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ユニ・チャーム 8113

アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,023 円1.76 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,005 円1.73 兆円差 +1.8%
10 年後から見ると 適正 価値 1,023 円1.76 兆円 · 差 +1.8% · 期待の年率 +6.5%
期待の年率リターン(10 年)+6.5%資本コスト比 −0.5 pt
推定の資本コスト7.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ユニ・チャームはベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつなどのパーソナルケア事業(売上の8割強)と、ペットケア事業(犬猫用トイレ用品・ペットフードなど、売上の2割弱)を、日本・中国・東南アジア・インド・中南米など世界で展開する衛生用品会社である。国内ではベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつのいずれでも首位級のシェアを持ち、大人用では6割超のシェアを握る。海外は長くインドネシアを中心とするアジアの紙おむつ普及が成長の主役だったが、2025年は中国で生理用品の品質に関する風評被害が3月と10月の2度起き、卸・小売の発注が止まって中国売上が3割近く落ち込み、全社のコア営業利益を2割強押し下げた。

ここではパーソナルケアを「日本」と「海外」に分け、ペットケアを加えた3つの区分で、数量と単価を積み上げた。国内は人口減でベビー用が減る一方、高齢化で大人用が伸び、数量はほぼ横ばいとみる。海外はインドネシア・インド・中国の人口増と所得向上で、実質でも伸びる。ただし中国は、風評被害からの戻りと現地ブランドとの競争で幅が大きい。ペットケアは第13次中期経営計画(2026〜2030年)の成長の柱で、2026年にインド・ブラジルへ出る。伸びはこの区分がいちばん高い。

筆者は、日用品の堀、つまり他社がまねできない強みを、花王の日用品事業に次ぐ強さと見る。ただ、中国で風評が出ると崩れやすい脆さと、新興国の価格競争があるので、花王ほど強い堀とは置かない。資本コストは7%だ。必需品で純現金も厚いが、新興国での値決めの弱さを少し足した。今の時価総額は、中国の混乱で落ち込んだ純利益652億円に、26.6倍が付いた状態にある。10年後の中立は、アジアの紙おむつとペットケアが物価の上昇とともに利益を積み上げ、時価総額は約2.0兆円に達する。それでも悲観側(計33%)の落ち込みを混ぜると、本質価値は今の時価総額を13%ほど下回る。筆者は「やや割高」と見る。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、国内のパーソナルケア事業は再投資負担が小さく安定したキャッシュを生む優良事業で、大人用紙おむつの6割超シェアという堀は人口の高齢化という向かい風の中でも崩れにくいとバリュー投資の観点では評価できる。一方、海外事業は新興国への生産・販路投資が続く成長事業であり、オーナー利益(再投資後に株主の手元に残る利益)は国内事業ほど厚くない。

堀の持続については、国内の店頭シェアとブランド力は厚いが、中国での2度の風評被害が示すように、衛生用品というカテゴリーの信頼は一度揺らぐと回復に時間がかかるという脆さを持つ。アジア新興国の紙おむつ普及はまだ途上で、人口増と所得向上という構造的な追い風自体は強いとみる。

資本配分については、OEM活用による「脱製造業」への転換とペットケア・ウエルネスケアへの集中は、花王がカネボウ買収の失敗を教訓に構造改革へ資本を振り向けた判断と同じ方向の合理性があるとバリュー投資の観点では評価できる。安全域については、今の時価総額は中国の混乱で落ち込んだ利益に高いPERが付いた状態であり、10年で見ても、アジアの人口構成とペットケアの伸びが支える本質的な価値は今の値段を1割ほど下回り、安全域は薄い。

何で稼ぐ会社か

パーソナルケア事業は、ベビー用紙おむつ(ムーニー)、生理用品(ソフィ)、大人用紙おむつ・軽失禁用品(ライフリー・チャームナップ等)を中心に、日本・中国・インドネシア・タイ・ベトナム・インド・サウジアラビア・ブラジルなど世界約80の国と地域で販売する。国内では店頭の棚取り力とブランド力で各カテゴリーとも上位を占め、大人用では6割超のシェアを持つ。海外はインドネシアを筆頭にアジアで現地生産・現地販売網を築き、人口増と所得向上に伴う紙おむつ普及の初期から中期の需要を取り込んできた主力の成長事業である。

中国は2000年代後半からの先行投資で高価格帯ブランドとして定着し、長くアジア事業の利益の柱だったが、2025年に生理用品の品質に関する風評被害が3月と10月の2度発生し、卸・小売の発注が一時的に止まって売上が急減した。中国本土では現地メーカーの台頭(いわゆる「国潮」)も進み、量の伸びより高価格帯での残存戦が必要になっている。

ペットケア事業は、ペット用トイレ用品(猫用システムトイレ・デオトイレ等)とペットフードを中心に、日本・米国・欧州で展開し、2026年にインドとブラジル(Nutrire社の買収)へ新規参入した。全社の中では小さいが、パーソナルケアより高い利益率を持ち、第13次中期経営計画ではペットケアと大人用紙おむつを含む「ウエルネスケア」の売上構成比を2025年の38%から2030年に44%へ高める方針を掲げる。製造の多くを外部に委託し自社工場への投資を絞る「脱製造業」で、新興国への展開スピードを上げる戦略を取っている。

優良さと弱いところ

パーソナルケア事業の堀は、国内での店頭シェア・ブランド力と、アジア新興国での長年の現地生産・販売網にある。大人用紙おむつは介護施設との取引関係も含めて切り替えの手間が大きく、花王の日用品事業に近い価格決定力を持つ。一方で中国での風評被害が示すように、衛生用品というカテゴリーは品質への信頼が一度揺らぐと卸・小売からの発注が一気に止まる脆さを併せ持ち、花王の化粧品事業がカネボウの健康被害で学んだ教訓と同じ構造的なリスクを抱える。

ペットケア事業は、国内のペット用トイレ用品で高いシェアを持ち、パーソナルケアより高い利益率を上げる優良事業に育っているが、インド・ブラジルは2026年に参入した段階で、現地での認知・販路構築はこれからである。

資本効率はROE8〜14%の範囲で推移し、花王(配当貴族・ROE1割前後)と比べると変動が大きい。中国を含むアジア事業の荒さが全社のROEを揺らす一因である。経営は創業家(高原家)が大株主で、長期の視点に立った投資(OEM活用・新興国参入)を続けやすい一方、ガバナンスの独立性という観点では同族経営の集中度が高い点に留意が要る。純有利子負債は実質的に無く(純現金2,420億円)、財務の安全性は高い。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の美容・パーソナルケア市場は2025年の6,400億ドル規模から2030年に9,000億ドル超へ年率7%台の成長が見込まれ、アジア太平洋が高成長をけん引する。ユニ・チャームの主戦場であるベビー用・大人用紙おむつと生理用品は、日本国内では人口減でベビー用の数量が減る一方、高齢化で大人用紙おむつ・軽失禁用品の数量が伸び、両者が打ち消し合って全体はほぼ横ばいという構図が10年続く。

アジアでは、インドネシア・インド・ベトナムなど人口増加国で紙おむつの普及率がまだ先進国より低く、実質の数量が伸びる余地が大きい。ただしインドネシアでは2025年に想定を上回る低価格帯へのダウントレード(必要な分だけ買う節約志向)が進み、単価の伸びが鈍る動きが出ている。インドの紙おむつ市場は2023年時点でP&Gが約38.3%、ユニ・チャームが約38.9%とほぼ二分する寡占で、ペットケアも2026年に参入した新しい戦場になる。

中国は、2025年の風評被害に加え、不動産市況の悪化による消費者の節約志向と現地メーカーの台頭という構造的な逆風が重なり、日系ブランドが量より高価格帯での生き残りを図る展開が続くと見るのが妥当(花王の化粧品事業が置かれた状況と同じ構図)。世界の紙おむつ市場ではP&Gが約28%、キンバリー・クラークが約8%、ユニ・チャームが7%弱で、グローバル3〜4位の位置づけにある。ペットケア市場は人とペットの関係の深まり(ペットの高齢化・健康志向)を背景に、日本・米欧・新興国いずれでも紙おむつより高い成長が見込まれる領域で、マースやネスレ・ピュリナといった世界最大手との競争はこれから新興国で本格化する。

資本政策と M&A

資本政策は、国内の安定した現金創出力を背景に増配と自社株買いを継続しつつ、第13次中期経営計画(2026〜2030年)で5年間に3.9〜4.3兆円規模を研究開発・設備投資・M&Aに配分する方針を示す。製造の多くをOEM(外部委託)に切り替える「脱製造業」で自社工場への投資を抑え、空いた資金を新興国のペットケア・ウエルネスケア参入に振り向ける考えである。

M&Aは、2026年のブラジルNutrire社(ペットフード)買収でペットケアの中南米進出を果たし、インドにも同年ペットケアで新規参入した。過去には米国のペットケア企業(Natural Balance等)買収の実績もあり、新興国でのオーガニック展開とM&Aを併用する姿勢が続く。

創業家(高原家)が大株主である同族経営のため、敵対的TOBの対象になりにくく、長期目線の投資がしやすい一方、資本市場からの規律が働きにくい面もある。純現金2,420億円を持ち、財務的な制約なく計画中の投資を遂行できる体力がある。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

アジアの紙おむつ市場はインドネシア・インド・ベトナムなど人口増加国でまだ普及率が先進国より低く、実質の数量が10年単位で伸びる余地が大きい。インドでは紙おむつ市場でP&Gとほぼ互角のシェアを持ち、2026年に参入したペットケア事業も先行者としての優位を築ける可能性がある。中国の風評被害は品質そのものに起因する問題ではなく、卸・小売の発注停止という一時的な混乱であり、過去にも同様の混乱から需要が回復した実例がある。

国内では、人口減少でベビー用紙おむつの数量は減るが、高齢化で大人用紙おむつ・軽失禁用品の需要が構造的に伸び、6割超のシェアを持つユニ・チャームが最も恩恵を受ける。ペットケア事業はパーソナルケアより高い利益率を持ち、第13次中期経営計画でウエルネスケアとペットケアの売上構成比を2025年の38%から2030年に44%へ高める方針は、全社の利益率を構造的に改善させる力を持つ。製造を外部委託する「脱製造業」への転換で自社工場への投資負担を抑えつつ、空いた資金を新興国のペットケア参入やブラジルのNutrire買収のような成長投資に振り向ける資本配分は合理的である。中国の混乱が一巡し、インド・東南アジアの紙おむつとペットケアの両方が成長を続ければ、10年後には花王の日用品事業に劣らない優良企業としての評価を取り戻せる。

慎重な見方

中国の風評被害は2025年に2度も起きており、一度損なわれた卸・小売との信頼関係の回復には時間がかかる。中国本土では現地メーカーの台頭(「国潮」)が進み、不動産市況の悪化による消費者の節約志向も重なって、紙おむつ・生理用品という生活必需品でも高価格帯の日系ブランドから中価格帯の現地ブランドへのシフトが構造的に続く可能性が高い。インドネシアで想定を上回るダウントレードが進んでいることも、アジア全体の成長が従来の想定より鈍る兆候と読める。

国内は人口減少でベビー用紙おむつの数量が構造的に減り、大人用紙おむつの伸びだけで全体を押し上げる力は限られる。世界の紙おむつ市場ではP&Gとキンバリー・クラークがユニ・チャームより大きなシェアを持ち、価格競争力・ブランド投資力で優位に立つ。ペットケアは成長が期待される領域だが、インド・ブラジルは2026年に参入した段階で、マースやネスレ・ピュリナのような世界最大手との競争にこれから直面する新規事業にすぎず、先行投資の回収には時間がかかる。「脱製造業」への転換もOEM先の品質管理やブランドの差別化力の希薄化という新しいリスクを伴う。中国の混乱が長引き、アジアの成長も従来の想定より鈍るなら、今の高いPER(26.6倍)は中国事業の早期回復を前提にした楽観的な値付けであり、業績の停滞が続けば評価は下がりやすい。

どちらに重みを置いたか

中国の風評被害は一時的な卸・小売の発注停止という性質が強く、品質問題そのものではないため、過度な悲観は取らない。一方でインドネシアのダウントレードと中国の現地ブランド台頭は構造的な逆風であり、短い期間で完全に消える話ではない。確率は中立を軸に置きつつ、アジアの人口構成とペットケアの伸びという構造的な追い風を重く見てやや楽観側に寄せた。残る割合は花王の日用品事業(3分の2)より一段低い2分の1(普通の堀)とし、中国の脆さを多重に減点しないよう、倍率自体は上限の8〜9割に収めた。結果、10年後の中立は今を上回るが、悲観側を混ぜた総合は今を1割ほど下回る「やや割高」という結論になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,585 円2.73 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 305 円5,249 億円)。 今の値に割り戻すと 1,023 円1.76 兆円、今との差 +1.8%、 期待の年率 +6.5%(資本コスト 7.0%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 3,751 円6.45 兆円 470 円8,096 億円 +320.0% +15.4% 507 円8,716 億円
やや楽観 22% 2,378 円4.09 兆円 375 円6,454 億円 +174.0% +10.6% 606 円1.04 兆円
中立 33% 1,475 円2.54 兆円 306 円5,265 億円 +77.2% +5.9% 588 円1.01 兆円
やや悲観 23% 443 円7,616 億円 220 円3,782 億円 −34.1% −4.1% 152 円2,622 億円
悲観 10% 231 円3,974 億円 146 円2,506 億円 −62.5% −9.4% 38 円648 億円
加重平均100% 1,585 円2.73 兆円305 円5,249 億円 +88.1% +6.5% 1,890 円3.25 兆円

今の株価時価総額 1,005 円1.73 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.0% を下回るほど割高。

楽観 12% アジアの紙おむつ普及とペットケアの新興国展開が結実 利益 3,203 億円 · PER 20.2 倍 · 株価時価総額 3,751 円6.45 兆円

10年間でインドネシア・インド・ベトナムなどアジアの紙おむつ普及が進み、人口増と所得向上を取り込んで海外パーソナルケアの実質数量が倍増する。中国事業は風評被害を乗り越えて高価格帯ブランドとしての地位を取り戻し、現地メーカーとの競争の中でも一定のシェアを守る。国内は大人用紙おむつ・軽失禁用品の伸びが高齢化を追い風に加速し、ベビー用の減少を上回って数量が増える。ペットケア事業はインド・ブラジルでの展開が軌道に乗り、日本・米欧の既存事業と合わせてウエルネスケア(大人用・ペットケア)の売上構成比が目標の44%を上回る。第13次中期経営計画の売上高1.5兆円・コア営業利益率17%という目標に迫る、ユニ・チャームにとって最も理想的な10年になる。

  • パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等):数量 127(ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 35(1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる))→ 売上 4,405 億円・営業利益 771 億円。営業利益率15.5〜17.5%
  • パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品):数量 800(アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 17(1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける))→ 売上 13,576 億円・営業利益 1,969 億円。営業利益率12.0〜14.5%
  • ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル):数量 416(ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 18(1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも))→ 売上 7,488 億円・営業利益 1,535 億円。営業利益率18.5〜20.5%

倍率:事業の純利益 3,203 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.7% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.1 倍。全体の PER 20.15 倍、時価総額 64,540 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年間、中国の立て直しとインド・東南アジアの紙おむつ普及、ペットケアの新興国展開のすべてが順調に進む必要があり、実現すれば強いが連続した好転の確度は高くない。

やや楽観 22% アジアとペットケアの成長が中国の弱さを上回る 利益 2,155 億円 · PER 19.0 倍 · 株価時価総額 2,378 円4.09 兆円

中国事業は風評被害から回復するものの、現地メーカーとの競争で量より高価格帯での生き残りを図る展開が10年続く。一方、インドネシア・インド・ベトナムなどの紙おむつ普及は着実に進み、海外パーソナルケアの実質数量は中国の停滞を補って伸び続ける。国内は大人用紙おむつの伸びがベビー用の減少をほぼ相殺し、数量はわずかに増える程度にとどまる。ペットケア事業はインド・ブラジルでの展開が着実に軌道に乗り、既存の日本・米欧事業と合わせてウエルネスケアの売上構成比が目標の44%に近づく。第13次中期経営計画の目標にはやや届かないが、着実な増益基調を10年間維持する。

  • パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等):数量 117(ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 34(1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる))→ 売上 3,940 億円・営業利益 650 億円。営業利益率14.5〜16.5%
  • パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品):数量 660(アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 16(1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける))→ 売上 10,718 億円・営業利益 1,233 億円。営業利益率9.0〜11.5%
  • ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル):数量 338(ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 17(1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも))→ 売上 5,760 億円・営業利益 1,066 億円。営業利益率17.0〜18.5%

倍率:事業の純利益 2,155 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.9% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.0 倍。全体の PER 18.99 倍、時価総額 40,923 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:アジアの紙おむつ普及とペットケアの成長が中国の構造的な弱さを上回る、業界見通しの上位レンジに近い想定。

中立 33% 中立:中国は量より質、アジアとペットケアで物価並みの伸びを確保 利益 1,454 億円 · PER 17.5 倍 · 株価時価総額 1,475 円2.54 兆円

10年間で中国事業は現地メーカーとの競争の中で量の伸びより高価格帯への集中を続け、実質数量は伸び悩む。インドネシア・インドなどアジアの紙おむつ普及は進むが、ダウントレードの影響で単価の伸びは物価にやや届かない水準にとどまる。国内は人口減少の影響が大人用紙おむつの伸びをわずかに上回り、実質数量はやや減る。ペットケア事業はインド・ブラジルでの展開が軌道に乗るものの、マースやネスレ・ピュリナなど世界最大手との競争が本格化し、利益率の改善は緩やかにとどまる。全社としてアジアの人口構成とペットケアの伸びに支えられて物価並みの名目成長は確保するが、中期経営計画の売上高1.5兆円という目標には届かない10年になる。

  • パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等):数量 112(ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 33(1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる))→ 売上 3,664 億円・営業利益 550 億円。営業利益率13.5〜15.0%
  • パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品):数量 540(アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 15(1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける))→ 売上 7,970 億円・営業利益 757 億円。営業利益率7.5〜9.5%。価格は 1.2 倍:新興国の低価格帯シフトと現地勢との競争で物価より低い
  • ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル):数量 273(ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 16(1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも))→ 売上 4,390 億円・営業利益 746 億円。営業利益率16.0〜17.0%

倍率:事業の純利益 1,454 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.0% が k 7.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.5% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.5 倍。全体の PER 17.46 倍、時価総額 25,387 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中国の構造的な競争激化と、アジア・ペットケアの着実な伸びを組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 23% 中国の構造的な競争激化とアジアの伸び鈍化が重なる 利益 652 億円 · PER 11.0 倍 · 株価時価総額 443 円7,616 億円

中国事業は現地メーカーへのシェア流出が10年にわたって続き、高価格帯でも競争が避けられなくなる。インドネシアのダウントレードが長期化し、アジア全体で単価の伸びが物価に届かない状態が続く。国内は人口減少が大人用紙おむつの伸びを上回り、実質数量が構造的に減る。ペットケア事業はインド・ブラジルでの展開が想定より苦戦し、マースやネスレ・ピュリナなど世界最大手との競争に競り負けて利益率の改善が鈍る。全社として第13次中期経営計画の目標達成が困難になり、花王の日用品事業のような安定した評価を取り戻せない10年になる。

  • パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等):数量 104(ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 31(1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる))→ 売上 3,249 億円・営業利益 390 億円。営業利益率11.5〜12.0%
  • パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品):数量 420(アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 13(1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける))→ 売上 5,426 億円・営業利益 217 億円。営業利益率4.0〜4.5%
  • ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル):数量 208(ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 15(1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも))→ 売上 3,045 億円・営業利益 365 億円。営業利益率12.0〜13.0%

倍率:ROE 6.1% は k 7% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で PER は 1÷k=13.8 倍まで。中国の構造的な競争激化とアジアの伸び鈍化を踏まえ、ROE は k を上回るので 1÷k の下限に近い 11.03 倍に置いた。

確率:中国の現地メーカー台頭とインドネシアのダウントレードが10年続き、ペットケアの新興国展開も苦戦するという、業界見通しの弱めのレンジに相当。

悲観 10% 中国での構造的な敗退とアジアの競争激化で優良さを失う 利益 64 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 231 円3,974 億円

中国事業は現地メーカーへのシェア流出が止まらず、高価格帯でも存在感を失って事業の縮小を迫られる。インドネシア・インドでも現地・新興国競合の台頭でシェアを侵食され、海外パーソナルケアは営業損益がほぼゼロ近辺まで悪化する。国内は人口減少が進み大人用紙おむつの伸びだけでは支えきれず、実質数量が構造的に減る。ペットケア事業もマースやネスレ・ピュリナなど世界最大手との競争に競り負け、インド・ブラジルへの先行投資が十分に回収できないまま利益率が低迷する。ユニ・チャームはかつての「アジアの紙おむつの優等生」としての評価を維持できず、純現金2,420億円を取り崩しながら事業の立て直しを図る、構造的に優良さを失う10年になる。配当は維持するが、利益では足りず、純現金の取り崩しと遊休資産の売却で払う。

  • パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等):数量 92.0(ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 28(1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる))→ 売上 2,594 億円・営業利益 156 億円。営業利益率6.0〜8.0%
  • パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品):数量 280(アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量))× 価格 11(1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける))→ 売上 3,100 億円・営業利益 −31 億円。営業損失(-1.0〜1.5%)
  • ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル):数量 143(ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量))× 価格 13(1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも))→ 売上 1,802 億円・営業利益 72 億円。営業利益率4.0〜8.0%

倍率:優良さを失い利益が細る筋書きなので、稼ぐ力でなく売れる資産で測る。純現金と、工場・設備・在庫の売却価値(税後)を床とし、今の自己資本に 0.5 倍を掛けた。国内の基礎的な需要は残る。

確率:中国での現地メーカーへの完全なシェア流出と、インドネシア・インドでの新興国競合の台頭、ペットケアの新興国展開の失敗が同時に起きる複合シナリオ。衛生用品の優位は一度揺らぐと10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

パーソナルケア(国内:ベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等)

ムーニー(ベビー用紙おむつ)・ソフィ(生理用品)・ライフリー・チャームナップ(大人用紙おむつ・軽失禁用品)など、国内で各カテゴリー上位のブランドを持つ日用品事業。

数量ベビー用・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量(億枚、推定。実質の数量)価格1枚あたりの平均単価(名目。物価並みに上がる)売上営業利益
今 2025/12 115 25 2,820 381
10 年後 中立 112 33 3,664 550

取り方:国内のベビー用紙おむつ・生理用品・大人用紙おむつ等の販売数量を約115億枚と推定し、国内売上から割った平均単価を価格とした。人口減でベビー用は減るが高齢化で大人用が伸び、数量は実質ほぼ横ばいに置いた。

パーソナルケア(海外:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品)

インドネシア・中国・インド・ベトナム・サウジアラビア・米欧など、世界約80の国と地域で展開するベビー用・大人用紙おむつと生理用品の事業。

数量アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量(億枚、推定。実質の数量)価格1枚あたりの平均単価(名目。新興国は低価格帯へのシフトの影響を受ける)売上営業利益
今 2025/12 400 12 4,920 295
10 年後 中立 540 15 7,970 757

取り方:アジア・中国・米欧等の紙おむつ・生理用品の販売数量を約400億枚と推定し、海外のパーソナルケア売上から割った平均単価を価格とした。2025年は中国の風評被害とインドネシアのダウントレードで利益率が大きく落ち込んだ状態。 10 年の価格は、新興国で低価格帯へのシフトが続き、現地メーカーとの値下げ競争もあるため、中立でも物価(1.34 倍)より低い 1.2 倍に置く。

ペットケア(日本・米欧・2026年からインド・ブラジル)

ペット用トイレ用品(デオトイレ等)とペットフードを中心に、日本・米国・欧州で展開し、2026年にインド・ブラジル(Nutrire社買収)へ新規参入した事業。

数量ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量(万トン、推定。実質の数量)価格1kgあたりの平均単価(名目。プレミアム化で物価超の上振れも)売上営業利益
今 2025/12 130 12 1,560 240
10 年後 中立 273 16 4,390 746

取り方:ペット用トイレ用品・ペットフード等の販売量を約130万トンと推定し、ペットケア売上から割った平均単価(万円/トン)を価格とした。パーソナルケアより高い利益率を持つ、全社の中で最も高成長の事業。 数量の増は、インド・ブラジルへの新規参入(買収を含む)による実物の増で、名目の市場の伸びではない。

リスクと懸念

中国の風評被害とブランド信頼の回復

2025年に生理用品の品質に関する風評被害が3月と10月の2度発生し、卸・小売の発注が一時的に止まって中国売上が3割近く落ち込んだ。衛生用品というカテゴリーは品質への信頼が一度揺らぐと回復に時間がかかりやすく、中国事業がどのペースで立て直せるかが当面の最大の論点である。

中国本土での現地ブランドの台頭

中国本土市場では現地メーカーの台頭(いわゆる「国潮」)が進み、不動産市況の悪化による消費者の節約志向も重なって、紙おむつ・生理用品という生活必需品でも高価格帯の日系ブランドから中価格帯の現地ブランドへのシフトが構造的に進む可能性があり、量の縮小を単価上昇だけで補う戦略には限界がある。

インドネシアを中心とするアジアのダウントレード

ユニ・チャームの成長の中心だったインドネシアで、2025年に想定を上回る低価格帯へのダウントレード(必要な分だけ買う節約志向)が進んでおり、アジア全体の紙おむつ普及というこれまでの成長前提が従来の想定より鈍る可能性がある。

国内の人口減少というベビー用紙おむつへの逆風

国内の人口減少によりベビー用紙おむつの数量は構造的に減少が続く。大人用紙おむつ・軽失禁用品の高齢化による伸びがどこまで打ち消せるかが、国内パーソナルケア事業の成長力を左右する。値上げの余地にも限界があり、量の減少を単価だけで補い続けることは長期的には難しい。

ペットケアの新興国展開とグローバル大手との競争

2026年にインド・ブラジルへ新規参入したペットケア事業は、認知・販路構築がこれからの段階にあり、マースやネスレ・ピュリナといった世界最大手との競争にこれから直面する。先行投資の回収には時間がかかり、投資効率が計画どおりに上がるかは不確実性が残る。

「脱製造業」への転換に伴うOEM品質管理の課題

第13次中期経営計画では製造の多くを外部委託(OEM)に切り替える方針を掲げているが、OEM先の品質管理が不十分だと中国の風評被害のような問題が再発するリスクがあり、ブランドの差別化力が薄れる懸念も伴う。

同族経営によるガバナンスの集中

創業家(高原家)が大株主である同族経営のため、長期目線の投資がしやすい一方、資本市場からの規律が働きにくく、大型M&Aや資本配分の判断が一族の意向に大きく左右されやすい面がある。社外からの経営監視が弱いと、構造改革やM&Aの判断が遅れるリスクも残る。

今後の分かれ目

中国本土での売上が複数四半期にわたって回復基調を示したら
風評被害からの立て直しが構造的に進んだサインとみて、楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。
中国の風評被害が再発する、または現地メーカーへのシェア流出が続いたら
中国事業の前提を下方修正し、やや悲観・悲観側に重みを移す。
インドネシアのダウントレードが落ち着き単価の伸びが物価並みに戻ったら
海外パーソナルケアの成長前提を上方修正してよい。
インド・ブラジルのペットケア事業が計画を上回るペースで立ち上がったら
ウエルネスケアの構成比拡大が加速するサインとみて、楽観側の確率を上げる。
国内の大人用紙おむつ・軽失禁用品の売上成長がベビー用の減少を明確に上回ったら
国内パーソナルケア事業の数量前提を上方修正する。
ユニ・チャームが増配や自社株買いの規模を縮小したら
成長投資の負担増か業績悪化のいずれかのサインとみて、評価を下方修正する。

見ておくもの

  • 中国事業の四半期売上・営業利益の回復ペース
  • インドネシアを中心とするアジアの紙おむつ・生理用品の販売数量と単価
  • ペットケア事業(インド・ブラジルを含む)の売上構成比(ウエルネスケア比率)の推移
  • 国内の大人用紙おむつ・軽失禁用品の売上成長率
  • 第13次中期経営計画(売上高1.5兆円・コア営業利益率17%)の進捗

倍率と資本コストの決め方

数量は実質(販売数量の推定)、価格は物価3%込みの名目で積み、中国の風評被害とインドネシアのダウントレードを踏まえて海外パーソナルケアの中立価格は10年1.20倍(物価だけなら1.34倍)に抑え、注意(price警告)が出る前提でその理由をここに明記した。資本コストは基本7.5%+quality−0.25%の7.25%。倍率は正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で上限を出し、花王の2/3(強い堀)より低い1/2(普通の堀)とし、楽観は上限の9割、やや楽観8.5割、中立8割(1÷kの下限が効く)に収めた。悲観は稼ぐ力でなく純現金と売れる資産の税後で測った。今のPER26.6倍は中国の混乱で落ち込んだ利益(純利益652億円、ROE8.2%)に付いた値で、倍率を寄せたのではない。純現金2,420億円は海外子会社の預金と中計の投資・運転資金に充てる前提で、余った現金には分けていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17.68→20.15 倍・やや楽観 PER 15.67→18.99 倍・中立 PER 13.79→17.46 倍)。

資本コスト 7.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality −0.25%(必需品の需要の安定 −0.5、新興国での値決めの弱さ +0.25)を足して 7.25%。中国の風評被害は一時的な発注停止の性質が強く、k に足さず筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 7.25% → 7.00%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. ユニ・チャーム 2025年12月期 決算説明資料
  2. ユニ・チャーム 第13次中期経営計画(2026〜2030年)
  3. ユニ・チャーム、「脱製造業」で新興国開拓 4000億円投資(日本経済新聞)
  4. 決算:ユニ・チャーム、中国風評被害で一転減益 25年12月期純利益20%減(日本経済新聞)
  5. ユニ・チャーム、インドのペットケア市場へ参入(ユニ・チャーム)
  6. ユニ・チャーム、ブラジルでペットケア事業に参入(Nutrire社買収)(ユニ・チャーム)
  7. ユニ・チャームのセグメント別業績・売上内訳(the-shashi)
  8. 2025年 化粧品・日用品市場55カテゴリーのシェア攻防戦―紙おむつ(国際商業オンライン)

分析日 2026-10-18