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AI 銘柄分析 · 化学 · 試作

第一工業製薬 4461

AI サーバー向け樹脂と電池材料で利益が 2 年で 5 倍になった京都の老舗。稼ぐ力は本物だが、10 年先まで先取りした値段は割高

やや割高
  1. 割安
  2. やや割安
  3. 適正
  4. やや割高
  5. 割高
本質価値(今の値)10,413 円1,105 億円10 年の 5 つの筋書きから
今の株価今の時価総額(2026-10-22)12,410 円1,317 億円差 −16.1%
10 年後から見ると やや割高 価値 10,413 円1,105 億円 · 差 −16.1% · 期待の年率 +5.4%
期待の年率リターン(10 年)+5.4%資本コスト比 −2.6 pt
推定の資本コスト8.0%期待の年率と比べる目安

期待の年率=今の値段で買い、5 つの筋書きを確率で加重した株価と配当を受け取った時の年率(配当込み)。資本コストより上なら緑、下なら赤。

投資の助言ではありません。AI(Claude)が公開情報から書いた推定で、誤りを含むことがあります。 前提は全社共通(物価 年 3%・10 年国債 3%・ドル円 150 円が 10 年続く)。「本質価値」は 5 つの筋書きの株価と配当を確率で加重し、資本コスト 8.0% で今の値に割り戻したものです。

時価総額で見ると株式分割に関係なく比べられます

結論

第一工業製薬は、1909 年創業の京都の化学メーカーだ。石鹸の原料から始まり、いまは界面活性剤(水と油をなじませる薬剤)の技術を元手に、電子材料と電池材料へ軸足を移している。筆者の結論は「割高」。事業の質は上がったが、今の値段は 10 年先の好調まで払い込んでいる。

転機は 2 年前に訪れた。ハイエンドサーバー向けの低誘電樹脂(信号の損失を抑える基板用の樹脂)が立ち上がり、2026 年 3 月期の営業利益は前の期の 2 倍近い 101 億円になった。今期は 125 億円の予想で、第 1 四半期だけで 51 億円を稼いでいる。電池の負極に使う接着剤も加わった。

伸びの質は悪くない。低誘電樹脂は生産がフル稼働で、会社は約 100 億円の増強を決めた。ただし第 1 四半期には、中東情勢による一時的な需要も含まれる。年換算でそのまま続くとは見ない。

弱いところもはっきりしている。利益の柱が AI サーバーという一つの流れに寄っていて、顧客も製品の中身も開示が乏しい。過去 10 年の営業利益率は 7% 前後が普通で、今の 12% は異例の高さだ。

10 年後の中立の時価総額は、配当を足しても今の 1.3 倍ほどにとどまる。資本コスト 8% を稼ぐには足りない。確率で重みづけた本質価値は、今の値段を 4 割ほど下回る。

バリュー投資の観点から

バリュー投資の観点では、事業は良くなったが、払ってよい値段ではない。判断はこの 1 点に尽きる。

良くなった点ははっきりしている。低誘電樹脂は顧客と作り込んだ素材で、需要の追い風も強い。借金は軽く、利払いの余裕も大きい。10 年後もこの事業は存在し、今より大きいだろう。

気になるのは、利益が 1 つの流れに寄りすぎていることだ。営業利益率は過去 10 年の中央値の 7% 前後から 12% に跳ねた。10 年待てば、物価で売上は 3 割以上ふえる。それでも、利益率が今の水準にとどまる中立の姿でも、今の値段を 10 年かけて正当化するには足りない。

株主のものになる利益は、設備投資が重いので今は小さい。還元は配当性向 2 割にとどまり、残りは約 130 億円の新設備に回る。これが 10 年で期待どおりの稼ぎになれば報われるが、稼ぎになる保証は、顧客の継続にかかっている。

筆者の構えは、いまは見送ること。利益が今の水準のまま 3 年続き、顧客が増えて調達先が分散した姿を確かめられれば、見方は変わる。値段が半分になっても事業の質は変わらないので、その時に改めて見ればよい。

何で稼ぐ会社か

稼ぎ方は 4 つの事業に分かれる。いま利益の中心にいるのは電子・情報で、売上は全体の 3 分の 1 強、営業利益は 6 割を占める。ハイエンドサーバー向けの低誘電樹脂が主役で、ディスプレイのフレームに使う難燃剤、モニター用の特殊界面活性剤も入る。

次が環境・エネルギーだ。リチウムイオン電池の負極に使う水系の複合接着剤は、前の期の終わりに立ち上がったばかりである。シリコンを混ぜた負極が増えるほど、接着剤の役割は大きくなる。太陽電池用の導電ペースト、車載基板の封止剤、フロン規制に合わせた合成潤滑油もこの事業だ。

3 つめのライフ・ウェルネスは、ショ糖脂肪酸エステルという乳化剤が中心になる。食品、化粧品、洗剤に使われる。会社のもとの姿に近く、売上は横ばいで、利益率は 5% ほどと低い。

最後のコア・マテリアルは、汎用の界面活性剤やウレタン材料を扱う。会社の土台だが、中国の増産に押されて利益はほとんど出ていない。

利益を出しているのは 2 つの新しい事業に限られる。残りの 2 つは、売上は大きくても稼ぎが薄い。ここが他の化学会社と違い、1 つの会社の中に、AI 向けの高収益の素材と、昔ながらの汎用品が同居している。

優良さと弱いところ

この会社の堀、つまり他社がまねできない強みは、顧客と一緒に素材を作り込む力にある。低誘電樹脂は、基板メーカーの工程に合わせて性能を詰める製品で、一度採用されると簡単には入れ替わらない。会社が掲げる「規模を追わず、独自性でトップになる」という方針は、ここでは現実と合っている。

堀の深さは、まだ十分に確かめられていない。顧客名もシェアも開示がなく、数年前まで利益が出ていなかった事業が急に伸びた段階だからだ。AI サーバーの投資が続く間は強いが、顧客が第 2 の調達先を作った時に、値段を守れるかはわからない。

資本の効率は急に良くなった。ROE は 12% 近くまで上がったが、過去 10 年の中央値は 7% ほどである。2023 年 3 月期には営業利益が 12 億円まで落ち、赤字になった。原材料の高騰を値段に移せなかったのが原因だ。今の好調は、この弱さを消した結果ではなく、需要の追い風を受けた結果と見るほうが自然だ。

経営は動きが速い。2025 年には自己株を処分して約 57 億円を集め、電池接着剤と低誘電樹脂の設備に回した。事業本部制への組織替えも終えている。ただし、強みが一部の製品に偏っているため、守りの事業の収益力を上げられるかが次の課題になる。

業界はいまどこにいて、どこへ向かうか

第一工業製薬の稼ぎは、界面活性剤の世界市場の伸びより、AI サーバーと電池という 2 つの需要に左右される。界面活性剤の世界市場は 2030 年にかけて年 4〜6% 伸びる見通しで、特殊品はそれより速い。ただ、この会社の利益の大半は、その枠の外にある素材から来ている。

低誘電樹脂は、データセンターと高速通信の拡大で需要が強い。会社は現状フル稼働で、既存設備の改造と協力会社で足りない分をまかなっている。約 100 億円の増強は 2027 年度以降の稼働になる。ここが 10 年の数量を決める。他社の増産が重なれば、値段が崩れる局面もありうる。

電池向けは様子が違う。会社は負極用の接着剤で新規の顧客を取り始めたが、数量はまだ少ないと説明している。電池の市場は中国の勢いが強く、日本の素材メーカーが価格で押される場面が多い。シリコン負極の採用が広がるかが分かれ目になる。

一方、汎用の界面活性剤は、中国の過剰な生産能力で物価並みの値上げも難しい。ライフ・ウェルネスは国内の成熟した需要で、数量は伸びない。

景気の位置としては、電子材料が山にあり、汎用品が谷にある。同じ会社の中で位相が逆なので、全体の利益は振れにくい。ただ、山が崩れた時に支えてくれる谷の事業の利益は、小さい。

資本政策と M&A

還元は薄い。今期の配当性向は 2 割ほどで、自社株買いはしていない。利益の多くは設備投資に回す方針だ。低誘電樹脂に約 100 億円、電池接着剤に約 30 億円を投じる。中計の見直しで、還元の方針がどう変わるかは未確認である。

2025 年 9 月には、保有していた自己株 100 万株を売って約 57 億円を調達した。買い戻しではなく放出で、設備の資金を市場から得た形だ。これで自己資本は厚くなり、ROE は一時的に薄まった。

株主には、個人投資家の片山晃氏が 7.7% を持つと大量保有報告書に出ている(純投資)。会社の経営に口を出す姿勢かどうかは、報告書からは読めない。

M&A は大型のものがなく、内部で育てる姿勢が中心である。買われる側になる可能性は、データ上は 10 年以内に 16% ほどとされる。ただし、いまの時価総額は 1,500 億円を超え、売り手に有利な局面だ。政策保有株の方針は確かめられなかった。

新リース会計基準の影響は、工場が主力の会社なので小さいと見ているが、リース負債の額は確かめていない。

強気の見方と慎重な見方

強気の見方

低誘電樹脂はまだ入口にいる。AI サーバーの投資は 10 年続く構造的な流れで、基板の高速化が進むほど、信号の損失を抑える樹脂の性能要求は厳しくなる。会社は現在フル稼働で、約 100 億円の増強が 2027 年度以降に動き出す。この能力が埋まれば、電子・情報だけで営業利益は今の 3 倍に届く。

電池向けも伸びしろが大きい。負極用の水系接着剤は、シリコン負極の採用が増えるほど使う量が増える。新規顧客の数量はまだ小さいが、立ち上がりから 1 年で売上は 1.8 倍になった。ここが軌道に乗れば、環境・エネルギーは第 2 の柱に育つ。

中計の最終年度の目標は、前倒しで達成した。会社は新しい目標を準備している。利益率が 12% を超える水準が定着し、守りの事業の採算も改善すれば、10 年後の営業利益は今の 3 倍を超える。そこでは ROE が 15% に達し、倍率も今より上がる。配当性向 2 割の薄い還元は、設備投資が終われば引き上げられる。

慎重な見方

今の利益は異例の高さにある。営業利益率は過去 10 年の中央値の 7% 前後から 12% に跳ねた。しかも第 1 四半期の増益には、中東情勢による一時的な需要が含まれている。これが剥がれた時に、本当の稼ぐ力が見える。

電子・情報は、顧客の名前もシェアも開示されていない。AI サーバー向けの樹脂は、顧客が第 2 の調達先を作った時点で値段が下がる。他社も同じ市場に増産を急いでいて、約 100 億円の増強が動く頃には、供給は足りているかもしれない。

電池は、中国勢の価格が強く、日本の素材メーカーは押されやすい。太陽電池用のペーストは、海外がすでに大きく落ち込んでいる。ライフ・ウェルネスとコア・マテリアルは、売上が大きいのに利益率は 5% 以下で、設備を回すだけで精一杯だ。

過去を見ると、2023 年 3 月期には営業利益が 12 億円まで落ち、赤字になった。原材料の高騰を値段に移せなかったからだ。好調が終われば、同じことが起こりうる。値段は 10 年先まで払い込み済みで、少しの失望で崩れる。

どちらに重みを置いたか

電子・情報の需要の強さは本物だが、その利益の厚みは、顧客と値段の情報が乏しいことと裏表になっている。上振れは大きく、下振れも大きい。確率は上と下をほぼ対称に置いたが、利益率が過去の 2 倍近い高さにある点を重く見て、悲観にわずかに寄せた。

ただし上に振れた場合でも、10 年後の時価総額は今の 2 倍にとどまり、資本コストを稼ぐには届かない。値段が先に走りすぎている点が、確率の置き方より結論に効いている。

10 年後の 5 つの筋書き(2036/03 期)

確率で加重した株価時価総額 17,845 円1,894 億円(+ 配当配当と自社株買いの合計 3,155 円335 億円)。 今の値に割り戻すと 10,413 円1,105 億円、今との差 −16.1%、 期待の年率 +5.4%(資本コスト 8.0%)→ やや割高

筋書き確率10 年後の株価時価総額配当の合計還元の合計配当+自社株買い トータルリターン10 年・配当込み年率確率 × (株価+配当時価総額+還元)
楽観 8% 36,714 円3,896 億円 5,908 円627 億円 +243.4% +13.1% 3,410 円362 億円
やや楽観 22% 27,044 円2,870 億円 4,127 円438 億円 +151.2% +9.6% 6,858 円728 億円
中立 38% 19,165 円2,034 億円 3,109 円330 億円 +79.5% +6.0% 8,464 円898 億円
やや悲観 21% 6,925 円735 億円 2,035 円216 億円 −27.8% −3.2% 1,882 円200 億円
悲観 11% 2,009 円213 億円 1,508 円160 億円 −71.7% −11.8% 387 円41 億円
加重平均100% 17,845 円1,894 億円3,155 円335 億円 +69.2% +5.4% 21,000 円2,229 億円

今の株価時価総額 12,410 円1,317 億円(2026-10-22)から見たトータルリターン。加重平均の年率がこの 10 年に期待できる年率で、資本コスト 8.0% を下回るほど割高。

楽観 8% AI 樹脂と電池が両方当たり、利益率も保つ 利益 237 億円 · PER 16.4 倍 · 株価時価総額 36,714 円3,896 億円

低誘電樹脂が AI サーバーの投資とともに伸び、約 100 億円の増強が計画どおりに埋まる。電子・情報の売上は今の 4 倍になり、営業利益率は 20% を保つ。顧客が増え、第 2 の調達先が出ても、作り込みの深さで値段を守る。

電池向けの負極用接着剤は、シリコン負極の普及で数量が 2 倍を超える。環境・エネルギーの営業利益率は 13% 台に乗る。ライフ・ウェルネスとコア・マテリアルも、中計の取り組みで利益率が少し上がる。

営業利益は今の 3.6 倍で、ROE は 15% を超える。規模を追わず独自性で勝つという会社の姿が、全面的に実った筋書きだ。それでも倍率は、成熟した化学会社の水準にとどまる。成長の先まで払いすぎないのが、この会社の見方である。

  • 電子・情報:数量 891(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 1,206 億円・営業利益 241 億円。売上 1206 億円・営業利益率 20.0%
  • 環境・エネルギー:数量 516(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 697 億円・営業利益 94 億円。売上 697 億円・営業利益率 13.5%
  • ライフ・ウェルネス:数量 163(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 222 億円・営業利益 18 億円。売上 222 億円・営業利益率 8.0%
  • コア・マテリアル:数量 150(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 204 億円・営業利益 11 億円。売上 204 億円・営業利益率 5.5%

倍率:事業の純利益 237 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 15.4% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 11.7%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 16.4 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 16.4 倍。全体の PER 16.44 倍、時価総額 3,896 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:低誘電樹脂の増強と電池接着剤の新規顧客がともに順調に進み、利益率が 15% を超えて定着する必要がある。10 年なら起こりうるが、二つがそろう確率は低い。

やや楽観 22% AI 樹脂が増強どおりに伸び、電池は一部で定着 利益 182 億円 · PER 15.8 倍 · 株価時価総額 27,044 円2,870 億円

低誘電樹脂は、増強の能力が計画どおりに埋まり、電子・情報の売上は今の 3.4 倍になる。顧客が増えて値段は物価並みに上がり、営業利益率は 18% を保つ。ディスプレイ向けの難燃剤は縮むが、サーバー向けが十分に穴を埋める。

電池向けは、負極用接着剤の新規顧客が一部で定着し、数量が今の 1.9 倍になる。導電ペーストは弱いままで、環境・エネルギーの営業利益率は 12% に上がる。

営業利益は今の 2.8 倍になる。数量は電子・情報で年 10% 近く、環境・エネルギーで年 7% 台で伸び、値段は物価並みに上がる。ROE は 13% 台で、配当と設備投資の両立もできる。強気の姿だが、守りの 2 事業は大きく改善しない前提を含んでいる。

  • 電子・情報:数量 762(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 1,031 億円・営業利益 186 億円。売上 1031 億円・営業利益率 18.0%
  • 環境・エネルギー:数量 446(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 603 億円・営業利益 72 億円。売上 603 億円・営業利益率 12.0%
  • ライフ・ウェルネス:数量 153(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 208 億円・営業利益 16 億円。売上 208 億円・営業利益率 7.5%
  • コア・マテリアル:数量 148(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 201 億円・営業利益 10 億円。売上 201 億円・営業利益率 5.0%

倍率:事業の純利益 182 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 13.7% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 10.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 15.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 15.8 倍。全体の PER 15.77 倍、時価総額 2,870 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:会社は増強を決めており、需要の追い風も強く、上に振れる材料が比較的はっきりしている。ただし利益率が過去の 2 倍近い高さにあり、そのまま 10 年続くとは言いきれない。

中立 38% 中立:AI 樹脂が伸び、利益率は今の水準に落ち着く 利益 136 億円 · PER 14.8 倍 · 株価時価総額 19,165 円2,034 億円

低誘電樹脂は、増強で能力が今の 2 倍に近づき、電子・情報の売上は今の 2.9 倍になる。値段は物価並みで、営業利益率は 16% と、今の 20% から少し縮む。顧客が調達先を分けるためだ。

電池向けは、数量が今の 1.6 倍で、営業利益率は 11% 前後に落ち着く。ライフ・ウェルネスは横ばい、コア・マテリアルは中国との競争で、数量が少し減る。守りの 2 事業は、10 年で営業利益が 2 倍にならない。

全社の営業利益は今の 2.1 倍で、年 8% 前後の伸びになる。うち物価が年 3%、数量の伸びが年 5% ほどだ。ROE は 11% 台で、配当性向は 3 割台に上げると置く。優良になったが、成長株ではない会社に落ち着く。

  • 電子・情報:数量 634(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 858 億円・営業利益 137 億円。売上 858 億円・営業利益率 16.0%
  • 環境・エネルギー:数量 377(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 510 億円・営業利益 56 億円。売上 510 億円・営業利益率 11.0%
  • ライフ・ウェルネス:数量 146(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 198 億円・営業利益 14 億円。売上 198 億円・営業利益率 7.0%
  • コア・マテリアル:数量 145(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 197 億円・営業利益 9 億円。売上 197 億円・営業利益率 4.5%

倍率:事業の純利益 136 億円(余った現金の利息を除く)・事業の ROE 11.7% が k 8.00% を上回る。残る割合 0.50(moat=normal)で RONIC 9.8%、10 年より先の名目の伸び g 4.0% から正当化 PER = (1−g÷RONIC)÷(k−g) = 14.8 倍の上限そのものに置き、事業の純利益 × 14.8 倍。全体の PER 14.84 倍、時価総額 2,018 億円(2026-10-22 機械で置き直した。手で上限から割り引かない:利益の質は moat と k で数え済み)。

確率:低誘電樹脂が増強どおりに動き、電池の新規顧客も少しずつ増える。利益率は今の水準を保つが、上振れも下振れも同じ幅で考えた筋書き。会社の予想よりは保守的に置く。

やや悲観 21% AI 樹脂の値下がりと電池の伸び悩み 利益 72 億円 · PER 9.5 倍 · 株価時価総額 6,925 円735 億円

低誘電樹脂は、他社の増産で値段が物価に追いつかず、10 年で今の 1.2 倍にとどまる。電子・情報の営業利益率は 11% 台に下がる。ディスプレイ向けの難燃剤は縮み、サーバー向けの伸びでようやく補う。

電池向けは、負極用接着剤の新規顧客が少なく、数量が今の 1.3 倍で止まる。太陽電池用の導電ペーストは海外で大きく落ち、環境・エネルギーの営業利益率は 8% 台に下がる。

営業利益は今の 1.1 倍にとどまり、物価で水増しされた売上に対して実質では減る。ROE は 7% に下がり、資本コストを下回る。倍率も縮み、時価総額は今の 4 割台に下がる。好調の中身が一時的な需要だったという、現実的な弱気の姿である。

  • 電子・情報:数量 465(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 120.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 564 億円・営業利益 65 億円。売上 564 億円・営業利益率 11.5%
  • 環境・エネルギー:数量 297(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 401 億円・営業利益 34 億円。売上 401 億円・営業利益率 8.5%
  • ライフ・ウェルネス:数量 140(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 190 億円・営業利益 10 億円。売上 190 億円・営業利益率 5.5%
  • コア・マテリアル:数量 138(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 130.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 182 億円・営業利益 6 億円。売上 182 億円・営業利益率 3.5%

倍率:ROE 6.9%で k 8% を下回る。RONIC=k+1/2×(6.9−8.5)=7.7%、成長率を 3% に落として正当化 PER=(1−g÷RONIC)÷(k−g)=11.0 倍。ROE が k に届かないため上限の 1÷k=11.8 倍を超えず、利益が停滞し先で稼げない前提から 9.5 倍に置いた。

確率:他社の増産と顧客の調達先の分散は、AI 向けの素材で実際に起きやすい。電池も中国勢の価格が強く、10 年では現実味がある。

悲観 11% 構造的な負け:AI 樹脂は置き換えられ、電池は押し出される 利益 23 億円 · PBR 0.4 倍 · 株価時価総額 2,009 円213 億円

AI サーバー向けの樹脂は、顧客が別の素材や調達先に切り替え、数量が今を下回る。値段は物価に追いつかず、営業利益率は 6% まで落ちる。約 100 億円の増強は能力が余り、減損が出る。

電池向けは、中国勢の価格に押されて新規顧客を取り切れない。導電ペーストの落ち込みも続き、環境・エネルギーは利益がほとんど出なくなる。ライフ・ウェルネスとコア・マテリアルは今の薄い利益のままだ。

営業利益は今の 3 分の 1 にとどまり、ROE は 3% に下がる。もう成長する素材会社の評価は付かず、今の自己資本の 0.45 倍で測る。それでも借金は軽く、会社が傾くわけではない。株主には、10 年を使って価値が増えない、つらい展開である。

  • 電子・情報:数量 257(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 105.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 273 億円・営業利益 16 億円。売上 273 億円・営業利益率 6.0%
  • 環境・エネルギー:数量 188(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 120.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 228 億円・営業利益 7 億円。売上 228 億円・営業利益率 3.0%
  • ライフ・ウェルネス:数量 133(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 134.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 181 億円・営業利益 7 億円。売上 181 億円・営業利益率 4.0%
  • コア・マテリアル:数量 133(関連市場(実質・億円)× シェア)× 価格 125.0%(価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34))→ 売上 168 億円・営業利益 4 億円。売上 168 億円・営業利益率 2.5%

倍率:AI 樹脂の置き換えと新設備の余りが同時に起きる構造的な負けで、優良ではなくなる姿。稼ぐ力(純利益 22 億円÷k)は約 260 億円で、売れる資産を足しても今の自己資本を下回るとみて、今の自己資本 520 億円に 0.41 倍を掛けた(やや悲観の PER 9.5 倍を超えないよう、床の根拠が無いので PBR を 0.45 から 0.41 に下げた)。

確率:顧客が樹脂を置き換え、電池接着剤が価格競争に巻き込まれ、新設備が余る場合。優良ではなくなる姿で、数年前まで赤字だった事業の足場の薄さを反映して 1 割強に置く。

セグメント:数量 × 価格

いまの数量と価格、中立の筋書きの 10 年後。売上と営業利益は億円。

電子・情報

ハイエンドサーバー向けの低誘電樹脂、ディスプレイ用の難燃剤、モニター用の特殊界面活性剤。

数量関連市場(実質・億円)× シェア価格価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34)売上営業利益
今 2026/03 297 100.0% 300 60
10 年後 中立 634 134.0% 858 137

取り方:低誘電樹脂・ディスプレイ材料・特殊界面活性剤の関連市場を今の値段で約 4,000 億円、シェアを約 7.4% と置いた(開示は金額のみで、市場もシェアも推定)。2026/03 期の売上 300 億円・営業利益 60 億円は、9 か月累計(221.7 億円・45.6 億円)と全社の第 4 四半期の増分から割り戻した推定。物価の分は価格指数に入れ、シェアは数量の側に置いた。 数量の増は低誘電樹脂の増強(能力が約 2 倍)による実物の増。物価は価格の指数に別に入れている。

環境・エネルギー

リチウムイオン電池の負極用水系複合接着剤、太陽電池用の導電ペースト、基板用封止剤、環境配慮型の合成潤滑油。

数量関連市場(実質・億円)× シェア価格価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34)売上営業利益
今 2026/03 230 100.0% 232 28
10 年後 中立 377 134.0% 510 56

取り方:電池用バインダー・導電ペースト・封止剤・合成潤滑油の関連市場を今の値段で約 3,500 億円、シェアを約 6.6% と置いた(推定)。2026/03 期の売上 232 億円・営業利益 28 億円は、9 か月累計(160.4 億円・17.7 億円)と全社の第 4 四半期の増分からの推定。負極用接着剤は前期末に立ち上がったばかりで、今期の第 1 四半期は売上が前年の 1.8 倍に増えている。 数量は市場(今の値段・実質)× シェア。負極用接着剤の立ち上がりが加わる。物価は価格の指数に別に入れている。

ライフ・ウェルネス

ショ糖脂肪酸エステル(食品・化粧品・洗剤向けの乳化剤)、石鹸・洗剤の原料。

数量関連市場(実質・億円)× シェア価格価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34)売上営業利益
今 2026/03 140 100.0% 142 8
10 年後 中立 146 134.0% 198 14

取り方:ショ糖脂肪酸エステルと洗剤原料の関連市場を今の値段で約 2,000 億円、シェアを約 7.0% と置いた(推定)。売上 142 億円・営業利益 7.5 億円は 9 か月累計(105.6 億円・5.2 億円)からの推定。国内の成熟した需要で、数量は人口とともに横ばいに近い。

コア・マテリアル

汎用の界面活性剤、ウレタン材料、樹脂添加剤など、会社の基盤になる素材。

数量関連市場(実質・億円)× シェア価格価格指数(今 1.00、物価 3% で 10 年 1.34)売上営業利益
今 2026/03 153 100.0% 155 6
10 年後 中立 145 134.0% 197 9

取り方:汎用界面活性剤・ウレタン材料・樹脂添加剤の関連市場を今の値段で約 3,000 億円、シェアを約 5.1% と置いた(推定)。売上 155 億円・営業利益 5.5 億円は 9 か月累計(約 114 億円・約 2 億円)からの推定。中国の増産で値段を市場に決められる品が多い。

リスクと懸念

利益が AI サーバー向けに寄っている

営業利益の 6 割を電子・情報が稼ぎ、その中心は低誘電樹脂だ。顧客名も市場の規模も開示が乏しい。AI の設備投資が減速するか、顧客が樹脂を置き換えれば、利益が急に細る。数年前は赤字だった事業の延長にある利益で、足場は厚くない。

今の利益率が異例に高い

営業利益率は 12% で、過去 10 年の中央値は 7% 前後だ。今期の第 1 四半期には中東情勢による一時的な需要も含まれる。これが剥がれた時に、本当の稼ぐ力が見える。2023 年 3 月期には営業利益が 12 億円まで落ち、赤字になった例がある。

約 130 億円の設備投資が空振りする

低誘電樹脂に約 100 億円、電池接着剤に約 30 億円を投じる。稼働は 2027 年度以降で、そこで需要が落ちていれば能力が余る。減損が出れば、自己資本と利益の両方に響く。還元が薄いのは、この投資を優先しているためでもある。

電池接着剤で中国勢と競う

負極用の水系接着剤は、新規の顧客向けの数量がまだ少ないと会社自身が説明している。電池の市場は中国勢の価格が強く、日本の素材メーカーは押されやすい。シリコン負極の採用が広がるまでは、先行投資の負担だけが先に来る。

守りの事業の収益力が低い

ライフ・ウェルネスとコア・マテリアルは、合わせて売上の 3 分の 1 強を占めるが、営業利益率は 5% 以下だ。汎用の界面活性剤は中国の増産で値段が上がりにくい。この 2 事業が重しになり、全社の利益率の伸びを抑える。

大株主の動き

個人投資家の片山晃氏が 7.7% を持つと大量保有報告書に出ている(純投資)。経営に口を出すかどうかは報告書から読めない。保有が動けば、需給で株価が大きく動くことはありうるが、事業の価値そのものは変わらない。

今後の分かれ目

低誘電樹脂の主要顧客が第 2 の調達先を採用した、または増産の他社が現れた
電子・情報の値段と利益率の前提を下げ、やや悲観・悲観の確率を上げる。
電子・情報の営業利益率が 20% を超えたまま 2〜3 年続いた
中立の利益率の前提を引き上げ、楽観側の確率を上げる。利益率の高さが一時的でないことの証拠になる。
負極用水系接着剤が複数の新規顧客に採用され、数量が目に見えて増えた
環境・エネルギーの数量の前提を上げ、やや楽観の確率を上げる。
約 100 億円の増強の稼働が遅れた、または減損が出た
設備の回収を見直し、中立の利益と ROE の前提を下げる。
中計の見直しで、配当性向や自社株買いなど還元の方針が大きく引き上げられた
還元の前提を上げる。ただし利益そのものは変わらず、本質価値の変化は小さい。
太陽電池用ペーストの海外の落ち込みが、ほかの用途にも広がった
環境・エネルギーの数量と利益率の前提を下げる。

見ておくもの

  • 電子・情報の売上と営業利益率(低誘電樹脂の寄与、中東の一時需要を除いた動き)
  • 低誘電樹脂の増強の稼働時期と、約 100 億円の投資先
  • 負極用水系接着剤の新規顧客の採用と数量
  • 中計の見直し後の目標と、還元の方針
  • 営業利益率の推移(12% が 7% 台へ戻るか)
  • 大株主の保有割合の変化

倍率と資本コストの決め方

4 つの事業を、関連市場(実質)× シェアで積み上げ、物価の分は価格指数 1.34 に分けた。電子・情報と環境・エネルギーは今の増強計画と顧客の動きから、守りの 2 事業は横ばいに近い数量から置いた。資本コストは基本 7.5%+quality +1.0%(循環 +0.5、寿命 +0.5)の 8.5%。倍率は g 4.0%・ROE から出した正当化 PER の 9 割強に置き、今の PER 25 倍(今期予想で 20 倍)には寄せていない。結果は、中立の 10 年が今の 1.3 倍ほどで、総合は割高に出た。これは今の利益率と値段が先に走っているため。悲観は稼ぐ力より低い今の自己資本の PBR で測り、過去の PBR の底からは置いていない。純現金はなく、余った現金は立てなかった。新リース会計基準の影響は工場が主力で小さいと見て、数字は今と同じ形(家賃を費用に入れた形)で置いた。 2026-10-22 の見直し(溜まる現金を事業の ROE から外す・k の目安を対称に・楽観〜中立は上限そのものに置く・ROE が k 以下は配り方から出す式)で、倍率を機械で置き直した(第 1 段より前 → 今:楽観 PER 13.6→16.44 倍・やや楽観 PER 12.8→15.77 倍・中立 PER 12.2→14.84 倍)。

資本コスト 8.0% = 無リスク金利 3% + β — × 5%。基本 7.5% に quality +1.0%(業種の循環 +0.5、寿命 +0.5)を足して 8.5%。電子材料と電池は設備投資の波が大きい。利益の柱が AI サーバー向けの 1 つの流れに寄る点は寿命で見た。借金は軽く 0、値決めは普通で 0。顧客依存と技術の置き換えは k に足さず、悲観の筋書きで厚く見た。 2026-10-22 に循環と借金を過去の数字で付け直し、k は 8.50% → 8.00%。

同じ業種(化学)の AI 分析

割安 パーカーコーポレーション9845 自動車の車体を静かにする部材で稼ぐ小さな化学メーカー。時価総額の半分が純現金で、事業は安いが、現金が戻る保証は薄い 本質価値との差 +84.2% · 10 年 割安(年 +13.6%) 割安 アルマード4932 卵殻膜ひと筋の通販で、広告に稼ぎを注いでいる最中。並みの利益率に戻れば、今の値段には余裕がある 本質価値との差 +62.7% · 10 年 割安(年 +12.3%) 割安 新田ゼラチン4977 北米撤退後の利益改善は一時の追い風でなく構造の変化で、10年の稼ぐ力に対して今の値段は低く、確率の加重では割安 本質価値との差 +61.8% · 10 年 割安(年 +12.0%) 割安 三光合成7888 車の樹脂部品で稼ぐ堅実な会社。利益は最高圏で、今の値段は10年の筋書きの重みと釣り合う 本質価値との差 +61.6% · 10 年 割安(年 +12.5%) 割安 ニイタカ4465 洗剤を毎日使われる消耗品として売り、保守まで抱える会社。現金の戻りを半分としても、事業の値打ちは今の時価総額を上回る。 本質価値との差 +56.3% · 10 年 割安(年 +11.4%) 割安 関西ペイント4613 自動車と海外塗料で稼ぐ関西ペイント。厚い還元でROEが高く保たれ、10年で見ると本質価値は今の値段を2割台半ば上回り、やや割安 本質価値との差 +52.4% · 10 年 割安(年 +10.4%) 割安 東ソー4042 市況に振れるチェーン事業を、分離精製剤・水処理エンジニアリングの先端事業が補う。10 年の価値は今の値段とほぼ並ぶ(適正) 本質価値との差 +47.3% · 10 年 割安(年 +10.8%) 割安 株式会社ニフコ7988 自動車用プラスチック留め具で世界首位級。実質ほぼ無借金で利益は堅いが、伸びは物価並みにとどまり、値段はほぼ適正 本質価値との差 +47.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 日本化薬4272 火薬の技術から生まれたニッチ部品と半導体材料、がん領域の医薬を持つ堅実な会社。物価で伸びる利益と厚い財務に、今の値段にはやや割安の余地がある 本質価値との差 +45.0% · 10 年 割安(年 +9.7%) 割安 石原ケミカル4462 AIパッケージ向けめっき液で利益率が過去最高の小粒な優良株。ただ集中と大型投資を織り込むと、利益で測った価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +41.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 リケンテクノス4220 車の電線・医療・ラップ向け樹脂配合で稼ぐ堅実な小型株。利益は伸びるが堀は深くなく、物価込みの本質価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +41.1% · 10 年 割安(年 +9.8%) 割安 新日本製薬4931 通販化粧品の首位で、ヘルスケアが伸びる。だが広告で客を買う商売と創業家支配を割り引くと、純現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 +39.5% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 コニシ4956 接着剤「ボンド」の国内大手。値上げと補修需要で堅く稼ぎ、純現金も厚いが、利益率は低く、住宅の縮みがゆっくり効く 本質価値との差 +38.6% · 10 年 割安(年 +9.4%) 割安 積水化学工業4204 住宅(セキスイハイム)の着工戸数縮小が重荷だが、自動車ガラス中間膜で世界シェア首位級の高機能プラスチックスとペロブスカイト太陽電池の芽が利益を支え、物価込みでもやや割安 本質価値との差 +38.2% · 10 年 割安(年 +10.0%) 割安 タカギセイコー4242 二輪・四輪・OAの樹脂成形。稼ぎの7割は東南アジア。今の値段は10年の価値を下回る 本質価値との差 +38.1% · 10 年 割安(年 +11.8%) 割安 松本油脂製薬4365 合繊の油剤とマイクロスフェアーで稼ぐ高収益の中堅。現金が厚く、本質価値は今の値段とほぼ等しい 本質価値との差 +37.2% · 10 年 割安(年 +9.9%) 割安 KHネオケム株式会社4189 エアコン向け冷凍機油原料が稼ぎの柱の小さな化学会社。堀は強くないが空調の追い風は本物で、本質価値は今の時価総額を1割弱上回るほぼ適正 本質価値との差 +36.7% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 日油4403 防衛と医薬原料が利益を押し上げる良質な会社だが、売上の急増は工事の計上で、中身はまだ素直に伸びる段階にある 本質価値との差 +35.8% · 10 年 割安(年 +9.3%) 割安 東邦アセチレン4093 東北のガス販売を軸に、純現金が時価総額の4割。事業は平凡で価値はほぼ適正 本質価値との差 +34.2% · 10 年 割安(年 +9.5%) 割安 田岡化学工業4113 住友化学系の中堅化学メーカー。純現金は厚いが、今期の利益は急減。親会社の下で現金は戻りにくい 本質価値との差 +33.7% · 10 年 割安(年 +10.3%) 割安 大成ラミックグループ4994 液体小袋のフィルムと充填機を一社でそろえる小さな堅実企業。純現金が厚く、10年で見ればやや割安と筆者は考える 本質価値との差 +33.3% · 10 年 割安(年 +10.1%) 割安 旭化成3407 住宅とヘルスケアが稼ぎ、マテリアルは汎用化学に近い。資本の稼ぎは k をわずかに上回る程度で、今の値段は適正 本質価値との差 +30.7% · 10 年 割安(年 +9.0%) やや割安 北興化学工業4992 水稲の農薬と半導体向け化学品の二本立て。純現金が厚く、資本の稼ぎは資本コストをわずかに下回る。今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +29.4% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 ショーエイコーポレーション9385 販促の包装と百円ショップの雑貨で稼ぐ黒子。利益率は初めて 7% に届いたが、今の値段は 10 年の稼ぎにおおむね見合う 本質価値との差 +27.5% · 10 年 やや割安(年 +10.2%) やや割安 デクセリアルズ4980 ACFと反射防止フィルムの世界首位の堀は本物。光半導体の急成長を織り込むと、利益で測った本質価値は今の時価総額とほぼ並び、適正 本質価値との差 +27.3% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 トクヤマ4043 セメントを手放し半導体材料へ軸足を移す途上。稼ぐ力は伸びるが、資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段はやや割高 本質価値との差 +25.2% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 ZACROS7917 液晶フィルムと詰め替え包材で世界・国内首位だが、医薬・バイオの大型投資が利益を削る。10 年で見ればやや割安 本質価値との差 +24.6% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 株式会社JCU4975 めっき薬品で営業利益率4割の優良株。ただし利益率は過去最高で、10年の本質価値は今の1割ほど下のやや割高 本質価値との差 +24.5% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 ハーバー研究所4925 無添加化粧品HABAの通販会社。時価総額の7割が純現金だが、新しい客が細り、財団が筆頭株主で現金は戻りにくい。値段はほぼ適正 本質価値との差 +23.9% · 10 年 やや割安(年 +9.9%) やや割安 上村工業4966 AI向けパッケージ基板のめっき薬品で稼ぐ高収益の会社。ただ利益率は山にあり、10年の本質価値は今の時価総額をやや下回る 本質価値との差 +23.8% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 ステラケミファ4109 半導体用フッ酸で国内首位格の小粒な素材株。10年先で測ると強気と慎重がほぼ釣り合い、今の値段は適正圏 本質価値との差 +23.6% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 石原産業4028 利益の4分の3を農薬が稼ぐ。2026年3月期は欧州の特需で膨らんだ山で、酸化チタンの立て直しも途上。今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +23.2% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 イサム塗料4624 自動車補修用塗料の老舗。金融資産が時価総額の2倍あるが、創業家の下で眠り、10年では適正圏 本質価値との差 +22.8% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) やや割安 三菱ケミカルグループ4188 稼ぎ頭は 50.6% 保有の日本酸素 HD。化学本体は構造改革中で借金も重く、10 年の価値は今の値段に対しおおむね適正 本質価値との差 +22.7% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 日本カーバイド工業4064 反射シートで世界3割を握る素材メーカー。利益の偏りと計画の未達が重く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +22.1% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 未来工業7931 電気配線の資材で職人の手間を減らす堅実な会社。現金は厚いが、価格改定で上がった利益率が戻る途中で、いまの値段は適正圏 本質価値との差 +21.7% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 日東電工6988 HDD基板の独占と核酸医薬の仕込みは強く、偏光板の競争を踏まえても、利益で測った本質価値は今の値段とほぼ並び適正 本質価値との差 +21.5% · 10 年 やや割安(年 +8.6%) やや割安 日本精化4362 海外の化粧品用油剤と医薬用の脂質で利益は伸びるが、小さな原料メーカーで値段の揺れも大きい。資本コスト7.75%で測ると今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +21.3% · 10 年 やや割安(年 +8.1%) やや割安 KIMOTO7908 時価総額は手元の現金を下回る。稼ぐ力が資本コストを超えれば、現金だけで価値の半分近い 本質価値との差 +20.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 アイカ工業4206 国内の化粧板は強いが、利益の薄い接着剤が全体を重くし、インド買収の成否が10年の伸びを分ける 本質価値との差 +20.2% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 ムトー精工7927 樹脂成形の一貫生産で車載とカメラが好調。配当は厚いが、稼ぐ力は資本コストの手前 本質価値との差 +19.9% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ニックス4243 複写機の留め具と基板のラックを作る横浜の小さな部品メーカー。時価総額に近い現金を抱えるが、配らず積むので値打ちは半分しか届かない 本質価値との差 +19.3% · 10 年 やや割安(年 +9.7%) やや割安 サカタインクス4633 海外の包装インキで稼ぐ堅実な会社。借金は軽く、10 年の伸びは物価に少し足す程度で、値段は素直に安い側にある 本質価値との差 +19.2% · 10 年 やや割安(年 +8.5%) やや割安 ADEKA4401 五つの事業が支え合う堅実な会社。AI 向け半導体材料の追い風はあるが、ROE が低く、安全域は厚くない 本質価値との差 +18.8% · 10 年 やや割安(年 +8.0%) やや割安 永大化工7877 純正フロアマットの専業に近い小さな会社。電気自動車でもマットは要るが、値下げ要請で利益率は 5% 前後にとどまり、厚い現金の戻り方が価値を決める 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +9.3%) やや割安 日本ゼオン4205 COP で稼ぐ素材会社。ゴムの縮小が先に進み、成長の果実は新工場が動く 2028 年度後半以降。10 年の価値は適正 本質価値との差 +18.7% · 10 年 やや割安(年 +7.7%) やや割安 日本酸素ホールディングス4091 米国・アジアの投資回収待ちと純負債の重さはあるが、強い堀を織り込んだ資本コスト7%で測ると、物価込みでやや割安 本質価値との差 +17.8% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 タイガースポリマー4231 ホンダ向けが4割強のゴムホース・成形品メーカー。厚い純現金が価値を支えるが、稼ぐ力は資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +8.4%) やや割安 大伸化学4629 シンナー国内最大手。利益は薄いが無借金で現金が時価総額の8割。事業は市況頼み、現金の戻り方が値打ちを決める 本質価値との差 +17.7% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 南海化学4040 苛性ソーダの関西メーカー。土地売却で身軽になり、今の値段は10年の稼ぎにほぼ見合う 本質価値との差 +17.4% · 10 年 やや割安(年 +9.0%) やや割安 ダイセル4202 樹脂とインフレータは伸びるが、借金と減損の癖が重い。中立の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +17.0% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 ナトコ4627 塗料・溶剤再生・電子材料の三本柱。現金は厚いが、使い道は買収と工場の建て替えで先に埋まっている 本質価値との差 +16.3% · 10 年 やや割安(年 +8.3%) やや割安 恵和4251 液晶の光拡散フィルムで世界の上位。純現金は時価総額の 4 分の 1 だが、有機 EL への置き換えと中国勢で利益率は下がり、適正 本質価値との差 +16.0% · 10 年 やや割安(年 +9.2%) やや割安 巴川コーポレーション3878 車載向け半導体テープという良い芯はあるが、トナーの縮みと借入の重さで全体は並の会社 本質価値との差 +14.9% · 10 年 やや割安(年 +9.1%) やや割安 日本特殊塗料4619 車の静けさを支える中堅メーカー。利益の4割は合弁の持分で、ROEは資本コスト並み。本質価値は今の値段をやや下回り、割高寄りの適正 本質価値との差 +14.0% · 10 年 やや割安(年 +7.4%) やや割安 ロンシール工業4224 稼ぎは地味だが、時価総額の7割近くが純現金。ただし親会社の影で現金は戻りにくい 本質価値との差 +13.8% · 10 年 やや割安(年 +8.2%) やや割安 東洋紡3101 稼ぎの芯は液晶と半導体向けの高機能フィルム。借金が重く、10 年の見通しを織り込んでも今の値段はやや割高 本質価値との差 +12.8% · 10 年 やや割安(年 +8.8%) やや割安 DIC4631 インキと顔料で世界首位だが利益率は薄い。AI半導体向け樹脂で今期は急伸しても、山に近く今の値段は先を織り込みすぎと見る 本質価値との差 +12.2% · 10 年 やや割安(年 +7.9%) やや割安 日本パーカライジング4095 自動車の塗装下地に強い表面処理の老舗。厚い現金が下値を支えるが、成長は物価並みにとどまり、値段はほぼ適正か、やや高め 本質価値との差 +11.9% · 10 年 やや割安(年 +7.2%) やや割安 富士フイルムホールディングス4901 複合機をパーシャル・スピンオフで株主に分け、医療と半導体材料に集中。利益ベースの PER で測ると 10 年の本質価値は今の値段にほぼ並び、適正 本質価値との差 +11.6% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 丸東産業7894 九州の食品包材の老舗。値上げで利益は戻ったが、稼ぎは資本コストに遠く、今の値段はほぼ妥当 本質価値との差 +11.3% · 10 年 やや割安(年 +8.7%) やや割安 ミライアル4238 ウェーハ容器で世界上位の地位はあるが、ROE が資本コストに届かず、利益で測った本質価値は今の時価総額の約 8 割でやや割高 本質価値との差 +10.9% · 10 年 やや割安(年 +7.8%) やや割安 株式会社ジェイエスピー7942 発泡プラスチックの専業で、北米の自動車向け ARPRO が稼ぎ頭。大株主が約半分を握る地味な会社で、利益の質を考えると今の値段はほぼ適正 本質価値との差 +10.8% · 10 年 やや割安(年 +7.3%) やや割安 大倉工業4221 包装フィルムの安定に、大型液晶用の光学フィルムという一本足の成長が乗る。値段は事業の実力とほぼ釣り合う 本質価値との差 +10.4% · 10 年 やや割安(年 +7.6%) やや割安 児玉化学工業4222 買収で売上が 5 倍になった樹脂と金属の部品メーカー。一過性の利益を除くと稼ぐ力は薄く、電動化とスポンサーの売り下がりが重い 本質価値との差 +10.3% · 10 年 やや割安(年 +9.4%) 適正 クラレ3405 世界首位級の素材を持つが、積み上げた資本の稼ぎが細い。利益が戻っても ROE は資本コストに届かず、やや割高 本質価値との差 +9.8% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 東リ7971 床・壁・カーテンの内装材を手掛ける東リ。原料高と賃上げで利益は一度へこむが、還元の厚さが支え、物価込みの値段はほぼ妥当 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 フマキラー4998 東南アジアが稼ぎ頭、国内は赤字。結論は やや割高 本質価値との差 +9.5% · 10 年 適正(年 +8.2%) 適正 扶桑化学工業4368 半導体研磨材のほぼ独占企業。事業は一級だが、10 年の本質価値は今の時価総額を 2 割ほど下回る 本質価値との差 +9.4% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 日華化学4463 繊維薬剤の海外好調と非フッ素の追い風で利益は急伸中だが、ROE は資本コストに届かず、10年先の価値は今の値段とほぼ同じ 本質価値との差 +9.3% · 10 年 適正(年 +7.8%) 適正 大日本塗料4611 橋や鉄塔の重防食塗料に強い中堅。利益の半分を稼ぐ蛍光灯が消え、買収した神東塗料の再建も道半ば。10年の本質価値は今の時価総額を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.7% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 藤倉化成4620 自動車部品用の塗料とアクリル樹脂の会社。本業の利益は薄いが現金は厚く、稼ぐ力が資本コストに届かないぶん、今の値段は妥当な範囲 本質価値との差 +8.2% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大日精化工業4116 色をつくる老舗で、利益は急回復の途上。ただし資本の効率が低く、値段の安全域は厚くない 本質価値との差 +8.1% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 太陽ホールディングス4626 ソルダーレジストの世界首位は本物だが、過去最高の利益は山の高さ。本質価値は時価総額(KKRのTOBもほぼ同水準)を1割ほど下回る 本質価値との差 +8.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 大阪ソーダ4046 世界首位級の医薬精製材料が稼ぎを押し上げる強い会社。ただ、先の成長を織り込んだ今の値段は割高寄り 本質価値との差 +7.7% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 OATアグリオ4979 海外で稼ぐ農業資材の優良中堅だが、自己資本の積み上がりでROEは薄まり、今の値段はやや先を行く 本質価値との差 +7.2% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 住友精化4008 稼ぎの 8 割が紙おむつ用の吸水性樹脂で、今の利益は為替と原料安の追い風を含む。余った自己資本を会社自身が動かし始めた 本質価値との差 +6.7% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 堺化学工業4078 MLCC 向け電子材料は伸びるが、他の事業が薄利で資本効率が低い。10 年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +6.6% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 日本農薬4997 農薬の専業で海外が 7 割。親会社 ADEKA が過半を握る上場子会社で、資本の稼ぎは資本コストをわずかに上回る程度。今の値段は適正 本質価値との差 +6.1% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 東洋合成工業4970 PAGで世界首位の黒子。投資の回収期に入るが、利益率の低さと借金を見ると本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 +5.8% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 ダイキョーニシカワ株式会社4246 マツダ頼みの内外装樹脂部品メーカー。利益率が低く資本コストに届かないため、今の値段はおおむね妥当 本質価値との差 +5.3% · 10 年 適正(年 +7.9%) 適正 テイカ4027 導電性高分子薬剤と医療用の圧電が育つ一方、汎用酸化チタンの赤字が重い。回復を織り込んだ値段で、安全域は薄い 本質価値との差 +5.1% · 10 年 適正(年 +6.7%) 適正 ラサ工業4022 半導体の洗浄に使う高純度リン酸で世界首位をうたう素材会社。稼ぎは本物だが、新工場の重さと今の値段の高さが気になる 本質価値との差 +4.8% · 10 年 適正(年 +7.5%) 適正 アサヒペン4623 家庭用塗料の老舗が買収で売上を足すが、自己資本の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 +4.2% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 共和レザー3553 車の内装表皮では国内の雄だが、稼ぐ力が細り、今の値段は回復をやや先取りしている 本質価値との差 +3.8% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 東洋ドライルーブ4976 部品に塗る潤滑の膜で地道に稼ぐ小さな職人企業。資本の稼ぎが資本コストに届かず、値段はほぼ妥当 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 artience4634 印刷インキから電池材料へ賭けを広げた会社。利益は戻りつつあるが、10 年で見れば今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 +3.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 天昇電気工業6776 内外装の樹脂成形で食べる老舗。資産は厚いが稼ぐ力は薄く、顧客が値段を握る。10年の価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +3.0% · 10 年 適正(年 +8.0%) 適正 日本曹達4041 農薬と機能材は堅いが、資本が厚く稼ぎが薄まる。値段は本質価値をやや上回る 本質価値との差 +2.4% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ユニ・チャーム8113 アジアの紙おむつとペットケアが伸びの軸だが、中国の風評被害で今の利益は落ち込み、10年で見ても本質価値は今の値段を1割ほど下回るやや割高 本質価値との差 +1.8% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 片倉コープアグリ4031 肥料の工場を 15 から 9 に絞る途上の会社。不動産の含み益は厚いが、稼ぐ力は薄く、今の値段は適正の少し上 本質価値との差 +1.4% · 10 年 適正(年 +7.3%) 適正 大阪有機化学工業4187 ArF レジスト原料で世界の 7 割を握る良質なニッチ企業。ただ利益は半導体ブームの山にあり、今の値段は先の伸びを織り込みすぎている 本質価値との差 +0.7% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 フクビ化学工業7871 住宅の断熱材・床材を主力とする樹脂建材の老舗。現金は厚いが、稼ぐ力が薄く、価値は今の値段をやや下回る 本質価値との差 +0.6% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 UBE4208 稼ぐ柱は機能品に絞られるが、借金が時価総額に迫る。事業の組み替えの途中で、今の値段にはやや割高感がある 本質価値との差 +0.5% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 アキレス5142 赤字から立ち直った素材・靴の老舗。医療と半導体向けの利益は本物だが、続くかが問われる 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 株式会社バルカー7995 半導体向けの高機能シールで稼ぐ堅実な会社だが、予想が山の利益に寄っていて、10 年の見立てでは今の値段はやや割高 本質価値との差 +0.1% · 10 年 適正(年 +6.6%) 適正 日本高純度化学4973 金めっき薬品の本業は小さく、時価総額の大半は保有株と現金。AIの追い風を入れても、本質価値は今の2割余り下 本質価値との差 −0.2% · 10 年 適正(年 +5.7%) 適正 竹本容器4248 化粧品容器の標準ボトルで短納期を売る専業。財務は堅いが、利益率は低く、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −0.3% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 信越ポリマー7970 半導体ウエハー容器が利益の柱の親子上場会社。稼ぐ力は着実だが、10年で見ても今の値段には届かず、やや割高 本質価値との差 −0.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 株式会社コーセーホールディングス4922 厚い現金と高級ブランドを持つが、利益率は 5% 台で、稼ぐ力に対して今の値段は高い。北米の tarte が伸びても国内は人口減で、本質価値は今の時価総額を下回る 本質価値との差 −0.5% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 セントラル硝子4044 半導体ガスが稼ぎ、電池とガラスが足を引く。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段に安全域は薄い 本質価値との差 −0.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 川口化学工業4361 タイヤを支える地味なゴム薬品の専業。利益は戻ったが資本コストに届かず、今の値段はやや高い 本質価値との差 −1.7% · 10 年 適正(年 +7.6%) 適正 ウルトラファブリックス・ホールディングス4235 ポリウレタンレザーで、自動車・家具・航空機に売る。借金が重く、利益率が振れ、値段は妥当からやや高い 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.8%) 適正 高圧ガス工業4097 ボンベ配送という堅い事業だが、資本の稼ぐ力が資本コストに届かず、厚い現金を足しても今の値段はやや割高 本質価値との差 −2.0% · 10 年 適正(年 +6.1%) 適正 四国化成ホールディングス4099 AI 向けの半導体材料が利益を押し上げる良質な会社だが、今の値段は 10 年先の成長まで先に払っている 本質価値との差 −2.1% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 保土谷化学工業4112 有機 EL 材料が利益の柱で成長力は本物。だが顧客は偏り、買収と投資で借金が増え、稼ぐ力は資本コストに届かない 本質価値との差 −2.4% · 10 年 適正(年 +6.9%) 適正 群栄化学工業4229 電子材料に強い樹脂メーカーだが、厚い自己資本が稼ぐ力を薄め、安さは割安の根拠にならない 本質価値との差 −4.8% · 10 年 適正(年 +6.4%) 適正 旭有機材4216 半導体向け樹脂バルブの強みは本物だが、好況をほぼ織り込んだ値段で、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −5.0% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 トリケミカル研究所4369 半導体の薄膜材料で一流の会社だが、資本がたまってROEが落ちる。本質価値は今の時価総額の約3分の2で割高 本質価値との差 −5.4% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 東亞合成4045 電解とアクリルの重い土台に、半導体・車載・下水道の伸びが乗る。ただ資本が重く稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は高め 本質価値との差 −5.7% · 10 年 適正(年 +5.0%) 適正 デンカ4061 稼ぎの柱は電子材料と診断薬。汎用品と借金が重く、10年の資本効率は資本コストに届かず、今の値段は割高寄り 本質価値との差 −5.8% · 10 年 適正(年 +6.3%) 適正 スガイ化学工業4120 農薬の中間物を請け負う和歌山の化学会社。資産は厚いが、稼ぐ力が資本コストに遠く及ばない 本質価値との差 −5.9% · 10 年 適正(年 +7.0%) 適正 森六4249 樹脂部品の買収で売上は大きく膨らむが、利益率の低さは変わらず、今の値段を支えるには力不足だ 本質価値との差 −6.7% · 10 年 適正(年 +5.9%) 適正 三菱瓦斯化学4182 半導体基板材料BT樹脂は堀が深いが、会社の大半は商品化学。利益で測ると本質価値は今の時価総額の7割強で、やや割高 本質価値との差 −6.9% · 10 年 適正(年 +6.0%) 適正 日産化学4021 液晶配向膜と半導体 ARC で寡占的シェアを持つ高 ROE 企業。堀は強いが今の値段は先を織り込みすぎで、10 年の価値はやや割高 本質価値との差 −7.5% · 10 年 適正(年 +5.2%) 適正 日本ピグメントホールディングス4119 車や家電のプラスチックに色を付ける下請け。資産は厚いが稼ぎは薄く、値段は適正圏 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +7.2%) 適正 有機合成薬品工業4531 アミノ酸・化成品・医薬中間体の小さな化学メーカー。稼ぐ力が資本コストに届かず、今の値段は適正か割高寄り 本質価値との差 −7.9% · 10 年 適正(年 +5.8%) 適正 サンケイ化学4995 鹿児島の農薬の専業。南の産地の殺虫剤が稼ぎ頭で財務は堅いが、利益は薄く還元も細い。今の値段はやや割高と見る 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +7.4%) 適正 エスケー化研株式会社4628 国内の建築仕上塗材で最大手級の無借金企業。資産が重く稼ぎが伸びず、10年の本質価値は今の時価総額を下回りやや割高 本質価値との差 −8.7% · 10 年 適正(年 +5.6%) 適正 東京応化工業4186 フォトレジスト世界首位・EUVも首位級だが、利益ベースの本質価値は今の時価総額の7割弱で、AI超成長の大半を織り込んだ割高 本質価値との差 −9.0% · 10 年 適正(年 +5.4%) 適正 アトミクス4625 道路の白線を塗る塗料の中堅。純現金は厚いが、本業の稼ぎは資本コストの半分にとどまる 本質価値との差 −9.1% · 10 年 適正(年 +6.5%) 適正 ポバール興業4247 工場の搬送ベルトに樹脂を貼る名古屋の加工屋。利益率は高いが規模が小さく、今の値段はやや高い 本質価値との差 −9.9% · 10 年 適正(年 +5.5%) やや割高 昭和化学工業4990 珪藻土を掘ってビールのろ過材にする老舗。需要は堅いが伸びず、稼ぎは資本コストに届かない。やや割高と見る 本質価値との差 −10.1% · 10 年 やや割高(年 +6.3%) やや割高 日本ペイントホールディングス4612 M&Aで世界最大級に伸びた塗料会社。買収の重い負債とkをわずかに超えるだけのROEで、利益ベースの本質価値は今の値段を3割ほど下回り割高 本質価値との差 −10.3% · 10 年 やや割高(年 +5.6%) やや割高 日本色材工業研究所4920 口紅やパウダーを大手ブランドの名前で作る受託の老舗。工場は育ったが、借金が重く、金利が上がるほど株主の取り分が削られる 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +7.5%) やや割高 綜研化学4972 液晶向け粘着剤で稼ぐ堅実な会社だが、利益の伸びは物価並みで、筆頭株主との対立が価値を動かす 本質価値との差 −10.9% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 高砂香料工業4914 稼ぎの源はアジア、日本と欧米は薄利。資本コスト 7.6% に届かない利益率では、今の値段は適正に近い 本質価値との差 −11.1% · 10 年 やや割高(年 +5.7%) やや割高 荒川化学工業4968 松やにから作る樹脂が出発点の老舗。改革は筋が通るが、稼ぐ力が資本コストに届くまで長く、今の値段でも割高とみる 本質価値との差 −11.3% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 東邦化学工業4409 界面活性剤と半導体向け樹脂の中堅。伸びる芽はあるが、利益率は薄く借金が重い。今の値段は事業の稼ぐ力に比べて高い 本質価値との差 −11.4% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 ハリマ化成グループ4410 松やにの化学で売上1,000億円を超えた会社。稼ぐ力は薄く、借金が株主の取り分を削る 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +6.6%) やや割高 日本デコラックス7950 化粧板の老舗で、金融資産が時価総額とほぼ同じ。下値は堅いが、大株主に現金が出てこない前提では価値はやや割高 本質価値との差 −11.6% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 住友化学4005 石化縮小・医薬の重荷を農薬と半導体材料が支えるが、借金が重く資本コストも高い。今の値段に対し割高 本質価値との差 −11.7% · 10 年 やや割高(年 +6.8%) やや割高 信越化学工業4063 半導体ウエハーと米国塩ビの二本柱は強いが、強い堀として利益で測っても、ROE1割の本質価値は今の時価総額の7割台半ばでやや割高 本質価値との差 −13.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 カーリット4275 推進薬原料を国内で独占する堅実な会社だが、増産を借金で進める間は資本の稼ぎが資本コストに届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −14.1% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 日本触媒4114 SAP世界首位級だが稼ぎは薄い。電池・電子材の実りは先で、今の値段は回復を先に払いすぎ 本質価値との差 −14.5% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 サンエー化研4234 直近の急回復で、今の値段は割安に見える。ただ素材の加工業で、利益率が高いままとは限らない 本質価値との差 −14.6% · 10 年 やや割高(年 +5.8%) やや割高 株式会社有沢製作所5208 スマホ用FPC材料が稼ぎの主役で、AI基板と水処理が伸びても10年の本質価値は今の時価総額を3割余り下回る 本質価値との差 −15.5% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 株式会社ノエビアホールディングス4928 対面販売で高い利益率を保つ堅実な化粧品会社。ただ物価込みでも利益は伸び悩み、今の値段は割高とみる 本質価値との差 −15.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 花王4452 日用品の値上げ力と化粧品の立て直しで、物価込みの利益は名目で伸びる。ただし資本コスト7.0%・強い堀の利益ベースの PER で測ると、今の値段はやや割高 本質価値との差 −16.3% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 日本化学工業4092 クロム唯一の国内メーカーで MLCC 材料が伸びるが、資本が余り ROE が資本コストを下回る。今の値段は先を織り込みすぎ 本質価値との差 −16.4% · 10 年 やや割高(年 +4.8%) やや割高 積水樹脂4212 道路の防音壁と交通安全を押出成形で支える堅実な会社。利益率が戻る道は見えるが、ROE が低いまま増える内部留保が重く、今の値段は割高 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 三洋化成工業4471 立て直しは進むが、稼ぐ力は資本コストにまだ届かず、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −17.1% · 10 年 やや割高(年 +4.3%) やや割高 レゾナック・ホールディングス4004 半導体材料へ総入れ替えした構造改革は本物だが、積み直した本質価値は今の時価総額の6割台半ばにとどまり割高 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 カネカ4118 塩ビの重さが利益を削り、資本の稼ぎは資本コストに届かない。多角化の成果が出る前に、今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −17.5% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 長谷川香料4958 良い会社だが、資本を寝かせすぎて稼ぎの割に値段が高い。10年で測るとやや割高 本質価値との差 −17.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 アース製薬4985 虫ケアの首位は本物だが、売上が増えても利益が付いてこなかった会社。10年の利益で測ると今の値段はやや割高 本質価値との差 −18.8% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 マナック・ケミカル・パートナーズ4360 受託合成と難燃剤が同時に持ち直し、足元は急回復。ただし全社費用が重く、10年の稼ぎは割高側 本質価値との差 −19.3% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 エステー4951 消臭力は強いが、20年ヒットが出ていない。厚い現金も使い道が定まらず、10年では物価の伸びをなぞるだけで、やや割高 本質価値との差 −19.6% · 10 年 やや割高(年 +4.2%) やや割高 丸尾カルシウム4102 100年続く炭酸カルシウムの老舗だが、本業はほぼ稼がず利益は持ち合い株の配当頼み。帳簿の安さほど価値はない 本質価値との差 −19.8% · 10 年 やや割高(年 +4.6%) やや割高 メック株式会社4971 AI向けパッケージ基板の薬品で利益率3割の優良株。ただ利益率は過去最高の山で、10年の本質価値は今の時価総額を大きく下回る割高 本質価値との差 −20.2% · 10 年 やや割高(年 +4.5%) やや割高 新日本理化4406 油脂と石化の中堅化学。利益率は薄く、資産の割に稼げないため10年では割高 本質価値との差 −20.3% · 10 年 やや割高(年 +5.5%) やや割高 コタ4923 美容室だけに売る専売ヘアケアで、27年増収の堅い会社。ただ利益率は山を過ぎ、今の値段は将来の利益を先取りしてやや割高 本質価値との差 −21.3% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 レック7874 百円ショップ向け日用品の安定した稼ぎ頭だが、大口顧客への依存と重い借金が重く、10 年の価値は今を大きく下回る 本質価値との差 −21.4% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 エア・ウォーター4088 国内産業ガス2位の堅い土台に、不正会計と海外の失敗が重なった。利益の質を割り引くと、回復を織り込んだ今の値段は割高 本質価値との差 −21.9% · 10 年 やや割高(年 +4.4%) やや割高 積水化成品工業4228 発泡プラスチックの老舗は欧州の赤字を断ったが、借入が重く、利益の戻りは緩やかで今の値段は高い 本質価値との差 −22.2% · 10 年 やや割高(年 +5.0%) やや割高 ダイトーケミックス4366 半導体材料などの受託製造で堅実に伸びるが、利益率が薄く ROE も低い。利益で測った本質価値は今の時価総額の約 6 割で割高 本質価値との差 −22.3% · 10 年 やや割高(年 +4.7%) やや割高 ニチバン4218 ケアリーヴが首位に立つ粘着テープの老舗だが、稼ぐ力は資本コストに届かず、厚い現金を足しても物価込みで割高 本質価値との差 −22.5% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 ライオン4912 ハミガキ首位の安定収益はあるが、利益率が低く伸びも緩い。余った現金を分けて測っても、今の値段はやや割高 本質価値との差 −22.9% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 中国塗料4617 船舶塗料で世界2位の借金なし企業。益率が過去最高圏にある今の値段は、10年の利益で見ると4割近く先走っている 本質価値との差 −24.0% · 10 年 やや割高(年 +4.0%) やや割高 クレハ4023 ラップが稼ぎ、電池材料は投資の回収が遠い。資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.4% · 10 年 やや割高(年 +3.6%) やや割高 神東塗料4615 大日本塗料の子会社として再建中の中堅塗料。中計の利益11億円は過去に例のない水準で、届いても資本コストに見合わず、今の値段は割高 本質価値との差 −25.7% · 10 年 やや割高(年 +5.2%) やや割高 アイビー化粧品4918 訪問販売の化粧品会社。黒字には戻ったが販売網は細り、優先株が先に取る。今の値段は割高と見る 本質価値との差 −25.9% · 10 年 やや割高(年 +3.9%) やや割高 株式会社エフピコ7947 食品トレーの国内最大手。値上げと再生トレーで稼ぐ力は強いが、新素材への大型投資が資本効率を下げ、物価込みでは割高 本質価値との差 −26.1% · 10 年 やや割高(年 +3.2%) やや割高 ミルボン4919 美容室専売の強いブランドは10年先も残るが、利益率の回復と海外の黒字化を織り込んでも、今の値段は事業の価値を上回る 本質価値との差 −26.4% · 10 年 やや割高(年 +3.1%) やや割高 住友ベークライト4203 半導体封止材で世界シェア4割、京セラ買収で規模は拡大。稼ぐ力は資本コスト止まりで、本質的な値段は今の5割強にとどまる 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.3%) やや割高 三和油化工業4125 廃溶剤を資源に変える許可制の事業。新工場の投資と相場の波で、今の値段は10年の価値を上回る 本質価値との差 −29.0% · 10 年 やや割高(年 +3.5%) やや割高 関東電化工業4047 半導体ガスの回復で利益は急回復中。ただし稼ぎは資本コストをやっと超える程度で、今の値段は好況の長続きまで織り込む 本質価値との差 −29.8% · 10 年 やや割高(年 +3.4%) 割高 I-ne4933 広告を厚く打って売上は2割伸びるが、利益はまだ細い。社長の統治問題と上場区分の猶予も重く、利益で測った本質価値は今の値段を大きく下回る 本質価値との差 −30.1% · 10 年 割高(年 +4.3%) 割高 アクシージア4936 中国の消費者に日本の美容ドリンクを売る会社。広告の高騰と地元ブランドに押され、稼ぐ力の回復が見えず割高 本質価値との差 −30.2% · 10 年 割高(年 +3.3%) 割高 クミアイ化学工業4996 稼ぎ頭の除草剤にジェネリックが入り、利益は物価ほども伸びない。資本の稼ぎも資本コストに届かず、本質価値は今の値段を下回る 本質価値との差 −30.9% · 10 年 割高(年 +3.5%) 割高 東京インキ4635 印刷インキの老舗から化成品の会社へ移行中。利益は戻っているが、ROE5%台では今の値段に届かない 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +3.1%) 割高 日本化学産業4094 受託の終わりで利益は谷へ。小粒の金属薬品屋が厚い現金を投資に回す途中で、今の値段は先を払いすぎている 本質価値との差 −31.6% · 10 年 割高(年 +2.2%) 割高 資生堂4911 米州・中国の揺れと構造改革の代償で2期連続の最終赤字。ROEは資本コストを下回るが、2030年戦略の立ち上がりは計画を上回るペースで進む 本質価値との差 −32.5% · 10 年 割高(年 +2.9%) 割高 大阪油化工業4124 化学品の精製を請け負う小さな職人集団。技術はあるが成長は遅く、現金は創業家の判断の中にある 本質価値との差 −34.4% · 10 年 割高(年 +2.4%) 割高 旭化学工業7928 工具と車の樹脂部品を請け負う小さな工場。現金と土地は厚いが、利益が出ない。今の値段は事業の稼ぎを上回る 本質価値との差 −34.7% · 10 年 割高(年 +3.7%) 割高 三井化学4183 機能材 3 本柱は育つ途中で石化の重みが残り、借金も重い。資本コストを稼げず、10 年の価値は割高 本質価値との差 −37.7% · 10 年 割高(年 +1.7%) 割高 北の達人コーポレーション2930 広告で需要を買う通販の会社。今の利益に対し、期待が先に走っている 本質価値との差 −38.0% · 10 年 割高(年 +2.8%) 割高 チタン工業4098 化粧品と電池に向けた小さな粉の会社。素材は面白いが、借金が重く稼ぐ力は細い。今の値段は高い 本質価値との差 −38.3% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 ポーラ・オルビスホールディングス4927 ポーラ・オルビス HD は、稼ぎ頭がポーラからオルビスに移り、ポーラの販売員は 3 年で 4 割減った。稼ぐ力に比べて今の値段は高く、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −39.1% · 10 年 割高(年 +1.1%) 割高 多木化学4025 肥料と水処理薬剤の複合メーカー。財務は堅いが資本の稼ぎは資本コストに届かず、今の値段には余裕がない 本質価値との差 −39.9% · 10 年 割高(年 +1.8%) 割高 ヤマト モビリティ & Mfg.7886 樹脂成形とかご台車の会社が EV トラックに賭ける。純資産は薄く、借金の約束が先に効く 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +5.0%) 割高 戸田工業4100 赤字の連続から黒字へ戻りつつあるが、借入は自己資本の約2.8倍。回復を織り込んだ値段は高い 本質価値との差 −41.0% · 10 年 割高(年 +3.4%) 割高 第一稀元素化学工業4082 排ガス触媒の素材で稼ぐ堅実な会社だが、利益の水準に対して今の値段は先を見すぎている 本質価値との差 −44.3% · 10 年 割高(年 +1.0%) 割高 ソフト99コーポレーション4464 半導体の洗浄部材が利益の半分を稼ぐ二本柱の会社。ただ、非公開化の買い取り額は、稼ぐ力から割り出した本質価値をかなり上回る 本質価値との差 −44.4% · 10 年 割高(年 +0.5%) 割高 細谷火工4274 防衛省向けの発煙筒・信号弾と火薬庫の賃貸。利益率14%の堅いニッチだが、規模が小さく今の値段は高い 本質価値との差 −45.8% · 10 年 割高(年 +0.3%) 割高 小林製薬4967 紅麹事件の傷が残り、利益の戻りは遅い。相場は元の稼ぐ力への復帰を先取りしており、本質価値は大きく下回る 本質価値との差 −49.1% · 10 年 割高(年 −0.9%) 割高 シーボン4926 直営サロンで肌の手入れと化粧品を売る中堅。回復は始まったが、家賃と人件費の固定費が重く、稼ぐ力は資本に見合わない。今の値段は割高 本質価値との差 −50.9% · 10 年 割高(年 −0.3%) 割高 クラスターテクノロジー4240 微細な樹脂部品と国内一貫の成形碍子に技術はあるが、今の値段は利益の40倍台で伸びを先取りしすぎている 本質価値との差 −53.1% · 10 年 割高(年 −0.2%) 割高 伊勢化学工業4107 ヨウ素の値段が 2021 年の約 2 倍という好況を、10 年先まで延ばして見るのは危うい。稼ぐ力は本物だが、今の値段は先を織り込みすぎている 本質価値との差 −56.9% · 10 年 割高(年 −1.9%) 割高 フジプレアム4237 売上の増加を会社が予想する一方、利益の厚みは薄い。時価総額93億円は、予想の純利益の30倍超を前提にしている 本質価値との差 −58.8% · 10 年 割高(年 −2.1%) 割高 アテクト4241 食品検査用シャーレが稼ぎ頭の小さな化学会社。半導体向けは細っていく側で、借入も重く、今の値段は先の改善を織り込みすぎている 本質価値との差 −61.9% · 10 年 割高(年 −1.6%) 割高 アジュバンホールディングス4929 サロン専売のブランドは10年縮み続けた。手元の現金は厚いが、事業の稼ぎは今の値段を支えない 本質価値との差 −67.7% · 10 年 割高(年 −4.5%) 割高 ケミプロ化成4960 紫外線吸収剤の小さな専業。BASFとの契約は強みだが、稼ぐ力が小さく今の値段は大きく割高に見える 本質価値との差 −78.1% · 10 年 割高(年 −7.7%) 割高 リベルタ4935 ヒット商品頼みのファブレスの日用品会社。赤字と借金が重く、今の値段は割高と見る 本質価値との差 −87.8% · 10 年 割高(年 −11.6%)

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読んだ資料

  1. 中期経営計画「SMART 2030」説明資料
  2. 2026 年 3 月期第 3 四半期 決算説明会 主な質疑応答
  3. 低誘電樹脂材料の供給体制強化に向けた設備投資を決定

分析日 2026-10-16