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川上塗料 4616

値上げ回復と粉体塗料に伸びしろはあるが、長期の稼ぐ力を織り込むと現在価値はおおむね適正圏にある

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)3,827 円38 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)4,100 円41 億円差 −6.7%
10 年後から見ると 適正 価値 3,827 円38 億円 · 差 −6.7% · 期待の年率 +6.2%
期待の年率リターン(10 年)+6.2%資本コスト比 −0.8 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約1.4%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

川上塗料は、産業機械や金属部品に使う工業用塗料を作る老舗メーカーである。筆者の結論は「適正」だ。2026年の大幅な業績回復は本物だが、それを10年先の平常利益と同じものと見なすほどの独占力はない。環境負荷の小さい粉体塗料には増産余地があり、その設備がうまく稼げば企業価値は今より高まる。しかし足元の時価総額は、改善がある程度続くことを既に要求している。

2025年11月期の売上高は約59億円で、営業利益率は1%に届かなかった。翌2026年11月期には、10月15日時点の会社予想で売上高67.85億円、営業利益5.71億円まで改善した。取引先の需要回復、製品価格の是正、配合と在庫の見直しが重なったためである。これを一過性の資産売却益と片付けるのは誤りだが、工業塗料は原料高と顧客の生産調整を受ける。大幅な値上げが毎年繰り返せるわけではない。

最大の論点は、千葉工場で供給不足が生じている粉体塗料だ。国内の粉体塗料市場の総数量は足元でほぼ横ばいにもかかわらず、同社には設備能力を超す受注がある。市場全体の成長というより、品種や顧客の選ばれ方、あるいはシェア獲得で伸びる商売だ。増設資金の回収と安定した利益率の確立が必要となる。

もう一つの価値は政策保有株にある。2025年末時点の上場株式は約12億円に及ぶが、配当収入も本業以外の利益に入っている。株式の時価だけを足して企業価値を水増しせず、税金と株主への戻り方を考慮する。営業の再生、設備投資の成果、資産還元がそろえば上振れるが、現時点では安全域は厚くない。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主なら、まず10年後も塗料が必要かを問う。答えは明瞭である。金属の防食や耐候性の維持は、AIが事務作業を代行してもなくならない。しかし、必要とされる商品を作る会社が必ず高い利益率を保つとは限らない。製品を継続して納められることと、高収益を独占できることは違うからだ。川上塗料は前者を持つが、後者はまだ確実でない。

粉体塗料の機会は魅力的だ。設備を増やせば確かな受注を売上に変えられ、その顧客が定着すれば塗装工程との適合性が切り替え費用になる。反面、新しい生産設備は資本を必要とする。2025年には償却費を上回る設備投資があり、営業現金の大半が使われた。稼いだ利益を全部株主のものと考えるのではなく、品質維持、配合開発、建屋や機械の更新に必要な支出を差し引いて考えるべきだ。

2026年の値上げ成功は、経営が何もできないわけではないと教えてくれる。ただし、2025年の大幅な利益率低下と対で評価したい。交渉が早ければ過去の原料高をもっと早く顧客へ転嫁できたはずで、値付けの優位はまだ証明されていない。2026年の利益を10年先まで直線で延ばす判断は危険である。新しい粉体設備の増分利益が投資額を上回る姿を連続して示して初めて、資本を預け続ける理由が強まる。

政策保有株にも株主の持分はあるが、それを売却するかどうかは経営が決める。含み益があるだけでは自由に引き出せる現金とは言えない。運転資金や年金債務を無視して純資産をそのまま安全域とすることも避けたい。筆者は、製品の長寿命と小さな顧客別の堀を評価しつつも、追加の資本が高く稼ぐ証拠がそろうまでは、現在の時価総額に厚い安全域があるとは結論しない。

何で稼ぐ会社か

収入の中心は、金属を錆や熱、薬品から守り、美観を与える工業用塗料である。建設機械、農業機械、産業用設備、家電・住宅関連の金属部品など、顧客の製品が生産されるたびに塗料が消費される。液体の合成樹脂塗料は色、耐候性、焼付け条件などを顧客の塗装ラインに合わせて調合する。顧客は工程を変えると検査や試作が必要になるため、採用後の切り替えは簡単ではない。それでも販売価格を決める力は顧客の量産計画と競合見積もりに左右される。

開示上は「塗料製造販売」の単一セグメントである。2025年11月期の製品別売上は「合成樹脂塗料類」が約54.66億円、「その他塗料類・他」が約4.66億円だった。後者には樹脂塗料とは違う製品や関連商材が含まれる。会社は粉体塗料の実売トン数と販売額を独立して開示していないため、長期モデルでは樹脂塗料の一部を粉体と推定し、残りを液状の工業用塗料として扱った。三つの区分は開示セグメントではなく、投資判断のための推計である。

粉体塗料「ポーセラック」は溶剤を使う液体塗料と違い、粉を静電気などで付着させて焼き付ける。溶剤由来の揮発性有機化合物を減らせるほか、条件に合えば回収粉を再利用できる。千葉工場では2024年と2025年に設備を増設したが、それでも注文が能力を超えると会社が明記している。生産能力を増やせば売上の増加を取り込める一方、設備費、償却費、電力費と保守費も増える。粉体で利益を稼ぐには、単に生産トン数を増やすだけでなく、稼働率と歩留まりを高く保たねばならない。

連結子会社にはダイヤス化成、持分法適用会社には友進商会がある。ベトナムの合成塗料メーカーとの技術供与契約による権利料もあるが、利益の柱と呼べる規模ではない。製造と販売が事業の核であり、受託開発の人月、席課金ソフト、広告運用などを主たる対価にする事業ではないため、指定のAIエージェント代替型には当たらない。AIの設計補助が進んでも、塗膜そのものの需要は消えない。

優良さと弱いところ

同社の強みは、塗装条件に合わせた配合の経験と、小回りの利く製品対応にある。採用済みの塗料を変更すれば、色調、焼付け温度、耐食性、製造設備の適合を再検査する必要がある。特定の塗装ラインに組み込まれた製品には乗り換えの手間が生じる。粉体の低温硬化や環境対応の品種をそろえられることも、単純な汎用品メーカーとの差になる。ただし、製品採用の手間が存在することと、どの顧客にも自由に値上げできることは別である。

2025年まで、同社は原材料、物流、人件費の上昇を十分に転嫁できなかった。営業利益率は2017年に5%台へ達した後、2020年には赤字となり、2025年は1%未満に低迷した。2026年に価格是正と生産性改善が利益へ現れたのは評価できるが、競争相手が同じ値上げを受け入れるか、次の原料高でも維持できるかを見たい。取引が継続するという意味の堀はあるものの、大手メーカーがまねできない独占的な堀ではない。

資本効率もまだ証明途上だ。過去10年のROE中央値は約6.3%で、近年の自己資本増加に収益の伸びが追いついていない。新しい粉体設備に投じた資本が、株主の要求する利回りを超えなければ、売上が増えても価値はあまり増えない。2025年の研究開発費は売上の約4%と無視できない負担であり、この先も製品規制への適合と配合開発を続ける必要がある。原料購入量が大手ほど多くない点も弱みだ。

負債総額だけを見て過度に安心すべきではない。2025年末は現預金と有利子負債がほぼ釣り合い、純負債は小さい。しかし買掛債務や退職給付債務を含めると財務には製造業特有の固定的な約束が残る。業績が停滞しても技術力と取引基盤は残りやすいが、貸借対照表の厚さがそのまま株主の自由な現金になるわけではない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内塗料市場は、数量の成長ではなく高付加価値化と価格改定で売上を維持する成熟産業である。日本塗料工業会による2025年の販売数量は約144万トンで、前年から2.1%減った。販売金額は約7418億円と1.6%増え、平均単価は3.8%上がった。物価が上昇しても、製造業の国内生産や建設需要が減れば、塗料のトン数そのものは伸びない。したがって将来の売上増加をすべて販売数量の増加と読むべきではない。

競合は日本ペイントグループ、関西ペイント、大日本塗料などの大手に加え、機能や用途に特化した中小メーカーである。全国の全塗料売上を分母にすると川上塗料は1%に満たない小規模企業だが、この数字を工業用の特定用途のシェアと混同してはならない。大型顧客の承認済み配合という局所的な強みはあるものの、製造量、原料仕入れ、研究開発人員の規模では大手に及ばない。用途別の厳密な競合シェアは会社開示から確認できず、モデルの液状塗料シェアは品種別統計による概算にとどまる。

粉体塗料は、溶剤を使わず排気対策を軽くできるため、環境対策や塗装ラインの省人化に合う。一方、焼付け設備が必要で、形状や基材の制約もある。塗料工業会の2025年販売は約4万3294トン、金額約374億円で、販売数量はほぼ前年並みだった。全国市場が急拡大しているとは言えない。千葉工場で受注が積み上がるという同社の説明は、特定品種の競争力と供給不足を示唆するが、全国シェアが自然に倍になる証拠ではない。今後は他社の既存品を代替できるかが決定的になる。

10年先には、国内の人口減少と自動車・建機の海外生産が液状塗料の実質数量を圧迫する。一方、住宅外装や機械部品の防錆、環境対応の更新需要はなくならない。樹脂、顔料、溶剤の価格には石油化学と為替、国際物流が効くため、販売価格が物価に追いつくまで時間差が生じる。水系塗料や粉体への切り替えは機会であると同時に、古い塗料の売上を食う競争でもある。評価の中心は市場の総額ではなく、同社が数量減と値上げ遅延を補うだけのシェアと利益率を作れるかに置く。

資本政策と M&A

2025年から2027年の中期計画は「投資の強化」と「利益体質への改善」が軸である。2026年1月に修正された2027年11月期目標は、売上高66.27億円、経常利益2.65億円、純利益2.06億円、純資産36.47億円、自己資本比率40.5%である。だが2026年10月の当期予想は売上高67.85億円、経常利益6.16億円、純利益4.95億円となり、当初の翌期目標を早くも上回る。古い計画を長期成長率の根拠にしない。

設備投資は年約5億円を構想していたが、2025年の実績は2.32億円だった。千葉の粉体設備は需要に間に合っておらず、増産に資本を使う理由がはっきりしている。2025年の営業キャッシュフロー約2.84億円は投資支出約2.77億円でほぼ消え、配当原資は乏しかった。更新投資は物価高で増えるが既存設備の償却額は据え置かれ、利益の全額が株主の手元に残るわけではない。

株主還元の数値方針は、自己資本比率40%以上なら配当性向30%を目指すことと、下限の目安としてDOE2%以上を目標にすることである。具体的な自社株買い金額の約束はない。2026年には業績上方修正に合わせ大幅な増配を発表した。2025年に導入し2026年に拡充した株主優待は年約0.04億円と推定し、還元額に含めた。

上場株式の政策保有は2025年末で約11.68億円あり、主な取引先の株式を持つ。2024年には株式の売却があったが、2025年の売却は極めて小さく、現金化の道筋はまだ弱い。買収プレミアムは価値へ上乗せしない。2026年12月の株式分割は予定どおりなら一株の表示を変えるだけで、会社全体の価値や持分割合を変えない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026年の利益急回復は構造改善の始まりである。前年までは採算を度外視したまま原料や物流の値上がりを抱え込んできたが、価格の是正と在庫削減、配合変更を同時に進めた結果、需要が少し戻るだけで大きな増益を実現した。この改善は固定費を抱える小規模製造業で特に効く。顧客が同社の品質を認め、値上げ後も発注を続けたことは、塗装条件に合わせた配合力が単なる名目ではない証拠だ。

粉体塗料の供給不足は、手掛かりのない新規事業への賭けと違う。千葉工場では2024年と2025年に設備を増設したにもかかわらず、能力を上回る受注を抱えた。国内の粉体市場は大きくないが、同社が少数の大手顧客で追加採用を取れれば成長できる。粉体塗料はVOC排出削減や塗装工程の環境対応と相性がよく、顧客の新ラインに採用されれば長期間の継続取引につながる。市場全体よりも速く成長する余地は十分にある。

貸借対照表には実物資産と政策保有株がある。2025年末の純有利子負債はほぼゼロで、新設備の資金を調達できなくなるほど財務が弱いわけではない。配当方針も以前より明確になり、2026年の増配で実行を示した。大きな買収をせず、粉体に集中投資して既存顧客への納入量を増やし、その後は余剰資金を還元する道がある。粉体の採算が高いまま数量を拡大できれば、10年後には売上、利益、時価総額がいずれも大きく増えるだろう。

慎重な見方

値上げの成功は、遅れていた価格転嫁を一度に回収しただけかもしれない。2025年は売上がほぼ横ばいでも営業利益率が1%を割り込んだ。取引先は建設機械、産業機械、金属加工など景気敏感な製造業が中心で、再び減産すれば値上げ交渉の主導権が戻るとは限らない。2026年の利益率を平常時の基準にしてしまえば、次の原材料高と受注減を見落とす。会社自身が当初の中期計画を引き下げた経緯も忘れるべきではない。

粉体塗料の成長を裏付ける市場全体の数量は、2025年時点でほぼ横ばいだ。同社の受注過多は、他社が納期を延ばした一時的な集中や少数顧客の増産計画による可能性もある。能力増強に合わせて大手が値下げすれば、売上増加を利益が追いかけない。年約5億円規模を構想する設備投資は、2025年の営業現金創出力より大きい。調達した資金が機械や在庫に固定化され、配当の余力を圧迫する危険がある。

さらに、政策保有株の時価は企業の自由な現金と同じではない。取引関係を維持する目的が強い保有株は売却まで時間がかかり、その間に株価が下がることもある。受取配当金が経常利益を支えているのに、保有株を別建てで全額足せば二重計上になる。工場も操業を続けるための資産であって、自由に換金できる資産ではない。製造業の退職給付や仕入債務を含めて残余価値を見ると、帳簿上の自己資本は悲観時の保証にはならない。

どちらに重みを置いたか

2026年の利益回復と粉体の能力不足は、上振れの根拠として強い。一方、国内の粉体市場自体の数量はまだ伸びておらず、設備投資が実際に高い増分利回りを生むかは未証明だ。確率は楽観二筋書きの合計30%、中立35%、慎重二筋書きの合計35%とし、下側をわずかに厚くした。価格改定の成果を認めながらも、毎年同じ値上げができるとは扱わない。投資回収と資産還元を慎重に評価した現在価値は市場の時価総額に比較的近く、結論は適正である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/11 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 5,894 円59 億円(+ 還元の換算額還元の合計 1,165 円12 億円)。 今の値に割り戻すと 3,827 円38 億円、今との差 −6.7%、 期待の年率 +6.2%(資本コスト 7.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 11% 13,420 円134 億円 2,107 円21 億円 +278.7% +15.8% 1,708 円17 億円
やや楽観 19% 8,593 円86 億円 1,605 円16 億円 +148.7% +10.6% 1,938 円19 億円
中立 35% 5,555 円55 億円 1,204 円12 億円 +64.9% +5.7% 2,366 円24 億円
やや悲観 23% 2,783 円28 億円 803 円8 億円 −12.5% −1.5% 825 円8 億円
悲観 12% 1,673 円17 億円 181 円2 億円 −54.8% −7.9% 222 円2 億円
加重平均100% 5,894 円59 億円1,165 円12 億円 +72.2% +6.2% 7,059 円70 億円

今の株価時価総額 4,100 円41 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 11% 粉体のシェア拡大が定着し値上げも浸透 利益 8 億円 · PER 16.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 13,420 円134 億円

千葉の設備増強が注文を取りこぼさない体制につながり、粉体塗料の出荷量は現在の2倍を超える。自社が販売する粉体の市場シェアは推定3%台から7%台まで高まり、溶剤塗料の代替だけでなく、低温硬化の品種で新たな顧客を獲得する。業界全体の販売トン数が大きく伸びなくても、既存大手から用途を奪うことで成長できる。設備稼働率は高く保たれ、塗装仕様の認定を得た顧客との取引が積み重なる。

液状塗料も自動化された工場や国内に残る高機能機械向けを中心に需要を維持する。2026年からの価格是正が取引慣行として定着し、原料高の再発時にも販売価格への転嫁を大きく遅らせない。製造設備の更新と研究開発には十分資金を使うが、投資の追加利益は資本コストを上回る。大型買収には頼らず、顧客指定配合の蓄積と粉体の内製能力で堀が少し広がる。

配当は業績とともに増え、還元額の総額も厚くなる。政策保有株についても一部の売却・還元が進む可能性がある。ただし保有株の含み益をそのまま塗料事業の収益力と混ぜることはしない。

  • 粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳):数量 3,300(粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年))× 価格 1,338(粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 44 億円・営業利益 7 億円。全国粉体販売数量は実質ほぼ横ばいとし、当社の推定シェア変化をトン数に反映
  • 液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳):数量 6,600(液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年))× 価格 1,089(液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 72 億円・営業利益 5 億円。国内産業機械の実質生産量と顧客採用率を数量に、物価・転嫁力を単価に反映
  • その他塗料・周辺製品:数量 800(その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年))× 価格 980(その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算))→ 売上 8 億円・営業利益 0 億円。関連商品の顧客数量と名目単価を独立して変化させる

倍率:2036年純利益8.03億円、自己資本63億円のROE12.75%。普通の堀の残存率1/2でRONIC9.87%、k7.0%、長期名目成長g2.5%とすると正当化PER=(1−g/RONIC)/(k−g)=16.60倍。上限から裁量で割り引かない。粉体営業利益率15%、液状7%。10年間の還元21億円は平準化した利益累計約50.15億円の約42%と株主優待相当分を含む。

確率:需要量が横ばいの国内粉体市場で同社がシェアを2倍超へ引き上げ、増産の稼働率・単価維持・液状塗料の価格改定が同時に成功する必要があるため上位の確率を11%に抑える。

やや楽観 19% 粉体の納期正常化と価格改定が広がる 利益 5 億円 · PER 15.7 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 8,593 円86 億円

2026年の価格是正は一時的な反動だけで終わらず、少なくとも製造原価に見合う見積もりを維持する習慣になる。粉体塗料では増設した設備を徐々に使いこなし、納期が改善したことによって断っていた受注の一部を取り戻す。粉体の全国市場はほぼ横ばいでも、同社は顧客の塗装ラインへ入り込み、シェアを推定で5%台まで伸ばせる。採用後の検証コストは守りとして働く。

液状塗料は国内産機の生産数が伸び悩むものの、耐食性や工程対応を重視する品種へ販売を寄せる。価格改定は物価並みを少し上回るが、競合に勝つための個別の値引きは残る。原料調達の変動は続くため、営業利益率は粉体ほど高くない。設備投資は利益の増加に合わせて進め、資金不足を埋める大型の増資には依存しない。

中期計画は2026年の好況によって上振れした後、新しい目標へ更新される。経営は重要な製造資産を維持しながら株主還元を増やし、10年間を通じて配当と小幅な自社株取得の余地を作る。大型M&Aによる変革や買収プレミアムは基本筋書きに含めない。

  • 粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳):数量 2,510(粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年))× 価格 1,243(粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 31 億円・営業利益 4 億円。全国粉体販売数量は実質ほぼ横ばいとし、当社の推定シェア変化をトン数に反映
  • 液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳):数量 6,000(液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年))× 価格 1,030(液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 62 億円・営業利益 4 億円。国内産業機械の実質生産量と顧客採用率を数量に、物価・転嫁力を単価に反映
  • その他塗料・周辺製品:数量 730(その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年))× 価格 946(その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算))→ 売上 7 億円・営業利益 0 億円。関連商品の顧客数量と名目単価を独立して変化させる

倍率:2036年純利益5.40億円、自己資本54億円のROE10.00%。堀の残存率1/2を使うとRONIC8.50%、k7.0%、g2.5%で正当化PER15.69倍。上限そのものとする。累積還元16億円は利益累計約37.0億円の約43%で、2026年に公表されたDOEと配当性向の目標に近い水準。

確率:設備が稼働して粉体の機会損失を回収できる可能性はあるが、他社からのシェア獲得と価格の上昇がともに続くことには確証がなく19%とする。

中立 35% 中立:値上げの一巡後も粉体が緩やかに伸びる 利益 4 億円 · PER 14.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 5,555 円55 億円

10年後にも同社は、機械や金属部品に欠かせない塗料を供給している。2026年に改善した価格体系の一部は保たれるが、原材料や人件費が再び上がれば利益率は押し戻される。2026年第3四半期の突出した採算は平常値にはならず、製造設備を更新しながら5%台後半の全社営業利益率へ落ち着く。2026年に実行できた価格是正と工程改善が、かつての年間最高利益率を小幅に超える裏付けとなる。それでも2025年の1%未満からは明確に改善した状態である。

粉体塗料は増設が進んだ千葉工場を中心に販売数量を増やす。全国市場がほぼ横ばいでもシェアを約3%台から5%弱へ高めることができるとの推計だ。一方で、主力の液状樹脂塗料は顧客の国内生産減少を受けて実販売トン数がわずかに減る。名目の売上が増えるのは、粉体の数量増加と各製品への物価並みの値上げが重なるためである。

利益から設備更新と研究開発を続けながら、約4割を株主へ還元する。投資した資本の収益率は株主の要求利回りをわずかに超える程度で、堀は広くない。買収や市場の異常な高倍率を前提にせず、製造業としての平凡な強さを徐々に取り戻す10年となる。

  • 粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳):数量 2,090(粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年))× 価格 1,156(粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 24 億円・営業利益 2 億円。全国粉体販売数量は実質ほぼ横ばいとし、当社の推定シェア変化をトン数に反映
  • 液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳):数量 5,550(液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年))× 価格 985(液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 55 億円・営業利益 2 億円。国内産業機械の実質生産量と顧客採用率を数量に、物価・転嫁力を単価に反映
  • その他塗料・周辺製品:数量 650(その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年))× 価格 906(その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算))→ 売上 6 億円・営業利益 0 億円。関連商品の顧客数量と名目単価を独立して変化させる

倍率:2036年純利益3.65億円、自己資本50億円のROE7.30%。普通の堀の残存率1/2、k7.0%、g2.5%でRONIC7.15%、正当化PER14.45倍。ROEがkを小幅超過するため成長プレミアムは限られる。投資先株式の配当収入はholdingsで利益倍率から控除し時価で別に扱う。2025年の薄利からの回復を入れながら2026年第3四半期の異例の高採算を永続化しない。

確率:2026年に価格転嫁が進んだ事実は利益回復を支えるが、過去の長い低収益と粉体の全国市場の横ばいが上値を抑えるため中心を35%とする。

やや悲観 23% 原料高の転嫁が遅れ、粉体投資が重くなる 利益 2 億円 · PER 11.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 2,783 円28 億円

国内の産業機械が減産を繰り返し、液状塗料の数量が縮む。原料高を顧客へ転嫁できる時とできない時が交互に訪れ、10年を通じた値上げ率は物価より低い。新製品を採用させるための値引きも残り、配合の工夫だけでは収益性の低下を食い止められない。特に大手が数量を守るために見積もりを下げると、同社の顧客別の小さな堀は弱まる。

千葉工場の粉体事業は一応増産に成功するが、全国市場が伸びないため新規の顧客獲得は鈍い。設備償却、品質検査、人員配置の固定費が膨らみ、稼働率が低い年には粗利益を圧迫する。年を追うにつれて液状塗料から粉体へ事業構成が変わっても、全社の利益率は十分に上がらない。

借入残高を大きく増やさずに済んでも、還元原資は薄くなる。配当はDOEの目安を意識しながらも利益に合わせて抑え、自社株買いは限定的である。政策保有株の売却が進めば下支えにはなるが、株式の処分益を新しい恒常利益と見なすことはできない。顧客別の配合資産は残っても、会社が資本コストを上回る収益を作れない局面である。

  • 粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳):数量 1,550(粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年))× 価格 1,070(粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 17 億円・営業利益 1 億円。全国粉体販売数量は実質ほぼ横ばいとし、当社の推定シェア変化をトン数に反映
  • 液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳):数量 5,000(液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年))× 価格 927(液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 46 億円・営業利益 1 億円。国内産業機械の実質生産量と顧客採用率を数量に、物価・転嫁力を単価に反映
  • その他塗料・周辺製品:数量 620(その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年))× 価格 838(その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算))→ 売上 5 億円・営業利益 0 億円。関連商品の顧客数量と名目単価を独立して変化させる

倍率:2036年純利益1.90億円、自己資本45億円のROE4.22%はk7.0%以下。成長は価値増加を保証しないため、倍率は稼ぐ力1/k=14.29倍を上限として、粉体設備の過剰能力と弱い価格交渉力を考慮しPER11.5倍とした。市場の過去の谷のPERは用いない。

確率:2025年に値上げが遅れて利益率が大幅低下した前例があり、粉体の増産費用が収益に先行する場合を23%とする。下に寄せる理由:国内機械市場の数量減と設備投資計画の大きさが小規模メーカーには同時に重い。

悲観 12% 構造的な顧客喪失と塗装ラインの移管 利益 −1 億円 · PBR 0.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,673 円17 億円

主要な機械・金属メーカーが日本の組立拠点を減らし、塗装工程も海外へ移す。国内の液状塗料が失った数量を粉体では補えず、供給能力増強の時期に大手競合が価格を下げる。かつて納期不足だった千葉の設備は余剰となり、稼働率低下と保守費が利益を食う。顧客の塗装仕様を熟知していても、顧客の工場そのものがなくなれば切り替えの難しさは防壁にならない。

営業は赤字に転じ、生産設備には減損が生じる。原料在庫を処分しながら不採算品種を縮小するため、帳簿の自己資本が現金化できる額と乖離する。10年間の中盤までは一部配当があるが、後半は資金の確保を優先して減配ないし無配になる。政策保有株は売却すれば現金を生むものの、取引関係への依存で全額を直ちに株主へ戻せるとは考えない。

最悪期の営業利益率の歴史をそのまま繰り返すのではなく、顧客と製品の競争力を失った会社の資産価値を主な判断材料とする。上場株式、売掛債権、土地には換金価値が残るが、借入、仕入債務、退職給付、工場閉鎖費用を差し引いた後に株主へ残る額だけを評価する。

  • 粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳):数量 1,050(粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年))× 価格 967(粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 10 億円・営業利益 0 億円。全国粉体販売数量は実質ほぼ横ばいとし、当社の推定シェア変化をトン数に反映
  • 液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳):数量 3,600(液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年))× 価格 809(液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg))→ 売上 29 億円・営業利益 −1 億円。国内産業機械の実質生産量と顧客採用率を数量に、物価・転嫁力を単価に反映
  • その他塗料・周辺製品:数量 500(その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年))× 価格 750(その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算))→ 売上 4 億円・営業利益 0 億円。関連商品の顧客数量と名目単価を独立して変化させる

倍率:赤字企業の恒常的なPERは定義しない。2025年末の自己資本33.34764億円を基準にPBR0.50倍で16.67億円とし、構造的撤退・設備減損を踏まえた税後売却可能資産の床14.5億円より高くする。2036年自己資本33億円は評価倍率の分母ではない。過去の市場PBRの底は利用していない。

確率:会社の液状工業用塗料が主要顧客の海外生産移管や大手への集約で構造的に失われ、粉体でも設備償却を回収できない場合。倒産を当然視しないが下方のテールとして12%を残す。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

粉体塗料(合成樹脂塗料類からの推計内訳)

「ポーセラック」など環境対応型の粉体塗料。主に千葉工場で生産し、金属製品の防食・美装向けに供給する。

数量粉体塗料の会社推定販売数量(トン/年)価格粉体塗料の会社推定平均販売価格(円/kg)売上営業利益
今 2025/11 1,390 863 12 0
10 年後 中立 2,090 1,156 24 2

取り方:会社は粉体の販売トン数・売上を開示していない。日本塗料工業会2025年暦年の全国粉体売上43294t・373.60億円の平均863円/kgを基準とし、会社の粉体売上を全国の約3.2%(1390t、約12億円)と仮定した分析者推計。粉体が合成樹脂塗料類の約22%を占めるとの仮定も未確認であり、粉体の実販売データではない。今期営業利益0.40億円も会社総利益0.5433億円からの配賦推定。

液状の合成樹脂工業用塗料(推計内訳)

機械・金属・住設用などの樹脂系塗料。ユーザーの塗装温度や配合条件へ合わせて製造し供給する。

数量液状の合成樹脂工業用塗料の推定販売数量(トン/年)価格液状工業用塗料の推定平均販売価格(円/kg)売上営業利益
今 2025/11 5,800 736 43 0
10 年後 中立 5,550 985 55 2

取り方:2025年有報の合成樹脂塗料類の実売上54.66190億円から、分析者が仮定した粉体11.99570億円を控除し42.66620億円と推計。日本塗料工業会の工業用エポキシ・ウレタン・アクリル・アミノアルキドなど品種別単価帯を参照し、5800t×735.62円/kgを採用。日本塗料工業会の2025年のアミノアルキド・アクリル常温/焼付・ウレタン・エポキシ系の類似品種合計約32.9万t・2445億円を比較用市場とすると売上シェアは約1.7%だが、用途が一致しないため実シェアではない。特定の会社品種の実トン数と平均価格は非開示。営業利益0.10億円は配賦推計。

その他塗料・周辺製品

有報で合成樹脂塗料と別掲される塗料類と関連商材。

数量その他塗料・周辺製品の推定販売数量(トン換算/年)価格その他塗料・周辺製品の推定換算平均販売単価(円/kg換算)売上営業利益
今 2025/11 690 676 5 0
10 年後 中立 650 906 6 0

取り方:有報のその他塗料類・他の実売上4.66305億円を基準に、商材をトン換算690t・平均675.81円/kgとする分析上の換算数量。実際には品種ごとに単位が異なり、会社はトン数を開示していない。塗料工業会の「その他の塗料」は全国2025年売上約607億円・8.74万tで、単価695円/kgが比較上の参考になるが会社の「他」に関連商材も含まれ直接の市場シェアは算定できない。営業利益0.0433億円は配賦推計で、三事業の営業利益は合計0.5433億円となる。

リスクと懸念

価格是正の反転と原材料市況

樹脂、顔料、溶剤の価格が先に上がると、金属加工や建機メーカーとの値上げ交渉がまとまるまでの時間差が利益を奪う。2025年にはその遅れで営業利益率が1%未満となった。2026年の一斉是正を恒久的な価格支配力と考えると、次のコスト上昇で利益を過大評価する。

粉体塗料の増産投資が生む資本負担

千葉工場の受注は能力を超えているが、市場全体の数量はほぼ横ばいである。能力増強とともに新設備の償却、運転資金、品質管理負担が増え、他社との価格競争が起きれば投下資本利益率が下がる。建屋・機械の更新費用は将来の物価高の影響を受ける。

成熟した国内市場と大手競合

国内塗料の販売トン数は減少傾向で、建設機械や農機の海外移管が進むと、既存の液状塗料は数量を失う。日本ペイント、関西ペイント、大日本塗料は原料購買と開発規模で上回る。顧客別の認定処方に切り替えコストがあっても、その効果は市場全体には広がらない。

政策保有株と少数株主への還元の隔たり

上場株式を約11.68億円持つが、売却額は年によって大きく異なり、2025年は極めて小さかった。株価が下落すれば評価益は減り、取引維持のために売却できない可能性もある。株式からの配当は既に損益へ含まれるため、運用収益と元本を単純に足すと価値を二重に数える。

借換金利と運転資本・退職給付

2025年末の現金と有利子負債はほぼ見合うものの、総額では各々約19億円ある。借換金利が上がると利払いが増え、預金金利との差で利益が変わる。販売債権と棚卸資産に資金が寝ており、退職給付債務も約7億円あるため、純資産をそのまま株主の自由な現金とは扱えない。

利益率の急変と持続性の見極め

2026年第3四半期の営業利益率は過去の年間最高水準を大きく上回ったが、四半期の出荷時期と価格改定が重なった影響をまだ切り分けられない。受注が平準化した2027年以降も同じ利益率が維持できるか不明で、好業績だけを基に設備投資と配当を一度に増やすと次の不況に弱くなる。

小型株のガバナンスと流動性

経営支配の集中を単に買収益の源と見るべきではない。上位株主には事業関係者や投資家が並び、企業価値を引き上げるための資産売却や再編が必ず実行される保証はない。売買が細い市場では短期間に株価が動いても事業の本質価値は変わらず、買付け報道だけで将来価値を上乗せしない。

今後の分かれ目

2027年以降も値上げ後の売上総利益率と営業利益率が安定し、数量が減らなければ
中立の利益率と増分ROICを引き上げ、継続的な価格決定力がある場合に限りやや楽観の確率を高める。
千葉工場の粉体販売トン数と設備稼働率が増加し、増設費用を上回る現金創出が確認できれば
国内粉体塗料内の推定シェアを上方修正し、粉体の投下資本利益率と長期の利益率を見直す。
粉体塗料の業界総トン数が減少しても同社の受注が能力を大きく上回り続ければ
市場成長でなく既存製品の代替によるシェア拡大を主な数量成長源とし、粉体の販売量予測を強める。
原料高と建機・産機の減産が同時に起こり、営業利益が再び1億円を割れば
値上げ定着の前提を弱め、やや悲観または悲観の重みを増やす。借換金利と在庫負担を改めて確認する。
政策保有株の売却を数億円単位で実施し、売却代金の大半を配当や自己株取得に充てれば
余剰資産の株主への還元率を0.75から1.0方向へ修正し、受取配当の減少も同時に利益予想から控除する。
現金創出を超えて設備投資を拡張し、有利子負債が大きく積み上がれば
増産による売上上振れと、資本コスト・利払い増・株主還元余力の低下を分けて評価する。
正式な公開買付け、MBO、株式併合による上場廃止が発表されれば
その時点から独立企業としての2036年価値評価を適用せず、買付価格、成立条件と少数株主の受取対価を別途検討する。

見ておくもの

  • 2026年11月期の確定利益と2027年以降の営業利益率の平準化
  • 粉体塗料の年販売トン数、千葉工場増設後の能力・稼働率・受注残の開示
  • 産業機械・建設機械向け製品の実質販売数量と価格改定の定着
  • 日本塗料工業会の粉体塗料の販売トン数と平均単価
  • 営業キャッシュフローから設備投資・株主還元を引いた残額
  • 保有上場株式の残高・売却額・受取配当金と配当性向
  • 総有利子負債、現預金、退職給付と純有利子負債の推移
  • 中期計画更新時の投資額、ROE、DOEと自社株取得の定量目標

倍率と資本コストの決め方

基準株価と株数は添付の2026年10月22日付の値をそのまま使い、約37.77億円の時価総額との比較は数量、価格、利益率、正当化倍率、還元額の算定後に行った。会社全体の評価は株数ではなく2036年の時価総額である。予定される1対3の株式分割は会社価値に掛けず、2026年第3四半期の自己株式差と添付基準との差はごく小さいため添付を優先する。

会社の報告は単一セグメントだが、粉体販売を実トン数の公表と偽らず、2025年製品別売上と日本塗料工業会の品種別数量・平均単価で推定した。CPI年3%の10年分は単価にのみ反映し、数量へ二重に掛けない。販売費・管理費の物価高と粉体増設後の償却費は各区分の営業利益率へ配賦した。2025年の償却費約1.55億円が既存設備では名目固定である一方、更新・増設分は高い取得価格の償却が10年後に加わる前提である。

楽観から中立の倍率は、k7.0%、g_long2.5%、普通の堀の残存率1/2と2036年のROEから導くRONIC式の上限を使用した。2026年の無償減資を踏まえ2027年以降は実効税率35.4%を基準に税後純利益を推計し、旧来の営業外収益で利益率を過大視しない。市場の過去のPERや現在のPBRは倍率の根拠にしていない。悲観は今の自己資本にのみPBRを掛け、政策保有株の税後価値は受取配当を利益から控除して別管理し二重計上を避ける。2027年4月以後開始期の新リース基準での表示変化があっても、事業の経済的価値の尺度は同じにする。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。国債3%と株式リスクプレミアム4.5%の基本7.5%に、需要の長寿命によるquality−0.5%を反映。規模・株価のベータ・個別のTOB可能性は上乗せしない。

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車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +28.7% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +26.5% · 10 年 やや割安(年 +11.5%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +26.3% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +22.2% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +20.8% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 Aiロボティクス247A 美容ブランドの成長は続くが、BJC買収で背負った負債と販売権の脆さを踏まえると、足元の価値にはなお慎重でありたい 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) 適正 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +10.2%) 適正 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 クラサスケミカル646A 大分の石化拠点と高純度誘導品には価値があるが、再建後の利益と高配当の両立をまだ確かめられず、現在の評価は適正圏 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 コージンバイオ177A 培地製造には長く残る技術と顧客基盤があるが、細胞加工の品質問題と設備投資負担を考えると、株価にはまだ十分な安全域がない 本質価値との差 −1.2% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 プレミアアンチエイジング4934 DUOのブランド資産と厚い純現金は魅力だが、通販の衰退とVENEXの収益化を考えると安全域はなお不足する 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) 割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −30.0% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −38.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −54.8% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.7% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 リプロセル4978 細胞研究の顧客基盤と豊富な有価証券はあるが、慢性赤字と新株発行が十年先の株主価値を薄める 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −79.9% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%)

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読んだ資料

  1. 川上塗料 2025年11月期 有価証券報告書(2026年2月20日)
  2. 川上塗料 2026年11月期第3四半期決算・2026年10月15日業績予想修正(公式IR)
  3. 川上塗料 2025~2027年中期経営計画数値目標修正(2026年1月14日)
  4. 日本塗料工業会 2025年暦年の塗料生産・販売統計(粉体塗料を含む)

分析日 2026-10-22