株譜
AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

ハリマ化成グループ 4410

松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)923 円224 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,044 円254 億円差 −11.6%
10 年後から見ると やや割高 価値 923 円224 億円 · 差 −11.6% · 期待の年率 +6.6%
期待の年率リターン(10 年)+6.6%資本コスト比 −2.7 pt
推定の資本コスト9.3%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 9.3% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ハリマ化成グループは、松から取れるロジンやトール油を化学品に仕立てる会社だ。紙の強度を上げる薬品、塗料やインキの樹脂、はんだ材料、半導体のレジスト用樹脂を作る。売上は1,038億円、営業利益は33億円である。

筆者の結論はやや割高。事業は堅いが、稼ぐ力が資本コストに届かない。営業利益率は3.2%、自己資本利益率(ROE)は6%で、会社が掲げた2026年度の目標(営業利益70億円、ROE10%)には遠い。

足を引っ張るのは、米欧で展開するローター事業だ。売上は359億円と最大だが、営業利益は0.4億円しかない。2011年に米国企業から買った事業で、借金の利息が重い。純有利子負債は316億円、時価総額の1.2倍である。

稼ぎの柱は製紙用薬品で、営業利益25億円と全体の稼ぎの大半を占める。米国での顧客増が追い風だ。半導体レジスト用樹脂の新工場は2028年に動き出し、電子材料の利益率を上げる芽になる。

10年後の中立の筋書きは、営業利益が64億円、ROEが6%。借金の利息が重く、株主の取り分は大きく増えない。鍵は、ローターの利益率が1〜2%から抜け出せるかどうかだ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、「悪くはないが、持ちたいほどではない」会社だ。10年後も、紙も塗料も半導体もなくならない。ただ、その需要がそのまま株主の利益になる構造ではない。

オーナー利益、つまり株主が自由に使える利益は、ほとんどない。営業キャッシュフローから設備投資を引くと、前の期は借入を増やして資金を回した。新工場の投資が続く間は、配当と返済に回る現金は細い。

資本の配分は、この会社の最大の論点だ。ローターを買った2011年の投資は、10年以上たっても資本コストを稼ぎきれていない。営業利益率が1〜2%の事業に、売上の3分の1を占める資産と借金が張り付いている。売るか、立て直すかの決断が要る。

安全域は、今の値段にあまり見えない。PBRは0.7倍と低いが、ROEが資本コストを下回る会社の純資産は、額面どおりの価値を持たない。借金が重い分、悪いほうに倒れたときの株主の取り分は急に薄くなる。

自分がオーナーなら、利益率の低い事業を売って借金を返し、強い製紙用薬品とレジスト用樹脂に絞ることを求める。そうなれば、見え方は一変する。

何で稼ぐ会社か

事業は4つの柱で、売上の内訳は次のとおりだ(2026年3月期)。ローター359億円(35%)、製紙用薬品287億円(28%)、樹脂・化成品214億円(21%)、電子材料137億円(13%)、その他39億円。

製紙用薬品は、紙に強さや水のはじきを与える薬品で、紙力増強剤、サイズ剤、塗工剤を作る。国内に加え、米国と中国に拠点がある。営業利益は25億円(利益率8.8%)で、会社でいちばん稼ぐ。原料のロジンも自社で作るため、他社より原料の自由度が高い。

樹脂・化成品は、塗料用樹脂、印刷インキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤、香料原料のミルセンなどだ。営業利益は15億円で、前の期の4億円から大きく戻った。電子材料は、はんだ付け材料、熱交換器用ろう付け材料、半導体レジスト用樹脂である。営業利益は4億円と薄いが、レジストの需要は強い。

ローターは、2011年に米国モメンティブ社のロジン関連事業を買って生まれた。粘接着剤用樹脂、印刷インキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤を、米欧など世界10か国の工場で作る。売上は最大でも、営業利益は前の期の6億円から0.4億円に落ちた。

原料は、ロジン、粗トール油(松材パルプを作るときの副産物)、石油化学品だ。連結従業員は1,691人。海外売上は米州が26%、欧州が14%を占める。

優良さと弱いところ

優良とは言いがたい。堀(他社がまねできない強み)は、製紙用薬品と一部の特殊樹脂にある程度で、全社では弱い。

強みはロジンを自前で作る点だ。1958年に国内で初めてトール油の精留プラントを動かした実績があり、原料から薬品まで一貫して作れる。製紙会社への薬品は、紙の品質に直結するため、実績のある取引先は替えにくい。電子材料のレジスト用樹脂も、顧客の工程に組み込まれる。

弱みは、数字に出ている。営業利益率は過去12年、-0.2%から5.9%の間にあり、直近は3.2%だ。ROEが10%を超えた年は一度もなく、資本コストを超えた年も見当たらない。2024年3月期は営業赤字になった。

ローターは、世界の粘接着剤や印刷インキ向けに、原料価格を価格に転嫁しきれない。印刷インキ用樹脂は、出版や新聞の縮小で数量が細る。製造コストの上昇で、前の期の営業利益は94%減った。

財務も軽くない。純有利子負債は自己資本の0.8倍で、営業利益は支払利息の3倍しかない。この会社の価値は、事業の強さより、借金の重さと利益率の低さで決まる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ハリマ化成は、4つの別の市場で戦う。それぞれの需要の向きが違う。

製紙用薬品は、紙・板紙の生産量に連動する。国内の紙の出荷は、印刷・情報用紙と新聞用紙のデジタル化で減り続けており、数量は10年で微減と見る。一方、ダンボール原紙などの包装用紙向けは底堅い。米国では顧客が増えており、ここが伸びの源泉である。競争は国内の同業との価格競争と、中国の紙力増強剤の値下がりが厳しい。

ロジン(松やに)の世界市場は、調査会社の推計で年4〜5%程度の成長とされるが、定義によって幅が大きい。粘接着剤、塗料、インキ、ゴムの用途が主で、成熟した市場だ。原料のガムロジンは中国産が多く、価格が荒く動く。トール油ロジンは製紙の副産物で、供給は紙の生産量に縛られる。

印刷インキ用樹脂は、出版・新聞の縮小で細る。会社の説明でも、平版インキ市場の縮小が減収の理由に挙がっている。合成ゴム用乳化剤も、合成ゴム全体の生産が減り、数量が落ちた。反対に、塗料用樹脂や路面標示塗料用樹脂は伸びている。

電子材料のうち、半導体レジスト用樹脂は市況が良い。加古川に新工場を建て、2028年6月の量産開始で能力は約2倍になる。はんだ材料は、自動車の電動化と欧米の自動車生産に左右される。

全体として、数量は伸びない市場に、値上げと新製品で利益を足していく業界だ。

資本政策と M&A

資本の使い方は、成長投資に偏っている。設備投資は前の期に47億円で、減価償却30億円を大きく上回る。今期も47億円の計画だ。主な投資先は、加古川のレジスト樹脂の新工場と研究棟である。

還元は控えめだ。年間配当は据え置きが続き、今期の予想も同額で、配当性向は43%程度。配当金は年10億円ほどで、純利益の4割台にとどまる。純有利子負債が316億円あり、借金を減らす局面と見る。

2026年2月、スウェーデンのトールロジン会社サンパインの株式(24.6%)を、ほかの株主に売ると発表した。持分法で利益を取り込んでいた会社で、ローターの原料の一部を供給していた。売却益は今期の純利益に載る見込みだが、持分法の利益(年5億円)は今後なくなる。

政策保有株式(取引先の株)は、上場15銘柄で計18億円と小さい。前の期に4銘柄を売った。資産としては軽く、価値には足さない。

大株主は、長谷川興産が約12%、信託銀行の口座が7%台で、上位の合計は55%。親会社はない。データ上、10年以内にTOB(株式公開買付け)を受ける確率は26%とされる。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ローターの立て直しが効き、電子材料が化ける。ローターの営業利益率は2025年3月期に1.8%、2026年3月期に0.1%と沈んだ。だが、原料高の価格転嫁、経費削減、低採算事業の見直しが進めば、5%台まで戻る余地がある。売上359億円の5%は18億円で、全社の営業利益を5割押し上げる。

電子材料は、半導体レジスト用樹脂の新工場が2028年に動く。能力は約2倍で、半導体の需要が伸びれば、売上は10年で1.8倍に増える。利益率も、はんだ事業の人員増が一巡して、8%前後まで上がる。

製紙用薬品は、米国で顧客を増やし続ける。サイズ剤の値上げが浸透し、利益率は10%台に乗る。会社が2030年度に掲げる営業利益85億円と利益率7%は、実力の範囲になる。

借金も減る。配当性向を保ったまま営業キャッシュフローが厚くなり、純有利子負債が減って、利息負担が軽くなる。ROEは10%を超え、資本コストを初めて上回る。市場はこの会社を「立て直しが終わった会社」として評価し直す。

慎重な見方

ローターは、構造的に利益が出ない事業だ。印刷インキ用樹脂は、出版・新聞の縮小で数量が細り、中国などの安い競合に価格で負ける。粘接着剤用樹脂は、原料高を転嫁しきれない。営業利益率が1%を割り、のれんや設備の減損が出れば、純利益は赤字になりかねない。

製紙用薬品の伸びは、頼りない。国内の紙の生産は減り続け、中国では競争の激化で紙力増強剤の価格が下がった。米国の顧客増も、一度は取れた顧客を維持できるかの勝負で、価格で競り負ければ戻る。

財務の脆さも効く。純有利子負債は316億円で、営業利益は支払利息の3倍しかない。借り換えの金利が上がれば、年8億円ほど利息が増え、営業利益の増加分を食う。新工場の投資も続くので、配当や返済に回る現金は少ない。

会社の中期計画は、2026年度の営業利益70億円に対し、実績は33億円だった。見直しの発表もない。この経営の実行力を、そのまま信じるのは危うい。

ローターを買った2011年から15年がたつが、資本コストを稼げた年は見当たらない。立て直しが何度も語られ、そのたびに数字が追いつかなかった。同じ顔ぶれの事業に、同じ処方を続けて結果が変わると考えるのは、楽観に寄りすぎている。

どちらに重みを置いたか

製紙用薬品とレジスト樹脂の力は本物で、強気の見方に分がある部分もある。だが、売上の3分の1を占めるローターが利益を出さず、借金が株主の取り分を削る構造は、10年のうちに簡単には変わらない。中立の筋書きは、電子材料と米国の製紙薬品が伸び、ローターは営業利益率2.5%にとどまる形とした。確率は中立を最も厚くし、強気と弱気は同程度に置いた。悲観は、ローターの赤字と借金の重みが同時に来る形で、株主の取り分が大きく削れる。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,495 円363 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 476 円116 億円)。 今の値に割り戻すと 923 円224 億円、今との差 −11.6%、 期待の年率 +6.6%(資本コスト 9.3%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 3,518 円855 億円 905 円220 億円 +323.6% +15.5% 354 円86 億円
やや楽観 22% 2,330 円566 億円 654 円159 億円 +185.8% +11.1% 656 円160 億円
中立 38% 1,534 円373 億円 477 円116 億円 +92.6% +6.8% 764 円186 億円
やや悲観 22% 425 円103 億円 304 円74 億円 −30.1% −3.5% 161 円39 億円
悲観 10% 247 円60 億円 115 円28 億円 −65.3% −10.1% 36 円9 億円
加重平均100% 1,495 円363 億円476 円116 億円 +88.8% +6.6% 1,971 円479 億円

今の株価時価総額 1,044 円254 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 9.3% を下回るほど割高。

楽観 8% ローターが立ち直り、電子材料が化ける 利益 74 億円 · PER 11.5 倍 · 株価時価総額 3,518 円855 億円

ローターの価格転嫁と経費削減が効き、営業利益率は5.5%まで戻る。電子材料はレジスト用樹脂の新工場が動き、売上が10年で1.8倍になり、利益率は8%に上がる。製紙用薬品は米国の顧客増と値上げで、利益率が10.5%に乗る。

営業利益率は全体で6.9%と、過去12年の最高(2011年の7.0%)に近づく。借金を減らしながら配当性向を45%に保ち、10年の還元は220億円。ROEは11%で、資本コストを上回る。会社が2030年度に掲げる営業利益85億円を大きく超える。営業利益は117億円、純利益は74億円と、今の3倍強になる。ROEは11%で、資本コストを初めて超える。市場も、この会社を立て直しの終わった会社として見直す。そこまで揃うことは少ない。

  • 樹脂・化成品:数量 125(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.45(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 306 億円・営業利益 28 億円。数量換算12.5万トン、単価は今の1.36倍、営業利益率9%
  • 製紙用薬品:数量 357(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.22(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 437 億円・営業利益 46 億円。数量換算35.7万トン、単価は今の1.36倍、営業利益率10.5%
  • 電子材料:数量 82.3(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4.08(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 336 億円・営業利益 27 億円。数量換算8.2万トン、単価は今の1.36倍、営業利益率8%
  • ローター:数量 258(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.18(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 562 億円・営業利益 31 億円。数量換算25.8万トン、単価は今の1.36倍、営業利益率5.5%
  • その他:数量 39.4(売上(億円・実質))× 価格 1.34(価格指数(今1.00、物価で10年1.34))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。その他は物価並み、利益ゼロ

倍率:事業の純利益 74 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.0% が k 9.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.5 倍。全体の PER 11.51 倍、時価総額 855 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ローターの立て直しと半導体の追い風が、同時に揃う必要がある。ローターは2年続けて利益が薄く、会社の中計も大きく未達の状況で、この条件が揃う確率は低い。

やや楽観 22% 電子材料が伸び、ローターは小幅に改善 利益 52 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 2,330 円566 億円

電子材料は、新工場で売上が10年で1.6倍に増え、利益率は6.5%まで上がる。製紙用薬品は米国で伸び、利益率は9.5%に乗る。ローターは原料転嫁が進み、営業利益率が4%まで戻る。

営業利益率は5.6%で、過去12年の高い年(5.9%)に近い。配当性向は42%とし、10年の還元は159億円。ROEは8%台で、資本コストにわずかに届かない。借金は減るが、金利負担はなお重い。営業利益は87億円、純利益は52億円。会社が2030年度に掲げる営業利益85億円に届く形だ。ただしROEは8%台で、資本コストにはなお届かない。

  • 樹脂・化成品:数量 119(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.43(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 289 億円・営業利益 23 億円。数量換算11.9万トン、単価は今の1.35倍、営業利益率8%
  • 製紙用薬品:数量 338(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.22(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 411 億円・営業利益 39 億円。数量換算33.8万トン、単価は今の1.35倍、営業利益率9.5%
  • 電子材料:数量 73.1(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4.05(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 296 億円・営業利益 19 億円。数量換算7.3万トン、単価は今の1.35倍、営業利益率6.5%
  • ローター:数量 243(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.16(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 524 億円・営業利益 21 億円。数量換算24.3万トン、単価は今の1.35倍、営業利益率4%
  • その他:数量 39.4(売上(億円・実質))× 価格 1.34(価格指数(今1.00、物価で10年1.34))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。その他は物価並み、利益ゼロ

倍率:事業の純利益 52 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 8.3% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 566 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社が2030年度に掲げる営業利益85億円に届く筋書き。電子材料の新工場が動き、ローターは小幅に改善する。中計が未達続きでも、この水準は実力の範囲で、確率は低くない。

中立 38% 電子と米国の製紙薬品で伸びるが、ローターは薄利のまま 利益 35 億円 · PER 10.8 倍 · 株価時価総額 1,534 円373 億円

樹脂・化成品は出版需要の縮小で数量が3%減るが、塗料用樹脂と香料原料の増収で利益率は7%を保つ。製紙用薬品は国内の減少を米国が補い、数量2%増、利益率8.8%。電子材料は新工場で数量が45%増え、利益率は5%になる。ローターは数量が横ばいで、利益率は2.5%に改善する。

営業利益率は4.3%で、直近の3.2%から1ポイント上がる。金利負担が重く、純利益は35億円。配当性向を40%とし、10年の還元は116億円。ROEは6%で、資本コストを超えない。営業利益は64億円、純利益は35億円。今の2倍近くだが、そのうち物価の分が3分の1ほどを占める。ROEは6%で資本コストに届かず、市場の見方は今とあまり変わらない。

  • 樹脂・化成品:数量 115(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.41(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 278 億円・営業利益 20 億円。数量換算11.5万トン、単価は今の1.34倍、営業利益率7%
  • 製紙用薬品:数量 325(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.21(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 393 億円・営業利益 35 億円。数量換算32.5万トン、単価は今の1.34倍、営業利益率8.8%
  • 電子材料:数量 66.3(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 4.02(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 267 億円・営業利益 13 億円。数量換算6.6万トン、単価は今の1.34倍、営業利益率5%
  • ローター:数量 225(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.14(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 482 億円・営業利益 12 億円。数量換算22.5万トン、単価は今の1.34倍、営業利益率2.5%
  • その他:数量 39.4(売上(億円・実質))× 価格 1.34(価格指数(今1.00、物価で10年1.34))→ 売上 53 億円・営業利益 0 億円。その他は物価並み、利益ゼロ

倍率:事業の純利益 34 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 5.9% が k 9.25% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 10.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 10.8 倍。全体の PER 10.81 倍、時価総額 373 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:電子材料と米国の製紙薬品が伸び、ローターは営業利益率2.5%にとどまる筋書き。会社の中計の水準(営業利益率6.4%)には届かず、過去の実績に近い。最も確率の高い筋書きとして置く。

やや悲観 22% ローターが赤字に近づき、金利が重い 利益 14 億円 · PER 7.6 倍 · 株価時価総額 425 円103 億円

樹脂・化成品と製紙用薬品は、数量が3〜8%減り、単価も物価に追いつかない。電子材料は新工場が動くが、稼働が上がらず利益率は3.2%にとどまる。ローターは印刷インキ用樹脂の縮小が続き、営業利益率が0.8%まで落ちる。

営業利益率は2.7%で、2020年代の谷(2.1〜3.2%)の水準。純利益は14億円で、金利負担が利益の大半を食う。配当性向を40%に抑え、10年の還元は74億円。ROEは3%を割る。会社は存続し、配当も続けるが、成長の物語は描けない。営業利益は35億円と、物価の分を除けば今とほぼ同じ。純利益は14億円まで落ちる。ローターが赤字に近づき、金利負担も重く、ROEは3%を割る。

  • 樹脂・化成品:数量 109(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.34(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 256 億円・営業利益 14 億円。数量換算10.9万トン、単価は今の1.30倍、営業利益率5.5%
  • 製紙用薬品:数量 310(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.17(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 362 億円・営業利益 27 億円。数量換算31.0万トン、単価は今の1.30倍、営業利益率7.5%
  • 電子材料:数量 54.8(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 3.84(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 211 億円・営業利益 7 億円。数量換算5.5万トン、単価は今の1.28倍、営業利益率3.2%
  • ローター:数量 207(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.05(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 423 億円・営業利益 3 億円。数量換算20.7万トン、単価は今の1.28倍、営業利益率0.8%
  • その他:数量 39.4(売上(億円・実質))× 価格 1.30(価格指数(今1.00、物価で10年1.34))→ 売上 51 億円・営業利益 0 億円。その他は物価並み、利益ゼロ

倍率:事業のROEは3%を割り、資本コスト9.25%を大きく下回る。PERの上限は1÷k=10.8倍。稼ぐ力が弱いので、上限の約70%の7.6倍に置いた。事業の売却価値で見た床(約60億円、悲観の内訳と同じ見方)より上にある。

確率:紙の需要減とインキの縮小が進み、原料高を転嫁しきれない筋書き。ローターの利益率が1%を割り、全社の営業利益がほぼ増えない。直近の2年を見れば、十分ありうる。

悲観 10% ローターが減損に至り、借金の重みが残る 利益 −5 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 247 円60 億円

紙・出版の縮小で樹脂・化成品と製紙用薬品の数量が1〜2割減り、中国との価格競争で単価も物価を下回る。電子材料は伸びず、利益率が1.5%にとどまる。ローターは営業赤字に転じ、のれんと設備の減損を迫られる。

営業利益率は0.8%、純利益は赤字。金利負担は重く、配当は下げて維持するが、10年の還元は28億円。事業は残るが、借金の返済と減損の処理で、株主の取り分は大きく削られる。資産の売却と事業の絞り込みを経て、小さな会社として生き残る。営業利益は9億円、純利益は赤字になる。ローターの減損が出て、のれんと設備を切り下げる。時価総額は、事業の稼ぐ力ではなく、売れる事業と借金の差で決まる。

  • 樹脂・化成品:数量 101(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 2.16(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 219 億円・営業利益 9 億円。数量換算10.1万トン、単価は今の1.20倍、営業利益率4%
  • 製紙用薬品:数量 287(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.10(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 315 億円・営業利益 17 億円。数量換算28.7万トン、単価は今の1.22倍、営業利益率5.5%
  • 電子材料:数量 45.7(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 3.60(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 165 億円・営業利益 3 億円。数量換算4.6万トン、単価は今の1.20倍、営業利益率1.5%
  • ローター:数量 180(出荷量(千トン・年、推定))× 価格 1.92(1千トンあたり平均売上(億円・名目))→ 売上 345 億円・営業利益 −4 億円。数量換算18.0万トン、単価は今の1.20倍、営業利益率-1%
  • その他:数量 39.4(売上(億円・実質))× 価格 1.20(価格指数(今1.00、物価で10年1.34))→ 売上 47 億円・営業利益 0 億円。その他は物価並み、利益ゼロ

倍率:稼ぐ力が消え、借金の重みが残る。事業を売って借金を返した後の株主の取り分で見る(内訳は floor_assets_why)。EV÷営業利益は44倍と高く見えるが、営業利益が谷で小さいためで、事業の売却価値(営業利益の6〜7倍で約190億円)に借金を当てて引くと、株主の取り分は60億円ほどになる。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.147 倍・時価総額 60 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:紙とインキの縮小、原料高、金利上昇が同時に来る複合の筋書き。ローターで減損が出る。日本のパインケミカル会社で、海外の不採算事業を抱えた会社が受ける最も厳しい形。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

樹脂・化成品

塗料用樹脂、印刷インキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤、トール油製品、香料原料のミルセン。売上の21%。

数量出荷量(千トン・年、推定)価格1千トンあたり平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 119 1.80 214 15
10 年後 中立 115 2.41 278 20

取り方:売上214.2億円、営業利益14.9億円(利益率6.9%)は決算短信。開示は金額だけなので、平均単価を1トン18万円(樹脂と化成品の混合)と仮置きして約11.9万トンとした。数量は実質、物価の分は単価に入れる。

製紙用薬品

紙力増強剤、サイズ剤、塗工剤・バリアコート剤。国内、米国、中国で展開。売上の28%。

数量出荷量(千トン・年、推定)価格1千トンあたり平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 319 0.90 287 25
10 年後 中立 325 1.21 393 35

取り方:売上287.2億円、営業利益25.4億円(利益率8.8%)は決算短信。薬品は水で薄めた形での出荷も多いため、平均単価を1トン9万円と仮置きして約31.9万トンとした。数量は実質。

電子材料

はんだ付け材料、熱交換器用ろう付け材料、半導体レジスト用樹脂。売上の13%。

数量出荷量(千トン・年、推定)価格1千トンあたり平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 45.7 3.00 137 4
10 年後 中立 66.3 4.02 267 13

取り方:売上137.2億円、営業利益3.7億円(利益率2.7%)は決算短信。金属材料と樹脂の混合として平均単価を1トン30万円と仮置きし、約4.6万トンとした。数量は実質。加古川の新工場で樹脂の能力が約2倍になる。

ローター

米欧(旧モメンティブ社のロジン関連事業)の粘接着剤用樹脂、印刷インキ用樹脂、合成ゴム用乳化剤、路面標示塗料用樹脂。世界10か国で生産。売上の35%。

数量出荷量(千トン・年、推定)価格1千トンあたり平均売上(億円・名目)売上営業利益
今 2026/03 225 1.60 359 0
10 年後 中立 225 2.14 482 12

取り方:売上359.3億円、営業利益0.4億円(前の期は6.2億円)は決算短信。平均単価を1トン16万円と仮置きして約22.5万トンとした。数量は実質。持分法益4.5億円(サンパイン)は営業利益の外で、売却でなくなる。

その他

不動産管理など。売上の4%。

数量売上(億円・実質)価格価格指数(今1.00、物価で10年1.34)売上営業利益
今 2026/03 39.4 1.00 39 0
10 年後 中立 39.4 1.34 53 0

取り方:売上39.4億円、営業利益はほぼゼロ(-0.1億円)。開示がなく利益がほぼゼロの小さな区分で、数量・単価に分けられないため、物価の分だけ増やす。全社費(-11.5億円)は adjust_oku に入れた。

リスクと懸念

ローターの不振の長期化

売上の35%を占めるローターの営業利益は、前の期に6億円から0.4億円に落ちた。印刷インキ用樹脂の数量減と製造コストの上昇が重なる。原料高の転嫁が進まなければ、減損や赤字に至る。

借金と金利

純有利子負債は316億円。営業利益は支払利息の約3倍しかない。借り換えの金利が上がれば、10年で利息が年8億円ほど増える。新工場の投資が続く間は、返済に回る現金が細い。

原料価格の振れ

ガムロジンは中国産に依存し、トール油は製紙の副産物で供給が紙の生産に縛られる。原料高を製品価格に載せるまでにずれがある。仕入先の分散を進めているが、地政学リスクで価格が荒れる。

紙・インキの需要減

国内の印刷・情報用紙、新聞用紙は減り続ける。製紙用薬品と印刷インキ用樹脂の数量に効く。包装用紙や米国の伸びで補えるかが分かれ目になる。

新工場の投資回収

加古川の半導体レジスト用樹脂工場は、2028年6月の量産開始で能力が約2倍になる。半導体の需要が想定より弱ければ、稼働が上がらず、減価償却と金利だけが残る。

中計の未達と経営の実行力

2026年度の営業利益70億円の目標に対し、実績は33億円。ROE10%の目標に対し6%。目標の見直しも示されておらず、利益率改善の実行力が問われる。

今後の分かれ目

ローターの営業利益率が3%を超えて定着したら
ローターの利益率の前提を引き上げ、やや楽観・楽観の確率を上げる。原料の転嫁か事業の絞り込みか、理由を確かめる。
ローターの減損や事業売却が発表されたら
売却額と、借金の返済に回る額を確かめる。借金が減り利益率が上がるなら、悲観の確率を下げる。
半導体レジスト用樹脂の新工場が計画どおり2028年に量産に入ったら
電子材料の数量と利益率の前提を引き上げる。稼働が遅れたら逆に下げる。
製紙用薬品の米国売上が伸び続け、営業利益率が10%に近づいたら
製紙用薬品の利益率を上方修正し、全体の営業利益の前提を上げる。
純有利子負債が250億円を下回り、配当性向が引き上げられたら
借金の重みが軽くなったと読み、k の借金の項を下げることを検討する。
長期金利の上昇で借り換えの利息が想定より増えたら
純利益の前提を下げ、倍率に効く資本コストの前提も見直す。

見ておくもの

  • ローターの営業利益率と、減損・事業売却の有無
  • 電子材料の売上と利益率、加古川新工場の量産開始(2028年6月予定)
  • 製紙用薬品の米国売上、国内の紙の生産量
  • 純有利子負債の推移と、配当性向・還元方針

倍率と資本コストの決め方

今の株価やPBR0.7倍には寄せていない。売上は数量(実質)×単価(名目、物価の10年1.34倍が基本)で積んだ。単価は開示がないので、セグメントごとに1トンあたりの平均売上を仮置きして数量を逆算した推定で、数量の変化率が意味を持つ。中立の数量は、樹脂・化成品が出版需要の縮小で3%減、製紙用薬品が米国で2%増、電子材料がレジスト用樹脂の新工場で45%増、ローターが横ばいと置いた。営業利益率は全社で4.3%と、過去12年の中央値(約3%)を上回るが、山(5.9%)は下回る。上回る理由は、電子材料の新工場と製紙用薬品の米国の伸びだ。全社費は10年で物価並みに増える前提で、ここだけ削減の実績がないため抑えなかった。純利益は営業利益に営業外収益1.5億円を足し、金利負担16億円(現状の10.6億円に、借り換えの上昇分を足し、返済による減少を引いた)を引き、税30%を掛けた。持分法益はサンパイン売却でなくなるので入れていない。倍率は資本コスト9.25%で、事業のROEが6%とそれ以下なので、PERの上限1÷k=10.8倍の約74%に置いた。余った現金はなく、政策保有株は小さいため価値に足していない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 9.3% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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  2. ハリマ化成グループ 有価証券報告書の要点
  3. ハリマ化成グループ サンパイン社株式の売却について(2026年2月)

分析日 2026-10-16