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GMSグループ 544A

帳簿上の厚い自己資本だけでは割安といえない。統合効果を織り込んでも適正圏で、十年の鍵は製造利益率の回復にある

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)331 円229 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)316 円219 億円差 +4.6%
10 年後から見ると 適正 価値 331 円229 億円 · 差 +4.6% · 期待の年率 +9.0%
期待の年率リターン(10 年)+9.0%資本コスト比 +0.5 pt
推定の資本コスト8.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 8.5% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

GMSグループは、日精樹脂工業とTOYOイノベックスが2026年4月に統合して生まれた、射出成形機とダイカストマシンの製造グループである。筆者の結論は「適正」だ。時価総額は約223億円と自己資本約611億円を大きく下回るが、収益力の低さと借金の多さを考えると、それだけで割安とはいえない。

合併前の2社を単純合算した2026年3月期売上高は756億円、営業損失は14億円だった。統合後初の2027年3月期は会社が売上810億円、営業利益12.7億円を見込むものの、最初の四半期はなお赤字である。四半期の純利益61億円の大半は統合会計による負ののれん発生益であり、毎年稼げる利益とは区別しなければならない。

長期の勝負は、両社の販売網を使った相互販売、重複する部品調達の一本化、故障時の保守対応を通じ、薄い利益率をどれほど改善できるかにある。現場の設備そのものはAIに置き換わりにくいが、中国勢との競争や自動車向け投資の停滞は厳しい。十年後の中立では営業利益率5%程度までの回復を想定するものの、ROEは資本コストに届かない。

五つの筋書きから見た現在の価値は約229億円で、時価総額との差は約プラス3%にとどまる。財務資産の厚さは破綻確率を抑えるが、余剰現金ではなく運転資金と借入金が大きい。高い収益性と株主還元が実際に定着するまでは、安全域が十分ある投資対象と判断するのは早い。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主にとっての焦点は、帳簿の資産ではなく、製造設備を十年稼働させて最後に残る現金である。樹脂を成形する設備そのものが消えるわけではない。しかも導入後の保守と部品交換には、顧客の工場を止めないという明確な価値がある。その需要に根を張り続けられることは評価できる。

しかし、顧客に必要な製品であることと、売り手が高い利益率を取れることは別問題だ。機械は更新のたびに競合と見積もりを比較され、世界では規模の大きい海天国際や欧州勢と争う。旧2社は長い技術の歴史を持ちながら、直近には大きな赤字も出した。統合による購買・研究開発の効率化が確認されない限り、利益率の回復を経営者への無条件の信用で評価できない。

さらに、簿価上の自己資本が時価総額を超えるという見かけに惑わされてはならない。在庫には売れ残りや型落ちの危険があり、工場設備の売却は事業を縮める。負ののれん発生益は現金収入ではない。資本コスト以上のROEを生み出せなければ、利益の再投資そのものが株主に不利になり得る。

機械を作り、売り、修理する実物の能力には価値がある。だが、株主の取り分を増やすには、利益が改善した時に借入を減らし、十分な保守投資をした後の残余を配る資本配分が欠かせない。現時点の価格には深い割安さよりも再建の成否が映っており、数年の実行を見届ける必要がある。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの中心は、樹脂を溶かして金型へ射出し、精密な部品や日用品の容器を作る射出成形機である。旧日精樹脂工業は金型や周辺装置を含む成形技術、旧TOYOイノベックスは全電動機やダイカスト機で顧客を開拓してきた。顧客は自動車部品、生活用品、電子機器、医療関連など幅広いが、収益は設備投資の時期に強く左右される。

2027年3月期第1四半期の製品別売上高は、射出成形機126.33億円、ダイカストマシン9.33億円、サービス・部品33.76億円だった。収益性が製品ごとに開示されていないため、その差は長期の試算で別途推計する。完成機を納めた後にも部品交換や修理の需要があり、顧客の稼働を止めない即応力こそ安定収益への入口になる。

国内だけでなく中国、インド、欧米に販売・生産拠点を持つ。直近四半期はアジア向け売上が伸びたが、会社は同地域でも価格競争による営業赤字を報告した。販売数量の増加が利益増加に直結しないことを示す事実である。旧2社の製品領域を結びつければ顧客1社に提案できる範囲は広がるが、売れる機械の台数と保守契約の拡大が確認されるまでは、相乗効果を既成事実として扱えない。

製品別の台数や累計稼働台数は公表されていない。十年の売上は射出成形機の年間販売台数と平均単価、ダイカストマシンの同指標、保守対象の累計稼働台数と1台当たり年間部品売上に分けて試算した。これらの台数と単価は会社開示の事実ではなく、旧2社の製品別売上高から逆算した仮定である。

優良さと弱いところ

堀、つまり競争相手が容易に奪えない強みは、成形条件の調整技術と導入済み設備の保守接点にある。金型と樹脂と機械を調整して歩留まりを安定させるには現場の知識が要り、既存ラインの置き換えは試運転と品質認証の負担を伴う。国内外のサービス拠点を相互利用できれば、故障対応の速さも採用の理由になる。

ただし、これは独占的な堀ではない。海天国際、ENGEL、住友重機械、芝浦機械、日鋼、伊之密といった相手が、同じ顧客の新規設備を取り合う。会社はアジアの価格競争激化を直近資料で明示しており、インフレを超える値上げが通った数量や粗利の証拠は乏しい。強い競争力があれば現れるはずの利益率も、統合前2社の直近実績では低い。

財務も見かけほど盤石ではない。2026年6月末には現預金約153億円に対し、リースを含む有利子負債が約395億円あり、製品・仕掛品などの棚卸資産だけで約446億円を抱える。売掛金と在庫を早く現金に変えられるかが収益回復と同じくらい重要である。新会社の長期ROE実績は存在せず、旧2社の資本利益率をそのまま合併後に外挿することもできない。

保守の技術的な価値は高いが、現状では価格決定権を握った証明にはならない。AIエージェント代替の定型的な人月・席課金型ではなく、加工装置と現物の部品交換が売上の中心である。一方、遠隔監視や画面操作の収益化が進む場合には、その新しい部分だけ別途代替リスクを見直す必要がある。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

射出成形機の需要は、樹脂部品を量産する顧客の設備更新と、新しい製品への切り替えから生まれる。日本産業機械工業会の受注統計を引用した会社資料では、国内メーカーの2025年受注は約1万1,700台で、2023年の落ち込みから持ち直した。ただし日本メーカーの受注台数を、海外生産も含むGMSの販売台数や世界シェアと同一視することはできない。

民間調査会社QYResearchは2025年の世界射出成形機市場を約102億ドルと推定している。1ドル150円なら約1.53兆円で、旧2社の射出成形機関連売上約547億円は金額でおよそ3.6%に相当する。ただし旧2社の売上には周辺設備が入り、市場調査の対象範囲も違うため、これは厳密な公表シェアではなく規模感を測る概算である。同調査は上位5社合計のシェアを約52%とし、海天国際やENGELなどが大きな競合になる。

ダイカストマシンの世界市場は民間調査で2025年約36億~41億ドルと推定される。旧TOYOの関連売上約76億円はその約1~1.4%に相当するが、装置の構成や対象範囲が異なるため同様に参考値にすぎない。国内メーカーのダイカスト機受注は会社資料上2025年457台にとどまり、2021年の761台から縮んだ。大型一体鋳造などの需要には機会があるものの、中国メーカーの内製化とEV投資の遅れが日本勢の伸びを阻む。

十年の中立では、射出成形機の実質台数は国内人口の減少を海外の更新需要で補い、現状から小幅に増える。単価は物価3%が続く前提で約1.34倍に上がるが、競争のため実質値上げは見込まない。部品・サービスは累積した設置機械を守る事業であり、新品市場より幾分安定する。半導体、データセンター、医療向け精密部品は伸びても、自動車・汎用品の成熟と競争を打ち消す程度と考える。

資本政策と M&A

2026年4月の共同株式移転は、両社の上場を終了させ、新持株会社GMSグループを東証プライムに上場させた再編である。したがって旧2社の上場廃止は新会社544Aの上場廃止予定ではない。統合の目的は、販売先への相互提案、海外サービス網の共同利用、部品の集中購買、生産拠点の最適化にある。ただし2026年8月の説明資料では効果額はなお検討中で、買収後の増分資本利益率を証明する数字はない。

旧日精樹脂工業はイタリアのNegri Bossiへの投資などで海外の機種と販路を広げたが、直近の赤字を見る限り、買収が株主資本コストを超えたと評価するのは難しい。旧2社は2026年3月期に合計約22億円の最終赤字となりながら、配当を続けた。利益の裏付けが弱い還元は、運転資金や更新投資を圧迫する危険がある。

新会社の2027年3月期予想は売上810億円、営業利益12.7億円である。中間配当は5円を予定する一方、期末配当と第1次中期経営計画の詳細は2026年11月公表予定である。現時点で中計の売上・営業利益・ROEの中期目標、配当性向、DOE、総還元性向、自社株買い額については数字の約束なし。旧日精樹脂工業の2028年3月期売上600億円・営業利益30億円という旧計画も、新会社全体の達成済み計画と誤解してはならない。

十年の還元は、配当原資となる正常利益と更新投資を先に確保し、中立で累計約58億円とした。余剰資金の株主への戻り方は0.75とみる。持続可能な高配当や大規模な自社株買いの実績は統合会社としてまだなく、反対に配当実績のある前身2社を理由なくゼロ評価にもできないためである。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

新会社は単に赤字企業を並べただけではない。射出成形機の製品仕様と地域別の顧客基盤は補完的で、販売員が相手側の機種を扱えるようになれば新規顧客の獲得費用を抑えられる。部品の共同購買と工場の稼働率引き上げが効けば、同じ売上でも営業利益が大きく増える余地がある。会社が示したクロスセルと生産拠点の相互利用は、比較的手の届きやすい統合施策である。

インドの工業化や、半導体・データセンター周辺の樹脂精密部品の増加は、全電動射出成形機への投資を後押しする。顧客が省エネルギーや歩留まりの改善に対価を払えば、汎用品の値下げ圧力を一部相殺できる。旧日精樹脂工業が築いた製造・サービスの網に旧TOYOの電動技術を組み合わせれば、海外で大型メーカーに対抗する品ぞろえが整う。

保守・部品売上は既に四半期で33億円を超え、完成機の販売が鈍っても一定の需要がある。統合に伴う一時的な会計利益を除いても、会社の2027年3月期営業利益予想は黒字であり、固定費負担から脱すれば利益の伸びは売上の伸びを上回る。価格に織り込まれていない生産改革が実現すれば、長期の株主利益は現在の時価総額を大きく超え得る。

慎重な見方

両社は経営統合前から多年にわたり利益率の低下に悩んでおり、競争力のない製品を一緒にしても価格決定力は生まれない。2026年6月までの四半期には、アジアの売上が増えたのに同地域の営業損失が拡大した。台数を売るほど固定費が回収されるという単純な話ではなく、売価の値引きと部材高が利益を奪っている。統合の効果額がまだ公表されていないことも慎重に受け止めるべきである。

海天国際、伊之密、力勁科技といった中国系メーカーが価格とサービスで浸透すれば、日本勢は高機能の限られた機種に押し込まれる。ダイカスト機は自動車の設備投資の影響が大きく、ギガキャスト向けの大型化も既存設備メーカーに必ずしも有利とはいえない。負担の重い金型や在庫は陳腐化が早く、稼働率が下がると利益より先に現金が減る。

6月末には多額の借入と在庫があり、金利3%の国債が定着する世界では借り換え時の利息が増す。物価上昇は装置の販売単価に表れるが、銅や鋼材、人件費、次世代設備への投資費用も同時に増える。合併時の負ののれんによる利益を通常の稼ぐ力と取り違えれば、ROEとPERは過大に見える。帳簿上の資産を売る選択も、少数株主が自由に決められるものではない。

どちらに重みを置いたか

事業の必要性とクロスセルの方向性には納得できるが、現場の売価競争と固定費負担がすでに数字に表れているため、慎重な見方をやや重くする。楽観2筋書き26%に対し、下側2筋書き36%とした。下に寄せる理由は旧2社の直近赤字、統合効果額の未確定、アジアの価格競争、借入負担である。中立にも利益率回復を認めており、同じ不安を資本コストや長期成長率に何重にも織り込んでいない。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 607 円421 億円(+ 還元の換算額還元の合計 93 円65 億円)。 今の値に割り戻すと 331 円229 億円、今との差 +4.6%、 期待の年率 +9.0%(資本コスト 8.5%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 8% 1,850 円1,284 億円 316 円220 億円 +585.7% +24.3% 173 円120 億円
やや楽観 18% 1,029 円714 億円 193 円134 億円 +286.6% +16.4% 220 円153 億円
中立 38% 547 円380 億円 83 円58 億円 +99.5% +7.8% 240 円166 億円
やや悲観 23% 218 円151 億円 7 円5 億円 −28.8% −3.4% 52 円36 億円
悲観 13% 122 円85 億円 0 円0 億円 −61.4% −9.1% 16 円11 億円
加重平均100% 607 円421 億円93 円65 億円 +121.7% +9.0% 700 円486 億円

今の株価時価総額 316 円219 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 8% 製品と販売網の統合に成功し輸出シェアも伸ばす 利益 105 億円 · PER 12.4 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,850 円1,284 億円

クロスセルの仕組みが世界の拠点で定着し、顧客が旧2社の得意な機種を同じ販売窓口から選べるようになる。共同購買とラインの整理が価格競争による値引きを吸収し、射出成形機は半導体設備関連や医療部材の顧客を新たに獲得する。海天国際やENGELとの競争は続くが、全電動と成形条件の精密制御で大型顧客の品質基準を満たし、金額シェアを現在の概算水準から約5%へ押し上げる。

ダイカスト機は大型鋳造やアルミ部品の内製化需要をつかみ、中国の力勁科技などが強い領域でも採用が増える。保守対象の稼働台数が5万台を超え、部品供給が新たな利益の柱になる。拠点再編が稼働率の改善に結びつくため、利益率は旧2社では見られなかった水準まで高まり、株主還元も一段と厚くなる。調達の数量が増えても部品の品質低下や短納期費用を起こさず、利益と現金収支が同時に改善することが条件となる。

  • 射出成形機・関連装置:数量 3,650(年間の完成機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.34(完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目))→ 売上 1,223 億円・営業利益 100 億円。世界市場が実質で拡大しGMSのシェアも上昇。単価はインフレ超の高機能化で上振れ
  • ダイカストマシン:数量 175(年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計))× 価格 1.14(機械1台当たり平均売上(億円・名目))→ 売上 199 億円・営業利益 20 億円。大型機の新需要を獲得し、平均機種構成も高額側へ
  • 部品・保守サービス:数量 52,000(保守対象となる推定年間稼働台数(台))× 価格 0.01(対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 338 億円・営業利益 57 億円。統合後の拠点網で稼働台数と部品採用率が高まる

倍率:2036年のROEは104.5÷943.14で約11.1%、kは8.5%。普通の堀なので増分利益率RONIC=8.5%+0.5×(11.1%−8.5%)=約9.8%とし、g=2.5%から(1−g÷RONIC)÷(k−g)=12.41倍。高い利益率が先まで薄れつつ残る上限そのものを用い、現行の株価倍率は見ていない。

確率:国内外の統合を短期間に実行し、中国メーカーとの価格競争に耐えながらシェアを上げるには多くの条件が重なる。旧2社の低採算から大きく転じるため、実現は可能でも少数確率とする。

やや楽観 18% 統合効果が定着し保守収入を広げる 利益 61 億円 · PER 11.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,029 円714 億円

国内外のサービス拠点を共同利用し、1社で修理から完成機の追加提案まで扱えるようになる。射出成形機は日本市場の成熟をインド、東南アジア、北米の更新需要で補い、全電動化と省エネルギー化を求める顧客を取り込む。中国の海天国際や伊之密は汎用機で伸びるが、GMSは機種の幅と修理の速さで概ね競争地位を維持する。

ダイカストマシンは自動車投資の回復に合わせて少しずつ数量を増やすが、巨大な世界シェアを奪えるほどではない。共同購買で採算が改善し、固定費の重複解消も進む。サービス・部品の売上は納入機の増加に沿って伸び、直近の赤字地域が黒字化する。経営陣が設備更新と借入削減を優先しつつ、継続的な配当を維持できる十年となる。好調な時だけでなく受注が落ちた年も研究開発と保守を維持し、次の設備投資の回復期に既存顧客を取り戻せる関係が残る。

  • 射出成形機・関連装置:数量 3,120(年間の完成機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.32(完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目))→ 売上 989 億円・営業利益 64 億円。海外更新需要と相互販売が数量を増やす。単価はおおむね物価に追随
  • ダイカストマシン:数量 145(年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計))× 価格 1.04(機械1台当たり平均売上(億円・名目))→ 売上 151 億円・営業利益 13 億円。市場の持ち直しを取り込み数量・価格が緩やかに増加
  • 部品・保守サービス:数量 44,000(保守対象となる推定年間稼働台数(台))× 価格 0.01(対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 266 億円・営業利益 40 億円。顧客接点の共有で保守対象数と部品使用率が上昇

倍率:2036年ROE=61.3÷813.84=約7.5%でk8.5%に届かない。ROEが資本コスト以下の会社では成長投資を高く評価せず、利益の稼ぐ力の上限1÷k=11.76倍をそのまま適用する。上側の筋書きでも現時点のPERや同業倍率は参照しない。

確率:拠点と販路の共用は合理的で実現の余地があるが、製品一本化と共同購買の効果を利益として回収する証拠がまだない。楽観の条件をやや和らげつつ、無条件の成功にはしない。

中立 38% 利益率は改善するが資本コストを超えない 利益 33 億円 · PER 11.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 547 円380 億円

射出成形機は自動車・生活用品の成熟需要を、医療、電装品、インドなどの更新需要が補う。世界市場の売上額は物価と設備更新で増えるが、海天国際やENGELなどとの競争が強く、GMSの金額シェアは約3.6%の概算水準から大きく変わらない。年間台数は現在の推定より1割弱伸び、販売価格は物価上昇にほぼ見合う程度に上がる。

ダイカスト機は日本メーカーの受注減少が底を打ち、海外での大型機需要を一部つかむ。ただし中国勢による機種開発が進み、世界市場の拡大率ほどGMSの売上は伸びない。部品・サービスは設置台数と共に着実に増えるが、周辺機器が毎年繰り返し売れるわけではないため過大評価しない。統合による調達・管理費の効率化は実現するものの、金利と更新投資の負担もあり、ROEは資本コスト以下にとどまる。

  • 射出成形機・関連装置:数量 2,580(年間の完成機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.31(完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目))→ 売上 787 億円・営業利益 39 億円。実販売台数の小幅増と物価3%相当の単価上昇。顧客のシェアは大きく変わらず
  • ダイカストマシン:数量 115(年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計))× 価格 1.00(機械1台当たり平均売上(億円・名目))→ 売上 115 億円・営業利益 7 億円。国内外の投資循環を均した台数。単価はインフレ相当
  • 部品・保守サービス:数量 36,000(保守対象となる推定年間稼働台数(台))× 価格 0.01(対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 215 億円・営業利益 28 億円。推定稼働台数約2割増、部品単価は物価程度。周辺機器混入に注意

倍率:2036年純利益32.6億円と自己資本746.94億円からROE約4.36%であり、k8.5%を下回る。2036年後のg2.5%を無理に価値へ付加せず、稼ぐ力の上限1÷k=11.7647倍を採用する。株価、過去のPERや同業評価は倍率の根拠にしない。

確率:統合で国内外の重複費用が減り、直近の赤字から正常利益を回復するのはあり得る。ただし中国勢との競争下では恒久的な値上げや高いROEは難しく、会社の2027年3月期予想を上回る改善を十年かけて実現する中間の筋書きとする。

やや悲観 23% 統合は遅れ、機械の競争力が弱まる 利益 −10 億円 · PBR 0.3 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 218 円151 億円

中国メーカーが汎用の射出成形機で安値攻勢を強め、GMSは新規設備の案件を失う。日本の需要は人口と自動車生産の成熟で細り、インドなどへの販路拡大も地場メーカーの競争で期待ほど実らない。射出成形機の年間販売台数は現在の推計から減り、値上げも物価に追い付かない。

ダイカスト機は自動車各社の設備更新の遅れが長引き、固定費を吸収できなくなる。保守・部品は既存機から売上を得られるが、顧客の買い替え先が競合に移るにつれて対象台数が減り始める。工場統合の整理費用が先行し、生産性改善は十分に出ない。利益率が再びゼロ近辺に落ち、黒字だった前半にわずかな配当を行った後は資金確保が優先される。値下げを避けて高機能機へ集中しようとしても、開発投資の固定費が大きく、小さな販売規模では技術上の優位が利益に変わらない。受注残の減少を在庫調整が追い掛ける状態が続く。

  • 射出成形機・関連装置:数量 2,000(年間の完成機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.26(完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目))→ 売上 510 億円・営業利益 1 億円。汎用機の台数低下、値上げ不十分で名目単価は物価を下回る
  • ダイカストマシン:数量 75.0(年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.90(機械1台当たり平均売上(億円・名目))→ 売上 68 億円・営業利益 −2 億円。自動車向け設備更新が進まず赤字
  • 部品・保守サービス:数量 28,000(保守対象となる推定年間稼働台数(台))× 価格 0.01(対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 148 億円・営業利益 12 億円。既存機の他社入替が増え、保守対象数と実質単価が低下

倍率:継続損失で10年後のROEはマイナスとなり利益のPERで評価できない。資産の稼ぐ力が弱まるため、蓄積損失後の自己資本587.34億円に0.26倍を掛ける。現在資産の換金価値約77億円を超え、楽観・中立より明らかに低い。市場で観測された底値のPBRを使っていない。

確率:価格競争と在庫の多さはすでに確認され、統合の効果額は未開示である。コスト削減が売価下落に打ち消される可能性は比較的大きく、十分な確率を与える。

悲観 13% 中国勢に敗れ在庫と借入が経営を縛る 利益 −45 億円 · PBR 0.2 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 122 円85 億円

海天国際や伊之密、力勁科技などの中国系メーカーが低価格だけでなく高精度機とサービス網でも顧客を奪う。インドを含む新興国で地場機への切り替えが進み、GMSの射出成形機の実質販売台数は現在の推計の6割程度まで落ちる。旧2社を合併しても規模の差を埋められず、工場の設備が余って値引きと固定費の両方が損失を生む。

ダイカスト機は自動車メーカーの内製と製品の大型化への開発競争に追い付けず、旧TOYOが持っていた案件を失う。設置済み機械が順次廃棄され、保守対象台数も減少する。借り換え金利が上がった状態で損失が続き、棚卸資産の評価損が純資産を削る。経営は配当を停止し、工場売却や製品撤退で存続を図るが、赤字設備を抱えた事業には帳簿の額面どおりの値段は付かない。短期的な資金確保のため保守人員まで削れば、設置済み機械の顧客も次の更新時に競合へ流れ、再建後の利益回復をさらに難しくする。

  • 射出成形機・関連装置:数量 1,450(年間の完成機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.23(完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目))→ 売上 326 億円・営業利益 −26 億円。数量が大幅に減り売価も名目で据え置きに近い
  • ダイカストマシン:数量 55.0(年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計))× 価格 0.78(機械1台当たり平均売上(億円・名目))→ 売上 43 億円・営業利益 −2 億円。主要顧客の採用減と大型機競争に負ける
  • 部品・保守サービス:数量 24,000(保守対象となる推定年間稼働台数(台))× 価格 0.00(対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目))→ 売上 116 億円・営業利益 5 億円。設置済み機械の廃棄と値下げで保守採算が低下

倍率:2036年の純利益は赤字45億円でPER評価に適さない。継続損失で減った2036年の自己資本417.34億円に0.205倍を掛け、時価総額85.56億円とする。現時点の資産を保守的に換金した税後概算床77億円を上回るが、これ自体を確実な2036年清算価値とは考えない。市況の谷のPBRを根拠にしていない。

確率:日本の高精度設備が全般的に競争力を失うのは極端だが、両社の低採算と多額の在庫、価格競争の激化に照らすと無視できない。倒産を必然とせず継続企業の資産劣化として扱う。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

射出成形機・関連装置

樹脂成形機とその周辺機器・金型。旧日精樹脂工業と旧TOYOイノベックスの主力完成機。

数量年間の完成機換算販売台数(台・推計)価格完成機1台当たり関連周辺品を含む平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 2,400 0.23 547 −19
10 年後 中立 2,580 0.31 787 39

取り方:2026年3月期の旧日精樹脂工業の射出成形機334.08億円と旧TOYOの同212.42億円を単純合算し546.50億円。2社の実販売台数と平均価格の開示は見つからず、年間2,400台と1台約2,277万円は全社売上からの逆算仮定であり公表数量ではない。日本の2025年射出成形機受注約1.17万台は国内製造業者全体の受注で、GMSの世界販売台数とは分母が違うため直接シェア計算に使用しない。OPは製品利益非開示のため2社合計営業損失を製品へ試算配賦したもの。元資料:旧2社2026年3月期短信とGMS 2026年8月決算補足資料。

ダイカストマシン

金属を高圧射出して自動車等の鋳造部品を作る機械と付帯装置。主に旧TOYOの事業。

数量年間のダイカスト機換算販売台数(台・推計)価格機械1台当たり平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 100 0.76 76 2
10 年後 中立 115 1.00 115 7

取り方:旧TOYOイノベックス2026年3月期のダイカスト機関連売上75.79億円。年間販売台数は非開示のため、100台と1台7,579万円を逆算仮定とした。機種は型締力により単価差が大きく、この分解は売上予測用であって実績販売台数の主張ではない。GMS資料に引用された日本ダイカストマシン工業会の2025年国内メーカー総受注457台は市場側の参考値。OPは非開示につき推計。

部品・保守サービス

納入済みの射出成形機・ダイカスト機の交換部品、点検、修理、改造等。

数量保守対象となる推定年間稼働台数(台)価格対象機1台当たり年間の部品・保守売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 30,000 0.00 134 3
10 年後 中立 36,000 0.01 215 28

取り方:旧日精樹脂工業の2026年3月期の部品98.72億円、周辺機器18.57億円、金型その他16.35億円の合計133.64億円を便宜上アフター関連とした。ただし周辺機器・金型は完成機販売と同時に売れるため、すべてが厳密な反復保守売上ではなく、旧TOYOの別計上サービスも含まれない可能性がある。稼働台数3万台、1台当たり年約44.55万円は開示されていない推定値。GMS実際の2026年4~6月の統一製品別区分ではサービス・部品33.76億円であり、概ね整合するが区分差がある。営業利益も推計配賦。

リスクと懸念

中国勢の値下げとシェア浸食

アジア地域では直近四半期に販売額が増えたにもかかわらず赤字が拡大した。海天国際や伊之密などは大量生産と現地サービスで競争し、汎用機の単価を抑える。国内外で高付加価値機に逃げ切れなければ、物価3%の世界でも販売価格だけが上がらず、部材と人件費の差に利益が消える。十年後のシェア下落をもっとも警戒する。

経営統合の実行失敗

共同調達や生産拠点の統合、クロスセルは計画段階で、実際の改善効果額は未公表である。2社の機種、販売店、開発方針を一つにするには時間と費用がかかる。重複整理が進まない場合は売上だけが増えて固定費が残り、利益率の回復を期待した中立の筋書き自体が成り立たなくなる。

借入金利と運転資金

2026年6月末の有利子負債は約395億円と現金約153億円を大きく上回る。国債金利3%、企業の借り換え金利4%前後という前提なら、現在の低金利部分が更新されるにつれて利払いの負担は重くなる。多額の製品・仕掛品在庫が売れずに滞留すれば、利益が出る前に資金繰りと株主還元余力が悪化する。

自動車とダイカスト投資の停滞

ダイカスト機は金属部品の一体化や車体軽量化から新しい需要を得られる一方、設備投資は完成車メーカーの車種計画で急に止まる。旧TOYOの2026年3月期の同機関連売上は約76億円にすぎず、小さな受注変動でも採算が振れやすい。EV化の遅れ、顧客の内製化、中国製大型機の普及が重なると、事業拡大より損失の固定化が起こりうる。

在庫評価と資産価値の錯覚

棚卸資産は約446億円に達し、純資産はそのまま現金化できない。特殊仕様の完成機や仕掛品は、需要が移れば売却値引きと評価損が必要になる。利益を生まない設備や金型を帳簿価格どおりに評価し、PBRが低いから割安と決めるのは危うい。悲観の評価では負債の全額返済と資産換金時の値引きを先に考える。

会計上の一時利益とガバナンス

2027年3月期第1四半期の純利益の大半を占めた負ののれん発生益は、経営統合の会計処理であり、設備を売って継続的に稼いだ金ではない。旧会社の過年度決算訂正や内部統制の問題も考えると、今後の利益の質を慎重に確かめたい。決算を比較する際は一時損益を除き、営業現金収支と棚卸評価の説明が改善するかを見る。

今後の分かれ目

四半期営業利益が継続黒字となり、地域別ではアジアの粗利率と受注採算も改善したら
コスト削減ではなく売価競争を克服している証拠になり、中立からやや楽観の比重を増やす。統合の改善額が開示されるかも確認する。
共同購買・工場最適化による年間改善利益の実額が公表され、キャッシュフローにも表れたら
統合投資の増分ROICが資本コストを超えるか試算し、十年の営業利益率と正当化PERを見直す。
サービス・部品売上が完成機売上より安定して伸び、保守対象台数が継続開示されたら
推定の稼働台数と1台当たり保守単価を実測に置き換え、繰り返し収益による堀の強さを評価し直す。
棚卸資産の増加が売上の増加を上回り、借入金が現金をさらに上回る状態が続いたら
在庫評価損と借り換え負担を悲観側に加え、減配や増資による既存株主の希薄化も検討する。
11月公表予定の初回中期経営計画でROE・配当性向・買い戻し額などに具体的な約束が示されたら
数字の達成実績とともに将来還元および余剰現金の戻り方を見直す。公表しただけでは高い価値を付けない。
中国系メーカーに主要機種の価格・サービス競争で敗れ、射出成形機の実質販売台数が減少基調となったら
中立の数量前提を撤回し、やや悲観・悲観のシェア侵食と保守台数の減少を先行させる。

見ておくもの

  • 2026年11月公表予定の第1次中期経営計画における中期売上・営業利益・ROE・配当方針の数値
  • 製品別の射出成形機・ダイカストマシン・サービス部品売上と、新規販売台数・稼働台数の開示
  • アジア・日本・欧米の地域別営業利益率と中国・インドの受注動向
  • 在庫446億円と有利子負債約395億円の削減、営業キャッシュフローと設備投資額
  • 日本産業機械工業会の射出成形機受注台数と日本ダイカストマシン工業会の受注台数
  • 統合シナジーの実現額、拠点再編費用、実効調達コスト、製品粗利率
  • 一過性の負ののれん発生益を除いた実力の純利益と、1株利益の潜在株式希薄化

倍率と資本コストの決め方

株価321円と有効株数6,939万株からの現時価総額は約222.75億円であるが、数量・価格・粗利の仮定にはこの値を使っていない。旧2社2026年3月期の製品別売上を起点に、射出成形機・ダイカスト機・サービスを年間台数と単価へ分解し、需要とシェアを別々に考えた。売上は名目単価に物価3%を一度だけ入れ、数量は実質のままである。資本コスト8.5%、2036年以後の名目成長2.5%、普通の堀を使い、楽観のPERはRONICによる式、中立とやや楽観はROEが資本コスト以下のため上限1÷kに従う。悲観側のPBRは低下した自己資本に適用し、今の株価や同業PERからは決めない。悲観的な資産の換金床は約77億円で、負債の全額控除を確認した。年24億円前後の足元償却費を物価で一律増やさず、2036年の維持更新投資は年35~45億円程度と別に見込んだ。更新投資が償却額を超える分は借入削減と配当余力を圧迫する。新リース基準の表現変更でも家賃は経済的な固定費として扱い、二重に価値を引いていない。最終価値だけを基準株価と比較した。

資本コスト 8.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。無リスク金利3%と株式リスクプレミアム4.5%の合計7.5%に事業の質+1.0%を加えた8.5%。βと企業規模の上乗せはしない。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +93.2% · 10 年 割安(年 +14.9%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +90.8% · 10 年 割安(年 +16.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +88.3% · 10 年 割安(年 +14.7%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +86.5% · 10 年 割安(年 +14.4%) 割安 JRC6224 国内コンベヤ部品の強い事業基盤に対して株価は割安。10年後の価値を左右するのは海外展開と買収の投資効率 本質価値との差 +81.5% · 10 年 割安(年 +14.5%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +79.3% · 10 年 割安(年 +15.3%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +74.0% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +70.7% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +67.8% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +67.8% · 10 年 割安(年 +14.6%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +63.5% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +63.0% · 10 年 割安(年 +12.9%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +61.9% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +61.0% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +58.2% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.1% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +53.3% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +49.2% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +47.6% · 10 年 割安(年 +13.2%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +45.3% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +44.1% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +43.0% · 10 年 割安(年 +12.7%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +39.7% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +38.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +38.0% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +36.9% · 10 年 割安(年 +13.7%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +36.4% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +36.0% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +33.8% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.4% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +32.6% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +30.4% · 10 年 割安(年 +10.1%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +29.3% · 10 年 やや割安(年 +11.9%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +28.7% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +28.2% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +27.1% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +26.2% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +26.1% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.8% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +11.6%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +23.7% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 ダイフク6383 半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +21.1% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +19.7% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +18.0% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +13.6%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +15.6% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 前澤ホールディングス575A 水インフラ更新と保守の継続力に比べ株価は控えめ。統合初年度の一時利益を除けば、長期価値はやや割安 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +15.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +14.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +14.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +13.9% · 10 年 やや割安(年 +12.7%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.0% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +10.7% · 10 年 やや割安(年 +10.4%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +10.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) 適正 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +12.5%) 適正 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +12.5%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +9.0% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +8.9% · 10 年 適正(年 +9.3%) 適正 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +12.7%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +6.3% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +6.3% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +6.0% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +5.5% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.4% · 10 年 適正(年 +9.7%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +4.9% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +4.6% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +3.9% · 10 年 適正(年 +11.5%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.2% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 +2.8% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +2.5% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +2.1% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 +2.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +1.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +9.5%) 適正 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +11.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.6% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +11.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −2.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 エヌ・ピー・シー6255 廃パネル分離技術には競争力があるが、大口顧客依存と成長投資の不確実性を考えると現状はほぼ適正評価 本質価値との差 −3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −6.3% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 −8.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −8.2% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −8.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −8.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −9.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +6.8%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −10.4% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +7.2%) やや割高 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −11.2% · 10 年 やや割高(年 +8.0%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −11.5% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +7.3%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −12.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −14.0% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −16.0% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.9% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −17.6% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −18.1% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −22.6% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −26.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −27.6% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −28.2% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.8%) やや割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −30.7% · 10 年 割高(年 +4.4%) 割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −31.2% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −31.5% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.4% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −33.4% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +7.7%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +3.9%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −38.1% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −38.8% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −39.2% · 10 年 割高(年 +5.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −39.3% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −41.3% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −42.5% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +1.2%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.1% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.7% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −53.3% · 10 年 割高(年 +0.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −54.5% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −59.7% · 10 年 割高(年 −1.0%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −59.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −62.8% · 10 年 割高(年 −3.7%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −65.7% · 10 年 割高(年 −3.8%) 割高 中村超硬6166 独自技術に成長余地はあるが、収益化の証拠は乏しい。事業売却後の稼ぐ力では現在の時価総額に届かず、割高と判断する 本質価値との差 −72.8% · 10 年 割高(年 −4.4%) 割高 ACSL6232 国産ドローンの防衛需要と北米展開には成長余地があるが、累積赤字と希薄化を埋める稼ぐ力は未証明で、現在の評価は割高 本質価値との差 −76.5% · 10 年 割高(年 −1.7%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −77.7% · 10 年 割高(年 −7.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.5% · 10 年 割高(年 −10.4%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.1% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −84.3% · 10 年 割高(年 −11.8%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −84.5% · 10 年 割高(年 −11.0%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.8% · 10 年 割高(年 −11.3%)

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読んだ資料

  1. GMSグループ 2027年3月期第1四半期決算補足資料(2026年8月10日)
  2. GMSグループ 2027年3月期第1四半期決算短信(2026年8月10日)
  3. 日精樹脂工業 2026年3月期決算開示資料
  4. TOYOイノベックス 2026年3月期決算短信
  5. 世界の射出成形機市場・競合構造(QYResearch、2026年8月)

分析日 2026-10-23