株譜
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日本酸素ホールディングス 4091

米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)6,409 円2.77 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)5,440 円2.35 兆円差 +17.8%
10 年後から見ると やや割安 価値 6,409 円2.77 兆円 · 差 +17.8% · 期待の年率 +7.9%
期待の年率リターン(10 年)+7.9%資本コスト比 +0.9 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本酸素ホールディングスは、三菱ケミカルグループが50.59%を握る産業ガス専業の持株会社で、世界シェア約9%の世界4位(1位リンデ約31%、2位エア・リキード約27%、3位エアプロダクツ約12%、国内は1位)に位置する。2019年3月期に約6,438億円で買収した旧プラクスエア欧州事業を取り込んでグローバル化し、今は日本・米国・欧州・アジア・オセアニアの4地域と、ステンレス製水筒「サーモス」の消費財事業の5セグメントを持つ。2026年3月期は売上1兆3,596億円・コア営業利益2,030.84億円(益率14.9%)で、欧州セグメントの益率20.1%が全社を支える一方、米国は前年比で益率が悪化し、アジア・オセアニアは売上+18.1%と最も高成長だが益率9.5%にとどまる。

各地域のガス供給量(万トン換算、実質)×単価(ドル/トン、150円/ドル固定換算、物価3%込みの名目)で10年を積み上げ、中立で価格は10年1.34倍、数量はアジア・オセアニアが半導体新工場の誘致で10年1.85倍、日本は電子材料ガスの伸びと基礎需要の縮小が相殺して1.10倍とした。長期契約・地域寡占という強い堀を持つとみて、資本コストを上回るROEの2/3が長く続くとして正当化PERを決めた。資本コストは基本7.5%に、長期契約・寡占と寿命で−1.0%、循環と純負債で+0.5%を足した7.0%である。

結果、中立の10年後はROE11.0%・PER17.4倍で時価総額約3.8兆円+還元約0.9兆円。割り引いた本質価値は今の約2.36兆円を1割強上回り、総合は「やや割安」に出た(10年は+13.6%)。純有利子負債7,167億円(時価総額比30.3%)が利払いの重さとして純利益を圧迫し、ROEが資本コストを4ポイントほど上回る程度にとどまることが、倍率を18倍ほどに抑えている。半導体新工場の誘致が相次ぐ楽観・やや楽観(10年計36%)では今の値段を上回るが、強い堀があってもkを超える分の2/3しか長続きしないとみたため、上振れの値段も抑えられた。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、この会社はオンサイト長期契約という切り替えコストの高い事業を核に持ち、産業ガスという「地味だが優良」な業種特性(地域独占的な供給網・長期契約による安定収益)を備える。バリュー投資の観点では、欧州セグメントのような益率20%台の高収益事業には相対的に高い倍率を、米国・アジア・オセアニアのような投資回収中の事業には低めの倍率を当てるべきで、全社を一つの倍率でまとめるより地域ごとの質の差を意識すべきである。

堀の持続については、長期オンサイト契約と地域寡占という構造は10年後も崩れにくいと見てよいが、世界シェア9%・世界4位という位置は「ほぼ独占」には届かず、リンデ・エア・リキードという規模で優る2社との差は簡単には縮まらない。

資本配分については、2019年の欧州買収という大型M&Aの実行力は評価できるが、その後の純有利子負債の重さが利払いを通じて純利益を圧迫し続けている。配当性向21.7%という抑制的な株主還元は、デレバレッジを優先する規律の表れとも、株主還元に消極的とも両方に解釈できる。三菱ケミカルグループが過半数を握る親子上場である点も踏まえ、安全域はやや厚めに取るべき局面にある会社だと見るべきだろう。

何で稼ぐ会社か

事業は地域別の4セグメント(日本・米国・欧州・アジア・オセアニア)の産業ガス事業と、ステンレス製水筒・保温容器ブランド「サーモス」の消費財事業からなる。産業ガスは酸素・窒素・アルゴンなどの大気ガスと、水素・ヘリウム・CO2などの特殊ガスを、大口顧客へのオンサイト供給(工場敷地内に製造設備を建設して直接供給、契約期間10〜20年)、ローリー等によるバルク供給、シリンダーによる小口供給の3形態で届ける。

売上の約3割を占める日本は祖業で、鉄鋼・化学・自動車・食品・医療機関向けの産業ガスに加え、半導体工場向けの電子材料ガス(高純度の特殊ガス)を供給する。約27%の米国は、産業ガスに加えて水素・一酸化炭素を石化・製油所に供給するHyCO事業を含む。約26%の欧州は、2019年3月期に約6,438億円で買収した旧プラクスエア(現リンデ)の欧州事業が中核で、産業ガス・CO2・ヘリウムに加え、2024年12月にはスペインの在宅医療サービス会社(Esteve Teijin Healthcare)を買収しヘルスケア領域にも拡大した。約15%のアジア・オセアニアは東南アジア・インド・豪州・NZ等で、半導体新工場の誘致(日本国内の新工場立地も含む)に連動した長期供給契約の積み増しが最大の成長ドライバーで、豪州子会社によるCoregas Groupの子会社化など小型M&Aも続けている。約2%のサーモスは産業ガスとは異質の消費財事業で、グローバルに水筒・保温容器を販売するブランドである。

優良さと弱いところ

堀の強さは地域で共通して高い。オンサイト供給契約は顧客の工場にパイプラインで直結する設備を要し、契約期間も10〜20年と長いため、競合への切り替えコストが極めて高い。世界シェアはリンデ・エア・リキード・エアプロダクツ・日本酸素HDの4社で寡占的で、価格決定力は長期契約下では高いがスポット市場では弱い。欧州セグメント(旧プラクスエア事業)は益率20.1%とグローバル大手並みの収益性を示すのに対し、米国・アジア・オセアニアはまだ益率一桁〜10%台前半にとどまり、地域間の収益力の差が大きい。

ROEは2026年3月期で10.2%、自己資本比率44.0%・純有利子負債は時価総額比30.3%で、2019年の欧州買収以来、純負債÷自己資本0.59倍という財務レバレッジを抱え続けている。中期経営計画「Next Innovation 2030」(2027〜2030年3月期)は産業ガス収益力強化・エレクトロニクス拡大・新成長ドライバー創出を掲げ、2030年3月期にROCE8%以上を目指す。経営の巧拙は、米国・アジア・オセアニアの投資回収ペースと、欧州のヘルスケア等への多角化が利益率の改善につながるかに依存する。筆頭株主である三菱ケミカルグループ(50.59%保有)との資本・事業上の関係は、親会社自身も構造改革中であることを踏まえ、今後の資本政策の論点として残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の産業ガス市場は2025年の1,100億ドル規模から2030年に1,560億ドル規模へ年率7%程度の成長が見込まれ、半導体用特殊ガス市場はさらに高い年率7%台(2030年に145億ドル規模)の成長が見込まれる。産業ガスは現地生産・現地供給が基本で、輸送コストの制約から中国の過剰生産能力の影響を相対的に受けにくいが、各地域の景気そのものの影響は受ける。

世界最大手リンデは調整後営業利益率約29.5%・ROE約19〜21%・PER約30〜36倍・PBR約6.8倍、2位エア・リキードは営業利益率約20.9%・ROE約13.5〜13.9%で2030年までに営業利益率+600bpを目指す投資計画(240億ユーロ)を掲げている。日本酸素HDの連結コア営業利益率は約14.9%・ROE10.2%・今のPER19.1倍・PBR1.94倍で、欧州セグメント単体は益率20.1%とグローバル大手並みだが、米国・アジア・オセアニアがまだそこに届かず全社を押し下げている。

会社が数年前に取り込んだ米国HyCO事業は石化・製油所の需要に連動し、前期は益率が悪化(前年比−11.5%)した。アジア・オセアニアは半導体新工場誘致(東南アジア・インド)で売上が前年比+18.1%と最も高成長だが、規模の経済がまだ効いていない。日本国内の基礎産業ガス需要(鉄鋼・化学向け)は人口減少・製造業縮小とともに構造的に縮小するが、半導体工場向け電子材料ガスの伸びがこれを相殺する。今後10年の分かれ目は、半導体新工場の立地決定の継続性、電力・エネルギーコストの行方、国内基礎需要の縮小ペース、グローバル大手3社との価格競争の強度である。

資本政策と M&A

配当は配当性向21.7%で緩やかな増配方針を続け、発行済み株式数の10.51%・上限50億円の自社株買いも実施している。配当性向はグローバル大手に比べて低めで、2019年の欧州買収以来の純有利子負債(7,167億円、時価総額比30.3%)の圧縮を優先する段階にある。

M&Aは2019年3月期の旧プラクスエア欧州事業(約6,438億円)が最大で、以降は豪州Coregas子会社化(2024年)、スペインの在宅医療サービス会社買収(2024年)など、既存地域を補完する中小型が中心になっている。純有利子負債が時価総額の3割を超える水準(EV÷コア営業利益は時価総額23,625億円+純有利子負債7,167億円÷2,031億円=約15.2倍)にあるため、借金の重さは倍率だけでなくEVベースでも見る必要がある。筆頭株主の三菱ケミカルグループ(50.59%保有)との資本・事業再編の可能性は、中期経営計画の進捗と合わせて今後の資本政策の論点になる。

点検済み(2026-10-19):中立の全社営業利益率が 16%(直近の山 14.6%、会社計画 15%台)まで上がる置き方だったので、日本 13.5%・米国 15%・欧州 20.5%・アジア 10.5%(全社 15%)に直し、売上〜時価総額・還元・自己資本を流した。

見直し(費用点検):セグメントの外の費用(今 58 億円)が中立で 0 になっていたが、削減の開示は無いので物価 1.34 倍の 78 億円(悲観 70 億円)に置き直し、純利益〜時価総額へ流した。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

日本酸素HDは世界4位・国内1位という規模を持ちながら、長期オンサイト契約という産業ガス特有の高い切り替えコストに支えられ、半導体・データセンター投資という10年単位の構造的な需要拡大の波に乗っている。2026年3月期のアジア・オセアニアの売上は前年比+18.1%と5セグメント中最も高成長で、東南アジア・インドでの半導体新工場誘致が相次げば、この成長はまだ序の口に過ぎない。欧州セグメント(旧プラクスエア事業)は益率20.1%とグローバル大手リンデ・エア・リキード並みの収益性をすでに実証しており、2024年に買収したスペインの在宅医療サービス事業のように、産業ガスの顧客基盤を生かしたヘルスケア等の隣接領域への展開も進んでいる。

米国HyCO事業は一時的に益率が悪化したが、石化・製油所向けの需要は循環的なもので、プラント稼働効率の改善と事業密度の向上を掲げる中期経営計画「Next Innovation 2030」(2030年3月期にコア営業利益2,500〜2,750億円、ROCE8%以上)の実行が進めば、米国・アジア・オセアニアの益率も欧州並みに近づく余地がある。純有利子負債は2019年の欧州買収以来着実に圧縮が進んでおり(純負債÷自己資本は過去数年で緩やかに低下)、配当性向21.7%という抑制的な還元は将来の増配余地を残していると見ることもできる。産業ガスは鉄鋼・化学などの不況期でも長期契約比率の高さから他のコモディティ化学より深く落ち込まない業種特性を持ち、下値が堅い中で上振れの機会を取りに行ける立場にある。

慎重な見方

日本酸素HDは世界4位とはいえ、1位リンデ(シェア約31%、営業利益率約29.5%)・2位エア・リキード(シェア約27%、営業利益率約20.9%)という規模で優る2社との差は小さくなく、価格競争で不利な立場に置かれやすい。欧州セグメントの益率20.1%は高いが、これは2019年の買収でまとまった事業をそのまま引き継いだ結果に近く、会社自身の事業運営力でさらに伸ばせるかは未知数である。米国セグメントは前期に益率が前年比−11.5%と悪化し、エネルギーコスト高・HyCO需要の鈍化という懸念が現実になった。

アジア・オセアニアは売上が前年比+18.1%と高成長だが益率はまだ9.5%にとどまり、投資が先行して利益がついてこない期間がどれだけ続くか不透明である。純有利子負債7,167億円(時価総額比30.3%)は2019年の欧州買収の負の遺産で、今後の金利上昇(借り換えのたびに新しい高い金利が適用される)は純利益を確実に圧迫する(10年で−179億円の推定)。配当性向21.7%という低さは株主還元への消極性とも解釈でき、グローバル大手と比べてROE10.2%・ROCE目標8%という水準は、資本コスト7.0%を3ポイントほど上回る程度に過ぎない。筆頭株主である三菱ケミカルグループ自身が構造改革中であることも、親会社の都合による資本政策の変更(増資・事業再編等)のリスクを完全には排除しない。産業ガスという業種特性の堀の強さに安心しすぎず、ROEとkの差がわずかである以上、市場は過大評価しがちなリスクを過小評価している可能性がある。

どちらに重みを置いたか

長期オンサイト契約・地域寡占という産業ガス特有の強い堀には相応の根拠があるが、グローバル大手2社との規模・収益性の差、純有利子負債の重さ、米国・アジアの投資回収待ちという懸念も的を射ている。物価込みで積み直しても、中立のROEは10〜12%程度でk7.0%(基本7.5%に優良度−0.5%)を5ポイントほど上回り、強い堀として残る割合2/3を使うと倍率は18倍前後まで出る。確率は中立を軸に、半導体新工場誘致という実績の延長線を楽観・やや楽観に計35%、純負債の重さと米国・アジアの不確実性をやや悲観・悲観に計30〜31%置いた。結果は総合−3.2%の「適正」に出た。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 9,389 円4.06 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 2,294 円9,931 億円)。 今の値に割り戻すと 6,409 円2.77 兆円、今との差 +17.8%、 期待の年率 +7.9%(資本コスト 7.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 15,914 円6.89 兆円 3,244 円1.40 兆円 +252.2% +13.4% 2,299 円9,951 億円
やや楽観 24% 12,816 円5.55 兆円 2,695 円1.17 兆円 +185.1% +11.0% 3,723 円1.61 兆円
中立 34% 9,321 円4.03 兆円 2,174 円9,410 億円 +111.3% +7.8% 3,908 円1.69 兆円
やや悲観 21% 5,156 円2.23 兆円 1,869 円8,088 億円 +29.1% +2.6% 1,475 円6,386 億円
悲観 9% 1,687 円7,304 億円 1,407 円6,090 億円 −43.1% −5.5% 278 円1,205 億円
加重平均100% 9,389 円4.06 兆円2,294 円9,931 億円 +114.8% +7.9% 11,684 円5.06 兆円

今の株価時価総額 5,440 円2.35 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 12% 半導体・データセンター投資の構造的拡大を取り切る 利益 3,309 億円 · PER 20.8 倍 · 株価時価総額 15,914 円6.89 兆円

アジア・オセアニアは東南アジア・インドの半導体投資が10年通じて拡大を続け益率16.0%まで上昇、米国は事業密度の向上とエレクトロニクス材料ガス・機器事業の拡大で益率18.5%、欧州はカーボンニュートラル事業・ヘルスケアの育成が進み益率23.5%、日本もRapidus等の新工場需要を取り込み益率17.0%に達する。中期経営計画「Next Innovation 2030」の先、半導体・データセンター投資という構造的な需要拡大をほぼ満額取り切り、純有利子負債の圧縮も進んで財務の柔軟性が高まる10年になる。グローバル大手2社との規模の差も、新規の長期契約の積み増しを通じて緩やかに縮まっていく。

  • 日本(国内の産業ガス事業):数量 1,598(供給量(万トン、酸素・窒素等換算))× 価格 280(1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 6,712 億円・営業利益 1,141 億円。益率17.0%、Rapidus等の新工場需要を取り込む
  • 米国(産業ガス・HyCO事業):数量 2,070(供給量(万トン))× 価格 252(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 7,825 億円・営業利益 1,448 億円。益率18.5%、事業密度向上とエレクトロニクス拡大が効く
  • 欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか):数量 1,404(供給量(万トン))× 価格 308(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 6,486 億円・営業利益 1,524 億円。益率23.5%、カーボンニュートラル事業が育つ
  • アジア・オセアニア:数量 1,946(供給量(万トン))× 価格 210(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 6,130 億円・営業利益 981 億円。益率16.0%、東南アジア・インドの半導体投資が続く
  • サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財):数量 39.4(出荷数量(百万本))× 価格 11(1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 662 億円・営業利益 142 億円。益率21.5%

倍率:事業の純利益 3,309 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 12.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.8 倍。全体の PER 20.82 倍、時価総額 68,885 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:半導体・データセンター投資が10年通じて拡大を続け、米国・アジアでシェアも拡大する、という業種ノートの楽観(市場成長7〜9%)をほぼ満額取り切る想定。

やや楽観 24% 業種の中立〜楽観の間を取り込み、欧州も安定成長 利益 2,806 億円 · PER 19.8 倍 · 株価時価総額 12,816 円5.55 兆円

アジア・オセアニアは益率14.2%、米国は益率17.2%、欧州は益率22.2%、日本は益率15.7%まで改善する。業種ノートの中立〜楽観の間(市場成長6〜7%程度)を取り込み、半導体新工場の誘致も概ね順調に進む10年になる。純有利子負債の圧縮も計画どおり進み、米国・アジアの投資回収も欧州に次ぐ水準まで追いつくが、グローバル大手との収益性の差は完全には埋まらない。中期経営計画「Next Innovation 2030」のレンジの上寄りに沿う形で、三菱ケミカルグループとの資本関係も安定的に続き、新規の長期契約も概ね計画どおり積み上がる。

  • 日本(国内の産業ガス事業):数量 1,544(供給量(万トン、酸素・窒素等換算))× 価格 274(1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 6,346 億円・営業利益 996 億円。益率15.7%
  • 米国(産業ガス・HyCO事業):数量 1,963(供給量(万トン))× 価格 247(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 7,262 億円・営業利益 1,249 億円。益率17.2%
  • 欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか):数量 1,340(供給量(万トン))× 価格 301(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 6,059 億円・営業利益 1,345 億円。益率22.2%
  • アジア・オセアニア:数量 1,826(供給量(万トン))× 価格 206(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 5,627 億円・営業利益 799 億円。益率14.2%
  • サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財):数量 37.7(出荷数量(百万本))× 価格 11(1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 620 億円・営業利益 128 億円。益率20.7%

倍率:事業の純利益 2,806 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.5% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 11.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.8 倍。全体の PER 19.77 倍、時価総額 55,475 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業種ノートの中立〜楽観の間(市場成長6〜7%程度)を取り込み、欧州の高収益も維持される想定。

中立 34% 中立:国内基礎需要の縮小を電子材料・医療向けで相殺 利益 2,210 億円 · PER 18.3 倍 · 株価時価総額 9,321 円4.03 兆円

国内基礎産業ガス需要(鉄鋼・化学向け)は人口減少・製造業縮小とともに構造的に縮小するが、電子材料ガスの伸びがこれを相殺し日本は益率13.5%を保つ。アジア・オセアニアは半導体新工場の誘致が業種ノートの中立成長(5〜7%)に沿って進み益率10.5%、米国は事業密度向上で益率15.0%、欧州はヘルスケア等の多角化で益率20.5%となる。中期経営計画の中心レンジに沿い、純有利子負債の圧縮も進むが、グローバル大手との差は残る10年になる。三菱ケミカルグループとの資本関係は大きくは変わらず、世界4位という位置づけが維持される。

  • 日本(国内の産業ガス事業):数量 1,490(供給量(万トン、酸素・窒素等換算))× 価格 268(1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 5,989 億円・営業利益 809 億円。益率13.5%
  • 米国(産業ガス・HyCO事業):数量 1,870(供給量(万トン))× 価格 241(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 6,765 億円・営業利益 1,015 億円。益率15.0%
  • 欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか):数量 1,276(供給量(万トン))× 価格 295(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 5,644 億円・営業利益 1,157 億円。益率20.5%
  • アジア・オセアニア:数量 1,714(供給量(万トン))× 価格 201(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 5,169 億円・営業利益 543 億円。益率10.5%
  • サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財):数量 36.1(出荷数量(百万本))× 価格 11(1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 580 億円・営業利益 113 億円。益率19.5%

倍率:事業の純利益 2,210 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.0% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.67(moat=strong)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.3 倍。全体の PER 18.26 倍、時価総額 40,347 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業種ノートの中立(市場成長5〜7%、国内基礎需要の縮小を電子材料・医療向けで相殺)に沿った、最も重みを置く筋書き。

やや悲観 21% 国内製造業の縮小が進み、半導体投資も鈍る 利益 1,586 億円 · PER 14.1 倍 · 株価時価総額 5,156 円2.23 兆円

国内製造業の縮小が電子材料ガスの伸びを上回り日本は益率12.0%まで下がる。アジア・オセアニアは半導体投資の鈍化で益率9.5%、米国はHyCO需要の伸び悩みで益率13.0%、欧州は製造業の長期停滞で益率18.0%となる。業種ノートの悲観(成長2〜3%)に近いペースで、純有利子負債の圧縮も計画より遅れる10年になる。中期経営計画「Next Innovation 2030」の目標には届かず、グローバル大手との収益性の差がむしろ広がる展開で、三菱ケミカルグループとの資本関係の見直しも議論の対象になりうる。

  • 日本(国内の産業ガス事業):数量 1,381(供給量(万トン、酸素・窒素等換算))× 価格 256(1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 5,305 億円・営業利益 637 億円。益率12.0%、基礎需要の縮小が電子材料の伸びを上回る
  • 米国(産業ガス・HyCO事業):数量 1,710(供給量(万トン))× 価格 230(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 5,908 億円・営業利益 768 億円。益率13.0%、HyCO需要が伸び悩む
  • 欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか):数量 1,170(供給量(万トン))× 価格 282(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 4,942 億円・営業利益 890 億円。益率18.0%、欧州製造業の長期停滞
  • アジア・オセアニア:数量 1,436(供給量(万トン))× 価格 192(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 4,137 億円・営業利益 393 億円。益率9.5%、成長が鈍る
  • サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財):数量 33.3(出荷数量(百万本))× 価格 10(1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 511 億円・営業利益 87 億円。益率17.0%

倍率:ROE 9.0%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC=k 7.0%+残る割合 2/3×(9.0−7.0)=8.3%、長期の成長率 g 3.5%から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=16.5 倍。ROE は k を上回るが差は小さいので、1÷k の下限 14.29 倍に置いた。

確率:国内製造業の縮小が進み、半導体投資も業種ノートの悲観に近いペース(成長2〜3%)に落ち込む想定。

悲観 9% グローバル大手との価格競争激化でシェアを失う 利益 632 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 1,687 円7,304 億円

国内製造業のさらなる縮小と、リンデ・エア・リキード・エアプロダクツとの価格競争激化でシェアを失う構造的な負け筋。日本は益率8.0%、米国は9.0%、欧州は13.0%、アジア・オセアニアは半導体投資が腰折れし規模の経済に届かず益率6.0%にとどまる。三菱ケミカルグループ自身の構造改革の影響も重なり、10年通じて中期経営計画の目標には遠く届かない低成長の定常状態になる。長期契約という堀はなお残るが、新規契約の獲得競争で後手に回り、世界4位の地位そのものが脅かされ、純有利子負債の圧縮も進まないまま10年を終える。

  • 日本(国内の産業ガス事業):数量 1,192(供給量(万トン、酸素・窒素等換算))× 価格 230(1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 4,112 億円・営業利益 329 億円。益率8.0%、国内製造業の縮小でシェアも失う
  • 米国(産業ガス・HyCO事業):数量 1,402(供給量(万トン))× 価格 207(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 4,354 億円・営業利益 392 億円。益率9.0%、Air Productsとの価格競争に敗れる
  • 欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか):数量 957(供給量(万トン))× 価格 253(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 3,633 億円・営業利益 472 億円。益率13.0%、リンデ・エア・リキードにシェアを奪われる
  • アジア・オセアニア:数量 1,066(供給量(万トン))× 価格 173(1トンあたり単価(ドル))→ 売上 2,757 億円・営業利益 165 億円。益率6.0%、半導体投資が腰折れし規模の経済に届かない
  • サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財):数量 27.8(出荷数量(百万本))× 価格 9.20(1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 383 億円・営業利益 46 億円。益率12.0%、ブランド力が薄れる

倍率:10 年の悲観は構造的に負ける筋書き(国内製造業の縮小+グローバル大手との価格競争でシェアを失う)。純利益 675 億円(ROE 4.4%)の谷の利益に倍率を掛けず、稼ぐ力(純利益÷k)の範囲内の売れる資産(設備・長期契約の権利)で測り、今の自己資本に 0.6 倍を掛けた。(費用・利益の見直しで再計算:純利益 632 億円、事業の ROE 4.1%、正当化 PER の上限 14.3 倍。上限に対する置き方の割合は変えず 0.60 倍)

確率:10年の構造的な負け筋(国内製造業のさらなる縮小と、リンデ・エア・リキード・エアプロダクツとの価格競争激化でシェアを失う)。親会社・三菱ケミカルグループ自身も構造改革中で、M&Aで新規契約を取り切れないリスクを含めて9%に置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

日本(国内の産業ガス事業)

祖業である国内の産業ガス事業。酸素・窒素・アルゴン・水素などをオンサイト・バルク・シリンダーで鉄鋼・化学・電子産業・医療機関に供給する。

数量供給量(万トン、酸素・窒素等換算)価格1トンあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2026/03 1,354 200 4,063 542
10 年後 中立 1,490 268 5,989 809

取り方:公式開示の2026年3月期セグメント売上4,062.96億円をそのまま採用。価格は国内基礎産業ガス(酸素・窒素等)の卸売単価の目安として200ドル/トンと置き、volume=revenue÷(price×rev_factor)で逆算(rev_factor=150円/ドル×1万トン÷1e8=0.015)。益率13.3%はセグメント利益541.82億円から。

米国(産業ガス・HyCO事業)

米国の産業ガス(酸素・窒素・アルゴン)と、NS Vision 2026で買収拡大したHyCO(水素・一酸化炭素、石化・製油所向け)事業。

数量供給量(万トン)価格1トンあたり単価(ドル)売上営業利益
今 2026/03 1,336 180 3,606 529
10 年後 中立 1,870 241 6,765 1,015

取り方:公式開示の2026年3月期セグメント売上3,605.57億円を採用。価格はHyCO・バルクガス比率が高いため日本より低めの180ドル/トンと置き逆算。益率14.7%はセグメント利益529.14億円から(前年比−11.5%で悪化、HyCO需要・エネルギーコストの影響を反映)。

欧州(旧プラクスエア欧州事業ほか)

2019年3月期に約6,438億円で買収した旧プラクスエア欧州の産業ガス・CO2・ヘリウム事業が中核。近年はスペインの在宅医療(ヘルスケア)等にも展開。

数量供給量(万トン)価格1トンあたり単価(ドル)売上営業利益
今 2026/03 1,064 220 3,510 704
10 年後 中立 1,276 295 5,644 1,157

取り方:公式開示の2026年3月期セグメント売上3,509.78億円を採用。価格はヘルスケア・特殊ガス比率が高く5セグメント中最も高い220ドル/トンと置き逆算。益率20.1%(セグメント利益704.26億円)は買収時に得た規模の経済と長期契約の価格決定力を反映。

アジア・オセアニア

東南アジア・インド・豪州・ニュージーランド等。半導体新工場誘致に伴う電子材料ガスの長期供給契約の積み増しが最大の成長ドライバー。豪州Coregas子会社化など小型M&Aも継続。

数量供給量(万トン)価格1トンあたり単価(ドル)売上営業利益
今 2026/03 927 150 2,085 197
10 年後 中立 1,714 201 5,169 543

取り方:公式開示の2026年3月期セグメント売上2,084.52億円を採用。価格は成長途上で規模の経済が未成熟なため最も低い150ドル/トンと置き逆算。益率9.5%(セグメント利益197.46億円)は投資回収中の段階を反映するが、売上は前年比+18.1%と5セグメント中最も高い成長。 数量は供給量(実物)。業界の名目年 7% の見通しは物価を除くと実質 4% 前後で、中立はこれに半導体の新工場の立ち上がり(東南アジア・インド)の分を上乗せして実質年 6% 台に置いた。

サーモス(ステンレス製魔法瓶・水筒等の消費財)

産業ガス事業とは異なる消費財事業。ステンレス製真空断熱の水筒・保温容器をグローバルに展開するブランド「THERMOS」。

数量出荷数量(百万本)価格1本あたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2026/03 27.8 8.00 333 65
10 年後 中立 36.1 11 580 113

取り方:公式開示の2026年3月期セグメント売上332.63億円を採用。価格は水筒・保温容器の平均単価の目安として8ドル/本と置き、volume=revenue÷(price×rev_factor)で逆算(rev_factor=150円/ドル×100万本÷1e8=1.5)。益率19.5%はセグメント利益65.11億円から。

リスクと懸念

純有利子負債と金利上昇

純有利子負債7,167億円(時価総額比30.3%)は2019年の欧州買収の負の遺産で、借り換えのたびに新しい高い金利(10年国債3%+上乗せ)が適用される。brief.pyの推定では10年で−179億円の税前利益の押し下げが見込まれ、純利益・ROEを圧迫し続ける。

グローバル大手との価格競争

世界シェアはリンデ(約31%)・エア・リキード(約27%)・エアプロダクツ(約12%)が上位を占め、日本酸素HD(約9%)は規模で劣る。半導体新工場の誘致競争やスポット市場での価格競争で、大手2社に対し不利な立場に置かれやすい。

米国HyCO・石化需要の循環性

米国セグメントは石化・製油所向けのHyCO事業を含み、2026年3月期は益率が前年比−11.5%と悪化した。石化業界の需要循環・エネルギーコストの変動に連動しやすく、米国の益率改善には時間がかかる可能性がある。

アジア・オセアニアの投資回収ペース

売上は前年比+18.1%と最も高成長だが益率はまだ9.5%にとどまる。半導体新工場の誘致が計画より遅れたり、稼働開始後の立ち上がりが遅れたりすると、投資先行・利益後追いの期間が長期化するリスクがある。

三菱ケミカルグループとの資本関係

筆頭株主の三菱ケミカルグループが50.59%を保有する親子上場で、親会社自身が構造改革中である。親会社の資本政策(増資・事業再編・株式の追加売却等)の変更が、少数株主の利益と必ずしも一致しない形で影響する可能性がある。

国内基礎産業ガス需要の構造的縮小

日本セグメントの祖業である鉄鋼・化学向け基礎産業ガス需要は、人口減少・国内製造業の縮小とともに長期的に縮小する。電子材料ガスの伸びがこれを相殺できなければ、日本セグメントの売上・利益は縮小に転じ、全社の成長の一角が崩れる。

欧州統合の持続性

欧州セグメントの益率20.1%は2019年買収時に取り込んだ旧プラクスエア事業の収益性に大きく依存する。欧州の製造業不況が長引いたり、買収後の設備の更新投資が重くなったりすれば、全社の利益を支える高収益の持続力そのものが試される。

今後の分かれ目

東南アジア・インドで半導体新工場の誘致・稼働が相次ぎ、アジア・オセアニアの益率が欧州に近づく
全社のROEが資本コストを大きく上回り、強い堀の残る割合2/3を活かした倍率の上振れが本質価値に直結する。
米国のエネルギーコストが落ち着き、HyCO事業の益率が欧州・日本並みに回復する
純利益の押し上げとROEの改善を通じて中立シナリオが楽観側に近づく。
金利が想定(10年国債3%)を超えて上昇し、純有利子負債7,167億円の借り換えコストがさらに重くなる
純利益が想定より圧迫され、やや悲観・悲観側に確率が寄る。
三菱ケミカルグループが保有株式の売却や資本関係の見直しを行う
株式の需給・ガバナンス構造が変わり、本質価値の評価自体には直結しないが市場の評価軸が変わりうる。
世界的な不況(リーマン級)が来て鉄鋼・化学向けの基礎需要が2〜3割落ち込む
長期契約比率の高さから他のコモディティ化学よりは浅いが、純利益は大きく落ち込み、悲観シナリオで想定した自己資本×PBR0.55〜0.60倍の水準まで株価が下がりうる。
リンデ・エア・リキードが日本・アジアで価格競争を仕掛け、長期契約の更新時にシェアを奪われる
10年の構造的な負け筋(悲観シナリオ)が実現し、成長率が2〜3%程度に落ち込む。

見ておくもの

  • アジア・オセアニアの売上成長率とセグメント利益率の変化(半導体新工場の稼働状況)
  • 米国セグメントの益率回復(HyCO・石化需要の循環)
  • 純有利子負債の圧縮ペースと借り換え時の金利水準
  • 欧州セグメントのヘルスケア等への多角化の進捗
  • 三菱ケミカルグループの資本政策・保有比率の変化

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の株価・PER19.1倍・PBR1.94倍を一切参照せず、各地域の数量×価格から積み上げた将来の利益とROEから正当化PERを決めた。強い堀(長期オンサイト契約・地域寡占)として残る割合2/3を使ったが、ROEがk7.0%を5ポイントほど上回る程度のため、倍率は中立で17〜18倍に出て、業種ノートが想定した成熟時PER15〜20倍の下限寄りにある(正当化PBRは約2.0倍で、業種ノートの1.3〜1.8倍をやや上回るが、kを優良度−0.5%で下げた分)。産業ガス領域の1社目のため、k・moat・倍率の物差しは業種ノートと世界大手(リンデ・エア・リキード)の利益率比較から自分で決め、理由をこの欄とwhyに書いた。 資本コストは基本7.5%に優良度−0.5%(長期契約・寡占と寿命で−1.0%、循環と純負債で+0.5%)を足した7.0%で、倍率は中立で上限の9.5割(17.9倍)に置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 19.78→20.82 倍・やや楽観 PER 18.78→19.77 倍・中立 PER 17.35→18.26 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality −0.5%(長期契約と寡占による値決め −0.5、寿命 −0.5、米国 HyCO の循環 +0.25、純負債の重さ +0.25)を足して 7.0%。強い堀は倍率の式の残る割合 2/3 で見ているので、k の下げはここで止めた。三菱ケミカルグループとの資本関係は k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(化学)の AI 分析

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めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. 日本酸素ホールディングス 2026年3月期通期決算セグメント情報(igaspedia)
  2. 日本酸素ホールディングス「Next Innovation 2030」中期経営計画
  3. 日本酸素HD Next Innovation 2030 重点戦略(igaspedia)
  4. 日本酸素ホールディングス 中期経営計画主要戦略(NS Vision 2026)
  5. 日本酸素ホールディングス 大株主情報(三菱ケミカルグループ50.59%)
  6. 世界の産業・工業用ガスメーカーの市場シェア(2023年)
  7. 日本酸素ホールディングス 欧州事業会社、スペインの在宅医療サービス事業会社を買収
  8. 日本酸素ホールディングス 配当情報(配当性向21.7%)

分析日 2026-10-18