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AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

アトミクス 4625

道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)779 円42 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)857 円46 億円差 −9.1%
10 年後から見ると 適正 価値 779 円42 億円 · 差 −9.1% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −1.8 pt
推定の資本コスト8.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

アトミクスは東京の塗料の中堅だ。道路の白線に使う路面標示の塗料、工場や倉庫の床と屋根、屋上の防水材、ホームセンターで売る家庭用の塗料を作る。筆者の結論はやや割高だ。値段は手元の純現金とほぼ同じ水準で安く見えるが、その現金は株主に戻らず積み上がり、事業の稼ぎも資本コストの半分ほどしかないからである。

強みは道路用だ。国と自治体の維持補修の予算で白線は塗り替えられ、景気の波を受けにくい。床や防水の高機能品も伸びている。一方で家庭用はホームセンターの節約志向で細り、原料高は値上げで後から返すしかない。営業利益率は過去12年で1〜6%台にとどまる。

2026年3月期は土地の売却益で純利益が膨らんだが、これは一度きりだ。現金と預金は42億円と時価総額に迫る。ただ、還元は年1億円強の配当だけで、10年で純現金は2.5倍に増えた。少数株主はこの現金の使い道を決められない。帳簿より大幅に安い値段は、それだけでは安全域にならない。現金の使い道が変わるまでは、筆者は現金を額面どおりには数えない。事業そのものは地味だが十年先も残る、という点が下値の支えだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、現金が多い会社が掘り出し物になるのは、その現金が株主のために使われる時だけだ。アトミクスの現金は、この10年ほとんど株主に戻っていない。

オーナー利益、つまり設備を保つ投資を済ませたあとに株主に残る利益は、ならせば年4〜5億円だ。白線という消耗品を公共の予算に納める事業は地味だが、十年先も残る。ここは評価できる。

問題は、その利益の使い道だ。配当で返すのは3割弱で、残りは利息の少ない預金に積まれる。自己資本の稼ぎが資本コストの半分ほどなのは、事業の力より資本の重さのせいが大きい。経営が現金の使い道を示さない限り、筆者は現金の半分ほどしか株主の価値と見ない。

払う値段は帳簿の4割で、悲観でも下値は限られる。それでも、ためた現金が眠り続けるなら、今の値段は安全域というほど安くない。筆者が見たいのは、配当の性向を上げるか、自社株を買って消却する一歩だ。それが出れば評価は大きく変わる。

何で稼ぐ会社か

売上の9割強は塗料の販売で、残りは自社の塗料を使った工事だ。塗料は大きく四つの用途に分かれる。

一つ目は道路用だ。横断歩道や車線の白線に使う路面標示の塗料と、視覚障がい者を誘導する製品を作る。買い手は道路の標示工事の会社で、その先には国と自治体の予算がある。国土強靭化や自転車道の整備で、2026年3月期も伸びた。

二つ目は建築用で、工場や倉庫の床、屋根、屋上の防水材だ。水性のアクリルゴム系の防水材「アトムレイズ」は大型の改修工事で採用が増えている。三つ目は床用で、高耐久の品と水性の品が伸びた。四つ目は家庭用で、子会社のアトムサポートがホームセンターに納める。ここは節約志向で前年を少し下回った。

施工は子会社のアトムテクノスが担い、床材や道路の工事を請け負う。売上は9億円ほどで、年によって長期の工事で振れる。

従業員は連結で278人と小さい。品目ごとの売上は開示していないが、成長しているのは道路と業務用の高機能品で、縮んでいるのは家庭用という構図ははっきりしている。工場は埼玉の加須などにあり、2026年には本社を新宿区に移した。設備投資は年に数億円で、すべて自己資金でまかなう。借入は短期の2億円だけだ。

優良さと弱いところ

強みは道路用の顧客の固さにある。白線は数年ごとに塗り直す消耗品で、需要は公共の維持補修の予算に結びつく。標示の工事会社は使い慣れた塗料を変えたがらず、納める側の顔ぶれもあまり変わらない。

ただ、値決め力は弱い。原料の樹脂や顔料は石油化学の市況で動き、値上げはいつも後から通る。家庭用はホームセンターのPBと棚を争い、日本ペイントや関西ペイントの家庭用部門とも競る。営業利益率は過去12年の最良でも5.8%で、自己資本の稼ぎは過去10年の中央値で3%台だ。

資本の使い方は最大の弱点だ。自己資本の3分の1以上が現金と預金で、それが年2%ほどしか生まない。これが自己資本の稼ぎを押し下げている。新本社への移転や工場の設備に自己資金を使う計画はあるが、規模は年数億円にとどまる。経営は2026年度から第15次三ヵ年計画に入ったが、売上や利益の数値目標は示していない。目標を数字で語らない経営は、資本の効率を問われにくい。株主の側から見れば、ここがいちばん物足りない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の塗料市場は新興国の建築と自動車で伸びるが、アトミクスのいる日本の道路と建築の補修は、その流れの外にある。数量はほぼ横ばいで、伸びは値段から来る。

道路用は底堅い。日本の道路は延長が長く、白線は摩耗するので塗り替えが続く。国土強靭化の予算と、高齢の歩行者や自転車に配慮した整備が下支えになる。一方で、自治体の予算が細れば塗り替えの周期は延びる。人手不足で標示の工事会社が減れば、施工の手間の少ない製品が選ばれる。

建築用は改修の需要に乗る。高度成長期の工場や倉庫、マンションが一斉に古くなり、床と屋根と防水の塗り替えが続く。新築の戸建ては細るので、防水材の一部は減っている。物流倉庫の建設が続く限り、床用の需要も残る。

家庭用は縮む。DIYをする人は高齢化し、ホームセンターは再編とPBで納める側の取り分を削る。業界全体では、溶剤から水性への切り替えと揮発性の有機物の規制が技術の転換点になる。会社は第15次三ヵ年計画で水性と低VOCの製品を前に出した。この切り替えは大手も同じく進めており、技術で先行できる幅は大きくない。

資本政策と M&A

還元は配当だけだ。2026年3月期の配当は総額で1億円強と、ならした利益の3割弱にとどまる。自社株買いの最近の実績はない。発行済株式の4分の1ほどの自己株を持つが、消却はしていない。

その結果、純現金は10年で15億円から40億円に増えた。土地を売った資金も手元に残る。政策保有株は上場の10銘柄で6億円弱あり、配当は利益に入っている。

時価総額は45億円ほどで、現金と預金の42億円にほぼ並ぶ。この差は、同業の大手や投資ファンドの関心を引きうる。ただ、それは筋書きの確率でなく、事業と資本の中身で見る。株主の顔ぶれでは、個人の大株主が5%強を持つことが大量保有の報告で分かっている。取引先の持株会も株を買い増している。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

値段は手元の現金と預金にほぼ等しい。事業はただで付いてくるようなものだ。しかも事業は悪くない。白線は数年ごとに塗り直す消耗品で、国と自治体の維持補修の予算に支えられる。国土強靭化と自転車道の整備は、この先も続く。

利益も上向いている。2027年3月期の第1四半期は売上が2割近く増え、会社は経常利益の見通しを7億円に引き上げた。床と防水の高機能品、水性の製品が伸び、値上げも通り始めた。営業利益率が過去の山の6%台に戻れば、事業だけで今の値段を説明できる。

現金の使い道が変わる芽もある。土地を売って新本社に移り、資産の入れ替えに手を付けた。政策保有株を売り、自社株買いや増配に回せば、自己資本の稼ぎは一気に上がる。現金と同じ値段で買える会社は、そう多くない。悲観の筋書きでも、預金があるので株主の損は限られる。下値が固く、上値に変化の芽がある。この非対称こそ、この値段で持つ理由になる。足元の利益の勢いと現金の厚さが重なる局面は、そう長くは続かない。

慎重な見方

現金は株主のものではない。少なくとも、少数株主が使い道を決められない限りはそうだ。アトミクスは10年で純現金を2.5倍に積み上げ、還元は年1億円強の配当にとどめてきた。この姿勢が変わる証拠は、まだ一つもない。

事業の稼ぎも細い。営業利益率は過去12年で1〜6%台で、原料高の年にはすぐ2%を割る。値上げはいつも後から通る。家庭用はホームセンターのPBと節約志向で縮み、新築の戸建てが減れば防水材も細る。2026年3月期の純利益は土地の売却益で膨らんだだけで、ならせば4億円台だ。

道路用も盤石ではない。自治体の予算は高齢化の福祉に食われ、塗り替えの周期は延びうる。人手不足で標示の工事会社が減れば、施工の手間の少ない海外製や大手の製品に切り替わる。帳簿の4割という値段は、こうした稼ぎの低さと現金の眠りを、市場がそのまま映した結果だ。現金が多いことは、使わない限り株主の得にならない。経営が10年かけて示してきたのは、現金を手放さないという答えだ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方のほうがやや強い。足元の上方修正と道路用の底堅さは本物で、上振れの筋書きにも重みを残した。ただ、現金を株主に戻さない姿勢は10年続いてきた事実で、それが変わる兆しはない。中心は事業が過去の中ほどの稼ぎを保つ筋書きに置き、悲観は純現金が下値を支えるので1割にとどめた。現金の使い道が数字で示されれば、確率は強気の側に動かす。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,359 円72 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 244 円13 億円)。 今の値に割り戻すと 779 円42 億円、今との差 −9.1%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 8.3%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,422 円129 億円 376 円20 億円 +226.4% +12.6% 224 円12 億円
やや楽観 20% 1,946 円104 億円 300 円16 億円 +162.1% +10.1% 449 円24 億円
中立 40% 1,538 円82 億円 263 円14 億円 +110.2% +7.7% 721 円38 億円
やや悲観 22% 569 円30 億円 188 円10 億円 −11.7% −1.2% 166 円9 億円
悲観 10% 357 円19 億円 75 円4 億円 −49.6% −6.6% 43 円2 億円
加重平均100% 1,359 円72 億円244 円13 億円 +87.1% +6.5% 1,603 円85 億円

今の株価時価総額 857 円46 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.3% を下回るほど割高。

楽観 8% 高機能品と値上げが定着し、現金も株主に回り始める 利益 9 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 2,422 円129 億円

道路用は国土強靭化と自転車道の整備で数量を保ち、床と防水の高機能品がシェアを広げる。水性で臭いの少ない製品は、稼働中の工場や倉庫を止めずに塗れる強みで採用が増える。値上げは原料高を少し上回って通り、塗料の利益率は過去にない水準に届く。

家庭用の縮みは続くが、業務用の伸びがそれを打ち消す。営業利益は10年で今の2倍に増える。経営は政策保有株を売り、配当を厚くする。それでも預金は残り、自己資本の稼ぎは資本コストにわずかに届かない。白線と床の専門メーカーとして、地味だが確かな会社に育つ。自治体や工場の担当者に選ばれ続ける名前になれば、値上げも通りやすくなる。

  • 塗料販売:数量 21.3(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 828(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 176 億円・営業利益 16 億円。数量 1.08 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 9%
  • 施工:数量 660(工事の件数(件・年、推定))× 価格 214(1 件あたりの工事額(万円・名目))→ 売上 14 億円・営業利益 1 億円。件数 1.1 倍 × 単価 1.38 倍、利益率 8%

倍率:事業の純利益 9 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.9% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)22 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 126 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:水性・高機能品の伸びと足元の上方修正は追い風だが、利益率が過去の最良を超える筋書きなので低い確率にとどめた。

やや楽観 20% 業務用の伸びで家庭用の縮みを埋め、利益率が過去の山に並ぶ 利益 7 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,946 円104 億円

道路用は維持補修の予算で横ばいを保ち、床と防水は工場や倉庫の改修で少しずつ伸びる。家庭用はホームセンターの節約志向で細るが、全体の数量はほぼ横ばいだ。値段はおおむね物価並みに上がる。

営業利益率は過去の山の5%台に並ぶ。配当は利益の3割を保つが、自社株買いはしない。預金は積み上がり、自己資本の稼ぎは5%前後にとどまる。会社は着実に稼ぐが、株主の価値はそれほどには増えない。現金の使い道が変わらない限り、ここが上限に近い。水性の防水材や高耐久の床材は、この筋書きでも売上を押し上げる柱になる。道路用の数量は横ばいでも、単価の高い品の比率が上がる。

  • 塗料販売:数量 20.1(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 816(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 164 億円・営業利益 13 億円。数量 1.02 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 8%
  • 施工:数量 630(工事の件数(件・年、推定))× 価格 211(1 件あたりの工事額(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 1 億円。件数 1.05 倍 × 単価 1.36 倍、利益率 7.5%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.5% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)22 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 100 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:道路と業務用の改修需要は底堅く、上方修正の勢いが続く道筋は十分ありうる。中立に次ぐ重みを置いた。

中立 40% 道路と業務用で横ばい、利益率は過去の中ほど 利益 5 億円 · PER 12.1 倍 · 株価時価総額 1,538 円82 億円

道路用と業務用は横ばいで、家庭用はゆっくり細る。全体の数量は10年で3%ほど減り、値段は物価並みに上がる。原料高の年は値上げが遅れて利益を削り、良い年がそれを取り戻す。

営業利益率は4%前後と、過去12年の中ほどに戻る。預金の利息が少し増え、純利益は名目で5億円ほどになる。配当は利益の3割弱を保ち、自社株買いはしない。自己資本は預金とともに膨らみ、その稼ぎは資本コストの半分ほどにとどまる。事業は残るが、株主の取り分はそれほど増えない。土地の売却のような一度きりの利益も、もう多くは見込めない。会社は静かに続くが、株主の取り分は預金の利息ほどにしか増えない。

  • 塗料販売:数量 19.1(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 804(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 154 億円・営業利益 11 億円。数量 0.97 倍 × 単価 1.34 倍、利益率 7%
  • 施工:数量 600(工事の件数(件・年、推定))× 価格 208(1 件あたりの工事額(万円・名目))→ 売上 13 億円・営業利益 1 億円。件数横ばい × 単価 1.34 倍、利益率 7%

倍率:事業の純利益 5 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 4.2% が k 8.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 12.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 12.1 倍 + 余った現金(戻り方込み)22 億円。全体の PER 12.12 倍、時価総額 78 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:道路用の底堅さと家庭用の縮みが打ち消し合い、利益率は過去12年の中ほどに戻るのが最もありそうな道筋とみた。

やや悲観 22% 原料高と家庭用の縮みで、稼ぎが細る 利益 2 億円 · PER 7.0 倍 · 株価時価総額 569 円30 億円

中東の情勢で原料の高値が長引き、値上げは毎年少しずつ遅れる。家庭用はホームセンターのPBに棚を奪われ、新築の戸建ての減少で防水材も細る。自治体の予算が窮屈になり、白線の塗り替えの周期も延びる。

数量は10年で1割強減り、値段は物価を下回ってしか上がらない。営業利益は1億円台に細り、純利益の半分以上は預金の利息になる。配当は保つが、預金は谷の年の穴埋めに少しずつ削られる。価値は事業の稼ぎより、手元の現金と売れる資産で測るしかなくなる。工場の更新の投資も先送りされ、競争力はさらに落ちる。株主に残るのは、現金の厚さという守りだけだ。

  • 塗料販売:数量 17.4(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 768(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 133 億円・営業利益 6 億円。数量 0.88 倍 × 単価 1.28 倍、利益率 4.5%
  • 施工:数量 540(工事の件数(件・年、推定))× 価格 198(1 件あたりの工事額(万円・名目))→ 売上 11 億円・営業利益 0 億円。件数 0.9 倍 × 単価 1.28 倍、利益率 4%

倍率:事業の利益が細るので PER は 1÷k の 54% の 7.0 倍に置き、稼ぐ力の床として扱う。余った現金は今の 30 億円の 0.75 倍に戻り方 0.5 を掛けて足し、床の資産 19 億円とほぼ並ぶ。

確率:原料の高騰が続き、値上げが追いつかない年は過去にも何度もあった。家庭用の縮みも速まりうるので厚めに置いた。

悲観 10% 業務用でも負け、本業が赤字に沈む 利益 −3 億円 · PBR 0.2 倍 · 株価時価総額 357 円19 億円

大手の塗料会社が道路と床の補修に力を入れ、施工の手間の少ない製品で標示の工事会社を取り込む。アトミクスの製品は値段でしか選ばれなくなり、原料高を返せない。家庭用はホームセンターの棚からほぼ外れる。

営業損益は赤字が続き、配当は大きく減らす。預金は赤字の穴埋めと工場の更新に食われる。価値は事業の稼ぎでなく、残った現金と政策保有株を売った手取りでしか測れない。少数株主は現金の使い道を決められず、清算の値段より低い所で値が付き続ける。工場の更新もままならず、ブランドの名だけが残る。下値を支えるのは、使われずに残った預金だけになる。

  • 塗料販売:数量 14.8(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 732(1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目))→ 売上 108 億円・営業利益 1 億円。数量 0.75 倍 × 単価 1.22 倍、利益率 1.2%
  • 施工:数量 480(工事の件数(件・年、推定))× 価格 189(1 件あたりの工事額(万円・名目))→ 売上 9 億円・営業利益 0 億円。件数 0.8 倍 × 単価 1.22 倍、赤字

倍率:赤字なので PER は当てない。今の自己資本 112 億円に PBR 0.169 を掛け、床の資産(余った現金の戻り方 0.5 の分と政策保有株の税後)の 19 億円に合わせた。

確率:純現金が下値を支え、借金もないので、本業が赤字に沈む筋書きでも株主の損は限られる。1割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

塗料販売

路面標示などの道路用、床・屋根・防水の建築用、ホームセンター向けの家庭用の塗料を作って売る。

数量出荷量(千トン・年、推定)価格1 kg あたりの平均出荷単価(円・名目)売上営業利益
今 2026/03 19.7 600 118 9
10 年後 中立 19.1 804 154 11

取り方:セグメント売上 118.4 億円・利益 8.6 億円(短信)。品目別の数量は非開示。路面標示の溶融型(kg 数百円)と床・防水の高機能品(kg 千円超)、家庭用の小缶をならした 1 kg あたりの単価を 600 と置き、年 1.97 万トンと推定。

施工

子会社アトムテクノスが自社の塗料で床や道路の工事を請け負う。

数量工事の件数(件・年、推定)価格1 件あたりの工事額(万円・名目)売上営業利益
今 2026/03 600 155 9 1
10 年後 中立 600 208 13 1

取り方:セグメント売上 9.3 億円・利益 0.8 億円(短信)。件数は非開示なので 1 件 155 万円で年 600 件と推定。2026/03 期は長期工事の設計変更で一時的に膨らんだ。

リスクと懸念

現金が株主に戻らない

純現金は10年で15億円から40億円に増えたが、還元は配当だけだ。この姿勢が続けば、帳簿の現金は株主の価値として半分ほどしか数えられない。経営が使い道を示さないまま現金が積み上がるほど、自己資本の稼ぎはさらに下がる。

原料高の後追い

樹脂や顔料、溶剤は石油化学の市況で動く。会社は中東の情勢による調達の難しさを挙げている。値上げは後から通るので、原料が急に上がる年は利益が消えやすい。過去12年で営業利益率が2%を割った年もある。

公共の予算

道路用は国と自治体の維持補修の予算に結びつく。財政が窮屈になり、白線の塗り替えの周期が延びれば、数量はじわりと減る。国土強靭化の予算が一巡した後の落ち方も見ておきたい。

家庭用の縮み

家庭用はホームセンターの節約志向とPBに押され、前年を下回った。DIYをする人の高齢化で、この流れは長く続く。業務用の伸びで埋められなければ、全体の数量が減る。

一度きりの利益

2026年3月期の純利益は土地の売却益で膨らんだ。ならした稼ぎは4〜5億円で、見かけの利益で割安と見ると判断を誤る。売れる土地にも限りがある。

今後の分かれ目

自社株買いや増配で、純現金の使い道を数字で示したら
現金の戻り方を引き上げ、価値を見直す。
上方修正どおり経常利益7億円を達成し、翌期も続いたら
利益率が過去の山に並ぶ筋書きの確率を上げる。
原料高で値上げが追いつかず、営業利益率が2%を割ったら
稼ぎが細る筋書きに寄せる。
自治体の道路の補修予算が目に見えて減ったら
道路用の数量を下げ、悲観側の確率を上げる。
同業の大手や投資ファンドが株式の取得を始めたら
現金に近い値段が付く場面になりうる。ただし筋書きの確率は事業と資本の中身で決める。

見ておくもの

  • 塗料販売セグメントの利益率
  • 純現金と配当・自社株買いの額
  • 原料の樹脂・顔料の価格
  • 国と自治体の道路の維持補修予算

倍率と資本コストの決め方

倍率は今の値段から置かず、資本コスト8.25%と10年後の事業の稼ぎだけで決めた。事業のROEは中立で4%台とkに届かないので、PERの上限は1÷kで、中立はその7割に置いた。余った現金は戻り方0.5で別に足し、PERには混ぜていない。今のPBRが0.4倍であることや、時価総額が現金と預金にほぼ並ぶことは計算の後に比べただけで、割安の根拠にしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 11→12.12 倍・やや楽観 PER 9.7→12.12 倍・中立 PER 9→12.12 倍)。

資本コスト 8.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. アトミクス 2026年3月期 決算短信
  2. アトミクス 有価証券報告書 FY2026(edinetdb)

分析日 2026-10-20