株譜
AI 銘柄分析 · 資本財・サービス · 試作

リーガル・レクスノード RRX

産業用の動力伝達には長い交換需要があるが、巨額買収の負債と薄い会計上の資本収益率が重い。10年価値は現在比約43%低く、割高と判断する。

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)84.03 ドル56 億ドル10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-30)157.2 ドル105 億ドル差 −46.6%
10 年後から見ると 割高 価値 84.03 ドル56 億ドル · 差 −46.6% · 期待の年率 +1.6%
期待の年率リターン(10 年)+1.6%資本コスト比 −7.4 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3.5%・10 年国債 5%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

リーガル・レクスノードは、産業機械の軸受・歯車・継手、精密駆動、空調用モーターを供給する米国の部品メーカーである。製品の必要性は10年先も高いが、現在の株価には十分な安全域がなく、割高と判断する。機械が止まる損失は部品の値段をはるかに上回る。保守の現場で培った販路と、顧客の装置に組み込まれた仕様がこの会社の強みだ。

成長の芽は工場の自動化とデータセンター電源にある。2025年末に受けた電源一体型設備「E-Pod」の大型注文は、従来のモーター会社から一歩進む可能性を示した。2026年4〜6月期も自動化部門の既存事業売上は15.6%伸び、GAAP純利益は約1.17億ドルとなった。だが、全社の既存事業売上の伸びは3.3%で、家庭用空調向けはむしろ縮んでいる。直近の景気の良さを全事業に広げてはいけない。

最大の問題は、2023年の大型買収で持ち込んだ借金と無形資産だ。2025年末の純有利子負債は44億ドル、自己資本は68億ドルである。買収後ののれんが大きく、帳簿上の自己資本利益率は4%程度にとどまる。2025年のフリーキャッシュフローは約9億ドルだったが、売掛債権の売却や回収による一時的な押し上げも含む。数字どおりの還元余力とみなすのは危うい。

中立では、2035年に高付加価値の駆動部品の比重が増え、借金も減ると考える。それでも残る株主利益を資本コスト9%で割り引くと、期待価値は約56億ドルとなる。基準日の時価総額約99億ドルに対して約43%の不足だ。長期需要の確かさと、株主が受け取る価値は分けて判断したい。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、機械を回すという仕事が2035年に消えるとは思わない。工場が増えなくても、軸受はすり減り、減速機には整備が要る。顧客が仕様変更の費用を負いたがらない部品には、目立たなくても長く続く堀がある。停機を避けたい顧客の心理と、交換部品を翌日に届ける販路は、短期の技術流行より強い。

ただし、よい部品を売る会社が必ずよい株主利益を生むわけではない。2023年のアルトラ買収は、同業をまとめることで製品の厚みを増した。一方で、のれんを含む巨額の買収代金に対して、現時点の帳簿上の利益は小さい。2025年の営業利益約7億ドルから利払いと税を引くと、純利益は約3億ドルしか残らない。減価償却と買収償却のため現金は多く出るが、将来も買収と設備投資を繰り返すなら、そのすべては株主の自由な現金ではない。

資本を追加で投じる利回りが9%を超えるかを、相互販売の粗利と借金の減り方で確かめたい。今の設備を更新するだけでも利益は続くが、低い株主資本利益率と負債を抱えた状態で高い値段を払うのは慎重であるべきだ。10年後の価値を各事業の数量と単価から組み立て、実現までの時間も割り引くと、期待する価値は市場の値段を大きく下回る。持ちたい事業と、今の値段で持ちたい株式は違う。

何で稼ぐ会社か

売上の柱は三つある。産業用駆動装置のIPSは、軸受、継手、減速機、クラッチ、ブレーキを鉱山、一般工場、食品設備などに納める。故障した部品を交換する際は、軸径、荷重、温度、振動の条件を合わせなければならない。設備を止めずに供給できる販売網と、すでに稼働している機械の数が利益の源泉だ。2025年の売上は約26億ドルで、最大の事業である。

自動化・動作制御のAMCは、搬送装置、精密サーボモーター、駆動制御、医療機器用の微小な部品を扱う。さらに、データセンターの受電・切替装置を工場でまとめるE-Podが加わった。顧客は工場の設備会社、航空宇宙、医療機器メーカー、データセンター建設業者だ。2025年売上は約17億ドルで、翌年にはデータセンターと航空向けが急成長した。ただしE-Podには外部調達の筐体や無停電電源も入り、売上が伸びても自社製部品と同じ利益率を得られるとは限らない。

省エネ電動機のPESは、家庭用・業務用空調の小型モーター、送風機、電子制御を供給する。2025年売上は約17億ドルである。電力効率の規制は買い替えを促すが、住宅設備の需要は金利と建設景気に左右される。2026年4〜6月期は家庭用空調とプール向けが弱く、既存事業売上は6.6%減った。モーターは海外製品との価格競争も強い。

会社はOEM、部品商社、最終利用者に販売する。上位一社への依存は小さく、2025年に全社売上の1割を超える顧客はいなかった。売上の推計は台数や製品別単価の開示がないため、各製品の対象市場を2025年価格で評価し、そこから取るシェアを数量側、物価と製品単価の変化を価格側に分けた。

優良さと弱いところ

最も丈夫な堀は、IPSの交換部品と現場の仕様にある。大型機械の軸受やブレーキは、最初に採用されると同じ寸法と認証で長く使われる。停機費用が大きいため、顧客は安い未知の部品を試しにくい。レクスノード、ボストンギア、ワーナーなどを束ね、販売店へ幅広く供給できる点も強い。会社は高効率モーターや軸受など複数製品で上位3位以内と説明しているが、全市場の独占ではない。

堀を過大評価しない理由もある。AMCの高精度駆動はシーメンス、ABB、パーカー・ハネフィンなどと競り合う。E-Podではイートン、シュナイダー、バーティブが強い。電源の外部調達部品は差別化しにくい。PESの標準モーターはニデックやアジアの低コストメーカーとの競争が厳しく、全社が自由に値上げできる会社ではない。

製品が必要とされる寿命と、投下資本の利回りは別の話だ。2021年のレクスノード動力伝達事業統合、2023年のアルトラ買収で売上の幅は広がった。しかし、買収の対価にのれんと顧客関連無形資産が積み上がり、GAAP利益は償却と利息で小さい。2025年の純利益は2.8億ドルで、株主資本に対し4.1%にとどまる。今後の増分投資が資本コストを超えるには、部品の相互販売と電源一体化の利益を現金として実証する必要がある。

AIエージェント代替の人月販売、席課金、操作画面主体の事業には当たらない。工場の実物部品と電力設備を置き換えるのはソフトだけでは難しいが、開放型の制御技術や機器の設計自動化は値決め力を削りうる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

産業用の機械部品には、設備新設と既設設備の交換という二つの需要がある。金属加工と鉱業の設備投資は景気に振れるが、摩耗した軸受と継手は操業を続ける限り交換が要る。世界の機械式動力伝達装置市場は2025年に約703億ドルという調査がある。リーガルのIPSを単純に照らすと4%弱にすぎない。ただし調査には自動車など周辺用途も入り、この値は厳密な製品別シェアではない。

AMCの競争相手は、工場ではシーメンス、ABB、ロックウェル、パーカー、搬送ではダイフクやインターロールだ。搬送システム市場の2025年規模は約97億ドルとの推計があり、ダイフクは別調査で同市場の7%超とされる。精密モーション制御は約165億ドル、データセンター向け切替・開閉装置は約41億ドルという調査もある。製品の重なりや医療・航空向けを調整し、AMCの対象市場は概算330億ドルと扱う。個別企業の総売上から作ったシェアと、純粋な自動化市場の順位を混同しない。

PESはエネルギー効率規制と空調の更新に支えられる。世界の空調用モーター市場は2025年に約185億ドルという調査があるが、同社の一般商業向け送風機や制御器まで含むものではない。対象市場を広めに見ても、標準モーターは価格が競争で決まる。ニデック、WEG、ABBやアジアのメーカーが増産すると、物価上昇分をすべて転嫁できない。

2026年の市場は二極化している。データセンターの受注でAMCは伸びる一方、家庭用空調や農業は弱い。E-Podの競争相手は電力設備のイートンやシュナイダーで、納期と施工の一体化が勝負になる。2030年代は新設の爆発的な伸びが収まり、既設設備の更新が中心になると考える。10年より先の名目成長は物価3.5%を基本に、数量の伸びとシェアの摩耗を相殺した3%台を中心とした。

資本政策と M&A

資本配分の採点は厳しい。2021年にレクスノードの動力伝達事業を統合し、2023年にはアルトラを約51億ドルで買収した。この二段階で高利益率の機械部品と自動化を増やしたが、アルトラ買収後には純負債が約60億ドルまで膨らんだ。2024年に産業用の大型モーター・発電機事業を約4.4億ドルで売却し、2025年末には純負債を44億ドルへ減らした。成功を測る物差しは売上高でなく、残った資本からの税後利益だ。

2025年の会社全体のフリーキャッシュフローは約8.9億ドルだった。しかし売掛債権の証券化で約3.7億ドルを売却し、その現金は営業キャッシュフローに含まれた。恒常的な稼ぎとして丸ごと還元に回すのは危険である。2025年の配当は約0.9億ドル、自社株買いはなく、株式報酬約0.4億ドルを差し引いた正味の還元は限られる。残る自社株買い枠は2025年末時点で約1.45億ドルだった。

会社の2024年投資家説明会に由来する2027年目標は売上64〜70億ドル、調整後EBITDA率約25%、相互販売効果2.5億ドル超である。2026年会社予想は調整後利益よりGAAP利益を重視する必要がある。7月には新経営陣へ移行し、借金の圧縮を先行させる方針を明言している。2026年4〜6月期の純負債倍率は調整後EBITDAの3.06倍で、下期に3倍を下回る見通しだ。配当は続けるが、将来10年の買い戻し額に確約はない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

市場はリーガル・レクスノードを古いモーター会社として見誤っている。収益の中心は、設備が止まれば大きな損害になる産業用駆動部品である。レクスノードとアルトラの製品を同じ顧客に売り、モーター、継手、制御器を一体にできる企業は限られる。2026年の説明会では、2027年までに相互販売で2.5億ドル超の売上効果を目指し、受注案件の勝率も全社平均を上回ると示した。これは買収で増やした製品の幅が、実際の売上につながり始めた証拠だ。

さらに、データセンター向けE-Podは2025年末に約7.35億ドルの受注を獲得した。2027年の出荷予定が順調に進み、2030年代も電源装置を毎年更新する市場が続けば、AMCは新しい柱になりうる。医療ロボットの微小駆動、航空機の電動アクチュエーターも採用まで時間がかかるだけに、採用後の交換と保守が長い。2026年4〜6月期にAMCが既存事業で15.6%伸びたことは、需要が絵空事ではないと示す。

買収の一時費用と償却が減り、負債も徐々に圧縮できれば、GAAP利益は売上以上に伸びる。IPSの営業利益率が高まるうえ、PESでは効率規制が高性能モーターへの買い替えを促す。値上げが材料費の上昇に追いつき、株式報酬を上回る自社株買いが復活すれば、株主には利益と現金の両方が戻る。競合が大型の一括納入に不慣れなら、顧客側の設計費と停止損失が参入障壁となり、堀はむしろ広がる。

慎重な見方

強みはあるが、その強みを得るために払いすぎたかもしれない。2023年のアルトラ買収代金は約51億ドルで、2025年末の連結貸借対照表にはのれん約66億ドル、その他無形資産約34億ドルが残る。会計上の自己資本の大半は、換金できる工場や現金ではない。市況が悪化して利益計画が未達となれば、のれんの減損が利益と財務の余裕を同時に削る。しかも2028年、2030年、2033年には大型社債の償還・借り換えが控えている。

産業用駆動部品は交換需要が残っても、新設は景気に大きく左右される。シェアの高い軸受や継手も、ティムケン、SKF、シェフラー、RBCベアリングズ、SEWユーロドライブが顧客に入り込む。大型案件は品質と納期が重要だが、標準部品は安い代替品を使いやすい。IPSの市場が広がってもシェアが落ち、利益率が数ポイント下がるだけで利払い後の利益は薄くなる。PESもニデックなどとの競争にさらされ、住宅用空調の停滞が長引きうる。

E-Podの受注は新事業の可能性を示す一方、外部調達部品を多く含む。売上が大きくても、利益率と必要運転資金は既存の精密部品と違う。イートン、シュナイダー、バーティブが納期を縮めれば、一時的な供給制約による値決め力は消える。2026年には関税の還付益が調整後利益を押し上げており、翌年も続くとみなせない。AI投資の延期、価格転嫁の遅れ、買収統合の停滞が重なると、10年後も負債を抱えた低収益の複合メーカーにとどまる。

どちらに重みを置いたか

機械部品の交換需要と販売網は長く残る。しかし買収の投下資本に対する利益はまだ十分でなく、E-Podの受注が毎年更新されるかも確認できない。新しい経営陣が負債を減らす余地を評価しつつ、悲観側の合計確率を36%、楽観側を30%とした。中立34%を軸に10年を考えると、基準日時価総額との差は約マイナス43%になる。これは事業が消えるからでなく、利益を株主へ戻すまでの時間と、資本の重さを重視した結果である。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 150.76 ドル100 億ドル(+ 還元の換算額還元の合計 31.31 ドル21 億ドル)。 今の値に割り戻すと 84.03 ドル56 億ドル、今との差 −46.6%、 期待の年率 +1.6%(資本コスト 9.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 9% 409.46 ドル273 億ドル 90.09 ドル60 億ドル +217.7% +14.0% 44.96 ドル30 億ドル
やや楽観 21% 255.86 ドル170 億ドル 52.55 ドル35 億ドル +96.1% +7.8% 64.77 ドル43 億ドル
中立 34% 150.09 ドル100 億ドル 27.03 ドル18 億ドル +12.6% +1.3% 60.22 ドル40 億ドル
やや悲観 24% 30.81 ドル21 億ドル 10.51 ドル7 億ドル −73.7% −13.7% 9.92 ドル7 億ドル
悲観 12% 14.65 ドル10 億ドル 3.75 ドル3 億ドル −88.3% −20.5% 2.21 ドル1 億ドル
加重平均100% 150.76 ドル100 億ドル31.31 ドル21 億ドル +15.8% +1.6% 182.07 ドル121 億ドル

今の株価時価総額 157.24 ドル105 億ドル(2026-10-30)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 9% 楽観:精密駆動とE-Podが定着し、買収の相乗効果が利益に変わる 利益 20 億ドル · PER 13.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 409.46 ドル273 億ドル

2035年にはE-Podが単発のデータセンター工事ではなく、更新と増設を繰り返す標準的な電力設備になる。AMCの対象市場は2025年固定価格で540億ドルまで広がり、航空の電動化と精密医療機器も需要を押し上げる。製品とサービスを一緒に納めることでシェアは7.5%へ上昇する。高付加価値のサーボと電源一体化が伸び、AMCの営業利益率は18%に届く。

IPSは世界の動力伝達市場が990億ドルへ拡大する。アルトラとレクスノードの販路を共通化し、ティムケンやSKFから大型設備の一括納入案件を奪う。シェア4.2%と営業利益率19%が達成できる。PESでも高効率機器への規制対応が進み、ニデックなどとの価格競争を抑えて6.1%の対象市場シェアを取る。物価の上昇をおおむね上回る単価改善も続く。

2035年の全社営業利益は約28億ドル、GAAP純利益は20.2億ドルになる。2026年の3.8億ドルから始めた10年累計純利益は121.3億ドルと見込み、配当と株買いから株式報酬を引いた正味の還元は60億ドルである。借金返済を先行させてから買い戻しを増やし、2025年末の自己資本68.4億ドルは129.7億ドルへ増える。事業は買収した部品の寄せ集めを超え、規模と技術の堀が広がる。

  • 自動化・動作制御(AMC):数量 40.5(対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。)× 価格 148.0%(2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。)→ 売上 60 億ドル・営業利益 11 億ドル。対象実質市場540億ドル・シェア7.5%。精密駆動と電源一体化で獲得比率が拡大。
  • 産業用動力伝達(IPS):数量 41.6(世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。)× 価格 1.48(2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。)→ 売上 62 億ドル・営業利益 12 億ドル。実質市場990億ドル・シェア4.2%。相互販売で大口案件を獲得。
  • 高効率電動機・送風機(PES):数量 25.3(2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。)× 価格 147.0%(2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。)→ 売上 37 億ドル・営業利益 6 億ドル。実質市場415億ドル・シェア6.1%。省エネ更新で高付加価値品を増やす。

倍率:k=9.0%、moat=普通(長期の超過収益が残る割合1/2)。2035年のGAAP純利益20.2億ドル÷自己資本129.7億ドル=帳簿ROE15.6%。買収が今後も成長の手段となりうるため、のれんを形式的に除外せず元手を測る。RONIC=k+0.5×(ROE−k)=12.3%。2035年より先のg=4.0%は市場の実質数量・シェアの増減と名目価格3.5%の合成で、ROE×留保率から算出していない。翌年利益に対する(1−g/RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた正当化PERは14.03倍。この筋書きでは利益と価格転嫁の確かさを考慮し、その96%の13.5倍にした。GAAP利益には買収無形資産償却とSBCを費用計上しており、倍率で二重加算しない。

確率:データセンター電源の大型受注が2030年代も更新され、医療・航空の部品とIPSの相互販売まで成功するには、長い需要と経営の実行力が同時に必要である。既にE-Pod受注は確認できるが10年の継続は未証明なので9%。

やや楽観 21% やや楽観:産業部品の交換需要と電源需要が相乗効果を生む 利益 14 億ドル · PER 12.0 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 255.86 ドル170 億ドル

データセンターの建設は2030年前後に一度落ち着くが、既設施設の更新と増設が続く。AMCは精密モーター、搬送、自動切替装置を組み合わせて成長する。世界の対象実質市場は485億ドル、シェアは6.6%へ伸びる。シーメンスやシュナイダーに大口の一括受注を奪われる年もあるが、2025年の5%程度からは地位が強まる。

IPSでは販路の共通化が進むものの、市場は成熟している。実質市場900億ドルのうち3.95%を確保し、営業利益率は17.1%となる。ティムケン、RBCベアリングズとの補修競争は続くが、供給範囲の広さが価格と納期を支える。PESは住宅向けが戻り、業務用空調の高効率品が主力となる。ニデックとの価格競争が残るため、利益率は14.5%で頭打ちになる。

2035年のGAAP純利益は14.2億ドルとなり、2026年の約3.8億ドルから10年で88.7億ドルを稼ぐ。借入金の返済と設備更新に現金を回し、正味の配当と株買いは累計35億ドルにとどめる。株主資本は122.1億ドルとなる。買収の大部分は成功するが、全事業に強い値決め力が宿るわけではない。

  • 自動化・動作制御(AMC):数量 32.0(対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。)× 価格 144.0%(2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。)→ 売上 46 億ドル・営業利益 8 億ドル。実質市場485億ドル・シェア6.6%。E-Pod定着はするが成長は鈍化。
  • 産業用動力伝達(IPS):数量 35.6(世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。)× 価格 1.43(2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。)→ 売上 51 億ドル・営業利益 9 億ドル。実質市場900億ドル・シェア3.95%。補修の強みが残る。
  • 高効率電動機・送風機(PES):数量 21.5(2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。)× 価格 143.0%(2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。)→ 売上 31 億ドル・営業利益 4 億ドル。実質市場370億ドル・シェア5.8%。住宅設備の回復を見込む。

倍率:k=9.0%、moat=普通(長期の超過収益が残る割合1/2)。2035年のGAAP純利益14.2億ドル÷自己資本122.1億ドル=帳簿ROE11.6%。買収が今後も成長の手段となりうるため、のれんを形式的に除外せず元手を測る。RONIC=k+0.5×(ROE−k)=10.3%。2035年より先のg=3.8%は市場の実質数量・シェアの増減と名目価格3.5%の合成で、ROE×留保率から算出していない。翌年利益に対する(1−g/RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた正当化PERは12.61倍。この筋書きでは利益と価格転嫁の確かさを考慮し、その95%の12.0倍にした。GAAP利益には買収無形資産償却とSBCを費用計上しており、倍率で二重加算しない。

確率:E-Podの初期受注は実在し、IPSには補修需要があるため十分起こりうる。ただしデータセンターが高成長を続けるとは限らず、標準モーターの競争も残る。楽観より広い21%とする。

中立 34% 中立:堀のある交換部品と景気に振れるモーターが共存する 利益 10 億ドル · PER 10.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 150.09 ドル100 億ドル

2035年には工場自動化の実質市場が緩やかに広がり、AMCの対象市場は435億ドルとなる。E-Podは事業の一部として残るが、イートンやシュナイダーが供給能力を増やし、急成長期の納期優位は薄れる。精密駆動の採用は増え、シェアは6.0%になる。2025年から物価並みに名目単価は約1.41倍となるが、営業利益率は14.5%までの改善にとどまる。

IPSの世界実質市場は830億ドルで、リーガルはおおむね現状並みの3.7%を維持する。交換品の販路は強いが、標準軸受はティムケンやSKFが競う。PESは対象市場345億ドルへ伸びてもシェアが5.3%へ小幅低下する。ニデックなどが高効率モーターを増産し、売価は物価上昇を取り戻す程度にとどまる。営業利益率はIPS15.5%、PES13.0%となる。

全社営業利益は約15億ドル、2035年GAAP純利益は9.8億ドルに伸びる。2026年の3.8億ドルから段階的に改善した純利益累計は68.7億ドルで、正味還元18億ドルを引くと自己資本は119.1億ドルになる。GAAPの自己資本利益率は約8.2%で、借金と買収の重さがなお残る。事業が続くことと、投資家に十分な価値が残ることは同じではない。

  • 自動化・動作制御(AMC):数量 26.1(対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。)× 価格 141.0%(2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。)→ 売上 37 億ドル・営業利益 5 億ドル。実質市場435億ドル・シェア6.0%。価格は物価相当でE-Podの利益を過大視しない。
  • 産業用動力伝達(IPS):数量 30.7(世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。)× 価格 1.41(2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。)→ 売上 43 億ドル・営業利益 7 億ドル。実質市場830億ドル・シェア3.7%。補修需要と競争が均衡。
  • 高効率電動機・送風機(PES):数量 18.3(2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。)× 価格 141.0%(2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。)→ 売上 26 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場345億ドル・シェア5.3%。製品の標準化で小幅に失う。

倍率:k=9.0%、moat=普通(長期の超過収益が残る割合1/2)。2035年のGAAP純利益9.8億ドル÷自己資本119.1億ドル=帳簿ROE8.2%。買収が今後も成長の手段となりうるため、のれんを形式的に除外せず元手を測る。RONIC=k+0.5×(ROE−k)=8.6%。2035年より先のg=3.5%は市場の実質数量・シェアの増減と名目価格3.5%の合成で、ROE×留保率から算出していない。翌年利益に対する(1−g/RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた正当化PERは11.17倍。ROEがk以下のため1/k=11.11倍の上限も守り、この筋書きでは利益と価格転嫁の確かさを考慮し、その91%の10.2倍にした。GAAP利益には買収無形資産償却とSBCを費用計上しており、倍率で二重加算しない。

確率:2026年の自動化の受注回復と、産業用駆動部品の交換需要は実証されている。一方、E-Podの長期更新と買収の高い資本利回りは未証明である。既存事業の成長目標をそのまま10年続けず、最も起こりやすい34%とした。

やや悲観 24% やや悲観:部品の販売範囲は広くても価格競争に負ける 利益 3 億ドル · PER 7.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 30.81 ドル21 億ドル

2030年代に工場の設備投資が停滞し、データセンター向けE-Podの発注も2027年の大型案件を再現できない。AMCの対象実質市場は380億ドルにとどまり、シェアは4.5%へ落ちる。市場にシーメンス、ABB、イートンが増産した製品が回り、2025年からの単価上昇は物価を下回る1.32倍に限られる。工場の稼働率が落ち、AMCの営業利益率は10%となる。

IPSの実質市場は745億ドルで、シェアは3.3%へ後退する。ティムケンや安価なアジア製の軸受が補修品の入札で勝ち、継手や減速機の値決め力も弱まる。PESは住宅向けの低迷とニデックの値下げ攻勢で、シェアが4.5%、営業利益率が8.5%に低下する。高効率規制があっても、メーカーの取り分は増えない。

2026年の純利益3.8億ドルから数年で3億ドル前後へ下がり、2035年は2.7億ドルにとどまる。10年累計純利益28.3億ドルと正味還元7億ドルから、自己資本は89.7億ドルとなる。借金返済を優先して買い戻しは行わず、株式報酬を差し引くと還元は配当だけに近い。事業は存続するものの、買収によって得た規模が利益の堀にならなかった姿だ。

  • 自動化・動作制御(AMC):数量 17.1(対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。)× 価格 132.0%(2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。)→ 売上 23 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場380億ドル・シェア4.5%。開放型制御と他社電源設備に敗れる。
  • 産業用動力伝達(IPS):数量 24.6(世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。)× 価格 1.31(2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。)→ 売上 32 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場745億ドル・シェア3.3%。交換部品にも低価格品が浸透。
  • 高効率電動機・送風機(PES):数量 14.4(2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。)× 価格 129.0%(2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。)→ 売上 19 億ドル・営業利益 2 億ドル。実質市場320億ドル・シェア4.5%。住宅向けの弱さが長引く。

倍率:k=9.0%、moat=普通(長期の超過収益が残る割合1/2)。2035年のGAAP純利益2.7億ドル÷自己資本89.7億ドル=帳簿ROE3.0%。買収が今後も成長の手段となりうるため、のれんを形式的に除外せず元手を測る。RONIC=k+0.5×(ROE−k)=6.0%。2035年より先のg=2.5%は市場の実質数量・シェアの増減と名目価格3.5%の合成で、ROE×留保率から算出していない。翌年利益に対する(1−g/RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた正当化PERは9.20倍。ROEがk以下のため1/k=11.11倍の上限も守り、この筋書きでは利益と価格転嫁の確かさを考慮し、その83%の7.6倍にした。GAAP利益には買収無形資産償却とSBCを費用計上しており、倍率で二重加算しない。

確率:産業用部品の新設需要が不況に沈み、補修にも価格競争が広がる局面はありうる。2026年時点の住宅用空調の弱さ、借金、2028年以降の借り換えを踏まえ、二番目に重い24%とした。

悲観 12% 悲観:低価格競争と大型設備投資の失敗で、事業の質が失われる 利益 2 億ドル · PER 6.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 14.65 ドル10 億ドル

2035年、E-Podの初期受注は納入されたが、顧客は次世代の電源設備をイートンとシュナイダーへ切り替えた。AMCの対象実質市場は330億ドルで横ばい、シェアは3.1%に落ちる。設備の標準化が進み、価格は10年で1.20倍しか上がらない。航空・医療の精密駆動も強い競合に押され、営業利益率は8%へ沈む。

IPSは市場こそ675億ドルを維持するが、部品のまとめ売りが価格優位につながらない。ティムケン、SKF、RBCベアリングズ、海外の低価格メーカーに市場を失い、シェアは2.75%になる。PESも中国やニデック系製品に置き換わり、実質需要290億ドルに対する取り分は3.5%へ低下する。製品は売れても利益が残らず、全社営業利益は5億ドルに届かない。

2026年には約3.8億ドルを稼いでも、2027年2.4億ドル、2028年1.5億ドルへ下がる。2029年には設備・のれん減損などを含め約2億ドルの純損失を計上し、その後に小幅な利益へ戻る。2035年純利益は1.6億ドル、10年累計は10.5億ドルである。正味還元は2.5億ドルに縮み、自己資本は76.4億ドルとなる。大半の帳簿資本は売りにくい無形資産で、普通の優良企業として評価できない。

  • 自動化・動作制御(AMC):数量 10.2(対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。)× 価格 120.0%(2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。)→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場330億ドル・シェア3.1%。電源設備の標準化で顧客を失う。
  • 産業用動力伝達(IPS):数量 18.6(世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。)× 価格 1.22(2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。)→ 売上 23 億ドル・営業利益 3 億ドル。実質市場675億ドル・シェア2.75%。補修品でも仕様の堀が薄れる。
  • 高効率電動機・送風機(PES):数量 10.2(2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。)× 価格 115.0%(2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。)→ 売上 12 億ドル・営業利益 1 億ドル。実質市場290億ドル・シェア3.5%。低価格標準モーターに押される。

倍率:k=9.0%、moat=普通(長期の超過収益が残る割合1/2)。2035年のGAAP純利益1.6億ドル÷自己資本76.4億ドル=帳簿ROE2.1%。買収が今後も成長の手段となりうるため、のれんを形式的に除外せず元手を測る。RONIC=k+0.5×(ROE−k)=5.5%。2035年より先のg=1.0%は市場の実質数量・シェアの増減と名目価格3.5%の合成で、ROE×留保率から算出していない。翌年利益に対する(1−g/RONIC)÷(k−g)に(1+g)を掛けた正当化PERは10.35倍。ROEがk以下のため1/k=11.11倍の上限も守り、この筋書きでは利益と価格転嫁の確かさを考慮し、その59%の6.1倍にした。GAAP利益には買収無形資産償却とSBCを費用計上しており、倍率で二重加算しない。

確率:負債と大型買収の失敗が重なり、電源設備と標準モーターの両方でシェアを失う深い構造的な負け筋である。補修部品の需要まで消えるとは見ないため、極端な破綻は既定にせず12%。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億ドル。

自動化・動作制御(AMC)

工場搬送・精密サーボ・電動アクチュエーター、データセンター向けE-Podと受電切替装置を製造する。

数量対象市場の2025年固定単価売上(億ドル)×同社獲得比率。実際の台数非開示のため、売った実質数量を基準年売上相当額で代理する。価格2025年を1とする同一製品かごの販売単価指数。市場シェアは一切含めず数量側に掛ける。売上営業利益
今 2025/12 16.9 100.0% 17 1
10 年後 中立 26.1 141.0% 37 5

取り方:2025年10-Kの外部売上16.898億ドル、営業利益1.339億ドル。台数・平均単価は非開示。2025年世界モーション制御市場約165億ドル(Fortune Business Insights)、搬送システム約97億ドル(Grand View Research)、データセンター切替・開閉装置約41億ドル(Global Market Insights)を参照し、航空・医療と重複をならした対象市場330億ドルを筆者推計とした。330×約5.12%=16.898。2026年のE-Pod受注は2025年の納入数量には入れない。

産業用動力伝達(IPS)

軸受、歯車箱、継手、ブレーキ、産業用動力伝達の一体システムを、OEMと補修市場に供給する。

数量世界機械式動力伝達装置の2025年固定単価市場(億ドル)×同社対象シェア。保守部品の個数は開示されない。価格2025年を1とする機械式動力伝達製品かごの単価指数。数量とは独立。売上営業利益
今 2025/12 25.9 1.00 26 3
10 年後 中立 30.7 1.41 43 7

取り方:2025年10-Kの外部売上25.941億ドル、営業利益3.375億ドル。The Business Research Companyの2026年調査が2025年の機械式動力伝達装置の世界市場を703.1億ドルと推計(https://www.thebusinessresearchcompany.com/report/mechanical-power-transmission-equipment-global-market-report)。幅広い市場への参考比率は25.941÷703.1=約3.69%。自動車向けなど別用途も含むため厳密な同種製品シェアではない。

高効率電動機・送風機(PES)

空調用の高効率小型モーター、可変速制御器、ファン、ブロワーと一体送風装置を販売する。

数量2025年固定単価の空調・一般商業用小型モーター/送風装置の対象市場(億ドル)×同社獲得比率。価格2025年を1としたモーター・送風機の平均販売単価指数。市場シェアは数量に計上する。売上営業利益
今 2025/12 16.5 100.0% 17 2
10 年後 中立 18.3 141.0% 26 3

取り方:2025年10-Kの外部売上16.506億ドル、営業利益2.094億ドル。Worldwide HVAC Motors Market 2026の2025年市場184.5億ドル(https://pmarketresearch.com/worldwide-hvac-motors-market-research/)に、同社が売る一般商業用・プール用・送風機・可変速制御を約115.5億ドル加え、対象市場300億ドルと筆者が概算。対象市場内の売上比率は約5.50%。市場定義の違いによる不確実性が大きい。

リスクと懸念

アルトラ買収の償却・のれん減損

2023年の約51億ドルの買収で、2025年末にはのれん約66億ドルと無形資産約34億ドルが残る。販売の相乗効果が弱ければ、高い買収対価を回収できない。減損自体は非現金でも、買収事業の将来利益が弱まる信号となり、自己資本と借入余力を縮める。

借り換えと負債の固定費

2025年末の純負債は約44億ドル、2026年4〜6月期の純負債倍率は調整後EBITDA比3.06倍である。2028年、2030年、2033年に大きな借り換えが控える。約5.75%の新規調達金利を想定し、借金が減らない筋書きでは利払いがGAAP純利益を圧迫し続ける。

E-Podの受注を恒常的な需要と誤認

2025年末のデータセンター向けE-Pod受注約7.35億ドルは、2027年の納入予定が中心である。建設計画が延期されれば、売上と利益は先送りになる。外部製の筐体や無停電電源を組み込むため、受注額の全体に精密駆動部品並みの利益率を当てるのも危険だ。

競合による価格とシェアの浸食

IPSはティムケン、SKF、シェフラー、RBCベアリングズなどと、AMCはシーメンス、ABB、イートン、シュナイダーなどと競う。標準部品や大型電源設備では、競合の増産が納期の強みを消す。買収で増えた事業の幅が、顧客にとっての切り替え障壁になるとは限らない。

住宅用空調の景気とモーターの代替

PESの2026年4〜6月期の既存事業売上は、住宅空調とプール向けの不振で6.6%減った。高金利による住宅設備投資の停滞が続くと、生産量が落ちて工場の固定費が重くなる。高効率モーターは規制の追い風があるが、海外メーカーの安い同等品との価格競争で値上げが遅れる。

FCFの見かけと株式報酬

2025年の約8.9億ドルのFCFには、売掛債権の回収や証券化による約3.7億ドルの資金化が寄与した。同じ流入を毎年見込むと還元余力を過大評価する。自社株買いの額から株式報酬の希薄化分を引き、借金返済後に本当に残るオーナー利益を確認する必要がある。

産業制御の技術開放と貿易費用

AIエージェントが工場の機械そのものを代替するわけではないが、開放型制御と自動設計は専用駆動装置の付加価値を下げうる。銅、電磁鋼板、電子部品への関税や輸出規制が重なると、値上げが材料費に追いつかない。2026年の関税還付は恒常的な利益ではない。

今後の分かれ目

2027年にE-Podの約7.35億ドルの受注が納入され、同種の新規注文が翌年も続く
AMCの対象市場におけるシェアを中立の6.0%から引き上げ、やや楽観の重みを増す。外部調達比率による粗利の差は別に検証する。
IPSで相互販売の年間効果が2027年に2.5億ドルを超え、GAAP営業利益率も15%を超える
買収で生まれた堀の裏付けとなる。IPSの2035年数量と利益率を上げるが、過去の買収額を利益から消さない。
純負債倍率が2026年下期に3倍を割り、2028年にも継続して低下する
利払い後の利益と買い戻し余力が改善する。中立の2035年純利益と正味還元を増やす方向で見直す。
家庭用空調向けPESの既存事業減収が2027年も続き、モーター価格の転嫁が鈍い
PESの数量獲得比率と営業利益率を下げる。やや悲観側の確率を高める。
電源設備でイートンやシュナイダーの供給が増え、E-Podの粗利率が連続して低下する
AMCの売上拡大と利益増を切り離し、E-Podの数量・単価を保守的に見直す。大型受注の額だけを堀の証拠としない。
アルトラ買収に伴うのれん減損、または純負債倍率が4倍超へ悪化する
追加投資の回収が崩れる兆候と判断し、悲観の確率を大きく増やす。財務の処分価値ではのれんを床に入れない。
データセンター以外の受注が前年比で複数四半期伸び、PESも回復する
成長が一製品依存でないと確認できる。中立の市場数量を上向きに修正し、極端な悲観の重みを落とす。

見ておくもの

  • 2026年11月3日発表予定の2026年7〜9月期決算と新CEOの初めての通期見通し
  • AMCのE-Pod約7.35億ドル受注の2027年納品額と追加受注・粗利益率
  • IPSの年間相互販売売上効果と2027年2.5億ドル超という目標の進み方
  • AMC・IPS・PESの既存事業数量と価格転嫁を分けた伸び、PES住宅空調の底打ち
  • 純有利子負債/調整後EBITDA、2028〜2033年の借り換え利率
  • 2025年の売掛債権証券化による現金流入と通常の営業CFを分けたFCF
  • GAAP利益と調整後利益の差、買収無形資産償却と株式報酬
  • 競合のティムケン、RBCベアリングズ、ニデック、イートン、シュナイダーの受注・値付け
  • 米国の効率規制、鉄鋼・銅・電磁鋼板の関税と原材料費の上昇

倍率と資本コストの決め方

数値は2025年の3部門の外部売上から出発し、市場の実質成長と獲得シェアを数量に、名目単価の上昇を価格に分けて構築した。2025年の時価総額、PER、PBRを将来倍率の決定に使っていない。kは基本8%に景気循環0.5%と負債0.5%を加えた9%である。moatは普通として、ROEから持続する増分利回りRONICを計算する。中立では帳簿ROEが8.2%とkを下回るため、PERを1/k以内の10.2倍にとどめた。過去ののれんは追加の買収による成長が必要な事業から機械的に除外しない。利益は株式報酬と買収償却を引いたGAAP基準で、調整後EPSは使わない。自己資本は2025年末68.4億ドルに10年間のGAAP利益累計を足し、株式報酬と増資を差し引いた正味の還元を引いて繰り越した。米国会計ではリースは既に貸借対照表に計上されており、借金とともに悲観に反映した。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 5% + β — × 5%。米国株の基本8.0%+事業品質1.0%=9.0%。βや市場の過去の倍率は使わない。M&Aの成否、データセンター投資の反動、関税による費用は筋書きと確率で表す。

同じ業種(資本財・サービス)の AI 分析

割安 ライアンエアー・ホールディングスRYAAY 欧州最大の低運賃航空網と厚い財務が競争力を支える。燃料・脱炭素の費用を織り込んでも十年先の稼ぐ力には余地があり、割安と見る。 本質価値との差 +56.7% · 10 年 割安(年 +14.2%) 割安 ブライト・ホライズン・ファミリー・ソリューションズBFAM 代替保育の企業契約と供給網は強いが、英国の安全管理問題が信用を揺らす。十年先の利益と還元で見れば、現在の評価はほぼ適正だが安全域は薄い。 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +12.2%) やや割安 ウーバー・テクノロジーズUBER 実力の利益は見かけの半分。未成立の買収を外した単体で、自動運転で取り分が削られる負けを厚く見ると、利益ベースの倍率では今の値段をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 レノックス・インターナショナルLII 住宅は在庫調整の谷、商業用は 2 桁で伸びる空調。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 15.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +21% でやや割安 本質価値との差 +25.7% · 10 年 やや割安(年 +12.3%) やや割安 グルポ・アエロポルトゥアリオ・デル・スレステASR 空港の地域独占は強いが、コロンビアの権益満了と大型買収後の負債は重い。利益と還元から測る本質価値は現在の時価総額を約16%上回り、やや割安 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ペンテアPNR プール機器の在庫調整と水事業の安定収益。買い足しと住宅の景気が振れる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 4 割強上回り、割安 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 コパートCPRT 堀の厚い事故車オークションの寡占で、余った現金 40 億ドルを戻り方 0.5 で足し、台数の弱さを織り込んでも、利益ベースの本質価値は今の値段を 3 割弱上回る 本質価値との差 +18.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 ADTADT ADTは監視契約の積み上げと値上げで稼ぐ警備会社である。負債と解約率は重いが、10年の株主価値には約65%の安全域があり割安と見る。 本質価値との差 +16.5% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスUAL 山の年でなくならした利益で測ると、国際線とプレミアムで稼ぐ航空会社の本質価値は今の値段を 1 割強上回る。ただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いたただし燃料・賃金・景気の悲観を厚く置いた 本質価値との差 +15.0% · 10 年 やや割安(年 +11.3%) やや割安 ハネウェル エアロスペースHONA 民間機の装備品とアフターマーケット・防衛の 3 本柱で稼ぐが、分離で純負債 約 148 億ドルと自己資本のマイナスを背負い、2026 年の見通しを下げた直後の新会社 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 サービス・コーポレーション・インターナショナルSCI 北米最大の葬祭会社。墓地・生前契約には強い堀があるが、火葬への移行と重い負債が成長を制約する。10年の期待価値は現在を約4%上回る適正水準 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 ロッキード・マーチンLMT 受注残 2,300 億ドルと防空ミサイルの増産で利益が戻る防衛の王道銘柄。F-35 一本足の傷はあるが、利益ベースの倍率(10 年中立 20.3 倍)で測っても本質価値は今の時価総額を 3 割ほど上回る(割安) 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 オーチス・ワールドワイドOTIS 保守の継続収入が利益の大半を稼ぐ優良事業。中国の新設不況と KONE・TKE 統合の競争で悲観側を厚く置いても、総合は今の時価総額に対し +22% でやや割安 本質価値との差 +13.4% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 ウィルスコット・ホールディングス・コーポレーションWSC 長期賃貸の堀は残る。高借金と実行不振を厚く見ても、10月23日時点の価値差は約25%で、やや割安 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ZTOZTO 中国宅配の最大規模と仕分け網は強いが、値上げの自立性とVIEには限界がある。10年の還元を含めればやや割安 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 キャリア・グローバルCARR 売却後の空調はデータセンターと更新需要で伸びる優良株。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +9% で適正 本質価値との差 +10.6% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) 適正 ノースロップ・グラマンNOC B-21 と Sentinel で米国の核抑止の 2 本柱を持つ防衛の主契約者。受注残は史上最高だが利益率は薄く、利益ベースの倍率では本質価値は今の時価総額をやや上回る(やや割安) 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アリソン・トランスミッション・ホールディングスALSN 北米の高い変速機シェアは強いが、2026年の大型買収で借金と競争事業が増えた。10年の価値はほぼ適正で安全域は薄い。 本質価値との差 +8.8% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 KBRKBR アンモニア技術の強い堀と政府向け契約を持つが、2027年の分社とAI代替には不確実性が残る。10年の本質価値は現値比約7%高い適正圏で、安全域は薄い 本質価値との差 +8.4% · 10 年 適正(年 +10.1%) 適正 テクストロンTXT 時価総額 131 億ドルは GAAP の純利益の 14 倍。ジェット・MV-75・工業を抱える複合企業は、利益ベースの倍率(10 年中立 12.6 倍)で測ると本質価値が今の約 1.2 倍に出てやや割安 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 ローリンズROL 家庭と店舗に張りつく定期契約の害虫駆除は景気に強く、買収の支出を利益から引き、利益ベースの倍率(中立 23 倍)で測ると、本質価値は今の値段を 1 割弱上回る水準で適正 本質価値との差 +5.7% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 アキュイティーAYI 照明の販路と建物制御には長く続く強みがある。ただし成長の買収依存とAIによる競争を考えると、現在の評価はおおむね適正で安全域が薄い。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 アメリカン・エアーラインズ・グループAAL 北米最大級の路線網とマイル事業は残るが、燃料高と巨額負債が株主利益を奪う。10年の期待値はほぼ今の値段で安全域は薄い(適正) 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +10.4%) 適正 カーライルCSL 商業屋根の更新需要と高い資本効率は魅力だが、防水材の採算と大口顧客への依存に弱さが残る。10年の本質価値は現値を約8%上回り、評価は適正 本質価値との差 +1.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 ユナイテッド・パーセル・サービスUPS アマゾンの荷物の削減を終え利益が戻り始めた宅配の最大手。利益ベースの倍率で測ると純利益 15 倍の今の値段はやや安いが、アマゾン自前網との競争を重く見て確率を悲観側に置いた 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 CNHインダストリアルCNH 農機の世界的な販売・整備網と精密農業への投資には長期価値があるが、景気循環と金融子会社の信用リスクを考えると現状は適正圏 本質価値との差 −1.4% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フォーチュン・ブランズ・イノベーションズFBIN モーエンの値決め力は本物だが、住宅循環とFiberon減損が重い。10年の期待価値は約51億ドルで現在の52億ドルとほぼ同じ、適正圏 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 ゼネラル・ダイナミクスGD ガルフストリームと潜水艦で稼ぐ防衛・ビジネスジェットの複合企業。受注残 1,365 億ドルで利益の見通しは堅く、利益ベースの倍率(資本コスト 7.75%、中立は上限の 9 割弱)で測ると今の値段は適正の範囲 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アメンタム・ホールディングスAMTM 核・防衛の現場力は残るが、人月型デジタルのAI代替と重い負債を織り込むと、現在の時価総額はやや割高 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 コア・メインCNM 水道インフラの更新と全国配送網は長く残る強みだが、買収の資本効率と債務を踏まえた10年価値は現値とほぼ並び、評価は適正 本質価値との差 −7.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ミューラー・インダストリーズMLI 北米の銅配管・真鍮加工で高い利益と純現金を稼ぐが、樹脂への代替と買収収益率を見れば、10年価値は現状に近く安全域は薄い 本質価値との差 −8.9% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 ザイレムXYL 水の設備・計測・サービスで景気に強いが、のれん込みの資本効率は低い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -20% でやや割高 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) やや割高 SAROSARO 整備認可と長期契約は強いが、OEMへの依存と借金が残り、10年先の利益と悲観の深さを考えるとやや割高 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 パッカーPCAR 北米クラス 8 の循環と DAF の欧州で稼ぐ堅実な首位級。事業は優良だが、利益ベースの上限の内側(中立は 7.6 割)で測ると、今の値段は 2 割弱高く、やや割高 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 ハベルHUBB 電力会社の送配電部材とデータセンター配線で稼ぐ高収益企業。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 16.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -18% でやや割高 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ユニオン・パシフィックUNP 線路という最高級の堀を持ち、未成立の NSC 合併を除いた単独の姿で測ると、純利益の 24 倍の今の値段はほぼ適正 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ビルダーズ・ファースト・ソースBLDR 米国最大級の住宅建材の流通・加工。着工の谷と重い借金。利益ベースの正当化 PER の 9 割(中立 10 年 9.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し +3% で適正 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +9.0%) やや割高 スリーエムMMM PFAS の訴訟支払いを抱えつつ利益率は上向き。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段に近く、適正 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 グレコGGG 交換部品と精密流体制御に強い優良企業。10年後も競争力は残るが、買収の採算と建設需要に不確実性があり、現状はやや割高 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 ドナルドソンDCI 交換フィルターの継続需要と技術力は魅力だが、高値の買収と産業需要の変動を考えると、10年先の価値に対して現在の株価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 H&RブロックHRB 申告の専門家と店舗網には価値が残るが、AIによる工数減を考えると長期の安全域は薄く、評価はやや割高 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 アドバンスト・ドレナージ・システムWMS 水管理の全国網と許認可は強いが、買収込みの成長を多く織り込み、総合価値は今の時価総額を約9%下回る適正 本質価値との差 −12.1% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 バルモント・インダストリーズVMI 送電鋼構造物と灌漑設備の強みは長持ちする。しかし増産の実行と農業循環には不確実性があり、10年価値では安全域が足りず、やや割高と見る。 本質価値との差 −13.1% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 W・W・グレインジャーGWW 北米の産業用品流通で堀の深い優良企業。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 20.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 クラリベートCLVT 学術情報と知財データの堀は残るが、巨額買収の後遺症とAI代替が重い。事業売却後も安全域は不足し、約25%のやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +7.1%) やや割高 GEエアロスペースGE 民間エンジン整備という最良の事業を持つが、PER 39 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 21 倍)の 1.8 倍で、計算上はやや割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 スナップオンSNA 整備士へのバン販売の堀と厚い現金で利益率 22% を保つ。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.2 倍)で置くと、本質価値は今の時価総額を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 ファーガソン・エンタープライズ・インクFERG 上下水道と建築設備の全国流通網には長期の強みがある。だが買収と設備投資の成果を織り込んだ現値は、10年の利益・還元を割り引くとやや割高である。 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 デルタ航空DAL 山の年でなくならした利益で測ると、燃料高でも優良な航空会社の価値は今の値段とほぼ釣り合う。利益ベースの PER は 10 倍台で、循環と燃料の悲観を厚く置いた 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 マスコ・コーポレーションMAS 改修需要に乗るブランド製品。ホームデポ頼みと住宅循環が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 16.1 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -6% で適正 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 アラスカ・エア・グループALK 西海岸とハワイの路線網は強いが、燃料高と巨額の機材投資が株主利益を圧迫する。10年の回復を織り込んでもやや割高。 本質価値との差 −15.7% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 A.O.スミスAOS 北米最大の給湯器メーカー。中国の不振とヒートポンプ移行が重い。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.7 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -11% でやや割高 本質価値との差 −15.9% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ヴェラルトVLTO 定期収入が約 6 割の水質・製品識別の会社。利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると、今の値段(PER 26.9 倍)はやや高いが適正の範囲 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アグコAGCO 欧州フェントのブランドと交換部品には堀があるが、農機の深い循環と米州の収益悪化が重い。10年価値は現値を下回り、やや割高 本質価値との差 −17.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 トランスダイム・グループTDG 独占に近い航空機部品の補修収入で稼ぐ高収益の複利機械。ただし純負債は EBITDA の約 5.8 倍で、利益ベースの倍率(10 年中立 15.3 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 2 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 カミンズCMI 発電は受注が 2028 年下期まで埋まり利益は拡大中だが、北米トラックの循環が深く、利益ベースの本質価値は今の時価総額を 2 割強下回るやや割高 本質価値との差 −18.2% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ITWイリノイ・ツール・ワークスITW 利益率は高いが売上の伸びの実績が弱い。利益ベースの上限で測ると本質価値は今の値段を 1 割半ばほど下回り、やや割高 本質価値との差 −18.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 リフトLYFT 配車の需要は伸びるが、利益の実力はまだ薄い。自動運転による仲介手数料の低下と保険負担を織り込むと、本質価値は現在の時価総額を下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 ミドルビーMIDD 食品加工事業の分離で業務用厨房に集中。強いブランドと更新需要は魅力だが、買収負債と競争を織り込むとやや割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 L3ハリス・テクノロジーズLHX 宇宙・通信・ミサイル推進の 3 本柱で受注残 420 億ドル。固体ロケットモーターの増産が利益を押し上げるが、利益ベースの倍率(10 年中立 15.4 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 1 割ほど下回る(やや割高) 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ワッコWSO 北米最大の空調機器卸で更新需要と販売網に強みがあるが、キャリア依存と買収資本の負担を考えると、10年価値は現在より約25%低く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 インガソール・ランドIR 圧縮機・真空・ポンプで世界の上位を争う質の高い産業機械。買収で伸びる分は買収の現金を引いて評価すると、利益ベースの上限で見ると今の値段は高く、やや割高 本質価値との差 −20.6% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ウェイスト・マネジメントWM 堀は厚く価格の力も強い。資本コスト 7.5% で利益ベースの正当化 PER(中立 21 倍)を測ると、PER 34 倍の今の値段はやや割高の範囲 本質価値との差 −20.8% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アプライド・インダストリアル・テクノロジーズAIT 工場を止めない技術系流通の強みは長く続くが、買収と利益率改善への期待も大きい。10年の本質価値は基準時価総額を約27%下回り、やや割高。 本質価値との差 −21.2% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アメテックAME ニッチな計測・精密部品を買い足して束ねる質の高い会社。利益ベースの正当化 PER の 8.5 割(中立 10 年 17.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -24% でやや割高 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ジェイコブズ・ソリューションJ 政府サービスを分離した設計・工事管理会社。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 11.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -12% でやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 QXOQXO 屋根材・断熱材流通を買収で一気に拡大したが、利益改善は未証明。増資と優先株の負担を考えると安全域は薄く、台帳基準ではやや割高 本質価値との差 −21.6% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 レイドス・ホールディングスLDOS 政府案件の受注残は厚いが、人月で売る IT 受託は AI エージェントの標的で、売上が縮む前提で見るとやや割高(-14%) 本質価値との差 −21.7% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ESABESAB 溶接消耗材の強みは長く続くが、Eddyfi買収の借金と希薄化が重い。10年先の稼ぐ力から見ると、現状はやや割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ウェスコ・インターナショナルWCC 電力網とAIデータセンターを支える大手流通企業だが、借金と運転資金が重い。10年先の利益と還元を評価すると、現値はやや割高である。 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 BWXテクノロジーズBWXT 米海軍向け原子炉・核燃料には強い参入障壁がある。商用原子力の成長を織り込んでも、10年の本質価値ではやや割高とみる。 本質価値との差 −22.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 IESホールディングスIESC データセンター電装と鉄骨建設の成長力は高いが、大型買収後の利益率と還元には不確実性が残る。10年価値との差は約マイナス27%で、やや割高。 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 カーチス・ライトCW 原子力・艦艇・軍用電子機器に長い堀を持つが、10年の株主価値は現在の時価総額を約2割下回り、やや割高 本質価値との差 −22.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 ハネウェル・インターナショナルHON エアロスペース分離後のビル・プロセス・産業オートメーション専業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -26% でやや割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 サイトワン・ランドスケープ・サプライSITE 造園資材卸の全国網と買収余地は魅力だが、値上げと買収の増分利益には疑問が残る。10年価値は現値を約18%下回り、やや割高。 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 スタンレー・ブラック&デッカーSWK 工具の回復は費用削減の実現と関税の転嫁で決まる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -15% でやや割高 本質価値との差 −24.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 プリモリス・サービシズPRIM 送配電の継続需要は確かだが、太陽光工事の損失で収益の堀の浅さが露呈した。10年価値は時価総額を約21%下回り、やや割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 トレイン・テクノロジーズTT 受注残 121 億ドルの AI 冷却ブームで利益は拡大中だが、PER 35 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 16.4 倍)の 2 倍で、総合は今の時価総額に対し -33% で割高 本質価値との差 −24.7% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 フォーティブFTV 分離後は計測・施設ソフト・滅菌の堅い会社。GAAP の PER 30 倍は高く、利益ベースの本質価値は今の値段を 1 割ほど下回り、総合はやや割高 本質価値との差 −25.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 ハンティントン・インガルス・インダストリーズHII 米国で唯一の原子力空母の造船所で、潜水艦も手がける。受注残 573 億ドルで売上は読めるが利益率は 5% 台と薄く、利益ベースの PER(中立 12.7 倍)で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −26.0% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 モーディン・マニュファクチャリングMOD 車両用事業の分離で冷却専業へ変貌。大型供給契約と成長余地は魅力だが、設備投資の回収と競争を考えると現値はやや割高。 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アレジオンALLE 商業施設の錠・出口装置で米国の上位を守る堅い事業。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -13% でやや割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 ノーフォーク・サザンNSC 東部の線路は代えのきかない優良な資産だが、今の値段にはユニオン・パシフィックとの合併の上乗せが入っており、NSC 単体の利益ベースの価値は 2 割台半ば下で、やや割高 本質価値との差 −28.8% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 CSXCSX 線路の堀と利益率の回復は本物だが、回復後の利益に今の値段が先に届いており、利益ベースの倍率(moat 強・10 年中立 19.5 倍)で測ると、やや割高 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 RTXコーポレーションRTX 民間機と防衛の両輪で受注残 2,890 億ドルを積む優良企業。GAAP の PER 39 倍に対し、利益ベースの倍率(10 年後の中立 14.7 倍)で測ると本質価値は今の時価総額を 3 割弱下回る(やや割高) 本質価値との差 −30.0% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) 割高 アストロニクスATRO 航空機内電源の高いシェアと認証の壁は魅力だが、薄い自己資本と利益の振れを考えると安全域は乏しい。10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 エイコムACM インフラ設計の実績と受注残は強いが、人月型業務へのAI代替と工事損失が重く、10年の本質価値は現時価総額を約33%下回り割高。 本質価値との差 −30.6% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ダイコム・インダストリーズDY 光回線の保守基盤とデータセンター工事は伸びるが、買収負債と受注の山谷を考えると本質価値は約31%低く、割高と見る。 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ドーバーDOV 5 部門の買収型機械メーカー。液冷・バイオ医薬で伸びるが、GAAP の PER 25 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 13 倍)の約 2 倍で、本質価値は今の値段を 3 割弱下回るやや割高 本質価値との差 −31.0% · 10 年 割高(年 +3.6%) 割高 エマソン・エレクトリックEMR プロセス産業の制御・計測の堀は深いが、事業の入れ替えの途中。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 14.6 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -30% でやや割高 本質価値との差 −31.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リンカーン・エレクトリック・ホールディングズLECO 溶接技術と消耗材の堀は長く続くが、10年後の利益と還元を割り引くと基準株価はやや割高。決算後の上昇で安全域はさらに縮小 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ティムケンTKR 高性能軸受と精密駆動部品には長寿命の競争力があるが、利益率改善と買収成長の実現には不確実性が残る。10年価値は約32%低く割高 本質価値との差 −32.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 MSAセーフティーMSA 命を守る機器には強い参入障壁があるが、買収後の利益とPFAS訴訟の不確実性を織り込むと、10年価値は株式時価総額を下回り割高。 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 トロTTC 業務用芝管理と地下建設機械に強い堀を持つが、買収の減損と電動化競争を考えると、10年の本質価値は現在の約3分の2で割高 本質価値との差 −33.1% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 シンタスCTAS 堀は厚く伸びも安定だが、利益ベースの正当化 PER(成熟後の中立 22 倍)で測ると、PER 40 倍台の今の値段は割高 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 ジェネラック・ホールディングスGNRC 停電頼みの住宅用発電機から、データセンター向けの大型発電機へ変わる途中。利益ベースの正当化 PER の 7.2 割(中立 10 年 10.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -32% で割高 本質価値との差 −33.9% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 ウッドワードガバナーWWD 航空機の燃料制御と整備には長持ちする堀があるが、産業用制御の循環と大型投資を織り込むと、現時点の時価総額に安全域は乏しく割高 本質価値との差 −34.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 FTAIアビエーションFTAI 航空エンジン交換の競争力は本物だが、旧型機の寿命と発電事業の不確実性を考えると、安全域はまだ薄く、10年価値ではやや割高 本質価値との差 −34.2% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 アラマークARMK 給食と施設運営には長い需要があり、契約維持率も高い。ただし薄利と借金が利益の取り分を削り、10年の還元まで含めても現値には安全域が乏しく、割高と見る。 本質価値との差 −34.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 フェデックスFDX 分離後のフェデックスは、売上 825 億ドルで営業利益率 5〜6% の薄利の宅配会社。分離前の台帳の PER 15.8 倍は見かけで、継続事業では 20 倍超。費用削減は本物だが、利益ベースの倍率(10 年中立 11.1 倍)で測ると割高 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +3.2%) 割高 エベラス・コンストラクション・グループECG 受注残が拡大してもデータセンターへの集中と資本配分に不確実さが残り、10年の本質価値は現在の時価総額を約42%下回る割高圏にある。 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 マステックMTZ 電力網・通信・データセンターの施工能力は貴重だが、買収を含む高成長と薄い利益率を考えると、安全域は乏しく総合は約35%の割高。 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 ヘイワード・ホールディングスHAYW 北米住宅用売上の85%を支える交換需要は強いが、北米偏重と負債を織り込むと10年価値は台帳時価総額を17%下回り、やや割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 キャタピラーCAT 受注残 720 億ドルの AI 電源ブームで利益は急拡大中だが、PER 39 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 14 倍)の約 3 倍で割高 本質価値との差 −35.1% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 サウスウエスト・エアラインLUV 手荷物有料化・指定席・プレミアム席の上積みが計画の 6〜7 割で定着する前提でも、利益ベースで測ると価値は今の値段を下回る。会社計画の実現度で大きく分かれる。会社計画の実現度で大きく分かれる 本質価値との差 −35.2% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ボーイングBA 受注残 7,150 億ドルの民間機の複占の一角だが、営業赤字・純負債 260 億ドル・固定価格契約の損失を抱え、時価総額 1,500 億ドルは利益ベースの倍率では回復が完成しても届かず割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +4.2%) 割高 AAONAAON 高性能空調とBASXの液冷には伸びしろがあるが、設備増強の回収と顧客集中には不確実さが残る。10年の確率加重価値は基準時価総額を約38%下回り割高。 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ヘクセルHXL 航空機の軽量化に欠かせない認証材料を握るが、顧客集中と資本効率の回復を織り込む今の評価には安全域が乏しく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −35.5% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 EMBJEMBJ 世界有数の小型旅客機メーカーで、受注と整備収入は伸びる。しかし製造利益の不安定さに対して現在の評価は高く、10年の本質価値では割高と判断する。 本質価値との差 −35.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 フェデックス・フレイトFDXF 分離で借金を負った LTL 首位級の事業は堀も回復余地もあるが、薄い利益率の回復をすでに値段が先に見込んでおり、利益ベースの倍率(10 年中立 12.0 倍)で測るとやや割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 エムコア・グループEME 設備工事の大手。受注残 171 億ドルは山の利益。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.9 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -43% で割高 本質価値との差 −36.1% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 SUNBSUNB 北米2位の機材レンタル網は強いが、更新投資と借金がオーナー利益を削る。10年先の期待価値には安全域がなく割高。 本質価値との差 −36.4% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 リパブリック・サービシズRSG 廃棄物の寡占と価格の力は強いが、利益ベースの正当化 PER(中立 19 倍)で測ると今の値段は割高。数量の弱さと環境ソリューションの不振が懸念 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 アイデックスIEX 受注は過去最高でも、GAAP の PER 37 倍は利益ベースの 10 年の中立(約 14 倍)の 2 倍半ほどで、本質価値は今の値段の 6 割強で割高 本質価値との差 −36.5% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 トライネット・グループTNET 共同雇用と医療保険の仕組みは残るが、顧客離れとAIによる事務代替が重い。保険収益の回復を織り込んでも割高(約−54%) 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 MSCインダストリアル・ダイレクトMSM 切削工具と工場の在庫管理には継続需要があるが、投資効率の鈍化と販路の価格競争を踏まえると、10年の本質価値は時価総額を約33%下回り割高である。 本質価値との差 −37.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 パーカー・ハネフィンPH 航空が 3 割超・産業が 7 割の高収益な動き・流れの制御部品大手。堀は厚いが PER 34 倍は利益ベースの上限(18 倍)の 2 倍近く、割高 本質価値との差 −37.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 オールド・ドミニオン・フレイト・ラインODFL 拠点網の密度と運賃の規律という堀は本物だが、谷の利益の上にすでに回復後の値段が乗っており、式で測ると割高 本質価値との差 −37.6% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 テトラ・テックTTEK 水と環境の専門性は十年後も必要だが、人月型の設計・分析はAIに削られる。受注と還元を評価しても、安全域は乏しく総合では割高。 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.7%) 割高 ノードソンNDSN 接着剤・医療部品・電子検査のニッチ首位で稼ぐ高収益企業だが、AI 向けの急回復を織り込んだ PER 38 倍は利益ベースの上限(約 19 倍)の 2 倍で、割高 本質価値との差 −38.2% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ブーズ・アレン・ハミルトンBAH 機密業務と技術者の基盤は強いが、AIによる工数課金の縮小と買収負債が重い。10年先の株主価値から見ると割高 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 シー・エッチ・ロビンソン・ワールドワイドCHRW 北米最大のトラック仲介で、AI による人員減が利益に残るかが核心。資本コスト 9.25% の利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 12.5 倍)で測ると割高で、安全域はない 本質価値との差 −39.7% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 エンフェーズ・エナジーENPH 太陽光の電力変換に強いが、テスラとの競争と税控除終了で堀が細る。10年価値は約20.6億ドル、台帳時価総額比約52%低く割高 本質価値との差 −40.3% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 パーソンズPSN 受注残と使命性は強いが、人月依存・買収・案件損失を割り引くと本質価値は今の時価総額を約4割下回り、割高 本質価値との差 −40.8% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 カービーKEX 内陸液体貨物輸送の参入障壁と発電設備の成長力は魅力だが、設備更新と景気循環を織り込むと約38%の割高 本質価値との差 −41.6% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ゲイツ・インダストリアルGTES 交換用ベルトとホースには長く続く競争力があるが、資本効率はまだ平凡だ。10年先の利益と正味の還元を評価すると、現状の時価総額には安全域がなく割高 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 ユーホール・ホールディング・カンパニーUHAL 北米随一の移動網は強いが、増分利回りと借金の重さが響き、10年価値は今の時価総額を4割下回る 本質価値との差 −42.1% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 レオナルドDRSDRS 受注残と唯一供給の堀は厚いが、10年の本質価値は現在の6割ほどで安全域が足りず割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 ジョンソンコントロールズJCI データセンター冷却が伸びるビル設備の優良会社。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −43.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 エイビス・バジェット・グループCAR 世界規模の車両運営網は残るが、弱い値決め力と重い負債が利益を先食いする。10年の期待値では現在の時価総額は割高 本質価値との差 −43.9% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 ネクストパワーNXT 太陽光追尾装置の世界首位で事業の質は高い。ただし補助金消失と新規事業の競争が重く、10年価値は約68億ドル。現在の時価総額比44%低い「割高」。 本質価値との差 −44.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 ハウメット・エアロスペースHWM ガスタービンと航空エンジンの翼・部品で世界首位級の寡占。利益は急伸し堀も本物だが、時価総額約 880 億ドルは 2026 年の純利益の約 42 倍で、10 年後の利益ベースの PER(中立 15.4 倍)の 2.7 倍。大きく割高大きく割高 本質価値との差 −44.5% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 GEベルノバGEV ガスタービン受注残と電化で利益が伸びるが、山の利益に高い倍率を掛けない。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 14.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -49% で割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 フルアー・コープFLR LNG・原子力の大型受注は回復の足場になるが、工事損失の再発と設計工数のAI代替を考えると、10年の本質価値は約42%低く割高である。 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 イートンETN 北米の配電設備は寡占と受注で質が高いが、投資の山と債務を抱える。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 13.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -48% で割高 本質価値との差 −45.1% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ITTITT 流体機器と防衛向け部品の堀は確かだが、大型買収後の負債と資本効率を織り込むと、10年の価値に対して現値は割高 本質価値との差 −45.2% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 ファスナルFAST 大口契約とオンサイトでシェアを取る産業用品流通。利益ベースの正当化 PER の 85 割(中立 10 年 18.2 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -45% で割高 本質価値との差 −45.5% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ライダー・システムR 車両整備網と長期契約は強みだが、重い設備負債と物流の価格競争を考えると、今の約104億ドルの時価総額には十分な安全域がなく割高 本質価値との差 −45.6% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 フローサーブFLS 世界の重要設備を支えるポンプ・バルブと保守網には長寿命の強みがある。しかし利益改善と成長を織り込んだ現在の時価総額には安全域が乏しく、10年価値では割高と判断する。 本質価値との差 −45.9% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ランドスター・システムLSTR 専門輸送と独立代理店の網には価値があるが、保険責任と仲介手数料の競争を織り込むと、安全域は乏しく割高とみる。 本質価値との差 −47.6% · 10 年 割高(年 +0.8%) 割高 エヌヴェント・エレクトリックNVT 配電・冷却設備の成長と買収効果は魅力だが、巨額ののれんと設備投資の循環に注意したい。10年の本質価値では約48%割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 JBハント・トランスポート・サービシズJBHT インターモーダルの回復と値上げ余地は本物だが、ならした利益に今の値段が先に届いており、貨物の山と鉄道再編の両方に弱く、利益ベースの倍率(10 年中立 12.5 倍)で測ると割高 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 クリーンハーバーズCLH 危険廃棄物焼却の許認可と全国網は強い堀だが、買収・再投資を要する利益を10年先まで評価すると、現在の時価総額には安全域が乏しく割高。 本質価値との差 −48.3% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 ロックウェル オートメーションROK 北米の制御装置 Logix とクラウドの Plex という堀はあるが、景気の振れが大きい。利益ベースの正当化 PER の 7.5 割(中立 10 年 13.3 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -47% で割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 クレイン・カンパニーCR 航空・防衛の認証部品には強い堀があるが、買収後の純負債と薄い株主還元を踏まえると現値には安全域がなく割高 本質価値との差 −48.6% · 10 年 割高(年 +0.6%) 割高 ULSULS 安全認証という代え難い堀は強い。それでもAI代替、買収負担と利益成長を吟味すると、10年価値は現在の時価総額を大きく下回る。 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 −0.1%) 割高 エクスペディターズ・インターナショナル・オブ・ワシントンEXPD 資産を持たないフォワーダーの資本効率は優良だが、2026 年の運賃高騰の利益を先に払っている。ならした利益と利益ベースの倍率(moat 弱・10 年中立 13 倍)で測ると割高 本質価値との差 −49.0% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ユナイテッド・レンタルズURI 建機レンタル最大手で専門機材が 2 桁成長するが、借金で膨らむ ROE と建設の循環を利益ベースの PER(中立 12.0 倍)と悲観の確率で見ると、総合は今の時価総額に対し -41% で割高 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 +0.7%) 割高 グランド・キャニオン・エデュケーションLOPE 大学向けの長期契約と看護実習施設は魅力だが、売上の約9割が一大学に集中し、AIによる業務内製化も重い。10年の価値では割高とみる。 本質価値との差 −49.2% · 10 年 割高(年 −0.4%) 割高 ニュー・オリエンタル・エデュケーション(新東方教育科技)EDU 授業のブランドと現金は強みだが、AI代替・少子化・中国規制で十年後の利益が細るため、本質価値からは割高 本質価値との差 −49.3% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 スターリング・インフラストラクチャーSTRL データセンター建設と買収で稼ぐ力は急拡大したが、工事利益率の持続性と顧客の設備投資循環を踏まえると、長期の本質価値に対して割高 本質価値との差 −49.5% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 ブロードリッジ・ファイナンシャル・ソリューションズBR 議決権の配布という本物の堀は認めるが、取引後処理は AI の標的で、利益の倍率を下げて見ると割高(-50%) 本質価値との差 −49.8% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 サイエンス・アプリケーションズ・インターナショナルSAIC 防衛の重要システムには根が張るが、人月型ITのAI代替と厚い負債で価値は伸びにくい。10年価値は約30億ドル、現状は割高 本質価値との差 −50.1% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 CACIインターナショナルCACI 電子戦・宇宙技術への転換は魅力だが、人的サービスのAI代替と買収負債が重い。10年の本質価値は現値の約47%で、割高と判断 本質価値との差 −50.2% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 TALTAL 学而思の教室とAI学習端末は再成長したが、投資評価益を除く収益力と規制・AI代替を考えると割高(約52%) 本質価値との差 −50.3% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 ソルブ・エナジーMWH 受注残89億ドルは強いが、税制期限後の採算と還元の弱さを織り込むと総合価値は約20億ドルで、現時価総額より約55%低い 本質価値との差 −51.0% · 10 年 割高(年 +1.3%) 割高 RELXRELX 保険データと査読の堀は強いが、法務検索・研究支援のAI代替と負債を織り込むと、10年価値は現在の時価総額に届かず割高 本質価値との差 −52.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 ワッツ・ウォーター・テクノロジーズWTS 規格と更新需要の堀は強いが、データセンター急伸を織り込む時価総額は10年価値を先取りし、総合価値は現在値を約58%下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.7%) 割高 ペイチェックスPAYX 小企業向けの給与は 1 人あたり課金の席型で、AI エージェントと新興勢力が削る前提で見ると割高(-54%) 本質価値との差 −53.8% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 ワブテックWAB 受注残 309 億ドルと機関車の更新で伸びる、のれん込みの重い資本。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 12.4 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -55% で割高 本質価値との差 −53.9% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)ADP 給与処理の堀は本物だが、1 人あたり課金は AI エージェントに揺さぶられ、利益の倍率を下げて見ると割高(-54%) 本質価値との差 −54.2% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 GXOロジスティクスGXO 倉庫運営の切り替え費用は強みだが、買収のれんと借金・リースが重く、利益の回復を織り込んでも今の評価には安全域が乏しい 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 ナイト・スウィフト・トランスポーテーションKNX 北米最大級のトラック輸送網と育成中のLTL事業は魅力だが、買収資本の収益性と競争の弱さを考えると、今の約100億ドルは割高 本質価値との差 −55.0% · 10 年 割高(年 −0.5%) 割高 コンフォート・システムズUSAFIX データセンター向けの機械・電気工事は利益率 17% の山にいる。利益ベースの正当化 PER の 8 割(中立 10 年 10.5 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -62% で割高 本質価値との差 −55.2% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ロバート・ハーフRHI 専門人材の信用と監査の需要は残るが、AIが工数を削る10年を織り込むと、本質価値は時価総額を約59%下回り割高 本質価値との差 −55.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 シュナイダー・ナショナルSNDR 貨物回復は始まったが堀は浅く、買収後の資本効率も低い。今の時価総額は10年価値に対して割高 本質価値との差 −56.6% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 FTIコンサルティングFCN 企業再建と訴訟の専門家集団は必要だが、AIによる工数代替と人材流出が堀を削る。借入を伴う自社株買いも重く、長期価値では割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アクソン・エンタープライズAXON 時価総額 317 億ドルは GAAP の純利益(株式報酬を費用にした値)の 260 倍超。警察の束ね売りで 10 年伸びても、利益ベースの倍率では中立の 10 年後が今の値段に届かず割高 本質価値との差 −57.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 SPXテクノロジーズSPXC 冷却塔とインフラ検知の堀は厚いが、高額買収と増資を考慮すると、10年の期待価値は現在の時価総額を約6割下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −58.0% · 10 年 割高(年 −0.8%) 割高 ディア・アンド・カンパニーDE 2026 年が農機サイクルの底(純利益 約 49 億ドル)で、PER 35 倍は利益ベースの 10 年の中立の倍率(約 12 倍)の 3 倍近くで、計算上は割高 本質価値との差 −58.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 サイアSAIA 全国LTL網は本物の参入障壁だが、投資回収と株主還元の遅さが重い。10年先の利益から測ると、現在の評価には安全域が乏しく割高である。 本質価値との差 −58.6% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 ベリスク・アナリティックスVRSK 損保の標準データという本物の堀は認めるが、請求分析は AI 見積りで単価が下がり、利益の倍率を抑えると割高(-58%) 本質価値との差 −59.1% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 GOTUGOTU 教育需要は残るが、AIによる授業代替と中国の規制、集客費の重さが利益の持続性を損なう。10年の本質価値は約2.08億ドルで割高(約65%の下方差) 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.3%) 割高 ハイコHEI 航空補修部品で約2万件の認証を持つ強い堀は本物だが、買収後の利益成長を織り込んでも10年の安全域は乏しく割高 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 バーティブ・ホールディングスVRT 電力と冷却を握る優良企業だが、AI 投資一本足の需要。利益ベースの正当化 PER の 7 割(中立 10 年 9.8 倍)で置くと、総合は今の時価総額に対し -60% で割高 本質価値との差 −61.2% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 トランスユニオンTRU 米国信用情報の寡占は堅いが、データ課金の伸びと買収資本効率には限界があり、10年価値では割高とみる 本質価値との差 −61.8% · 10 年 割高(年 −3.1%) 割高 フォージェント・パワー・ソリューションズFPS 特注配電設備とモジュール型電源の成長余地は大きいが、資本効率と株主還元には未検証の部分が残る。10年の確率加重価値は約27億ドル、基準時価総額比約64%低く、割高と判断する。 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 NIQ グローバル・インテリジェンスNIQ 独自データの堀は厚いが、AI代替と純負債で本質価値は市場価値を66%下回り、割高 本質価値との差 −62.6% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 RBCベアリングスRBC 航空宇宙の認証と産業用交換部品には厚い堀があるが、買収のれんが重く還元も乏しい。10年価値は現行時価総額を大きく下回り割高。 本質価値との差 −63.9% · 10 年 割高(年 −3.3%) 割高 エーピーアイ・グループAPG 法定点検を入り口に保守を積み上げる優良な防災サービス会社だが、買収で膨らむ帳簿と普通株主への取り分を踏まえると、安全域は乏しく約61%の割高と判断する。 本質価値との差 −64.9% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 アライアントALNT 精密駆動・制御の需要は10年後も残るが、薄い超過収益と買収依存が弱点。10年価値を割り戻すと今の時価総額を約68%下回り、割高。 本質価値との差 −65.4% · 10 年 割高(年 −2.4%) 割高 ブルーム・エナジーBE データセンター向け燃料電池は急拡大したが、受注と資金枠を恒久的な利益と取り違えない。10年後の営業規模を大きく見ても、基準日の時価総額には安全域がなく割高と判断する。 本質価値との差 −65.6% · 10 年 割高(年 −2.2%) 割高 クアンタ・サービシーズPWR 受注残 534 億ドルで今年の利益は急増するが、現在の PER 約 54 倍は 10 年後の利益ベースの PER(中立 12.0 倍)の 4 倍を超え、総合は今の時価総額に対し -66% で割高 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.4%) 割高 エクイファックスEFX 独自データと寡占の堀は認めるが、本人同意の直接取得という代替が数量を削り、利益の倍率を抑えると割高(-62%) 本質価値との差 −66.1% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 パウエル・インダストリーズPOWL 特注受配電設備には安全と工程管理の強みがあるが、受注急増期の高利益率は続かない。10年後の価値を割り引くと約67%の割高。 本質価値との差 −67.6% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 エアロバイロメントAVAV 無人兵器の需要は10年先も伸びるが、競争と買収の代償が重い。利益の回復を織り込んでも安全域は乏しく、現値は割高 本質価値との差 −70.4% · 10 年 割高(年 −2.8%) 割高 XPO INCXPO 全米を覆う小口混載網と値上げ力は魅力だが、欧州の低採算と負債を抱え、10年先の利益を大きく見込んでも今の評価には安全域がない。割高と判断する。 本質価値との差 −70.5% · 10 年 割高(年 −4.6%) 割高 カーマン・ホールディングスKRMN 受注と認証の堀は強いが、買収後の純負債とGAAP利益では10年成長を織り込んでも割高 本質価値との差 −71.6% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 ロアー・ホールディングスLOAR 認証済みのニッチ部品には強い堀があるが、買収価格と負債を背負う現在値には安全域がなく、割高 本質価値との差 −76.4% · 10 年 割高(年 −6.5%) 割高 オクロOKLO 小型炉の商用売電と燃料の量産は未証明。資金負担を含む10年の期待価値は現状を大きく下回り、割高と判断する。 本質価値との差 −78.2% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 スペースXSPCX 再使用ロケットと衛星通信には強い堀がある。しかしAI計算基盤の巨額再投資に比べ株主の取り分が読みにくく、長期の本質価値では割高。 本質価値との差 −78.8% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 エックス・エナジーXE 規制と燃料設備は前進したが、商用炉も契約単価もまだない。10年価値の総合は現在時価総額比約85%下で割高 本質価値との差 −85.5% · 10 年 割高(年 −8.8%) 割高 ロケット・ラボRKLB 小型ロケットの運用実績と衛星製造の成長は本物だが、中型機の実用化と大型買収を先取りした値段には安全域がなく、10年の本質価値では割高 本質価値との差 −88.6% · 10 年 割高(年 −11.4%) 割高 クラトス・ディフェンス&セキュリティー・ソリューションズKTOS 無人機と防衛用推進技術には大きな成長余地があるが、量産実績と資本効率は未成熟。10年の利益と増資負担から見ると大幅な割高 本質価値との差 −91.2% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 プラネット・ラボスPBCPL 衛星画像の独自データには堀があるが、政府契約への依存と重い再投資、株式希薄化を考えると割高。10年価値は現在より約92%低い 本質価値との差 −91.8% · 10 年 割高(年 −13.4%)

ほかの業種も見る(AI 銘柄分析の一覧)→

読んだ資料

  1. Regal Rexnord Corporation 2025 Form 10-K(事業別売上・GAAP利益・買収・債務・証券化)
  2. Regal Rexnord 2026年4〜6月期決算発表(2026年8月5日)
  3. Regal Rexnord 投資家説明資料(2026年3月・製品別市場、成長目標、E-Pod、相互販売)

分析日 2026-10-23