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Aiロボティクス 247A

美容ブランドの成長は続くが、BJC買収で背負った負債と販売権の脆さを踏まえると、足元の価値にはなお慎重でありたい

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)849 円552 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-11-02)735 円478 億円差 +15.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 849 円552 億円 · 差 +15.5% · 期待の年率 +10.6%
期待の年率リターン(10 年)+10.6%資本コスト比 +1.6 pt
推定の資本コスト9.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率は、5つの筋書きから求めた期待CFのIRRです。期間の還元・追加負担を中間時点、終価を期間末に置く仮定で、価値の割引時期とそろえています。実際の配当日を予測した値や、筋書きごとのIRRの平均ではありません。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの終価と還元を確率で加重し、資本コスト 9.0% で今の値に割り戻したものです。

利益と必要資本から、将来の留保余力を見込む場合があります。この推定は、維持更新投資や運転資金、借換後の現金計画を確認した値ではありません。

留保余力の推定による上乗せは、算定価値の約17.6%です。同じモデル内の上乗せ分の割合で、実現する現金額や割高・割安を示すものではありません。

総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

終価・還元は現在株主全体の取り分です。1株表示は現株数への換算で、還元には配当・自社株買いを含みます。持分・支払時点は簡略化しており、買戻しに売却参加せず同じ株数を持ち続ける場合の将来株価・受取配当とは別です。

結論

Aiロボティクスは、美容液の「Yunth」、美容家電の「Brighte」、ヘアケアの「Straine」を育て、2026年4月には美容サロン向け卸のBJCを買収した企業である。筆者の結論は「やや割高」だ。複数のヒット商品を生む力は認めるが、買収に伴う重い借入と、長期には薄れやすい美容ブランドの優位を考えると、まだ十分な安全域があるとは言えない。

2026年3月期の売上は約294億円、営業利益は38億円だった。売上は前年の2倍を超えたが、卸売への転換を先行させたため営業利益率は17.5%から13.0%に下がった。続く2027年3月期第1四半期はBJCを連結して売上111億円となった一方、販路転換の広告・販促負担から営業赤字となった。急成長した売上のすべてが、株主の自由に使える現金ではない。

とりわけ重要なのは買収後の財務である。2026年6月末の純有利子負債は約315億円、のれんは約213億円に達し、自己資本は56億円にとどまる。BJCのサロン販路は魅力的だが、その主力商品の多くは国外の製造元との契約が支えている。永久に所有できるブランドと、更新を要する独占販売権とは区別すべきだ。

10年後の中立シナリオでは、卸売の定着と新製品投入により連結売上930億円、営業利益135億円弱を見込む。もっとも、競争による値引きと販促費の再投資が続くため、利益率は劇的には伸びない。5つの筋書きの現在価値を合わせると約455億円で、基準時点の時価総額約521億円を約13%下回る。大成功の可能性は残すが、その可能性だけを価格に織り込まない判断である。

バリュー投資の観点から

長く持つ株主がまず買うのは、翌年の人気商品ではなく、顧客が10年後も喜んで代金を払う仕組みである。この会社は美容への支出を取り込む企画力があり、高い利益率を実現した商品もある。しかし、美容液の配合も広告の制作も競争相手が学べる。高価な美顔器は新製品との比較を避けられない。将来のヒットを毎年出し続けなければならない事業では、現在の売上成長を永久の利権として買わない。

評価できるのは、顧客接点を自社ECだけに依存しなくなったことだ。定期会員の行動データ、ドラッグストアの購買記録、サロンの推薦という3つの接点を結び、広告の費用対効果を上げられれば新製品の失敗率は下がる。それでもデータやAI分析が他社に再現不可能だと示すには、広告費を増やさず顧客生涯価値が上がった実績が必要である。AIそのものではなく、再投資後に残る現金の継続性を評価したい。

もっとも気になるのは、BJCを255.5億円で買った後の貸借対照表だ。製造元との独占販売契約が更新され続けるなら収益性は高いが、契約条件が変われば買収時ののれんは株主を守らない。優れた営業担当者と販売網への支払いは合理的でも、投資した円に対する利益を資本コスト以上で取り戻せなければ意味がない。会社の長期目標は投資判断の証拠ではなく、将来に検証すべき約束の方向を示すものにとどまる。

筆者が必要と考える安全域は、ヒットが続かない場合にも銀行への支払いを済ませ、既存株主に価値が残ることだ。今回の評価は中立では十分な利益を認めているが、悲観ではのれんの価値を認めず、借金の優先権を直視した。安定した配当や解約率の低さが確認できるまでは、本当の堀が完成した会社と同じ値段は払えない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの出発点は、化粧品の工場を抱えず、企画、ブランド、広告、販路の設計を握る事業構造にある。Yunthの生ビタミンC美白美容液は通常価格が28包で3,960円だが、定期購入や店頭卸では会社の受取額が小さくなる。2026年3月期のYunth売上は約130億円。定期会員17万4,920人に加え、ドラッグストアなどでの商品拡充が伸びを支えている。会社は製品の販売で稼ぐのであり、AIソフトの利用料を外部から受け取る事業ではない。

Brighteは美顔器、ドライヤー、ヘアアイロンを扱う。たとえばELEKI LIFTの表示価格は5万円台だが、会社の実収入には卸値、製品構成、返品が反映される。2026年3月期の売上は約137億円で、売上構成比はYunthを上回った。Straineはシャンプー、トリートメント、ヘアオイルを扱い、単品シャンプーの税込価格は1,980円。売上約26億円とまだ小さく、店頭での定着には継続した棚の確保が欠かせない。

2026年4月に加わったBJCは、別の顧客接点を持つ。全国の美容室、エステサロン、代理店を通じて「SPICARE V3」ファンデーションや「Lashaddict」まつ毛美容液を卸す。BJCの2025年10月期売上は109億円弱、のれん償却前営業利益は約31億円だった。会社説明によれば関連サロン網は約4万店に及ぶ。ただしSPICAREは韓国BN社、LashaddictはカナダFRASER社との契約に基づく販売であり、商品の権利をすべて自社が持つわけではない。

自社開発の「SELL」は広告配信、購買データ、店頭の販売時点情報を結び、販促の無駄を減らすために使われる。価値を生むのはソフトの存在そのものより、商品が選ばれ、粗利から宣伝費と返品対応を引いた後に現金が残ることである。事業報告上は単一セグメントであり、以下のブランド別利益は公表セグメント損益でなく、数量と単価から考えるための推計である。

優良さと弱いところ

同社の強みは、商品を企画してから広告を試し、売れ筋へ素早く資金を寄せる反復能力である。Yunthの定期会員数、Brighteの高額家電での販売実績、店頭卸の拡大は、単なる机上の広告技術では説明できない。しかし顧客の継続率や競合に対する値上げ成功率の長期開示は乏しい。高い販売成長率を、そのまま強固な参入障壁と考えるのは危険だ。

店頭販路には一定の堀がある。Yunthは2026年6月時点で約1万6,600店に入り、競合が同じ棚を奪うには売上実績や販促協力を示す必要がある。BJCも美容師と卸代理店を結ぶサロン網を持つ。一方、サロンがBJCの仕組みから離れにくいことと、海外の製造元が独占契約を更新することは別問題である。BJCの旧上場申請資料では、2024年10月期の売上の約93.5%が韓国BN社とカナダFRASER社の関連商品に集中していた。

経営の資本配分には、優れた販売力と大胆な借入の両面が表れている。BJC取得代金255.5億円に対し、買収前のBJC営業利益は30.7億円だった。単純な取得価格に対する税引後の営業利益利回りは約8%台であり、当社の資本コストに十分な余裕があるとは言いにくい。買収価値を正当化するには、Brighteのサロン展開やBJC商品のEC販売による増分利益が必要だ。

2027年3月期第1四半期の売上総利益率は前年同期77.1%から63.1%に下がった。BJC連結と店頭卸拡大による構成変化が主因だが、販路の伸びと粗利率の低下が同時に起きうる証拠である。利益を再投資した結果の増分利益が広告費を上回って初めて、同社の高いROEは持続可能な実力になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内の化粧品市場は成長市場というより、数量の停滞を高付加価値化で補う市場である。矢野経済研究所による2025年度の国内化粧品メーカー出荷額は2兆6,430億円。うちスキンケアは1兆2,220億円、メイクアップは5,210億円、ヘアケアは5,150億円だった。2030年度の化粧品市場予測は2兆7,450億円であり、金額の増加だけから需要数量が急増するとは言えない。国内の人口減少も、長期の個数成長には逆風となる。

Yunthの年間売上約130億円をスキンケア市場と比べると、単純な金額比率は約1.1%である。Straineの約26億円はヘアケア市場の約0.5%に相当する。いずれも年度や販路が完全に一致する公認シェアではないが、拡大余地と競争相手の大きさを測る尺度にはなる。資生堂、花王、コーセー、新日本製薬などの強いブランドがあり、ドラッグストアの棚と広告予算を巡る争いは激しい。

Brighteの競争相手はヤーマン、MTGのReFa、パナソニックなどだ。富士経済グループは2025年の国内美肌・美髪ケア家電市場を約1,736億円、2026年を1,882億円と推計する。Brighteの売上137億円は広い市場額の約8%に当たるが、この母数にはドライヤーなども含まれ、製品範囲と売上段階が異なるため正式な市場シェアとはみなさない。技術の更新と値下げが速い家電では、名目の平均実収単価が物価上昇に追いつかない可能性がある。

BJCは一般店ではなく、美容師が商品を勧めるサロン流通が主戦場である。会社の説明する関連サロン約4万店という接点は大きいが、利用可能なサロン全体の半分という店舗到達率と、最終顧客の購入シェアは違う。競合するのは他の専売化粧品に加え、メーカー直販、ECモール、模倣品や並行輸入品である。10年後も美容への支出は残るが、勝つ商品が今と同じとは限らない。

資本政策と M&A

2026年4月のBJC買収は資本政策の分岐点になった。取得対価255.5億円を現金で払い、借入によって賄った結果、2026年6月末の有利子負債は約388億円、現預金は約73億円となった。のれん約213億円はサロン網と販売権への期待の対価だが、清算時に同額で売れる資産ではない。会社は2026年10月に買収資金の一部150億円の長期借換えを公表し、財務制限条項も付いた。返済期限の延長は資金繰りの改善であり、借金の免除ではない。

経営陣は2027年3月期に売上高560~600億円、営業利益75~100億円を予想する。さらに2029年3月期に売上2,200億円、営業利益400億円、純利益280億円を描く「時価総額1兆円計画」を掲げている。ただし後者は野心的な目標であり、実現するまで投下資本の収益力を保証しない。開示を確認した範囲では、ROEの確約値、配当性向、DOE、総還元性向、自社株買い金額の数字の約束はない。

直近は無配で、自社株買いによる継続還元の実績も乏しい。一方、保有期間などの条件を満たす株主への自社製品優待はある。優待の店頭販売価格を配当と同じ現金額として数えず、推定した製造・配送原価だけを株主還元の価値に含める。基本的には借入返済と在庫投資が優先される。好調な筋書きだけで後半に小幅な配当が始まると考え、買収で生じる増分利益を最初から丸ごと株主に帰属させない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

多ブランド化に成功した事実を軽く扱うべきではない。Yunthの定期会員は17万人を超え、Brighteは家電という単価の大きい市場に踏み出した。さらにStraineのヘアケア商品は低価格で反復購入されやすく、各ブランドは顧客の生活の違う場面を押さえている。企画、広告、物流を共有すれば、新しい商品を立ち上げる費用は売上ほど増えなくなる。2026年の卸への構造転換で先に費用が膨らんだことは、将来の売場と購買データを買うための投資でもある。

BJCのサロン網が加わった効果は大きい。約4万店に届く代理店・美容現場の接点は、SNS広告だけではすぐに作れない。Brighteの美顔器をサロンで体験してもらい、BJCのV3やLashaddictをオンラインで買いやすくすれば、両社の顧客獲得費用が下がる。既に2027年3月期第1四半期にはBJCのECモール売上が4月から6月にかけて大きく伸び、Yunthの店頭取扱店も前年から増えた。契約相手にも売上を増やす利点がある以上、独占販売契約の維持は十分期待できる。

国内市場で1%程度の金額比率にすぎないYunthには、まだ棚を奪う余地が大きい。美容家電の市場も拡大しており、海外進出が成功すれば日本の人口減少を補える。新商品の成功が続く楽観では、10年後の売上が2,000億円に達し、利益の上振れは十分に大きい。高い借入も営業利益の成長で返済できるなら、現在の株主はその後の利益増加を受け取れる。

慎重な見方

売上が急に伸びたからといって、販促費を使わずに売れるブランドができた証拠にはならない。2026年3月期の売上は前年から倍増したが、営業利益率は下がった。翌期第1四半期には売上総利益率が14ポイント低下し、営業損失を出している。店頭卸は認知拡大の速度を上げる反面、小売側に値引きと販売促進費の交渉力を与える。全国に置けた商品が、全国で継続的に選ばれるとは限らない。

BJCの事業上の位置は見た目以上に脆い。旧上場申請資料では、2社の海外製造元の商品が売上の93.5%を占めていた。独占販売権を得ているから高い粗利を残せたとしても、その権利は製造元との契約が続くことを前提とする。製造元が条件を改め、競合代理店に切り替えるか、自前で販売し始めれば、サロンとの関係だけで旧来の利益率を保つことは難しい。模倣品や並行輸入品による値崩れも、サロン専売を守る負担を増やす。

255.5億円の買収で会社は大きな借金を背負った。2026年6月末の純有利子負債約315億円に比べ、自己資本は56億円しかない。借換えで期限を延ばしても、財務制限条項がある以上、営業利益の下振れが続けば銀行との交渉が優先される。のれん約213億円を毀損しても、債務の元本は減らない。もともと商品サイクルの短い企業が、新しいヒットに毎年広告を投じなければならないなら、株主に残る利益は見た目の会計利益より小さい。悪い結果では回復力より借金の重さが先に出る。

どちらに重みを置いたか

上振れの規模は大きい。BJCのサロン網を自社ブランドに活用できれば、売上1,000億円を超える道筋はある。しかし現時点で確認できるのは、初期の販路拡大と広告投資であり、長期の解約率改善や買収による増分投資利益までは確かめられない。強気2本の確率26%に対し、慎重2本は38%と下に12ポイント寄せた。理由は買収後の純負債315億円、外部ライセンスに依存するBJC主力商品、卸転換で下がった粗利率という会社固有の事実である。AIの普及による広告競争の激化は採算に織り込み、同じ理由で資本コストを再び上げていない。確率加重した価値が足元の時価総額を下回るため、結論はやや割高である。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した現株数換算の終価現在株主分の終価 1,927 円1,252 億円(+ 還元の換算額還元の合計 54 円35 億円)。 今の値に割り戻すと 849 円552 億円、今との差 +15.5%、 期待の年率 +10.6%(資本コスト 9.0%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の現株数換算の終価現在株主分の終価還元の換算額還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・還元込み年率確率 × (終価+還元)
楽観 7% 6,177 円4,015 億円 204 円132 億円 +768.1% +24.9% 447 円290 億円
やや楽観 19% 3,658 円2,378 億円 121 円78 億円 +414.2% +18.3% 718 円467 億円
中立 36% 1,990 円1,294 億円 39 円25 億円 +176.1% +10.8% 731 円475 億円
やや悲観 24% 323 円210 億円 12 円8 億円 −54.5% −7.7% 80 円52 億円
悲観 14% 37 円24 億円 0 円0 億円 −95.0% −25.9% 5 円3 億円
加重平均100% 1,927 円1,252 億円54 円35 億円 +169.5% +10.6% 1,981 円1,287 億円

今の株価時価総額 735 円478 億円(2026-11-02)から見たトータルリターン。各行の年率は還元・追加負担を期間の中間時点に置く仮定のIRRです。最下段は期待CFから計算したIRRで、各行のIRRの加重平均ではありません。実際の配当時期を観測した値ではありません。

楽観 7% 美容ブランドとサロン網が世界に広がる 利益 285 億円 · PER 12.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 6,177 円4,015 億円

Yunthの既存会員がマスクや美顔器へ支出を広げ、ドラッグストアでも高い棚回転が続く。Brighteは美顔器だけでなくドライヤーやサロン向け上位機種で顧客を増やし、ヤーマン、ReFa、パナソニックとの競争でも支持を失わない。Straineはヘアケア売場で定番品となる。新ブランドも当たり、商品群の合計売上は2,000億円に達する。

BJCの約4万サロン網がBrighteや新商品の説明販売に使われる。海外のBN社とFRASER社との独占販売契約も有利に更新され、V3とLashaddictは値崩れを防ぎながらアジアへ浸透する。AIを使う社内の広告最適化と店頭購買データの連携が、広告費を単に増やす以上の販売効果を生む。卸販売の粗利率低下を規模と販促効率の上昇で補う。

営業利益は400億円を超え、借入の返済は十分に進む。買収に依存せずに生み出した利益から、後半には配当も開始する。ブランドの寿命はなお有限だが、多数のブランドを入れ替えながら育てる再現性がようやく証明される。

  • Yunth(スキンケア):数量 1,400(美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計))× 価格 0.35(会社の平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 490 億円・営業利益 118 億円。国内スキンケアで数量約2.7倍。海外・新商品・値上げにより実収単価も伸びる。
  • Brighte(美容家電):数量 120(美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計))× 価格 5.00(会社の平均実収単価(億円/万台、名目))→ 売上 600 億円・営業利益 132 億円。販売約120万台。美容家電の製品更新とサロン向け高額機種で高い実収単価を維持。
  • Straine(ヘアケア):数量 800(シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計))× 価格 0.20(会社の平均実収単価(億円/万本、名目))→ 売上 160 億円・営業利益 22 億円。ヘアケアの定番品化と海外流通で約800万本。
  • BJC(サロン専売化粧品):数量 550(V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計))× 価格 0.80(会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目))→ 売上 440 億円・営業利益 132 億円。独占販売契約維持、サロン増床、EC展開で約550万個・本。
  • 将来の新ブランド群:数量 1,240(新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0))× 価格 0.25(会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 310 億円・営業利益 47 億円。将来の独立ブランドが複数立ち上がり合計1,240万個。

倍率:資本コストk9%、10年後ROE23.7%、通常の堀の残存率2分の1からRONIC16.35%。長期成長g2%として(1−g/RONIC)/(k−g)=12.54倍。株主還元前の全社純利益284.5億円に適用し、成長の上振れは10年間の利益にだけ反映する。

確率:新商品が連続して成功し、サロン網が家電販売にも機能し、海外販売が拡大する複数の成功条件を満たす場合に限定するため7%。

やや楽観 19% 販売網の相乗効果が順調に定着 利益 165 億円 · PER 12.1 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 3,658 円2,378 億円

Yunthは定期購入を土台にした売上を維持し、店舗の棚数拡大によって購買客数を増やす。Brighteは高価格の家電をサロンでも試用できるようになり、EC広告だけで顧客を獲得する時期より費用効率がよくなる。Straineはシャンプーとトリートメントの反復購入が増え、利益に貢献し始める。

BJCではV3とLashaddictの主要契約が更新され、サロン網とECモールを両立させる。製造元の利益配分要求は強まるものの、商品の認知と流通範囲が広がるため、卸業者としての利益額は伸びる。新ブランドも複数育つが、成功した商品の後には必ず競合が来るため、既存ブランドを大幅に上回る利益率を期待しない。

買収後の借金は段階的に減り、純利益は160億円台となる。経営が新たな大型買収を抑え、好況後半には小規模な配当を始める。卸売への構造転換が企業価値の増加につながる、十分に良好な10年間である。

  • Yunth(スキンケア):数量 1,100(美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計))× 価格 0.34(会社の平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 374 億円・営業利益 75 億円。量は約2.1倍、実収単価は新商品を含め約1.36倍。
  • Brighte(美容家電):数量 85.0(美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計))× 価格 4.70(会社の平均実収単価(億円/万台、名目))→ 売上 400 億円・営業利益 72 億円。高額家電85万台。卸経路の拡大を販促効率が上回る。
  • Straine(ヘアケア):数量 600(シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計))× 価格 0.20(会社の平均実収単価(億円/万本、名目))→ 売上 120 億円・営業利益 14 億円。反復購入が定着し600万本規模。
  • BJC(サロン専売化粧品):数量 400(V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計))× 価格 0.80(会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目))→ 売上 320 億円・営業利益 90 億円。2大契約は維持され、サロン向け400万個・本。
  • 将来の新ブランド群:数量 550(新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0))× 価格 0.25(会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 138 億円・営業利益 17 億円。新たな複数商品の合計550万個。

倍率:k9%、ROE17.5%、堀の残存率2分の1でRONIC13.25%。g2%を用いる正当化PERは12.13倍で、上限から機械的に割り引かない。支払える配当は利益の蓄積と負債返済の後半に限る。

確率:主力ブランドの全国店頭展開とBJCのサロン相互販売が計画以上に進む可能性はあるが、全ブランドで市場シェアを奪う難しさから19%。

中立 36% 卸売は定着するが利幅は平常化 利益 89 億円 · PER 11.8 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 1,990 円1,294 億円

美容への支出は続くが、国内市場の個数はほぼ横ばいで、伸びの源は同社が競合から棚と顧客を奪うことになる。Yunthは会員の継続購入と店頭認知を通じて販売数量を増やすものの、ドラッグストアでの販促費と割引によって、会社が受け取る単価の伸びは物価に届かない。Brighteも新製品を入れ替えながら売上を維持・拡大するが、競合との機能比較によって価格は抑えられる。

BJCのサロン網は残り、V3とLashaddictの販売権は継続する。とはいえ製造元との利益配分や並行輸入対策に費用がかかり、かつての高い利益率をそのまま守れない。Straineは着実に棚を増やすが、大手ヘアケアブランドとの競争が続く。新ブランドからも一定の売上が生まれるが、広告費を使い続ける必要がある。

10年後の連結売上は930億円、営業利益は約135億円となる。販促・本社費・のれん償却を差し引いた純利益は約89億円だ。稼ぎの大部分を借入返済と在庫、運転資金に回した後、少額の株主還元が残る。ROEは過去の異常な高水準から落ち着くが、資本コストをなお上回る。

  • Yunth(スキンケア):数量 900(美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計))× 価格 0.31(会社の平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 279 億円・営業利益 47 億円。国内スキンケア市場は実質横ばいでも取り扱い店・商品数でシェア拡大。実収価格は競争で物価以下。
  • Brighte(美容家電):数量 60.0(美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計))× 価格 4.50(会社の平均実収単価(億円/万台、名目))→ 売上 270 億円・営業利益 38 億円。台数60万台。主力機種更新による競争で価格上昇はCPI以下。
  • Straine(ヘアケア):数量 400(シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計))× 価格 0.18(会社の平均実収単価(億円/万本、名目))→ 売上 72 億円・営業利益 5 億円。ヘアケア売場シェア約1%台へ。数量増は棚拡張、価格は卸交渉により抑制。
  • BJC(サロン専売化粧品):数量 300(V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計))× 価格 0.78(会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目))→ 売上 234 億円・営業利益 59 億円。サロン網は維持するが代理店手数料と製造元の条件変更で利益率は平準化。
  • 将来の新ブランド群:数量 300(新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0))× 価格 0.25(会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 75 億円・営業利益 4 億円。一部の新製品が定着するが、成功率は限定的。

倍率:買収後の自己資本56億円から留保利益が積み上がり10年後650億円、ROEは88.56/650=13.62%。k9%、残存率2分の1でRONIC11.31%、g_long2%から正当化PER11.76倍。後年の家電・化粧品成長をさらに倍率へ二重計上しない。

確率:2027年の連結開始で拡大する売上と、既存ブランドの競争による粗利低下を同時に認める中心像。未達・超過の双方を許容して36%。

やや悲観 24% 新商品が鈍り、販促と返済が重荷に 利益 15 億円 · PER 9.5 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 323 円210 億円

ドラッグストアへの初期配荷が一巡し、Yunthの売れ残りや返品が増える。販売数量はなお残るが、棚を維持するための販売促進費がかさむ。Brighteは家電の製品寿命が短く、ヤーマン、ReFaなどが値下げや新機能で攻めると粗利率が薄まる。Straineは大手のシャンプーに勝てず、広告費を吸収できない規模に戻る。

BJCはサロンとの接点を保つ一方、BN社とFRASER社との契約更新で仕入れ条件が不利になり、製品価格を十分に上げられない。新ブランドも定番化せず、不採算商品の整理に追われる。連結売上は約505億円まで縮み、固定的な管理費と買収ののれん償却が利益の大部分を吸収する。

純利益は15億円程度に落ち込み、ROEは資本コストに届かない。経営は追加買収を見送り、借入返済と運転資金の確保を優先する。サロン網と一部の定番商品が残るため倒産を中心に据える筋書きではないが、10年間の株主還元は優待の原価程度にとどまる。

  • Yunth(スキンケア):数量 550(美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計))× 価格 0.31(会社の平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 171 億円・営業利益 15 億円。棚を維持する販促費の増加で営業利益率9%。
  • Brighte(美容家電):数量 38.0(美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計))× 価格 3.95(会社の平均実収単価(億円/万台、名目))→ 売上 150 億円・営業利益 11 億円。家電価格競争で台数・実収単価の両方が伸び悩む。
  • Straine(ヘアケア):数量 150(シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計))× 価格 0.16(会社の平均実収単価(億円/万本、名目))→ 売上 24 億円・営業利益 −2 億円。競合の棚奪取と広告固定費で赤字に。
  • BJC(サロン専売化粧品):数量 200(V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計))× 価格 0.75(会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目))→ 売上 150 億円・営業利益 30 億円。契約は続くが仕入価格・代理店条件で粗利低下。
  • 将来の新ブランド群:数量 50.0(新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0))× 価格 0.20(会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 10 億円・営業利益 −2 億円。新商品の多くは不発。

倍率:ROE15.37/210=7.3%でk9%を下回るため、将来の再投資に超過価値を認めない。稼ぐ力の上限1/k=11.11倍より控えめな9.5倍で、収益の不安定さと追加の運転資金を織り込む。時価総額は15.37×9.5=146.01億円で、過去のPBRを使わない。

確率:店頭の初期配荷が一巡すると売れ行きが弱まり、BJCの価格条件も悪化する現実的な下振れ。負債と販促費の同時負担を重視して24%。

悲観 14% 販売権の損失とブランド失速が重なる 利益 −30 億円 · PBR 0.6 倍 · 現株数換算の終価現在株主分の終価 37 円24 億円

BJCのV3またはLashaddictの独占販売契約が打ち切られるか、採算が大きく落ちる条件に変わる。サロンの顧客接点だけは残っても、最も売れていた商品を十分な粗利で卸すことができない。Yunthも定期会員が減少し、配荷先は競合のスキンケアへ棚を振り向ける。Brighteの美容家電は安価な代替品に押され、Straineは販売網が縮小する。

広告の高度化は誰でも使える道具となり、同社の「SELL」は他社に対する決定的な優位ではなくなる。ただし事業そのものは商品販売なので、AIに人月やSaaSの売上が丸ごと置き換わると考えてはいない。連結売上は約242億円まで縮み、店舗向け販促費や本社の固定費が重く、営業損益は赤字となる。

のれんの大幅な減損と契約見直し費用が発生し、銀行との財務制限条項の交渉が必要になる。株主優待や配当は止まり、現金は仕入債務と借入返済に回る。帳簿上の自己資本には価値が残っても、清算すればのれんは換金できず、銀行が先に回収する。既存株主には事業再建の少額の選択価値だけが残る。

  • Yunth(スキンケア):数量 300(美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計))× 価格 0.27(会社の平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 81 億円・営業利益 −2 億円。ブランド力を失い値引きと返品で赤字。
  • Brighte(美容家電):数量 20.0(美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計))× 価格 3.00(会社の平均実収単価(億円/万台、名目))→ 売上 60 億円・営業利益 −4 億円。安価な代替機種と家電量販店の値引き圧力。
  • Straine(ヘアケア):数量 50.0(シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計))× 価格 0.14(会社の平均実収単価(億円/万本、名目))→ 売上 7 億円・営業利益 −1 億円。棚撤去と在庫処分で赤字。
  • BJC(サロン専売化粧品):数量 130(V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計))× 価格 0.72(会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目))→ 売上 94 億円・営業利益 7 億円。海外2社の独占販売契約の一部喪失・仕入条件の悪化。
  • 将来の新ブランド群:数量 0.0(新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0))× 価格 0.20(会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目))→ 売上 0 億円・営業利益 0 億円。追加ブランドは採算悪化で撤退。

倍率:純利益は赤字なのでPERを掛けない。資産の床は現預金・売掛金・在庫の保守的な換価額から借入等を引いて0億円で、のれん約213億円を全額換価不能とした。再建して事業を継続する選択価値として、減損後の自己資本40億円に0.60倍を掛けた24億円を採用する。これは基準時点の自己資本56億円を超える積増しにPBRを掛けた評価ではない。

確率:BJCの主要製造元との販売条件が根本から崩れ、ブランドが連続失速し、貸借対照表の弱さが表に出る組み合わせは14%とした。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

Yunth(スキンケア)

生ビタミンC美容液、シートマスク、ファンデーションなどの自社ブランド。定期ECと全国のドラッグストアを並走させる。

数量美容液・マスク等の商品換算の販売万個/年(実質、推計)価格会社の平均実収単価(億円/万個、名目)売上営業利益
今 2026/03 520 0.25 130 22
10 年後 中立 900 0.31 279 47

取り方:通期会社売上293.59億円×開示ブランド比率44.4%=約130.36億円。美容液28包の通常表示価格3,960円と定期・店頭卸の値引きを考慮し、実収単価2,507円/商品換算個を仮定して年間約520万個と逆算した。17万4,920人の定期会員の反復購入と店頭販売の双方を含む。個数とブランド別営業利益22億円は非開示の推計であり、実際の箱数、SKU別数量、実収単価を確認できない。市場参照は国内スキンケア1兆2,220億円で金額比約1.1%。

Brighte(美容家電)

美顔器ELEKI LIFT、ドライヤー、ヘアアイロンなどを企画・販売する。高単価の新商品投入と家電量販・EC・サロンの広がりに左右される。

数量美顔器・ドライヤー等の販売万台/年(実質、推計)価格会社の平均実収単価(億円/万台、名目)売上営業利益
今 2026/03 37.0 3.71 137 19
10 年後 中立 60.0 4.50 270 38

取り方:通期会社売上293.59億円×開示ブランド比率46.7%=約137.09億円。ELEKI LIFTの定価58,000円と流通段階の卸値、ドライヤー等との価格差を踏まえ、会社実収平均約37,050円/台を推定、約37万台に換算。台数とブランド別営業利益18.5億円は開示値ではない。富士経済グループの美肌・美髪ケア家電1,736億円に対し金額比約7.9%だが、対象範囲は一致せず正式シェアではない。

Straine(ヘアケア)

ストレートヘア向けシャンプー、トリートメント、オイルを量販店等で販売する。反復購入と棚の継続率が収益を左右する。

数量シャンプー・トリートメント等の販売万本/年(実質、推計)価格会社の平均実収単価(億円/万本、名目)売上営業利益
今 2026/03 180 0.15 26 −3
10 年後 中立 400 0.18 72 5

取り方:通期会社売上293.59億円×ブランド比率8.9%=約26.14億円。公式サイトの475mLシャンプー税込1,980円、セット3,960円を参照し、店頭卸を含む実収平均1,452円/商品換算本を仮定、年180万本と逆算した。販売本数と営業損失2.5億円は広告立ち上げ負担からの推定である。国内ヘアケア5,150億円に対し金額比約0.5%を市場参照に使う。

BJC(サロン専売化粧品)

SPICARE V3ファンデーションとLashaddictまつ毛美容液を中心に、美容サロン網に卸す。韓国・カナダの製造元の独占販売契約への依存が大きい。

数量V3・Lashaddict等の商品換算の販売万個・万本/年(実質、推計)価格会社の平均卸実収単価(億円/万個・万本、名目)売上営業利益
今 2025/10 170 0.64 109 31
10 年後 中立 300 0.78 234 59

取り方:2026年4月買収のため本体2026年3月期売上294億円には入らない。BJC直近の独立決算2025年10月期売上108.86億円・営業利益30.71億円(のれん償却前)を別の起点とした。累計出荷V3約665万個、Lashaddict約576万本は2026年3月までの累計で、年間数量ではない。年間約170万本・個と平均卸実収約6,404円は定価1万円前後の2商品を中心とする推定で、正式な年間数量は非開示。サロン約4万店は会社説明の販路到達数であり購買シェアではない。

将来の新ブランド群

2026年3月期時点では存在しない将来の商品企画。美容品・インナービューティー等の新商品群を既存とは重複しない形で示す。

数量新ブランド商品の販売万個/年(実質、未発売のため起点0)価格会社の想定平均実収単価(億円/万個、名目)売上営業利益
今 2026/03 0.0 0.25 0 0
10 年後 中立 300 0.25 75 4

取り方:将来ブランドは2026年3月期の売上に含めない。会社は2027年3月期上振れ要因として新ブランド売上40億円を示したが、確定した需要ではない。1個2,500円の実収単価は美容製品の価格帯を参照した純粋な分析用仮定である。既存ブランドの新商品は既存セグメントに含め、ここで二重計上しない。

リスクと懸念

買収負債と財務制限条項

2026年6月末の連結純有利子負債は約315億円で、自己資本約56億円の5倍を超える。買収資金150億円の長期借換えで当面の期限は延びたものの、財務制限条項が付く。広告や在庫への資金需要が増えた時に利益が下振れすると、株主より先に返済と銀行との条件変更が優先される。

BJCの独占販売権と特定製造元への集中

BJCの旧開示によると、2024年10月期は韓国BN社とカナダFRASER社の商品で売上の93.5%を占めた。サロン網が広くても、契約更新時に仕入価格や販売地域を変更されれば利益は失われる。取得したのれん約213億円の大きさも、権利の持続を見誤った場合の損失を増幅する。

店頭卸の粗利率低下と広告の先食い

2027年3月期第1四半期の粗利率は前年同期から14ポイント下がった。店頭への初期出荷は売上を押し上げるが、小売側の販促協賛や返品、配荷条件を考えると売上高だけでは成功を測れない。消費者への最終販売数が伸びずに棚を広げれば、利益と運転資金の両方が悪化する。

ヒット商品の短命化と美容機器の代替

化粧品の有効成分や美容家電の機能は常に比較される。ヤーマン、MTG、パナソニックや資生堂、花王などは開発と販促の予算を長く使える。Brighteの台数と実収単価、Yunthの定期会員と店頭の再購入が同時に落ちれば、既存ブランドに蓄えた広告投資の回収期間が短くなる。

景品表示法・薬機法・製品安全

化粧品の効能表現、インフルエンサーの広告表示、美容家電の安全性などへの監督が強まると、販売中止や広告差し替えの負担が発生しうる。宣伝の見せ方で顧客を獲得する事業ほど、表現の法規制を守ることが販売効率の前提になる。商品の不良や回収もブランドへの信頼を長期に損なう。

AI普及によるマーケティング優位の一般化

AIエージェントが広告素材制作や運用を安価に自動化すると、自社でSELLを持つだけでは他社に対して差を付けにくくなる。ただしAiロボティクスの主な売上は消費者向けの化粧品・家電・卸売であり、外部顧客に人月やSaaS席を売る収益は確認できない。そのためAIエージェント代替の標準縮小率を機械的には適用しない。

資本希薄化と還元不足

成長局面で予約権の行使が進むと、企業全体の利益が伸びても既存株主の取り分は薄まる。無配で自社株買いの実績も乏しく、優待の製品代金は現金配当と同等ではない。追加M&Aのための増資が必要になれば持分がさらに減るが、その成功を前提に楽観の価値を上げるべきではない。

今後の分かれ目

Yunthの店頭販売数と定期会員数が同時に増え、販促費率が2年以上下がったら
単発の棚への初期出荷ではない反復購買が確認できる。中立の販売数量と営業利益率を上方修正し、やや楽観の重みを増やす。
Brighteの主力商品の実収単価が下がらず、サロン向け販売台数が継続的に増えたら
家電の価格競争を上回るブランド力とBJCの相乗効果を認め、Brighteの数量・利益率の前提を引き上げる。
BJCのBN社・FRASER社との独占販売契約が長期更新され、粗利率と販売権条件が確認できたら
BJCの事業寿命と買収価値への確信を強め、悲観の確率を下げる。ただし契約の所有権と更新権の有無を区別する。
純有利子負債が100億円未満に下がり、同時に運転資金の増加が止まったら
借金部分の資本コスト上乗せを見直す。借入返済が増資でなく事業の現金で実現したかを確かめる。
店頭卸の売上だけ伸び、売上総利益率と最終販売回転率が2期続けて低下したら
Yunth・Straineの実収価格と販促後利益率を下げ、やや悲観の蓋然性を引き上げる。
BJCの主要製造元が契約を解消するか、販売地域・卸価格を大きく見直したら
サロン網だけでは旧来の利益を守れないため、BJCの数量と利益率を即時に引き下げ、のれん減損と借入制約を同時に点検する。
2029年計画に近づく一方で、営業キャッシュフローから借入返済と還元が賄えなかったら
調整後利益や売上成長の質を疑い、追加の運転資金と株主の希薄化を反映する。成長率だけでは価値を上げない。

見ておくもの

  • Yunth定期会員数、退会率・購買継続率(会社が開示すれば)および店頭導入数と同一店舗での売上
  • ブランド別売上・売上総利益率と広告費・販売促進費の売上高比率
  • Brighteの美顔器・ドライヤー出荷台数と卸を含む平均実収単価、店頭返品率
  • Straineの配荷店舗数、リピート購入率、粗利から販促費を引いた利益
  • BJCのBN社・FRASER社との独占販売契約更新、サロン網、EC売上、製造元ごとの仕入依存度
  • 営業キャッシュフロー、在庫、売掛金、現預金、借入元本と財務制限条項の遵守状況
  • のれん償却・減損および調整後指標と会計上の純利益の差
  • 配当・自社株買いの開始、株主優待の原価、未行使新株予約権による持分希薄化

倍率と資本コストの決め方

基準の802円や現在のPERを倍率の根拠に使わなかった。Yunthなどは会社が公表したブランド別売上から消費者価格・卸売構造に基づき年間商品数量と平均実収単価を逆算し、BJCは連結前の独立決算を使って取り込んだ。数量は実質、単価は名目で、物価3%を数量に重ねていない。kは9%、長期のgは2%とし、楽観から中立のPERはROEと再投資利回りの式から計算した。10年後の中立自己資本は買収後の連結56億円に累積利益を足し、還元を引いた。悲観の資産価値ではのれん212.7億円を換価不能として除き、純負債を優先控除した。新リース会計基準による計上表示の変化が生じても、賃借固定費は営業費用に含む今の経済的基準で比較する。

資本コスト 9.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。無リスク金利3%+株式リスクプレミアム4.5%を基準に、事業の循環性0.5%と買収後の財務負担1.0%を足す。個別のBJC販売権・事業転換の不確実性を別の追加料金で重ねず、数量・採算・確率に入れる。

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住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +34.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +34.1% · 10 年 割安(年 +10.7%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +33.9% · 10 年 割安(年 +10.9%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +33.6% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +32.5% · 10 年 割安(年 +11.7%) 割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +32.2% · 10 年 割安(年 +10.6%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +31.8% · 10 年 割安(年 +12.4%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +31.6% · 10 年 割安(年 +10.5%) やや割安 フロンティア4250 特許付き社外品と販売店の取引基盤に価値がある。10年価値はやや割安側だが、利益の不安定さから安全域は狭い 本質価値との差 +29.1% · 10 年 やや割安(年 +11.1%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +28.7% · 10 年 やや割安(年 +11.7%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +26.5% · 10 年 やや割安(年 +11.5%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +26.3% · 10 年 やや割安(年 +10.1%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +25.4% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +24.9% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +24.0% · 10 年 やや割安(年 +10.9%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.3% · 10 年 やや割安(年 +10.6%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +23.1% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +22.2% · 10 年 やや割安(年 +10.5%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +10.3%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +21.4% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +20.8% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.8% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +20.7% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.8%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +20.1% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +20.0% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +19.4% · 10 年 やや割安(年 +11.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +19.1% · 10 年 やや割安(年 +10.7%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +18.9% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +17.3% · 10 年 やや割安(年 +9.5%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +16.2% · 10 年 やや割安(年 +8.9%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +15.8% · 10 年 やや割安(年 +10.8%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +15.5% · 10 年 やや割安(年 +9.6%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +15.2% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +13.2% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +12.6% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +12.4% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.8% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +11.4% · 10 年 やや割安(年 +11.0%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +11.2% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.2% · 10 年 やや割安(年 +11.8%) 適正 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +10.0% · 10 年 適正(年 +10.8%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +9.9% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.7% · 10 年 適正(年 +10.2%) 適正 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +9.1% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +8.6% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +10.0%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +7.9% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +7.5% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +7.3% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +6.9% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +6.5% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +6.2% · 10 年 適正(年 +8.8%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +5.6% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +4.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +4.5% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.7% · 10 年 適正(年 +8.7%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 +3.1% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +2.7% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +7.7%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 +1.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.3% · 10 年 適正(年 +8.4%) 適正 クラサスケミカル646A 大分の石化拠点と高純度誘導品には価値があるが、再建後の利益と高配当の両立をまだ確かめられず、現在の評価は適正圏 本質価値との差 +1.0% · 10 年 適正(年 +9.1%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +0.9% · 10 年 適正(年 +8.1%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 +0.8% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 +0.4% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +9.8%) 適正 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 +0.3% · 10 年 適正(年 +9.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 +0.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 +0.0% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −0.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −0.9% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 コージンバイオ177A 培地製造には長く残る技術と顧客基盤があるが、細胞加工の品質問題と設備投資負担を考えると、株価にはまだ十分な安全域がない 本質価値との差 −1.2% · 10 年 適正(年 +9.4%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −1.6% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −2.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −3.3% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −3.4% · 10 年 適正(年 +8.3%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −3.9% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 −4.1% · 10 年 適正(年 +8.9%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −4.4% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −4.9% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −6.6% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 川上塗料4616 値上げ回復と粉体塗料に伸びしろはあるが、長期の稼ぐ力を織り込むと現在価値はおおむね適正圏にある 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +6.2%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −7.0% · 10 年 適正(年 +7.1%) 適正 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +8.5%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.7% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −8.3% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −8.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.2% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 プレミアアンチエイジング4934 DUOのブランド資産と厚い純現金は魅力だが、通販の衰退とVENEXの収益化を考えると安全域はなお不足する 本質価値との差 −9.6% · 10 年 適正(年 +7.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −10.2% · 10 年 やや割高(年 +7.0%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −10.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −10.7% · 10 年 やや割高(年 +6.9%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.0% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −11.8% · 10 年 やや割高(年 +6.4%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −12.9% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −13.3% · 10 年 やや割高(年 +6.5%) やや割高 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −13.4% · 10 年 やや割高(年 +6.0%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −13.7% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.3% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −14.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −15.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −15.3% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −15.4% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.4% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +5.3%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −17.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −18.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +5.1%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −19.0% · 10 年 やや割高(年 +5.9%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −19.5% · 10 年 やや割高(年 +6.2%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −20.0% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −20.1% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −21.1% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.9%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −23.0% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −23.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −23.6% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −23.8% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −24.4% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −27.9% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) やや割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −29.4% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) 割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −30.0% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −30.3% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −31.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −32.1% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −32.8% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −33.8% · 10 年 割高(年 +4.1%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.6% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −36.6% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −36.7% · 10 年 割高(年 +4.0%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −36.8% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −36.9% · 10 年 割高(年 +2.5%) 割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −37.2% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −38.4% · 10 年 割高(年 +1.5%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.6% · 10 年 割高(年 +2.1%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −40.5% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −42.9% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −43.3% · 10 年 割高(年 +4.7%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −44.7% · 10 年 割高(年 +1.9%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.0% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −46.0% · 10 年 割高(年 +2.6%) 割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −48.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.6% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 +3.8%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −54.8% · 10 年 割高(年 −1.1%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.7% · 10 年 割高(年 −2.3%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −59.2% · 10 年 割高(年 −2.6%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −60.2% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 リプロセル4978 細胞研究の顧客基盤と豊富な有価証券はあるが、慢性赤字と新株発行が十年先の株主価値を薄める 本質価値との差 −63.5% · 10 年 割高(年 −1.2%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −5.1%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −79.9% · 10 年 割高(年 −9.2%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −85.0% · 10 年 割高(年 −10.6%)

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分析日 2026-10-23