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トロ TTC

業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)72.20 ドル69 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)108.0 ドル103 億ドル差 −33.1%
10 年後から見ると 割高 価値 72.20 ドル69 億ドル · 差 −33.1% · 期待の年率 +3.1%
期待の年率リターン(10 年)+3.1%資本コスト比 −4.9 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約2.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

トロは、芝刈り機だけの会社ではない。ゴルフ場の芝管理・散水設備、造園業者の機械、地下配管や通信ケーブルを敷設する建設機械まで扱う、屋外作業の総合機械メーカーである。筆者の結論は割高だ。業務用の強いブランドと販売網は評価できるが、10年先の利益と株主還元を資本コストで割り引いても、現在の時価総額を十分に支えられない。

事業の主役は売上の約8割を占めるプロ向け部門である。2025年度は家庭用製品が落ち込む一方、ゴルフ場管理と地下建設機械が踏ん張った。2026年度第3四半期には全社売上が前年同期比8.4%増え、会社は通期の増収率見通しを6.3〜6.6%へ引き上げた。地下掘削機械を製造するトルネードの買収も寄与している。ただし、同じ四半期に工場閉鎖と製品撤退に伴う0.43億ドルの減損を計上しており、利益改善がすべて恒久的なものとは言えない。

長期的には、商業施設やゴルフ場の芝を管理し、地中に電力線や通信網を敷設する仕事は残る。機械を止められない顧客にとって、修理部品と販売代理店の充実は高い価値を持つ。だが家庭用機器はハスクバーナやスタンレー・ブラック&デッカーなどと競争し、電動化や自律走行で従来のブランド優位が崩れる可能性がある。

中立では2035年度の売上を約74億ドル、純利益を約6.9億ドルと見る。2025年度から利益は倍以上になるが、10年後の時価総額は約98億ドルと現在の約100億ドルとほぼ同じだ。5つの筋書きと期間中の正味還元を8%で割り引いた本質価値は約67億ドルとなる。差は約マイナス33%で、優良な事業の一部を持つことと、今の値段で十分な投資価値があることは別である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、トロは保有を検討できる事業と、慎重に扱うべき事業が同居している。ゴルフ場の芝管理機械や散水制御は、一度設備を導入した顧客が長く使い続ける。整備部品が手に入り、作業員が操作に慣れ、既設設備との互換性があることは、価格表には載らない価値だ。地下建設機械にも似た特徴がある。この部分には、10年後も現金を生む力を認めてよい。

しかし、その優良さを家庭用芝刈り機や買収した全ブランドに広げてはいけない。住宅用は景気と量販店の交渉力に左右され、技術の転換期には古い製品が急速に売れなくなる。スパルタン商標の減損は、支払った買収代金のすべてが将来のオーナー利益を生むわけではないという警告である。利益を得るために在庫、生産設備、開発費が必要なことも忘れられない。

2025年度の純利益は約3.2億ドルだが、同年度のフリーキャッシュフロー5.8億ドルをそのまま永続するオーナー利益とは扱わない。中立では設備の維持と成長投資を続けながら、10年間で約49.5億ドルの累積利益を生み、正味で30億ドルを株主に返す姿を考えた。残る自己資本は約34億ドルとなり、十分に利益を稼げる会社ではある。

それでも現在の値段には安全域が足りない。最もありそうな将来では事業価値そのものが現在と大きく変わらず、待つ10年の時間価値が失われる。高い資本効率が続く企業を見つけることと、その将来利益を安い値段で手に入れることは別の判断だ。

何で稼ぐ会社か

トロは1914年に創業した米国の屋外機械メーカーである。正式な決算期は10月で、財務台帳の2025/12は2025年10月期に対応する。収益の源泉は機械の販売、交換用部品、関連する散水制御設備であり、顧客はゴルフ場、造園業者、自治体、建設会社、住宅所有者に広がる。会社の報告区分はProfessionalとResidentialの2部門で、少額のOtherが加わる。

プロ向け部門の2025年度売上は36.24億ドルだった。このうち機械類が31.89億ドル、散水設備が4.35億ドルである。機械にはトロ、エクスマーク、スパルタンの芝刈り機、ボスの除雪機、ベントラックの多目的車両が含まれる。さらにディッチウィッチ、アメリカン・オーガーズ、ハンマーヘッドなどの地下建設機械を扱う。ゴルフ場向けには芝刈り・散水・運搬・保守を一括して提供できることが強みだ。2025年度の同部門EBIT利益率は19.4%で、家庭用部門との収益力の差は大きい。

散水設備ではスプリンクラー、バルブ、センサー、制御装置を売る。既設の配管や制御システムとの互換性が大切なため、機械本体より顧客が乗り換えにくい。ゴルフ場が設備を更新するときには、施工業者や販売代理店との関係も受注を左右する。節水への投資は新規需要になるが、水不足による芝生面積の縮小は逆風にもなる。

家庭用部門の2025年度売上は8.58億ドルで、利益率は4.2%にとどまった。芝刈り機や除雪機を販売店、量販店、ホームセンターなどで売り、プロ向けより値引きや在庫調整の影響を受けやすい。2026年度には歩行型芝刈り機の販売が回復したが、住宅需要と小売店の発注に左右される構造は変わらない。

売上の大半は新品機械だが、部品・修理・更新需要が顧客との関係を長く保つ。販売数量や平均単価は製品別に開示されないため、将来の売上は対象市場の実質規模、トロの取り分、平均販売価格の変化に分解して考える。

優良さと弱いところ

最大の堀、つまり競合が簡単にまねできない強みは、プロ向けの販売・整備網とブランドの組み合わせである。造園業者は芝刈り機の購入価格だけでなく、故障したときにすぐ修理できるかを重視する。ゴルフ場や自治体では機械の停止が作業計画に直結するため、部品供給と整備履歴に価値がある。ディッチウィッチも、地下工事の現場で信頼性と整備支援が重要な製品だ。

値上げする力には証拠がある。2025年度のプロ向け売上は1.9%増にとどまったが、部門EBITは10%増えた。会社は販売価格の改善、生産性向上、費用削減を主因としている。2026年度第3四半期も数量増と価格改善が増収に寄与した。ただし原材料費の上昇で同部門の四半期利益率は前年を下回り、無制限に値上げできるわけではない。

資本効率は高い。添付データでは過去10年のROE中央値は32.3%で、2025年度も21.8%を確保した。ただし過去の大型買収や自社株買いが自己資本の大きさを変えており、高ROEをそのまま高い増分投資利回りと見なしてはいけない。中立の2035年度には営業利益の増分を税引き後で約3.6億ドルと見込む。追加の自己資本と負債を合わせた投下資本の増加を約22億ドルと仮定すると、粗い増分ROICは16%前後で、資本コスト8%を上回る。

弱いのは住宅用と買収した一部のブランドである。2025年度にはスパルタンの商標価値を0.81億ドル減損した。ブランドを買えば必ず堀が得られるわけではない。全社では競合機械への乗り換えが可能で、散水設備ほど強い固定化もないため、堀を最上位のstrongとはせずnormalと判断する。AIエージェント代替の指定業態には該当しない。収益の中心は物理的な機械と設備であり、席課金や人月課金の情報サービスではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

屋外機械の需要は成熟市場の更新と、新しいインフラ建設に分かれる。北米の造園・住宅向けは人口、住宅取引、商業施設の敷地面積に影響され、数量の大幅増は見込みにくい。一方、ゴルフ場では労働力不足に対応する省人化、地下建設では通信網・電力網・水道設備の更新が需要を支える。2026年は住宅向けよりも地下工事やプロ向け設備の方が強い局面である。

市場調査の定義には幅がある。2025年の世界の業務用芝刈り機市場は約82.5億ドル、水平掘削機械市場は約28.7億ドルという推計がある。地下掘削ではトロのシェアは約15%、バーミアは約14%、徐工は約13%との推計だ。ゴルフ場機械、除雪、特殊建設機械を含むプロ向け機器の対象市場は、筆者の合成推計で約250億ドルとする。ここに対するトロの売上取り分は約12.8%に相当するが、会社が開示した公式シェアではない。

散水設備を含む広い水やり機器市場は2025年に約128億ドルと推計される。トロの該当売上から計算した市場取り分は約3.4%で、調査会社による約3.9%という別定義の推計にも近い。競合にはレインバード、ハンター、ハスクバーナ傘下のガーデナなどがある。節水制御の高度化は追い風だが、農業用から家庭用まで混在する統計なので、芝管理向けだけの競争力を直接示す数字ではない。

家庭用を含む世界の芝生・園芸機器市場は約481億ドルと推計され、ディア、ハスクバーナ、スチール、クボタ、スタンレー・ブラック&デッカーが競う。トロの住宅用売上をこの広い市場に対比すると約1.8%である。ブランドごとに製品範囲が違うため、これも比較用の代理指標だ。今後は充電式機械とロボット芝刈り機が競争を変える。カリフォルニア州では多くの新型小型エンジンに2024年からゼロ排出基準が適用されており、内燃機関のままでは市場を失う。

中立の10年ではプロ向け機器市場の実質規模が約2割、散水市場も約2割増える一方、住宅用の実質市場は小幅増と見る。価格上昇は原材料と人件費のインフレを反映する。2035年までの競争で大切なのは、電動化・自律化を既存の販売網に取り込めるかと、地下建設の需要増を利益を伴って獲得できるかである。

資本政策と M&A

経営は配当と自社株買いを継続してきた。添付データでは2025年度に配当1.5億ドルと自社株買い2.9億ドルを実施し、フリーキャッシュフローは5.8億ドルだった。ただし運転資本の改善による現金回収も大きく、この年度の現金創出を毎年続く水準と見てはいけない。株式報酬は2025年度に約0.2億ドルあり、将来の正味還元からも控除する。2026年度最初の9カ月には約4.71億ドルを株主へ還元した。

買収の評価は一様ではない。2019年のチャールズ・マシン・ワークス買収は約7億ドルで、ディッチウィッチを取り込み地下建設分野を拡大した。2020年のベントラックも製品の幅を広げた。一方、2022年のインティミデーター買収は約4億ドルを要し、そのスパルタン商標を2025年度に減損した。2025年12月にはトルネードを買収し、取得現金控除後の支払額は約2.10億米ドルだった。2026年度9カ月の同社売上寄与は約0.80億ドルで、買収済み事業として将来に含める。

2025年12月には追加600万株の買い戻し枠が承認された。2026年7月末の未使用枠は約648万株で、期限付きの金額保証ではない。会社の通期売上成長見通しは6.3〜6.6%に引き上げられたが、2035年度の売上・利益や長期総還元率について数字の約束はない。

財務は2025年度末に純有利子負債約7億ドルで、EBITDA約6.3億ドルに対し過大ではない。ただし買収は借金で資金調達することもあり、借り換え時の利率を5.75%程度として利益を考える。高い株価での自社株買いよりも、増分ROICが資本コストを上回る製品開発と、確かな利益を生む小型買収を優先してほしい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

トロのプロ向け事業は、単純な芝刈り機メーカーより強い。エクスマークやトロの販売店は、造園会社が機械を止めたときの修理先でもある。購入後の部品、機械更新、保守の関係が顧客をつなぎ止める。ゴルフ場では芝管理と散水を同じ企業から調達でき、既設の制御システムを継続使用する理由も強い。こうした顧客は家庭用の安価な機械とは異なり、故障による損失まで考えて購入する。

地下建設にも持続的な需要がある。老朽化した水道管や地中送電線の更新、通信網の増設は、住宅購入の景気とは違う予算で決まることが多い。ディッチウィッチにトルネードの吸引掘削機械を加えたことで、掘る、吸引する、位置を調べるといった工程を幅広く扱える。設備を一括して提案できれば、販売代理店が強くなり、部品・整備の機会も広がる。

利益率の改善にも根拠がある。2025年度のプロ向け利益率は19.4%で、前年より改善した。2026年度第3四半期には20.9%に達し、会社のAMP生産性改革では2027年度までに年間1.25億ドル以上の費用削減を目指している。2026年度第3四半期時点で年間換算の節減見込みはほぼ目標に達した。値上げと工場の効率化を組み合わせれば、売上の伸び以上に利益が増える。

電動化と自律走行も敵とは限らない。トロはゴルフ場向け自律芝刈り機と充電式機械を既に展開している。人手不足の造園業者に、機械を売るだけでなく作業効率を改善する提案ができるなら、ブランドの強さはむしろ増す。10年先にはプロ向け市場の拡大に加え、シェア獲得と利益率の改善が重なる可能性がある。

慎重な見方

ブランドが強いことと、買収に支払った資本が高い利回りで回収できることは別である。2019年以降の買収で売上は大きくなったが、2025年度の全社営業利益率は添付データで10.9%にとどまり、2010年代後半の高い水準には戻っていない。2025年度にはスパルタン商標の減損が発生し、2026年度にも工場閉鎖と家庭用製品の撤退で追加減損を計上した。これは製品や取得資産の将来価値を、経営が以前より低く見積もったことを意味する。

プロ向け機械でも顧客の乗り換えは可能だ。造園業者は機械を更新するとき、ディア、クボタ、ハスクバーナ、スキャッグ、グラベリーなどを比較する。販売店が充実していても、価格差が大きくなれば別のメーカーを選ぶ。地下建設ではバーミアや徐工が競争相手で、電力・通信インフラ投資が好調なら新規参入も増える。成長分野だからといって、利益のすべてがトロに残るわけではない。

家庭用では電動化とロボット化が従来の製品設計を変える。ハスクバーナやEGO、リョービなどの充電式製品は、内燃機関の整備経験に依存しない競争を進める。オンライン販売が伸びれば販売代理店の価値も相対的に低下する。住宅需要の低迷、関税による部品費上昇、小売店の在庫削減が重なれば、売上だけでなく利益率が大幅に下がる。

さらに、2025年度の多額のフリーキャッシュフローには在庫圧縮の効果がある。将来も毎年同じ現金が余るとは限らない。買収に借金を使い、同時に高い値段で自社株買いを続ければ、財務上の余裕を浪費する。10年後に残るのは優良なゴルフ場設備だけで、家庭用と一部の建設機械が収益を圧迫する姿も考えられる。

どちらに重みを置いたか

事業の存続可能性では強い見方が勝る。芝管理、散水、地下設備の更新は10年後も必要で、販売・整備網は容易に消えない。ただし成長投資の利回りと買収の規律については慎重な見方に分がある。過去2年間の減損は無視できず、家庭用の技術転換も続く。

確率は楽観9%、やや楽観23%、中立36%、やや悲観22%、悲観10%とする。上側32%に対して下側も32%で、表面上は釣り合うが、深刻な下振れの損失は上振れの利益より大きい。堅いプロ向け基盤を認めつつ、家庭用と買収の失敗を軽く扱わない配分だ。中立でも2035年度の時価総額は現在とほぼ同じなので、資本コストを差し引くと結論は割高になる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 112.11 ドル107 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 29.78 ドル28 億ドル)。 今の値に割り戻すと 72.20 ドル69 億ドル、今との差 −33.1%、 期待の年率 +3.1%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 260.59 ドル248 億ドル 53.57 ドル51 億ドル +191.0% +12.7% 28.27 ドル27 億ドル
やや楽観 23% 174.11 ドル166 億ドル 42.02 ドル40 億ドル +100.2% +8.1% 49.71 ドル47 億ドル
中立 36% 108.08 ドル103 億ドル 31.51 ドル30 億ドル +29.3% +3.0% 50.25 ドル48 億ドル
やや悲観 22% 37.09 ドル35 億ドル 13.66 ドル13 億ドル −53.0% −8.2% 11.16 ドル11 億ドル
悲観 10% 15.46 ドル15 億ドル 9.45 ドル9 億ドル −76.9% −15.7% 2.49 ドル2 億ドル
加重平均100% 112.11 ドル107 億ドル29.78 ドル28 億ドル +31.4% +3.1% 141.89 ドル135 億ドル

今の株価時価総額 107.96 ドル103 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:地下インフラと省人化機械が拡大し、プロ向けのシェアと利益率が上がる 利益 14 億ドル · PER 18.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 260.59 ドル248 億ドル

2035年度には電力・通信・上下水道の地下工事が増え、ディッチウィッチとトルネードが建設機械の販売を広げる。プロ向け機器の実質対象市場は2025年の250億ドルから350億ドルへ拡大し、トロの取り分も12.8%から14.3%へ上がる。自律芝刈り機と充電式機械は既存顧客の買い替えを促し、販売網を通じた保守部品の売上も増える。ディアやクボタ、バーミアとの競争でも信頼性と整備の速さが評価される。

散水設備では節水制御の高度化で市場が185億ドルへ成長し、トロのシェアも4.1%になる。家庭用は電動化を取り込み、市場610億ドルのうち2.0%を獲得する。価格はプロ向けで2025年の約1.52倍、住宅用で約1.46倍となる。利益率はプロ向け機器23.3%、散水23.0%、家庭用10.5%に改善する。

売上は約106億ドル、営業利益は18.31億ドル、純利益は13.6億ドルに達する。2032年以降は成長が落ち着き、最終年の増益率は年10%を下回る。10年間の純利益累計は約80億ドルで、増資を前提とせず、配当と自社株買いの総額約54億ドルから株式報酬約3億ドルを控除して51億ドルを正味還元する。自己資本は43.5億ドルに増え、追加投資は資本コストを十分に上回る。

  • プロ向け機器・地下建設機械:数量 50.1(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.52(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 76 億ドル・営業利益 18 億ドル。実質市場350億ドル×シェア14.3%、価格1.52倍。地下掘削・自律芝管理でシェア獲得。
  • プロ向け散水・水管理設備:数量 7.6(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.52(散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 12 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場185億ドル×シェア4.1%、価格1.52倍。節水制御で取り分拡大。
  • 家庭用芝刈り・屋外機器:数量 12.2(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.46(家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 18 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場610億ドル×シェア2.0%、価格1.46倍。充電式製品が成功。
  • その他・販売子会社:数量 0.3(販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準))× 価格 1.41(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。取扱数量指数1.18倍、価格1.41倍。

倍率:k8.0%、2035年度ROE=13.6÷43.5=31.3%。moat=normalの残存割合1/2からRONIC=19.6%。2035年度以降のgは実質市場成長約1.0%、シェアほぼ一定、価格上昇約3.0%で4.0%。正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)×(1+g)=約20.7倍。プロ向けの高い採算と設備更新の継続性を認めるが、買収事業も含む循環性を考え上限の88%に当たる18.2倍とした。GAAP純利益に適用し、株式報酬や買収償却を倍率で再加算しない。

確率:地下インフラ投資の長期拡大、ゴルフ場・造園向け自律機械の成功、電動化への円滑な移行、買収の高収益化が同時に必要である。各要素は実現可能だが、すべてそろう可能性は限定的なので9%とした。

やや楽観 23% やや楽観:地下建設とゴルフ場向けが堅調で、利益率改善が続く 利益 10 億ドル · PER 16.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 174.11 ドル166 億ドル

地下工事向けの需要が2020年代後半の強さを失わず、送電・通信・水道網の更新が長く続く。プロ向け機器市場は実質325億ドルとなり、トロはシェアを13.6%に高める。ディッチウィッチとトルネードの販売網が統合され、重複した仕入れや管理費用を減らせる。ゴルフ場向けでは芝管理機械と散水制御設備のセット販売が続き、レインバードやディアとの競争でも既存顧客を守る。

散水市場は170億ドルとなり、トロの取り分は3.8%へ上がる。家庭用は市場成長と一部の新製品で取り分を1.9%に改善するが、充電式機械ではハスクバーナやリョービも強く、価格決定力は限定的である。平均価格は10年でプロ向け機器が1.46倍、散水1.45倍、家庭用1.44倍になる。

全社売上は約90億ドル、営業利益は13.74億ドル、純利益は10.2億ドルに増える。生産性改革の効果が定着し、プロ向けの採算は2010年代後半を上回る。10年間の純利益累計は約64億ドルで、配当と買い戻し約43億ドルから株式報酬約3億ドルを差し引くと、正味還元は40億ドルとなる。自己資本は38.5億ドルに増え、無理な増資や大型合併なしで成長できる。

  • プロ向け機器・地下建設機械:数量 44.2(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.46(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 65 億ドル・営業利益 14 億ドル。実質市場325億ドル×シェア13.6%、価格1.46倍。地下建設で緩やかにシェア上昇。
  • プロ向け散水・水管理設備:数量 6.5(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.45(散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 9 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場170億ドル×シェア3.8%、価格1.45倍。
  • 家庭用芝刈り・屋外機器:数量 10.6(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.44(家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 15 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場560億ドル×シェア1.9%、価格1.44倍。
  • その他・販売子会社:数量 0.3(販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準))× 価格 1.41(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。取扱数量指数1.11倍、価格1.41倍。

倍率:k8.0%、ROE=10.2÷38.5=26.5%、moat=normalのRONICは約17.25%。2035年度以降のgは市場の実質成長約0.8%、シェア微増約0.1%、価格上昇約2.9%を合わせて3.8%。正当化PERは10年目利益基準で約19.3倍となる。プロ向けの競争力を認めながら、循環と製品更新に伴う投資負担を反映し、上限の83%に当たる16.0倍とした。

確率:2026年度のプロ向け増収、価格改善、AMP改革の実績を踏まえると実現性は比較的高い。ただし家庭用の電動化競争を大きく勝ち抜くところまでは想定せず23%とした。

中立 36% 中立:プロ向けの堀は残るが、住宅用は競争が続き、利益は着実な成長にとどまる 利益 7 億ドル · PER 14.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 108.08 ドル103 億ドル

2035年度にもゴルフ場、公共緑地、商業施設では芝刈りと散水管理が必要である。地下送電線や通信設備の工事も続くが、設備投資の波が一巡し、プロ向け機器市場の実質規模は2025年の250億ドルから300億ドルへの拡大にとどまる。トロの取り分は12.75%でほぼ横ばいとなる。ディアやバーミアとの競争は続くものの、代理店の部品供給と保守能力が既存顧客を守る。

散水市場は実質155億ドルへ拡大し、トロの取り分は3.5%と小幅に上がる。節水技術の需要はあるが、ハンターやレインバードも製品を改善するため、シェアの急拡大はない。家庭用の実質市場は515億ドルとなるが、充電式とロボット機器の競争でトロの取り分は1.65%へ低下する。価格はプロ向けで約1.41倍、家庭用で1.40倍となり、物価上昇をおおむね反映する。

売上は約73.9億ドル、営業利益は9.51億ドル、純利益は6.9億ドルとなる。営業利益率は約12.9%で、2025年度より改善するが、プロ向けの高い利益率と家庭用の低採算が併存する。2035年度までの累積純利益は約49.5億ドルで、配当と買い戻し32.5億ドル程度から株式報酬2.5億ドルを控除して正味30億ドルを還元する。自己資本は14.5億ドルから34億ドルへ増え、事業の稼ぐ力は残るが、投資家が期待するほど急成長する会社にはならない。

  • プロ向け機器・地下建設機械:数量 38.3(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.41(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 54 億ドル・営業利益 11 億ドル。実質市場300億ドル×シェア12.75%、価格1.41倍。市場数量は年約1.8%増。
  • プロ向け散水・水管理設備:数量 5.4(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.41(散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場155億ドル×シェア3.5%、価格1.41倍。節水改修が需要を支える。
  • 家庭用芝刈り・屋外機器:数量 8.5(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.40(家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場515億ドル×シェア1.65%、価格1.40倍。電動化競争で取り分低下。
  • その他・販売子会社:数量 0.3(販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準))× 価格 1.41(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質取扱数量横ばい、価格1.41倍。

倍率:k8.0%、2035年度ROE=6.9÷34.0=20.3%。通常の堀の残存割合1/2からRONIC=14.15%。2035年度以降のgは対象市場の実質成長約0.6%、シェア変動約マイナス0.3%、販売単価の名目成長約3.2%を合成し3.5%。正当化PER=(1−0.035/0.1415)/(0.08−0.035)×1.035=約17.3倍。その82%に当たる14.2倍とした。プロ向けの品質と値決め力は評価する一方、家庭用の競争、設備更新、買収に伴う資本需要を反映する。現行PERや過去の市場倍率からは決めていない。同領域のドナルドソンやスナップオンに近い水準となるのは、資本コストと堀の質が似ているためである。

確率:市場の更新需要、販売網の定着、地下インフラ投資は比較的予測できる。一方、住宅用のシェア低下と買収事業の採算改善には不確実性がある。最も自然な展開として36%を配分した。

やや悲観 22% やや悲観:電動化競争と地下機械の値下げで売上は増えても収益力が鈍る 利益 3 億ドル · PER 9.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 37.09 ドル35 億ドル

電動化が進むなかで、従来の芝刈り機の更新需要が一部失われる。造園業者は稼働時間と価格を比較し、ハスクバーナ、ディア、スキャッグなどからの調達を増やす。トロの販売網は残るが、競争相手が充電設備と保守を整えたことで差別化が弱まる。プロ向け機器市場は実質275億ドルへ拡大するものの、トロの取り分は11.6%に下がる。

散水設備もレインバードとハンターに一部の案件を奪われ、取り分は3.0%へ低下する。家庭用ではロボット化とオンライン販売が広がり、トロの取り分は1.45%になる。価格はプロ向け機器が2025年の1.32倍、家庭用は1.30倍と、共通の物価上昇1.41倍を下回る。工場の集約で固定費を削っても、低採算の製品構成が残る。

売上は約57億ドルに増えるが、営業利益は4.79億ドルと2025年度とほぼ変わらない。利払いと税金を引いた純利益は約3億ドルにとどまる。中立に比べて投資回収が遅く、自社株買いは抑えられる。10年間の累積純利益は約29億ドルで、配当と買い戻し約14.5億ドルから株式報酬1.5億ドルを引いた正味13億ドルを還元する。自己資本は30.5億ドルとなるが、ROEは資本コストをわずかに上回る程度に低下する。

  • プロ向け機器・地下建設機械:数量 31.9(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.32(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 42 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質市場275億ドル×シェア11.6%、価格1.32倍。販売網の優位が縮小。
  • プロ向け散水・水管理設備:数量 4.2(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.33(散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場140億ドル×シェア3.0%、価格1.33倍。競合が取り分を奪う。
  • 家庭用芝刈り・屋外機器:数量 6.9(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.30(家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 9 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場475億ドル×シェア1.45%、価格1.30倍。量販店の値引き圧力。
  • その他・販売子会社:数量 0.3(販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準))× 価格 1.32(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。取扱数量低下、価格は物価未満。

倍率:k8.0%、ROE=3.0÷30.5=9.8%、moat=normalのRONICは約8.9%。2035年度以降のgは販売価格約3.0%、市場数量約0.2%、シェア低下約マイナス0.7%を合成して2.5%。正当化PERの上限は約13.4倍だが、増分ROICが資本コストに近づき、更新投資と値引きの負担が大きくなる。中立より低い9.5倍とし、上限の約71%で評価する。

確率:家庭用の技術転換とプロ向けの価格競争はすでに観察できる。2025〜2026年度の製品撤退・減損を踏まえると、一定の確率で利益回復が遅れる。存続は問題ないが、収益率の低い企業へ変わる可能性として22%を配分した。

悲観 10% 悲観:芝管理機械の競争優位が崩れ、地下建設でもシェアを失う 利益 1 億ドル · PER 10.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 15.46 ドル15 億ドル

2035年度には充電式・自律芝刈り機の競争が一段と進み、トロの既存機械の優位が縮む。ハスクバーナ、ディア、リョービ系の新製品が造園業者と家庭用の両方で普及し、ディーラーはトロ以外の製品も積極的に扱う。地下掘削ではバーミアや徐工が価格を下げ、ディッチウィッチのシェアが低下する。プロ向け機器市場が実質250億ドルとほぼ横ばいになるなか、トロの取り分は10.2%まで落ちる。

散水市場は125億ドルに縮小し、トロの取り分は2.55%になる。家庭用市場は実質420億ドルに縮み、取り分も1.25%へ落ちる。各事業の価格上昇は10年間で1.23〜1.25倍にとどまり、材料費と人件費の上昇を十分に転嫁できない。買収した製品群の整理が続き、工場閉鎖による減損も発生する。保守部品と既設の散水設備が残るため会社そのものは存続するが、かつての高収益企業ではなくなる。

売上は約42億ドルで2025年度を下回り、営業利益は2.44億ドル、純利益は1.35億ドルとなる。期間中には利益が一時的に1億ドル未満になる景気の谷と、資産整理費用を織り込む。10年間の累積純利益は約19.5億ドルで、配当と買い戻し約10.2億ドルから株式報酬1.2億ドルを引き、正味還元は9億ドルとなる。自己資本は25億ドルにとどまる。少数株主が新株発行で希薄化する大型買収は想定せず、全普通株主の持ち分を評価する。

  • プロ向け機器・地下建設機械:数量 25.5(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.23(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 31 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場250億ドル×シェア10.2%、価格1.23倍。技術と販売網で劣勢。
  • プロ向け散水・水管理設備:数量 3.2(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.25(散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場125億ドル×シェア2.55%、価格1.25倍。散水制御でも失注。
  • 家庭用芝刈り・屋外機器:数量 5.3(対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当))× 価格 1.25(家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 7 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質市場420億ドル×シェア1.25%、価格1.25倍。低採算の製品が残る。
  • その他・販売子会社:数量 0.2(販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準))× 価格 1.25(平均販売価格指数(2025年度=1))→ 売上 0 億ドル・営業利益 0 億ドル。取扱数量と価格の双方が中立を下回る。

倍率:k8.0%、2035年度ROE=1.35÷25.0=5.4%で資本コスト以下。通常の堀の残存割合1/2からRONIC=6.7%。長期gは市場数量の停滞0%、シェア低下マイナス1.0%、販売価格上昇2.5%の合成で1.5%。正当化PERは約12.1倍だが、ROEがk以下なので1/k=12.5倍の上限も適用する。稼ぐ力の劣化を反映して10.9倍とした。1.35億ドル×10.9倍=14.715億ドルで、現時点の自己資本14.5億ドルを代理とする評価上の床をわずかに上回る。

確率:一度に複数分野で競争優位を失うには、電動化対応の失敗、低価格競争、買収事業の不振が重なる必要がある。ただしスパルタンの減損や製品撤退という先行事例があり、単なる空想ではないため10%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

プロ向け機器・地下建設機械

ゴルフ場・自治体・造園業者向け芝管理機械、ゼロターン芝刈り機、除雪機、地下掘削・敷設機械、吸引掘削機械と部品・保守を含む。2025年度の正式なProfessional部門から散水製品を分けた分析上の区分である。

数量対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当)価格平均販売価格指数(2025年度=1)売上営業利益
今 2025/12 31.9 1.00 32 6
10 年後 中立 38.3 1.41 54 11

取り方:2025年10-Kの製品別開示でProfessionalのEquipment売上31.894億ドルを採用。製品別の台数と平均単価は非開示。世界の業務用芝刈り機82.5億ドル(Exactitude Consultancy、2026年)、水平掘削機械約28.7億ドル(Global Market Insights)、さらにゴルフ場機械、除雪、特殊建設機械を合わせて対象市場を約250億ドルと合成推計する。250億×シェア12.76%=31.894億ドルを実質数量の代理変数とした。調査市場には重複と製品定義の差があるため12.76%は正式シェアではない。水平掘削ではトロ約15%、バーミア約13.9%、徐工約13.1%という外部推計があり、全体の代理シェアとは区別する。営業利益はProfessionalのEBIT7.025億ドルを散水機器と売上構成に基づき推計配分した。市場資料:https://exactitudeconsultancy.com/reports/67224/commercial-mowers-market および https://www.gminsights.com/industry-analysis/horizontal-directional-drilling-equipment-market

プロ向け散水・水管理設備

ゴルフ場、公共緑地、商業施設、農業向けの散水ヘッド、配管関連部材、バルブ、センサー、散水制御システムを販売する。

数量対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当)価格散水機器の平均販売価格指数(2025年度=1)売上営業利益
今 2025/12 4.3 1.00 4 1
10 年後 中立 5.4 1.41 8 1

取り方:2025年10-KのProfessional Irrigation売上4.346億ドルを採用。広い世界の水やり機器市場は2025年約128億ドルという外部推計で、4.346÷128=約3.40%を市場取り分の代理値とする。別の調査ではトロ約3.9%、ハスクバーナ約5.5%、レインバード約5.2%、ハンター約3.8%という推計があるが、農業・住宅用を含むため定義差がある。2025年度の営業利益0.85億ドルはProfessional部門の利益を製品別売上と保守・制御製品の採算から推計配分したもので、個別の実績開示ではない。市場資料:https://www.gminsights.com/industry-analysis/watering-equipment-market

家庭用芝刈り・屋外機器

家庭用の歩行型・乗用芝刈り機、除雪機、庭園用電動工具、交換部品を量販店や代理店経由で販売する。

数量対象市場×トロのシェアを2025年価格に換算した実質販売数量(億ドル相当)価格家庭用屋外機器の平均販売価格指数(2025年度=1)売上営業利益
今 2025/12 8.6 1.00 9 0
10 年後 中立 8.5 1.40 12 1

取り方:2025年10-KのResidential部門売上8.584億ドル、EBIT0.358億ドルを採用。個別出荷台数は非開示。2025年の世界の芝生・園芸機器市場約481億ドル(Global Market Insights)を広い比較市場とし、8.584÷481=約1.78%を実質数量の代理値とする。芝刈り機に限らない市場なので正式な製品別シェアではない。競合はディア、ハスクバーナ、スタンレー・ブラック&デッカー、スチール、リョービ、EGOなど。2025年度は数量減と在庫評価負担が利益率4.2%の主因となった。市場資料:https://www.gminsights.com/industry-analysis/lawn-and-garden-equipment-market

その他・販売子会社

国内販売子会社の外部売上と連結調整に関係する少額事業。会社共通費と買収関連費用は将来のadjust_okuへ含める。

数量販売取扱数量に相当する実質売上指数(2025年度売上を基準)価格平均販売価格指数(2025年度=1)売上営業利益
今 2025/12 0.3 1.00 0 0
10 年後 中立 0.3 1.41 0 0

取り方:2025年10-KのOther外部売上0.280億ドルを採用。その他事業単独の営業損益は会社共通費、消去、利息、減損が混在するため独立して推定しない。Professionalの推計営業利益6.175+0.850とResidentialの0.358に対し、添付factsの全社営業利益4.9億ドルとの差額約マイナス2.483億ドルを基準年度の共通費・調整とする。2025年のSEC連結GAAP営業利益約4.10億ドルとfactsの4.9億ドルとの差には、スパルタン商標減損0.811億ドルがほぼ対応する。この違いを区別し、将来純利益はGAAPベースで評価する。

リスクと懸念

電動化・ロボット化による製品競争

芝刈り機は内燃機関から充電式・自律走行式へ移行している。カリフォルニア州では新しい小型エンジンへのゼロ排出基準が既に始まった。トロ自身も対応製品を持つが、ハスクバーナ、リョービ、EGOなどが充電設備やソフトを使って顧客を囲い込めば、従来の販売網の価値が弱まる。機械の買い替え数量と平均価格の双方に響く。

買収の資本効率と追加減損

チャールズ・マシン・ワークス買収は地下建設へ進出する足場となったが、インティミデーター買収後にはスパルタン商標を減損した。2026年度にもモンテレイ工場の閉鎖と家庭用製品の撤退に伴う減損を計上した。新しい買収で売上が増えても、取得額に見合う税引き後利益が生まれなければ、増分ROICは資本コストを下回る。

住宅市場と小売在庫の循環

住宅用芝刈り機は金利、住宅取引、消費者の裁量支出、ホームセンターの仕入れに左右される。2025年度は家庭用売上が14%減り、EBIT利益率も4.2%まで低下した。小売業者の在庫調整が続くと、工場の稼働率と販売奨励金が利益を圧迫する。景気回復を見込んで生産を増やしすぎると、在庫評価損が再び発生する。

地下建設の投資循環と価格競争

通信網、電力網、水道管の更新は長期需要を持つが、工事会社は資金調達環境と公共投資予算に左右される。ディッチウィッチはバーミアや徐工と競い、低価格の掘削機械が普及すればシェアを守るための値引きが必要となる。トルネード買収による製品拡大が顧客の追加支出につながらなければ、取得資本に見合う利益を得られない。

水不足・天候と散水市場の変化

ゴルフ場の散水制御は節水需要から恩恵を受けるが、水不足が極端になれば芝生面積の縮小や利用制限も起こりうる。少雪の冬にはボスの除雪機販売が減り、雨の多い季節は造園機械の稼働や購入が遅れる。気象条件が一定でないため、年間の販売数量は平準化して考える必要がある。散水装置では競合の節水性能改善も価格競争につながる。

関税・調達費・借り換え金利

トロは米国、メキシコ、欧州、中国などに生産拠点を持ち、国境をまたぐ部品調達と関税の影響を受ける。2026年度には関税の一部払い戻しを見込むが、制度が変われば利益への影響は反転する。純有利子負債は2025年度末に約7億ドルで過大ではないものの、借り換え金利が5.75%程度の環境では利払いが利益を削る。原価上昇を価格転嫁できるかが分かれ目となる。

高い株価での自社株買い

2025年度の自社株買いは約2.9億ドルと、純利益に近い大きさだった。市場価格が本質価値を上回るときに買い戻すと、現金を残した方が既存株主に有利なことがある。株式報酬を相殺するための買い戻しは純粋な株主還元と同じではなく、発行株式の減少だけで資本配分の成功を判断してはいけない。

今後の分かれ目

プロ向け部門の有機売上成長率が3年続けて5%を超え、EBIT利益率も20%超を維持する
販売数量と価格を守る能力が確認できる。プロ向けのシェア上昇と増分ROICの改善を反映し、やや楽観・楽観の確率を高める。
地下建設機械の新規受注が2年連続で減少し、主要競合に対する販売価格の値引きが拡大する
プロ向け機器の数量を中立より減らし、利益率を2〜3ポイント引き下げる。やや悲観の確率を高める。
住宅用部門の利益率が複数年にわたって8%を超え、電動化製品でもシェアを守る
家庭用を低収益の足かせと見る必要が弱まる。中立の家庭用利益率と数量の見方を上方修正する。
スパルタンに続いて買収した事業の追加減損が起き、連結ROICが資本コストを下回る
買収による成長の価値を再評価する。利益率と資本効率を下げ、悲観側の確率を上げる。
散水制御製品の売上が市場を継続して上回り、既設設備の更新でも顧客が離れない
散水事業のシェア拡大と切り替え費用の強さが確認できる。プロ向けの堀をより高く評価する根拠となる。
正味の自社株買いと配当がフリーキャッシュフローを継続的に超え、純負債がEBITDAの3倍を超える
還元方針の持続可能性が低下する。正味還元額を引き下げ、借り換え負担を純利益と悲観の筋書きへ反映する。

見ておくもの

  • Professional部門の有機売上成長率とEBIT利益率。2026年度第3四半期の有機成長率は6.1%。
  • 地下建設機械の数量、受注、販売代理店の在庫とトルネード買収後の収益寄与。
  • Residential部門の売上数量と利益率。2026年度第3四半期は5.9%。
  • AMP生産性改革の年間換算節減額と、その後の一時的な再編費用。
  • 散水設備の市場シェアと節水・制御システムの更新需要。
  • 充電式・自律芝刈り機の販売構成と競合に対する製品の価格差。
  • 営業キャッシュフロー、棚卸資産、維持設備投資、株式報酬控除後の正味還元。
  • 買収後の増分ROIC、のれん・商標の追加減損、純負債対EBITDA倍率。

倍率と資本コストの決め方

現在の時価総額約100.24億ドルを基準に将来の利益を逆算していない。2025年度の製品別売上から、プロ向け機器・散水・家庭用それぞれの対象市場、実質数量、シェア、販売価格を分け、2035年度の利益を積み上げた。価格上昇の中立値は米国の物価年3.5%に対応する約1.41倍で、数量側には物価を入れていない。業界の市場規模とシェアには定義差があるため、未開示の個別数量は推計と明記した。

中立PERはk8.0%、長期g3.5%、ROE20.3%、moat=normalからRONIC14.15%を求め、10年目利益基準の正当化PER上限約17.3倍の82%に当たる14.2倍とした。過去や現在の市場PERを根拠にしていない。借金の借り換えと2026年度の買収・製品撤退も考慮し、利益はGAAPで、株式報酬を足し戻さない。悲観の価値は現在の自己資本14.5億ドルを代理床として点検した。純現金会社ではないため余剰現金の二重加算はない。

10年の加重価値は、将来時価総額を8%で10年間割り引き、期間中の正味還元を中間の5年目で割り引いて約66.9億ドルとなる。台帳時価総額との差は約マイナス33.2%で、判定は割高である。買収や循環の読み違いを含めても、この結果に近づけるための倍率や確率の調整はしていない。米国基準のリース負債は既に貸借対照表に計上されており、将来も同じ会計基準で比較する。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%にquality合計0.0%を加え、資本コストを8.0%とした。βは使用しない。プロ向けのブランドと流通網は強いが、住宅用まで含む全社に独占的な堀があるとは判定せずmoat=normalとする。買収減損や製品撤退、関税、電動化による個別リスクは資本コストへ重ねず、数量・利益率と悲観確率に反映する。存続そのものを疑う財務状況ではないため追加の上乗せは0。

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割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. The Toro Company 2025年度Form 10-K、事業・セグメント・財務・買収・減損、2025年12月17日
  2. The Toro Company 2026年度第3四半期Form 10-Q、トルネード買収・AMP改革・工場閉鎖、2026年9月
  3. The Toro Company 2026年度第3四半期決算発表・通期ガイダンス、2026年9月3日

分析日 2026-10-23