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ダイフク 6383

半導体AI投資と物流自動化の二つの波に乗るが、中立の 10 年後は時価総額が今を 1 割ほど上回るだけで、両方が長く続く前提を強く取り込んだやや割高な値段

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)6,348 円2.37 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,202 円1.94 兆円差 +22.0%
10 年後から見ると やや割安 価値 6,348 円2.37 兆円 · 差 +22.0% · 期待の年率 +8.8%
期待の年率リターン(10 年)+8.8%資本コスト比 +1.5 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ダイフクは、搬送や自動倉庫のシステムで世界最大手の会社だ。売上の4割は半導体・液晶工場のクリーンルーム搬送で、残りは自動車工場、空港の手荷物、EC・物流倉庫に分かれる。

筆者の結論は、事業は強いが、値段はやや割高、というものだ。確率で重みを付けた価値は、今の時価総額を2割弱下回る。

受注は顧客の工場づくりに左右され、波がはっきりある。半導体の投資と物流施設の投資という、二つの循環が重なるためだ。2026年12月期は受注残が過去最高の7,400億円を超え、売上も利益も過去最高になる見通しで、会社は2030年に売上1兆円・営業利益率15%を掲げる。

それでも中立で、10年後の時価総額は今の1.1倍ほどにとどまる。今の値段は、半導体のAI投資と物流の自動化が、どちらも長く続くという前提を強く取り込んでいる。

財務は堅い。受注残が厚く、純現金も大きい。ただ、半導体の反転や物流投資の停滞が重なれば、受注も利益も短期間で大きく落ちる構造は変わらない。余った現金は約1,000億円とみたが、買収に回る面があるため、株主に戻る確度は半分に見ている。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家なら、ダイフクは半導体・空港という参入障壁の高い領域で長年の実績を積み、流通・物流という構造的な成長市場にも足場を持つ、堀のある優良企業だと評価するはずである。ROEが17〜19%台まで改善し、純現金で財務の安全性も高く、再投資した利益が高い資本効率で回っている点は評価できる。

一方で、業績が顧客の設備投資計画に強く依存し、予測しにくい受注の波を持つ事業であることは認めざるを得ない。オーナー利益(再投資を引いた株主に残る利益)は、設備投資と研究開発への再投資負担がそれほど重くないため比較的厚いが、半導体サイクルの反転時には一時的に大きく薄くなる。

安全域の観点では、今の値段はPBRで4倍前後まで買われており、ここで計算した中立的な価値(10 年後の中立で PBR 1.7 倍)からはかなり離れている。半導体のAI投資と物流自動化という二つの成長テーマが、長くかつ高い水準で続くという前提をすでに相当強く取り込んだ値段であり、バリュー投資の観点では、今この値段で新規に買うには安全域が乏しいと見る。

何で稼ぐ会社か

収益の柱は、半導体・液晶工場のクリーンルーム内でウエハーを収めたFOUPやガラス基板を搬送する無人搬送システムで、TSMC・サムスン電子・SKハイニックス・キオクシアなどが新設・増設する工場に合わせて受注する。工場の立ち上げに合わせて大型のシステム一括受注が入るため、顧客の投資計画の前倒し・後ずれで四半期ごとの受注は大きく振れる。

次に大きいのが流通・物流向けの自動化で、ECフルフィルメントセンターや物流倉庫向けに自動倉庫(AS/RS)・ソーター・AGV・AMRを組み合わせたシステムを提供する。EC企業や大手小売・物流企業の倉庫新設・自動化投資が収益源で、EC拡大と人手不足を背景に長期の成長期待が最も高い分野である。

自動車・自動車部品向けはコンベアを中心とした搬送システムで、2026年4月に買収した独EISENMANNの産業用塗装・表面処理設備を取り込み、車体の塗装前後の工程にも事業を広げている。空港向けは手荷物搬送システム(BHS)で、新設・拡張の大型工事に加えて既存設備の保守・更新による継続的な収益も持つ。

いずれの事業も、システムの設計・納入だけでなく、導入後の保守・部品供給によるアフターサービス収益が積み上がる構造を持ち、工事が一巡した後も収益源として残る点が、単発の設備受注にとどまらない収益の厚みを作っている。

優良さと弱いところ

マテリアルハンドリングの世界では、オランダのヴァンダーランデや米国のホンウェル・インタロジスティクスが有力な競合で、半導体クリーンルーム搬送では村田機械なども競合する。ダイフクは半導体・空港という技術難度が高く参入障壁の高い領域で高いシェアを持ち、長年の実績に基づく信頼が受注の決め手になりやすい点が堀になっている。

ROEは2025年12月期で17.3%、2026年12月期は会社計画で19%台まで上昇する見通しで、資本効率は改善が続いている。純現金を抱え支払利息の負担はほぼなく、財務面の安全性は高い。受注残高が過去最高の水準にあることも、当面の収益の見通しやすさを支えている。

弱いところは、業績が顧客の設備投資計画に強く依存し、特定の大口顧客(大手半導体メーカーや大手物流・EC企業)の投資判断一つで四半期の数字が大きく動くことである。価格を決める力は半導体・空港など技術難度の高い領域では強いが、倉庫自動化のようにAGV・AMR単体では新興企業の参入が増えている領域では相対的に弱まりやすい。経営は大型M&Aより自社技術の深化と中小規模の買収(EISENMANNなど)を中心にしてきており、極端な買収による価値破壊のリスクは比較的小さい。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

マテリアルハンドリング・物流自動化の世界市場は2025年時点で2,000億ドル台、年率7〜12%で拡大するとみられ、自動化部分(AGV・AMR・AS/RSなど)はそれよりさらに高い成長率が見込まれる。EC拡大と人手不足という二つの構造要因が需要を支えており、循環よりも構造的な成長要因の方が強い業界だが、顧客の工場新設・倉庫建設のタイミングによって四半期ごとの受注は大きくブレる。

半導体側は、AI向けチップの需要拡大を背景にTSMC・サムスン・SKハイニックスなどが工場新設・増設を積極化しており、半導体製造装置(WFE)市場が2025年に1,170億ドル程度、3年後には2,000億ドル規模まで拡大すると見込まれる局面にある。クリーンルーム搬送はこの投資拡大に直接連動し、現在は投資拡大局面の初期から中期にあると見る。

自動車向けは、EV移行に伴う工場の建て替え・改修需要がある一方、世界的な自動車生産自体の伸びは緩やかで、循環的な停滞局面も挟みやすい。空港向けは、世界的な航空旅客需要の回復に伴う空港拡張需要が追い風になっている。

競合は、ヨーロッパのヴァンダーランデ、米国のホンウェル・インタロジスティクス、中国の新興メーカーなどで、特に倉庫自動化(AGV・AMR)領域では中国勢の価格競争力のある製品が増え、将来的に中位性能帯のシェアを侵食するリスクが徐々に高まっている。

資本政策と M&A

株主還元は配当を基本とし、業績拡大に応じて配当を積み上げる方針を取っている。純現金を抱える保守的な財務構成を維持しつつ、2026年4月には独EISENMANN(産業用塗装・表面処理設備)を買収するなど、事業領域を広げる中小規模のM&Aを継続的に行ってきた。大型の自社株買いや一度に資本構成を大きく変えるような再編は目立たず、資本配分は比較的慎重である。

長期ビジョン「Driving Innovative Impact 2030」では2030年に売上高1兆円・営業利益率15%・ROE13%以上を掲げ、2027年の中期経営計画でも売上高8,000億円・営業利益率15%・ROE17%という高い目標を置いており、成長投資と株主還元の両方に資本を振り分ける方針が続くとみられる。独立性の高い技術と顧客基盤を持つため、TOBや大型再編を仕掛けられる可能性は現時点では低いと見る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

半導体・液晶向けの搬送システムは、AI向けチップの需要拡大を背景にTSMC・サムスン・SKハイニックスなどの工場新設投資が続く限り、受注残高を押し上げ続ける構造にある。受注残高が過去最高の7,400億円超まで積み上がっていることは、少なくとも2027年12月期までの業績の見通しやすさをかなり高めている。

流通・物流向けの自動化は、EC拡大と人手不足という構造要因が循環を超えて需要を支えており、倉庫自動化市場の成長率はマテリアルハンドリング全体よりも高いと見込まれる。ダイフクはAS/RS・AGV・AMRを組み合わせたシステムを提供できる数少ない大手の一社で、この分野のシェアを伸ばす余地は大きい。

空港向けも世界的な航空旅客需要の回復で拡張需要が続き、自動車向けは独EISENMANNの買収による欧州展開と塗装・表面処理設備の取り込みで、新しい収益源が育つ可能性がある。ROEはすでに17〜19%台まで上昇しており、長期ビジョンの売上高1兆円・営業利益率15%という目標が達成されれば、今の値段でもなお割安に見える局面が来る。

慎重な見方

半導体向けの受注は、顧客であるTSMC・サムスン・SKハイニックスなど少数の大口顧客の投資判断に強く依存しており、AI向け投資がいったん過熱した後に一時的な調整局面に入れば、受注残高の積み上がりが逆回転し、四半期の業績が急速に悪化するリスクがある。半導体サイクルは過去にも何度も山と谷を繰り返してきた。

物流・倉庫自動化は構造的な成長市場である一方、参入障壁は半導体・空港ほど高くなく、中国の新興メーカーがAGV・AMRで価格競争力のある製品を増やしており、将来的に中位性能帯のシェアを侵食される可能性がある。自動車向けはEV移行に伴う投資の不確実性があり、EISENMANNの買収も統合がうまくいかなければのれんの評価悪化につながるリスクを抱える。

今の株価はPBRで4倍前後まで買われており、これは半導体のAI投資と物流自動化という二つの成長テーマが、長期間かつ高い水準で同時に続くという前提をすでに強く取り込んだ値段である。二つの投資サイクルが同時に落ち込むリーマン級の局面が来れば、受注・利益は3〜5割規模で縮小し、倍率も大きく縮む可能性がある。

どちらに重みを置いたか

受注残高の厚さと純現金という財務の安全性は、短期的な業績の見通しやすさを支えており、短期は中立からやや楽観に近い確率を置いた。ただし半導体・物流自動化という二つの投資サイクルは同時に反転しうるので、10年後にかけては中立をやや下回る側に確率を寄せ、悲観・やや悲観にも相応の重みを置いた。計算では、中立の 10 年後の時価総額は今を 1 割ほど上回るだけで、新しく投じるお金の稼ぎのうち資本コストを超える分は先で薄れるとみると、今の PBR 4 倍前後が正当化されるのはやや楽観以上の筋書きが 10 年続く時に限られる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/12 期)

確率で加重した株価時価総額 10,373 円3.86 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,697 円6,323 億円)。 今の値に割り戻すと 6,348 円2.37 兆円、今との差 +22.0%、 期待の年率 +8.8%(資本コスト 7.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 15% 18,521 円6.90 兆円 3,537 円1.32 兆円 +324.0% +15.5% 3,309 円1.23 兆円
やや楽観 27% 13,674 円5.09 兆円 2,136 円7,957 億円 +203.9% +11.8% 4,269 円1.59 兆円
中立 32% 10,284 円3.83 兆円 1,377 円5,129 億円 +124.2% +8.4% 3,731 円1.39 兆円
やや悲観 18% 3,157 円1.18 兆円 726 円2,704 億円 −25.4% −2.9% 699 円2,604 億円
悲観 8% 548 円2,040 億円 233 円868 億円 −85.0% −17.3% 62 円233 億円
加重平均100% 10,373 円3.86 兆円1,697 円6,323 億円 +132.0% +8.8% 12,070 円4.50 兆円

今の株価時価総額 5,202 円1.94 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 15% 世界首位の堀を拡大 利益 3,017 億円 · PER 22.7 倍 · 株価時価総額 18,521 円6.90 兆円

世界のマテリアルハンドリング市場が年率10%前後で拡大する中、ダイフクは半導体のAI投資・物流自動化の両方でシェアを伸ばし続け、半導体・液晶向け搬送のシェアは17%、流通・物流向けのシェアは4.5%まで広がる。EISENMANNを軸にした自動車向けの欧州展開も軌道に乗り、空港向けも世界的な航空需要の拡大で高いシェアを保つ。10年後には長期ビジョンの売上高1兆円を上回る規模に成長し、営業利益率は18%、ROEも16%台まで高まる。資本効率の改善を背景に継続的な自社株買いも進め、世界のマテハン首位としての堀がさらに広がる10年間になる。

  • 半導体・液晶向け搬送:数量 286(半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 34(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 9,808 億円・営業利益 2,452 億円。シェア17.0%・営業利益率25%
  • 流通・物流向け自動化:数量 564(世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 9.07(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 5,117 億円・営業利益 768 億円。シェア4.5%・営業利益率15%
  • 自動車向け搬送:数量 238(世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 8.06(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,919 億円・営業利益 230 億円。シェア4.0%・営業利益率12%
  • 空港向け搬送:数量 39.2(世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 54(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,134 億円・営業利益 405 億円。シェア27.0%・営業利益率19%

倍率:事業の純利益 3,003 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 29.4% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 18.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 22.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 22.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)750 億円。全体の PER 22.73 倍、時価総額 69,008 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:世界のマテハン市場が高成長を続け、ダイフクがシェアを広げ続けるシナリオは十分ありうるが、10年間続くには多くの前提が必要で過半には置かない。

やや楽観 27% 高シェアを維持して成長 利益 2,286 億円 · PER 21.6 倍 · 株価時価総額 13,674 円5.09 兆円

半導体のAI投資・物流自動化の構造的な成長が続き、ダイフクは着実にシェアを広げる。半導体・液晶向け搬送のシェアは14.5%、流通・物流向けは3.6%まで拡大し、自動車はEISENMANNを軸にした欧州展開が定着、空港も世界の航空旅客需要の拡大に乗って底堅く成長する。10年後の売上高は長期ビジョンの1兆円目標に近づき、営業利益率は16.5%、ROEは13%台まで改善する。受注残高を安定的に消化しながら、EISENMANNのような中規模のM&Aも継続して事業領域を広げる、構造的な成長が続く10年間になる。

  • 半導体・液晶向け搬送:数量 254(半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 29(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 7,433 億円・営業利益 1,710 億円。シェア14.5%・営業利益率23%
  • 流通・物流向け自動化:数量 536(世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 7.26(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 3,893 億円・営業利益 526 億円。シェア3.6%・営業利益率14%
  • 自動車向け搬送:数量 251(世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 7.06(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,770 億円・営業利益 186 億円。シェア3.5%・営業利益率10%
  • 空港向け搬送:数量 41.1(世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 47(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,947 億円・営業利益 331 億円。シェア23.5%・営業利益率17%

倍率:事業の純利益 2,272 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 23.7% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 15.5%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)750 億円。全体の PER 21.64 倍、時価総額 49,916 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体・物流自動化の構造的な成長が10年続く可能性は相応に高いとみて、最も重い確率に次ぐ重みを置いた。

中立 32% 構造成長に乗り続ける 利益 1,712 億円 · PER 21.1 倍 · 株価時価総額 10,284 円3.83 兆円

半導体・物流自動化とも構造的な成長は続くが、競合の台頭や投資サイクルの波を受けてシェアの伸びは緩やかになる。半導体・液晶向け搬送のシェアは13%程度、流通・物流向けは3%程度で推移する。自動車・空港も世界経済の成長に合わせて緩やかに拡大するが、EISENMANNの統合効果は限定的にとどまる。10年後の売上高は長期ビジョンの1兆円にはやや届かず、営業利益率は15%、ROEは10%台で安定する。半導体と物流の二つの循環を繰り返しながらも、堀を保ったまま構造的な成長についていく標準的な10年間になる。

  • 半導体・液晶向け搬送:数量 218(半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 26(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 5,702 億円・営業利益 1,169 億円。シェア13.0%・営業利益率20%
  • 流通・物流向け自動化:数量 508(世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 6.05(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 3,070 億円・営業利益 353 億円。シェア3.0%・営業利益率12%
  • 自動車向け搬送:数量 249(世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 6.45(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,608 億円・営業利益 145 億円。シェア3.2%・営業利益率9%
  • 空港向け搬送:数量 38.0(世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 42(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,609 億円・営業利益 241 億円。シェア21.0%・営業利益率15%

倍率:事業の純利益 1,698 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 21.2% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 14.2%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 21.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 21.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)750 億円。全体の PER 21.05 倍、時価総額 36,493 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:構造的な成長は続くが競合の台頭やシェアの伸び鈍化も避けられないとみて、最も重い確率を置いた。

やや悲観 18% 成長鈍化と値決め力の低下 利益 931 億円 · PER 10.4 倍 · 株価時価総額 3,157 円1.18 兆円

半導体のAI投資は一定の成長を続けるものの、中国・韓国勢の技術的な追い上げでシェアの伸びが鈍り、半導体・液晶向け搬送のシェアは10%程度に低下する。流通・物流向けも中国の新興メーカーに中位性能帯のシェアを侵食され2.2%程度にとどまる。自動車はEISENMANNの統合効果が思うように出ず、空港向けも大型プロジェクトの一部を欧州勢に奪われる。世界経済の成長鈍化の影響も受け、10年後の売上高は長期ビジョンの1兆円に大きく届かず、営業利益率も11%程度に下がり、価格を決める力も緩んでいく10年間になる。

  • 半導体・液晶向け搬送:数量 199(半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 20(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 4,012 億円・営業利益 602 億円。シェア10.0%・営業利益率15%
  • 流通・物流向け自動化:数量 569(世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 4.44(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,522 億円・営業利益 177 億円。シェア2.2%・営業利益率7%
  • 自動車向け搬送:数量 263(世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 5.24(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,376 億円・営業利益 55 億円。シェア2.6%・営業利益率4%
  • 空港向け搬送:数量 43.5(世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 34(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,491 億円・営業利益 149 億円。シェア17.0%・営業利益率10%

倍率:ROE 8.8%。RONIC=k 7.25%+残る割合 1/2×(8.8−8.0)=8.4%、g 4.0% から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=13.1 倍、下限の 1÷k は 12.5 倍で、上限は 13.1 倍。余った現金(戻り方込み)375 億円は別に足す。中国・韓国勢にシェアを削られ値決め力が緩む筋書きで、ROE が k に近づくため、上限の 8.0 割の 10.4 倍に置いた。

確率:中国・韓国勢の追い上げでシェアの伸びが鈍る可能性は、10年という長い期間では相応に高いとみて重みを置いた。

悲観 8% 中韓勢に構造的に劣後 利益 190 億円 · PER 9.1 倍 · 株価時価総額 548 円2,040 億円

半導体・液晶向け搬送で中国・韓国の新興メーカーに価格と技術の両面でシェアを奪われ続け、10年後のシェアは7%まで落ち込む。流通・物流向けも中国勢との価格競争に敗れてシェアは1.4%程度に縮小し、自動車はEV移行の混乱とEISENMANNの統合失敗によるのれんの評価悪化が重荷になり、空港向けも大型プロジェクトを欧州勢に奪われる。受注残高は過去の高水準から大きく剥落し、10年後の営業利益率は5%程度まで低下、ROEも1%台にとどまり、世界のマテハン首位という優良さを失った構造的に劣後する会社になっている。

  • 半導体・液晶向け搬送:数量 165(半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 14(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,333 億円・営業利益 117 億円。シェア7.0%・営業利益率5%
  • 流通・物流向け自動化:数量 768(世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 2.82(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 2,166 億円・営業利益 −43 億円。シェア1.4%・営業利益率-2%
  • 自動車向け搬送:数量 322(世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 3.63(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,167 億円・営業利益 −35 億円。シェア1.8%・営業利益率-3%
  • 空港向け搬送:数量 56.4(世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質))× 価格 22(実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍))→ 売上 1,251 億円・営業利益 50 億円。シェア11.0%・営業利益率4%

倍率:ROE 2.0% が k 7.25% 以下で、ためた利益は額面を下回る価値。PER は 1÷k = 12.5 倍が上限で、目減りは ROE÷k = 0.25 に比例するので、上限 × 0.60 × 0.9 で 6.8 倍になる。ただし利益が出て配当を続ける筋書きで、自己資本の 0.2 倍を割る値(倒産に近い時のもの)にはしない。0.2 倍に相当する 9.1 倍を下限とし、9.1 倍に置いた。やや悲観の 10.4 倍より低い。構造的に劣後し ROE が k を大きく下回る筋書き。余った現金(戻り方込み)250 億円は別に足す。

確率:10年という長さを考えれば、技術や価格競争で構造的に劣後するリスクはゼロではないとみて5%超を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

半導体・液晶向け搬送

半導体・液晶工場のクリーンルーム内でFOUP(ウエハー収納容器)やガラス基板を搬送する無人搬送システム。工場新設・増設のたびに受注する設備型ビジネス。

数量半導体・液晶向け搬送システムの世界市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/12 164 18 2,950 590
10 年後 中立 218 26 5,702 1,169

取り方:2026年中間期の業種別売上(エレクトロニクス構成比42.6%、通期ベースで約2,950億円)を、TSMC・サムスン・SKハイニックス等の工場新設投資に連動する専用搬送市場164億ドル×シェア12%×150円で近似した。 数量は今の値段で測った市場規模(実質)にし、物価の分は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。今の価格はシェア 12%。

流通・物流向け自動化

ECフルフィルメントセンターや物流倉庫向けの自動倉庫(AS/RS)・ソーター・AGV/AMRなどの自動化システム。EC拡大と人手不足を背景に受注が増えている。

数量世界の倉庫・物流自動化市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/12 395 3.75 1,480 148
10 年後 中立 508 6.05 3,070 353

取り方:商業・小売業向け業種別売上(2025年通期1,334億円、2026年は拡大見込み約1,480億円)を、マテリアルハンドリング市場のうち倉庫・物流自動化が占める約395億ドル×シェア2.5%×150円で近似した。 数量は今の値段で測った市場規模(実質)にし、物価の分は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。今の価格はシェア 2.5%。

自動車向け搬送

自動車・自動車部品工場向けのコンベア・搬送システム。2026年4月に買収した独EISENMANN(産業用塗装・表面処理設備)を含み、車体の塗装前後の搬送ラインにも強みを持つ。

数量世界の自動車工場向け搬送・塗装設備投資市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/12 200 4.50 900 72
10 年後 中立 249 6.45 1,608 145

取り方:自動車・自動車部品業種別売上(2025年通期857億円、EISENMANN取り込みで2026年は約900億円)を、自動車工場向け搬送・表面処理設備市場200億ドル×シェア3%×150円で近似した。 数量は今の値段で測った市場規模(実質)にし、物価の分は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。今の価格はシェア 3%。

空港向け搬送

空港の手荷物搬送システム(BHS)。新設・拡張の大型工事と、既存設備の保守・更新による継続収益の両方を持つ。世界の大手空港向けに高いシェアを持つ。

数量世界の空港手荷物搬送システム市場(億ドル)× ダイフクのシェア(今の値段で測った実質)価格実質の市場 1 ドルあたりの当社売上(円)=シェア × 150 円 × 物価の倍率(3 年 1.09・10 年 1.34 倍)売上営業利益
今 2026/12 27.7 30 830 116
10 年後 中立 38.0 42 1,609 241

取り方:空港業種別売上(2025年通期768億円、2026年は旅客需要回復で約830億円)を、世界のBHS市場28億ドル×シェア20%×150円で近似した。 数量は今の値段で測った市場規模(実質)にし、物価の分は価格(シェア × 150 円 × 物価の倍率)に入れた。今の価格はシェア 20%。

リスクと懸念

半導体投資サイクルの反転

TSMC・サムスン・SKハイニックスなど少数の大口顧客の工場新設・増設投資に業績が強く連動しており、AI向け投資が一巡して半導体製造装置の投資サイクルが反転すれば、受注残高の積み上がりが逆回転し、四半期の売上・利益が急速に悪化する可能性がある。過去にも半導体サイクルは繰り返し山と谷を作ってきた。

物流・倉庫自動化での価格競争

EC拡大と人手不足を背景に成長が続く倉庫自動化市場だが、半導体・空港ほど参入障壁が高くないため、中国の新興メーカーがAGV・AMRなどで価格競争力のある製品を増やしている。中位性能帯のシェアを侵食されれば、流通・物流向けの利益率が想定より下がるリスクがある。

自動車向けのEV移行に伴う不確実性

自動車工場向け搬送は、EV移行に伴う工場の建て替え・改修需要に支えられる面がある一方、世界的な自動車生産自体の伸びは緩やかで、投資計画の前倒し・後ずれに業績が振れやすい。2026年に買収した独EISENMANNの統合が計画通り進まなければ、のれんの評価悪化につながる可能性もある。

受注の大型化・一括受注による業績のブレ

半導体・空港向けは工場や空港の新設・拡張に合わせた大型の一括受注が中心で、工事の進行基準に伴う収益認識のタイミングによって四半期ごとの売上・利益が大きくブレやすい。受注が一時的に途切れると、固定費の多い生産体制の中で利益率が急速に悪化する可能性がある。

人材・技術者の確保

システムの設計・据付・保守には専門性の高い技術者が必要で、世界的に人手不足が進む中、必要な人材を十分に確保できなければ、受注を受けきれない、あるいは工事の遅延で収益認識がずれるといった形で成長の制約になる可能性がある。

為替・地政学リスク

海外売上比率が高く、米中対立や半導体の輸出管理規制の強化が中国・台湾向けの投資計画に影響すれば、受注に地域的な偏りが生じる可能性がある。ドル円の変動も海外子会社の業績の円換算額に影響を与え、想定より円高が進めば海外で得た利益の円換算額が目減りし、連結の増益率を押し下げる方向に働く。

今後の分かれ目

TSMCやサムスンが2027年以降も工場新設計画を上積みする
半導体・液晶向け搬送の受注残高がさらに積み上がり、10年後にやや楽観に近い筋書きに近づく
AI向け半導体投資が2027年前後にいったん減速する
受注残高の積み上がりが止まり、数年後の業績はやや悲観に近い水準にとどまりやすくなる
中国の新興メーカーが倉庫自動化(AGV・AMR)で大口顧客を奪う
流通・物流向けの利益率が想定より下がり、10年後の構造的な成長の筋書きが崩れやすくなる
独EISENMANNの統合が計画通り進み欧州の自動車向け受注が増える
自動車向け事業の収益性が改善し、やや楽観に近い筋書きに近づく
世界的な航空旅客需要が想定以上に伸び空港の拡張投資が増える
空港向け搬送の受注が増え、10年後に上振れの要因になる
半導体・物流投資が同時に大きく落ち込むリーマン級の局面が来る
受注・利益が3〜5割規模で縮小し、倍率も大きく縮んで悲観の筋書きに近づく

見ておくもの

  • 半導体・液晶向け(エレクトロニクス)の受注高・受注残高の推移
  • 流通・小売業向け(物流自動化)の売上・受注動向
  • 独EISENMANNを含む自動車・自動車部品向けの採算改善の進み方
  • 長期ビジョン・中期経営計画の進捗(売上高1兆円・営業利益率15%目標の達成度)
  • 世界の半導体製造装置(WFE)投資動向とTSMC・サムスン・SKハイニックスの工場新設計画

倍率と資本コストの決め方

倍率は、今の PBR 4 倍前後を見てから決めたのではなく、各時点の事業の純利益に、資本コスト 7.25%・g 4% の正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g)(RONIC は k を超える分の半分だけ残す)の上限の 8〜9 割を当て、余った現金は戻り方を半分と見て足した。やや悲観・悲観は稼ぐ力(純利益÷k)から置き、今の PBR・過去や同業の倍率は根拠にしていない。悲観の PER は ROE÷k に比例して目減りさせた値(上限 × ROE÷k × 0.9。自己資本の 0.2 倍相当を下限)で、9.1 倍(やや悲観の 10.4 倍より低い)。資本コストは基本 7.5% に循環 +0.5% を足した。市場は実質×シェア、価格は物価並みで名目にした。今の値段に合わせて調整した所はない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17.7→22.73 倍・やや楽観 PER 15→21.64 倍・中立 PER 12.8→21.05 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。k=基本 7.5%+quality +0.5%=8.0%。内訳と理由は quality_why。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.25%。

同じ業種(機械)の AI 分析

割安 ゼネラルパッカー6267 袋詰めの自動包装機で国内の上位にいる堅実な中堅。現金を抱えたまま安く放置され、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +94.1% · 10 年 割安(年 +13.5%) 割安 タクミナ6322 小型定量ポンプの国内トップ。財務が堅く利益率も安定し、足元の落ち込みを織り込めば割安と見る 本質価値との差 +85.9% · 10 年 割安(年 +13.0%) 割安 横田製作所6248 空気混じりの水を吸う自吸ポンプで稼ぐ小さな専業メーカー。純現金が時価総額の6割あり、事業の値段はかなり安い 本質価値との差 +85.6% · 10 年 割安(年 +13.3%) 割安 西部技研6223 工場の除湿とVOC処理で世界上位。電池投資の波を割り引いても、純現金を抱えた今の値段は10年の価値を大きく下回る割安 本質価値との差 +84.4% · 10 年 割安(年 +13.4%) 割安 ガリレイホールディングス6420 国内の冷やす設備で首位級。厚い現金と保守の積み上げで下値が浅く、中立でも今の値段を大きく上回る 本質価値との差 +77.5% · 10 年 割安(年 +12.2%) 割安 日進工具6157 小径エンドミルの専業。純現金が時価総額の半分あり、事業の稼ぐ力も高い。結論は やや割安 本質価値との差 +68.2% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 三菱化工機6331 水素と環境の設備で過去最高益。利益率は歴史的な高さだが、利益を平らにならしても今の時価総額を上回り、割安と見る 本質価値との差 +66.9% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 エスティック6161 自動車ラインのネジ締付で営業利益率2割を15年守る小さな専業。無借金で現金も厚く、10年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +66.5% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 住友重機械工業6302 極低温冷凍機や射出成形機には本物の堀があるが、建機の価格競争と変減速機買収の失敗が重荷で、優良さの立て直しは道半ば 本質価値との差 +65.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 オーケーエム6229 船の排ガス用バルブで世界の4割を握る小さな専門家。造船の波は読みにくいが、今の値段はやや安い 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 竹内製作所6432 ミニショベルの草分けが北米のローダーで稼ぎ、財務も堅い。ただ関税と建設循環の重さが残り、10 年では今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +57.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 フリージア・マクロス6343 住宅の断熱工事と関連会社の持分で利益は厚いが、親会社の支配で株主にほぼ戻らない。今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +56.8% · 10 年 割安(年 +12.6%) 割安 だいわ6459 保守の前受金がふくらませた厚い現金と、国内で伸びない冷蔵庫事業。事業の稼ぎは堅く、現金の戻り方を半分に見ても、10 年の価値は今の値段をやや上回る 本質価値との差 +55.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 レオン自動機6272 包あん機の世界的なニッチ首位。米国の新工場という賭けを織り込んでも、今の値段は安いと見る 本質価値との差 +54.7% · 10 年 割安(年 +11.0%) 割安 ヨシタケ6488 蒸気を制御する弁の老舗で、純現金が時価総額の3割。10年では利益が積み上がり、今の値段は割安の側 本質価値との差 +52.6% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 クボタ6326 北米農機の不振を建機と水インフラの底堅さが補う構図。中立の 10 年後は今の時価総額を大きく上回るが、薄れる ROE と農機の谷を入れると今の値段はやや割安 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 サンセイ6307 ビルの窓拭きゴンドラと舞台装置、下関の船舶修理の二本柱。過去最高益は高額修理の一時的な山で、ならした稼ぎで見ればほぼ適正 本質価値との差 +51.8% · 10 年 割安(年 +11.2%) 割安 AIRMAN6364 国内ではほぼ独占の可搬式コンプレッサ屋。北米での拡大と電動化の波を天秤にかけると、中立の筋書きで今の値段をやや上回る 本質価値との差 +49.4% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 兼松エンジニアリング6402 下水や工場の汚泥を吸う特装車で国内首位。地味だが稼ぐ力は確かで、10年で見てやや割安 本質価値との差 +48.8% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 木村工機6231 工場や店舗向け空調の専業で、利益率は過去最高圏。事業の質は高いが、10 年の価値は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +48.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 三井海洋開発6269 FPSO 世界 3 強の一角。受注は過去最高で、中立の 10 年後は時価総額が今の 1.6 倍ほどに育つ。ただ工事の失敗歴が重く、安全域は見かけほど厚くない 本質価値との差 +46.1% · 10 年 割安(年 +11.6%) 割安 アマノ6436 勤怠と駐車場の保守収益に厚い現金。利益の大半を返す会社で、10 年の筋書きの加重では今の値段をやや上回る 本質価値との差 +45.6% · 10 年 割安(年 +9.6%) 割安 日本ギア工業6356 原発の弁を動かす装置でほぼ独占に近い小さな会社。稼ぐ力は強いが、ため込んだ資金は戻りにくく、今の値段は妥当からやや高め 本質価値との差 +41.2% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 TEIKOKU(旧・帝国電機製作所)6333 世界首位級の無漏洩ポンプ専業。稼ぐ力に比べ値段は軽く、確率の加重では今を 1 割強上回る。ただし利益率の高さが前提 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 東京機械製作所6335 新聞輪転機の国内大手。現金は時価総額の倍近いが、本業の市場は縮み、現金は株主に戻ってこなかった 本質価値との差 +40.1% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 電業社機械製作所6365 水インフラの更新需要に支えられ、純現金も厚い。今の値段は低すぎる 本質価値との差 +39.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日精エー・エス・ビー機械6284 ペットボトル型容器の成形機で世界首位格。金型と部品が稼ぎの土台で純現金も厚いが、利益は山の高さにあり、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +37.9% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 カナデビア7004 ごみ焼却発電で世界首位級の堅い本業を持つが、大型案件の損失癖が重い。10 年の価値は今を 1 割弱上回る程度で、安全域は薄い 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +10.2%) 割安 新東工業6339 鋳造・ブラスト設備の老舗。減損で重荷は消えたが、ROEは資本コスト未満。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +35.1% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 鈴茂器工6405 寿司ロボットの王者。今の利益は谷で、稼ぐ力の回復を織り込めば割安に傾く 本質価値との差 +34.9% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新晃工業6458 ビル空調の国内首位級で、DC 向けの伸びと保守の厚みを入れても、今の値段はほぼ妥当。確率の加重では今を 1 割ほど上回る水準 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +9.0%) 割安 サンデン6444 ハイセンス傘下で電動化に賭ける再建途上の会社。借金の重さを思えば、値段は見合いに近い 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +12.8%) 割安 アイダエンジニアリング6118 プレス機で国内首位。稼ぐ力は弱いが純現金が時価総額の半分。還元が実行されれば今の値段はやや割安 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 三浦工業6005 国内首位の保守網と純現金は堅い。米国買収の立て直しと蒸気の電化が分かれ目で、値段は適正圏とみる 本質価値との差 +33.5% · 10 年 割安(年 +9.2%) 割安 アネスト岩田6381 小型圧縮機と塗装機器は堅実だが稼ぐ力は並み、厚い現金を足して今の値段は適正圏。成長の鍵は買収の出来 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +8.4%) 割安 トーヨーカネツ6369 物流の保守とタンクの法定点検が土台。10年先の価値は今の時価総額を15%ほど上回りやや割安だが、余裕は大きくない 本質価値との差 +32.1% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 日立建機6305 鉱山機械と部品・サービスの伸びは本物。ただ市場の伸びを小松と同じ物差しで測ると、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +31.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 小田原エンジニアリング6149 電動車のモーター用巻線機で世界2位。ただし2025年の利益は山で、時価総額の7割は現金だ 本質価値との差 +31.0% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 木村化工機6378 原子力関連が利益の半分を稼ぐ受注型の会社で、純現金は厚いが受注残が減り始めており、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.6% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 YUSHIN6482 取出ロボットの世界首位級で純現金も厚いが、直近の利益が急落し、10年の稼ぐ力は戻りが不確かで、確率の加重では今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +30.3% · 10 年 割安(年 +9.1%) やや割安 ホシザキ6465 国内製氷機6割・冷蔵庫5割の厨房機器首位。海外M&Aで伸び、中立の 10 年後の時価総額は今の約 1.3 倍、確率の加重では今をわずかに下回る、ほぼ適正な値段 本質価値との差 +29.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 岡本工作機械製作所6125 研削盤の老舗は、利益の大半を半導体関連装置で稼ぐ。中計の目標は遠く、10年後の利益を平準化して見る 本質価値との差 +28.3% · 10 年 やや割安(年 +10.0%) やや割安 タダノ6395 クレーンで世界3位級の堅い事業だが、買収で重くなった資本が稼ぎに追いつかず、10年を通すと今の時価総額とほぼ釣り合う 本質価値との差 +27.9% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 野村マイクロ・サイエンス6254 半導体工場の水を作る専業。AI投資の追い風は本物だが、工事の山谷と運転資本の重さを織り込むと、今の時価総額は中立の筋書きを先取りしている 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 アイチコーポレーション6345 国内の高所作業車で 6 割を握る安定した稼ぎ手。純現金を足しても 10 年先の本質価値は今の時価総額とほぼ同じで、適正圏 本質価値との差 +25.1% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 澁谷工業6340 飲料と薬の無菌充填で国内を押さえる無借金の機械メーカー。眠る現金と薄い利益率が重く、今の値段にはやや余裕がない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 信和3447 仮設足場の首位級で物流機器も持つ。買収で借金は増えたが、利益の回復と溜まる利益を数えると、今の値段はやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 三精テクノロジーズ6357 舞台と昇降機の堅い稼ぎに遊戯機械の黒字の定着が乗るかで決まる、今はおおむね妥当な値段 本質価値との差 +22.9% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 酉島製作所6363 海水淡水化ポンプの世界首位と保守の稼ぎは本物だが、利益率が上がりきらないまま買収が重なり、10 年後の期待は今の値段とほぼ釣り合う 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 やまびこ6250 北米のホームセンターで売るエンジン工具の専業。今の利益は追い風込みで、10 年の中立では今の値段とほぼ釣り合う適正水準 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 巴工業6309 化学品商社と遠心分離機の二本柱は堅いが、10 年後の中立でも時価総額は今の 1.5 倍どまりで、確率で重ねると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 丸山製作所6316 防除機の国内上位と、北米の洗車機ポンプで約8割を持つ地味な老舗。利益率は薄く、10年後の価値は今の値段と同じ水準 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ヤマダコーポレーション6392 空気で動くダイアフラムポンプで世界に売る中堅。海外比率 63% で稼ぎは強いが、利益率は山の近くにあり、今の値段は妥当な水準 本質価値との差 +18.6% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ジャノメ6445 北米に強い家庭用ミシンが稼ぎ頭。純現金は厚いが利益率の振れも大きく、今の値段は本質価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +18.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 タケダ機械6150 鉄骨の加工場の人手不足を機械で埋める会社。財務は堅いが市場は国内の建設に縛られ、資本は眠りがちだ 本質価値との差 +17.9% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トリニティ工業6382 トヨタ系の塗装設備と加飾部品の会社。無借金で現金が厚く、利益の質も悪くないが、今の値段は価値とほぼ釣り合う 本質価値との差 +17.5% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 株式会社三共6417 パチンコ首位と厚い現金は本物だが、縮む市場の利益は先が読めない。確率の加重では今の値段を 1 割弱下回るが、おおむね適正 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小池酸素工業6137 金属を切る機械が稼ぎ、ガスと溶接材料が支える。純現金は厚いが戻りにくく、価値は今の値段の前後 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 マックス6454 鉄筋結束機という強い一本足で稼ぐが、今の値段は成長の続きを深く織り込む。中立の筋書きでも価値は今の値段に届かず、総合はやや割高 本質価値との差 +16.8% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 エコム6225 浜松の工業炉の目利き。保守の積み上げと省エネの改造で稼ぎは底堅く、手元の現金も厚い 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ミクロン精密6159 心なし研削盤の専業。時価総額は手元の現金より小さいが、現金が低利で眠るため、10 年で見ればやや割高 本質価値との差 +16.1% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ダイキン工業6367 空調首位の堀は強いが、化学の失速と中国不振を入れると中立の 10 年後の時価総額は今の 1.2 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割ほど下回る、利益改善を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 富士精工6142 時価総額を超える純現金を持つが、本業は内燃機関の部品を削る工具。現金は眠り、事業は細る 本質価値との差 +14.8% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ダイコク電機6430 パチンコホールの情報システムで首位。ただし利益の山は過ぎ、ホール数の減少も重い。確率の加重では今の時価総額をやや上回れず、やや割高 本質価値との差 +14.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 月島ホールディングス6332 下水汚泥と官民連携の運営で稼ぐ堅実な会社。10 年の価値は今を 1 割ほど上回るが、三菱化工機との統合で見通しに霧がかかる 本質価値との差 +14.1% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 ディスコ6146 切る・削る・磨くの独占は本物だが、中立でも 10 年後の時価総額は今を 4 割ほど上回るだけだ。AI 需要が長く続く前提まで、今の値段は先取りしている 本質価値との差 +13.6% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 キッツ6498 国内首位のバルブで、半導体と電算室の追い風は本物だが、価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +13.5% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 SANEI6230 水栓一筋のデザイン派。利益率6%台の薄利を、設備投資と銅高が削る。値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オーエスジー6136 穴加工工具の世界大手。足元の利益は絶頂圏で、10年の本質価値は今の値段にやや届かない 本質価値との差 +12.9% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 鶴見製作所6351 水中ポンプの国内首位と鉱山向けの強みは本物だが、利益の質と資本の使い方が値段に追いつかず、確率の加重では今を 2 割弱下回るやや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 テクノスマート6246 フィルム塗工装置の専業で、純現金が時価総額の4割。受注の波が大きく、結論は やや割高 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 栗田工業6370 超純水・一般水処理の複占的な地位は堀が深いが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.3 倍にとどまり、確率の加重では今を 1 割半ほど下回る、海外M&Aの整理後の回復を先取りしたやや割高な値段 本質価値との差 +12.5% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 TONE5967 ボルト締めの工具で世界一の製品を持つ。利益率17%の堅い会社が、新工場と資本効率の宿題を抱え、値段はほぼ適正 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ツバキ・ナカシマ6464 世界首位級の鋼球メーカーだが、借金と赤字で株主の取り分は細い。立て直しの確率を割り引く 本質価値との差 +12.1% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 DMG森精機6141 世界で稼ぐ工作機械の大手。受注は絶頂でも利益率は薄く、新株で厚みは増したが今の値段は先をやや織り込んでいる 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 油研工業6393 油圧機器の専業で、売上の6割が海外。持ち合い株は厚いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +11.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社マースグループホールディングス6419 ホール設備の更新で稼ぐ高収益の会社。だが客のホールが細り、厚い現金も戻り方が読めない。10 年の価値は今の値段とほぼ同じで適正 本質価値との差 +11.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 オイレス工業株式会社6282 油を差さずに回る軸受の堅実な老舗。財務は鉄壁だが稼ぐ力は資本コストの近くで、10 年で見ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +7.1%) やや割安 ハマイ6497 LPガス容器用バルブで国内の寡占を握るが、市場は縮む。現金と投資株が時価総額の大半を占めるが、縮む事業を割り引くとほぼ適正 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 牧野フライス製作所6135 マシニングセンタの名門。買収騒動で値段は割り増し、事業の価値は今より1割ほど低いと見る 本質価値との差 +11.1% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 小森コーポレーション6349 オフセット印刷機の国内首位。純現金は時価総額の4割だが本業の稼ぎは資本コストすれすれで、10年の見立てでは今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) 適正 タツモ6266 先端パッケージ向けの追い風は本物だが、稼ぎがTSMC一社と検収の日程に乗りすぎている。10年の本質価値は今の時価総額を3割ほど下回る 本質価値との差 +9.2% · 10 年 適正(年 +8.6%) 適正 オークマ6103 NC装置まで自社で作る工作機械の老舗。ROEは長く資本コスト未満で、今の値段はほぼ適正と見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 太平製作所6342 合板をつくる機械の国内の老舗。北米への挑戦と厚い現金はあるが、受注の波と住宅の縮みが重い 本質価値との差 +8.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 KVK6484 水栓専業で財務は堅いが、利益率は上がりにくく、資金は事業の外で眠る。今の値段はやや高め 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ホソカワミクロン6277 粉体機器の世界首位級だが、欧州の不振で利益が細り、中立でも 10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 +7.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 TPR株式会社6463 ピストンリングとシリンダライナの専業に近く、10 年で稼ぎはゆるやかに縮む。中国の合弁が支えるが、今の値段は割安とは言えない 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 リケンNPR株式会社6209 ピストンリングの国内最大手級。内燃機関の縮みと資本の厚さで稼ぎが薄く、10 年の見立ては適正から割高寄り 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 和井田製作所6158 工具と金型を削る研削盤のニッチ企業。山と谷が深く、ならした稼ぎは資本コストに届かない。純現金を足して値段はやや高い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 日本精工株式会社6471 世界第3位の軸受大手。利益がなお資本コストに届かず、NTNとの統合も先行きを濁らせる。10年後の中立でも、資本コストで割り引くと今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 株式会社ジェイテクト6473 電動パワステで世界首位だが、価格を握るのは自動車メーカーで、軸受は NSK と NTN の統合に挟まれる。中立でも 10 年後の時価総額は今を 1 割弱上回るだけで、やや割高と見る 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 高見沢サイバネティックス6424 券売機とホームドアの中堅。駅の安全の投資は追い風だが、現金を使わない流れと価格の競争が重い 本質価値との差 +5.0% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 株式会社椿本チエイン6371 世界首位のチェーンを持つが、稼ぐ力は資本コスト並み。大同の統合とマテハンの赤字が 10 年の分かれ目で、今の値段はやや割高と筆者は見る 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 オプトラン6235 光学薄膜装置の世界大手。受注は戻ったが利益率は崩れたまま。厚い現金を除くと稼ぐ力の割に値段は高い 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 靜甲6286 液体充填機で稼ぎ、車の販売店で売上を支える静岡の複合企業。純現金46億円でも配当は利益の1割強。10年で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 藤商事6257 手元の現金が下支えだが、遊技機の当たり外れと市場の縮小が重く、事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 旭ダイヤモンド工業6140 ダイヤモンド工具の国内首位。半導体向けの伸びを認めても、今の値段は計画の達成をほぼ織り込んでいる 本質価値との差 +3.4% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 ツガミ6101 精密自動旋盤の専業で売上の8割が中国。利益率は過去最高の山にあり、10年の本質価値は今の値段をかなり下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 NTN株式会社6472 世界 4 位の軸受メーカー。稼ぐ力はまだ資本コストに届かず、NSK との統合も条件次第。10 年の中立でも今の値段に届かず、やや割高とみる。 本質価値との差 +2.9% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 タクマ6013 ごみ焼却の更新と運営で稼ぐ堅実な会社だが、10 年先まで見ても今の値段はほぼ適正で、割安とまでは言えない 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ナガオカ6239 受注残は厚いが、案件の波が大きい。直近の利益は3分の1に落ち、今の値段は先の回復を織り込み気味 本質価値との差 +1.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 日本エアーテック6291 クリーンルームと安全キャビネットの老舗。半導体の好況に乗った今の利益を中立に置かず、価値は今の時価総額を2割弱下回りやや割高 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ヤマシンフィルタ6240 建機の油圧フィルタで北米のシェアを広げる優良な部品会社。事業の質は高いが、新素材への投資が未知数で、本質価値は今の時価総額とほぼ同じ水準 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 中北製作所6496 船と発電所のバルブで国内ほぼ独占。受注は厚いが資本効率が低く、本質価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 酒井重工業6358 国内シェア6〜7割の道路機械の専業。10年で稼ぐ力は戻るが、資本効率が資本コストに届かず、今の値段は適正圏 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 東京自働機械製作所6360 菓子の包装機と、米国の1社向けのコンタクトレンズ製造装置の二本足。稼ぎの柱が1社の投資次第で、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 PILLAR6490 半導体洗浄装置向け継手で世界シェア 9 割の隠れた王者。ただ利益は市況の山にあり、10 年の確率で見た価値は今の値段を 4 割近く下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 荏原実業6328 官公庁向けの水処理設備と荏原製作所製品の販売で稼ぐ堅実な会社だが、利益は記録的な高さにあり、10 年後の価値は今の値段を 4 分の 1 ほど下回る 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 オカダアイヨン6294 解体用アタッチメントで国内首位。設備投資と借入が先行し、新株の希薄化も控えるため、10年で見れば今の値段はやや割高と筆者は考える 本質価値との差 −1.0% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 パンチ工業6165 金型の小さな消耗部品で世界2位。稼ぐ力は資本コストにあと一歩届かず、中国頼みの構造も残る 本質価値との差 −2.2% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 イーグル工業株式会社6486 船尾管シールで世界の 6 割を握る堅い会社。ただ自動車向けが半分で半導体は赤字、今の値段は妥当で、NOK 傘下入りで上場は終わった 本質価値との差 −2.6% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 前澤給装工業6485 水道の引込部材で安定して稼ぐが、会社の稼ぐ力は伸びず、厚い現金を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.1% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 TOWA6315 半導体の封止装置で世界首位、受注は過去最高圏。ただし利益率と資本効率は独占企業ほど高くなく、10 年の価値は今の時価総額を大きく下回る 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 カワタ6292 成形機の脇を固める老舗だが、中国の値下げ競争と自動車の停滞で稼ぎは細い。配当の厚さが資本の稼ぎを上回る 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本製鋼所5631 原発部材と防衛と有機EL装置で稼ぐ独占色の強い重工。事業は強いが、成長を先に払いすぎた値段はやや割高だ 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 西部電機株式会社6144 ワイヤ放電加工機・物流の自動倉庫・バルブ駆動装置を持つ福岡の中堅。事業は堅実だが、足もとの利益は景気の山で、10 年後の価値は今の時価総額に届かない 本質価値との差 −5.1% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 イワキ6237 水処理から医療機器まで小型ポンプで稼ぐ無借金の優良メーカーだが、過去最高の利益率が続く前提でも 10 年後の価値は今の値段を 3 割近く下回る 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 日工株式会社6306 国内のアスファルトプラントでほぼ首位の堅実な会社。ただ利益率が低く、資本の使い方も遅いので、10 年後の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 ローツェ6323 搬送のニッチ王者だが、受注急増を離れれば10年後の実力は今の値段に届かないと筆者は見る。 本質価値との差 −6.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 マミヤ・オーピー7991 パチンコ店向け紙幣識別機の改刷特需が終わり、利益は平常に戻る途上。資産は厚いが稼ぐ力が弱く、今の値段はほぼ妥当で上振れ余地は乏しい 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 昭和真空6384 水晶と光学向けの真空成膜装置の専業。現金は厚いが、装置の山谷と顧客3社への依存が値段を重くする 本質価値との差 −7.4% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 マキタ6586 充電式バッテリー共通化は堀だが、欧州依存・北米関税と規模で勝る競合を踏まえると今の値段はやや割高 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 小松製作所6301 鉱山機械が主力に育ち利益の質は上がったが、中国建機の停滞を入れると中立では 10 年後でも今の時価総額に届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −8.0% · 10 年 適正(年 +5.5%) 適正 株式会社ソディック6143 放電加工機は光通信向けで絶好調。だが10年で見れば資本効率の低さと株式の希薄化が重い。値段は織り込み済み 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 JUKI6440 ミシンの王者だが、重い借金と産機の赤字が足を引く。利益の回復を見込んでも、本質価値は今の値段に届かない 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 三井E&S7003 エンジンとクレーンの好況で利益は戻ったが、この利益率が 10 年続くとは見にくく、確率を重ねた価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 芝浦機械6104 電池装置の特需が剥げ、利益は一桁台へ。厚い純現金も買収に向かい、今の値段は先の回復を織り込みすぎ 本質価値との差 −9.5% · 10 年 適正(年 +5.9%) やや割高 石井表記6336 小さな装置メーカーに、薄利の部品事業が乗る。実質は無借金だが、稼ぎは資本コストをやや下回る 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 キクカワエンタープライズ6346 現金は時価総額を上回るが、事業の稼ぎは資本コストに届かず、溜めた現金も戻りが遅い。今の値段はやや高い 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 株式会社FUJI6134 実装機で世界の一角を占める堅実な会社。ただし今の稼ぎは AI サーバー投資の山で、ならした利益で測ると今の値段は高い 本質価値との差 −11.9% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 石川製作所6208 防衛の追い風で利益は伸びたが、借入が自己資本の2倍。山の利益を10年先に延ばせない 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +6.1%) やや割高 アマダ6113 板金の二強の一角、ROEは長く資本コスト未満。中計2030の資本政策が実現しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −12.0% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 株式会社サトー6287 ラベルプリンタ国内首位の手堅い会社だが、稼ぐ力が資本コストに届かず、経営計画どおりに進んでも今の値段は割高寄りと見る 本質価値との差 −12.6% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 IHI7013 防衛費増額と航空アフター市場の追い風は本物だが、中立の 10 年後でも時価総額は今の 1.05 倍にとどまり、株価はかなり先の成長まで映している 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 フリュー6238 プリクラは縮み、景品と海外物販が伸びるが、10 年の利益は物価分しか増えない。確率の加重では今の値段を 3 割弱下回る、やや割高 本質価値との差 −14.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 グローリー6457 海外の利益回復は本物だが、ROE は資本コストをわずかに上回る程度で、確率の加重では今の値段を下回るやや割高な株 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 株式会社ユニバーサルエンターテインメント6425 遊技機は絶好調だが、マニラのカジノと重い借金が株主の取り分を削る。確率の加重では今の時価総額を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 日阪製作所6247 熱交換器と殺菌装置の地位は堅いが、厚い自己資本が資本コストに届く利益を生まず、10 年後の価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −14.9% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 荏原製作所6361 半導体の研磨装置とポンプで世界 2 位、標準ポンプでも国内首位の二本足。だが 10 年の数量を実質で置き直すと、今の値段は楽観に近い前提を払っている 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 井関農機6310 稲作の機械化を担った老舗は、再建で利益が戻りつつあるが、薄い利益と重い負債のため、10 年で見ると今の時価総額には届かない 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 TVE6466 原発の定期検査が利益を左右するバルブ屋。資産は厚いが、利益の波が荒く値段は適正圏 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 不二精機6400 医療の精密金型と東南アジアの二輪部品で稼ぐ。技術はあるが利益率は細く、借金の利息が重い 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 セガサミーホールディングス6460 遊技機の稼ぐ力は本物だが、IP多角化と海外ゲーミングの実力はまだ値段に届いていない。確率の加重では今の値段を 3 割ほど下回る、割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 SMC株式会社6273 空気圧機器で世界シェア約 36% の「薄く広い」優良企業だが、中立の 10 年後は時価総額が今を下回る。今の値段は、大規模な自社株買いが実現する前提を先取りしている 本質価値との差 −16.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 旭精機工業6111 防衛省向けの小銃弾が利益の柱。深絞りの技術は確かだが、全社の稼ぎは資本コストに届かず割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ナブテスコ株式会社6268 ロボットの関節で世界首位の減速機を持つが、稼ぐ力はまだ薄い。利益の急回復をすでに織り込んだ今の値段は割高に出る 本質価値との差 −17.2% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 守谷輸送機工業6226 荷物用エレベーターの国内首位級で保守が稼ぎを支えるが、営業利益率 25% は山の高さで、10 年の価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −18.0% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 ヒラノテクシード6245 電池の電極を塗る装置の専業で、財務は厚い。ただ受注の波が大きく、今の値段は回復をかなり織り込んでいる 本質価値との差 −18.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 大豊工業6470 エンジン軸受の老舗だが、稼ぐ力が戻る前に電動化が来る。今の値段は少し先を行っている 本質価値との差 −18.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本金銭機械6418 北米カジノの紙幣識別機で強い小さな部品メーカー。ただ稼ぐ力は薄く、純現金を除くと値段は割高。確率の加重では今の値段を 4 割ほど下回り、割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 加地テック6391 水素用の超高圧圧縮機で国内首位級。稼ぐ力は戻ったが、成長は鈍く10年では割高 本質価値との差 −19.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 北川鉄工所6317 チャックとクレーンで国内首位級。稼ぎ頭は産業機械で、足を引くのはメキシコの鋳物。利益率の戻りが全てを決める 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 黒田精工7726 電動車のモーターコアと半導体向けボールねじ。大型案件に賭けた投資で借金が膨らみ、稼ぎが追いつくかが分かれ目 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 技研製作所6289 圧入機の世界シェアは9割超だが市場が小さく稼ぎは細い。海外の市場づくりに失敗の前歴もあり、中立では10年後も今の値段に届かず割高 本質価値との差 −20.7% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 オルガノ6368 半導体向け超純水で栗田工業と並ぶ強さだが、利益率が史上最高の今の値段は、受注の山とその後の入札競争を先取りした割高な水準 本質価値との差 −20.9% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 高松機械工業6155 金沢の小型NC旋盤メーカー。3期続く赤字から受注は戻りつつあるが、稼ぐ力の回復は半ばで割高寄り 本質価値との差 −21.0% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 NITTOKU6145 巻線機の世界大手。米国の防犯向け特需で利益は山の上にあり、ROEは資本コスト未満。本業だけなら割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +4.1%) やや割高 サノヤスホールディングス7022 駐車装置・エレベーター・配電盤・遊戯機械の会社。借入が重く、利益の落ち込みも見える。値段は先取り気味 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 日本トムソン株式会社6480 針状ころ軸受と直動部品の中堅メーカー。AI 向けの追い風で利益は急回復するが、山の利益が続く前提の値段は重く、筆者は割高とみる 本質価値との差 −22.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 CKD株式会社6407 半導体向けの流体制御で伸びる国内大手だが、資本の使い方は平凡で、中立では今の時価総額を割り引くと届かない 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社不二越6474 ロボットから軸受まで手がける総合機械メーカー。構造改革で利益は戻りつつあるが、稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −23.1% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日東工器6151 主力の継手は堅いが、新工場と赤字事業が利益を削り、厚い現金も稼ぎに生かせず、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −23.3% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 理想科学工業株式会社6413 稼ぎ頭の孔版が細り、インクジェットが穴を埋めきれるかが勝負。資本効率が低いまま値段は先行しており、10 年では割高と筆者は見る 本質価値との差 −23.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 宇野澤組鐵工所6396 真空ポンプと送風機の老舗だが、利益の8割は渋谷の賃貸ビルが生む。ビルの含み益は巨大でも、創業家の会社で株主に届く道は細く、今の値段はやや高い 本質価値との差 −24.6% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 ダイジェット工業6138 タングステン高の追い風は一時のもの。自己資本の稼ぎが資本コストの半分では、帳簿の値段は付かない 本質価値との差 −24.8% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 エーワン精密6156 小型旋盤の消耗工具に特化した高採算の小企業。時価総額の7割近くが金融資産だが、運用は低利で10年の価値は今を下回る 本質価値との差 −26.3% · 10 年 やや割高(年 +2.7%) やや割高 ニッチツ7021 ばら積み船のハッチカバーと半導体向けの珪石粉を作る老舗。現金と持ち合い株は厚いが、事業の稼ぎが資本に見合わず、今の値段は高い 本質価値との差 −26.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 テセック6337 パワー半導体の検査装置の小粒な専業。需要は戻り始めたが、時価総額の半分は金融資産。事業の稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 タカキタ6325 牛のエサを作る機械と堆肥をまく機械で生きる三重の専業メーカー。財務は堅いが、国内の畜産の縮小と補助金の波を受け、今の値段は割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 ゲームカードホールディングス6249 ホールの会計を握る堅い会社だが、客の母数は縮み、積んだ現金は戻りが遅い。10 年の本質価値は今の値段の半分ほどで、割高 本質価値との差 −27.4% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 PEGASUS6262 ニット用ミシンと車の小型アルミ部品の二本立て。稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い資産を割り引いても今の値段はやや高い 本質価値との差 −27.7% · 10 年 やや割高(年 +3.7%) やや割高 三菱重工業7011 防衛費増額とデータセンター向けGTCC特需の二本柱で過去最高益が続くが、中立では 10 年後でも今の時価総額の 9 割弱にとどまり、株価はその持続をかなり先取りしている 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 株式会社平和6412 いまはゴルフ場の会社。買収の借金が重く、10 年の確率の加重では今の値段を 3 割台半ば下回る、割高 本質価値との差 −28.7% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 ニチダイ6467 冷間鍛造の金型で名を持つが、6年続く低収益とエンジン部品の先細りが重い。帳簿の安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −28.9% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 小倉クラッチ6408 カーエアコン用クラッチの世界大手だが、主力は電動化で縮む側。資産の割に値段は低いが、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −29.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 瑞光6279 紙おむつ機の国内最大手だが、儲ける力が資本コストに届かない。今の値段は高い 本質価値との差 −29.7% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 岡野バルブ製造6492 原子力用バルブの専業で財務は堅いが、足元の利益は期限のある工事で膨らんでおり、10年後の価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) 割高 平田機工株式会社6258 受注生産の生産ライン屋が半導体搬送で伸びる姿は魅力的だが、利益率の低さと資本コストの重さで、中立でも今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 加藤製作所6390 クレーンは堅いが油圧ショベルの赤字と重い借金が足かせ。中立でも10年後の価値は今の時価総額に届かず割高の側 本質価値との差 −31.9% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 コンバム6265 真空で物をつかむ部品の専業。利益率は高いが規模が小さく、現金の厚い資本は稼ぎに見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +2.3%) 割高 タカトリ6338 SiC の切断装置で世界首位級の小さな装置メーカー。山を過ぎて売上は半分になり、中立の値打ちは今の値段に届かない 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 KLASS6233 畳の機械で首位だが、稼ぐのは電池の製造装置。畳の縮みと借金が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −34.9% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 サムコ6387 光と化合物半導体の追い風は本物だが、小さな専業で今の値段は高い。確率で重みを付けた 10 年後の価値は今の 4 割ほど 本質価値との差 −38.7% · 10 年 割高(年 +2.0%) 割高 THK株式会社6481 自動車部品を切り離して産業機器の専業になる THK は、堀は強い。だが今の株価は、ROE 10% 超の構造改革の完遂をほぼ満額で先取りしている 本質価値との差 −39.5% · 10 年 割高(年 +0.9%) 割高 ユニオンツール6278 基板ドリルで世界首位。AI需要の山を織り込んだ値段は、10年で見ると高い 本質価値との差 −39.8% · 10 年 割高(年 +1.4%) 割高 エンシュウ6218 ヤマハ発動機の部品を削って稼ぐ浜松の下請けで、借金と単一顧客の重さが価値を押し下げる 本質価値との差 −40.0% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 冨士ダイス6167 国内首位の超硬耐摩耗工具メーカー。タングステン高騰で売上はふくらむが利益は伸びにくく、今の値段は割高 本質価値との差 −40.9% · 10 年 割高(年 +0.4%) 割高 マルマエ6264 半導体装置の真空部品に強い小型株。買収で稼ぐ力は増したが、好況の利益に 10 年先の値段まで先走っている 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.0%) 割高 ワイエイシイホールディングス6298 半導体・医療・環境機器を束ねた小さな複合グループ。会社の利益目標は過去最高を大きく超え、借金も重い。10年の本質価値は今の時価総額の半分ほどとみる 本質価値との差 −43.0% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 オーイズミ6428 パチスロ機器と蒟蒻ゼリー、賃貸と太陽光の寄せ集め。どれも稼ぎが薄く借金も重く、10年では割高 本質価値との差 −44.8% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 島精機製作所6222 縫い目のない服を編む機械の世界的な老舗。営業赤字が続き、帳簿の厚さに見合う稼ぐ力が戻るかが焦点で、今の値段は割高 本質価値との差 −48.0% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 中日本鋳工6439 KYB 向けの油圧部品が柱の小さな鋳物工場。借金と値決め力の弱さで、利益が資本を食う形が続く 本質価値との差 −49.4% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 豊和工業6203 国内唯一の小銃メーカーで、防衛が利益を支える。ただ工作機械の赤字を抱え、今の値段は防衛への期待を先に払いすぎている 本質価値との差 −51.8% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 NFKホールディングス6494 小さな工業炉の会社が買収で業態を広げる途中。現金は厚いが配当はなく、事業は半導体の1社に頼る。現金を割り引くと割高 本質価値との差 −52.8% · 10 年 割高(年 +0.2%) 割高 赤阪鐵工所6022 内航船のエンジンの老舗。本業はほぼ稼げず、値段を支えるのは売る方針のない政策保有株で、割高 本質価値との差 −61.3% · 10 年 割高(年 −1.4%) 割高 放電精密加工研究所6469 三菱重工の増産に乗る堅実な加工会社だが、今の値段は10年先の成長まで織り込み済み 本質価値との差 −62.5% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 北川精機6327 AI 向け基板のプレスで受注が倍増したが、山の利益に高い値がついている。10 年で均すと大きく割高 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −3.5%) 割高 ダイキアクシス4245 浄化槽と住宅設備の愛媛の複合企業。純利益は小さく借入は重い。10年で測ると今の値段は割高 本質価値との差 −63.7% · 10 年 割高(年 −2.0%) 割高 プラコー6347 フィルムとブローの成形機を作る小さな老舗。保守の関係は固いが、稼ぎは資本コストに届かず、M&A の夢の分だけ値段が先に行っている 本質価値との差 −68.8% · 10 年 割高(年 −4.1%) 割高 株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ6324 波動歯車の発明元でロボット関節の世界首位級だが、人型ロボットの大成功をほぼ前提にした今の値段は、中立なら大幅な割高になる 本質価値との差 −76.1% · 10 年 割高(年 −6.3%) 割高 明治機械6334 製粉と飼料の工場を建てる老舗の機械会社。実績はあるが案件の波で赤字を繰り返し、稼ぐ力は資本コストに届かない。今の値段は割高 本質価値との差 −81.7% · 10 年 割高(年 −9.4%) 割高 宮入バルブ製作所6495 LPガスのボンベ弁で国内寡占の一角だが、稼ぐ力は自己資本の1〜2%しかない。借金を抱えた縮む事業に、帳簿を上回る値段が付いており割高 本質価値との差 −82.5% · 10 年 割高(年 −9.9%) 割高 菊池製作所3444 試作と精密板金の小さな会社。10 年赤字が続き、ロボット新興への出資の値打ちが株価を支える 本質価値との差 −83.3% · 10 年 割高(年 −9.6%) 割高 オリエンタルチエン工業6380 石川のチェーン専業。新しい経営陣が値上げと増資で立て直しを始めたが、利益率5%が12年の天井。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%) 割高 ヒーハイスト6433 直動部品の小さな専業。3期続けて赤字で、ヒューマノイドの期待が値段を先に押し上げた。稼ぐ力から見て大きく割高 本質価値との差 −85.7% · 10 年 割高(年 −10.7%)

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分析日 2026-10-16