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日本ペイントホールディングス 4612

M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,120 円2.60 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,249 円2.90 兆円差 −10.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 1,120 円2.60 兆円 · 差 −10.3% · 期待の年率 +5.6%
期待の年率リターン(10 年)+5.6%資本コスト比 −1.9 pt
推定の資本コスト7.5%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.5% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日本ペイントホールディングスは、中国・アジアの建築用塗料で世界最大級のシェアを持つNIPSEA、豪州・欧州のDuluxGroup、国内事業、米国の特殊樹脂AOC・米州事業という4つの地域・事業区分を、M&Aで次々に組み上げてきた「アセット・アセンブラー」である。2025年12月期は売上収益1兆7,742億円・営業利益2,571億円(益率14.5%)で、前期のAOC買収(約6,300億円)の寄与もあって増益となり、2026年10月には東南アジア・豪州の建築用塗料事業(AkzoNobelから約2,160億円)の買収も発表した。会社はオーガニックで売上中高一桁・調整後EPS高一桁の成長を掲げつつ、M&Aで「ノーリミット」にEPSの積み上げ速度を上げる方針を明示している。

ここでは4区分それぞれの出荷量(百万リットル、実質の数量)×単価(ドル/リットル、150円固定換算、物価3%込みの名目)で売上・利益を積み上げ、中立で単価は10年1.34倍、数量はNIPSEAが東南アジアの拡大とAkzoNobel事業の取り込みで10年1.5倍、日本は横ばいとした。そのうえで倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で決めた。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎ(RONIC=k7.5%+kを超える分の半分)だけとみる。NIPSEAの中国建築用塗料の価格決定力が全社の益率を支える一方、支配株主Wuthelam(約55%保有)との利益整合というガバナンス上の論点は常に残る。

結果、中立は10年後にROE8.6%・PER12.1倍で時価総額約3.5兆円(それまでの還元約8,160億円は別)。ROEがkをわずかに上回るだけなので、PERは1÷kの下限に近い上限の9.8割に置いた。確率で重みづけた本質価値は今の約3.0兆円より-30.5%で「割高」と出た。買収で積んだのれんと純負債約1兆円が自己資本と利払いを重くし、正当化PERの上限そのものが12倍台にとどまる。M&Aが計画どおり積み上がる楽観・やや楽観(計35%)では10年後に今の値段を大きく上回るが、悲観側(計33%)の落ち込みを足すと今の値段には届かない。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、この会社は塗料という単一業種に見えて、実質的には『M&Aで事業を組み立て続ける持株会社』であり、再投資に要する資金(M&Aとそのための借入返済)が非常に大きい。バリュー投資の観点では、NIPSEAの中国建築用塗料のような価格決定力のある事業には相対的に高い倍率を、工業用樹脂・自動車用塗料のような競争の激しい事業には低めの倍率を当てるべきであり、全社を一つの倍率でまとめて評価するのは適切ではない。

堀の持続については、中国建築用塗料のシェア1位という地位は、現地生産・流通網・ブランドという積み上げに時間がかかる資産に支えられており、簡単には崩れにくい。一方で自動車用塗料・工業用樹脂は世界大手との寡占的な競争が続き、堀はそれほど強くない。

資本配分については、過去の大型買収(DuluxGroup、Dunn-Edwards等)は総じて成果を上げてきたという実行力は評価できるが、財務レバレッジを使って次々にM&Aを重ねる以上、どこかで統合に失敗すれば一気に資本を損なうリスクを抱える。支配株主Wuthelamとの利益整合が常に論点である点も踏まえ、安全域は厚めに取るべき局面にある会社だとみるべきだろう。

何で稼ぐ会社か

事業は4つの地域・事業区分からなる。売上の約5割を占めるNIPSEA(中国・アジア)は、中国の住宅内装用(建築用)塗料市場で2011年頃からシェア1位を保っており、自動車用塗料でも2022年に中国の自動車用連結子会社5社を買収するなど拡大してきた。塗料は輸送コストの制約から現地生産・現地供給が基本であり、中国・東南アジア・インドに広がる生産拠点網と現地ブランド(立邦、Dulux等)が強みになっている。

約2割を占めるDuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州)は、2019年に買収した豪州の建築用塗料大手を中核に、フランスのCromology(欧州建築用塗料)等を加えた事業で、成熟市場での安定した収益源になっている。2026年10月に発表したAkzoNobelの東南アジア・豪州・パプアニューギニア建築用塗料事業(高価格帯ブランドを含む)の買収は、NIPSEA・DuluxGroupの両方の地域にまたがる補完的なM&Aである。

約1割強を占める日本事業は、祖業である国内の建築用・自動車用・工業用塗料事業で、人口減少とともに成熟・縮小気味の市場にある。

残り約1割強を占める北米・特殊化学品事業は、米国の建築用塗料(Dunn-Edwards)と、2025年3月に約6,300億円で買収した特殊樹脂メーカーAOC(複合材・風力発電ブレード・建設資材等に使われるゲルコート・樹脂)からなる。AOCの統合はまだ進行中で、工業用樹脂のコモディティ的な価格競争にもさらされている。

全体として、会社は「アセット・アセンブラー」として、低リスク・高リターンのM&Aを財務レバレッジを使って継続し、オーガニック成長とM&A成長の両輪でEPSを積み上げる方針を明示的に掲げている企業であり、単なる塗料メーカーというより『M&Aで塗料事業を組み立て続ける持株会社』という性格が強い。

優良さと弱いところ

堀の強さは4区分で異なる。NIPSEAの中国建築用塗料はシェア1位・現地流通網・ブランド力(立邦)を背景に相対的に価格決定力があり、中国の住宅市場が調整局面にある中でも相対的な強さを保っている。一方、自動車用塗料・工業用塗料はグローバル大手(PPG、AkzoNobel、シャーウィン・ウィリアムズ等)との寡占的な競争にさらされ、価格決定力はNIPSEAの建築用より弱い。DuluxGroup・日本の建築用塗料は成熟市場でのブランド力はあるが、市場自体の成長が乏しい。AOCの特殊樹脂は差別化された製品もあるが、汎用グレードではコモディティ化学の価格変動の影響を受けやすい。

ROEは2025年12月期で10.0%、自己資本比率44.9%・純有利子負債は時価総額比33.5%で、M&Aを重ねるにつれて財務レバレッジは着実に高まっている。会社自身も2026年末のレバレッジ水準を2倍強に引き下げる計画を示しており、デレバレッジとM&Aの継続を両立させる綱渡りが続く。経営の巧拙は、買収した事業(AOC、今後のAkzoNobel東南アジア事業等)の統合がシナジーを生むか、それとも高値掴みに終わるかに大きく依存しており、過去の買収(DuluxGroup、Dunn-Edwards等)は総じて成功してきたが、将来の買収すべてが同様に成功するとは限らない。支配株主Wuthelamとの利益整合は常にガバナンス上の論点として残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の塗料・コーティング市場は2025年の2,480億ドル規模から2030年に3,360億ドル規模へ、年率6%台半ばの成長が見込まれる。自動車用塗料は年率4%程度、建築用塗料は年率6%程度の成長が見込まれ、新興国の都市化・自動車生産の拡大が中心的な牽引役である。塗料は輸送コストの制約から現地生産・現地供給が基本の事業であり、M&Aによる地域展開(買収で現地シェアと生産拠点を一気に獲得する)が成長の主要な手段になっている業種特性があるため、中国の過剰生産能力の影響は相対的に受けにくい一方、中国国内市場そのものの建設不況・住宅市場の調整の影響は別途受ける。

会社の主戦場である中国の住宅内装用塗料市場は、会社自身がシェア1位を保っているものの、中国の不動産市場の調整が続く間は構造的に需要が弱含むと見られる。自動車用塗料はグローバルな自動車生産サイクルに連動し、電動化の進展で塗装工程・塗料使用量そのものが変化する技術の転換点にも差している。欧州・豪州(DuluxGroup)は成熟市場での安定成長、米国(Dunn-Edwards・AOC)は住宅市場と工業用樹脂(複合材・風力発電ブレード等)の需要に連動する。

競争の形は、世界大手(PPG、AkzoNobel、シャーウィン・ウィリアムズ、日本ペイント等)による寡占的な競争で、地域ごとのシェア争いが激しい。2026年10月に発表したAkzoNobelの東南アジア・豪州事業買収は、この寡占的な競争の中で競合の一角(AkzoNobel)が自ら東南アジア・豪州事業を手放し、会社がそれを取り込む形であり、業界内の再編・寡占化がさらに進んでいることを示している。環境規制対応(VOC規制、水性化)と電動化対応の新塗装技術が今後10年の技術的な分かれ目になる。

資本政策と M&A

資本政策は、オーガニック成長(中期連結CAGRで売上中高一桁・EPS高一桁)とM&A(インオーガニック)の両輪でEPSを積み上げる「アセット・アセンブラー」戦略を明示しており、M&Aについては地域・事業・規模を問わず「ローリスク・グッドリターンであればノーリミット」という積極的な方針を掲げている。財務レバレッジを活用してM&Aを実施し、キャッシュフローで借入を返済しながら次の成長投資に充てるという、デレバレッジとM&Aの継続を両立させる綱渡りのサイクルを回している。2026年末のレバレッジ水準は2倍強への引き下げを目指す。

M&Aの実績としては、豪州DuluxGroup(2019年)、米Dunn-Edwards(2020年)、仏Cromology(2021年)、米AOC(2025年、約6,300億円)、そして2026年10月に発表したAkzoNobelの東南アジア・豪州建築用塗料事業(約2,160億円)と、継続的に大型買収を重ねてきた。支配株主Wuthelam(約55%保有)とはMSV(中長期株主価値)哲学を共有する一方、2023年には資本関係再編に絡む大型株式報酬案が少数株主から批判を受けた経緯があり、支配株主と少数株主の利益整合が今後も資本政策上の論点になる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

NIPSEAの中国建築用塗料は、中国の不動産市場が調整局面にある中でもシェア1位を維持しており、価格決定力が相対的に強い事業として全社の益率を支え続けている。2025年12月期はAOC買収の寄与もあって営業益率14.5%まで改善し、2026年10月に発表したAkzoNobelの東南アジア・豪州建築用塗料事業(約2,160億円)の買収が完了すれば、高価格帯ブランドを取り込みつつNIPSEA・DuluxGroupの両地域でシェアがさらに拡大する。

会社は「アセット・アセンブラー」戦略を明示し、オーガニックで売上中高一桁・調整後EPS高一桁の成長を掲げながら、M&Aは地域・事業・規模を問わず「ノーリミット」で継続する方針であり、過去のDuluxGroup・Dunn-Edwards・Cromology・AOCという大型買収は総じて成功してきた実行力がある。財務レバレッジを使いながら2026年末までにレバレッジを2倍強へ引き下げる計画も示されており、デレバレッジとM&Aの両立という綱渡りを続けながらEPSを積み上げられる地力がある。支配株主WuthelamとMSV(中長期株主価値)哲学を共有していることも、短期的な市場の評価に振られない長期視点の経営を可能にしている。世界の塗料市場自体も新興国の都市化・自動車生産拡大を背景に年率6%台半ばで成長しており、業界の追い風も続く。

慎重な見方

この会社は実質的に、財務レバレッジを使って次々にM&Aを積み上げる持株会社であり、純有利子負債は時価総額比33.5%まで高まっている。2026年10月に発表したAkzoNobelの東南アジア・豪州事業買収(約2,160億円)のように大型買収を続ける限り、レバレッジは高止まりしやすく、2026年末のレバレッジ2倍強という目標が計画どおり進むかは不確実である。AOC(特殊樹脂、約6,300億円で2025年買収)の統合もまだ道半ばで、工業用樹脂のコモディティ的な価格競争にさらされ続けている。

中国の建築用塗料市場でシェア1位を保っているとはいえ、中国の不動産市場の調整が長期化すれば、NIPSEAという全社の益率を支える最大の事業そのものが構造的に弱含む可能性がある。自動車用塗料は電動化の進展で塗装工程・塗料使用量が変化する技術の転換点にあり、従来の収益構造が通用しなくなるリスクもある。

支配株主Wuthelamは約55%を保有し、2023年には資本関係再編に絡む大型株式報酬案が少数株主から批判を受けた経緯があり、支配株主と少数株主の利益整合は常にガバナンス上の論点として残る。M&Aを前提にした成長モデルである以上、どこかで高値掴み・のれんの減損が発生すれば、積み上げてきたEPS成長のストーリーが一気に崩れる複合的なリスクを市場は過小評価している可能性がある。

どちらに重みを置いたか

中国建築用塗料のシェア1位という実質的な強みと、過去のM&Aの実行力では強気の見方に相応の根拠があるが、財務レバレッジの高さとM&A依存度の高さ、支配株主との利益整合という懸念では慎重な見方の指摘も的を射ている。物価込みで積み直しても、中立のROEは8%台でk7.5%とほぼ同じで、のれんの重さが正当化PERの上限を12倍台に抑え、1÷kの下限に近い12.1倍に置いた。確率は中立を軸に、過去の実行力を評価してやや楽観に23〜24%、レバレッジの高さとM&A失敗をやや悲観・悲観に計32〜33%置いた。結果は総合-30.5%の「割高」。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,829 円4.24 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 335 円7,765 億円)。 今の値に割り戻すと 1,120 円2.60 兆円、今との差 −10.3%、 期待の年率 +5.6%(資本コスト 7.5%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 3,973 円9.21 兆円 536 円1.24 兆円 +261.0% +13.7% 541 円1.25 兆円
やや楽観 23% 2,660 円6.17 兆円 428 円9,916 億円 +147.2% +9.5% 710 円1.65 兆円
中立 32% 1,777 円4.12 兆円 352 円8,156 億円 +70.5% +5.5% 681 円1.58 兆円
やや悲観 22% 638 円1.48 兆円 254 円5,884 億円 −28.6% −3.3% 196 円4,548 億円
悲観 11% 283 円6,555 億円 34 円800 億円 −74.6% −12.8% 35 円809 億円
加重平均100% 1,829 円4.24 兆円335 円7,765 億円 +73.2% +5.6% 2,163 円5.02 兆円

今の株価時価総額 1,249 円2.90 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.5% を下回るほど割高。

楽観 12% アセット・アセンブラー戦略が完全に軌道に乗り世界メジャーへ 利益 5,305 億円 · PER 17.4 倍 · 株価時価総額 3,973 円9.21 兆円

NIPSEAは中国の不動産市場の調整が完全に終わり、東南アジア・インドでの新規M&Aも積み重なって益率23%まで改善する。DuluxGroupは欧州・豪州で継続的なボルトオン買収を重ね規模を拡大し益率16%、日本はニッチ・高付加価値品にシフトして益率12%を保つ、北米・特殊化学品はAOCの統合が完全に進み米国の建築需要も取り込んで益率11%まで改善する。会社は10年にわたりオーガニック・M&Aの両輪でEPSを積み上げ続け、財務レバレッジも計画どおり管理しながら、世界の塗料大手(PPG、AkzoNobel等)と並ぶ存在感を確立する。支配株主Wuthelamとの利益整合も安定し、ガバナンス上の懸念も後退する10年になる。

  • NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料):数量 5,600(出荷量(百万リットル))× 価格 2.84(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 23,856 億円・営業利益 5,487 億円。益率23.0%、中国不動産調整終了+新規M&A
  • DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料):数量 1,250(出荷量(百万リットル))× 価格 4.97(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 9,319 億円・営業利益 1,491 億円。益率16.0%、継続的なボルトオン買収
  • 日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料):数量 430(出荷量(百万リットル))× 価格 5.68(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 3,664 億円・営業利益 440 億円。益率12.0%、ニッチ・高付加価値品シフト
  • 北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂):数量 530(出荷量(百万リットル))× 価格 7.10(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 5,644 億円・営業利益 621 億円。益率11.0%、AOC完全統合

倍率:事業の純利益 5,305 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.9% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.2%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.4 倍。全体の PER 17.37 倍、時価総額 92,148 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年間でNIPSEAの中国不動産調整が終わり、DuluxGroup・北米でのM&Aロールアップが続き、AOCの統合も完全に進むという複数の好条件がすべて実現する必要があり、実現すれば非常に強いが連続成功の確度は高くない。

やや楽観 23% NIPSEA・DuluxGroupの拡大が続き北米も安定成長 利益 3,868 億円 · PER 16.0 倍 · 株価時価総額 2,660 円6.17 兆円

NIPSEAは中国の不動産調整が緩やかに和らぎ東南アジアでの拡大も進んで益率20%、DuluxGroupは安定的なボルトオン買収で益率14%、日本は横ばいながら高付加価値化で益率10%、北米・特殊化学品はAOCの統合が進み益率9%まで改善する。会社はM&Aを継続しながら財務レバレッジを緩やかに下げ、オーガニック成長とM&A成長の両輪で調整後EPSの積み上げを続ける。支配株主Wuthelamとの関係も安定し、大きなガバナンス上の対立は起きない。全社としてEPSは着実に積み上がるが、世界メジャーへの飛躍にはもう一段の時間を要する10年になる。

  • NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料):数量 5,000(出荷量(百万リットル))× 価格 2.76(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 20,700 億円・営業利益 4,140 億円。益率20.0%
  • DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料):数量 1,100(出荷量(百万リットル))× 価格 4.83(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 7,970 億円・営業利益 1,116 億円。益率14.0%
  • 日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料):数量 390(出荷量(百万リットル))× 価格 5.52(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 3,229 億円・営業利益 323 億円。益率10.0%
  • 北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂):数量 470(出荷量(百万リットル))× 価格 6.90(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 4,864 億円・営業利益 438 億円。益率9.0%

倍率:事業の純利益 3,868 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.0 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.0 倍。全体の PER 15.95 倍、時価総額 61,695 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社の資本配分方針(M&A継続とレバレッジ管理の両立)に沿った上位レンジの想定で、一部の統合は完全には進まない。

中立 32% 中立:NIPSEAの底堅さとM&Aの積み上げが続く 利益 2,863 億円 · PER 14.4 倍 · 株価時価総額 1,777 円4.12 兆円

10年後もNIPSEAは中国の不動産調整の影響を一定程度受けつつ、東南アジアでの拡大がそれを部分的に相殺し益率18%を維持する。DuluxGroupは成熟市場で緩やかな成長を続け益率12%、日本は人口減少の影響で緩やかに縮小しつつ益率8%、北米・特殊化学品はAOCの統合が完了し益率7%まで改善する。会社はM&Aを継続しながらレバレッジを管理する綱渡りを10年間続け、支配株主Wuthelamとの利益整合もおおむね保たれたまま、世界の塗料業界で上位の一角を占める存在として定着する。中国の不動産調整が長引く分、成長のけん引役は徐々に東南アジア・北米にシフトしていく。

  • NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料):数量 4,500(出荷量(百万リットル))× 価格 2.68(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 18,090 億円・営業利益 3,256 億円。益率18.0%
  • DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料):数量 950(出荷量(百万リットル))× 価格 4.69(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 6,683 億円・営業利益 802 億円。益率12.0%
  • 日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料):数量 360(出荷量(百万リットル))× 価格 5.36(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 2,894 億円・営業利益 232 億円。益率8.0%
  • 北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂):数量 420(出荷量(百万リットル))× 価格 6.70(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 4,221 億円・営業利益 295 億円。益率7.0%

倍率:事業の純利益 2,863 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.6% が k 7.50% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 8.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.4 倍。全体の PER 14.4 倍、時価総額 41,227 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業種ノートの中立成長5〜6%と、会社のM&A継続方針を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 22% 中国の構造的な弱含みと電動化の影響でEPS積み上げが鈍る 利益 1,564 億円 · PER 9.1 倍 · 株価時価総額 638 円1.48 兆円

NIPSEAは中国の不動産市場の構造的な弱含みが続き、東南アジアでの拡大もそれを十分には相殺できず益率14%にとどまる。DuluxGroupは欧州の建築需要が伸び悩み益率9%、日本は電動化による自動車用塗料の縮小も重なり益率5%まで低下、北米・特殊化学品はAOCの工業用樹脂需要が伸び悩み益率4%にとどまる。財務レバレッジも計画どおりには下がらず、新規M&Aの余力も限られる。支配株主Wuthelamとの関係に大きな対立はないが、成長戦略の見直しを迫られる。会社のEPS積み上げペースは中期経営方針の目標を下回る10年になる。

  • NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料):数量 3,900(出荷量(百万リットル))× 価格 2.48(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 14,508 億円・営業利益 2,031 億円。益率14.0%
  • DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料):数量 800(出荷量(百万リットル))× 価格 4.34(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 5,208 億円・営業利益 469 億円。益率9.0%
  • 日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料):数量 310(出荷量(百万リットル))× 価格 4.96(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 2,306 億円・営業利益 115 億円。益率5.0%
  • 北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂):数量 370(出荷量(百万リットル))× 価格 6.20(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 3,441 億円・営業利益 138 億円。益率4.0%

倍率:ROE 5.4% は k 7.5% 以下なので、ためた利益は額面未満の価値で PER は 1÷k=12.1 倍まで。利益が中国の不動産に寄りのれんと純負債が重く、ROE は k に届かないので、価値は稼ぐ力(純利益÷k)までとし、その7.5割の 9.09 倍に置いた。

確率:中国の不動産市場が10年単位で構造的に弱含み、自動車の電動化で塗装工程・塗料使用量も縮小するという、業種見通しの弱めのレンジに相当。

悲観 11% 中国の構造的な負け筋とM&A統合の失敗が重なる 利益 −2,332 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 283 円6,555 億円

NIPSEAは中国の現地メーカーとの競争激化で建築用塗料のシェアを一部侵食され、不動産市場の長期低迷も重なって益率6%まで落ち込む。DuluxGroupも欧州の建築需要の長期停滞で益率2%、日本は電動化による自動車用塗料の縮小と人口減少が重なり営業損失に転じる。北米・特殊化学品もAOC・過去のM&Aのれんの大型減損が発生し赤字になる。財務レバレッジの高さが響き、デレバレッジを優先して配当・自社株買いは一部資産の売却も含めて最低限にとどめる10年になる。住宅・工業用の生産設備とブランドという資産の厚みは残り、清算価値としての下支えはある。

  • NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料):数量 2,507(出荷量(百万リットル))× 価格 2.10(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 7,897 億円・営業利益 474 億円。益率6.0%、中国シェア侵食
  • DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料):数量 606(出荷量(百万リットル))× 価格 3.68(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 3,341 億円・営業利益 67 億円。益率2.0%
  • 日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料):数量 240(出荷量(百万リットル))× 価格 4.20(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 1,512 億円・営業利益 −45 億円。営業損失(益率-3.0%)、電動化・人口減少
  • 北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂):数量 271(出荷量(百万リットル))× 価格 5.25(1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算))→ 売上 2,134 億円・営業利益 −107 億円。営業損失(益率-5.0%)、のれん減損

倍率:複数の買収ののれん減損で赤字になるため PBR。のれんを除いた資産(生産設備・ブランド・流通網)を床に、やや悲観より下の 0.45 倍とした。 利益がほぼ消える年なので EV ÷ 営業利益(88 倍)は意味を持たず、純有利子負債 9,976 億円は資産(自己資本 × PBR)の側で見た。

確率:NIPSEAの中国でのシェア侵食、AkzoNobel・AOCなど複数のM&Aの統合失敗、電動化による自動車用塗料の縮小が同時に重なる複合シナリオ。複数の経営判断が同時に裏目に出る確度は低いが、M&A依存度の高いビジネスモデルの性質上、無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

NIPSEA(中国・アジアの建築用・自動車用塗料)

中国・アジアで展開する建築用塗料(住宅内装用でシェア1位)と自動車用塗料。現地生産・現地流通網とブランド「立邦」が強み。

数量出荷量(百万リットル)価格1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2025/12 2,949 2.00 8,847 1,725
10 年後 中立 4,500 2.68 18,090 3,256

取り方:公式開示の2025/12期セグメント別売上(NIPSEA 9,029.71億円)を連結売上との差(セグメント間消去等)に合わせて0.9795倍にスケールし8,847億円とした。価格は建築用中心の普及価格帯を想定し2.0ドル/Lと置き、volume=revenue÷(price×1.5)で逆算(1.5は150円/ドル・百万L単位での換算係数)。益率19.5%は中国建築用塗料でのシェア1位による価格決定力を踏まえた推定、調整後の全社営業利益2,571億円に合わせてadjust_okuで微調整。 数量は出荷量(実物)。世界の塗料の名目年 6% 台の見通しは物価を除いた実質で置いた。

DuluxGroup(豪州・ニュージーランド・欧州の建築用塗料)

豪州・NZの建築用塗料大手(2019年買収)とフランスCromology(欧州建築用塗料)等からなる成熟市場事業。

数量出荷量(百万リットル)価格1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2025/12 757 3.50 3,974 477
10 年後 中立 950 4.69 6,683 802

取り方:公式開示の2025/12期セグメント別売上(DuluxGroup 4,057.08億円)を同じく0.9795倍にスケールし3,974億円とした。価格は欧米の成熟市場向け建築用塗料の単価として3.5ドル/Lを想定し逆算。益率12.0%は成熟市場の中位的な収益性を反映。

日本(国内の建築用・自動車用・工業用塗料)

祖業である国内の建築用・自動車用・工業用塗料事業。人口減少とともに成熟・縮小気味の市場。

数量出荷量(百万リットル)価格1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2025/12 370 4.00 2,217 200
10 年後 中立 360 5.36 2,894 232

取り方:公式開示の2025/12期セグメント別売上(日本 2,264.02億円)を同じく0.9795倍にスケールし2,217億円とした。価格は自動車用・工業用を含む高付加価値品比率を踏まえ4.0ドル/Lと置き逆算。益率9.0%は成熟・縮小市場での中位的な収益性を反映。

北米・特殊化学品(米州建築用塗料+AOC特殊樹脂)

米国の建築用塗料(Dunn-Edwards)と、2025年買収の特殊樹脂AOC(複合材・風力発電ブレード用ゲルコート等)からなる事業。

数量出荷量(百万リットル)価格1リットルあたり単価(ドル、150円/ドル固定換算)売上営業利益
今 2025/12 361 5.00 2,706 176
10 年後 中立 420 6.70 4,221 295

取り方:公式開示の2025/12期セグメント別売上(米州1,190.49億円+AOC1,572.82億円)を同じく0.9795倍にスケールして合算し2,706億円とした。価格は特殊樹脂(AOC)の高付加価値品を含むため5.0ドル/Lと置き逆算。益率6.5%はAOC統合初期のPMIコストと工業用樹脂のコモディティ的な価格競争を反映した低めの水準。

リスクと懸念

財務レバレッジの高さとM&Aの統合リスク

純有利子負債は時価総額比33.5%まで高まり、2026年10月のAkzoNobel東南アジア事業買収(約2,160億円)のように大型M&Aを続ける限りレバレッジは高止まりしやすい。AOC(2025年、約6,300億円)の統合もまだ道半ばで、買収した事業の統合に失敗すればのれんの減損と資本の損失につながる。

中国不動産市場の調整とNIPSEAの構造的な弱含み

全社の益率を支えるNIPSEA(中国・アジア)の建築用塗料は、中国の住宅内装用塗料でシェア1位を保っているが、中国の不動産市場の調整が長期化すれば、新築・改修向けの需要そのものが構造的に弱含み、全社の利益構造に大きく響く。

自動車用塗料の電動化による構造変化

電動化の進展で塗装工程・部品数・塗料使用量が変化する技術の転換点にあり、従来の自動車用塗料の収益構造が通用しなくなる可能性がある。グローバル大手(PPG、AkzoNobel、シャーウィン・ウィリアムズ)との競争も激しい。

支配株主Wuthelamとの利益整合

Wuthelam(Nipsea International経由)が約55%を保有する支配株主であり、2023年には資本関係再編に絡む大型株式報酬案が少数株主から批判を受けた経緯がある。MSV哲学を共有するとはいえ、支配株主と少数株主の利益が完全に一致するとは限らない。

工業用樹脂(AOC)のコモディティ化学市況リスク

AOCの特殊樹脂(複合材・風力発電ブレード用ゲルコート等)は、汎用グレードでコモディティ化学の原材料・需要サイクルの影響を受けやすく、風力発電投資の減速や建設市況の悪化で需要が落ち込むリスクがある。2025年の買収から統合期間が長引けば、期待したシナジーが出ないまま価格競争にさらされる期間も長くなる。

新興国M&Aの統合失敗・のれん減損

塗料業界はM&Aによる地域展開が成長の主要な手段であり、新興国でのM&A統合が計画どおり進まなければ、のれんの大型減損につながるリスクがある。AkzoNobelの東南アジア・豪州事業買収の統合の成否が今後の重要な分かれ目になる。

今後の分かれ目

中国の不動産市場が明確に底を打ち、NIPSEAの建築用塗料需要が回復したら
中立〜楽観側の確率を上げてよい。NIPSEAの四半期益率の改善を確認する。
AkzoNobelの東南アジア・豪州事業買収の統合がシナジーを出し、益率が改善したら
M&A実行力への評価が高まり、やや楽観側に重みを移してよい。
純有利子負債が計画どおり2026年末にレバレッジ2倍強まで下がらなかったら
M&Aの継続力に疑問が生じるため、やや悲観側の確率を上げる。
AOCの統合でシナジーが出ず、工業用樹脂の価格競争で益率が悪化し続けたら
北米・特殊化学品セグメントの評価を下方修正し、やや悲観側に重みを移す。
支配株主Wuthelamと少数株主の利益が対立する事案(大型株式報酬等)が再び起きたら
ガバナンスの確信度を下げ、資本コストの上乗せを検討する。
自動車の電動化が塗装工程・塗料使用量に明確な悪影響を及ぼし始めたら
自動車用塗料関連の長期成長率を下方修正する。

見ておくもの

  • NIPSEA(中国・アジア)の四半期益率と中国不動産市場の動向
  • 純有利子負債・レバレッジ比率の推移(2026年末目標2倍強)
  • AkzoNobel東南アジア・豪州事業買収の統合進捗とシナジー
  • AOCの統合進捗と工業用樹脂の価格動向
  • 支配株主Wuthelamとの資本関係・株式報酬をめぐるガバナンス動向
  • 自動車用塗料における電動化対応の技術動向

倍率と資本コストの決め方

4区分の出荷量(実質)×単価(物価込みの名目)で積み、利益率は前の版の置き方を保った。数量は前の版より控えめにし(10年のNIPSEAを今の1.66倍→1.53倍)、物価の分を単価に移した。利払いは借り換えで3.5%に上がる分(10年で−249億円)を純利益に入れた。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で上限を出した(k7.5%=基本7.5%+quality 0.75%、RONIC=k+1/2×(ROE−k)、g4%。中国の建築用塗料のブランドは堀だが、中国勢との競争と景気の山があり、残る割合は普通の1/2)。中立は1÷kの下限に近い上限の9.8割、楽観・やや楽観は9割に置いた。純有利子負債が時価総額の3割を超えるので、EV÷営業利益も各筋書きで確かめた。やや悲観は稼ぐ力(純利益÷k)の7.5割で置いた。今のPER16.6倍・PBR1.65倍は最後に比べただけで寄せていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.17→17.37 倍・やや楽観 PER 12.19→15.95 倍・中立 PER 12.12→14.4 倍)。

資本コスト 7.5% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.75%(自動車・住宅の循環 +0.25、買収で積んだ純負債 +0.5)を足して 8.25%。支配株主 Wuthelam との利益整合や M&A 依存は k に足さず、のれんの減損を含むやや悲観・悲観の確率と、その筋書きの低い倍率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.25% → 7.50%。

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HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. 中期経営方針アップデート(2025)
  2. 日本ペイントHD、アクゾの東南アジアなど塗装事業買収-約2160億円(Bloomberg)
  3. 決算:日本ペイントHD、25年12月期の純利益27%増 米化学企業AOC買収(日本経済新聞)
  4. アジアNo.1から真の世界メジャーへ:M&A巧者「日本ペイントHD(4612)」の非連続的成長ストーリーとMSV経営の徹底解剖
  5. コーポレート・ガバナンスの概要(日本ペイントホールディングス)
  6. 支配株主等に関する事項について(日本ペイントホールディングス)
  7. 個人消費に焦点当て、中国市場でシェアトップに(日経ビジネス電子版)
  8. 日本ペイントホールディングス(Wikipedia)

分析日 2026-10-18