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サイア SAIA

全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)142.57 ドル38 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)344.6 ドル92 億ドル差 −58.6%
10 年後から見ると 割高 価値 142.57 ドル38 億ドル · 差 −58.6% · 期待の年率 −1.0%
期待の年率リターン(10 年)−1.0%資本コスト比 −9.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約7.0%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

サイアは米国本土48州に小口混載貨物を運ぶ全国規模のトラック運送会社である。筆者の結論は割高である。全国ネットワークという本物の強みはあるが、巨額の設備投資が十分な利益に変わるには時間がかかり、現在の時価総額はその成功をかなり先取りしている。

最大の魅力は、2024年のイエロー破綻資産の取得を機に、地域の有力会社から全国を直接結ぶ運送会社へ変わったことである。2025年末の拠点は213か所、2026年9月には218か所へ増えた。新しい拠点を荷物で満たせば、輸送経路が短くなり、積み替えや空車の費用が下がる。2026年4〜6月期には売上が前年同期比17.1%増、営業利益が26.0%増となり、その兆しが見えた。

ただし、値上げを発表できることと、平均運賃を実際に上げられることは違う。2025年の燃料費を除く1件当たり収入は1.2%増にとどまり、2026年第2四半期も重量当たり収入は2.2%減った。会社には価格交渉力があるものの、重い貨物の増加や新地域での顧客開拓が単価を薄めている。2025年の営業利益率10.5%は、2022年の16.9%から大きく低下した。

10年後の中立では、年間LTL出荷件数が約1150万件となり、運賃は物価に沿って上がる。営業利益率も15%台へ回復し、純利益は6.5億ドルまで増える。それでも新設拠点や車両に資本が残り続け、株主に戻る現金は限られる。5つの筋書きの確率加重価値を資本コスト8.5%で現在に戻すと約35.5億ドルとなり、基準時価総額約89億ドルを約60%下回る。

事業が消えると考えているわけではない。全国網は10年後も必要とされ、2026年の回復にも実体がある。ただし、2026年第3四半期の正式決算は10月29日発表予定であり、7〜8月の荷動き改善を年間利益の確定値と見なすことはできない。強い事業と、長期保有に十分な値段は別の問題である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、サイアは10年後も必要とされる事業を営んでいる。製造業や卸売業が、小さな貨物を全国に届ける需要はなくならない。顧客は運賃だけでなく、荷物が壊れず、約束した日に届くことに価値を感じる。全国のターミナルをそろえた会社が簡単に置き換えられるとは思わない。

それでも、事業の寿命が長いことと株主の利益が大きいことは同じではない。トラックは古くなり、ターミナルには修繕が必要で、運転手の賃金も上がる。利益が伸びても、その多くを次の車両や拠点へ入れなければ成長を維持できない。2024年の巨額投資が2025年の利益率を下げた事実は、株主が受け取れる現金と会計上の利益を分けて考える必要を示している。

10年保有するなら、最も確かめたいのは新設拠点の追加利益である。荷物が増え、営業利益率が以前の高い水準へ戻り、設備投資を抑えてもサービス品質を維持できれば、オーナー利益は大きく改善する。反対に拠点を増やした分だけ車両と人員が必要になり続けるなら、売上成長は株主価値の成長に結びつきにくい。

もう一つは経営者が現金を返す意思である。会社には無理な財務レバレッジや支配株主による利益移転といった大きな問題は見当たらない。しかし、今までの株主還元が乏しいため、利益が成熟した時に本当に還元へ転じるかは証明されていない。事業は理解できるが、今の値段ではかなり良い展開を先に払うことになる。質の高さは認めつつ、安全域を要求したい。

何で稼ぐ会社か

サイアの主力はLTL、すなわち複数の荷主の比較的小さな貨物を1台のトラックに混載して運ぶ事業である。一般に100〜1万ポンド程度の荷物を集荷し、地域のターミナルから中継拠点へ送り、仕分けた後に配送先へ届ける。荷主は製造業、卸売業、小売業、産業資材の販売会社などに広がる。トラック1台を貸し切るには小さすぎる荷物を、全国へ届ける仕事が稼ぎの中心である。

2025年のLTL出荷件数は892.9万件で、1件当たり平均収入は燃料サーチャージ込みで約352ドルだった。全社売上32.3億ドルの約97%がこの事業から生まれる。平均貨物重量は1380ポンド、平均輸送距離は897マイルである。売上は荷物の件数だけでなく、重量、距離、貨物の種類、燃料サーチャージ、契約運賃によって決まる。重量が増えると1件当たり売上が増えても、重量当たり運賃は下がりうる。

料金の約75%は大口荷主との個別契約で、残る約25%が一般運賃改定の対象である。2025年10月の一般運賃改定は5.9%、2026年7月の改定は7.1%だった。しかし全荷主が同じ率を払うわけではない。大口顧客は取扱量と競合他社の提示価格を使って交渉するため、発表した改定率より実現した単価の方が重要になる。

LTL以外では、トラックを自社で走らせず他社に手配する貸切貨物の仲介、急送、関連物流サービスを提供する。こちらは全社の約3%で、サイア自身も独立した売上・利益を細かく開示していない。LTLと違って市場への参入は容易で、CHロビンソンや多数の小規模仲介会社との価格競争を受けやすい。売上の大きさより、顧客との接点を広げる補完的な役割が強い。

利益を左右するのは積載効率と拠点密度である。同じターミナル、運転手、トラクターを使い、1日当たりの荷物を増やせれば、追加売上のかなりの部分が利益になる。逆に荷物が減っても施設の賃料、車両の減価償却、安全対策費、一定の人件費は残る。2024年以降の拡張が株主に報いるかどうかは、新しい設備でどれだけ多くの荷物を運べるかにかかっている。

優良さと弱いところ

サイアには参入障壁がある。全国で荷物を集め、仕分け、翌日以降の配送につなぐには、ターミナル網、車両、運転手、配車システム、荷主との契約を同時にそろえる必要がある。新規参入者が数台のトラックを買うだけでは同じサービスにならない。2024年に破綻したイエローのターミナルを取得できたことは、この参入障壁を自社に有利な形で広げる投資だった。

価格を上げる力も一定程度ある。2025年の一般運賃改定5.9%に続き、2026年には7.1%の改定を実施した。2026年初めの契約更新でも高い値上げを実現したと経営陣は説明している。しかし荷物の組み合わせが変わると、重量当たりの実現運賃が下がる。新しい全国網を埋めるために安い荷物を取り込めば、売上シェアは増えても資本効率は悪化する。

経営の評価で最も厳しく見たいのは増分の投下資本利益率である。2019年から2025年にかけて、自己資本と純負債を合わせた投下資本は概算で約18億ドル増えた。一方、税引き後営業利益の増分は約1.4億ドルにとどまる。単純計算の増分利回りは8%前後で、今回の資本コスト8.5%を十分には超えていない。ただし2025年は新設拠点の費用が先行した年であり、これを恒久的な利回りと決めつけるべきでもない。

オールド・ドミニオンは2025年も24.8%の営業利益率を維持した。サイアの10.5%との差は非常に大きい。全国網の存在だけでは同じ収益性を保証しないことが分かる。サイアの堀は通常以上に強い部分を持つが、価格決定力と資本効率で圧倒的とはまだ言えない。そのため全社の堀は通常と判定する。

2026年第2四半期には営業利益率が13.1%へ回復し、貨物事故などによる請求率も低下した。これが新しい拠点の稼働率改善によるものなら評価できる。一時的な燃料サーチャージや貨物構成の変化によるものなら、長期の超過利益として扱うべきではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

米国のLTL市場は、荷物を届けるための拠点網が必要なため、一般の長距離トラック輸送より集約が進んでいる。SJコンサルティングの集計では、2025年の米国LTL市場は約518億ドルで、前年比1.9%減だった。上位25社で約473億ドルを占める。市場が縮むなかでもサイアの売上は増え、全国市場での収益シェアは約6.2%となった。

最大手のフェデックス・フレイトは約17%、オールド・ドミニオンは約10.5%、エステスは約9.6%、XPOは約9.3%を占める。サイアはR+Lキャリアーズに次ぐ第6位である。イエローの破綻後に貨物と拠点が再配分され、サイアはそれを取り込む投資を進めた。しかし大手各社も余力のあるターミナルを持ち、集荷地域や大口荷主の契約を巡って競争している。

業界の基礎的な数量成長は、製造業の出荷、小売在庫の補充、住宅関連の資材需要などに左右される。10年の中立では業界の実質数量を年2%程度、運賃を物価並みの年3.5%程度と考える。サイアがそれを上回るには、新しい全国網で競合から荷物を奪い、地域間輸送を直接扱う件数を増やす必要がある。市場そのものが毎年高成長するわけではない。

2023年以降の米国の貨物不況は長引いた。2025年は業界の収入が再び減り、荷主は運賃に厳しくなった。2026年第2四半期にサイアの出荷件数は4.4%増えたが、7〜8月の1営業日当たり件数は約1%増に鈍化した。一方、トン数は同期間に8%台増えている。重い荷物が増える局面では売上が伸びても、輸送原価と単価の両面を確認する必要がある。

今後の変化として、アマゾンなど荷主自身が物流サービスを外販する動きがある。また、自動運転トラックが長距離幹線の運賃を下げれば、LTLにも価格圧力が及ぶ。ただしLTLには集荷、仕分け、積み替え、最終配送が必要であり、幹線の自動運転だけで全国網の価値が消えるわけではない。AIは配車と積載率の改善には役立つが、実際の貨物を運ぶ仕事そのものの代替にはならない。

資本政策と M&A

サイアの資本政策は、株主への現金還元より事業拡張を優先してきた。過去10年に普通株の現金配当はなく、継続的な大規模自社株買いの実績もない。会社は利益をトラック、トレーラー、ターミナル、情報システムに再投資し、全国網を築いてきた。株式報酬による小幅な株数増加も続いており、実質的な株主還元はほぼゼロか、わずかなマイナスである。

最大の判断は2024年のイエローの破綻資産取得である。サイアは17か所の貨物ターミナルを購入し、さらに11か所の賃借権を取得した。2024年には21拠点を新たに開設し、年間設備投資は約10.4億ドルに達した。2025年の設備投資は約5.4億ドルに縮んだが、それでも営業キャッシュフローの大半を使った。この投資はネットワークの質を変えた一方で、稼働率が上がる前の減価償却と人件費を増やした。

2026年の会社の設備投資見通しは3.5〜4.0億ドルである。第2四半期末の会社発表では、現金が0.84億ドル、借入金が約1.00億ドルだった。ただし営業リースも固定的な支払義務であり、現金と借入金の差だけで財務余力を判断してはいけない。2025年の営業リース費用は約0.39億ドル、短期リースを含めると約0.56億ドルだった。

経営陣は将来の自社株買いや配当を検討する考えを示しているが、金額や時期について数字の約束はない。長期の中立では2030年代に少額の還元が始まると考えるが、成長投資を優先する姿勢は続く。大きな買収を新たに織り込まず、設備投資の利回りが資本コストを超えたことを確認するまでは、未実現の還元を高く評価しない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

サイアは、地域の強い運送会社から全国規模の有力会社へ変わる途中にある。2024年のイエロー破綻は通常なら手に入らないターミナルをまとめて取得する機会を生んだ。全国網を一から構築するなら、土地、建物、車両、運転手の確保だけで膨大な時間がかかる。サイアはこの資産を取得し、48州での直接輸送を実現した。今後は既存の拠点に荷物を積み増すだけでも、固定費を広い収入で負担できる。

2026年第2四半期の売上17.1%増と営業利益26.0%増は、この仕組みが働き始めた証拠と解釈できる。出荷件数よりトン数が強く伸びるのは、重い荷物を含む大口契約を獲得しているからだ。単価の低い新しい荷物であっても、既存の便の空きスペースを埋められれば利益にはプラスになる。配送の遅延や貨物事故を減らす取り組みも、顧客の継続率と次の値上げに効く。

業界ではフェデックス・フレイト、オールド・ドミニオン、エステス、XPOが大きいが、サイアにはまだシェアを奪う余地がある。2025年のシェアは約6%に過ぎず、全国網への投資が十分に活用されれば8%台も不可能ではない。オールド・ドミニオンの利益率が示すように、LTLは高密度のネットワークを効率よく運営すると高収益になりうる。

業界の数量が成長し、値上げが物価を上回り、営業利益率が18%台後半へ上がれば、2035年の純利益は現在の数倍に増える。新規のターミナル投資が一巡した後は、累計25億ドル程度の正味還元も可能になる。そうなれば、今の高い評価も事業の成功によってある程度正当化できる。

慎重な見方

全国網への投資は確かに大きな資産を作ったが、資産が増えたこと自体は株主に利益を生まない。2024年には10億ドル超の設備投資を行い、翌2025年の営業利益は大きく減った。これが単なる一時的な費用であるなら回復するが、運行距離の拡大、採算の低い荷物の増加、人件費、減価償却が構造的に重くなった可能性もある。

競争相手は手ごわい。オールド・ドミニオンは長く高い利益率を維持し、フェデックス・フレイトとエステスには巨大な既存網がある。XPOもターミナル網の合理化を進める。サイアがシェアを上げようとすれば、既存の荷主に安い運賃を提示する必要が出る。7.1%の一般運賃改定を発表しても、対象は全体の約4分の1だけであり、実現した単価が上がるとは限らない。

さらに、自動運転によって長距離幹線の費用が下がれば、トラックを自前で運営することの優位性が縮む。アマゾンや大手物流業者が外部荷主を集めるようになると、全国サービスそのものは珍しくなくなる。顧客は配車や料金比較を電子的に行えるため、運送会社への乗り換えも容易になる。LTLの物理網は残るとしても、そこで得られる利益の取り分は減りうる。

2025年の自己資本利益率は9.9%で、過去10年の中央値より低い。最近の増分投資利回りも資本コストを明確に上回っていない。還元の実績が乏しいまま投資を続ければ、株主は低い利回りで資本を固定される。株価が上がるには、単なる売上成長ではなく、投資の回収と現金還元が必要だという問題が残る。

どちらに重みを置いたか

全国ネットワークの価値を考えると、事業の存続と一定のシェア拡大には自信がある。しかし、2024年以降の投資が資本コストを上回る利回りを安定的に生むかは、まだ十分に証明されていない。2026年第2四半期の改善は前向きだが、7〜8月の件数成長は緩やかで、強い回復が続くと決めつけられない。

確率は楽観側28%、中立32%、悲観側40%とし、やや慎重な側に寄せる。倒産の危険よりも、巨額の再投資を続けながら資本効率が伸びない危険を重く見ている。5つの結果を合わせると、事業の質を認めても現在の値段を正当化するには足りない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 291.61 ドル78 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 20.44 ドル5 億ドル)。 今の値に割り戻すと 142.57 ドル38 億ドル、今との差 −58.6%、 期待の年率 −1.0%(資本コスト 8.5%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 678.94 ドル182 億ドル 93.33 ドル25 億ドル +124.1% +9.1% 61.78 ドル17 億ドル
やや楽観 20% 437.51 ドル117 億ドル 44.80 ドル12 億ドル +40.0% +3.6% 96.46 ドル26 億ドル
中立 32% 328.45 ドル88 億ドル 18.67 ドル5 億ドル +0.7% +0.1% 111.08 ドル30 億ドル
やや悲観 25% 145.15 ドル39 億ドル −5.60 ドル−2 億ドル −59.5% −8.5% 34.89 ドル9 億ドル
悲観 15% 56.00 ドル15 億ドル −3.73 ドル−1 億ドル −84.8% −16.8% 7.84 ドル2 億ドル
加重平均100% 291.61 ドル78 億ドル20.44 ドル5 億ドル −9.4% −1.0% 312.05 ドル84 億ドル

今の株価時価総額 344.61 ドル92 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 楽観:全国網が高密度化し、運賃と資本効率がともに改善 利益 12 億ドル · PER 15.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 678.94 ドル182 億ドル

2035年、サイアは新設したターミナルを十分に活用し、全国のLTL市場で有力な第4〜5位の収益規模へ上がっている。業界の実質輸送需要は10年で約1.34倍となり、その間にサイアの取扱シェアも拡大する。LTL出荷件数は1620万件へ増え、2025年の約1.81倍となる。市場シェアは収益基準で約8%台に達する。

会社は配送品質と幹線の積載効率を改善し、顧客の価格改定への抵抗を抑えている。1件当たり収入は燃料込みで約535ドルとなり、物価上昇をやや上回る。全国網の密度が高まった結果、空車、積み替え、長距離の迂回が減り、LTLの営業利益率は18%台後半へ上がる。オールド・ドミニオンほどではないが、サイア自身の過去最高水準を超える採算になる。

新規の大規模買収はなく、既存資産の稼働率向上が成長を支える。営業利益は約16.3億ドル、純利益は12.1億ドルとなる。成長投資が一巡した2030年代には配当または自社株買いが始まり、株式報酬を差し引いて累計25億ドルが株主に戻る。ネットワークの優位性と再投資の利回りがともに改善し、株主に利益が届く筋書きである。

  • 全国小口混載貨物輸送(LTL):数量 16.2(LTL出荷件数(百万件/年))× 価格 5.35(1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み))→ 売上 87 億ドル・営業利益 16 億ドル。LTL数量は2025年の1.81倍。市場実質数量約1.34倍とサイアのシェア拡大を組み合わせる。価格は1.52倍で、営業利益率は18.6%。
  • 貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス:数量 0.1(推定取扱件数(百万件/年))× 価格 30(1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定))→ 売上 3 億ドル・営業利益 0 億ドル。全国LTL顧客からの付随受注が増え、取扱件数は約9.5万件。単価は3000ドル程度、営業利益率は7%。

倍率:資本コストk=8.5%。10年末の自己資本74.3億ドルに対するROEは16.29%。過大な借金や自社株買いによって帳簿ROEが40%を超える状態ではないため、このROEを成長に必要な元手の利回りに使う。moat=normal、超過収益の残存割合1/2としてRONIC=8.5%+(16.29%−8.5%)×1/2=12.40%。2035年以降のgは、LTL市場の実質成長0.5%程度、シェア横ばい、価格成長3.5%程度から4.0%。正当化PERは(1−4.0%÷12.40%)÷(8.5%−4.0%)×1.04=約15.65倍。その約96%である15.03倍を採用。ネットワーク効率が十分改善する展開なので上限に近いが、オールド・ドミニオンほどの実証済み利益率ではない分を残した。純利益はGAAP基準で、償却を二重に足していない。

確率:全国網を使って市場シェアを8%台へ上げ、値上げが物価を超え、営業利益率も過去最高を上回る必要がある。2026年の改善が10年続くわけではなく、好条件が重なる上位の展開として8%とした。

やや楽観 20% やや楽観:市場シェアが着実に増え、過去の高い採算へ戻る 利益 9 億ドル · PER 13.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 437.51 ドル117 億ドル

2035年、全国網の整備は一巡し、サイアは有力なLTL会社として安定している。業界の実質貨物量は10年で約1.22倍となる。サイアは新拠点の営業力を活用して競合から少しずつ荷物を取り、年間出荷件数は1380万件に増える。収益シェアは約7%台後半まで上がるが、フェデックス・フレイトやオールド・ドミニオンの地位を崩すほどではない。

運賃は物価をやや上回って上昇する。荷主の値上げ受け入れは良好だが、大口契約ではオールド・ドミニオン、XPO、エステスとの価格交渉が続く。採算を無視したシェア争いは避け、貨物の密度が高い地域を優先する。これにより、LTL営業利益率は16%台半ばとなり、2022年に近い高水準まで戻る。

営業利益は約11.7億ドル、純利益は8.8億ドルに増える。設備投資は新しい拠点の取得から既存車両と施設の更新へ重点が移り、必要資本の増加が緩やかになる。経営は小規模な自社株買いや配当を開始し、10年の正味還元は12億ドル程度となる。高い利益率が維持される一方、特別な独占力を持つわけではない成熟企業として残る。

  • 全国小口混載貨物輸送(LTL):数量 13.8(LTL出荷件数(百万件/年))× 価格 5.11(1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み))→ 売上 71 億ドル・営業利益 12 億ドル。市場の実質成長約1.22倍にシェア拡大を加え、数量は2025年の1.55倍。運賃は1.45倍、営業利益率は16.5%。
  • 貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス:数量 0.1(推定取扱件数(百万件/年))× 価格 28(1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。補完的な仲介・急送需要が増加し、取扱約7万件、単価2800ドル、利益率5.5%。

倍率:自己資本70.8億ドルに対するROEは12.43%。通常の堀の残存割合1/2を用い、RONIC=8.5%+(12.43%−8.5%)×1/2=10.47%。gは2035年以降の市場実質数量成長約0.5%と価格上昇3.5%から4.0%。正当化PERは約14.28倍。新設拠点が高い採算に戻るが、価格競争と更新投資が残るため、その約92%である13.13倍を採用した。GAAP純利益に対する倍率であり、今の市場評価からは決めていない。

確率:全国網の活用による出荷件数の増加と営業利益率の回復は、2026年第2四半期に兆候がある。ただし競合は強く、値上げをすべて実現できるとは限らないため20%とした。

中立 32% 中立:荷物は増えるが、投資負担が残り資本効率は並 利益 7 億ドル · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 328.45 ドル88 億ドル

2035年、サイアは全国LTL市場で第5〜6位級の有力会社として営業を続けている。市場の実質輸送量は10年で約1.22倍となり、新拠点を使った顧客開拓によってサイアの出荷件数は1150万件へ増える。収益シェアは約6.4%となり、2025年から緩やかに高まる。オールド・ドミニオンやXPOから荷物を奪う一方、競合にも新しい輸送サービスを提供する余地が残る。

燃料サーチャージ込みの平均運賃は物価並みに上がる。営業利益率は2025年の落ち込んだ水準から15%台に回復するものの、ターミナルの修繕、運転手の賃金、車両更新の費用が重い。2022年のような極めて高い採算が恒常的に続くとは考えない。その他物流サービスは売上を補完するが、全社の利益率を大きく押し上げる規模にはならない。

営業利益は約8.76億ドル、GAAP純利益は6.5億ドルに増える。2025年からの累計純利益は約45.5億ドルとなり、正味還元5億ドルを差し引いた自己資本は約66.3億ドルとなる。新しい利益を得るために多くの資本が必要なため、ROEは10%弱にとどまる。経営が大規模な買収や借入による還元を行うとは考えず、利益の大半を事業に残す。全国網は強い事業基盤となるが、株主の手に戻る現金はまだ十分ではない。

  • 全国小口混載貨物輸送(LTL):数量 11.5(LTL出荷件数(百万件/年))× 価格 4.96(1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み))→ 売上 57 億ドル・営業利益 9 億ドル。市場の実質輸送量を約1.22倍、サイアの収益シェアを6.1%から約6.4%へ上げる。数量1.29倍、運賃1.41倍。営業利益率15.2%。
  • 貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス:数量 0.1(推定取扱件数(百万件/年))× 価格 26(1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定))→ 売上 2 億ドル・営業利益 0 億ドル。取扱約6万件、単価2600ドル。価格透明化と仲介競争で単価の上昇は物価を下回る。利益率5.5%。

倍率:自己資本66.3億ドルに対するROEは9.80%。帳簿ROEは40%を超えないため、成長に必要な自己資本の利回りとして9.80%を使用する。moat=normalの残存割合1/2によりRONIC=8.5%+(9.80%−8.5%)×1/2=9.15%。2035年以降のgは市場の実質数量成長約0.5%、シェア横ばい、実現運賃の上昇約3.3%を合わせて3.8%。正当化PERは(1−3.8%÷9.15%)÷(8.5%−3.8%)×1.038=約12.92倍。実際の値付けは上限の約92.5%となる11.95倍とした。利益の質はあるが増分ROICの超過幅が小さく、オーナー利益への変換が遅い。ROEがkを上回るため、1÷kの11.76倍も下回らせていない。

確率:市場の実質数量成長年2%程度に、全国網による小幅なシェア拡大を加える展開。2026年の利益回復を認めつつ、営業利益率が過去最高に戻るとは決めつけない。最も起こりやすい筋書きとして32%。

やや悲観 25% やや悲観:全国網は残るが、価格競争で投資回収が遅れる 利益 3 億ドル · PER 10.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 145.15 ドル39 億ドル

2035年、サイアは全国網を保っているが、拠点の採算に大きなばらつきがある。米国の製造業と住宅関連の荷動きが長く弱く、LTL市場の実質数量は10年で1割程度しか増えない。サイアはエステス、XPO、オールド・ドミニオンとの競争で一部の大口契約を失い、収益シェアを5%台へ落とす。年間LTL出荷件数は960万件にとどまる。

一般運賃改定は続くが、実際に得る運賃は物価ほど上がらない。より重く運賃の安い貨物の比率が増え、燃料費を除く単価の上昇は限定される。ターミナルは簡単に閉められず、賃料、車両の償却、人件費が残る。LTL営業利益率は9%へ下がり、ネットワークの広さが固定費の重さに変わる。

営業利益は約4.01億ドル、純利益は2.85億ドルにとどまる。2025年より名目利益は少し増えるが、10年間の物価上昇を考えれば実質的には後退である。経営は設備更新を優先し、株主還元を始められない。株式報酬などによる正味の持ち分移転が続き、累計還元はマイナス1.5億ドルとなる。LTL市場から退出するわけではないが、資本コストを十分に稼げない運送会社になっている。

  • 全国小口混載貨物輸送(LTL):数量 9.6(LTL出荷件数(百万件/年))× 価格 4.60(1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み))→ 売上 44 億ドル・営業利益 4 億ドル。LTL数量は2025年の1.08倍にとどまり、競合にシェアを失う。運賃は1.31倍で物価に劣後し、利益率は9%。
  • 貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス:数量 0.0(推定取扱件数(百万件/年))× 価格 25(1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。仲介・急送の取扱件数は横ばいに近く、単価2500ドル、営業利益率3%。

倍率:ROEは2.85÷54.55=5.22%で資本コスト8.5%を下回る。成熟後のgは市場実質数量横ばい、シェア低下約0.5%、価格上昇約3%から2.5%。moat=normalでRONICは約6.86%、正当化PERは約10.86倍だが、利益率の回復が遅い展開として10.30倍とした。ROEがk以下のため、1÷k=11.76倍の上限も守る。時価総額29.36億ドルは稼ぐ力2.85÷8.5%=約33.53億ドルを下回り、売却可能資産の推定床15億ドルは上回る。

確率:新設拠点の稼働率が期待に届かず、競合との運賃交渉で実質価格が下がる危険は現実的である。財務破綻には直結しないが、資本効率が資本コストを下回る展開として25%。

悲観 15% 悲観:運賃低下と競争激化で、全国網が低収益資産へ変わる 利益 1 億ドル · PBR 0.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 56.00 ドル15 億ドル

2035年、サイアは全国網を持ち続けているものの、それが高い収益を生む競争優位ではなくなっている。アマゾンや大手物流事業者が外部荷主向けサービスを広げ、XPOやエステスも価格とサービスを改善する。長距離幹線の自動運転による原価低下は競合の運賃引き下げを促し、サイアは既存の契約を維持するために値下げを受け入れる。

LTL出荷件数は680万件まで減り、2025年より約24%少なくなる。平均運賃は名目で17%しか上がらず、物価に大きく負ける。全国市場における収益シェアは4%未満へ縮小する。稼働率が低いターミナルにも賃料や修繕費がかかり、古い車両の更新と運転手の確保が続く。営業利益率は4%台に落ち、好況期にも十分な利益を稼げなくなる。

2035年の営業利益は約1.32億ドル、純利益は0.78億ドルとなる。途中の需要低迷で一部拠点の減損や赤字が発生し、10年間のGAAP純利益累計は約12億ドルにとどまる。還元は行われず、株式報酬による正味の持ち分移転を約1億ドルと考える。帳簿上は資産が残るが、収益性を失ったターミナルと車両を高く売れるとは限らない。将来利益の小ささよりも、今から確認できる設備・不動産の保守的な回収額を株主価値の床とする。

  • 全国小口混載貨物輸送(LTL):数量 6.8(LTL出荷件数(百万件/年))× 価格 4.12(1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み))→ 売上 28 億ドル・営業利益 1 億ドル。数量は2025年の0.76倍。競争によって運賃は1.17倍にしかならず、営業利益率は4.7%。
  • 貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス:数量 0.0(推定取扱件数(百万件/年))× 価格 23(1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定))→ 売上 1 億ドル・営業利益 0 億ドル。仲介サービスも価格競争と自動手配の普及で収縮し、取扱約2.7万件、利益率1%。

倍率:この筋書きでは継続利益による評価0.78÷8.5%=約9.18億ドルよりも、保守的な資産回収額約15億ドルが高い。そこで現在の2025年末自己資本25.8億ドルに対し15÷25.8=0.5814倍を適用した。2035年に積み上がる自己資本38.8億ドルには掛けていない。事業が低ROEになった時の資産回収価値であり、過去の谷のPBRから決めた数字ではない。

確率:自動運転による価格圧力、荷主の内製化、競合によるシェア奪取、設備減損が重なる構造的な敗北の筋書き。財務は比較的健全で破綻の既定ではないが、投下資本を回収できなくなる危険として15%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

全国小口混載貨物輸送(LTL)

製造業、卸売業、小売業などの小口貨物を、全国のターミナル網で集荷、中継、配送する主力事業。料金は貨物の重量、距離、契約条件、燃料サーチャージによって変わる。

数量LTL出荷件数(百万件/年)価格1件当たり平均収入(100ドル、燃料サーチャージ込み)売上営業利益
今 2025/12 8.9 3.52 31 3
10 年後 中立 11.5 4.96 57 9

取り方:Saiaの2025年Form 10-Kの実績からLTL出荷件数892.9万件、1件当たり平均収入351.99ドルを採用した。百万件×100ドルを億ドルに変換すると、8.929×3.5199=31.429億ドルとなる。営業利益は会社が単一報告セグメントでLTL単独利益を開示しないため、全社営業利益3.4億ドルから小規模な仲介・物流サービスの推定利益0.04億ドルを差し引いた分析上の配分であり、会社開示の部門利益ではない。2025年の米国LTL市場はSJ Consultingによれば518.07億ドルで、LTL収入で見たサイアのシェアは約6.1%。全社収入による市場シェアは約6.2%。競合はフェデックス・フレイト約17%、オールド・ドミニオン約10.5%、エステス約9.6%、XPO約9.3%、R+L約7.2%。

貸切貨物仲介・急送・その他物流サービス

自社のLTL網以外に、他の運送会社を手配する貸切貨物仲介、緊急輸送、付加価値物流を提供する。全社に占める収入は約3%で、荷主向けの総合サービスを補完する。

数量推定取扱件数(百万件/年)価格1件当たり平均取扱収入(100ドル、推定)売上営業利益
今 2025/12 0.0 20 1 0
10 年後 中立 0.1 26 2 0

取り方:会社は仲介・急送を独立セグメントとして開示していない。基礎資料の全社売上32.3億ドルから、開示されたLTL件数と収入単価による31.429億ドルを差し引くと約0.871億ドルになる。会社の10-Kの精密な全社売上を使うと残額は約0.914億ドルで、差は基礎資料の丸めによる。件数は非開示のため、同業のトラック仲介で見られる1件約2000ドルを仮の単価として年間約4.35万件に換算した。これは実績件数ではなく、数量と単価を考えるための推定である。米国国内輸送管理市場は2025年約1283億ドルで、サイアの対象事業の比率は0.1%未満と見られる。市場は貨物仲介以外も含む広い定義であり、厳密な同一市場シェアではない。大手競合はCHロビンソン、RXO、エコー・グローバルなど。

リスクと懸念

新設ターミナルの投資回収

2024年の設備投資は約10.4億ドルに達し、2025年にも約5.4億ドルを使った。新しい拠点が荷物で埋まらなければ、固定費、減価償却、更新投資だけが残る。2025年の利益率低下が一時的な費用先行なのか、資本効率の恒久的な低下なのかが最大の分かれ目である。

LTL大手との競争と実現運賃の低下

フェデックス・フレイト、オールド・ドミニオン、エステス、XPOはいずれも大きなターミナル網を持つ。サイアは一般運賃を引き上げても、収入の約75%を占める個別契約では荷主と競合の交渉力を受ける。重量当たり単価の低下が長期化すれば、売上の増加に利益がついてこない。

貨物不況と固定費の重さ

LTLの荷動きは製造業、生産設備投資、住宅関連資材、在庫補充などの影響を受ける。荷物が減っても施設賃料、車両の償却、整備、安全費用は残るため、利益率は売上以上に振れる。過去の景気後退では営業赤字に陥ったこともあり、2022年の高い利益率を通常時の下限と考えることはできない。

自動運転と荷主系物流網の拡大

幹線の自動運転が広がると、競合の輸送原価が下がり、LTL運賃にも値下げ圧力が波及する。アマゾンなどの荷主が外部向け物流を拡大すれば、サイアの市場シェアが削られる可能性がある。集荷と仕分けの物理網は残るが、ネットワークを保有することによる超過収益が縮む恐れがある。

人件費、労使関係、事故・保険費用

会社は約1万4500人の非組合従業員を雇用し、その多くが運転と荷役に従事する。賃金や福利厚生費の上昇、労組組織化、運転手不足は原価を押し上げる。自動車事故の訴訟費用と保険引当金も利益を振らす要因であり、2025年第4四半期には過去の事故に関する引当増が採算を悪化させた。

オーナー利益と株主還元の不足

サイアは長年、配当と大規模な自社株買いより設備投資を優先してきた。設備更新や拠点拡大が続けば、GAAP純利益が増えても株主に戻る現金は限られる。株式報酬による持ち分の移転も小さいながら続く。成長投資が一巡した後に還元へ転じない場合、本質価値は利益成長の見かけほど上がらない。

関税と地域別貨物構成の変化

米国の関税や貿易政策が変わると、製造業の物流経路や港から内陸への貨物量が変わる。カリフォルニアなどの高単価地域で荷物が減り、他地域の重く安い荷物が増えると、総トン数が伸びても平均収益率は下がる。地域と貨物重量の構成を見ずに、トン数の伸びだけで価格決定力が強まったと判断するのは危険である。

今後の分かれ目

2027年以降、LTL出荷件数が年3%以上増え、燃料費を除く1件当たり収入も年3%以上上がる
市場成長とシェア拡大、価格決定力が同時に確認される。中立からやや楽観への移行を考え、将来の数量と利益率を上方に見直す。
ターミナル網が230拠点前後へ増え、営業比率が84%台以下で安定する
拠点密度の改善が費用に表れているため、再投資の利回りを引き上げる。長期営業利益率16%台以上を維持できる可能性が高まり、楽観側の確率を増やす。
2027年以降も営業比率が89%前後から改善せず、荷物の増加が固定費を吸収できない
2024年以降の設備投資が十分に利益を生んでいないと判断する。中立の利益率を引き下げ、やや悲観への比重を増やす。
自動運転幹線や荷主系物流サービスが広がり、実現運賃の上昇が3年続けて物価を下回る
全国網の値決め力が損なわれ始めた可能性が高い。数量だけでなく長期の利益率とgを引き下げ、構造的な悲観の確率を増やす。
年間設備投資が再び5億ドルを継続的に上回り、営業キャッシュフローの増加が追いつかない
追加の投資資本が大きくなり、ROEと将来の還元可能額が悪化する。新しい拠点の増設による利益成長を確認するまで価値を上積みしない。
自由現金収支が年間2〜3億ドル以上で安定し、明確な配当・自社株買い方針が公表される
事業の成長が株主に戻る現金へ変わった証拠となる。正味還元の見通しを増やし、内部留保による自己資本の膨張と資本効率の低下を抑えられると評価する。
運転手の組合組織化、重大事故、保険費用の急増が複数の拠点に広がる
賃金と運行費用の固定化、サービスの遅延、荷主離れを通じて利益率が下がる。個別の問題を資本コストへ重複して足さず、悲観側の営業利益と発生確率に反映する。

見ておくもの

  • LTLの1営業日当たり出荷件数とトン数。重量構成を分けて、市場全体の数量成長を超えているか確認する。
  • 燃料サーチャージを除く1件当たり収入と100ポンド当たり収入。一般運賃改定が実現運賃に結びついているか確認する。
  • 営業比率の推移。2026年第2四半期の86.9%から、2022年の83%台に近づけるかを追う。
  • ターミナル数と稼働率。2025年213拠点、2026年218拠点からの増加と、1拠点当たりの荷物の伸びを確認する。
  • 営業キャッシュフロー、設備投資、自由現金収支。2026年の設備投資見通し3.5〜4.0億ドルを基準に、投資回収を確認する。
  • オールド・ドミニオン、フェデックス・フレイト、XPO、エステスの出荷件数と利益率。サイアのシェア拡大が利益を伴っているかを見る。
  • 2026年10月29日の第3四半期決算と、その後の契約更新運賃、2027年の設備投資計画。
  • 配当、自社株買い、株式報酬の正味の増減。利益が株主に還元される段階へ移ったかを確認する。

倍率と資本コストの決め方

2025年のLTL出荷892.9万件と1件当たり収入から事業売上を組み立て、2025年の市場518億ドルと競合の収益シェアを基礎に10年の数量を決めた。価格には年3.5%の物価を基本とし、利益率は過去の実績とネットワーク密度の改善余地から独立に判断した。倍率は市場の過去・現在のPERやPBRではなく、k=8.5%、2035年の事業ROE、通常の堀の残存割合1/2、長期gから正当化PERを出した。中立のROEは約9.8%、RONICは約9.15%、正当化PER上限は約12.92倍であり、採用倍率11.95倍はその約92.5%。自己資本は現在25.8億ドルに純利益累計を加え、正味還元を差し引いた。悲観は将来の増加した自己資本ではなく、現在の設備・不動産等の保守的回収額を床とした。現時点に余剰純現金はなく、将来の余剰資金は設備投資または正味還元に含め、別の現金加算で二重計上していない。米国の営業リースは既に会計上の負債として認識されており、固定的支払いとして評価に反映した。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本資本コスト8.0%にqualityの+0.5%を加えた8.5%。株価の変動率や市場のPERから決めていない。ターミナル投資の実行リスクはextraに足さず、利益率の差と悲観側の確率で表した。

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中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. Saia, Inc. 2025 Form 10-K(事業構造、LTL出荷件数・運賃、設備投資、資本政策、リース、財務諸表)
  2. Saia, Inc. 2026年第2四半期 Form 10-Q(2026年の荷動き、価格、利益率、資本投資、最新の事業状況)
  3. SJ Consulting Group / Logistics Management, 2025 Top 25 U.S. LTL Carriers(2026年4月公表、米国LTL市場規模と競合各社の売上)

分析日 2026-10-23