株譜
AI 銘柄分析 · 資本財・サービス · 試作

トライネット・グループ TNET

共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%)

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)40.71 ドル19 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)64.3 ドル30 億ドル差 −36.7%
10 年後から見ると 割高 価値 40.71 ドル19 億ドル · 差 −36.7% · 期待の年率 +3.1%
期待の年率リターン(10 年)+3.1%資本コスト比 −5.6 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約13.4%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

トライネット・グループは、米国の中小企業に人事、給与計算、健康保険、労務管理をまとめて提供する会社である。筆者の結論は割高だ。共同雇用という事業の仕組みには長く残る価値があるが、顧客の従業員数が減り、値上げによってさらに顧客を失っている。10年後の利益が今より増えても、現在の時価総額を正当化するには足りない。

最大の特徴は、売上の約84%を占める保険関連収入である。中小企業の従業員を共同雇用し、大企業並みの福利厚生や医療保険を提供する。給与計算だけの会社ではなく、保険の引受条件、労災、税務、雇用主としての責任まで扱う。AIが事務を自動化しても、医療費の支払いや法的な責任は消えない。

ただし、保険の存在価値とトライネットの競争力は別である。2025年の平均サービス対象者数は約33.4万人で前年比5%減少した。2026年4〜6月期には約29.8万人へ減り、前年同期比11%減だった。健康保険の料金を適正化する過程で顧客を失っており、保険の採算改善をそのまま持続的な成長とは呼べない。

2026年9月に公表された業界統計では、米国PEO市場の対象従業員は540万人で、長期的には拡大している。それにもかかわらずトライネットの数量は縮んでいる。これは市場全体の衰退ではなく、同社固有の顧客構成、保険料、販売力にも問題があることを示唆する。

中立の2035年売上は約60.9億ドル、営業利益は約3.0億ドル、純利益は約2.14億ドルと見る。保険の採算は改善するが、人事代行の課金数量はAIエージェント代替によって減る。中立の時価総額は約26.2億ドルで、期間中の正味の株主還元を含めた確率加重現在価値は約16.2億ドルとなる。2026年10月23日の時価総額約34.9億ドルとの差は約−54%であり、長期保有に必要な安全域はない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、まず10年後に顧客が何のために金を払うかを考える。中小企業は給与税を納め、健康保険を提供し、雇用法令を守る必要がある。したがってPEOという制度そのものは残る可能性が高い。トライネットの事業が完全に消えるという予想は合理的ではない。

ただし、制度が必要だから現在の会社が勝ち続けるとは限らない。会社が過去に積み上げたのは、健康保険の運営、法対応、給与管理をまとめて売る能力である。保険料を上げると顧客が減る現状は、その束ね売りに価格決定力の限界があることを示している。AIによって事務作業が安くなれば、顧客は保険だけを外部に残し、他の業務を内製化する選択も取りやすくなる。

オーナー利益を考える際には、預かり現金と保険の準備金を除く必要がある。会社の帳簿には多額の現金が見えるが、大半は顧客の給与支払いや保険金のために拘束されている。これを株主が自由に受け取れる純現金とみなすと、本質価値を大きく過大評価する。

再投資にも条件がある。新しい人事ソフトや買収先に資金を投じても、ゼネフィッツのように顧客が離れてしまえば投下資本は戻らない。自社株買いについても、株数が減ることよりも、買い戻した価格と事業の価値を比較する必要がある。

2035年に保険費用率を改善し、純利益を今より増やす余地は認める。それでも顧客の数量が減り、専門サービスの料金が縮む会社に高い成長価値は払えない。筆者が求めるのは、業界の成長に再び追いつくことと、健康保険の採算改善が顧客流出なしに続く証拠である。その証拠がまだ不十分なため、安全域を厚く見る。

何で稼ぐ会社か

トライネットの本業はPEO、すなわち専門雇用主組織である。顧客企業と従業員を共同雇用する契約を結び、給与、給与税、健康保険、労災、人事実務を一括して引き受ける。顧客企業は事業そのものに集中でき、従業員は小さな会社に勤めながら比較的幅広い福利厚生を利用できる。2025年には顧客の給与と給与税を約700億ドル処理した。

収益の第一の柱は保険サービス収入で、2025年に42.24億ドルを計上した。健康保険と労災の保険料および管理手数料を受け取り、保険会社への支払いと一定額までの保険金請求費用を負担する。保険費用は38.35億ドルで、差額は3.89億ドルだった。2023年には保険費用率が84%だったが、2025年には91%へ悪化した。医療費が想定以上に増えれば、値上げを翌契約期間まで待つ必要がある。

第二の柱はPEOの専門サービス料金である。2025年の売上は6.84億ドルで、給与処理、税務、労務相談、採用や福利厚生の管理から生じる。対象従業員数とサービスの種類に応じて料金を取るため、人事業務の自動化による影響を直接受ける。給与や保険の制度は残っても、手続きにかかる時間が減れば、従来のサービス料金を維持できるとは限らない。

第三の柱はASO・人事ソフトである。共同雇用せず、人事管理ソフトと実務支援を提供する。2025年の売上は0.35億ドルで、全社の約0.7%にすぎない。旧ゼネフィッツのソフト単独サービスから、支援業務を組み合わせたHR Plusへ移行している。2026年6月にはHR Plusの利用者が4万人を超えたが、ソフト単独の高成長事業と呼べる段階ではない。

第四の柱は給与や税金の支払い前に預かる資金から得る利息収入で、2025年は0.67億ドルだった。この収益には費用がほとんどかからない。ただし預かり資金は株主が自由に使える現金ではない。会社が財務諸表上、一つの報告セグメントとしている事業を、収益の経済性が異なる四つの収入源に分けて評価する必要がある。

優良さと弱いところ

堀、つまり競合が簡単には奪えない強みは、健康保険と共同雇用の制度にある。中小企業が単独では得にくい保険商品をまとめて提供し、給与税や州ごとの雇用法令に対応する。子会社はIRS認定PEOであり、ESACの認証も長く維持している。保険、給与、勤怠、従業員情報を一度移行するには手間がかかるため、単純な給与ソフトより顧客をつなぎ留めやすい。

しかし、価格を上げても顧客が残る力は十分に証明されていない。2025年の共同雇用従業員1人当たり売上は約8%上がったが、共同雇用の平均対象者数は8%減少した。年末の総対象者数も10%減少している。保険料の適正化が必要だったことは理解できるが、値上げと同時に数量を失うなら、強い価格決定力とは評価できない。

顧客契約も堅牢とは言い切れない。多くのPEO契約は30日前の通知で解約できる。法的な責任や移行費用による実務上の障壁はあるものの、長期契約で顧客が固定されているわけではない。解約率5%未満、年単位の移行期間、法改正のたびに値上げを通せるといった強い堀の証拠は確認できない。

資本効率も帳簿のROEだけでは判断できない。2025年のROEは287%だったが、自己資本が約0.54億ドルまで縮んでいることが主因である。2023年の巨額の自社株買いが分母を小さくした。これは事業に投じた資金から毎年287%の利益を生み出せるという意味ではない。

本業には一定の規模の利益があり、設備投資も重くない。一方で保険引受リスク、短期解約可能な顧客契約、AIによる事務代替がある。全社としては普通の堀と判断し、強い堀に認められる将来の超過収益の持続性までは織り込まない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のPEO市場は長期的には成長産業である。全米PEO協会が2026年9月に発表した統計では、500社を超えるPEOが約23.3万社の顧客を支え、対象従業員は540万人、2025年の給与総額は3860億ドルだった。2022年の450万人から約20%増えている。中小企業の人事制度が複雑になり、福利厚生と法令対応を外部に任せる需要は今後も残る。

トライネットの2025年の共同雇用平均対象者数は約30.5万人であり、市場全体に対するシェアは約5.6%である。主な競合はADPのトータルソース、ペイチェックスのPEO事業、インスペリティ、ベンシュアなどである。ADPのPEO対象者約77.5万人は市場の約14%に相当し、インスペリティの2025年の対象者約31万人は約5.7%に当たる。ペイチェックスの260万人という人事代行対象者数にはASOも含まれ、PEOのシェアにそのまま使うことはできない。

市場の成長をそのまま同社の成長にはできない。保険料の価格差が大きく、顧客は保険代理店と給与ソフトを別々に契約することもできる。ペイチェックスは2025年のペイコー買収で中堅企業向けの販売網を拡充した。ギュスト、リップリング、ペイロール、ワークデイなども、人事・給与ソフトを入り口に顧客を獲得する。

2035年の米国PEO市場は、対象従業員数でおおむね700万人まで拡大する中立像を考える。2025年比約1.3倍で、過去の成長より慎重である。それでもトライネットの保険対象者が約27.8万人に減れば、シェアは約4.0%へ下がる。楽観でも約4.5%、悲観では約2.2%である。数量減少の中心は業界全体の縮小ではなく、顧客獲得力の不足とAIによる代替である。

AIエージェントは給与計算の設定、人事問い合わせ、勤怠管理、各種申請を自動化する。保険金の支払いや雇用主の法的責任は残るため、保険サービスには直接的な代替を当てはめない。しかし専門サービス料金は人事BPOの型、ASO・人事ソフトは席課金型として扱う。2026年10月に公表されたAI機能や採用・休暇管理の新製品は防御策だが、AI単独の売上実績はまだ示されていない。

医療費の上昇も見逃せない。保険費用率が1ポイント動けば、保険売上約42億ドルに対して営業段階の損益が約0.42億ドル変わる。これは2025年の純利益の4分の1を超える規模である。給与事務の自動化よりも、医療費の見積もり違いが先に業績を大きく動かす可能性がある。

資本政策と M&A

経営の資本配分は、事業の質より慎重に評価すべきである。2016年以降、利益のかなりの部分を自社株買いに使い、2023年には約11.2億ドルを買い戻した。この年の純利益は約3.75億ドルであり、利益を大きく超える還元によって自己資本は急減した。株数を減らすこと自体は株主に有利だが、買い戻しの価格が高ければ、残った株主の価値は増えない。

2024年から四半期配当を始め、2025年には配当約0.53億ドルと自社株買い約1.83億ドルを実施した。株式報酬は約0.68億ドルであり、正味の還元は額面の総還元より小さい。2026年2月には自社株買い枠を約4億ドルへ拡大し、6月末の残枠は約3.29億ドルだった。固定的な総還元性向や10年間の買い戻し額について、会社は数字を約束していない。

買収では2022年のゼネフィッツが教訓となる。約2.09億ドルで取得したが、ソフト単独事業はその後苦戦し、2024年には関連するリストラと減損が生じた。2026年4月には休暇管理ソフトのククーンを買収した。後者は保険・労務の既存顧客への販売と相性がよいものの、取得金額は開示されておらず、大きな利益成長を先取りするべきではない。

2026年7月の会社見通しでは、通期売上47.5〜49.0億ドル、専門サービス売上6.47〜6.63億ドル、保険費用率88.5〜89.5%を見込む。利益見通しは上方修正されたが、対象従業員数は減少を続けている。しかも第2四半期の保険費用には過年度請求に関する約0.21億ドルの一時的な回復が含まれる。

株主構成にも注意が必要である。アタイロスは2026年初めに約38%を保有しており、取締役会と大きな取引に強い影響力を持つ。会社自身が買収対象となる可能性は否定できないが、2026年10月28日までに合意済みの非公開化や上場廃止計画は確認できない。少数株主の利益が常に優先されると考えるべきではない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最大の強みは、トライネットが単なる給与ソフトではないことである。中小企業の経営者は給与計算を自動化できても、州ごとの雇用法令、健康保険、労災、税務の責任を消せない。共同雇用と団体保険を組み合わせる仕組みは、AIの普及後も競争力を持つ。特に従業員を引き付けたい専門職中心の中小企業にとって、福利厚生の質は重要な採用条件であり続ける。

2026年の業績は、その実力を示し始めている。保険費用率は2025年の91%から、通期見通しで88.5〜89.5%へ改善する。料金の適正化が進めば、多少の顧客減少があっても利益が増える。AIによる社内の問い合わせ対応や人事処理の自動化は、将来のサービス費用も削減する。共同雇用の対象者を増やすだけでなく、既存顧客当たりの利益を改善する余地がある。

2026年に取得したククーンの休暇管理技術も有望である。休暇申請、法令対応、給与との連携は複雑であり、既存の保険・給与サービスに組み込めば顧客が利用する機能を増やせる。HR Plusの利用者も4万人を超えた。今後は顧客がPEOを必要としない時期にも関係を維持し、成長段階で共同雇用へ移すことができる。

業界全体の対象従業員は増えている。販売人員の増強と保険商品の競争力回復によって、減少している顧客数を再び増加へ転じさせる可能性はある。2035年には保険の対象者が約31.7万人へ戻り、保険費用率が87.5%で安定すれば、利益は2025年を大きく上回る。自社株買いを抑えて財務を厚くしながら還元を続けることも可能である。

慎重な見方

最も厳しい事実は、成長している業界でトライネットだけが数量を失っていることである。市場にはADP、ペイチェックス、インスペリティという有力な競合があり、保険を別途購入して給与処理だけを委託する方法もある。顧客が去る理由が単なる一時的な景気悪化でなく、商品と料金の組み合わせにあるなら、保険費用率の回復だけでは問題を解決できない。

トライネットは健康保険を提供するが、保険金請求の一定部分を自ら負担する。医療費が予想を超えて増えれば、収益は急速に悪化する。保険費用率が91%だった2025年の利益は、過去の2023年より大きく減った。2026年第2四半期の改善にも過年度の保険費用の戻りが含まれるため、足元の利益改善をそのまま長期の稼ぐ力とみるのは危険である。

AIエージェントが人事業務を処理するようになれば、専門サービス料金は二重の圧力を受ける。事務作業そのものが減り、中小企業は人事を外部に丸投げする必要を感じなくなる。顧客が保険のためだけにPEOを利用したとしても、ソフトや労務相談まで従来と同じ料金を払う理由はない。HR Plusも操作画面や利用者数を価値の中心に置く部分では代替リスクが高い。

経営の判断にも不安がある。ゼネフィッツ買収後の事業縮小は、ソフトウェア事業に資金を再投資しても高い収益が得られるとは限らないことを示した。2023年の大規模な自社株買いは自己資本を極端に薄くし、保険の損失や不況への余裕を狭めた。2035年に会社が存続していても、売上が2025年の半分程度となり、純利益がほとんど残らない姿はありうる。

どちらに重みを置いたか

PEOという制度の存続には確信を持てるが、トライネットが市場での地位を保てるかについては慎重に見る。保険費用率の改善は明確な好材料である一方、対象従業員数の減少が止まった証拠はまだない。AI代替については専門サービスの数量と長期成長率へ反映し、資本コストの寿命には重ねていない。

確率は楽観側25%、中立35%、悲観側40%とした。悲観側を厚くした中心的な理由は、AIだけではなく、健康保険の値上げに伴う顧客流出と市場シェアの低下である。売上が増えなくても保険の採算改善で利益が残る余地を中立に認めており、同じ悪材料を二重に過大評価しないようにした。結論は割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 64.66 ドル30 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 19.42 ドル9 億ドル)。 今の値に割り戻すと 40.71 ドル19 億ドル、今との差 −36.7%、 期待の年率 +3.1%(資本コスト 8.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 174.92 ドル80 億ドル 40.22 ドル19 億ドル +234.7% +14.8% 17.21 ドル8 億ドル
やや楽観 17% 114.99 ドル53 億ドル 30.43 ドル14 億ドル +126.2% +9.8% 24.72 ドル11 億ドル
中立 35% 71.33 ドル33 億ドル 22.83 ドル11 億ドル +46.5% +4.5% 32.95 ドル15 億ドル
やや悲観 26% 21.68 ドル10 億ドル 10.87 ドル5 億ドル −49.4% −7.7% 8.46 ドル4 億ドル
悲観 14% 3.65 ドル2 億ドル 1.52 ドル1 億ドル −92.0% −24.2% 0.72 ドル0 億ドル
加重平均100% 64.66 ドル30 億ドル19.42 ドル9 億ドル +30.8% +3.1% 84.08 ドル39 億ドル

今の株価時価総額 64.28 ドル30 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 保険の採算が安定し、顧客基盤を回復する 利益 5 億ドル · PER 12.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 174.92 ドル80 億ドル

医療保険の料金改定が定着し、顧客離れが止まる。販売人員の増強と既存顧客への追加販売が成果を上げ、保険の対象者は約31.7万人へ回復する。PEO業界全体は約700万人へ拡大するため、同社のシェアはなお約4.5%にとどまるが、減少傾向は反転する。

ククーンの休暇管理、HR Plus、AIを利用した問い合わせ支援が既存サービスの価値を高める。もっとも、AI機能だけで売上が生じた定量的開示はないため、専門サービスの有償数量は現在を超えない。価格は物価上昇を下回る範囲で改定し、保険の価格のみ医療費の上昇に合わせる。

保険費用率は87.5%へ改善し、専門サービスの費用も自動化で減る。2035年の売上は約72.3億ドル、営業利益は約7.58億ドル、純利益は約5.46億ドルとなる。これは保険の粗利益改善を伴う上振れであり、単なるソフトウェアの成長物語ではない。

期間純利益累計34.0億ドルから正味18.5億ドルを配当・自社株買いで戻し、残りを保険の財務余力と事業投資に残す。自己資本は約16.04億ドルへ回復する。大規模な新株発行や未成立の買収を前提にせず、2035年以降の利益成長も成熟した低い水準へ落ち着く。

  • PEO保険サービス:数量 0.3(共同雇用平均対象従業員数(百万人))× 価格 195(対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人))→ 売上 62 億ドル・営業利益 8 億ドル。市場は約1.3倍、会社の数量1.04倍、価格1.41倍。保険費用率87.5%。
  • PEO専門サービス・給与人事代行:数量 0.3(有償フルサービス対象者相当数(百万人))× 価格 27(有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人))→ 売上 9 億ドル・営業利益 5 億ドル。AI代替の上限として有償サービス相当数量1.00倍、価格1.34倍。自動化で直接費を削減。
  • ASO・HR Plus・旧HRIS:数量 0.1(ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人))× 価格 6.90(利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量1.00倍、価格1.15倍。新製品の独立した売上成長は未確認。
  • 給与・税金預かり資金の運用収入:数量 21.9(利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル))× 価格 0.04(年間実現利回り)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。平均預かり残高1.24倍。短期運用利回りは固定。

倍率:2035年ROEは5.46÷16.04=34.0%。k8.75%、普通の堀の残存率1/2からRONICは約21.40%。保険とBPOの利益加重によるg_longは1.0%。正当化PER=(1−0.01÷0.2140)÷(0.0875−0.01)×1.01=約12.42倍。利益の質が最も高い筋書きなので上限近くを使用する。純利益はGAAPで株式報酬費用を控除済み。10年目の成長率が年10%超で続く前提ではない。

確率:PEO制度の需要が残り、保険費用率の改善と新製品の販売が成功する可能性を認める。ただしAI単独の収益実績がなく、顧客数量が継続的に減少しているため8%にとどめる。

やや楽観 17% 保険の改善が続き、数量減少が収まる 利益 4 億ドル · PER 12.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 114.99 ドル53 億ドル

保険料の適正化に顧客が次第に慣れ、対象従業員は約30.2万人となる。2025年から大幅な増加には至らないが、2026年に起きた急速な数量減少からは回復する。市場全体のPEO対象従業員が増えるため、シェアは約4.3%へ下がるものの、既存顧客の質は改善する。

給与・人事代行ではAIエージェントが標準的な事務処理を担う。フルサービスとして課金できる数量は現在の85%へ減るが、制度対応と専門相談には引き続き料金が支払われる。HR Plusの利用者も旧製品からの移行を終え、必要な業務支援を付けた顧客を残す。

保険費用率は88.7%となり、医療費の変動を一定程度吸収できるようになる。営業利益率の改善は、保険費用の管理と社内の自動化による。大規模買収ではなく、小さな技術取得と既存商品の改良を進める。

2035年の売上は約67.2億ドル、営業利益は約4.94億ドル、純利益は約3.55億ドルとなる。期間純利益累計25.0億ドルから正味14.0億ドルを還元し、残りを財務の厚みと運転資金に残す。自己資本は約11.54億ドルへ増え、現在の極端に高い帳簿ROEは正常化する。

  • PEO保険サービス:数量 0.3(共同雇用平均対象従業員数(百万人))× 価格 194(対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人))→ 売上 59 億ドル・営業利益 7 億ドル。数量0.99倍、価格1.40倍、保険費用率88.7%。市場シェアは低下する。
  • PEO専門サービス・給与人事代行:数量 0.3(有償フルサービス対象者相当数(百万人))× 価格 27(有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人))→ 売上 8 億ドル・営業利益 4 億ドル。AI代替で数量0.85倍、価格1.30倍。専門相談・法対応が残る。
  • ASO・HR Plus・旧HRIS:数量 0.1(ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人))× 価格 6.78(利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.90倍、価格1.13倍。HR Plusへの移行は成功するが席数課金は弱まる。
  • 給与・税金預かり資金の運用収入:数量 19.0(利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル))× 価格 0.04(年間実現利回り)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。預かり残高1.08倍、利回り3.8%。

倍率:ROE=3.55÷11.54=30.8%。k8.75%、普通の堀の残存率1/2からRONICは約19.77%。g_long1.0%で正当化PERは約12.37倍。保険採算改善が継続するが、PEO数量の増加はないため長期gを引き上げない。GAAP純利益を使用する。

確率:保険料改定とコスト削減が成功する可能性は十分にあるが、競合へのシェア流出を完全には取り戻せない。楽観より現実的な改善として17%。

中立 35% 保険は持ち直すが、AIと競争で専門サービスが縮む 利益 2 億ドル · PER 12.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 71.33 ドル33 億ドル

中小企業の共同雇用需要は残るが、トライネットは競合に徐々にシェアを奪われる。保険対象者は2025年から約9%減り、2035年に約27.8万人となる。市場全体が約700万人へ拡大するため、同社のシェアは約4.0%まで下がる。高い保険料を払える顧客を残し、収益性を優先する経営が続く。

AIエージェントは給与処理、勤怠、人事問い合わせの多くを代行する。PEO専門サービスの有償フルサービス相当数量は現在の70%へ減る。価格は10年で1.28倍と物価の1.41倍に届かない。HR Plusも画面操作の価値が下がり、数量0.80倍、価格1.10倍にとどまる。一方、健康保険と労災は人手の作業が減っても必要である。

保険費用率は2025年の91%から89.5%へ改善する。これは2026年の会社見通しと整合するが、医療費の見積もり違いがなくなるほど楽観しない。2035年の売上は約60.9億ドル、営業利益は約2.97億ドル、純利益は約2.14億ドルとなる。

期間純利益累計18.5億ドルから、株式報酬と増資の影響を引いた正味10.5億ドルを株主に戻す。自己資本は約8.54億ドルへ増える。市場の成長を取り込めない会社としては利益が残るが、競争上の優位が大きく広がる姿ではない。

  • PEO保険サービス:数量 0.3(共同雇用平均対象従業員数(百万人))× 価格 194(対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人))→ 売上 54 億ドル・営業利益 6 億ドル。数量0.91倍、価格1.40倍。保険費用率89.5%、PEO市場シェア約4.0%。
  • PEO専門サービス・給与人事代行:数量 0.2(有償フルサービス対象者相当数(百万人))× 価格 26(有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人))→ 売上 6 億ドル・営業利益 3 億ドル。AIエージェント代替による有償フルサービス数量0.70倍、価格1.28倍。
  • ASO・HR Plus・旧HRIS:数量 0.0(ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人))× 価格 6.60(利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。席課金型として数量0.80倍、価格1.10倍。
  • 給与・税金預かり資金の運用収入:数量 16.8(利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル))× 価格 0.04(年間実現利回り)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。平均預かり残高0.95倍、利回り3.8%。

倍率:ROE=2.14÷8.54=25.1%。k8.75%、普通の堀の残存率1/2からRONICは約16.90%。g_long1.0%で正当化PER=(1−0.01÷0.1690)÷(0.0875−0.01)×1.01=約12.26倍。AIエージェント代替を数量・価格・長期gへ反映し、倍率への追加割引は行わない。現金預かり金は余剰現金に加えず、GAAP純利益に含まれる株式報酬を足し戻さない。

確率:保険の採算回復と顧客数量の弱さが同時に続く、最も自然な道筋である。2026年の実績と業界の成長をともに考慮し、中心確率を35%とした。

やや悲観 26% 保険の値上げで顧客を失い、専門サービスの価値が縮む 利益 1 億ドル · PER 9.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 21.68 ドル10 億ドル

健康保険の料金改定が競合より割高と受け取られ、特に専門サービス業や技術系中小企業の顧客が離れる。保険対象者は約23.8万人へ減り、PEO市場シェアは約3.4%となる。業界そのものは成長しているため、減少の主因は競争力の低下である。ペイチェックス、ADP、インスペリティ、地域のPEOへ顧客が移る。

AIエージェントによって人事問い合わせ、給与計算、採用事務の多くが自動化される。PEO専門サービスの有償数量は現在の55%、ASOの利用者相当数は70%へ縮む。価格改定も物価を下回り、従来の人事代行料金を守れない。健康保険を残した顧客からも、管理業務の料金引き下げを求められる。

保険費用率は90.5%であり、改善した利益が再び医療費に削られる。社内費用の削減で黒字は維持するが、固定費が残るため利益の落ち込みは売上より大きい。2035年の売上は約47.7億ドル、営業利益は約0.95億ドル、純利益は約0.69億ドルとなる。

期間の純利益累計は約10.7億ドルにとどまる。配当と小規模な買い戻しを続けても正味還元は5.0億ドル程度となり、自己資本は約6.24億ドルへ増える。会社は存続するが、資本コストを超える高い再投資利回りを確保することは難しい。

  • PEO保険サービス:数量 0.2(共同雇用平均対象従業員数(百万人))× 価格 179(対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人))→ 売上 43 億ドル・営業利益 4 億ドル。数量0.78倍、価格1.29倍、保険費用率90.5%。
  • PEO専門サービス・給与人事代行:数量 0.2(有償フルサービス対象者相当数(百万人))× 価格 24(有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人))→ 売上 4 億ドル・営業利益 2 億ドル。AI代替と顧客離れで数量0.55倍、価格1.18倍。
  • ASO・HR Plus・旧HRIS:数量 0.0(ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人))× 価格 6.18(利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.70倍、価格1.03倍。
  • 給与・税金預かり資金の運用収入:数量 13.2(利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル))× 価格 0.04(年間実現利回り)→ 売上 1 億ドル・営業利益 1 億ドル。預かり残高0.75倍。実現利回りは3.762%。

倍率:ROE=0.69÷6.24=11.1%。k8.75%、普通の堀を用いたRONICは約9.90%、全社のg_long1.0%から計算される正当化PER上限は約11.7倍。ただし保険料金競争で顧客関係が傷み、将来の増分利益が資本コストを超えにくいため9.0倍とする。中立より低い倍率であり、過去の市場PERからは決めていない。

確率:2025年から2026年の顧客流出が構造的な問題である可能性は低くない。医療費とAI代替が重なる場合として26%。AIだけを理由に確率を上乗せしたのではなく、競争と保険料金の失敗を重視した。

悲観 14% 顧客基盤が半減し、保険と給与の周辺事業に縮小する 利益 0 億ドル · PER 6.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3.65 ドル2 億ドル

PEO市場は成長を続けるが、トライネットの顧客は大手競合や安価な専門サービスへ移る。保険の対象者は約15.2万人となり、2025年の半分まで縮む。市場全体でのシェアは約2.2%へ下がり、全国規模の有力PEOから、限られた業種と顧客を支える事業者へ後退する。

給与、人事、採用、勤怠の大半はAIエージェントや低価格のソフトウェアで処理される。専門サービスの有償数量は現在の45%となり、価格も物価に大きく届かない。HR Plusは高い料金を取れず、顧客は必要な法対応と保険だけを契約するようになる。

医療費の上昇と価格競争で保険費用率は91.5%となる。会社は営業拠点を縮小し、従業員と共通費を大幅に削減する。2028〜2031年にはリストラ費用、買収ソフトの減損、保険請求の再見積もりによって合計約5〜6億ドルの利益押し下げが生じるが、その後は小規模な黒字に戻ると考える。

2035年の売上は約27.4億ドル、営業利益は約0.40億ドル、純利益は約0.28億ドルにとどまる。期間純利益累計は減損・赤字期間を含め約3.2億ドル、正味還元は配当の初期分を中心に0.7億ドルとする。自己資本は約3.04億ドルとなり、会社は存続するものの、買収企業が顧客基盤だけを引き取る可能性も高まる。

  • PEO保険サービス:数量 0.2(共同雇用平均対象従業員数(百万人))× 価格 155(対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人))→ 売上 24 億ドル・営業利益 2 億ドル。数量0.50倍、価格1.12倍、保険費用率91.5%。
  • PEO専門サービス・給与人事代行:数量 0.2(有償フルサービス対象者相当数(百万人))× 価格 22(有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人))→ 売上 3 億ドル・営業利益 2 億ドル。AIによる代替と顧客喪失で数量0.45倍、価格1.05倍。
  • ASO・HR Plus・旧HRIS:数量 0.0(ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人))× 価格 5.94(利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。数量0.55倍、価格0.99倍。画面型業務ソフトの価値が低下する。
  • 給与・税金預かり資金の運用収入:数量 8.8(利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル))× 価格 0.04(年間実現利回り)→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。預かり残高0.50倍、利回り3.8%。

倍率:ROE=0.28÷3.04=9.2%で資本コスト8.75%をわずかに上回る。帳簿利益は小さく、超過収益を長く維持する根拠が失われる。全社のg_longを使った式の上限は約11.6倍だが、この筋書きでは実質的に成長が止まり、買収後の顧客関係にも追加の費用が必要となるため6.0倍とする。資産による床も別に点検する。

確率:業界は残っても同社が構造的な敗者になる可能性を14%とした。保険料改定の失敗、顧客契約の短さ、AIによる専門サービスの減少、過去の買収判断の問題を合わせて考える。既に中立数量でAI代替を織り込んでいるため、悲観確率を過度に高くはしない。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

PEO保険サービス

共同雇用した従業員への健康保険・労災保険と関連管理サービス。第三者保険会社との契約を利用するが、一定額までの請求リスクを負担する。

数量共同雇用平均対象従業員数(百万人)価格対象者1人当たり年間保険サービス売上(億ドル/百万人)売上営業利益
今 2025/12 0.3 138 42 4
10 年後 中立 0.3 194 54 6

取り方:2025年10-KのInsurance service revenues 42.24億ドルを、共同雇用の平均対象者304,985人で割った。平均年間料金は約13,850ドルで、保険加入率と契約構成を含む対象者当たりの実現売上であり、個々の加入者の保険料ではない。2025年保険費用38.35億ドルを引いた粗利益3.89億ドルを、共通費配賦前の事業利益として用いた。米国PEO市場540万人に同じサービス構成を仮定した市場規模は約750億ドルだが、各社の保険加入率が違うため参考推定にとどめる。数量の市場シェアは約5.6%。AIエージェント代替は保険契約・請求支払・共同雇用の責任そのものには直接適用せず、事務処理の省力化だけを利益率に反映する。

PEO専門サービス・給与人事代行

給与計算、給与税申告、労務管理、福利厚生管理、人事相談とPEOプラットフォーム利用料金。人事BPOの性質を持つ。

数量有償フルサービス対象者相当数(百万人)価格有償サービス対象者相当1人当たり年間料金(億ドル/百万人)売上営業利益
今 2025/12 0.3 20 7 4
10 年後 中立 0.2 26 6 3

取り方:2025年10-KではPEO専門サービス売上6.84億ドル、共同雇用とプラットフォーム利用者を含む平均WSEは333,886人。実現年間料金は約2,049ドル。営業利益は個別開示されないため、専門サービス収入から顧客支援などの直接費を推定して共通費配賦前の3.95億ドルとした。市場規模は540万人に同一単価を掛けると約111億ドルだが、実際の料金はサービス構成によって異なる。AIエージェント代替は人事BPOの型を適用し、中立の有償フルサービス相当数量を0.70倍、価格を1.28倍とする。数量は雇用人数そのものではなく、低価格の自動化商品に移った顧客を換算した有償サービス量であり、保険加入者数とは一致しない。法対応は重要だが、低解約率など記録の正本の証拠が二つ以上ないため、g_longは0%。

ASO・HR Plus・旧HRIS

共同雇用しない顧客向けの給与・人事ソフトと実務支援。旧ゼネフィッツのHRISをHR Plus中心のASOサービスへ移行している。

数量ASOおよび旧HRISの年間利用者相当数(百万人)価格利用者1人当たり年間売上(億ドル/百万人)売上営業利益
今 2025/12 0.1 6.00 0 0
10 年後 中立 0.0 6.60 0 0

取り方:2025年10-KのHRIS and ASO services収入0.35億ドルを使用。2025年末のASO利用者約39,700人と旧HRIS利用者約18,600人の合計58,300人を年間相当数の代理指標とし、実現料金を約600ドルと推定した。年末利用者を年間平均の代わりに使うため、正確な年間単価ではない。営業利益0.17億ドルは共通費配賦前の推定値である。市場全体の比較可能なASO利用者数は確認できず、シェアは算定しない。AIエージェント代替は席課金・画面型の業務ソフトとして適用する。中立数量0.80倍、価格1.10倍、長期gは0%以下。HR Plusの新規利用者は2026年6月に4万人を超えたが、旧HRISからの移行を含むため純増効果を過大評価しない。

給与・税金預かり資金の運用収入

給与・給与税の送金前に一時的に預かる資金や税還付関連の利息収入。預かり元本は顧客に帰属する。

数量利息獲得対象の平均預かり残高推計(億ドル)価格年間実現利回り売上営業利益
今 2025/12 17.6 0.04 1 1
10 年後 中立 16.8 0.04 1 1

取り方:2025年の開示利息収入0.67億ドルを、共通前提の短期運用利回り3.8%で割り、利息を生む平均残高約17.63億ドルを逆算した推定である。期末預かり資金残高とは異なり、税還付関連利息も含む概算である。2025年末の制限付き現金等は約18.22億ドルあるが、その大部分は給与・保険金・担保に拘束され、株主の余剰資金ではない。AIエージェント代替が利息契約を直接消すわけではないが、顧客の雇用人数が減れば預かり残高も縮小する。金利は全シナリオで概ね3.8%に固定する。

リスクと懸念

AIエージェント代替

給与計算の設定、人事相談、勤怠、採用、福利厚生の申請はAIエージェントで代替できる。PEO専門サービスは人事BPOとして中立数量0.70倍、ASOは席課金型として0.80倍にした。共同雇用と医療保険の責任までは消えないが、人事業務を一括委託する理由が弱まる。既存の法対応だけでは高い料金を維持できない可能性がある。

医療費と保険費用率

保険売上は2025年に42億ドルを超え、医療費の請求動向が利益を大きく左右する。高額な医薬品、専門医療、予想外の請求増加が重なると、保険費用率が数ポイント悪化する。2026年の採算改善も過年度の費用回復を一部含んでおり、一時的な戻りを恒久利益と誤認すると本質価値を過大評価する。

顧客流出と短い解約通知期間

PEO顧客の多くは30日前の通知で解約できる。2025年に対象者数が大きく減少し、2026年第2四半期も前年同期比11%減だった。保険料を上げても顧客が残るという前提は、足元の実績と一致しない。値上げが継続的なシェア低下を招けば、利益率の一時的な回復を超える価値の毀損が起こる。

財務上の純現金と自由現金の違い

2025年末の現金と有価証券は多く見えるが、給与支払い、税金、健康保険、労災のための制限付き資金が大部分を占める。自由に利用できる現金は約2.87億ドルで、社債等の有利子負債を大幅に下回る。2029年と2031年には主要社債の借り換えが控えている。保険損失が重なる場合、純現金企業という見かけに頼るのは危険である。

ソフトウェア買収と再投資効率

2022年に取得したゼネフィッツは、顧客獲得力が想定より弱く、旧HRISからASOへの移行とリストラが必要になった。ククーンの技術にも事業上の相乗効果はあるが、価格と収益貢献の詳細は開示されていない。買収を成長戦略の中心にすると、将来ののれん減損と株主資本の浪費が再び起こりうる。

大株主の支配力と資本配分

アタイロスは約38%を保有しており、取締役会や重要な取引へ強い影響力を持つ。過去の大規模な自社株買いは株数を減らしたが、自己資本も極端に薄くした。保険引受に必要な財務余力を確保する前に還元を続ければ、景気後退時の資本調達や事業売却で少数株主が不利になる可能性がある。

競争と中小企業の景気感応度

ADP、ペイチェックス、インスペリティ、地域PEOに加え、給与ソフトと保険代理店の組み合わせも競争相手である。中小企業は廃業や雇用削減の影響を受けやすい。特に技術系、専門サービス系、金融関連の顧客が減れば、給与対象者、保険収入、預かり資金の運用収入が同時に減少する。景気後退だけでなく構造的なシェア喪失にも注意が必要である。

今後の分かれ目

平均WSEの前年同期比が4四半期続けてプラスとなり、保険費用率が89%以下で安定したら
値上げと数量維持の両立が初めて裏付けられる。やや楽観の確率を高め、保険数量を上方修正する。
保険費用率が2年続けて91%を超えたら
2026年の採算改善が一時的だった可能性が高い。保険の粗利益と全社純利益を引き下げ、悲観側へ評価を移す。
PEO対象者がさらに2年続けて年5%以上減少したら
価格改定だけでなく販売力と競争力に構造的な問題があると判断する。中立の保険数量をやや悲観側へ近づける。
AI機能やHR Plusの独立した売上が開示され、純新規利用者と1人当たり売上が継続的に増加したら
AIの防御策が実際の収益に変わった証拠となる。ASOの数量と単価を再評価するが、利用者の移行だけなら上方修正しない。
2029年社債の借り換え後、利息費用が大きく増え、保険担保も追加要求されたら
自由現金と株主還元余力を引き下げる。借り換え費用を純利益へ直接反映し、財務悪化の程度に応じて悲観確率を増やす。
自社株買いがGAAP純利益を大幅に上回る状態へ戻り、自己資本が再びゼロに近づいたら
財務の厚みを犠牲にした還元と判断する。純粋な株数減少を成長と取り違えず、保険リスクに耐える資本を重視する。
PEO業界の対象従業員が増える一方、トライネットの市場シェアが3%を下回ったら
市場の成長を取り込めない構造的な敗者となる可能性を高める。企業価値の中心を保険の残存顧客と売却可能な事業資産へ移す。

見ておくもの

  • PEO平均WSE、共同雇用WSE、期末総WSEの前年同期比と前四半期比
  • 業界PEO対象従業員に対する市場シェアと新規顧客獲得数
  • 保険費用率、医療保険の過年度請求費用の戻りと追加引当額
  • 共同雇用対象者1人当たり保険売上と専門サービス売上
  • PEO顧客の維持率、価格改定後の解約数、業種別の顧客減少
  • HR Plusの純新規利用者、旧HRISからの移行数、AI機能の独立売上
  • GAAP営業利益、GAAP純利益、株式報酬、FCF、正味の株主還元
  • 制限付き現金と自由現金の区分、保険担保、2029年・2031年社債の借り換え条件
  • アタイロスの持株比率、主要株主取引と取締役会の資本配分判断
  • 2026年10月29日公表予定の第3四半期決算と2026年通期見通しの更新

倍率と資本コストの決め方

現在の時価総額約34.9億ドルや過去のPERを、将来の倍率の出発点にはしていない。2025年の共同雇用対象者、専門サービス、ASO利用者、預かり資金を数量と価格に分け、2035年の収入と利益を組み立てた。PEO専門サービスにはAIエージェント代替による数量0.70倍、ASOには0.80倍を適用し、保険そのものは代替対象としなかった。倍率はk8.75%、g_long1.0%、将来ROEから導くRONICに基づく。帳簿の純現金約10.4億ドルを余剰現金として足さず、制限付き資金と負債を確認した。保険費用率の改善は利益へ織り込み、同じ好材料を倍率で再評価しない。悲観では売れる資産を別途検討し、今の株価から逆算して数字を合わせていない。米国会計ではリース負債を既に認識しており、賃借料による固定費を悲観でも残す。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality+0.75%を加えて8.75%。市場ベータや株価の変動率は使わない。継続企業としての存続に差し迫った疑義はないためdistress上乗せはゼロ。AI代替の影響は数量・価格とg_longに入れ、個別の保険請求・顧客流出・買収リスクはシナリオと確率に入れる。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. TriNet Group 2025 Form 10-K:事業構成、PEO対象者数、保険費用率、資金の拘束、資本政策、ガバナンス
  2. TriNet 2026年第2四半期決算と通期業績見通し(2026年7月30日)
  3. 全米PEO協会 NAPEO:米国PEO市場の従業員540万人と市場規模(2026年9月17日)

分析日 2026-10-23