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日東電工 6988

HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正

やや割安
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)4,508 円2.97 兆円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)3,709 円2.44 兆円差 +21.5%
10 年後から見ると やや割安 価値 4,508 円2.97 兆円 · 差 +21.5% · 期待の年率 +8.6%
期待の年率リターン(10 年)+8.6%資本コスト比 +1.3 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

日東電工は、HDDの磁気ヘッドを支えるサスペンション用基板(CISFLEX)や産業用テープを担うインダストリアルテープ事業、偏光板・光学フィルムを中核とするオプトロニクス事業、核酸医薬の受託製造(CDMO)を含むヒューマンライフ事業という三本の柱を持つ総合電子材料会社である。CISFLEXは世界シェアほぼ100%という珍しい独占を持ち、AIデータセンター向けのHDD大容量化(プラッタ・ヘッド数の増加)で数量が伸びる構造にある。オプトロニクスは住友化学・3Mと並ぶ寡占の一角として高い利益率(28%台)を保つが、中国メーカーの追随という競争圧力も抱える。ヒューマンライフは核酸医薬CDMOへの先行投資がまだ営業損益を押し下げているが、大型案件の商用化で損失は縮小しつつあり、10年後に第3の柱へ育つ可能性を持つ。

2026年3月期は北米住宅市況の影響を受ける信越化学などとは異なり、電子材料・光学材料中心の構造で、会社は2028年度を最終年度とする中期経営計画「Nitto RISE 2028」で営業利益2,200億円(営業利益率20%)を掲げた。ここではインダストリアルテープをHDD搭載ヘッド数(数量の代理指標)×基板を含む事業全体の単価、オプトロニクスを偏光板需要面積×シェアから出した数量×事業全体の単価、ヒューマンライフを核酸医薬CDMO世界市場×シェアから出した数量×事業全体の単価で積み上げ、資本コスト7.25%(基本7.5%+quality 0.5%)とその時点のROEから正当化PERで倍率を決めた。

結果、10年後の中立は時価総額で約3.7兆円(それまでの還元約1.1兆円は別)となり、確率で重みづけた本質価値は今の約2.4兆円とほぼ同じ(約+2%)で適正と出た。HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みという上振れ材料は本物だが、偏光板事業の競争とヒューマンライフの投資回収タイミングの不確実性が悲観側の確率(計31%)として効き、今の値段とほぼ釣り合う。

バリュー投資の観点から

オーナー利益の観点では、日東電工はオプトロニクス事業が生む厚い現金を、将来の柱となりうるヒューマンライフ事業の設備投資に回している最中であり、再投資後に株主に残る利益は今の還元率(配当30%程度+機動的な自社株買い)からみて相応に厚いとバリュー投資家は評価するだろう。

堀の持続については、CISFLEX(HDD用サスペンション基板)のほぼ独占は技術的な堀として長期的に評価できる一方、偏光板事業は寡占とはいえ中国勢の追随余地があり、核酸医薬CDMOはまだ競争上の位置づけが定まっていない。3つの事業の堀の質に明確な差があることを踏まえ、全社を単純に高い倍率で評価することには慎重になるはずだ。

資本配分については、無借金経営を保ちながら新しい成長事業に先行投資を続ける規律を評価しつつ、ヒューマンライフ事業の投資がいつ回収段階に入るかの見通しの不確実性が、安全域をどの程度取るべきかの判断を難しくしている。今の株価はオプトロニクスの高収益継続と核酸医薬の将来の成功をある程度前提にした水準であり、どちらかが崩れれば物差しが狂う可能性がある。

何で稼ぐ会社か

収益の過半(約51%)を占めるオプトロニクス事業は、スマートフォン・テレビ・車載ディスプレイ向けの偏光板・光学フィルムが中核で、フォルダブル端末や車載ディスプレイ向けの高機能品、半導体プロセス材料(研磨材・保護フィルム等)も含む。顧客はサムスンディスプレイ・京東方科技(BOE)など世界の主要パネルメーカーで、住友化学・3Mとともに偏光板市場の大半を占める寡占構造の一角にある。

約35%を占めるインダストリアルテープ事業は、同社の祖業である粘着テープ技術の応用先として、HDDの磁気ヘッドを支え信号を伝送する精密回路付き薄膜金属基板「CISFLEX」(サスペンション用基板)が主力の一つ。ほぼ同社の独占状態にあり、AIデータセンター向けの大容量ニアラインHDD需要の拡大が数量の伸びにつながっている。一般の産業用テープ・自動車関連部材もこの事業に含まれる。

残り約14%を占めるヒューマンライフ事業は、核酸医薬(アンチセンス・siRNA等)の原薬・固相担体を受託製造するCDMO事業が柱で、2011年の米アビシア買収で参入し、米国マサチューセッツ州を中心に生産拠点を持つ。医薬品添加剤・衛生材料・ヘルスケア製品も含み、現在は増産投資の先行で営業損益が赤字だが、大型案件の商用化が進むにつれ損益改善が見えてきている段階にある。

優良さと弱いところ

CISFLEX(HDD用サスペンション基板)は認定の壁と精密加工技術の蓄積により、世界シェアほぼ100%を長期にわたり維持している点で、同社の中でも最も強い堀を持つ製品である。偏光板事業も住友化学・3Mとの寡占により高い利益率(28%台)を確保しているが、これは技術の独占というよりは大規模投資と品質管理で築いた規模の経済であり、中国メーカーが中位グレードで追随する余地がある。

ROEは直近で11〜12%程度と総合化学・電子材料各社の中では中位からやや上の水準で、オプトロニクスの高収益がヒューマンライフの投資負担を補う構図になっている。無借金に近い財務(純有利子負債はマイナス、自己資本比率約80%)で、核酸医薬CDMOのような回収に時間がかかる投資を他事業の収益で支えられる体力がある。

経営の課題は、ヒューマンライフ事業の投資回収タイミングの見極めと、オプトロニクス事業における中国メーカーとの競争激化への対応である。中期経営計画で営業利益の65%をオプトロニクスに依存する姿を掲げている点は、同事業の競争環境が悪化した場合の感応度が高いことを意味し、核酸医薬が育つまでの間はオプトロニクス依存のリスクが残る。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

HDD業界は、AIデータセンター向けのストレージ需要拡大を背景に、クライアント用途(PC等)でのSSD代替が進む一方、ニアライン(データセンター用大容量)HDDは大容量化・多プラッタ化で底堅い需要が続くとみられている。HDD出荷台数自体が伸びなくても、1台あたりのヘッド数(プラッタ数)が増えることでサスペンション用基板の需要は出荷台数より強く伸びる構造にあり、日東電工はこの数量拡大をほぼ独占的に取り込める位置にある。

偏光板・光学フィルム業界は、スマートフォン・テレビの単価上昇(フォルダブル・高精細化)と車載ディスプレイの拡大が成長要因だが、中国の液晶パネル生産拡大に伴い中国系材料メーカーの追随も進んでおり、汎用グレードでの価格競争は今後も続く構図にある。高付加価値品(フォルダブル用・車載用)へのシフトが利益率を左右する。

核酸医薬CDMO業界は、調査によって規模の見方に差があるが年率10%超の成長が見込まれる新興市場で、味の素バイオファーマサービスや住友化学などの日本企業に加え、海外の大手CDMOも参入を強めており競争は今後激しくなる。日東電工は固相担体・原薬製造で大きなシェアを持つ先行者だが、大型案件の成否(商用化の進捗・規制承認)に業績が左右されやすい特性がある。

資本政策と M&A

配当は4期連続増配を続けており、配当性向30%程度を目安に業績の波を均しながら漸進的に増やす方針を続けている。自社株買いも機動的に実施しており、2025年は800億円規模、2026年は110億円規模を計画するなど、年によって規模にばらつきがあるが、無借金に近い財務を背景に大型の還元を行う余地を持つ。

M&Aについては、2011年の米アビシア買収で核酸医薬CDMOに参入した実績があるが、近年は大型買収よりHDD基板の増産投資(280億円)や半導体関連の投資(630億円超)など、既存事業の設備増強に資本を配分する内部成長重視の方針が続いている。

今後は、ヒューマンライフ事業の損益改善のペースと、オプトロニクス事業の中国勢との競争対応に資本配分の規律が問われる。無借金経営のため財務面の制約は小さいが、核酸医薬CDMOへの先行投資をどこまで続けるかという判断が、中期的な株主還元の原資にも影響する。

2026 年 4〜8 月に実行した自社株買い約 565 億円(株数減から推定)は株数と自己資本の起点に反映したため、10 年の還元からは除いた。

点検済み:中立の営業利益率19.6%が過去の山(18.3%)を超えていたため、HDD向け14.5%、偏光板27%、核酸医薬CDMO8%(今は赤字)に置き直した(全社17.8%)。会社の2028年度目標20%は達成の実績がなく採らない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

HDD用サスペンション基板(CISFLEX)は世界シェアほぼ100%という、半導体材料各社と比べても例を見ないレベルの独占であり、AIデータセンター向けのストレージ需要拡大とHDDの大容量化(プラッタ・ヘッド数増加)が重なることで、HDD出荷台数そのものが伸びなくても基板の需要は着実に拡大する。280億円の増産投資はこの需要を取り切るための合理的な判断であり、競合が実質存在しないため価格決定力も保たれる。

核酸医薬CDMO事業は、固相担体で世界シェア75%、原薬製造でも高いシェアを持つ先行者優位があり、核酸医薬市場自体が年率10%超で成長する中、大型案件の商用化が進むにつれて赤字は縮小から黒字化へ向かう。ヒューマンライフ事業が営業利益の柱に育てば、オプトロニクス依存から脱却し、全社のROEはさらに上がる余地がある。

オプトロニクス事業も、フォルダブル端末・車載ディスプレイという高付加価値品へのシフトが続く限り、住友化学・3Mとの寡占構造の中で利益率を維持できる。半導体プロセス材料への630億円超の投資も、AIデータセンター投資の拡大という構造的な追い風を取り込む動きであり、3つの事業が同時に成長軌道に乗れば、中期経営計画の営業利益2,200億円という目標は保守的にすら見える。

慎重な見方

偏光板事業は、住友化学・3Mとの寡占とはいえ、中国のディスプレイパネル生産拡大に伴い中国系材料メーカーが中位グレードで追随する余地があり、LG化学が液晶向け偏光板事業を中国企業に売却した経緯を踏まえると、汎用品の価格競争が今後強まり、オプトロニクス事業の利益率(28%台)がいつまでも続くとは言い切れない。中期経営計画で営業利益の65%をこの事業に依存する構図は、競争環境が悪化した際の感応度の高さを意味する。

ヒューマンライフ事業は2期連続の営業赤字であり、過去には大型案件(新薬)の開発中止で下方修正に至った例もある。核酸医薬という新しいモダリティは臨床試験の成否に業績が強く左右され、受託先の薬剤が承認に至らなければ投資は回収できない。競合(味の素バイオファーマサービス、住友化学、海外大手CDMO)の参入も増えており、先行者優位がそのまま続くとは限らない。

HDD用サスペンション基板はほぼ独占ではあるが、HDD自体がSSDに置き換わる構造的な縮小リスクを抱える市場であり、AIデータセンター向けの需要がどこまで持続的かは未知数である。3つの事業のうち2つが競争圧力や技術転換のリスクを抱えており、今の時価総額はオプトロニクスの高収益継続とヒューマンライフの将来の成功をかなり前提にした水準に見える。

どちらに重みを置いたか

CISFLEXの独占とAIデータセンター向け需要の構造的な伸びは説得力があり、核酸医薬CDMOも長期の芽として評価できるが、全社利益の7割弱を依存するオプトロニクス事業の競争リスクと、ヒューマンライフ事業の投資回収タイミングの不確実性は軽視できない。慎重な見方に重みを置き、楽観の確率は抑えめ、やや悲観・悲観側にも相応の確率を残した。資本コストを超えるROEの持続力も、3事業の堀の質に差があることから残る割合を普通の1/2とし、倍率を上限の9割程度までに抑えている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 6,988 円4.60 兆円(+ 配当配当と自社株買いの合計 1,473 円9,694 億円)。 今の値に割り戻すと 4,508 円2.97 兆円、今との差 +21.5%、 期待の年率 +8.6%(資本コスト 7.2%)→ やや割安

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 13% 13,595 円8.95 兆円 2,134 円1.40 兆円 +324.1% +15.5% 2,045 円1.35 兆円
やや楽観 23% 9,707 円6.39 兆円 1,810 円1.19 兆円 +210.5% +12.0% 2,649 円1.74 兆円
中立 33% 6,357 円4.18 兆円 1,477 円9,721 億円 +111.2% +7.8% 2,585 円1.70 兆円
やや悲観 21% 3,854 円2.54 兆円 1,224 円8,059 億円 +36.9% +3.2% 1,066 円7,019 億円
悲観 10% 804 円5,290 億円 347 円2,285 億円 −69.0% −11.0% 115 円758 億円
加重平均100% 6,988 円4.60 兆円1,473 円9,694 億円 +128.1% +8.6% 8,461 円5.57 兆円

今の株価時価総額 3,709 円2.44 兆円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 13% HDD独占・核酸医薬・高付加価値ディスプレイが3本柱に育つ 利益 4,510 億円 · PER 19.8 倍 · 株価時価総額 13,595 円8.95 兆円

AIデータセンター向けストレージ需要が10年にわたり拡大し、HDDの大容量化・多プラッタ化が続くことでCISFLEXの搭載ヘッド数は今の2.16倍に増え、データセンター向けの高信頼性品へのシフトで単価も物価を上回って上がり続ける。偏光板はフォルダブル・車載・半導体プロセス材料への構成シフトが完成し、中国勢との競争にも関わらずオプトロニクスは高付加価値品の比率で利益率29%を保つ。核酸医薬CDMOは世界市場の拡大(年率10%超)とシェア維持が重なり、ヒューマンライフ事業は営業利益率20%まで改善して全社の第3の柱に育つ。無借金経営を維持しながら、オプトロニクスと核酸医薬の2つの成長事業に投資を続け、配当も安定して増やす10年になる。中期経営計画「Nitto RISE 2028」が描いた成長の延長線をさらに上回る姿である。

  • インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等):数量 1,835(世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標))× 価格 6.38(ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目))→ 売上 11,707 億円・営業利益 2,107 億円。搭載ヘッド数2.16倍・単価1.48倍、データセンター向け高信頼性品シフトで営業利益率18%
  • オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等):数量 48.4(世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア)× 価格 217(面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目))→ 売上 10,493 億円・営業利益 3,043 億円。面積1.34倍・単価1.48倍、フォルダブル・車載・半導体材料シフトで営業利益率29%
  • ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等):数量 30.6(核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア)× 価格 215(1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目))→ 売上 6,567 億円・営業利益 1,313 億円。核酸医薬市場3.4倍・単価1.34倍、第3の柱として営業利益率20%

倍率:事業の純利益 4,510 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 17.3% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.3%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.8 倍。全体の PER 19.84 倍、時価総額 89,478 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:3つの事業が同時に成長軌道に乗り、ヒューマンライフが第3の柱として確立する必要があり、実現すれば強いが確度は中位にとどまる。

やや楽観 23% HDD基板が主軸、核酸医薬も育つが時間がかかる 利益 3,375 億円 · PER 18.9 倍 · 株価時価総額 9,707 円6.39 兆円

CISFLEXの搭載ヘッド数はデータセンター向けの大容量化で今の1.79倍に増え、単価も物価を上回って上がる。ニアラインHDDのプラッタ数増加が10年にわたり続き、HDD出荷台数自体の伸びが鈍くても基板需要は着実に拡大する。偏光板は中国勢との競争がある中でも高付加価値品シフトで利益率28%を保つ。核酸医薬CDMOは世界市場の拡大とともに緩やかにシェアを広げ、ヒューマンライフの営業利益率は18%まで改善する。配当の増配を続けながら、無借金経営を背景に機動的な自社株買いも継続する10年になる。半導体材料・HDD基板への投資が利益成長を支える構図が長く続く。

  • インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等):数量 1,522(世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標))× 価格 6.08(ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目))→ 売上 9,254 億円・営業利益 1,527 億円。搭載ヘッド数1.79倍・単価1.41倍、営業利益率16.5%
  • オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等):数量 43.9(世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア)× 価格 207(面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目))→ 売上 9,079 億円・営業利益 2,542 億円。面積1.22倍・単価1.41倍、営業利益率28%維持
  • ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等):数量 21.3(核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア)× 価格 204(1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目))→ 売上 4,354 億円・営業利益 784 億円。核酸医薬市場2.37倍・単価1.28倍、営業利益率18%

倍率:事業の純利益 3,375 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.0% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.1%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.9 倍。全体の PER 18.93 倍、時価総額 63,889 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:中期経営計画の半導体・HDD投資が奏功し、核酸医薬も緩やかに育つという、やや上振れだが確度の高い想定。

中立 33% 中立:HDD基板は拡大、偏光板は横ばい、核酸医薬は第3の柱の途上 利益 2,394 億円 · PER 17.5 倍 · 株価時価総額 6,357 円4.18 兆円

HDDの大容量化・多プラッタ化が10年続き、CISFLEXの搭載ヘッド数は今の1.48倍に増える。偏光板は中国勢との競争が続き面積は小幅な伸びにとどまるが、高付加価値品へのシフトで利益率27%を保つ。核酸医薬CDMOは世界市場の拡大(年率6〜7%の構成比ベース)とともに緩やかに育ち、ヒューマンライフの営業利益率は赤字から8%まで改善して全社に貢献するようになる。全社の営業利益率は17〜18%で、過去の山(18.3%)と会社の2028年度目標(20%)を超えない。中期経営計画「Nitto RISE 2028」の投資(HDD基板280億円・半導体630億円超)が実を結び、配当は漸進的な増配を続ける10年になる。

  • インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等):数量 1,258(世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標))× 価格 5.97(ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目))→ 売上 7,510 億円・営業利益 1,089 億円。搭載ヘッド数1.48倍・単価1.38倍、営業利益率14.5%
  • オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等):数量 39.8(世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア)× 価格 197(面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目))→ 売上 7,845 億円・営業利益 2,118 億円。面積1.11倍・単価1.34倍、営業利益率27%
  • ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等):数量 16.9(核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア)× 価格 191(1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目))→ 売上 3,226 億円・営業利益 258 億円。核酸医薬市場1.88倍・単価1.20倍(競争で物価以下)、営業利益率8%

倍率:事業の純利益 2,394 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 12.1% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.7%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.5 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.5 倍。全体の PER 17.48 倍、時価総額 41,842 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:業界団体の需要見通し(HDD大容量化・偏光板市場・核酸医薬CDMO市場の中心値)に沿う、最も重みを置く筋書き。

やや悲観 21% 偏光板の競争激化と核酸医薬の伸び悩み 利益 1,639 億円 · PER 15.0 倍 · 株価時価総額 3,854 円2.54 兆円

HDDの大容量化は続くが、SSDとの価格競争でクライアント用途の縮小が加速し、CISFLEXの搭載ヘッド数の伸びは今の1.16倍にとどまる。データセンター向けの底堅さだけでは全体の成長を補いきれない。偏光板は中国メーカーの中位グレードでの追随が進み、面積はほぼ横ばいで価格も物価以下にとどまり、オプトロニクスの営業利益率は24%まで下がる。核酸医薬CDMOは海外大手CDMOの参入増で競争が激しくなり、ヒューマンライフの営業利益率改善は5%にとどまる。配当は維持するが増配のペースは鈍り、自社株買いも控えめになる10年になる。

  • インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等):数量 987(世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標))× 価格 5.79(ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目))→ 売上 5,715 億円・営業利益 743 億円。搭載ヘッド数1.16倍・単価1.34倍、営業利益率13%
  • オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等):数量 34.2(世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア)× 価格 188(面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目))→ 売上 6,419 億円・営業利益 1,541 億円。面積0.95倍・単価1.28倍、中国勢の追随で営業利益率24%に圧縮
  • ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等):数量 11.5(核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア)× 価格 168(1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目))→ 売上 1,933 億円・営業利益 97 億円。核酸医薬市場1.28倍・単価1.05倍、競争激化で営業利益率5%

倍率:ROE 9.2%。今の利益はそのまま残り、先で薄れるのは新しく投じるお金の稼ぎだけとみて、RONIC=k 7.25%+残る割合 1/2×(9.2−8.0)=8.6%、長期の成長率 g 4%から正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=13.4 倍。競争激化の不確実性を踏まえ、ROE が k を上回るので 1÷k の下限 14.99 倍に置いた。

確率:中国メーカーの追随と核酸医薬CDMOの競争参入が構造的に進む、慎重な見方に相応の確率を残した。

悲観 10% オプトロニクスでシェアを失い、核酸医薬の大型案件も失敗 利益 166 億円 · PBR 0.5 倍 · 株価時価総額 804 円5,290 億円

SSDがクライアント用途だけでなく一部ニアライン用途にも食い込み、HDD基板の需要は今の0.6倍まで縮小する。偏光板は中国メーカーが高付加価値品にも追随し、同社はシェアを失って面積0.55倍・価格も物価以下の0.85倍まで下がる。核酸医薬CDMOは過去に実例のある新薬の開発中止(商用化前の案件消滅)が大型案件で再発し、ヒューマンライフ事業は構造的な赤字が続く。無借金の財務は保たれ会社として存続はするが、3事業のうち2つで競争上の優位を失い、「優良さ」が大きく損なわれた10年になる。谷の利益をならして自己資本に谷のPBRを掛けて評価する。配当は維持するが、自社株買いは行わず内部留保を優先する。

  • インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等):数量 510(世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標))× 価格 3.66(ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目))→ 売上 1,867 億円・営業利益 112 億円。シェアを守れずSSD代替が進行、営業利益率6%まで圧縮(構造的な谷)
  • オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等):数量 19.8(世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア)× 価格 125(面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目))→ 売上 2,467 億円・営業利益 345 億円。中国勢にシェアを奪われ面積0.55倍・価格0.85倍、営業利益率14%(構造的な谷)
  • ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等):数量 6.3(核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア)× 価格 136(1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目))→ 売上 855 億円・営業利益 −154 億円。大型案件の失敗で損失継続(構造的な谷)

倍率:ROE 1.0%(純利益 166 億円÷自己資本 16,700 億円)は資本コスト 7.25% を大きく下回り、正当化 PER の式は使わない。無借金で自己資本が厚く残る会社として、稼ぐ力でなく売れる資産(純現金と設備・在庫の売却価値の税後)で測り、今の自己資本に 0.51 倍を掛けた。(2026-10-22 の式の直しで機械で置き直し、今は PBR 0.4608 倍・時価総額 5,290 億円。上の倍率は置き直す前の値)

確率:偏光板で中国勢にシェアを奪われ、核酸医薬の大型案件が失敗する構造的な負け筋が10年のうちに重なる確率として置いた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

インダストリアルテープ(HDD用サスペンション基板・産業用テープ等)

粘着テープ応用技術を核に、HDDの磁気ヘッドを支え信号を伝送する精密回路付き薄膜金属基板「CISFLEX」(サスペンション用基板)と、一般の産業用テープ・自動車関連部材を手掛ける事業。

数量世界のHDD搭載ヘッド数(百万個。ニアラインHDDの大容量化に伴うプラッタ・ヘッド数増加を反映した、サスペンション用基板需要の代理指標)価格ヘッド1百万個あたりのインダストリアルテープ事業売上(億円。一般産業用テープ・自動車部材等を含む名目)売上営業利益
今 2026/03 850 4.31 3,666 517
10 年後 中立 1,258 5.97 7,510 1,089

取り方:世界のHDD出荷台数(クライアント用途の縮小が続く一方、データセンター向けニアライン用途は大容量化が進み年70〜90百万台規模)に、用途別の平均ヘッド数(ニアラインは大容量化でプラッタ数が増え1台あたり10個超、クライアント用途は2〜4個)を掛けた世界のHDD搭載ヘッド数を数量の代理指標として約850百万個と推定した。CISFLEX(サスペンション用基板)はほぼ100%のシェアで搭載されるため、ヘッド数とほぼ一致して需要が決まる。価格はインダストリアルテープ事業全体(基板以外の一般テープ・自動車部材を含む)の売上をヘッド数で割った名目の値。数量は実質(個数)で物価では増えない。

オプトロニクス(偏光板・光学フィルム等)

スマートフォン・テレビ・車載ディスプレイ向けの偏光板・光学フィルムを中核に、フォルダブル端末向けの高機能品、半導体プロセス材料(研磨材・保護フィルム等)を手掛ける事業。

数量世界のディスプレイ用偏光板需要面積(百万平方メートル)×日東電工のシェア価格面積1百万平方メートルあたりのオプトロニクス事業売上(億円。半導体プロセス材料・フォルダブル部材等を含む名目)売上営業利益
今 2026/03 36.0 147 5,278 1,499
10 年後 中立 39.8 197 7,845 2,118

取り方:世界のディスプレイ(液晶・OLED合計)用偏光板需要を年間約200百万平方メートル規模と推定し、日東電工のシェア約18%(住友化学26.9%・3M17.2%に次ぐ2位級。LG化学も含め上位4社でほぼ寡占)を掛けて約36百万平方メートルとした。価格はオプトロニクス事業全体(半導体プロセス材料・フォルダブル部材等の高付加価値品を含む)の売上をこの面積で割った名目の値で、単純な偏光板単価より高くなる。数量は実質(面積)、価格は物価3%に加え先端品への構成シフトを織り込む。

ヒューマンライフ(核酸医薬CDMO・医薬品添加剤等)

核酸医薬(アンチセンス・siRNA等)の原薬・固相担体を受託製造するCDMO事業を中心に、医薬品添加剤・衛生材料・ヘルスケア製品を手掛ける事業。現在は増産投資の先行で営業損益は赤字。

数量核酸医薬CDMO世界市場規模(億ドル)×日東電工の原薬製造シェア価格1億ドルあたりのヒューマンライフ事業売上(億円。医薬品添加剤・ヘルスケア製品等を含む、1ドル=150円前後の名目)売上営業利益
今 2026/03 9.0 160 1,437 −50
10 年後 中立 16.9 191 3,226 258

取り方:核酸医薬CDMO(オリゴ核酸の原薬受託製造)世界市場を2025年時点で約20億ドル規模と推定し、日東電工の原薬製造シェアを約45%(固相担体では75%との報道もあるが、海外大手CDMOの参入増を踏まえ控えめに置いた)とみて約9億ドルとした。価格はヒューマンライフ事業全体(核酸医薬以外の医薬品添加剤・ヘルスケア製品を含む)の売上をこれで割った比率(1ドル=150円前後の名目)。数量は実質(受託量の代理指標)。

リスクと懸念

偏光板の中国勢追随

中国のディスプレイパネル生産拡大に伴い、中国系材料メーカーが中位グレードの偏光板で追随する余地があり、LG化学が液晶向け偏光板事業を中国企業に売却した経緯もある。汎用品の価格競争が強まれば、オプトロニクス事業の利益率(現在28%台)が徐々に圧縮される可能性がある。

ヒューマンライフ事業の投資回収の不確実性

核酸医薬CDMOへの先行投資はまだ営業損益が赤字で、過去には大型案件(新薬)の開発中止で業績の下方修正に至った例もある。受託先の薬剤が臨床試験や承認に至らなければ、投じた設備投資は回収できない。米国拠点の稼働率がどの程度のペースで上がるかが損益改善の時期を左右する。

HDDのSSD代替

CISFLEXはHDD用サスペンション基板でほぼ独占のシェアを持つが、HDD自体がSSDに置き換わる構造的な縮小リスクを抱える市場である。AIデータセンター向けの需要が底堅いとしても、SSDの価格低下がニアライン用途にまで及べば、長期的な技術転換のリスクが顕在化する。

オプトロニクス依存度の高さ

中期経営計画「Nitto RISE 2028」ではセグメント利益の65%をオプトロニクス事業に依存する姿を掲げており、同事業の競争環境が悪化した場合の全社業績への感応度が高い。核酸医薬が育つまでの間はこの依存構造が続く。

核酸医薬CDMOの競争参入

核酸医薬市場の成長を見て、味の素バイオファーマサービス・住友化学や海外大手CDMOの参入が増えており、日東電工の先行者優位がそのまま続くとは限らない。価格競争が強まれば、投資回収の計画が後ずれする可能性がある。

中期経営計画の情報開示

会社は中期経営計画を公表する方針に転換したが(Nitto RISE 2028)、セグメント別の投資回収計画の詳細は限られ、ヒューマンライフ事業の黒字化時期など将来像を読み切るには不確実性が残る。過去に中計を公表しない方針をとっていた時期もあり、開示の継続性にも注意が要る。

今後の分かれ目

ヒューマンライフ事業が2027年3月期までに営業黒字化する
核酸医薬CDMOが第3の柱として評価され始め、やや楽観・楽観の筋書きの確度が上がる。
偏光板で中国メーカーが高付加価値品(フォルダブル・車載)にも追随を始める
オプトロニクス事業の利益率が構造的に圧縮され、やや悲観・悲観の筋書きの確度が上がる。
核酸医薬CDMOの大型案件が開発中止・承認失敗となる
ヒューマンライフ事業の赤字が長期化し、投資回収の前提が崩れる。
AIデータセンター向けのHDD出荷が会社計画(生産能力4割増)を上回って拡大する
CISFLEXの需要が一段と伸び、インダストリアルテープ事業の成長が上振れる。
半導体投資サイクルが2〜3年以内に大きく落ち込む
オプトロニクスの半導体プロセス材料と偏光板需要が同時に弱まり、10年の悲観シナリオに近づく。
SSDの価格低下がニアラインHDD用途にまで及ぶ
HDD基板事業の長期需要見通しが構造的に下方修正され、10年の悲観シナリオに近づく。

見ておくもの

  • ヒューマンライフ事業の営業損益(黒字化の時期)
  • 中期経営計画「Nitto RISE 2028」の進捗(半導体630億円・HDD基板280億円の投資実行)
  • 偏光板市場での中国メーカーのシェア動向
  • 核酸医薬CDMOの新規大型案件の獲得・商用化状況
  • 世界のHDD出荷台数とニアライン用途の構成比

倍率と資本コストの決め方

数量は実質(HDD搭載ヘッド数・偏光板需要面積・核酸医薬CDMO市場規模×シェア)、価格は物価3%込みの名目(中立で10年1.20〜1.38倍。核酸医薬は競争で物価以下に据え置く理由をhowに書いた)で売上を積んだ。倍率は利益ベースの正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)で上限を出し(k7.25%=基本7.5%+quality 0.5%、RONIC=k+残る割合1/2×(ROE−k)、g4%)、3事業の堀の質に差があることを踏まえて上限の9割に置いた。やや悲観はROEがkを上回るので1÷kの下限に置き、悲観はROEがkを大きく下回るため正当化PERでなく、純現金と設備・在庫の売却価値(税後)で測った。今の株価(時価総額約2.4兆円)は最後に比べただけで、今のPER18.0倍・PBR2.09倍に倍率を寄せていない。純現金3,598億円は中計の設備投資と運転資金、買収の備えに充てる前提で、余った現金には分けていない。 2026-10-22 の見直し(R1〜R4)で倍率・時価総額を機械で置き直した(前後は notes/audit/fix_stage2_20261022.csv)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.5%(電子材料の循環)を足して 8.0%。電子材料・光学材料・医薬 CDMO という景気の波が異なる 3 事業を持ち、無借金で財務は厚い。ヒューマンライフの投資回収の不確実性やオプトロニクスの競争激化は k でなく筋書きと確率で表した。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.25%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. 新中期経営計画「Nitto RISE 2028」の策定(日東電工)
  2. 日東電工が中期経営計画「RISE2028」を策定 半導体に630億円投資(TECH+)
  3. 日東電工、HDD部材増産に280億円投資 AIデータセンター需要に対応(日本経済新聞)
  4. 日東電工、HDD回路基板増産(日刊工業新聞)
  5. 偏光板・光学フィルム業界の世界市場シェアの分析
  6. 日東電工、祖業「粘着」で挑む医薬品のニッチ王者(日経ビジネス)
  7. 味の素や日東電工、合成技術でCDMO 大手と競争や共存(日本経済新聞)
  8. 日東電工、核酸医薬CDMOで増収増益めざす(化学工業日報)
  9. 日東電工(6988)のセグメントごとの売上高・利益等(IR BANK)
  10. 日東電工 (6988)の配当・株主還元(銘柄スカウターライト)

分析日 2026-10-18