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ウッドワードガバナー WWD

航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)200.96 ドル119 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)304.6 ドル181 億ドル差 −34.0%
10 年後から見ると 割高 価値 200.96 ドル119 億ドル · 差 −34.0% · 期待の年率 +3.0%
期待の年率リターン(10 年)+3.0%資本コスト比 −5.0 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約0.3%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

ウッドワードガバナーは、航空機エンジンの燃料や機体の動きを制御し、発電設備や産業用エンジンも動かす精密機器メーカーである。筆者の結論は割高だ。認証された機器は長く使われ、交換部品も売れるが、その良さを認めても今の時価総額には十分な安全域がない。

2025年9月期の売上は35.7億ドル、純利益は4.4億ドルだった。航空宇宙が売上の約65%を占め、残りは発電、エンジン、石油・ガス向けである。2026年6月までの9か月は売上が24%伸び、航空宇宙と産業の両方で販売数量と値上げが効いた。だが好況の数字をそのまま10年先へ伸ばすわけにはいかない。航空会社の設備投資や発電機の受注は循環し、中国のガス燃料トラックには電動化の逆風がある。

最も評価すべきは、一度採用された燃料ポンプや制御弁が機体の寿命とともに稼働し、保守まで売れることだ。エンジン企業との共同開発、厳しい認証、故障時の損害の大きさが参入を妨げる。エアバスA350の翼の制御装置への参入も、部品の範囲を広げる。ただし工場の増設、買収、借金を伴う自社株買いには費用がかかる。

10年後の中立では売上が約75.6億ドル、純利益が約11.1億ドルとなる。五つの筋書きと途中の正味還元を年8%で割り引いた現在価値は約120億ドルで、比較対象の約180億ドルを約34%下回る。会社が優良であることと、今の価格で長期株主に十分な利益が残ることは別の問題である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、最初の問いは10年後も同じ装置が必要か、である。答えは相当程度イエスだ。飛行機は何十年も使われ、エンジンの燃焼と燃料供給には信頼できる物理的な制御が欠かせない。規制認証と現場の実績は、ソフトウェアの操作画面よりずっと模倣しにくい。新しい機種に採用されれば将来の修理需要まで得られる点も魅力である。

次に、その堀が株主の手に残る現金を生むかを問う。2025年の純利益4.4億ドルに対し自由現金流は3.4億ドルで、同年の収益は相応に現金化された。だが2026年は工場投資と運転資金の負担が重く、利益の成長と自由現金流の成長が一致していない。設備増設、品質管理、研究開発を削ってよい事業ではない。後年に余る現金を過大に見積もるべきではない。

競争相手に比べると航空制御は強いが、エンジン企業は自ら設計する力を持ち、次世代機の選定では受注が保証されない。ガスタービン制御にも大手顧客の内製がある。したがって一段高い堀を認めても、何もせず利益が永久に増えるとはみなさない。現在の利益率が高い年にあることも忘れたくない。

最後に買値を見る。資本コストを満たすには10年間の利益と分配が現在の負担額を十分に上回る必要がある。楽観では新型機の採用と整備需要の拡大が大きな価値を作る。しかし、いくつかの利益率の低下やシェア喪失を受けてもなお元本を守れる価格こそ、長期保有にふさわしい。本件ではその余裕が小さく、事業への好感と価格への評価を分ける。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は「航空宇宙」と「産業」の二つだ。航空宇宙ではジェットエンジンの燃料ポンプ、燃料計量弁、空気制御装置に加え、飛行制御用のアクチュエーターや逆噴射装置を製造する。顧客にはGEエアロスペース、RTX、ボーイングが並ぶ。いずれも設計段階から機器を組み込み、認証後は多年にわたり同じ設計を使うため、量産品だけでなく交換品と修理が継続的な収入になる。

航空宇宙の2025年の売上23.13億ドルは、民間機向けの新造品6.91億ドル、民間の部品・整備8.24億ドル、防衛の新造品5.61億ドル、防衛の部品・整備2.37億ドルに分かれる。2016年に設けたGEエアロスペースとの折半合弁は、大型商用エンジンの燃料系を共同開発する関係である。2025年にはサフランの電動作動装置事業を取得し、A350のスポイラー作動装置14組のうち12組を受注した。2026年には精密弁を得る追加買収も完了している。

産業ではガスタービンと発電機の燃焼・出力制御、天然ガス・ディーゼルエンジンの燃料噴射、圧縮機の制御に使われる弁と電子装置を供給する。2025年の内訳は発電4.89億ドル、輸送5.07億ドル、石油・ガス2.58億ドルだった。顧客にはキャタピラー、ロールス・ロイス、GEベルノバ、濰柴動力がいる。データセンター向けの自家発電需要は追い風だが、中国の天然ガス大型トラックへの依存は需要の振れを大きくする。

会社は製品ごとの出荷台数と単価を開示していない。したがって以下の数量欄では各用途の2025年価格で測った実質市場規模に推定シェアを掛け、価格欄には純粋な値上げ指数だけを入れた。二つの報告セグメントの売上と利益は開示値を土台にし、七つの用途別利益率だけは製品の保守比率と収益の安定性を踏まえた推計である。

優良さと弱いところ

堀、つまり簡単には奪えない競争上の強みは、航空機の設計に入り込むことにある。燃料制御が止まればエンジンの安全にかかわるため、顧客は少し安いだけで仕入先を替えない。設計変更には再試験と認証が必要で、部品の互換性も制約となる。GEエアロスペースとの長い共同開発やRTXへの供給は、今後の機種にも参加する足場だ。

値上げの証拠もある。2025年は航空宇宙の販売数量が増えるとともに全社で価格改善が寄与し、2026年4~6月期には航空宇宙のセグメント利益率が24%に達した。産業も同四半期に22%を超えた。ただし航空機向けの高い収益性を、輸送用エンジンや石油・ガスの市況にもそのまま広げてはいけない。産業側にはエマソン、ボッシュ、ホルビガーに加え、顧客自身の内製という競争相手がいる。

2025年のROEは17.2%で過去10年の中央値を上回る。2022年には営業利益率が約3%まで落ちたため、安定した独占事業とは違う。2026年の強い決算と工場の稼働効率改善は本物だが、同年6月末の有利子負債は13.4億ドルと2025年9月末から増えた。現金4.7億ドルを差し引いた純負債は約8.7億ドルで、健全ではあっても実質無借金ではない。

株式報酬は費用として利益から引き、正味の還元からも希薄化相当分を除く。AIは設計・検査と予知保全を助けるが、耐空証明を受けた弁や駆動機構そのものを画面上のエージェントに置き換えることはできない。一方、新型エンジンや電動化の設計を取れなければ、古い製品の堀は時間とともに狭まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

民間航空は発注残の多さに対して製造能力が足りない局面にある。オリバー・ワイマンは世界の民間航空機の稼働機数が2026年の約3万機から2036年に約4.1万機へ増えると見込む。整備市場は2025年に約1360億ドルに達した。飛行時間が増え、古い機体を長く使うほど、既に載っている制御機器の修理が必要になる。ただし航空会社の収益が悪化すれば交換を先送りする。

新造機の制御分野ではパーカー・ハネフィン、イートン、ハネウェル、ムーグ、RTXが競う。航空燃料システム全体という広い定義の市場には2025年に90億ドル前後の調査値があり、同市場でのパーカーのシェアは14%台との推計がある。しかしウッドワードが売るエンジン燃料制御と機体制御は市場の区切りが異なる。競合ごとの同一定義のシェアは公表されず、本分析の用途別シェアは厳密な市場統計ではなく売上と市場の目安から逆算した仮説である。

防衛ではF-35やヘリコプター、誘導兵器向けの長期計画が支えになる。米国の調達・研究開発予算は大きいが、財政事情と契約の方式で部品需要が遅れる。軍用航空機の整備市場は2025年に約970億ドルと推計される。防衛は民間機より景気との相関が低い一方、政治と納期による変動が残る。

産業には二つの方向が同居する。AI向け計算設備と電力網の投資はガスタービン、予備発電機、燃焼制御の採用を押し上げる。他方、中国では2025年の天然ガス大型トラックが約19.9万台だったのに対し、電動大型トラックは約22.5万台まで増えた。競争相手のエマソンやボッシュだけでなく、キャタピラーやGEベルノバによる内製も脅威である。10年先の伸びは飛行機と発電に頼り、輸送は保守的に見る。

資本政策と M&A

資本配分の評価は、事業への投資は良いが自社株買いの値段には慎重、というものだ。2025年にはサフランの北米電動作動装置事業を約0.4億ドルで取得し、2026年4月にはバルブ・リサーチを約1.2億ドルで買った。どちらも機体の重要部品という既存の強みを広げる小型買収である。一方、2026年9月にサンタクラリタ工場の生産移転と一部製品・工場の売却を発表した。売却は2027年度の予定で、全社の身売りではない。移転費用は税前0.34~0.48億ドルの見込みだ。

株主への還元は過去10年で合計約20億ドルと会社が説明している。2025年11月には18億ドルの3年間の自社株買い枠を設定し、2026年6月までの9か月に5.53億ドルを買い戻した。同時期の配当は約0.55億ドルだった。しかし借り入れが増え、同期間の自由現金流は約1.96億ドルにとどまる。増産能力への投資を優先すべき時期に、株を高く買い続ければ株主利益が目減りする。

2026年度の会社見通しは売上成長20~23%、自由現金流3.0~3.5億ドル、設備投資約2.9億ドルである。公表された10年累計の配当・自社株買い目標はなく、将来の正味還元額は筋書き別の推計だ。支配株主による特殊な取り分の優先は確認されず、株主全体の価値を考えることができる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

最も強い論拠は、航空機の制御機器が新造時に決まり、数十年間の整備収入を生むことだ。GEエアロスペースとの燃料系の共同開発は、単なる部品の下請けではない。A350のスポイラー装置の新規採用やサフランから得た電動作動技術は、ウッドワードが供給する部品の範囲を広げる。将来の単通路機や軍用機まで設計に入り込めば、搭載機の増加と部品単価の上昇が同時に効く。

2026年6月までの9か月で民間整備は36%増え、民間OEMも29%増えた。需要が強いだけではない。製造工程の改善と価格改定が両セグメントの採算を押し上げ、産業側の直近四半期の利益は前年から86%増えた。発電機の需要はデータセンターの予備電源と系統整備を背景に続き、石油・ガスや輸送の循環を相殺する余地がある。

仮に世界の稼働機数が3万機から4万機超へ増え、古いエンジンの整備が長く続けば、将来のキャッシュ創出力は今よりはるかに大きい。量産能力を早く拡張した会社がボトルネックを解消し、競合のムーグやパーカーが取れない新規案件を獲得する可能性もある。小型買収を隣接分野に絞り、自社株買いの価格に規律を持たせれば、ROEの高い成長を資本効率の良い株主還元へ変えられる。

慎重な見方

航空宇宙の収益力は高いが、2026年の値上げと生産回復は景気と供給不足に助けられている。ボーイングの生産停滞や航空会社の収益悪化が長引けば、新造品と整備品の両方の納入が遅れる。2022年には全社の営業利益率が約3%まで下がった。認証の壁は販売数量を守るとは限らず、工場を維持する固定費だけが残る局面がある。

一段深い懸念は、新型プログラムでの敗北だ。GEエアロスペース、RTX、ボーイングは主要顧客であると同時に設計を内製できる大企業でもある。パーカー、ムーグ、イートンがより軽く高効率の電動制御で採用を増やせば、古い搭載機の整備収入だけでは十年後の成長を支えられない。認証済みの旧製品は残っても、新製品の採算は新たな競争で決まる。

産業側はさらに見通しが難しい。中国の天然ガストラックは電動化と天然ガス価格に左右され、2025年は減収要因だった。発電は足元のデータセンター投資が強いが、数年間の過剰発注と設備投資の反動が起こりうる。2026年には借入金を増やしながら大きな自社株買いを続けたため、成長投資が想定外に膨らむ時の余力も削られた。サンタクラリタの工場移転は将来の効率化につながる一方、費用と納期のずれを招く。

どちらに重みを置いたか

航空機の認証・共同開発・整備収入は確かな優位であり、基準の堀は強いと判断する。ただし、産業の顧客が技術転換の当事者であることと、2026年の借入増を無視できない。上側二筋書きを35%、中立を36%、下側二筋書きを29%とした。事業の存続よりも、今の利益率が長く続くかを疑う配分である。現在価値の試算は約120億ドルであり、180億ドル前後の時価総額には安全域が足りない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 321.03 ドル191 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 76.79 ドル46 億ドル)。 今の値に割り戻すと 200.96 ドル119 億ドル、今との差 −34.0%、 期待の年率 +3.0%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 12% 696.98 ドル414 億ドル 131.21 ドル78 億ドル +171.9% +11.8% 99.38 ドル59 億ドル
やや楽観 23% 451.88 ドル269 億ドル 95.89 ドル57 億ドル +79.8% +6.7% 125.99 ドル75 億ドル
中立 36% 323.63 ドル192 億ドル 80.75 ドル48 億ドル +32.7% +3.2% 145.57 ドル87 億ドル
やや悲観 20% 77.37 ドル46 億ドル 42.06 ドル25 億ドル −60.8% −10.4% 23.89 ドル14 億ドル
悲観 9% 16.44 ドル10 億ドル 16.82 ドル10 億ドル −89.1% −23.5% 2.99 ドル2 億ドル
加重平均100% 321.03 ドル191 億ドル76.79 ドル46 億ドル +30.6% +3.0% 397.82 ドル236 億ドル

今の株価時価総額 304.65 ドル181 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 12% 楽観:大型機の制御採用が広がり、整備と発電がともに躍進する 利益 21 億ドル · PER 19.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 696.98 ドル414 億ドル

2035年、航空機の納入と飛行時間が長く伸び、ウッドワードは次世代単通路機でも燃料系の主力供給者になる。民間OEMの対象市場は2025年価格で300億ドルへ広がり、シェアは5.6%に上がる。整備では稼働機と価格改定の両方が効き、関連売上が30億ドルを超える。ムーグやパーカーに対して電動制御の新規採用でも優位を保ち、防衛も新装備の開発を取り込む。

発電向けではタービンの受注拡大が続き、制御機器の対象市場とシェアがともに伸びる。輸送は中国の電動化で楽ではないが、船舶や他地域のガスエンジンが穴を埋める。航空の高付加価値サービスは利益率を33%まで高め、発電も27%に達する。売上は約113億ドル、営業利益は26億ドル台となり、株式報酬と買収償却を含むGAAP純利益は20億ドルを超える。

設備投資の山は2029年ごろに越え、10年間の純利益累計126億ドルから正味78億ドルを株主へ戻す。残る自己資本は73.7億ドルに増え、成長を支える資本も保たれる。これは堀が広がる筋書きだが、航空製造の供給制約が解消し、顧客が内製化を進めないことを必要とする。

  • 民間航空・新造機向け制御:数量 16.8(民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.55(機器1式の名目販売価格指数(2025年=1))→ 売上 26 億ドル・営業利益 6 億ドル。実質対象市場300億ドル×当社換算シェア5.600%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.55は値上げ側に分離した推計。
  • 民間航空・交換部品と修理:数量 18.5(世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.65(修理・交換品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 31 億ドル・営業利益 10 億ドル。実質対象市場2176億ドル×当社換算シェア0.850%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.65は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・新造装備向け制御:数量 10.5(防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.55(防衛用機器の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 16 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場4200億ドル×当社換算シェア0.250%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.55は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・部品補給と整備:数量 4.0(世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア)× 価格 1.55(防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 6 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質対象市場1261億ドル×当社換算シェア0.320%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.55は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・発電用制御:数量 11.5(世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.55(発電制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 18 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質対象市場72億ドル×当社換算シェア16.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.55は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・輸送用エンジン制御:数量 7.2(世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.41(燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 10 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質対象市場120億ドル×当社換算シェア6.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・石油ガス関連制御:数量 3.8(世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア)× 価格 1.48(圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 6 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場62.5億ドル×当社換算シェア6.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.48は値上げ側に分離した推計。

倍率:米国のk=8.0%、堀はstrong(長期の認証、搭載済み基盤、GE合弁)なので増分ROEの残存割合2/3。2035年の事業ROEはGAAP純利益20.82÷期末自己資本73.7=28.2%。RONIC=8.0%+2/3×(ROE-8.0%)=21.5%。長期g=4.0%は飛行時間・設備稼働の実質伸び、個社シェアの小幅変化と機器単価の上昇(基準物価3.5%)から決め、ROEや市場PERからは出していない。10年目利益に掛ける正当化PER上限=(1-g÷RONIC)÷(k-g)×(1+g)=21.16倍。大型機や新造機の採用と整備単価の改善が同時に続くため上限に近い94%を採用した。ただし工場設備・品質投資の継続を考え、上限そのものは使わない。GAAP純利益には株式報酬・買収償却を含め、余剰現金は存在しないため別建てで足さない。

確率:A350から次の航空機へ採用が続き、民間整備の稼働増とデータセンター向け発電の受注拡大が重なる。勝てる技術はあるが、全用途でシェア増を同時に実現する確率は低いため12%とした。

やや楽観 23% やや楽観:整備の強みを維持し、発電の新規案件を着実に取る 利益 15 億ドル · PER 18.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 451.88 ドル269 億ドル

航空機メーカーの納入が回復し、長い寿命を持つ制御機器が順調に整備需要を作る。ウッドワードはGEエアロスペースとの共同開発を維持し、A350の採用に続く案件をいくつか確保する。民間整備では世界市場の広がりに加え、2025年からの売上換算シェアが0.61%から0.76%へ上がる。価格は物価を少し上回るが、独立系整備との交渉で値上げが無制限に続くわけではない。

防衛は大幅な受注増というより、既存装備の機数と交換品の積み重ねで伸びる。産業の発電はデータセンター需要を一部獲得して利益率24%を得るが、GEベルノバなどの内製を避けられず市場を独占しない。輸送には中国の電動化の逆風が残り、石油・ガスも開発投資の循環を受ける。売上は約89億ドル、純利益は14億ドル台となる。

設備増設にはまとまった資金が要る。10年間のGAAP純利益累計96億ドルのうち57億ドルを株式報酬等を控除した正味還元とし、自己資本は64.7億ドルに厚くなる。買収は精密弁や作動装置など既存技術に近い小型案件にとどまり、無理な大型統合で価値を壊さない。

  • 民間航空・新造機向け制御:数量 14.0(民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.45(機器1式の名目販売価格指数(2025年=1))→ 売上 20 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質対象市場270億ドル×当社換算シェア5.200%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.45は値上げ側に分離した推計。
  • 民間航空・交換部品と修理:数量 15.4(世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.50(修理・交換品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 23 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質対象市場2030億ドル×当社換算シェア0.760%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.50は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・新造装備向け制御:数量 9.2(防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.45(防衛用機器の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場3900億ドル×当社換算シェア0.235%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.45は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・部品補給と整備:数量 3.4(世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア)× 価格 1.45(防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場1160億ドル×当社換算シェア0.290%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.45は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・発電用制御:数量 9.3(世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.48(発電制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 14 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場64億ドル×当社換算シェア14.500%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.48は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・輸送用エンジン制御:数量 6.3(世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.41(燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 9 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場112億ドル×当社換算シェア5.600%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・石油ガス関連制御:数量 3.4(世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア)× 価格 1.43(圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場59億ドル×当社換算シェア5.700%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.43は値上げ側に分離した推計。

倍率:米国のk=8.0%、堀はstrong(長期の認証、搭載済み基盤、GE合弁)なので増分ROEの残存割合2/3。2035年の事業ROEはGAAP純利益14.52÷期末自己資本64.7=22.4%。RONIC=8.0%+2/3×(ROE-8.0%)=17.6%。長期g=4.0%は飛行時間・設備稼働の実質伸び、個社シェアの小幅変化と機器単価の上昇(基準物価3.5%)から決め、ROEや市場PERからは出していない。10年目利益に掛ける正当化PER上限=(1-g÷RONIC)÷(k-g)×(1+g)=20.10倍。高い整備の継続率は評価するが、発電設備の循環、産業での内製、航空製造の波を考え、正当化上限の92%を使った。GAAP純利益には株式報酬・買収償却を含め、余剰現金は存在しないため別建てで足さない。

確率:2026年に確認された航空サービスと発電の数量・価格改善を緩やかに延長する。ただし競合も同じ市場に投資するため、すべてを獲得しない現実的な上振れとして23%とした。

中立 36% 中立:航空の搭載基盤は拡大するが産業の競争が成長を抑える 利益 11 億ドル · PER 17.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 323.63 ドル192 億ドル

2035年、世界の民間機の稼働数は今より増え、燃料制御機器の交換品は着実に売れる。新造機向けの実質市場は約1.65倍になるが、ウッドワードのシェアは4.6%から5.0%へ小幅に伸びる程度だ。民間整備は機数増と物価以上のサービス単価の改善で大きくなる。GEエアロスペースとの関係は続き、ムーグやパーカーとの案件ごとの競争は残る。

防衛は既存機体の更新と補用品を得るものの、予算の執行遅れもあり急伸はしない。発電はデータセンターと系統の増強で実質市場が1.5倍になる。ただしキャタピラーやGEベルノバの内製も続き、シェアは14%程度にとどまる。輸送は中国の天然ガストラックに電動化の圧力がかかり、実質市場の広がりは小さい。石油・ガスは投資周期に左右される。

航空のサービス構成比上昇と新工場の効率化で、全社営業利益率は約19%まで改善する。売上約75.6億ドル、営業利益約14.3億ドル、GAAP純利益約11.1億ドルである。10年間の利益累計77.5億ドルから正味48億ドルを配当と自社株買いで返し、自己資本は55.2億ドルとなる。価格決定力は残るが、現在の高い成長率を10年間そのまま持ち込まない。

  • 民間航空・新造機向け制御:数量 12.4(民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.41(機器1式の名目販売価格指数(2025年=1))→ 売上 17 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質対象市場247.5億ドル×当社換算シェア5.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 民間航空・交換部品と修理:数量 13.5(世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.50(修理・交換品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 20 億ドル・営業利益 6 億ドル。実質対象市場1931.2億ドル×当社換算シェア0.700%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.50は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・新造装備向け制御:数量 7.5(防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.41(防衛用機器の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 11 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質対象市場3750億ドル×当社換算シェア0.200%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・部品補給と整備:数量 3.3(世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア)× 価格 1.41(防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 5 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場1164億ドル×当社換算シェア0.280%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・発電用制御:数量 8.4(世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.41(発電制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 12 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場60億ドル×当社換算シェア14.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・輸送用エンジン制御:数量 5.0(世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.35(燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場105億ドル×当社換算シェア4.800%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・石油ガス関連制御:数量 2.9(世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア)× 価格 1.41(圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 4 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場55億ドル×当社換算シェア5.200%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.41は値上げ側に分離した推計。

倍率:米国のk=8.0%、堀はstrong(長期の認証、搭載済み基盤、GE合弁)なので増分ROEの残存割合2/3。2035年の事業ROEはGAAP純利益11.12÷期末自己資本55.2=20.1%。RONIC=8.0%+2/3×(ROE-8.0%)=16.1%。長期g=3.8%は飛行時間・設備稼働の実質伸び、個社シェアの小幅変化と機器単価の上昇(基準物価3.5%)から決め、ROEや市場PERからは出していない。10年目利益に掛ける正当化PER上限=(1-g÷RONIC)÷(k-g)×(1+g)=18.88倍。認証と整備に強い堀があっても産業の利益は循環し、高い2026年の稼働率が長く続くとは限らないため、正当化上限の約92%を採った。GAAP純利益には株式報酬・買収償却を含め、余剰現金は存在しないため別建てで足さない。

確率:民間航空の機数増と整備は外部の稼働機数予測に沿う。一方、2026年の産業利益率を永続させず中国の輸送需要を弱め、過度に強気にしない中核の道筋として36%を配した。

やや悲観 20% やや悲観:新造機の競争と輸送の電動化で値決め力が弱まる 利益 4 億ドル · PER 11.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 77.37 ドル46 億ドル

民間航空の全体市場はなお増えるが、ウッドワードは次世代の電動作動装置でムーグやパーカーに一部の採用を奪われる。新造民間機の換算シェアは4.2%に下がり、整備では独立系の価格交渉が厳しくなって値上げ率も物価を下回る。防衛では機種の入れ替えと予算遅延で供給範囲が狭まる。既存の認証済み部品は残っても、収益力は以前ほど強くない。

産業では中国のガス燃料トラックが電動車に置き換わり、輸送向けの実質市場もウッドワードのシェアも減る。発電は世界の設備投資が続くものの、顧客の内製化でシェアが約10.5%に落ちる。過去に投資した工場の固定費を削り切れず、全社営業利益は約5.7億ドルに落ち着く。2026年の好況が収益力を持続的に高めたという評価は崩れる。

10年間の純利益累計は約41億ドル、株式報酬等を差し引いた正味還元は約25億ドルにとどまる。自己資本は41.7億ドルへ増えるが、純利益は3.84億ドルでROEは10%に届かない。売上が名目で増えても、株主が受け取る利益の質は下がる筋書きである。

  • 民間航空・新造機向け制御:数量 8.8(民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.35(機器1式の名目販売価格指数(2025年=1))→ 売上 12 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質対象市場210億ドル×当社換算シェア4.200%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 民間航空・交換部品と修理:数量 9.4(世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.35(修理・交換品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 13 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質対象市場1700億ドル×当社換算シェア0.550%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・新造装備向け制御:数量 5.6(防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.35(防衛用機器の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 8 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場3300億ドル×当社換算シェア0.170%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・部品補給と整備:数量 2.3(世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア)× 価格 1.35(防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 3 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場1080億ドル×当社換算シェア0.210%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・発電用制御:数量 5.1(世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.35(発電制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場49億ドル×当社換算シェア10.500%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.35は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・輸送用エンジン制御:数量 3.2(世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.25(燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場90億ドル×当社換算シェア3.500%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.25は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・石油ガス関連制御:数量 1.9(世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア)× 価格 1.30(圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場47億ドル×当社換算シェア4.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.30は値上げ側に分離した推計。

倍率:米国のk=8.0%、堀はstrong(長期の認証、搭載済み基盤、GE合弁)なので増分ROEの残存割合2/3。2035年の事業ROEはGAAP純利益3.84÷期末自己資本41.7=9.2%。RONIC=8.0%+2/3×(ROE-8.0%)=8.8%。長期g=2.5%は飛行時間・設備稼働の実質伸び、個社シェアの小幅変化と機器単価の上昇(基準物価3.5%)から決め、ROEや市場PERからは出していない。10年目利益に掛ける正当化PER上限=(1-g÷RONIC)÷(k-g)×(1+g)=13.35倍。ROEの低下と継続的なシェア喪失により超過利潤が細るため、正当化上限より低い11.1倍とした。悲観側には上限の7割への引き上げを適用しない。GAAP純利益には株式報酬・買収償却を含め、余剰現金は存在しないため別建てで足さない。

確率:産業の輸送用エンジンはすでに電動化の競争にさらされている。航空でも次世代機の一部を失うと整備基盤の伸びが遅れるため、中立よりかなり低い利益を生む道筋に20%を割り当てた。

悲観 9% 悲観:新型航空機を失い、産業の電動化と内製で優良さが崩れる 利益 1 億ドル · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 16.44 ドル10 億ドル

航空機の現行機種向け補用品は残るが、次の世代の燃料・電動作動装置でRTX、パーカー、ムーグが採用を奪う。ウッドワードはGEエアロスペースとの共同開発を続けても、新設計の一部から外される。新造民間機の換算シェアは3.1%へ下がり、整備の単価も物価に追いつかない。防衛も予算抑制と製品更新で新造品の売上が縮み、認証済み機器の寿命に頼る企業となる。

産業のガス燃料トラック市場は電動化で縮み、発電向けでも大手顧客が制御装置を内製する。工場の固定費と品質費用が残り、2035年の売上は名目約29億ドルに下がる。営業利益は約1.3億ドル、GAAP純利益は約0.8億ドルしかない。これは一時的な景気の谷ではなく、競争上の地位を失った姿である。

2026年の純利益約5.5億ドル、2027年約4億ドルを経て、2029~2031年には合計で約4億ドルの赤字を計上する。その後の小幅な回復を含めた10年間の純利益累計は10億ドルとし、当初の買戻しと後年の配当を合わせた正味還元10億ドルで相殺される。自己資本は今の25.7億ドル程度にとどまる。収益から見た価値は小さく、現在の自己資本をそのまま換金可能な床とはみなさず、低下した稼ぐ力を基準に価値を測る。

  • 民間航空・新造機向け制御:数量 5.6(民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.24(機器1式の名目販売価格指数(2025年=1))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場180億ドル×当社換算シェア3.100%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.24は値上げ側に分離した推計。
  • 民間航空・交換部品と修理:数量 5.8(世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.22(修理・交換品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質対象市場1536.8億ドル×当社換算シェア0.380%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.22は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・新造装備向け制御:数量 4.3(防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア)× 価格 1.25(防衛用機器の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 5 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場3300億ドル×当社換算シェア0.130%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.25は値上げ側に分離した推計。
  • 防衛・部品補給と整備:数量 1.6(世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア)× 価格 1.20(防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場1018.5億ドル×当社換算シェア0.160%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.20は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・発電用制御:数量 3.5(世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.24(発電制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 4 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場44億ドル×当社換算シェア8.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.24は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・輸送用エンジン制御:数量 1.8(世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア)× 価格 1.12(燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場70億ドル×当社換算シェア2.500%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.12は値上げ側に分離した推計。
  • 産業・石油ガス関連制御:数量 1.2(世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア)× 価格 1.18(圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。実質対象市場40億ドル×当社換算シェア3.000%。市場の伸びと採用シェアは数量側、価格指数1.18は値上げ側に分離した推計。

倍率:事業のROEはGAAP純利益0.79億ドル÷自己資本25.7億ドル=約3.1%で、資本コスト8.0%を大幅に下回る。したがって帳簿の自己資本25.7億ドルをそのまま株式価値の床にはできない。余った現金は0億ドルで、純現金と売却可能資産の税引後価値について、25.7億ドルを裏付ける客観的な内訳は確認できないため、別建ての資産床は計上しない。稼ぐ力による上限は事業純利益0.79億ドル÷k8.0%=9.875億ドルである。減損やシェア喪失により将来の超過収益が失われる筋書きとして、その上限以下の9.77億ドルを採用する。期末自己資本25.7億ドルにPBR0.38倍を掛けると9.766億ドルであり、時価総額9.77億ドルと四捨五入の範囲で一致する。PBRは中立より低く、過去の市場PBRの底や積み上げた自己資本を床として評価していない。

確率:航空認証と既存搭載機があるので事業消滅は考えにくい。しかし、新プログラムの失注、産業顧客の内製化、工場移転の失敗が重なれば数年の赤字もあり得るため9%を残した。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

民間航空・新造機向け制御

燃料ポンプ、流量制御弁、逆噴射や電動作動装置を、民間航空機のエンジンと機体の新造プログラムに供給する。

数量民間航空の燃料・飛行制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア価格機器1式の名目販売価格指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 6.9 1.00 7 1
10 年後 中立 12.4 1.41 17 4

取り方:2025年の新造民間機向け売上6.91億ドルは10-Kの開示値。燃料システム市場約90億ドルと飛行制御システム市場約83億ドルの調査例があり、重複する部分を除いた関連機器市場を便宜上150億ドルと推定した。ウッドワードの換算シェアは4.61%(150×4.61%)。パーカー・ハネフィン、イートン、ハネウェル、ムーグ、RTXが競合し、同一範囲での正式なシェア統計はない。市場規模は推計、単価と出荷台数は非開示。

民間航空・交換部品と修理

就航後の燃料制御機器や作動装置を交換・修理し、航空会社と整備会社へ供給する。

数量世界の民間航空機MRO支出(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア価格修理・交換品の名目単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 8.2 1.00 8 2
10 年後 中立 13.5 1.50 20 6

取り方:2025年の民間サービス売上8.24億ドルは10-Kの開示値。オリバー・ワイマン2026年調査の2025年世界MRO市場約1360億ドルを市場の活動量代理とし、当社売上を割った換算シェアは約0.61%。市場全体にはエンジン・機体整備も含むため、これは制御部品の直接市場シェアではない。飛行時間と搭載機数、補用品の購買量が実質数量を決め、パーカー・ハネフィンや独立整備会社と競う。

防衛・新造装備向け制御

戦闘機・ヘリコプター・誘導兵器・軍用エンジンの燃料・作動・流体制御を担う。

数量防衛調達・研究開発の活動規模(2025年価格、億ドル)×当社売上換算シェア価格防衛用機器の名目価格指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 5.6 1.00 6 1
10 年後 中立 7.5 1.41 11 2

取り方:2025年の防衛OEM売上5.61億ドルは10-Kの実績。業界ノートの米国調達・研究開発予算約3000億ドルを、軍事プログラム全体の広い代理市場として使い、換算シェア0.187%とした。ウッドワード売上には米国外向けも含むので直接の契約シェアではない。F-35、F-15、ヘリ、誘導兵器の採用案件が実際の数量を左右する。ムーグ、RTX、パーカーなどが競い、製品単位のシェアは非開示。

防衛・部品補給と整備

軍用機・ヘリなどに搭載済みの制御装置の整備、補修品、交換品を供給する。

数量世界の軍用航空機MRO市場(2025年価格、億ドル)×売上換算シェア価格防衛用補用品の名目単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 2.4 1.00 2 0
10 年後 中立 3.3 1.41 5 1

取り方:2025年の防衛サービス売上2.37億ドルは10-Kの開示値。オリバー・ワイマンの2025年世界軍用航空MRO約970億ドル(Defense News報道)を活動量の分母とした換算シェア約0.244%。機体全体の整備を含むので制御装置だけのシェアではない。機数・軍の飛行時間とプログラム別の採用割合を数量要因にしている。競合はムーグ、ハネウェル、パーカーと軍の整備工場。

産業・発電用制御

ガスタービンや発電用エンジンの燃料噴射、燃焼、出力制御用の弁や電子装置を供給する。

数量世界のタービン・発電エンジン用制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア価格発電制御機器の名目単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 4.9 1.00 5 1
10 年後 中立 8.4 1.41 12 3

取り方:2025年の発電売上4.89億ドルは10-Kの開示値。タービン制御市場約23.4億ドルという外部調査の例に、発電エンジン・関連弁の市場を加えて対象市場を40億ドルと仮定し、換算シェアは12.2%。これは公式の市場シェアではない。設備の納入容量・保守対象の稼働GWが実質数量の基礎で、競合のエマソン、シーメンス・エナジー、顧客であるGEベルノバやキャタピラーの内製も考慮する。

産業・輸送用エンジン制御

大型車・船舶等の天然ガス・ディーゼル動力に使う噴射・燃焼・電子制御部品を供給する。

数量世界の商用・産業用エンジン制御機器市場(2025年価格、億ドル)×当社推定シェア価格燃料噴射・エンジン制御機器の名目単価指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 5.1 1.00 5 0
10 年後 中立 5.0 1.35 7 1

取り方:2025年の輸送売上5.07億ドルは10-Kの開示値。統一された部品市場の統計がないため世界の大型エンジン用制御機器の対象市場を100億ドルと仮定し、当社換算シェア5.07%とした。これは推計である。数量の実物指標はエンジン・大型トラック台数で、中国の天然ガス大型トラックは2025年約19.9万台、電動大型トラック約22.5万台(ICCT)だった。ボッシュ、ホルビガー、濰柴動力の内製が脅威となる。

産業・石油ガス関連制御

パイプライン圧縮機、採掘・処理向けタービン、ガスエンジンの制御システムを供給する。

数量世界の石油ガス用圧縮機・エンジン制御市場(2025年価格、億ドル)×推定シェア価格圧縮機・ガスタービン制御の名目価格指数(2025年=1)売上営業利益
今 2025/12 2.6 1.00 3 1
10 年後 中立 2.9 1.41 4 1

取り方:2025年の石油・ガス売上2.58億ドルは10-Kの開示値。公開統計では制御弁だけの切り分けが難しく、圧縮機と駆動エンジンの制御関連市場を50億ドルと仮定、換算シェア5.16%とした。建設される圧縮機・タービン台数と保守稼働容量が数量指標で、原油・ガス開発の投資循環に左右される。競合はエマソン、ホルビガー、ボッシュと機器メーカーの内製。

リスクと懸念

新型機の設計採用を失う危険

現行エンジンの燃料制御が長く売れても、次世代機でパーカー・ハネフィン、ムーグ、イートンに採用を奪われれば、10年後の新造品とその後の交換品の基盤が縮む。顧客のGEエアロスペースやRTXは競争相手とも提携し、自ら製品を作る力もある。A350での採用だけで全機種への広がりを保証しない。

民間航空の循環と整備の先送り

航空会社が燃料高や景気後退で投資を抑えれば、ボーイングとエアバスの納入が鈍る。稼働機の修理は完全には消えないが、交換部品の先買いが反動減となり、工場の固定費で利益率が急低下する。2022年の全社営業利益率が約3%だった事実は、優良な部品でも景気に無縁ではないことを示す。

中国天然ガストラックの電動化

中国では電動大型トラックが天然ガス大型トラックの新車販売を既に上回った。燃料噴射やガスエンジンの制御を供給する輸送向け事業には、10年単位で顧客の投資が減る危険がある。天然ガス価格の優位が戻れば一時的に回復するが、それを恒久的な数量成長と誤認しない。

発電設備の過剰投資と顧客の内製

データセンター向けガスタービンと予備発電は伸びているが、注文が先行し供給網が増強された後に需要が止まる可能性がある。GEベルノバ、キャタピラー、ロールス・ロイスなどは主要顧客であり、制御系を内製する力も持つ。伸びる市場でさえシェアを失えば売上は増えない。

品質事故・認証・移転の実行

燃料計量弁や機体の作動装置の故障は安全にかかわる。重大な不具合ならリコール、再認証、顧客補償、出荷停止が一度に起こりうる。2027年に予定するサンタクラリタから新工場への生産移転は長期的な効率化策だが、工程変更と人員の入れ替えが納期と品質を傷めないかを見届けたい。

借入金を伴う高値での自社株買い

2026年6月までの9か月の自社株買い5.53億ドルは、同期の自由現金流1.96億ドルを大幅に上回った。同時期に純借入が増え、自己資本比率だけでは還元の持続性を測れない。株式報酬の希薄化を差し引いた真の還元を見て、割高な局面で買戻しを続けるなら資本効率を下げて評価する。

AIと技術置換の線引き

AIエージェントによる人月、席課金、広告運用の代替には当たらない。製品は実際の流量・燃焼・作動を安全に制御する物理機器であり、認証も必要だからだ。ただしAIを使う設計競争、自動診断、電気式の新しい作動装置は顧客が重視する機能を変えるため、製品開発費と次世代機の採用を監視する。

今後の分かれ目

2027年度以降も民間機の整備売上が二桁で伸び、価格改善と稼働台数の両方が確認できたら
民間サービスの実質数量と将来の利益率を楽観側へ寄せる。新造品の成長だけでなく、継続収益の質が高くなったと判断する。
A350の翼制御と次世代単通路機の燃料・作動系で追加の主力プログラム採用が公表されたら
新造品のシェアと将来の整備収入を上げる。ただし研究開発と新工場の立ち上げ費用を差し引いた増分利益で再評価する。
2027年のサンタクラリタ移転で納期の乱れや費用超過が目立ったら
航空宇宙の利益率を数ポイント低く見て、やや悲観と悲観の重みを増やす。売却代金は成約が確認されるまで加えない。
中国の天然ガス大型トラックの販売が2年続けて減り、輸送向け売上も追随したら
輸送の実質市場とウッドワードのシェアの両方を見直す。発電の伸びで埋まると安易に考えず、全社利益を下げる。
産業用発電設備で大型顧客の内製化や競合への設計移管が発表されたら
発電市場の拡大率とは別に顧客シェアを下げる。価格の上昇が物価に届かない可能性も織り込む。
自由現金流を上回る買戻しが続き、純有利子負債がEBITDAの3倍に近づいたら
今後の正味還元を削り、借り換え負担と資本調達の可能性を悲観シナリオへ反映する。
2027~2029年の新工場稼働後、自由現金流が純利益の8割以上に回復したら
投資が現金を生む段階に移った証拠となる。資本効率と還元の再現性を評価し、上側の確率を引き上げる。

見ておくもの

  • 民間OEMと民間サービスの売上の伸びを分けた開示
  • 防衛OEMの受注とサービス売上の比率
  • 発電・輸送・石油ガスの3用途別売上と中国ガストラック台数
  • 航空宇宙・産業のセグメント利益率と価格改善の継続性
  • 新工場の稼働時期・品質・サンタクラリタ移転費用
  • 自由現金流、設備投資、株式報酬控除後の正味還元
  • 有利子負債と現金、金利負担、社債の満期
  • A350および次世代航空機の燃料制御・作動系の採用

倍率と資本コストの決め方

2025年の公表された用途別売上を出発点とし、民間機の納入、稼働機と整備、軍用機の調達、発電・輸送・石油ガスの実質市場と推定シェアを別々に動かした。価格欄は物価と製品ごとの値決め力だけを反映し、シェアを混ぜなかった。各用途の営業利益を足して本社調整を引き、米国会計基準の純利益を求めた。倍率はk8.0%、強い堀の増分収益の残存率2/3と筋書きのROE、成熟後の数量・価格から求めたgに従い、PERの正当化上限の内側に置いた。利益率と倍率は今の時価総額に合わせて逆算していない。産業の市場規模と会社シェアは公表統計が乏しく仮説であり、そこが価値推定の主要な不確実性である。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国の基本8.0%に事業の循環+0.5%と認証による値決め力-0.5%を相殺した。個別の工場移転、競合の内製、M&Aのリスクは割引率へ加えず各筋書きと確率で表した。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Woodward 2025 Form 10-K(事業、用途別売上、利益、受注残、顧客、競合)
  2. Woodward 2026年度第3四半期決算・通期ガイダンス(2026-07-29)
  3. Woodward サンタクラリタ事業の移転・一部売却計画(2026-09-21)

分析日 2026-10-23