資に頼れば正味還元も薄まる。

利益と営業キャッシュフローのずれ

進行基準の工事会計では原価見積もりや契約変更で売上・利益が先に認識される。2025年のフリーキャッシュフローは純利益の半分弱であり、2026年上期の好調な現金回収も運転資金の改善を含む。売掛金・未収工事代金が滞れば、帳簿の利益は株主に戻らない。

入札競争・発注方式の変更

エムコア、コンフォート・システムズ、クアンタに加えて多数の地場企業が施工を競う。顧客が設備仕様を標準化し、工程を工場製作や直接発注へ移すと、設計支援や工事管理の取り分が減る可能性がある。既存の全国ネットワークだけで値上げを通せると見込まない。

AIエージェント代替の範囲

売上の中心は免許・安全確認を伴う物理的な施工であり、人月型コンサルや席課金ソフトの代替規則には当たらない。ただし見積書、日程調整、設計図の照合、購買事務はAIによって省人化しうる。現場の技能者不足を緩和できる半面、その事務工数で稼ぐ部分の値付けは弱まる。

今後の分かれ目

電気・機械部門の受注残が2027年までに50億ドルを超え、解約・工期遅延を伴わない
商業向けの数量を上向きに改める。ただし受注残の増加だけで利益率を上げず、現金回収が伴うかも確認する。
売上に占める単一顧客の割合が20%を超えて高止まりする
大型データセンターへの依存が強まるため、やや悲観と悲観の確率を高める。数量の上昇をそのまま持続性と考えない。
イプシロンとSE&Mの営業利益が買収代金に対して税後で12%以上の収益を安定して生む
追加投資の効率が資本コストを上回る裏付けとなり、E&Mの利益率と長期還元余力を上向きに評価する。
固定価格工事の超過原価が増え、E&M営業利益率が5%を下回る
事業の値決め力が弱まったと判断し、利益率をやや悲観に近づける。運転資金の増加と工事の赤字化も点検する。
T&Dの受注残が増加に転じ、電力会社の更新案件が数年継続する
電力網の工事数量と顧客の分散に強気の根拠を追加する。商業E&Mへの集中を少し和らげる。
年次の営業キャッシュフローから維持設備投資を引いた額がGAAP純利益の8割以上で続く
オーナー利益の質が改善したとして、将来の還元と倍率の前提を見直す。単年度の運転資金改善だけでは評価しない。
借入がEBITDAの2倍を超え、新たな大型買収も続く
買収失敗時の損失が大きくなるため悲観の深さと確率を上げ、金利費用を各筋書きの純利益から引く。

見ておくもの

  • 2026年11月3日公表予定の7~9月期決算とイプシロン取得後の通期見通し
  • E&M受注残41.6億ドルの消化、新規受注と案件中止の比率
  • 大口顧客の売上比率16.5%の増減とデータセンター向け比率の開示
  • 固定価格・実費精算契約の構成と工事原価の見積もり修正
  • SE&Mとイプシロンの売上、営業利益、買収のれんと現金回収
  • T&Dの受注残3.9億ドルと電力会社の更新投資額
  • 技術者の採用・離職、安全事故、未収工事債権の回収日数
  • 営業CF・設備投資・正味還元と新規借入の推移

倍率と資本コストの決め方

時価総額を見て成長率や倍率を逆算しないため、2025年の商業E&M、その他E&M、T&Dの顧客別売上を起点に、実質工事市場×シェア×価格指数を独立に積んだ。市場母数はENRとEEIの公表値から推計しており、厳密な市場調査ではない。資本コストは基本8%と事業の性質から9%とした。中立のROE約14.2%、堀は普通、10年目以降のg3.5%から正当化PERの上限約13.2倍を得て、利益・現金回収の不確実さを反映し約87%の11.44倍を採った。今や過去のPER・PBRは倍率の根拠にしていない。米国のリース負債は既にASC842で貸借対照表に載るため、更新費用と家賃を営業利益から二重に控除しない。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。基本8.0%+循環0.5%+値決め0.5%+借金0%+事業寿命0%=9.0%。存続危機ではないので上乗せ0%。βや市場の倍率は使わない。

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割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT 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適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. エベラス 2025年度 Form 10-K(事業、顧客別売上、契約形態、受注、貸借対照表)
  2. エベラス 2026年4~6月期決算と通期ガイダンス(2026-08-04)
  3. エベラス イプシロン買収完了(2026-09-01)

分析日 2026-10-23