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ポーラ・オルビスホールディングス 4927

ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る

割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)871 円1,930 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,429.5 円3,168 億円差 −39.1%
10 年後から見ると 割高 価値 871 円1,930 億円 · 差 −39.1% · 期待の年率 +1.1%
期待の年率リターン(10 年)+1.1%資本コスト比 −6.6 pt
推定の資本コスト7.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

ポーラ・オルビスは、訪問販売の「ポーラ」と通販の「オルビス」を二本柱にする化粧品会社である。筆者の結論は、今の値段は割高だ。稼ぐ力を素直に見ると、本質価値は今の時価総額の半分前後にとどまる。

稼ぎの中身は、すでに入れ替わっている。2025 年 12 月期の営業利益は、オルビスが 93 億円、ポーラが 87 億円だった。売上がポーラの半分ほどのオルビスが、利益では上に立つ。ポーラは販売員の引退が止まらず、顧客数が細っている。売り方そのものが縮んでいる。

強みは本物だ。ポーラは顔を見て売る直販で、一人あたりの購入額が高い。オルビスは会員に自社で売るので、小売りに利益を削られない。純現金は 600 億円を超え、財務は固い。

重いのは育成ブランドだ。ジュリークとスリーは赤字から抜けきれない。2024 年からの中期計画も、海外と育成ブランドは未達と自己評価している。会社の予想どおり利益が戻っても、10 年先のポーラは今より小さい。

配当にも注意したい。配当性向は 120% を超え、利益より多く払っている。ためた現金を取り崩す形で、長くは続かない。現金の厚みは評価するが、事業の稼ぐ力に見合う値段は、今の値段に届かない。

バリュー投資の観点から

バリュー投資家が見るのは、10 年先も稼ぎ続けるかと、その稼ぎがどれだけ株主の手元に残るかだ。この会社は、その答えが事業ごとに分かれる。

オルビスは、持ち続けたい事業だ。利益率が高く、再投資の負担が軽い。会員の数が減らない限り、現金を生み続ける。ただし通販は競争が激しく、堀が厚いとは言えない。

ポーラは、堀が細りつつある事業だ。顧客との関係は価値があるが、それを支える販売員が 3 年で 4 割減った。会社は利益率を上げる手を打っているが、売上の土台が縮む事業を高く評価するのは危うい。

資本の使い方は、いちばん気になる点だ。利益を超える配当は、取り崩しながらの還元で、事業を成長させるお金ではない。赤字のブランドに投じた資金は、15 年たっても戻っていない。

安全域は、財務の厚みにある。純現金と含みのある不動産で、事業が傷んでも守れる価値はかなり大きい。しかし、今の時価総額は、その上に事業の回復をほぼ織り込んだ水準だ。10 年先の事業を保守的に見ると、払う値段に余裕がない。

何で稼ぐ会社か

稼ぎの柱は 2 つある。ポーラは、販売員(ビューティーディレクター)が顧客の肌を見ながら売る訪問販売と店舗の事業だ。売上は 900 億円ほどで、国内が中心になる。販売員は委託で、売れた分だけ歩合を払う。全国に約 2,500 の店があり、百貨店にも 63 のコーナーを持つ。固定費は軽いが、人が減ると売上も減る。

オルビスは、会員向けの通販が中心の事業だ。売上は 500 億円ほど、営業利益率は 18% 台と、グループでいちばん高い。スキンケアの戦略商品に広告と開発を集め、自社の通販サイトと店舗で売る。商品を小売りに卸さないので、利益が自社に残る。

残りの 2 つは赤字の事業だ。ジュリークは 2011 年に買ったオーストラリア発の自然派ブランドで、中国と百貨店の不振が長い。育成ブランドにはスリー、ディセンシア、フジミなどが入る。ディセンシアは収益が良くなったが、スリーは赤字が続く。

最近の増益は、本業の伸びだけではない。ポーラ青山ビルディングが稼働し、不動産の賃料が増えた。ジュリークと育成ブランドの赤字が縮んだ分も大きい。2026 年 12 月期の売上は 1,730 億円の予想で、2018 年の山の 7 割ほどにとどまる。

ポーラでは約 160 人の希望退職を募り、費用の約 14 億円を 2026 年 12 月期の特別損失に入れる。国内の人件費の重さを、会社自身が認めた形だ。

優良さと弱いところ

ポーラの強みは、顔の見える関係にある。販売員が肌を診て、化粧品やエステを組み合わせて売る。一人の顧客が長く買い続けるので、購入額が高い。会社は、顧客が減っても一人あたりの生涯の購入額は伸びたと説明している。

しかし、この強みは販売員の数に支えられている。2022 年末に約 2.7 万人いた販売員は、2025 年末に約 1.7 万人になった。3 年で 4 割近い減りだ。高齢の引退と、コロナ後の店の閉鎖が重なった。新しい担い手が入らなければ、顧客との関係は細り続ける。

オルビスの堀は、会員の数と通販の運営力にある。ただし、通販の化粧品は参入が容易で、ファンケルや大手各社も同じ土俵に立つ。オルビスの高い利益率は、広告費をかけ続けて保っている面もある。堀として長持ちするかは、まだ言い切れない。値決めも、ブランドで強気に上げられる段階にはない。

経営の資本の使い方には、疑問が残る。ジュリークの買収から 15 年たっても赤字だ。財団と創業家で株の過半を握るため、投資の失敗を株主が止めにくい。配当を利益以上に払う方針も、成長の投資先が乏しいことの裏返しに映る。

財務は強い。純現金が厚く、利息もほぼ払っていない。この点だけは、10 年先でも揺らがない。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

世界の美容・パーソナルケア市場は、年 7% ほどで伸びるとされる。ただし日本の会社は、その波に乗りにくい。国内は人口が減り、量はほぼ横ばいか微減だ。値上げと高級化で、売上を名目で伸ばす世界になる。物価が 3% ずつ上がる中で売上を保つには、顧客一人あたりの購入額を物価並みに上げ続けねばならない。

訪問販売は、国内の化粧品の中でも縮む側にある。人手を介する売り方は、担い手の高齢化に弱い。ポーラは、成長する店に人と資金を集める方針に変えた。二次流通への出荷も抑えている。量を追わず、利益の取れる売上に絞る転換だ。

通販と自社サイトは、構造的に伸びる側にある。顧客データで広告を絞り、小売りの取り分を省ける。オルビスはそこで勝っている。ただ、この市場には資生堂、コーセー、ファンケル、海外のロレアルなどが同じ顧客を狙う。差は、商品の新しさと会員の維持で決まる。

中国は、現地ブランドの台頭で、日系の勢いが落ちた。オルビスの中国法人は清算され、ジュリークの中国も減収が続く。会社の海外成長の前提は、中計の想定と違った。訪日客の消費は下支えになるが、国内の人口減を打ち消すほどではない。

化粧品は景気で売上が揺れる品目だが、日用品ほどではない。購入額の高い顧客は、不況でも買い続けると筆者は見る。10 年の勝負は、販売員の減りをどこで止めるかと、通販の伸びを守れるかの二つだ。

資本政策と M&A

還元は、手厚いが無理がある。方針は連結配当性向 60% 以上で、2025 年は 120% 台だった。利益が落ちても配当を据え置いたためで、足りない分は手元の現金から出している。自社株買いは確約していない。

買収の実績は冴えない。ジュリークの 2011 年の取得は、15 年たっても黒字化していない。育成ブランドの赤字も続く。大型の買収より、新規事業(カオカラ、ダイヴなど)を内部で立ち上げる方針だ。この方針が実を結ぶかは、スリーの黒字化が試金石になる。

大株主は、ポーラ美術振興財団と創業家の鈴木郷史氏で、合わせて半分を超える。2025 年 3 月の報告書では財団が約 35%、鈴木氏が約 22% だった(2026 年 6 月の別の集計は数字が違い、確認できていない)。この株主構成では、TOB で会社が買われる動きは起きにくい。

政策保有株は「単なる安定株主目的では持たない」としている。一方、ポーラ青山ビルなど賃貸の不動産は、簿価に比べ時価が 500 億円ほど高い。事業に使わない資産であり、価値として数えてよい。

10年の還元は、配当を年52億円で据え置く前提(配当性向60%以上の方針の上)。中立でも利益を約80億円上回るので、その分は余った現金で払い、筋書きの余った現金を減らした(二重に数えない)。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

ポーラの販売員の減りは、底に近づいている。会社は、数を追わず、成長する店に集める方針を採る。希望退職で人件費の重さも手当てした。顧客数が減っても一人あたりの購入額は伸びており、売上は崩れていない。2026 年上期の営業利益は 7% 増えた。利益率が 1 割を超えれば、ブランドの価値が数字に出てくる。

オルビスは、ほかの国内ブランドにない成長力を持つ。戦略商品のスキンケアが売れ、2026 年上期も売上が 5% 以上伸び、営業利益は 24% 増えた。会員に直接売る仕組みは、物価の上昇を価格に移しやすい。会員が増え続ければ、10 年後も 17〜19% の利益率を保てる。

赤字の 2 事業も、止血が進んでいる。ジュリークの上期の損失は前の年の半分になり、育成ブランドも赤字が小さくなった。この 2 つが黒字になるだけで、営業利益は 20 億円以上増える。ポーラ青山ビルの賃料も、これから積み上がる。

財務は純現金で、借金に頼らず新しい手を打てる。配当を維持できる体力もある。事業が改善して利益が配当に追いつけば、取り崩しの心配は消える。ポーラとオルビスの双方で利益率が上がれば、時価総額は今の値段を正当化する水準に近づく。

慎重な見方

ポーラの販売員は 3 年で 2.7 万人から 1.7 万人に減った。この流れは、高齢の引退が続く限り止まらない。新しい担い手を集めるには、報酬の仕組みを変える必要があるが、それは利益率を削る。希望退職と店の絞り込みは、売上の縮みを認めた動きでもある。中期計画は、自己評価で海外と育成が×、国内も△だ。2026 年の目標は届かない。

オルビスの好調は、通販の競争が穏やかな間の話だ。参入は容易で、広告費を増やさなければ会員は維持できない。中国法人の清算が示すとおり、海外で通販の強みは移植できなかった。国内でも、人口が減る中で会員を増やし続けるのは難しい。

育成ブランドは、15 年たっても黒字にならない。ジュリークの買収は、のれんと資金を長く寝かせた。スリーも赤字から抜けきれない。創業家と財団が株の過半を持ち、買収や新ブランド投資の失敗を外から止める力が弱い。

配当は、利益の 1.2 倍を払っている。取り崩しが続けば、現金の厚みは減る。減配になれば、株を持つ理由の一つが消える。今の値段は、会社予想の増益がそのまま続く姿を映した水準に見える。そこに届かなければ、評価は大きく下がる。

どちらに重みを置いたか

事業の中身を見ると、慎重な見方のほうが強い。ポーラの縮みは 3 年で数字に出た事実で、オルビスの好調は競争の穏やかさに頼る面がある。強気の見方が言う利益率の回復は、赤字の事業が黒字になる前提に立つ。

そこで、確率は慎重な側に寄せた。楽観とやや楽観を合わせて 3 割弱、やや悲観と悲観を合わせて 4 割弱に置いた。中立は、ポーラの縮みが続くが、オルビスと不動産が支える姿だ。10 年先の営業利益は、2025 年の 1.4 倍ほどにとどまる。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/12 期)

確率で加重した株価時価総額 1,065 円2,361 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 531 円1,178 億円)。 今の値に割り戻すと 871 円1,930 億円、今との差 −39.1%、 期待の年率 +1.1%(資本コスト 7.8%)→ 割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,217 円4,913 億円 767 円1,700 億円 +108.7% +7.6% 239 円529 億円
やや楽観 19% 1,653 円3,663 億円 654 円1,450 億円 +61.4% +4.9% 438 円971 億円
中立 34% 1,169 円2,592 億円 587 円1,300 億円 +22.8% +2.1% 597 円1,323 億円
やや悲観 27% 473 円1,049 億円 451 円1,000 億円 −35.3% −4.3% 250 円553 億円
悲観 12% 404 円895 億円 203 円450 億円 −57.5% −8.2% 73 円161 億円
加重平均100% 1,065 円2,361 億円531 円1,178 億円 +11.7% +1.1% 1,597 円3,538 億円

今の株価時価総額 1,430 円3,168 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.8% を下回るほど割高。

楽観 8% ポーラが下げ止まり、オルビスが伸び続ける 利益 258 億円 · PER 17.9 倍 · 株価時価総額 2,217 円4,913 億円

ポーラの販売員の減りが 2〜3 年で止まり、顧客数は今の 9 割弱で落ち着く。一人あたりの購入額は高級品への集中で物価以上に伸び、営業利益率は 14% まで戻る。オルビスは会員を増やし続け、顧客数は今の 1.3 倍、利益率は 19% を保つ。

ジュリークと育成ブランドは黒字になり、合わせて 8% の利益率に届く。ポーラ青山ビルの賃料も積み上がる。配当は維持され、やがて利益が配当に追いつく。

10 年後の営業利益は 370 億円になり、2018 年の山の水準に並ぶ。ここまでそろうのは、国内の担い手不足、通販の競争、中国の不振という三つの問題が同時に解けた時だ。会社の中計が掲げた「利益率 12〜13%」も超える、最良の姿である。

  • ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外):数量 88.0(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 131,000(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 1,153 億円・営業利益 161 億円。営業利益率 14.0%
  • オルビス(通販・店舗):数量 330(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 27,740(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 915 億円・営業利益 174 億円。営業利益率 19.0%
  • ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど):数量 560(販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 8,450(1 個あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 473 億円・営業利益 38 億円。営業利益率 8.0%
  • 不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整):数量 4.0(賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量))× 価格 21(1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目))→ 売上 82 億円・営業利益 7 億円。営業利益率 8.0%

倍率:事業の純利益 252 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.5% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.1%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 17.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 17.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)400 億円。全体の PER 17.88 倍、時価総額 4,913 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:販売員の減少、通販の競争、海外の不振という三つの逆風が 10 年のあいだ全部和らぐ必要がある。中計の目標すら届かない実績を見ると、重なる確率は低い。

やや楽観 19% オルビスが支え、ポーラは小さく安定する 利益 199 億円 · PER 16.9 倍 · 株価時価総額 1,653 円3,663 億円

オルビスは顧客数を今の 1.2 倍に増やし、利益率は 17.5% を保つ。ポーラは販売員が減り続けるが、店の絞り込みと希望退職で人件費が軽くなり、顧客数は今の 8 割で落ち着く。営業利益率は 12% 台まで戻る。

ジュリークは小さな黒字になり、スリーも損益が均衡する。育成ブランドと合わせて 5% の利益率だ。ポーラ青山ビルの賃料は増える。

10 年後の営業利益は 290 億円ほどで、2027 年の会社予想を 1.5 倍にした程度に収まる。配当は少しずつ増え、利益が配当に追いつく。中国は戻らないが、国内の通販と不動産が全体を支える。三つの逆風のうち、二つが和らいだ姿である。

  • ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外):数量 80.0(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 128,300(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 1,026 億円・営業利益 126 億円。営業利益率 12.3%
  • オルビス(通販・店舗):数量 300(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 27,200(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 816 億円・営業利益 143 億円。営業利益率 17.5%
  • ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど):数量 500(販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 8,250(1 個あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 413 億円・営業利益 21 億円。営業利益率 5.0%
  • 不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整):数量 4.0(賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量))× 価格 21(1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目))→ 売上 82 億円・営業利益 6 億円。営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 193 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.0% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.9 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.9 倍 + 余った現金(戻り方込み)400 億円。全体の PER 16.87 倍、時価総額 3,663 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:オルビスの勢いは 2026 年上期も続いており、半分の好転は十分ありうる。ただしポーラの販売員の減りが止まる保証はなく、育成ブランドの黒字化も遠い。

中立 34% 中立:ポーラは縮み、オルビスと不動産が支える 利益 149 億円 · PER 15.7 倍 · 株価時価総額 1,169 円2,592 億円

ポーラの顧客数は今の 7 割まで減る。販売員の高齢化は止まらないが、高級品への集中と希望退職で営業利益率は 10% 台前半に戻る。売上は、値上げで名目では今より少し増える。

オルビスは顧客数を 1 割ほど増やし、利益率は 16% まで落ち着く。通販の競争が強まり、広告費の負担が増えるためだ。ジュリークと育成ブランドは赤字が止まり、損益均衡に近づく。

ポーラ青山ビルの賃料が加わり、10 年後の営業利益は 220 億円ほどになる。2025 年の 1.4 倍だが、物価が 3 割上がる中では実質の成長は小さい。配当は、利益が増えるぶん無理が減る。中計の目標は遠いままだが、事業は壊れない。

  • ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外):数量 72.0(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 126,500(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 911 億円・営業利益 96 億円。営業利益率 10.5%
  • オルビス(通販・店舗):数量 270(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 26,930(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 727 億円・営業利益 116 億円。営業利益率 16.0%
  • ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど):数量 440(販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 8,040(1 個あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 354 億円・営業利益 7 億円。営業利益率 2.0%
  • 不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整):数量 4.0(賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量))× 価格 21(1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目))→ 売上 82 億円・営業利益 6 億円。営業利益率 7.0%

倍率:事業の純利益 145 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.8% が k 7.75% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)318 億円。全体の PER 15.73 倍、時価総額 2,592 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:ポーラの縮みは事実として進み、オルビスの伸びは続くが競争で鈍る。双方の言い分の落としどころとして、最も当てはまりやすい姿に最大の確率を置いた。

やや悲観 27% ポーラの縮みが続き、通販の競争も強まる 利益 90 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 473 円1,049 億円

ポーラの販売員の減りが止まらず、顧客数は今の 6 割まで減る。人件費を絞っても売上の縮みに追いつかず、営業利益率は 7% に落ちる。オルビスは国内の競争で広告費がかさみ、顧客数は今の水準を保つのがやっとで、利益率は 13% まで下がる。

ジュリークと育成ブランドは、赤字が小さくなるだけで黒字にならない。不動産の賃料は入るが、全体を支えるには小さい。営業利益は 125 億円ほどで、今より 2 割少ない。

配当は、利益に合わせて減らされる。余った現金の一部は赤字の穴埋めと買収の失敗に消える。会社は存続するが、ポーラという看板の価値は細り、普通の化粧品会社に近づいていく。

  • ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外):数量 62.0(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 121,100(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 751 億円・営業利益 53 億円。営業利益率 7.0%
  • オルビス(通販・店舗):数量 240(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 26,500(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 636 億円・営業利益 83 億円。営業利益率 13.0%
  • ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど):数量 380(販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 7,800(1 個あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 296 億円・営業利益 −3 億円。営業利益率 -1.0%
  • 不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整):数量 4.0(賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量))× 価格 20(1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目))→ 売上 80 億円・営業利益 4 億円。営業利益率 5.0%

倍率:ROE 5.5% は k 7.75% を下回り、ためた利益は帳簿より低い価値になるので、PER の上限は 1÷k=12.5 倍。構造の悪化を織り込み、その 7.6 割の 9.5 倍に置いた(7 割へ引き上げない)。余った現金は 3 割減の 300 億円から、利益を上回る還元の分(約 76 億円)を引いた 224 億円を足している。

確率:ポーラの 3 年の縮み方と、中計の未達が示す流れを、そのまま 10 年に延ばした姿。オルビスの競争も強まり、ほぼ並んで起きうる。

悲観 12% ポーラの販売網が崩れ、優良さを失う 利益 20 億円 · PBR 0.6 倍 · 株価時価総額 404 円895 億円

ポーラの販売員が、10 年のあいだに半分以下に減る。顧客数は今の 4 割台に落ち、営業利益率は 2% まで下がる。報酬の仕組みを変えようとして、残った販売員も離れる。オルビスは通販の競争に押され、顧客数が減り、利益率は 8% になる。

ジュリークと育成ブランドは赤字が続き、のれんの減損を出す。ポーラ青山ビルの賃料があっても、全体の営業利益は 30 億円ほどにしかならない。配当は、最初の数年は現金を取り崩して払い、のちに大きく減る。必要なら不動産の売却でも払う。

純利益が小さくなる中で、会社は赤字の穴埋めと減損で自己資本を減らす。稼ぐ力ではなく、持っている現金と不動産の価値が、株の下値を決める。優良な化粧品会社ではなくなる筋書きである。

  • ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外):数量 45.0(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 113,000(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 509 億円・営業利益 10 億円。営業利益率 2.0%
  • オルビス(通販・店舗):数量 190(年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量))× 価格 24,000(顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目))→ 売上 456 億円・営業利益 37 億円。営業利益率 8.0%
  • ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど):数量 300(販売個数(万個、推定。実質の数量))× 価格 7,000(1 個あたりの平均単価(円、名目))→ 売上 210 億円・営業利益 −8 億円。営業利益率 -4.0%
  • 不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整):数量 4.0(賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量))× 価格 19(1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目))→ 売上 76 億円・営業利益 3 億円。営業利益率 4.0%

倍率:優良さを失い利益が細る筋書きなので、稼ぐ力(純利益 20 億円÷k=250 億円ほど)でなく、売れる資産で測る。純現金と賃貸不動産の売却価値(税後)を床とし、今の自己資本 1,628 億円に 0.55 倍を掛けた。

確率:販売員の減り方は 3 年で 4 割と速く、止まらなければ売上の土台が崩れる。創業家と財団が株の過半を持ち、赤字事業の整理が遅れやすい点も重なる。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ポーラ(訪問販売・店舗・百貨店・海外)

販売員(ビューティーディレクター)が売る訪問販売と専門店、百貨店のコーナー、海外を含むポーラブランドの事業。

数量年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量)価格顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 100 90,373 904 87
10 年後 中立 72.0 126,500 911 96

取り方:売上 903.7 億円を、購入顧客を約 100 万人と推定して割った(顧客数は開示がなく推定)。販売員は 2022 年末の約 2.7 万人から 2025 年末の約 1.7 万人へ減り、顧客数も細る。数量は減る方向、価格は物価並みに高級化の上乗せを見込む。

オルビス(通販・店舗)

会員向けの通販が中心のスキンケア・化粧品事業。グループでいちばん利益率が高い。

数量年間の購入顧客数(万人、推定。実質の数量)価格顧客 1 人あたりの年間購入額(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 250 20,096 502 93
10 年後 中立 270 26,930 727 116

取り方:売上 502.4 億円を、年間の購入顧客を約 250 万人と推定して割った(顧客数は開示がなく推定)。国内のスキンケアが伸び、中国法人は清算した。数量は国内のシェアで少し伸ばし、価格は物価並みに置く。

ジュリーク・育成ブランド(スリー・ディセンシア・フジミなど)

豪州発のジュリークと、スリー、ディセンシアなどの育成ブランド。合わせて赤字が続く。

数量販売個数(万個、推定。実質の数量)価格1 個あたりの平均単価(円、名目)売上営業利益
今 2025/12 392 6,004 235 −21
10 年後 中立 440 8,040 354 7

取り方:ジュリーク 83.9 億円と育成ブランド 151.5 億円の売上を合わせ、平均単価を 6 千円ほどとみて個数を逆算した推定。営業損益は 2 つの赤字の合計(-14.3 億円と -7.0 億円)。

不動産・その他(ポーラ青山ビルの賃貸と調整)

ポーラ青山ビルディングなどの賃貸と、連結の調整項目。

数量賃貸・その他収益の面積換算(万㎡、推定。実質の数量)価格1 ㎡あたりの年間収益(万円、名目)売上営業利益
今 2025/12 4.0 15 61 4
10 年後 中立 4.0 21 82 6

取り方:不動産売上 30.2 億円と連結調整・その他の売上の合計 61 億円ほどを、面積換算で約 4 万㎡とみて割った見かけの単価(面積は推定)。営業利益は不動産事業の 4.2 億円。

リスクと懸念

ポーラの販売員が減り続ける

販売員は 2022 年末の約 2.7 万人から、2025 年末の約 1.7 万人に減った。高齢の引退が続き、新しい担い手も十分に入らない。人が減ると顧客との関係が細り、売上の土台が縮む。報酬の仕組みを変えれば、利益率を削る。ポーラの利益を支える柱そのものが崩れるリスクで、最も重い。

通販の競争が強まる

オルビスの高い利益率は、通販の競争が穏やかな間の話かもしれない。通販の化粧品は参入しやすく、広告の費用が上がれば利益率は下がる。会員を増やし続けるのも、人口の減る国内では難しくなる。オルビスの利益がグループの半分以上を占めるため、ここが崩れると全体への影響が大きい。

育成ブランドの赤字が続く

ジュリークは 2011 年の買収から 15 年たっても黒字にならない。スリーなどの育成ブランドも赤字だ。毎年の赤字が、せっかくのオルビスの利益を削る。のれんの減損が出る恐れもある。創業家と財団が株の過半を持つので、外からの圧力で整理が進みにくい。

配当が利益を超えている

配当性向は 2025 年に 120% 台だった。足りない分は手元の現金から出しており、利益が配当に追いつかない限り、現金は減る。減配になれば、配当を理由に株を持つ投資家が離れ、評価が下がる恐れがある。会社は方針の 60% 以上を掲げるが、実態とのずれが大きい。

中国の事業が戻らない

中国は現地ブランドの台頭で日系の勢いが落ち、オルビスの中国法人は清算された。ジュリークの中国も減収が続く。会社は中計で海外売上の比率 20% を掲げたが、想定と違った。海外の成長を前提にすると、数字を読み違える。中国の需要がいつ戻るかも読めない。

創業家と財団が株の過半を握る

ポーラ美術振興財団と創業家で、株の過半を持つ。資本の使い方に株主が口を出しにくく、赤字事業の整理や配当の水準が、大株主の考えに左右される。財団の保有比率は資料によって数字が違い、確認できていない。TOB で会社が買われる動きも起きにくい。支配が安定する半面、変化も起こしにくい。

今後の分かれ目

ポーラの販売員が減る勢いが弱まり、顧客数が前の年を上回る
底を打ったサインとみて、楽観とやや楽観の確率を上げてよい。ポーラの利益率が 1 割を超えて続くかも合わせて見る。
オルビスの売上の伸びが 1 桁前半に鈍り、利益率が 16% を割る
通販の競争が強まったサインとみて、やや悲観側に重みを移す。グループの利益の半分を支える事業なので、影響が大きい。
スリーとジュリークが黒字になり、複数の期で続く
育成の投資が実を結んだとみて、営業利益の見通しを 20 億円ほど上げる。買収の評価も改める。
配当を据え置きから減配に変える
取り崩しの還元を改めた動きで、現金の減りは止まる。短期の評価は下がるが、事業の価値そのものは変わらない。
自社株買いを大きく実施する、または余った現金を使った大型の買収を発表する
買いなら現金が株主に戻る動き(戻り方を上げる材料)。買収なら過去の失敗の再来を疑い、悲観側の確率を上げる。
財団や創業家の持ち株の一部が売却される
支配が緩み、資本の使い方が変わりうる。TOB など再編の可能性も、今より現実味を帯びる。

見ておくもの

  • ポーラの販売員数と顧客数、一人あたりの購入額
  • オルビスの売上の伸びと営業利益率(四半期)
  • ジュリーク・スリーの営業損益
  • 配当性向と手元の現金の推移
  • 次の中期経営計画(2027 年以降)の目標と、その前提

倍率と資本コストの決め方

数量は顧客数・個数、価格は物価 3% 込みの名目で積んだ(顧客数は開示がなく推定)。k は基本 7.5% に quality +0.5%(ポーラの販売員の減りと育成ブランドの長い赤字)の 8.0%。倍率は利益ベースの正当化 PER(RONIC=k+1/2×(事業の ROE−k)、g は 4.0%)の上限を出し、ROE が k を超える筋書きは 1÷k の下限との間に、k を下回る筋書きは 1÷k の天井の 7.6 割に置いた。今の株価・PER・PBR や過去の倍率は根拠にしていない。余った現金 400 億円は事業に要らない分を別に足し、戻り方は配当性向が 100% を超えているので 1.0 とした。店の家賃は、ポーラの店が委託・歩合中心で固定費が重くないとみるが、リースの額は確認できていない。新リース会計基準で数字の形が変わる点は、今と同じ形(家賃を営業費用に入れた形)で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 14.3→17.88 倍・やや楽観 PER 13.5→16.87 倍・中立 PER 12.5→15.73 倍)。

資本コスト 7.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +0.5%(ポーラの販売員の減りと、ジュリーク・スリーの長い赤字で事業の寿命に不安)を足して 8.0%。ガバナンスや買収の失敗は k に足さず、筋書きと確率で表した。同じ領域の資生堂・コーセー(+0.5%)と同じ並びで置いた。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.00% → 7.75%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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分析日 2026-10-18