株譜
AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

川口化学工業 4361

タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い

適正
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)1,684 円20 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)1,713 円21 億円差 −1.7%
10 年後から見ると 適正 価値 1,684 円20 億円 · 差 −1.7% · 期待の年率 +7.6%
期待の年率リターン(10 年)+7.6%資本コスト比 −1.1 pt
推定の資本コスト8.8%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.8% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

川口化学工業は、ゴムを丈夫にする薬品を作る小さな化学会社だ。タイヤや自動車の部品、医療用のゴムに使われる。筆者の結論は、今の値段はやや高いというものだ。利益は戻ってきたが、資本コストを超えて稼ぐ力は弱いからだ。

埼玉県川口市の工場1か所で、加硫促進剤や老化防止剤を作る。売上は90億円前後で、2026年11月期は営業利益5億円と過去20年で最も高い水準に届く見込みだ。配当も増やした。

ただ、これは追い風の年の数字だ。過去12年の営業利益率は平均で3%台にとどまる。中国やインドの安い薬品が入り込み、特殊品の値段を押さえている。工場の更新には償却を上回るお金が要り、借金も時価総額と同じくらいある。

見落とせないのは、川口市の工場の土地だ。帳簿では0.3億円だが、時価は数十億円に上るはずだ。ただ工場を動かし続ける限り、その値打ちは株主に届かない。筆者は、土地の含みを買う理由にはしない。

10年の中立では、営業利益は5億円台で足踏みし、借り換えの利息がそれを少し削る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、真面目だが資本をあまり増やせない事業だ。

タイヤが走る限り、ゴム薬品は要る。客の配合に入り込めば、簡単には切られない。この点は評価できる。80年以上続いてきた会社には、それなりの理由がある。

しかし、オーナーとして手元に残る利益は細い。営業利益の多くは工場の更新に消え、株主に戻るのは純利益の2〜3割だけだ。会計の利益は物価で膨らんで見えるが、設備の入れ替えの値段も上がるので、自由に使える現金は増えにくい。

安全域の候補は川口市の土地だ。ただ、それは工場を閉じた時にしか現金にならない。工場を閉じる会社に、高い値段は付かない。筆者は、払う値段に見合う安全域は薄いと考える。利益が過去の天井を破り続けるなら、見方は変わる。

もし持つなら、事業の伸びではなく、土地の使い方が変わる日を待つことになる。それは経営が決めることで、株主が待つ時間の長さは読めない。

何で稼ぐ会社か

1935年創業の、ゴム薬品の専業メーカーだ。ゴムは生のままでは弱く、硫黄で橋をかけて弾力と強さを出す。この反応を速めるのが加硫促進剤で、ゴムが熱や酸素で劣化するのを防ぐのが老化防止剤だ。川口化学はこの2つを柱にしている。

売上の56%がゴム薬品だ。最大の用途はタイヤで、ほかにホースやベルト、防振ゴムなどの自動車部品、医療用の手袋や栓、合成ゴムの製造に使われる。残りは樹脂の添加剤、医薬や農薬の原料になる中間体、受託の化学品などだ。

売り先は国内のタイヤ・ゴム製品の会社が中心で、商社を通すことも多い。化学品の商社の山田化成が売上の2割を占め、同時に最大の株主でもある。輸出は売上の2割で、ほぼアジア向けだ。

生産は埼玉県川口市の工場研究所1か所に集まる。約3万㎡の敷地で作り、隣の土地は貸して地代を得ている。社員は160人ほどの小さな所帯だ。

儲けの仕組みは、原料の石油化学品を仕入れ、合成して売る差額だ。原料の値上がりは、半年ほど遅れて販売価格に乗せていく。

地代は年0.4億円弱と小さいが、景気に左右されない安定した収入だ。

優良さと弱いところ

堀、つまり他社がまねできない強みは、狭く浅い。

強みは品ぞろえと、客ごとの細かな注文に応える力だ。タイヤやゴム部品の配合は会社ごとに違い、薬品を替えると試験をやり直す手間がかかる。一度採用されれば、簡単には切り替えられない。この切り替えの手間が、細い堀になっている。

弱みも多い。国内のゴム薬品は大内新興化学工業や三新化学工業と分け合う狭い市場だ。汎用の促進剤は中国やインドの大手が安く大量に作り、特殊品の値段まで押さえにくる。会社自身も、海外の安価品を懸念として挙げている。

数字が実力を語る。過去12年の営業利益率は0〜5%台で、ROEの中央値は9%台にとどまる。資本コストと同じくらいで、それを大きく超えたことは無い。

工場が1か所しかないことも弱みだ。事故や災害で止まれば、代わりは無い。一方で、経営は堅実だ。借金は増やしすぎず、配当も少しずつ増やしてきた。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

ゴム薬品の需要は、タイヤと自動車の生産で決まる。

世界のタイヤの本数は、新車の生産と走る車の数に沿って年1〜2%ずつ伸びる。電気自動車は車体が重く、タイヤの減りが早い。走行の静かさや燃費の要求も高く、薬品の配合は難しくなる。量より質で稼ぐ余地は広がる。

一方で、国内の需要は伸びない。国内の自動車生産は年800万台前後で頭打ちだ。ホースや防振ゴムなどの部品も、車の数に沿って横ばいか少し減る。2025年は国内の自動車生産の失速で、工業用品向けが落ち込んだ。

値段の主導権は中国にある。汎用の加硫促進剤や老化防止剤は、中国の大手が世界の生産の大半を握る。中国の環境規制で工場が止まると値段が跳ね、再開すると下がる。日本の会社は、特殊品と品質の安定で生き残っている。

医療用のゴムは明るい材料だ。手袋や注射の栓には不純物の少ない薬品が要り、安い品では代わりにくい。

筆者は、川口化学が扱う数量は10年で横ばいに近いと見る。伸びるのは単価で、それも原料の値上がりを追いかける形になる。

ゴム薬品の再編は進んでおらず、国内の中小の会社が細かく分け合う形が続いている。

資本政策と M&A

還元は配当だけで、配当性向は2〜3割と控えめだ。2026年11月期は1株の配当を増やす予定だが、総額は年1億円に届かない。自社株買いの実績は無い。

稼いだお金の多くは、工場の更新に回っている。設備投資は年7億円前後で、減価償却の4億円を大きく上回る。古い化学工場は配管や設備の入れ替えが続き、環境の規制にも対応が要る。その分を借入で賄い、純負債は20億円台で高止まりしている。

大株主には商社の山田化成が並ぶ。取引先が株主でもある、昔ながらの安定した株主の構成だ。

買収や再編は見えない。時価総額は20億円ほどで、国内のゴム薬品の再編の受け皿になる可能性はある。ただ、筆者は確度の高い話とは見ない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

利益の質が変わり始めた。2026年11月期の営業利益は5億円と、過去20年で最も高い。会社は第3四半期で予想を引き上げ、配当も増やした。原料高を値段に乗せる交渉が、以前より通るようになっている。

医療用のゴムは伸びている。手袋や注射の栓には不純物の少ない薬品が要り、安い中国品では代わりにくい。電気自動車のタイヤも、重さと静かさに合わせた配合が要る。量でなく質で稼ぐ流れは、専業の会社に向く。

工場の更新が終われば、投資は償却並みに落ち着く。その時、借金は減り、還元を厚くする余地が出る。

そして川口市の土地がある。帳簿の100倍近い値打ちがあるかもしれない。賃貸に回す土地を広げるだけでも、利益は安定する。今の時価総額は、この土地の値打ちにも届かない。

今のPERは一桁で、増配の利回りも悪くない。地味な会社ほど、改善が続けば見直される余地は大きい。

80年続いた専業の知見は、新しい会社がすぐにはまねできない。

慎重な見方

今年の利益は山の利益だ。過去12年の営業利益率は平均で3%台で、5%を超えた年は数えるほどしか無い。原料の値段が下がる局面で一時的に利ざやが広がっただけで、続く保証は無い。

値段の主導権は中国にある。汎用の促進剤は中国の大手が安く大量に作る。会社自身が、特殊品も海外の安価品に押されたと書いている。国内の自動車生産は頭打ちで、工業用品の需要は細る。

工場の更新は終わらない。古い化学工場は、配管も排水も入れ替えが続く。設備投資は償却を毎年上回り、借金は減らない。会計の利益は増えても、株主に戻る現金は増えない。

土地の含みは、工場を閉じない限り現金にならない。閉じれば土壌の処理と退職金がかかる。少数株主がその値打ちを受け取れる日は来ない。

今期の増益も、売上はほとんど伸びていない。数量が増えない会社が、利ざやだけで10年稼ぎ続けるのは難しい。

品質で勝つと言っても、その差は年々縮んでいる。中国の工場も年々、品質を上げているからだ。

どちらに重みを置いたか

慎重な見方がやや強い。今期の利益の改善は確かだが、過去12年の利益率の天井と中国品の圧力は変わっていない。土地の含みは事業を閉じない限り届かない。確率は中立に4割を置き、やや楽観をやや悲観と同じくらいに置いた。土地の含みは悲観の筋書きで床として数え、悲観の確率を1割にとどめる理由にした。楽観は1割に満たない。

10 年後の 5 つの筋書き(2035/11 期)

確率で加重した株価時価総額 2,953 円36 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 619 円8 億円)。 今の値に割り戻すと 1,684 円20 億円、今との差 −1.7%、 期待の年率 +7.6%(資本コスト 8.8%)→ 適正

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 5,495 円67 億円 1,068 円13 億円 +283.1% +14.4% 525 円6 億円
やや楽観 22% 4,153 円51 億円 821 円10 億円 +190.4% +11.2% 1,094 円13 億円
中立 40% 3,403 円41 億円 698 円9 億円 +139.4% +9.1% 1,641 円20 億円
やや悲観 20% 1,069 円13 億円 329 円4 億円 −18.4% −2.0% 280 円3 億円
悲観 10% 246 円3 億円 82 円1 億円 −80.8% −15.2% 33 円0 億円
加重平均100% 2,953 円36 億円619 円8 億円 +108.5% +7.6% 3,572 円43 億円

今の株価時価総額 1,713 円21 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.8% を下回るほど割高。

楽観 8% 医療用と特殊品で利ざやが広がる 利益 6 億円 · PER 11.6 倍 · 株価時価総額 5,495 円67 億円

医療用ゴムと電気自動車のタイヤ向けで、不純物の少ない特殊な薬品の需要が伸びる。川口化学は品質の安定を武器に、国内外のゴム会社に採用を広げる。販売量は10年で1割増える。

中国の環境規制が厳しくなり、汎用品の値段も底上げされる。原料高を値段に乗せる交渉が通りやすくなり、営業利益率は6%前後で定着する。

工場の更新が一巡し、設備投資は償却並みに落ち着く。借金は減り、配当を厚くする余地が生まれる。それでも利益率は化学の中では平凡で、ROEは資本コストをわずかに超える程度にとどまる。

それでも、工場が1か所の小さな会社であることは変わらない。強みは品質と客との近さにある。

  • ゴム薬品:数量 6,809(販売量(トン))× 価格 110(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 75 億円・営業利益 5 億円。販売量1.10倍・単価1.38倍・利益率6%
  • 樹脂薬品・中間体・その他の化学品:数量 4,393(販売量(トン))× 価格 138(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 61 億円・営業利益 4 億円。販売量1.15倍・単価1.38倍・利益率6%

倍率:事業の純利益 6 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 9.1% が k 8.75% を上回る。残る割合 0.33(moat=weak)で RONIC 8.9%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 11.6 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.6 倍。全体の PER 11.57 倍、時価総額 67 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:利益率6%を10年保つ必要があり、過去12年の天井4.8%を大きく上回る。医療用ゴムと電気自動車向けの配合が両方育ち、中国品の圧力が和らぐ姿で、確度は低い。

やや楽観 22% 今期の利益水準がほぼ続く 利益 4 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 4,153 円51 億円

今期の改善が一時的でなく、半分ほど定着する。タイヤ向けの主力品は堅調で、医療用ゴム向けも伸びる。販売量はタイヤ向けが横ばいを保ち、樹脂薬品と中間体が少し増える。

値段は物価並みに上がる。原料の値上がりは半年ほど遅れて乗せる形が続き、利益率は5%強で落ち着く。

工場の更新は続き、設備投資は償却を上回る。借金は減らないが増えもしない。利払いは借り換えで少しずつ重くなる。配当は利益に合わせて増える。地味だが安定した会社として、10年後も続いている。

土地はこれまでどおり工場と賃貸に使われ、含みは眠ったままだ。株主にとっては配当の積み上げが主な取り分になる。

  • ゴム薬品:数量 6,314(販売量(トン))× 価格 107(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 68 億円・営業利益 4 億円。販売量1.02倍・単価1.34倍・利益率5.3%
  • 樹脂薬品・中間体・その他の化学品:数量 4,087(販売量(トン))× 価格 134(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 55 億円・営業利益 3 億円。販売量1.07倍・単価1.34倍・利益率5.3%

倍率:事業の純利益 4 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 7.4% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 50 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:2026年11月期に営業利益率5%台に届いた実績があり、原料高の転嫁も進んだ。その水準をやや下回る程度で保つ姿で、中立より一段上。

中立 40% 数量は横ばい、利益率は過去の天井まで 利益 3 億円 · PER 11.4 倍 · 株価時価総額 3,403 円41 億円

タイヤ向けの主力品は堅調だが、国内の工業用品向けは自動車生産の頭打ちで細る。医療用の伸びがそれを埋め、ゴム薬品の販売量は10年で少し減る程度だ。樹脂薬品と中間体は横ばいで推移する。

値段は原料高を追いかけて上がるが、中国品の圧力で物価にわずかに届かない。営業利益率は4%台後半で、過去の天井とほぼ同じだ。

設備の更新に毎年償却を上回るお金が出ていき、借金は20億円台のまま残る。借り換えのたびに金利が上がり、利払いは年1億円近く増える。配当は控えめに増える。会社は堅実に続くが、資本コストを超えて稼ぐ力は戻らない。

  • ゴム薬品:数量 5,881(販売量(トン))× 価格 104(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 61 億円・営業利益 3 億円。販売量0.95倍・単価1.30倍・利益率4.6%
  • 樹脂薬品・中間体・その他の化学品:数量 3,820(販売量(トン))× 価格 130(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 50 億円・営業利益 2 億円。販売量横ばい・単価1.30倍・利益率4.6%

倍率:事業の純利益 3 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 6.5% が k 8.75% 以下。ためた利益は投じた額より値が低いので伸びは数えず、稼ぐ力の値 PER = 1÷(k−g)(g=0) = 11.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 11.4 倍。全体の PER 11.43 倍、時価総額 38 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:国内の自動車生産は頭打ちで、利益率は過去12年で4.8%を超えて続いたことが無い。今期の改善を半分ほど残し、天井は破れない姿を中心に置いた。

やや悲観 20% 中国品に押され、利ざやが細る 利益 1 億円 · PER 8.0 倍 · 株価時価総額 1,069 円13 億円

中国とインドの大手が特殊品にも手を広げ、国内のゴム会社は安い薬品に切り替え始める。国内の自動車生産も減り、ゴム薬品の販売量は10年で2割減る。

値段は物価に届かず、利益率は2%台に落ちる。工場の固定費と更新投資は減らないので、利益の多くが消える。

借金は減らず、利払いが重くなる。配当は細り、自己資本の伸びも止まる。会社は続くが、株主に残る利益は年1億円に届かない。土地の含みは手つかずのままだ。

売上は今と同じくらいでも、手元に残る利益は今の3分の1になる。地味な会社が、さらに地味になる姿だ。配当は細く続く。

  • ゴム薬品:数量 4,952(販売量(トン))× 価格 98(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 48 億円・営業利益 1 億円。販売量0.80倍・単価1.22倍・利益率2.5%
  • 樹脂薬品・中間体・その他の化学品:数量 3,247(販売量(トン))× 価格 122(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 40 億円・営業利益 1 億円。販売量0.85倍・単価1.22倍・利益率2.5%

倍率:ROE約1.9%でkを大きく下回る。稼ぐ力(純利益0.86億円÷k)は約9.6億円だが、利益が細り更新投資も残るので、その約7割の8.0倍に置いた。土地を売る筋書きではないので、含みは足さない。PBRは約0.16倍と低いが、工場の土地は事業に使い続ける資産で、売る筋書きではない。含みを数えるのは工場を畳む悲観だけにした。

確率:特殊品が海外の安価品に押されたことは会社自身が開示している。国内の自動車生産の減少と重なれば、数量と利ざやが同時に細る。過去に利益率1〜2%の年が続いた前例もある。

悲観 10% 赤字が続き、工場を畳む 利益 −2 億円 · PBR 0.1 倍 · 株価時価総額 246 円3 億円

中国の大手が汎用品も特殊品も安く売り、国内のゴム会社は次々に切り替える。電気自動車への移行で国内の部品の生産も減る。販売量は10年で4割減る。

工場の固定費が重く、毎年赤字が出る。更新投資を続けられず、設備の事故の不安も高まる。会社はやがて生産の縮小を決め、川口市の土地を売って借金を返す。

土地は帳簿の何十倍で売れるが、土壌の処理と退職金に多くが消える。借金を返した残りは少なく、その使い道を少数株主が決めることもできない。

株主に残るのは、土地を売った後のわずかな値打ちと、それまでの細い配当だけだ。

  • ゴム薬品:数量 3,714(販売量(トン))× 価格 88(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 33 億円・営業利益 −1 億円。販売量0.60倍・単価1.10倍・赤字
  • 樹脂薬品・中間体・その他の化学品:数量 2,483(販売量(トン))× 価格 110(1トンあたりの平均売上(万円))→ 売上 27 億円・営業利益 −1 億円。販売量0.65倍・単価1.10倍・赤字

倍率:赤字で稼ぐ力の床は無い。工場と賃貸用の土地を売った税後の額と投資有価証券から、赤字で膨らんだ純負債を返した残りに戻り方0.5を掛けた約3億円を床とし、今の自己資本31.3億円の0.096倍に置いた。

確率:2009年と2015年に赤字の前例があり、工場は1か所しか無い。汎用品が中国に奪われ、国内の需要も細れば、事業を続けられなくなる。土地の含みが床になるので1割にとどめた。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

ゴム薬品

加硫促進剤・老化防止剤など、タイヤや自動車部品、医療用ゴムの配合に使う薬品。

数量販売量(トン)価格1トンあたりの平均売上(万円)売上営業利益
今 2025/11 6,190 80 50 2
10 年後 中立 5,881 104 61 3

取り方:販売量は未開示。ゴム薬品の売上49.5億円を、汎用と特殊を均した1トン80万円で割った推定。営業利益は単一セグメントのため全社の化学品の利益率約4.8%で按分。

樹脂薬品・中間体・その他の化学品

樹脂の添加剤、医薬や農薬の原料になる中間体、受託で作る化学品。

数量販売量(トン)価格1トンあたりの平均売上(万円)売上営業利益
今 2025/11 3,820 100 38 2
10 年後 中立 3,820 130 50 2

取り方:販売量は未開示。樹脂薬品・中間体・その他の売上38.2億円を、1トン100万円で割った推定。営業利益は全社の化学品の利益率で按分。地代0.38億円(利益約0.3億円)は調整に入れた。

リスクと懸念

中国の安い薬品

汎用の加硫促進剤や老化防止剤は、中国の大手が世界の生産の大半を握る。会社自身が、特殊品も海外の安価品に押されたと開示している。値段の主導権が向こうにある限り、利ざやは広がりにくい。

自動車の生産

ゴム薬品の需要は、タイヤと自動車部品の生産で決まる。国内の自動車生産は頭打ちで、2025年は失速の影響で工業用品向けが落ち込んだ。生産の海外移転が進めば、国内の需要はさらに細る。

原料の値段

原料は石油化学品で、ナフサの値段と為替で上下する。値上がりを販売価格に乗せるまで半年ほどかかり、その間の利益は削られる。値下がりの局面では一時的に利益が膨らむので、今期のような利益を実力と見誤りやすい。

工場が1か所

生産は川口市の工場研究所1か所に集まる。火災や爆発、地震で止まれば、代わりの工場は無い。古い化学工場で、設備の更新と環境の対応に償却を上回るお金がかかり続ける。

借金と金利

純負債は約23億円で、時価総額と同じくらいある。更新投資を借入で賄うので、借り換えのたびに金利が上がり、利払いは10年で年1億円ほど増える。利益の薄い年には重くのしかかる。

今後の分かれ目

営業利益率が3期続けて5%を超えたら
やや楽観の確率を厚くし、中立の利益率を上げる。原料の値下がりによる一時の利ざやでないかは、売上総利益率の推移で確かめる。
設備投資が償却並みに落ち着き、純負債が10億円台に減ったら
借金の上乗せを外し、還元の拡大を見込む。
工場の一部の移転や、土地の売却・賃貸の拡大が決まったら
土地の含みが株主に届く道が開くので、価値に足す方法を見直す。
特殊品の売上が2期続けて減ったら
やや悲観の確率を厚くし、ゴム薬品の利益率を下げる。
配当性向を4割以上に上げる、または自社株買いを始めたら
溜まる現金の戻り方を1.0に上げる。

見ておくもの

  • 営業利益率と売上総利益率
  • ゴム薬品の売上(タイヤ向け・工業用品向け・医療用)
  • 設備投資と減価償却の差
  • 純負債と支払利息
  • 配当性向
  • 川口市の土地の使い方

倍率と資本コストの決め方

今の株価は見ずに、ゴム薬品とその他の化学品の販売量(推定)と単価、利益率から10年後の営業利益を積み、借り換えの利払いを引いた。中立のROEは資本コスト8.75%を下回るので、PERは1÷k(約11.1倍)を上限に利益の質で8〜9割に置いた。川口市の土地の含みは、工場を閉じる悲観の筋書きの床にだけ数え、中立には足していない。賃貸の地代は利益に入っているので土地の値打ちとして二重に足していない。今のPERが一桁なのは見たが、倍率の根拠にはしていない。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 10→11.57 倍・やや楽観 PER 9.5→11.43 倍・中立 PER 9→11.43 倍)。

資本コスト 8.8% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。

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割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 第一工業製薬4461 AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高 本質価値との差 −16.1% · 10 年 やや割高(年 +5.4%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. 川口化学工業 有価証券報告書の要点(EDINET DB)
  2. 川口化学工業 2026年11月期 第3四半期決算と通期予想の修正(マネックス証券)

分析日 2026-10-20