株譜
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SARO SARO

整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)21.01 ドル70 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)23.4 ドル78 億ドル差 −10.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 21.01 ドル70 億ドル · 差 −10.1% · 期待の年率 +7.5%
期待の年率リターン(10 年)+7.5%資本コスト比 −1.2 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約8.8%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

スタンダードエアロは、航空機エンジンの整備・修理・オーバーホールを専門にする世界有数の独立系企業である。筆者の結論は、事業には魅力があるものの、現在の値段はやや割高というものだ。航空機が飛び続ける限り整備は必要だが、その仕事から得られる利益のすべてを同社が自由に決められるわけではない。

強みは、GEエアロスペースやロールス・ロイスなどから得た整備認可と、長年積み上げた技術者、設備、顧客との関係にある。2025年には売上60.6億ドル、営業利益5.8億ドル、純利益2.8億ドルを稼いだ。2026年4〜6月期も純利益が前年同期比約44%増え、LEAPとCFM56の新しい整備拠点が黒字化した。2026年通期の売上見通しも63.75〜65億ドルへ引き上げられている。

航空機の老朽化と新世代エンジンの整備需要を背景に、中立では10年後の売上が約124.5億ドル、純利益が10.6億ドルへ増えると考える。ところが、部品供給の混乱、メーカーによる整備の内製化、買収や認可への投資が重なると、売上が増えても株主に残る現金は細る。2025年末の純有利子負債は21.6億ドルあり、純資産の相当部分はのれんと無形資産である。

資本コスト8.75%で10年後の五つの筋書きと正味の株主還元を評価すると、現在の適正な時価総額は約64億ドルとなる。添付台帳の時価総額72.8億ドルに対して約12%低い。整備という必要不可欠な仕事を持つことと、その株式に十分な安全域があることは別である。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、最初に事業が10年後も必要かを考える。エンジンは複雑な機械であり、航空機が飛ぶためには安全な整備が不可欠である。自動化やAIが検査時間を減らしても、摩耗した高温部品を交換し、機体に戻す仕事は消えない。航空当局の認証と長い実績も必要であり、需要が突然なくなる事業ではない。

次に、利益のどこまでが株主のものになるかを見る。2025年の純利益2.8億ドルに対してFCFは2.3億ドルで、収益は実際の現金に変わり始めた。しかしLEAPの整備能力、部品修理設備、新しいメーカー認可には今後も投資が要る。2026年に調整後FCFの定義から無形資産購入を外した点は、会計上の利益とオーナー利益を区別する必要性を示している。

最も難しいのは価格を決める力の帰属である。工場に整備が集まっても、技術情報と新しい部品を握るメーカーが契約条件を変えれば、追加利益はメーカー側へ移る。約80%の長期契約は見通しの良さを与えるが、利益率の高さを保証しない。増分の投下資本が資本コストを超えるかは、LEAP拠点の成熟と部品修理の収益で確かめたい。

安全域は大きくない。中立では10年後の純利益が10億ドルを超えるものの、資本を長く拘束することと、悲観時に売れる資産が少ないことを考えると、現値で積極的に高い評価を与える理由は乏しい。仕事がなくならない会社ではあるが、株主の取り分まで確かな会社とはまだ言い切れない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心はエンジン・サービスである。民間航空会社、軍、ビジネスジェットの運航会社、エンジンメーカーから仕事を受け、エンジンを分解して検査し、傷んだ部品を交換・修理して再び飛べる状態に戻す。2025年の売上は約53.5億ドルで、全社の約88%を占める。GEのCF34、CFMのCFM56とLEAP、ロールス・ロイスの各種エンジン、ハネウェルの事業機用エンジンなど、幅広い機種を扱う。

仕事は単なる整備士の労働時間の販売ではない。航空当局が認める設備と品質管理、メーカーからの技術情報、専用工具、交換部品の調達力を組み合わせて初めてエンジンを完成させられる。顧客にとっては、修理費だけでなく機体が飛べない日数も大きな損失になる。信頼できる工場へ継続して仕事が集まるため、2025年の売上の約80%は長期契約のある顧客から生まれた。

もう一つの部品修理サービスは、タービンの高温部品、燃焼器、エンジン付属装置などを修理する事業である。2025年の売上は約7.1億ドルと小さいが、調整後EBITDA利益率は28.6%に達した。新品部品への交換を減らし、使える部品を再生することで顧客の維持費を抑える。エンジン整備事業の内部需要にも応えられるため、両事業の組み合わせに意味がある。

顧客は世界約5000社と広いが、売上の約36%は上位四つのエンジンメーカー系顧客に集中する。整備認可を与える会社が重要な発注者であり、同時に競争相手でもある構造だ。2026年にはメーカーとの契約条件を改善し、ユニファイド・タービンズを買収した。これらは利益率向上の材料だが、新しい認可の獲得には対価が必要で、単純な設備増設より資本を使う。

優良さと弱いところ

最も強い堀、つまり競合が容易に越えられない障壁は、メーカーの整備認可と現場の実績である。LEAP、CFM56、ロールス・ロイスのRB211やAEシリーズなど、認可を持たなければ参加しにくい仕事がある。2024年のエンジン・サービス売上の約80%は、会社が対象機種で世界一位または二位と見積もる仕事から生まれた。認可の更新実績も良く、数十年に及ぶメーカーとの関係が参入を難しくしている。

しかし、この堀はメーカー自身の堀ほど強くない。メーカーは修理方法、部品供給、技術資料、認可料を通じて収益を取り分けられる。整備価格が上がっても、その増収を部品代やロイヤルティが吸収する可能性がある。2026年4〜6月期にエンジン・サービスの調整後EBITDA利益率が14.5%へ改善したことは好材料だが、契約全体の恒久的な値上げ力が証明されたわけではない。

資本効率は改善途上にある。2025年の税引き後営業利益を営業利益の約74%とし、自己資本と純負債を合わせた投下資本で割ると、概算ROICは9%前後である。資本コストをわずかに超える程度であり、現時点で新しい投資が大きな超過利益を生むと断言できない。一方、新設したLEAPとCFM56拠点の黒字化は、初期投資が回収段階へ入る重要な兆候である。

規模と資格が守る部分は大きいが、顧客と認可を与える相手が同じであることを重く見る。堀の判定は通常とし、資本コストを超える利益率が将来もすべて残るとは考えない。10年後の優良さは、整備台数よりもメーカーへ支払った後に残る利益と、追加投資に対する現金収益率で決まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

民間航空の整備市場には、長期の需要拡大が見込まれる。オリバー・ワイマンの2026年版予測では、世界の運航機数は約3万機から2036年に約4万1000機へ増える。世界の民間航空MRO支出は2025年の約1360億ドルから、2030年代半ばに約1930億〜1980億ドルへ広がる見通しである。エンジン整備はその過半を占める最大の分野で、航空機の高齢化や新型エンジンの耐久問題が需要を支える。

スタンダードエアロが働く市場は、民間航空だけではない。軍用エンジン、ヘリコプター、事業機を含めたエンジン整備の対象市場を2025年価格で約900億ドル、独立して売買される部品修理の対象市場を約180億ドルと概算する。これは公表された単一の市場統計ではなく、民間MROの内訳に非民間分野を加えた推定値だ。2025年売上から逆算した同社の市場比率は、それぞれ約5.95%と3.94%になる。

競争相手には、GEエアロスペース、プラット・アンド・ホイットニー、ロールス・ロイスのメーカー系整備拠点がある。独立系ではMTUメンテナンス、ルフトハンザ・テクニーク、デルタ・テックオプスなどが強い。MTUの2025年民間エンジン整備売上は約60億ユーロで、スタンダードエアロと近い規模にある。ルフトハンザ・テクニークの総合MRO売上は約80億ユーロだが、機体と部品の整備も含むため直接のシェア比較はできない。各社が同じ範囲で公表する整備市場シェアは存在せず、機種ごとの地位と受注が実際の競争力を示す。

今は需要より供給が制約になっている。2026年の業界調査では、狭胴機エンジンの工場滞留が180〜200日以上になる例があり、熟練整備士の不足と部品納期の遅れが続く。これは工場の稼働率を高める一方、材料費と仕掛品を増やす。2030年代には新世代エンジンの整備量が伸びるが、古いCFM56の退役、メーカーの内製化、再生部品の普及も同時に進む。市場そのものの拡大を、そのまま同社の利益の拡大と見なしてはいけない。

資本政策と M&A

資本配分は成長投資から株主還元へ移る途中にある。2024年10月の上場後、財務体質は改善した。添付の財務データでは、2023年の純負債33.2億ドルが2025年に21.6億ドルへ減った。ただし、2026年6月末にも有利子負債は大きく、現金は約1.8億ドルにとどまる。借入金をさらに減らすことには明確な経済的価値がある。

買収は長く成長手段だった。2024年のエアロ・タービン買収額は約1.3億ドルで、2026年5月には部品修理のユニファイド・タービンズを現金で買収した。後者は2015年以降14件目の買収である。専門工場と認可を取得できる利点はあるが、買収後ののれんや許認可資産が大きく、投資額に見合う利益が出るかを追う必要がある。

2025年12月には最大4.5億ドルの自社株買い枠を承認した。2026年上半期に約1億ドルを実行し、6月末時点の残枠は3.5億ドルだった。配当の具体的な数字の約束はない。2026年の会社見通しは売上63.75〜65億ドル、調整後EBITDA8.85〜9.10億ドル、調整後FCF2.7〜3.0億ドルである。ただし調整後FCFは無形資産の購入支出を除く定義に変更され、認可取得に使う現金を見落としてはいけない。

カーライルとGICによる既存株の売却は進み、2026年春には保有比率がそれぞれ約25.5%と5.8%になった。これらの二次売出しの代金は売却株主に入り、会社の成長資金にはならない。経営は還元と買収を両立させようとしているが、筆者はまず追加投資の利回りと借金の削減を評価したい。10年先の配当・買戻し額には、現時点で会社の数字の約束はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

航空機エンジン整備は、今後10年で需要が大きく増える産業である。世界の運航機数は2036年までに約4割増える見通しで、古いエンジンを長く使う必要も続く。CFM56の大きな稼働基盤は当面の収益を支え、新しいLEAPの整備は今後本格化する。2026年4〜6月期にはLEAPとCFM56の新拠点が黒字化し、初期投資の重荷が軽くなり始めた。

スタンダードエアロは、メーカーの認可と顧客との長い関係によって、新しい整備需要を取る有力候補である。売上の約80%を長期契約のある顧客から得ており、会社が世界一位または二位とみるエンジン機種への集中も高い。新たなメーカーとの契約で条件が改善すれば、作業量が増えるだけでなく、1回の整備から残る利益も増える。航空会社はエンジンが止まっている日数を嫌うため、納期を守れる企業には価格交渉力が生まれる。

部品修理の成長も過小評価されやすい。メーカーから新品を買う代わりに部品を再生できれば、顧客は整備費を抑えられる。部品修理はエンジン全体の整備より高い利益率を持ち、小規模買収を重ねて得意な部品と顧客を増やせる。2026年のユニファイド・タービンズ買収は、この拡大を示している。

競合のMTUメンテナンスやルフトハンザ・テクニークにも強みはあるが、整備能力の不足が続く限り需要を奪い合う必要はない。楽観では新世代エンジンの整備能力を拡充し、対象市場に占める取り分を大きく増やせる。資本効率が改善すれば、借金を減らしながら還元も増やせる企業へ変わる。

慎重な見方

整備需要が増えることと、スタンダードエアロの株主利益が増えることは同じではない。GEエアロスペース、プラット・アンド・ホイットニー、ロールス・ロイスは、エンジンの技術、部品、整備認可を握っている。同社の上位四つのメーカー系顧客は売上の約36%を占める。価格交渉で不利になれば、工場の仕事量が増えても利益の取り分は小さくなる。

独立系の競争も強まる。MTUメンテナンス、ルフトハンザ・テクニーク、デルタ・テックオプスは整備能力を増やしている。メーカー自身が整備工場を拡張したり、航空会社が自社整備を強化したりすれば、独立系への外注量は想定ほど増えない。古いCFM56の退役が早まる一方、LEAPの整備能力を先に造りすぎれば、設備と人員が余る。

現在の利益率改善も一部は会計上の売上構成の変化による。2026年には利益をほとんど生まない材料の通過売上を契約から外しており、売上高利益率が上がっても、そのすべてが本当の生産性改善ではない。部品修理の2026年4〜6月期調整後EBITDA利益率は前年の29.0%から26.3%へ下がった。高収益部門であっても案件構成によって利益は振れる。

財務面の逃げ道も薄い。2025年末の自己資本26.7億ドルに対し、のれんと顧客関係・認可などの無形資産は約28.5億ドルある。帳簿上の自己資本は、清算時にそのまま回収できる資産ではない。借金を残したまま契約や認可の価値が損なわれれば、株主価値は急速に失われる。買収と認可取得を続ける経営が、十分な利回りを確認できないまま資金を使うことも懸念材料である。

どちらに重みを置いたか

事業の存続と整備市場の成長については強い見方に分がある。しかし、メーカーに依存する利益配分、買収と認可取得への資本需要、無形資産の大きさは無視できない。楽観とやや楽観の合計を30%、やや悲観と悲観の合計を38%とし、中立を32%とする。悲観側へ少し寄せるのは、需要不足よりも、需要が増えても株主の取り分が増えない危険を重く見るためである。

中立の2035年には営業利益率が2025年より改善し、純利益も大きく増える。それでも、10年間の時間価値と下振れを考えると現在の時価総額を正当化しきれない。総合の差は約マイナス12%で、結論はやや割高である。値上げと新規認可が実際に高い投下資本利益率へつながれば、この判断は改善する。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 41.74 ドル140 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 4.51 ドル15 億ドル)。 今の値に割り戻すと 21.01 ドル70 億ドル、今との差 −10.1%、 期待の年率 +7.5%(資本コスト 8.8%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 10% 93.11 ドル311 億ドル 10.47 ドル35 億ドル +343.0% +17.4% 10.36 ドル35 億ドル
やや楽観 20% 66.89 ドル224 億ドル 8.08 ドル27 億ドル +220.7% +13.4% 14.99 ドル50 億ドル
中立 32% 45.86 ドル153 億ドル 4.49 ドル15 億ドル +115.4% +8.4% 16.11 ドル54 億ドル
やや悲観 25% 16.05 ドル54 億ドル 1.50 ドル5 億ドル −24.9% −2.9% 4.39 ドル15 億ドル
悲観 13% 2.80 ドル9 億ドル 0.30 ドル1 億ドル −86.8% −18.8% 0.40 ドル1 億ドル
加重平均100% 41.74 ドル140 億ドル4.51 ドル15 億ドル +97.8% +7.5% 46.25 ドル155 億ドル

今の株価時価総額 23.38 ドル78 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 10% 楽観:LEAPの整備が本格化し、独立系の地位が強まる 利益 20 億ドル · PER 14.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 93.11 ドル311 億ドル

2035年には世界の運航機数と飛行時間が増え、新しいLEAPの整備と古いCFM56の修理が長く重なる。エンジン整備の対象市場は2025年価格で1350億ドルへ拡大し、スタンダードエアロの取り分は7.8%になる。メーカーと結ぶ長期認可は更新され、新たな機種にも参加できる。技術者の育成と部品の調達が追いつき、平均整備単価も物価を上回って上昇する。

部品修理ではユニファイド・タービンズなどの買収先を有効に活用し、世界市場での取り分が5.3%へ上がる。競合のMTUメンテナンス、ルフトハンザ・テクニーク、メーカー系工場も成長するが、整備市場全体の拡大によって同社も仕事を増やせる。部品の再生率が上がり、エンジン本体と部品修理の両方で利益率が改善する。

全社の営業利益は約27.6億ドル、純利益は19.8億ドルに達する。2026〜2035年の純利益累計は約113億ドル、株式報酬などを差し引いた正味還元は35億ドルとなる。自己資本は約104.7億ドルまで増える。認可取得と設備投資に資金を使っても高い増分利益率が残る筋書きである。

  • エンジン・サービス:数量 105(2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。)× 価格 1.54(整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 162 億ドル・営業利益 24 億ドル。実質市場1350億ドル×シェア7.8%=実質数量105.3、単価指数1.54。LEAP整備の拡大と、メーカーとの良好な契約条件を前提とする。
  • 部品修理サービス:数量 14.3(2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。)× 価格 1.55(修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 22 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場270億ドル×シェア5.3%=実質数量14.31、単価指数1.55。認可済み高温部品修理と買収後の拠点統合が進む。

倍率:利益ベースの正当化PER。k=8.75%、2035年の事業ROE=19.8÷104.7=18.91%。堀は通常型で残る割合1/2とし、RONIC=8.75%+0.5×(18.91%−8.75%)=13.83%。10年後より先のgは4.0%で、世界の飛行時間・整備量の実質成長約1〜2%と、部品・工賃の名目価格上昇約3.5%から求めた伸びを上限で止める。10年目利益に対する正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)×(1+g)=15.56倍。新拠点の成熟と認可更新が成功するため上限の約95%である14.78倍とする。時価総額=GAAP純利益19.8億ドル×14.78=292.64億ドル。余剰純現金の別枠加算はない。

確率:LEAPの整備拠点が十分に稼働し、新規OEM契約の条件改善が続くうえ、独立系の中でシェアを大きく伸ばす筋書きである。航空市場の長期成長は確からしいが、メーカー自身との競争と整備能力の制約を考え、最上位の確率は10%とする。

やや楽観 20% やや楽観:整備能力が順調に増え、利益率も着実に高まる 利益 15 億ドル · PER 13.9 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 66.89 ドル224 億ドル

航空機の稼働時間は長期的に増え、2035年の対象エンジン整備市場は実質1250億ドルとなる。同社はLEAP、CF34、CFM56の整備能力を伸ばし、市場比率を7.3%へ高める。新しい工場で部品の待ち時間が短くなり、初期投資の損失も解消する。ただしメーカーへのロイヤルティと技術料は残り、整備単価の値上げ分をすべて利益にはできない。

部品修理も顧客が増え、対象市場比率は4.9%となる。メーカー系拠点やMTUとの競争は続くものの、特殊な部品修理と短い納期で一定の価格交渉力を保つ。営業利益率はエンジン整備で14.2%、部品修理で23.5%へ上がる。

全社営業利益は約21.4億ドル、純利益は14.9億ドルとなる。10年間の純利益累計は約88.5億ドルで、正味還元27億ドルを実施しても自己資本は88.2億ドルへ増える。借入金の返済も進み、2025年より安定した会社になる。ただしメーカーが新世代エンジンの整備利益をより多く取り込むため、最良の筋書きほどの収益性には達しない。

  • エンジン・サービス:数量 91.3(2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。)× 価格 1.47(整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 134 億ドル・営業利益 19 億ドル。実質市場1250億ドル×シェア7.3%=91.25、価格指数1.47。長期契約の維持と新規拠点の成熟による伸び。
  • 部品修理サービス:数量 12.0(2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。)× 価格 1.49(修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 18 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場245億ドル×シェア4.9%=12.005、価格指数1.49。高温部品の修理と買収先の顧客獲得が続く。

倍率:k=8.75%、事業ROE=14.9÷88.2=16.89%、通常の堀でRONIC=8.75%+0.5×(16.89%−8.75%)=12.82%。長期g=4.0%。市場の実質整備量の伸び約1〜2%、シェアの維持、価格の名目上昇約3.5%という経済性から4%の上限を用いる。10年目利益に対する正当化PERは15.06倍。成長は続くがメーカーとの利益配分が制約となるため、上限の約92%である13.86倍にする。GAAP純利益14.9億ドル×13.86=206.51億ドルであり、株式報酬や買収償却を倍率で二重に戻さない。

確率:世界の整備市場が拡大し、既存のOEM認可を維持しながらLEAPと部品修理の稼働率が高まる展開である。設備と人員の制約は残るため最良には届かないが、現在の投資が収益に結びつく可能性として20%を与える。

中立 32% 中立:整備市場とともに成長するが、メーカーへの依存は残る 利益 11 億ドル · PER 12.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 45.86 ドル153 億ドル

2035年、世界の航空機数は増え、民間と軍用を合わせた対象エンジン整備市場は2025年価格で1170億ドルになる。スタンダードエアロは既存の認可を維持し、新しいLEAP整備拠点の稼働を増やして、市場比率を5.95%から6.7%へ高める。整備単価は10年間で約1.41倍となり、物価の上昇をほぼ反映する。メーカーが技術料と部品供給を握るため、それ以上の値上げは期待しない。

部品修理では対象市場が220億ドルへ広がり、シェアは4.5%となる。高温部品の再生需要は伸びるものの、MTUやルフトハンザ・テクニーク、メーカー系工場との競争が続く。買収は小規模な専門技術の補完を中心とし、大型の企業買収による不確かな増益は織り込まない。

エンジン整備の営業利益率は13%、部品修理は21.5%となり、全社営業利益は15.67億ドル、純利益は10.6億ドルへ増える。2026〜2035年の純利益累計は約67億ドルで、配当と自社株買いから株式報酬等を引いた正味還元は15億ドルとする。自己資本は26.7億ドルから78.7億ドルへ増える。利益の拡大は主として市場、シェア、価格、工場の稼働率から生まれ、ROEそのものを成長率とはみなさない。

  • エンジン・サービス:数量 78.4(2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。)× 価格 1.41(整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 111 億ドル・営業利益 14 億ドル。実質市場1170億ドル×シェア6.7%=78.39、価格指数1.41。稼働機数とLEAP整備需要の増加が主因。
  • 部品修理サービス:数量 9.9(2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。)× 価格 1.41(修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 14 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場220億ドル×シェア4.5%=9.9、価格指数1.41。産業・軍用を含む部品修理の拡大を反映。

倍率:k=8.75%、事業ROE=10.6÷78.7=13.47%。堀は通常型で残る割合1/2、RONIC=8.75%+0.5×(13.47%−8.75%)=11.11%。2035年以降のgは4.0%で、整備市場の長期的な実質成長約1〜2%、シェア横ばい、工賃と材料費を含む価格上昇約3.5%から得られる名目成長を上限で止める。10年目利益に対する正当化PER=14.01倍。OEMとの利益配分、設備投資と技術認可の更新費用を考慮して上限の90%である12.61倍とする。利益が資本コストを上回るため、1÷k=11.43倍の利益ベースの床も上回る。時価総額=GAAP純利益10.6億ドル×12.61=133.67億ドル。純現金はなく別枠の現金加算はゼロ。

確率:航空機の稼働と整備需要の拡大を認めつつ、メーカーの強い交渉力、部品調達の制約、利益率改善に必要な投資を考慮する。LEAPの黒字化が実現しているため、2025年の利益率が永久に続くとは考えない。最も現実的な中心の筋書きとして32%とする。

やや悲観 25% やや悲観:整備量は増えるが、メーカーと競合に利益を取られる 利益 5 億ドル · PER 9.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 16.05 ドル54 億ドル

世界の整備市場は拡大するが、スタンダードエアロはメーカーが主導する契約で採算を取りにくくなる。エンジン整備の対象市場は実質1020億ドルへ増えるものの、シェアは5.6%へ下がる。LEAPの整備は伸びる一方、CFM56の退役が予想より速く、古い設備の稼働率が落ちる。部品供給が不安定で、工場にエンジンを長く留める費用も増える。

部品修理では対象市場が実質190億ドルとなるが、メーカーが新しい修理技術を自社で囲い込み、シェアは3.9%に低下する。買収した専門工場の統合費用も残り、利益率は18.5%に下がる。新しい大型投資を抑え、借金と運転資金の管理を優先する会社になる。

全社営業利益は8.14億ドル、純利益は4.5億ドルにとどまる。途中に設備の稼働率低下と契約見直し費用があり、2026〜2035年の純利益累計は34億ドルとする。還元は正味5億ドルに抑えられ、自己資本は55.7億ドルとなる。会社は存続するが、株主が期待した超過利益を稼ぎにくい企業へ変わる。

  • エンジン・サービス:数量 57.1(2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。)× 価格 1.37(整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 78 億ドル・営業利益 8 億ドル。実質市場1020億ドル×シェア5.6%=57.12、価格指数1.37。メーカーの内製化と旧型機の退役でシェアを失う。
  • 部品修理サービス:数量 7.4(2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。)× 価格 1.36(修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 10 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場190億ドル×シェア3.9%=7.41、価格指数1.36。高収益な修理品目の比率が下がる。

倍率:2035年のROE=4.5÷55.7=8.08%で資本コスト8.75%を下回る。通常の堀を前提としても将来の再投資は十分な超過利益を生まない。長期gは約2%とし、実質市場の小幅成長と価格上昇からシェアの継続的な低下を差し引いたものとする。ROEがk以下なので、利益ベースのPER上限は1÷k=11.43倍。契約の再交渉と設備の余剰を考慮した9.5倍で評価する。GAAP純利益4.5億ドル×9.5=42.75億ドル。稼ぐ力の上限4.5÷0.0875=51.43億ドルを超えず、売却可能資産の床も上回る。

確率:世界の運航機数が増えても、OEMによる整備内製化、他の独立系による能力増強、部品コストの上昇で同社の取り分が減る筋書きである。長期契約があるため急激な売上崩壊には至らないが、利益率の低下は十分に起こりうる。確率を25%とする。

悲観 13% 悲観:認可と契約の優位を失い、借金が株主価値を圧迫する 利益 1 億ドル · PBR 0.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2.80 ドル9 億ドル

メーカーが自社工場と新しい認可先へ整備の仕事を移し、スタンダードエアロが持つ一部の独占的・準独占的な地位が失われる。LEAPの整備市場は成長するが、新しい設備は十分に稼働しない。CFM56など古い機種は退役が進み、修理するエンジンが減る。対象市場は実質900億ドルにとどまり、同社のシェアは4.9%へ下がる。

部品修理でもメーカーが新しい高温部品の技術を囲い込み、対象市場のうち同社が取れる割合は3.2%になる。値上げは材料費と賃金の上昇に追いつかない。部品の調達遅れと過剰な工場設備が固定費として残り、買収で計上した顧客関係と無形資産の価値も傷む。2028年と2029年には契約損失や減損を含め、それぞれ約3億ドルと2億ドルの純損失が生じると考える。

2035年の営業利益は約3.7億ドル、純利益は1.1億ドルに落ちる。2026〜2035年の累計純利益は、初期の黒字と途中の損失を合わせて5.5億ドルとなる。株主への正味還元は1億ドルだけで、自己資本は約31.2億ドルになる。整備会社としては存続するが、利益の大半が借金の返済と事業の維持に必要となり、もはや優良な資本効率を持つ企業ではない。

  • エンジン・サービス:数量 44.1(2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。)× 価格 1.29(整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 57 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場900億ドル×シェア4.9%=44.1、価格指数1.29。旧型機の退役と新規認可での競争負けが重なる。
  • 部品修理サービス:数量 5.4(2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。)× 価格 1.29(修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。)→ 売上 7 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場170億ドル×シェア3.2%=5.44、価格指数1.29。高収益な修理品目をメーカーに奪われる。

倍率:2035年のROE=1.1÷31.2=3.53%でk=8.75%を大きく下回るため、積み上がった帳簿資本をそのまま価値とはしない。悲観のPBRは将来自己資本31.2億ドルではなく、現時点の自己資本26.7億ドルに対して用いる。0.35倍×26.7億ドル=9.345億ドル。収益力の上限は1.1÷0.0875=12.57億ドル、売却可能資産の税後床は約1億ドルと推定され、9.345億ドルは双方の大きい方を超えない。過去の株価の谷のPBRから選んだ倍率ではなく、認可と顧客関係を失った後の低いROEと資産回収の難しさを反映したもの。株主価値はゼロとはしない。

確率:主要OEMとの契約条件が悪化し、整備拠点の過剰能力、旧型エンジンの退役、買収資産の減損が重なる構造的な負け筋である。すべてが重なる可能性は高くないが、資産の大部分がのれんと契約価値に依存するため、13%を割り当てる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

エンジン・サービス

民間航空、軍用機、ヘリコプター、ビジネスジェット向けのエンジン整備・オーバーホール、機体に搭載したままの修理、現場支援、技術サービス。LEAP、CFM56、CF34、ロールス・ロイス系などを扱う。

数量2025年価格に換算した世界の対象エンジン整備市場(億ドル)×当社シェア。数量は市場の実質整備作業量と獲得シェアを表す。価格整備1件当たりの材料費・工賃を含む平均売上単価指数。2025年を1.0とする。売上営業利益
今 2025/12 53.5 1.00 54 5
10 年後 中立 78.4 1.41 111 14

取り方:2025年のセグメント売上53.5395億ドルはStandardAeroの2025年10-Kおよび2026年2月の通期決算発表による。オリバー・ワイマンの2026年世界民間MRO市場1360億ドルと、エンジン整備が過半を占めるという業界調査を起点に、民間エンジン整備約700〜750億ドル、軍用・ヘリ・事業機の対象市場約150〜200億ドルを加え、実質市場900億ドルと概算した。したがって会社の市場比率は53.54÷900=5.95%。直接開示された整備入庫台数と平均請求単価はないため、市場金額を2025年価格で固定し、その市場の実質作業量×シェアを数量の代理とする。会社が開示する調整後セグメントEBITDAは7.07億ドルであり、償却・配賦費用を控除した営業利益5.15億ドルは分析上の推定であって開示セグメントGAAP利益ではない。2025年の総合営業利益との調整は本社費用等で行う。対象市場の定義は民間エンジン専業の競合と一致しないため、当社5.95%を競合の公表シェアと直接比較しない。

部品修理サービス

エンジン高温部品、燃焼器、回転部品、付属装置などの修理・再生。民間航空、軍用航空、産業用・船舶用エンジンにも供給する。

数量2025年価格に換算した世界の対象エンジン部品修理市場(億ドル)×当社シェア。修理対象部品の実質作業量を表す。価格修理・再生部品1件当たりの平均売上単価指数。2025年を1.0とする。売上営業利益
今 2025/12 7.1 1.00 7 2
10 年後 中立 9.9 1.41 14 3

取り方:2025年のセグメント売上はStandardAeroの10-Kで7.0856億ドル、調整後セグメントEBITDAは2.027億ドル、調整後EBITDA利益率28.6%。世界の民間MRO全体から部品関連整備を切り出し、さらに軍用・産業用・船舶用の部品修理を含む対象市場を約180億ドルと推定した。これは同社の対象製品に一致する公表済み市場統計ではなく、部品の修理・再生に絞った分析用の推計である。売上から逆算した市場比率は7.09÷180=3.94%。実際の修理部品点数と平均修理単価は非開示のため、実質市場×シェアを数量として使う。エンジン本体の整備市場と部品修理市場には業界統計上の重複があり、二つの市場規模を足して航空整備業界の総額とはしない。営業利益1.65億ドルは調整後EBITDAから推定償却などを引いた概算である。

リスクと懸念

OEM認可と契約更新への依存

エンジンメーカーは整備認可、技術資料、交換部品へのアクセスを支配する。スタンダードエアロは長く認可を更新してきたが、将来の条件が常に有利とは限らない。メーカーが認可料やロイヤルティを引き上げると、整備量が増えても利益の取り分は減る。上位四つのメーカー系顧客が売上の約36%を占めるため、この依存は特に重い。

LEAP拠点の投資回収と旧型エンジンの退役

2026年4〜6月期にLEAPとCFM56の新拠点は黒字化したが、投資全体の回収が完了したわけではない。新しいLEAPは整備需要が増えるまで時間がかかり、古いCFM56には退役の波がある。両者の需要がうまく重ならなければ設備と人員が余る。売上の成長だけでなく、各拠点の稼働率と投資後の現金回収を見る必要がある。

部品供給、熟練整備士の不足と納期

エンジン整備は技術者の資格と交換部品がそろわなければ完了できない。2026年の業界調査では、エンジンが工場に滞留する期間が以前より長く、材料費と人件費も上がっている。工場にある仕掛品は会計上の資産だが、完成が遅れれば現金化できない。供給制約は短期的に価格を支える一方、運転資金と顧客の不満を増やす。

買収と無形資産の減損

2015年以降に多数の買収を実行し、2026年にも部品修理会社を取得した。専門技術と認可を増やせる反面、取得価格が高ければ将来の利益を先取りして支払うことになる。2025年末にはのれん、顧客関係、認可などの無形資産が自己資本を上回る規模で存在する。利益が計画より低い場合、減損と資本効率低下が同時に起きやすい。

借金と自由現金流量の質

2025年末の純有利子負債は21.6億ドルで、利益が伸びても利払いが株主の取り分を減らす。2026年には調整後FCFの定義が変わり、無形資産の取得支出が除外された。認可やライセンスへの現金支出は、たとえ調整後FCFから除かれても株主が自由に使える現金ではない。GAAP純利益、運転資金、設備投資、認可取得費の差を継続して確認したい。

スポンサー株主の売却と資本配分

カーライルとGICは2025年から2026年にかけて保有株を大量に売却した。二次売出しは会社への増資ではなく、既存株主への資金回収である。2026年には会社自身もGICから株式を買い戻した。買戻しそのものが悪いわけではないが、企業価値を上回る価格で行えば残る株主の価値を損なう。借金削減と工場投資を優先すべき時期に、還元額だけを評価してはいけない。

AIエージェント代替と整備間隔の変化

中核事業は現物のエンジンを検査し修理する仕事であり、人月販売や席課金ソフトをAIエージェントが置き換える型には該当しない。ただし予兆診断や故障分析には情報サービスの要素がある。2026年には米空軍向け予測整備の契約も獲得した。診断部分を顧客やメーカーが内製化すれば手数料が下がり、AIによってエンジンの寿命が延びれば整備入庫の回数も減りうる。実物整備の需要と診断サービスの価値は分けて考える。

今後の分かれ目

LEAPとCFM56の新しい整備拠点の稼働率が上がり、利益とFCFがともに伸び続けたら
初期投資の回収が確認されるため、やや楽観側の確率を増やす。特にエンジン・サービスの営業利益率が13%を安定して超えるかを重視する。
メーカーとの新規認可で利益配分が改善し、その効果がGAAP純利益にも表れたら
メーカーへの依存による弱さが縮む。中立の利益率を上方修正し、通常とした堀の判定を改めて検討する。
LEAPの整備入庫が伸びても、ライセンス費用と部品代によってFCFが増えなかったら
数量増加の利益がメーカー側に移っていると考える。中立の利益率を下げ、やや悲観の比重を増やす。
CFM56の退役が速まり、新世代エンジンの整備入庫が計画に届かなかったら
設備と人件費の固定負担が重くなる。エンジン整備の実質数量と利益率を同時に下げ、買収資産の減損も検討する。
部品修理の営業利益率が20%台を保ち、買収後も高い現金収益率が続いたら
小規模買収が資本コストを超える利益を生む証拠となる。部品修理のシェア拡大を評価し、中立からやや楽観へ寄せる。
純負債が大きく減り、認可取得費を含めた実際のFCFから正味の還元が増えたら
資本配分の評価を引き上げる。金利負担と財務の下振れが小さくなり、悲観側の深さを見直す余地が生まれる。
主要OEMが整備を内製化し、既存契約の更新条件が大きく悪化したら
長期契約の強みが弱まり、売上の増加では補えない利益率低下が起きる。悲観側のシェアと利益の前提を採用する。

見ておくもの

  • LEAP、CFM56、CF34など主要エンジン機種の整備入庫数と工場稼働率
  • エンジン・サービスの調整後EBITDA利益率とGAAP営業利益率の差
  • 部品修理サービスの売上成長、利益率、買収後の投下資本利益率
  • OEMの認可更新、新規ライセンス契約、ロイヤルティや部品供給条件
  • 世界の飛行時間、エンジン整備需要、CFM56の退役とLEAPの入庫動向
  • 売掛債権・契約資産・在庫の増減と、運転資金を差し引いた営業キャッシュフロー
  • 無形資産購入を含む実際のFCF、純負債、正味の自社株買いと配当
  • カーライルとGICの保有比率、追加の株式売却、経営陣の資本配分
  • 2026年11月5日発表予定の2026年7〜9月期決算と通期見通しの変更

倍率と資本コストの決め方

市場のPERや過去の株価の谷から将来の倍率を選んでいない。まず2025年価格のエンジン整備市場900億ドルと部品修理市場180億ドルを基準に、各筋書きの実質市場、シェア、平均整備単価を組み立てた。次に営業利益、GAAP純利益、利益の累計と正味還元による自己資本の変化を求めた。倍率はk=8.75%、堀の残存割合1/2、事業ROEから求めるRONIC、事業成長に基づくgで計算した。中立の正当化PER上限14.01倍に対し12.61倍とし、メーカーへの依存を反映した。悲観のPBRは現在の自己資本26.7億ドルに掛け、売却可能資産と稼ぐ力の上限を超えないことを確認した。現在の時価総額へ数値を寄せる調整はしていない。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%に品質補正プラス0.75ポイントを加えた8.75%。個別のM&A失敗、OEM契約更新、カーライルの株式売却、LEAP投資の採算は資本コストに追加せず、悲観シナリオと確率に織り込む。過去の株価変動率や同業の市場倍率は使っていない。存続の前提に重大な疑義がある状態ではないため、distress上乗せはゼロとする。

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中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 リーガル・レクスノードRRX 産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −46.6% · 10 年 割高(年 +1.6%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

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読んだ資料

  1. StandardAero 2025 Form 10-K(2026年2月26日、事業・認可・顧客構成・セグメント・資産負債・買収)
  2. StandardAero 2026年第2四半期決算発表(2026年8月6日、利益率・LEAP黒字化・買収・通期見通し)
  3. Oliver Wyman Global Fleet and MRO Market Forecast 2026–2036(航空機数・整備市場・人員と部品供給の長期見通し)

分析日 2026-10-23