株譜
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資生堂 4911

米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)2,409 円9,625 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,569 円1.43 兆円差 −32.5%
10 年後から見ると 割高 価値 2,409 円9,625 億円 · 差 −32.5% · 期待の年率 +2.9%
期待の年率リターン(10 年)+2.9%資本コスト比 −5.1 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

資生堂は「クレ・ド・ポー ボーテ」「SHISEIDO」「NARS」「ドランク エレファント」などのブランドを持つ、国内首位・世界4位級のプレステージ化粧品会社である。日本・中国・トラベルリテール(免税)・欧州・米州・アジアパシフィックの地域別5区分で稼ぐ構造で、中国・トラベルリテールが売上の3割強を占める最大の利益源である一方、2019年に約900億円で買収した米国ブランド「ドランク エレファント」の大苦戦でのれん減損(468〜513億円規模)を計上し、2024・2025年と2期連続の最終赤字に陥った。

ここでは地域別セグメントを数量(推定販売点数・億点、実質)×単価(円、名目)で積み上げた。日本は人口減少で量の伸びが乏しく単価も相対的に上げにくい一方、中国・トラベルリテールは過去のピーク(2019年)からの落ち込みと「国潮」(現地ブランドシフト)・地政学リスクを抱えつつも2025年後半から回復が明確になってきている。米州はドランク エレファントの立て直しとコスト構造改革が進むかが鍵になる。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で決め、資本コスト8.0%(基本7.5%に、景気・中国・免税の動きで利益が振れることの quality+0.5%。個別の失敗そのものは筋書きと確率で表した)に対し、堀は「普通」(残る割合1/2)とした。過去の海外ブランド買収(ベアエッセンシャル、ドランク エレファント)が繰り返し大型のれん減損を招いた経緯を踏まえ、プレステージブランド経営力そのものに強い堀があるとまでは評価しない。

2026年12月期はコア営業利益690億円(利益率7%)への回復計画で、2026年上期は前年同期比90%増・利益率8.9%と計画を上回るペースで進行している。中立シナリオでは2028年に利益率8%強、2035年に10%強へ段階的に改善すると置き、確率加重の本質価値は今の時価総額(約1兆4,003億円)に対し約3.7割下回る、総合で「割高」という結果になった。2期連続の赤字という今の姿だけを見れば割安に見えるが、ROEが資本コストを下回る今の状態を跨いだうえでの本質価値であり、楽観に賭けた結果ではない。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、資生堂の日本事業・中国・トラベルリテール事業は本来再投資負担の小さい優良なキャッシュ創出事業だが、海外ブランドの買収・のれん減損という形で過去に大きな資本を壊してきた経緯があり、これまでの経営判断のオーナー利益への貢献は厚めに見積もるべきではないとバリュー投資家は考えるはずだ。ベアエッセンシャル(2010年買収、2012・2017年に減損、2021年売却)とドランク エレファント(2019年買収、2025年に減損)という、同じパターンの失敗を約10年の間隔で繰り返したことは、経営の資本配分規律に対する警戒を強める材料である。

堀の持続については、国内と中国・トラベルリテールでのブランド力は実在するが、ロレアル・エスティローダーという世界最大手との規模の差、中国本土での現地ブランドの急速な台頭を踏まえると、「プレステージ化粧品企業」という括りの中で資生堂固有の堀が10年先も同じ強さで続くと確信を持つのは早計であり、確信度は高くない。

資本配分については、2025年のCEO交代と「2030中期経営戦略」でROIC経営・自律成長へ転身を図っている点は過去からの進歩として評価できるが、まだ実績が1年強しかない。安全域という観点では、今はROEが資本コストを下回る状態にあり、2030年目標(コア営業利益率10%以上)が計画通り実現するかどうかに本質価値の多くが懸かっている。資本コスト8.0%の割引率で測ると、今の値段は回復シナリオをかなり先取りしており、安全域はないと見るべきだろう。

何で稼ぐ会社か

資生堂はスキンケア・メイクアップ・サンケア・フレグランス・メディカル&ダーマを中心に、「クレ・ド・ポー ボーテ」「SHISEIDO」「イプサ」「エリクシール」など国内生まれのプレステージ・マスブランドと、2000年前後から買収で加えた「NARS」「ドランク エレファント」などの海外ブランドを束ねるポートフォリオ経営を行う。開示区分は地域別の5セグメント(日本事業・中国・トラベルリテール事業・欧州事業・米州事業・アジアパシフィック事業)で、ブランドは地域をまたいで展開される。

日本事業は国内の百貨店・ドラッグストア・ECで「クレ・ド・ポー ボーテ」「エリクシール」などを販売する最大の安定収益源で、営業利益率は2桁を回復している。中国・トラベルリテール事業は中国本土のEC・店頭販売と、空港・市中免税店等のトラベルリテール(出国者向け免税販売)を合算した区分で、「クレ・ド・ポー ボーテ」「NARS」が牽引役、全社で最も利益率が高いが中国の消費動向・インバウンド規制に業績が大きく振れる。欧州・米州・アジアパシフィックはそれぞれの地域でブランドを展開するが、欧州は長らく低採算、米州はドランク エレファントの不振で2025年は営業損失(コア、のれん減損は別掲)に陥っている。

2021年には日用品ブランド(TSUBAKI・UNO等)を投資ファンドCVCに1,600億円で売却し、プレステージ・スキンケア中心の事業構成へ転換した。同じ2021年、2010年に買収した「ベアミネラル」「ローラ メルシエ」「バクサム」の3ブランドも米ファンドAdventに約770億円で売却しており、過去の海外M&Aの入れ替えを繰り返してきた会社でもある。

優良さと弱いところ

資生堂の堀は、150年を超える歴史に基づく国内での高いブランド認知と、百貨店・専門店など対面接客を伴う流通網への浸透にある。中国・トラベルリテールでの「クレ・ド・ポー ボーテ」「NARS」の強さは本物だが、これは個別ブランドの人気に支えられた部分が大きく、ロレアル・エスティローダーという世界最大手に対しては規模で劣り、国内でも花王・コーセーと競り合う寡占的な構図にある。

資本効率の面では、2024・2025年と2期連続の最終赤字でROEが大きく資本コストを下回る状態にあり、かつてのプロ経営者(魚谷雅彦氏)時代の海外ブランド買収(ベアエッセンシャル、ドランク エレファント)が、買収後に相次ぐのれん減損を招いた経緯は、資本配分の規律という点で評価を下げる要素である。2025年1月に生え抜きの藤原憲太郎氏がCEOに昇格し、ROIC経営・資本効率重視の「自律成長企業」への転身を掲げる「2030中期経営戦略」を策定したことは、過去の反省を踏まえた規律の強化と見てよい。

一方で、グローバル本社の希望退職(200人規模)・米州の追加人員削減(300人規模)という構造改革は、裏を返せば組織のコスト体質そのものに積年の歪みがあったことを示す。2026年上期にコア営業利益が前年同期比90%増・計画超過で推移していることは改善の兆しとして評価できるが、一時的な在庫調整・費用の先送りの影響がどこまで入っているかは見極めが必要である。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の美容・パーソナルケア市場は2025年の6,400億ドル規模から2030年に9,000億ドル超へ年率7%台の成長が見込まれ、プレステージ化粧品はこの中でも相対的に高成長な部分である。資生堂の強みは中国・トラベルリテールとアジア太平洋のインバウンド需要にあるが、同じ市場を世界最大手のロレアル(売上規模で資生堂の約3倍)、エスティローダーが奪い合い、中国本土では「国潮」と呼ばれる現地ブランドの急速な台頭が進んでいる。

中国・トラベルリテール事業は2019年をピークに、新型コロナ、中国の消費減速、中国・韓国での代理購入(転売)規制強化、海南島免税政策の変更などが重なって長く落ち込んだが、2025年後半から売上・利益ともに回復が明確になり、海南島免税政策の改正やダブルイレブン等のECイベントが追い風になっている。ただし中国の消費者がより割安な現地ブランドへシフトする構造的な流れそのものは止まっておらず、反日消費・地政学リスクが再燃すれば一気に業績が振れる脆さを抱える。

米州事業は、プレステージスキンケアの新興ブランドとの競争が激しく、資生堂が2019年に約900億円で買収した「ドランク エレファント」は2024年の基幹システム更新に伴う欠品・品質問題を機に売上が前年比25%減少し、2025年に大型のれん減損を招いた。欧州は長らく低採算で、サンケアを中心とした欧州市場での成長が2030年戦略の重点施策の一つに掲げられている。業界共通の論点として、化粧品の機能性表示規制・中国の輸入規制・通関制度変更が今後の分かれ目になる。

資本政策と M&A

資生堂はDOE(株主資本配当率)2.5%以上を指標に継続的・安定的な増配を目指す方針を掲げ、2期連続の最終赤字の下でも年間配当を維持し、2026年は増配を計画している。自己資本比率は47.4%で、純有利子負債は1,198億円(時価総額の8.6%)と財務の脆さは大きくない。政策保有株は毎年、資本コストに見合うかを検証する方針を掲げている。

M&Aの歴史は入れ替えの繰り返しである。2000年前後からのプレステージブランド買収(NARS等)に続き、2010年に買収した「ベアエッセンシャル」(ベアミネラル等)は2012年度・2017年度に累計900億円超のれん減損を計上した末、2021年に米ファンドへ約770億円で売却。同年、日用品ブランド(TSUBAKI・UNO等)も1,600億円でCVCに売却し、日用品から退いてプレステージ・スキンケアへの集中を進めた。2019年に約900億円で買収した「ドランク エレファント」も2025年に大型のれん減損を計上し、海外ブランド買収が繰り返し評価損を生んできた構図が続いている。

今後は、2025年1月に就任した藤原憲太郎CEOのもと、新規の大型買収よりもブランド力強化・コスト構造最適化による内部成長を優先する方針が示されている。2030年に向けてROIC10%以上・ROE12%以上・FCF1,000億円以上を掲げ、これが実現すれば資本配分の規律は過去より改善したとみてよい。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

2026年上期のコア営業利益は前年同期比90%増・利益率8.9%と、会社計画を上回るペースで構造改革の効果が出ている。中国・トラベルリテール事業も2025年後半から売上・コア営業利益ともに回復が明確になり、海南島免税政策の改正と「クレ・ド・ポー ボーテ」「NARS」のブランド力がダブルイレブン等のEC商戦を牽引している。米州事業もドランク エレファントの在庫・品質問題の解消とコスト構造改革(希望退職・人員削減)が進めば、2028年には全社のコア営業利益率が8%台まで回復し、2030年目標(コア営業利益率10%以上・ROIC10%以上・ROE12%以上)の前倒し達成も視野に入る。

2025年1月に就任した藤原憲太郎CEOは生え抜きで中国事業を担当してきた経験を持ち、過去の外部招聘CEO時代の大型買収・のれん減損という失敗を教訓に、ROIC経営・資本効率重視へ経営の軸を転換している。スキンケア・サンケアという高付加価値カテゴリーへの集中、欧州でのサンケア展開の強化は、世界の美容市場が年率7%台で成長する中での資生堂固有の成長ドライバーになりうる。配当を2期連続の赤字下でも維持し、2026年に増配へ転じる姿勢は、経営の株主還元に対する規律の高さを示している。これらが重なれば、資生堂は「失われた10年」から本格的に脱却し、プレステージ化粧品企業としての評価を取り戻せる。

慎重な見方

資生堂は2010年のベアエッセンシャル買収、2019年のドランク エレファント買収と、約10年の間隔で海外プレステージブランドの買収とその後の大型のれん減損を繰り返してきた会社であり、2026年以降も同じパターンが再発するリスクを軽視できない。2025年の2期連続最終赤字は構造改革の一時的な費用というだけでなく、海外ブランドの目利き・経営統合能力そのものに構造的な弱さがあることを示している可能性がある。

中国・トラベルリテール事業は2025年後半に回復しているとはいえ、2019年のピークからの落ち込みの根本原因(「国潮」による現地ブランドシフト、中国・韓国での転売規制、中国の消費減速)は解消しておらず、反日消費・地政学リスクが再燃すれば一気に業績が崩れる構造的な脆さを抱える。欧州・米州は長らく低採算で、ドランク エレファントの立て直しが本当に進むのか、新興D2Cブランドとの競争激化でさらなる減損を迫られるのかは不透明である。

世界最大手のロレアルは資生堂の約3倍の売上規模を持ち、ブランドポートフォリオ・マーケティング投資の両面で資生堂を上回る。2030年目標(コア営業利益率10%以上)は、2025年の実績(4.6%)から倍以上の改善を5年で実現するという野心的な計画であり、過去に何度も中期計画を下方修正してきた資生堂の実行力を踏まえれば、計画通りに進む確率を高く見積もるべきではない。ROEが資本コストを下回る状態が続けば、今の時価総額はすでに回復期待を先取りした水準にある。

どちらに重みを置いたか

2026年上期の実績(コア営業利益+90%、利益率8.9%)は会社計画を上回っており、構造改革の実行力という点では強気の見方に分がある。一方、過去10年強で同じパターン(海外ブランド買収→のれん減損)を2度繰り返した経緯は、経営の資本配分規律への懸念として重く残り、中国・トラベルリテール事業の地政学リスクも拭えない。確率は中立を軸に、直近の実績超過を踏まえてやや楽観側にも相応の重みを置きつつ、2030年目標の実現には時間と不確実性が伴うため悲観・やや悲観にも合計で3割強を残した。倍率は堀を「普通」(残る割合1/2)とし、資本コスト8.0%(基本7.5%+quality 0.5%)に対する正当化PERの8.8〜9割に置いた。結果、中立の10年後も今の時価総額を下回り、総合では「割高」という結論になった。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 3,810 円1.52 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 946 円3,780 億円)。 今の値に割り戻すと 2,409 円9,625 億円、今との差 −32.5%、 期待の年率 +2.9%(資本コスト 8.0%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 12% 8,775 円3.51 兆円 1,627 円6,500 億円 +191.4% +11.3% 1,248 円4,988 億円
やや楽観 23% 5,735 円2.29 兆円 1,251 円5,000 億円 +95.7% +6.9% 1,607 円6,421 億円
中立 32% 3,422 円1.37 兆円 1,001 円4,000 億円 +23.9% +2.2% 1,415 円5,656 億円
やや悲観 21% 1,290 円5,155 億円 551 円2,200 億円 −48.4% −6.4% 386 円1,545 億円
悲観 12% 601 円2,400 億円 225 円900 億円 −76.9% −13.6% 99 円396 億円
加重平均100% 3,810 円1.52 兆円946 円3,780 億円 +33.3% +2.9% 4,756 円1.90 兆円

今の株価時価総額 3,569 円1.43 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 12% 2030年戦略を超えて、プレステージ企業としての成長が定着 利益 2,052 億円 · PER 17.1 倍 · 株価時価総額 8,775 円3.51 兆円

10年間で中国・トラベルリテール事業は国潮シフトに対抗しプレステージブランドとしての地位を回復・拡大し、米州事業もドランク エレファントの完全な立て直しとブランド規律の強化で高い利益率に達する。欧州はサンケアを軸に成長が定着し、日本事業も高付加価値化で利益率20%近くまで改善する。資生堂は2030年目標(コア営業利益率10%以上・ROE12%以上)を上回る水準で経営の規律が定着し、過去の海外ブランド買収の失敗(ベアエッセンシャル、ドランク エレファント)を教訓にした資本配分が実を結ぶ、同社にとって最も理想的な10年になる。

  • 日本事業:数量 1.1(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,861(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 5,404 億円・営業利益 1,054 億円。営業利益率19.5%
  • 中国・トラベルリテール事業:数量 1.0(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 7,394(1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め))→ 売上 7,666 億円・営業利益 1,763 億円。営業利益率23.0%
  • 欧州事業:数量 0.5(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 5,890(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,979 億円・営業利益 298 億円。営業利益率10.0%
  • 米州事業:数量 0.5(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,836(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,643 億円・営業利益 238 億円。営業利益率9.0%
  • アジアパシフィック事業:数量 0.4(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,836(1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め))→ 売上 1,516 億円・営業利益 174 億円。営業利益率11.5%

倍率:事業の純利益 2,052 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.3% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.6%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.1 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.1 倍。全体の PER 17.09 倍、時価総額 35,065 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:10年間、中国・トラベルリテール事業の回復と米州の完全な立て直し、欧州サンケアの成長が同時に続く必要があり、実現すれば強いが連続した好転の確度は高くない。

やや楽観 23% 2030年目標をほぼ達成し、その後も緩やかに成長 利益 1,441 億円 · PER 15.9 倍 · 株価時価総額 5,735 円2.29 兆円

中国・トラベルリテール事業の回復が10年にわたり続き、米州事業もドランク エレファントの立て直しで安定的な利益を生むようになる。日本事業は値上げの浸透で利益率17.5%まで改善し、欧州もサンケア強化で利益率8%まで上がる。資生堂は2030年目標をほぼ達成し、その後も緩やかな成長を続けるプレステージ化粧品企業としての評価を回復する。アジアパシフィックの中間層拡大も緩やかな追い風になり、増配は継続し、資本効率の改善も着実に進む。過去の海外ブランド買収の失敗を教訓にした資本配分の規律が10年かけて組織に定着したことが、この回復を支える。

  • 日本事業:数量 1.0(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,547(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 4,699 億円・営業利益 822 億円。営業利益率17.5%
  • 中国・トラベルリテール事業:数量 0.9(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 6,721(1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め))→ 売上 6,234 億円・営業利益 1,340 億円。営業利益率21.5%
  • 欧州事業:数量 0.5(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 5,510(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,515 億円・営業利益 201 億円。営業利益率8.0%
  • 米州事業:数量 0.5(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,437(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,080 億円・営業利益 135 億円。営業利益率6.5%
  • アジアパシフィック事業:数量 0.4(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,589(1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め))→ 売上 1,280 億円・営業利益 128 億円。営業利益率10.0%

倍率:事業の純利益 1,441 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.0% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.0%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.9 倍。全体の PER 15.9 倍、時価総額 22,918 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2030年目標(コア営業利益率10%以上)の達成が現実的な範囲で続くという、会社計画の上位レンジに近い想定。

中立 32% 中立:構造改革は定着するが世界シェアは維持止まり 利益 954 億円 · PER 14.3 倍 · 株価時価総額 3,422 円1.37 兆円

10年後も中国・トラベルリテール事業は回復を続けるが、国潮シフトとの競争で世界シェアは維持する程度にとどまり、利益率は19.5%前後で足踏みする。米州事業はドランク エレファントの立て直しが進み利益率4.5%まで改善するが、新興ブランドとの競争は続き、高成長には至らない。日本事業は人口減少の逆風下で値上げと高付加価値化により利益率15.5%まで改善する。欧州もサンケア強化で利益率6.5%まで緩やかに上がる。全社のコア営業利益率は10%強となり2030年目標をようやく達成する10年になるが、世界最大手ロレアルとの規模の差は縮まらない。増配は続くが、ペースは過去の実績より控えめになる。

  • 日本事業:数量 0.9(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,245(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 4,005 億円・営業利益 621 億円。営業利益率15.5%
  • 中国・トラベルリテール事業:数量 0.8(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 6,030(1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め))→ 売上 4,863 億円・営業利益 948 億円。営業利益率19.5%
  • 欧州事業:数量 0.4(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 5,092(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,060 億円・営業利益 134 億円。営業利益率6.5%
  • 米州事業:数量 0.4(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,020(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 1,564 億円・営業利益 70 億円。営業利益率4.5%
  • アジアパシフィック事業:数量 0.3(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,317(1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め))→ 売上 1,038 億円・営業利益 94 億円。営業利益率9.0%

倍率:事業の純利益 954 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 10.7% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.4%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.3 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.3 倍。全体の PER 14.33 倍、時価総額 13,675 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2030年目標をやや下回るペースでの改善と、中国での国潮シフト・米州の緩やかな回復を組み合わせた中心シナリオ。

やや悲観 21% 中国でのシェア流出が続き、米州も伸び悩む 利益 368 億円 · PER 11.0 倍 · 株価時価総額 1,290 円5,155 億円

中国・トラベルリテール事業は国潮シフトが10年続き、世界シェアを緩やかに失いながら利益率15%にとどまる。米州事業はドランク エレファントに続くブランドの陳腐化もあり利益率はほぼゼロで足踏みする。日本事業も人口減少の影響がより強く出て利益率12%にとどまる。欧州も低採算から抜け出せず利益率3%前後にとどまる。資生堂は2030年目標を達成できず、プレステージ化粧品企業としての世界的な地位も緩やかに低下する10年になり、ロレアル・エスティローダーとの差がさらに広がる。増配は維持されるが小幅にとどまり、株主還元の魅力も薄れていく。

  • 日本事業:数量 0.8(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,763(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 3,143 億円・営業利益 377 億円。営業利益率12.0%
  • 中国・トラベルリテール事業:数量 0.6(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 5,022(1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め))→ 売上 3,123 億円・営業利益 469 億円。営業利益率15.0%
  • 欧州事業:数量 0.3(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,560(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 1,584 億円・営業利益 48 億円。営業利益率3.0%
  • 米州事業:数量 0.3(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,528(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 1,058 億円・営業利益 0 億円。ほぼ損益ゼロ
  • アジアパシフィック事業:数量 0.3(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 2,940(1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め))→ 売上 766 億円・営業利益 50 億円。営業利益率6.5%

倍率:事業の ROE 4.8% は k 8.00% 以下なので、PER は 1÷k=12.5 倍が上限(ためた利益は元の額に届かない)。シェアを緩やかに失う筋書きで ROE が k を下回るため、上限(1÷k)に張りつかず、やや悲観は上限の8.8割の 11 倍に置いた。

確率:中国本土での現地ブランドへのシェア流出が10年続き、米州事業の立て直しも道半ばで終わる想定。業界見通しの弱めのレンジに相当。

悲観 12% 構造的にブランド力が陳腐化し、優良さを失う 利益 −135 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 601 円2,400 億円

中国・トラベルリテール事業は国潮シフトが加速し構造的に縮小、米州事業も新興ブランドとの競争に敗れ続け、ドランク エレファントに続く別のブランドでも追加の減損を迫られる。日本事業も人口減少と値上げ疲れで利益率6%まで下がり、欧州は赤字が常態化し、アジアパシフィックも地域の価格競争で利益率がわずかしか残らない。資生堂は世界4位級のプレステージ企業としての地位を保てず、普通の中堅化粧品企業としての評価に落ち着く10年になり、過去の海外ブランド買収の失敗パターンから結局抜け出せなかったことが明らかになる。配当は政策保有株の売却や手元資金で最低限を維持するのがやっとで、かつての増配実績は過去の遺産となる。

  • 日本事業:数量 0.6(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,520(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 2,120 億円・営業利益 127 億円。営業利益率6.0%
  • 中国・トラベルリテール事業:数量 0.3(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,208(1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め))→ 売上 1,471 億円・営業利益 74 億円。営業利益率5.0%
  • 欧州事業:数量 0.2(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 4,180(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 994 億円・営業利益 −20 億円。営業損失(営業利益率-2.0%)
  • 米州事業:数量 0.2(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 3,135(1点あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 544 億円・営業利益 −44 億円。営業損失(営業利益率-8.0%)
  • アジアパシフィック事業:数量 0.2(推定販売点数(億点、実質の数量))× 価格 2,750(1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め))→ 売上 469 億円・営業利益 9 億円。営業利益率2.0%

倍率:優良さを失い利益が消える筋書きなので、稼ぐ力でなく売れる資産で測る。追加の減損でのれん・ブランドの無形資産が落ち、自己資本は 4,000 億円ほどに減る。残るのは工場・在庫・売掛金・不動産で、そこから純有利子負債を引いた値に 0.6 倍を掛けた。

確率:中国事業の構造的な縮小、米州での再度のブランド買収失敗・追加減損が同時に起きる複合シナリオ。プレステージブランドの陳腐化は一度始まると10年で後退しやすいため低頻度だが無視できない確率を置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

日本事業

国内の百貨店・ドラッグストア・ECで「クレ・ド・ポー ボーテ」「エリクシール」などを販売する最大の安定収益源。

数量推定販売点数(億点、実質の数量)価格1点あたりの平均単価(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 0.9 3,200 2,965 390
10 年後 中立 0.9 4,245 4,005 621

取り方:the-shashi.com掲載の2025/12期セグメント売上・営業利益(営業利益率13.1%)を基に、国内のプレステージ・マス混合の平均単価を仮定して販売点数を逆算した(開示なしのため推定、ブランドミックスにより変わる)。

中国・トラベルリテール事業

中国本土の店頭・ECと、空港・市中免税店等のトラベルリテール(出国者向け免税販売)を合算した、全社最大の利益源。

数量推定販売点数(億点、実質の数量)価格1点あたりの平均単価(円、名目。免税・プレステージ比率が高く他地域より高め)売上営業利益
今 2025/12 0.8 4,500 3,457 645
10 年後 中立 0.8 6,030 4,863 948

取り方:2025/12期セグメント売上・営業利益(営業利益率18.7%)。「クレ・ド・ポー ボーテ」「NARS」中心の高価格帯比率と免税店の高ASPを踏まえ、他地域より高い平均単価を仮定して販売点数を逆算した。

欧州事業

欧州市場で「NARS」「イッセイ ミヤケ」フレグランス等を展開。長らく低採算が課題。

数量推定販売点数(億点、実質の数量)価格1点あたりの平均単価(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 0.4 3,800 1,464 40
10 年後 中立 0.4 5,092 2,060 134

取り方:2025/12期セグメント売上・営業利益(営業利益率2.7%)。欧州の標準的なプレステージ化粧品の平均単価を仮定して販売点数を逆算した。

米州事業

「NARS」「ドランク エレファント」などを展開。2025年はドランク エレファントの不振でコアベースでも営業損失。

数量推定販売点数(億点、実質の数量)価格1点あたりの平均単価(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 0.4 3,000 1,112 −116
10 年後 中立 0.4 4,020 1,564 70

取り方:2025/12期セグメント売上・コアベースの営業損失(営業利益率-10.4%、全社の大型のれん減損468〜513億円は別掲の非経常項目でここには含めない)。ドランク エレファント等の中価格帯プレステージ比率を踏まえ、平均単価を仮定して販売点数を逆算した。

アジアパシフィック事業

中国本土を除くアジア太平洋(韓国・台湾・東南アジア等)でブランドを展開。

数量推定販売点数(億点、実質の数量)価格1点あたりの平均単価(円、名目。他地域よりマス比率が高め)売上営業利益
今 2025/12 0.3 2,500 746 51
10 年後 中立 0.3 3,317 1,038 94

取り方:2025/12期セグメント売上・営業利益(営業利益率6.8%)。マス比率が他地域より高いことを踏まえ、他地域より低い平均単価を仮定して販売点数を逆算した。

リスクと懸念

海外ブランド買収の失敗が繰り返されるリスク

資生堂は2010年のベアエッセンシャル買収(2012・2017年度に累計900億円超のれん減損、2021年に売却)、2019年のドランク エレファント買収(2025年に468〜513億円規模のれん減損)と、約10年間隔で海外プレステージブランドの買収とその後の大型のれん減損を繰り返してきた。同じパターンが今後も再発するリスクがある。

中国・トラベルリテール事業の地政学・構造リスク

中国・トラベルリテール事業は全社利益の3割強を占める最大の柱だが、「国潮」と呼ばれる現地ブランドシフト、中国・韓国での転売規制、反日消費の再燃といった地政学・構造要因で業績が大きく振れる。2019年のピークから長期間落ち込んだ経緯があり、回復が続くかどうかの見極めが必要になる。

米州事業・ドランク エレファントの立て直しの不確実性

米州事業は2025年にコアベースでも営業損失に陥り、300人規模の人員削減を発表した。ドランク エレファントの在庫・品質問題の解消と新興D2Cブランドとの競争激化への対応が同時に必要で、立て直しが計画通り進むかは不透明である。

2030年目標の実行リスク

「2030中期経営戦略」はコア営業利益率を2025年の4.6%から2030年に10%以上へ倍以上改善する野心的な計画である。2026年上期は計画を上回るペースで進行しているが、過去に中期計画を下方修正してきた実績を踏まえると、計画通りに進む確率を高く見積もるべきではない。

世界最大手との規模の差

世界最大手のロレアルは資生堂の約3倍の売上規模を持ち、エスティローダーも含めグローバルでのマーケティング投資・ブランドポートフォリオの規模で資生堂を上回る。プレステージ化粧品市場での価格決定力・棚取り力の差は10年単位で続く構造的な課題である。

国内人口減少という逆風

日本事業は全社の約3割を占める安定収益源だが、国内人口減少により量の伸びは構造的に乏しく、値上げ・高付加価値化だけに成長を頼る構図が続く。インバウンド消費が一定の下支えにはなるものの、人口減少という逆風そのものを打ち消すほどの規模にはならず、経営努力だけでは覆せない構造問題として長期にわたり業績の重荷になり続ける。

経営体制交代の実行力

2025年1月に生え抜きの藤原憲太郎氏がCEOに就任し、ROIC経営・資本効率重視へ転換を図っているが、就任から1年強で実績はまだ限られる。外部招聘のプロ経営者だった前任時代の大型買収失敗の教訓が、新体制の下で本当に資本配分の規律として定着するかは見極めが必要である。

今後の分かれ目

コア営業利益率が四半期ベースで会社計画(2026年7%)を上回るペースが2027年以降も続いたら
構造改革の効果が構造的に定着したサインとみて、楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。
中国・トラベルリテール事業で現地ブランドに対して継続的にシェアを失う兆候が出たら
やや悲観・悲観側の筋書きに重みを移し、中国事業の前提を下方修正する。
米州事業でドランク エレファント以外のブランドでも業績悪化・追加減損が発生したら
海外ブランド買収の失敗パターンが再発したサインとみて、全体の評価を下方修正する。
資生堂が大型の海外ブランド買収を再び発表したら
過去の失敗パターンとの類似性を点検し、買収価格・統合計画の規律を注視する必要がある。
中国で反日消費・地政学リスクが再燃したら
中国・トラベルリテール事業の前提を大きく下方修正し、悲観側の確率を上げる。
欧州事業でサンケアを軸にした成長が明確に数字で確認できたら
2030年戦略の重点領域が機能しているサインとみて、やや楽観側に重みを移してよい。
資生堂が減配・配当停止に転じたら
株主還元の安定性という評価の前提が崩れたとみて、全体の評価を大きく下方修正する。

見ておくもの

  • 四半期ごとのコア営業利益率と会社計画との比較(特に米州事業の損益)
  • 中国・トラベルリテール事業の売上・コア営業利益の前年同期比
  • ドランク エレファントを含む米州ブランドの業績動向・追加減損の有無
  • 2030中期経営戦略の進捗(ROIC・ROE・FCFの実績)
  • 増配・自社株買いの継続状況

倍率と資本コストの決め方

地域別5セグメントを数量(推定販売点数・億点、実質)×単価(円、名目)で積み、単価は開示がないため地域ごとのブランドミックス(プレステージ比率)を根拠に仮定した。資本コストは基本7.5%+quality 0.5%(化粧品の景気・中国・免税による利益の振れ)の8.0%。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で上限を出し(RONIC=k+残る割合1/2×(ROE−k)。過去に海外ブランド買収で繰り返しのれん減損を招いた経緯から堀を「普通」とし、「強い堀」とはしなかった)、中立は上限の88%、やや楽観・楽観は90%に置いた。やや悲観はROEがkを下回るので1÷kの上限の88%に置き、悲観は赤字で稼ぐ力が無いため資産で測った。自己資本は直近の最終赤字を起点にせず、会社計画の純利益420億円から流した。結果は総合「割高」で、今の2期連続赤字という姿にも、2026年上期の急回復にも、どちらか一方に寄せていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 15.38→17.09 倍・やや楽観 PER 14.31→15.9 倍・中立 PER 12.61→14.33 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.5%(化粧品の景気・中国・免税による利益の振れ)を足して 8.0%。堀は普通(残る割合 1/2)。ベアエッセンシャル・ドランク エレファントの買収失敗のような個別の失敗は k に足さず、筋書きと確率で表した。事業の存続に疑いはなく自己資本比率も 47% あるので extra は 0。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 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東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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分析日 2026-10-18