株譜
AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

コタ 4923

美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)878 円256 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,116 円325 億円差 −21.3%
10 年後から見ると やや割高 価値 878 円256 億円 · 差 −21.3% · 期待の年率 +3.6%
期待の年率リターン(10 年)+3.6%資本コスト比 −3.6 pt
推定の資本コスト7.2%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 7.2% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

コタは、美容室だけに売るヘアケア製品のメーカーだ。ドラッグストアやネットでは売らない。売上は約96億円で、営業利益率は2割ある。

筆者の結論は、今の値段はやや割高ということだ。事業は堅いが、利益の伸びは物価と取引先の拡大で決まり、速くはない。10年後の中立の営業利益率は18%台とみる。この利益で測ると、本質価値は今の時価総額を下回る。

稼ぎの仕組みは独特だ。美容室に経営の助言まで無料で付け、その代わりに全品を使ってもらう。美容室は店販で稼げるので、同社の品を手放しにくい。取引先は約1.2万軒で、全国25万軒の約5%にすぎない。拡大の余地は、まだ国内にある。

弱みは、売り先が美容室ひとつに偏ることだ。美容室の数は減り続け、一人経営の店が増える。ネットでの非正規販売も、専売の看板を傷つける。海外には出ないと会社は明言している。

財務は無借金で、純現金が約36億円ある。還元は厚く、自社株買いも続けている。確率で重みづけた本質価値は、今の時価総額を約3割下回る「やや割高」だ。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、この会社の事業は好ましい。顧客の美容室に深く入り込み、売上が27年ほど増え続けた。資本は少なくて済み、利益の大半を株主に返せる。借金はなく、無理な買収もしない。

問題は値段である。10年後の利益を、物価と取引先の拡大から積み上げると、中立の純利益は約20億円だ。ここに資本コスト7.25%で測った倍率をかけても、今の時価総額は先取りが過ぎる。事業の質が高いことと、払ってよい値段は別の話だ。

堀の持続を見ると、美容室という顧客が一つの業態に偏る。その店の数は減り、一人経営が増える。同社の営業は人に依存するため、人材の確保が堀そのものになる。

安全域は薄い。悲観の筋書きでも、純現金と土地建物があるため破綻はしない。ただ、その場合の価値は今の時価総額の4分の1ほどだ。

筆者はこの会社を、よい事業だが、今の値段では持ち続ける理由が弱い、と見る。

何で稼ぐ会社か

コタは、美容室向けのシャンプー、トリートメント、整髪料、育毛剤を作って売る。売るのは美容室だけで、一般の消費者はサロンの店頭でしか買えない。

売上の約7割はシャンプーとトリートメントなどのトイレタリー、2割強が整髪料だ。育毛剤とカラー剤は小さい。事業は単一で、製品の中身を競う勝負ではなく、売り方の勝負になっている。

販売は直販と代理店が半々だ。中心にあるのは「旬報店システム」という仕組みである。同社の営業が美容室ごとの売上データを分析し、店販の伸ばし方まで助言する。見返りに、その店は同社の製品を全部使う。旬報店は約1,600軒(2021年3月時点)と少ないが、売上の約65%を占める。取引を始めて2年で店販が2倍になる、と会社は説明している。

製造は京都の自社工場に集中し、外部の倉庫に在庫を分けて備える。従業員は約390名で、営業のコンサル人材の育成が成長の速さを決める。

価格はブランドが決める。ネット通販や量販店に出さないことで値崩れを防ぎ、美容室の利益を守る。この約束が、取引先との信頼の土台だ。

優良さと弱いところ

同社の堀は、製品ではなく関係にある。美容室は経営の助言をもらい、店販で稼ぐ。ほかのメーカーの品に替えれば、その助言も実績も失う。この切り替えにくさが、27年ほどの連続増収と2割の営業利益率を支えてきた。

財務の規律も堅い。無借金で、自己資本比率は約76%ある。配当性向は30%を目途とするが、実績は4割を超え、自社株買いも続けている。資本を寝かさない姿勢は評価できる。

ただし筆者は、この堀を「強い堀」とまでは認めない。理由は三つある。

第一に、売り先が美容室という一つの業態に限られる。美容室の数が減れば、同社の市場も細る。第二に、競合が多い。ミルボン、資生堂プロフェッショナル、ウエラ、ルベルなどが同じ美容室に営業をかけている。第三に、ネットでの非正規販売は、売り方の約束そのものを崩しうる。

営業利益率は過去の山の24.8%から下がり、今期は20.8%、来期予想は18.3%だ。人件費と営業の人員が増える局面にあり、過去の高さを前提にはできない。

経営はオーナー色の強い経営から世代交代の時期にあるとみられる。2026年7月の決算短信では社長が吉田茂治氏と記されている。専売の流儀が次の世代でも守られるかは、見ておく点だ。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

国内のヘアケアは、人口が減る成熟市場だ。数量は増えない。それでも美容室専売の分野は、店販を伸ばした店が生き残るため、一般品より底堅い。

国内の美容室は約25万軒ある。減少は緩やかだが、一人経営の店が増えている。この種の店は店販に使える時間が少なく、同社の営業モデルとは相性がよくない。

競合は大きい。ミルボンは美容室専売の最大手の一つで、海外も伸ばしている。資生堂プロフェッショナル、ウエラ、ルベルも同じ美容室を争う。専売ヘアケアの国内市場を約1,700億円と推定すると、同社のシェアは5〜6%だ(筆者の推定で、公表値ではない)。

追い風は、白髪やダメージ補修への需要、サロンで買う高価格帯への関心だ。物価が3%上がる世界では、専売品は値上げが通りやすい分野でもある。

逆風は、ドラッグストアの高価格帯ヘアケアの強化、ネット通販の非正規品、生活者の節約志向だ。海外はミルボンが米国や韓国で伸びている。同社は海外を「積極的に考えていない」としており、市場は国内だけに限られる。

この業界の分かれ目は、美容室の数と、店販をどれだけ伸ばせるかである。

資本政策と M&A

還元は厚い。配当性向は30%を目途とするが、直近の実績は4割を超え、自社株買いも続けている。2025年3月期は配当が約5.5億円、自社株買いが約6億円で、純利益の約9割を返した。

自己資本は約121億円、うち純現金が約36億円ある。月商の2か月分にあたる約16億円は運転資金に要るとみて、残りの約20億円は事業に要らない現金とみた。この現金は、還元の実績があるので、そのまま株主に戻ると考える。

設備投資は年3億円ほどで、駐車場や空調、ボイラーの更新が中心だ。工場は京都に1か所で、生産が集中している。

M&Aの実績はほとんどない。海外にも出ない方針で、資本の使い道は国内の営業人材と製造設備に絞られる。買われる側の可能性は、10年で約2割という外部の推定がある。ただし創業時からの経営の色が強く、筆者は確かな材料とは見ない。

10年の還元は、純利益の約8割とみた(配当と自社株買い)。利益が減る筋書きでは、還元も減る。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

同社の仕組みは、美容室と利益を分け合う形になっている。美容室は店販を伸ばすほど経営が楽になり、同社の品を替えにくくなる。この関係が27年ほど増収を続けた土台だ。

取引先は約1.2万軒で、全国25万軒の約5%にすぎない。旬報店はさらに少なく、約1,600軒だ。ここを一つずつ開拓するだけで、国内だけでも数量は伸びる。物価が3%で続く世界では、専売品の値上げは通りやすい。ネットで売らない約束があるので、値崩れも起きにくい。

財務は無借金で、純現金がある。還元は厚く、自社株買いも続けている。営業利益率は2割と高く、会社の目標である経常利益率15%を大きく上回る。来期の減益予想は、人材や営業への先行投資の面が大きく、将来の成長のための支出だと読める。

海外に出ない方針は、見方を変えれば無駄な投資をしないという規律だ。ミルボンの海外は米国や欧州で赤字が続いている。国内の取りこぼしを拾う方が、利益率の高い成長になる。10年で数量が3割伸び、利益率が2割を保てば、時価総額は今の1.5倍以上になる。

慎重な見方

成長の源である美容室の数が減り続けている。一人経営の小さな店が増え、同社の営業モデルは届きにくくなる。旬報店は売上の約65%を占めるが、約1,600軒に集中している。大口の数軒が離れるだけでも影響は大きい。

営業利益率は24.8%の山から下がり、来期予想は18.3%だ。コンサル人材の採用と、物価で上がる人件費が利益率を押し下げる。これは一時の現象ではなく、構造だ。

ネットでの非正規販売は、専売の約束を崩す。偽造品やフリマの出品は、止めるのが難しい。美容室が店販で稼げなくなれば、同社の仕組みの前提が崩れる。

競合は強い。ミルボンは海外にも展開し、資生堂プロフェッショナルも美容室網を持つ。両社の営業力は同社より大きい。売り先も製造も京都に集中し、リスクの分散が効かない。

今の値段は、利益が物価並みに伸びる前提を先取りしている。10年の中心でも、利益は今の1.4倍ほどにとどまる。筆者は、この値段に見合う成長は見込みにくいと考える。

どちらに重みを置いたか

事業の質では強気の見方が優勢だが、値段の議論では慎重な見方が勝つ。仕組みの強さと無借金の財務は評価できるが、利益の伸びは物価と取引先の拡大に限られる。

中立は、数量が10年で1割5分増え、値段は物価並みに上がり、営業利益率は18.5%とする。倍率は正当化PERの8割強に置いた。確率は中立を軸に、美容室の減少が続く向きを重くみて、やや悲観と悲観に計35%を置いた。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 1,167 円340 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 424 円123 億円)。 今の値に割り戻すと 878 円256 億円、今との差 −21.3%、 期待の年率 +3.6%(資本コスト 7.2%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 2,040 円594 億円 583 円170 億円 +135.1% +8.9% 210 円61 億円
やや楽観 20% 1,638 円477 億円 522 円152 億円 +93.5% +6.8% 432 円126 億円
中立 37% 1,336 円389 億円 474 円138 億円 +62.1% +5.0% 670 円195 億円
やや悲観 23% 640 円187 億円 343 円100 億円 −11.9% −1.3% 226 円66 億円
悲観 12% 291 円85 億円 154 円45 億円 −60.1% −8.8% 53 円16 億円
加重平均100% 1,167 円340 億円424 円123 億円 +42.6% +3.6% 1,591 円464 億円

今の株価時価総額 1,116 円325 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 7.2% を下回るほど割高。

楽観 8% 旬報店が広がり、専売の値段も通る 利益 28 億円 · PER 20.6 倍 · 株価時価総額 2,040 円594 億円

旬報店、つまり同社が経営助言まで付けて深く組む美容室が増え続ける。取引先は今の約1.2万軒から大きく広がり、国内シェアは1割に近づく。美容室は店販で稼ぐほど同社の品を手放せなくなり、値上げも通る。営業利益率は2割強を保つ。海外は手を出さないままだが、国内だけで10年間の数量が3割半伸びる。ネットでの非正規販売は取り締まりが進み、ブランドの傷にならない。コンサル人材の採用と育成も計画どおりに進み、人件費の上昇は値上げで吸収できる。同社の仕組みが、ほぼ理想の形で成熟する10年だ。会社の目標である経常利益率15%を、10年間ずっと大きく上回り続ける。取引先の美容室は店販で稼ぎ、同社の営業が出す提案を信頼して他社に移らない。営業人材の育成が計画を上回る速さで進み、旬報店の新規開拓が毎年積み上がる。京都の工場も増産に追いつく。ただ、これは全部が揃った場合の姿である。

  • 美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など):数量 864(出荷本数(万本・推定))× 価格 2,100(1本あたりの出荷単価(円))→ 売上 181 億円・営業利益 39 億円。営業利益率21.5%

倍率:事業の純利益 28 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 19.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 13.4%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 20.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 20.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)20 億円。全体の PER 20.57 倍、時価総額 594 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内で旬報店が増え続け、値上げも通り、ネット販売も抑える全部が揃う必要があり、実現すれば大きいが確率は低い。業界の楽観の幅(名目年6〜8%)に近い。

やや楽観 20% 旬報店の開拓が続き、利益率は2割を保つ 利益 24 億円 · PER 19.6 倍 · 株価時価総額 1,638 円477 億円

旬報店の新規開拓が毎年続き、数量は10年で2割5分伸びる。美容室の総数が減る中でも、店販に力を入れる店が同社に集まる。値段は物価並みに上げられ、利益率は2割前後を保つ。会社が掲げる経常利益率15%という目標を、大きく上回る水準だ。人件費は物価で増えるが、コンサル営業の質が落ちない限り顧客は離れない。ネット転売への対策も一定の効果を上げる。拡大は中期の計画どおりに進むが、一気に取引先が倍になるほどではなく、確かな成長が続く10年になる。物価で上がる人件費は値上げで吸収でき、利益率は大きく崩れない。還元も続くので、自己資本は膨らまず、ROEは1割台半ばで保たれる。

  • 美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など):数量 800(出荷本数(万本・推定))× 価格 2,040(1本あたりの出荷単価(円))→ 売上 163 億円・営業利益 33 億円。営業利益率20.0%

倍率:事業の純利益 23 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 16.7% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 12.0%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 19.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 19.6 倍 + 余った現金(戻り方込み)20 億円。全体の PER 19.61 倍、時価総額 477 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:過去27年ほど増収を続けた実績に近い筋書き。数量が年2%強伸びる前提で、過去の増収ペースが続けばこの形になる。

中立 37% 数量は緩やかに伸び、人件費の上昇で利益率はやや下がる 利益 20 億円 · PER 18.7 倍 · 株価時価総額 1,336 円389 億円

国内のヘアケア市場は数量が伸びない。同社が伸びるのは、取引美容室を少しずつ増やして市場より速く育つからだ。10年で数量は1割5分増え、値段は物価並みの1.34倍になる。人件費が物価で増え、コンサル営業の人員も増えるため、営業利益率は今期予想の18%台に近い水準で落ち着く。過去の山である24%台には戻らない。美容室の数は減り続けるが、店販に熱心な店は残る。会社は還元を厚く続け、自己資本は膨らみすぎない。派手さはないが、毎年着実に増収を重ねる10年だ。京都の工場は設備の更新で対応でき、生産の支障は出ない。営業人員の増加と賃上げが利益率を押し下げる一方、値上げは通り続ける。こうして利益は名目で年3%前後伸び、数量は年1.4%ほど伸びる。

  • 美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など):数量 736(出荷本数(万本・推定))× 価格 2,010(1本あたりの出荷単価(円))→ 売上 148 億円・営業利益 27 億円。営業利益率18.5%

倍率:事業の純利益 20 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 14.5% が k 7.25% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.9%、10 年より先の名目の伸び g 3.7% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 18.7 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 18.7 倍 + 余った現金(戻り方込み)20 億円。全体の PER 18.72 倍、時価総額 389 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内市場は数量が伸びず、同社は開拓で市場より少し速く育つ。今期予想の減益から読む利益率の低下も織り込んだ中心の筋書き。

やや悲観 23% 美容室の減少と非正規販売で、数量が伸びず値上げも通りにくい 利益 13 億円 · PER 13.8 倍 · 株価時価総額 640 円187 億円

美容室の数が減り、一人経営の小さな店が増える。同社は大口の旬報店を軸にした仕組みなので、小さな店には営業の手間がかけにくく、新規開拓が鈍る。数量は10年でほぼ横ばいになる。ネットやフリマでの非正規販売も増え、値上げが通りにくくなる。価格は物価に追いつかず、10年で1.28倍にとどまる。一方で人件費や原材料は物価どおり上がり、営業利益率は14%台まで下がる。会社は還元を絞りつつも配当は続ける。専売の強みは残るが、成長が止まり、利益が減る10年だ。ミルボンなど大手は海外の成長で規模を増し、国内の提案力でも同社を上回り始める。同社の旬報店は数が増えず、既存の取引先の深掘りだけで成長を支えようとするが、限界がある。

  • 美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など):数量 640(出荷本数(万本・推定))× 価格 1,920(1本あたりの出荷単価(円))→ 売上 123 億円・営業利益 18 億円。営業利益率14.5%

倍率:ROE 8.1% で k 7.25% をわずかに上回る。ROE が k を上回る間は PER の下限が 1÷k なので、下限の 13.79 倍に置いた。正当化 PER の上限は約 14 倍で、ほぼ同じ水準になる。

確率:美容室の減少は統計で確かな向きの変化で、一人経営の店は同社の営業が届きにくい。業界の弱めのレンジに当たる。

悲観 12% 専売の仕組みが崩れ、サロン離れで負ける 利益 4 億円 · PBR 0.7 倍 · 株価時価総額 291 円85 億円

専売の仕組みが崩れる。ネットでの非正規販売が止まらず、美容室は店販で稼げなくなり、同社の品を店頭に置く理由を失う。ミルボンや資生堂プロフェッショナルなど大手が旬報店のような深い提案を広げ、同社の美容室は他社に流れる。数量は10年で2割減り、値上げも通らず、価格は1.15倍にとどまる。固定費の重い営業人員と京都工場の稼働低下で、営業利益率は6%まで落ちる。配当は縮むが、純現金と土地建物があるため経営は続く。ブランドは残るが、もう優良な専売メーカーではない。配当を縮めても、無借金の財務のため経営は揺るがない。ただ、利益の質はもう優良とは言えず、事業の価値は稼ぐ力ではなく、持っている現金と資産で測られるようになる。

  • 美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など):数量 512(出荷本数(万本・推定))× 価格 1,725(1本あたりの出荷単価(円))→ 売上 88 億円・営業利益 5 億円。営業利益率6.0%

倍率:利益が大きく細る筋書きで ROE は k を大きく下回る。稼ぐ力(純利益 3.8 億円÷k≒52 億円+余った現金)でなく、純現金と売れる資産の税後を床とし、今の自己資本 121 億円に 0.70 倍を掛けた約 85 億円で測る。

確率:専売の仕組みが崩れる負け方は一度始まると戻りにくい。同社は海外や他の販路を持たず、単一事業の脆さがあるので1割強を置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

美容室専売ヘアケア(シャンプー・トリートメント・整髪料など)

美容室だけに売る頭髪用化粧品と医薬部外品。直販と代理店で半々。

数量出荷本数(万本・推定)価格1本あたりの出荷単価(円)売上営業利益
今 2026/03 640 1,500 96 20
10 年後 中立 736 2,010 148 27

取り方:本数は開示されない。国内の専売ヘアケア市場を約1,700億円と推定し、そのうち同社のシェアを5〜6%として、売上96億円と、店頭価格の約半分とみた出荷単価から出荷本数を約640万本と推定した。市場は実質(今の値段のまま)で置き、数量は取引先の美容室の増減とシェアで動く。価格は物価3%の名目で、10年で1.34倍が基本。

リスクと懸念

美容室の数が減り、一人経営が増える

国内の美容室は約25万軒で、緩やかに減っている。一人経営の店は店販に使える時間が少なく、同社の営業モデルと合いにくい。取引先の数が伸び悩めば、数量の成長の源が細る。

ネット・フリマでの非正規販売

同社は美容室専売をうたい、ネットやドラッグストアでは売らない。偽造品や転売品が広がると、美容室は店販で稼げなくなり、専売の約束が崩れる。取り締まりに終わりはなく、費用もかかる。

旬報店への集中

旬報店は約1,600軒で、売上の約65%を占める(2021年3月時点)。大口の数軒が他社に移るだけで影響が大きい。顧客の集中は、安定の裏返しでもある。

利益率の低下とコンサル人材

営業利益率は24.8%から下がり、来期予想は18.3%だ。営業のコンサル人材は育成に年数がかかり、人件費は物価で上がる。採用と教育が思うように進まなければ、拡大が止まる。

京都の工場への生産集中

製造は京都の自社工場に集中している。災害や設備の事故で止まれば、供給が途切れる。外部の倉庫に在庫を分散して備えるが、生産地そのものの分散はできていない。

経営の世代交代

2026年7月の決算短信では社長が吉田茂治氏と記されている。専売と旬報店の流儀は、創業以来の経営の思想に根ざす。世代交代の中で、その流儀が薄れる恐れがある。

今後の分かれ目

旬報店の数が年100軒以上のペースで増え、売上の伸びが5%を超えて続いたら
取引先の拡大が加速しているサイン。楽観・やや楽観側の確率を上げてよい。
営業利益率が16%を割り込み、2期以上続いたら
人件費と営業人員の重さが利益を削る構造とみて、やや悲観側の確率を上げる。
非正規販売の摘発が進まず、ネットの流通が目に見えて増えたら
専売の約束の前提が崩れる前触れとみて、悲観の確率を引き上げる。
海外展開や他の販路への進出を打ち出したら
単一事業の弱みを補う動きだが、実行の力は未知数。慎重に見る。
自社株買いや増配が続き、総還元性向が8割を超えて続いたら
資本を寝かさない姿勢の表れで、余った現金は株主に戻るとみてよい。

見ておくもの

  • 旬報店の数と、売上に占める比率
  • 営業利益率の四半期の推移(16%台を割るか)
  • 非正規販売への対応と、美容室の店販比率
  • 総還元性向と自社株買いの継続
  • 美容室数の統計と、一人経営の店の増減

倍率と資本コストの決め方

数量と値段から10年後の利益を積み、倍率は正当化PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)の上限に対する8〜8.6割に置いた(k 7.25%、g 3.75%、堀は普通で残る割合 1/2)。やや悲観はROEがkをわずかに上回るので1÷kの下限13.79倍、悲観は稼ぐ力でなく純現金と売れる資産の税後で測り、過去のPBRの底からは置いていない。今のPERやPBRと同業の倍率は最後に比べただけで、寄せていない。決算の形は今と同じ(家賃を営業費用に入れた形)でそろえた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 17→20.57 倍・やや楽観 PER 16→19.61 倍・中立 PER 15→18.72 倍)。

資本コスト 7.2% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality −0.25% を足して 7.25%。同じ領域のミルボン(−0.25%)と同じ幅にした。売り先の偏りは寿命で見て、ブランドの傷や経営の世代交代は k に足さず、筋書きと確率で表した。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. コタ 説明会記事(事業モデル・旬報店)
  2. コタ 有価証券報告書(FY2025)テキスト
  3. コタ 決算(2026年3月期・2027年3月期予想)

分析日 2026-10-19